胡散臭そうな男 2025-07-25 23:01:02 |
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…結太。ほんま、いい加減にせぇよ。
( なんだか焦り気味で目を合わさない相棒の様子に、肩を押す手を握ってぐいと引き寄せ、その目を捉えた。
自分が驚かせてしまったことがトリガーになったのか、まだ口元を抑えている辺り咳が治まっていないのだろうか。口調は少し強いが、眉は心配そうにひそめられ、ゆるく抱きとめると背中を摩った。)
お前、そうやって誤魔化すの何回目や。バレてへんと思ったら大間違いやぞ。隠して悪化される方が怖いねんで、ちゃんと言えや。
たつや、くん…
(肩を押していた手を掴まれ、目を合わせられるとハッとして名前を呼び。その顔色は白く、本当ならすぐにでもトイレに駆け込みたい程で、その後ゆっくりと抱き止められ背中を摩られるともう、なす術は無く、自分の今の状態を吐露していって)
…ごめん、実は今朝からちょっと調子悪くて、大丈夫かなと思ってたんだけど、せき、一度出たら止まらなくて…でも仕事、あるから…
そうか。すぐに気付けへんくてごめんな、キツかったやろ?
( 正直に容態を聞けば、なんだかホッとしたように肩の力を抜き、優しく上記を告げた。ゆっくりとソファーへ踵を返すと、そのまま相方を座らせ、冷蔵庫から水の入ったペットボトルを取り出し手渡す。色の悪い頬へそっと手を当てると、ぷにぷにとその頬を軽くつついて笑ってみせる。)
留守番しとってもええけど。なんだかんだ龍也くん大好きなお前のことや、一緒に行きたいんやろ?
まだ少し時間はあるし、今は大人しくしとき。
俺にバレたないならわざわざ言わんでもええけど、それなら、ちゃんと自分で休まなアカンで。…な?
うん…俺もごめん…
(ソファに座らされながら覚悟した様に言う言葉は、緊張と反省からか酷く小さく。水を受け取り、飲もうとしていると頬をつつかれ『あぁ、怒ってないんだ』と、心の中で呟いて。続けられた言葉には小さく笑みを溢すと下記を伝えて)
…一緒にいたいに決まってます…時間ギリギリまで休ませてくれれば、きっと治るから。…こんなの、自分からバレたい人なんていないでしょ…今度から無理なら、ちゃんと言う様にはしますけど…
そうやなぁ、弱みを見せるって、難しいよなぁ…。
出る時間なったら声かけるから、横にでもなっとき。
( 一緒にいたい、と言ってくれる相手に、ふは、と笑いながら頭を軽く撫でて、次に続けられる言葉には小さく上記を返した。自分自身その気持ちはわかるし、無理をしないでいてくれるならそれでいい、と胸を撫で下ろし、自身もコーヒーを一口飲むと。思い出したように携帯電話を取り出した。)
俺、ちょっと電話してくるわ。待っとってな?
ん…でも龍也くんになら、頼っても良いとは思ってるので…解った、…ちゃんと一緒に行こうね…
(頭を撫でられると、少し照れた様に頬が赤くなり。自分がちゃんと心を許している事を告げると、横になる様に促されたので靴を脱ぎ、きちんと揃えてはソファの上にそのまま横になる。電話をしてくる、との事だったので出来るなら一緒にいて欲しいがそれは自分の我儘だと解っているので、下記を言って見送り)
解った…待ってる…
そんな顔せんと、すぐ戻ってくるからな。
( 携帯を片手に横になった相手をちらりと見ると、なんとなく寂しそうに見えたのか、はは、と笑ってもう一度くしゃりと髪を撫でた。
そして、「もしもしぃ、おっちゃんー?」と一度事務所から出ていきながら陽気に電話の相手へ話しかけた。電話相手はお世話になっている近所のおじちゃんらしく、依頼で遠出する時はよくバイクを借りている。そんなおじちゃんに続けて「ほんまごめん!今日、バイクやなくて、車貸してくれへん?」と見えない相手に頭を下げながら会話を続け、15分ほどすると事務所の中へと戻ってくる。)
(またくしゃ、と頭を撫でられると嬉しい反面、『そんなに撫でやすいんだろうか…』と疑問に思っては自分の頭に手を当ててみる。撫でられるのは嫌じゃ無いけれど、撫でられるのが癖になるのはちょっと困るかも知れない…と考えていて。相手が事務所を出ていって数分、声は聞こえるが会話の内容までは解らないので、恐らく仕事内容の確認か、その相談か…と想像していると戻って来たのが見えたので、横になったまま声をかけて)
電話終わったんですね。…まだ出る時間じゃないですか?
おう、電気屋のおっちゃんにちょっとな。
(相手からの声掛けに1つ頷くと、手にしていた携帯は役目を終えたかのようにポケットへしまって。
横になっている相手の元へ近づき、頭上側に腰掛けると「あとちょっと時間あるで」と続け、笑顔を向けながら返答を。)
なんか他の飲みもんでも入れよか?
他にもしてほしいことあったらちゃぁんと言うんやで!
(電話を終えて来た相手がソファに座ろうとしているのを見ると、自分の頭を少しズラしてスペースに余裕を作って。返事を聞いてまだもう少し時間がある事が解ると、小さく息をついて目を瞑り。『他にして欲しい事』という単語を頭の中でぐるぐると巡らせては、ふと思いついた事があったので伝えてみて)
…出る時間までで良いので、背中摩って貰って良いかな…?さっき、凄く楽になったから…
(足を組みソファの背もたれに体重を預けていると、ふと耳に入ってきた頼み事にぱっと笑顔を浮かべて嬉しそうに頷いた。ゆっくりと相棒の背に自身の手を重ねると、子どもをあやす様に優しく擦りはじめて。)
あったり前やんー!こんなんでええならいくらでもやったるで。なんなら膝枕もしたろか?
( 頼られて嬉しいのか、その顔は尚もしっぽをぶんぶんと振る大型犬のようで。なんなら膝枕も、と発言するとわはわはと笑って。)
ふふ…ありがとう…
(相手に背中を摩られると、それに合わせてゆっくりと呼吸をしていて。相手の機嫌が良くなるのを解っていて、膝枕も!との発言には小さく首を振って、『頭が低い方が今は楽だから』と決して相手が傷付くことが無いようにと理由を伝えて。暫く摩られていて大分落ち着いて来たのか、時間をかけて起き上がると下記を伝え)
…すみませんもう、大丈夫です。そろそろ出ないと…
( 膝枕を断られるが、その理由に「それもそやな」と尚も優しく目を細め笑いながら相手を見下ろして。
暫くしてゆっくり起き上がる相手を見ると、ちらりと時計に目をやり、自分も立ち上がる。)
まぁ、今日はそない難しい依頼でもないけど、あんまり無理はせんでな?
( そう言いながら荷物を手にし相棒と共に事務所の外へ。1階まで降りると、そこには先程電話していたおっちゃんが立っていた。片手を上げて軽く挨拶を交わすと車のカギを受け取って、「夜には返すわー!」と路肩に停めてある車へ。)
今日はバイクやなくて車でいくで!これやったら移動も快適やろー?
