ある日、森の中(〆)

ある日、森の中(〆)

人外好き  2017-08-01 03:59:39 
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  • No.450 by 皐月 夜  2018-01-06 16:55:49 



でも一番初めに会った頃に比べたら少しは話してくれるようになったんだよ。何か…多分私がもっと魔法使えるようになって、魔法使いさんの役に立てるようになったら認めてくれると思うんだ。
( ぼそりと落とされた感想を目敏く聞き拾ってはそんな事はないとばかりに首を左右に振ると同時に相手には勘違いだと思われても致し方ないような都合の良い返答を返し。相手が己の性格の一部を好いてくれるのと同じように己もまた相手のさり気ない優しさや、時折垣間見得る母親のような雰囲気が好きなのだ。それを言葉にするのは照れくさく「たまにはこれくらい勢いのいい所も見せないとね!」と照れ隠しに言葉を強めては続いてある程度片付いた衣服に満足そうに頷き、「──これでおしまいっと。何かすんごい集中したから疲労感が半端ないよ」杖の先に集めていた魔素を空気へと散らして一つ大きな溜息をつきつつ、それをポケットにしまいながら再び相手の目の前へと腰を下ろしてカラカラになった喉を潤すためにシャンメリーを一口。「明日も森に行って魔法の練習と薬草の勉強しようかなぁ」片手に持つグラスをゆらゆらと揺らしながら明日の予定をぼんやりと思い描いて )


(/ どうもありがとうございます!私も一度失礼させてもらいますね。 )


  • No.451 by 妖精  2018-01-06 22:14:24 



えぇ!……ちょっと信じられないけど……エルフの役に立つって、例えばどんな事をヨルは考えてるのよ?
(クッションの上から身を乗り出し、相手の瞳をまじまじと見つめその真偽を確かめようとするも、嘘をついているようには思えず、かと言って実際に二人が話している所をこの目で見てないものの素直にその言葉を信用出来ず語尾を濁し。また、相手の思い描く未来が自分には上手く想像出来なければ、それはどんな方法なのだろうかと首をこてんと右へ傾けながら尋ねてみてはその反応を伺い。「──たまには?私、勢いの無いヨルなんて滅多に見た事無いわよ?だからそんなに調子に乗らず、程ほどにね」最初に出会ったあの日、魔法使いからの課題を達成しようと臆せず見知らぬ森の奥を進み花を見つけた時も、魔法の勉強に励んでいた日々も、涙を流した後でさえ再び前を向けば勢いあるエネルギーに溢れていたように己の目には映っていれば、そんな相手だからこそ好きではあるものの、自分の発言が調子付かせてしまったのだろうかと、それが照れ隠しだと気付かないままに小言でもって返し。突発的な思い付きから始めた片付けが一段落したならば、噛っていたクッキーから口を離し「お疲れさま。見違える程綺麗になったわね、でも気を抜いたら駄目よ?これからはコレを維持できるよう心掛けなさい、毎日気にすれば大変な思いなんてしなくて済むものなんだから」労いと称賛の言葉と共に、相手が掃除を怠らないよう今後も目を光らせるかのような注意を付け加え。その後明日の予定を耳にしては「なら明日も会いましょ、その時種を持ってきてあげるわ」自分が忘れない内に、そしてクローゼットが片付いている内にとの思いから、今度と先ほど約束した品について触れ)

  • No.452 by 皐月 夜  2018-01-06 23:59:48 



例えばそうだなぁ──それこそ薬草を摘むの手伝ったり、魔法使いさんが欲しいって言った人間のものをプレゼントしたり、もっともーっと仲良くなれれば栄養のあるご飯作ってあげたり背中流してあげたりしたいなぁ。
( 双眸に真ん丸な相手の可愛らしい瞳が映って尚も嘘偽りなどないとばかりににいんまり口元孤を描かせれば、まるで脳内お花畑、新婚生活でも始めるかの如く妄想に妄想を重ねた最早役に立っているのかも怪しい返事を返して。返ってきた小言すらもやっぱり愛おしく感じると言うもの。「まぁ、いつまでもいつまでも沈んでるのは私らしくないからねぇ。でも大丈夫、あの日泉で絶対に絶対に、もう二度と勢いに任せてジュリーや他の人を危険に巻き込まないって誓ったからね!」愛おしくはあるが魔法を暴走させ目の前の相手に傷を負わせてしまったあの日の事を忘れていなければ表情を真剣なものへと変えて一つ大きく頷き、それから一度は綺麗になったが時間が経てばまた元に戻してしまう己の性格を知っているかのような注意に何度も何度も首を縦に動かしては「ジュリーがせっかく手伝ってくれたんだもん、今の状態を心掛けますとも!それに明日の楽しみがクローゼットの状態の維持に貢献するしね」と相手が出してくれた約束に嬉しそうに双眸輝かせて )


  • No.453 by 妖精  2018-01-08 12:49:02 



ヨル、戻ってきなさい、そして現実を見なさい。あのエルフの体を目にするのも毒だし、だいたい背中を流してもらってアイツが喜ぶようなむっつりだなんて最高に笑えない冗談だわ
(前へと傾けていた重心を後ろに戻し、薬草もプレゼントも本当にあれの役に立つ事なのだろうか、加えて後半になるにつれ相手の願望のような夢物語に呆れたようにため息を吐いては、此処ではない何処か遠くにある自分の世界に入っているような姿を見かね名前を呼び掛け。ほんの僅かな悪戯心から風を操り被っていたフードを頭から剥がしただけで死にかける目にあった自分としては、それはあり得ないだろうと否定的な考えは以前と変わらず、ナイナイと片手を左右に揺らし。「私は大した怪我なんてしなかったけど……まぁ、ヨルには良い薬になったみたいね。そう心掛けるのは大切な事だと思うわ」事実、後遺症も無くただ少しの間気を失っただけではあったのだが、まさに怪我の功名とも言うべきか。あの日の出来事が尾を引き摺り、時に溢れ過ぎる相手のやる気を少しでも抑えているならば、と考えを切り替えては口角を持ち上げ笑みを作り。「そうよ、分かってるじゃない」自分がやった事と言えば、ちょっと荷物を外に運んだ程度。相手の頑張りが大半を占めているにも関わらず、その通りだと堂々と胸を張って答えては満足げに相手の瞳を見つめ返しながら、自分と同じく明日を楽しみにしていると言う言葉にふふ、と嬉しさを滲ませるかのように小さく笑みを溢してから目線をやや下げ、その手に握られているグラスへと矛先を移動させては「ヨル、私にもシャンメリーのおかわり頂戴」と、すっかり気に入ってしまった飲み物を再び図々しくも強請っては、二人きりのパーティーを心から楽しんでいるかのように満面の笑みを咲かせ)

(/下がると先日言っておきながら、再びの登場申し訳ありません。この辺りでキリが良いかと思い、場面を明日へと移せればなと思うのですがいかがでしょうか?また、背後様が他にもやっておきたい事等ありましたら、そちらを優先致しますので遠慮無くおっしゃって下さいませ!)

  • No.454 by 皐月 夜  2018-01-09 23:50:39 



わっかんないよー、もしかしたらあのローブに隠れててわからないだけで実は引き締まったいい身体をしてるのかも!ちょっと気になる…。
( お花畑満開の頭の中で繰り広げられているのはまさに"ご飯にする?お風呂にする?"の典型的なそれ。加えて何を目指しているのか妄想がエスカレートすれば「むふふ」と怪しげに笑って。あの日の自分がやらかした出来事を一生忘れる事は出来ないだろう。こうして目の前で彼女が笑ってくれているのは結果論であるとも思っていればそれ以上何かを口にする事はないものの控えめにはにかんで見せ。強請りの言葉には一つの頷きを。「ジュリーったらすっかりこれが気に入ったんだね。クリスマスの時期が過ぎても売ってるお店はあると思うからさ、今度もう少し小さいやつ買って届けるよ」そんなにも気に入ったのならばプレゼントしごたえがあると言うもので、相手の持つ小さなグラスにシャンメリーを僅か注いではまるで愛おしいものでも見るかのような柔らかく暖かな眼差しを向けて )


(/ いえ、どうしようかと考えていたので再び話せて有難いです!せっかく話題に出たので翌日、森でまたジュリーに会えたらと思います*ぜひよろしくお願いします! )


  • No.455 by 妖精  2018-01-10 22:51:26 



(相手の家で夕方遅くまでお喋りとお菓子を存分に楽しみ、人形用のワンピースを返してから帰路に着いた翌日。自宅にて昼食を取った午後、約束した花の種を日の光を遮断する素材で作られた濃紺色の布袋に三粒詰め込み、同色の紐で一度固く締めてから端と端で再度結び目を作り大きな輪っか状にしては、まるで斜め掛けのバックかのように肩から下げ。服装や髪型は相手が自分の為に考えてくれたものにしようと、腰まである薄紫色の波打つ髪は櫛を使い左右に均等に分け、耳の位置辺りで白い花が一輪付いたゴムで纏めたツインテールへ。真っ白なポンチョの下には同じく白のシャツと黒のロングパンツを選び、首には柔らかく長さのある無地の赤いマフラーをふんわり緩くリボン結びにして巻き付け、姿鏡にて入念にチェックしその出来に満足してから森へと飛び立ち。相手は今日は魔法や薬草の勉強をすると言っていたが今は何処に居るだろうか、森の入り口付近や前に見かけた事のある場所に幾つか頭の中で目星を付けては回り、やがて見慣れた後ろ姿を発見しては「あ、居たいた。ヨル、来たわよー」と口許に小さな笑みを浮かべながら昨日振りに会う相手へと声を掛け) 

(/そうでしたか、それを聞いて安心致しました。此方こそありがとうございます!時間は午後にさせて頂きましたが、場所は確定せずに回したつもりですのでその頃にヨルちゃんの居そうな場所にて、回しやすいロルで返して貰えたらなと思います。では背後はまた失礼させて頂きますね!)

  • No.456 by 皐月 夜  2018-01-11 13:01:54 



( 今までにこんなに楽しいクリスマスパーティがあっただろうかと思う程に昨日は心が弾み幸せな気分一色で包まれていた。だからこそ今日もう一度相手と会えるのが楽しみで楽しみで、アドバイスされた通りのボーダーのニットと黒のシンプルなスカート、それから黒のゴムで髪をポニーテールに結んでは上からグレーのコートを羽織り鞄を抱えて家を飛び出し。何処で待ち合わせ、と言う約束はしていなかったが相手ならばきっとすぐに見付けられるだろう、今回の薬草の勉強はちょっと気が引けるがあの時の湖にしようと決めれば一目散にそこへと向かい。それからどれくらい時間が経っただろうか、地面すれすれに顔を近付け生えている草の観察をしていた丁度その時相手の声が聞こえればパッと顔を上げて「ジュリー!──あ、その服!私が着てほしいって言ったやつ!やっぱり似合ってるよぅ」視界に映ったのは紛れも無く相手。それも昨日話していた通りの格好をしているではないか。嬉しさとその格好のあまりの可愛さにデレデレと破顔させてはもっとよく、と近付いていき )


(/ ありがとうございます!場所は湖にしてみました。改めてよろしくお願いします! )


  • No.457 by 妖精  2018-01-11 15:43:09 



(湖面から漂う冷気が風によって運ばれれば、着込んでいても感じる寒さにぶるりと一度身を震わせ。然程飛び回らずとも見つけられた相手が服が汚れるのもお構い無しに地面を這うような体勢から、自分に気付き、此方に近付きながら向けられた顔は大変愛らしいものの「えぇ、ありがとう。折角だから着てみたんだけど……ヨル、何だか変質者みたいに見えたわよ。その服だってとても似合ってるのに台無しじゃない!」と、誉め言葉への反応もそこそこに呆れた眼差しを向けては僅かな怒りを込め語尾を強め。次に目線を相手が先程観察していた草を遠目に見ては「今は薬草の勉強中だったの?アレも薬草の一つ?」と、何をしていたのか気になっては質問を投げ掛けて)

  • No.458 by 皐月 夜  2018-01-11 15:54:07 



これはジュリーが選んでくれたんだもん、似合ってるとしたらジュリーのお陰なのだよ。
( 距離を詰めた事で相手の姿をまじまじと見つめる事に成功すれば、やっぱり相手は何を着ても可愛らしいと思うと同時に自らの服装についてはどことなく照れたようにはにかみつつお礼の言葉を。その後は「だって摘み取るのも抵抗あってだね…」と何処ぞの博士のような口調で言葉を濁してから「うん、今日は薬草の勉強にしようと思って。──ほらこれ。ここに書いてある薬草と似てるとは思うんだけど、こっちも凄い似てるんだよねぇ。どっちかわからなくって」斜め掛けしていた鞄の中から薬草の図鑑を取り出し付箋が貼ってあるページを開き相手に見せて。そこには瓜二つの薬草の写真が二種類載っており、そのうちの一つには"毒あり"との文字が赤い字で書かれていて )


  • No.459 by 妖精  2018-01-11 21:25:27 



あら嬉しい事言ってくれるわね。でも、切っ掛けは私かもしれないけど、ヨル自身が元々可愛いからでもあるのよ?
(はにかむような笑みはやはり可愛いと顔を綻ばせつつ、相手の目線の高さまで羽ばたき上昇しチョンとその鼻先に触れては、愛嬌のあるその外見や素直な内面は、磨けば光るのだと言葉や態度に滲ませ。言い訳のような発言を聞き、そこに相手らしさを感じてしまえば「まったくもう……」と眉間に皺を寄せ呟くだけに止め。返された答えにやはり薬草の勉強中だったのかと納得するようにふむふむと静かに頷き、自分にも見えるように配慮され広げられた本へと視線を落とすも、相手と同様自分にも見分けは付かず、実物と写真を交互に視界に入れてはみるもののやはり頭には大きな疑問符を浮かべ「本当にそっくりねぇ……。ん?ヨル、コレは何て書いてあるの?」人間の話す言葉ならまだしも、使う文字は一体何が書いてあるのは己にはちんぷんかんぷんであるが、黒字の羅列の中に強調するかのように記された赤い文字に注目しては、その部分を指差しつつ相手へと尋ね)

  • No.460 by 皐月 夜  2018-01-11 23:02:24 



い、いやいやいや!平均的だよ!ジュリーの方が何倍も可愛いって!
( 内面を褒められる事に関しては特別恥らわないものの外見は慣れていないせいもあってか別で、そのままコロリと取れてしまうのではないかと思うくらいにブンブンと首を左右に振れば独特な否定の仕方をし。この森で何年も暮らしてきた相手にもやはり難しいものか。「ここまで似なくてもいいのにねぇ…。あ、これは毒があるって書いてあるんだ。だからもし間違って食べちゃったりしたら──」両ページの写真を交互に見ながらふぅと一つ溜息を落とせば問いかけられた赤文字を口に出して伝え、「でも少しくらいの摂取だったら多分死ぬ感じではないと思うんだよね。ほら、ここに頭痛や手足の痺れって書いてあるけど死亡とは書いてないし」とちらり、薬草に視線向けつつ続けてその視線を相手に向け直して )


  • No.461 by 妖精  2018-01-13 12:06:34 



そんな事ないわ。それに私とヨルとじゃ、可愛さのベクトルが違うわよ
(本当にそう感じている事をちょっと伝えただけでこうも大きな反応を返して貰えれば、面白いものが見れたと楽しそうにくすくすと笑いながら両肩を揺らし。また、返された言葉には常日頃オシャレには敏感であるとの自負と自己愛からか堂々と胸を張って受け止めては、満更でも無さそうな態度で比べる必要は無いと言葉を続け。薬草への興味を一欠片も持ち合わせていない自分が知っているのは、食べられる木の実程度である。相手の役に立てない事に若干の申し訳なさを感じながらも、毒の単語を耳に入れては「──毒?あら、危ないじゃない!見分けが付かないんなら、なおの事食べちゃダメよ?」相手なら薬か、薬草の研究として食べかねない。そんな心配から本に向けていた人差し指と視線を今度は相手へと向けては注意を呼び掛け「軽くたって毒が危ない事に変わりないし、そう言われても私は人間の文字なんて読めないから分からないわ」ほらここ、と示されたとしても自分にとっては見慣れぬ文字、理解が及ばないのだと素直に伝えては眉間に僅かに皺を寄せ)

  • No.462 by 皐月 夜  2018-01-14 19:25:32 



うぅ…じゃあどっちもいい感じって事にしよう。
( 結果的に相手には勝てない。何を言った所で上手く丸め込まれてしまいそうであれば相変わらず独特な言い回しで照れるこの会話を終わらせようと試みて。食べる、と言う選択肢以外に毒があるかそうでないかを区別する方法はない。人間の文字を読めぬ相手にいくら文字を指差した所でどうにもなりはしないがむむ、と考える素振りを見せては「でもこれじゃあどっちの薬草なのかわからないよ。──ちょっとだけ…飲み込まないでさ、ペロッてするくらいだったら大丈夫なんじゃないかなぁ」相変わらずの危機感の無さを前面に際どい発言を一つ落としつつ、再び意見を仰ぐようにちらりと横目で相手を見て )


  • No.463 by 妖精  2018-01-15 17:26:10 



えぇ、そうしましょうか
(この会話をこれ以上続けたくないと言いたげに纏めの言葉を告げられては、相手が照れているのだと察しふふ、と思わず笑みを溢してはからかうのも程ほどにしようと素直にその言葉に頷き返し。「アレは消化されてからじゃなくて、舐めただけで速効性のある薬草なの?もしそうなら私は反対よ。そんな危ない真似、少なくとも私の居る前じゃさせないわ」地面に生えている薬草か毒草か分からぬ草を一度見遣り、顔を元の位置に戻しては注意してもなおも危険な方法でどちらなのか試そうとする相手に対しむっとした表情を作り上げては、その場で腕を組み両足は肩幅と同じくらいに開き空中にて仁王立ちのポーズを取りつつ、ちらりと向けられ交わった視線には睨むように眼力強く、答えはいいえであると伝え。腕を解き肩から下げていた濃紺色の布袋を一度軽く叩いては「そんな事より約束してた種を持ってきたんだけど、どうする?忙しいなら出直してくるわよ?」薬草の毒性を確かめるのであれば自分は暗に帰ると告げるような言葉でもって、昨日話していた物について問いかけ)

  • No.464 by 皐月 夜  2018-01-16 07:38:55 



( どうやら此方の意は伝わったらしい、それ以上掘り下げる事もなく話を終らせてくれた事に安堵の息をつくも、次いで問われた問い掛けと意見とには「その辺はよくわからないけど試してみる価値はあるかなぁと思って。──でもジュリーがそこまで言うなら今回は見送りまーす」前半を曖昧な返事で、後半を両手を上げた降参ポーズでしめ。それからその手を下ろせば昨日した約束を忘れていなかった相手に嬉しそうにはにかみつつ「まーったく忙しくない!薬草の勉強は今をもって終わった所だからね!ささ、早速種を拝見させて下さいな」何とも都合の良い言葉をペラペラと吐きながら巫山戯ているかのような口調と共にお皿を作るようにあわせた両手をずいと前に出して )


  • No.465 by 妖精  2018-01-17 18:20:23 



はぁ……まったくもう、ヨルは危なっかしくて私、いつかその辺に倒れてるのを見る日が来るんじゃないかって心配だわ
(間延びした声で見送ると告げられては、あからさまに深いため息をついてみせ。自分が止めなければ確実に実行していたであろう事にやれやれと首を左右に振っては、やけに具体的な未来を頭に描きつつ目の前で愚痴を溢し。おどけた口調で種を要求されては"はいはい"とやや呆れ混じりに返答し、端で結んでいた部分の紐を解きお椀の形をした相手の掌の上にポンッと置くように種の入った小さな袋を落とし。「種の時もあまり日光に当てないほうが、花になって咲いた時に綺麗な明かりになるわ。後は……土は栄養さえあれば構わないって聞いたからどこのでも──あぁこの森から少し持っていって詰めても良いんじゃないかしら」他に何か伝えるべき事はあっただろうかと考える間を置いてから、育てる際のコツを幾つか述べ。相手が中身をもし確認したならば、つるりと滑らかな表面の、物で例えるなら黒真珠のような小振りの種が三粒有る事が確認出来るだろう)

  • No.466 by 皐月 夜  2018-01-17 19:02:05 



だーいじょーぶ、そんなヘマはしませんとも。ただ身を以て体験しないとわからない事もあるかもしれないとか思ったり思わなかったりねぇ。
( 相手が零した愚痴は自身も少しだけ思う所があれば苦笑いを浮かべる他なく、根拠の無い自信を始めに、それからその自信に更に根拠の失われる言葉を付け加えて。ぽすりと入れ物の形を作った手の平に軽い重みが来ればその瞳は益々輝くと言うもの。言われた通り日光を当てぬようにほんの少しの隙間を開ければそこから種を確認すべく覗き込み「──うんうん、これは丈夫に育ちそうだ。何かツルツルしてそうだしねぇ」薄暗い袋の底に確かに三粒の種。種の事などわからないにも関わらず適当な言葉を発しては続いてその袋の口をきゅっと綴じて鞄へとしまい、その代わりに持ってきてた小さな水筒を取り出しては中の水を徐に捨て「魔法使いさんやジュリーが住むこの森の土ならいい効果もありそうだもんね!ちょっとばかし貰い受けます!」その場にしゃがみこみ、空になった水筒の中に土を掬っては入れ、掬っては入れを繰り返して )


  • No.467 by 妖精  2018-01-18 18:11:49 



ねぇ、ヨルのその自信は一体何処から湧いて出てくるの?
(ヘマをするかしないかさえ、それこそ試してみなければ分からないのではないだろうか。苦笑いは浮かべていてもその口から紡がれる何とも気の抜ける返事に頭が僅かに痛みを訴え、額に片手を当てつつジトッとした視線を向けてはその根拠への疑問を投げ掛け。「ツルツルと丈夫なのは関係無いと思うわよ」渡した袋の中身を確認し述べられた適当さの伺える感想には、おざなりなツッコミを挟み。袋は鞄へ仕舞われ、次に取り出された水筒の中身の水が捨てられては疑問符を浮かべ首を傾げるも、代わりに土を詰める入れ物にするのだと相手の言葉や行動から合点が行き「えぇ、この土地は大地にも魔素がたっぷり含まれているもの。遠慮せずたくさん持っていきなさい。──もし咲いたら私にも見せてね?」相手の言葉は間違いではないと一度こくりと頷いては、土を掬っては入れるその繰り返しの行程を眺め。明かりとなる花は育てる際に与える魔素によって、成長速度やその花弁の形に色合い、光の強ささえも世話をする者によってまったく異なる姿を見せる。聊か気は早いが相手はどんな花を咲かせるのか今から楽しみに思えてしまえば、ゆるりと瞳を細めながらちゃっかりとおねだりを添えて)

  • No.468 by 皐月 夜  2018-01-21 16:56:03 



んー、大体この辺かなぁ。なんちって。
( じとりとした視線は向けられて当たり前。掛けられた問に少しばかりの沈黙を置いてから鳩尾辺りを指差して答えた言葉は巫山戯ているかのような戯言で。そうこうしているうちに水筒の中身は蓋が閉まるギリギリまで土でいっぱいになり、キュッと擦れる音と共に蓋をきっちりと閉めれば重量を増したそれを再び鞄の中へとしまいつつ「これだけあればたっぷり栄養も摂れるでしょうに。勿論、咲いた花を一番に見せる相手はジュリーって決めてるよ、当たり前じゃんか」果たして可愛らしい植木鉢は家にあっただろうか、無ければオシャレなのを買いに行こうと思案しながら一つ頷き、続いて添えられたおねだりの言葉には言われなくてもそのつもりだった、と言う意を伝えながらにっこりと笑って見せて )


(/ 連絡も無しに三日も空いてしまいすみませんでしたー!生活がちょっとごたついてまして…。しかしながら何とか乗り切れましたので、もう大丈夫です!これからは三日以上空く時は連絡するようにしますね。改めましてよろしくお願いします! )


  • No.469 by 妖精  2018-01-22 12:19:42 



もう!そう言う意味じゃないって分かってて言ってるわよね
(真面目に取り合ってくれるとは思わなかったものの、僅かな沈黙を経てふざけたような言葉が次に返されては頬にプクッと空気を溜め込み膨らませ、怒ったように瞳を吊り上げてから息を吐き出してはやや語尾を強めて上記を返し。「あ──所でさっきの草、毒じゃない方はどんな効果を持ってるの?」と、毒の方にばかりつい気が向いてしまっていたが、もう一つとして上げられていた、相手が多少の危険を覚悟で確かめたがった薬草について興味が湧いては首を傾げ疑問を言葉に乗せ。相手が水筒を片付けつつ、自分に一番に披露すると聞いては嬉しい気持ちを隠そうとする気が起きるはずもなく、感情の赴くままにんまりと口角を持ち上げ「へぇ私が一番なんだ、てっきりエルフが先かと思ってたわ」くるりくるりと麟粉を撒きながらその場で円を描くように回り、自分の予想が良い意味で裏切られたと声を弾ませながら答え)

(/大丈夫ですよー!返信が来るのを楽しみにしておりました。また、お疲れさまでした。背後様のレスポンスが早く、此方も気付き時間がある時に返してはおりますが、最初の取り決めでは二週間でリセットと設定しておりましたし、私も仕事によって一日や二日空いてしまう日もありますのであまりお気になさらないで下さい。はい、此方こそ改めてこれからも宜しくお願い致します!)

  • No.470 by 皐月 夜  2018-01-22 12:46:36 



( 己の適当なお巫山戯で怒らせてしまったもののそれが強い怒りではない事をわかっていれば、こんなやり取りもただ楽しいとばかりに喉の奥で小さく笑った後、掛けられた問いに再び先程のページを開き「ここには質の良い睡眠って書かれてるんだけど、実際どんなもんなんだろうねぇ。…何かすり潰して枕元に置いておけばいいみたい。本当は加湿器なんかでもっと多くの匂いが出せれば効果は上がるんだろうけど──」書かれている効果を一先ず説明し、その後でブツブツとやり方やより良い方法を思案し。されど言葉途中で自分が深く入り込んでいる事に気が付くと、喜びを素直に表す相手の笑顔に目線を向けた後「ジュリーが一番に決まってるでしょ、魔法使いさんはその後。──いろんな色の花が咲くといいなぁ」再度相手が一番だと強調しつつ、まだ植えてすらいない先の光景に思いを馳せて )


(/ お優しいお言葉ありがとうございます!主様も無理のないペースで構いませんので、改めましてよろしくお願いします!では、背後は失礼しますね* )


  • No.471 by 妖精  2018-01-23 00:27:39 



質の良い睡眠ねぇ……ヨルにはあまり必要無さそうな薬草ね
(相手が小さく笑った顔を見ては、釣られるようにして自分も目尻を緩めてはクスクスと笑い返し。問いかけに対し先ほど開いた本と共に説明を受け、何事も前向きに捉え、あのエルフに対してもマイペースを貫こうとする神経の図太さを持つ相手であれば悪夢を見る等眠る事に関して悩まされる姿は想像出来ないと、受け止め方によっては失礼に当たる言葉を口ずさみ。ブツブツと相手が思考の世界に入ってしまっては、何を言っているのかうまく聞き取れず疑問符をまた頭上に浮かべるも、其ほど時を置かずして意識が此方に帰り向けられた言葉が鼓膜を揺らしては浮かべていた笑みをさらに深め「ありがとね、ヨル。──ふふ、きっと素敵な花が咲くわよ。この花はね、込める魔力や思いによって姿を変えるの。私のは桃色に光る一輪の薔薇みたいに育ったし、友達のはまた違う形だったわ。それに私達の中では、コンテストを開いて誰のが一番綺麗か競う事もあるくらいなのよ?」まだ種を手にしただけにも関わらず咲くのが今から待ち遠しそうな言葉と眼差しを微笑ましく思えば、軽い説明に付け加えるようにして自宅の中にある自分が咲かせた花の一例を聞かせ、ついでとばかりにポピュラーでありながら個性の出やすいその特性故に、里では頻繁に開かれる催し物についても語り)

(/此方こそありがとうございます!では私も失礼させて頂きますね)

  • No.472 by 皐月 夜  2018-01-23 08:02:58 



それがそうでもないんだよー。例えば魔法使いさんに怒られた日とか、魔法が全然上手く出来なかった時とか、これでも意外と夜考えるんだから。
( 相手が思う自身のイメージとはどんなものなのかをその言葉でまた少しだけ覗き見る事が出来れば、わざわざ大袈裟に肩を竦めながら態とらしく如何に繊細であるかを伝え。妖精達の間でコンテストなんかも開かれるくらいに色・形に種類があるならばそれこそ育てるのがますます楽しみになると言うもの。三粒の種全てが上手く咲いたとして、とそこまで考えてにんまりと口角持ち上げては「だったらジュリーと魔法使いさんのイメージした花を咲かせるよ!それで、そのうちの一つをプレゼントする。私が一番初めに魔法で育てた、一番初めのプレゼント」何といい案なのでしょうとばかりに僅かに前のめりの体勢でキラキラとした言葉を紡いで )


  • No.473 by 妖精  2018-01-23 18:30:22 



あらそうなの?意外だわ、てっきり嫌な事は早く寝て忘れるものだとばかり思ってたわ
(意外や意外、そんな感情を表すように瞳を大きく開き瞠目させては相手をじぃっと見詰め。態とらしい態度こそ本音を悟られたくない思いがあるように感じては、素直にその言葉を信じる事にし「もし辛い事があったら私を頼りなさいよ?話を聞いて、頭を撫でてあげる事くらいならしてあげられるわ」今まで接していても知り得なかった新たな一面、表面上にはあまり出さないのかと妙に勘ぐってしまえばお姉さん振るかのように、自分の胸元をトンっと一度叩いてから図々しくもそう言ってのけてみせ。多すぎず少なすぎず、そんな考えから三粒入れた種が相手の提案にピッタリと合った偶然に驚いたようにパチパチと瞬きを繰り返してから笑い声を溢し「ふふ、それは素敵なプレゼントね。ならお返しに私もヨルをイメージして育ててみようかしら」相手が前のめりになり縮まる距離、より近くに見えるダークブラウンの瞳に視線を注いではその提案を真似するように自分もと案を口に出し)

  • No.474 by 皐月 夜  2018-01-24 13:18:28 



基本的にはそうだけどね。後は興奮して眠れない時とかに使えるってもんでしょ。
( どうやら相手には相当驚愕の出来事だったらしい。「私だって人間なのさ」と訳の分からない言い訳を紡いだ後に眠れなくなる他の原因も上げるも続けて自分を頼れと力強く言われればそれはとても真っ直ぐに胸の深くに入り込んで来ると言うもので「ジュリーに頭撫でてもらったら辛い事なんてあーっという間になくなっちゃうねぇ」相手と出会ってから悲しい事や辛い事が沢山ありその度に涙を見せてきたが、毎回毎回優しく暖かな言葉と温もりに救われてきた事が確かであれば幸せそうにしみじみと言葉落として。同じ種を育てて送り合うだなんて、何と素敵な事か。「それって凄い楽しみなやつだよ!ジュリーが私を想像して育てた花見たい!」前のめりだった体を更にずい、と相手に寄せては何度も何度も首を縦に動かして )


  • No.475 by 妖精  2018-01-24 19:26:22 



あぁ、そっちは想像付くわね
(後者にて上げられた理由には、遠足を前にした子供と似た発想だと微笑ましく思いながらうんうんと頷いてみせるも、訳の分からない言い分けを耳にしては「なぁにその理由は」と呆れるような声音にて返し。自分を頼れと述べた言葉への相手の返答は己にとって嬉しい反応であると同時に、胸の奥がむず痒くなるような気恥ずかしさを内心感じつつ「そうなんだ。必要になったら何時でも言って頂戴ね?」とニッコリと笑い掛け。その後此方の案を聞き体をさらに近寄り思いの外喜んで貰えれた相手の姿が視界一杯に広がったならば、謙遜するように片手をヒラヒラと揺らし「私はヨルの真似をしただけだけどね。でも……えぇ、楽しみにしててね、きっと綺麗な花を咲かせてみせるわ」はてさて、相手を思って育てた花は一体どんな色をしているのか。自分自身も楽しみであると顔を綻ばせながら相手と新たな約束を交わし)

(/すみません、またまた背後から失礼致します!この後の展開はどうしましょうか?お時間がありました時に、何かご希望があれば教えて頂ければ幸いです!)

