熊の教師2【非募集】

熊の教師2【非募集】

矢谷啓  2014-05-13 19:43:45 
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非募集です。スペースお借りします。

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  • No.62 by 矢谷啓  2014-05-15 23:45:29 

(/いえいえ!それよりも返信遅くてすみません…。
矢谷が痛すぎて申し訳ないです;
あと甘甘も好物ですが、どどーんと暗くてぶっ飛んじゃってるのも好みなので←
どんな展開でもどんとこいです。むしろウェルカムです。
こんな奴でよければ、笑ちゃんをこれからも拝ませてください…!

  • No.63 by 初山笑  2014-05-15 23:48:19 


でも、ソファーだと肩凝りません?面白いのは貴方だけです。
(以前ソファーで寝てしまった時に酷い腰痛と肩凝りに悩まされた記憶がある為、そう述べると寝顔が面白いときた。勝手に人の寝顔を、と悪態をつきそうになるが自分が保健室で寝てしまったのは自らの失態。それを相手の責任にするほど嫌な奴にはなりたくない。「少しだけですからね?本当に少しだけです。…そんな甘ったるいセリフ言ってて恥ずかしくないんですか」相手のことは生きてきた中で出会った人の中で一番信用しているが照れ隠しからなのかそう言っては視線を泳がせてしまい、自分だけに向けられたその甘い言葉は何よりも嬉しいがつい癖で嫌味を放ってしまって。しかし、相手の平らな喋りかただって嫌味に聞こえるんだからここはお互い様というやつじゃないだろうか、と自分にいいように解釈。「作ってると空腹忘れるんですよね。入らないんですか?気持ち悪くなりません?」変な所に拘ってしまう性格も持ち合わせているためか、風呂に入らないだなんて想像しただけでも体のあちこちが痒くなってしまう。相手は平気なのだろうか、それとも自分が気にしすぎなのだろうか。世間一般からしたら後者が正しいだろうが、自分の中では自分がルールなのでそんなことは気にせずに問いかけて。相手が入らないと言っているのだから自分だけ入れば問題はない。だったらシャワーで済ませてしまおう。出てきた答えに軽く頷いては冷蔵庫からゼリーを取り出して相手と対象になるように座り食べ始めて

  • No.64 by 初山笑  2014-05-15 23:50:54 


(/此方こそ長い時間待たせる割には内容が薄くてすいません;
いえいえ矢谷さんは本当にもうどストライクなんですよ!
最近シリアスに対応したトピがなかったのでそう言っていただけると本当に嬉しいです‼︎
シリアスも甘々も大好きですよ‼︎
此方こそ、これからも素敵な矢谷さんをよろしくお願いします‼︎
このレスは蹴り大丈夫です!

  • No.65 by 矢谷啓  2014-05-16 00:24:23 

床で寝て何ともなかったから全く問題ないかと。人と違うのは自覚してます。
(一度、帰宅してベッドまでたどり着けず眠りに落ちたとき朝起きてもピンピンしていたことを思い出せば意外と自分の体は丈夫なのではと思って。面白いと言われればどこかだと思うが面白くないにしても人とは異質なのは理解しているため自覚してると言って。「…恥ずかしくないと思いますか。…笑だから言ってるのに」反応が可愛いからというのは自分の楽しみのために黙っておく。相手の言うように正直口にするたびに寒気がするが普段とそこまで変わらないにしても相手がほんの少し照れたような人間味ある表情をしている気がして癖になってしまう。昔散々甘い言葉を吐いて今でも上辺だけでも優しくしているせいか言葉だけは頭に浮かんでくるためそこまで苦労はしないわけで。ただここに表情が加わったらもっと別の相手の顔が見れるのだろうかと考えると表情が作れるのではと思ってしまう。「…別に。仕事してると時間忘れて朝ってこともよくあるし」これでも一教師で一応真面目な性格なため資料やプリントなどは各生徒のために作っていたりして、朝シャワーを浴びるというのは日常茶飯事で。「おいしい…」食と言うのは人の本能を刺激するのかほんのわずかだが目が見開く。素直に感想を零すもゼリーを食べる相手を見ては「俺も普段食べないから人のこと言えないけど、毎日それなんじゃないの。…はい、ちゃんと食べて、笑」その冷たく細い体でゼリーなんか食べているから偏頭痛で倒れるんだと叱ってやりたい気分になるがここは甘くでることにして、少しだけパスタをフォークで絡めると相手の口元に近付けて悪戯に相手の名前を呟いて)

  • No.66 by 初山笑  2014-05-16 07:54:22 


床で寝てたら風邪引きますから、ダメです。体冷えるんてですよ?
(保険医らしい最もなことを言っては面白いといったことに面白い返答をされて思わず笑ってしまいそうになる。それよりも相手が床で寝ることをやめるように言わないと。自分だって人とは少し違うし性格は歪んでいるが床で寝たことなんてない。いや、あるんだろうけど覚えてないだけかもしれなが。「その、笑だから、っていうのいいですね。…うん、オレだから。」そんな風に言われたことがない為か、何回かその言葉を繰り返し言ってみる。そんな時にふと見せてしまった困ったような人間じみた微笑みが零れてしまい、嗚呼気持ち悪いな今の、と思って。幼い頃に言われた気色悪い、なんて子だ、愛想がない、そんな言葉ばかり浴びせられたから自分でもなんて損な人間なんだと思ったことを忘れたことはない。でも相手が浴びせてくれるのは自分が今まで聞いたことはあっても自分に向けられたことのない言葉の数々で。仕事でよくある、という相手。根が真面目だから仕方ないと思う反面、保険医である自分には生徒用に何かを作ることなんてないので教師は大変だなと他人事のように考えてしまう。「当たり前ですよ、オレが作ったんですよ?その…貴方の…為に…」最後の方はもう小声で息を吐くような声になってしまい、言うのはこんなにも恥ずかしいものなのか、と。「夜はあんまり食べないんですよね。…それだけね」相手の差し出すフォークに顔を近付けるとこんなドラマのワンシーンのようなことを自分がすると考えるだけでむず痒い気持ちになる。髪を耳に掛けては丁寧に絡められたパスタを食べる。まともな物を夜に食べたのはいつぶりだろうか。思い出せないぐらい昔なんだろうなと思って

  • No.67 by 矢谷啓  2014-05-16 10:48:34 

俺は体だけは丈夫だから風邪なんて引かないよ、多分。…でも笑がいうなら気を付ける
(相手が自分の心配をしてくれるなんて始めのころを考えると想像も出来なくて、調子にのってしまいそうになる。人の名前も甘い言葉も彼の前だと自然に零してしまっているからこわい。どこかで歯止めをかけなければと思ってもやめられず相手を遠ざけるように使っていた敬語も確かめるようにではあるが徐々に減っていて。「…嬉しい?」と相手の複雑な微笑みを見ては無気力な瞳で見つめて、無意識に語尾を上げれば相手の微笑む口元をまるで愛おしむように撫でる。嫌味ばかりの自分がこんなにも人が変わってしまったら相手は気色悪いといって避けるかもしれないと不安に思う。人に優しくして不安に思うなんてやはり相手だけで今まで蓋をしてきた欲があふれ出すぎないようにするのに努めたが、甘ったるいことに変わりなくて。どうしようもなく止められず、「…啓。」啓のために、なんて言って欲しくなり欲張りと分かっていながら自然と自分の名を口にして、照れのでない無表情をいいことに相手をまっすぐに見つめて。こんなに気色悪いのは多分今だけでちょっとしたら気持ちは冷めないにしても淡々と普通に何事もなかったように話せる気がする。今は自分でも気持ちの整理がついていないのだと言い聞かせ「俺となら食べられるよね」とこの流れに乗っかって言えるところまで言ってしまえと自分も食べられるかも分からないのにそんなことを口にする。すぐに相手から視線をそらせばそのままパスタにしては噛みすぎなのではと思えるぐらいよく噛みながらゆっくりと食べ進め久々にこれだけの量を完食するも全く苦ではなく自然とお腹はそれを受け入れて「ごちそうま。おいしかった…食器は洗わせて」と再び丁寧に手を合わせては平坦な口調でいい、御馳走になるだけでは悪いと食器洗いを願い出ながら、変に真面目な部分が出るのもやはり照れているからなのかも思ってしまったりして

  • No.68 by 初山笑  2014-05-16 11:27:23 


でも、心配だから。
(こんな風に誰かの心配をするのなんて初めてで、だからこそこの変な感覚に戸惑ってしまう。胸にストンと落ちてくるはずの普通の感覚のはずなのに自分は今までが異常だったからかどうしても突っかかってしまう。こんな気持ちが初めてで、新鮮だ。どうしても違和感を感じてしまう新しく生まれた感情により精神がショートしそうになる。「…嬉しい」まるで子供のように、欲しかったオモチャを買ってもらえた幼子みたいに笑って。もともと幼い顔立ちがそうさせるのか、それでも何かのリミッターが外れたように普通に微笑んで。なんだこれが笑うってことなのか。貼り付けた笑みを浮かべていた頃と気持ちは変わらないはずなのにどうしてこのように笑えるのだろう。整理されていない精神が崩れそうになる感覚に目眩がして。相手がそのように呼んでくれと先程自分が求めたように言うと「啓」と素直に言ってしまい。家族の名前を呼ぶことさえ拒んだ、一日限りの付き合いで男女問わず呼ばれる自分の名前には違和感と吐き気しかなくて。なのに相手に呼ばれる自分の名前と自分が呼ぶ相手の名前がこんなにも愛しく思ってしまうなんてどうにかしているのだろうか。食べることを拒んでいた、食べないことで**るのならそれでいい。そんな気が触れてしまいそうな夜を何回も明かした。相手となら食を拒むことも減るかもしれない。「…ん」そんな風に頷いてみせては相手だって普段ろくに食べることはしないだろう。だったら一緒に食べればいい。「…オレ洗いますよ。」相手は先輩で来客者、というおもいが抜けていないからか、片付けをやらせるのは申し訳なく、やると言って。自分の家の勝手がわからないなら困るのではないか、という考えもあり

  • No.69 by 矢谷啓  2014-05-16 12:26:29 

風邪を引いたらあなたが見てくれるから…もちろん無料で
(いつか硫酸が掛かっても有料じゃないと助けないと嫌味たらしく言われたことを思い起こせばその時害した気分の仕返しではないが、今なら自分を介抱してくれるという自惚れと自信から少しからかい混じりに言ってみる。それも相手の口からはっきりと心配という言葉を聞いて擽ったい気持ちになったのは事実で。また、気持ちの整理が付いていないのは相手も同じだろうと考え、普段の相手の調子が出やすいようにわざと嫌味っぽく言ってみせて。そして、相手の柔らかで自然な笑顔を見た瞬間、胸がキュッと締め付けられるような感覚、悲しいとか辛いではなくて表現としては感動して胸が高鳴る時の感覚だろうか。「俺も嬉しい」笑がそんな風に笑ってくれることが。今ここで自然に微笑めたらどんなによかっただろうと思う。相手の気持ちに合わせてやることができない自分がもどかしく憎たらしい。せめて彼のこの笑顔が続いてくれたら、また見れたらと思うのは自分勝手な我が儘で。「また、いつでも呼んでほしい」相手に名前を呼ばれて気恥ずかしく思い、何も無かったことに安心する。もし相手に名前を呼ばれたら嫌でも彼女を思い出してまた重ねてしまうのではないかと思ったが、そんなことは全くなくしっかり自分は相手を見ていて、相手が呼んだ自分の名前を認識し嬉しいと感じている。「君も真面目だね。変なとこ」任せてくれればいいのにと思いながら、呟かれた言葉は相手を遠ざける敬語はもうなくなって。「洗面所かりてもいいかな」と簡単な洗面だけでも済ませようと食器洗いは任せることにして聞いてみて

  • No.70 by 初山笑  2014-05-16 12:59:10 


貴方が嫌って言うほど介抱してあげますよ、甘い言葉と一緒に。
(もし本当に相手が風邪を引いたらまず最初にほら見たことかと笑ってやろう。その上でねちっこく甘い言葉を投げ掛けながら介抱しよう。保険医の腕の見せ所だ。少しばかり口角を上げて相手が風邪を引くのを待ってみることにし、自分が風邪を引いても相手には言わないようにしよう、そんな悪知恵ばかり浮かんできてしまい。こんな風に笑うと相手はあんな反応を見せるのか。それは自分を拒絶しなかったし、この笑顔を気持ち悪いと言われたわけでもなかった。妖艶な笑みや貼り付けたものならいくらでも出来るのに、本当に嬉しい時しかこんな笑い方はできないんだな、と学んで。相手の笑顔をつくりたい。いい意味で相手に影響を与えたい。そんな思いは増えていくのに伝えるべき言葉は伝えられずに胸に残ってる。「…啓、笑って…貴方の笑ってる所がみたい…無理強いはしない。でもいつか、オレの為に笑って」そんな我儘を零してしまえば、相手が誰を自分に重ねているのかわかった気がする。彼女、そう自分と彼女をかさねているのだ。それでもいい、相手の中に自分の存在があれば。その上で相手を想うのなら許して貰えるのではないのだろうか。相手に及ばない、真面目な所は。「啓のが真面目ですよ。あぁ、リビング出てすぐ左にありますから」と洗面所の場所を教えてはキッチンに向かっていき、お皿や調理器具を洗いはじめて

  • No.71 by 矢谷啓  2014-05-16 15:39:58 

どうしよ、風邪引きたくなってきた。
(何てこと言うんだと内心気恥ずかしさで焦ってしまう。甘い言葉言うのには慣れてきたが言われる耐性は全くなく、しかもそんなことを言いにそうにない相手に真っ直ぐな言葉で、少し悪戯っぽく笑んで言われるとむず痒く違和感がある。が、その違和感は相手がそんな言動をとってくれることが何よりも嬉しいからで。しかし焦った気持ちを言葉には出したくなくて心を落ち着かせれば、そんな相手が介抱してくれるなら風邪を引いてみるのも悪くないと上記を言って。相手には言えないが、相手を知るほどに愛おしく思う半面彼女の亡霊がちらついてしまう。自分が一人になるのが怖くて、自分の目の前で傷付く姿をみたくなくて自虐する彼女に泣いてすがって止めろとしか言えなかった。自分の辛さばかり考えて彼女を自分とこの世に繋ぎ止めようとした結果、残ったものはなにもなく失ったことばかりで。相手には同じ過ちをしたくないなんて、そんな卑劣なことを思う自分を呪ってやりたい。笑ってと言われて相手の為に本心から笑いたいと思っているのに笑えない自分が腹立たしくその不甲斐なさに全身の血流が研ぎ澄まされるようで、涙腺が緩む感覚がした。それでも瞳に変化が起こることもなかったが酷く喉が渇き言葉が上手く出てこず「笑が、そばにいてくれるなら」きっといつかと自分のエゴを僅かに掠れた声でいう。相手も同じ気持ちであればいいと、確認する方法は簡単なのにそれをしないのは相手を信じているからこその恐怖で。こんな自分でもまだ知らぬ相手の影を理解して救えたらと願って。「それは否定しない。…じゃ、借りるね」きっぱり言い切れば言われたとおり洗面所に向かう。相手も十分真面目だと思うが仕事関係や人付き合いに関して言えば自分は徹底しているのではと自負してしまう。笑顔は作れないにしても相手に告白したら嫉妬してくれるのではと自惚れるほどのこともしているわけで。正直興味のない、中にはクズと思っている他人にここまで出来ている自分が不思議で仕方ない。手早く洗面を済ませ手持ちのハンカチで水滴を拭い、リビングへ戻ると自分の鞄から仕事用のパソコンを取り出して「…俺することあるからシャワー入ってきていいよ」とここの住人対していうにはやや失礼だが、時間は無駄にしたくないし、自分が何かやっていたほうが相手も気が楽だろうと思いそう言って。

  • No.72 by 初山笑  2014-05-16 16:54:26 


引けたらラッキーだって思えばいいですよ。
(風邪を引きたいという相手。引いたら引いたで介抱するが、熱などで苦しむ姿はあまり見たいとは思わない。実際、自分は風邪が長引くタイプなのであまり風邪は引かないように心掛けている、相手は風邪が長引くタイプなのかはわからないが。相手が自分と彼女を重ねているとわかった途端、そんな相手をどうにかして救いたいと思うようになってしまっている。自分は無力で役立たず、そんな自分でも救えるものが一つぐらいはあってもいいじゃないか。守りたいと思うものが一つぐらいあっても許されるんじゃないか。泣きたくて泣けないのは自分も同じで、それでもどこかに縋り付きたい思いがあるのももしかしたら同じなのではそんな考えが頭を駆けると、「オレは貴方の前から居なくなったりしない。啓がオレを必要とするなら、いつまでだってそばに居る。」いつかの自分では気持ち悪いと思っていた言葉がスラスラと出てくる。何なんだ、この気持ちは。今まで忘れていたものを取り戻したような、そんな感覚に頭が痛くなりそうになる。笑えないのなら無理に笑わなくていい。そう言ってあげられるのが正しい答えなんだろう。しかし、先程述べた通り、相手が自分を求めるのならいつまでも側にいるし、何度でもこの冷え切った手を差し出す。助け出せる自信はない、だけど傷付けたり一人にしない自信はある。相手が洗面所に行き、戻ってくると丁度良く食器洗いが終わった。「こんな所でも仕事をするなんて流石真面目くんですね。じゃあ行ってきます」少しばかり嫌味を混ぜてしまったことに後悔しながらバスルームに向かう。正直自分の傷だらけの体は目を背けたくなる。早々とシャワーを済ませそうとして

  • No.73 by 矢谷啓  2014-05-16 17:52:22 

ラッキーかもしれないけど笑は体が弱そうだからなー…うつりそう
(滅多に風邪を引かない分、恐らく風邪を引いたときは耐性がないだけ酷いことになる気がする。もしそうなれば相手の甘い言葉どころではない上に、お世辞にも丈夫そうとはいえない貧弱とも言える相手に風邪をうつしかねないと思ってしまうわけで。相手の口から言われた言葉はあまりにも意外で一瞬思考回路が停止して。「生意気なやつ…俺も同じだよ、笑」自分が望んだ言葉をストレートに言ってくれる相手を抱きしめたくなるほど愛おしい。なのに先を越された気がして恋愛経験者としては嬉しくもしてやれた気がして照れ隠しに悪態を付いてしまう。自分では気が付かなかったがよく見てもそうであるか分からない程ではあるが微笑んでいて。「まあ、愛情深いですからね」と愛情の欠片もないと言われたことを思い出してはこちらも嫌味を言う。相手の嫌味はもはや何でもなく嫌味を言われたら嫌味を返すというお互いのお決まりの挨拶のような、言葉遊びをしている感覚で心地よい。相手はどう思っているか分からないが嫌味を聞くと自然な彼を見ている気がして妙に落ち着いてしまい。相手がシャワーを浴びるころナッティを膝の上に乗せてパソコンと向き合うが、先程のことが頭の中を巡り正直それどころではない。いつもなら数秒で打ち込める文章が数分と掛かっている気がする。相当きてる…と思うが今は仕事だと気持ちを切り替え個人的に生徒の行いをチェックしている手帳を取り出しパソコンの画面と照らし合わせては仕事モードに切り替わっていく。こうして手帳を見ていると中にはできすぎている生徒もいて、その一人を思い浮かべては大丈夫だろうかと思ってしまう。相手へ抱く心配とは全く違うが自分も人の子で教師という職業を選択した以上、気には掛かるわけで「アイツもっと肩の力抜けばいいのに」とぼやきながら相手がシャワーから出てくるのを待って

  • No.74 by 初山笑  2014-05-16 19:36:05 


…どうしたんだろう。
(シャワーを浴びながら思考するのは自分の変化。相手を失いたくないと思う気持ちと比例するように生まれるのは失ってしまった時の喪失感と孤独感。一人になることも傷つく事も慣れているはずの体が小さく痙攣する。もし明日、また一人になるとしたら自分はあの貼り付けた笑みを浮かべることが出来るのだろうか。いつものように悪態をついたり嫌味を言うことが出来るのだろうか。怖い、一人になることが、相手を失うことが。今までは平気だったことが怖く感じる。そう思ってしまうと置いてあったカミソリの刃に手を伸ばしては左腕を傷付けてしまう。滴り落ちる血は赤く、自分がそこに存在していることを物語っていて吐き気がした。排水溝に流れていく血を冷ややかな目で見つめると一回に留まらず、二回三回と切って。そんな時に思い出すのは相手のこと。涙なんてもう出ない、その変わりに出るのは自嘲じみた笑み。ほら、自分はこんなに弱い。血を止めるために冷たいシャワーで手首を濡らしていき、若干止まれば浴室から出て。いつも着ている長袖のロンTとサルエルを履いては鏡にうつる幼い顔の自分の顔が暑さでほんのり赤くなっている。まるで恋をした中学生のようだ。気持ち悪い、こっち見んな。いつかクラスメートに言われた言葉を思い出しては本当にその通りだと。相手の待つリビングに戻れば「ナッティと仲良しですね」と

  • No.75 by 矢谷啓  2014-05-16 20:24:54 

(仕事を進めていると背後から声がして、キーボードを打っていた手を止めるとそちらを向く。そしてその表情を見た瞬間、浮かれていた自分を殴ってやりたい気持ちになる。この表情は知っていた。彼女も自傷した後同じように何でもない顔をして笑って。冷たく黒いものが自分の中に渦巻いて、やるせなさに吐き気がして目の前が見えなくなりそうになるが今ここで彼を見なければ彼を失ってしまいそうで。ナッティと床におろすと、席をゆっくり立ち普段よりも更に感情のない瞳で相手を捉える。そっと傷のある腕を手に取ると、やはりそこには真新しい傷があって目を背けたくなるが、それをしっかりと受け止める。以前なら、また何でこんなことをと泣いて叱っただろうが今は違っていた。真新しい傷の上をそっと指でなぞってから一度その手を離す。自分でもなぜそんなことをしたのか分からないし、無意識の行動だった。相手の目の前で机の上にある自分の筆箱からカッターを取り出すとカチカチと音を鳴らしながら刃を出し、自分の手首に宛うと力を入れてゆっくりと横に引く。慣れていないせいか力加減が分からず傷口は深く、血がじわりと溢れでて、それをどこか人事のように眺めていたが、痛くないはずがなくこんな痛みを彼は毎日のように自ら負っていたのかと腕の痛みよりも心が張り裂けそうになる「…痛い」一言呟く様は、泣いて叱るよりかなり狂っていると思うが今、彼を理解して彼のこの行為を否定していないことを伝えるにはこの方法しか思いつかなかった。むしろそう伝えたかったのか自分でも分からない。ただ彼の痛みを共有したくて、こんなにも狂った欲を持っていると知ったら逃げられてもおかしくない。血の滴る手でいつもより少し暖かい相手の頬に触れると「笑、俺はここにいるから、大丈夫だから」と子どもをあやすように、また自分に言い聞かすように何度も呟いて。

  • No.76 by 初山笑  2014-05-16 20:40:16 


…バカ…啓はやらなくていいんだって…!
(相手の傷一つない腕に赤い筋が浮かぶと気が狂ったようにカッターの刃の部分を握って。もしかしたら相手がまた切ってしまうかもしれない。何でバレたんだろう、そんな疑問よりも相手が何でこんなことで伝えてきたんだろうという思いのが強くて。傷付けたくない相手を自分の手で傷付けてしまった。もうオレなんて**よ。そんな思いがぐるぐると胸に渦巻いて離れない。気持ち悪い。吐きそうだ。カッターを握っていないほうの手で血が滴る相手の腕を掴んではその血を舐めとって。汚いと言われるかもしれない。これが正解かはわからない。だけどどうしてもこんなことをしてしまうのはどうしてだろう。自傷行為をする相手があの日の兄と重なった。手放したらどこか遠い場所に行ってしまいそうな感覚に陥る。「…行かないで…行かないでよ…オレきっとダメな子だった…いい子になるから…」気が動転したのか言葉が幼くなってしまう。確か兄が死んだ時は人間なんて所詮はこんなもんか、とゴミを見るような目で見ていられたはずなのに。不謹慎だが相手が死んでしまう所を想像すると体の半分が持っていかれるような立っていられない、地に足がつかなくなる。お願いだから一人にしないで、お願いだから自分の前から消えないで。そんな女々しいことを思ってしまう。自然とカッターを握る手に力が入ってしまい指に食い込む刃が心地いいと感じてしまうあたり感覚が麻痺しているのだろう。「…啓」そう呟く自分の顔が泣きそうに歪んでいることなわからなくて

  • No.77 by 矢谷啓  2014-05-16 21:15:19 

(またやってしまったと思った。何をしても自分は間違った選択しかできないようで、自分の狂った欲のためにさらに相手を傷付けてしまい、彼を失った世界を想像すれば絶望しかなくて。「笑…?」傷口を相手の舌がつたう感覚にピクリと反応するが、嫌な気持ちはなくただ押し潰されそうな胸の中でそれをただ受け入れる。相手の様子が俄に変化したのを見て、すぐに兄と重ねていることが分かった。相手が何をしようと、どんなことがあっても相手から離れたくないのに不安にさせることしかできなくて自分の弱さの馬鹿さに吐き気がした。そして泣き出しそうな相手をそっと抱き寄せてカッターの握る手の力を抜かせるようにその上から優しく包み込むように握って「…笑、ごめん。どこにも行かないから。いい子になろうとしなくていい。俺が笑の全部を受け止めるから。俺をそばにいさせて」抱きしめる力が自然に強くなれば泣いてもいい、というように背中を優しくさすってやる。「えみ、笑がいないと苦しいんだ」何度も相手の名前を呼んで自分がここにいて相手を狂おしいほどに望んでいることを伝えるために甘い我が儘を何度も呟き、それはいつもの平坦な口調ではなく切なく強く相手を求める声色で

  • No.78 by 初山笑  2014-05-16 21:29:00 


啓…啓、お願い…
(何かを失うことに慣れている心が何かを失うことを恐れている。兄が死んだ時も親に拒絶された時も、失ったものは家族の絆だとか情だとかたくさんあったはずなのに、相手を失うことがこんなにも怖いなんて。その存在を確かめるように何度も何度も相手の名前を呼んで。力が抜けた腕から相手のものとも自分のものとも言えない血がついたカッターがすべり落ちる。手のひらが血にまみれていることは容易く予想出来る、なのに抱き寄せられた自分の体が震えていることに気付くのには時間がかかってしまった。「本当に、本当にどこにも行かないで。お願い一人にしないで。そばに居て。ダメな子だけど捨てないで」きっとこれを言いたかったのは幼い頃の自分だろう。そんなわかりきったことを言ってしまうなんてどれだけ相手に甘えれば自分は気が済むのだ。バカだ、こんなに相手を困らせて。そんな風に思っていれば、笑がいないと苦しい、いう相手の言葉が心にストンと落ちてきて。「啓がいないと、オレも苦しい…痛いんだ」これは共依存だろうか、それでもいい。誰かに求められるならそれを満たすことで自己満足に浸れるだろう。いいじゃないか、自分を必要としてくれる人が見つかったんだから。

  • No.79 by 矢谷啓  2014-05-16 22:01:16 


(相手はダメな子だと言うがそんなことは微塵も思わない。むしろダメなのは自分のほうで、相手の震える体を抱き寄せながら血にまみれた手のひらを口元に持ってくると相手が先程したのと同じように深い傷口を舐めてやる。口の中に広がる鉄の味は良い物とはとても言い難いが嫌悪感はなく、相手のものと思えるだけで特別に思え自分の体内に流れていく感覚が快感にすら思える。行き過ぎたその欲情は相手を手放したくない思いと比例していて、むしろそれ以上にそばに居ることを願って「ダメな子じゃない。笑の全部が好きだから。笑を愛してる」これが恋愛感情からくるものなのかは分からないが一番言いたかった言葉をやっと言えた気がする、そして無意識に今度は確かにふわりと微笑んで。自分でも全く気が付かずすぐにいつもの表情に戻るが相手を抱きしめ呟く言葉の優しさは変わらず「笑がいるだけで俺は強くなれるし弱くなれる。苦しみも痛みも全部、笑となら良いって思える。嬉しいんだ。笑、愛してる」またお互いの傷口から溢れ出てくる血が今は二人の絆を強めているようでそれさえも愛おしいと思えてしまう。血の流れる相手の手のひらに自分の手を合わせ指を絡めると再び強く抱きしめて「俺には笑が必要なんだ」と相手に自分がどんなことがあっても離れないと分からせるまで何度も言ってやるつもりで感情のある声色で呟いて

  • No.80 by 初山笑  2014-05-16 22:17:29 


…啓、オレの血は汚いから…
(相手の舌先が自分の血に染まる光景に艶かしい何かを感じてしまえば肩が少しばかり跳ねて。嫌われて育った自分に流れてる血なんて汚いものだろう。傷口に入り込んでくる唾液が染みるがそんな痛みさえも愛おしい。感覚が一つ二つ狂っているのではないのだろうか、そう言われても不思議ではないだろうが。「好き、好きだよ、愛してる…」こんなことを誰かに伝えたことなんて今まで一度だってなかった。だからこのむず痒い気持ちがまだ心の中に蠢いている。相手が好きだだとか愛してるだとか伝えてくれた時に彼女と重ねているんだろうと悲観的になってしまったが、その後に自分に向けられた微笑みは自分が先程望んでいたもので。相手の笑顔に安堵してしまう、ほら、貴方だってこんな素敵に笑えるじゃないか。求められることがこんなにも嬉しいものだとは知らずに生きていた、誰よりも暗い場所で。「啓が居ないとやだ、辛い。だから一緒に居てよ。恋なのかとかわかんない。だけど好きなんだよ、愛してるんだよ。」愛の言葉を伝えたことなんてなかったから、どう言えば上手く伝えられるかがわからない。必要なんだ、と言われ、今までの自分だったらその場しのぎの言葉で繕うな、なんて捻くれたことを考えていただろう。しかし、その言葉に応えたいと思ってしまって。彼女と重ねてもいい、誰かの変わりでいい。ただ「啓のそばに居たい…」

  • No.81 by 矢谷啓  2014-05-16 22:39:38 

汚くない。笑のだから…俺が望んでることだから……気持ち悪い?
(汚いなんて、自分のほうがよっぽど汚れてる、そう思ってきっと相手も同じ気持ちなのだと思えたが血を舐めて快感を得るなんて異常者でしかない。いくらなんでも避けられるだろうとやや不安げな声色で問う。ここで何を言われても手放すきはないのだが。そして、相手からも愛してると言われて心が温かく救われる気持ちになる。「俺も同じだよ、笑。…他の誰でもない笑と居たいんだ。不安にさせてごめんね」勘の鋭い相手のことだ、きっと自分が彼女と重ねていたことに薄々気が付いていたのかもしれない。なんて哀れで馬鹿なんだと思う。相手を守るために黙秘していたことがこんなにも相手を傷付けていたなんて…。だから、自分が相手を、笑を見ているのだとまっすぐな瞳で伝える。「笑…ありがとう。俺のそばにいたいって言ってくれて。生まれてきてくれてありがとう」背中を優しくさすりながら、もしかしたら自分のために生まれてきてくれたんじゃないかと自惚れたことを思い思わずクスリと笑いが零れ、もう彼を手放すことなど死んでもできないと。

  • No.82 by 初山笑  2014-05-16 22:52:49 


…そんなことない…
(相手の問いかけに首を振りながらそう答える。どんな形であれ、相手が自分を求めていることに変わりはない。世界の一般常識など、最初から自分達には関係なかったのだ。今更そんなもの気にしたって何にもならないだろう。自分達がルールでいい。拒絶されようが迫害されようが、そんな物は陳腐で幼稚なものだ。後ろ指を指したければ指せばいい、今まで幾度となく経験してきたのだ。「オレでいい…?オレは、啓の彼女にはなれないよ…?オレでいいの?」何回か問いかけてしまう。先程まで、自分は彼女の変わりなんだから、と考えていたせいで相手の笑といたいという言葉に戸惑ってしまう。幻滅されたらどうしよう、嫌いになられたらどうしよう。人を愛することはこうも自分を不安にさせるのか。しかし、先に続く言葉にそんな考えは粉砕されて。何度もありがとうを繰り返す相手、その目をいつもより多く水が張りキラキラとしているその瞳で見つめながら、「笑を必要としてくれてありがとう」と。ふわ、と笑った瞬間に貼っていた水が水滴となりもう冷え切ってしまった頬の上を滑り落ちて

  • No.83 by 矢谷啓  2014-05-16 23:13:08 

笑がいい。笑じゃないと嫌なんだ。…笑以外考えられない
(何度も恥ずかしいくらい相手の名前呼び甘い言葉を何度も投げかける。それは相手のためでもあり、自分がそれを言うたびに救われて心の中のしこりが無くなっていく気がするからで。自分たちだけの世界、誰からも理解されない世界に酷く魅力を感じてしまい、それを強く欲してしまう。相手を守ることで自分も守られる気がして、どこまでも相手を支えてやりたいと思う。この気持ちは彼女に向けたものとは違っていて、懐かしいとかまたではなく、全く新しく彼だけに向ける全く別の感情で。だからこそ不安になる、きっと経験のしたことのない相手はもっと不安だろう。しかし相手のあまりにも綺麗な笑顔と涙を見たとき今まで考えていたもどかしさや心のしこりが払拭されて、気が付けば相手のその額にふわりと口付けていて「笑…愛してる」と額に自分の額をあてながら柔らかな微笑みを零して

  • No.84 by 初山笑  2014-05-16 23:25:28 


オレだって、啓じゃないとやだ…啓以外愛せない…
(相手が呼ぶ自分の名前が好きだ。この名前を付けた両親には一度だって呼ばれたことのない、自分の歪んだ性格とは全く真逆の前向きな名前。だけどそれな不釣り合いな名前でも、相手に呼ばれることによって心の中に簡単に入ってきてきまう、今まで拒んでいた数々のものが。きっと他人から見たらこんなものは異常で、異端者同士の傷の舐め合いだと思われるだろう。それでもいい、二人だけが理解していれば十分だ。ただやはり、一度にたくさんの物を受け入れすぎた心は安定をしらず、すぐに不安になってしまう。相手が自分の前から姿を消すことばかり考えてしまう。いつまで経っても弱虫だな、そう言おうとした時にふいに自分の額に柔らかいものが触れ、それを相手の唇だと理解するには少し時間が掛かり。やっと相手の微笑みにつられ、自分の幼い顔に笑みを咲かせれば「あいしてる」とぎこちなく言って

