人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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( 突如虚空より現れた小さな紙がテーブルの上に並べられていく様を顔を近付けまじまじと見つめるもその心配は相手の唱えた聞き慣れない、恐らく呪文の一種なのだろう言葉によって杞憂となる。光を纏った紙がみるみるうちにその姿をノートサイズまで変化させれば紙に近付けていた顔を元の位置まで戻し代わりに両手でゆっくりと一枚を持ち上げて。「──綺麗」ぽつり、この言葉以外は無かっただろう無意識にもとれる呟きを落としては今にも動き出し、喋りだし、あまつ匂いまでもを感じられそうな生き生きとした絵にほぅ、と息をつき。それから視線を絵から相手へと向ければ「凄い!凄いよジュリー!ジュリーってば絶対に絵の才能ある!だってこれ本当に写真みたいに生き生きしてるもん!」すっかりいつもの調子で弾丸の如く矢継ぎ早に称賛の言葉を連ねていき )
(/ いえいえ、全然ですよー!はい、背後も失礼します…! )
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