  • No.476 by 皐月 夜  2018-01-25 09:32:25 



それこそ貰ったこの種が花を咲かせるまでは毎日興奮して眠れないかも。
( いつだってそうだった、何か楽しみな事が起こる前日は眠れないのだ。ならば今回のこの花育ても例外ではなく明日は何か変わっているだろうか、明後日は──と毎日毎日思うに決まっている。そんな中で再び貰えた幸せの言葉にうんうんと頷く事で約束と如何に嬉しいかを伝えた後は、よいしょ、と肩にかかる鞄の紐を直しつつ「ジュリーは本当に優しいね。私の魔法、ジュリーに教えてもらおっかなぁ」と今はもうこれ以上の魔法を教えてくれなくなった魔法使いの事をぼんやりと思いながらちらり、視線を向けて半分本気、半分冗談な言葉を投げ掛けて )


(/ 背後同士の会話も大好きなのですよー!そうですねぇ、ちょっと時間を飛ばして貰った種が花を咲かせたからジュリーになり、魔法使いさんになりプレゼントする所とか、>119の中の何かをやるのもありかなと。後は…魔法使いさんとの交流を深めようと頑張る夜も少し見たみたいかもです*主様は何かご希望ありますでしょうか? )


  • No.477 by 妖精  2018-01-25 21:15:37 



あらあら、大袈裟ねぇ。寝不足はお肌の敵よ?
(冗談のようにも聞こえるが相手ならばやりかねないと、クスクス肩を小刻みに揺らしては、それだけ喜んで貰えたのだと喜悦混じりに注意を呼び掛け。続く魔法についての言葉には"んー"と宙を見上げてから、首を動かしてはツインテールを左右に揺らし「残念だけど、私達妖精が使う魔法とヨル達のはちょっと違うのよね。だから教えてあげたくても出来ないわ」自分達妖精が使うのは風と鱗粉を用いての独自の魔法が大半であり、言語の違い等も多少あれば"ごめんね?"と続け。少し遅れて相手が鞄の紐を直した事に気付いては「ヨル帰るの?それとも別の場所でまた薬草探し?」まだまだ話足りない自分が内に潜んでいれば、相手がどう答えたとしても後を着いて行く心積もりで小首を傾げつつ質問を投げ掛け)

(/ありがとうございます!すぐ咲いてしまうのも何だか勿体なく感じてしまいまして、なので次は魔法使いとの話を希望したく思います!上記にて何となく〆させて頂きましたので、申し訳ありませんが後日、二週間経過し再び森を訪れた夜ちゃんからのスタートでお願いしても宜しいでしょうか…?)

  • No.478 by 皐月 夜  2018-01-25 23:13:16 



( 優しく可愛らしい妖精の友人から素敵なプレゼントを貰ったのは二週間前。二人して片付けたクローゼットの奥で三つの植木鉢に一つずつ植えられた種は未だ花を咲かせる事はないが、毎日毎日魔力を注ぎその人の事を思う日々は楽しく。そんな中で今日は唯一森で魔法使いに会える日。途中で力尽きるなんて事がないようにとしっかりと昼食をとった後に頭の高い位置で一つお団子を作り、どんな仕事を言いつけられても対処出来るように動き安いズボンと服、それから寒くないように黒のコートを羽織ればお決まりの鞄の中に魔法冊子と杖とを入れて家を飛び出して。森までの道は慣れたもの。あっという間に到着しては「魔法使いさーん、来ましたよー!」と大声で叫びながらずんずんと奥へ進んでいき )


(/ どうもありがとうございます!あの後ジュリーとは何をしたのかなと妄想を膨らませつつ、二週間後のロルを回させて貰いました。改めてよろしくお願いします! )


  • No.479 by ラウル  2018-01-28 16:43:33 



(結界に守られ外壁は見事に苔むした洋館の一室にて、昨日も時間を忘れ研究に没頭しては寝室では無くソファーの上で瞼を閉じ意識を手放し、再び目を覚ました時刻はやや遅れた昼下がり時。閉めきったカーテンから漏れ出す日の光は眩しく、寝起きによって不機嫌さにさらに拍車の掛かった瞳は自然と鋭さを増しつつ、横になったままの体勢で"はぁ"と思わず内心の憂鬱を吐き出すようなため息を一つ。その原因は言わずもがな今日が相手との約束の日が来てしまったからであり。寝癖のついた髪はそのままに軽く食事を胃袋に流し込み、使い魔の梟が相手の訪れを知らせてきてはヨレヨレのローブのフードを被り直し、まだ寝足りないと主張するかのように気だるい体を引き摺るようにして館から森の中へと歩みを進め。やがて嫌でも聞き慣れてしまった声が鼓膜を揺らしたならば、条件反射的速度で眉間に深い皺を寄せ「馬鹿は風邪を引かないと言うが、それは迷信では無かったのだな」視界の正面に相手の姿を捉えつつ、気温の変化を感じさせる冷たい風が相手の体調を崩させる事を期待していたような残念さを滲ませた言葉を送り「はぁ……、嘆いても仕方ないか。行くぞ」首を左右に振って独りごちっては、くるりと体を反転し相手に背を向け、木々の間を通るようにして今日の目的地へと歩き出し)

(/此方こそありがとうございます!はい宜しくお願い致します。ではでは、背後は失礼致しますね!)

  • No.480 by 皐月 夜  2018-01-28 19:38:30 



丈夫なのは私の取り柄だからね!それに体調を崩してる暇なんてなかったのだよ。ジュリーとパーティーしたり、後は…魔法の花育てたりね。
( 自身が叫ぶこの声が届いていたとて無視してしまえばいいだけの話なのだが律儀にも来てくれると言うそれだけで心は弾むと言うもので、姿を現した相手が開口一番嫌味を吐こうとも気持ちは少しも変わる事なく、相変わらずの調子で言葉を返しつつ会えなかった二週間の間にあった友との素敵な時間の話を聞かれてもいないのにペラペラと喋り。そうして歩みを進めた相手の少し後ろを小走りで付いていけば途中見上げるようにして顔を上に上げ「今日は何を手伝うの?畑仕事?それとも薬作り?」果たして何をやらせてもらえるのか、もしかしたら魔法の勉強や薬草の勉強に役立つ何かを発見出来るかもしれないとやたら楽しみさが滲む声色で以て問い掛けて )


  • No.481 by ラウル  2018-01-29 15:11:14 



そのまま今日を忘れ一生遊んで居れば良いものを……
(一度交わしてしまった約束は嫌でも守らなければならない。契約等、魔法を扱う上でのプライドが邪魔をしてはあからさまに不愉快そうな雰囲気を全身から漂わせながら、軽やかな口調で此処に来るまでの期間の過ごし方が語られるのを耳にして内心に浮かぶのは、たった一日訪れる時が違えばそれを盾に拒めるのにという思いであり。次いで魔法の花と聞いては「この森からわざわざ取っていったのか」と、妖精からの贈り物だと知らない為か、野に生えている草花にちらりと視線を落とし。「畑に貴様は金輪際立ち入らせん。薬作りもやらせはしない、悪用されては敵わんからな。故に今日やるのも薬草採取だ」地面を踏みしめ、相手との歩幅の違いを気にも止めず自分のペースで歩きながら後方より投げ掛けられた問いに対し、振り向かず前を向いたまま答えを口に出し。以前、畑に招き入れた際の失敗を余程根に持っているのかその口調は普段よりも増して刺々しくあり、前に相手が興味を向けていた薬作りにも同様の警戒心を露にしては森の中での作業である事を、奥に進みながら告げて)

  • No.482 by 皐月 夜  2018-01-29 18:23:08 



私がこーんな素晴らしい日を忘れる訳ないじゃんかー。待ちに待っての日なんだから。
( 表情、空気、その他全てからこの時間が如何に不愉快なものであるかをビシビシと醸し出してくる相手に正反対のニコニコとした笑みを浮かべては、大袈裟に両手を目一杯に広げつつ今日という日をどれだけ楽しみにしていたかを演説し。森から勝手にむしり取ったと思われまた窃盗だと言われてしまってはたまったもんじゃない。慌てたように首を横に振ると「私が魔法で育てられる花とかないかって言ったら、ジュリーが種をくれたの。まだ花は咲いてないけど直に育つはずなんだよね」と友である妖精から貰ったのだと伝えた後に「もう勝手に持って帰ったりしないよぅ…」と不満そうな呟きを落として。されど仕事を手伝えるというのはやっぱり嬉しい事で、「ま、私は薬草採取も大好きだけどね!もっともっと勉強していろんな知識身に付けたらさ、魔法使いさんにプレゼント出来るかもしれないし」表情をまた笑顔へと変えれば歩みを緩めてくれるという優しさの一つもない相手の後ろを小走りで追い続けて )


  • No.483 by ラウル  2018-01-30 19:21:08 



ほう……その素晴らしい日とやらに盗みを働いたのはどこのどいつだったか、忘れたとは言わせんぞ
(素晴らしい日、待ちに待っての日。心の中で相手が発した言葉を暗唱し、不意に振り返り満面の笑みを咲かせるその表情を一瞥した双眸をすぅ、と細めたの奥には、また良からぬ事を企んでいるのではと別の意味として解釈した為に疑いの念が渦巻いていて。再び前を向き魔法の花を手に入れた経緯について訂正され真実を知れば、への字に結んでいた口許を薄く開き鋭い音を立てて舌を打ち「チッ、また羽虫の差し金か。不用意に人に与えるべき物ではないと言うのに……」どんな花か具体的な内容には触れられていないが何であれ魔力を宿す草木の譲渡を、おそらく快く承知した妖精の憎たらしい顔がポンッと脳内に浮かび上がっては、ぐちぐちと一人愚痴溢し。「言ったはずだ、貴様の言葉は信用しないと。──ハッ、幾ら貢ぎ物をした所でもう魔法は教えんからな」聴覚に優れた耳が不満を含んだ呟きを拾い上げ、その後に続けられた"プレゼント"の単語が鼓膜を通りすぎればまるで嘲笑うかのように鼻を鳴らし、ご機嫌取りをしても無駄であると何とも捻くれた言葉を送り。やがて無造作に木々の生えた以外には何の特徴も無い場所で足を止め、徐に膝を曲げてしゃがみ込み地表に生えた草の中から視線を巡らせ、縁がギザギザとした葉を持つ薄黄色掛かった雑草に焦点を合わせたならば根元近くの茎から折り曲げるようにして採取し。しゃがんだ体勢のまま背後に居るであろう相手に見えるように左右にゆらゆらと揺らし「今日貴様が集めるのはコイツだ。草の根を掻き分けて探して集めろ。これとよく似た草がこの辺りには多いが、間違えるな」と、特別目立った特徴の少ない薬草探しをやや一方的な口調で命じて)

  • No.484 by 皐月 夜  2018-01-31 13:07:48 



ぅ…、あれは悪かったって思ってるよ。今日から私は魔法使いさんの信頼回復のためにせっせと働くからね!
( あの日、出来心で実を持って帰ろうとしたのは紛れもない事実であればそれに反論する事は出来ず、その代わりに心を入れ替えましたとばかりに大きく頷いて見せ。妖精の話はしない方が良かったのかもしれない。鋭い舌打ちに続いて文句を並べられれば「私が我儘言ったせいなんだよ。もっともっと魔法に触れたくて、私でも育てられるようなものが欲しかったんだ。クローゼットの中でね、他の人間には見つからないようにひっそりと育てるの」一先ずは彼女のせいではない事を、その後はまたしても聞かれてもいない育て方を花が咲くその日を心待ちにするかの如くうっとりとした表情で伝え。しかしそれも一瞬、人間とは違い優れた聴覚が己の発言を拾ったのだろう出会った時から少しも変わる事なくばっさりと切り捨てられれば「言葉の信頼回復にも務めなくちゃかぁ…。」と再び呟き。そうこうしているうちに景色は少しばかり変化したもよう。しゃがみ込んだ相手がむしり取った雑草を見せ付けてくればパタパタと近付きすぐ側で同じく腰を下ろして「──あんまり特徴ないねぇ。…魔法使いさん、この薬草は何に使えるの?効能は何?」ずいと顔を近付けまじまじと薬草を見た後に一言感想を、続けてその視線を相手へと向けては緩く首を傾けながら好奇心に満ち満ちた質問をして )


  • No.485 by ラウル  2018-02-03 16:35:15 



懸命に働くのは当たり前だ。そう言う取り決めなのだから
(首を縦に動かしながら、反省し心を入れ換えたと述べる様子をチラリと胡散臭そうに一瞥し口から紡ぐは、以前決めた通り自分の手伝いをする代わりに会う機会を設けているのだと言う、相も変わらず素っ気ない言葉のみであり。妖精のせいでは無いと弁解が続けられては、フードの奥に隠れた眉間の皺はさらに深みを増し「どのような理由があろうとも、与えた羽虫にも責がある事に変わりはしない。また、もしそれが明らかになり貴様が他者から異様な目を向けられたとしても、それはお前が招いた事態だと今から心得ておけ」花を貰い受け、本人に手放す気が無いのだとありありと伝わる語り口調と熱に浮かされたような表情に"はぁ"とため息を吐き出し、訂正された内容に否定を重ね合わせ。保管場所は自室の衣装棚の中、家族と共に暮らしているならば本人の知らない内に掃除の際に、または部屋に友人を招待するならばその人間が、不用意に開ける可能性がゼロでは無いと赤の他人である自分でさえ予想が付く。時代が変わり今は昔の話とされる、異端者を裁く魔女狩りを思い出しては此方に向けられる面倒は避けたいと注意を促し。指示を与えた相手が自分と距離を詰め、同じ目線となり次々と質問をぶつけられては、薬草を持ったままゆっくりと立ち上がり「学習能力の無い奴だな。俺は教えるつもりは無いと言った。知りたければ自分で調べろ。それとも、たった一冊の本に対する理解への道をもう諦めたのか?」冷ややかな瞳で見下ろしては、素直に取り合うつもりが無いと態度で示し。次いで前回目にした、付箋の貼られた読み込みの浅い薬草の本の存在が頭を過っては、首を右へと傾けながら問いを投げ掛け)

  • No.486 by 皐月 夜  2018-02-03 20:42:37 



じゃあさ、何か新しい取り決めみたいなの作りたい!今まで通りちゃんと働くのとは別に。例えば──また何かに合格したら魔法の何かを一つくれるとか!
( 確かに相手の言う通りであるがこの先の何か新しいものを求めたくなるのも性と言うもの。断られるだろう事は前提でそう提案しては続いて妖精により貰った花の種の話に思い当たる節が今までたくさんあったのかぽり、と人差し指で頬を掻き「人と違うなんて大万歳。寧ろ願ったり叶ったりだよ。それにね、自分がやりたい事やって変な目で見られるんなら本望なのさ」控え目な口調で紡ぐ言葉はそれとは反した強い強い思いの宿るもの。言葉の終わりににぃ、と笑っては問い掛けにふるふると首を左右に振ると同時に鞄の中からスマートホンを取り出して電源を入れ「まさか!ちゃんと調べるけど家に帰ってからにするよ。今はこの薬草たくさん集めるからね」今此処で本を開いて探すとなるときっと時間がかかりまた相手になんやかんやと言われる、ならばと起動したカメラで相手の手の中にある薬草の写真をパシャリと撮りすぐ様そのスマートホンをポケットへとしまいなおして。それからは見本として相手が提示してくれたその薬草を貸してくれとばかりに片手を伸ばし。もし叶うならばそれを見本に仕事を再開するだろう )


  • No.487 by ラウル  2018-02-04 17:44:30 



断る。貴様にだけ利のある事を誰がやるものか
(突発的な提案に一度瞬きをするも、その答えは考えるまでも無くNOである。が、しかし此方に対するメリットが何かしらあるならば考える可能性を匂わせる言葉を続け。「ならば勝手にしろ」己の忠告を正しく理解しているのか否か、それは計れずとも強い意思を示されては、興味を失ったかのように、またはそれ以上言葉を続ける事を諦めたかのようにあっさりとした返事を返し。その後自分の問いに答えながら取り出された機械は普段目にしないからこそ、僅かに好奇心を擽られ。じっと微動だにせず相手の動きを観察するかのように眺め、聞きなれぬ無機質なシャッター音に微かに動揺したかのように肩を揺らしながら己の手に持つ薬草の写真を収められては、「……変わった機械だな」と淡々とした口調にて感想を溢し。薬草に伸ばされた手を見てその意図を察しては、間違われては困るからと無言のまま素直に差し出し。相手が受け取ったならばくるりと背を向け、距離を取っては辺りを見渡し自分も薬草採取を始めるだろう)

  • No.488 by 皐月 夜  2018-02-04 19:28:07 



じゃあ魔法使いさんの望みは何?私が森に来なくなる事とかは勿論却下で。
( 損得で考えれば相手には確かに損しかない為に一理あると頷けば、互いにまあまあウィンウィンな関係になるには一先ず相手の希望をと問い掛けつつ、しかし肝心な事柄はきちんと付け足し。これは押し勝ったと言えるだろうか。興味を失くした様子の相手が一言で言葉を終わらせてしまえばそれ以上続ける事も出来ず、代わりに差し出された薬草を受け取り反対側の手でぽん、とスマホをしまったポケットを軽く叩き「写真も動画も撮れるし、遠くの相手との会話とか、いろんな調べ物にだって使えるの。魔法使いさんも一台持ってみたら?森の中でもさ、もしかしたら電波の届く場所とかあるかもしれないし」それが如何に便利であるかを力説した後はいい加減仕事をするつもりか、大人しくその場にしゃがみ込んで )


  • No.489 by ラウル  2018-02-07 22:30:18 


(/申し訳ありません、少々リアルが立て込んでおりまして、お返事が明日か明後日になってしまいそうです。すみませんが、もう少々お待ち下さい…!)

  • No.490 by 皐月 夜  2018-02-08 07:07:01 



(/ わざわざお知らせありがとうございます!此方は全く気にしませんので、どうぞリアルの方を大切にして下さいませ。まったーり待たせてもらいます*寒い日が続いてると思いますが、どうぞ体調に気を付けて下さいね! )


  • No.491 by ラウル  2018-02-08 20:44:21 



森への立ち入りを禁ずる以外ならば、俺が貴様へと望むものは無い
(一番の望みは相手と出会って以降、変わらず抱いているもの。それ以外で何かあるだろうか、と思考を働かせ数秒の間を作り上げるも、思い当たるものは何一つ浮かび上がらず首を左右に振っては、きっぱりとした声音にて返し。相手がスマホなるものについて力説し、己にとって未知なる機械の能力への解説を受けるも、その機能はどれも魅力を感じるようなものでは無かったらしい。小さく息を吐き「何だそれは、全て魔法で事足りるでは無いか。」期待外れだと言いたげに呟きを落とし、それ以降は沈黙を保ったまま目当ての薬草を探しにゆっくりとした歩みで周囲を回り。──相手がしゃがみ視線を落とした先には、先程目にした薬草よりも橙色寄りのものや、青み掛かったものが幾つも視界に入るだろう)

(/すみません、お待たせ致しました。ありがとうございます!夜ちゃんの背後様も体調にはくれぐれもお気をつけ下さい!)

  • No.492 by 皐月 夜  2018-02-09 08:44:29 



極端すぎるよー!もっとなんかあるはずじゃんか。人間にしか出来ない事とか──あ、例えば人の血が欲しいとかどうかな?
( 作られた間はほんの僅かであったがこれは何か出るのではないかと期待するも束の間、どこまで行ってもぶれない言葉にガックリと肩を落としては一先ず抗議を。それから人間と関わりを持たない相手が少しでも興味の出るもの──と考えた時にふつ、と浮かんだのはやや狂気的なものでこれならどうだとばかりに持ち出し。これでスマートホンに興味を抱いてくれたら良かったのに。便利すぎる魔法に小さな溜め息を吐いては「それを言っちゃったらおしまいだよ、魔法に勝てる便利さなんて今の世の中にはないだろうし」やれやれと肩を竦めつつ、ちら、と見やった視線を地面へと戻し。足元びっしりに敷き詰められた薬草はどれもこれも色や形が違うものばかり。見本として貰ったものと地面に咲くそれとを何度も何度も交互に見ながら一つ、また一つと同じ薬草を摘み取っていきややして手がいっぱいになると近くにある切り株の上へとそれらを積み上げて)


(/ 全然大丈夫ですよー!そして暖かなお言葉ありがとうございます!これで背後は一旦失礼しますが改めましてよろしくお願いします* )


  • No.493 by ラウル  2018-02-12 17:50:28 



生憎と、俺は吸血鬼でも無い、ましてや黒魔術や悪魔の類いへの興味も無い。……が、妖精やユニコーン共の血ならば、考えてやらん事もないぞ?まぁ、貴様が容易に手に入れられるとは微塵も思ってはいないがな
(此方の感心を引き出そうと紡がれた人の血との単語、そこから連想される夜を生きる種族や、冥府と繋がる術に、魔の物達が頭に次々と浮かんでは嫌悪感をフードの奥にある表情に浮かび上がらせ、自分には必要ない旨を伝え。しかし薬の材料に使える中で、日頃の行いからか交渉の余地無くなかなか手に入らない妖精や、自分では見つけられても捕らえる事の出来ない存在の名を上げては、相手の返事を聞く前に嫌みを言葉に落とし。「ハッ、つまらんな貴様らの世界は」機械が魔法には敵わないと言われれば、元から興味の薄かった人間社会に対する退屈なイメージが加速し、相手に僅かに向けていた視線を地面に戻し。その後自分は相手に指定した物以外で幾つか、地に生えた薬草を手に掴んでは無造作にローブのポケットにしまいを繰り返し、少し時が過ぎた頃。さて相手の状況はと振り返れば、切り株の上にこんもりと積み上がった薬草の小山がいつの間にか出現しており。よく目を凝らし、類似した草が繁る中で忠実に自分が指示を出した物のみが選び取られている事が分かれば、文句の一つでも言うつもりだった口を人知れず閉じ、再び開き「……やれば出来るでは無いか。日暮れまでまだ時間はある、その調子で働け人間」と、つれない態度は変わらないもののその動きを評価するような言葉を続け)

  • No.494 by 皐月 夜  2018-02-13 17:10:37 



──もしさ、そのどっちかを持って来る事が出来たら魔法使いさんは何かくれる?新しい契約とかでもいい。
( 人の血はいらぬと言う相手にそう言った実験はしないのかと一人納得するも、続けて出された生き物のうち前者のものの容姿がパッと浮かんでしまえば取り敢えず彼女はない、と首を左右に振った後にそれでも"もし"の話を持ち出して問い掛け。魔法という便利なものを相手に人間の技術が叶う訳がないではないか。途端に興味を失った相手に苦笑いを浮かべては「つまらないんだよ、だから私は此処に居るってねー」と何とも自己満足的な言葉を落とし。何十と摘み取っている間に目的の物はちゃんと覚える事が出来た。それに加えて上から目線ではあるが滅多に聞く事の出来ない評価の言葉を貰えたのだ、単純な事に天にも登るような気持ちになり「任せといてよ!魔法使いさんがこんなに持てないって思うくらいにいーっぱい集めるから」ぱぁぁっと花が咲いたような笑顔でそちらを見やった後、また地面に顔を近付け一つ一つを根元から丁寧に摘み取っていき。それからまたややしててんこ盛りの草が切り株の上を独占すればこれでどうだとばかりに両手を広げて「見て魔法使いさん!やれば出来る子だった!」自画自賛の言葉と共に相手を呼び )


  • No.495 by ラウル  2018-02-17 16:47:45 



……そうだな、もし仮に献上する事が出来た暁には貴様の望み通り、魔法を扱う術の一つを授けてやろう
(恐らく出来ないであろうもしもの話にまともに取り合おうと頭に浮かんだのは、自分以外に注意が向けばいいと、そして教えを乞うてくる相手を断る手段として有用であるとの考えに至ったからであり。一度小さく首を縦に動かし問い掛けに答えてみせてから「契約とはそう簡単に結ぶものではない。故にせぬ」契約に対する軽い認識に眉を寄せ、これが最初の時とは違う口約束である事を示し。「──まったく、迷惑な話だな」貶したつもりの言葉がまさか同意されては、その矛先を向けられた此方の身にもなれと言いたげに深いため息をついて独り言のような呟きを。そして珍しく真面目に働いた相手の様子に向けた言葉への返答の中に弾んだ声や輝かんばかりの笑みを目の当たりにしては、何故そこまで喜ぶのかと困惑気味に口をへの字にキツく曲げ「そうか、期待しないでおく」と素っ気ない返事を口から綴り。やがて日が傾き薄水色の空に朱色が混じり始めたのを確認した所で、自信の込められた呼び掛けに反応し振り返り、披露された切り株の上にじっと視線を注ぎ。「そうだな、日頃どれだけ怠けているかが伺える働きぶりだったな」やれば出来るの言葉に嫌みを添えて深々と頷いては、切り株へと近づくべく歩を進め。右手に携えた杖でトン、と地面を叩くと積み上げられた薬草の下に転移の魔方陣が出現し、周囲の魔素が薬草に覆い被さるように集まり始め、お決まりの『行け』の言葉を合図に一際輝けば、瞬く間に切り株の上にあったはずの山は綺麗さっぱり消えて無くなり)

  • No.496 by 皐月 夜  2018-02-17 21:33:53 



男に二言はないよ!約束だからねっ。
( てっきり適当にあしらわれるか何かだろうと思っていたがそんな考えに反して一応まともに取り合ってくれれば紙面上の契約はしていないもののビシッと突き出した人差し指を不躾に相手に向けて口角持ち上げて。我ながらなかなかに集めた方だと思っていたのに魔法の存在を此処にきて軽視していた。皮肉たっぷりの言葉に続けて切り株の上の集めた草が一瞬にして綺麗さっぱりなくなれば向けていた指を下ろしつつ、ぐぬぬ、と低く唸り。されどまだまだこれから。比較的早く終わらせる事が出来たおかげか太陽はまだ沈んでいなければもう一ついけるとばかりに背筋を伸ばし「次!次だよ魔法使いさん!まだまだ仕事出来るよ私」と訴えかけた後に「今なら狼とだって戦える気がするからね」と何処から来るのかもわからない自信を漲らせて )


  • No.497 by ラウル  2018-02-21 10:16:03 


ハッ、覚えていたら守ってやるが、保証はせんぞ。所詮は口約束だ
(取りあえずは結んだ約束ではあるが、妖精や、ましてやユニコーンの血を相手が手に入れるにはどれだけの時間が掛かる事か。もし時が掛かり過ぎれば反故にする気がありありと相手に伝わるであろう言葉を紡いでは、此方に向けられた指先を見下ろし。さて、薬草を自分の住む館へと送り、今日予定していた仕事は終わった。それならばすぐに帰そうと考えていた所で、まだやれるとの訴えを耳にしては"ふむ"と左手で無精髭の生えた自分の顎を擦るように撫で、考えるような素振りを見せたのは、自分の中で相手への評価が使えない泥棒から、少しは出来る泥棒に変わった表れであり。そこから少しの間を置き、天を仰ぎ時間がまだあるのを確かめてから、使えるものは使おうと気まぐれを起こしては「着いてこい」と、この辺りの薬草は取りすぎては自然に影響するからと場所を変えるべく、短く相手に声を掛けては西の方角へと歩き出し)

(/お返事がまたまた遅れてしまい申し訳ありません!仕事がバタバタとする時期でして、三日四日と空いてしまう事が多くなってしまうかと思いますが、夜ちゃんとのやり取りが楽しい事に変わりはありませんし、此れからも時間を見つけて返させて頂きますので、今後もどうかよろしくお願い致します!)

  • No.498 by 皐月 夜  2018-02-21 13:20:26 



魔法使いさんとの口約束って絶対叶わない気がするよ…。
( 此処で契約書をうんたらと言った所で流されるに決まっている事がこの短い付き合いの間でわかっていれば不満そうに唇を尖らせながら不平不満を落とし。されどそれも一時の事。どうせ帰れと追い払われるか駄々をこねて転移魔法でひとっ飛びかのどちらかだと思われていたのに、まだ仕事を与えてくれるだなんて。西の方角へと歩き出した相手の後ろを小走りで追いながら「任せて!」と力強い返事を頷きと共に返しては、道中ガサリと草の鳴る音を拾いそちらを見やり、果たしてそこに居たのが以前見掛けた事がある鹿の親子なればぱぁぁっと表情明るくし「魔法使いさん見て!可愛いよ!」歩みは止めぬものの共に可愛さを共有しようと最早無謀にも近い試みをして )


(/ こちらもとても楽しくやり取りをさせてもらってますのでどうか主様の負担にならないペースでよろしくお願いします!月並みな言葉になってしまいますが、お体に気を付けて無理なくお忙しい時期を乗り切って下さいませー! )


  • No.499 by ラウル  2018-02-26 13:08:53 



だろうな。よく分かっているではないか
(守るつもりがあるならば、契約書以外の形に残るもので示すことも可能だが、それをしないのは真剣に取り合う気が薄いが故である。相手の感じた思いをその通りだと肯定するように首を縦に揺らし、任せての発言は右から左へと受け流すようにして口を閉ざしたまま黙々と歩を進め。しかしそれも相手の声と蹄の音が沈黙を破り己の鼓膜を揺らしては、歩きながら首を物音のした方角、繁る緑の奥に餌を求めてか姿を表した鹿の親子へと向けてはその三頭を視界に映し「貴様の価値観は俺には分からん。どこが可愛いのだ、ただの獣の群れではないか」同意を求めるように掛けられた言の葉を無愛想にはね除けては、"可愛い"への理解に苦しみ、淡々と自分にとっての見たままの事実を述べ)

(/あっという間に四日も経ってしまっており、申し訳ありせん!三月から四月末か五月まではこのペースになってしまいそうです、すみません。また、優しい気遣いの言葉と応援をありがとうございます。無理して体を壊さない程度に頑張ります!では背後は失礼致しますね)

  • No.500 by 皐月 夜  2018-02-26 16:58:13 



( それは全く褒め言葉にならない。勿論の事喜びの感情が溢れるはずもなければ不満そうな溜息を一つ吐くだけで終え。鹿の親子を可愛いと思うのは大抵の人ならば有り得る事なのに、相手にとっては"獣の群れ"での一括りなんて。「──もしかして私達も親子に見えたりするのかな?」じぃ、と二匹の鹿を双眸に焼き付けた後にその視線をちらりと相手に向けてはそんな戯言を紡ぎつつ「私って昔から動物に好かれないんだよねぇ。特に小さいやつ。…ね、もし私が魔法使いになった時に使い魔がどれもぜーんぶ、一匹だって来てくれなかったらどうしよう。」と今考えるようなものではない悩みを本気でぶつけた後に「今から餌付けした方がいいかな?」と首を傾けてみせて )


(/ 事前の報告を頂けただけでもう有難い限りなのです!それでは、こちらも失礼しますねー! )


  • No.501 by ラウル  2018-03-04 14:53:02 


……は?俺と、貴様が親子だと?やめろ、寒気がする。もしそんな風に見える輩がこの世に存在するならば、そいつの目は腐っているか視力が弱くどうしようもない役立たずな目をしている事だろう
(相手の不満げなため息は耳に入ってきたが、だからといって何か言うこともなく聞き流し。だが鹿から連想されたのであろう"親子に見える"とのもしもの話の矛先を己に向けられては、言葉の意味を理解するのに一拍程の間を空けた後、ギョッとフードの奥にある蒼眼を見開いては低い声音からこれでもかと嫌悪感を露にし。誰かに見間違えられては堪ったものでは無いと相手から距離を取るように一歩二歩と大きく離れ「感覚の敏感な生き物は、相手が敵か味方かを判別する力に優れているからな。貴様がどちら側かが分かるのだろう」動物に好かれないとの前半部分には、好奇心旺盛な相手を警戒する生き物側の気持ちになって答え「使い魔なんぞ貴様には一生掛けたとて夢のまた夢の話だろう。故に幾ら考えたところで無用な心配だ。……加えて野生の動物を手懐けた所で意味が有るとは思えんが、今から道草を食いたければ勝手にしろ」相手の魔法の適正に対する評価は半人前と称するのさえ憚られる。使い魔について考えるのは時間の無駄であるとバッサリと言い切り、木々の間から空を見上げ。話している今も時間は刻々と過ぎていく。自らさらなる手伝いを買って出て、今は餌付けへと話の流れが変わっては、どちらに転んだ所で自分にはさして影響が無いとの思いから、至極どうでもよさそうに投げ槍な口調で問い掛けに答え)

  • No.502 by 皐月 夜  2018-03-06 18:52:45 



私は魔法使いさんがお父さんでもいいかなって思うんだけどねぇ。なかなか弟子にしてくれないしさ。
( 先に空けられた間で相手がどれだけ驚愕してどれだけ嫌悪感を顕にしたのかがわかれば相手には見えぬ角度でクスクスと小さく笑った後、未だ諦めていない不満を一つ口にし。動物にとって敵だなんて。心外だとばかりに首を横に振っては「そりゃあ追いかけ回したんならわかるけどさぁ、ちょーっと様子見てただけなんだよ。」と肩を竦め。相手があの優秀な梟を使い魔にしている所を一度でも見てしまえば憧れは膨らむのも当然と言うもの。バッサリと切り捨てられても尚諦める事は無ければ「そんなのわかんないでしょーが。取り敢えず魔女と言えば黒猫かなって思うんだけど、猫は苦手なんだよね。だから狼とかカッコイイかなーってね。」ひーらひーらと片手を閃かせながら夢をひたすらに語りつつそれでも今は仕事が先だとわかっているようで「お仕事させてもらいますっ!」とその手で敬礼を作って )


  • No.503 by ラウル  2018-03-14 14:48:51 



俺は御免だ。加えて貴様を弟子にする気も無い。何度も同じことを言わせるな
(首を一度左右に振り、何度目か数えるのも面倒になってきつつある否定の言葉を綴り。此方の位置から相手の表情は伺えないが、小さな笑い声は鼓膜に届いては不快感を増すように眉間に皺を寄せ「自分の事をジロジロと見る輩が居れば警戒するのは当たり前だろう。貴様とて、見知らぬ男が此方の様子を観察するような眼差しを受けたならば、怪しむだろう?違うか?」はぁ、と深いため息をついては相手に非があるとばかりに言葉を続け。魔法の分野については自分の方が造詣が深いと言う自負がある。その経験から出た言葉を打ち消すように返されては、すっと瞳を細め「無用な心配だ。それに狼が良いとは……小娘一人食えぬ間抜けとは言え、一度は追われた獣を選ぶ貴様の心理はほとほと理解に苦しむ」今一度、先程と同じ言葉を繰り返す。猫の次に名の上がった狼ならば、相手は前に一度この森で出くわした事を思い出しては、思ったままの感想を口に出し。敬礼と共に告げられた返事に「そうか。ならば無駄口を叩かず歩け」と一瞥して答え、止めていた歩みを再開し。やがて周りの景色は黄色や白、赤といった背の低い野花が至る所に群生する小さな花畑へと変化し「此処だ。一つの花につき、花びらを二枚から三枚取って来い」目的地に到着しては立ち止まり、前を向いたまま再び相手に指示を出し。右手に握っていた杖でトン、と地面を叩いては魔方陣と共に底の浅い籠を一つ、相手の足元に出現させ)

(/四日以上お待たせさせてしまい、大変申し訳ありませんでした…!)