  • No.85 by 矢谷啓  2014-05-16 23:41:03 

(相手の不安は暫く消えないだろう。それは自分も同じだ。だが相手が煙たくなるぐらい愛せる自信はある。だからその不安がなくなるまで、なくなっても相手の名前と愛の言葉を捧げるつもりだ。相手の一つ一つの仕草が愛おしく、口付けに戸惑う表情や、花が咲くような笑顔も自分だけに向けられている。しかし急に視界がくらつく感覚に陥る。手首を切ったのだから当たり前だが、明らかに傷口は相手のほうが深いはずなのに「…笑。ムードを壊すようで何だけど、すごく、気持ち、悪い」なぜこんなときに弱いんだと怒れてくるが今はそんなことより、全身の血の気が失せていくような吐き気が酷く体温が奪われていく感覚。そんなの自分だけじゃないと思うと相手の手首の血管を止血すように強く握って、それでも自分の悪寒は誤魔化されず相手の肩にもう片手を置いてもたれかかるような体勢になり

  • No.86 by 初山笑  2014-05-16 23:49:00 


(相手の顔色が明らかに悪い。急な多量出血からくる貧血か、そんな生半可なものなのだろうか、震える体をどうにか落ち着かせようと体に力を入れては相手を抱きかかえてソファーに運んでは寝かせて。手首を見るとまだ血は止まっていない。白血病か、いや、まさかそんな。とりあえず止血をしようと相手の腕にタオルを巻きつけて血管を圧縮させて。傷口をみるからにあまり深くはないはず、縫う程切れていないだろう。薬箱から鉄剤、冷蔵庫からペットボトルを持ってくれば相手に渡して。無言でいるのは、何か話すと泣いてしまいそうだから。お願いだから、一人にしないで。泣きそうになるのをぐっと堪えて相手の手首を消毒して若干固まっている血を拭き取り、そこでちゃんと血が固まっていることで白血病じゃないことを確信。傷の上からガーゼを固定テープでしっかり貼り付け、一応の処置は終了して

  • No.87 by 矢谷啓  2014-05-17 00:05:29 

ごめん、多分久しぶりにこんな血の量見たから。こんなんじゃ死なないよ。…笑がいてくれるから
(なんて情けないだろう。守ると言ったそばから相手を不安にさせて反対に自分が迷惑を掛け救われている。治療されている間、あー、流石保険医だななんてこの場に似つかわしくない緩いことも考えてしまっているわけだが、相手の泣きそうな顔を見るとこちらまで泣きそうになってしまう。相手から渡されたペットボトルを胸の上におくと、上半身を起こして相手の髪を掻き上げるように撫でて「…ここにいるから。笑も…傷手当てしないと」まだ頭が酷くくらついたが、きっと相手はまだ緊張がとけていないせいで自分の傷の深さに気付いていない。あとで手遅れとまではいかなくても、これ以上傷付き苦しむ相手を見たくない。相手のように手早くはできないが教師である以上必要最低限の治療法は勉強しているため、もしかしたら相手が自分でやったほうが速いのかもしれないが、何もせずにはいられずよく回らない頭で不器用ながら止血をし治療を進めて

  • No.88 by 初山笑  2014-05-17 00:16:04 


オレのせいだ…ごめんなさい…
(やはり自分が誰かを愛するなんていけないことのような気がしてきて。守りたい、救いたい、そんな風に感じた相手なのに自分の身勝手で傷付けて苦しませた。自分には人を愛する資格はない、否応なしにそう感じてしまう。どうしたって自分という存在は人を傷付けてしまうのだ。「…寝て、て…オレ、は…自分で、出来、る…から…」荒くなりそうな呼吸を必死に押し殺しては相手がまだ頭痛に悩まされているのを勘付いたため、そう述べてはふらふらとする足取りで相手が途中まで施した止血治療を再開するためにカウンターに置いた椅子に座る。いつもとおなじように切ったはずなのに今日はどうしてこんなに血がでるんだ。過呼吸になりそうな体。すぐには受け入れることのできない事実が多過ぎて幼返りしそうだ。自分はいつものように消毒をして終わりにしては相手の様子を見ようと再び近付いて。いつも以上に白い、この場合は青白いといったほうが正しい気がする相手の顔を見た瞬間、乱れそうだった呼吸が止まる感覚がして

  • No.89 by 矢谷啓  2014-05-17 00:34:47 

謝るなよ…俺が勝手にしたことだから、この痛みも幸せって思える。笑がいるから
(胸が締め付けられる思いにこんなにも息をすることが難しかったのだろうかと思う。傷付けたのは自分で、相手までをもこんなに苦しめて。こんなことをしたかったはずではないのにかけてやる言葉はあまりにも想いより陳腐なもので。この気持ちをどうしたら伝えられるのか…根気強く愛を伝えたい。呼吸が荒く足取りの覚束無い相手を放っておけるはずもない。また自分は求めすぎてしまったのだろうかと反省する。相手のことも考えずに自分の愛の深さを伝えれば相手が安心すると馬鹿な勘違いをして自分の欲を相手に押しつけて。こちらに近づいてきた相手は血の気がなく本当に生きているのだろうかと不安にさせる。気付けば相手を引きずり込むように抱き寄せて自分の鼓動を聞かせるように胸に相手の耳を当てさせ優しく頭を撫でてやり「大丈夫だから…大丈夫」愛を与えすぎてはいけないと分かっているのに、相手にどう安心を感じさせてやればいいのか分からなく、ただその髪に口付けを落とし、ここにいるからと伝えて

  • No.90 by 初山笑  2014-05-17 00:48:01 


もう、やんないで…もう傷付かないで…
(止血したはずの相手の腕に先程の光景がフラッシュバックしてしまい、ドクン、と大きく胸が鳴ってしまい。これは自分が招いてしまった事実だから自分が苦しんではいけないんだ、自分が相手を支えなければいけない。そう思うことで自分の崩れてしまいそうな気持ちをどうにか持ち堪えて。誰かを想うことはこんなにも辛いことでもあるんだろう。それでも体験したことのない胸の痛みにどうしても表情が複雑になってしまい、困ったように笑って。相手のされるがままになっては鼓膜に響く相手の鼓動に安心してしまい、「啓、啓…居なくならないでよ、啓…もう一人は嫌だ…お願い、お願いだから…」先程から何度も繰り返すまるで子供のような願い。幼少期に言えなかった我儘が今になって出てきてしまう。困らせてる、わかってる。こんなの女々しくて重い。嫌われたくない、そう思う程焦ってしまう。

  • No.91 by 矢谷啓  2014-05-17 01:03:01 

もうやらない、約束する。だけど、笑がまた傷付いたら俺を呼んで?
(強くはっきりということで意思の強さを示す。そして傷付けたらと言わないのは、相手が進んで自傷をしているわけではないから。相手が苦しんでいるときはそれを上回る包容力で苦しみを和らげてやりたい。「一人にしない。…ゆっくりでいいから。すぐに分からなくてもいい。焦らなくても俺はずっと笑のそばにいる」自分の愛ばかり押しつけて、どうすればいいかなんて、相手にそのまま焦らなくてもいいと伝えればいいことじゃないか、何をそんなに戸惑っていたのだろうとまた反省する。どんなに時間が掛かっても、何度我が儘を言われてもそれは自分にとって愛されているという証。「焦らなくていいから…」再びそう口にして抱きしめたまま髪を何度も撫でて、すがってくる相手が愛おしいく嫌いになるわけがない、こんなにも求めてくれる相手を

  • No.92 by 初山笑  2014-05-17 01:12:46 


絶対やらないでね…うん、啓のこと呼ぶから…
(もう日常になった自傷行為。その度に相手に迷惑をかけるのなんて嫌で自分が嫌いになりそうで、だけどあんな行為に頼らないと生きていけなくて。世界を探せば生きたくても生きられない人も居るっていうのに、自分はなんて駄目な人間なんだろう。「まだよくわかんないんだ…愛してるって思うのに、どうやったら伝えられるかとか、いつかはなくなっちゃうのかなとか…」普通に育った人間なら兼ね備えているはずの愛情というプログラムが自分には欠けていた。相手は焦らなくてもいいと言うが明日相手が自分を嫌いにならないという確信がない恐怖が自分の中に少なからず存在していて、いつ切り捨てられても可笑しくないなんて自分を追い込んでしまうのに考えてしまい。「啓…」相手の名前を呟けば冷たい腕を相手の体を回してだきしめ

  • No.93 by 矢谷啓  2014-05-17 01:26:41 

ありがとう……いや、やっぱり呼ばれなくても来る。もう来るなって言われても言うこと聞かないから。俺のわがまま、聞いてくれる?
(相手にかけられる迷惑なら喜んでうけるし、むしろそれは自分にとっては迷惑じゃない。呼ばれたいというのは自分の一方的な願望で、また押しつけているのかもしれないが相手がそばにいることを望むなら、その我が儘を重ねてしまえばいいと都合良く考えて。「…充分だよ。そう思っていてくれるだけで俺は幸せだから、明日も来てもいいかな」本当は毎日だって相手と一緒に過ごしたい。嫌いだった保健室も相手がいるなら好きになれる。でももし、自分と一緒にいることで相手に負担を掛けさせてしまっているのならそれだけは避けたい。ゆっくり焦らずに待ってあげたい。相手の望みが自分の望みでもあって。「…笑ありがとう」相手の冷えた体が心地よい。まだ自分は相手に甘えてしまっているようで不甲斐なく感じてしまうが精一杯の相手の気持ちが嬉しくて礼を言う。「そばにいる」、離れないと何度も安心させるように呟いては相手の頭や背中を優しく撫で、落ち着くまでそうしていて

  • No.94 by 初山笑  2014-05-17 01:38:15 


来てよ、毎日でも…待ってるから、ずっと…
(我儘だと相手が形容したものはむしろ自分にとっては願ったり叶ったりのりもの。いつか相手が自分のことを嫌いになるのを予想するのは怖いが、相手から来てくれるのなら、自分はこのむさ苦しい家でいつまでも待っていようと決めて。「愛してるんだ、本当に…うん、待ってる…」そう言っては眉尻を下げて笑い、先程の微笑みとは少し違うが何処からか穏やかさを与える笑であってあの貼り付けたものとは全く変わっており。ショートしそうな心臓と精神に愛が刻まれていく、感情の無かったロボットが自らの意思で喋るような、そんな感覚だが「ありがとうはこっちのセリフだよ…」と言う自分の表情には今までとは違い違和感を感じさせなくて。「…ごめんなさい、啓も休みたいのに…」体調が悪かった相手に無理をさしてしまったのは紛れもなく自分の不注意だろう。それでも相手に撫でられる感触が気持ち良くていつの間にか寝てしまい、あの保健室で見せた幼さの残る寝顔で

  • No.95 by 矢谷啓  2014-05-17 01:53:16 

…毎日行く。朝も…休みの日でも来るかもよ?
(朝はいつもはやいため殆ど仕事をしていることが多いが別に必要のないものばかりのためそんなもののためなら少しでも相手と時間を共有したいと思い、しつこいだろうかと思いながら言って。「俺も愛してる、じゃあ、一緒に帰ろう」むしろ自分の家にも来て欲しい、そんな楽しみを考えられるほど心が解されていくのは相手と話しているからで。何よりも相手の表情が穏やかになっていくのが分かり、それと同調するように暖かくなっていく。「ううん…笑がそうやって言ってくれるだけで、笑ってくれるだけで疲れなんかなくなるから」本当にそうで、さっきまでの倦怠感も心を渦巻く闇も悪寒も相手の仕草、表情一つで晴れわたるようで。「…笑、愛してるよ、おやすみ」起こしてしまうかもしれないと思いつつここは床なわけで、勝手には悪いかと思ったが相手の部屋のベッドまで運ぶとそこに寝かせてやり自分の並ぶように横になり、相手の寝顔を見守る。そっと前髪を撫でて口付ければ本当に愛おしいと「かわいい…」あどけない寝顔に思わず微笑めばいつのまにか自分も眠りについていて…)))

  • No.96 by 矢谷啓  2014-05-17 01:57:17 

(/遅くなってすみませんでした。というかこんな遅くまでお相手ありがとうございます。
もう途中ロルとか酷く醜い部分あってお恥ずかしいです;;;
こんな痛い子と低能な本体と付き合ってくださり本当感謝です。
甘甘シリアスでひさびさにドキドキしちゃいました←
そして勝手に区切りつけてしまいましたがよかったでしょうか…
懲りずにまだ付き合って頂けるなら新ロル回していきたいのですが…

  • No.97 by 初山笑  2014-05-17 06:40:16 


(/此方こそ、遅くまでありがとうございました‼︎
そして私の安定の寝落ちをお許し下さい;
私の方こそ、言葉は違えど何回も同じことを繰り返していた部分や意味が伝わりにくい所があったと思います‼︎;
甘々シリアスに萌えを感じてる私もずっとにやにや…ニコニコしてました!
区切りつけていただいて大丈夫ですよ‼︎
新ロルお願いしてもよろしいでしょうか…?
こんな情緒不安定な笑でいいなら…
これからもお相手よろしくお願いします‼︎

  • No.98 by 矢谷啓  2014-05-17 07:44:32 

えみ、啓、開けて…
(彼に家に通い始めて1週間ほど経って二人の仲は相変わらずだが、相手の家に行くことは1日の締めくくりであり無くてはならないものになって。そして本日は土曜日の午後で、連休になるわけだが、右手にはわけあって貰ってしまったお酒、しかも一升瓶を手にして相手の家に前に立っている。お酒は強い方ではなく正直貰っても困ったのだがどうせならいつか飲みに行きたいと思っていた相手と誰の目を気にすることなく飲んでみたいと思いここまで来て。そして押し慣れ始めた彼の部屋番号を入力してインターホンを鳴らし相手の声を待って)

(/新ロル回させていただきましたー。勝手に時間経過させてしまいましたが2人の心の安息のために笑
そして早速飲みロルです。本体は基本なんでも受け付けられます← こちらは蹴りOKです!
変わらずの作業しながらの亀レスになると思いますがよろしくお願いします!

  • No.99 by 初山笑  2014-05-17 07:52:52 


(リビングのソファーでうとうとしながらナッティと戯れていれば急に響くインターフォンの音で朦朧としていた目が覚める。聞こえてきたのは愛しい相手の声、自然と緩みそうになる口角を堪えては「はいはーい、今開けますよー」と。こんなやり取りをするようになるなんて最初の頃は想像もつかなかっただろう。ロックを解除しては相手が来るのを待って。自分の格好を見てはちょっと待て着替えたい、という気持ちになる。いつも好んで着ているものは洗ってしまって、他のジャージはまだ干していなく、今着ている服は高校の時のジャージ。胸に初山、とオレンジの刺繍が入っているもので

  • No.100 by 矢谷啓  2014-05-17 08:15:21 

おじゃまします
(エレベーターで最上階まで上がる時間さえももどかしいと思ってしまうあたり相当相手に入れ込んでると思ってしまう。相手の部屋の扉の前まで来ると何故か鍵は開いておりそのまま部屋の中に入ることにして律儀に挨拶をすれば相手のいるであろうリビングに向かって「部屋の鍵閉まってなかったけど危な…いよ?…初山くん」と相手の格好を見ては思わず吹きそうになり口元を酒を持っていないほうの手で押さえ顔をそらし必死で堪える。こんな吹き出すなんてほんの少し前まであり得なかったことなのに本当に不思議だ。それにしても相手の格好が今までとは違い名前入りのジャージ姿、一目見てかわいい、と思ってしまったが恐らく相手は見られたくなかっただろうと思うと根付いた悪戯心と嫌味な性格が疼くわけで。「初山くん」とまるで生徒を呼ぶように相手の名を呼んでみて

  • No.101 by 初山笑  2014-05-17 08:24:57 


これしかなかったんですよ、あんまり見ないでください…
(開口一番、そんな風にからかわれればじっとりとした目で相手を捉えて。鍵を閉め忘れたことに対して危ないと言われ気をつけようと思ったことは先に続いた言葉によって粉砕され、上記を述べながらむす、と頬を膨らまして。幼い顔立ちでこの格好なら生徒のように扱われるものムリはないと思うが。初山くん、だなんて言われることも何年ぶりだろう。「こんな最上階に来る人なんて矢谷先生か…隣室の人の彼女さんぐらいですよ。」相手に仕返しをするように矢谷先生、なんて呼んでみて。それは生徒と教師の秘密な関係を示しているようにも見える。相手の匂いを嗅ぎつけたのかリビングからナッティが走ってくれば抱き上げて「ほらナッティ、矢谷先生ですよー」と

  • No.102 by 矢谷啓  2014-05-17 08:47:55 

まあ、部屋着なんてそんなもんだよな。着替えてるだけいいよ。俺の場合、外でないと寝間着のままってことあるから
(本当はそんな姿で頬を膨らませられたら、似合ってて可愛いと言ってやりたかったがあまり機嫌を損ねさせてもいけないかとやめておく。以前なら確実に弱みを握ったと思って嫌味を並べていただろうが今はまた新しい相手を見られた気がして嬉しく思う。相手から少し前まで呼ばれていた矢谷先生は聞き慣れているはずなのに少し間が空いて、今の格好で言われただけで随分違って聞こえて、本当に生徒に呼ばれている感覚になる。そうなるとなんだかいけないことをしている気持ちになり、何か相手に言おうと口を開きかけるがナッティを抱き上げられると口を閉ざして酒を床に置きナッティを受け取ると自分の顔に近付け口付けるようにして笑うとまではいかないが穏やかな表情を向けて「かわいいね、ナッティ」と以前は欲を押さえて撫でるだけだったがギュッと抱きしめてみて

  • No.103 by 初山笑  2014-05-17 08:57:15 


なんか着替えないとこう…何て言えばいいんでしょうね?
(顎に手を添えながら考えるような仕草をし、少ないボキャブラリーから自分の気持ちに当てはまるような言葉を探すが見つからず唸って。まぁ、いいか、そんなことは、そう割り切ってしまえば先程まで真剣に考えていたことがバカらしく思えて来る。なんで昨日の内にジャージを干さなかったんだろうと後悔ばかりが込み上げてきて、床に置かれた酒に目を輝かせては「ナッティばっかり構わないでくださいよ、矢谷先生…」なんて後ろから抱きついてみて。なんだが相手が大きく見える。自分の身長が縮んだのかと錯覚してしまうが、そんなことはなく、ただの思い違いだろうと。相手の匂いに安心してしまうのはナッティも自分も同じなようで飼い主に似るとはこうゆうことだろう、言葉通りになってしまっていて

  • No.104 by 矢谷啓  2014-05-17 10:42:22 

落ち着かない?……着替えたほうがいいかな
(相手が何を言おうとしているだろうと思い予想して問いかけてみる。確かに着替えというのは1日の始まりでその日の自分をスタートさせる、気持ちの入れ替えにも重要なことだとは思っている。しかし外に出ない日は大抵、雑務か読書か睡眠で終わるためやや不潔だとは思うが男一人で誰とも合わないのだから着替えが面倒と思ってしまうわけで。それでもそれで相手に毛嫌いされるのは嫌だと女々しいことを考えたりもして。それにしても語尾の上げるしゃべり方もまだ自分でも違和感があるが相手はどう感じているのだろう思う。表情もまだ乏しいししゃべり方も相変わらず平坦口調気味だが以前よりも抑揚が出て別人ととられてもおかしくない気がするため正直自分ではまだ気持ち悪いと思っていて。相手の一言だけでこんなにも考えてしまう自分に戸惑っていたが、後ろから抱きつかれると一気に考えていたことが飛んでいき「笑、妬いてるの?」とナッティを片手に抱いて相手のほうに向くと無表情な顔で覗きこむ。相手の仕草一つでこんなにも単純になれるなんてどうかしているが心地よい「…そうだ、お酒持ってきたんだけど、飲む?」相手が飲めるかも分からず持ってきてしまったため確認のために聞いて

  • No.105 by 初山笑  2014-05-17 10:57:29 


着替えないと変な感じしない?
(自分が言いたかったことをようやく纏められたようで相手に問いかける。寝るときに着ていたものをそのまま着て一日を過ごすなんて自分にとっては考えられないことで、変な所で潔癖症なのかもしれないと考えて。外に出ない日でも起きたらすぐに着替える、昔からそうだったから。昔は起きるとよくわからない傷で服が血塗れになってることがあったからだが、その時の癖はやはり消えない。相手のまだ慣れていない抑揚のある口調に相手がやっと地に足がついたのではないかと嬉しい気持ちになる。変だとは思わず、ただ相手のその小さな変化でさえ愛しくて。「…妬いてない…」嘘、妬いてる、後に続く言葉は言えずに飲み込んでしまう。伝えたいはずなのに気恥ずかしくて相手の胸に顔を埋めては表情を露わにしない。しかし、お酒という言葉に単純に反応し、「飲みます、おつまみ買ってきましょうか?」と無いはずの尻尾が振られているような感覚で

  • No.106 by 矢谷啓  2014-05-17 11:19:18 

(相手の言葉はごもっともで確かにと頷くだけに留めて会話を終わらせるが、以前ならこんな他愛のないどうでもいい話なんてすることはなかったし、したとしてもくだらないと思っていたが今は楽しいと感じられるし、とても大切なものに思えて。妬いてないと照れ隠しをする相手には「かわいいね、笑」と先程ナッティにかけた同じ言葉を口にして胸に顔を埋めるその頭を優しく撫でる。続く、お酒の言葉の反応の良さに一瞬、たじろぐ。まさか酒豪なのではないかと、いやこんな童顔でそんなはずはないだろうと全国の童顔の人に対して失礼な偏見を考えつつ「あ、いや。あるもので間に合うなら特には。……もしかしてお酒、好きとか」とどこか子犬のような相手を神妙な面持ちで尋ねて

  • No.107 by 初山笑  2014-05-17 11:32:55 


可愛くなんかない…です。
(男の自分に対して可愛いと形容するのはどうなのだろうか、そんなことを考えては相手の瞳を見据えて。ナッティと同じ言葉では満足出来ないがそれでも自分に向けられた言葉だということには変わりはない。だからからか、素直に嬉しいと言えない。なのに胸に広がる温かいこの気持ちはなんだ。まぁ、いいお酒に目が眩んだせいにしよう。「あるもの…多分あった気がします。え?あぁ、結構飲みますからね…」相手に引かれただろうか。先程よりも控えめにそう言う。こんなことで嫌われたくはない、一度咳払いをしてから落ち着きを取り戻そうとナッティの頭を撫でてみて

  • No.108 by 矢谷啓  2014-05-17 11:47:24 

嫌ならもう言わない…
(相手に見据えられて照れ隠しだろうと思っていたが勝手な思いこみで相手の気分を害すのは此方も気分が良くないため、少しかまをかけてみようと酷く落ち込んだ様子で言ってみて。「意外だなー…絶対、俺飲めないんですってタイプかと思ってたから」まさか実は記憶なくしているだけで悪酔いするタイプなのではと考えるがそれは口にしないでおき、自分がそこまで飲めないため、勝手に似ていることから同じだと思っていて、少し劣等感に似た感情を覚えつつ酒を机の上において「どれくらい飲むの」と相手がどれだけ飲んでも引いたりはしないが自分がそのペースについていけるか不安なためおそるおそる聞いてみて

  • No.109 by 初山笑  2014-05-17 11:56:17 


…ねぇ、ごめん…ごめんね、照れただけだから…
(相手の酷く落ち込んだ様子に不安になり、それだけで崩れそうになってしまう精神が憎い。何度も繰り返し謝罪の言葉を述べていくと最後にボソリと、好きだよ、と呟き。「昔に浴びる程飲んだことありますからね」飲んだというより飲まされた、のが正しいのだが。思い出したくもないが、学生の時に不良グループにリンチやら何やらされたあとに無理矢理飲酒させられたことがあって。どれくらい飲むのかと問われると、酒には強い方なのでどれくらいまででも飲めるが「缶で言ったら2本ぐらいですね、啓は?」とありがちな答えを示してから相手はどうなのだろうと同じ質問をして

  • No.110 by 矢谷啓  2014-05-17 12:07:58 

笑…ただの意地悪だよ。そんなに間に受けないで、ごめんね
(相手の不安な表情を見てまだいろんなことに不慣れなのだと、自分の言動を後悔すれば素直に打ち明けて謝り、俺も好きだよとほんの少し微笑んでみて。「そうなんだ…あびるほど」相手の過去は知らないが色々あったに違いない、なにせお互い尋常ではない、異常な人生を歩んできているわけで、これから先ゆっくりと話していき嫌な過去も苦手なものも相手となら前向きな方向に転換していける気がして。相手の飲む量を聞いてそれを鵜呑みにすればそれだったら言っても恥ずかしくないかもと「缶1本は飲めるようにしてる。飲むのは好きなんだけど一回酷い目みたから」教師成り立てのとき飲めないと断っても先輩に飲まされ記憶が飛んでしまったことがありあんな失態はもうごめんだと思って

  • No.111 by 初山笑  2014-05-17 12:16:29 


良かった…
(嫌いにならないで、と言いそうになってしまうが重いお思われたくない。先程の言動が相手の意地悪なんだと知れば安堵に顔を和ませ、相手の微笑みにぎこちなくだが自分も笑って見せ。好きだよ、その言葉がどれほど自分にとって嬉しく意味のある言葉だと相手は気付いているのだろうか。「でも結局吐いちゃって」髪を掻きながら苦笑混じりにそう述べる。家についた瞬間込み上げてくる吐き気を抑えることが出来ずに悪い記憶ごと全部吐き出すように嘔吐したことを昨日のことのように覚えていて。「酷い目…記憶とんだりとか、馬鹿騒ぎとか?」酷い目というと自分のイメージを述べてみる。当たってるかはわからないが、相手にとっては鋭く突き刺さるであろう記憶が飛んだり、といのを強調してみて。

  • No.112 by 矢谷啓  2014-05-17 12:31:59 

飲み過ぎたときは吐いたほうが楽だっていうしね。…でも笑にそこまで飲ませたやつが居たらただじゃ置かないけどね。もう社会復帰できないようにしてやるから。
(吐かずに寝ると窒息死すると聞いたこともあったためそう言いつつ、相手は自虐的ではあるが酒を吐くまで飲むとは思えず恐らく自分と同じか、もしくはもっと酷いやり方で無理矢理飲まされたのだろうと予想すれば、口調は穏やかながらどす黒いオーラを出しながら上記を述べて。「……違う。記憶飛ぶとかそんなの漫画とかドラマの話でしょ。ないない」と相手の勘の鋭さを妬みつつ少しわざらしすぎるくらい間を開けて手をひらつかせながら不自然に平らな口調で言って。「それよりも飲もうか」と今日はたしなむ程度と言い聞かせながら酒のビンをコツンと指で突きながら言って

  • No.113 by 初山笑  2014-05-17 12:38:16 


体に悪いですもんね、吐く程飲んだのはその時一回だけですね。え?あ、あはは、怖いですよ啓。
(保険医だからそれなりのアルコールに対しての知識はあり、ちょっと言い方が他人にやられたみたいなニュアンスになってしまったことを後悔する。相手が気づかないはずがないのだ。自分と同じぐらい勘がいい相手に隠し事なんて出来るはずがない。どす黒いオーラを出す相手に眉尻を下げながらそう述べては笑ってというように相手の口角を指であげて。「そうですか?でも、実例はありますよ。まさか啓がそんなタイプだとは思いませんけど」薄く笑いながらそんなことを言っては飲もうという相手に大きく頷き、キッチンからコップを持ってきて

  • No.114 by 矢谷啓  2014-05-17 13:01:57 

ごめん、前もそうだったんだけど好きな人のことになると周りが見えなくなるところあって…
(以前の彼女の話はあまり持ち出したくなかったがいずれは話さなければいけないこともあるし、自分の考え方や性格を知って欲しく一方的とは思いつつそう告げれば、口角を上げる指に手を重ねてはぎこちなく笑んでみせ。「実例…あるんだ。そんなにまで飲むなんて相当馬鹿なんだね。…笑と飲むなら一生忘れないと思う」薄い笑いにこれは絶対勘付かれていると確信するが、ここは嘘を貫き通すも続く言葉は前の言葉をやや肯定するものになってしまい。「じゃ…乾杯」お互いに注ぎ合うほうがいいのかとも思ったがここは上下関係を気にする飲みの席ではないため早々に相手の持ってきた2つのコップに半分ほど注いでコップを軽く掲げつつ、こんな他人にはなんでもないことが特別なことに思えて

  • No.115 by 初山笑  2014-05-17 13:08:31 


…啓の彼女さんは、きっと、幸せだったんだろうな…
(一途に人を愛し、愛されていたなんて素敵じゃないか。それを相手は自分の一方的なエゴと呼ぶのだろう。でも、そんなことは全く思わず、相手と付き合っていた彼女はきっと幸せだったんだろうと考えては、そんな彼女には慣れないが相手のそばに居たいと強く願い。ぎこちなく笑う相手をからかうように笑っては嗚呼幸せだ、なんて。「何か忘れたいことでもあったんじゃないですかね?オレも、啓とだったらいい」相手が誤魔化していることはもう気付いているが、それでもいいじゃないかと思い、相手に依存しそうな自分の気持ちを抑制しながら上記を述べて。「かんぱーい」間延びした声で言いながら相手のコップに自分のそれを軽く当てては飲んで

  • No.116 by 矢谷啓  2014-05-17 13:25:05 

そう、なのかな…。…でも今は笑との幸せを考えたい
(確かに彼女が純粋無垢に笑っていた時期は幸せと感じていたしその時間が永遠に続けばと思っていたが、結局は自分の理解力の無さと身勝手な強欲で失ってしまったわけで。本当に彼女は幸せだったのだろうか…彼女だけでなく彼女が亡くなったことで彼女の親も巻き込んで人を不幸に追いやってばかりいる、息が苦しい。そこまで考えて内心首を横に振ってはからかうように笑う相手と向き合いどうしても切ない表情になるのを押さえられなかったが相手の頬に触れて相手との幸せを願うように「笑…」と名前を呼んで。乾杯後、一口酒を含んでは喉から胸のあたりがカッとあつくなるもそれがまたお酒の好きなところで「おいしい。…笑は誰か最近飲んだの」と相手も人付き合いでのむことがあるのだろうかと聞いてみて

  • No.117 by 初山笑  2014-05-17 13:48:42 


オレもそうだよ
(自分との幸せ、そんなことを言われたのなんて初めてでなんて返せばいいのかわからず、相手に同調するように頷いてみせ。自分が誰かとの幸せを願うなんて、今までだったらあり得ないこと。それなのに相手と一緒に居るとどうしてもそんな思いや気持ちが生まれてくる。相手が切なそうな顔をすれば聞いてはいけないことを聞いてしまったのではないかと不安になる。「なに、啓…」自分の名を呼ぶ相手に応えるように相手の名を呼び、ふわりと微笑み。「おいしいね。オレ?オレは一人酒が多いかな。あんまり飲み会とかも行かないしね」そう言いながら飲み進めて

  • No.118 by 矢谷啓  2014-05-17 14:27:38 

笑…ちゃんと話したいんだ。俺と…前に付き合ってた彼女のこと。まだ話せてないから。俺のわがままだけど笑のためにも話しておきたい。聞いてくれる?
(相手も彼女と先程口にしたし、自分がかつて愛した人がいたことは理解しているだろうが、まだ自分の口からははっきりとそのことが言えておらず、このままでは不安をずるずると引きずることになるだろうと考える。自分もこれを話すことで相手を傷付けるのではないかと不安だがそれ以上に相手のほうが不安なはずである。自分だってもし彼に愛する人が過去にいると知ったら自分のことをどう思ってるだとか比べられていないかと嫌でも考えてしまう。今目の前にある愛おしい微笑みを守りたい、そう思い聞いて欲しいと言って。「そっか。…そう言えば教員同士の飲み会の時もいなかったような」自分はどちらかというと飲めなくて心中毒突きながらも飲みの席には出席していて、今考えても上辺ばかり気にして馬鹿らしいと思うが根付いたものはやめられそうにないなと情けなくすら感じて。

  • No.119 by 初山笑  2014-05-17 14:44:25 


…聞くよ、オレはちゃんと聞く。話して欲しい。
(相手が話してくれるまで待つつもりだったから、その言葉に頷いては真剣な顔付きで相手を見つめて。相手のことを知りたい、知らないままでいてはいけないものというのは確かに存在する。相手が話してくれるというのなら聞くのは当たり前だろう。きっと苦しくなったり、辛くなったりするかもしれない。だが、聞いている自分以上に話している相手は辛いだろう。覚悟の上で話に耳を傾けて。相手の話をより真剣に聞くために飲んでいた酒の入ったコップを机上に置いては「オレはなんでも受け止める。彼女のことが忘れられないなら忘れなくていいから…話してて辛くなったらやめていいから」そう言っては相手を安心させるべく笑い、話し始めるのを待って

  • No.120 by 矢谷啓  2014-05-17 16:14:45 

ありがと…。
(ゆっくりと静かな声で語るのは、彼女が会社での虐めや社会から見放されたことに耐えきれず自傷行為をはじめ、睡眠薬を大量にのみ、日に日にやせ細り廃人のようになっていく姿を自分は見ていることしかできなくて。自らを傷付ける彼女を否定して理解しようともせずに彼女の笑顔が見たくて、やめてほしい、笑ってほしいと自分の望みばかり押しつけ馬鹿みたいに彼女の名前を呼び抱きしめてやるだけで。‘啓、笑って’と何度も言われたがそれに応えられず、傷付く彼女を見たくなくて拒絶して泣くことしかできず、彼女の全てを受け入れようとしたとき、もうこの世からいなくなっていて死に顔はまるで深い眠りについているようだった。暫くは何度も彼女を追い求めるように薬を飲んで未遂をしたが結局は生き残ってしまい、残るのは絶望と虚しさだけで。それでも死にきれず生にしがみついているのは何故なのか自分でも分からない。彼女を否定し最悪の状況まで追い込んだのに、心の奥底で人肌を求める貪欲で見難い自分がいて、それでいて誰かを求めて傷付ける恐怖から逃れるためにいつのまにか笑顔の作り方も忘れていき、人との上辺の付き合いだけが上手くなって、仕事に打ち込むことで今の自分を正当化しようとして……ひとしきり話し終えたが、息が詰まって上手く言葉に出来ず意味不明なところが多々あっただろう。自分が楽になるために過去を一気に話してまた相手に無理強いをしてしまっていることに気が付いていたが話すことを止められなくてどこまでも弱い自分が憎い。「笑…俺の中で彼女の存在は大きすぎて今は、忘れられない。彼女が居たから笑の辛さを理解できたって思えてしまうんだ。でも、笑が居なかったら俺も彼女も救われることはなかったし、ずっと俺は囚われていたと思う。…笑が俺を救ってくれたんだよ。笑がいないと俺はダメなんだ」残酷な言葉を言っているのは分かっていた、どうしたら彼を求め、彼との幸せを願っていることを伝えられるのか、苦しいのは相手なのに息苦しさと辛さで表情が歪むのが分かる。相手の顔を見て反応を見ることは恐怖だが話を聞いてくれた相手を避けることはもっと残酷なことだとまっすぐ相手の瞳を見て震える体で平静を取り繕い応えを待って

