人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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(制限を設けた時間内に相手がどこまでやれるのか。然して興味を抱かないまま、忙しなくちょこまかと相手が地面に生えた色とりどりの花から赤や黄色の花弁を抜き取り、一部が歯抜けな花畑へと変化してゆく様を無言でぼんやりと眺め。体感として五分が経過したと判断しては口を開こうとする前に、相手から小さな花びらが幾重にも詰まった籠を差し出されたならば視線をそちらへと落とし「怠け者な貴様にしては良く働いた方だな」ひねくれた表現ながら働きを認める言葉を紡ぎ「──貴様にはこれ等は何に使うように見える?答えてみよ、返答次第では教えてやらん事もない」籠を片手で受け取り『行け』と呪文を唱え転移させては、地面から立ち上がり上から見下ろすように静かな視線を相手に向け。普段であれば答える義理は無いと一蹴する所だが、相手の頑張りを見てかほんの少しの気まぐれを起こしては問いかけに対し、問いかけでもって答え)
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