  • No.504 by 皐月 夜  2018-03-16 16:41:10 



( 何度目かのやり取りか、子供にも弟子にもなれぬ事は最早わかりきっているのだが話題として出したくなるのはもしかしたら、と言う気持ちがあるからで。今回もバッサリと切り捨てられてしまえばそれ以上深く入る事もなく「やっぱり駄目かー」とだけ答え。見知らぬ男が自分を…の場面を想像して容易く浮かぶのはやはり恐怖。そして好奇心。けれども後者を言えばまた何やかんや言われる事は目に見えており、ならばとそこは飲み込み「確かにそうかもしれない!魔法使いさんだったら大歓迎だけども、見知らぬ人は怪しいね、うん。凄い怪しいよ」うんうんと大袈裟に頭を縦に動かし、けれども結局飲み込んだのとは別の余計な一言を付け加え。そうこうしているうちに視界にはたくさんの可愛らしい花々が映り込む花畑に。「わぁ、」と歓喜の声を上げると同時に足元に出現した籠を両手で抱えては出された指示に数回相槌を打ちつつしゃがみ込み、一先ず赤い花へと手を伸ばしぷち、と花弁一枚をもぎ取って「──赤は魔法でいったら炎?」と今この場では何ら脈略のない問いかけをして )


(/ なんもですよー!此方も今ちょっとバタバタしておりますのでお互い様と言う事にしてくれると有難いです!お手隙の際に返して貰えるだけで嬉しいですので! )


  • No.505 by ラウル  2018-03-25 18:38:10 

(/ありがとうございます、そしてまたまたすみません、休日が出になってしまいまして、もう暫くお待ち下さい…!/何度も同じやり取りになってしまっておりますので此方の返事は蹴って下さいませ)

  • No.506 by ラウル  2018-03-29 11:33:37 



当たり前だ、さっさと諦めろ。いい加減時間の無駄だと知れ
(自分の返事は何度同じ内容を問われても決まっている、短いながら交流をする中で相手も十二分に理解しつつあるだろうに変わらない主張に対し"フン"と小馬鹿にするように息を吐いては、追い討ちを掛けるように言葉を続け。「俺はそのような事はせん、貴様を見るよりも草木を眺める方が余程有意義な時間の使い方だからな」軽口に返す嫌みを忘れずに添え、此方が出した先程の例え話は相手の共感を得たのか、疑問の残る大袈裟な首振りには「心にそう思っての発言かそれは?」と胡散臭そうな眼差しを注ぎ。花畑にて相手が籠を持ち指示通りに動き出せば、自分は近くの木に寄りかかり残り後少しの夕暮れまで静かに待とうとするも、問いかけの言葉が飛ばされては「貴様は黙って仕事が出来んのか」とため息をついた後「物と場合による。血や肉といった生命を指す事もある。また、赤だからと外見で判断してもその花に炎の魔素は宿っていないが、貴様に試した魔法適性を計る何らかのものであれば、火系統は基本的には赤で示される。しかし炎が全て赤いわけでも無い」花から沸いたであろう相手の疑問へ、チクチクと刺すように間違いである部分もあると訂正するように長ったらしく語り。最後は杖を持たない左手を自分の顔の前まで持ち上げ水平にすると、辺りに漂っていた赤や緑色の魔素が掌に集まり小さく渦を巻き。『燃えろ』と、最後に命令するような口調で短縮した呪文を唱えれば、魔法へと変換された魔素が青白い炎となり風に揺らめくのが見てとれるだろう)

(/お待たせ致しました…!このようなペースで何度も申し訳ありませんが、今後もお付き合いして下さるようでしたら、これからもよろしくお願い致します!/蹴り可)

  • No.507 by 皐月 夜  2018-03-29 12:11:53 



( 諦めるつもりは毛頭ない。寧ろ相手の方が諦めてくれても…と思うのだがそんな事を言おうものなら嫌味は更に勢いを増し下手したら険悪なムードのままにこの日が終わってしまうと思えば下手な事は口にせずに代わりに「勿論!見知らぬ男性は怖いからねぇ」とそこの部分だけを再び肯定した後に、ぷち、ともう一枚花弁をもぎ取り魔法陣によって出現した籠の中へと落とし。そうやって一応ながら言われた仕事をこなしていく中で出した質問への返答が来れば、ふむふむと頭を縦に動かし相槌をうってから「やっぱり何でもかんでも外見での判断は間違いに繋がるって事だね。──私はあの日、花弁が緑に変わったから風の属性の魔法が適性なんだって思うんだけど、練習とかすれば炎や水も使えるようになるのかな?」気になる事は今のうちに聞かねば損だとばかりに質問を重ねて。刹那、相手の掌に青白い炎が集まれば「おお!」と歓喜の声と共に双眸キラキラと輝かせ仕事はどうしたのか、バタバタと相手の座る側まで走り寄り勢い良く顔を近付け「凄いよ魔法使いさん!さすがだよ!きれー…」うっとりと表情綻ばせ )


(/ 忙しいのはお互い様ですので本当に気にしないで下さいね!勿論、今後もお相手をさせてもらえたらと思います!蹴り可とあったのですがお返事をしたくなってしまい…すみませんでしたー! )


  • No.508 by ラウル  2018-03-29 19:37:07 



そうか?俺と出会った時は欠片も恐怖を抱いているようには見えなかったがな
(見知らぬ男性は怖い、と言われたがこの森に相手が侵入してきた当初を思い出してみるも、どう追い返そうかと苦労した記憶が頭を過っては眉間に皺を刻み、なおも疑問符を浮かべ。問いに答え、またすぐ質問が返ってくれば、うんざりとした様子で声を一段低くし「さてな、貴様は風の適性でさえ薄い。他の系統を、ましてや人の寿命であれやこれやと欲張り手を伸ばした所で物に出来るとは、俺は思わん」適性があると判断された以外の系統を、努力でどれだけ埋められるかは個人によって違うものの、相手には無理だろうと最初から決めつけに近い反応で答え。実物を見せた方が早いだろうと判断し出現させた炎に食いつき、告げた作業を投げ出し相手が勢い良く側に寄ってくれば瞳を鋭くさせ「そうか。ならばもっと近くで見せてやろう」炎に集中している相手へ、掌に浮かべた炎をその鼻先に掠めさせようとの魂胆からさらに近づけようと不意に手を動かし)

(/何度もありがとうございます、そう言って頂けて安心致しました!ではでは、背後は失礼致しますね)

  • No.509 by 皐月 夜  2018-03-29 22:29:07 



そ、それはあれだよ、魔法使いさんの凄さを読み取ったのさ。この人は危ない人じゃないってねー。
( 痛い所をつかれてしまうとはまさにこの事。わざとらしくギクリと双肩を揺らしては苦笑いにも似た笑みを浮かべつつ取ってつけたような称賛の言葉を並べ。確かにあの日花弁は緑色になったかもしれない、けれどだからと言ってそれに沿った適性が強いと言う訳でもない事をその言葉で知ればむむ…と複雑そうに眉間に皺を寄せ「まぁ確かに飛べる訳でも、大きな風を起こせる訳でもないもんねぇ。──まだ小さいものを動かせるくらいだし…。ね、魔法使いになるにはやっぱり魔法使いの家系に生まれないと駄目なのかな?」前半を酷く残念そうに、後半を少しの期待をこめた声色で放ち。うっとりできていたのも僅かの間、目の前でぼんやりと燃えていた炎が相手が手を動かした事によって鼻の先を掠めては、ちり、とした熱さに反射的に顔を引き「今!今絶対わざとでしょ!私がクマみたく毛が濃い生き物だったら今頃火だるまになってるよ!」どこかズレたような文句をキャンキャンと捲し立てながら怒っているのだと言う事を全面に押し出して )

(/ いえいえ!私も失礼しますねー! )


  • No.510 by ラウル  2018-03-30 21:13:38 



ほぅ……ならば貴様の目は随分と出来が悪いな。今までを思い返してみろ
(己を持ち上げるような称賛の言葉は右から左へと軽く流し、自分が敵に当てはまらないとの言葉にまた首を傾げ。相手を追い出す為に仕掛けた苦い薬や、強制的な転移、皮肉等与えた仕打ちの数々を記憶の底から掘り起こしては、何を言っているんだコイツはと言いたげに冷めた目付きを向け。「血筋は絶対ではない。だが親の持つ素質が子に受け継がれるのは確かだ。しかし、人と我等では根本から魔法に対する適性や耐性が異なる。故に無駄な期待は抱かぬ事だ」魔法使いになる事への憧れがありありと伝わる様を目に映しては、魔法使いへとなる素養や種族の違いについて述べつつ、終わりは期待を打ち砕かんとする現実を淡々とした口調で話。不意を突く事に成功し狙い通り炎が相手の鼻先を撫で、顔を引っ込められては愉快そうにフードから覗く口許は歪な弧を描き「当たり前だ、言いつけ通りに動けん役立たずはいらん。髪に燃え移らず軽傷で済んだだけ有り難いと思え」堂々とした態度でわざとであると肯定し首を縦に動かしてから、視線を空に向けては、いつの間にやら茜色に染まった夕暮れ時へと時刻は変化しており)

  • No.511 by 皐月 夜  2018-03-31 23:11:46 



──思い返した!思い返したけど、でもどれも全部楽しかったからオールオッケーなんだよ。
( 相手の言う通り、確かにこれまでに与えられた仕打ちは心身共に大変な出来事ばかりであったが持ち前のポジティブ差はこんな所でも発揮されるのか、そのどれもが結局の所"楽しかった"に繋がるようで。続けて紡がれた答えにはふむ、と頷きを一つ。「やっぱり種族の壁は超えられないって事なんだねぇ」どう足掻いたってどうにもならない事柄を前にやはり難しさは感じるというもので一息置いてから「大きな期待はしないよ、どうにもならなかった時にちょっとだけ悲しくなるから。でも──頑張れば何とかなるかもしれない!ほら、ちゃーんと花弁の色変えられたし、小さいけど物だって浮かばせられるようになったんだもん」前半を眉下げた笑みで、後半は先の言葉が嘘であるかのようなありありとした期待で紡ぎ。いつしか空は茜色に。モタモタしているうちにそんなにも時間が経ってしまっていたのかと実感しては炎が撫でた鼻先を人差し指で摩ってから「ちゃんと集めるからもう少しだけ待って!後10分でいいから!」と半ば強引に声を掛けつつ再び籠が置いてある場所へと戻り、先程と同じようにしゃがみ込み花弁を毟る作業を再開して )


  • No.512 by ラウル  2018-04-01 20:41:43 



そうか。貴様はやはりどうしようもない阿呆だと改めて分かった
(相手と自分、同じ記憶を共有しているはずなのに何故こうも実感した言葉に差があるのやら。左手を額に当てはぁ、とやや大袈裟に疲れ混じりのため息を吐き出しては、心の内にある相手へのマゾ疑惑は強まり。「当たり前だ。万が一越えられるとすれば、それは一握りの天才だけだろう。──俺は、努力だけでは埋められない差について話したつもりだったが……どうやら理解していないようだな」どう伝えても相手の辞書に諦めるの文字は無いらしい。大きな期待はしないと言いながら、希望を幾つも紡ぐ様に頭が痛くなってくるような錯覚を覚えては自然と眉をしかめ。約束の時刻が訪れてから再び相手が薬草集めを慌てて始めれば、木に寄りかかったまま「長い。五分で切り上げろ、それ以上は待たん」と、とりあえずは待つ姿勢を見せるも不機嫌さに拍車の掛かった声音で告げて)

  • No.513 by 皐月 夜  2018-04-01 23:42:14 



五分!?さすがに満杯には──いや、頑張るよ!
( 大袈裟なまでに吐き出された溜息にも、その後に紡がれた言葉にも返事をする暇などあるものか。出した半分の時間で以て作業を終わらせろと言われてしまえば一度は無理だと反論しようとするもすぐ様それを飲み込みやるだけやるという意を伝え。それからは放つ言葉も勿体ない。一つの花から花弁二枚をぶちぶちともぎ取り籠へ放り込む作業を続ければ時間はあっという間に五分を経過しただろう、籠は満杯にはならなかったがやるだけやったと言う達成感の元でにんまりと口角釣り上げつつ、両手でそれを持ち上げ相手の座るその場所へと再度歩み寄り「半分くらいにはなったよ!これ、何に使うのかくらいは教えてほしいなー」とその籠を差し出しながら控え目な問い掛けをして )


  • No.514 by ラウル  2018-04-05 16:47:44 



(制限を設けた時間内に相手がどこまでやれるのか。然して興味を抱かないまま、忙しなくちょこまかと相手が地面に生えた色とりどりの花から赤や黄色の花弁を抜き取り、一部が歯抜けな花畑へと変化してゆく様を無言でぼんやりと眺め。体感として五分が経過したと判断しては口を開こうとする前に、相手から小さな花びらが幾重にも詰まった籠を差し出されたならば視線をそちらへと落とし「怠け者な貴様にしては良く働いた方だな」ひねくれた表現ながら働きを認める言葉を紡ぎ「──貴様にはこれ等は何に使うように見える?答えてみよ、返答次第では教えてやらん事もない」籠を片手で受け取り『行け』と呪文を唱え転移させては、地面から立ち上がり上から見下ろすように静かな視線を相手に向け。普段であれば答える義理は無いと一蹴する所だが、相手の頑張りを見てかほんの少しの気まぐれを起こしては問いかけに対し、問いかけでもって答え)

  • No.515 by 皐月 夜  2018-04-06 14:26:57 



夜さんはやれば出来る子なのさ!
( ひねくれているが紛れも無く認められたその言葉に久々に湧き上がる喜びを隠しもせず、それどころか大袈裟な返答で以て紡いでは、むひひ、と幸せそうな笑みを浮かべて省略魔法と共に飛んで行った籠を目で追い。その最中に問われた問い掛けには考える素振りを一つ。「──やっぱり薬の材料かなぁ。…あ、でも何らかの魔力の補いとか、保存とかにももしかしたら!……ドライフラワーにするってのは絶対違うよね」視線を再び相手へと向けて思い付く限りのものを述べては「当たりはありますか?」と少しばかりおどけた敬語で首を傾けて )


  • No.516 by ラウル  2018-04-15 21:24:40 



全て外れだ。これ等は調合を行い羽虫共や人を惹き付ける香料とする
(見下ろすように向けていた視線を外し首を左右に揺れ動かしては、否である事を伝え。花畑を一瞥しては、そよ風が鼻孔へと運ぶ数種類の豊かな花の香りを感じながら回答した後、クルリと背を向け「着いてこい」当初予定していた場所よりも森の入り口から離れている為此処で分かれては相手が迷う可能性があるのが面倒だから、そして飛ばすのは魔力を消費し疲れるからとの此方側の理由は省略し、淡々と背後に居るであろう相手へと端的に声を掛けては返事も聞かないまま、湖のある方角へと向けて一人スタスタと歩き出し)

  • No.517 by 皐月 夜  2018-04-16 00:31:47 



香水って事?──売るの?
( くるりと背を向け歩み始めた相手の後ろを小走りで追い掛けつつ漸く横に並ぶ事に成功すれば、ちらりと見上げながらそこで用途についての疑問を一つ投げ掛け。──この方角は勿論知っている。直に昼間であるならば太陽の光をいっぱいに映してキラキラと光る湖が見えて来るだろう。もう少しだけ此処に居たい。そんな気持ちがふつふつと湧き上がる中で相手に向けていた視線を前方へと戻しては「魔法使いさんこれから調合するの?何かさ、他に必要なものとかあるんだったら私取ってくるよ!調合の方も観察出来たらなーなんて思ったり思わなかったり…、」再び問い掛けを一つ、その後に要望を至極控え目に伝えて相手の気紛れがおきてくれぬものかと小さな期待の中で返事を待って )


  • No.518 by ラウル  2018-04-24 15:47:32 



当たり前だ。俺がそんな物を自分の為に使うとでも思うか?
(進行方向である前を向いたまま香水かとの問いには頷き返し、その用途について投げ掛けられた質問にはそれ以外の使い道は無いとばかりに呆れたような口調で答えを綴り。地面に落ちた木の葉を踏みしめ来た道を戻り、やがて空に浮かぶ夕焼けを鏡のように映し出し赤く輝く湖面が見えてくれば、隣から聞こえるは控えめな要望。ピタリと足を止め途端にフードの奥に隠れた表情をぐしゃりと歪め、うんざりとした雰囲気を全身から漂わせ「不要だ、既に材料は揃っている。そして調合のやり方を見せてやる気も俺には無い。貴様の暇潰しに付き合ってやる時間はもう終わりだ、分かったらガキはさっさと帰れ」一切の迷い無くピシャリと相手の要望をはね除け、右手に持つ杖の矛先を森の入り口のある方角へと向けてはお決まりの言葉を紡ぎ)

  • No.519 by 皐月 夜  2018-04-24 17:17:22 



ううん、全く。…あ、もしいい感じの出来たら私も欲しいな。お金はちゃんと払うからさ。
( いつもいつも同じローブでけして明るい雰囲気とは思えない相手が香水を付けて──だなんて想像出来るはずもない。ふるふると首を左右に振ってバッサリと否定しては続いて出来上がりを勝手に思い浮かべながら前に出した片手をにぎにぎと握り締め。そうこうしているうちに景色は見慣れた湖へ。案の定要望は却下されたわけだが最早わかりきっていた事である為に悲しみは生まれず「夕暮れには帰るって約束だもんねぇ、夜さんはちゃーんと言う事を聞くいい子なんで帰ります」あっさりと相手に背を向けてはよいしょ、と鞄を背負い直した後に森の入口方面へと軽やかな足取りで以て進んで行き )


(/ 主様こんにちは!最近暖かくなってきて幸せを感じてます夜背後です。魔法使いさんとお別れなので次の場面へと思うのですが何かやりたい事はありますでしょうか?ジュリーとのお話でも、再び二週間が経過した後の魔法使いさんとの絡みでも、はたまた全く違うやつでも…!ジュリーに貰った種が育って咲いた花をプレゼントしに行くってのも有りかなと思っています! )


  • No.520 by ラウル  2018-04-25 00:06:11 


(/背後から失礼致します。こんばんは、そして相変わらずの不定期なお返事速度で申し訳ありません!また、いつも可愛らしい夜ちゃんに癒されております。ありがとうございます!そうですね、私も次の場面は妖精と夜ちゃんでお花の交換イベントを進められたらなと考えております。

また話の中に出ていたユニコーン捜索イベントも(見つからない→どうしたらいいか工夫(本で調べる、魔法使いから情報収集等)後日再トライ→発見出来ずまた工夫or発見)くらいのペースで、一気に進めるのでは無く何度かに渡って今後合間にイベントを挟めたらなと思うのですが如何でしょうか?)

  • No.521 by 皐月 夜  2018-04-25 00:35:17 



(/ いえいえ、その辺は全くお気になさらずですよ!私もジュリーと魔法使いさんに癒されております故*

でしたら次はジュリーと夜にしましょう、ジュリーを思って育てた花をどんな形にするかワクワクです!そしてユニコーン捜索イベントを合間合間に組み込むのも是非!ゆっくりとしたペースの中で時間を掛けて見付けるのも楽しそうです。取り敢えず森で、または再び夜の家で、お花の交換が出来たらと思います…! )


  • No.522 by ラウル  2018-04-25 08:24:14 


(/重ね重ねありがとうございます…!
ではその方向で宜しくお願い致します。
交換場所は夜ちゃんのお家の方が、またお菓子でも食べながらゆっくり話したりしやすいかなと思います。お部屋やクローゼットの中が綺麗かどうか、妖精がチェックすると言った話しも前に出ておりましたし

絡み文なのですが、先にお願いしても宜しいでしょうか…?薬草採取等で来ていた所を妖精が声をかけるでも、事前に約束して森のどこかで待ち合わせや、ちょっと省略して夜ちゃんの家に付いた場面からでも、背後様のやりやすい所から、すみませんが宜しくお願い致します)

  • No.523 by 皐月 夜  2018-04-25 14:11:51 



( 魔法使いと一方的な交流をするのも楽しいがやはり女同士と言う事もあるのか、妖精とのお喋りは一段と楽しいと感じるもの。そして今日という日をどれ程楽しみに待ち望んだ事か、小さな丸い一人用テーブルに木の実をあしらったチョコレートや最近見付けたちょっと不思議な色をしたグミなどを所狭しと並べ、たっぷりの蜂蜜を入れたこれまた甘いホットミルク、それからお気に入りのりんごジュースも用意すれば目の前に座る相手に漸く視線を向け。「ちゃーんと花、咲かせられたよ。ジュリーにあげるやつも魔法使いさんにあげるやつも、どっちも完璧!」話しながら一度その視線をクローゼットへ。中で誰にも内緒でひっそりと育て上げた花が綺麗に咲いた事を、それをプレゼント出来る事を楽しみに"見せて"の言葉を今か今かと待って )


(/ では、夜のお家に集まった所からのロルで!改めましてよろしくお願いします* )


  • No.524 by 妖精  2018-05-03 09:40:03 

(/絡み文ありがとうございます!そしてまたまたお待たせしてしまい申し訳ありません、お返事の方は、明後日には書けるかと思いますのでもう少々お待ち下さいませ…!)

  • No.525 by 皐月 夜  2018-05-03 14:43:53 



(/ いえいえ!ゆっくーりお待ちしてますので大丈夫ですよ!素敵なゴールデンウィークをお過ごし下さいね* )


  • No.526 by 妖精  2018-05-04 11:44:15 


(段々と温かな陽気へと変化していく今日この頃。長い髪は桃色のリボンでポニーテールに結び、肩から鞄を下げ服装は白のワンピースと薄ピンクのカーディガンを羽織った出で立ちで友の家へと訪れ。通された相手の自室のテーブルの上に準備されていく品々、その何とも甘く魅力的な香りが自分の元まで漂ってくれば、くんくんと興味津々そうに鼻を揺らし。湯気の立ち上るカップや、見た事もない弾力のありそうな半透明なお菓子に、すっかりその味の虜になりつつあるチョコレートへと次々視線を落としては、思わず頬を持ち上げにっこり顔で「ヨルの家は美味しそうな物がいっぱいあるのね!」と無邪気にはしゃぎ。本題に触れられては「へぇ、二つともなんてやるじゃない。それは楽しみだわ!ねぇヨル、早く見せて頂戴」相手が咲かせた花は一体どんな花なのだろうか。ワクワクと胸を踊らせさらに声を弾ませては上目使いで相手を見上げてから、その扉が開かれるのを今か今かと待ち望みつつクローゼットへと顔を向けて)

(/大変お待たせ致しました…!ありがとうございます、背後様も素敵なゴールデンウィークをお過ごし下さいませ!)

  • No.527 by 皐月 夜  2018-05-04 12:05:15 



そりゃあ、お菓子がないとやってられないからねぇ。
( まるでパーティーでもするかの如く並べたたくさんのお菓子をすっかり気に入った様子の相手にふふんと鼻を鳴らしては、大半を母親が買って来ている等とは口に出す事なく自慢げに語り、そうやって伸ばした指先でチョコレートを一つ摘んでは徐に口内へと放り込んで。とろりと溶ける感覚はやっぱりどの国も変わらないもの。甘い幸せを感じつつ今回の本題へと相手が食いついてくれれば一つ大きな頷きを置いた後に立ち上がりクローゼットの目の前まで移動し「──いくよ?」一つの声掛けに続いて扉を開けるとそこから植木鉢を一つ──まるで生き物のようにウネウネの蔓の様に巻かさる黄緑色の葉に相手の髪の毛そっくりな薄いピンク色の小さくて丸い花が幾つも咲いたそれを取り出して「これがジュリーの事を思って育てた花なんだけど…可愛いかな?」ずい、と相手の目の前に差し出しては果たして相手は気に入るだろうかと少しの不安を覗かせて )


(/ いえいえ!ありがとうございますー* )


  • No.528 by 妖精  2018-05-10 19:37:09 



ふふ、やってられないだなんてヨル、ストレスでも溜まってるの?
(自慢げに語るその口振りにクスクスと可笑しそうに笑い声を立て、この量のお菓子を一人で食べる相手の姿を想像しては冗談混じりな問いを投げ掛け。相手が手にしたチョコレートも気になるが、目新しい物につい興味が湧いてしまう自分は釣られるようにして不思議な色合いのグミに手を伸ばし、一口齧り。弾力のある歯応えと果物の甘味に似た味わいにパチクリと瞬きしては「面白い味、これ気に入ったわ!」と感想を溢しつつ、視線を再びクローゼットへと向けて。やがて中から取り出された植物、うねうねと曲がりくねった蔓のような特徴的な葉は自身のウェーブ掛かった髪に似ており、そこに咲く花は髪色と類似した色合い。可愛いか、と問われたもののまさかこんな風に成長しているとは予想しておらず、良い意味で期待を裏切られ思わず吹き出すように笑いだし、テーブルに座ったままバタバタと足を動かし「ぷっ……ふふ、ふふふ!ヨルってば本当に面白い子ね!こんな花見た事無いわ。でも可愛いって言うよりは、変わった見た目ね。私の事どんな風に思いながら魔力を込めていったの?」目の前に差し出された小さな花弁をちょん、と人指し指で突っつくように触れて揺らしてから、やや上目遣いで相手を見上げては楽しげに口許で弧を描きつつ疑問符を頭に浮かべ)

  • No.529 by 妖精  2018-05-11 12:05:15 

(/またもや返信遅れてしまい申し訳ありませんでした…!/蹴り可)

  • No.530 by 皐月 夜  2018-05-12 16:31:40 



ストレスって程でもないけどさぁ、学校の宿題は大量だし上手く魔法扱えないし──って、今はパーティーなんだからそんな事はぜーんぶ忘れなきゃ!
( 超絶ポジティブな自身にストレスなんて言葉は無縁そうに思えるだろうがそうではない、いろいろあるのだと双肩竦めつつ答えるも、おかしな色味のグミを頬張り幸せそうに笑う相手を見ればまくし立てようとした言葉を飲み込み、代わりに視線をウネウネと動く葉にやってから「私的には凄い可愛い花が咲いたって思ったんだけどねぇ」と考え込み。続いてその視線を相手に。やっぱり想像した通りの可愛さだ。「ほら、見た目はかなり反映されてるよね。後はジュリーは優しくて、可愛くて、でも中身はどこか強くて…とか」角度的に上目遣いに見えるその瞳を見つめたまま一つ一つを丁寧に伝えては、改めて、と言うようにそれをずいと差し出して「大好きなジュリーにプレゼントです!」と笑み )


  • No.531 by 妖精  2018-05-21 21:32:52 



宿題……あぁ、懐かしい響きだわ
(学校に宿題、自分もかつては魔法や妖精の歴史について等、嫌々学んでいた今では遠い昔の記憶がふと相手の言葉を切っ掛けに甦っては天井を見上げ、しみじみと懐かしむような呟きを空気に落としてから「えぇそうね!楽しみましょ!」と相手の言葉に同意するように頷き返し。「──うーん……人間にとってこれは可愛いの部類に入るのかしら…?ちょっとその感性は私には分からないわ」ウネウネと動く葉が伸びた鉢植えを見て笑い終わった後、自信があった様子の相手が考え込む姿を視界に入れては、その場で腕組みをし今一度花を見て考え直してみるもやはり意見は変わらず、人間と妖精故のセンスの違いだろうかと真剣な表情で首を捻り。その後聞こえてきた自分への印象にはえへへ、と嬉しそうに表情を崩し笑みを浮かべ「あらやだヨル、私の事よく分かってるじゃない!ありがとね、大切にするわ」まずはお礼の言葉を。差し出された人間サイズの鉢植えは、素直に両手で受け取ってはその重さで自分は簡単に押し潰されてしまうだろう。なのでパタパタと羽を揺らし鱗粉が鉢植えを包んでは、魔法でふわりと持上げ自分の傍らへと運び。「次は私の番……なんだけど、その前にエルフのも見せてくれない?アイツのはどんな花なのか何だか気になっちゃって仕方ないのよね」肩から下げていた鞄のチャックを開けるも、扉が開けられたままのクローゼットへチラチラと視線を送っては、好奇心を抑えきれずそんな申し出をお願いし)

  • No.532 by 皐月 夜  2018-05-22 00:38:51 



宿題って人間の世界だけじゃないんだねぇ。
( てっきり人間の学生だけだと思っていたのにどうやら妖精達の間でも宿題はあるらしい。どこの世界も大変だとぼやくようにそう言葉にしては、ちゃんと貰ってくれるであろう魔法で浮かび上がった鉢植えに視線を向けて数回頭を縦に動かしつつ「そりゃあね、さっきも言ったけど私ジュリーの事大好きだもん。なんだって知ってるのさ!」傍から聞けば傲慢なようにも感じられる返事をして。それから紡がれた言葉に満面の笑みを浮かべ再びクローゼットへと歩めばそこの奥にあるもう一つ、貰ってくれる確証などゼロに等しい魔法使い宛の鉢植え取り出し「ジャーン!これが魔法使いさんのだよ。ジュリーのみたく可愛くはないけど、魔法使いだもん、可愛くなくて当然だよね」見せ付けるようにして前に出したそれは数枚の灰色の葉っぱが小さな丸い金色の花を覆い隠すように咲くもので )


  • No.533 by 妖精  2018-05-29 21:17:29 


そうなのよ。次の授業までにこの魔法を出来るようにしておくとか、薬草についてまとめたレポートを提出したり、歴史上の人物を調べたり、昔の妖精語についてとか、そりゃもう面倒臭いったらありゃしないわ
(どこも大変だと共感を得られれば、その頃に戻ったかのように聞かれてもいない愚痴が次から次へとお喋りな口から溢れ落ち。ふと疑問を抱いては「あ、ねぇヨルの所ではどんな宿題が出るの?」と問いかけ。その後傲慢ともとれる自信満々な言葉を耳にしては、嬉しそうに頬を緩め「ふふ、ありがとね。私もヨルの事だーい好きよ!」と、語尾にハートマークを浮かび上がらせるような甘い声で返し。魔法使い用の花がクローゼットから取り出されれば視線をそちらに向け「へぇ、それがアイツ用のなのね。エルフが可愛いくないのには同意するけど、そっちはどんな事を思いながら魔力を込めていったの?」灰色の葉に包まれるように金色の花が咲いた植物は、常にローブを被り、くすんだ金色の髪が時おり見え隠れする魔法使いの姿を彷彿とさせるかのように思え。しっくりくると頷いては、日頃何度も聞いてはいるが改めて魔法使いに対するイメージについて訊ね)