  • No.121 by 初山笑  2014-05-17 16:41:22 


(相手が話すのをただ静かに聞く。途中言葉に詰まる相手を見ては大丈夫かと声を掛けそうになるが、それを相手が望んでいるのかがわからず、ただ冷たく冷え切った手で相手の手を握ることしか出来なくて。彼女を守りきれなかった相手、笑っていて欲しいと望むことはそんなに誰かを追い詰めてしまうのか。なら自分が相手に笑っていてと願うこともただのエゴとなり、相手を知らぬ内に傷付けてしまうのだろうか。なら自分はどうすれば。幼い心はたくさんの事実を受け入れようと頑張っている。自分ばかり可哀想だなんて思っていたことが醜い。相手が何度も未遂していたことを知らずに自分ばかり語っていたことが恥ずかしい。相手が彼女を忘れられないというならそれで構わない。自分は愛を知らずに育ってきたから、どう愛を伝えればいいのかはわからない。愛なんて形のないものを形容する術なんて知らないまま生きてきた。苦痛に歪む相手の顔を見たくなくて目を逸らしそうになる。やめてくれ、もういいから、そう言えたらどれ程までに楽になるだろう。心に何かは残っても、相手は楽になるんじゃないか。何度も止めたくなる話。しかし話してる相手のほうが何倍も辛いのだ。そう考えると発したくなる声を堪えることが出来て。相手の話を最後まで聞くと、「無理に忘れなくていい…誰よりも辛かったんでしょ、今まで…啓の心が…オレのことを利用していい。忘れるために傷付けてもいい。オレは啓の為なら何でもするよ?…話してくれてありがとう」泣きそうになるその顔でふわりと微笑めば今泣きたいのは相手の方なんだからと自制して。冷たい体で相手の震える体を抱きしめてはいつもは大きく見える相手が小さく感じ、自分がしっかりしないと、そんな責任感に駆られ

  • No.122 by 矢谷啓  2014-05-17 17:18:24 

「ありがとう。でも誰より辛いってことはないんだよ。笑も苦しんで辛い思いをしてきたはずだからその辛さは誰とも比べられない。だけど笑がそう言ってくれてそばにいるだけで誰よりも幸せだって思える…お礼言うのは俺だよ、最後まで辛いのに聞いてくれてありがとう。」少しばかり大きくなったように見える相手に抱きしめられるだけで安心し、今は甘えて、あとでたっぷり甘えさせてやろうと心に決めてまだ震える手で抱きしめかえす。恐らく自分が話している間逃げたかったはずなのに最後まで聞いてくれた相手をいい子、と褒めるように撫でて「笑、泣いてほしい。我慢しないで」相手の微笑みは何より嬉しかったが自分のために涙を我慢してほしくなくて…。相手のため、自分のためを考えるとどうしても想いは矛盾してしまうが相手を強く思う気持ちは変わらない。「…笑もゆっくりでいいから俺に辛さを分けてね。その時は辛いって思うかも知れないけど、もっと幸せになれるから」今の自分は本当に幸せだと思う。自分の辛さを共有してくれる、受け止めてくれる相手がいて、「なんかごめん、せっかく初めて笑と飲んでるのに…」今のこの時間をごめんとは言いたくなかったが、飲みの時間を台無しにしてしまったことは後ろめたさを感じ謝り、その間にも相手を優しく撫でていて

  • No.123 by 初山笑  2014-05-17 17:44:05 


(自分にお礼を述べる相手に首を振りながら「オレ、何も出来なくてごめん。こんなことしか出来なくて。啓のこと助けたいって思うのに何も出来なくてごめんなさい…」そんな風に謝罪の言葉を何度も何度も口にして。謝ることで何かの許しを得るのではなく、ただ自分の無力さ、何も出来ないという喪失感を再確認して。相手が泣いてほしい、と言ったことで何かのリミッターが外れたかのようにポロポロととめどなく涙が零れてきて、自分の冷たい体とは正反対で温かい涙で相手の肩を濡らしてしまい。「オレ、話すから…ちゃんと。今はむりかもしれないけど、近い内に話すから…その時、オレのこと嫌いになってもいい。だけど、今は…今だけは嫌いにならないで。側に居て…」縋るように涙声でそう言いながら撫でられる頭に幸せを感じてしまい。相手のことを知れたのだ。飲むことはいくらでもできるが、話を聞くことは今しか出来ない。「大丈夫、大丈夫だから。今は啓のために時間を使おう…」そんなことで満足させてあげられるのかはわからないが優しい口調で述べて

  • No.124 by 矢谷啓  2014-05-17 18:14:53 

同じだよ、笑。俺も笑を助けたいって思ってるのに自分のためだけで何も出来てないって苦しくなる。でも俺は笑の言葉で救われてるから、そのごめんなさいも嬉しいけど謝ることなんてなにもないから。…ごめん、上手く言葉に出来ないけど多分、笑の想いと同じな気がする
(相手のことを思えば思うほど自分への不甲斐なさを感じて自分を責めてしまうことは結局相手を苦しめることになる。だけどその苦しみはその分相手を思う気持ちであって、絶望の辛さではないのだと。相手の鼻をそっと小突いてやりながら「俺と笑は似てるから」と前は絶対に認めたくなかった言葉を口にする。「嫌いになんてならないよ。笑のことなら何でも受け止めたい。それとも俺が笑のことで嫌いになるって思ってるの?俺が彼女のこと話して笑は俺を嫌いになった?違う、よね。俺はなにがあっても嫌いにならないって自信あるよ。笑が受け止めてくれるって信じたから話したんだ。…でもそれも焦らなくていいから、そばにいる」何度も何度も同じ言葉を重ねることで相手の不安が取り除けるなら喜んで相手の望む言葉を口にできる気がして。今では甘い言葉が当たり前でなくてはならないもので、相手はそれを受け入れ始め、彼自身も口にして己を満たしてくれていることに気付いてくれているだろうか。「うん、でも俺のことはまた今度ね。俺も笑も疲れちゃうよ。今は俺のために一緒に飲んでくれると嬉しいかな」相手の優しい口調が心地よい。けれど無理をしているのは分かるし、自分も相当参っていて。お互いが疲れているなら無理して今話すことはなく、ずっと一緒にいる以上、時間はたっぷりあるのだから。

  • No.125 by 初山笑  2014-05-17 18:36:19 


そんなことない…啓はオレを助けてくれた…誰も必要としてくれなかったオレを必要だって言ってくれた…
(これは共依存なのだろうか。相手に求められること、必要とされることは嬉しい。助けを求めているのなら助けてあげたい。だけどそれが出来ないことが辛く、もどかしい。自分が放つどんな言葉でさえも相手を傷付けてしまいそうで何も言えなくなってしまう。相手が自分と似ていることを認めてくれたことが何よりも嬉しく感じる反面、相手の闇に比べたら自分の悩みなんてちっぽけなものに見えてくる。「オレ、多分啓が思ってるよりも汚い…汚れ切ってるから嫌われるかもしれないって…だけど嫌われたくないし啓のことも嫌いにならない。笑は弱いからすぐこんな考え方しちゃう。ごめんね、ごめん…」自分のことを名前でよんでしまうのはそれ程までに弱っているからで。もう涙は出ていないのに心は寂しく荒んでいて。相手の言うとおりもう今日は話すのをやめた方がいいかもしれない。心が追いつかない。「うん、ごめん。オレ焦ってたね…ごめん。うん、飲もうか」コップを摑んでは残っていたお酒を飲み干して

  • No.126 by 矢谷啓  2014-05-17 19:10:02 

汚くない。…笑がそう感じて苦しでても、俺は我が儘だから笑がかわいいって言える。ゆっくりでいいから俺が笑を嫌いにならないって…信じてほしい。これを言ったら嫌われるかもって俺に思われてたら笑は嫌じゃない?俺は信用されてないのかなって不安になる。何か難しいな…。笑が今思ってくれてることはすごく嬉しいんだけど、俺を信用してほしいというか。…難しいね」自分でも何を言いたいのか分からなくなるが相手を愛おしいく思う気持ちは変わらないのだから、難しいことを難しく考える必要もないのだと自分の中で楽観視してしまえば、相手も今は悩まなくてもいいのだと空気を和ませるためにおどけたように言って見せ微笑んでみて。「俺も、笑といるとすごく弱くなる。だけどそれは笑の前だけで笑だから弱くなっていいんだって思う。…だから俺の前では弱くていいから」…だからというのは違う気がしたが今の相手を安心させたい気持ちでいっぱいで言葉を上手く紡げない。「お互い様だね。…って急にそんな飲んで大丈夫なの?」少し笑んでみせるが、こんな不安定な状態で一気のみをする相手に慌ててしまい久々に声が裏返るような感覚になって、咳払いしつつ酒を飲み干した相手をジッと見て

  • No.127 by 初山笑  2014-05-17 19:48:20 


でも、本当に…啓のことはちゃんと信じてる。だけど、本当のオレのことを知った時、このままの啓でいてくれるか不安で…でも信じてるのは確かで…
(難しい、そんなことを言われると確かに難しいと思ってしまう。相手の言葉には説得力があるのだ。自分が放つ拙い言葉は相手にどのように伝わっているのだろうか。そんなことばかり気になってしまう。空気が変わっていくのを感じてはやはり何かを伝えることは難しくて「難しいね」と困ったように笑って見せて。弱くてもいい、その言葉に救われた気持ちになるがどうしても相手に弱い自分は見せたくないという思いも浮かんできてしまう。「泣きたい時は、仕方ないよね」突拍子もなくこんなことを呟いてしまい、嗚呼どうしたって弱虫だ、と。「大丈夫。まだ一杯目だから」と笑っては二杯目を注ぎはじめて

  • No.128 by 矢谷啓  2014-05-17 20:20:21 

笑の気持ち、話してくれてありがとう。今、そう感じてるって口に出してお互いに分かっただけでもすごい進歩だと思うな。今はそれでいいと思うよ
(恐らく相手の不安がこれで晴れることはないが、それでもいいしそれを相手自身の口から聞けただけで充分で。お互い想いを伝えるのは下手だと思うが、実際考えていることはとても難しいことで簡単に答えが出せたらつまらないとすら思ってしまう。こんな楽観的に考えていたら相手に怒られるかもしれないが、相手を嫌わない確固たる自信からくるもので。「そう仕方ない。笑、いいこと言うね」全くその通りだと思う。ありのままでいいし、無理して良い方向に流れを進めなくてもいい、妙に相手の言葉がしっくり来てお酒を一口飲んではほんの少し微笑んで「…酔ったりしないの」2杯目を注ぐ相手に問いかけつつ酔った彼を見てみたいなんて思ったりして

  • No.129 by 初山笑  2014-05-17 20:28:25 


でも、ちゃんとこう思うのには理由があるから…いつか話すから…
(自分のことを汚いというのにはちゃんと理由がある。それをまだ言うことは出来ないが、それを話してしまえば相手に拒絶されるのではないかとさえ思ってしまうほど嫌な思い出で思い出すだけで吐き気と頭痛に襲われそうになる。楽観的に答える相手からは何処と無く自信が感じられるからか、いつもだったら毒づくだろうが思わず微笑んでしまい。「たまにはいい事言わないとね」得意げに呟いてみてはそのままの勢いで二杯目も飲み干してしまう。ただいつもと何かが違う。昨日の夜に一人で飲んだことが響いているのかもしれない。とろんとした表情になっては「あはは、いつもはもっと飲めるのになぁ」と間延びした声で言っては相手に擦り寄って

  • No.130 by 矢谷啓  2014-05-17 20:50:10 

わかった。待ってる……けど待ってないから
(実際はいつでも受け止めるつもりでいるが、ここで待ってると言うと相手にプレッシャーをかける気がするし、本当に話してくれるまでいくらでも掛かっていいと思っていて、しかしそれを表現するだけの言語力がなく上記のようなおかしな日本語になって。自分の馬鹿っぽさが出て気恥ずかしい気持ちになるが以前なら毒突いているはずなのでこれも相手のおかげだと小さく笑みが零れて。「…凄いピッチだな。俺だったら記憶…飛ばないけど。クラつくかな。…笑、俺の心を読んでくれるのは嬉しいけど別に酔ったふりはしなくてもいいから」二杯目を一気に飲む相手を見ては思わず口に運ぼうとしていたコップをピタリと止めてしまいまじまじと相手を見て、そしてどこか浮ついたように見える相手は酒が強いと言っていたし酔うはずがないと考え、また自分の考えを見透かされて演技をしているんだと勘違いして

  • No.131 by 初山笑  2014-05-17 21:05:29 


うん、待ってなくていいよ
(相手の変な言い回しにくすりと笑っては上記を述べて。そんな風に言われるのはやはり初めてで、いつも言われるのは“どうして咲は出来て笑は出来ないの。”だったり“咲が居るとその場の雰囲気が明るくなるんだよね。それに比べて笑は”といった比較される言葉だった。もうこんなの思い出さなくていいはずなのに幼い頃に言われ、心に根付いてしまった言葉の数々は離れることなくつきまとってきて。「そんなこと言って、実は飛んじゃうんじゃないの?」小生意気にいっては酔いからかフラつく足取りで冷蔵庫からお茶を持ってきて相手の前に置いて。「嘘じゃないんだって、多分昨日のやつがまだ残ってるんだと思う…」疑っている相手にそんな風に言ってはむぅ、と頬に空気を溜めて

  • No.132 by 矢谷啓  2014-05-17 21:36:59 

飛んだこともあるかな、そう言えば
(急に調子付いてきた相手にコイツ…と思うがそんな態度が可愛らしく嬉しく思って、また意識ははっきりしているのかちゃんとお茶まで持ってくる気遣いがあるあたり本当に優しいな、と暖かい気持ちになって、今度は少し多めに酒を含んで「お茶ありがとう。…昨日も飲んでたんだ。笑、子どもっぽ」頬を膨らます相手を見てはその膨らみを人差し指でグッと押しながら、また一口酒を含めばほろ酔い気味になっていくのが分かり「このお酒…もしかしたら強いかもね、紫月先生に飲ませてみたいな」と頭の回転が既に弱まっているのか相手には言わないでおこうと思った以前一緒に飲みに行った酒豪の現国教師の名前をぽろりと零して

  • No.133 by 初山笑  2014-05-17 21:45:23 


ほらね?でもオレは飛んだことないからね?
(自分の思惑通りの答えを言う相手に勝ち誇った気になっては得意げに笑って。浴びる程飲まされてから大勢が付いたのか飲酒は別に苦ではなく、喫煙の方が自分にとっては辛くて。煙草を吸うと咳き込んでしまう、つまり煙草の煙には弱い。相手が以前校内で煙草を吸っているのを見たことがあり、その時は、なんて人だと思ったことを忘れていない。頬を人差し指で押されては空気の抜ける音と一緒に萎んでいき、「顔のせいでそう見えるんじゃないですか?」なんてとぼけてみては相手の反応を伺い。「へぇ、紫月先生って豪酒なんですね?初耳ですー」頬杖をつきながら意外そうに言うとソファーの上に置いてあるクッションを摑んでは抱きしめて

  • No.134 by 矢谷啓  2014-05-17 22:30:33 

俺だって一回だけ…いや二回だったかな
(得意げな相手に言い返そうとするも‘覚えてないの?’と言われたことは実は何度かあり、言葉に詰まれば視線をそらして、相手が喫煙を嫌っていることも、見られていたことも知るよしもなく。「いや…笑い方とかそうやって頬膨らますとことか子どもっぽいよ。…かわいいけど」こちらの出方を伺っていると分かったが、いつものように上手い嫌味が出てこず何故か思っていることをそのまま言ってしまい、少し悔しい気がして相手を不安にさせると思い言うつもりはなかったが「この前2人で一緒に飲みに行ったんだよ…話には聞いてたけどすごい飲むんだ」と反応を伺いつつ言いクッションを抱きしめる相手を見ては「やっぱ子どもっぽい」と平坦な口調で呟けば残りのお酒を飲み干して

(/遅くなってすみません;…ちなみに飲みロルは回してませんが紫月先生と飲みに行ったくだりは本当です笑

  • No.135 by 初山笑  2014-05-17 22:40:12 


何回かあるって顔してるよ?
(相手の顔を盗み見ればそんなことを呟きながら悪戯が成功した子供のように無邪気に笑い、相手は校則なんて目にないか、そう考えれば校内での喫煙もうなずける。自分だって校内そっちのけで、なんことはしょっちゅうだ。「笑い方って仕方ないよね?どうにもならないし…可愛くないって、本当。照れるから」酔いなのか照れからなのか頬をほんのりと赤くさせては苦笑気味に笑いつつそう述べて。相手に可愛いと言われるのは嫌ではない。ただ気恥ずかしいのだ。上辺だけ、一晩だけの付き合いの連中に言われる時は全然平気だったのに。「へぇ、でも紫月先生、たくさん飲みそうなイメージありますよね」酔いが回ってきたのかソファーに頭を預けながら話しては子供っぽいと言われたことがまたもおどろきで

(/大丈夫ですよ‼︎
紫月先生たくさん飲みそう、は勝手なイメージですw
おぉ‼︎本当だったんですか‼︎w

  • No.136 by 矢谷啓  2014-05-17 22:54:28 

社会のシステムがおかしいんだよ。先輩に注がれた酒は飲みきれとか…まあ馬鹿正直にそれを守る俺が悪いんだけど
(無邪気に笑われれば尚イラッとするが苛々すればするほど相手が喜ぶことを知っているため最後は負けを認めるようにぶっきらぼうに呟いて。「笑が可愛いかどうかは俺が決めるから」照れている相手を見ては少し身勝手な発言ではあるが本当に可愛いと思っているため強気に出てみて「…なんだ妬いてくれないのか。まあそれはそれで信用されてるって思っていいのかな。……もしかしてそれ無自覚でやってるの」女性の教師と飲みに行ったことを告白してもさほど堪えてない様子の相手に少々落ち込むがプラスに考えればそれだけ疑う要素がないということで。しかし頬を膨らませたりクッションを抱きかかえたりするのは正直いい大人のすることではないし、自分なら恥ずかしくて出来ず相手も狙ってやっていると思っていたが驚く表情からするとどうやら違うようで「本当に大丈夫」抑揚のない口調で聞けばソファに体を預ける相手のもとへ向かうと前髪を撫でてやり

  • No.137 by 初山笑  2014-05-18 06:27:09 


だから飲み会なんて参加しない方がいいんだって。
(真面目にそういったルールを守るあたり、相手は本当に真面目なんだろう。自分はきっと、あの貼り付けた笑みを浮かべながら“結構です。”とか言ってしまいそうだ。「じゃあ啓が可愛いかどうかを決める権利はオレにあるよね?」悪戯に笑いながらそう言うと相手の顔を覗き込むようにして見遣り、相手の答えを待って。強めにでてきた相手の出鼻を折るようなその対応にどんな反応を見せるのか楽しんでいる様子。「だって啓、紫月先生みたいな騒がしい…って言ったら失礼だけど、そうゆうタイプ苦手そうだし。でも、オレだって一人前に妬いたりするからね」今回の話ではあまり嫉妬しなかったのはその話が昔の相手だから。その頃の自分は相手が誰と飲んでいようがあの貼り付けた笑みを浮かべるだけだろうから。でも今そんなことやられたらきっと堪えるだろう。「大丈夫」答えながら相手の手を掴んで自分の方に引き寄せると抱きしめて。

  • No.138 by 矢谷啓  2014-05-18 08:55:41 

笑が言ってくれるなら…笑の言葉ならなんでも嬉しい
(囁くようにやや艶めかしく言い、相手の口元を親指でなぞり余裕な素振りを見せるが本当は今の自分は相手にひどく弱いようで顔を覗き込む仕草ですら可愛いと思い、いつもなら嫌味で返すところが甘い言葉になる。それでも甘い装いは充分なはずなため、これで相手が照れてくれればと期待して。「…なんでこういう時だけ大人っぽくなるかな。…俺が子どもみたいだよね」相手の自分を理解してくれる物言いに先程の妬いて欲しいという気持ちが薄れ照れくさい気持ちになって、一人妬いてほしさに話題を振った自分が馬鹿らしく、子供じみていて一応人生の先輩なのにと負けたような気になれば、それこそ子どものようにわざと拗ねてみたり。「笑…」なすがまま引き寄せられながら酔っているせいか、さっきまで全てをプラス思考に考えようと決めたのにまた心中はぐるぐるとマイナス思考が巡ってしまう。相手がもし誰にでも優しくして他の誰かが相手に自分と同じ感情を抱いたら、そっちに相手の気持ちが傾いてしまうんじゃないかと、いらない心配までする。また、その笑顔を自分にだけに向けて二人だけの世界をなんて独占欲の塊がある一方で相手の幸せを考えると心の許せる友人をもっと作ってほしいとも思うわけで…実際クズばかりだが心の綺麗な人はいるにはいる。そんな風に自分以外から注がれる優しさによる相手の幸せを願うことは間違っているのだろうか…。こんなにも相手を独占したくて、相手の気持ちが別のところに行くなんて心が張り裂けてしまいそうなのに「笑…愛してる」そんな言葉しか言えない。少量の酒に酔っているのか相手に酔っているのか、両方なのかもしれないがほんの少し赤く色づく顔を相手の唇に触れるか触れないかぐらいまで近付けて、まどろむ相手の瞳を自分だけを見て欲しいと、見つめて

  • No.139 by 初山笑  2014-05-18 09:14:50 


(相手の囁きに顔が熱くなるのを感じながら冷静さだけは失わないようにしていたのに甘い言葉に脳内が麻痺しそうになる。相手の思惑なんて露知らず素直に照れてしまっては一枚取られたような感覚になり、相手には敵わないな、といった具合で「オレ、ボキャブラリー少ないから期待しないでね」なんて。自分がいう言葉ならなんでも嬉しい、それを何回か心の中で繰り返してしまう、いつも何か話すと軽蔑しかされなかったから。「大人っぽくって…オレ一応大人だからね?いいじゃん、独占欲に塗れた啓も好きだよ」束縛などはするのもされるのもあまり好まないが、相手になら独占されてもいいだろう。そんな事を思ってしまうほどに相手に依存している。自分には相手しか居ない、そう言ったら相手は自分の独占欲剥き出しの言葉にどんか反応を示すのだろうか。蔑むような目で見てくるだろうか。そう思ってしまうと言いたい言葉を飲み込むしかなくて、相手の拗ねっぷりに頭を撫で。相手が何を考えているのか考えてみるが、こんな時に限って勘が冴えない。自分の名前を呼ぶ相手の声がいつもより切なく聞こえることで、何か相手がマイナスなことを考えていることは理解した。どうしたんだろう、問いかけてみようとしても口が動かない。相手が何に悩んでいて、それを言ってくれと言った所で自分にそれを受け止められるだけの包容力があるのだろうか。やっと開いた口で「啓、オレはどこにも行かないよ。オレには啓しか居ないんだ。こんな風に笑えるのも啓だけだよ。…啓、愛してるよ」と先ほどは飲み込んでしまった相手しか居ないという言葉がスラスラと出てきて。目の前にある相手の顔に胸が高鳴ればその目を自分の目で捉えて離さないようにしっかり見据えて

  • No.140 by 矢谷啓  2014-05-18 10:42:17 

笑のその可愛い顔だけで幸せになれる。可愛いこと言ってくれるのも嬉しいけど、言葉なんていらない
(言葉足らずなのはお互い様で自分も甘い言葉は言えるのにマイナスな言葉を説明するのは酷く苦手で。相手の照れて赤く染まる表情は誰にも見られたくない、独占欲に塗れた自分が好きだなんて言われたら誰にも貼り付けた笑顔でさえも見せたくないし、相手からも束縛されたい。今はお互い異常なまでの独占欲に溺れればいい、ただ、ゆっくりたっぷりと時間をかけて自分以外の誰かに優しさを向ける喜びを知ってくれたらと、歪んでいるはずの自分が相手の幸せを考えるといやにまともなことを考えてしまうわけで。勿論、相手が他人に向ける優しさを知った上で自分を独占してくれるなら、それほど喜ばしいことはないのだが。でも今はこの思いは相手を混乱させるだけだと心中に留めておき。頭を撫で受けながら尚も思考は巡って。啓だけ、と言ってくれる。一番望んでいる言葉でそれ以上の言葉なんてないくらい嬉しいのに複雑なのは“傷付けるのはやめて、俺だけを見て。俺だけを見ていればいい”と独占欲に溺れて愛する人を壊してしまった過去があるから。人の暖かさを知った上で世間から見放されて悩んでいた彼女を自分だけの愛でどうにかなると自惚れていたせいで。でも相手は彼女ではないし、世間体も考え方も全くの別物なわけで…。相手がもし人と接することの暖かさを自分だけしか知らないとしたら自分を見てくれるのは当たり前じゃないかと。ただそこに居たのが似たような境遇を持った自分だったからで、もし別の優しい誰かが相手に愛を注いでいたらこんな歪んだ愛ではなくもっと真っ直ぐな愛で相手を幸せに出来ていたんじゃないか…“もし”なんてなくて今目の前にある現実を幸せと思い向き合わなければいけないのに情けなくもどうしよもなく考えて。「ありがとう、ごめんね、今色々考えちゃって笑を不安にさせてるかもしれないけど、笑のこと想ってるから愛してるから」こんな気持ちで相手の唇に口付けるなんて出来なくて、まっすぐに見つめてくる相手を切なげに見返しては額に目に鼻に首筋に何度も口付けては心の中でごめんと呟きながら「愛してる」と繰り返し囁いて

  • No.141 by 初山笑  2014-05-18 11:05:41 


そう、だね
(言葉なんて要らない、その言葉は簡単に自分のごちゃごちゃと考えていたものを纏めてくれたような気がする。自分は何かを伝えたり自分の気持ちを露わにすることは苦手で、多分それは相手も同じなはずで。昔から言葉を発することは何よりも不得意、国語の教科書をクラスメイトの前で朗読することでさえ抵抗があったはずなのに、相手の前だと自分を知って貰いたい、その上で愛してもらいたいだなんて我儘なことばかりが浮かんできてしまい。自分がそんなことを思うのも相手だからであって、他の人に自分の過去を話した所で自己満足だけの同情の言葉を長々と話されるだけ。自分は相手のような人をずっと望んでいた、だからこそ手放したくない。これはきっと歪んだ独占欲、相手に依存しているだけで、これを人はなんて呼ぶんだろう。わからない感情ばかり増えてきてしまい、何だか頭が痛くなりそうだ。短い期間に自分はたくさんのことを知り過ぎた、幼過ぎる心はショートしそうなほどで、それでも真っ当な人間にはなれなくても、相手を愛するのに相応しい人間になりたくて。相手が話した彼女のことも、受け止められたのは目の前にいる相手が自分のことを愛してると言ってくれたから。忘れられないのだって当然で、それ程までに苦しく、悔しい思いをして気が触れてしまいそうな夜を何度も何度も一人で越えてきたんだろうから。そんな相手だからこそ、自分のことを愛せるんだろう。他の違う誰かが愛するのは“目の前に居る愛を知らない人を愛せてる自分”で、それは自我の欲求、自分はいい人なんですよ、というレッテルが欲しいだけ。歪んでいてもいい、真っ当に愛してくれるのは相手だけだから。「好き、好きだよ。…愛してる…愛してるから」相手の首に腕を回して抱き締めながらあらゆる所に降り注ぐ相手の口付けを受け入れて

  • No.142 by 矢谷啓  2014-05-18 13:17:00 

大丈夫だから、大丈夫。
(自分以上に頭の中がいっぱいでパンク寸前であろう相手に、普段言っていたら子ども扱いするなと怒られそうなセリフを安心させるため惜しみなく注いで、頭を何度も撫で自分がここにいて、これから先も傍にいることを伝えるようにして。相手の求めるものは自分の我が儘と重なる気がして、求める物が同じなんて幸福でしかなく微笑みが零れる。「幸せだよ、笑…幸せすぎて怖いね、すごく怖い」相手も怖いのは同じだろうと同調の言葉を先に穏やかな口調で述べ、不謹慎だがこんな時にまで笑顔になってしまうのは相手となら乗り越えていける自信からで。“愛してる”この言葉をここ数日で何度言ったか分からない。ずっと溜め込んでいたものが糸が切れたように口からこぼれ出て、これから先も相手だけにこの言葉を捧げたい。首に回される腕がひんやりとしているが酒のせいかいつもより少し温かい気がして、そんなちょっとした体温の変化に気付くほど相手を想い、もっと自分だけしか知らない彼を知りたいと思ってしまう。その反面で心の最も深い闇に未だ眠り渦巻く感情は過去の失ったものの絶望感と異常なまでの独占欲と自分でも知り得ない狂気があって。ただ今はそれに自分でも気付くことはなく本格的に酔いが回ってきたのか呂律が回らない口調で「えみ、俺にも…キス、して?」と後で酔いが醒めたら平静ではいられない、絶対ネタにされるような甘ったるい声で熱い吐息を耳元に吹きかけおねだりするように言って

  • No.143 by 初山笑  2014-05-18 13:57:46 


うん、怖いね。…だけど、啓となら大丈夫だよ、オレ頑張れるよ。
(幸せ過ぎて怖い、こんな感覚は初めてだ。幸せだからこそ、失うこと、離れられることが怖い。きっと今は幸せでそれでも何故か切ないのはそのせいだ。以前の自分だったらこんな気持ちは知らなかったはず、知らないまま生きていくはずだった。そんな決められた物語を変えたのは紛れもない相手。笑顔でいう相手に此方も笑顔で返してしまう。相手を失ったら自分には何が残るだろう。これは狂愛か、そんな言葉では表せない。狂っててもいい、周りから何を言われ、蔑まれようが自分自身に失うものなどは無い。プライドなんてとうの昔に捨てたのだから。今でも思い出すことの出来る屈辱的で強制的に行われたその行為はまだ相手には話せないだろう。もう勘付かれてるのかもしれないが、まだ話す気にはなれなくて。「ん、うん。」相手からキスをせがまれてやらないわけもなくて。人寂しい夜に悪戯に体を重ねた男女問わない数々の人間ともキスだけは何故か抵抗があった。理由は簡単で、その行為には愛は無かった上にただの遊び、暇つぶし同様だったから。でも今目の前に居るのは自分が愛してる人間。首に回した手を後頭部に移動させると自分の方へ引き寄せて相手の唇に自分のそれを重ね合わせて。明日になったらこのことでからかってやろう、そんな捻くれた感情も生まれたが、今はこの行為を楽しもう。角度を変えて何回も重ねるが、やはり初めてだからか慣れた様子はなくぎこちなくて

  • No.144 by 矢谷啓  2014-05-18 17:18:41 

一人じゃないから…俺と一緒に、
(もう充分頑張っている相手にこれ以上無理して頑張っては欲しくなくて、だけど相手の気持ちは尊重したいため“一人ではなく俺と頑張ろう”と言って。恐らく相手も同じ意味合いで言ったのかもしれないがお互いの不安を取り除くために言葉にして。夜は怖い。一人、闇の中で寝付く時間、自分の中に眠る影が大きくなり目を覚ます。きっと相手ももう一人の、または何人もの彼と戦いもがき苦しみ眠れない夜を過ごしたに違いない。このまま目が覚めなければと願い深い闇に自ら進み溺れて、自暴自棄になりその中に偽りの安息を見いだしては生きていることの虚しさと絶望を味わってきたのではないか。毎晩、死にきれない自分を呪っては自分の呼吸する音と鼓動の騒音の中で眠りにつく。自分も同じだからと分かった気でいる自分が憎たらしい。互いに夜を、明日へ繋がる喜びと感じられたらどんなにいいことか。相手の想像もできない失望を自分が希望に変えられたらなんてドラマの腐ったセリフのようなことしか考えられなくて…。相手に唇を奪われピクリと反応するが、幾度となく重ねられる口付けに応えるようにこちらも相手の頬に手をあてがい僅かに上向かせながら覆い被さるようにしてその唇を奪う。キスの方法を教えるように始めは確かめるように啄み、徐々に深く長く唇を覆うような激しい口付けを。流石にそれ異常深くキスをするとまた相手に負担をかけてしまうと回らない頭でストッパーをかけ理性をどうにか保つと綺麗な黒髪を流すようにさらりと撫で上げ、やはり酔っぱらっているのか妖艶に微笑んでは「いいよ、笑、良かった…」と生理的に潤んだ瞳と僅かに紅葉する顔で色っぽく囁く、勿論記憶には残るだろうが完全なる無自覚であり誘っているわけでも何か思惑があるわけでもなく普段通り言っているつもりで、しかし端から見ると誘惑しているようにしか見えない物言いで。無自覚であるが故に醒めたらからかわれるなど一切考えておらず、無表情に近いがいつもよりもどこか無邪気ともとれる表情で相手を愛おしげに見つめ額を合わせて

  • No.145 by 初山笑  2014-05-18 18:59:07 


一緒なら、怖くないよね…
(確かめるように、一人じゃないと確信するように問いかける。やはり不安というものは確かに存在して、お互いのそれを取り払うように言った相手の気持ちも理解出来る。怖くないと言って欲しい。一人じゃないと、もう自分は相手を信じているから本当はこんな確かめ合いなど必要ではないのかもしれないが、どうしても聞いてしまいたくて。相手の口から聞きたくて。学生の時から明日が来ることに絶望を感じていた。学校に行ってちゃんと自分の席はあるのだろうか、罵られることは怖くなくてもありもしない噂が広まるのは怖かった。その中に確かに事実は存在しているのだろうけど、やってもいないことが自分の知らないところで一人歩きしていた。いつだって不安で震えているせいで、傷だらけの手首でさえも妬ましくなった。ついこの間まで夢に魘されていて、だけど相手が自分を救ってくれたから光のない朝を迎えることはだんだんと少なくなって。角度を変える度に口から零れる甘ったるい声に聴覚が犯されている気持ちになる。こんなの自分の声じゃないと感じるのに、不思議と嫌ではなくて。鼻から抜けるような、そんなことを感じさせる声色にゾクゾクする。「…誘って、るの…」そんなことを問いかける自分の顔が、いつもより赤く、今にも零れそうな涙が幼い顔立ちと不協和していることに気づいていない。妖艶に笑う相手は何て美しいんだろう、自然と胸が高揚し、相手を求めている。相手のことを潤んだ瞳で見つめながら、「ね、啓…もう一回…」なんて我儘を言ってしまえば自分の行動の意図が自分自身でもわからなくて