はい…なるべく無茶しないように気をつけます…
(言いながら自分も片紐のバッグを肩にかけると相手と一緒に事務所を出る。まぁ気をつけようと思っていても身体が咄嗟に動いてしまう事もあるのだから絶対とは言い切れないな…と思いながら事務所の前に立っていた電気屋の店主に会釈をして。確かに車の方が良いのは事実だが、今度は車酔いが心配だなぁ…と考えるが今の時点では口にせず)
確かに快適です、ね…俺、後部座席でも良いかな…?
ええで、好きなところ乗り。
いつもはバイクですっ飛ばしてるけど、流石に体調悪い時は危ないからなぁ。
( 後部座席でも良いかと尋ねてくる相手には頷き、自分は運転席へ。「あ、でも、窓開けるのは橋渡ってからにせぇよ」と一言付け加える。体調が悪い時には窓を開けた方が楽かと思うが、何せこの近辺の空気はお世辞でも綺麗とは言えない。少し先にある橋を渡ればいくらかマシだろう。
携帯で相棒が送ってくれていた目的地の所在地を確認すればエンジンを始動させる。)
着いたら、まずは相手の尾行するで。写真と言質をとればこっちのもんや。
…もしかして俺の為?…ありがとう…
(後ろの席に乗り込みながら上記を言い、もしもの時は何処かコンビニにでも駆け込もうと考えていて。付け加えられたひと言には『うん、解ってる』と素直に告げて。車が発進するとその僅かな揺れに身を任せていて、“普段の言動の割には運転とか丁寧だよな”と少々失礼な事を考えては少し口角を上げ。言われた通り橋を渡り終えたところで窓を開けて)
解った。動ける様に少しでも体力温存しときますね…
( 「安全なのもそうやけど、たまには車運転したかってん。」そう返答しながら小さく笑うと、暫くして橋を渡切り運転席の窓も開けておく。風に靡く前髪を片手でかきあげると、ちらりと携帯の画面上に映し出された案内ルートを確認して。)
店ん中で証拠とれたらええねんけどな、俺らもあんま動かんで済むし…。
──でもこの店、カフェ&バーって謳っとるけど、確か深夜営業が風俗営業違反ちゃうかって言われてるところやんな?
昼過ぎからこんなところに来る男もア ホやなぁ。嬢と待ち合わせとかちゃう?
(窓から入ってくる風に当たりながら、相手の話を聞いていて。確かに店の名前は有名になっていて、それに伴って内装や余り良く無い噂が広まっている事もそういった店を利用しない自分でも何となく知っている。そんな所にこんな時間から行くなんて確かにおかしいよなぁ…と考えていると話を振られたので返して)
そうだね…バレなきゃ良い、とか思ってるんだろうけど…そういう思考って悪い事しようとしてる時にしかしないですよね…
しかも、そういう奴に限って絶対バレへんと思っとる。脳内お花畑やでほんま。
( 相棒からの返答に同意しつつ、呆れたように笑うと上記を付け加え、調査対象と店の関係や、浮気相手との関係なんかをあれこれ脳内で予測を立ててみる。何でも屋をしていればそれこそ色々な依頼がある訳で、後暗い案件も当たったことがある。しかし、本来の目的をもう一度振り返れば、ふぁ、と欠伸をひとつ零した。)
店の方も大分気にはなるけどな。…ま、今回の依頼は浮気調査やし、浮気してるかしてへんかが分かればええか。
なんかあれば、また別件として依頼が来るかもしれへんし。
ははっ、目の前の事しか見えてないんすよ、そういう人らは…
(相手の“脳内お花畑”という例えに思わず笑ってしまうと、皮肉った言い分を続けて。その後は現地に着いたら、先ずは店の特定、近辺の張り込み、人物の特定…証拠を掴むには色々な事をこなさなくてはいけないなと考えていて。今回のはそこまで危険が伴うものではない筈だが、自分の身体の事を考えるとやはり不安にはなる訳で。ごく、と喉を鳴らすと窓の外を見ては相手に問いかけて)
そうだね、その他の事は専門家に任せれば良いし、今回は依頼者にとって少しでも有益な情報が得られれば…ところで…まだその店に着かない、かな…?
ん、あともうちょいで着くで。この通りにある店や。
着いたらカメラと録音機、カバンから出して持っとってな。
( 聞こえてくる返答に此方もはは、と笑い。店について聞かれると、現在走っている通りを顎で指して。助手席に置いていた自分のカバンを後部座席へ渡すと、段々と例の店が見えてきたのか、少し離れた路肩へ車を停めて。携帯の画面を切り替えると調査対象の写真を表示した。)
コイツもあと少しで来るはずやけど…どこから来るか分からへんな。
(/お返事遅くなりました!平日は仕事の都合でお昼頃返信できない場合もありますので、ご了承下さいませ…蹴り可)
了解、いつでも記録出来る様にしてあるから大丈夫だよ
(相手がバックミラー越しに通りを示したのが見えると、こちらは機材が入っているカバンを持ち上げては上記を伝えて。車に乗り込む前はまだ少し気分が悪かったが、今は大分落ち着いているなぁ…と考えつつ外を見回していると写真の人物と似ている人が車の前を女性と一緒に通った気がして、咄嗟にカメラを向け写真を数枚撮って)
…ねぇ、もしかしてあの人かな…ほら、青いワンピースの人と歩いてる…
さすがやなぁ。ゆうちゃん、もうすっかりこの仕事に慣れたんちゃう?
( 準備万端の様子の相手に笑いつつ上記を返し、自分はペン型のカメラをジャケットの胸ポケットにさし、録画がされるようにと電源をオンにした。
そして、道をゆく男女の姿を相棒に続いて捉えると、ふぅん、と店に入っていこうとするその背をじっと見つめた。そして、少し間を開けると車のドアを開く。)
店で女と会うんかと思っとったけど、店にはただお茶しに来ただけやろか…。俺らも店の中いくで。
(『もうすっかりこの仕事に慣れた』との言葉には少しだけ胸を張る。相棒として、隣に立つ者として相手が恥ずかしくない存在に…と努力をしてきた結果が、目に見え始めてきたという事だろう。ドアを開け店の中に入ろうとしている様子の相手に続いて車を降りようとしては、思い出した様にマスクを身に付け。今日はもうこれ以上体調が崩れる事の無いように…と頭の片隅で考えていて。観察対象が店から出てきたり、自分達を見つけたりする事が無いようにと警戒しながら店内に入ろうとし)
ここから何処かに向かうんですかね…会話の内容とかもちゃんと聞いておかないとですね!
平日の真昼間から堂々とデートっちゅーことか。
羨ましい限りやな。
( そうやな、と相棒の言葉に頷きながら返答をすると、羨ましい、なんて冗談交じりに言ってみて。
この時間帯はカフェとして営業しているらしい店に入ると、店員に2名ですと指で示しながらさっと辺りを見渡し、店内の奥側、3つ並んだ内の真ん中にあるボックス席で仲睦まじく向かい合って座っているターゲットを発見すると、そこから斜めうしろ辺りに位置する席を指さして、店員へにっこりと笑顔で)
あ、あの席座ってもええですかー?