  • No.534 by 皐月 夜  2018-05-29 22:01:17 



そんな宿題なら毎日でもやるよ!
( 薬草のレポート、妖精語、どれもこれも魅力的すぎるものではないか。ワクワクが止まらない宿題の内容に双眸キラキラと輝かせるも、続いて問われた質問にはその表情すぐ様嫌そうなものに変え「これっぽっちも面白いものじゃないよ。頭が痛くなるような計算式とか──歴史もあるね。でも妖精や魔法使いの歴史じゃなくて勿論人間の。…妖精からしたら面白いって思うのかなぁ?」そのまま簡単に宿題としてあげられた内容を伝え、最後には自分が妖精の宿題を魅力的だと感じるように相手には人間の宿題をそう感じるのだろうかと首を傾け。一先ず魔法使いに宛てる花は机の上に。灰色の奥でひっそりと輝く金に視線をやりつつ「どんな事って改めて聞かれると難しいんだけど、なんて言うか…表には現れない奥深くできっと強い思いとか、意思とか、そういうのを持っててそれがたまにキラッて輝く時があるのかなぁとか。後は、ちょっとくらいこっち見てほしいなーって思いながらだね、」前半を若干照れ臭そうに、後半をおちゃらけたような声色で伝え灰色の葉の先端を緩く撫でて )


  • No.535 by 妖精  2018-05-31 18:52:19 



他の子ならそう思うのも中には居るかもしれないけど、私は嫌ね。人間の歴史とか計算とか興味無いもの。──あ、でもお菓子作りとか、ファッションについての勉強だったらやってみてもいいかなって思うわ
(人間の宿題内容もどうやら自分達と似通った部分もあるのだと知っては、前のめりな体勢になりながら"へぇ"と声を漏らし。人間の文化に興味を持つ妖精も中には居るが、自分はと言えば相手とは反対に関心は薄く、片手を左右に振りつつ問いに答え。とは言え今の話の中には出てこなかったが、例外があるとすればと言葉を付け足し。「ふーん……無愛想で皮肉屋なエルフの中に、こんなに綺麗なものが詰まってるとは到底思えないけど……うん、この花はとっても素敵だと思うわ」どんな思いで咲かせたのか、花を見ながら耳にしてはその内容には同意しかねるものの、小さな種からよくここまで綺麗に輝く黄金の花を咲かせたものだと瞳を細めては褒め)

それじゃ次は私ね
(開けていた鞄の中に両手を伸ばしては、自宅から此処まで持ってきた品を取り出し相手に差し出すように向けて。それは自分としては大きめのサイズを選んだつもりだが、相手にとってはミニチュアサイズに見えるであろう鉢植え。真っ白な鉢には、パステル調の淡い色彩で影絵のような妖精達が楽しげに踊っている姿が描かれており、魔力を豊富に含んだ土の上から伸びるのは幾つのチューリップによく似た花。しかし茎や葉の色は緑では無く、光の加減によって星が煌めくような輝きを放つ夜空のような黒色。やや花弁が開いた状態や蕾の花びらの色も一枚一枚異なり、桃色や薄黄色、水色、黄緑、白等、多様な色が混ざりあった虹のような色合いが灯りのように光る花を咲かせおり、顔を近づければチョコレートのような甘い匂いを漂わせている事も分かるだろう。「この鉢植えの絵は私が描いたのよ。育ててる時はヨルの綺麗な黒髪とか、コロコロと変わって見てて飽きない表情とか、後いつもくれる美味しいお菓子の事とかを想像して魔力を込めていったの。どう?なかなか素敵でしょ?」ふふんと自慢げに胸を張っては満面の笑みを浮かべながら語り、さて自信作への反応はどうだろうかと視線を花からその向こうに居る相手へと注ぎ)

  • No.536 by 皐月 夜  2018-06-01 16:17:43 



( 差し出された花を見れば宿題の事も魔法使いへのプレゼントの事も一旦何処かへ押しやられてしまうと言うもの。自分には遥かに小さくお人形サイズではあるものの顔を近づけたその時に確かに香る甘い匂いはチョコレートだろうか。すんすんと小鼻を動かしその甘さをたっぷりと堪能した後そこで漸く鉢植えを受け取れば再び顔を近づけ「ジュリーってば絵の才能あるよ!うん!今度は額縁に入れて飾るやつ描いてもらわなくっちゃ」鉢植えも小さいのだからそこに描かれている妖精も小さい。しかしながら今にもそこから飛び出して部屋中を飛び回りそうな躍動感はひしひしと伝わってくるのだ。大きな大きな喜びと純粋な尊敬を言葉として伝えれば続けて決して壊してしまわぬよう、細心の注意をはらいつつ色とりどりの花弁のうちの一枚、ピンクのそれに静かに人差し指の先端を宛てがい「──とっても綺麗だよ、本当に。贈り物って何を貰っても嬉しいけど、やっぱりこうやって目に見えて私の事を考えてくれたんだって思えるものは特別嬉しいな。…ありがとうジュリー」ぽつり、ぽつり、幸せを吐き出していきながら最後、花弁から静かに指先を離しそのまま相手へとその手を伸ばして )


  • No.537 by 妖精  2018-06-01 17:15:21 



でしょでしょ?ふふ、ヨルはこう言うの好きだと思ってね。でも人間サイズの紙に絵は描きたくないわ。私には大きすぎるし、完成するまでに飽きちゃいそうだもの
(細部を簡略化したシルエットのみの絵ならば描くのはそう難しくない。が、素直に褒められては、謙遜する事無くそうだろうと口角をにんまりと持ち上げ自信満々に頷きくと共に嬉しそうにその言葉を受け止め。しかし額縁に飾るとの、冗談とも取れる発言には軽く笑いながら首を左右に振って断り。「気に入って貰えて私も嬉しいわ。プレゼントを贈り合うって、やっぱりいいものね。こっちこそ、ありがとねヨル」割れ物を扱うかのように慎重に花に触れる指先とその眼差しからは、気に入ってくれた事が十二分に伝わり。贈って良かったと改めて感じては、傍らに置いた相手からの花をちらりと見てから視線を戻し。花弁から離れた指先が自分に向けられてはきょとんと首を傾げるも、此方も同じく手を伸ばし、これで合っているだろうかと思いつつ握っては、握手をするように上下に揺れ動かし)

  • No.538 by 皐月 夜  2018-06-01 20:36:48 



じゃあ妖精サイズの額縁にしよう。私ね、この部屋にジュリーの部屋を作ろうと思ってたの。それこそドールハウスになっちゃうけど、それがあればジュリーはこの部屋でいつだってゆっくりできるんだし。
( 小さな体の彼女が人間が描くサイズの絵を描いた時にはどれだけの年月が──なんてそこまで考えてうんうんと頭を縦に動かせば、ベッドの右側に当たるスペースが今何もなくそこに小さな台を置いてお人形の家を…ベッド、キッチン、机、椅子、お洒落なクローゼットなんかもたくさん買い揃えて大好きな相手の為の部屋を、と描く人知れずの夢を語り。指先同士が触れ合い握られ、文字通りの握手には、ふふ、と小さな笑みを。「改めてありがとうねジュリー。今度またジュリーに贈り物させてね。特別可愛いやつ」ゆるゆると揺れる時間を堪能してから静かに指先を離しては、続いてその指で相手のぷにぷにと柔らかな頬を撫で回しつつ「ドールハウスの話、もしジュリーがOKなら今度一緒に買いに行かない?やっぱりお気に入りの家具とか自分で選びたいでしょ?」先に出した話を再び持ち出し、どうかな?と言うように顔を覗き込んで )


  • No.539 by 妖精  2018-06-02 21:47:28 



妖精サイズって……ふふ、虫眼鏡でも使わなきゃヨルにはよく見えないと思うけど、そこまでして欲しいのならいいわ、額縁含めこっちで用意して特別に描いてきてあげる。リクエストは何かある?ヨルの似顔絵とか?
(一度は断ったものの、再度提案されては口許に両手を当て可笑しそうに笑みを溢し。ミニチュアサイズの額縁と、さらにその中に入る紙を探すのは、幾ら器用な職人の人間が出すお店から探したとしても見つけるのは流石に大変だろう。ならばと若干偉そうにも感じさせる物言いにて了承し、やる気が湧いたのか瞳をキラリと光らせ相手の希望を訊ね。「可愛い物なら何時でも大歓迎よ!それにそのドールハウスって奴もとっても素敵ね。それがあればヨルの家で快適にお泊まりも出来るし、一緒にお買い物してお気に入りを選ぶのもすごく楽しそうだわ!……でもヨル。私、人間のお金なんて持ってないわよ?それに、そういうのって高いんじゃない?」自分よりも遥かに大きな指先に触れての握手が終わり、優しいその手が己の頬に触れたならば"ふふ、くすぐったいわ"とコロコロと笑いながら身を捩り。また、魅力的な提案をされては悩むまでも無く二つ返事で答え。ハンカチやタオルを布団代わりに一夜を過ごしてもいいが、ベットがあるならそれにこした事は無い。何よりも自分専用の家をわざわざ用意してくれようとする相手の心の優しさに触れては、ニコニコと上機嫌に賛成するも、ふと疑問が浮かび。自分達が家具を買うとなれば、良い物を選ぼうとする程それなりの金額がする。しかし妖精と人間では通貨が違う為、自分は無一文である。家や家具一式をもろもろ用意してもらっては、まだ働いてもいない学生の相手には負担が多き過ぎるのではないかとの申し訳無さと心配が頭に過り。どうした物かと俯き眉を寄せてから、少ししてパッと閃いたとばかりに頭を持ち上げ表情を輝かせ「あ、そうだ!何かお金になりそうな拾い物を私持ってくるから、それをヨルが換金してきてくれない?そしたら遠慮無く一緒にお買い物出来るでしょ?」深い森の中。散歩していれば、おそらく森に迷い込んだのであろう人間の落とし物を見つける事も時おりあったと思い出し。己が使う可愛い物は妥協したくないし、自分が居ない間のドールハウスは相手の部屋のインテリアにもなるとの思いもあれば、二人で協力して出来ないだろうかと、覗き込むように近づいてきた顔を見つめ返しながら問いかけ)

  • No.540 by 皐月 夜  2018-06-03 00:39:48 



あ、それはすっごく有難い!もしね、もし難しくなかったらジュリーの故郷の風景をお願いしたいな。
( その有難い申し出にキラキラと双眸瞬かせればぱちんと両の手をあわせてそれを受け取り、自身の似顔絵、花、はたまた魔法使いなんかも見てみたいかもしれない。けれども一番最初に浮かんだのは相手の生まれ育った場所、未だ見た事のない妖精の国で、それをお願いした後は続いて此方の申し出のようだ。受けてくれたドールハウスの件に“そうでしょそうでしょ”と言うように頭を数回縦に動かしてから「大丈夫大丈夫、これでもちゃーんと貯金はしてるんだから。それに自分達で作れそうなのは作っちゃえば費用も浮くしね!」お金の心配は全く問題ないのだと伝え。それでもやっぱり相手は気になるのだろう、笑顔だったその表情がみるみるうちに険しいものへと変われば、次いで名案とばかりに紡がれた案にふむ、と一つ頷き。「──まぁ、確かにそれも有難いけどさ、無理して暗い洞窟とか、怖い狼がたくさんいる場所とかには行っちゃ駄目だよ?」そうやって相手が集めてくれたもので確かに助かりはする。助かりはするのだが、やっぱり心配が頭を過ぎれば今度は此方が険しさを表情に浮かべて )


  • No.541 by 妖精  2018-06-04 11:24:54 


あら、私の故郷?変わったリクエストね。まぁいいわ、ほどほどに期待しておきなさいな
(さて相手の要望はと細長い耳を澄まし、聞こえてきた言葉を理解してはきょとんと間の抜けた顔で瞬きを一つ。それは予想していなかったと意外そうに呟くも、自分が人間の町並みを物珍しがるような感覚だろうかと想像し。どの風景を切り取ろうかと思考を巡らせつつ、軽く頷いてみせ。「あぁ、作るって手もあるのね。ヨルは器用な方なの?」お金について大丈夫と言われても、やはり気になってしまうわけで。その点については此方でも用意するとの意思表示のつもりか、後半部分について触れ。洋服ならば自分でも作った事もあるが、家具作り等の力仕事ならば男性に、との考えからその発想は無かったものの、己よりも遥かに大きく力のある相手が居れば問題ないと気付かされては、その腕前について疑問を投げ掛け。「もう、ヨルったら、私の心配をするなんて百年早いわよ。私達があの森でどれくらいの年月暮らしてると思う?前にもやっつけたように、狼なんて敵じゃないのよ」自分の心配をしてくれるのは嬉しいが、姿は小さくとも相手よりも年長者であり、また強さに関して信頼が無い点については思うところがあり。ぷくっと頬を風船のように膨らませ怒ったような声を上げては、パタパタとその場で羽ばたき相手の目線の高さまで上がり。魔法使いの課題で出された花探しをしたあの日の出来事を、相手はすっかり綺麗に忘れているのだろうかと眉をつり上げ、視線を合わせては真っ直ぐ睨んでみせ)

  • No.542 by 皐月 夜  2018-06-04 15:38:35 



やった!インターネットとかでは見た事あるんだけど信憑性は薄いからねぇ。
( “ほどほどの期待”に頷きはするものの胸中はもう踊り出したいくらいに高鳴っており、床に置きっぱなしにしていたスマホを徐に持ち上げそこに『妖精の国』と検索しては出てきた鬱蒼とした森の中、ツリーハウスで生活する妖精達の画像を見せて。それから自身の器用さについて考えれば「まぁ…器用な方ではないけど頑張ればなんとかなるよ!やれば出来る!」と勢いだけの何とも頼りない返事を一つ返してから、相手と初めて出会った時のあのハプニングを思い出し、「ジュリーの事が弱いだなんてこれっぽーっちも思ってないよ、だってあの大きな狼にも勝てちゃうくらいなんだもん。でも大切な友達だからね、少しの心配くらいはさせてもらわなくっちゃ」風船のように膨らんだ頬を緩い力でぷにぷにと突きながらうんうんと何度も頭を縦に動かして。力は認める、でも心配は矢張り消えぬのだ )


  • No.543 by 妖精  2018-06-07 15:43:29 


え、見た事があるの?っ……って、何これ?
(自分達の住みかに人間が訪れた事などあっただろうか?と思わず相手の発言を聞き返しては瞳を丸くして驚き。床に置かれていた四角く薄い箱を相手が持ち上げ、何やら操作してから自分に向けられては、画面の明るさにうっ……と声を漏らし眩しそうに瞳を細め。次いでそこに写し出された画像を目にしては、初めて見るスマホに対しても含めた二重の意味での言葉を呟き。「やれば出来る、ねぇ……何だが頼りないわ」器用なのか否か。その答えは何とも相手らしい返答ではあるが、若干呆れたような感想を声に出し。「──そう?なら良いんだけど」膨らんだ頬を突かれては、貯めていた空気を吐き出し元の顔に戻り。つり上げていた瞳や眉も誉められた事によりコロリと機嫌を直してはその力を抜き、言葉は素っ気ないものの笑みを浮かべつつ、宙からテーブルの上に再び降り立ち。そこから首を動かし、室内に目を向け「あ、ねぇ話は変わるけれど、あれからちゃんと掃除はしてるの?」以前クローゼットの中の片付けを手伝ったあの日の出来事をふと思い出しては、特別散らかっているようには見えないものの気になっては問いかけ)

  • No.544 by 皐月 夜  2018-06-07 16:29:13 



人間達が使う便利な機械って所かなぁ。ここの所に調べたい事を入れて──こーんな感じ。
( こういうのを見るのは矢張り初めてなのだろう画面の明るさに眩しそうに目を細める相手に気が付くと「ごめんごめん」と一度明るさを落とした後、Googleの検索欄に“妖精”と打ち込み。そうすれば相手に良く似た羽を持つ妖精達の画像が画面いっぱいにザーッと現れて。頬の膨らみが無くなり表情が柔らかになった事でどうやら機嫌は治ったらしいとの判断を。一先ず難は逃れたとばかりにあからさまな安堵の溜息を吐き出しては続いて唐突に紡がれた言葉にぴくりと片眉を微動させてから「もっちろん!この中で魔法の花を育ててたんだからね、あの日のまま綺麗さは完璧キープであります先生!」ビシッと巫山戯た敬礼と呼び方の後に相手にも見えやすいよう再びクローゼットの扉を大きく開け放ち。「…ね?これからこの中は魔法の為の場所にする事にしたんだ」そうすれば少し暗いがあの日よりも物が少なくなり綺麗に整理整頓された中が相手にも見えるだろう )


  • No.545 by 皐月 夜  2018-06-09 16:38:17 



 ジュリーへ


可愛い便箋を買ったから誰かに手紙を書こうと思った時に一番最初に浮かんできたのがジュリーでした。だって大好きな友達だもんね。

普段手紙なんて書かないから何を書いたらいいのな迷ってるんだけど、多分こういうのってあんまり悩んだら駄目だと思うから書きたい事を連ねる事にするよ!

えーっと、取り敢えず今は私の部屋にジュリーの家を作るのがすごい楽しみ!ちょっと奮発して、お家は絶対二階建て以上にしようね!それで、お庭なんかもついてたら素敵かも。
大きめのクローゼット買えばジュリーのオシャレな洋服もたくさん入れられるし、洗面台の鏡は三面鏡にしよう!後はゆっくり足を伸ばして入れるお風呂もね!

それから私は魔法の勉強頑張らなきゃ!学校の勉強が先ってのは聞かないからね、だってつまらないんだもん。今浮遊魔法で二つ以上のものを浮かせて動かせらるようになったから、次はもっとたくさんの数!最終的には自分が飛べるくらいまで頑張るつもりだよ!
でもね、浮遊魔法以外にも治癒魔法に興味があるんだ。後は薬草にもね。欲張りだけど、どれもぜーんぶ頑張る!

何だか書きたい事が多すぎてこのままじゃ便箋10枚くらい使っちゃいそうだから、この辺でやめておく事にするよ。ねぇジュリー、また一緒にパーティーとか森の探検しようね!美味しいお菓子用意するからさ。

P.S. ジュリーってユニコーンに会った事ある?私ね、今ユニコーンの血を少し分けてもらいたいんだ。


 夜より


  • No.546 by 妖精  2018-06-17 18:36:56 


へぇこれがキカイなのね……何だか魔法みたいで面白いわね、これ!
(液晶画面の明るさが調節され眩しさを感じなくなればありがと、と一言添え、細めていた瞳を広げては食い入るように顔を近づけ。森に迷い込む人間以外で相手を除いては、人と交流も無ければ機械の類いはこれが初めて見るものであり。相手が慣れた手付きで操作し、映し出されていた画像がまた様変わりしては感嘆の声を上げ。瞳をキラキラと輝かせ至極楽しげな表情を浮かべては、画面から相手へと視線を移し。「あらほんとね!やるじゃないヨル、見直したわ。──へぇ、魔法の為の場所ねぇ。そしたらこれから此処にこの前調べてた薬草とかも保管したりするようになるのかしら?」相手がクローゼットを開けたならば、その動きを追うように瞳を動かし。相手の言う通り、以前の物に溢れていた時とは見違えるように整理の行き届いた空間を目にしては、良い子だと褒めるように頬を緩め。次いで魔法の為の場所と聞いては、小首を傾げ疑問符を投げ掛け)

──

だーいすきな友人のヨルへ

手紙なんて久しぶりに貰ったわ。それも人間の友達からなんて、とっても嬉しかった。ありがとねヨル!それにヨルが言うように、なかなかかわいい便箋ね。いいセンスだと思うわ。ヨルから貰った初めての手紙として大事に引き出しの中にしまっておくわね。

私もお買い物はすごく楽しみ!二階建て以上で家具もそんな感じだと、私が今住んでる家よりも立派になりそうね。でもお金であまり無理しちゃダメよ!私もなるべくお金になりそうな物は見つけてくる気ではあるけどね

勉強は、まぁヨルがそうしたいならそれでいいんじゃないかしら?私は応援してるわ。もしヨルが飛べるようになったら、遠くへ遊びに行きましょうね!
いろいろと頑張るのはいいけど、魔法のことばっかり集中して倒れないように気を付けなさいね

便箋十枚って、紙の上でもとってもおしゃべりなのね、ヨルって。えぇそうね、パーティーや探検もまたしましょうね。楽しみがたくさんあって今からワクワクしちゃうわ!

それと最後のユニコーンの件。私は見た事は無いのだけれど、居るかもしれないって噂の場所なら知ってるわ。でも、ユニコーンから血なんて採ろうとしようものなら、暴れだして危険だと思うわよ?またエルフの課題なら、私はあまりオススメしないわ

それじゃ、私もこの辺りで終わりにするわね
改めて手紙ありがとね、また気が向いたら頂戴
私も可愛い便箋見つけて送るからさ
じゃ、またねヨル

ジュリーより

  • No.547 by 皐月 夜  2018-06-19 13:45:02 



でしょでしょー?夜さんはやれば出来る子だからね!
( 開けたクローゼットの中がちゃんと綺麗になっている事について褒められれば怪しげにウネウネと体をくねらせつつ喜びを全面に押し出し。綺麗になった中でどんな魔法と触れ合おうか。「そうだね、薬草は此処で育てられるし、後はジュリーや魔法使いさんから貰ったものなんかも保管するのに最適な場所だと思うんだよね」問われた質問に大きく頷く事で肯定を表しては続いて「それでね、いつかこのクローゼットの中を大きくする魔法を会得しようと思うんだ!こんな小さなクローゼットだけど開けたらどこまでも続いてる!みたいなねっ」と一体いつになる事やらと思えるような壮大な夢を語り )


  • No.548 by 妖精  2018-06-25 13:32:40 



ふふ、変な動き。さっきの花みたいよ?
(相手なりに喜びを表現する為なのだろう、ウネウネと踊るようなその動きは自分をイメージして育てられた花にどこか似ており。生き物が飼い主に似る例は聞いた事があるが、あれは植物にも当てはまるのだろうかと一瞬考えては、堪らず吹き出すような笑い声を溢し、ピンと伸ばした人差し指を向けては指摘し。「あらそれじゃまた物で一杯に……って思ったけど、まぁまぁ。なかなか夢のある話じゃない。私はその魔法使えないから教えてはあげられないけれど、いつか叶うといいわね」質問への返答、そして今後の展望を耳にしては、愉快そうに瞳を丸くし。鞄やタンス等でその魔法の技術は一般的には普及している。しかしその方法までは自分は知り得なければ、目の前の友の手伝いになれる事は少ないかもしれないが、夢に向かってキラキラと意気込むその姿を、どこか眩しそうに目を細めてから表情を穏やかなものへと変化させては、応援の言葉を紡ぎ)

  • No.549 by 皐月 夜  2018-06-25 15:25:38 



( そう言われて改めて客観的に己を見た時に確かに相手にプレゼントした花に似ていると思えば吹き出したその様子に苦笑いを浮かべつつ「私は体いっぱいで喜びを表現するタイプだからね」とよく分からない言い訳のような言葉を紡ぎ。それから今はがらんとしていて殺風景なクローゼットの扉を閉めて再びテーブルの前に戻っては静かに腰を下ろし「この魔法も魔法使いさんに教えて貰わなきゃ駄目そうなんだよねぇ」ズズーとジュースを喉に流し込んでから一先ず難しいであろう魔法使いの顔を思い出し溜息を。続いて顔を相手に向ければ「──あのねジュリー、唐突だけどユニコーンの知り合いとかいないかな?」こつん、とグラスをテーブルに置き直して何の脈絡もない質問を問うて )


  • No.550 by 妖精  2018-06-26 23:38:53 



なら、それが花にも移ったのかしらね。この花の事はヨルだと思ってより大切にするわね
(よく分からない言い訳を聞いては、片手を口許に宛がいクスクスと笑いながら、傍らに置いたままのプレゼントされた鉢植えから伸びる葉を右手を持ち上げては一撫でし。「まぁそうでしょうけど、アイツがそう簡単に教えてくれるとは思わないわねぇ」自分も魔法使いの顔を思い浮かべては、頑なに拒絶する姿しか想像出来ず、相手に釣られるようにして重いため息を溢し。ジュースを飲む音が聞こえれば、自分は木の実を甘いチョコでコーティングされたお菓子に手を伸ばし。大きな口を開けカプリと噛みつこうとした所で、不意に問われた質問に反応しては口を閉じ、相手にじっと視線を注ぎ。「ユニコーン?生憎と私の友達や知り合いには居ないけれど……急にどうしたの?何かの本の影響でも受けたのかしら?」滅多に姿を見せない幻獣の名を確認するように繰り返し、きょとんと目を丸くしては何があっての問いなのかと、その意図を探るように冗談と本気半分に質問し返してみせ)

  • No.551 by 皐月 夜  2018-06-27 00:06:51 



( プレゼントした花を自分だと思って育てるだなんて嬉しい事なのかどうなのか。何にせよ喜んでくれているのだからそれでいいかと頷いては続いて「それがユニコーンの血があればそうでもなさそうなんだよねぇ」と一つ考える仕草を見せた後に自身もまた相手が手にしたものと同じお菓子を摘み上げその端っこに歯を立て咀嚼し。それからごくりと飲み込んで一息つけばそこで改めて相手を真っ直ぐに見据え「魔法使いさんがね、ユニコーンの血を持って来れば魔法を一つ教えてくれるって言ったの。生憎血がどれくらい必要とかは何も言ってなかったから本当に一滴とかでいいんだけどユニコーンが何処にいるのかとか全然わからなくてさ」血が必要という事はつまりユニコーンを傷付けるという事。自身の発言を聞いて果たして相手はどう思うのだろうか…。ユニコーンじゃなくて妖精の血でもいいだなんて事はさすがに言えない )


  • No.552 by 妖精  2018-06-29 16:51:40 



あぁ、またエルフからの無茶な注文なのね
(疑問が解消され、思い出すのは相手がエルフから魔法を学ぶ為に一緒に花探しをしたあの日。人間相手にその注文は意地が悪すぎるのでは無いかと、いささか呆れたような眼差しで天井を仰ぎながら呟き。「ユニコーンの血って、血液のこと?それとも涙のことかしら?」と、相手に再び向き合っては自分の中にある知識と照らし合わせ、確認するように問いかけを続け。そこまで話してから漸くお菓子を齧るようにして一口食し、その程よい甘さとチョコと木の実の食感に頬を緩め。ゴクリと飲み込んでから再度口を開き「私も長いこと森に住んではいるけれど、ユニコーンは見た事が無いわ。……あ、でも森の中で目撃したって噂程度なら聞いた事があった、ような気がするわ」ユニコーンが何処に居るかは知らないと首を左右に振って示すも、風の噂で耳にした程度の話がふと頭を過ってはうろ覚えなのか、どこか自信の薄い曖昧な様子で相手に伝え)

  • No.553 by 皐月 夜  2018-07-01 00:19:36 



そうなんだよねぇ、人間には難しい注文ばっかなんだよ。でも魔法は教えて欲しいからね!
( 呆れたような相手の表情に苦笑いを浮かべてはぽり、と右手の人差し指で頬を掻きつつそれでも諦める気は毛頭ないという強い意思も見せ。されど続いて紡がれた確認の言葉にはきょとんと首を傾けた後「え、血って涙でもいいの?魔法使いさんそこんとこは何も言ってなかった」とあの日の彼の言葉を再び思い出し。もし血が文字通り血液ではなく涙でもいいとすればこれは傷付けなくてすむのかもしれない。それはとても喜ばしい事。うーんと未だ考える素振りを見せては「ジュリーでも見た事がないなら私が遭遇できる確率はかなり少ないって事だよね…。何かさ、餌で誘き出すとか出来ないものかな?」幻の生き物に会うというのはやはりとてつもなく難しい事なのだと改めて自覚すると同時、なんともお決まりなやり方で捕まえられないものかと淡い期待を抱きつつ問い掛けて )


  • No.554 by 皐月 夜  2018-07-04 13:57:29 



 魔法使いさんへ


お元気ですか?魔法使いさんに手紙を書いてみたんだけどよくよく考えたら家を知らないから出せないなって諦めてた所、梟を見つけました。この梟が野生か魔法使いさんの相棒かはわからなかったんだけど、託してみる事にします。9割形届いてはいないと思うんだけどまぁ、それならそれで。

私、魔法使いさんと会ってない時間も魔法の勉強頑張ってるよ。いつか書いた手紙を魔法で魔法使いさんの所まで飛ばせるようにしたいしね。

あ、それから前に魔法使いさんが言ってたユニコーンの血の話。ちゃんと覚えてるよね?絶対絶対探して持ってくるから!

あんまり長い手紙だと万が一届いた時に読んでくれなさそうだからこれで終わります。あ、返事とかぜーんぜん期待してないからね!また魔法使いさんに会えるのを楽しみにしてます。


 夜より


  • No.555 by 妖精  2018-07-10 19:07:01 



ヨルってばめげないわよね。普通ならそこで諦めてる所じゃない?そんなにまでして魔法を使えるようになりたいの?
(強い意思を見せられてはやれやれと首を左右に振りつつ、常に冷めた反応の魔法使い相手に毎回どこからそんな気力が湧いてくるのかと、今度は相手に対して不思議そうに上記を述べ。「……血も涙も成分はほとんど一緒よ。生け贄だとか黒魔術に使うならまだしも、薬に使うならどっちだって構わないはず。だからあの性悪は多分ヨルを諦めさせようとして、わざと片方しか教えなかったと私は思うわ。一応、今度会った時にでも確認してみなさい」相手の反応から察するに、魔法や薬学、それらについて無知と言って良い目の前の友に対して魔法使いが故意に情報を伝えたのではと自分の見解を伝えては、ビシッと人差し指を相手の顔に突き付け。ユニコーンについての問い掛けには、途端に先程までの勢いを失い眉をハの字に下げ、その場で両腕を組み「餌ねぇ……アレが何を好んで食べているかなんて知らないわ。けど、確か本には穢れを嫌うとか、気性が荒く獰猛だけど清らかな者には心を許すとか、足が速い、愛に餓えている、男が嫌い、美しいものが好き、後は……ユニコーンには汚れた大地や水を癒す力があるとかって書いてあった……と思うわ」うーん、と頭を捻りつつ真偽については不明ながら、自分が覚えている限りの情報を絞り出してみせ)

───

(相手が手紙を梟に託して一週間後、相手の部屋の窓枠に一枚の小さな白い紙切れが挟まれており、広げてみれば黒のインクにて、適当さの伺える書き流したような文章が英文にて綴られており)

律儀な鳥が貴様の手紙を俺の所まで寄越してきた。無視してはその鳥の行為が無駄になる故、仕方なく返事を書くが今後は止めろ。俺にも、勝手に貴様に伝書鳩扱いされた奴にも迷惑だ。

貴様が森をうろちょろしているのは知っているが、そんな魔法を貴様が使えるようになるとは思えんし、再三伝えているが、貴様に今後魔法を教える気は俺には一切無い。ユニコーンの件も、気持ちだけではどうにもならない己の無力さを思いしる良い切っ掛けとなるだろう。

貴様がどう言おうとも、俺は貴様に会いたくない。迷惑だ。遊び相手が欲しければ羽虫と戯れていろ。もう送ってくるな。紙の無駄遣いだ、分かったな。用件は以上だ。

  • No.556 by 皐月 夜  2018-07-11 12:48:19 



そりゃあね!だって面白いじゃんか!…それに、何か魔法がなくなったらジュリーとも魔法使いさんとも繋がりがなくなって、もう会えないような気がするんだよねぇ。
( 魔法に拘る理由として上げられるのはまず一つ、何とも好奇心に満ちた身勝手な理由ではあるものの最近ふと浮上してきたもう一つの理由があればどことなく照れくさそうな表情で後者を述べつつ、次いで紡がれた事実に眉間の皺を寄せ「可能性は十分にあるね。…それかもう、どっち教えてもどうせ持ってこれないんだからーみたいなのも含まれてるのかも。何にせよ危うく騙される所だったんだから絶対絶対どっちか聞き出して見つけなきゃ!」グッ、と拳を握り締める事で更なるやる気を見せた後、続いてその気持ちを一旦落ち着かせるようにして深呼吸を一つ。徐に持ち上げたジュースを相手の小さなグラスに継ぎながら「汚れた大地や水…その為に森をどうこうする訳にはいかないし、──私って美しくて清らかな心持ってるかな?」ぽつり、ぽつり、考えを落としていき。最後にはジュースをテーブルに置いた事で空いた片手人差し指で自身を指しつつふざけたように首を傾けて )


(/ 主様こんにちは、二度にわたり夜の巫山戯た手紙をすみません…。最近どこもかしこも大雨やら土砂崩れやらで大変な事になっていますが主様は大丈夫でしょうか?住んでいる所を特定してしまうかもしれませんのでこの部分に特に触れなくても構いません。暑くもなってきてますので、とうぞご自愛ください…! )


  • No.557 by 妖精  2018-07-11 14:09:40 


あら、何言ってるのかしらこの子は。私とヨルは友達じゃない!最初の切っ掛けは魔法だったかもしれないけれど、もう魔法が無くたってこの繋がりは無くならないわよ
(最初に上げられた理由は何とも相手らしいものだったが、その後に続けられた言葉には何を言っているのかと僅かに怒りがこみ上げてきては、ぷくっと頬を膨らまし。パタパタと羽ばたき相手の頭上まで来たならば、おもむろにペシッと軽い力でもって相手の頭を叩きつつ、上記を伝えては再びテーブルの上に腰を下ろし。「あぁ、それも有りうるわね。そうね、何とか手に入れてエルフの生意気な顔にヒビを入れてやりましょ!」うんうんと頷いては、相手を真似るように自分も両手の拳に力を込め、握った片手を天井に突き上げつつ同じく意気込み。ジュースをグラスに注がれては"ありがと"と礼を告げ、乾いていた喉を潤すようにグラスを口許に傾け一口頂き。「別に人工的に作らなくても、魔素の足りていない疲れた大地とか探せばありそうだけれど──そうねぇ、ヨルは若そうだし条件に当てはまってそうじゃない?あ、でも……ねぇヨルは今まで彼氏とか居たりした事はあるかしら?」じっと相手を見つめ、おそらく大丈夫だろうと返すものの、本に書かれていたある一説を思い出してはやや真剣な目付きで相手へと問いかけ返し)

(/こんにちは!未だに返信ペースが安定しておらず度々申し訳ありません!いえいえ、お手紙頂けてとっても嬉しかったですし、文章だけでも可愛らしいヨルちゃんが想像出来て楽しかったです、ありがとうございました!また、魔法使いは相変わらずの無愛想で申し訳ありません…。そして、ご心配下さりありがとうございます。幸い私の住んでいる場所には影響は御座いませんのでご安心下さい。背後様の地域も影響はありませんか?雨だけでなく暑さもこれから厳しくなってきては、食欲や睡眠等影響されやすいかと思いますが背後様も体調を崩されませんようお気をつけ下さいませ!)