  • No.146 by 矢谷啓  2014-05-18 19:48:28 

俺たちはずっと一緒だよ。一人じゃない。だから怖いものも怖くなくなる。だって俺たちだよ。二人なら無敵だと思わない?
(同じ言葉を繰り返し自分自身にも言い聞かせるように二人は何があっても一緒なのだと伝える。そして、その呼び方で呼ぶことすら拒まれるカゾクやユウジンから受けてきた傷に様々な苦難と絶望をここまで潜り抜け、更に腐るほど嫌味と甘い言葉が言える二人が出会ったのだから最強で、向かう所敵なしなのではないかと、空気を和ませるように少しふざけたように言ってみるが世界中のどんな恋人同士よりも自分たちが一番だと言う自信すらあって。自分の口付けによって相手から発せられる甘い声に理性が何度も飛びそうになる。相手の色づく頬も少し震える体も全てが愛おしく、今彼を独占出来ている高揚感に満たされて「誘ってるのは笑だよ…」潤んだ瞳で優艶な表情で言われたら歯止めがきかなくなる。そしてもう一回なんて言われたらなけなしの理性も吹っ飛ぶわけで、相手の髪を掻き乱し、それでもゆっくり優しく深く口付けて確かめるように相手の舌に自分のを絡め、歯列をなぞり口内を犯してゆく。一度透明な糸を通わせながら少し身を離しては相手の顔色を伺うように見つめて「…嫌じゃない?…怖かったら言って」すぐに理性を失ってしまった自分を責め拒絶されたらと不安に駆られつつ、なお不安で震えているであろう相手の頬を優しく包み込み安心させようと小さく笑んで

  • No.147 by 初山笑  2014-05-18 20:18:15 


うん、オレらなら何でも怖くないよね。
(ふわりと笑いながら言うと悩んで不安に凍えていた心が温かく解れていくようで。相手だって確かに辛いことがあって自分も同じように感情や表情を失っていた、それなのに二人でこんな風に笑い合える日がくるなんて。先程、誰かが笑っていて欲しいと願うのは罪なのかと思っていたが、やはり自分は相手が笑っていてくれることを望んでしまう。それが相手を傷付けるなら、自分も傷付く覚悟は誰よりもあるし、傷付くことなんて慣れているから怖くなんてない。誰よりも何かを失うことの怖さや辛さを知っている自分達はきっと通常ではないのかもしれないが、そんなことはもう眼中に無く、自分達がルールの世界に浸っていて。誘っているのは自分なのか、そんなことを相手の言葉によって知れば「そんなつもりはないんだけどな」なんて困ったような笑みを浮かべ。髪が乱れていくのを相手の手の動きで感じながら翻弄されそうな深い口付けに理性なんてものは今にも消えそうで。こんなこと初めてしたのに、相手だから全然怖くなくて、拒絶反応もしない。嫌だなんて感じないこの行為に溺れそうになり。透明な糸が引き、その光景に目を見張りそうになる。好きな人とする口付けはこんなにも幸せなのかということを感じながら、「嫌じゃないよ、啓だから…怖くなんてない…」僅かに震えるのはきっと初めてのことに体が驚いているからで、拒絶や嫌悪感からではない。頬に添えられた相手の手に自分の手を重ね合わせれば、相手の手と自分の手の温度が同じぐらい熱いことを知ると、いつもなら冷たい自分の手がこんなにも温かくなっていることに驚いて

  • No.148 by 矢谷啓  2014-05-18 21:14:28 

無自覚なんて…えみ、…
(根っからの…じゃないかと思う自分が一番そうなのかもしれない、無自覚だとしても相手は自分を誘うのが相当上手くあざとく見えてしまう。何にしても可愛いのには変わりなく傷付けたくないのに壊してしまいそうなくらい愛したいと思うほど強欲で。「俺は笑が思ってる以上に欲深いよ。笑のことは信じてるけど、ちゃんと止めて欲しい」未だ眠っている狂気が自分の奥底に眠っている気がして自分でも恐ろしく思えてしまうが、相手を信頼し大切に思うからこそ、そんな嫌な自分を止めてほしくて。「笑、興奮してるの?…すごく熱いよ」重ねられた相手の暖かさに、自分が相手を色づかせたような感覚になりどうしようもなく嬉しくなる。自分の体温で相手を暖めたいという我が儘な欲情は膨らむばかりで。それでも自分の体温に戸惑っているであろう相手をからかいたくてわざと艶めかしく、淫猥な言葉を選んでは熱っぽく浮かされた声で相手の聴覚を刺激するように耳元で囁きそのまま音を立て口付けて

  • No.149 by 初山笑  2014-05-18 21:46:15 


無自覚なんだ、オレ
(相手は自分の知らない自分を知っている、それも自分よりもより多くの事を。相手に教えられることは沢山あって、それを知るのは意外性もあって何だか楽しい気持ちになるのはお酒の所為だろうか。欲深い、その言葉は自分にも当てはまるような気がする。自分は欲に忠実ではないと思っているが相手のことになると忠実になってしまうだろう。それは独占欲だったり束縛だったり多々あると思う、前者のが強いであろう。止めて欲しいと言われれば、「うん、極力そうするね…でも啓のことはちゃんと信用してるよ」そんな風に言っては相手のことは信じてることをちゃんと伝え。「言わないで、恥ずかしい…」相手の言う通り興奮しているのかもしれない。卑猥な言葉を選んで相手が言ってるのに言葉以上に体は素直だ。発情期の兎みたいだ、心中そう思いながら相手の息が吹きかかる声にフルフルと小刻みに震えてしまうが、重ねた手を相手の首にまわして

  • No.150 by 矢谷啓  2014-05-18 22:40:32 

俺だけが知ってる笑…なんかいいね。…笑だけが知ってる俺を見つけて
(あれだけ自分の欲を押さえようと考えていたのに、いざとなると自分の欲求ばかり相手に押しつけている気がして情けない、それでも自分の言動によってもし相手の人間らしさや新しい感情を芽生えさせているとしたら其れほど喜々することはなく、そんな喜びを相手にも知って欲しくて同調を求め相手の髪をくしゃりと撫でて。「笑のこと本当に傷付けてしまうかもしれないから…その時は殴ってもいいよ」相手のことになると頭がクラクラして目眩がしそうになる。否、実際今は酩酊感のせいで本当にそうなのかもしれないが。はじめは真剣な眼差しでいうもこれ以上負担をかけさせまいと最後は本気だが冗談っぽく殴れと言って。「笑、かわいいからいじめたくなる」恥ずかしいと言うが此方も内心かなり羞恥に駆られていて、出来ればこの酔いが覚めて欲しくない、この行為も今の自分の相手に対する感情も忘れたくないと思う半面、普段はドライでいたいだけに恥ずかしさが軽減されていればと思ってしまう。勿論、このことを相手に指摘されてもそれはそれで幸せな時間なのだが。そして止められない欲求のまま、相手の小さく震える体を愛おしみ、頬に触れる手を首筋に伝わせ脇をさすり横腹から太ももへとゆっくり撫で上げれば、優艶な眼差しで相手を捉え再び唇を奪おうと相手に顔を近付ける。しかし、そこでスーと視界がぼやけ脳内がふわつき何も考えられなくなると力尽きたように相手の肩に顔を預け、ほぼ全体重をかける形で相手の上に倒れ込み。元々寝るときは呼吸が浅いらしく現に今もぷっつり何かが途切れたように意識を手放していて

  • No.151 by 初山笑  2014-05-18 22:55:14 


うん、たくさん見つけたい…
(自分だけが知る相手、なんていい響きだろう。嬉しさに顔を綻ばせては今みたいな笑顔はきっと死んでしまった彼女も見ていたのだろう。だから自分はもう少し違う笑顔や怒った顔、流す涙の意味や辛いこと全てを知りたいという気持ちに駆られて。「殴んないよ。殴ったら、やった方もされた方も痛いんだって」学生時代、担任が道徳の時間にそんなことを言っていた気がする。その時は流して聞いていたが今になって意味がわかるんなんてあの先生も喜んでいるんだろうな、なんて。「…啓のこともいじめたいんだよ、オレは…」今はそんなこと出来ないのだが。相手はノーマルだったはずだ。自分みたく、男女問わずに体を重ねた訳じゃないだろう。最も、男に媚びるようになったのはあることが原因だが、やはり男色家というものは世間から後ろ指さされるのだろう。相手の手が自分の体を這うように動くことにいちいち反応しながら相手に体を委ねていれば、いきなり相手が倒れ込んでしまう。しかし、やはり保険医という仕事柄、焦ることなく呼吸音を確認し、脈拍数を測ってはただ寝てしまっただけかという結論に至り。相手のことを抱き上げては自分の寝室、ベッドの上に寝かせ、自分はコップやら何やらを洗ってからソファーに寝っ転がり意識を手放して

  • No.152 by 初山笑  2014-05-18 23:02:48 


(/寝落ちになってしまったのですが如何致しましょう⁈
新しいロル回しましょうか⁇

  • No.153 by 矢谷啓  2014-05-18 23:25:35 

(/すみません、今見ました!そうですね、新ロルお願いしてもよろしいでしょうか?
というか今回も萌えをありがとうございます。啓くんセイチャルールにより阻まれました←
でも男は知らないので未知数だと思います笑

  • No.154 by 初山笑  2014-05-18 23:32:33 


(/お、新ロル了解です‼︎
此方こそありがとうございます、ずっとニヤニヤしてました←
セイチャルール最強説ですねw
初山さんはまぁ色々ありまして(後々説明←)男の人とは経験済みってやつですね←
此方は蹴っていただいて大丈夫です‼︎




…痛い。
(保健室でダラダラとパソコンで作業をしていれば何処からともなく偏頭痛がやってくる。もう薬は底を突いていて、イライラしそうになるがふいに愛しきあの人の顔が思い浮かべば自然と頭痛も和らいでしまうから不思議だ。しかし、やはり少しは痛くて気を紛らわせるために読書なんかしてみては今日は無駄に保健室にくる生徒が多かったなぁ、なんて考えて

  • No.155 by 矢谷啓  2014-05-18 23:50:36 

失礼します、…初山先生、書類持って来ましたよ
(屋上で最近は節制していた苛立ちを抑えるためだけの強めの煙草を吸って職員室に戻る途中、教務員に保健室に書類を持って行くように頼まれ以前なら何で俺が、と気分を害していたが今は彼がいると思うと無表情に快く受け入れては煙草の臭いを気にしつつも気持ち足取り軽く保健室の扉をノックして。真面目な性格故か、周囲の目も気にして名前を呼びたい気持ちを抑え、以前の呼び名で話しかけ。しかし禁断の秘密を抱えているようでこれはこれで面白いと思っていて。「…体調、悪いの」相手に近づいていけばすぐに偏頭痛か何かに悩まされていることに気が付き、以前の平坦な口調で相手をまっすぐ見て

  • No.156 by 初山笑  2014-05-18 23:56:50 


ありがとうございます、その辺ぶん投げておいて下さい
(相手がもってきた書類というのはきっと生徒個人の出欠席、保健室了解回数などだろう。それを累計するのは後でもできるわけで、今はとりあえずこの偏頭痛をどうにかしたい。「丁度薬が切れちゃったんですよ、矢谷先生。でもそこまで酷い訳ではないので大丈夫ですよ」と平たい口調で問われたことに対して答えながら、真面目な相手に従い、実際そこまで酷い訳ではないので素直にそう述べながら学校だからか貼り付けた笑みになってしまい。矢谷先生、なんて呼んでみて。最近、啓と呼んでいるせいかその名前が出て来てしまうが押さえ込んで。

  • No.157 by 矢谷啓  2014-05-19 00:07:55 

一応これも学校の備品ですよ。ぶん投げたらいけないことくらい分かりますよね
(敬語で淡々と応えつつ、なぜかこの喋りだと意識しなくても嫌な性格になり嫌味を言ってしまうが実際、学校の備品を投げるなんてと思っているため喫煙してる者が言えたことではないが注意してみて。「薬がないって…。酷くなくても辛いんじゃないの。俺の前では無理しないでください」口では大丈夫というものの相手の辛そうな表情を見ては耐えられなくなり、表情は変わらないにしても僅かに声色が震えれば心配の言葉を投げかけて。しかし相手の口から聞く自分の呼び名は酷く違和感があり「…初山先生…矢谷先生とか気持ち悪いです」と冷ややかな口調ながら冗談ぽく、この言葉遣いを楽しむように言って

  • No.158 by 初山笑  2014-05-19 06:53:30 


喫煙者に言われたくありませーん
(相手の痛い所を付けば資料を相手の手から奪い取り目を通して。やはり先程自分が予想した通りの資料に明日やればいいか、という気持ちになってはファイルに挟んで。「……啓、頭痛い…」声色の変化に気付けばそんなことを述べながら相手のことを見やり、心配してくれていることは痛いほど伝わって。「これでどうですか?」啓と言い直して言ったことに対して反応を見ながら自分の口元に指を当てて貼り付けた笑みを妖艶に変えて

  • No.159 by 矢谷啓  2014-05-19 07:37:33 

バレてましたか…。盗み見なんてストーカーですか、あなたは
(やはり少し前まで相手との会話で使っていた敬語は違和感しかなくむず痒く感じてしまう。しかし流石というべきか相手には喫煙はばれていて見られたことは仕方ないにしても嫌煙者であれば少々困るわけで。自分も煙草は正直苦手で滅多に吸うことはないのだがどうしても腹の居所が悪かったり、過度なストレスが溜まったりすると強めの煙草を吸うことで脳を浮つかせ発散している。それは自分でも軽度な薬物依存の類ではないかと禁煙を試みてはいるものの煙草の依存性にまだ打ち勝つことが出来なく後ろめたさはあって。そんなことを考えていたら意地悪いまでの妖艶な笑みと相手から発せられる自分の名前「…ずるいよ、笑。…横になったほうがいいんじゃない?」学校というシチュエーションだけで自分は弱くなるのか妙に気恥ずかしく思わず視線を反らしては負けたというように相手の名を呼ぶと、すぐに向き直り体調の心配をして

  • No.160 by 初山笑  2014-05-19 07:49:51 


違います、たまたま見えたんですよ。…じゃあ、これあげますよ。
(以前図書室帰りに相手が煙草を吸っていたのをみて、随分人間クサイこともするんだな、なんて感じたものだ。自分は煙草の煙で咳き込んでしまうので煙草には無縁な訳で。引き出しの中から喫煙用のガムを取り出せば相手に渡して。こんなの気休めかもしれないが、効くなら煙草などやめて欲しい。生徒の中にも若気の至りで喫煙する者もやはり居て、その指導なんかもしているから煙草が人体に及ぼす数々の危険なども把握済み、相手が素直に受け取るかわからないがとりあえず渡しておけばいいだろう。「大丈夫ですよ、今日は早めに帰りますし…あ、啓の家に行っちゃおうかなー、なんてね?」首を傾げながら冗談でそう述べながら相手の反応を伺うように顔を覗き込み

  • No.161 by 矢谷啓  2014-05-19 08:14:53 

努力はするよ…笑のためだものね
(自分の憂さ晴らしだけで考えると止められそうにないが、相手と長い時間を共にしていくなら禁煙できる気がして有り難くガムを受け取りつつ、確証は持てないため相手の顔をあまり見ることができずに。しかし次ぐ相手の言葉を聞くと分かりやすく顔を上げて「俺の家?…別に、いいけど何にもないよ」と相手の冗談を真に受ければ了承して。何もないというのは相手の部屋と同じことだが、記憶が確かであれば冷蔵庫の中もからっぽで、あるとしたらモモンガのエサくらい。しかも昨日もプリントの整理をしていたため参考書と書類が机の上に散乱したままで。まあ今更気にすることでもないかと妥協するも「でも薬切れてるんだよね。自分の家でゆっくり休んだほうがいいんじゃない?」自宅に来てくれることは構わないが相手の体調を考えると良い選択なのか疑問に感じて

  • No.162 by 初山笑  2014-05-19 08:38:22 


うん、オレもちゃんと支えるから
(相手だけに頑張れと言うわけではなく、自分も出来る限りのサポートをすることを伝え。自分にだって頑張った所でやめられないことはあるため強要するわけではない。だから出来ることの精一杯をやろうというわけで。「前から気になってたんだけど…まぁ、啓の言う通り今日は家でゆっくり…」そこまで言った所でやはり薬がないことは辛い。市販の薬がたしかあったはずだ、曖昧な記憶を頼りに色んな引き出しを開いていけば市販の薬だが頭痛薬がある。とりあえずそれで感覚を麻痺させようと薬を飲んで

  • No.163 by 矢谷啓  2014-05-19 11:03:30 

参ったな…そんなこと言われると本当にやめなきゃいけないよ
(逃げられそうにないと苦笑を零しながら少しでも禁煙出来ないかもと思っていたが自分が恥ずかしくなる。あまり苛立ちからくる弱みは相手に見せたくないが喫煙して気付かれて後々弱みを見せるより、節制して相手と苛々を共有してもらったほうが良い気がして。
「笑。無理はよくないよ。……でも、そうだね。今日、うちに来なよ。荷物取ってくるから先に駐車場行ってて」頭痛薬を飲む相手を見てはそこまでしなくてもと思うがその気持ちは嬉しく無駄にはしたくないと思い家に来ることを了承すれば、早々に準備を始めるために一度保健室を後にして)

  • No.164 by 初山笑  2014-05-19 12:48:48 


いや、強要はしないよ?
(相手が煙草を必要とするのは自分が自傷行為を必要としているのと同じで無理してやめても自分を追い詰めるだけになってしまうので強要はしない。「無理はしてないんだー」そんな風に言っては笑い、先に保健室を出た相手の後ろ姿を見送りながら保健室を施錠して駐車場に向かって

  • No.165 by 矢谷啓  2014-05-19 13:10:28 

でも笑とは気兼ねなくキスしたいしな。煙草味とかやでしょ
(相手の心遣いに感謝しながら、嫌煙者の相手に口付けをするとき嫌悪感を頂かせていたら嫌だと少しふざけたように言えば肩を小さく竦めてみせて。「お待たせ。…もし必要なら帰りにここまで送るから」車のロックを外し扉を開けると相手に入るように促して、相手の都合を考えては帰り、送迎するというが泊まってくかなという期待もしていて)

  • No.166 by 初山笑  2014-05-19 13:15:46 


うん、煙草味はちょっと気が引けるかも。
(自分が禁煙者だからか、煙草味のキスはどうしたものかと少し気が引ける。しかし相手とのキスに嫌悪感はなくて、ただ煙草は嫌というだけであり。「うん、ありがとう」そんな風に言ってはふわりと微笑みながら相手の車に乗り込んで

  • No.167 by 矢谷啓  2014-05-19 13:36:21 

(相手の微笑みは柔らかくて、それを見るたび好きだと思い抱きしめたくなる、相手がそれを疎ましいと思うくらいまたは自分が抱きしめたい衝動が追いつかないくらい相手の笑顔が増えてくれればと願って。「笑んちみたいに広くないけど…どうぞ」安全運転で3階建てアパートにつけば2階の窓際の自部屋まで来ると扉を開け招いて。一般的な1LDKの一人には少し広い程度の間取りで、やはり余計なものは置いていなく、あるとしたら押入の奥底に眠る彼女の遺品くらい。彼女が寝泊まりし共に時間を過ごした部屋で、引っ越すだけの金銭的余裕はあったが未だにここを離れられずにいて「てきとうに座ってて…散らかってるけど」小さめのソファー前にある机にはプリントが散乱しており周囲には生物とは関係ない数学やら現国の教科書も散らばっていて。「はい、これ飲んで」とコップに水をいれて相手に渡して

  • No.168 by 初山笑  2014-05-19 15:45:25 


お邪魔します…
(部屋に入ればふわりと香る相手の匂いが鼻腔をついては安心するその香りが心地よく感じて。自分の家はただ馬鹿広いだけ、心の隙間を埋めるように何かを求めたがやはりそこから何かを得られたわけではなくて。机の上に散乱するプリントや教科書に相手の真面目さが伺える。しかも自分の教科だけでなく、他教科まである所を見るとその真面目さが逆に頑張りすぎてないか心配になるほど。差し出されたコップを受け取り、「ありがとう」と。

  • No.169 by 矢谷啓  2014-05-19 16:29:21 

丁度、中間の時期でさ。色々聞かれることも多いんだよ、普段から聞いてくれればいいのに
(テスト期間中は直前になって何かと聞きに来る生徒が多い、また授業スタイルとしては他教科のペースに合わせ少しでも生物に関連づけることでどの教科も覚えやすくし、教科は密接にそれぞれ繋がっているのだということを教えたいわけで。なぜまともに授業を聞きもしない生徒たちにそこまでやっているかは自分でも分からないが兎に角仕事をしている時間は無心になれる気がして。「テスト期間はさ、テストサボり魔が保健室に逃げ込むから大変だよね、笑も」そんな他愛のない話をしながらフクロモモンガのケージの水を変え机の上のプリントを簡単に重ねてまとめると机の下に雑に置き、相手のほうを向けば「家にりんごくらいしか無いんだけど食べる?」と聞いて

  • No.170 by 初山笑  2014-05-19 16:52:59 


あーね、中間テストかぁ…
(中間テスト、保健室に居るからかあまり聞き馴染みのない言葉だが確かに中間や期末の時はいつも以上にさぼりが多い。保健室のベッドだけじゃおいつかず、椅子に座らせて休ませることになりがちだ。何度注意してもテストを受けない奴なんて留年しろよ、と心中毒づきながら生徒を宥めるのはなかなか神経をつかうもので。「大変だよ、本当。最近やけに多いよね、そうゆう生徒。」困ったように眉尻を下げながら言うとフクロモモンガが目に入る。以前学校で触らせてもらったことがあるため、「可愛いなぁ、フクロモモンガ」と呟いては「リンゴなんて久しぶりだよ」と久しぶりに聞いた果物の名前に目を輝かせながら

  • No.171 by 矢谷啓  2014-05-19 17:16:05 

まあ、生徒の気持ちも分からなくはないけどね。俺も面倒だって思ってたから
俺は学費バイトで払ってたけど親に払ってもらって留年する奴は理解できないね
(自身に必要か不明な物を決められた基準と採点で過程は無視されて結果のみで順位をつけられる。若いと多くの者がぶち当たる壁ではないのだろうか。そんな上辺だけの物よりも友人関係だとか人間関係をどう上手くやり虐めグループに目を付けられず切り抜けていくか、みんなそんなことに必死なのだろう。自分は家庭内の問題はあったが高校で1年だけトラブルがあったくらい。元々友人関係はドライであったし虐められていると自覚していても所詮今だけの行き過ぎたお遊びだろうとませ餓鬼だったため傷は浅く、あーそんなこともあったな程度。相手はどんな学校生活を送って来たのだろう。話を聞いているとあまり良くないように思えて此方からは聞けないため無理には聞かずゆっくり待つことにして。「こいつも笑のこと好きだって」と良いながら夜行性のためか寝ぼけているモモンガに受け渡し、ほとんど使うことのない台所に立っては手を洗い、かなり不器用にリンゴの皮をむいていき「となりのおばさんがね、くれたんだよ。果物好きなの?」半ば無理矢理渡されたものの相手の喜ぶ様子を見れば少し嬉しくなって

  • No.172 by 初山笑  2014-05-19 17:35:08 


へぇ、偉いね。オレは私立の特待貰ったから三年間修学旅行積立金だけ自分のバイト代で払ってたよ。
(学費をバイト代で払っていた、そんなことを聞いては自分がいかに楽して学校に通っていたかを痛感する。授業中に寝ていたのに何故か勉強は出来たからか、人間関係は最悪。しかも目をつけられた相手が悪かった。翌日から始まったのは陰湿な虐めとリンチという何とも学生らしいものだったがやはり一番堪えたのはあの事件だろう。まだ話す気になれなくて一度開きかけた口を閉じてはフクロモモンガを受け取っては撫でたり鼻を擦り寄せたりしては再び可愛いと漏らして。相手の危なっかしい包丁さばきを見てはだんだん不安になり、「優しいね、おばさん。まぁおばさんって生き物自体優しいんだろうけどさ…ちょっとそれ貸してよ」と言えば相手の手の上から自分の手を重ね合わせ、子供に教えるように一つの包丁を二人で持って剥きはじめて。「啓危ないんだもん、果物好きだけどさ、これじゃ食べる所なくなっちゃうよ」と

  • No.173 by 矢谷啓  2014-05-19 18:20:04 

うわ、頭良かったんだね。特待は取りたくても取れなかったよ。…笑も自分で払ってるじゃん
(偉いと言うが相手もなんだかんだ自分で必要な金銭を賄っているわけで、きっと色々苦労したのだろうと考える。何があったのかは分からないがあそこまで貼り付けたような笑みで必要以上に人を避け介入させない点、自分の経験上からも辛いと一言では言い切れない日々を送ってきたに違いない。そう思うと兄弟や家族の問題を抱えている彼を追いつめた奴らが許せなくなり、無意識に包丁を持つ手に力が籠もり「…地獄に堕ちればいいのに」と聞こえるか否かの低い声色で心の声が知らずに漏れて。しかしすぐに何事もなかったように、相手のおばさんの話を聞けば「でも怖いんだ、おばさん。この前笑の家から朝帰りしたときどこで見てたのか知らないけど‘いい人見つかったのー?’って笑顔で…。恐ろしい生き物だよね。…一人でできるって」(どうでもいいおばさん説を話しつつ、いい人が見つかったのは事実、それを指摘されるほど表情に出ていたのかと思うと少々恥ずかしく思えて。背後から相手に包丁を持つ手を支えられると決まり悪いし、所有権を奪われた気がして落ち着かずはじめは悪態を吐くもこの密着して共同作業をする状況も悪くないと思えば「…新婚夫婦みたいだね」と冗談交じりにいいながら殆ど手は相手に預けていて

  • No.174 by 初山笑  2014-05-19 18:58:21 


全然良くないよ?定期テストの前日だけ頑張ったからかな…修学旅行積立金なんて二万ぐらいだから大丈夫だったよ。
(結局の所修学旅行なんて行かなかった訳で、その理由も簡単、“来るな”と言われたから。その上誰ともグループなんて組めなかったし行った所で楽しい思い出なんて作れない、むしろ嫌な思い出しか出来ないだろう。実際行かないで苦労はしなかった、学校で自習をしていた方がよっぽど楽で余計な事を考えないでいられたから。低い声で何かを洩らす相手に首を傾げながらも何も聞かない方がいいのだろうという考えのもと、「あはは、見られちゃったね?でもオレも言われたんだよ?隣の家の人に“笑くんここの所ずいぶん楽しそうだね”って。でもおばさんは話が早いからね」とリンゴを剥きながら呟いてはこの様子から普段料理なんかしないのだろうと。リンゴの一つもろくに剥けないのになにが一人でできるってだよ、そんな風に心中では悪態をつくが相手の手をしっかりと優しく包み込んで。学生時代に洋食店でバイトしていて良かった、と今になって喜々としてしまい、「そうだね、オレ主夫ね」と。相手に顔が見られないことをいい事にほくそ笑んではリンゴを剥き終え、「はい、でーきた」と

  • No.175 by 矢谷啓  2014-05-19 19:44:58 

一夜漬けってやつだね。俺はそんな器用なこと出来なかったからな。修学旅行ね。笑と言ったら絶対楽しかっただろうな。嫌味吐きまくりだろうけど
(積み立て式でいつも勉強していたためテスト勉強だからと特別なことはしたことがなく、生徒のほとんどが‘昨日しか教科書見てないしー’発言をするわけで正直頭が痛い。修学旅行は楽しいこともあったが、それは家から離れることが出来るからという理由が大きく、また大浴場での風呂時間は苦手だったことを覚えている。もし、相手と学校時代一緒に過ごしていたらとあり得ないことだが想像してみると面白く小さく笑ってみせて。「へぇ。おばさんの観察眼すごいな。…でもその話は嬉しいかもな。俺の知らないところでも楽しそうにしてたんでしょ。俺のこと考えて」悪戯に微笑んでは自分もだけどと内心突っ込みをいれつつ、一緒に居なくても自分を感じていてくれたなんて喜ばしいことだと。「…それってどっちの意味?俺が夫って捉えていいんだよね」相手の言ったシュフは2通り意味があって自分たちを男女と捉えるか男2人と考えるかで互いの立場が変わってくる。頭の中が混乱してきてハテと小首を傾げているうちに手元には途中から綺麗に向けたリンゴがあり「わ、さすが俺上達うまいね」と平坦な口調でおどけてみせて

  • No.176 by 初山笑  2014-05-19 20:57:14 


でもそれって、ちゃんと毎日勉強してたってことでしょ?オレは飽きっぽいから逆にそうゆうの出来なかったなぁ…
絶対楽しかったって‼︎ちなみにオレは学ランだった。
(相手のことだ、学生時代のころから真面目に勉強していたに違いない。自分は堕落した学生時代だったがきっと相手はそれなりにいい成績を修めていたのだろう。修学旅行なんて小中学の時しか記憶になく、入浴時はなるべく隅の方に居た記憶しかなくて。相手の言うとおり、絶対楽しかっただろう。嫌味に塗れた修学旅行でも全然億劫でもなく、自分は笑いながら過ごせたのではないだろうか。何と無く制服の話を持ち出してみれば相手はどうだったのだろうと考え。「おばさん舐められないよね。…今のは忘れて、うん、忘れようか?」悪戯に笑われ、恥ずかしげにそう呟いては二度目の忘れようという言葉は若干脅迫じみた顔つきになっていて。「え、何言ってんの?オレが夫でしょ、初山啓になるんでしょ」と笑いながら答えてはおどける相手に「オレが剥いたリンゴね」と。オレが、という部分を強調してみて

  • No.177 by 矢谷啓  2014-05-19 21:36:00 

俺はブレザーだった。でも着苦しいから苦手だったんだよね。着崩しするくらい不真面目でもよかった気がする。俺たち同じ学校だったら変な噂流れて大変だったろうな
(勉強に飽きることがあるのだろうかと疑問に思うが興味がないことなら学ぶ時間も退屈かと考えれば一人納得し、制服の話題になればあの頃は真面目によく着用していたものだと自分でも感心してしまう。今その反動が出ているのか教師の癖にスーツが乱れていたり、家での過ごし方に問題があったりするわけだが。そして同じ学校だったと考えるとこの二人の異様な関係に周囲は色んな意味で沸いただろう。それを考えると可笑しく思わずまた笑いが零れて。「そんな怖い顔しても無理。笑のことは忘れられない。それとも俺が笑のこと忘れてもいいのかな」脅迫じみた顔つきに怖じ気づくことなく負けじとわざと悲しそうな素振りを見せてはふざけ続けて。「…いや、おかしいよね。だってそれなら夫がリードしてくてないと、この前どう考えても俺が…」リードしてたと言いかけて妙に気恥ずかしくなれば目線を反らしつつ男色家の勝手が正直分からず、相手はどうなのだろうと考えて。「はいはい。リンゴも向けない奥さんですみませんね」と痴話喧嘩のごとく言葉遊びをして何気なく返しつつリンゴの切って雑に芯を取れば皿に盛りつけ爪楊枝をテキトーに指すとソファに座りながらリンゴを机の上において

  • No.178 by 初山笑  2014-05-19 22:21:24 


へぇブレザーってなんかカッコいいよね。着崩さなかったんだ、偉いね。オレなんて着崩してたよ?…だね、きっとたくさんの人がよからぬ噂を…
(学生時代、学ランを着崩していた記憶がある。着崩すのが難しいと思われがちだが、下にパーカーを着たりだとか派手目のTシャツを着たり、ズボンにチェーンをつけたりと格好は悪い生徒そのものだった。勉強の他にもそれのせいで迫害されたと言うのにあの頃の自分は気にしていなかったのはきっと今以上に人生に飽き飽きしていたからであろう。よからぬ噂を立てられればそれなりに飽きのない学校生活だったのではないのだろう、噂話は広まるのが早いが相手との噂なら何でも嬉しいわけで。「 …忘れたらやだけど…」と唇を尖らせながら言っては相手に一枚取られた気がしてなんだか癪に触る。それさえも愛しいと思ってしまうあたり、相当相手に惚れ込んでいて。「…確かにそうだったけど…!掘られる方はすっごい痛いんだってば…」そんな風に言うと切なげな顔をしてしまうがすぐに立ち直っては「リンゴぐらい剥けるようになってね?」と。ソファーに座ってはしっかりといただきますをしたからリンゴを食べて

  • No.179 by 矢谷啓  2014-05-19 22:48:31 

偉いというか馬鹿正直なだけだよ。どちらかといえば着崩してる奴のが多かったし
(相手が着崩していたのは正直以外で、真面目で静かな印象があったがこの幼い顔で今時風の格好なんて正直格好いいというより可愛いと思ってしまうだろう。しかし恐らく嫌な学生時代の話をさせてしまったことに後ろめたさを感じればそれ以上話さないでおこうと思って「やっぱり子どもっぽい」と唇を尖らせる相手の口元を指で軽く押せば以前の無表情の癖がまだ抜けきらず相手の瞳を凝視して。続く相手の言葉の意味ははじめよく分からず小首を傾げる。前々から男色に偏見は無かったし言い寄られても男だからという理由では気持ち悪いとは思わなかった。だからこそ今すんなり彼を受け入れているわけだが経験は女としかないわけで。暫くして意味を理解すると痛いと知っているということはそういうことなのかと声に出してしまいそうになるが切なげな相手の顔を見て思い留まり「へ、へぇ…そうなんだ。俺もまだ勉強不足だなー…」と恥ずかしさ半分、気遣い半分で分かりやすく戸惑いの色が声に出て「…笑と結婚すれば必要ないから」としれっと言えばリンゴを食べる相手の頬に口付けて

  • No.180 by 初山笑  2014-05-19 22:59:42 


でもそんな中で啓はちゃんと着てたんでしょ?偉いよ、本当にそう思う。
(自分は周りに流されてそんな着方(短ランだけはどうしても許せなかった)をしていたが周りに流されずにちゃんと制服を着ている相手に対して素直に感心してしまう。本当に偉いと思う、そんな表情で言っては先に続いた言葉に「子供じゃないです」と言いながら相手の瞳を見つめ返して。無表情の相手、しかし最近は少しずつだが表情がついてきたのではないだろうか。笑ったり泣いたり怒ったり、相手の表情や感情を取り戻せるきっかけに自分がなれればいいと思って。自分の物言いを漸く理解した相手。とりあえず何も言わずに苦笑を浮かべては「オレが料理で啓が掃除ね」と今度は笑って述べ、相手の口付けにびっくりしたのか目を見開き。「…じゃあ、ちゃんと話さないといけないことがあるんだ」と真剣な目つきで

