人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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あら、それは良いわね!その時はお願いねヨル
(クッキーから口を離しては、瞳をキラキラと輝かせお互い良いことづくめな素敵な提案に首を縦に大きく振り。次いで唇の端についた欠片を舌でペロリと舐めとり。相手ならきっと喜んでくれるだろうと期待はしていたが、まさにその通りな反応と声を聞いてはやや照れ臭そうに頬を桃色に染めながらも、自信ありげに胸を張り「ふふ、ヨルならそう言ってくれると思ったわ。コレよ。このままじゃ見えにくいでしょうし、一時的な物だけれど、えぇと確か……──」パチン、と右手の指を鳴らせば虚空からポンッと数枚の紙が現れ。それをまた右手で受け取り、相手に見せるようにテーブルの上に一枚一枚広げ。そして何かを思い出すように眉を寄せては、やがて辿々しく呪文を、しかし人の耳では言葉として聞き取れない妖精の言語で唱える。すると紙はキラキラと魔力を帯ながら徐々にその大きさを増し、虫眼鏡を使わなければ見えづらかったソレは一般的なノートサイズまで広がる。そこに描かれているのは、水彩のような画才を使用したのか淡い色合いにて、巨大な植物や灯火草の傍らに建つ木造の小さな建物が連なる家々を、巨大な木に建てられたツリーハウスを、自然と共にある町並みと郵便物を運ぶ者や店先で働く妖精や学生らしき者の姿を、湖のような場所で水と戯れる妖精の子供達の姿があり。リクエスト通り、故郷での日常の一幕を切り取った風景画を見せては、手にしたグラスに口をつけつつ、相手の反応を伺うようにその表情を見上げ)
(/お待たせしてしまい申し訳ありません。ありがとうございます!改めて此方こそ宜しくお願い致します。では背後は失礼致しますね!)
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