  • No.558 by 皐月 夜  2018-07-11 14:35:16 



本当に?何かさ、魔法が使えなくなったらジュリーの姿が途端に見えなくなっちゃいましたー的な事になったりしない?
( これまた失言により相手を怒らせてしまえば頭に感じた小さな衝撃と言葉に「ごめんごめん」と何とも軽い謝罪の後、どこの物語の影響か相変わらずまだある不安要素を一つ上げて。魔法使いのあのツンとした表情を変える何かがあれば随分と相手は張り切るようだ。その様子にクスクスと笑えば新しく継いだジュースで一度喉を潤した後に「あ、そういう事か!じゃあ今度一緒に魔素の足りてない場所探しに行こう!それで、そこで取り敢えず一晩張り込みをする」と一先ず先が見えて来たこれからを楽しげに提案し。さて、その質問にはどんな意味が込められているのか。「…彼氏?」やたら真剣な様子の相手にぱちりと瞬きを一つ落としては「中学生の頃に一人だけ居たけど、ほら、なんて言うかまだ子供の遊びみたいな──一ヶ月も付き合ったっけなぁ?」まだ日本に居た事に何となくのノリのような感情で付き合った男の子の事を思い出しつつ返答して )


(/ その辺は全くですのでリアルを優先して下さい!そしてお手紙ですがそう言ってもらえて良かったです!魔法使いさんは魔法使いさんらしく素敵なお手紙です*
一先ず主様の所が影響を受けない場所で安心しました。此方も同じく大丈夫な場所に住んでおります。ありがとうございます…!
あ、今丁度と言いますか背後同士の会話がありますのでこの後の展開のお話が出来たらなと思うのですが…。次は久しぶりに魔法使いさんと絡みたいなーと個人的に思っておりますが主様は何かありますでしょうか? )


  • No.559 by 妖精  2018-07-12 20:28:11 


しないわよ。と言うか、そもそも最初に会った時はヨル魔法使えなかったじゃない。今さら何言ってるのよ
(不安を吐露する姿をじとっとした目付きで見つめ。まだ言うのであればもう一発叩いた方がいいのだろうかと内心考えながらも、実行には移さず呆れたような口調で反論を。グラスをテーブルに置きつつ楽しげな提案を耳にしては、僅かに眉を寄せ視線を向け「一緒に探すのはいいけど、張り込みまでは付き合えないわよ。私が居たら多分見つけられるものも見つけられないだろうし、狼に見つかったり風邪とか引いたらどうするの。ヨルの親御さんも心配するわよ」と、相手の身を心配するように言葉を続け。次いで問いの答えを得ては、聞き慣れない単語にはきょとんと首を傾げるも、雰囲気から察するに懸念していた問題はどうやら杞憂のようで。真剣な表情から目元を緩め普段の顔つきに戻り「チュウガクセイ?……まぁ、その感じなら大丈夫そうね。それなら問題無いわ」笑みを浮かべつつ、条件は満たしているであろう事を伝え)

(/すみません、優しい言葉を何度もありがとうございます…!!背後様は私には勿体ないくらい素敵なお相手様です!
背後様も何事も無いようで安心致しました。
そうですね、そろそろ切りも良さそうですし、私も次は魔法使いと夜ちゃんのやり取りが見てみたいと思っていた所でした。その方向で話を進めて行きましょう、改めてよろしくお願いいたします)

  • No.560 by 皐月 夜  2018-07-12 22:46:34 



…確かに。なぁんだそっか!じゃあ何の心配もいらなかったね。まぁ、でも魔法の練習はやめないけど。
( 確かに相手の言う通り、初めて出会った時はまだ魔法取得の前だった。という事は何の問題もないと言う事。少しの沈黙の後に安心したようにはにかんでは呆れた表情を目の前に結局の所今まで通りだと言う事を強調し。狼や風邪や親の心配はわかる。けれど「何でジュリーが居たら見つけられないの?」一人で張り込みをするよりは相手も一緒の方が心強いのに何故そんな事を言うのだろうと首を傾けつつ「木の上なら狼に襲われる心配もないし、ちゃーんと着込めば風邪の心配もないよ。それにお母さんには友達の家に泊まって勉強とか言っておけば問題ないしね」先に出された心配の種を一つ一つ潰していき。相手の表情が真剣なものからいつもの柔らかなものへと変われば何かはよくわからぬが取り敢えず問題ないと判断をし。「ジュリーの予定が空いてる日、早速決行しようね!」テーブルの上のお菓子を一つ、ぱくりと口にしてから再び念を押すようにそう口にして )


(/ それは此方の台詞です!こんなにも長くやり取りをして下さって本当に本当にありがたいです!*
では次は夜と魔法使いさんでお願いします…!魔法使いさんにお花のプレゼントもしたいですし、そのついでに何かやりとりが出来たらなと! )


  • No.561 by 妖精  2018-07-16 17:29:36 


そーいう事。魔法の勉強については別に私は止めないわよ。いつか空を一緒に散歩出来る日を楽しみにしているもの
(相手が心配する事は無いと理解して貰えたならば、コクコクと首を縦に何度か振って頷き。今後も魔法に励む姿にはエールを送るかのような言葉を紡ぎ。「ユニコーンは警戒心が強いんですって。だから清らかな者以外が居る所にはなかなか姿を現さないし、もし見つけられてもすぐ気付いて逃げたりするそうよ」何故自分が居ては、との問いには先程頭を過った一説の内容に対し、一度視線を反らしてから再び相手に顔を向け、直接的な表現は避けつつ己は条件を満たしていないが故に、足を引っ張る事になると告げ。「あらら……ヨルってば木登りなんて出来たのね。それなら、まぁいいんじゃないかしら」此方が提示した問題への対策を丁寧に述べられては、驚いたようにパチパチと睫毛を揺らし。ならば後は、もし何が起こったとしても相手も分かった上で実行するのだろうと、それ以上の心配は止めにし。「私はいつでも平気よ。だからヨルの準備が整ったら、その時は呼んで頂戴ね」ここ最近の自分の予定を思い返してみるも、特に大きな用事は思い当たらずその旨を伝え。これからが楽しだとニコリと微笑んで見せては、自分も相手と同じお菓子を手に取り一口。その美味しさにへにゃりと頬を緩めてから、また喉を潤すべくジュースへともう片手を伸ばし。その後は相手とのお喋りへと花を咲かせつつ、空が暗くなるまでお茶会を楽しむだろう)

(/そう言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます!
かしこまりました。では何となく締めるような形にロルを回しましたので、後日、夜ちゃんが森へと来る場面へと転換して頂ければなと思います!)

  • No.562 by 皐月 夜  2018-07-17 21:39:08 



( 大好きな妖精と花の交換をして、今後の予定を約束し、夜遅くまで飲んで食べて話に花を咲かせたのはつい先日の話。未だその余韻がうっすらと残っている中、今日は待ちに待った魔法使いと会える日で。カーテンを開けて外の天気を確認、後、良い晴天が広がれば膝下までの深緑のワンピースに布のショルダートートバッグ、それからクローゼットの奥から取り出したプレゼント用の花を真っ黒の袋に入れて家を出れば植木鉢の土が零れないようにと細心の注意を払いつつ足早に森へと入り込み。サク、サク、と草を踏み付けながら奥へと歩みを進めれば途中見えて来た切り株の上に植木鉢の入った袋を置き「…魔法使いさーん!魔法使いさんに贈り物持ってきたよー」ふぅ、と一息ついた後に相変わらずの大声で姿の見えぬ相手を呼んでは、姿を表してくれるのを今か今かと待って )


(/ ありがとうございます!後日森の中という事で夜を移動させましたのでよろしくお願いします…! )


  • No.563 by ラウル  2018-07-26 18:52:12 


(燦々と太陽の光が大地や木々を照りつける森の中、今日も今日とて真っ黒なよれよれのローブを身に纏い、無精髭の生えた顔を覆い隠すようにフードを目深に被った出で立ちに、背中には幾つもの薬草の入った籠を背負い歩いていれば、遠くからでも響いて聞こえる相手の声。館を出て薬作りに必要な薬草の採取に集中していてすっかり忘れていたが、そう言えば使い魔である梟が今朝方相手が来るのは今日だと通知してきた事をたった今思い出しては"チッ"と面倒臭そうに舌打ちを一つ。気付いてしまったものは仕方が無いと、やや重い足取りにて近付きゆっくりと姿を現し「俺は此処だ。……この暑い中貴様の喧しさは変わらんな」と嫌みを口にしてから「ほぅ……それが先程叫んでいた、俺への貢ぎ物か。ユニコーンの血がもう手に入ったのか?」贈り物と聞き、切り株の上に置かれた黒い袋にチラリと視線を向けるも、全く違う物であろうと内心検討を付けながらも、わざとそう問いかけてみせ)

(/返信が遅くなってしまい申し訳ありません!
場面転換ありがとうございます!それからすみません、この前頂いたお手紙の話は、流れがあれば会話の中に盛り込んでも大丈夫でしょうか?

また、最近は暑さが、そして台風が近々来る予報もありますが背後様も体調を崩されませんようお気をつけ下さい!)

  • No.564 by 皐月 夜  2018-07-27 12:10:29 



あー、魔法使いさんいつ見ても魔法使いさんだねっ。安定の魔法使いさんだよ。
( 大声で相手を呼んでからさほど時間かからずして相手が姿を表せばパァァっと花が咲いたような笑顔をいっぱいに、不躾なまでに上から下までに視線を巡らせそのいつもと変わらぬ姿に嫌味ではなく安堵をもってうんうんと頷いて。切り株の上に置いた贈り物に気がついてくれたのはいいがそれは相手が求めているものではない。笑顔を苦笑いに変えては「そんな簡単に見つかる筈ないじゃんか。それにね、ユニコーンの血って正真正銘血液の事じゃなくて涙でもいいって聞いた。──どっちでもいいの?」一先ず妖精から聞いた事実を確認する為の問い掛けを、続いてこれ見よがしに魔法を…と、取り出した木の枝の杖の先端を袋に向け呪文を唱えた後に、ふわりと浮かぶ植木鉢を静かに相手の前に移動させ「──移動させるのもね、もうフラフラしなくなったよ」練習の成果を密かに報告してから「で、これが魔法使いさんへの贈り物。ジュリーに貰った花の種を育てたんだ。魔法使いさんの事考えて育てたらこんな風になったんだけどなかなかに可愛いよね!」我ながら上手く育てたという自画自賛浮かぶ笑顔で以て早く受け取れとばかりにゆらゆらと植木鉢を揺らしてみせて )


(/ お気になさらずですよー!
お手紙の件ですが勿論大歓迎です!そして七夕も近い事ですし急遽ではありますが七夕の話も出してみていいでしょうか?何が出来るって事はないかもしれませんが話の膨らみとかに…!

本当に大変な気温や天気ですよね、私は今のとこ元気いっぱいです!主様もお気を付けて下さいませ! )


  • No.565 by ラウル  2018-08-01 13:03:20 


(/すみません、お返事を書くのにまだお時間を頂きそうなので背後のみ失礼致します。

ありがとうございます!そして七夕。いいですね!ゆっくりペースでの進行になってしまうやもしれませんが、二人でどんな会話をする事になるのか今から楽しみです!
背後様もお元気そうで何よりです。

また、有り難い事に今日、八月一日を迎えまして、背後様が此方の募集に声を掛けてくださり、一緒に物語を楽しむようになって一年が経過した事になりますね。参加したトピの主様の失踪や、参加者様が居なくなって潰れてしまったトピ等があるなか、こうして縁が途切れる事無く一緒に此処まで続けられている事に、日々感謝の気持ちが絶えません!
此方の都合で毎度返信にムラが出てしまい申し訳なく思いますが、過去のログを見返したり、夜ちゃんからの返事や、今後やりたい事等を考える度に仕事の疲れも癒え、いつも楽しませて頂いております。物語の展開の仕方やロル等、まだまだ未熟者ではありますが、背後様も明るく可愛らしい夜ちゃんも大好きですので、これからも末長くお付き合い頂けるよう此方も努力して参ります。今後ともよろしくお願い致します!
長文になってしまい申し訳ありません。では、ロルのお返事が出来次第、また参りますね。失礼致しました。)

  • No.566 by ラウル  2018-08-03 10:41:39 



そんな事当たり前だろうが。貴様は何を言っているのだ
(染々と改めて自分が魔法使いであると言われては、己にはその発言の意図が全く読めないが故か口をへの字にひん曲げ、腕組をし何処と無く不機嫌そうに相手を睨み付け。しかし、ユニコーンの話になればフードの奥に隠れた表情にピキリと亀裂が走り。何故と最初に頭に疑問が浮かび考えられる可能性に思考を働かせては、自然と眉間に皺を寄せ無言のまま数秒が経った後、再び口を開き「──……何処でその話を聞いた。まさか、あの羽虫か?」是非を答えず、苛立った口調からは妖精の話が本当であった事が伝わるだろうか。続いて安定した動作で贈り物と称された鉢植えが宙を浮きながら此方に向かってくれば「漸くブレずにこの程度の重さを運べるようになったのか。随分と時間が掛かったものだな」と、受けた報告に対して嫌味でもって返し。それから左右に揺れる鉢植えに視線を落とし「……これはまた、変わった灯火草だな。しかし俺には必要無い、灯りなら間に合っている。故に家にあっても邪魔になるだけだ。貴様が持って帰れ」灰色の葉に包まれるようにして咲く金色の花を目にしては、光源である花が何故隠れているのかと思考が働き。けれどそれ以上の興味を抱かなければ、鉢植えはいらないとばかりに片手で押し返し、受け取りを拒否し)

  • No.567 by 皐月 夜  2018-08-03 12:02:37 



嬉しいんだよ、魔法使いさんに会えてね。あ、魔法使いさんは私に会えてもまーったく嬉しくないって事はちゃーんと自覚してますので。
( 相手が不機嫌そうな表情を浮かべるのは当たり前だろうと思えば自分でも上手く言葉に出来ない、けれど確かな幸せを気持ちとしてあげた後にビシッと開いた掌を相手に向けるように突き出しつつ予測した先の言葉は聞かぬとばかりに静止して。どうやら妖精の話は本当だったらしい。その明らかに苛立った声色にやれやれとばかりに肩を竦めては「確かに聞いたのはジュリーだけどさ、教えてくれてもよかったじゃんか。…私ってば血液の事だと思ってたから、傷付けなきゃ駄目なんだってこれでも結構悩んだんだからね」相手からしたら全く興味ないであろう自身にしては珍しい揺れる天秤の悩みを。続いて返された嫌味にはいつもの事だと傷付いた素振り一つない笑顔をにまにまと振り撒くも、何だかんだで受け取って貰えると思っていたプレゼントを拒否されれば一瞬ぱちりと双眸瞬かせ「──え、で、でもさ!家の中には置けなくても庭とか!もうこの際物置部屋とかでもいいから…」頼まれてはいない。自身が勝手にやった事。けれども相手の事をたくさん考えて育て上げた花はやっぱり受け取って貰いたいのだ、感情の揺れがそのままありありと魔法に出るのは当然で、空中で安定を保っていた植木鉢は動揺と比例するように高さを無くし、不安定にふらふらと揺れて )


  • No.568 by 皐月 夜  2018-08-03 12:17:54 



(/ ちょっとばかり長くなってしまったので会話の方はわけさせてもらいました!

声を掛けさせてもらってからもう一年なのですね、何だか物凄くあっという間な感じがします…。そして感謝の気持ちは此方も同じです…!かして綺麗とは言えないロルと煩い夜相手にも関わらず褒めて頂ける事、こうして長い縁を繋いで下さっている事、本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです…!
主様は魔法使いさんだけではなくジュリーも動かして下さってます故、負担が大きいのではないかと不安なのですが大丈夫でしょうか?もし主様も何かこんなキャラと絡んでみたい等ありましたら遠慮なく言って下さい!

七夕のイベント、そしてお手紙の会話、またその他いろいろと考えるたくさんの物語、どれもこれも今から楽しみです。今後ともどうぞ末永くよろしくお願い致します* )


  • No.569 by 皐月 夜  2018-08-07 23:58:33 



* 現段階での夜の魔法

【浮遊魔法】
杖を向けた先の対象物を自分の身長より高く浮かばせる事が出来る。
→小さめで軽いもの。( 人や生き物等動くものは無理 )
→同時に浮かばせられるのは二つまで。( 一つはその場で静止、もう一つだけ自由に動かし可能 )


【治癒魔法】
意気込んではいるが成果はなし。
取り敢えず自身に小さな傷を付けてそこに魔素を集め、何とかならないかと模索中。



* 薬草
種類や効果を図鑑でひたすら勉強中。
→時折森で探しては安全そうなのを試食。
→魔法植物を育てるのにもハマっている。


  • No.570 by ラウル  2018-08-12 17:53:32 


俺が迷惑していると自覚していながらの行いか。この前の紙切れといい、貴様と関わる事はつくづく俺にとってはマイナスでしか無いな
(向けられた掌を冷ややかに見下ろし、相手と話す事や先日野生の梟が運んできた手紙を思い返しては、どれもこれも己の疲労へと繋がると深いため息をつき。相手に知恵を授けたのが妖精であると肯定されては「やはりか、あの羽虫め……」と森の奥を一度睨み付けながら呟いてから、顔の向きを相手に戻し「貴様が何を悩もうが俺にはどうでもいい。そしてどちらを教えた所で結果は変わらんし、貴様相手に親切丁寧に教えてやる義理も無い」相手の葛藤を耳にしても表情一つ変えず、告げた所でどうせ無理だろうと決めつけているからか、説明を面倒臭がった点を淡々とした口調で述べ。贈り物の受け取りを断ったのは相手にとっては意外だったのだろうか。瞬く瞳に首を傾げる。今まですんなりと相手の言葉や好意等を受け取った前例など一度も無いはずだと内心で思いながら口を開き「何度言われても答えは変わらんし、例え受け取った所で、折角種から花開いたと言うのに太陽の光はもとより、月光も届かない、薄暗く埃に満ちた物置に入れられるくらいならば、最初から受け取られない方がその花にとっても好ましいと思うが?」精神の乱れからか先程とは打って変わって下へと落ちるように揺れる鉢植えを眺めつつ、咲いた花に罪は無いがいらない物はいらないと再度念を押すように言葉を付けたし。言い終われば相手に背を向け「用件は以上か?」と確認を。返答次第では今日命じる仕事の場へと向かおうとするだろう)

(/またまた遅くなってしまい申し訳ありません!
私もやり取りをさせて頂いて一年があっという間だなと同じく思いました。此方こそいつもありがとうございます!いえいえ、無愛想な魔法使いやお喋りな妖精、どちらも夜ちゃんと楽しく絡ませて貰いながらロルを回させて頂いていてますし、其々違った話の展開が出来て面白いので全く負担ではありませんよ!個人的には、追加で魔女とか出して夜ちゃんと絡んでも楽しそうだなと思っていたりするくらいですし←
背後様も、夜ちゃん以外でこんなキャラで二人に絡んでみたいや、他の妖精とも話してみたい等ありましたら、遠慮なさらずおっしゃって下さいね

また、夜ちゃんが現段階で使える魔法、これから増えていったり上達して出来る幅がどう広がるのか、話を進めながら成長する姿が今から楽しみです!
背後会話も長々となってしまいすみません。はい、此方こそ今後も末永く宜しくお願い致します!)

  • No.571 by 皐月 夜  2018-08-12 20:40:21 



紙切れ?──あ、もしかして手紙の事!?ふふー、あのフクロウ君ならちゃんと魔法使いさんに届けてくれるって思ってたんだ。今度お礼にご飯ご馳走した方がいいかな。
( "紙切れ"の単語に一瞬首を傾けるもすぐにそれがあの日の手紙だと言う事に気が付けば、ちゃんと相手に届いた事、そうしてそれを嫌々ながらにも読んで返事をくれた事実を思い出しにんまりと口角持ち上げつつ、あれから一度も出会っていない梟へ労いの気持ちを見せて。もしかしたら妖精から教わったと言ったのは間違いだったかもしれない、が…後の祭り。何にせよ絶対に血など持って来れるはずがないと思っている相手に「やってみなきゃわかんないからねー。これでもいろいろと調べてるんだから」と根拠の無い自信を覗かせる発言をしてから仕方なさそうに再び黒い袋へとその植木鉢を戻しつつ「そういう問題じゃないんだよ、冷たい魔法使いさんにはわかんないだろうけどさ…」と一つの恨み言を。しかしながら諦める気等毛頭ないのだ。取り敢えず「もう用事は終わったよ」と返事を返して今日与えられる仕事を頑張ろうと数回頭を縦に動かして )


(/ 大丈夫ですよー!
その言葉で安心しました…!しかしながらもしこんなのと絡んだみたい等出てきましたらいつでも遠慮なく言ってくださいね。そして魔女!!ど、どうしよう…ちょっと見たくなっちゃいました←
私もいろいろと考えてみますね* )


  • No.572 by ラウル  2018-08-16 18:24:00 


アレは困惑し迷惑していたぞ。突然話しかけられ、いつの間にか紙切れを託されたと。……どうしようと勝手だが、貴様の目では同じ輩を見つける事は叶わんだろうな(躊躇しながらも使い魔の梟を通し渡された手紙。託された梟の様子を伝え聞いては、改めて迷惑な奴だとの印象は強まり。労いの言葉にもこのは広い森の中、ある程度のテリトリーはあっても同じ梟に出会える可能性を考えては、ケチをつけるように否定的な言葉を被せ。「ほぅ……調べてみたのか。ならばその成果を言ってみろ」調べたと耳にしてはピクリとフードの中にある耳を揺らし。この期間に果たしてどの程度の情報を集められたのかと興味を抱いては、一度振り返り相手の顔を見ながら問いを投げ掛け。その後に呟かれた恨み言は右から左へと聞き流し、用件が終わったならばと体の向きを変えては、湖の方角へと歩き出し)

(/ありがとうございます!
魔女は、夜ちゃんの町にある占いの館に居て出会うだとか、もしくは夢の中で語りかけたり、または夜ちゃんの学校のクラスメイトが魔女or魔女の子孫で…とか、魔女から何かを対価に魔法や薬草について教わるとか、あっても面白そうだなって思ったりしました!
はい、背後様の案も楽しみにしておりますね)

  • No.573 by 皐月 夜  2018-08-16 22:37:34 



確かに突然だったけどさぁ。…私も魔女になれたら使い魔と一緒に過ごせるのかな。
( 思い立ったが吉日とばかりに手紙を託したそれは確かに唐突で梟も相手も困惑しただろうけれど届けたかったのだ。あまり湧かない反省を見せないようにしつつ、ふ、と浮かんだ“使い魔”の話を持ち出しては否定的なケチを聞かなかった事にして。調べた、とは言ったが全て妖精から聞いた事。それをまるで自分の手柄のように話すのはどうなのか──とは思うがここで何も知らないと言う訳にもいかない。「…ユニコーンは愛に飢えていて、男が嫌いで美しいものが好きとか。後は穢れた大地とか水を治す力があるって。だから魔素が少ない場所から徹底的に探してみようかなって」一先ず聞いた知識の少しを話せば相手と真っ直ぐに目を合わせ小さくはにかみ。その視線は相手が体の向きを変えた事であっという間になかった事に。歩みを進めたその後ろ姿を追い掛けるように自身もまた一歩を踏み出して )


(/ わわ、それいいかもです!街にある占いの館にいる魔女さんと会いたいなと* )


  • No.574 by ラウル  2018-08-17 22:46:56 


ハッ、寝言は寝て言え。些細な事で未だ精神を乱す貴様が魔法を極め一人前となり、使い魔を持てるように成れる可能性なんぞどこにあるものか
(突如浮上してきた使い魔の話。野生の動物かペットと絆を結ぶか、召喚する術を学び引き寄せ、自身と相性の合う相手と合意の上で契約を結ぶ苦労を思い返しては、小馬鹿にしたようにまずは鼻で笑い。先程目にした植木鉢の例を出し、首を左右に振ってみせ。ユニコーンについて相手が喋り出しては黙々と耳を傾け、最後まで聞き終われば眉間にシワを寄せ「偽りの入り交じった拙い知識だな。それで本当に見つかるといいな」と述べて。歩を進め相手が後ろを着いてくる音が分かれば、やはり自分のペース配分でスタスタと森の中を突き進み。やがてひんやりと澄んだ空気に満ちた湖へ到着しては、虚空に向かって片手を伸ばし小さく何事かを呟き。それから物を引き抜く動作をしたならば、伸ばしていた手には骨を象ったルアーの付いた釣竿を二本握りしめており。「今日は肥料集めだ。骨だけの魚を釣れ、他は逃がせ。以上」淡々とした口調にて、コツ等については一言も触れず用件のみを伝え。言い終われば自身は水辺近くに腰を下ろし、また虚空から網で作られた籠を取り出しては水中に設置し、釣竿に触れては湖の中央目掛けルアーを放り投げるようにして水面に落とし、ポチャンと水音を辺りに響かせ)

(/了解いたしました!話が一区切り付いた頃に、選択肢のひとつとして提示させて頂きますね。では背後は失礼致します!)

  • No.575 by 皐月 夜  2018-08-18 00:36:42 



可能性ならそこら辺にたーんまり転がってますー。魔法使いさんには見えないだけでさ。
( 馬鹿にしたような発言と笑みは想定内。不貞腐れたような、それでいてあっからかんとしたような言葉を返すのは植木鉢を受け取ってくれなかった時の不満がまだ残っているから。サクサクと落ち葉を踏み締めながら森の奥へと進んでいく中で先程のユニコーンの話があまり信用ならないものであるかもしれぬが、妖精から聞いた情報はやっぱり信じたいのだ、「時間は掛かると思うよ、そりゃあね。でも絶対に見つけるよ。そんでやれば出来るって所を見せ付ける!」グッ、と拳を握り締めてはそんな発言と共に背中にその拳を向けて。そうこうしているうちに目の前には懐かしい湖が。空気中からものを取り出すというまだ見た事のない魔法に瞳を輝かせつつ釣竿を受け取れば簡単すぎる説明にうんうんと頷き、最後、相手から少し離れた位置に腰を下ろしルアーを湖に投げ込むように釣竿を振り。「──骨の魚ってどんな肥料になるの?薬草育てるやつ?」ポチャンと言う音が鳴ってすぐは釣れないだろう、相手に顔を向けてはお目当ての魚が何の肥料になるのか、疑問を投げ掛けて )


(/ はい、ありがとうございます!では此方も一先ず失礼します! )


  • No.576 by ラウル  2018-08-20 00:31:35 



減らず口の絶えない奴だな、言葉だけならどうとでも言える。もしも仮に、貴様にもほんの僅かながらの可能性があったとしても、それを手に掴めるのはほんの一握りの者だけだ
(今までのやり取りで自分の悪態にも耐性がついてきたのか、淀みなく反論されては一瞬体の動きを止め、どこか面白くなさそうにフードの奥の表情を歪め。遠回しに遠回しを重ねた言い回しにて、それは絶え間ない努力をした者だけであると述べて。「そうか、ならばやってみせろ。俺は貴様には無理だとは思うがな」これ以上なにかを言った所で相手がユニコーン探しを止めることは無いだろう。誤った知識もあるなかでこれからどうなるのか、期待値は依然と上がらないまま勝手にしろと告げつつも、己の意見は変わら無いと頑なな態度を示し。腰を下ろしたまま釣竿を水面に傾け、後は釣れるのを待つばかりとなるも、また話しかけられては「黙って作業が出来んのか貴様は」と眉をしかめつつ「あの魚は骨を砕いて地に撒けば、薬草、野菜、木、どの植物でも成長を促進する作用がある。分かったら一匹でも早くさっさと釣り上げろ」水面に視線は固定したまま、面倒臭そうに植物全般に効果があると教え)

  • No.577 by 皐月 夜  2018-08-20 20:18:16 



夜さんに二言はありませんー!ささ、大物を釣り上げようではないか。
( フードで微妙に隠れてはいるものの明らかに不満げで嫌そうな表情を浮かべているだろう事はそこまで長くない付き合いの中でもわかると言うもので、結局このまま押し問答を繰り返しても油に水状況は否めない為に結果、無理矢理話を終わらせるかの如く釣りに専念する事にして。沈んだうきは未だ動きを見せる事はない。そんな中で相変わらず嫌そうではあるが問い掛けた質問への答えが返ってくれば、ふむふむと数回頷いた後に「私も一匹持って帰ってもいいかな?魔法植物植えてる鉢植えに撒いてみたいんだけど」ちらりと視線やりつつダメ元でお願いをして )


  • No.578 by ラウル  2018-08-21 22:27:33 


ほう、今度は黙って盗まずに言えたな
(相手が話を切り上げては、それ以上追求する事無く己もまた釣りに専念し。質問の答えを得れば静かになるかと思ったが、さらなる問いを重ねられては苛立ちからピクリと眉を動かし反応するも、以前こっそりと持ち帰ろうとした事を思い出しては、チラリと視線を向け嫌みを一つ送り。「俺の目の前であの魚の骨を砕けたら許可してやる」あの時と違い、魚は自分が育てたものでは無いが上からの物言いにて、そう簡単に砕く事は難しいにも関わらず意地の悪い条件を提示してみせ。答え終われば視線を再度水面に戻し、静かに待ちの姿勢をとるも、水中を泳ぐ魚達がルアーになかなか食いつかなければ、無言のまま不機嫌そうな雰囲気を強め)

  • No.579 by 皐月 夜  2018-08-21 22:35:34 



あ、の時は!──もうちゃんと反省したんだから蒸し返さないでよ…。
( 紡がれた嫌味がいつの出来事なのかは簡単にわかってしまうため反論しようとするも、あの時は全面的に此方が悪かった事をちゃんと自覚していれば勢いのついた言葉の後半は萎み、しょぼしょぼとストップをかけ。そんな中で返ってきた答えはいまいち理解が出来ないもので「砕けたら?」頭にハテナを浮かべ首を傾けたその時、湖へと投げたルアーに何かが引っ掛かったのかちゃぷんと音をたてて水面が揺れれば視線を勢いよくそちらに向けて。「っ、かかったよ!かかった!魔法使いさん!」目当ての骨魚かどうかはまだわからぬと言うのに浮かれたように声を上げると立ち上がる勢いで思い切り竿を引っ張り上げ魚と思わしきそれと格闘して )


  • No.580 by ラウル  2018-08-22 21:37:23 


反省していれば良いが、時々思い出させなければ貴様はまた同じ事を繰り返しそうでは無いか
(自分の発言が相手の痛い所へとヒットしたのが分かれば、口角を僅かに持ち上げ愉快そうに意地の悪い笑みを密かに浮かべつつ、いけしゃあしゃあにそんな言葉を言ってのけ。その後相手の浮かべた疑問符へはわざと答えないでいたが、自分よりも先に相手の釣竿に手応えがあれば、さらに面白くなさそうに声を低め「チッ……そのようだな。そのまま地面に釣り上げろ」己は手伝う気が無いのか地面を指差しては、相手が格闘しているのはどの魚かと様子を観察するように視線を傾け)