  • No.181 by 矢谷啓  2014-05-19 23:11:16 

笑が言うなら、自信持てるかな。これでちょっと嫌なことが笑のおかげで良いことになった
(心を許している相手にまっすぐ素直に感心されれば、こちらもそれを受け入れやすく、過去に気にしていた些細なことも相手に言われると良い物に変換されていく気がして。「鏡で見てみなよ。絶対、子どもって分かるからさ」少し真剣な面持ちになったような相手を無表情からやや不思議そうな顔で相手を見つめて。「掃除とゴミ出しは夫の仕事だからね」と冗談を重ねていくが続く、相手の真剣な雰囲気にこちらも俄に表情を変えると相手から少し身を離し真剣に、しかし優しい眼差しで見つめ「うん、聞くよ。ゆっくりでいいからね」と相手の冷たい手に自分の手を重ねて傍に居ることを伝え

  • No.182 by 初山笑  2014-05-19 23:28:28 


うん、きっと話せるから…今なら。
(温かい相手の手をしっかり握りながら話し出して…自分は母子家庭だった、母にはその当時付き合っていた年下のはたからみれば好青年という愛人が居た。兄しか構わない母と違い、その好青年は自分のことを可愛がってくれ、兄と比べることもしなかったことが何よりも嬉しかったことを覚えている。しかし、時間が経つごとにその人は横暴になっていき、母に暴力を奮うようになり、更には兄にも当たり散らした。その頃から母と兄を嫌いだった自分はざまあみろ、と捻くれたことを思ってしまい、自分に被害が無いことに安堵した。そんな時、学校帰りに自分を狂わせることが起きる。その好青年が自分のことを金で売っていた、しかも自分の同級生に。しかもその同級生というのが同じクラスのタチの悪い苛めっ子。いじめなんてものが可愛らしく見えるぐらい悲惨で屈辱的、何せ同性に犯されたのだから。その日を境に自分の中の何かが壊れ、金稼ぎの為に体を売った。ある日は道行くサラリーマン、ある日は女子生徒。自分がどうなろうと関係なかった。そんなバカみたいな癖がついたままどうしようもない大人になってしまった。「…ね、オレはこんなに汚いんだよ。…キスしたのって啓が初めてだった。啓以外の人は体が拒否してた…こんなにこんなに大好きで愛してるのに、オレはもう汚れきってる。」そんな風に呟けば相手の顔を見るのが怖くて視線を下にしたまま、「…こんなオレでも愛してくれるの…」と問いかけて

  • No.183 by 矢谷啓  2014-05-20 00:07:06 

(愛されるべき人に愛されず、信じていた人に裏切られ相手はどんな気持ちで他人に身を売っていたのだろう。売る何て言葉を使いたくない。自暴自棄になった彼はきっと自分が無表情になった以上に空っぽで、闇よりも深い何もない空間でもがき苦しんでいたに違いない。むしろ苦しいほうが楽と感じていたのではないか、なにもない無になりたいのになれなくて。自分だったら唯一信じていた人にそんな裏切られ方をされたら耐えられないし、まして同姓に犯されるなど考えたくもない。しかし相手の過去はこれからの自分たちのことで、受け入れなければならない。相手の気持ちを完全に理解してやることは不可能だが、自分の気持ちは決して変わることがなくて「…汚くない。笑は精一杯生きたんだよ。方法を少し間違えただけで…必要なんて言いたくないけど、笑がそのときそうすることで今、ここにいて俺と出会えたなら、きっと全てが悪いわけじゃない。笑は汚くなんてない。俺は過去の笑も愛してる。今も未来もずっと愛してるから」心が痛むとやはり言葉が上手く紡げない。どんなことがあろうと生きた相手はとても輝いてみえて、自分にはない強さすら感じる。屈辱的な行為を強いた奴らは許せないが、そいつらに屈せず今自分の目の前にいる相手は汚くなんかなく…握った手を優しく握り直せばそのまま相手を自分の腕の中に閉じこめてそっと抱きしめ背中を撫で「生きてくれてありがとう。頑張ったね。もういいんだよ、俺が笑を守るから」頑張ったなんて陳腐な言葉で言いたくなかったが、今はそれしか言えなくて優しく優しく撫でてやることしかできずに

  • No.184 by 初山憂  2014-05-20 00:28:05 


(拒絶されるかと、追い出されるかと思っていた。自分の生き方は正常ではなく異常でもう関わるのはやめようと思われても仕方ないと思ってたし、嫌われるのを覚悟していた。だけど、やはり相手の優しさにすがりついてしまう自分が居たのは確かで相手が自分を拒否することなんて信じたくなかった。自分のことを汚していったのは紛れもなく自分自身で、その行為の生々しさや寂寞、何度体を重ねても埋まらない喪失感は残ってしまった。ついこの間までずっと喪失感とその過去は自分について回る。今と過去はちがうが、全く離れているわけではない。必ず何かで繋がっていて忘れることなんて叶わない。相手が自分に変わらない愛情を見せてくれたことに安堵の表情を見せては「ごめんね、ありがとう…あの頃に啓と出逢いたかったな…愛してる…オレも啓のこと愛してるよ」と呟いては学生の時に出逢いたかったというその願いが叶うことはないとわかっているがきっと相手だってそう思ってくれているはずだと。こんな重い事実、きっと誰も聞いてくれないだろう。でも相手は聞いてくれた。嫌な顔一つせずに、ただ繰り返される話に耳を傾けてくれてことでさえ自分にはとても連れしくて。「…オレを愛してくれてありがとう、どんなオレでも信じてくれてありがとう。ずっと側に居て、お願いだからどこにも行かないで」抱きしめられ、相手の背中に腕を回せば相手の服をぎゅっと掴んで皺を作ってしまい。生きてくれてありがとう、こんな言葉を言ってくれるのはきっと目の前にいる彼だけだろう。だからこそ言葉の一つ一つや表情が一々嬉しくて愛しくてたまらない。あぁ好きだ。今更ながらにそんなことを思って

  • No.185 by 矢谷啓  2014-05-20 03:56:49 

(相手の心の闇が自分と出会って甘い言葉を囁きあったからといってすぐに晴れるわけではないだろう。この世に生を受けてから愛を感じず周囲から受けた傷は大きく深すぎて、その代償はあまりにも大きく彼を何度も闇に突き落として。もしかしたら一生快晴になることはないかもしれない。それでもこれから長い時間をかけて心の空に雲があっても星々で輝かせ虹で色づかせ、光で満ちあふれさせればいい。消えない傷や忘れられない過去があっても構わなくて、ただその時は「俺はいつも笑のそばにいるから。嫌なことを思い出したら俺にその過去を愛させてほしい。出会ってなかった分も全部愛したい」でも、ごめんと言いかけて言葉を飲み込む。過去の自分が彼女と愛を奏でていた頃、彼は生き地獄という名の絶望の中にいた。恐らく愛する彼女がいた自分が彼を見たら偏見こそはしなかったが今と全く同じようには手をさしのべることはできなかっただろう。友人として上辺の言葉しか言えなかったのではないか、むしろ彼女しか見ることができなかったかもしれない。過去の彼を愛せるのは今だから言えることで…自分の酷く醜い様を知ったら信じてくれている彼を裏切ることになる。やはり彼女を忘れないと過去の自分も彼だけをみないといけないと的外れな考えをしてしまい、前向きな自分と後ろ向きな自分が交差する。でも今はまっすぐ自分を見てくれる彼に言えるはずもなく、相手を離したくなくて狂おしいほど愛していて、相手を安心させるために捧げる愛の言葉が憎たらしいのに止められなくて「当たり前だよ。いつの…どんな笑も俺にとって大切な存在だから。…そばに居る。笑がまた迷っても俺が見つけて離さない」本心からの言葉のはずなのに罪悪感が捨てきれないのはまだ自分が弱いせいか。自分の全てを受け止めてくれると言った今の彼を信じているのに。そこまで考えては不安からか服を握りしめてくる相手に応えるように強く抱きしめ髪に口付けて、ごめんと言いたい気持ちを抑え「俺を好きでいてくれてありがとう」と耳元で甘く囁いて、一番不安な相手を安心させることに努めて

  • No.186 by 初山笑  2014-05-20 08:39:26 


(自分はきっと幸せで、でも何故か泣きたくて。それは相手が本当の愛情を教えてくれて、自分という存在を否定しないでくれたから。この世界は残酷で何故かしっかりと強者が弱者を支配してる、何処よりも馬鹿げている。昔の自分は恐らく弱者だったのだろう。あの下らない苛めっ子の言うことに従って、それしか生き延びる術が見つからなかった。「…うん、ありがとう…でも、オレのことも頼って欲しい。啓が辛かったらしっかり受け止めたい。」そんな風に言っては何故か涙が出てきてしまう。相手が未だに彼女のことを忘れられていなくて、今この状況でも心の何処かでは自分が死なせてしまったと思っている彼女のことをちゃんと心で想っていることを知っているから。今は忘れなくてもいいと言ったのにきっと相手は忘れられない自分を責めてしまうことだろう。そんな相手は見たくもないし、自分のその言葉が相手を追い詰めてしまうだなんて考えたくもない。「ありがとう…」呟いて笑ってはやはり涙がとめどなく溢れる。自分以上に相手は辛い訳で話を聞くことだって気力と精神をすり減らすことを自分は知っている。「好きだから傷付けたくないし、好きだから守りたい…我儘だよね、オレって…」切なげに言っては自然と相手を抱き締める腕に力が入る。もう失う物は無かったのに相手という大切な存在が出来て守るべきもの、失いたくないものを手に入れた。命に代えても、そう思える相手にやっと出会えた。こんな気持ちは初めてでだからこそ不安になってしまうことが多くある。自分は弱いから、そんな括りにしたくはないが結局はそうなわけで。「此方こそ…好きでいてくれてありがとう…」と

  • No.187 by 矢谷啓  2014-05-20 11:03:44 

笑の涙、きれいだね。大好きだよ
(不安と辛さからくるものよりも自分を思ってくれて感情が溢れてしまっていると思ってしまうあたり自分は完全に相手に溺れている。自分と相手はどこか違うがとても似ていて、お互いの弱い部分も知っているからこそ不安になり、愛し合えて。溢れる涙が愛おしくて、自分もこんなに綺麗に泣けたらなんて思えば、彼の頭に手を回し髪を掻き上げ引き寄せて、光の雫を啄むように口付ける。そして何度も綺麗と囁いて。「俺のことそんなに思ってくれてるなら、それは我儘じゃないよ。…たとえそれを我儘と呼んでも俺は笑の我儘なら嬉しいしいくらだって聞きたい」(頼ってほしいと言われてほんの少し救われた気がして、変わりに生み出される感情は過去、彼を傷付けた者たちへの憎悪。過去の相手も愛したいあまり忘れかけていた、相手を闇へ引きずり落とした罪人たちへの憎しみ。今、伸う伸うと生き、同じ空気を吸っていると思っただけで吐き気がする。人の苦痛と不幸を願うなんてそんな下種な人間に成り下がって相手を想いたくない。醜い感情は彼を過去に縛り付け、自分自身、罪人以下に落ちぶれるのと同じことなのに、彼を苦しめた者たちへの厭悪と憎悪は捨てきれず殺意すら沸いてくる。こうなることは彼も望んでいないはずなのに黒くどろどろしたものが自分を支配して瞳から光が失われ奥底に眠っていた狂気が牙を剥くような感覚。自分の周りだけ酷く冷たい空気にさらされていくような気さえして。憎悪にまみれた自分がまっすぐな愛を向けてくれる相手を汚したくない、それならば一層のこと綺麗なままで。そう自分じゃない己が思った瞬間、相手の体を優しく押し倒し唇を奪って一度身を離しては虚ろな瞳で彼を捉え、彼の細い首に力こそ入れないがふわりと手をかけて「笑…愛してる」以前の無表情で無機質な声色で告げれば気持ちに反して首にかける震える手に僅かに力がこもっていき

  • No.188 by 初山笑  2014-05-20 13:42:48 


泣いてる所はあんまり見せたくないんだけどね…
(困ったように笑いながら言っては泣けるようになったのは相手のおかげだと今更ながら感謝して。幼少期は泣くことが出来たんだろうけど、歳を重ねるたびに泣けなくなっていった。泣いたって何も変わらないことを幼いながらに知ったから。相手だってそうなのではないだろうか。彼女が自傷行為をする度に泣いて止めたのはそれ程までに愛していたからで、それ以外で自分の想いを伝える術が見つからなかったんじゃないかと。「でも我侭だと思ったら言ってね?あんまり啓に負担架けたくないしさ」そう述べると相手の異変に気付く。なんだろう、これは。瞳にあったはずの光が失われていくのをしっかりと自分の目で見てしまった。戻ってしまう、以前の相手に、誰とも心を通わせず、一人で彼女への後悔と闇を背負ったままの相手に。何かを言いたいのに言葉が出ない、今の自分が何を言ったところで相手は変わるのか、そんな疑問が沸いてしまう、助けたいのに。触れる唇は優しく温かいのに相手はいつもと違う。首にかけられた温かい手の温度に溺れそうになりながら、どうせなら相手の手が驚くほど冷たくてそんな優しい声で愛してるだなんて言ってくれなければ良かったのにと考えて。自分は殺される、自分の知っている愛しい相手の手で。一度、あのクラスメートに殺される程身体を玩ばれたことがあるが、それよりは何倍もマシだと思ったのはきっと目の前で自分の首を絞めるのが相手だから。「…愛してる」掠れた声でそう呟いては相手の手に自分の手を重ね、これから迎える自分の死を思って、ただ笑う、それと同時に自分の頬に伝う涙はなんだろう。

  • No.189 by 矢谷啓  2014-05-20 14:52:07 

(頬を伝う涙を見て、我に返る。首にかけた手を離し相手から遠ざかるように身を勢いよく退いて。こんな涙を流させたくなかった。今、自分は何をしたのか、頭の中が真っ白になり、首を絞められていた相手が苦しいはずなのに急激に息苦しくなり全身が震えるのが分かった。「違うんだ…違う」絞り出した声は酷く掠れ、何し対する否定かも分からずに首を横に振る。愚かな自分を今すぐ殺してやりたくて、相手の首の冷たい感触がまだ残るその腕に爪を食い込ませるように強く握る。これから先ずっと彼との幸せな時間を願っていたはずなのに自ら彼を裏切り最悪なかたちで終わらせようとしていたなんて。傷付けないと決めたはずが自ら彼に一生消えない傷を負わせ、取り返しのつかない過ちをしたと悟ったとき喪失感が支配して。それでもなぜ、首を絞められても“愛してる”と言ってくれるのか…己の狂気に触れて拒絶して当たり前の恐怖を感じたはずの相手が、まるで己を受け入れるような愛の言葉を返すなんて、「駄目だよ…。もうこれ以上は」傷付けたくない。心のどこかでいつかこうなるんじゃないかと分かっていてだから人を遠ざけて来たはずなのに。謝っても許されることではないが今すぐにでも彼を抱きしめて愛してると言いたいのにそんな資格が自分にあるはずがなく、爪を更に肉に食い込ませ血を滲ませて「ごめんなさい…」とそれでもなお不遜に謝罪の言葉を述べる自分が憎々しくて

  • No.190 by 初山笑  2014-05-20 15:07:25 


(急にたくさんの空気を吸い過ぎたせいか、何度か咳き込んでは震えている相手に近寄り、そっとその手を握る。自分自身の腕に爪を立てる相手を落ち着かせようと、「大丈夫。」と。きっと首を絞める相手だって怖かったはずで、酸素を求めて僅かに震える自分の身体より相手のほうが辛く、苦しい思いに駆られているんだろう。「啓、大丈夫。オレは生きてるよ」謝る相手に何を伝えたらいいかわからずに回転の悪い頭を振り絞って出た言葉はそんなもの。僅かに笑みを作りながらそれでもなお、愛してるよ、なんて何度も言ってみせる。上辺だけではなく、本当に愛しているのだ。これが相手の愛の形なら受け入れる、相手の憎悪の感情がそうさせたのなら自分にだって責任はるはずだ。血が滲む相手の腕に食い込んだ爪を優しく除けては「痛いから止めよう?ほら、見せて」と言って腕を引き、ポケットから絆創膏を出しては貼って。一応保険医だから絆創膏は持ち歩いてる、まさかこんなときに役にたつとは思わなかったが。何を言えばいいんだろう、わからなくて今はただ、相手の手を握ることしか出来ない自分に腹が立つが「…何もいえなくてごめんね、啓。愛してるよ。」とだけ述べては笑ってみせ

  • No.191 by 矢谷啓  2014-05-20 15:40:57 

(相手の咳き込む姿に自分どれほど残酷なことをしたのかを受け止めて息が詰まるが、相手に手を握られ、大丈夫、生きていると言われただけで呼吸が楽になる感覚がするがどうしても相手の優しさから作られる笑顔を見ることができず首を振り拒絶してしまう。相手は思い出したくない過去の闇に踏み入れてまで自分を頼ってくれて、今相手の不安を取り除くべきは自分のはずなのに逆の立場になっているこの不甲斐なさに唇を噛み締める。でもこれ以上は自分を追い込んだところで何の解決にもならなくて、相手が傷付いた時、同じように自分も苦しくて依存し合うのはもう痛いほどに、喜々とするほど身に染みているはずで。手当てされる腕をどこか人事のように眺めながら握られる冷たい感触だけが不思議とクリアに感じてもっと、もっとその冷たい体温を感じたいと貪欲になって「笑…抱きしめてもいい?」平坦な口調にならないように僅かに語尾を上げさせて言えば、相手の答えを待たずにまだ僅かに震える体で抱き寄せて「もうおれを受け入れないで…笑を失いたくない。でも、俺に笑をずっと愛させてほしい。愛してるって言わせて」次、またいつ気が触れるか分からない不安定な己は拒否して欲しい。いつか殴ってくれてと言ったように本当に殴り飛ばして欲しい。その上で自分に愛を奏でさせて欲しいなんて、これこそ本当の我儘を言えば抱きしめる腕に少し力を込めて

  • No.192 by 初山笑  2014-05-20 15:56:17 


(自分はきっと何処かの薇が壊れている。首を絞められても怖くなかったのは相手だからだが、死に対しては何の恐怖もなく自分が今生きてるの呼吸という物を繰り返しているからであってそれを止めてしまえばいつでも自分という存在を消し去ることは出来る。それでもこの世界に留まりたいと思ったのは相手が居るからで、その相手を自分が拒絶するなんて無理な話。しかし相手が首を振るのは自分のこと拒絶しているのだろうか、だとしたら自分がこんな残酷な世界に留まっている意味はなんだろう。それでも相手を信じたくて抱き締められればしっかりと抱き返した。「オレは啓を拒絶しない…オレには啓しか居ないんだよ…だからオレのこと愛してよ、オレだって啓のこと愛してるんだから…」と述べながら再び涙が零れそうになるのをぐっと堪える。失いたくない、傷付けたくない、それなのにふとした瞬間に蘇る憎悪で自分を傷付けるなら構わない。自分なんていくら傷付いてもいい、相手さえ居れば。他には何も必要じゃない、肩書きも地位も権力でさえ、相手の目の前には足元にも及ばない存在。強く抱きしめられると心地良い気持ちになって「ねぇ、オレは啓の為に存在してるんだよ。啓が居るから生きていける。だからいくら傷付けてもいいよ。でも、啓が啓自身を傷付けるのは止めてね」相手の為なら何だって出来る、都合がいい人形でいい。それでも相手が必要としてくれるなら、自分は幾らでも壊れることが出来る

  • No.193 by 矢谷啓  2014-05-20 16:30:34 

(相手のことを拒絶しているはずがない、狂気に満ちた自分を受け止めてくれるのは相手だけでそれは生死を共にしたいと思うほどで、それでも「拒んでほしいんだ。笑を傷付けるおれなんて俺じゃないから…。でも、ありがとう。俺の全てを受け止めてくれて。そんなの笑にしかできない。…ねえ笑、絶対あり得ないことだけど笑がこの世からいなくなったら俺も後を追ってもいい?」自分がどれほど残酷で狂気に満ちた言葉を発しているのか正直よく分からなかった。ただ自分が相手を殺めたら…とはどうしても口に出来ずに。相手のいない世界など自分も存在しないのと同じ。それくらい依存して弱くなってしまったのに心地良く感じるのは異常だが、今更で。「ありがとう。でも気持ちだけで充分だから…笑を傷付けるなんて耐えられない。自分を殺したくなる。だから笑を傷付けることがあったら止めてほしい。笑も…笑をまっすぐ愛する俺も失いたくないんだ」相手の言葉はなによりも嬉しい、でも自分は強情で譲れないものは譲れなくて、以前の言葉を繰り返し止めて欲しい、と懇願して。また、相手の強すぎる愛情と自分を受け入れてくれる器の広さが愛おしいしくそれに応えたいのに、今はそれが相手を失うことに繋がりそうで恐怖に感じてしまい

  • No.194 by 初山笑  2014-05-20 19:08:46 


(どんな相手でも受け止めたい、そう思っていたがそれを相手が望まないのならただのエゴになんてなりたくなりし、「…わかった、でも啓のことを拒絶なんてしないからね?啓が自分で歯止め効かなくなったら止めるだけだから…うん、一緒に来てくれたら嬉しいな」例えばの話だが、一度誰かの死と直面したことのある自分達がすると何だか現実味があるように聞こえる。死は決して軽くない。だが身近にあって、離れている訳ではなく、いつも隣り合わせにある。相手が来てくれるというのなら、死ぬことなんて怖くない。元から生きることに執着などなかったのだから。狂気に満ちていても愛されているのならそれでいい、自分も狂ってるのだから。依存は怖くなんてない、自分を必要とする相手が居る、怖いことなんて何もない。「オレも啓を失うのは怖い。可笑しいでしょ、失うものなんてオレには無かったはずなのに、今はこんなに守りたいって感じてる。…好きになるって苦しいんだね…」苦笑しながら言っては相手のことをただ抱き締めながら自分の存在を確認するように相手に触れて。久しぶりに自分が地に足がついていない錯覚に陥ってしまった。それでも相手に触れることでこの存在を確かめることが出来る。「啓、啓…オレここに居るよね。啓も居るでしょ?」なんて幼子のように問いかけて

  • No.195 by 矢谷啓  2014-05-20 21:22:56 

(相手の懐の深さと同調性に心の蟠りがほどけていくようだった。今までの連中は、彼女の後を追って未遂をしようとした自分を責めて、制そうとし時間が解決してくれるとしか言わなかった。確かに一理あるし正論なのかもしれないが、そんなもの自分たちには関係なくて。そして相手は後を追うことを許してくれる。そんな人が他にいるとは思えなくて何て幸せなんだろうと思いこの場に似つかわしくない微笑みが零れて。「俺が自分を見失っても笑が呼んでくれればきっと大丈夫。…俺たち死んでも一緒だね」自我を失うなんて二度と御免だが確証は出来なが相手が自分を求めてくれれば何でも解決できる気がして。人の後と追うのは弱い人間のすることかもしれないが、醜い自分でも願わくば死後も彼と共にありたいと願う。できれば老衰か、いつか朝目覚めようとしたら2人で亡くなっていたなんて夢みたいなことを願ったりして。「ごめんね、笑。甘えさせてくれてありがとう。笑の笑顔で…言葉で救われた。俺が守って引っ張っていかなきゃいけないのに。…一応人生の先輩なんだけどな。笑に教わることばかりだよ」まだ体が震えている気がしたがそれを押さえ込むと笑みを作ってみせるがぎこちなく苦笑になって。「ちゃんと居るよ。笑も俺も…愛し合ってる」相手の気持ちも同じはずだと決めつけのように言ってしまうが自信はあって、震える指先で相手の頬に手を伸ばし先程の冷たい口付けではなく、相手を求め愛情を込めて唇を奪うと、何かが吹っ切れたように激しく相手を求め何度も口付けするが相手を労るように見つめ、ごめんねとありがとう、そして愛してるの接吻を重ねていき

  • No.196 by 初山笑  2014-05-20 21:43:45 


(自分は死にちゃんと向き合ったことのない頭の悪い連中とは違う。人の死をちゃんと知ってるし、そのやるせなさや呆気なさを知っている。自分は兄の死だったから特に思うこともなくただ“笑くんだったっけ?泣きもしなければ笑いもしないのね”なんて親戚の叔母さんに言われてた記憶は残ってる。兄が白い煙と白骨になる寸前まで棺にしがみついて泣き叫ぶ母の姿も、それなりに覚えてはいるがぼんやりとしている。もし自分が死んでしまったら相手はあの時の母のようにするのだろうか、それとも受け入れられずに呆然としているのだろうか。どちらにしても後々相手もきてくれるのならそんなことは気にならない。「何回でも呼ぶよ、この手で何回でも引っ張り上げる。オレの手冷たいけど…うん、ずっと一緒だよ」まだ死ぬ訳ではないが、きっとこの約束を相手は守ってくれるはずだ。もし相手が死んでしまったら自分も相手を追いかけよう。「守り合うことって大切だと思うよ?今日はたまたまオレだっただけで、明日はもしかしたら啓かもしれない。じゃあ色々教えてもらおうかな、啓先輩に」無理して笑わなくていいのに、そう言ってあげられたら相手も自分も楽になるんだろうけど今はそのぎこちない笑いでさえ救われる気がするようで。「…愛してるよ、啓。ずっと啓だけ愛してる…」すがるように、泣きそうな声で言うと相手の口付けに幸せを感じて。鼻から抜けるような声を洩らしてしまえば何かが切れるような感覚、相手の首に腕を回してはもう離れたくないというように冷たい腕が僅かに震え

  • No.197 by 矢谷啓  2014-05-20 22:24:14 

(相手の死に顔なんて想像もしたくないが、万が一相手に先に死なれたら遺体を誰も知らない場所に運んで誰にも気付かれることなくそこで静かに死を共にしたいと、よくきく小説のような安息の死を望んでいて。多分、涙は流れても泣き崩れることはない気がする。それはあくまで今の感情がそう思わせているだけで、明日には子どものように泣き腫らすと思うかもしれない。何にせよ相手の死は自分がこの世に存在することの意味を失うということで。後戻りできないくらい執着してしまうのは今まで感情を抑制いた反動かもしれないが相手が特別なことには変わりなく「その手が良い。俺は笑のこの手が大好きだから」相手の冷たい手を包み込むように撫でれば手の甲に唇を当て「…嫌なときに大人なんだから。…笑にも色々教えて貰うことありそうだけど」相手の言葉はごもっともであり、互いに助け合い守り合ってこそ存在できるのであって、先に言われてしまえば苦笑を零すしかなくいつのまにか震えもなくなっていて。次ぐ言葉は相手が進んでやったわけではないし、思い出したくないことかもしれないが、事実上の問題で経験があるのは相手のため言葉を濁しながら羞恥心もあり小声で呟いてみて。「俺も愛してるよ…ごめんね?今度は笑が甘えて欲しい」僅かに震える冷たい腕にはまだ自傷の傷跡が残っていて、手首を掴み口元に持ってくるとその痕を舌先でなぞり、徐々に手の甲から指の間へと艶めかしく通わせて、相手の全てを愛していると

  • No.198 by 初山笑  2014-05-20 22:48:26 


(誰に看取れられなくてもいい、相手さえ居てくれればそれでいい。相手と出会う前は自分が死んでも変わらずに世界は回り続ける、まるで最初から自分なんて存在していなかったかのように日常が進んで行くんだと思ってた。しかし今は違くて、自分の死を感じて何かを思ってくれる相手が居る。他人からしてみればどうでもいいことのように思えるこの会話にこそ意味があって、一つ一つの言葉、表情が何よりも大切で。先に死を迎えるのはどちらかわからないが、相手だとしたら月並みな言葉だけど狂ったように泣くだろう。何処かに相手の幽体が居るのなら早く体に戻さないと、なんて考えて居るはずもない相手を探しては寂寞な感情に襲われてビニールテープを首に巻くか舌を噛み切るはずだ。「死んでるみたいだよね、でもちゃんと生きてるんだよ」甘い言葉を零す相手に苦笑しながらそう述べると以前生徒にそんなこと言われたな、なんて自分が口にした言葉を心の中で復唱してしまい。「だから、大人なんだってば…そうだね、色々教えないとどっちも痛い思いするからね?」相手の表情と小声になったのを見た限りあぁ、あのことか、と当たりを付けてはそう続けて。何から教えればいいかわからないが、相手が困ったら聞いてくるだろうという独断をして。「…愛してる…」このムードに流され自然と妖艶な笑みを見せては舌が伝う手を相手の後頭部に回して自分の方へ引き寄せると口付けて。未だに慣れない口付けに次はどうしたらいいんだろう、なんて考えてしまう自分がいて

  • No.199 by 矢谷啓  2014-05-21 01:51:46 

笑がそう思ったの、それとも誰かに言われたの…
(苦笑混じりに言われた“死んでるみたい”は聞き捨てならず、なぜそんなことを急に言い出すんだと不安になる。今までも彼に対して何度も冷たい手が好きだと言ってきたがそれだけでは癒えない何かが相手の心に引っかかっているのだろうか。彼や他人がなんと言おうと自分が愛でてやれるが、彼自身で思うのと他人が言うのでは相手の気持ちが変わってくるわけで。自分は他人が相手を傷付けることに弱いのか再び無機質な口調になるが自我ははっきりしているため相手の手を慈しむように撫でて。「だって…いや、うんごめん。
…どっちも。どっちがどっちだろう…?」仕草が子どもぽいと以前も言ったことを口にしかけるが相手は童顔であることを他人から何か言われているかもしれないと考え、嫌なことを思い出させてはいけないと口を閉じ、次ぐ会話は所謂人間くさい本能を刺激する話題で接吻はよくするがそれ以上のことはどうも苦手で羞恥からどもってしまい正直既に困惑気味で。先程まで生死について話していたことを考えるととんだ呆れ話だが。妖艶な笑みを向けてくる相手は本当に綺麗で一瞬目を奪われて、あっという間に唇が重なる。まだどこかぎこちないその口付けをリードするように舌先で相手の口を少し開けさせ口内に進入させるとねっとりと相手の舌を絡めわざと欲情を刺激するような音を立てれば、逃げられないように相手の後頭部に手を回して髪を掻き上げ、一度糸を僅かに引かせ離して。しかし立て続けに角度を変えて深い口付けをすれば今度は相手に委ねてみて

  • No.200 by 初山笑  2014-05-21 05:59:56 


生徒に言われたんだよね、軽い冗談で言ったんだろうけど笑えないって思っちゃった。
(正直、生徒だけではなかったが言ってしまえば相手がまた自分を見失ってしまうのではないかと思い上記。実際生徒にも言われたことがある。いつだか保健室に来た時治療して居たら“うわ、先生手ぇ冷た。死んでるみたい”と言われたことがあってその生徒のことをネクロフィリアか何かかと思った気がする。でなければ人の事を死んでるみたいだなんてそうそう言わないだろう。あとは母親に言われただけの話で、幼少期に母と手を繋ぎたくて母の手に触れると“死んでるみたい”と吐き捨てるように言われ手を離されたことがあって。だからこそ今になって手を繋ぐことを求めてしまうのだが、母親の話はどうでもいいので別段様子が変わった訳でもなく相手の手を握って。「言いかけって狡くない?…だから、掘る方も掘られる方も痛いんだよってことだよ」保険医だからか、或いは経験者だからかわからないがその手の話はやけに詳しい。高校の保健授業に年に一度だけ招かれ話したのは性感染症の話だった気がする。そんなことを毎年毎年やっているうちに知識がついたのは嘘ではない。ただ前者の話も十分納得出来る訳で。聴覚を犯しているような水音にクラクラとしそうになる。糸が張るのを目で捉えてしまえば雰囲気に心が飲み込まれていきそうで僅かな理性を最大限に使って飲み込まれそうな心を確立させ。角度を変えて口付けされると何だか自分に任せている様子、震える舌を相手の口内に入れ、舌を絡め取り口内を侵していって。緊張と恥ずかしさで整理的な涙が薄く膜をり、僅かに赤い頬と幼い顔が妙なギャップを作っている

  • No.201 by 矢谷啓  2014-05-21 08:50:17 

今はネット社会だから早いうちに色んな言葉に触れすぎて言葉が軽くなってるんだろうね
まあ次ぎ見かけたら授業で徹底的にいたぶるか、留年させるけど。
(大部分生徒は彼ら自身に難癖があるがそれだけの問題ではない気がするといやに真面目な返答をする。生徒の正直で容赦ない蔑みの言葉を鵜呑みにしていたら数日で鬱になるだろう。自分も校則を取締、授業は真面目でこの表情と口調から“人間?”“冷徹非道”と大真面目な顔をして言われたことがある。そうやって教師や大人に向かって平気で暴言を吐き反抗するのは若気の至りというやつでそこで自分たちがどう対応するかが大切だったりするが、腸煮えくりかえるあたり、頭では想像できたが相手の口から直接、生徒ではない他人からも言われたことを聞かなくてよかった気がして。「その顔でそんなこと言わないで。いやどんな笑も好きだけどさ、でも…先生悲しい」幼い顔立ちであることは相手も自覚しているはずで、それに似つかわしくない卑猥な言葉は自分の中の彼の印象を大人にしていく。相手が女ならまだしも男相手は想像の世界でしかなく考えるだけで火照る気がしてこれでは思春期を迎えたばかりの発情した雄ではないか、自分はこんな産なはずがないと精神を落ち着かせ何とか冗談を言うがあまり顔は見られたくないわけで。「笑はさ…嫌じゃないの。俺なんかと」と今更ながら聞いてみたり。相手から返される口付けは辿々しさが残るが、その潤んだ瞳を紅葉した表情は欲情をそそらせるには充分でわざと鼻に掛かった声をもらし相手のそれに応える。「笑、色っぽ」熱い吐息で聴覚を刺激するように言えば頬に口付け、今相手をこうしていられる幸せに気持ちが高ぶると、なぜか過去の辛い話をして、聞いたときも出なかった涙が出そうな気がして

  • No.202 by 初山笑  2014-05-21 10:20:18 


そうかもしれない。言葉に頼り過ぎてるってところもあると思うんだよね…おー、怖いね?
(保健室で生徒のカウンセリングをしているとその生徒がやたらと悟ったように自分の持論を繰り出し、その上、訳のわからない言葉を連呼したり、それは凄い確率で**と言ってたことを覚えている。最近の高校生は馬鹿ばかりだと感じて居たが無神論者が語る持論ほど退屈なものはなく、下らないとぼかり思っていた。授業中いたぶるとか留年にさせるとか何やら怖いことを言い出す相手に本当にやりそうだなぁ、なんて思ってはその光景を見てみたいとすら感じて。やはり自分は相当性格が歪んでいる。嫌いなやつの不幸をこれ程までに願ってしまうのだから。生々しい話と相手の反応に「あはは、ごめんね?でもほら、ちゃんと知らないとお互い痛い思いするのは嫌でしょ?」自分が痛いぶんには構わないが相手に負担をかけるのは嫌で、まるで保健の授業をしているような感覚を感じては「嫌な訳ない。だって啓だもん」と当然のように言っては相手はもしかしたら嫌なのかもしれないと考えて。自分は男女共に経験者だが、相手は違う。ノーマルで生きてきたのだから抵抗があって当然のことだ。口付けだけでこんなになるなんて女子か、自分にそんなことを感じ、泣き出しそうな相手を抱き締めて「そんなことないから…ねぇ、泣いていいよ」と優しく述べ。自分の話で涙されるのは少しばかり辛い。幸せ過ぎて泣くのなら構わない。相手の涙を受け止めようと薄く微笑みながら相手の反応を待ち