注文決まりましたらまた呼びますんで。
(観察対象の行動を見て『羨ましい』という相手の発言を聞いては、自分達のこの状況じゃ確かにデートとは言い難いなぁなんて仕事中にも関わらずひとりでにショックを受けていて。まぁまた何処か誘えば良いかと考えていては華麗に店員へ要望を投げる相手について行って席に座る。余りジロジロと周りを見回すと怪しまれてしまうので横目でチラチラと対象を意識していて)
…何回似たような依頼受けても、この時間が1番気ぃ張るな…
まぁ、分からんでもないけどな。でもアイツ、全然警戒してへんで。彼女にバレないと思ってんのか、バレてもいいと思ってんのか…。どっちにしろア ホやな。
( 小声で返答しながら、こちらも横目でターゲットの様子を観察する。狭い店内に他のお客さんが少ないこともあり、唐牛で会話が聞こえてくるが、今のところ他愛もない話をしているようだった。まぁ、傍からみれば普通の幸せそうなカップルといった様子だろうか。店員が持ってきてくれたお冷を一口飲みながら、ふと、思いついたように相棒へ)
ゆうちゃん、彼女さんにショートメッセージでええから、今彼氏に電話かけろ、言うてくれへん?
(/遅くなりました!)
なんと言うか…図太い神経してますね…
(こそっ、と相手に返せば微かに聞こえてくる観察対象の会話に耳を澄ませ。他の客に怪しまれない様にこちらもお冷をひと口飲むと、ふと投げられた言葉に目配せをすればスマホを開いて。手早く『今彼氏さんに電話掛けられますか?』と要件を打ち込めば送信して)
今送りました。さて…どうなるか…
「…あ、悪い。ちょっと上司から電話だ。」
( 数分後、着信が来たらしい男はちらりと携帯の画面を見ると慌てて立ち上がり、目の前の女性へ「ちょっと待ってて」と付け足すと、電話に出るためか店外へ向かっていった。)
…ゆうちゃん、俺ちょっとタバコ吸ってくるわ。
適当に飲みもん頼んどって…あ、持ち帰り用で!
( 男の発言的にほぼ浮気確定のようなもので、ワクワクしてきたのか少し経ってから席を立つと、店の出入口付近で電話をしている相手をちらりと見やる。そして小声でもう1つ、「なんとか電話粘ってくれって言うてて」とひとしきり頼み事を終えると、自分も店の出入口へ向かった。)
(/お時間ある時にお返事もらえれば大丈夫ですので、あまりお気になさらずー!私も早い時と遅い時まちまちなので…!)
…あ、席立ちましたね…って、煙草?こんな時に?
(観察対象の様子を見ていると焦った様に席を立ったのでそれを目線で追っていると相棒はこんな時にタバコを吸いに行くと言う。こちらが何か突っ込む前に色々と頼まれ、まぁ、自分と組む前はそれなりに吸っていた様なので仕方無いか…と考えては『はい』と小声で返事をして依頼人に再度メッセージを送信する。まだこの手の仕事をして日の浅い彼には、相棒がどういう経緯で席を立ったのか根本的な所は理解出来ていない様で。その後はテイクアウトのメニュー表を見て店員に注文をしていて)
確固たる証拠まで後もう一歩、って所かなぁ…
(/優しい言葉をありがとうございます!お相手様もお気にならさず!ではまた何かあれば背後は顔出します~)
( 不可解そうな顔をしている相棒へ「まぁ、見とき。」と片手をひらりと上げてゆったりとした足取りで自分も店外へ。店の玄関を隔てて、ポケットなんかを漁って煙草を探すふりをしながら、『だから、仕事が立て込んでるんだって』と少し苛立ったような口調で会話をする様子をしばらく横目で観察する。会話の内容的に、どちらの女性にも仕事を言い訳に使っているらしい。
煙草を1本口にくわえ、ライターで火をつけようとしていると、『とにかく、帰るのは明日になるから。』と一方的に通話を切り、店内へ戻ろうとする。そこへ、申し訳なさそうに声を小さくしながら声をかけた。)
あ、お兄さん、すんません。…ライター待ってないですか?俺の、オイル切れてたみたいで…。
「いや、あの、煙草吸わないので…。」
あ、そうなんですね!ほんと、すんません急に!ありがとうございます!ほんなら、俺も中に戻ろかな…ぁ、お先にどうぞ!
(火がないなら仕方ないか、と煙草をしまいつつ、店の扉を開けると笑顔で相手を促して、席へ戻る際、女性の元へと向かう姿に、これまた初めて気が付いたかのように「あ、彼女さんですか?」と聞くと、男はまんまと、そうです、という言葉と共に頷いた。「そうやったんですねー!デート中に引き止めちゃってほんますんませんー…」なんて言いながら、お互いに会釈をし席へ戻って行った。相棒の元へと帰ると、ターゲットに聞かれてもいいようにと通常の声量で話を続ける。)
火ぃつかんかったから煙草吸えへんかったわー。
…お、飲み物頼んでくれてありがとう!ほんなら、そろそろ時間やし、車戻ろか。
(腑に落ちない表情をしている事に気付かれたのか余裕そうな雰囲気で席を立って行く相手には“ああいうのを大人の余裕っていうのか?…いや、単なる慣れか…”と、心の中で呟き。暫くは1人でぼーっとお冷を飲みながら席に座っていたが、自分の存在に気付いたのか観察対象と一緒に居た女性と目が合ってしまい咄嗟に『す、素敵な彼氏さんですよね。仲良いんですか?』と声をかけて。女性は少しぎこちなかったが『そうです、まだ日は浅いですけれど』と笑みを浮かべていて、何だかとても複雑な気持ちになる。そうして彼女から目線を逸らした所へ、貴方が帰ってきて)
おかえりなさい、あー…火がないんじゃしょうがないけど、それは残念ですね…そうですね、戻りましょうか
( 立ち上がった相棒と共に、店員からテイクアウトした飲み物を受け取るとそのまま会計へ。ターゲットとすれ違う際にはヘラヘラと再度軽く会釈をしておき、会計を終えると一旦車の中へと戻り、深いため息とともにシートへ腰を沈めた。胸ポケットからカメラを取り出すと、カチリ、とボタンを押し一度録画を止めておいて。)
ばっちり言質はとれたし、正真正銘の二股野郎やなぁ。
どっちにも仕事や言うて言い訳してたで。
そういえば、ゆうちゃんは女の方と喋ってたやんな?
( 浮気してるのは確実となったのだが、さて、この結果を報告するのがまた疲れるんだよなぁ、と心の中で考えつつ、ふと、先程店外から戻る時に相棒が浮気相手の女性と少し話していたように見えて、どやったん?とたずねてみる。)
(会計を終えた相手と車に戻ると、大きな溜息をついて何だか疲れた様子だったので『お疲れ、』と静かに言って。その後の相手の言葉には刑事ドラマや探偵小説に良く出てくる手だなぁ…と考えていて。『帰ったら内容、紙にまとめとく』と返すと、続く質問には少し言葉を詰まらせて。そういう仕事をしているのだからキツい場面に当たる事は少なくないのだが、いざ自分が当事者になるとやはり堪える。背もたれより少し背中を離すと、『あぁ…どうも何も…』と溜息混じりに話し始め)
あの人はね、観察対象がまさか彼女持ちだなんてまるで気付いていないみたいだった…本当に、純粋に好きだって気持ちが伝わって来たよ…こういうのって、本当に誰も救われないのにその時はその気になって周りが見えなくなるんだから…その誘惑に気付かないなんて観察対象も、ばかだよなぁ…
(言い切ると、こちらも少し疲れた様子でまた凭れかかり静かに息をついては目を閉じて)
(/いつもありがとうございます。50レス突破致しまして今更言うことでもないのかなと思ったのですが、今後も続けて行く上でお相手様にもより動き易い環境でいて欲しいなとの考えに至りましたのでお話させて頂きます。と言うのも…ここまでを見返しまして、結太のツンデレ要素を思ったより取り入れられていないかも知れない…!とこちら背後は感じたのですが、お相手様的にはもう少しこうして欲しいという要望は有りますか?結太について補足したい事でも構いませんので、お伝え頂けると幸いです!)