  • No.581 by 皐月 夜  2018-08-22 21:59:51 



そこまでアホじゃないですー!
( 確かにそう思われてもおかしくはない為ぐぬぬ、と唸りはするも約束したのだ、その約束を違えてしまえば相手からの信頼はもうガタ落ちもいい所だとわかっていればぶんぶんと首を左右に振る事でそれを否定して。釣りをやった事がない為にこの重さも初体験。それなのに手伝ってくれないなんてと恨み言一つ漏らしたいがそれどころではなければ指し示された地面に一度視線をやった後、力任せに引っ張り上げ。「──えーっと…」言われたように魚は地面に。ただしそれは目当ての骨の魚でもなければ大きな魚でもない、メダカ程度の滅茶苦茶小さな魚であり )


  • No.582 by ラウル  2018-08-24 21:51:18 



何を言っている。貴様は人の話を聞かないアホで迷惑ばかりかけてくる愚かな馬鹿者であろうが
(最初の出会いは、狼が出るとの忠告を無視し自分の後を着いてきたあの日。それから夜の森や今に至るまで、相手が利口で賢い輩だと感じた日は一度として無ければ、冗談では無く真顔にて否定の言葉を紡ぎ。さて、相手は何を釣り上げたのか。地面の上でピチピチと跳ねる魚に顔を向けては、魔素の影響を受けているとはいえ別段変わった魚では無く「くっ──ははっ!貴様、この程度の輩に翻弄されていたのか。人間とは余程非力な生き物なのだな」人差し指程度か、それにも満たない程小さな魚と相手は懸命に格闘し何とか釣り上げたのかと思えば、喉を震わせ、嘲笑うかのような笑い声を漏らし。馬鹿にしたような言葉を並べた後は、一旦自分の釣り竿は地面に置き腰を上げ魚へと近寄り。人差し指と親指を使って摘まみ上げたならば、これに用は無いとばかりにポイッと雑に放り投げるようにして魚を湖へと帰し)

  • No.583 by 皐月 夜  2018-08-24 22:18:04 



まぁ、迷惑掛けてない事はないけどさぁ。──魔法使いさんって本当に私の事嫌いだよね。どうしたらちょっとでも好きになってくれるのかなぁ。
( 確かに出会いから最悪なものだったかもしれぬが最近はまあまあ大人しい方だと自意識過剰に考えているだけにやっぱり表情は不満げなものになり。結局ブツブツと呟く文句もかえってくる言葉がありありとわかるようなもので。そんな中、自分が釣り上げたのは食用にもならぬくらい小さな魚。馬鹿にしたような笑い声を上げる相手をジト目で見やりつつ「まだ最初だからですー。練習だよ、練習。これからこーんな大きい骨魚釣り上げるんだから」両手を目いっぱいに広げ強がりともとれる言葉を返せば逃がされたその小魚にヒラヒラと片手を閃かせた後、再び竿を振り上げうきを湖へと落として。「──そう言えばさ、魔法使いさん七夕って知ってる?」魚がかかるまではまた時間がかかるだろう。静かな水面に視線向けたままにふと浮かんだ一つのお祭りのようなものの話を持ち出して )


  • No.584 by ラウル  2018-08-30 23:26:18 


簡単だ。貴様が森に来なければ、俺が貴様を嫌う理由が一つ無くなるぞ
(人付き合いも、ましてや子供は特に嫌いだと言うのに何故こうも目の前の人間は己に好かれたがるのか。意味が分からないと眉間に深い皺を刻み。「小魚一匹に苦戦していた奴がよく言うものだな。ならば日が暮れぬ内にさっさと釣り上げてみせろ」両手を広げての宣言に冷ややかな瞳を向けては、期待していないのか作業に戻れとばかりに、片手でシッシッと追い払うように動かし。元の位置まで戻ってくれば自分もまた座り直し、ルアーを再度投げ込み。魚が掛かるまでの時間に問いかけが来れば、煩わしそうに眉を動かし「黙れと先程言ったのが聞こえなかったのか。──七夕?そんなもの知らんがそれがどうした」興味のある事はとことん調べるも、祭りや人間の文化はその対象外であれば、淡々とした口調にて何故そんな事を訊ねてくるのかと聞き返し)

  • No.585 by 皐月 夜  2018-08-31 13:01:26 



私が森に来なかったら魔法使いさんと触れ合えないじゃんか。──取り敢えずさ、いつになったら魔法使いさんの名前、教えてくれるの?
( 確かに森に行かなければ好かれるのかもしれないないがそれだといくら好かれても会えない訳だから、結局の所何の意味もなく。好かれる云々以前にそう言えば名前も知らないと今更ながらに思いだせばちらりと視線向けつつ問い掛けて。設けられた期限は夕方まで。「勿論だよっ!取り敢えず目標は五匹!」相変わらず動きの見せないうきを目の前に、これまた相変わらず強気な態度を崩さぬままに五本の指を立てて見せ付け。お祭り事に関して詳しい相手もそれはそれで可笑しいが、知らないならばちょっと残念。「七夕はさ、一年に一度、願い事が叶うって言われてる日なんだよ。星がすごーく綺麗にも見えるしね。──ねぇ魔法使いさん。星を使った魔法とかあるの?」掻い摘んだ説明をしては、次いでふと浮かんだ疑問も付け加えて )


  • No.586 by ラウル  2018-09-05 15:49:13 



俺はそれで一向に構わんが?──名前だと?聞かれた覚えも無いが、答える気も俺には無い。呼び名なんぞ、そのまま魔法使いでいいだろうが。
(相手の都合など知った事かと突っぱねるように、しれっとした態度で答えてみせ。名前について聞かれては、うすらぼんやりとした記憶だが相手が勝手に魔法使いとそう呼んでから、改めて聞かれた覚えは己には無く。どうでもいいだろうと言いたげな雰囲気にて返し。「はっ、たったの五匹か。いや、さぞ大物を何匹も釣り上げて見せるのだろうな。期待しているぞ」目標として指で示された数を鼻で笑いつつ、先程の言葉を引き合いに出してはハードルを高く上げ、言葉とは裏腹に全くもって気持ちの入っていない言葉を送り。「馬鹿馬鹿しい夢物語のような日だな、七夕とは。本当に叶うのか?対価には何を払うと言うんだ?」ざっくりと説明された内容に眉間にシワを寄せ疑いの眼差しを向けては幾つか疑問を声に出し「星を使った魔法なら、星読みや占星術の類いだろうな。それがどうした?」次いで出てきた質問に答えては、己が投げたウキに反応がありそちらに意識を向け。何度か沈んでは浮き上がりを繰り返し湖面に波紋を広げ、水中に居る魚が完全にルアー部分を飲み込んだのが確認出来たならば、弓なりに曲がる釣竿を握る両手に力を込め立ち上がり。水中に引っ張られぬように踏ん張り数秒持ちこたえ、魚の力が弱くなった瞬間を見逃さず陸に引き上げたならば、ルアーには所々穴の空いた骨が目立つ手のひらサイズの魚が食いついており)

  • No.587 by 皐月 夜  2018-09-05 16:25:44 



私はそれじゃ嫌なんだよ、もっともっと魔法使いさんと仲良くなりたいんだもん。──名前で呼べばちょっと近付けた感じするじゃんか。
( 相手が自分と仲良くしたくない事等わかりきっていて何もかもが自分勝手な願いだと言う事もわかっているのだがやっぱり欲は出て来てしまう。それはまた名前にも繋がる事で「私の名前は皐月夜です。よろしくお願いします!」興味はないだろうし覚えもしないだろうが今更ながらに半ばやけくそな自己紹介を。それから紡がれた嫌味たっぷりの全く心の篭っていない期待の言葉にあからさまに鼻を鳴らしては、「魔法使いさんが持って帰れないようなおーっきなやつ釣りますー」と不貞腐れた返事を返しつつ「叶うかどうかはわからないけど、信じる気持ちとか、お祭りを楽しむ心とかがいいんだよ。多分。だから対価とかはないし本当に夢物語みたいな感じ」湖から相手へと視線を移動させ人差し指で頬を一度掻き、これはまた相手にとって興味を無くすものだろうなと思案して。星読みとはまた楽しそうだ。「魔法使いさんも星読み出来る?それって難しい魔法?」矢継ぎ早に質問を重ねればふと視界の端でウキが沈んだのが見える。「あ!」と声を上げた時には相手は魚と格闘しており、ややして勢いよく竿を上げたその先端に目当てのものだろう骨魚がついていれば「凄い!凄いよ魔法使いさん!私も頑張る!」興奮は頂点に達したようで、それと同時に再び意欲が膨らみ自身の竿を両手でギュッと握り締めて )


  • No.588 by ラウル  2018-09-08 18:08:15 


そうか。名を知った所で何かが変わるとも思わんが、断る。俺は貴様と違って仲良くなりたいとは思わん。……あぁ、そう言えばそんな名前だったな。夜の名を戴くならば、星達が輝く静けさを少しは見習ったらどうだ
(相手が此方の意に沿わず主張するならば、自分とて我を通しても構わないだろう。そんな思考の元、首を左右に振っては取りつく島を与えず。改めて名乗られれば、文面で交わした契約書に書いてあった相手の名をうっすらと思いだし。名は体を表すと言うが、相手は自分の好む時間帯とはかけ離れた存在であり、睨むように瞳を鋭くしては上記を述べ。「それは構わんが、もし貴様が魚に負け湖に落ちたとしても俺は助けんからな。そのつもりでいろ」嫌みへの返答には、小魚一匹に苦戦していた姿を頭に描きつつ、突き放すような言葉を返し。七夕へのさらなる情報を耳にしては「叶う保証は無いのか。俺にはその気持ちは到底理解出来んな。そんな時間があるならば、願いを掴む為に行動したほうがよっぽど有意義な時間の使い方だろうが」今まで魔法の研究等に没頭していた生き方をしていれば、祭りを楽しむ事や娯楽への意味を見出だせず。口をへの字に曲げつつ、次いだ質問に答えるべく口を開き「出来るとも。星読みとは名の通り、暦や月の満ち欠けによって変化する星の位置と名の関係性や法則、今と過去と照らし合わせた動きの流れ等を細部まで分析し、それが今へと繋がる意味を読み上げる。貴様ら人間の身近であれば占星術に応用されている手法だが、簡単に学べる類いのものでは無いだろう」事、魔法に関しては饒舌に回る舌により小難しく長々と説明するが、最後は淡々とした口調にて締め。目当ての魚を釣り上げ興奮する相手を一瞥してから魚に視線を戻しては、その状態を確認し「まずまずだな。あぁ、口だけを動かしていないで日が暮れる前に最低でも一匹はこれを釣り上げろ」と感想を呟き、相手に返事をしては魚が口に咥えていたルアーを外し、水中に設置した籠へと一旦保護し。先ほどと同じ位置に戻り座り直したならば、再び湖へとルアーを投げ入れ)

  • No.589 by 皐月 夜  2018-09-08 22:50:24 



うわぁ、想像通りの答え、…っ!!?い、今私の名前呼んだよね!間接的にではあるけど“夜”って!
( 結局の所断られてしまいはしたがそれは予想の範囲内であり、それよりも何よりも相手の口から自身の名前の単語を聞いた事に対しての大きな喜びを顕にし、続けられた嫌味の言葉も何処吹く風で。結局の所言葉では勝てないのがありありとわかってしまう。湖に落ちた自分、そうして絶対に助けてはくれないだろう相手の姿を想像して身震いしては「い、一応泳げるからね」と丸わかりの強がりを口にし。願うより行動、そうやって生きてきたからこそ相手はきっとこんなにも強く凛としているのだろうと思えば大きく頷くだけで終え続く繋がりの言葉に「聞いてるだけで難しそうだねぇ…。──魔法使いさん、私さ、結構本気で魔法頑張りたいんだよ。魔法使いさんから教えて貰った浮遊魔法はもっともっと高度なものにしたいし、後は治癒魔法の勉強もしたいんだ」一先ず饒舌に語られた星読みについての感想を、後に視線は向けぬままにぽつり、ぽつり、この先やりたい事を伝え。そうこうしているうちに釣竿に手応えが。「あ!」と小さく声を上げウキが深く沈んだタイミングで以て慎重に、けれども力強く竿を引けばそこには目当ての骨魚ではあるが相手が先に釣ったものよりも大分小さいそれがかかっており「見て!小さいけど一匹ゲット!」ぱあっと表情輝かせ顔を相手の方に向けると未だ一匹だと言うのに大きくブイサインをして見せて )


  • No.590 by ラウル  2018-09-12 18:29:59 



鬱陶しい奴だな、そして紛らわしい名だ。貴様の名は呼んでおらん、俺が言ったのは時刻の方だ
(夜、と何気なく発した単語に嬉しそうに反応を示されては表情をしかめっ面へと変化させては、違うと否定の言葉を紡ぎ。湖に落ちたならばの仮の話に強がるように返されては「そうか。なら問題無いな」と、水着と着衣水泳では多少勝手が違うものの、すげない態度をとり。「その話は前にも聞いた。そして俺は手助けするつもりは無いと答えたはずだが?学びたければ勝手に学べ」相手の今後の展望については以前にも耳にした事があるも、だからと言って自分に話されても力は貸す気は無いとの返答を。相手のウキが反応すれば釣糸は垂らしたままチラリと横目に様子を伺い、今回は目当ての魚が現れてはそちらを一瞥し「ハッ、その程度で喜ぶのか。大物を釣り上げると息巻いていたくせにまた練習か?」鼻で笑うように息を漏らしては、最初の一匹と比べれば大きくなったものの、その小ささを小馬鹿にするような視線を向けてから、魚は自分の篭に入れるように水中を指差しては湖へと向き直り。少しして此方もまたヒットし、先程と同じ要領で釣りざおを引き上げるも、今度は骨の魚では無く七色に光る尾びれを持つ小魚であれば「チッ、外れか」と舌打ちと共に悪態を付いては水の中へと魚を逃がし)

  • No.591 by 皐月 夜  2018-09-12 22:38:10 



そんな事わかってるけどさー。多分私、今まで生きてきた中で自分の名前が夜で良かったって今日が一番思ったかもしれない。
( 相手が言った“夜”が自分の名前ではない事くらいわかってはいるが、それでも気分はすっかり上機嫌でそれを隠す事もせぬままに鼻歌まで歌い出す始末で。結局の所どれだけ頼み込んでも硬い硬いガードはヒビすらも入らない訳だから返ってきたバッサリと切り捨てられる言葉も予想の範囲、「アドバイスの一つくらいくれたってバチは当たらないと思うんだけどねぇ」やれやれと肩を竦めて恨み言を呟くもこれ以上押し問答しても結局の所何も変わりはしないと思えば頭をまた湖へと向け直し釣り上げた骨魚を相手の示した籠に入れつつ「一匹目はどんなんだって取り敢えず喜ぶの!大きいのはこれからなんだから」と変わらぬ強がりを口にし。されどそれからウキが沈みその度に釣り上げるのは木の枝や、先程のメダカのような魚、更には誰が捨てたのかプラスチックのゴミばかりでいい加減飽きてきたのか「──これ、魔法で釣れないの?」なんて言い出して )


  • No.592 by ラウル  2018-09-17 11:29:58 



そうか。勘違いでさえ喜ぶとは随分と浅い人生を送ってきたのだな
(相手の名は呼んでいないと否定したにも関わらず、上機嫌な鼻歌が鼓膜に届く。どう言った所で喜ばれてしまえば対処に困り、苦々し気にまた嫌味を溢し。続く恨み言へは「自分の思い通りにならないからと幾ら文句を言われようと、俺はメリットの無い事はせん。ましては無知な赤子同然の輩に教えるなんぞ、疲れるだけだ」これだからガキは嫌いだ、と頑なな態度は崩さないまま、湖面に顔を向けた相手をフードの奥にある瞳でジロリと睨みつけ。結果の伴わない強がりな言葉には「そうか」と素っ気なく右から左へと聞き流し。相手がプラスチックを釣り上げては異物を森に持ち込んだ過去の人間達に苛立ったように舌打ちをしつつ、自分はその間も着々と目当ての魚を釣り上げていき。相手の集中力が切れたのか、飽きたような声音での問いには呆れたようなため息をつき「さっきまでの勢いはどうした、もう諦めたのか。──それが出来れば苦労はせん。魔法で網を使って纏めて捕獲した所で、雑多の中目当ての魚をチマチマと選別するのは至極面倒だ。その上魔力に反応し寄ってくるのも居れば、避けるものも、魔力の網を食い千切る奴も居る。幾つもの罠を仕掛けが、全て失敗に終わった。故に、一番原始的で非効率的な手段が、結果としては一番効率がいいのだ」相手に言われるまでも無く、面倒事を嫌う己は楽をしようとあの手この手を試してみたものの、最終的には今のやり方で落ち着いたこれまでの経験を思い返しては、不機嫌そうに声を低くしながら告げて)

  • No.593 by 皐月 夜  2018-09-17 12:10:13 



名前はそれだけ大きいんだよ、人間には──あ、私限定かもしれないけどね。
( 喜ぶに決まっている、嫌味も気にならない程に幸せな気分であればルンルンと鼻歌続行のまま、けれどもう一度呼んでくれ、名前を教えてくれとはもう言わずに魚釣りへと集中し。魚よりも人間が捨てたゴミの方が多い事多い事。「ゴミ掃除に切り替えようかな」なんてぼやきつつ一度竿を上げ相手に向き直っては言わなくても試していた結果がこの原始的な方法だった事に一つ小さな溜息をついてから「確かに今の話を聞く以上これが一番なのかもしれない。もう少し頑張りマース」再び竿を振り上げウキを湖へ。それからまたたっぷりの時間を要して釣り上げたのは先程よりは大きいが意気込んだ程の大きさはない骨魚で。「二匹目ゲーット!」モタモタと魚の口から釣り針を引き抜けば相手が用意した籠の中へとリリース。そうして釣りを始める前に言われた持って帰る条件の難しさを確認すべく「──魔法使いさん、骨魚って砕くのそんなに難しいの?」と問い掛けて )


  • No.594 by ラウル  2018-09-17 13:29:19 


ならば今後は、うっかり間違えて呼んでしまわないよう気をつけよう
(名前が大事なものなのは、魔術的な意味としてなら此方とて理解はしている。故に教えたくない気持ちもあり、またなおも継続して静かな湖に響く鼻歌は不愉快でしかなく、今後を考えては眉間に皺を寄せながらそう述べて。相手が釣り上げその傍らに増えていくゴミを無言で横目にしては、言葉でこそ反応しないものの、自然を壊す要因となる人間はやはり好きになれないとの思いを強め、瞳を反らし。空はやや暗くなり時間の経過を感じさせた頃、漸く二匹目を釣り上げた相手。「また小魚か」と呟いてから「難しいぞ。陸の上でもよく動き、近づいた者を食おうとする顎の力は強く、一見脆そうな奴等の骨は、遥か上空から叩き落とした所でヒビも入らん。道具を使うようなら後で言え、ハンマーでもノコギリでも用意してやる」特殊な加工を施すに至った水中の籠に視線を落としては、その難易度の高さを語り)

  • No.595 by 皐月 夜  2018-09-17 14:49:33 



じゃあ私はうまーく呼んでもらえるように誘導頑張ろーっと。
( そう言えば名前は魔法使いにとって魔術的な意味で大切なものになるのかもしれない事を今更思い出せばこれは是が非でも相手の名を、と胸の奥で再度誓うと同時に続けられた嫌味の言葉に「最初にしてはまあまあ上出来だったって嘘でも言ってほしいものですなぁ」とわざとらしい口調で以て肩を竦め。肌に当たる風が冷たく感じてきたのは辺りが暗くなって気温が下がってきたからか。湖のすぐ側という事もあり余計にひんやりと感じればぶるりと一度身震いをした後に簡単そうに見えるのに意外と強固なそれにふうむ、と考える素振りを見せ。「取り敢えずハンマーもノコギリも貸して欲しいけどさぁ、上空から落としてヒビも入らないんじゃ今回は原始的な方法は無理って事だよね。……破壊魔法とか必要な感じ?」人間である己にはどう足掻いたって無理な現実、使えそうな魔法も覚えていない、ちらり、横目で相手を見遣れば「最初から私に魚譲ってくれる気なんてないんでしょ」と恨み言を呟いて )


  • No.596 by ラウル  2018-09-23 20:52:29 


そんなくだらない事に励む前に、勉学なり貴様には励むものが先にあるだろうが。それとも何か、貴様は余程暇なのか?
(誘導と聞いては良い気はせず顔をしかめ、何故そんな事を頑張ろうとするのか理解出来ないと、呆れた口調にて述べてはため息を一つ溢し。「俺は嘘は嫌いだ。褒められたければ羽虫にでも自慢していろ」嘘でも、の発言に嫌悪感を抱いては誰が言うものかと声音を尖らせたならば、シッシッと追い払うかのように手首のスナップを効かせるようにして、相手に片手を向けながら前後に揺らし。「……破壊魔法?そんな魔法は聞いた事も無いが?」魚を砕く手段として出された魔法の種類には、何だそれはと言いたげに聞き返した後「譲る気も何も、魔法に関するモノは本来人の手には余るモノばかりだ。加えて、有効活用せず、得た所でただの観賞用と成り下がるくらいならば、俺の手にあった方が余程有意義だと思うが?」恨み言はさらっと右から左へと流しては、何を今さらと鼻で軽く笑い。相手の手に渡るのは宝の持ち腐れだと言葉を続けてみせては、彼女の反応を伺うような視線をフードの奥から向けて)

  • No.597 by 皐月 夜  2018-09-23 22:55:20 



それは本当にそう!魔法使いさんの言う通り。なんてったってもうすぐテストがあるくらいだからね。…でも、私は私の興味が向く事をやりたいのだよ。
( 暇なのかという問い掛けは敢えてスルーするが学生の身分であるが故に人間の勉強もその他諸々本来当たり前に友達なんかがやっている事をやらなければいけない事は紛れもない事実で、うんうんと頷き同意はするものの後者には矢張りというべきか、相変わらずの主張を付け加え。確かに友達である妖精ならば例え嘘だとしても褒め喜ばせてくれたかもしれない、けれど今それを求める相手は目の前のその人で、しかしながらそれを説明した所で結局理解はしてもらえない事もわかっていれば「魔法使いさんに褒めて貰うにはもっともっと頑張らなきゃだね」と珍しく控え目な一歩下がった返事を返しつつ「何かわかんないけどさ、物を破壊する為の魔法とかないの?凄い強い爆発が起きるとか、何でも一瞬にして切り裂く事が出来るとか」“破壊魔法”と勝手に称した具体的な例を上げて首を傾け。わかってはいたがあんまりではないか。結局最初から分けてくれる気などなかったのだ、それを突き付けられての落胆はなかなかに大きく「──魔法使いさんさんが意地悪だって事はわかってたけどさぁ…」ぽつり、独り言のような呟きを落として。されどこんな事で落ち込んでもいられない、すぐ様気を取り直したように瞳に光を戻せば「骨、砕けばいいんだもんね!もしかしたら出来るかもしれない!」どこから来るのかもわからない自信で自らを鼓舞しつつ大きく頷いてみせて )


  • No.598 by ラウル  2018-10-03 21:12:36 



そのような言葉は貴様が今成すべき事を成してから言え。知恵無き者が己の思うが儘に振る舞おうとするのは、愚者の行いだ
(まさに今、試験を間近に控えているにも関わらずこうやって森へ、自分の元へ相も変わらず来ているのかと思えば、何をやっているんだ貴様はと言いたげな眼差しを首を縦に振る相手へと向けては、苦言を呈し。「その通りだ。貴様には努力も一つの物事を継続する集中力も勤勉さも目上に対する礼儀も真面目さも迷惑していると告げている他者を思いやる気持ちも、何もかもが足りない」相手にとっては控えめな返事に対しても、謙虚さを感じる前にその通りだと大真面目に同意の言葉を紡いでは、一息にて無遠慮な言葉を次から次へと並べ立て。その後、破壊魔法と称された想像の中の内容を耳にしては、物騒な発想に眉をひそめながら「……使い方次第ではそうする事は可能だ。生きる為の狩りを楽にする為、建物を安全に壊す為、日々の生活を豊かにする為に魔法と言う技術は発展してきたのだからな」と、淡々と説明し。「一人で落ち込んだり立ち直ったりと忙しい奴だな。もうすぐ夕暮れだ、結果はどうあれ残り三十分で釣りは引き上げ、貴様がアレを砕けるか試した後、解散とする。分かったら目の前に集中しろ」落ち込んだような呟きも、すぐに普段の調子を取り戻す様も目の当たりにしては、まるで一人芝居でも見ているかのようで。空を一度見上げてから釣りを止めている相手の手を片手で指差し、夕暮れには相手とおさらば出来るよう急かすように時間制限を設ける言葉を告げたならば、自分はまた湖へと顔を向け釣りへと意識を戻し)

  • No.599 by 皐月 夜  2018-10-03 21:50:43 



これでもちゃんと勉強してるんだよ。確かに魔法にはすっごーく励んでるけどさ、学校の勉強も頑張ってる。──ある程度はね。
( 己が本来やらなければいけない事は魔法の勉強ではなく学校の勉強である事は100も承知。その中で魔法を少しばかり優先しているのだからもう片方も頑張らなくてはそれこそ何を言われても仕方なく、わかっているからこそほんの少しの反抗を。続けて引いた言葉にも容赦ない刺々しい言葉が返って来れば「……魔法使いさんってさ、本当に本当にほんっとーーーに私の事嫌いだよね」と初対面から最早修復不可能な程に深い深い溝にどうしたって抗えないと深い深い溜息を吐いて。どうやら自分はまだまだ魔法について浅はかな、または間違いな知識しか持ち合わせていないのかもしれない。魔法が私利私欲で扱われるのではなく生活を豊かにするものであるのならやはり一番に学ぶべき魔法は治癒魔法、そうすれば少しは他者への思い遣りが生まれるだろうか。珍しく自嘲気味でネガティブな気持ちが湧き上がる中で「誰かの為に使える魔法、ちゃんと勉強するね」とはにかんでは言われるがままにまた湖へと視線を向け直し「後一匹は絶対絶対釣る!」と意気込んだ後、また浮きを湖へと投げ入れて )


(/ こんばんは!毎度毎度お世話になっております…!今更ではありますが台風24号が過ぎ去り25号も後を追ってきているとの事、主様のお住まいの地域は大丈夫でしょうか?どうぞお気をつけください…! )


  • No.600 by ラウル  2018-10-08 22:02:23 


ほぅ。確か貴様等の言葉に、欲を出して二つの物事に手を出してはどちらも得られず中途半端に失敗すると言う意味の言葉があったはずだが……、本当にどちらもやれているならば、次の時その試験用紙を持ってこい。貴様の言葉が真実ならば、高得点で終えている結果を見せてみろ(どちらも頑張っている、と聞いては本当にそうなのだろうかとの疑いから瞳を細め。人間に伝わる知識を引き合いに出しては、挑発するかのような言葉を紡ぐ。その裏には、結果次第では森へ来る事を一度遠ざける理由としようとの思惑が、相手にも伝わるだろうか。「あぁ、嫌いだとも。森を汚す欲深い人間も、喧しく人の言う事に耳を貸さないガキも大嫌いだ」嫌い、との相手の言葉にも否定はせず、悪びれる様子も無く大きく頷いてみせ。誰かの為の魔法、については勝手にしろと言いたげにフン、と鼻を鳴らし。釣りに再び集中したならば、垂らした浮きに反応があればまた我慢比べをしつつ、引っ張りあげ一匹、また一匹と此方は着々と目当ての魚を釣り上げて行き)

(/こんばんは、此方こそいつもお世話になっております!台風は此方にはそれほど被害無く過ごす事が出来ました。夜ちゃんの背後様も大丈夫だったでしょうか…?
また、いつも此方の心配をして下さりありがとうございます。優しいお気遣いにいつも癒されております…!)

  • No.601 by 皐月 夜  2018-10-09 13:28:16 



もっちろん!私がちゃーんと学校の勉強もしてるって所を見せ付けようじゃありませんか。
( “二頭追う者は一頭も得ず”そのことわざが頭を過ぎりはするもののこれで散々な結果を見せる事になればこれみよがしに嫌味を言われ、そうして森に来る事を今以上に制限されるに決まっている。時には引く事も大切だと言う事もわかるが相手が相手なのだ、全く効果を見い出せない事は明白でだからこそ今一度力強く頷き。後者は間違いなく自身の事であろう。「魔法使いさんの話をちゃんと聞くおしとやかな大人の女性に早くなれないかなー」ゆら、ゆら、と揺れる竿の糸を見詰めながらそう言う事ではないともとられる呟きを落としてからあからさまな溜め息を一つ、そんな矢先にあまり動きを見せなかった浮きがぽちゃんと水底へと沈めば漸くとばかりに引っ張り上げ、相変わらず小さ目ではあるものの一匹をゲット。それから時間までに結局もう一匹だけを釣り上げる結果となり「私の試練はここからだね。なんてったってこれを砕かなきゃならないんだから」最後に釣った骨魚をまじまじと見詰めては気合を入れるように「よし!」と音を吐き出して )


(/ それを聞いて安心しました!雨は強かったものの此方も被害はなく過ごせました。どうもありがとうございます*
いえいえ、そんな癒されるだなんて…!私もこうしてなりきりをさせてもらっている事、そうして主様とお話出来る事で癒されているのでお互い様という事にしたいです…! )


  • No.602 by ラウル  2018-10-14 19:28:21 



その言葉、忘れるなよ。そして結果が伴っていないようであれば、貴様の森への侵入を一月禁ずる
(相手が此方の提案に力強く頷いて乗ったならば、結果を期待していないからこそ、ニヤリと口角を持ち上げ、自分にとって都合の良い言葉を続け。「ハッ。一生を掛けたとしても、それは貴様には無理だろう」お淑やかな大人、との単語に自然と鼻で笑ってみせては、喧しく活動的で言う事を聞かないとの印象の強い相手には無縁だろうと、バッサリと言い切り。やがて相手も釣りを再開し時が経ち、最後の成果を見ては、釣竿をまた虚空に戻してから立ち上がり「結局大物も、己に課した目標の五匹も、どちらも達成出来なかったか」と、大して期待していなかった故に、事実を淡々となぞるように呟き。そして相手が最後に釣り上げた魚を見ながら「さて。面倒だが……そのままでは試しづらかろう」地面に置いていた杖を手に持ちトン、と一度地を叩く。すると細い木の根がシュルシュルと飛び出してきたかと思えば、魚に巻き付くかのように絡めとり、そのまま戻っていけば、先ほどまで威勢良くバタバタと暴れていた魚を地に縫い付けるかのように固定し、動きを封じ。「後はアレか、道具か。この中から適当にあるものを使え、足りなければ言え。用意してやる」今度は杖を右から左へとスライドさせるように一振りしたならば、まずはノコギリ、次にハンマー、金槌、チェーンソー、西洋の剣、東洋の刀、ピッケル、バール……横一列に並ぶようにして一つずつ、まるで今までそこにあったのに見えなくなっていたかのように道具達が次々と姿を現し始め。一通り準備が整え終われば「さぁ、やってみせろ」と、静かに相手の姿を見下ろしつつ述べる。ここまで手を回したのは、おそらくこれでも相手には傷一つ付ける事も出来ないであろうとの、自信の現れだろう)

(/そうでしたか、それなら良かったです!
そういって頂けて有り難いです、ありがとうございます!では背後はまた失礼致しますね。今後ともまた宜しくお願い致します!)