  • No.203 by 矢谷啓  2014-05-21 11:23:30 

俺も最近は言葉に頼ってる気がするよ…ここ数日で何回愛してるって言ったか…
怖いよ。学期末、成績を見る生徒の顔が一番好きだね
(授業中は厳しく指導しているがテストは緩くカンニングに気付いてもその時はしないが日頃から仕業が悪かったり、人を虐めたりする生徒は平常点から容赦なく減点している。本当は教師が独断ですることは禁じられているが気付かれないギリギリのラインで楽しんでいてテストで余裕をこいていた生徒が成績を見て落胆するときの表情を見ては自業自得と冷ややかに思いつつ、その後生徒がどうするかもちゃんと見ている。悪い結果を見て何もしない生徒はそこまでの奴だと見放す方針。と大まかではあるが自分の教育方針を語ってみたりして。それにしても底意地悪く大人げないやり方を相手は不快に思うかもしれないなと。続く会話には先程から引っかかる部分があって「で…俺が男って考えていいんだよね」気になっていたのは恐らくここの部分で確認するように言うものの、先程台所での会話の時冗談かもしれないが相手は主夫だと言ったことが引っかかっていて。男色というのはどっちが男で女かというのは関係ないのだろうかと思考を巡らせるが羞恥で顔が熱くなるのを感じ、あまりにも久々の感覚に感情がついていかないが次ぐ相手の言葉は救われる気がして「俺も笑なら…」抵抗はないが今は相手とこうして口付け愛を囁き合うだけで充分な気がした。相手がどこまで求めているか分からないため頭の中ではどうしても生々しいことがちらついてしまうのだが。泣いていいと言われ涙を流したい気持ちはあるのだが瞳から雫が零れることはなく「笑のキスで泣かせてよ」と生理的な涙と一緒になら泣けるかもと挑戦的に言ってみて

  • No.204 by 初山笑  2014-05-21 12:49:58 


愛してるならいいと思うけどな、オレは。
ふは、底意地悪りぃの
(相手の教育方針を聞いては口元に手を当てて笑いながらそう述べて。確かに授業中の私語は高校生になると増える傾向にある。保健室でサボるのもそれと同様で学年が上がる毎に増えていき、しかもサボるための口実も現実味があって少しでも気を抜けばすぐ騙されてしまいそうになるので最近の高校生は馬鹿だけど変なところで頭いいよなぁ、なんて。自分だったら相手の授業なら喜んで受けていただろう。昔は授業中、寝てたりしていたが面白い先生の時はちゃんと受けていた気がする。自分の好きなものだけ真剣にやっていたからかこんな歪んでしまったのかとも思ったことも多少なりともあって。「ん?あぁ、そうだね、そうなっちゃうね。」何を聞き出すかと思ったらそのことか、と。掘られるのは慣れてるし、男相手に掘ったことがないので逆にそっちのが有難い。笑なら、その言葉に特別なものを感じてはほくそ笑んでしまう。相手が自分を求めたらそれに答えればいい。「嬉しい…ありがとう」と言いながら自分のキスで泣かせろなんて無茶ぶりに一人笑っては「自信はないけど…」と少しばかり自信をなさそうに眉尻を下げては口付けて、何度も角度を変えながら

  • No.205 by 矢谷啓  2014-05-21 13:58:32 

愛情深いと言ってほしいですねー
(別に生徒がどうなろうと関係ないが、自分が学生時代の頃どんな形にせよ教師には世話になったし、もっと生徒をちゃんと見ろとも思っていた。そんな自分が今教師になってその時の教師と同じように生徒に接していては、自分のような人間を野放しにしかねない。内心、毒突いて嫌味ばかり吐いているが何だかんだ教師という仕事に私生活まで時間を割いている自分はお節介だなと思えば、上記のようなふざけた口調に。「やっぱりそういうの嫌いなの」相手の態度がどこか素っ気なく感じればやはり過去が気に掛かりいくら自分だから良いと言っても本当は行為事態を好かないのかもしれないと感じて。自分は独占欲と嫉妬はかなり強いが、性欲は乏しくかなり疎い。男女なら子作りするとき以外は口付けで充分ではないかと思うくらい。そう思えばあの頃、彼女と家族をつくる話をしていたっけと一瞬記憶が脳裏を掠めるがすぐに消えていき。相手のキスはまだ初々しさが残り生理的には泣けそうになかったが幸せなことには変わりなく。そして当たり前だが口内はしっかりと温かい相手に、存在を確かに感じれば泣くどころかその気は全くないが小馬鹿にしたような笑いが零れてしまって

  • No.206 by 初山笑  2014-05-21 14:44:53 


愛情深いのはオレにだけでいい…
(生徒に対して愛情深いなんて聞いてはむ、と頬を膨らませながらそんなことを呟いて視線を逸らし。相手を嵌めようという女子生徒がいたらその生徒の喉にナイフを突き立てる勢いだ。それほどまでに相手を想っている、これは罪だろうか。狂おしいほど愛してるだなんてマンガやドラマの世界の話だと思ってたが相手を強く思うほどその今がわかる気がしていく。自分が保険医になったのは家がそうゆう家系だったからの話でその家系じゃなければ別に保険医じゃなかくても良かったわけだが、そのおかげで相手と出会えたのだからいいとしよう。「え?ここで嫌いじゃないって言ったら可笑しいけど…今までは好きじゃない人とだったから嫌だったけど、啓なら全然平気。…啓がダメなら無理しなくても大丈夫だしね」と。昔は寂しさを埋めるために誰彼構わず、というのが自分だったが相手は寂しさを埋める手段ではなくちゃんと愛がある。相手だって彼女が居たのだからそういったことは経験しているのではないだろうか。相手が嫌なことを思い出さないように敢えて聞くことなんてしないが。小馬鹿にしたような笑いを視界の端に捉えては一度唇を離して「泣いてないじゃん」なんてむすくれて

  • No.207 by 矢谷啓  2014-05-21 17:34:07 

当たり前だよ。本当に愛してるのは笑だけだから。あくまで自己満の仕事だから
でもこの前さ、授業終わった後、生徒が好きなタイプ聞いてきて“私は?”って聞かれた時は焦ったよ。笑の影響そんなに出てるのかって。おばさんじゃないけど女子は怖いね。
(また子どもぽい表情すると内心苦笑しつつ、膨らんだ頬を軽く突きながら顔を覗き込んで愛を囁く、結果生徒に良く当たっているがそれは自分が仕事を試行錯誤することで忘れたいことを忘れたいだけで悪く言えば生徒を利用しているにしか過ぎない。良かれと思ってやっていても大抵眠れなかったり余計なことを考えないようにしたりするための方法で。続く言葉は相手が強い嫉妬に駆られているとは知らず、自分自身も気にも留めていなかったので何食わぬ顔でつい先日女子生徒に言い寄られたことを淡々と話すも体を密着させて色目を使ってきたことは黙秘して。変わりに相手への想いが強すぎて、と仄めかしおどけてみせて。「駄目でも無理でもない。ただ彼女も求めてくるような子じゃなかったし俺もそういうの疎くてさ。求めてくれるのはすごく嬉しいけど笑を満足させて上げられるか分からないし」(彼女のことを話題にするは気が引けたが相手を信じて部分的に小声になりながらも話して。疎いと言ってもあの頃は若かったしそれなりに一夜は共にした。また相性の良さか明らかに回数は少なかったがお互い気持ちが離れることもなく。今更体の相性で相手が離れていくとは思わないが不足と思われ不完全燃焼なんて落ちは嫌なわけで。拗ねたように言われた言葉には「え、キスは俺のが先輩かなって」と惚けて見せれば軽く触れるだけの口付けをして

  • No.208 by 初山笑  2014-05-21 20:20:48 


うん、なら良かったよ。
…誰、何年何組の誰さん?オレの啓に何してくれてんの?
まぁ言葉で伝わらないなら痛みで教えるしかないよね?
(後に続いた言葉に全く笑わないまま上記を述べる。頭に浮かんでるのは相手を絆した奴をズタズタに切り刻んだり血を流して泣き叫ぶ女子生徒をあの貼り付けた笑みを浮かべたまま抉るように傷にナイフを突き刺す自分。想像した瞬間悪寒と狂気に震えそうになるがぐっと堪えて。自分のリアル過ぎる予想に何だか吐き気が込み上げて、しかし出てくるのはただの笑み。嗚呼何だか壊れそうだ。それでもいつもと変わらない笑みで自分の狂気に満ちた思いを沈めようと努力して。「彼女さん穏やかそうだもん、話聞いてるとさ?オレは多分啓でしか満足できない。今までの人は後悔しか残らないから」今まで経験した相手は満足も不満足もないわけで、一夜限りの付き合いだから未練も何もない。相手は愛していた彼女と経験したことがあるんだろうな、なんて思えば愛のないあの行為には何もなく、ただお互いの欲求と寂しさを埋めるだけであって。「…経験値はオレのが高いもん…」キスのが先輩、その物言いになんだかむぅ、としては触れるだけの口付けをする相手を抱き締めてはその唇に口付けを落とし

  • No.209 by 矢谷啓  2014-05-21 21:20:31 

笑…。何を考えてるの?あんな下衆な女が俺たちの間に入れるわけないでしょ
そんな女構うなら、俺のこと構ってよ
(相手の表情や雰囲気から自分の言葉が軽率だったことに気が付き後悔すると、相手がどこまで考えているかは分からなかったがその両頬を手で包み込むと顔を近付けて小さく首を傾げて問い、続けて黒を思わせる気味の悪い嫌な笑みを浮かべ上記を言って。相手が嫉妬に狂うことは何よりも嬉しいし、自分も同じ立場なら狂気に犯されるだろう。しかし下衆の分際を痛めつけ少しでも相手の目がそちらにいくくらいなら、自分を見て欲しいわけで。相手を誘惑するようにねっとりとした口調で言えば相手の頬を舌で舐め上げて。「そうだね。優しい子だった。そう言ってくれてありがとう。…じゃあ笑も初めてだね」(優しく純粋すぎた故に社会の払拭に耐えられず自身を責めてしまったわけだが、相手の口から穏やかと聞くと心が温かく落ち着いていくのが分かる、それでも悪い気がして複雑な笑顔を浮かべながら礼を言って。愛のないものは数に入れないと都合良く捉えれば、なんだ相手も自分と同じじゃないかと思え嬉しさから微笑みが零れて。「…初めて、だよね?…やっぱり子どもっぽ」上記の理由から初めて、と言うと“もん”や“むぅ”とする仕草には思わずクスクスと笑いが零れるが抱き締められ口付けを受けるとそれに応えるように腕を回し、支えながら押し倒すと唇を重ね返し

  • No.210 by 初山笑  2014-05-21 21:53:25 


その女がぐちゃぐちゃの死体で見つかる所…変な想像しちゃったよ…
うん、啓で頭いっぱいにする。
(相手が自分の考えていることを悟ったことを知るとそんなに分かり易過ぎたのだろうかと若干首を傾げてしまう。あまり表情からは悟られないようにしてみたのだが相手には敵わないだろうな、なんて自分の浅はかな考えを改めて考え直そうと。相手の黒々しい笑みにでさえ愛しさを感じてしまうあたり、相当依存している。しかし相手なら依存してもいいのだろう、こんなに幸せなのだから。舐め上げられた頬に比例するようにぴく、と若干だが跳ねて。「だって啓が好きになる子でしょ?悪い子なはずない。オレも会ってみたかったなぁ…ふふ、そうだね」一度でいいから相手の彼女、この際幽霊(幽霊の存在を信じてる訳ではないが、相手の彼女の幽霊は居ると思う)でもいいから会いたい。会って聞くのだ、“幸せだった?”と。幸せだと答えてくれると信じてる、自分はこんなに幸せだから“啓は今でも貴女を想ってるよ”と笑って言えるだろう。相手の捉え方にほくそ笑みながら自分も初めてだと答えて。「…うん、啓が初めてだよ…子供じゃないです」繰り返すように答えると子供だと言われたことに不服そうにそう述べる。床の感覚を背中で感じては状況を理解しきれてなかった脳がやっと働き出して。手を伸ばしては首に腕をまわして引き寄せて口付けて

  • No.211 by 矢谷啓  2014-05-21 23:00:00 

わーそれはえげつないね。そんなの想像させるなんて酷いなその女。笑がかわいそう。
(狂っているとは思うが相手にならその女ではなく自分が原型を伴わない死体となって想像されても良いと思ってしまう。そんな狂った演出に自分以外の誰かが介入してくるなんて許せない。正常な自分と異常な己が見え隠れするもどちらも相手を狂おしく愛していて。
頬を舐めたことで反応する相手をおもしろそうに見ては首筋にも口付けツーと舌を通わせ。
彼女に会いたいの言葉には「そんな、会ったら笑に略奪されそうだから。きっと笑の可愛さに惚れちゃうよ」彼女のことでこんな冗談を言える日がくるなんて思わなかった。普通、死んだ前の彼女の話なんて絶対に好まれない。もしかしたら相手も妬いていたり、嫌だったりするかもしれないが、こうして話をしてくれる優しさが嬉しくつい甘えてしまう。きっと彼女なら彼に会った瞬間可愛いと言ってその優しさに心奪われてしまうだろう。今これを考えると、複雑な三角関係だなと思え可笑しくなって。「じゃあ同じだ。…そろそろ認めたら?」小学生がお揃いを喜ぶように、同じと嬉しそうに小さく笑めば相手の頬を突き、未だに子どもを否定する相手にはどうやって自覚させようかと苦笑が漏れて。引き寄せられて口付けされると「積極的だね、ちょっとキス上手くなったんじゃない?」と軽くからかってみてはこちらからも何度目になるか分からない口付けを

  • No.212 by 初山笑  2014-05-22 06:31:10 


…吐き気した、もうこの女の話はやめよう?そいつ、保健室出禁ね。
(今度から校内の色んな女子を観察して少しでも怪しい行動があれば出禁にしよう、そんな幼い考えが胸を掠めて。無様な人間の死ほど醜いものはない、相手もきっとそう思っているのだろう。違うとしても死の捉え方は人それぞれなのでいいのだが、似ている点が多々あるのだからこれももしかしたら、なんて。首筋に伝う相手の舌に全身が跳ねては「それ、くすぐったい…」と僅かに震える声で言う。「え?そうかな…多分それはないと思うけど…何か話聞いてると純粋で一途っていういかにも女の子らしい人が思い浮かぶし…」相手の彼女のことだ、一度は自分に興味を持ってくれるかもしれないがすぐに相手のもとへ戻るだろう。根拠も理由もないが何だかそんな気がする。彼女の話をすることで彼女のことを無理に忘れようとしなくていい、そんな思いもある。それは自分と彼女が同じ、啓という人間を好きになったから。惹かれる所は違えどきっと相手と過ごす時間は幸せだったはずだから。「うん、お揃い。…認めません、断じて認めません。」同じように笑いながら言っては子供っぽいことなんて認めない、の一点張り。自分だって一応成人をしたのだから認めたくない気持ちは多少なりともある訳で。「啓が泣いて崇めるぐらいキス上手くなりたいからね」と零しながら相手の口付けを受け入れて

  • No.213 by 矢谷啓  2014-05-22 08:15:45 

退学の間違いだよ。…保健室施錠して笑としてみたい
(保健室出禁なんて軽罪すぎると言い換えた後、女の話は切り捨ててどこぞのドラマか漫画のワンシーンのようなスリルが欲を駆り立てる行為もいいのではないかと。性欲は疎いにしてもそう言った禁断の恋だとかばれるかもしれないギリギリの一線は興奮しゾクゾクすると子どもじみたことを考えては自分自身に呆れて内心笑いか零れ。「気持ちいい?」全身震える体を下から上へとさするように撫で上げ耳元に熱い吐息を吹きかけては再び首筋に口付け服で隠れるギリギリの所に軽く歯を当て吸うことで紅い華を咲かせて。相手の彼女の印象を聞いては「笑は何でも分かるんだね。でも彼女は俺の好きなものはみんな好きって言ってくれたから二人で笑のこと愛しちゃうかもなー」本当に一途でまっすぐで全てが輝いていて彼女が笑うだけで幸せで…。相手に出会う前は彼女の悲しい顔ばかりが頭に浮かんだが今は笑顔を思い出すことができる。彼女も自分も救って幸せにしてくれる相手が物凄く寛大な人に見えてくれば、相手を彼女と取り合う幼い3人が思い浮かび。「じゃ、俺だけの楽しみにしようかな。心の中で子どもっぽい、可愛いなー愛してるって」相手が嫌だと感じても子どもっぽいと思ってしまうのは変えられない。思うのは自由という判断に至り、相手がそれに当たる表情をしたら内心子どもっぽいと思った後に何度も愛を奏でて。内心毒突いてばかりいたが相手の前だと切なかったり、温かかったりこんなにも感情豊かになれて自分が相手色に色づいていくようでくすぐったい。「わー、はやく泣きたいな」棒読みで期待していないような口ぶりでからかえば再び首筋を赤く色付かせ。

  • No.214 by 初山笑  2014-05-22 13:11:14 


はは、いいね、やってみようか?
(もう女の事は無かったかのように後に振られた話に笑いながら答えて。自分もそれなりにスリルのあるものは好きだし、何より相手がしたいというならいいだろうと承諾し、仕事の最中に思い出しては一人口角をあげてしまうかもしれないが。バレるかバレないかの行為はどれほど緊張感とスリルがあるのだろうか。「…ん、聞かないで…」恥ずかしくて顔を赤くすると視線を逸らしながら述べ、首筋に甘い痛みを感じると何をしたんだろうと考えてしまう。暫く考えた末にやっと理解しては「見つかってバレちゃったら啓のせいだからね」なんて言うと相手に独占されてるようで嬉しくなる。撫でられた体がひどく熱くなっていくのがわかって、なんだか自分じゃないみたいだ。「何でもはわからないけど…なんか、オレが二人の子供みたくなっちゃうね」自分のことを子供と認めたわけではない、ただの例えとして自分のことを子供に例えてみると案外しっくりきてしまうことに内心驚いてしまう。まさかとは思っていたが相手の言うことはごもっともだったのかもしれない。「あ、愛してるは言ってよ!」愛してるという言葉はちゃんと相手から聞きたいし自分も言いたい。ここ数日で何回も述べてくれる相手からしてみればもう飽きた言葉かもしれないが、自分にとっては相手が放つどんな言葉も全部嬉しくて、それも今までちゃんと愛されたことがないからこのように思えるのだ。「棒読みで余裕こいてると本当に泣かせるからね」と口角をあげながら言うと首筋に咲く紅い花に幸せを感じて

  • No.215 by 矢谷啓  2014-05-22 14:38:55 

俺はいいよ、でも笑、声おさえられるの?
(悪戯にクスと小さく笑うのは隠れた欲求からで、壊れるほど愛したいという陰った強欲。男同士は経験ないが痛くて負担が大きいのは相手の方なのは何となく理解できて、もし本当にしたときに自分が強欲を制御できるかは保証できなくて。先程まで躊躇いがあったが、スリルや妖艶な相手の姿を想像しては背筋がゾクゾクするのを感じる。それを首筋に甘噛したことでみせる相手の反応がより一層駆り立てて「そしたらみんなが俺たちを避けて、2人だけになれる」元々異常な二人で端から見ると傷の舐め合いのような狂った関係。理解されるはずがないし、されたいとも思わないためいっそのこと正々堂々と見せつけてやって蔑む周囲の目を排除するくらい愛し合えばいい。きっとこんな狂気も今なら相手も同じだと思えるくらい信じていて愛していて。次ぐ相手の子どもの発言に全身が震えるのが分かり、それを押さえるように自分の腕を強く抱き締めるが溢れる感情は抑えきれず無意気に涙が零れる。それは悲しみではなく嬉しさからで、かつて温かい家庭を夢見た自分と彼女を相手はどこまでも愛し、認め包み込んでくれて「えみ…笑、ありがとう。俺たちを愛してくれて、生まれてきてくれてありがとう、愛してる」止めどなく流れる涙に戸惑う暇もなくただ相手を抱き締めてこの世に生を受け自分と出会ってくれたことに感謝して。今まで自分の中でカゾクは殆ど意味の持たない言葉だったが今の彼の言葉で確かに色付いた意味のある言葉になって行く気がして。そんな家族愛までくれる相手をどこまでも「愛してる、笑、愛してる」震える声で何度も、言ってと言われたからではなく自分の意思で“愛してる”と何度も何度も飽きることなく言っては口付けを重ねて。「ごめん…もう泣いちゃったよ」悪戯な言葉に今は嫌味を返せそうになく相手には敵わないと泣きながら微笑んで

  • No.216 by 初山笑  2014-05-22 17:41:37 


え?声洩れないようにキスしててよ。
(声を抑えられる自信はないが、余裕げな顔でそう述べてみる。実際その場になったら幸せ過ぎて泣いてしまうかもしれない、痛みなんて感じないほど相手が幸福感で満たしてくれる確信はあってそれを言いはしないがただ相手を信じているのは本当のこと、だから自分のことも信じてくれてると。「オレは元々生徒に人気無かったけど、啓は女子に人気だからそうした方がいいかもね」先程の話もあり、相手が気付いてないだけで相当な女子生徒から人気なのではないだろうか。しかし、今自分達なら狂おしいほどの愛情と二人にしか理解出来ない信頼感や絆と呼べるものがある。愛してるなんて言葉じゃ足りない、小説で使われるこの言葉に共感してしまうほど相手を愛してるのだ、狂気でもなんでもいい、相手が自分さえ見てくれればそれでいい。泣いている、相手が泣いてる。哀しいの、辛いの、何処か痛いの、そう問い掛けたくても声が出なくて、それでも何故か温かい波であることは理解できる。それはきっと自分が何かを言ったことが相手に影響を与えたのだろうと感じると嬉しくて涙が出そうになるが、今は相手を癒すことが最優先。「啓…オレも愛してる。オレを愛してくれてありがとう、オレに愛を教えてくれてありがとう。大好き、愛してる」こんな時に限って何もいいことが言えない。いつも言えてないのだろうけど、それなりに相手を落ち着かせたくて何かを伝えたいのにそれは愛の言葉に全部変わってしまって。家族なんて昔から自分には存在しない架空のもので、兄も母も自分を見捨てた父もあの母の彼氏も、全部そうゆう役柄で自分の人生の為の出演者という感覚しかなかった。だけど相手と出会ってから、無理なことはわかってるが、家族になりたい、なんて思ってしまって。「うん、愛してるよ。愛してる…ずっと…泣いてもいいんだよ、オレが支えるから…ねぇ、オレと、家族になろう?」堪えられずに発した言葉と一緒に笑顔を零し、相手は迷惑なのかもしれない、だなんてマイナスなことを考えてしまい。

  • No.217 by 矢谷啓  2014-05-22 19:17:16 

いいけど呼吸出来なくなるよ
(相手の余裕な笑みが欲望を駆り立て激しく息の吐く暇もないくらい乱したいと思わせる。彼女ともそんな風にしたことはなくいつも優しく甘く穏やかで焦れったいくらいゆっくりで。でも今の自分は彼女がいた頃とは少し違っていて無性に相手を激しく求めたくなる時があり今だってこんな会話をしていたらいつ理性が無くなってもおかしくないのに。「人気なのかな…それってあまり嬉しくない。最近、笑のせいで無表情つくるの疲れるんだよね」相手の笑顔だって女子生徒をいちころに出来るくらいの威力を持っている気がするが口に出したくないため心中にとどめ、かわりに最近授業中まで相手のことを考えてにやけてしまいそうになる自分がいて、無意識に表情が軟らかくなっているせいかここ一週間、目敏い女子が“何かあったの?”なんておばさんみたいなことを聞いてくるわけで。これも全て相手が自分をどうしようもなく依存させるのがいけないのだと、開き直ってみて。「大丈夫。幸せなだけだから。こんな風に幸せで泣けるのも笑のおかげだよ」相手の真っ直ぐで純粋な一言一言が心に響き緩んだ涙腺を更に刺激して涙が溢れてくる。ようやく泣いて居るんだと実感が湧けば情けなくて恥ずかしくて嬉しくて、これじゃどっちが“男”か分からないと複雑な笑顔は零れる。続く言葉は願ってもない言葉、でもだとしたら相手は自分にとってどんな存在なのだろう「支えるのは俺も同じだよ。笑も好きなだけ泣いていい。…じゃあ、笑は俺の子どもで弟で妻だね。一人3役。絶対楽しいよ」ドラマや小説でしか見たことのない温かい一家団欒を想像しては自然と笑いが零れ、幸せってこういうことだったと相手と過ごし始めてから何度目になるか分からない実感をして

  • No.218 by 初山笑  2014-05-22 20:00:53 


いいよ、啓に呼吸止めてもらえるなら。オレを啓で満たして欲しい。
(言ってしまった後に今のは重いかもいれない、なんて柄にもなく焦ってしまう自分がいた。嫌われるのも離れていかれるのも怖い、今が幸せすぎるから、居なくなられると辛さが増す、依存すればするほど相手を求めて苦しくなるのはわかっているのに、止められなくて。でも自分が言ったように相手にこの呼吸を止まられるのも悪い黄はしないし、相手で満たして欲しいのも事実。苦しくてもいい、相手となら。「啓のことはオレが知ってれば十分なのに…えー、それってオレのせい?幸せならムリして無表情作らなくてもいいのに…」確かに以前と比べると表情が柔らかくなってきた相手、女子生徒が狙うのも無理はないが、相手の良さを知っていいのは自分だけであって、他人なんて入ってこなくていい。自分の前ではたくさん色んな表情を見せて欲しいが、生徒の前ではいやだ。先程自分が述べた言葉を撤回する、「…オレの前では無表情じゃなくていいよ」と。「オレは何もしてないよ?ただ、啓がオレの言葉を純粋に受け入れてくれたからだよ」自分のおかげと言われるのは嬉しいことだ。だけど謙遜してしまうのは性格がもともと素直じゃ無いから、つまりただの照れ隠し。「支え合いだね、啓。…そしたら啓は、オレのお父さんでお兄ちゃんで夫だね」そんな風に笑っては妻と呼ばれたことに違和感など感じなかったように相手のことを"夫"と呼んで

  • No.219 by 矢谷啓  2014-05-22 22:15:51 

でも笑が呼吸止まるくらいキスしたら俺も同じってことだよね。…それにまた
(絞めちゃうかも、と黒い己がほくそ笑めば震える手を隠すようにもう片方の手で押さえ込み自然な微笑みを取り繕って。汚れるなら美しいままで死を終える、そんな文学小説を読んだことがあるがその時は学生で彼女もいたため理解に苦しんだが今なら何となくそれが分かるし、心の奥底でそれを望んでいる己もいる。小説の中の主人公は浮気をし老いていく彼女を良しとせず自分の中の美しく純粋な彼女を守るため自らの手で殺めその後自殺した。老いは仕方ないにしても浮気されたり誰かに汚されたりすることがあったらその主人公のように同じことをやりかねない。実際、先刻危うかった…もうあんな背筋の凍るような思いはしたくないし、相手に辛い思いをさせたくない。「そうだね。俺のことは笑だけが知っていれば十分。俺は笑の前でしか笑わない、それでもいいと思ってる」他人からどんなに自分が冷徹人間だの機械人間だの言われようと相手だけが自分の変化する表情を知っていてくれれば幸せで生きている実感が湧く、この笑顔も全て相手だけに捧げたい。「笑の言葉じゃなきゃこんな素直に受け入れられないよ。笑のおかげ」相手が謙遜し照れているのかもと察すれば再び、笑のおかげを強調して言えば唇に触れるだけの口付けをして。「なんだか頼りないお父さんでヘタレな兄で甘えたな夫だけどね。釣り合わない男だよ。笑に出会えて本当に奇跡」冗談っぽく言えば本当に父のように守りたく、兄のように手本になりたいと思って。今愛をたっぷり注いでるから夫はクリアしてるよななんて思ったり。

  • No.220 by 初山笑  2014-05-22 22:34:22 


…いいの、啓の為なら死んでもいいって思ってるから…オレ、啓に自分のことあげられるしね、だから貰ってね?
(震える手をあの冷たい手で握っては相手を落ち着かせる為にそう述べる。言ってることは嘘ではなく、本当に思ってること、寿命や病気、他殺なんかで死ぬよりは相手に見送って貰った方がいい。自分の胸元にあるせいぜい1.2kgの重りは相手の為に存在し、動いているので求められないのなら止まるしかない。握りしめた手を自分の首元にかけると「だからね、いつでも絞めていい。」と。人間は否定されることが一番怖いと感じるのだから否定何てしないし、やめろとも言わないで、ただ絞めていい、と。「…オレもだからね。オレ、人に求めるものは自分もやるよ。まぁ、オレは人前では貼り付けた笑い方しかできないから。」心を許した相手にしか笑うことは出来ない。自分が笑うとダメなのだ、人を不幸にする、そのくせ名前は“笑”だなんて何を考えてるんだあの人は、そのようなことをいつだか兄が言っていた、それが大きな原因の一つだろう。「照れる、から…」なんて呟いては触れるだけの口付けに少しだけ驚いたように声を洩らして。「そしたらオレはどうなるんだよ。なんか馬鹿げた息子で?アホな弟で?間抜けな奥さん?になっちゃんよ」と全部において疑問形で語尾をあげると案外あってるかもしれない、なんて自分であげた例えに頷いてしまい

  • No.221 by 矢谷啓  2014-05-23 00:19:47 

俺も、笑のためなら…笑のために死にたい。…えみが欲しい
(自分のために死を受け入れるという相手の言葉は心に染み幸せを感じるのに、手を握られ、必死で止めようとするのに自分の中の狂気が再びうずきはじめる。握られた手が相手の首元に移動していくのを止めろと叫びたいのに呼吸が乱れて声にならず短い息が空気を切るだけで。絞めることを肯定する言葉には全身が凍り付き吐き気がするのに、自分でない己がその言葉を待っていたかのようにほくそ笑む。「えみ、駄目だよ。そんなこと、言ったら。また、止められなくなる」歯切れの悪い震えた声は徐々に低くなり瞳からは光が失われていくが口元には薄らと笑みが浮かんでおり、冷たい首元にかけられた震える手が心の何かと葛藤するようにピクリと跳ねる。さっきまで相手が苦しむことも自分の手で痛めつけることも望んでいなく、純粋に明るく笑顔の絶えない未来を思い描いていたはずなのに、相手が己を認めただけでいとも簡単に狂気が露わになる。「笑、おれを愛して…おれだけを見て」無機質な声で耳元に冷たく囁き相手を堅い床に押さえつけながら優しく深く唇に口付け自然ともう片方の手も相手の首元に伸びていけば親指を喉元にゆっくりと沈めていく。「えみ、気持ちいい」あの平らな口調で問いかけると答える間を与えず再び唇を奪い相手の口内をねっとりと犯していく。表情は冷ややかさと穏やかさが相まってどこか落ち着きがあるが首元の手は以前と震えが止まらずそれ以上力を入れることを拒んでいるようで。普通なら嬉しくて幸せなはずの照れた相手の仕草も、楽しかったはずの話題も純粋に受け取れず「大丈夫、おれが笑の全部を愛して上げる。馬鹿でアホで間抜けな笑も、おれ以外何も考えられなくなってそのまま死にたくなるくらい愛してあげる。えみ、おれのこと好き?」クスリと不敵に笑うと震えが収まりつつある手で艶めかしく相手の髪を撫で、再び首元にある手に僅かに力がこもりそのまま呼吸することを制するように口付け、堅い床に相手を押し付けることを厭わず幾度もそれを繰り返して

  • No.222 by 初山笑  2014-05-23 06:15:49 


…うん、あげる。あげるよ、啓…
(呼吸が乱れてきた相手を落ち着かせる為に、何か伝えたほうがいいのだろうか、なんて考える。が、結局の所何も言えずに相手の様子が急変するのを見ているだけになってしまう。どうして、なんて今更過ぎて言葉も出てこない。こんな風にしてしまったのは自分だ。ネクロフィリア、その言葉が思い浮かぶ。自分もその部類に入るのだが、まさか相手が、そんなわけないと自分に言い聞かせるがもうそれにしか思えない。でも嫌いになんてならないし、拒絶も否定もしない。どちらも狂っているのだから。「啓しか見てないよ、啓しか居ない。啓しか愛せないよ」本当にそうなのだ。狂っている自分を愛せるのは相手だけだし、認めてくれるのも存在価値を見出してくれるのも相手。っから今更拒絶なんてしないしされたくもない、する理由がない。固い床と触れ合った背中が痛い、それでも今心が痛いのは相手。自分にしか相手を愛することなんて出来ない、そう思ってる。だから求められれば自分の精一杯で返すしどうにかしたいなんて思ってるのは本当だ。触れた唇は優しいのにどうして、こんなにも無機質な相手だけがこの空間で浮いているような気がするんだろう。指が自分の首に食い込むと相手の問いかけに応じるように首を縦に振る。こういう時は否定せずに肯定するのがいい方法だと思っている、しかも相手の手が震えているのだからよっぽどだ。好きかなんて問われれば今更そんな質問を、と思ってしまう。好きにきまっている、「好き、愛してる…」と呼吸がままならなくて掠れた声で述べると本当に自分達は狂っているなんて再確認してしまう。酸素を求めてわずかに痙攣する体に、自分の意思とは違って正直だなぁなんて感心してしまう。ひゅう、と苦しげな息が漏れるのが自分でもわかる、心は全然苦しくなんてないのに。先程以上に掠れた声で相手の名前を呼んでは白さを通り越してあおじろくなった顔が笑顔を作って