( 「そっちもな」と労いの言葉を返し、続けて内容をまとめてくれるという言葉にはやった!とばかりに嬉しそうにお礼を述べる。ただ単にサボっているだけなのだが、どうにも書類作業などは面倒くさくて苦手らしい。
しかし、女性との会話を思い出したのか、ため息混じりになる相手の声音に、ちらりとバックミラー越しにその様子を見つめて。語り始めた内容に、あぁ、と小さく笑いながら納得すれば、先程の店で買ったドリンクを一口飲んだ。)
女も腹黒いときあんねんけど、今回は違ったみたいやなぁ。
…1人からの好意では満足できひん残念な奴やねん。一時の欲望に忠実なのはある意味羨ましいけどな。周りを巻き込んでることに気付けへんなら、変わらんままやろうな。
まぁ、女の子たちは可哀想やけど、情移しても自分がキツくなるだけやで?ほどほどにしとき。
( 疲れたように目を瞑る相手を見守ると、静かなトーンで上記を述べる。欲望に忠実なところは羨ましい、と1つ笑ってみせると、そのままゆっくり車を発進させながら、どんどん小さくなっていく店をもう一度ミラー越しに捉えて。
何でも屋というのは、掃除や猫探し、はたまた今回のように人間の醜い部分に触れる機会がよくある。自分も情には弱い方だと思うが、依頼をこなす上ではいくらか線を引いている。…というより、慣れた、という方が正しい表現かもしれない。)
(/ わざわざお声かけありがとうございます!
そうですね…こちらとしましては特に違和感なく、といいますか…、心を開いてくれているようでまだ少しの壁を感じる。という意味では、ほどよい距離感でやっていけてるのかな、と感じます!後々もっと仲良くなっていけたらいいな!と思ってはいますが、今のところそのままの結太くんでも問題ありません!
逆に、背後様が少し調整したいということでしたら、そちらも問題ありませんので…!
うちの龍也にも何かご要望などございましたらなんなりと仰ってください…!)
(自分が書面にまとめておく作業を買って出た事に嬉しそうにする相方の様子には『龍也くんもちゃんと事務作業してくださいね?…今回は良いですけど』と少し強い口調で返し。だが決して本気でそう思っている訳ではなく、あくまでもこの重くなった空気を跳ね除けようとしての言葉で。続く相方の言葉には『それもそうなんだけど…まだ俺はちゃんと割り切れないなぁ』と返しては飲み物に手を伸ばして二口ほど飲んだ後、相手の様子をじっと見ていて。何だか軽く言ってのけている様だが、そもそも人の情に訴えられる性分でなければこんな仕事には就いてはいないだろうし、自分をあの場で拾ったりもしなかっただろうな…と考えたが敢えてそれは言わないでおく事にして。帰路の途中で見慣れたコンビニが見えると、もう帰れるという安心感から少し気が抜けて、疲れがどっと押し寄せては下記を伝えて)
…ごめん、ちょっと横になるから、着いたら起こして下さい…
(/お返事ありがとうございます。解りました、ではもう少しこのままで今後より心を開ける様なエピソードを構築していければという事で、よろしくお願い致します!
お相手様が大丈夫であれば、こちらも今の所調整点有りません。
龍也くんにも今の所要望等有りませんので、今後ともどうか結太と仲良くしてやって下さいませ~)
( 事務作業してくれと言われると「はーい、すんまへーん」と怒られた子どものように返事をしながら笑い。また、自分の言葉に割り切れないと返した様子には、軽く笑って終わらせるものの、内心、彼にはそのままでいてほしい気持ちもある。割り切れたほうが仕事をする上では楽になれるはずだが、慣れていくにつれてどんどん冷たい人間になっていくような感覚もあるもので。
そんな事を考えているとまたも後部座席から声が聞こえ、起こして欲しいとのお願いには「了解ー」と返事をしておく。体調が悪いまま仕事をさせてしまった事が心配だが、とりあえず静かに車を走らせることに集中して。)
──
──ゆうちゃんついたで。起きれるか?
(暫くして事務所前に車を止めると、後部座席のドアを開けて優しく肩を叩いてみる。)
(/了解しました!
また何かあればお声掛けくださいー!)
(『横になる』と伝えた直後から交差点の曲がり方や走行スピードが緩くなった事で、こちらも安心して目を閉じて横になり。だが、そのお陰で酔いはしないもののどうやら出発前になりを潜めたと思っていた胸の苦しさが今になって主張してきて、事務所に着くまで丁度相方からは見えない位置で静かに胸を摩っていて。暫くして停車した感覚が横たわった身体に伝わり、後部座席のドアが開けられると優しい声と共に肩を叩かれる。バレるのを待つ位なら言ってしまった方が自他共に楽だ、と、いつか考えた様な思考も蘇り、苦しそうに息を吐き出すと、静かに下記を伝えて)
…無理かも知れない、酔っては無いんだけど胸の辺りがつっかえる感じがしてて、その感じが気持ち悪い…
そうかぁ、そらキツイなぁ。
…ちょっとむさ苦しくなるかもしれへんけど、我慢してや?
( 苦しそうな相棒の言葉に目を細めて心配そうにし、そっとその頬を撫でる。すぐに不調を伝えてくれた事に関しては少し嬉しくもあるものの、よいしょ、と後部座席に自分も身を乗り出せば、ゆっくりと相手の背と膝下に腕を差し込んで抱き上げる。
男に抱っこされるのは嫌だとは思うが、これも相手の体調を最優先にしてのことなので致し方ない。
事務所がある階まではエレベーターを利用することにし、帰ってきたら相手の部屋へ一直線に向かった。)
…うん…しんどい…え、何する…ちょっ、
(頬を撫でられると尚も正直に気持ちを吐露すると、直後に自分の背と膝の下に入れ込まれた手にぴく、と身体を震わせるも拒否する力までは無く、口では『えぇ、なにこれどんな状況…』等と呟きながらも抵抗せず抱かれていて。確かに今の自分には肩に掴まる力も残って無いし、背負われるよりは抱かれていた方が身体に負担がかからない。それを解って相方がそうしているのだとしたら、本当に世話焼きだよなぁと思いつつ自室が近付いて来ると、『ベッドに降ろしてくれる?』と静かに伝えては胸に手を当てたままで)
…うー…なんかスッキリしない…かと言って薬飲む程じゃ無いし…変な感じ…
( ベッドに降ろしてと言われると、はいよ、と一言返して。彼のベッドに片膝をつき、ゆっくりとした動作で抱えていた身体をおろすと、尚も胸に手を当てたまま不調を訴える相棒へ心配そうな視線を注いだ。)
休んで治ってくれたらええねんけどな…。
ゆうちゃん、体調崩しやすいのは何となくわかってんねんけど、どこか悪いん?呼吸器?
