人外好き 2017-08-01 03:59:39 |
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ヨル、戻ってきなさい、そして現実を見なさい。あのエルフの体を目にするのも毒だし、だいたい背中を流してもらってアイツが喜ぶようなむっつりだなんて最高に笑えない冗談だわ
(前へと傾けていた重心を後ろに戻し、薬草もプレゼントも本当にあれの役に立つ事なのだろうか、加えて後半になるにつれ相手の願望のような夢物語に呆れたようにため息を吐いては、此処ではない何処か遠くにある自分の世界に入っているような姿を見かね名前を呼び掛け。ほんの僅かな悪戯心から風を操り被っていたフードを頭から剥がしただけで死にかける目にあった自分としては、それはあり得ないだろうと否定的な考えは以前と変わらず、ナイナイと片手を左右に揺らし。「私は大した怪我なんてしなかったけど……まぁ、ヨルには良い薬になったみたいね。そう心掛けるのは大切な事だと思うわ」事実、後遺症も無くただ少しの間気を失っただけではあったのだが、まさに怪我の功名とも言うべきか。あの日の出来事が尾を引き摺り、時に溢れ過ぎる相手のやる気を少しでも抑えているならば、と考えを切り替えては口角を持ち上げ笑みを作り。「そうよ、分かってるじゃない」自分がやった事と言えば、ちょっと荷物を外に運んだ程度。相手の頑張りが大半を占めているにも関わらず、その通りだと堂々と胸を張って答えては満足げに相手の瞳を見つめ返しながら、自分と同じく明日を楽しみにしていると言う言葉にふふ、と嬉しさを滲ませるかのように小さく笑みを溢してから目線をやや下げ、その手に握られているグラスへと矛先を移動させては「ヨル、私にもシャンメリーのおかわり頂戴」と、すっかり気に入ってしまった飲み物を再び図々しくも強請っては、二人きりのパーティーを心から楽しんでいるかのように満面の笑みを咲かせ)
(/下がると先日言っておきながら、再びの登場申し訳ありません。この辺りでキリが良いかと思い、場面を明日へと移せればなと思うのですがいかがでしょうか?また、背後様が他にもやっておきたい事等ありましたら、そちらを優先致しますので遠慮無くおっしゃって下さいませ!)
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