  • No.223 by 矢谷啓  2014-05-23 07:49:09 

(死体愛好家なんてのは小説や文学でその言葉の意味を知っている程度と思っていたが、彼女の冷たい体と抱き締めた感触が脳裏から離れなくなって、時折またその体を抱き締めたいと感じるあたり自分はその類に含まれるのかもしれない。純粋で綺麗な彼女が自ら崩壊と消滅を選択し赤で染まり冷たくなった体を見た時の絶望感は今でも忘れることができない。暫くしたらまた目を覚ますかも知れないと硬直していく体を抱き締めて何度も名前を呼んだがその声は空虚に響き、彼女の死を見せつけられただけで。しかしそれと同時に彼女の死顔が苦しみから解放され穏やかにも見えて、また自分ももう彼女の苦痛に歪む表情も自傷する行為も見なくて済む、もう失う恐怖に怯えることもないのだと酷く安心して。自分が未遂をしたのは、彼女との永遠を望んだのか、彼女を救えなかった自分への戒めか、再び何かを喪失する恐怖からの逃走か、今となっては分からない。無意識に彼女と相手を重ねて失うことの恐怖に怯えているのかもしれない。ただ、こんな狂った己を受け止めてくれるのは間違いなく相手だけで、彼女には到底無理だったことだろう。そんな己を唯一受け止めてくれる相手を苦しめているのは紛れもなく自分で心の中で止めろと叫ぶのに震える手にこもる力は更に増していき、爪が食い込んでいく。相手の体が空気を求めて震え、喉が鳴る様を恐怖と快感の狭間でどこか人事のように見ては口角が上って。「笑、苦しいの」優しく問いかけては血の気の失った笑顔を「綺麗だよ、笑」と無機質な声で囁いてゆっくりと首元から手を引き解放するが息を吸うことを制するように深く覆うように口付けて

  • No.224 by 初山笑  2014-05-23 08:41:17 


(息が出来ない、苦しい、なのにこの苦しみを与えているのが相手だからかその苦しささえも愛おしく感じる。感覚が麻痺していく、手足に力が入らない、所謂酸欠に陥りそうになりながらも愛してるだなんて感じてしまうのだからやはり自分は壊れ切っているのだろう。こんな歪んだ愛を誰が理解してくれるのか、居るわけもなく理解されたいとも思わず、ただ青白い顔に生理的な涙が伝うわけでもなく瞳に溜まっては水の膜をつくりいつ零れても可笑しくない。こんなに体は酸素を求めているのに自分は相手しか求めていなくて。どうして苦しいのに温かくて愛しくてこんなにも壊れてしまいそうな感覚になるんだろう。相手に壊されるのなら構わない。死を悟った時の人間、死を語るときの人間はどうしてこうも美しいのだろう。爪が食い込んで刺すような痛みが広がる。手を放されて空気が入ってくるはずなのに相手に口を塞がれる。愛しいその口付けに溺れそうになる。だけど体は正直でやはり酸素を求めて震えている。

  • No.225 by 矢谷啓  2014-05-23 11:33:51 

(もう苦しむ相手を見たくなくて心の中で何度も相手の名を呼ぶのに強欲と狂気が支配して体が自分の意識から離れて操られるような感覚。でも確かにそこに自分も居て、相手を失う恐怖からの解放の快感を求めていて。「笑、おれのために泣いてくれないの」瞳に溜まる涙を舌先で拭い眼球を舐め上げるようにし瞼に口付けて。またピクリと震え始める手が相手の首元の肉に爪が食い込む感触をまるで快楽とするように指を押し付けたまま僅かに上にずらす。解放した首元は血で少し滲んでいてそれを己がつけたと思うだけで独占欲が高揚し、酸欠で震える体を強く床に押さえつけながら空気を吸うのを許すように唇を離す。そして赤く爪の後が残る首筋に甘噛みして、虚ろな瞳でぼんやりと相手を捉えるがその瞳の裏には相手はいなく、愛という皮を被った狂気と欲にまみれていて。しかしそれは相手を失うことに怯え、狂おしいほど愛しているのにそれを受け入れられない弱い下衆な人間でしかなく、それを自覚しているのにそんな醜い己でさえも愛し受け入れる相手に甘え、そこから更に快感を得ようと貪るように、また相手から幻滅され拒絶されることを恐れるように何度も角度を変えて口付けて「笑もおれのことも壊してくれる?」冷ややかながら相手の同調を強く求める声色で再び首元に手を添えながら問いかけて

  • No.226 by 初山笑  2014-05-23 12:22:23 


いっ…
(ようやく出た言葉は食い込んだ爪が傷をつけたことで零れたなんだか妖艶に聞こえる声。引き裂かれる痛みはまるで挿入されている感覚に似ていて体が熱くなる。相手から与えられる痛みに愛しさを感じ、決してマゾではないがこの痛みは何だか好きだ。眼球を舐められると背筋がびく、と反応してしまう。オキュロメディス、つまり眼球愛好家のしそうな行為と一致している気がする。やっと入ってきた酸素に懐かしさを感じては咳き込みながら呼吸をする。今度は生理的な涙がとめどなく溢れて来て何故か息苦しい。暗闇のような瞳に自分は映って居ないのだろうか。捨てないで、行かないで。依存してしまった心は相手を求めて揺らぐ、愛してる、そう呟いてはまた笑って。甘噛みによって洩れた甘い声に聴覚を刺激されると同時に狂おしい愛情に支配されていく自分と相手が世間一般からどんどん遠ざかっていくことを理解してはやっと二人になれた、なんて。「うん、嫌って言うほどの愛情で壊してあげるよ」首に添えられた手に自分の冷たい手を添えては「好きなだけ壊してよ」と笑いながら述べて

  • No.227 by 矢谷啓  2014-05-23 15:00:17 

痛い?気持ちいい?おれを感じてくれてるんだね、もっとおれを感じて
(首筋にさらに爪が食い込むことでもれる相手の甘い声に欲が満たされ全身震えるが、手の震えだけは何かを抑制し恐怖に犯されたように小刻みで。熱い吐息を吹きかけながら己の欲を注ぎ込むように耳元を舐め上げ、螺子が外れ壊れた人形のように狂った言葉を口にする。「おれは笑の心の闇も愛せる。彼女を妬む気持ちも、おれ達を邪魔する奴をぐちゃぐちゃに殺したい気持ちも…全部。おれは笑の狂ったところがみたい。もっと壊れてよ」甘い自分とは違うのだと言うように床に抑えつける手の爪を立て肩を強く握りこみ更に深く沈み込ませるように体重をかける。そして、耳元から再び瞼に、そして口元に舌を通わせ下唇を甘噛みして。「笑はどっちのおれが好き?…選んでよ」第三の選択を禁ずるように二択を強いれば己を選べというように再び首元に置かれた手に力がこもっていく、しかしそれに反して瞳からは一筋の涙が零れ、虚ろな瞳で相手を捉えようとする自分がいて

  • No.228 by 初山笑  2014-05-23 17:58:03 


(知っている、相手は本当は自分のことを失うのが怖いことに、彼女と重ねて再び悲劇を繰り返してしまうかもしれないと怯えてることに。だから否定もしないし拒絶もしない、する理由がないから。相手は自分を愛してくれていて、自分も相手を愛してる、求めてる。首筋に食い込む爪の痛さだけが妙に現実的で意識を手放しそうになる自分を引き止めてくれて。心の闇も愛せるという相手に何か言いたいのに息を吸っても入ってこなくてひゅうひゅうと苦しげな呼吸し化出来ない。首に添えられた手に力がこもっていくと泣いてる相手と目が合ってしまう。酸素が行き届いてなくて感覚がない重たい腕を持ち上げると相手の涙を拭って、泣かないでとでも言うように眉根を寄せてみせる。全然好きだ、愛してる、どちらかを選ぶなんて出来ない、そう言っては相手は起こるだろう。でもこんな問い、答えなんて決まっているようなものじゃないか。自分が答えられないとわかってて問い掛けたのだろうか、相手は掛けたのかもしれない。でも流れる涙の意味が知りたくて涙を拭った手で頬を撫でて。その手はいつも以上に冷たく正気がなくて

  • No.229 by 矢谷啓  2014-05-23 20:43:55 

笑…(相手を目が合い力無い冷たい手で涙を拭われて、自我が徐々に戻り始め瞳に光が戻ると相手をまっすぐに見つめ愛おしい名前をポツリと呟く。先程のように取り乱したり、謝ったりすることはもうなく、ただ首元から徐々に震える手の力を抜いていく。心の中は罪悪感と自分への戒めですぐにでも殺してやりたいくらいだったが、それは何の意味もなさず相手も自分も苦しめるだけだと知っていて、ただ狂気に満ちた己に何度も呆れることなく愛を向けてくれる相手に此方も応えなければならないと思って。「苦しかったね。俺の苦しみを受け止めてくれてありがとう」瞳には涙はもうなく、微笑みもないが苦しみは相手が傷を負うことでもう自分には無くて、自分は苦しくないのだと伝えて。そして自分たちの先の明るい未来を壊し介入してくる奴はたとえそれが己であろうと原型を留めない死体にして排除しなければならないと考える一方、両方を愛してくれる相手のために自分自身が己を認めなければならないと察していて。まだ不安定な自分はいつか相手を本当に殺めるか、自ら死に逃げてしまうか分からない。それでも「ずっと一緒にいたい。そばに居て欲しい」落ち着きのある声で狂気に満ちた自分に縛り付ける残酷で醜い言葉を呟いては堅い床から酷く冷え切った死体のような相手をすくい上げるように、まだ小刻みに震える手で優しく抱き寄せて「笑、どっちの俺が好き?」と今度は威圧的がない甘く優しい声で問いかけて、相手の髪の匂いを嗅ぐように頬をすり寄せて「まだ…生きてる」と安心と落胆のどちらとも取れる声色で空虚に呟いては「愛してる」ともはや自分の弱さを蔑んでいるかもしれない相手にとって意味のなす言葉なのかは分からないが愛することを止められず。

  • No.230 by 初山笑  2014-05-23 20:59:49 


(やっと瞳に光が戻った相手に安堵の表情を浮かべてはやっと満足に呼吸が出来る状態になった、なんて死にたい、殺されてもいいと思っていたのに生にすがってバカみたいだ、なんて考えて。自分が相手を壊しているのかもしれない、もう相手の側に居てはいけないのだろうか。考えただけで涙があふれていく、もう相手は泣いてはいないのに。ふと自分の首に手を当てると血がついて、その傷をつけた時の切なげな相手の顔を思い出すと苦しくて辛くて自分は結局何も出来ないのだと改めて無力さを知る。「苦しくなかったよ、啓だったから」泣きながら笑って言う、辛くなんてなかった、このまま死んでしまってもいい、本当にそう思っていたのだ。相手の苦しみが消えるのなら、相手が苦しみから解放されるのなら自分をいくら利用しても傷付けてもいい。どんな相手も愛している。「うん、ずっと一緒に居よう。側に居させて、啓の側に」抱きしめてくれる相手は温かいのにどうして自分はこんなに冷たいのだろう。いつか生徒にも母にも言われたように死んでるみたいな自分が憎い。「全部啓だから…どっちも啓なんだよ、だからオレはどんな啓も愛してるし、啓の苦しみは受け止める」なんて述べては「生きてるよ、ごめんね…」と。相手が自分が生きてることに落胆したように聞こえて謝ってしまって、それでも「愛してる」と何度も何度も伝えて

  • No.231 by 矢谷啓  2014-05-24 07:06:12 

(ずっと一緒に、というがそれはどんな形を想像して相手は言っているのだろう。幸せに満ちあふれた純粋な未来か狂気に満ちあふれた永遠の幸せか。どちらも受け入れてくれるなんて自分には重たすぎて、愛が溢れてこぼれ落ちていくような感覚。相手の愛が大きすぎて自分が酷く陳腐に感じ、依存し合っていると思ったが思い上がりだったとさえ思えてきて。こんな陳腐な人間が相手のような人間と釣り合うとは思えないと女々しくも考えてしまい、相手への愛情は変わらないはずなのに不安ばかりが脹れあがる。「俺…今自分に呆れてる。笑に申し訳なくて。多分また笑との間に距離を置こうとしてる。笑を愛してるから」距離を置きたいなんて微塵も思っていない。できることなら片時も離れたくないのにそう言うのは壊れた己でさえも受け止めてしまう相手の愛が、相手を失うことに繋がるからで。もういっそのこと永遠に壊れたままの自分のほうが良いのではないかと思えてくる。「笑…今の俺のままだと笑の愛は苦しいよ」気付けば相手を遠ざける冷酷な言葉を泣きそうな笑顔で呟いていて。自分の気持ちは相手から離れていないはずなのに酷く距離を感じるのは何故だろう。「…謝らないで。笑が生きてないと俺も生きれない」愛の言葉は本心からなのに安っぽく浮いてしまうのは狂気が足りないからだろうかと考えてしまう。首筋に残る傷を指で優しくなぞりながら「ごめんね、笑は何も悪くないんだ」と何度も呟かれる“愛してる”に応えることができなくて

  • No.232 by 初山笑  2014-05-24 07:31:10 


(距離を置こうとしてる、愛が苦しい、そうかこれが拒絶なのか。一方通行の愛なんて重いだけで相手を苦しめる、分かっていたのにどうしてこんなに胸が痛くて苦しくなるんだろう。一度幸せに触れてしまったから、以前の自分になるのが怖い、でも闇の中から前の自分が手招きしてるような気がして気付いたらポケットに忍ばせていたカッターを握っていた。相手が要らないと言うのなら、相手がもう自分を必要としないのなら。居なくなってしまえ、こんな自分なんて。光の失われた虚ろな目でカッターの刃を出すと狂ったように何度も何度も手首を切りつける。手首だけじゃ足りなくて、相手が付けた傷をなぞるように首に刃をあてては抉るように切る。手首からも首からも血が止まらなくて涙が出てきて血塗れのカッターをしまっては「…ごめんね…」なんて。生きててごめんなさい、貴方しか愛せなくてごめんなさい、**なくてごめんなさい。その謝罪には数々の意味があったが言えたことはちっぽけな謝罪の言葉。やっぱり自分なんて居ない方が良かった、自分なんかと出会わなければ相手が壊れることもなかった。好きな相手を破滅に導いたのは紛れもない自分だ。「…ごめんね、愛してる」そんな風に笑ってはふらふらと立ち上がって先程リンゴを剥いた包丁を握って自分に向けて

  • No.233 by 矢谷啓  2014-05-24 09:03:52 

(相手にどれほど残酷で惨い言葉を浴びせたのかもう後悔なんて言葉では足りなかった。自ら何度もカッターで深く抉るように切り付けて、血まみれになり彼は今、命を絶とうとしている。生にしがみつく行為でも、苦しみから逃れるためでも、自分の存在を確認するためでもなく、戻ることの出来ない闇に落ちようとしていて。こんな時まで脳裏に浮かぶのは彼女の姿、そして失ったときの絶望。失うことがどれほど辛いのか知っていたはずなのに今、自分は自ら相手を突き放し、間接的に殺めようとしていて。弱く人間離れした狂った自分を受け止め愛で包んでくれるのは相手だけで、生きることに絶望した相手を守ることが出来るのは自分だけなのに、相手の愛の深さに甘えていた自分が憎くて。今喪失感と苦痛に喘いでいるのは相手に、愛している、そばに居て欲しいと伝えなければいけないのに恐怖が支配して乾ききった声しか出なくて。自分は彼女が死んだときから少しも成長していないことを思い知らされ、また救えずあの真っ暗で何もない世界が待っているんだと震える。何もない、それがどんなに楽なことか。気が付けばまた狂気に満ちた己になっていて震えは完全に収まり包丁を自分に向ける相手の背後に回ると包丁を持つ手に自分の片手を重ねて「えみ、やっぱり笑の全てを愛することが出来るのはおれだけだよ、笑、愛してるよ、壊したいくらいに。この傷もこの血も。ねえ…自分を切り刻む笑、綺麗だったよ。おれにも教えてよ。その痛みを」耳元で妖艶に囁きながら空いている手で血の流れる手首の傷を抉るように爪を立て、首筋から溢れ出る血を舐め上げると狂おしく相手を求める声で愛してる、と何度も囁く。そして包丁を持つ手を重ねられた手で強く押さえ込み力尽くで背後にいる自分の脇腹に刃先が当たるようにすればそのままゆっくりと肉に刃先を僅かに食い込ませて「…ッえみも力、入れて、?おれはこんなにも笑を愛してる、一緒に死んだっていい。ずっと一緒にいたいんだ」口から出る言葉は乱雑で混沌としているが迷いは一切なくただ狂気溢れる愛を一心に向けていて、互いの血で満ちる快感を望むように包丁を持つ手に力を入れていき

  • No.234 by 初山笑  2014-05-24 09:27:49 


(拒絶されることには慣れていた。昔から浴びせられた"なんであんたはお兄ちゃんみたいになれないの"という母の言葉も、"初山は可笑しいから""あいつに関わったら可笑しくなるから"幼いが為の無知が他人をどこまで傷付けるか知らないクラスメートの言葉も自分にとっては意味もなく通りぬけるだけだったのに、相手が放った「笑の愛は苦しいよ」が何度も何度も頭の中で繰り返される。相手に対する怒りなんてものはなく、ただ自分が依存しすぎたことに苛々してはもう居なくなればいいのに、と自分の存在を否定して。愛してる、愛しているのだ。ただ純粋に相手のことだけを必要としていて、大好きでずっと側に居たくて、側に居させて欲しくて。何だか意識が朦朧とする、相手が何を言っているのかよくわからんくて反応が出来ない。時折聞こえるノイズがかかったように聞こえる声、手首に食い込む相手の爪が自分を壊していく。痛い、痛い、でもその痛みでさえも愛しい。首筋に這う相手の歌に身体は素直に反応して、唾液が傷口に入って沁みるその針を刺すような痛みに「ッ…」と声にならない声を出して。ようやくまともに聞き取れた相手の声に「…啓、愛してる…愛して、オレのこと…啓が求めるならいくらでも壊れるから、人形でいいから…」と言っては自分のわき腹に深く食い込むようにして力を入れる。こんなときにも相手の負担を軽減しようとする余裕はちゃんとある。死をもって、この愛情は永遠になる。どうせなら、もっと沢山の相手の表情を見たかったな。そんな後悔が一度でも頭をよぎると"まだ**ない"なんて生にすがりついてしまう。結局、自分は弱いのだ。「…啓、啓…」涙声で相手の名前を呼んで

  • No.235 by 矢谷啓  2014-05-24 12:52:42 

(どちらの自分も相手のことを愛している。笑顔で満ちあふれた明るい家庭のような甘く光り輝く愛を思い描く自分は相手の明るい幸せを願っている。しかし酷く臆病で互いが求め合うことで傷付き、失うことを恐れ、もう一人の己を否定し、また相手に己を受容されることを危機としている。一方でもう一人は臆病な自分を切り捨て快感と狂気に身を任せることで互いが求めるもの全てを受け入れて、傷付け痛みを与えることも互いを繋ぎ止める幸福と感じ、完璧な2人の世界である永遠の愛さえも厭わない。記憶は共同しているため二重人格とは少し違うがどちらもしっかりと共存していて。そして今表に出る己は相手の苦痛に歪む表情に酷く快感を覚え、意識を朦朧とさせる表情でさえも愛おしく、更なる欲を満たすため首筋に歯を立てて。まるで相手に生きていることを実感させるように、それでいて死を追い立てるように苦痛を与えて。「笑のその顔、すごく綺麗。このまま人形にしてたっぷり可愛がってあげようか。それとも壊れかけのまま抱いてほしい?」肉体に刺さる異物の所為か声は徐々に弱々しくなるものの妖艶に囁きながら熱い吐息を吹きかけて。包丁に力が加わったことで脇腹の肉が裂け今までに感じたことのない鈍痛がし、そこから全身を駆けめぐるように痛みが支配して脳内を麻痺させていく。手首を握る手に力がこもり生暖かい血が爪に入ってくる感触に溺れそうになる。このまま2人だけの世界に…と心の中の自分が覚悟を決めた時、あの愛おしい声で自分の名前を呼ぶ声がして、自分はなんて弱いのかその涙声だけで、離れたくない、ずっと一緒に明るい幸せを築きたいと願う自分が返ろうとして。「笑…愛してる」と甘く囁きながら、相手の体温が同化していくのを感じ、このまま包丁を引き抜けば、もっと一緒になれるのかと2つの人格の狭間で相手との幸せの共存を願って

  • No.236 by 初山笑  2014-05-24 13:20:02 


(相手の中に二人の彼が居ることはもう十分に理解している。どちらの彼も愛している、相手に代わりはないのだから嫌いになる理由がない。「俺」と「おれ」が存在して、愛されたいのに愛が怖い相手と痛みを共有することさえ愛としている彼が複雑に絡み合っている。世界は残酷で、そんな狂った愛でさえも受け入れることの出来る自分を作り出してしまった。それはきっと自分が育った環境や今まで触れ合ってきた人が関係していて、それがなければこの狂った愛を受けいれることなど出来なかっただろう。歯や爪が傷に入り込んでくる度に喘ぎ声にも似たそれが洩れて欲望を高ぶらせていく。痛い、この痛みは愛情だ。壊れた自分を愛せるのは相手だけだ。「啓…痛い、だけど凄く気持ちいい…」と妖艶な笑みを零しながら言っては脇腹から流れる血を掬いとり、舐める。自分のか相手のかわからないその血の味に浸りながら手首の痛みに慣れ始めた身体が震えて。涙が出そうになうのに出ないのはこの鈍い痛みがやえに現実的で自分を引き止めているから。「ねぇ、啓…オレ、啓と生きたい。側に居たい。啓にとって愛が苦しくても側に居たいよ…我侭かもしれないけど…」肩で息をしながら言っては何度か咳をした後に膝から床に崩れ落ちては脇腹から手首から首筋から流れる血が血色が悪く、青白くなった自分の肌を伝う感覚が心地よくて。この血でさえも相手は愛してくれる、汚れきった自分も、過去の自分も、これからも。相手に依存してしまった自分が酷く弱いことを再確認しては「愛してる、愛してる…」とひたすらに呟いて

  • No.237 by 矢谷啓  2014-05-24 22:28:21 

(もし相手の過去に汚れて腐った獣たちが関与していなければ今の彼いなかったかもしれない。残酷な過去が無ければ自分と己を受け入れる彼は存在せず、こうして愛を奏で合うこともなくただ平凡な日常が過ぎていっていたかもしれない。過去の醜悪を良しとする訳ではないが今こうして相手と時を共にして依存しあえるのも過去があるからで。数奇な運命と言うがこういうことなのだろうかとぼんやり思ったりして。相手から発せられる艶やかな声に欲情が掻き立てられ、首筋から垂れる血を舐めとり吸い上げると口内で唾液と混じり合わせわざと水音を立てながら耳元に唇を寄せ耳朶に甘噛みすると生暖かい液を冷たい首筋に滴らせて。「足りない…もっとおれに笑を見せて、おれにも痛みをわけて」妖艶に脇腹の血液を舐め取る様を満足げに見ては自らも脇腹に食い込ませていた包丁で手首を切りさき震える相手の口元に噛むことを要求するように押し付けて。もう自ら傷付けないそんな約束を破ってしまったことに涙する自分はそこにはいなくて。それでも崩れ落ちる相手の言葉が不安定な自分を何とか呼び覚まして「大丈夫、笑。今、笑と生きてる。そばにいる。笑がくれる愛の苦しみが愛おしい。我が侭じゃないよ、俺がそばにいたいんだ」床に座り込む相手を支えるように自分も崩れ落ち、互いの生暖かい血が冷えた体温に酷く映え、浮くように感じて。それでも自分より傷付く相手の出血量は彼を急速に死に近づけるようで自分も同じ場所に行きたいと床に落ちる血に濡れた包丁で首筋を傷つけ手の届かぬところへ投げると、強く相手を抱き締めて「笑、俺たちまだ生きてるよ…。ねえまだ生きたい。ずっと同じを感じてたい。…笑、狂っててもいい。生きようよ…」弱い自分が相手を強く求め甘い言葉で生を囁く。自分を傷付ける行動と生きようとする言葉は矛盾しているのに相手との共存が実感でき溢れ出る血が混ざり合うことが至福に思え「愛してる」と抱き締めながら確かに自分が薄らと笑んでいて。

  • No.238 by 初山笑  2014-05-24 23:03:08 


(艶かしい水音に聴覚を刺激されながらもまだ肩でする呼吸と時折洩れる甘い声は続いていて。こんなになってまで愛したいというのは罪だろうか。自分が過去に受けた傷なんて痛くない、ただ思い出した時に吐き気がするだけで何ともない。なのに相手自身が相手を傷付けることが深く心に突き刺さる。 止めて、約束したのに、お願いこれ以上、自自身を壊さないで。言いたいことはたくさんあるのに伝えられずにいて。口元に当てられた相手の腕、やらなければもっと傷付けてしまうかもしれない、体とは違い温かい舌先で相手の傷を舐め、吸い上げては歯を立てる。口内が鈍い鉄の味で侵食され、それが相手の血だなんてなんとも愛しいのだろう。取り憑かれたように血を舐めとっては口を離して、「啓の血、美味しかったよ」と笑って。「生きたい…」一緒に生きたい、初めてそんな風に思える人と出逢えた。自分はこのまま愛に触れないで終わっていくのだと思っていた、幼い心についた傷跡はまだ消えそうにない。兄の死をあっけないと笑ってた自分がこんなになってまで生にしがみつき、死を恐怖としている、しかし、相手の手で終わるのなら死など怖くないのだが。「…生きたい…啓、重くてごめん…辛くさせてごめん。啓と生きたいよ」なんて子供のように泣きじゃくりながら言う、嗚咽混じりに告げたその言葉がどこまで相手に届くかわからないが、それでも伝えたいのは愛してるということ。しっかりと腕を回して力の入らない腕で相手をだきしめて

  • No.239 by 矢谷啓  2014-05-25 08:27:06 

おれが傷付くのが怖い?いやなの?…えみ、それはわがままだよ。同じこと、してるのに
(自傷したことで相手の表情が悲しげになったのと見れば言葉足らずな物言いで我が侭、と冷たく切なげな声色でいう。相手が己を認めることでいつか本当に壊して殺してしまうのではないかと恐怖に怯える自分の気持ちと同じなのだと「おれは笑のためだったらいくらでも傷付いて良いんだよ。この痛みさえも愛おしいから」腕の傷を伝う相手の舌の感触に満足げに笑み、時折吸い上げられ歯が当たり感じる痛みにゾクゾクとするがまだ足りないと言うように相手の腰に手を回す。そのまま自分の脇腹の傷まで手を伸ばし、傷を抉るように握り込んでは表情を苦痛に歪ませるでもなく優しく艶やかに子どもをあやすように相手の髪を撫でつつ付け「いい子だよ、笑。もっとおれを感じて」髪に口付けを落としながら相手を愛せる幸せを噛み締めるように抱き締める腕に力が入る、とは言っても実際はほんの僅かしか変わらず互いの体力が着実に奪われていくのを感じそれさえも愛おしく。「…俺も笑と生きたい。でもまだ笑の愛してくれるおれは好きになれない。俺は弱いからおれのせいで笑が傷付いて壊れていくところを見たくないんだ。でもね、おれなら笑にごめんなんて言わせない。重たくないしまだまだ足りないくらいだよ。全部受け止めたいんだ。…辛いのは笑がいれば幸せになるから。だから笑と生きたい」こんな狂った人格を求めてくれるのは目の前の愛おしい子どものように泣きじゃくる相手だけ。優しく好きなだけ泣いてもいいのだと抱き寄せると、いつもは冷たく感じる相手の体が自分と同じで、温めて上げられなくて悔しいのに同じで嬉しい。相手から愛が痛いほど伝わってきて、まだ口内に残る鉄の味のまま深く口付けると、やっぱり相手の口の中も同じ味がしてどうしようもなく嬉しくて「愛してる」と何度も奏でて

  • No.240 by 初山笑  2014-05-25 09:03:23 


ごめ、ん…なさい…
(我儘だと言われれば親に怒られた子供のように震える声で謝って、辛く苦しい自分の気持ちを打破するように相手の傷口を噛んで。これが得策だとは思えないが、これが自分達の愛の証ならそれでいい、こんな行為でさえ吐き気がするほど愛しいのだから。腰に回された相手の腕がいつもと違い酷く冷たく、そんなものにまで反応を示す自分の体が恨めしい。幼い顔が涙で溺れ、自分の頬を伝う涙は確かに自分自身のものなのに何故か他人の物のような気がする。オレの為に傷付かないで、なんて言えるはずもなく、飲み込んだその言葉を忘れるように口淫のようなその行為を続けて。何度も艶かしくそれを繰り返しては「啓、そろそろ血…止めないと…」と小さく呟いて。共に生きたいのにこんな所で死んでは元も子もない。居なくなってしまえば、ここで果ててしまえば、相手を想うことすら出来なくなってしまうのだ。そんなものは嫌で、自分はずっと相手を想っていたい。いつか相手自身の手でこの身が果てるその時まで相手と愛を紡いでいきたい、と言葉にするのは億劫だが、そう考えている。しかし、幸せと辛さは隣り合わせ、だからこそ幸せに怯え、辛さに恐怖を感じてしまうのも事実。でも相手とならそんな辛さも乗り越え、共有出来る気がするのだ。これが共依存なのかはわからない。ただ相手が苦しいと自分も苦しくて泣きたくなる。相手が嬉しいと自分まで笑顔になる。よく、2人なら辛さは半分幸せは2倍、なんて言葉をドラマや小説で見聞きするがそんなのは幻想だと思ってた。なのに相手となると本当にその通りなのだ。「啓、オレ…壊されてもいい…だから啓の側に居たいよ…オレはどんな啓も愛してる…啓が嫌いでも、いつかは啓自身が好きになれるように頑張るよ。だから…ずっと側に居て、オレを側に居させて…愛してる、どんな啓も啓に変わりない…」と泣きながら言ったからどれほど伝わったかわからないが何度も愛してると

  • No.241 by 矢谷啓  2014-05-25 11:25:48 

やだ。おれは優しくないから許さない。
(相手の謝罪を拒絶した瞬間、胸がチクリと痛んだ気がしたが、相手に腕を噛まれる快感でそれもすぐに消える。愛する人がたとえ自分のためでも痛み傷付くことがどれほど辛いことか、恐らく相手は痛いほど身をもって知っているだろうがそれを更に知らしめてやりたくて。「笑の涙はきれいだね」こんな汚れた弱い人間の為に泣いてくれているのだろうかと、その透明な雫が確かに相手のものだと自覚させるように腕に感じる相手のねっとりとした熱に溺れながら、きれいだと囁いて。止血しようと言われれば「なんで?…こんなに気持ちいいのに」欲と死に執着している己は一瞬相手の発言に拒絶された感覚を覚え冷酷な声色と空虚な瞳で相手を捉えるが相手の首筋の流血や手首の傷、脇腹に滲む血をゆっくりと見直すと段々と状況を認識してきたのか「・・笑、死なないで」と掠れた声で呟き、狂気に満ちた瞳が段々と落ち着きを取り戻していって。お互い弱い部分がそれぞれあって、それを補い合わなければ生きていけない状態。二人で居てやっと存在できる、二人で一つ、そんな軽い言葉が適している気がする。「強くなれるように頑張るね…。笑、おれが酷いこと言うかも知れないけど愛してるのは絶対だから。だから俺の知らないところで壊れないで…。ごめんね、面倒なやつだよね。でも、こんな俺を愛してくれてありがとう」と再び抱き締め軽く口付けるが、いよいよお互いに止血しないとこの状況で終わりを迎えてしまうと気を奮い立たせ「待ってて…」相手を労り名残惜しむように一度身を離すと力の入らない体を無理矢理立たせ、軽い立ちくらみになりつつ救急箱と水を用意して保険医である相手に頼りたいところだが相手のほうが辛いだろうと朦朧とする意識の中、不器用な手つきで何とかしようと試みて

  • No.242 by 初山笑  2014-05-25 11:46:33 


…ごめんなさい、ごめんなさい…
(何度も謝る自分が過去の己と重なった。幼少期、何も出来ずに、ただ毎日を某に振っていた自分に"お前は結局その程度だ"と兄に言われた時、幼いながらに拒絶を知り何度も何度も謝った。その時は兄に嫌われたくない一心で述べた謝罪が後々馬鹿馬鹿しく感じてきた。昔から自分は無力で役立たずの何も出来ない存在だったのだ。それでも相手だけは失いたくなくて、守りたくて、だけど何も出来ないことがこれほどまでに腹立たしく思ったのはこれが初めてではない。相手と居るとき、相手は自分に何でも与えてくれた。なのに自分は何も出来なくて、傷付けた。自分の手で、大切なものを失ってしまうのかもしれないと考えると怖くて、辛くて、身体の震えが止まらない。ダメだ、意識が遠退く。何も考えられない、相手が何を言っているのか理解できない。これは拒絶ではなく、ただ大量出血による陶酔にも似た感覚。その中で、冷ややかな相手の声と暗闇に包まれた瞳だけは現実的でそのせいでまだ意識を手放せない。「…死なないよ…啓、オレは啓のどんな言葉でも受け止めるよ。だから辛くない、そのときは辛くて苦しいかもしれないけど、大丈夫だから…オレも愛してるよ、啓」と言ってはなにやら相手が立ち上がり処置を施そうと不器用ながらに頑張っている光景が目に入る。「やるよ、貸して…」と言ってはまず相手からだ、とタオルで傷口を拭いてから消毒をしてガーゼを貼る。縫うほどの怪我でなくて良かった、でも一応病院にいったほうがいいのだろうか、と

  • No.243 by 矢谷啓  2014-05-25 20:16:28 

謝るな、オレが弱かっただけだから。お前は無力じゃない。大切な人を守ってるんだから。
(恐らくだが相手の兄は周囲の重圧に耐えきれず、周りから期待されない弟である相手が自由に見え逃げることなどいくらでも出来るのに家に執着していると感じ許せず妬ましく感じていたのだろう。もし違う環境であれば仲の良い兄弟だったかも知れない。そうでなくても苦しみの中で本当は弟を愛したかったのではないか、自分たちがそうであったように、兄も周囲の重圧で変わってしまっただけで。相手は兄を蔑み嫌っているかもしれないが過去を少しでも明るくしたくて、愛を増やして欲しくて。そう思うと兄の口調は知らなかったがそれを真似るように優しく述べれば、相手の頭を優しく撫でて。もう謝らなくてもいいのだと何度も述べ「ごめんな」と幼く涙を流す相手の髪をあやすように撫でて。そうしていくうちに己も優しさの中に飲み込まれていけば狂気が消えていき、震える体を優しく抱き締める。そして自傷したことで相手を更に傷付けてしまい、失う恐怖が押し寄せて「笑、俺は生きてるよ。笑からたくさん幸せを貰ってる。もっとちょうだいよ。俺も上げるから、死なないで、生きて」何度も同じ言葉を繰り返してしまうのは相手だけではなく自分を安心させるためで、まだこの言葉が相手に伝えられ、相手が聞いてくれていることの安心感。本当は相手から処置したいのに手際よく傷にカーゼが貼られていって。自分が傷付けた相手の手首が痛々しい。見様見真似で処置しようとしても上手く出来ているのか分からなくて「…病院、行きたいけど、施設に入れられたりしないかな」意識は朦朧として、相手への想いでいっぱいなはずなのに何故か現実じみたことを言っていて。誰に異常者と思われても良いが、カウンセリング施設にぶち込まれて二人離ればなれと考えると胸が痛んで