( 片手で相手の頭をポンポンと撫で、もう片方の手は胸を抑える手に重ねてみる。誰だってそうかもしれないが、苦しそうな姿を見るのはあまり得意ではない。早く良くなりますように、と願いながら重ねた手を軽く握ってみる。
そして、よく体調を崩してしまう相棒へどこか元々悪いのかと尋ねてみる。なかなか弱みを見せようとしない相手だが、咳き込んだり、激しく動いた後に苦しそうにしている姿をこれまで何度か見たことがある。その度に此方から休むように指示していたが…、此方から聞かなければ多分ずっと隠すつもりだろう。)
(ゆっくりと身体をベッドへ降ろされては、そこでやっと全身の力を抜いてマットレスに体重を預けて。降ろされた事で自分を抱えていた相方のぬくもりが遠のいてしまった事が少し切なくて『あっ…』と思わず声を漏らしてしまうが、後に続けられた質問にはギクリと表情を強張らせる。相手には頼って良いと思っているとは言ったが、今まで自分の体質のせいで幾度と無く突き放され絶望を味わって来た自分にとって“自分の事を曝け出す”という事がどれだけ苦痛であるか。もしかしたら相手は自分から離れていってしまうかも知れない。やっと見つけた、居場所、なのに。そう色々と考えていると、過去のトラウマや極度の緊張に侵されて『ぐっ、う』と喉を詰まらせた様な声が出ては、顔色が徐々に悪くなって)
…心肺機能、が人より弱くて…時々酷い咳と、体調によっては戻す事も、あって…今はちょっとヤバめ、かも…
(徐々に顔色を悪くしてしまう相方を見て、「大丈夫やで」と優しく声をかける。突発的に症状が悪化してしまったのか、はたまた思い出したくない事でも思い出したのか。彼の様子から察するに後者かもしれないな、と考えると、今は傍を離れるよりも近くにいた方が良さそうだと判断した。この辺りに住んでいるのは、ほとんどが訳ありで、自分も、きっと彼も、例外ではない。)
吐きたかったら吐いてもええよ。そしたら、暫くは俺のベッドで一緒寝ることなるけど。
… 具合悪い時、1人やと嫌やろ?龍也くんはちゃんと傍におるからな。
( 教えてくれてありがとう、と一言言うと、ベッドに腰掛けていた体勢から床に両膝をつき、相手の顔に自分の顔を寄せると、片手で尚も頭を撫でながら、ベッドが汚れたら自分の所で一緒に寝ることになる、なんて冗談めいて笑ってみせる。
自分は体が丈夫な方だが、だからこそ、たまに風邪なんかを引くと寂しくてたまらない時がある。それ故か、上記を言い終わったあとも、「大丈夫やで」と優しく繰り返した。)
(自分の容態を察して優しく声を掛けてくれる相方に倣い、自分も口元を手で覆い、呼吸を落ち着けられる様に努力してみる。だが一度波立ったものは勢いを弱める気配は無く、けほ、けほけほ、と不規則な咳き込みはやがて嘔吐きを呼んで、冗談めかした相方の言葉も、後に続く優しい言葉にも力無い頷きしか返す事が出来なくなっていた。せめてベッドを汚さずに済ませられたら…と考えていると“こっ、”という喉からの不快音と共に手の中に横たわった姿勢のまま戻してしまい。その目には大粒の涙が浮かんでおり。起き上がれずとも、必死に自分で片付けをすると訴えていて、その様子は何か衝動に駆られている様で)
っあ、…っ、ごめ、ん…かたづけ、するから、…っ…
だいーじょうぶやで、大丈夫。
( かける言葉も虚しく、相棒は尚も苦しそうにしながらそのまま戻してしまったようで。しかし、それでも変わらず言葉をかけ続け、頭を撫でていた手を背へ回すと優しくその背を擦り、空いた手で流れてくる涙を拭ってあげた。衝動に駆られているかのように謝り、片付けをするという相手には変わらず上記を伝えたまま、少しでも落ち着くようにと笑いかけて。
だが、汚れてしまった相手の手を見れば、流石にそのままだと可哀想かと考え、「タオルとか持ってくるわ。すぐ戻るかな、な?」と声をかけ、足早に必要そうな物を抱えて戻ってくる。
気にせんでいいからなーと、のんびりとした口調で相棒を励ます様子とは裏腹に、明らかに多すぎるタオルと袋、水の入ったペットボトルを何故か2.3本抱えている様子を見ると、いくらか慌てているようで。)
ごめんなぁ、俺、人の看病とか慣れてへんから下手くそやろ。
でも、片付けぐらい俺でもできるし、ほんまに気にしたらあかんで!
( 慣れてない、と笑いながら、汚れた相手の手とシーツを拭い、綺麗なタオルを1枚家に渡した。続けて、水も飲むか?と目で聞きながら水も差し出してみる。)
(苦しくて、その感覚の捌け口を探してもがいていると途端にかけられた優しい言葉が妙に透き通って自分の脳に届き、少しだけ胸が軽くなる。一瞬姿が見えなくなったかと思えば大量のタオルと袋、水入りのボトルを抱えて戻って来た相方の姿に思わず和んでしまうと、戻した事で少し落ち着いた吐き気を抱えたまま『ありがとう』と呟いて。これまで拒絶される事の方が多かった自分にとって、励まされてありのままを受け止めてくれたのは相方が初めてで、嬉しい以外の言葉が見つからない。慣れていない、と言いつつもテキパキと片付けを行なっていく様子には言葉に出さずとも感謝が伝わる様ゆっくりと頷いて。その後タオルを手渡され、水も飲むか?との合図には肯定と伝える様こちらも目線を送っては、下記を小さな声で伝えて)
その袋と、薬も貰って良いですか…棚の1番上の引き出し…青い外装の薬です…
(言い終わるとボトルのキャップを何とか自力で開け、水をひと口含んで。引き出しの中には複数種の薬の袋が入っており、青い袋の表には薬剤師の手書きで“制吐剤”と書かれている。胸が苦しいのは吐き気が治れば多少良くなる為、先ずはモヤモヤと気持ち悪いのを鎮めようと考えたらしい)
( 礼を言われると少し安堵し、こちらの言葉に頷いてくれる様を見て笑って見せた。水と袋を手渡すと、そのまま彼の言葉に続いて棚へと視線を向け、言われたとおりに1番上の引き出しを開ける。数種類もある袋の中から青いものを探し出すと、それを渡し、再度ベッドの端に腰掛けた。)
薬飲んで良くなったらええな。
あ、寝るんやったら俺のベッドで寝るんやで。
(再度相手の背中に片手を伸ばして優しくさすると上記を述べ、「ついでに、龍也くんの添い寝オプションつけますかー?」なんて冗談を言ってみる。)
(薬袋を受け取るとその中から錠剤を2錠取り出せば水と一緒に口に含んで飲み込み。ベッドの端に腰掛けた相方の肩に少しだけ凭れかかると、相手のベッドまで汚したくないので彼の提案には緩く首を横に振って。座っている方が楽なのもあるので、『暫く、このままで摩ってて…』と袋を握りしめたまま小さな声で言って。度々、くっ、と込み上がって来るのを抑えながら少し出て来た余裕から『ふふ、』と笑って下記を言って)
…これも、添い寝、って言わないかな…っ、うー…治まれー…
これ添い寝なん?でも、寝てへんから…寄り添い?
