人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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(相手が中へと一歩踏み込めば、天幕の内側は薄暗く、しかし辺りに漂う魔素がキラキラと輝きを放っているからか、まるで夜空の中に迷い混んだかのような景色が広がっており。そんな中で両端には銀色のアンティーク調の背の高い燭台が一つずつ置かれ、蝋燭の先に灯る炎がゆらゆらと揺らめいており、室内には香を焚いているかのような嗅ぎ慣れぬ甘い香りを感じるだろう。そして中央には薄紫色の長いテーブルクロスが敷かれた上に、透き通った水晶玉が一つ。その奥には腰まで伸ばされた艶のある銀色の真っ直ぐな髪の上に、白いリボンとレースが巻き付き装飾が施された鍔の広い黒のとんがり帽子を頭から被り、その下から覗く肌は青白く、瞳はややたれ下がった金色の光を宿し、表情は顔の半分を覆うかのような黒のフェイスベールによって伺う事は出来ず。細い首筋には色とりどりの宝石が嵌め込まれた三日月のネックレスを下げ、服装は胸元を大胆に開けた漆黒のマーメイドドレスを身に纏い、両腕には黒のレース地のロングローブを。まるで本の中から抜け出してきたかのような魔女の姿をしたその女性は、来客に気付きパチンと両手を叩き金色の瞳を丸め驚きを露にした後に、ニッコリと穏やかな微笑みを浮かべては、のんびりとした口調にて落ち着いたアルト声を天幕内に響かせ、目線にて目の前に置かれた席を指し示し)あら?……あらあらあらぁ、こんな場所で人間のお客様なんて珍しいわねぇ、久しぶりの新人さんかしら?いらっしゃいませ、魔の道を歩む迷える見習いさん。ラナの占いの館へようこそ。何か悩みごとがあるなら、さぁ遠慮せずそこの椅子にお掛けになって?
(/先レスありがとうございます!私もこれからどう話が進んでいくのか楽しみです!では背後はこれにて失礼致しますね…!)
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