  • No.244 by 初山笑  2014-05-25 21:20:26 


啓、啓…愛してるよ、大好きだよ…
(自分がやけに子供に見え、相手の諭すような話し方が少し兄と重なる。元から出来の良かった兄、母から大き過ぎる程の期待と愛情を受けて自分とは正反対で社交的。責任感や協調性も兼ね備えていて、その性格が故に自分の首を絞めてしまい、最後には死を選んだ。あっけないと感じた兄の死、学生だった自分は冷ややかな目で煙になる兄を見送った。肩書きも地位も、死んでしまえば意味を持たなくなる。自分のことを嫌い、目が合えば口論になり、諭すように自分の悪癖を叱る。父にも母にも叱られたことなどなかった、むしろ父は物心つく前にはもう居なくて、そんな環境の中で兄だけは自分を怒ったのだ。本当は頭を撫でながら何か一つでも褒めて欲しかったし認めて欲しかった。そんな兄と相手が同じに見えるが、根本的に違うものは相手が自分のことを愛してくれていること。「謝らないで…一緒に生きよう…オレ、啓が居ないとダメだよ…生きたい…」と言いながら相手の存在を確かめるように手を握って。脇腹の処置も終われば見様見真似でやる相手に任せてみようかと思って、「病院行ったら精神科送りだよ…何か適当な言い訳もないし…縫ったりするほど深いわけじゃないから…」と。床に散るどちらのものかわからない血も拭かなくては、相手と相手の彼女が愛し合った空間自分の淀んだ血なんかがあってはいけないのだから

  • No.245 by 矢谷啓  2014-05-26 04:56:36 

俺も愛してる。笑が俺に笑顔をくれたように俺も笑を守るから
(幼い頃に戻ったような相手だがその涙は色々知りすぎていて子どもが純粋無垢に泣くのとは少し違う気がする。それでもこんな風に自分の目の前で泣いてくれるのは、自分が相手を守ってもいいのだと認められているようで嬉しくて。一人っ子であったため比べられることはなかったが親から受ける敵意と拒絶の重みは身をもって知っていて。そんなことで自分よりも辛い相手の痛みを理解できるとは思わないが辛さを分かち合うことで一人ではないと言うことを伝えたく。「ありがとう。笑のおかげで生きることが幸せって思える。笑の力なんだよ」握られた手を握り返しながらフと弱い自分は現実的でマイナス思考だが甘い言葉の包容力は己より上なのではないかと思ってしまう。一緒に生きていく上で、相手のあらゆる面の幸せを考えられる自分の方が好きだが、時折狂った愛が相手や自分を救うことになるのなら独占欲にまみれた人格も悪くないかと、どこか客観的に平静になっていく自分がいて。首と脇腹の止血をしカーゼを貼るが手首だけは僅かに血が滲んでおりそれ以上血が溢れないようにタオルを強めに抑えて「ごめんね。こんなの認めたくなくて二度としたくないのに…。止められないかもしれない。笑も俺が自分で傷を付けても止めないで。笑と一緒なら少しも辛くないから。笑も同じだよね?」自分の所為で相手が傷付くのが辛く、それを受け止めて貰うことは嬉しくもあり恐怖なのは双方同じで。上手く伝えられない方がもどかしい。「精神科に行って治るほどもんじゃないのにね。…笑と合えなくなったら何するか分からない…この傷もあるし学校なんか止めて二人でどこかに行きたい。ねえ、笑しばらくこうしてよ」精神科でどうにかなるほど自分たちの愛は軽くない。相手が精神科医と居ることを想像しただけで吐き気がする。もし離ればなれにでもなれば死さえ厭わない。相手を力の入らない手で抱き締めながら同じ体温を感じ頬に軽く唇を当てながら、互いの血が床に溶け込むことを望むようにこのままでいようと甘く囁いて

  • No.246 by 初山笑  2014-05-26 06:27:19 


オレも啓を守りたい。…何か出来る自信はないけど…どうしても、守りたいんだ…
(涙を手で拭いながら述べるその言葉は決して嘘ではなく、本心から来るもので、相手を数々のことから守りたいと思うのはこれ以上傷付く相手を見たくないから。相手だって辛かったはずだ。家族に関わらず、友人、学校から拒絶されてたのではないのだろうか。自分と同じように、幼い頃から自分を否定されることを知り、それがどれほど残酷で人の性格を歪ませるかを悟っていたのではないのだろうか。それぞれ家族に見放され、友人や学校から迫害されてずっと孤独を生きてきた。そんな中で相手は彼女に出逢い、自分は相手と出逢った。相手と出逢えたのなら、自分のこんな下らなくて陳腐な人生も悪くないな、なんて考えてしまって。「オレは何も…啓のがオレに色々くれて、本当、感謝してる…ありがとう」先程の行為で自分と相手の体温がいつも以上に近く感じる。握った手が痛々しいほど可憐に見え、強く握れば折れてしまうんじゃないかとさえ思った。出血のしすぎで頭がクラクラして吐き気がするが、それを相手と共有してると思うとそんなものでさえ愛しく感じてしまって。一緒に生きる、と言葉で言うのは簡単だが、その裏には痛みも辛さも悲しみも幸せも全部共有すること。相手のために自分自身を捨ててもいいという覚悟がないと一緒に生きることは難しい。それほどの勇気と決意、愛情があるから一緒に生きよう、と自分は相手に言ったのだ。「…うん、わかった…オレも啓と一緒なら辛くないよ。啓に自分のことあげられる。全然怖くない。」相手のため、と言いながら自分を傷付る相手を止めるのはただ自分のエゴになってしまう。ならば同じ痛みを共有するほうが愛だろう。自分は相手の為なら傷付くのも世間から後ろ指指されるのも全く怖くなくて。「精神科のカウンセリングなんてマニュアル通りのことをいかにも心配してますって顔で言ってるだけなんだよ…オレだって啓と会えなくなったらって考えただけで吐き気がする、可笑しいのかな?…どっちにしろオレら二人とも学校に行ける状態じゃないし、行っても貧血に悩まされる…二人きりになりたいね…」精神科の偉そうな爺さん婆さんの話なんて耳をすり抜けるだけ、自分はそんな言葉に騙されるほどヤワではないし、相手に対する愛情は深い。会えないだなんて考えたくもない。考えただけで吐き気と悪寒がして情緒不安定になりそうで。相手の体温に身を委ねながら自分の感覚のない手を相手にまわして自分も抱き締めて。そして、まるで自分と相手の存在を確かめるよう口付けて

  • No.247 by 矢谷啓  2014-05-26 21:31:34 

ありがとう。…笑に守られたい。守ってくれたら俺も笑のこと今よりもっと守れるから
(過去に自分を守りたいと愛で包み込んでくれる人は彼女くらいで、そんな彼女からも声に出して言われたことはなく思い上がりだが守っている感覚の方が強かった。しかし相手は狂乱に満ちた己も弱い自分を全て受け入れ守ってくれるという。それに応えない理由などない。酷い虐待を受け残った古傷も相手といる今なら愛せる気がして。相手と一緒なだけでこんなにも過去も今も色付くなんて不思議だ。「何も、なんて思わないで。俺は本当に笑に救われたんだ。なのに笑が何もしてないなんて思ってたら少し寂しいよ。笑が自信を持ってくれるときっとお互いにもっと幸せになれる。俺は俺しか笑を愛せないって思ってる。だから一緒に生きたいって思えるんだよ。笑もそう思って一緒に生きたいって言ってくれたんだよね」ただの謙遜だったかもしれないが自信を持ち自分の力でしか相手を救えないと自惚れるくらいが互いを更に引き合わせる気がして説明下手ながらその気持ちを相手に伝えて。「我侭でごめんね。でもお互いに我侭って思ってるなら、きっとそれは我侭じゃないのかも」相手が自分と同じようにエゴだとか我が侭と考えている気がして、二人で思い合うエゴならそれは思いやりで愛情なのではないかと思って。「可笑しいのかもね。だけど、それが俺らだよ。可笑しくても幸せだから。…どうしようね。一ヶ月ぐらい拉致られて監禁されてましたってことにしたら駄目かな」もう情緒不安定で狂っていることくらいお互い理解していて其れが自分たちの愛の形であることも分かっている。他人に何を言われようと自分たちは愛を奏で合えるし幸せでいられて。二人でいるにはどうしたらいいかなんて現実的なことを考えると、駆け落ちなんてドラマみたいな言葉が合う気がして。叶うことなら誰にも邪魔されず遠い異国で暮らしたいなんて。

  • No.248 by 初山笑  2014-05-26 22:07:27 


…啓、守ってくれてありがとう。守らせてくれてありがとう。…愛してる。
(ずっと今まで生きてきて、こんなにも人を守りたいと、愛してると思ったことなんて一度もなくて自分でもこんな感情を抱く事が出来るんだ、誰かを純粋に想うことを許して貰えるんだ、なんて考えてしまう。ずっと誰かを愛することを恐れて自ら人を切り離して来た。結果、誰からも愛されることもなく愛することもせず、ただ傷付くことに慣れるようにただ時間を棒に振って、それは自分の生まれ育った環境と受けて来た暴力などが原因でもある。自分は可哀想なんかじゃない、相手の方が何倍も辛い思いをして来た。家族や友人から迫害され、そんな中で見つけた幸せと彼女を失ったなんて自分じゃ想像もつかないほど辛くて苦しいはずだ。だからこそ、彼女の代わりにはなれなくとも自分が生きている間は相手を守りたくて。「うん…オレしか啓を愛せないし、啓しかオレを愛せない…オレ、もう自分の中で啓の彼女と自分を比較するの止めるよ。でも啓は彼女のことを忘れなくていい、いつかオレで啓を満たしてあげるから…」相手に同調するように頷いては今ま自分の中で彼女と自分を比べていたことを告げる。でもそれはもう終わりにするのだ。自分の愛し方で相手を愛すれば、きっと相手が彼女のことを思い出に出来るかもしれないから。それが叶わなくても相手の記憶の隅にでも自分が残れたらそれでいいじゃないか、なんて考えて。「…我儘じゃなくてそれは何になるんだろう…愛情とか、かな…」我儘やエゴではないという相手の言葉にそう述べながら愛情だったらどんなに嬉しいことだろうと考えてしまえばもう我儘だのエゴだの考えていたこと全てが愛情なのかな、と思っては何故かストンと胸に落ちてくる。「オレらがルールでいい、だってオレの中はオレらとオレら以外に別れてるから…学校、辞めちゃえばいいのかな…でもそしたら啓を養えない…産休?」自分の世界は二つに分かれていて、それは自分達とそれ以外という簡易的なもの。だけどその間には愛情があるかないかという扉があって、相手しか入ることを許されていない世界で。そして女性にしか適応されない産休なんて言葉を使うが本人はいたって真面目そうで

  • No.249 by 矢谷啓  2014-05-28 07:51:01 

(/返ロル遅くなってすみません!本体が久々に遠出しており返信出来ない状態にありました汗 笑ちゃん、ごめんね、許して←

俺も、愛してるよ笑。笑のおかげで嫌いな過去の自分も好きになれる気がする。
(自分の行き場を無くした憤りや哀しみを人に暴力や蔑みとして当たるのは簡単で、弱い人間が弱い人間にすることだ。世の中の至る所で日常的に行われているその行為は自分たちにも降りかかり愛情も正常な判断も全て奪っていって。過去に家族として過ごした両親が自分に虐待したのもその時は耐え難かったが今ならその時に付いた古傷も悪くないと思えて。それは醜く生き延びながら両親の弱さを受け入れることで彼らの狂気が少しでも軽減されていたのなら、あの無意味とも思える暴力に耐える時間も彼らを守る愛情と都合良く思える気がしたからで。そう思えるのも何もかも今、守り守ってくれる相手がいるおかげなのだ。「これ以上、笑の愛で満たされたら俺も彼女も笑になりそう」これ以上なんてない。どんなに愛され満ち足りていても愛は欲するし、受け止められる自信がある。ただ、過去の自分も彼女も全て認めてくれる相手が自分を愛してくれたら相手のことしか見えなくなり考えられなくなって相手と同化してしまいそうだと嬉しい冗談を言ってみたり。相手は記憶の隅の存在ではなく、今確かに中枢に存在し自分もそれに伴って生きている感覚で。続く相手の言葉が自分の思いと重なれば「同じ。俺も笑と同じふうに考えてた。我儘じゃなく愛情だって。もし今まで我儘と思っていたことが愛情ならすごく嬉しいね。伝えきれないよ」もし言葉通り我儘が愛情なのだとしたら、それこそ相手になってしまうのではないかと言うくらい我が侭という愛情で満ち溢れていて。先程まで相手を酷く傷付け自らを傷付けていたことは辛く吐き気すらする記憶になりそうだが、確かに愛情が存在し、どうしようもなく求め合って伝えきれない想いを伝えるための一種の方法なのだと思いたくて。それは今相手が言う“オレらがルール”という言葉がしっくり来て場に似つかわしくない微笑みすら零れて「養うって…俺は笑だけいれば十分だよ。元々俺たち飢え死一歩手前なんだから。……この際だからフランス国籍にして同姓結婚でもする?産休って…笑は俺の妻だけど、子どもでもあるし。……実は女でしたってカミングアウトでもするの」出血が酷く意識ははっきりしなく、傷も痛み、相手は自分以上に辛いはずなのに幸せについて考えると面白いように冗談が口から零れて。自分の単純さに“あーまだまだ人間だな”なんて思えば冷え切った力無い体を抱き寄せては唇を奪い「愛してる」と

  • No.250 by 初山笑  2014-05-28 10:38:47 


(/大丈夫ですよ‼︎お忙しい中の返ロルありがとうございます‼︎
私は基本的に暇人(笑)なので笑
授業中もパコパコ携帯やってるタイプなので←


啓が啓自身を好きになれたら、オレも嬉しい
(相手の言葉に思わず笑顔になってしまう。自分達は平凡な道を歩いてきたわけではなく、人からしたら非凡でまるでドラマや漫画の中の世界でしか起こらないような道。更に相手は愛する彼女を失った。どちらも身内の死に触れている、何かを失っていて、失う恐怖を知っている。だからこそ、お互いがお互いを必要とし、依存してしまう。しかし確かにそこに愛情はあり、生半可な気持ちで紡いだわけではない、だからなんでも受け入れることが出来る。自分がそう思えるのはきっと、あの無責任な親と独裁政権を強いたクラスメート、思い出したくもないのもない母親の愛人のおかげとも言えよう。相手が過去の相手を好きになれるのなら自分だってそうだろう。自らの体を売っていた過去を相手は受け入れてくれた、自傷行為を繰り返すことも相手に依存してしまうことも認めてくれた。それが自分にとって支えになるし、自分自身を受け入れることに繋がっている、そう信じて疑わない。「オレになるの⁈じゃあ三人で一つだね」相手の冗談に笑いながら答えると相手も相手の彼女も自分になるのならそれでもいい。むしろ自分が相手になってもいいと思ってしまっているあたり相当惚れ込んでしまっているだろう。「我儘が愛情…もし、オレの我儘が啓を救えるのなら…あ、本当にもしの話だけど…そしたらそれは愛情になるよね」とやけに大人びたことを述べてはあの幼い顔が何やら真面目な印象を与えるような表情で彩って。本当にそう思っている、そういった顔で言うその言葉に要約された、だから啓も我儘を言っていいよ、は言えずに飲み込んだ。相手の我儘で傷付けられるのなら本望だし怖くなんてない。それも愛情なのだから、自分にとっては相手が与える痛みならそれすらも愛しく想える。「オレも啓だけ居ればいい、啓以外要らない…あはは、そうだね、飢え死に手前だもんねぇ…いいね、それ。フランス行こうか、オレ一生ついてくよ。…いや、女の子じゃないならそれは無理だな…」相手の冗談に笑いながら答えると奪われた唇に感じる相手の温かさに思わず微笑みを浮かべてしまえば自分の冷え切った体が相手に染まって行くのが心地よくて

  • No.251 by 矢谷啓  2014-05-29 15:26:36 

(/本当すみません;不定休なもので返ロルがまばらになってしまって^^;

(相手の笑顔を見て、あーこの笑顔を見たかったんだ、と心から嬉しく思いこちらも微笑めば相手の両頬を両手で優しく包み込んで。相手が笑顔になれるなら何だってするつもりだが、それがもし自分も望むことで嬉しいことなら幸せこの上ない。一生をかけてこの笑顔を守ることを誓いつつ両頬に手を添えたままゆっくりと額を合わせ唇を奪う。まだ少し鉄の香りがして先程の惨事が脳裏を過ぎるが高揚する気持ちがそれすら幸せに変えていき。まだ己の犯す惨事を完全に認めることはできないが、“オレらがルール”に乗っ取れば愛情表現なのだと言える気がして。これからも相手と時間を共有することで、相手の辛く苦しみ絶望してきた過去を明るい色に染め変えて、ルール増やし、より絆を深めていきたい。「三人で一つ?…笑そんなこと言ったら俺また泣くから」どうやら自分は共にいる幸せに弱く涙もろいらしい。冗談で笑い合うつもりがうれし涙が再び零れそうになり、相手ではなかったら“ヘタレ男”と呆れられ捨てられかねないと。「当たり前だよ。ていうか今まで笑から言われたこと全部、愛情と思ってるから。」普段とどこか違う雰囲気で言われた言葉に当然だと頷き微かに微笑むも、相手の要約された心の内側の声が聞こえた気がして一度小さくゆっくり深呼吸しては相手のカーゼと包帯の巻かれた手を取りそっと包み込んで「……笑。本当の我儘言うけどさ、あと少しだけ、少しだけで良いから彼女の遺品取っておきたい。それでいつか一緒に燃やして欲しい」どの口が言えたものかと自分に悪態を付きながら包み込む手に視線を落とし返答を待って。続く冗談には「フランスって食料品の物価高そうだから職見つけないと本当に飢え死にするかもね。……ビザ発行とか語学勉強とか、笑となら出来そうだけど。…あれ、笑って女の子じゃなかったっけ?こんな可愛いのに」とやけに現実的で真面目な返答を返しつつ最後には再びおどけてみせ、奪った唇に角度を変えて口付けて一度話すと「ねえ、笑、今日一緒にお風呂入る?」ともう虐待の傷痕も何も隠すものはないように冗談のような本気を甘い声で囁いてみて

  • No.252 by 初山笑  2014-05-29 19:05:34 


(/大丈夫ですよ!本当、お疲れの中辺ロルしていただけて嬉しいです!

(相手の温かい手が自分の頬に触れると、その温もりと出来るだけ長く触れ合っていたくて自分の冷たい手を重ねる。いつか死体みたいだと言われたその体温も相手と居る間だけは好きなれ、相手だからこそ昔浴びせられた罵声も悪口も許せる訳で。重なる唇が幸せで、手放したくなくて、こも時間がいつまでも続けばいいのになんて月並みな言葉だがそう思っているのは事実。相手が自分を受け入れてくれたように、自分も相手を受け入れて、過去も未来も全部愛したい。「泣いていいよ、オレの前では我慢しないで」こんな事言っても相手は奥歯を噛み締めて我慢してしまうんじゃないだろうか。彼女を亡くしてから、或いはそれよりもずっと前から泣くことを許せなかったのではないだろうか。だから今、泣きたいときに涙を堪えてしまう。自分の立てた仮説がどこまで正しいかはわからないが、何となく自分達は似ているから当たっているような自信もある。「はは、なら良かった。」相手がそう述べれば笑いながら何度も良かった、と繰り返す。自分の酷く傷だらけな手を包み込んでくれる相手の体温に溺れそうになりながらも聞き取った相手の我侭、否、彼女に対する想いを聞くと頷く、ただ笑顔で。「…うん。待ってるから、いつまでも…いつかなんて来なくてもいい、無理だけはしないで?本当に、もうさよなら出来るって思った時に一緒に彼女さんとお別れしようね」そう言って。「フランスの町並みとか好きだからそんな綺麗な場所で啓と飢え死できるならそれでもいいかな、なんてね。…あー、英語とかフランス語とかオレ出来るのかな…女の子じゃないよ!可愛くないし、ちゃんと男の子だよ」と笑いながら述べるとまた重ねられた唇に思わずほくそ笑んでしまう。続く言葉に「いいよ?オレの貧相な身体見たい?」と相手に隠し事なんてしないといった顔で

  • No.253 by 初山 笑  2014-06-04 20:58:59 


(/啓本体様へ‼︎

明日から7日まで諸事情により来れません‼︎
啓本体様もお忙しいとは思いますが、把握お願いします!

  • No.254 by 矢谷啓  2014-06-07 12:43:25 

(/と、とんでもないです。こんな本体までヘタレな奴にお付き合いくださり感謝です!
お暇なとき時間があるとき気が向いたとき頂けるだけでも嬉しいです!

うん、笑の前だから泣く、笑の前でしか泣けない
(相手の我慢しないで良いの一言で止めどなく涙が溢れてきて、今まで泣いてはいけないと無意識に堪えていたがそんな簡単と思っていたことが今は難しい。相手も自分の前では押し殺していた涙を見せてくれて、そんな顔は自分以外の他人には見せたくない。自分だけが知っている相手には他の人には見せない自分の泣き顔を見せられる。むしろ相手無しには泣きたくても泣けないのではないかとすら思えて「笑がいないと俺、生きていけない。本当に笑に会えて良かった」良かったと繰り返し笑う相手を見るだけで今度はどうしようもなく笑顔が溢れ自分でも今どんな表情をしているのか分からないくらい幸せで。そして相手は弱い自分の我が侭を内心そうとは受け取っていなくても、何も言わずに我が侭として受け入れてくれてそれだけで心の重荷が軽くなり「ありがとう。なんか下手な精神科医にも同じようなこと言われたけど笑が言うと全然違うね。って言ったら笑が怒るか」上辺だけの言葉とは違い心にすとんと落ちてきて相手となら明るく笑顔で彼女と別れられる気がして。それは相手という大きな自分を包み込み守ってくれる存在、そして自分が愛を注ぎ守っても良い存在があると分かっているからで。「語学か…。それは俺がみっちり勉強すれば何とかなりそうだけど、笑とだけ通じ合えればそれでいいかな。他の人はテキトーでいいよ。……可愛い男の子、俺の大好きな笑」冗談と本気混じりに言葉を述べた後、一呼吸置いては静かな声色で囁くように言えば再度相手に口付けて。「笑が貧相と思ってても、俺は全部愛してるから。それにこれから嫌でも鍛わるでしょ」真顔で返した後に、実際鍛えらえるかは定かではないが冗談を言うと小さく笑い疲労仕切っている体を優しく包み込むと相手が上に成るようにゆっくり後ろに倒れて

  • No.255 by 通りすがりさん  2014-06-07 13:57:45 


(/いやいや、此方こそ騒がしい本体なのにお相手ありがとうございます‼︎
自分、今日から解放されて暇人なのでいつでもお返事出来ます‼︎

オレが何度でもその涙を拭いてあげるよ。
(相手と自分はやはり似ていて、泣くことや笑うことに抵抗があった。爆発しそうな感情、今にも崩れてしまいそうな精神のやり場を見つけることが出来なかった。だから自然と人と関わることを避けて自分と世界に大きな壁を作ってまで自分に踏み込ませることをさせたくなかった。だけど今目の前にいる相手は違くて、素直に感情を言葉に出せる。自分が今一番大切としていて、愛していて、信頼してる人。自分が居ないとい生きていけない、そんなことを言われたのは相手が初めてでどう反応したらいいかわからない、酷く月並みな言葉に頼るしかないが「…ありがとう、オレも啓が居ないとダメだよ」と言っては笑う、そして「オレと出会ってくれてありがとう」と。「精神科医と比べられたくないなぁ、オレのが啓のこと想ってるし大好きだし、彼女さんのことも大切だよ」精神科医と比べられたことにむすっとしたような顔をしては自分のが相手のことを好いていて愛しているということを述べてからまだ忘れなくていいというように彼女のことも大切に思っていると言って。相手が愛していた人のことを否定するなんて出来なくて、相手のことだからきっといい人を好きになったはずだから。だから自分も彼女が大切なんだ、と本当にそう感じている。「だってほら、教科教えてるわけじゃないしさ…なんか啓に頼ってばっかりだなぁ…そうだね、オレらだけ分かりあってればいいよね。…可愛くないよ…オレも啓が大好き…」冗談に可愛くないと返しては重ねられた唇に愛しさを感じて、頬を紅く色づかせ。「そうだね、鍛えられるもんね」自分が相手を押し倒しているような体制になってしまえば、相手の身体が疲れ切ってしまっていることはわかっているが「…啓」なんて声をかけてしまって

  • No.256 by 初山 笑  2014-06-07 13:58:08 


(/上は自分です‼︎

  • No.257 by 矢谷 啓  2014-06-11 09:11:01 


俺達、片時も離れられないかもね。実際、離れてても一緒だと思ってるけど
(此処まで相手に依存し相手がいないと自分を保てないとなると、もはや相手無しの自分は自分ではなく唯の抜け殻なのではと。しかし実際問題ずっとくっついている訳にもいかない為、心の中に共にあれば良いかと妥協するように付け足し述べて。「俺の精神異常直せるのは笑だけだもんね。一生の掛かり付け医みたいな」精神科と比べられ不服そうにする相手に短い笑いを零すと冗談を言いながら真面目な表情で相手の髪を撫でまっすぐに見つめながら言って。「笑に頼られる為に俺がいるんだから、それでいい。…うん、知ってる」相手が頼ってくれるなら何だって出来る気がして、他の誰よりも相手だからこそ頼りにされるのを嬉しく感じる。そして大好きと言われればどこか自信に満ちた表情で小さく笑むと愛しい相手の色付く頬に口付けて。自分の名前を呼ぶ相手が堪らなく愛おしく片手を相手の後頭部にくしゃりと回すと自分に引き寄せて唇を奪い深く口付ける。疲れた体はすぐに息が上がって胸が苦しくなるが、口付けに慣れている自分でもこんななら相手はもっと辛いだろうと。それなのに歯止めがきかず糸を引いて離したのも束の間、再び口付けに酔いしれて「笑…どうしよ。止められない」切羽詰まったような甘い声で言いながら相手の頬を優しく包み込むと、このままもっと甘い時を過ごしたいなんて。

  • No.258 by 初山 笑  2014-06-11 10:00:02 



離れたくない、ずっと一緒に居たい…どうしてもの時はずっと啓を思ってるよ?
(赤の他人が聞いたらどれほど迄に重々しい言葉に聞こえるのだろうか、考えるだけ無駄なので考えることをやめる、自分と相手に世界の常識やルールは通用しないのだから。いつでも相手を思っていたい、相手のことを考えるだけで幸せになるのだ。憎悪や嫌悪で感情を染めるの暇があるのなら相手のことを長く愛していたくて。「啓のことはオレだけが知ってれば十分だ。そうだね、ずっと寄り添うよ?オレ一応保険医だしね」相手の精神が異常だと言うのなら自分だって同じだ。そんな自分が相手を支えられるのかと不安になるが相手を支えられるのは自分しか居ないと意気込んで。「自分でやれることは出来るだけ頑張るからさ。…言わないと気が済まないんだよ」何でもかんでも相手に頼っていてはダメなのかもしれない、お互い負担にならないように頼り、支え合うのが理想だろう。変に大人ぶった考えをすればそう述べなから自信ありげに笑う相手に好きだと思うだけではなく伝えないと気が済まないと呟くと落とされた口付けに幸福感に満ち足りて。続けて深い口付けをされるとまだ慣れて居ない体はすぐに酸素を求めて、だけど相手と繋がっていたいだなんて考えてしまえば止まらないと言う相手に「…止めないで…啓を感じたい…欲しい…」なんて幼さが残る顔からは想像もできない相手を求める言葉を

  • No.259 by 矢谷 啓  2014-06-11 12:49:54 



笑の部屋で同棲しようか。…うん、俺のことだけ考えてて
(他人が重たいと思っても自分たちにはこの重みが心地よく、むしろもっと重たく、と求めてしまう。一緒に居るのなら直ぐにでも生活を共にしたい。彼女との思い出があるこの部屋も、相手と何処かで共に過ごせるなら薙ぎ払える気がして。「そうだね。笑だけに知っていて欲しい。…病気しても病院行かずに笑に見て貰おうかな。他の人には弱いところ見せたくない」自分だけが相手の事を知っていれば十分、その言葉を今は素直に受け止められる。いつの日だったか相手の幸せを考えた時、自分以外の理解者が相手には必要なのかもしれないと思った事もあって。自分以外の人間が相手を受け止め、相手も同じようにその人に笑顔を向け幸せならば、それは自分にとっても幸せで。もし心許せる友人が居たのなら自分に何があっても相手を悲しみから救い幸せの日々を与えてやれる。しかしそれは考える必要のないことだった。なんと言っても自分たちは生死を共にすると誓いあった仲なのだから。たとえ気の許せる人間がいたとしても相手がいない幸せなど偽りでしかないとすら思え。相手と死を共にすること、それが人生において最大にして最高の幸せ、なんて。そして欲しいと求められれば理性が飛びそうになるが何とか押さえ込んでは、力の入らない体を無理矢理起こし、それでも軽々と相手を抱きかかえると寝室に運んでその傷だらけの冷たく華奢な体を優しく横たわらせて。殆ど背丈は変わらないはずなのにその体は少し小さく見えて、その体と心で背負ってきた重みを思うと胸が苦しくなる。傷付いた手首に優しく触れながら覆い被さるようにすれば相手を見つめながら顔を近づけ「愛してる」と静かに口付けて

  • No.260 by 初山笑  2014-06-11 13:09:45 


そうだね、余るほど部屋あるし…一人だと広過ぎるんだよね。啓のことしか考えられない…
(自分一人では広過ぎる自宅を思い出しては相手と彼女が愛を奏であったこと部屋を出ることに相手は大丈夫なのだろうかと心配になる。無理に忘れなくていい、忘れられそうなときに自然とそうしてくれればいい、相手が彼女を思い出に出来る時に一緒に暮らそう。だから今は相手の返事をただ待つだけで。「うん、だからオレのことも啓だけが知ってればいいんだよ?…よっぽどの重症の時は病院行かないとダメだよ?死に至る病だったら嫌だし…」相手が自分より先に永遠の眠りについてしまったら、冷たくなった相手の隣で自分は死を迎えるつもりだ。自分が今考えていることはまだ先の未来にあって欲しい死のこと。自分が先に眠ってしまった時に相手は以前言っていたように自分のことを追ってくれるはずだ、だから自分も相手を追う。生死を共にする約束は果たさなくてはならない、軽々しく誓ったわけでは無い。自分達にとってはどんなに小さな約束もとても大切な訳で。もし自分がこの世から退場したあと、相手に自分以上に大切な人が出来たとき(考えたくはないがもし、もしもの時)はその人の隣で笑っていてほしい。自分より数cm小さい相手に抱えられたことに少しばかり驚いてしまうが今感じる相手の体温を手放したく無くて大人しく身を任せて。愛してる、その言葉と一緒に落とされた口付けをまだ止めたく無くて相手の首に腕を回しては艶かしい声で相手の名前を呼び

  • No.261 by 矢谷 啓  2014-06-15 21:37:11 

とりあえず、この部屋から離れようと思う。それはずっと前から考えてたことだから。
…笑の部屋は広いから沢山家族増えても大丈夫そうだね
(相手の表情から心配を読み取ると安心させるように微かに微笑むと少し部屋を見回した後に相手の頭を優しく撫で、遺留品はまだ捨てられそうにないがこの部屋に囚われ続けるのは良くないと思っていて。次いで、沈んだ空気にならないようにと冗談を言うが、さも本気にしているように産めるはずのない男である相手のお腹当たりに優しく触れると愛おしそうに撫で「…大丈夫。笑の為に重たい病気になんてならないから。…でもまあ、すでに精神的にはかなり重傷だけどね」ごく自然と零れるようになった微笑みを相手向けながら、最後は小さく肩をすくめおどけてみせる。病気にならないなんて保証は出来ないが、苛々を誤魔化す為の煙草もやめるつもりだし、職を辞めるやめない関係無しに過労死しないよう睡眠と食事もちゃんと取るつもりでいて「笑の美味しい料理とサポートがあれば病気になんてならないよ」今後の二人の生活を思い描いては小さく笑んで内心、この精神的に重傷な病を治せるのは相手だけだと思っていて。ベッドと自分に挟まれ、首に手を回してくる相手は妖艶に見え、全てが可愛らしく愛おしく思え更なる深みに溺れそうになる。ベッドのシーツのしわを僅かに増やし、相手に身を寄せれば包帯が巻かれた首筋に顔をうずめては相手の匂いを楽しむよう鼻を近付け、露出している部分に口付けて。そのまま聴覚を刺激するよう耳元に息を吹きかけそっと唇を当てると愛おしい相手の名前を呼び返し

  • No.262 by 初山 笑  2014-06-15 22:02:02 


啓がそう言うならオレはそれでいいけど…無理だけはしないで欲しいからさ、何回も言うけど。
…うん、そうだね?オレ子供、結構好きだよ?
(相手がそう言っているのなら止める権利は自分にはなく、自分の家に来るのなら喜んで迎え入れる。もちろん彼女の遺留品、とは言いたくないが亡き彼女の思い出も一緒に。自分に出来ることはこんな些細な事でしかないがそれでも相手の負担にならないのなら相手に尽くしたい。その後に相手が取った行動につい笑ってしまい、自分のお腹の上にある相手の手に自分の手を添えて。昔は子供なんて泣けばいいと思っていて人に甘えるだけの無知な生き物でしかないと思っていたが今となっては相手との子供なら、なんてあり得ないことまで考えてしまっている。自分と相手が此処に居たという証が欲しい、なんて。「精神的にならオレだって同じだよ?まぁオレは精神科なんてマニュアル通りのバカみたいなアトラクションには頼るつもりはないけどね、啓が居ればいい」相手と居る間ならこんな歪んだ自分の性格もいいんじゃないかと思える、狂っていてもお互いが理解しあっていればそれだけで十分だ。相手と長い間一緒に生きる為にご飯もちゃんと食べよう、自傷行為も極力抑えよう。「じゃあ料理頑張るよ、オレ。あと、夜ご飯にゼリー食べるのも辞めるね?ちゃんとご飯食べるよ、啓と一緒に」と笑いながら述べては相手が居ることによって自分はここに存在価値を見出していけるのだ、と改めて認識する。めんどくさいと思っていた数々の行為が相手と一緒というだけで愛おしく、大切なものに思っていて。「ん…」零れるだけの声を洩らしながら直接耳にくる刺激や首筋に落とされる口付けに身体は素直に反応を示す。相手の髪を撫で上げるように触ると自分の頬が紅潮し、暑くなって行くのがわかって

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