( 彼の小さな声を受け取ると、わかった、とそのまま優しく背中を摩り、笑ってくれたことにもう1つ安堵した。つられて此方も笑いながら上記を返し、「良くなるまでおしゃべりでもしてよか」と続け、何故だかまた、へへ、と笑った。)
…ゆうちゃんが体調悪いのにこんなん言うたらアレやけど、なんか俺、嬉しいわ。
こっち来て結構経つけど、ずっと遠慮してたやろ?
俺も長いこと1人やったし、誰かの世話できるの嬉しいねん。
( 近所にいるのは訳ありの人ばかり、それでも優しい人も沢山いて、自分がここにたどり着いた時に助けてくれた人も多くいる。それでも、体調が悪くて辛い時、悲しい時、肝心な時に寄り添ってくれる人は居なかった。だからこそ、自分が寄り添う立場になった時、相手の辛さや悲しみにもしっかり寄り添えるようになりたいとずっと思っていた。
「せやからいっぱい迷惑かけてな!」と最後に付け足し、背中をぽんぽんと優しく叩いた。)
…確かに、寝てない…
(相方の言葉には自分の発言に気付かされ、上記を言うと照れ隠しに相方の肩に頭を擦り付けてみる。服の奥に感じる微かなタバコの匂いと、独特の心地良さが自分を包んでいき。“おしゃべり”の内容を考えていると後に続く相方の言葉で、ここで過ごし始めた頃の事を少し思い出して。確かにこれまでは色々と気持ちの整理も付かず、成り行きで決まってしまった部分もあった為、まだ実際のところは“慣れては来たものの馴染む所まではいかない”というのが本音だった。『誰かの世話ができるのが嬉しい』との言葉には、やっぱりこの人は根っからの世話焼き気質なんだな、と確信して、薬の副作用で眠気が襲って来ているぼーっとした思考の中、下記を伝えて)
あの時龍也くんが拾ってくれなかったら、俺も1人のままでしたよ…迷惑にはならない様にこれからも頑張ります、けど…何かあった時の為に俺の事、もっと伝えますね…
うん。お互いにやな。
( 相手に肩を貸したまま、返ってくる言葉に小さく笑って。此方としては迷惑大歓迎なのだが、やはり頑固な彼は迷惑にはなりたくないらしい。それでも、伝えてくれる、というのだからそれだけで十分だ。かくいう自分も、彼に伝えていないことは沢山ある。それ故か、頷きながら“お互いに”という言葉を使っていると、ふと、相手の変化に気が付き、頭をポンポンと撫でた。)
眠くなってきたん?横になるのキツイんやったら、このまま肩に凭れててもええで。
…うん…
(自分の言葉に頷いてくれた相手に短く返事をするとぽんぽん、と頭を撫でられて『ふふ…』と笑ってしまう。薬が効いてきたのか徐々に落ち着いてくる吐き気とは裏腹に強くなってきた眠気で瞼はどんどん重くなっていき。だが相方と支え合っているこの状況をこれ以上味わえないのはとても残念なので、眠っても良いと誘う様な言葉にはゆるりと首を横に振って。加えてこのまま横になるのは相方の言葉通りキツいので肩に凭れた体制で話題を探すと、すーっ、と長く息を吸って)
例の女子大生、次いつ来るって言ってました?それまでに、資料まとめないと…
(首を横に振る相棒をみて「寝ないんかい」と小さく笑いながら思わずツッコみ、幾らか体調もマシになってきたらしい様子を見ると此方も身体の力を抜き、無意識に龍の描かれている右腕をかいた。彼がやってくるまでは暇さえあればタバコを吸っていたので、今も時々吸いたくなるのだが、吸う代わりになんとなく右腕を触ってしまうようになった。
そうしていると、どうやら仕事のことを気にしているらしい発言に、んー、と依頼人について思考する。)
証拠掴んだらこっちから連絡するって伝えてるからそない急がんでもええけど……、まぁ、明日でまとめて、明後日ぐらいには来て貰えるように連絡しとこか。
あ、ゆうちゃんが体調悪い時はちゃんと資料まとめも自分でやるから、心配せんでな?
…そう、ですか…じゃあ明日には文字に起こして、おかないとですね…俺が元気な時も、やってくれなきゃ困りますよ…
(相方の返答にはこの期に及んでまだ自分の仕事を自分で片付けたいとの意思表示と、先程のお返しとは言わないが冗談めかした言葉を珍しく間延びした声で言って。もう半分寝かかっていて、今はここで寝てしまえば相方にまた自分を運ばせてしまうという事だけが気がかりで。だが襲い来る眠気には勝てず、言い終わる頃には完全に瞼を閉じていて)
わかってるってー!ちゃんとやりますー。
─………ん?ゆうちゃん?
( 間延びした声を聞きながら、小さく笑いまるで母親に注意される子どもかのように返事をする。しかし、暫くしても相手からのリアクションが返ってこない為、名前を呼びながら尚も凭れたままの顔を覗き込んだ。
すると、小さな寝息をたてながら瞼を閉じていることに気付き、もう一度ぽんぽんと優しく頭を撫でてやる。そこからは起こさないようにと慎重に相手の身体を抱え、ゆっくりと自室へ移動しベッドに寝かせると、胸の辺りまで毛布をかけておく。
相棒の寝顔を少しばかり見守ると、彼の部屋の掃除と仕事の後片付けを行うためにその場を後にした。
諸々の用事を済ませ、電気屋のおっちゃんに車を返し雑談をして事務所に帰る頃には、いつの間にか夜になっていた──。)
ん…ん…?
(微睡の中でふわり、と誰かに抱き上げられる様な感覚がありその感覚が無くなってしまうと少しだけ眉間に皺を寄せる。眠りに落ちた時にはもう殆ど吐き気は無くなっていて、眠っている間は胸の苦しさにも惑わされる事は無く。暫くしてひとりでに目が覚めると、そこがいつも自分の眠っているベッドの感触ではない事に気が付き、徐々に自分の状況を思い出してぱっ、と起き上がるとゆったりと胸を摩り。制吐剤が効いたのか幾分かすっきりしている胸中にほっとすると、相方の姿を探しに行こうとベッドから立ち上がって部屋を出て)
…龍也く…ん、どこ…
(/すみません背後です。以前に、もっと仲良くなれるイベント等あれば良いですね!という話をしていて何か無いかな~…と考えていて思いついたものがあったので、提案として書き込んでおきます!今後の流れの候補となれば幸いです。↓
・何処かのタイミングでお酒を外に飲みに行こうという話になり、結太が思いの外ザルで龍也くんが先に酔っ払って過去の話をぽろっ、と聞かせてしまう
・結太の体調を鑑みた龍也くんが事務所に結太を残して1人で少し危険な依頼を片付けようとしてちょっとピンチに陥った所に結太が駆けつけて無茶をして助ける
・龍也くんが無茶して怪我をして、結太が1人で依頼を片付けに行く的な逆パターンもアリかな、と…)
─……、お、ゆうちゃん!もう起きて平気なん?