  • No.603 by 皐月 夜  2018-10-14 22:07:05 



今回ばかりは自信があるんだよ、絶対に大丈夫だってね。
( 案の定そう来たかと思うがいつまでも相手の思い通りになんてなってたまるものかと言う反抗心がふつふつと湧き出てくれば今回ばかりはほんの少しだけある根拠で以て高らかにそう宣言し。お淑やかな大人の女性、自身を知っている人ならば相手じゃなくたって皆が皆声を揃えて正反対だと言うだろう。そしてそれは自分が一番良くわかっているのだ。「後10年もしたらいい感じになりますよー」長い年月も相手にとっては眠って朝、そんな短いものであろう、暗にちょっと待てと。そうこうしているうちに手にしていた骨魚は相手が生み出した魔法の根っこによって地面に磔の刑にされ抵抗の一つも許されない状況に。続けて次から次へと現れる道具達、相手をよく知らぬ者が見ればなんて優しいのだ、となるはずだがそうではない。これだけしても決して己にはヒビすら入れられないと自信故であろう。「──、」並べられた道具達をじぃと見詰めて数秒、取り敢えずハンマーを手に取ればグッと両手で握り締め勢いよく振り下ろし。「〜〜〜ッ!」真ん中命中、となりはするもののハンマーの柄を通してビリビリと両手に振動が伝わるだけ。簡単ではない事はわかっていたがかすり傷一つ付けられないとは。「これは骨が折れそうだね、魚の前に」やれやれと溜め息を吐き出しては物理的にもギャグにもとれる一言を落として )


(/ はい!こちらこそ今後ともよろしくお願いしますっ…! )


  • No.604 by ラウル  2018-10-22 19:41:33 



そうか。だが貴様がどう言おうと、結果が全てだ。前言撤回は認めんからな
(今回ばかりは、と言われても相手は常に根拠の無い自信に溢れている気がする。故に今までの経験からその言葉を本気にする事もなく軽く聞き流しつつ、口約束とは言え交わされた約束に念を押すように言葉を重ね。「ハッ、たった十年で何が変わると言うんだ?それにその頃には今のようにフラフラ出来る身では無かろう」十年、人間で言えば年齢だけで見れば相手は十分大人の仲間入りをしている頃だろう。しかし自分にとっては大した年月では無く、加えてどこかで働き出せばこの森へ来る暇も無くなるだろうとの予想を、その場で腕組をしつつ口に出し。やがて骨魚への準備は万全に整い、後は相手がその骨を砕けるか試した後、己の無力さを自覚するのみ。ハンマーを手にした相手の動きを瞳だけで追い、予想通り失敗に終われば、軽い冗談に対し「つまらん冗談はいい。……まぁ俺としては粉々に貴様の骨が折れてしまえと思わんでも無いが……で、それで終わりか?それともまだ続けるか?」ピクリとも表情を動かさないまま淡々と言葉を返しつつ、内心にて強く思う本音を真顔にてポロリ。そのまま他の道具に視線を向けた後、相手の様子を伺っては諦めるか、続行するかの二択を提示し)

  • No.605 by 皐月 夜  2018-10-22 20:06:51 



( 今まで幾度となく根拠の無い自信をそれこそ自信満々にぶつけ続けた結果がこれだ、相手の考えが自らの導きによる自業自得と言っても過言では無いかもしれない現状は対策をせねばならないだろう。それにしても後十年──確かに何処かで働いてもしかしたら結婚して子供だって居るかもしれない。希望に満ち溢れた未来がたくさん浮かぶのにそのどれにだって相手が居ない事を思えば、チクリと刺すような痛みが胸の奥に広がり。「…その頃魔法使いさんは何してるかな?」聞くだけ野暮とわかっていながらも聞いてしまうのはゼロに遥かに近い可能性を諦めたくはないからで。真顔で吐き捨てられた最早暴言とも取れる言葉は一先ずスルー。問い掛けに「まさか!まだ一回目だよ!」と再び意気込めばハンマーからノコギリへと道具を変えギコギコと尻尾の部分を削ろうと試みて。されどそれも失敗。それから何度も何度も道具を変え、削る箇所を変え、時には覚えたての魔法を使ってみたりもしたが結局少しの線一つ付ける事が出来なければ「っ、な、で、こんな硬いの…っ!」ゼェハァと途切れる呼吸の中で絞り出した言葉と共に視線を相手に向けて「…降参します」もうキリが無いとわかったのかぽつり、心底残念そうな声色で諦めを認めて )


  • No.606 by ラウル  2018-10-23 17:24:02 



俺はその程度では変わらん。余程の事が無い限り、この森に居続けるだろう
(何か内心で考え事をする相手がそれ以上何も言わなければ、こちらもさらに言葉を続けはせず。次いで投げられ問いには、自分にとっては至極当たり前の返答を。この森は薬の研究するには適しており、相手や五月蝿い羽虫の妨害は時にあるにせよ、新たな新天地を探す程の障害とは認識しておらず。相手が魚の骨を砕く意思は衰えず続行を選択すれば、近くの木に寄りかかりつつ、無駄な努力をと内心でぼやきながらその姿を無言で眺め時を過ごし。やがて息を切らしながら漸く相手が諦めれば「貴様にしては往生際悪く粘ったほうだと褒めてやる」あの手この手、削る箇所を変え相手なりに工夫をこらした姿を見ては本当に褒めているのか否かな言葉を送り。寄りかかっていた木から離れてはトン、と再び杖で地を叩けば、魚に巻き付いていた根がシュルシュルと動きだし湖にある籠へと魚を放り込む。そして『行け』とお馴染みの転移の呪文らしからぬ言葉を発しては、魚を捕獲していた籠ごと館内にある水槽へと転移させてから、相手に再び向き直り。「貴様の、そして俺の用はこれで済んだ。ここからなら自力で帰れるな」確認、と言うよりは一方的な決めつけに近い発言をしては、くるりと相手に背を向け。それ以上引き留められる事がなければ、別れの挨拶も告げずにそのまま森の奥へと去って行くであろう)

(/楽しい時間をいつもありがとうございます!この辺りでキリが良いかと思い次の展開のご相談をと思いまして、再び背後から失礼致します。あ、勿論魔法使いに言い残した事等ありましたら、ひき止めて会話の続行も可能ですので…!

それで次の場面なのですが、ついでに今までの流れや背後会話を振り返って、未消化のイベントややりたい事を新たに纏めてみましたので、この中から選んだり組み合わせて頂いても構いませんし、その他案がありましたら、背後様と相談しつつ新たな話を楽しめればなと思っております。お時間がありましたら此方への返信も宜しくお願い致します!

案のあったイベント一覧
・町中にて占い師に出会う
・妖精とドールハウスの買い物や家具の作成
・妖精と約束の絵+お茶会
・妖精と写真撮影+幼い頃の夜ちゃんや家族写真の鑑賞
・妖精と深夜の森にて遭遇(+夜空を一緒に眺めたりキャンプの話し)
・ユニコーン捜索(何段階かを経て、血か涙を得れた後は新たな魔法習得イベント)
・森にて魔法使いの雑用+学校の試験の結果発表
・深夜の森にて魔法使いと再び遭遇(+お月見リベンジ)
>119内の何か
・秋の季節イベント(焼き芋を妖精と、または森にて紅葉を楽しむ等)
・妖精、または魔法使いとの交流中に夜ちゃんが熱で倒れる

物語が進んでいずれ出来たらな事
・努力を認める、友好を高める、または何らかの取引を経て一度だけでも魔法使いの家に夜ちゃんの立ち入りが許可される
・怪しい魔法本を買った店に魔法使いと一緒に来店
・妖精と空中散歩、ならびに妖精の里へのご案内
・使い魔召喚
・数年後の二人の話し)

  • No.607 by 皐月 夜  2018-10-23 21:25:53 



そっか、じゃあ魔法使いさんがずっとずっと此処に居られるように森伐採とかの工事は私がちゃーんと止めようではないか。
( 相手にとっての余程の事とは何か、パッと思い付いたのは人の手によって森林伐採が行われそれのせいで自然が減り、野生の生き物が居なくなり、住処を荒らされる事。そうならないように就職先は森を守る何かでも良いような気がしてきて。相変わらず美しいと言わざるを得ない魔法の素晴らしさ。傷一つ付ける事が出来なかった悔しさや悲しさはあるもののこれ以上の引き止めは無駄だと判断すれば「大丈夫、ちゃんと真っ直ぐ帰れるよ。ありがとう魔法使いさん」にこやかな笑みとお礼を一つ。此方を見はしないとわかっていながら背中にひらひらと片手を閃かせて )


(/ 此方こそ毎度毎度本当に楽しくて幸せを感じております!そして実は私も次の展開のご相談をしようかと思っていた所でした…!

どれもこれも魅力的で、もっともっと魔法使いさんとの交流を深め少しでも友好関係を築けるようにもしたいし、ジュリーと素敵なドールハウスも探したいし!ですがここは一先ず偶然街中で見付けた占いの館にて魔女占い師さんと出会いたいなと!それで何か一つ魔法を教えてもらい、それを魔法使いさんやジュリーに披露出来たらなと思うのですが。

因みに主様がやりたいイベントやお話はありませんか?* )


  • No.608 by ラウル  2018-10-23 21:59:52 


(/此方こそ、そう言って頂けて嬉しいです、ありがとうございます!
私は次の展開の希望は、あれもこれもやりたい気持ちでいっぱいで選びきれなかったので、背後様に選んで頂けて良かったです!次は魔女の占い師ですね。魔法については、前回お話したように魔女は夜ちゃん相手にも相応の対価を求めるかと思いますので、うまく交渉出来れば、程度に考えて頂ければなと…!

そしてすみませんが先レス、占いの館を発見し入ってみる所までお願いしても宜しいでしょうか?
イメージとしては路地裏とか、大通りからは反れた場所にある、何らかの紋様が描かれているテント型のお店で、ちょっとその辺りだけ魔素が集まっていて魔力がある人にしか見えない、と言えばざっくり何となく想像がつくでしょうか?
因みに入ったらすぐ水晶と台があって対面出来るタイプのものを考えているので、内装や占い師については此方のロル内で説明しようかと!)

  • No.609 by 皐月 夜  2018-10-24 00:18:31 



( テストも無事に終わり国語、数学、英語…と少しずつ返却されて残り二教科となった今日。なかなかの出来の紙を鞄に詰め込みルンルン気分で家路へと急ぐ途中、ふと何となしに視線をずらしたそこに帰り道とは全く逆に繋がる路地裏があればいつもは何も思わないはずなのに何故だか妙に気になり。「ちょっと寄り道してこっかな」足は自然とそちらに。やや小走りで壁と壁に挟まれた道をひたすらに進めば現れたのは不思議な紋様が描かれた小ぶりのテントで、これはひょっとするとひょっとするかもしれない。好奇心がムクムクと沸き上がればにぃんまりと口角持ち上げて更に足を早め。「…これって、」入口の前、ぴたりと足を止めたのはそのテントの周りだけを確かに魔素が飛び交っているから。見間違えるはずのないそれらはふわふわ、チリチリと淡い光を放ちながらまるで誘っているかのよう。ごくり、唾を飲み込み伸ばした手を入口へとかければ静かに中の様子を伺い「──お邪魔しまーす…」小声で一声。続いてその身を全てテントの中へと入れると辺りをきょろりと見回して )


(/ そうだったのですね!それでしたら選んで良かったです…!そして交渉するのもまた楽しそうです…!上手い事いったらどんな魔法を教えてもらえるのかも今から楽しみで*

そして詳しい説明をどうもありがとうございます…!一先ずテントの中へと入りましたのでこの先どうぞよろしくお願い致します…! )


  • No.610 by 占い師  2018-10-24 20:25:30 



(相手が中へと一歩踏み込めば、天幕の内側は薄暗く、しかし辺りに漂う魔素がキラキラと輝きを放っているからか、まるで夜空の中に迷い混んだかのような景色が広がっており。そんな中で両端には銀色のアンティーク調の背の高い燭台が一つずつ置かれ、蝋燭の先に灯る炎がゆらゆらと揺らめいており、室内には香を焚いているかのような嗅ぎ慣れぬ甘い香りを感じるだろう。そして中央には薄紫色の長いテーブルクロスが敷かれた上に、透き通った水晶玉が一つ。その奥には腰まで伸ばされた艶のある銀色の真っ直ぐな髪の上に、白いリボンとレースが巻き付き装飾が施された鍔の広い黒のとんがり帽子を頭から被り、その下から覗く肌は青白く、瞳はややたれ下がった金色の光を宿し、表情は顔の半分を覆うかのような黒のフェイスベールによって伺う事は出来ず。細い首筋には色とりどりの宝石が嵌め込まれた三日月のネックレスを下げ、服装は胸元を大胆に開けた漆黒のマーメイドドレスを身に纏い、両腕には黒のレース地のロングローブを。まるで本の中から抜け出してきたかのような魔女の姿をしたその女性は、来客に気付きパチンと両手を叩き金色の瞳を丸め驚きを露にした後に、ニッコリと穏やかな微笑みを浮かべては、のんびりとした口調にて落ち着いたアルト声を天幕内に響かせ、目線にて目の前に置かれた席を指し示し)あら?……あらあらあらぁ、こんな場所で人間のお客様なんて珍しいわねぇ、久しぶりの新人さんかしら?いらっしゃいませ、魔の道を歩む迷える見習いさん。ラナの占いの館へようこそ。何か悩みごとがあるなら、さぁ遠慮せずそこの椅子にお掛けになって?

(/先レスありがとうございます!私もこれからどう話が進んでいくのか楽しみです!では背後はこれにて失礼致しますね…!)

  • No.611 by 皐月 夜  2018-10-24 23:36:40 



( まるで星が散りばめられたかのような天幕の内側も、異国情緒漂う嗅ぎ慣れぬ香りも、不気味さを助長させるような蝋燭の炎の揺らめきも、この狭い空間に閉じ込められている何もかもがそれこそ異世界に迷い込んでしまったのかと錯覚させる。そうして極め付けは目の前の水晶玉と御伽噺か何かから抜け出て来たかのような魔女。現段階では魔女の格好をした女性。そんな相手が己の事を見習い、人間のお客さんと呼ぶのだから何か特別な人なのだろう、それは格好と何より飛び交う魔素で大凡の判断は出来て。「これはラッキーかもしれない。ラッキー以外の何者でもない」口角は先程と同じように持ち上がる。促されるままに目前の椅子へと腰を下ろせばやや前のめりの格好でとんがり帽子の下の顔を見つめ「私は悩みを抱える魔女見習いです!名前は夜、一番初めに覚えた魔法は浮遊魔法で、今は治癒魔法を取得しようと頑張ってる所。──ラナさんは魔女だよね?」マシンガントーク宛らの自己紹介を。続けて悩みと言うよりは確信めいた問い掛けをしつつ期待に満ち溢れた色をキラキラと瞳に宿して )


(/ はい!私も失礼します…!また何かありましたらお声を掛けさせて下さい…! )


  • No.612 by 占い師  2018-10-25 19:44:49 



うふふ、すっごく元気良い挨拶をありがとう、夜さん。えぇその通りよ。けど、私の名前って最近の若い子達は知らないのかしらぁ?『先見』とか『天眼』、後はたまーに『道楽』とも呼ばれてはいるのだけれど……失礼だけど、貴女のお師匠様のお名前を伺っても構わないかしらぁ?(威勢の良い自己紹介には、フェイスベールに覆われた口許に右手を宛がい、クスクスと思わず笑い声を奏で。しかし自分が魔女であると確認するかのようには、きょとんと目を丸くし。この道に入り永い時を生きていれば、新人とは言え古参の部類に入る自分を知らないとはと内心首を傾げ。通り名を幾つか例に上げるも、これも時代の流れと言うものなのかなと、僅かに眉をハの字に下げ心を痛めつつ、相手が教えを乞う師の名を問いかけ)……っと、話が反れてしまってごめんなさいねぇ。それで、夜さんのお悩みは何かしらぁ?(ついつい自分の気持ちが赴くままマイペースに言葉を続けてしまったが、相手はお客様であり、本題は何がしかの悩みを解決する道標探し。ゆるい口調にて謝りの言葉を口にしては、首をこてん、と左に傾げつつ相手がこの占いの館に入った理由を訊ね)

  • No.613 by 皐月 夜  2018-10-25 22:17:21 



え、えーっと…勉強不足です…。
( 通り名はたくさん出されたがそのどれもを聞いた事がなければ申し訳ない気持ちがふつふつと湧き上がり、ぽり、と人差し指で頬を掻けば控え目に「ごめんなさい」の謝罪を続けて。魔女見習いとはよく言ったものだ、実際魔法使いに弟子にしてもらった記憶も無ければそれ以上に名前だって教えてもらっていないのだ。勝手に師匠と呼んだってそれはただの自己満足であり「名前は──、魔法使いさん、かな」考えはするが勿論浮かばなければ自身が勝手に呼んでいる呼び名を一応伝えて。話が本題に入れば前のめりになっていた体を元の位置に、続いて足を閉じピッと姿勢を正す。「実を言うとね、ここを見付けたのは本当に偶然なの。でも悩みはちゃんとあるよ。師匠が全然魔法を教えてくれないの。それどころか私の顔を見る度に嫌そうな顔するし暴言は吐くし…後は…治癒魔法がうまくいかない」頭に悩みを思い浮かべて出てきたのは魔法使いの態度、それから治癒魔法の出来栄えの良さで、結局纏まってはいないがどうですか、と言うようにじぃと見つめて )


  • No.614 by 占い師  2018-10-30 22:31:11 



あらあらぁ、謝らなくても大丈夫よぉ?でも……そう、名前すら教えて貰っていないのねぇ
(勉強不足だと謝られてはすぅっと、垂れ下がった金色の瞳を細める。本当にそうだろうか?名のある魔女の中には、注意するべき人物もいる。自分はその中には入ってはいないはずだが、一部では煙たがられている。加えて真名とは言わずとも通り名さえ弟子に名乗らない魔女が居るだろうか。もしくは、名無しの魔女に教えを乞うているのだろうか。だがどれも違う気がする。そして目の前の彼女は偽りか、もしくは真実を隠して話しているのではと、疑惑が浮かぶ。ぽわぽわと緩い笑みを浮かべたまま、見定めるように相手の話に耳を傾け。「んー……お師匠様の考えが読めないのは困っちゃうわよねぇ。頑張っても頑張ってもなかなか認められないのは辛いし、優しい言葉さえ掛けて貰えないともなれば疲れちゃうわよねぇ。努力してないわけじゃないんだから、もっと褒めてくれてもいいのにって感じるし。──でもよそ様の師弟関係に口を出すのはあんまり良くないのよねぇ。勝手に魔法を教えちゃうとぉ弟子を奪うつもりかーとかぁ、自分の教え方に不満があるなら破門だーとかぁ、それはそれでぇトラブルの元になっちゃうのよねぇ……。だからぁ、ワタクシが視れるとしたら、そのお師匠様の夜さんに対する気持ちの一欠片くらいかしらぁ?」悩みの内容は、教え方への不信感や暴言等、自分も経験した事のある話であり、気持ちはよく分かる。ここで自分が魔法の知恵を分けてもいいが、その些細な親切心が過去に争いの種となった出来事を、間延びした何とも軽い声音で語り。加えて相手から感じる魔素は幼い人間だからこそか、微々たるもの。術者の実力に合わせて学ばせているならば、コントロールの重要な治癒は難度が高いのも可笑しな話では無い。魔法とは一朝一夕で習得出来るものでは無いのだから。なので今自分の手が貸せるとしたら、その師と呼ぶ人物の心を少し覗くくらいだろうか。言い終わればどうする?と問いかけるように首をまた傾げてみせ)

  • No.615 by 皐月 夜  2018-11-01 13:35:54 



そうなんだよ!もしさ、他の魔法使いに会った時に皆魔法使いさんじゃんか?名前、呼びたいんだよ。
( 相手の居ない場所でいくら文句を並べた所で結局どうにもならないと言う事はわかっているが積み重なった不満は溢れ出るもの。そのうちの一つにはやはり名前の拘りがあり。怒りよりも寂しさが勝っていれば後半は声のトーンが僅かに落ち「多分魔法使いさんからしたらまだまだなんだと思う。煩い子供とか嫌いだし、私が魔法を教えてもらう事になったのも本当に運が良かっただけなんだよね。何もかもが妖精のおかげって言うか──」どれもこれもを肯定してくれる相手に話すのは心が安らぐしヤル気も出る。魔法を教えてもらうきっかけになった出来事を掻い摘んで話しては続いて出された占いの提案に「……どっかで野垂れ**、とかだと思うんだけど」とまるで見えているかの如くジト目で水晶玉を見詰めて。そもそも師弟関係とは何なのだ。水晶玉にやっていた視線を再び持ち上げ相手へと向け直せば「一応お願いしてみようかな」と続けた後に「ラナさんって誰か弟子とってるの?もしさ、魔法使いさんがいーよって言えば私にも魔法教えてくれる?」と未だ諦めていない提案を持ち掛けて )


  • No.616 by 占い師  2018-11-01 20:58:21 



そうよねぇ、名前呼びたいわよねぇ……んー……ねぇ夜さん。そのお師匠様の得意な魔法や特徴とか、何処に住んでいるとか教えて貰えれば、もしかしたら通り名くらいは教えてあげられるかもしれないけど、どうかしらぁ?(どこかの誰かが人間を弟子に取った、なんて珍しい話は風の精霊の噂話でもここ最近聞いた事が無い。三流魔女であれば自分が知らない可能性もあるが、少しでも名があれば分かるかもしれない。相手が師匠と呼ぶ人物に興味が湧いては、唇を突き出すように唸り、チラリと相手に視線を向けては問いを投げ掛け。「あらぁ、妖精ともお知り合いだなんて、なかなか幸運ねぇ貴女」掻い摘まんだ経緯には、人間が妖精に会うのも珍しいとばかりにパチパチと瞬きをゆっくりと繰り返し。「うふふっ、なかなか過激なお師匠様なのねぇ。それじゃあ、ワタクシがその方を知る為にも、その方の人物像、それから何が原因なのか知る為に貴女方の過去と、現在、改善する為に何が必要なのか、それと未来も視てみようかしらぁ」相手の言い方に両手の指先を口許に添えながらクスクスと可笑しそうに笑い。占いを試してみようと相手が選択しては、ゆるい口調はそのままに、僅かに背筋を正し。料金の話はしないまま話を進めては、使用するのは水晶玉では無く、いつの間にか手にしていたタロットカードのようで。それを両手を使いシャッフルし始め。「ワタクシの弟子は、たぁっくさん居るわよぉ?そうねぇ……貴女のお師匠様がぁ、治癒以外の魔法もワタクシに教わったら?とへそを曲げたりしないのであればぁ、対価次第では教えてあげてもいいかもしれないわねぇ」弟子や魔法の伝授の話を受けては、穏やかな笑みを浮かべたまま、問いには上記の言葉で答えてみせ)

  • No.617 by 皐月 夜  2018-11-01 22:08:31 



本当!?えっとね、得意な魔法は…わからないけど浮遊魔法は呪文唱えなくても出来るし、転移魔法で私を家まで飛ばす事も。それから──何も無い所から物とか出せちゃう!後は特徴だよね?森に住んでるみたいなんだけど、いっつもフード被ってて容姿はいまいちよくわからないんだよねぇ。でも使い魔はフクロウだよ。わかる?
( 同じ魔法を使う者同士ならば知り合いで無かったとしても一方的に知っている可能性はあるもしれない、此処に来て希望が思いもよらぬ場所から降り注いで来れば少しでも何かが相手の知識に触れるようにと一つ一つを丁寧に思い出しつつ閃く事を願うばかりで。やはり妖精と出会えた事は幸運であったようだ。ならば「ジュリーって言ってね凄く凄く可愛い妖精なんだよ。今度一緒に買い物する約束したの。私の大好きな友達」再び姿勢をやや前に倒し“友達”である事を伝えるのは相手を驚かそうとしているからか純粋に妖精に大きな好意を持っているからか。何はともあれ水晶玉ではなくいつの間にか相手の手元にあったタロットカードによる占いが始まればゴクリと大袈裟に唾を飲み込み「よろしくお願いしますっ!」料金の事は頭に無いのか普段よりも少しばかり緊張感漂う面持ちで結果を待ち。魔女に治癒魔法のやり方を教わった所でへそを曲げる事はきっとないだろう。だが結果的にそちらへ行けと言われるのがオチな気がすればここは保留が一番、「取り敢えず聞くだけ聞いてみる」と言う曖昧な言葉でこの話は終わらせて )


  • No.618 by 占い師  2018-11-03 16:58:02 



そうねぇ……それだけじゃ、はっきりとは分からないけれどぉ、視る時のヒントくらいには成りそうかしらぁ
(相手の言葉にフムフムと首を何度か頷き相槌を打つも、魔法を使う者であれば、転移はさておきその他は自分からすれば出来て当たり前、容姿や使い魔も特別変わった点も無し。自分のように特化した分野が無い輩なのか、幅広く手を伸ばした器用貧乏タイプか。問いにははっきり特定は出来なかったと緩く首を左右に振り。「うふふっ、とっても仲良しなのねぇ」人を惑わすのが好きな妖精、しかし中には職人の手伝い等を買って出て友好的な存在も居れば、大きく驚きはしないものの、片手を自分の頬に添えては微笑ましそうに瞳を細め感想を溢し。魔法を教える話は一旦持ち帰る事となれば、「それがいいと思うわ。ワタクシはたまーにこの辺りに店を出しているからぁ、縁があればその時に、対価を持ってまたいらっしゃいな」占いで生計を立てている見では無ければ、気紛れに人の町や他の種族の村等に出現させるこの館。加えて己も人よりも長寿であり、その時間の感覚が相手とズレているとの意識も薄ければ、その"たまに"がどれ程の期間かは曖昧なまま、のんびりとした口調で答え。やがて自分の魔力を一枚一枚に込めながらのシャッフルが終えたならば、上から順々にカードをテーブルの上にセットするように並べ始め、六芒星の形を作り。「それじゃ始めるわねぇ。まずは人物像から。カードが示すのは……隠者の逆位置。世俗から身を引いた人物。無愛想で偏食家、貴女が言うように口も悪いみたいねぇ。友人も今は使い魔の梟さんだけみたい。面倒事や喧騒を嫌い静かな環境で答えを探求するのが好きな、典型的な……あらぁ、魔女では無く男性の、それもお耳の長いエルフの魔法使いなのねぇ。ワタクシは直接の面識は無いけれど、彼の──『薬師』の名と彼が作った薬の数々には見覚えがあるわぁ」その内の一枚が風も無いのにふわりと浮き上がり、逆位置の表面が相手の目の前に示される。そこには森と湖の背景の中、よれよれの黒いローブのフードを目深に被り、先端が渦を巻いた樫の木の杖を持つ、猫背気味な魔法使いの姿と傍らには梟が一羽描かれており。金色の瞳は相手の目をじっと見据えるように視線を注いでは、そこから読み取った事柄を淀みなく読み上げていき)

  • No.619 by 皐月 夜  2018-11-05 19:40:46 



ジュリーにはお世話になっております。
( 浮かぶのは妖精の楽しげに笑う顔、美味しそうにお菓子を食べる姿、そうして自らを心配して眉を下げ時には叱ってくれる慈愛に満ちた表情で、それらを思い出して胸の奥にほんわかとした温かみを宿してはどこかお巫山戯も掛かったような口調とゆるりと頭を下げる仕草で以て言葉を続けて。相手が指し示す“たまに”の感覚にズレが生じる事はこれだけ魔法使いと共に過ごして来ても忘れてしまう。それよりも今は対価だ。「ラナさんが欲しいものは何?私が持って来れそうな物だったら幾らでもだよ!あ、お金は良心的な──今回の占いの料金、聞いたっけ?」魔女ならば人間の住む世界の物を欲しがるのではないかという勝手な想像で前者を、そうして後者は、はたと思い出したようでぎこちなくひくりと口角を震わせつつの問い掛けで締め。まるで流れるように並べられていくカードを真剣な面持ちで見詰める事数分、そのうちの一枚が宙へ浮かび表面に映し出されたその姿に確かな見覚えがあれば勢い良く頭を上げ相手を真っ直ぐに見詰め「そう!これ!この人が魔法使いさん!」力強く何度も何度も頷いてから「薬師──聞いた事なかった。それが魔法使いさんの通り名みたいなやつって事だよね?でもだったら魔法使いさんが得意な魔法はもしかして治癒?あ、魔法を使わないでそれこそ畑で育てた薬草とかに今は力を入れてるのかな…」何はともあれ“魔法使いさん”などと言う勝手に付けた名前ではない別の呼び名を知れた事は大きな前進であり。「どうすればもっと仲良くなれるかな?」相手に向けていた視線を再びカードに落としその金色の瞳を食い入るように見詰めては、欲が出るというもの、ぽつり、今の距離感を縮める方法を何か…と言葉落として )


  • No.620 by 占い師  2018-11-05 22:53:14 



ワタクシが欲しいものは貴女の若さと命──なーんて言ったらぁ、素直に貴女の全てを差し出してくれるのかしらぁ?(妖精の話を聞いていた穏やかな表情から一転、長き時を経てもなお満たされない、相手の若々しい肌を、艶のある黒髪を、生命力に溢れた気持ちと瞳を、美への欲求を強く追い求めるように狂気的な色を瞳に宿し細めては相手を凝視し、不意に身を乗り出し一気に顔を鼻先まで近付けては、魔女は平坦な声音にて望みを告げる。が、それもまたコロリと崩しては体を引っ込め椅子に座り直し元の、のほほんとした雰囲気と明るい冗談にて空気を上書きし。「魔女相手に幾らでもなんて駄目よぉ?絵本にもよく描かれているでしょ、お姫様が悪い魔女に騙されるお話。……うふふ、気付くのが遅いわねぇ。占いの対価はぁ、終わった後で貴女が決めて頂戴。ワタクシの占いにお客様はどれくらいの物を支払う価値があると判断してくれるのか、または何かを払う価値なんて無いと思うのか。それを知るのが、見るのがワタクシの楽しみの一つでもあるの」善人ばかりでは無い魔女達を知らないからなのだろうが、あまりにも隙のある無防備な言葉には、軽い例え話と共に注意を呼び掛け。此方から何も提示しなかったとは言え最初の確認を怠り、後から高額な請求をされていても可笑しくなかった相手。その相手が自分で良かったわね、と言葉にどこか滲ませつつ、明確な対価は示さず。悩む姿を見て己が楽しむのも対価の一つとも言える後払い形式であると説明し。「治癒と言うよりは、正確には薬学ね。怪我や病に作用するものもあれば、香水や虫除け、植物の成長を急激に促す薬。他にも栄養剤だとか、体を小さくしたり大きくしたり、中には一定時間若返らせたり老いさせる薬とかもあったはずだわ。新作が出る度に、なかなか面白い発想をする子ねぇっていつも思ってたのよねぇ」属性以外にも治癒、黒魔術、変身、占星術等の分類のある魔法の中の一つだと述べては、一つ語る毎に指を折り数えながら商品として出回る品々について話。「それを示す為にはぁ、仲良くなれない原因は何か、過去と現在を見直してみる必要があるわぁ」関係の改善策を求められては、慌てないでと促すようにのんびりとした口調にて述べたならば、それに呼応するかのように新たなカードが一枚浮き上がり)

過去、愚者の逆位置。彼は完結した、悪く言えば閉ざされた世界から、自由を求め旅立った経験があるようね。けれど気持ちばかりが先行して、失敗も多かったみたい。それが今の性格の原因の一つのようねぇ
(描かれているのは野の道を旅の荷物を背負い、真新しい鮮やかな黒のローブを纏い決意に満ちた瞳で前を向く金髪の、そして長い耳が特徴的な青年の姿。「そして貴女への第一印象も悪かったみたい。貴女の性格は積極的で前向き、何より真っ直ぐな部分もあれば、他者の意見よりも自分がやりたい事を優先し、時に準備不足で物事を成そうとする傾向があるみたいねぇ。それが時々過去の自分と重なって苛立ってしまうみたい。それから……あらぁ、話に出ていたのはこの子かしらぁ。貴女は小さな友人、妖精のお友達を傷付けてしまった経験がおありのようねぇ。合っているかしらぁ?」話している途中で一時、カードの中の青年の姿は片手には分厚い本を、もう片手には木の棒を持ち鞄を肩から下げたローブ姿の相手の姿へと変化し、言い終わる頃にはまた元の絵柄へと戻り。過去の透視をする中で不意に見えた映像が気になれば、マイペースに話を脱線しては純粋な好奇心から問いを投げ掛け)

  • No.621 by 皐月 夜  2018-11-05 23:27:29 



え──、
( まさかそう来るとは思わなかった。それもこれも知識不足かはたまた好奇心が旺盛過ぎる事で招いた結果か。どちらにせよ危機感が全くもって足りていない事を様々と見せ付けられたのだから結局言葉と言う言葉を返す事が出来ず目を真ん丸に、されど続けられた言葉は何と良心的で救いようがあるものか、「…人間の小娘が魔女相手に取引を持ち出す事も、簡単に言葉にする事も、ぜーんぶが危ないって事がよーくわかった。だからねラナさん、ラナさんの占いが終わった後楽しみにしてて」すっかり元通り、のほほんとした雰囲気と口調に戻った相手の目を真っ直ぐに見つめにんまりと口角持ち上げては果たして本当にわかったのか、相変わらず強気ともとれる発言を重ねて。薬学との言葉には一つの頷きを。「そう言われれば確かに香水みたいなの作るって言ってた。それに木の根が凄い勢いで成長したり。──もし私も時間に左右されない完璧な若返りの薬を作る事が出来たら……」思い返してみれば納得する点はたくさんあった。ふむふむと頭を縦に動かし記憶を辿るのが最初、ふと浮かぶのはそれこそ寿命でも操作してしまう事柄。ふつ、と湧き上がった望みを言葉途中で途切れさせたのは次なるカードが宙へ浮かび上がったからで。魔法使いの過去、そうして自分の性格を的確に言い当てられてしまえば確かにどこを取ってもいいとは言えなかった第一印象をも思い出す事となり「ラナさんの言う通り、反省する点は多々あります…」ぐぬぬ、と項垂れ深い深い溜息を一つ。と、次いだ確認は恐らく魔法使いや妖精とが関わった中で最も思い出したくなくとてつもない恐怖を味わったもの。ピシリと固まって数秒、膝の上でギュッと力強く拳を握り締めれば「…あってる、よ。やっぱり私が忠告を聞かないで出来るはずもない魔法に手を出したから、そのせいで魔法が暴走してジュリーが怪我をしたの。本当に、死んじゃうって思った…」ぽつり、ぽつり、言葉を落としていく中で最後の方は果たして聞き取れるかどうかの震える小声へと変わって )


