矢谷啓 2014-05-13 19:43:45 |
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(リビングのソファーでうとうとしながらナッティと戯れていれば急に響くインターフォンの音で朦朧としていた目が覚める。聞こえてきたのは愛しい相手の声、自然と緩みそうになる口角を堪えては「はいはーい、今開けますよー」と。こんなやり取りをするようになるなんて最初の頃は想像もつかなかっただろう。ロックを解除しては相手が来るのを待って。自分の格好を見てはちょっと待て着替えたい、という気持ちになる。いつも好んで着ているものは洗ってしまって、他のジャージはまだ干していなく、今着ている服は高校の時のジャージ。胸に初山、とオレンジの刺繍が入っているもので
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