1階のおばちゃんが飯くれたで。食べやすい汁そばも作ってくれたから、一緒に食べよ。
( 相手が事務所にやって来て少し経つと、中華屋の袋を片手に外から戻ってきて。相棒の姿を見つけるとぱっと笑顔になり駆け寄っていく。事務所のあるビルの1階には老舗の中華屋があり、そこのおばちゃんにもよくお世話になっているのだが、帰る途中で捕まり料理を持たされたらしい。袋を軽く掲げ一緒に食べようと笑いかけると、持ち帰り用の容器に入った料理達をテーブルに並べていった。)
(/ ご提案ありがとうございます!私も考えていたところなのでとても助かります!
龍也の過去を話す展開はどこかで入れたいなと思っていたのですが、なんせ自分のことはなかなか話さないようなキャラなので…酔った勢いで、というのは確かに良いかもしれません!
結太くんがこちらを気遣って1人で依頼をこなす際、偶然にも過去と類似するような内容で、色々思い出し苦しんでいる時に龍也が駆けつける、というのも、過去編を取り入れる前にあると胸熱かもですね…!)
(しん、と静まり返った事務所にて、ソファに腰掛けつつ今日あった事を思い返していると、随分と自分は醜態を晒してしまったらしいという事を自覚していって。反応からしてちょっとやそっとの事では自分を捨てないという事は解った筈なのだが、それでもやっぱり自分が相手に気を使わせてしまう存在である事に変わりは無いな…と考えているとその内に段々とまた胸の辺りが苦しくなって来る。これまで我慢していたツケが回ったのだろうか、何だか今回はいつもより重い。それなら今のうちに薬を飲んでおこうかと思ったところで相方が事務所に帰って来て、少し焦った様子で立ち上がり)
…あ、お陰さまで…中華屋のおばちゃん…絶対俺達の事、息子みたいとか思ってますよね…
(無理なら伝える様にすると言ったが直接的に伝えるのはまだ難しく、『食べましょう、俺、手洗って来ますね』と自分が席を立った理由を偽ると、その足で自室に入り棚から薬を取り出す。治りきらない胸痛に顔を歪ませては、その場にしゃがむと少しの間胸を押さえて固まっていて)
(/お返事ありがとうございます。ではその2つのエピソードを入れ込みたいです!順番的にはお相手様のお話の通りの流れで、2人でお酒を飲みに行って、結太はザルなので偶然にも龍也くんの過去の事を本人の口から聞いてしまい、翌日潰れた龍也くんを事務所において、元々依頼が入っていた人のもとへ結太が1人で向かう事になるがその人は結太の過去を知る人物で…となった方が自然ですかね?
すみません後、大変言いづらいのですが…結太のこの状況を一刻も早く脱したいと思っているのですが、きっかけが思った様に作れず、出来ればお相手様に委ねたいのです…このまま翌朝には一旦治る流れにするか、翌日も軽くはなったものの使い物にはならずにお仕事お休みして過ごすか等…何か良い流れがありましたら、是非乗っからせて下さい!)
そうかもしれへんなー。
おっちゃんもおばちゃんも子ども達みんな自立したー言うてたし、世話焼きたくなるんやろうな。
( 自分たちを息子だと思っている、との発言には笑いながら同意する。この辺は治安も悪ければ空気も悪いが、こうした優しい人達もいるし、なんだかんだ自分が流れ着いた先がここで良かったと感じる。
手を洗ってくると立ち上がった相手に頷けば、その背中をじっと見つめ見送った。しかし、食事の準備を終わらせてもまだ戻ってこない相棒を心配し、洗面所を探したあと彼の自室も覗いてみる。すると、そこにしゃがみ込んだ相棒を見つけ「だ、大丈夫か?」と慌てて駆け寄り背中を優しくさすった。
薬が必要だろうかと視線を彷徨わせると、すでに少しだけ開いている棚を見つけ、もう一度隣でしゃがみ込む彼に視線を戻した。ゆっくりと肩を抱いて軽く此方に引き寄せると、こてん、と相手の頭と自分の頭を寄り添わせた。)
なぁゆうちゃん、1つ教えて欲しいんやけどさ。
もし俺が…でかい病気とか怪我して、仕事もなんも出来へんくなったら、面倒くさいと思う?
俺がお荷物になったら、コイツ邪魔やなーって思う?
此処から、でていきたくなる?
(/ そうですね!そのような流れで大丈夫かと思います!ご提案感謝します!
今回の依頼を解決&結太くんの体調も良くなったし、ということで飲みにでも行きましょう!
何だかんだ龍也が駆けつけ依頼を解決したあと、過去のことを思い出してしまい様子が可笑しい結太くんを心配して、改めて事情を聞き、2人の絆をまた深めて欲しいですね!そこから、拾われた時のことを思い出して過去編をはじめるのも良さそうです。
承知しました!とりあえず、お節介な龍也は心配しまくっておりますが、結太くんには無理せず明日には治ってて頂けたらと思います!結太くんに安心して貰えるようなロル回し頑張ります!)
(事務所に戻らなければ、と焦れば焦るほど自分の胸を締め付ける痛みに呼吸は荒くなり最早隠せなくなる。“苦しい”と“痛い”が混ざり合ってしゃがんでいた体制から床に蹲る様になり。相方にこんな所見られたく無いなぁ、とプライドで何とか立ち上がろうとしていた所へ貴方が駆け寄って来る。背中を摩られるとゆっくりと息を整えようとして、だが吸い込んだ空気は咳として吐き出されていった。早く治めなければまた戻してしまう、と考え始めた所へ相方の声が静かに響いて。ーそんな事、思う訳ない。自分からここを出ていくなんてあり得ない。早く口を開いてそれを伝えたいが、暫くは上手く口が動かなくて。だがその代わりにこの人は自分から絶対に離れていく事は無いんだと、弱みを見せて良いんだとはっきり解れば、思い切り首を横に振ると咳き込む最中相方に下記を伝えて、最後の言葉はギリギリ相手の耳に届く位小さく)
…っ、そんな、訳ない、!たつ、やくんは、大事な人だから…っうぅ、苦しい、痛い…っ…吐きそう…
(/解りました!龍也くんからの飲みのお誘い、楽しみにしていますね!
おぉ…良い流れでとても入りやすいと思います。結太の過去につきましてはもう少し構築中ですので、過去編突入までに整えておきますね。
結太は今すごく具合悪くなってますが、龍也くんに守られて翌朝には回復する流れに繋げられる様にしますね!優しい言葉を沢山貰っている結太を見ていて、背後も安心した気持ちになってます…今後もよろしくお願いします!)
ん、それだけ覚えててくれればええわ。
( 段々と体調が悪化していく様子を見れば、辛い中質問してしまったことを後悔する。しかし、首を横に振って小声でも答えてくれたことには小さく笑って、敢えて“俺も同じ気持ちだ”とは伝えず、上記だけを優しく伝えてまた背中をさすった。
だが、吐きそうだと呟いた声には急いで事務所に戻り、近くに放られていた中華屋の袋を手にする。走って戻ってくると「これ」と相手の手に袋を握らせ、隣に座ってまた背中をさすり始めた。)
吐いてもええで?
少し治まったらまた薬飲もな。
(/了解しました!こちらこそよろしくお願い致しますー!
