人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
通報 |
じゃあ妖精サイズの額縁にしよう。私ね、この部屋にジュリーの部屋を作ろうと思ってたの。それこそドールハウスになっちゃうけど、それがあればジュリーはこの部屋でいつだってゆっくりできるんだし。
( 小さな体の彼女が人間が描くサイズの絵を描いた時にはどれだけの年月が──なんてそこまで考えてうんうんと頭を縦に動かせば、ベッドの右側に当たるスペースが今何もなくそこに小さな台を置いてお人形の家を…ベッド、キッチン、机、椅子、お洒落なクローゼットなんかもたくさん買い揃えて大好きな相手の為の部屋を、と描く人知れずの夢を語り。指先同士が触れ合い握られ、文字通りの握手には、ふふ、と小さな笑みを。「改めてありがとうねジュリー。今度またジュリーに贈り物させてね。特別可愛いやつ」ゆるゆると揺れる時間を堪能してから静かに指先を離しては、続いてその指で相手のぷにぷにと柔らかな頬を撫で回しつつ「ドールハウスの話、もしジュリーがOKなら今度一緒に買いに行かない?やっぱりお気に入りの家具とか自分で選びたいでしょ?」先に出した話を再び持ち出し、どうかな?と言うように顔を覗き込んで )
トピック検索 |