  • No.622 by 占い師  2018-11-09 17:18:39 



えぇ、楽しみにしているわねぇ
(気をつけるとの発言には、穏やかな笑みを浮かべたまま静かに頷く。年長者としての忠告はした。故にこれ以上述べる事は無く、後半部分にのみ、フェイスベールに隠された頬をゆるりと頬を持ち上げ反応を返し。薬について途中で切れた言葉の先は少し気にはなるも、相手の意識が己の言葉に向いたならば、口は挟まず。やがて先ほどの勢いが嘘のように萎縮した姿を見ては、うんうんと何度か頷き返しつつ語られる話に一言一句逃さず耳を傾け。「貴女はたくさん涙を流し反省したようねぇ。そして望みを叶える為に挑戦し犯した、その過ちも決して無駄では無かった。現在を示すのは──節制の正位置。一度は切れた繋がりが、友人の知恵と貴女の力で再び結ばれたようねぇ。今は定期的に会う機会を得て安定しているとも言える関係、でも以前と然程関係は変わっていないみたいねぇ。後は……あぁ、やっぱりぃ。嘘はいけないわぁ夜さん。貴女がそうありたいと幾ら願っていても、向こうが了承していないのであれば、師弟関係とは言えないのよぉ?」また新たに一枚のカードが宙に浮き上がり、表を向く。描かれていたのは、紫色の波打つ髪をもつ白いワンピースの妖精が杯から杯へ水を移し変えている姿。順調に物事を読み取っていき、うっすら予想していたとは言え、先程感じた違和感の確証を得ては、ピンと伸ばした右手の人指し指をゆらゆらと左右に振り、相手を射ぬくかのように金色の眼差しを真っ直ぐ注ぎ)

  • No.623 by 皐月 夜  2018-11-10 11:05:38 



ぅ…やっぱりバレちゃうんだ。魔法使いさんにも弟子をとった覚えはないって言われてる。
( 確かに反省もしたしもう二度とあんな無茶苦茶は起こさないと誓ったがあの恐怖はきっと死ぬまで忘れないだろう。再び固い決意を宿したその刹那、一つの嘘がバレてしまえばバツが悪そうに視線を左へと移動させつつ魔法使いとの間に何も無い事をあっさりと認めて。「距離を置くのも大切なんだろうなって思ってるんだ。だけどね、魔法使いさん相手だと距離を置いた瞬間にもう今までのぜーんぶ何もかも無くなっちゃいそうな気がするんだ。下手したら次会った時忘れられてそう」視線を再び相手へと。どうにも彼女を目の前にすると弱気な言葉が多くなる気がする。押してダメなら引いてみろ作戦を実行するのは些か恐怖なのだと心の内を伝えては、続けて「欲張りだよねぇ私。魔法使いさんと会えてジュリーと会えて、魔法だって一つ教えて貰ったのにまだこの先を望むんだもん。人間ってこんなものかな?」ぽり、と人差し指で頬を掻きつつ困ったような笑みを浮かべてみせて )


  • No.624 by 占い師  2018-11-17 17:55:06 



貴女の場合、ワタクシで無くとも気付きそうな嘘だったけど……でもぉ、真実を語らなければ、信用も信頼も得られない。小さな偽りも、相手によっては裏切りや怒りの火種となるものよぉ。薬師は特に、その傾向が強いんじゃないかしらぁ?
(隠していた事実を相手が白状したならば、目尻をキュと緩め、そのまま視線はテーブル上でまだ捲られていない、伏せたまま並べられたカード達へと流し。魔女相手にも誤魔化そうとしたその大胆さは個人的には面白いとは感じるものの、相手はもう目の当たりにした事があるであろう、薬師の物の捉え方を指摘し。「あぁ、その予想はばっちりその通りよぉ。薬師の中での貴女の存在は、見ていて苛立つ感情の揺れこそ視えるけれど、儚い命だからと言うのもあってなのかぁ、吹けば飛ぶような塵のようにまだまだ小さいもの。居なくなったら寂しいよりも、清々する気持ちの方が強いようねぇ」語られた心の内には否定せず、相手にとっては嬉しくないであろう事実を述べては、うんうんと首を縦に動かせば周囲に浮かぶ三枚のカード達も、まるで糸にでも繋がっているかのようにつられて一斉に頷くように前後に揺れ動き同意を。「貴女の願いなんて小さくて可愛らしいものに思えるけどぉ……少なくとも、ワタクシが視てきた人間達はみーんな欲深よ。綺麗になりたい、あの人に振り向いて欲しい、見返したい、動物も草木も何でも美味しそうであれば食べちゃうし、お金や力だって欲しい。愛し愛されたい気持ちでいっぱいな人間だって居たわぁ」困ったような笑みにはきょとんと瞳を瞬かせるも、人間と広い定義にはまた肯定するように頷き返し。この占いの館に訪れた人物達、時代こそ違えど一人が抱えるその望みは果てを知らず、ポンポンと次から次へと例を上げ。だからこそ視ていて楽しいのだと内心で呟いては、再びカードに視線を向け。「さて……それじゃあ肝心の、どうしたらの部分は──戦車の正位置。やっぱり手厳しいわねぇ。疑り深い彼に言葉は通じないわぁ。直接言われた時もあるみたいだけれどぉ、誰よりも直向きに技術を一人で研き上げてきた彼が貴女への態度を変化させるとすればぁ、それは努力。一途に脇目も振らず意思を強く持って物事をやり抜き、絶え間ない努力と失敗を積み重ねた先に、光が見えるわ。とりあえずはぁ、学校のテストとぉ、一角獣について、やれるだけ頑張ってみるしかないわねぇ」また一枚、カードが示される。杖を持ち黒いローブを纏った人物が二輪の乗り物の上で、真っ直ぐ前を見つめる姿。それから相手が魔法使いと交わした内容について、二本の指を立てて示してはうふふっと楽しげに笑みを浮かべ)

  • No.625 by 皐月 夜  2018-11-21 14:44:02 



身をもって体験してます、はい。──魔法使いさんからの信頼を得る為にはいろいろを偽らないで真っ直ぐ正直に…って事だよね。
( 己にとってはおちゃらけや然程意味のなさない嘘であっても受け取る側がそうは捉えないかもしれない。それを魔法使いと出会ってひしひしと感じていれば自身に言い聞かせるような真剣みを帯びた口調で呟くように一言一言を。そんな中で否定をするでもないぐさりと刺されるようなそれこそ真っ直ぐな言葉に苦笑いを浮かべては「容赦ない…容赦ないよラナさん。でもこのタロットは当たってるって確信があるから何も言えないけどねぇ」とほほ、と項垂れを一つ。人間が人間である以上あれも欲しいこれも欲しいと欲にまみれた続けるのかもしれない。ふむ、と考える素振りを見せ「無い物ねだりなのかもしれないね」それは人間と魔法使い、魔女との間にある一つの時間の違いなのかもしれないと。相手が再びカードに視線を落としたのを見て同じく視線を下方へと移動させては一枚一枚静かに捲り上がるカードの絵柄をただひたすらに見つめ「──頑張っている姿、それと結果って事だね。テストは結構いい感じなんだよ。後はユニコーンだねぇ、ジュリーと一緒に時間かけて見付けようとは思ってるんだけど」口だけではない事を証明しようと意気込みを。控え目に笑う相手に、にしし、と独特な照れ笑いを返して )


  • No.626 by 占い師  2018-11-27 22:00:26 


えぇ、その通りよぉ。薬師は良くも悪くも、融通の効かない性格のようなのよねぇ(自分の言葉に思い当たる節があるのか、素直な返事に対しコクコクと首を縦に、それにつられて銀髪の髪を揺れ動かし。項垂れた様を見ては、フェイスベールの上から片手をそっと口許に添えてはクスクスと笑い声を零し「嘘をついた所で気休めにしかならないでしょうしぃ、誤魔化すのは貴女にとって不誠実な態度になってしまうでしょぉ?」相手にとっては耳の痛い話だろうとも、偽りを告げた所で相手の為にはならない。何より、ちゃんとした商売では無いとは言え対価と取引に道を示すならば、それは守らなければならない契約と通じるものがある。立てていた二本指を下ろしては、意気込む相手にエールを送っては残ったカードに視線を落とし。「うふふ、頑張ってねぇ。そして最後、未来について示すのは──世界の正位置。望みの達成、他者への貢献が見えるわぁ。けれど未来とは確約されたものでは無く、不変のもの。貴女が手を離せば繋がりは切れ、伸ばし続ければこの糸は途切れない。ありきたりな言葉になるけれどぉ、全ては貴女次第ねぇ」新たに浮かび上がるカードは、四方を天使や動物に囲まれた中、穏やかに佇む見知らぬ人物の姿。そのカードの意味を告げ終われば、役目は終わったとばかりに、周囲に浮かんでいたカード達は列を為しテーブルの端に置かれていた山札へと戻っていき)

  • No.627 by 皐月 夜  2018-11-28 22:04:25 



( 魔法使いも魔法使いで容赦ない所があるが目の前の魔女も魔女でどうやら似たり寄ったりな部分があるようだと内心思いながら「まぁ、遠回しにあれやこれやーって言われるよりはずっといいけどさぁ」取り敢えず嘘や誤魔化しではない真実に再びハァと重いため息をつき。最終的に出た未来は自分次第。手を離すつもりなど毛頭なく何がなんでも手繰り寄せたいという気持ちがフツフツと常に湧いているが確かに未来とは不確かな物。役目を終え何事もなかったかのように元の束へと戻って行くカードをぼんやりと見つめながら「魔法使いさんと離れる未来なんて私にはぜーったい考えられないからね。魔法使いさんがなんて言ったって。だからねラナさん、次来る時はもっともーっと素敵なお話を聞かせるよ」自分にも言い聞かせるように。次いで視線を相手に移動させては「えーっと、占いをしてもらったお礼だよねぇ。──人間の血とかいる?あ、髪の毛でもいーよ」対価を考え、結果、思い付いたものはお金や物ではなく黒魔術や呪いと勘違いしてるのかと思える品物で )


  • No.628 by 占い師  2018-11-29 19:33:15 


でしぉ?それに、隠すのは簡単だけどぉ、後から話が違うって怒りをぶつけられるのはイヤだもの(ため息はつきつつも理解を示してくれた相手に、にこやかな微笑みを返し。次いで過去のトラブルを引き合いに出しては、肩を竦めた後、使い終わったタロットカードに手を翳し。ほんの一瞬輝いたかと思えば、カードの山は姿を消し。「貴方がそう思ってもぉ、それこそ仕事や暮らし、愛する人や環境によって変わるかもしれないけれどぉ、えぇ次会った時、楽しみにしているわねぇ」自身に言い聞かせる意味もあるのだろうが、真っ直ぐなその姿勢につい茶々を入れるような意地悪を一欠片混ぜた返事をしては、瞳をゆるりと細め「そうねぇ……いつか人の子の素材が必要な時が来るかは分からないけれどぉ、貴女が対価に相応しいと思うならぁ、ざっくりバッサリ、頂く分には構わないかしらぁ?」占いの対価に差し出されたのは、相手の血か髪か。痛みを伴ってまで払う価値があったと解釈するならば、自分がそれを必要としているか否かは抜きにしても、それはそれでいいかもしれないと考える。例え勘違いだったとしても、自分は痛くも痒くもないが故に、何でも構わないとハッキリ拒否もせず言葉を返し。相手の目の前にテーブルに光の粒子が集まれば、それはやがて鋭利な一本のナイフと、透き通ったガラスの小瓶、そして真っ白で平らなお皿へと変化し、相手の目の前に姿を現すだろう)

  • No.629 by 皐月 夜  2018-11-29 20:30:57 



訳ありですなぁ、ラナさん。
( その言葉ににまり、意地悪な笑みを浮かべれば詮索はしないものの占いという職業でそりゃあ何だかんだとイチャモンも付けられる事だろうとおちゃらけた口調で以てその名を呼び。愛する人、将来誰かと結婚して子供が生まれて家族皆で幸せな日々を、それも悪くは無いかもしれない。けれど──「私結婚しないよ!ずっとずーっとこの町で魔法使いさんの近くにいる!」勢いよく身を乗り出し紡いだ言葉は何処までも欲望に忠実なものであり。そんな中、光の粒子の集まりが作り出したのはナイフと小瓶、それからお皿で、対価としてそれが相応しいのかはわからないが言った以上は実行あるのみ。まずはナイフで自身の右の髪の毛先を荒々しく切ればパラパラと舞ったそれをお皿に、続いてナイフで何の躊躇いもなく人差し指に切り傷を。そこから垂れた血が一滴、二滴、三滴瓶の中へと吸い込まれた所でちらりと視線向ければ「…もっといる?」ザックりではない血の量に果たしてどれくらい必要か問い掛けて )


  • No.630 by 占い師  2018-12-10 18:08:38 


うふふ、生きていればぁ、いろいろあるものよぉ?
(相手の言葉を肯定するように笑みを溢しては、満天の星空となっている室内に視線を反らし、過去の記憶を思い出すかのようにすぅと瞳細め。相手が勢い良く身を乗り出せば、はっきりと紡がれた言葉達。ぱちくりと瞬きを繰り返し顔を向けたならば、微笑ましい者を見るかのように目尻を緩め「あらあらぁ、よっぽどなつかれているのねぇ薬師は」くすくすと可笑しそうに喉を鳴らし。やがて相手が、自分が呼び出したナイフを使い、艶やかな黒髪を切りお皿の上に、そして指を傷付け赤い血を滴らせ硝子の小瓶へと注がれつつ問われた質問には「どれくらいでも構わないわぁ」量に関心は無く、対価は相手の気持ち次第で構わないのだと答え)

  • No.631 by 皐月 夜  2018-12-10 18:26:14 



ぜーんぶ魔法でチャチャッと解決!って訳にはいかないんだねきっと。
( 見た目はまだ若い相手だがその正体は魔女、であるならば外見ではわからない程にたくさんたくさんの時間を過ごして来たかもしれない。幾つもの時代を跨いだ中で魔法に頼る事が出来ない何かもきっとあったのだろうと憶測の中でしみじみと頷けば、馬鹿にされている訳では無いのだろう笑みに同じくニカッと笑い「魔法使いさんだーいすきだからねっ」ブレのない真っ直ぐな返事を。一先ず髪の毛はまだいけるだろう。右をもう少し、左も右に合わせてハサミを入れ結果的に胸まであった髪の毛は毛先が肩にかかる程度にまで短くなり、次は血だ。「今日の夕飯レバーにしてもらえばまだまだ大丈夫だよね」誰に宛てるでもない独り言を落とした後に再びナイフで人差し指に切り傷を。それを繰り返して人差し指に1cm程の傷が10本出来た所で道具として出されたそれらをすす、と相手の目の前まで押し「これがお礼です」とぺこり、頭を下げて )


  • No.632 by 占い師  2018-12-10 19:52:22 


えぇ、魔法も万能では無く、また誰もが不完全。分かったつもりでいても、予想外の出来事がおこるものなのよねぇ
(相手の想像している事を察しては、うんうんと染々頷き。こうなるだろう、大丈夫だろうと思った事が斜め上に転がっていく事もあった。だからこそ生きていて面白いのだが、とベールの奥でにっこり笑みを浮かべ。真っ直ぐな告白には「自分に素直な子は可愛いわねぇ」と穏やかな眼差しを注ぎ。髪がさらに切られていく様と指先から流れる赤い滴を静かに見つめ、差し出されたナイフと対価の二つ。「痛い思いをしてまで占いのお代を払ってくれてぇ、ありがとうねぇ。確かに頂いたわぁ」受けとる為に手を伸ばせば触れた先から光の粒子となり、室内に広がる星々に溶け込むようにそれ等は消えて行き)

  • No.633 by 皐月 夜  2018-12-10 20:55:18 



確かに…起こったよ、うん。
( 予想外の出来事は身を持って体験している為に何度も何度も頷けば、続いてあからさまに嫌そうな表情を浮かべる魔法使いを想像し「魔法使いさんは絶対嫌な顔するけどね。──俺は全く好きじゃない。とか言って」一応真似のつもりなのか声を低く、眉間に皺を寄せ。お礼として差し出したものは光と共に消滅。首を左右に振り何て事ないとアピールの後「人生初の占いに、初の魔女、何もかもが新鮮で楽しかったがね!ラナさんまた何か必要になったら言って!差し出すよ!」キラキラとした光を瞳に宿しつつ前のめりで勢いよく捲し立てて )


  • No.634 by 占い師  2018-12-12 07:18:30 


貴女の場合はぁ……繋がった縁と行動により、人の子にしてはこれからもいろいろ起きる未来が視えるわぁ。だからぁイロイロ気を付けてねぇ?
(相手の今までを、そしてこれからを視た身としては、今後も波のある人生だろうと、他人事故に楽しげに確信めいた言葉を紡ぎ。「あらあらぁ、今は夜さんの片想いなのねぇ」相手の薬師の物真似や言葉は、相手を通して視た故にあながち外れでも無いと、可笑しそうにクスリと笑い。「魔女相手にぃ迂闊な言葉はダメよぉって言ったばかりなのだけど、忘れちゃったのかしらぁ?」何かあったら差し出す、とは無償で提供すると告げているようにも受け取れれば、再度やんわりと注意を呼び掛けた後「ワタクシが必要としていると言うよりはぁ、貴女がまたワタクシの占いを受けてみたい時にはぁ、対価の用意をしておいて頂戴ねぇ」己が必要としていると言うよりは、仕事の正当な報酬を求めているに近いだろう。その点は訂正させてもらいつつ、そろそろ外の時刻は夕暮れ時だろうか。「もうすぐ真っ暗になるわぁ。遅くならないうちにぃ、気を付けて帰ってねぇ?」あまり引き留めては家族が心配するだろうと感じては、出入り口まで短い距離だが相手を見送るべく椅子から立ち上がり)

(/いつも楽しい時間をありがとうございます、背後です!
そろそろ切りが良さそうなので次の場面にと思うのですが、如何でしょうか?)

  • No.635 by 皐月 夜  2018-12-12 11:51:53 



(/ 此方こそいつもありがとうございます!ひとまず本体会話のみで失礼します…!ほんわかしたラナさんとの絡みとても楽しかったです!次の場面ですが、ここ最近私のやりたいイベント等を優先してもらってて何だか申し訳ない気持ちなので今回は主様がやりたいイベントや場面をやらせてもらえたらと思っています…!主様、何かありませんか? )


  • No.636 by 占い師  2018-12-12 14:49:38 


(/ラナをそう言って頂けて良かったです、ありがとうございます!またいつか登場するかどうかは分かりませんが、また機会がありましたら宜しくお願い致します!

では、魔法使いでは夜ちゃんの髪が短くなった事に反応出来ないといいますか気付けない為、妖精とのイベントの中から、ドールハウスかユニコーン関係を出来ればなと思うのですが、如何でしょうか?)

  • No.637 by 皐月 夜  2018-12-12 14:55:23 



(/ また是非ラナさんとお話したいです!

気が付かない魔法使いさんが魔法使いさんらしくてにんまりしてしまいました…!是非ジュリーとお話させてください!せっかくですしどちらも、と言うのもまた有りかなと* )


  • No.638 by 妖精  2018-12-12 18:01:15 


ヨル、居るー?
(コンコン、と言うよりはぺちぺちと音を立て、相手の部屋に備え付けられている窓硝子を叩き中を覗く。晴れてはいるものの風は寒く、時刻はもうすぐお昼時だろうか。今日は先日相手が話してくれたドールハウスが気になってしまい、また絵が完成したのもあってか、約束はしていないものの遊びに来てしまったのだ。相手が居れば片手を振って存在をアピールし、まだ学校であれば勝手に魔法で窓の鍵を開け枕の上にて横になり休みつつ相手が来るまで待っているだろう)

(/ありがとうございます!愛想の無い魔法使いに対してもいつも温かなお言葉をありがとうございます
かしこまりました!では妖精を向かわせましたので、ドールハウスとユニコーンイベント、一日の中で進めるか、どちらかは後日に回し妖精にて連続してお相手させて頂こうかと思います。絡み文を出しましたが、やりづらければおっしゃって下さいね。ではまた宜しくお願い致します!)

  • No.639 by 皐月 夜  2018-12-13 11:49:53 



( テストの最終日という事もあり午前中で授業が終われば思っていたよりも上手くいった出来に家に帰る足取りは軽く。部屋に駆け上がり制服からラフな格好へと着替えてさてお昼ご飯でも、と思っていた矢先、ふいに窓ガラスに何かが当たる音が聞こえれば視線はそちらに。そこにいたのは紛れもない友人の妖精。「ジュリー!」約束はしていなかったはずだが、と不思議を含んだ声色で相手の名前を呼べば直ぐに鍵と窓を開けて中へと入るように促し「どうしたの?ビックリしちゃったよ」相手が部屋に入れば冷たい空気が侵入して来ないようにと急いで窓を閉めるだろう )


(/ 愛想のない魔法使いさんと交流を深めていい感じになるのが楽しみなのです…!
了解しました!お先の絡み文をありがとうございます、よろしくお願いします! )


  • No.640 by 妖精  2018-12-24 22:38:35 



えへへ、ヨルに会いたかったから遊びに来ちゃった
(居なかったら中で待って驚かしてやろう。そんな思惑を浮かべた所で、最近よく見るローブ姿では無い相手が窓を開けたならば、それはそれで丁度良かったと笑み浮かべ、促されるまま室内へと入り「外は寒いわねぇ……ってヨル、髪切った?」僅かにひんやりとした自身の体を温めるように、二の腕辺りをさすりつつテーブルへと降りては、ふと相手に違和感を覚え。前は胸元まであったはずの黒髪の長さが今は違うのだと、その正体にあまり間を置かずに気がつけば、こてんと首を右に倒し問いかけ)

  • No.641 by 皐月 夜  2018-12-25 07:31:49 



あーもうっ!ジュリーったら何でそんなに可愛いんだよぅ!
( 自分に会いたかっただなんて嬉しさ以外何も無い言葉を恥ずかしげもなく素直に伝えられれば興奮はみるみるうちに昇ると言うもので、伸ばした人差し指で相手の小さな小さな頭をグリグリと撫で回しながらにへらーとだらしなく笑い。そんな中で瞬時に気付かれた髪の毛の長さには頭を撫で回していた手を引き自身の髪に触れ「随分と短くなったでしょ?イメチェン──ってよりは対価かな。魔女の占いをしてもらう為のね!」結局あの日適当に切った髪は流石に見栄えが悪いからと美容室に行って揃えてもらった。「似合う?」と説明を交えつつ首を傾けて )


(/ いつもありがとうございます、夜背後です。そしてメリークリスマスです主様!!主様にも魔法使いさんにもジュリーにもラナさんにも、素敵なクリスマスになりますように! )


  • No.642 by 妖精  2018-12-25 22:16:29 



ちょ、ちょっと、髪が乱れるじゃない!嬉しいのは分かったからっ
(可愛いと褒められるのは悪い気はしないのだが、グリグリと撫でられては顔をしかめっ面に変え、相手から遠ざかるように後ろに下がっては乱れた髪を整え始め「え?……ま、魔女?似合ってないわけじゃないけど……え、何処で会ったの?対価が髪くらいで済んで良かったけど、危ないじゃない!」イメチェンだろうか、との予想は大いに外れた回答に思わず瞳を白黒させ。魔女と言う存在に会った経験は少ないものの、噂に聞く彼等の印象からしても良いイメージは無く、戸惑いはすれど最後は注意の言葉が自然と口から飛び出し)

(/遅くなってしまいすみません、メリークリスマスです!ありがとうございます。背後様に願っていただけただけで素敵なクリスマスプレゼントを頂いたような気分です。背後様や夜ちゃんにも素敵なクリスマスが訪れる事を祈っております!)

  • No.643 by 皐月 夜  2018-12-26 13:33:54 



ジュリーは髪がぐちゃぐちゃだって可愛いよぅ。だってジュリーだもん。
( わっしゃわっしゃと遠慮なく撫で回した結果乱れに乱れた髪の毛を懸命に直す相手に全く反省していないこれぞ盲目の愛、と言っても過言ではないような返事を返せばだらしなくにへら、と笑い。随分と短くなった髪は縛る事すら難しくなっている。相手らしい注意の言葉に傷を付けた人差し指をずいと前に出しては「対価は髪の毛と血だよ。でもこれはね、私が勝手に決めたの。魔女さんは何でもいいって言ってくれたんだけどあげられそうな物他に無かったんだよねぇ」指でお辞儀をするように二・三前にクイクイと動かして簡単な説明を。それよりも折角来てくれたのだからおもてなしをしなくては。「ほら、ジュリー座って。今お菓子持って来るから」その指でテーブルを指せばバタバタと忙しなく部屋を出て行き )


(/ 主様が祈って下さったお陰かこちらはとても素敵なクリスマスになりました!ありがとうございます!引き続きよろしくお願い致します…! )


  • No.644 by 妖精  2018-12-27 18:56:40 



元が良くたって、ぐちゃぐちゃのボサボサ頭じゃ可愛くないわ!
(気の抜けたような笑みで向けられた賛辞の言葉は、自分の中にある美意識からは素直に頷けるものでは無く。一通り手櫛にて整えた紫髪から手を離せば、両手を腰に当てぷくっと頬を膨らませながら眉をつり上げては吠え。「血もあげたの!それに何でもいい?そんな魔女も居るのね。でもそれならもっと適当な物にしなさいよ。いつも持ち歩いてるお菓子とかお金とかあるでしょ?」髪以外に命に関わる対価を出した事にさらに怒りを覚え、無茶な要求をする魔女で無くて良かったとも思うが、やはり怒りが勝ってはお辞儀をする人差し指をキッと睨みお小言を続け。「あ、ヨル!……もう、まったく」次いで茶菓子の準備にと、止める間も無く部屋を出ていく相手を見送っては、むすっとした顔をしながらもテーブルの上にストンと腰を下ろしては、そのままの状態にて相手帰ってくるのを待ち)

(/それは良かったです!一年もあと残り少しとなりましたが、此方こそ引き続き宜しくお願い致します!では背後は失礼致しますね…!)

  • No.645 by 皐月 夜  2018-12-28 14:34:54 



( 続くであろう心配から来る小言もこれで終わり。茶色の無難でシンプルな丸お盆の上にしゅわしゅわの炭酸が美味しいオレンジジュースとミルクチョコとホワイトチョコレートの交じるクッキーを乗せて階段を上がり勢いよく部屋へと。「──で、何の話だっけ?ま、なんでもいっか!さあさ、たぁんと召し上がれ」話の続きはきっと魔女の事だろうと思うが一先ずお茶会が優先だと自身もまたテーブルを前に腰を下ろして「このクッキーはねぇ、最近買ったばっかりの新作なのだよ。程よい甘さが……食べてみたらわかる!」相手の前にジュースと小さなグラスとクッキーを。説明するより実際に食べてみた方がより美味しさもわかるだろうと途中で言葉を区切りキラキラした瞳を向けて )


  • No.646 by 妖精  2019-01-01 17:37:31 



おかえり、ヨル
(扉が開かれ相手が戻ってきたならば、ややむくれっ面のまま出迎え。先程のやり取りを流すような発言には"はぁ"とわざとらしくため息をつきつつも、流されてあげようとそれ以上言葉は続けず。そして甘い匂いの香るクッキーが目の前に出されては、無言のまま手を伸ばし、大きく口を開いてはパクリと食いつき。二種類のチョコの甘さとサクサクとしたクッキーの食感に目を丸くしては、そのままモグモグと口を動かし。一口を味わって食べ終われば「これ、すっごく美味しいわね!人間って良いわね、毎日こんなに美味しい物が食べられてさ」なんて、満面の笑みを浮かべコロリと機嫌を治し。「……あ、ねぇヨル。前に約束してた絵が完成したんだけど、見る?」と、片手を伸ばしすっかり手に馴染んできた小さなグラスを持ち上げつつ、相手に会いたい以外の理由を思い出しては小首を右へと傾げ問いかけ)

(/新年明けましておめでとう御座います!背後様にとって今年が良い一年になるよう祈っております。また今年も宜しくお願い致します!)

  • No.647 by 皐月 夜  2019-01-02 21:48:29 



食べたくなったら私がジュリーの所まで届けるよ。これでジュリーも美味しいもの食べれる、私も幸せ。一石二鳥!
( 目の前で美味しそうにクッキーを頬張る様子は見ているだけで幸せになれると言うもので、伸ばした右手で同じくクッキーを摘み上げてはそれをもしゃもしゃと咀嚼して。口内に残る甘味をごくりと飲み込んだ後は、にへらとだらしない笑みを。続いてグラスへジュースを注いで互いの前に置き。さてそれも、と思った矢先に家を訪ねた目的を伝えられれば以前交わした約束を確りと覚えていてくれていた事と出来上がった事への喜びにずい、と身を乗り出し「見る!」少しの間も置かない即答を返して )


(/ 明けましておめでとうございます!主様も素敵な1年になりますように!そして此方こそどうぞよろしくお願い致します! )


  • No.648 by 妖精  2019-01-13 00:44:29 



あら、それは良いわね!その時はお願いねヨル
(クッキーから口を離しては、瞳をキラキラと輝かせお互い良いことづくめな素敵な提案に首を縦に大きく振り。次いで唇の端についた欠片を舌でペロリと舐めとり。相手ならきっと喜んでくれるだろうと期待はしていたが、まさにその通りな反応と声を聞いてはやや照れ臭そうに頬を桃色に染めながらも、自信ありげに胸を張り「ふふ、ヨルならそう言ってくれると思ったわ。コレよ。このままじゃ見えにくいでしょうし、一時的な物だけれど、えぇと確か……──」パチン、と右手の指を鳴らせば虚空からポンッと数枚の紙が現れ。それをまた右手で受け取り、相手に見せるようにテーブルの上に一枚一枚広げ。そして何かを思い出すように眉を寄せては、やがて辿々しく呪文を、しかし人の耳では言葉として聞き取れない妖精の言語で唱える。すると紙はキラキラと魔力を帯ながら徐々にその大きさを増し、虫眼鏡を使わなければ見えづらかったソレは一般的なノートサイズまで広がる。そこに描かれているのは、水彩のような画才を使用したのか淡い色合いにて、巨大な植物や灯火草の傍らに建つ木造の小さな建物が連なる家々を、巨大な木に建てられたツリーハウスを、自然と共にある町並みと郵便物を運ぶ者や店先で働く妖精や学生らしき者の姿を、湖のような場所で水と戯れる妖精の子供達の姿があり。リクエスト通り、故郷での日常の一幕を切り取った風景画を見せては、手にしたグラスに口をつけつつ、相手の反応を伺うようにその表情を見上げ)

(/お待たせしてしまい申し訳ありません。ありがとうございます!改めて此方こそ宜しくお願い致します。では背後は失礼致しますね!)

  • No.649 by 皐月 夜  2019-01-15 21:59:51 



( 突如虚空より現れた小さな紙がテーブルの上に並べられていく様を顔を近付けまじまじと見つめるもその心配は相手の唱えた聞き慣れない、恐らく呪文の一種なのだろう言葉によって杞憂となる。光を纏った紙がみるみるうちにその姿をノートサイズまで変化させれば紙に近付けていた顔を元の位置まで戻し代わりに両手でゆっくりと一枚を持ち上げて。「──綺麗」ぽつり、この言葉以外は無かっただろう無意識にもとれる呟きを落としては今にも動き出し、喋りだし、あまつ匂いまでもを感じられそうな生き生きとした絵にほぅ、と息をつき。それから視線を絵から相手へと向ければ「凄い!凄いよジュリー!ジュリーってば絶対に絵の才能ある!だってこれ本当に写真みたいに生き生きしてるもん!」すっかりいつもの調子で弾丸の如く矢継ぎ早に称賛の言葉を連ねていき )


(/ いえいえ、全然ですよー!はい、背後も失礼します…! )


  • No.650 by 妖精  2019-01-16 12:25:17 


んふふ、まぁね。けど、そのまま描くのって難しいから、時間掛かるし風景画って得意では無いのよね
(ジュースを一口飲み、相手が絵に集中し、静かになった空間にぽつりと落とされた言葉。たった一言だけだが、そこに込められた思いは十分伝わればみるみる顔をだらしなく緩めるも、直ぐに引き締め、さも当然であると言いたげに平らな胸を張り。しかし、少し骨が折れたと以前相手に贈った花の鉢植えに描いた絵との違いを述べ。「いつかヨルに里を案内する時を楽しみにしているわね」以前交わした約束を再度口に出しては楽しげにふふっと笑みを溢す。やがて紙に纏っていた輝きが薄れていけば、魔法の効果が切れてきた現れであり、それにともない紙の大きさもだんだんと縮まっていき、あっという間に元の大きさへと戻っていくだろう)

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