矢谷啓 2014-05-13 19:43:45 |
通報 |
(/大丈夫ですよ!本当、お疲れの中辺ロルしていただけて嬉しいです!
(相手の温かい手が自分の頬に触れると、その温もりと出来るだけ長く触れ合っていたくて自分の冷たい手を重ねる。いつか死体みたいだと言われたその体温も相手と居る間だけは好きなれ、相手だからこそ昔浴びせられた罵声も悪口も許せる訳で。重なる唇が幸せで、手放したくなくて、こも時間がいつまでも続けばいいのになんて月並みな言葉だがそう思っているのは事実。相手が自分を受け入れてくれたように、自分も相手を受け入れて、過去も未来も全部愛したい。「泣いていいよ、オレの前では我慢しないで」こんな事言っても相手は奥歯を噛み締めて我慢してしまうんじゃないだろうか。彼女を亡くしてから、或いはそれよりもずっと前から泣くことを許せなかったのではないだろうか。だから今、泣きたいときに涙を堪えてしまう。自分の立てた仮説がどこまで正しいかはわからないが、何となく自分達は似ているから当たっているような自信もある。「はは、なら良かった。」相手がそう述べれば笑いながら何度も良かった、と繰り返す。自分の酷く傷だらけな手を包み込んでくれる相手の体温に溺れそうになりながらも聞き取った相手の我侭、否、彼女に対する想いを聞くと頷く、ただ笑顔で。「…うん。待ってるから、いつまでも…いつかなんて来なくてもいい、無理だけはしないで?本当に、もうさよなら出来るって思った時に一緒に彼女さんとお別れしようね」そう言って。「フランスの町並みとか好きだからそんな綺麗な場所で啓と飢え死できるならそれでもいいかな、なんてね。…あー、英語とかフランス語とかオレ出来るのかな…女の子じゃないよ!可愛くないし、ちゃんと男の子だよ」と笑いながら述べるとまた重ねられた唇に思わずほくそ笑んでしまう。続く言葉に「いいよ?オレの貧相な身体見たい?」と相手に隠し事なんてしないといった顔で
トピック検索 |