また何かありましたらいつでもおっしゃってくださいね!/蹴可)
ん、っ…う…
(相方が持って来てくれた袋を両手で広げると、この後に及んでまだ思考を巡らせていて。その思考の中心は“相手の前で吐きたくない”という結論だが、どうしてもその結論から逃れる方法が思いつかず、少ししてベッドの上でやらかしてしまった時よりも明らかに多く数回戻し、その後すぐ、全身の力が抜けては倒れそうになり。何とか残っていた理性で袋の口を緩く結ぶとそれを床に置き、相手の胸に身体を預ける様に倒れて。かろうじて意識はある様で相方の存在を確かめる様にそっと腕の辺りに触れる様にしていて。未だ気分は優れないが胃の中はもう空に近く、今度は咳を治める為に吸入器を取って欲しい、と相方に伝えて)
まだ気持ち悪い、けど…もう吐けないです…棚の上にある吸入器、取って貰っていい、ですか…黄色い、巾着に入ってる…
(/ すみません!背後です!
すでに数日経ってしまっておりますが……、まだ予定が立て込んでおりまして、暫く更新が難しそうです;;
すでにお待ち頂いている中恐縮ですが、、了承頂けると幸いです…!)
(/早速のお返事失礼致します。わざわざお忙しい中ご連絡ありがとう御座います。ここの事を覚えて日々の片隅に置いていただけているだけでもとても嬉しいですので、どうぞリアル優先でお越しくださいませ。それと大変私事では御座いますが、今更ながら本人特定の為にトリップを付けさせて頂きました。引き続きこちらは変わらぬ心でお待ちしておりますので、落ち着いたらまたお会いしましょう!)
( もう全て出し切ってしまったのか、力なくふらついてしまう相手の身体を緩く抱き留め、此方を探すように腕へ触れる様を静かに受け入れていた。相手の後頭部から背中にかけて優しく撫でていると、伝えられた言葉に頷き、言われるがまま黄色い巾着を探しだすとその中から吸入器を取り出して相手へ手渡した。)
体力つかうしキツイやろ。
でも、ちゃんと治まるからな、大丈夫やで。
(きっと彼ほどでは無いが、咳が続く辛さも嘔吐してしまう苦しさも知ってるからこそ、眉間に小さく皺を寄せつつ心配そうに腕中に治まる相手に声をかける。)
(/ 優しいお言葉ありがとうございます!
そして、大変お待たせ致しました!またよろしくお願い致します!)
(自分のするがままを受け入れてくれている相手の様子にとても有り難く思っては、自分が要求した吸入器を取ってくれたので受け取り。少し震えている手でそれを口元へ持って行くと、“かしゅっ”と音を立ててボタンを押して薬を吸入し。喉にそれが伝わる衝撃に身を震わせているとまた貴方の声が静かに聞こえてきて、自分の辛さを解ってくれているその言葉に思わずひと滴の涙が頬を伝い。それに気付いてゆっくりとした動作で拭うと、下記を伝えて)
…まだキツい…けど、だいぶマシになりました…これ、眠気強まる成分も入ってるので、このまま少し寝ます…龍也くんは、ご飯食べて来て下さい…
(/お帰りなさいませ!こちらこそ、またよろしくお願いします!)
…ぁ、ほんま?そんままゆっくり寝るんやで。
起きた時に飯食べれるように、なんか作って置いといたるわ。
(マシになったとの言葉には眉間の皺を緩めて安堵し、そのまま背中をポンポンと軽く撫でた。戻したばかりで胃も辛そうだし、無理に食事するよりもたしかに寝た方が良さそうだと頷くと、ゆっくりと立ち上がり、相棒を支えたまま先程掃除し整えていたベッドへ促した。相手の胸元まで布団をかけてやると、言われたまま先にご飯でも食べてこようかと考えるが、一間置いて、自分ももぞもぞと布団の中に身体を滑り込ませた。
大きな欠伸を1つすると、ごろりと相手の方へ寝返りを打ち下記を述べて、えへへ、と笑顔を向けた。)
なんか、俺も昼間の疲れがじわじわきてるわぁ。
ちょっとだけこのまま休んでてもええ?
(促されてベッドへ横たわり、布団をかけられては後は相方を見送るだけと思っていた自分の目線は、その後に発せられた言葉に驚かされて一瞬止まる。一緒に寝るのは普段の元気な状態でならやぶさかではない筈だが、今は少し状況が違う。吸入で多少落ち着いたとは言えまだ少し呼吸は浅く、吐き気も完全に消えた訳では無いので時々勝手に自分の口から苦悶の声が漏れて行くのだ。それに加えて激しい嘔吐により刺激された鳩尾の辺りが酷く痛み、薬の作用によって引き起こされる眠気も醒めていく様で、苦しむ声を我慢出来る状態では無い。そんな自分と同じベッドに入ったとて、果たして相方は休めるのだろうかと考えては下記を伝えて)
お疲れ様…いや、一緒は嬉しい、けど…うん、本当嬉しいんだけど…こんな俺となら龍也くん、休めなくない…?
…はぁ?お前、俺が寂しがりって忘れたんか?
せっかく誤魔化してたのにわざわざ言わすなや!恥ずかしいやろ!
( 肘を付いて頭を支えるようにしながら隣にいる相手を見つめると、大袈裟にも“信じられない”というリアクションを取りながら上記を告げる。本音としては心配8割寂しい2割だが、日頃から寂しがり屋を公言しているのも事実なので、それを口実にしているらしい。
「それに、俺は別に寝るわけとちゃうし」と続けながら、空いている手で布団の上からポンポンと相棒を落ち着かせるようにリズムを取る。)
ちょっとゆっくりしたら勝手に飯食べにいくし
俺が休みたいところで休んでるだけやねんから、ゆうちゃんは気にせんでいいの。
そ、っか…いや、忘れてないよ。1人は、寂しいもんね…
(相方の返事には少し含み笑いをしつつ答え。自身の体質故1人の時が多かった自分も、それは痛い程よく解る。だからこそ上記を伝えてはその事については自分からはもう触れない様にして。その後の『気にしなくて良い』という言葉にも力無く笑みを返し。でもきっと今の相方の感情は自分に対する心配の方が大きいのだろうなと何となく察すれば、もうこの際とことん世話を焼いてもらおうと改めて自分の不調を伝える事にして)
…あのさ、多分吐いたからだと思うんだけど、今凄く鳩尾の辺りが痛いんだよ…服の上からで良いから、摩ってくれる?
(含み笑いをする相手の言葉には「そういうこと」と大きく頷いて笑いかける。そして、鳩尾辺りが痛むという相方の訴えには、特に声は発さずとも言われたとおりにそっと手を当て、ゆっくりと摩りはじめた。)
なぁ、調子良くなったら飲みにでもいかへん?
俺、酒好きやねん。
( 相手が寝るまでの間の他愛もない会話として、尚も優しく鳩尾を撫でながら、笑い混じりに静かに上記を告げる。彼が此処に来てから一人でしていた晩酌もしていなかったし、よく良く考えれば一緒に飲みに行った事もないなと思ったらしい。
大分打ち解けてきていると自負はしているが、欲を言えば、もっと仲良くなりたいのだ。)
(大袈裟な反応から一変、自分の訴えに対して直ぐに対応してくれた自分よりも少し大きな手に表情を緩められ、ゆっくりと目を閉じる。徐々に増してきた眠気の中、相方から発せられた“飲み”というワード。これまで自分はその体質上機会こそ少なかったものの、その集まりの雰囲気やお酒自体は嫌いではなかった。『酒が好き』と自分で言うくらいなのだから相手は割と強い方なのだろうが、自分は久しぶり過ぎて飲める許容範囲を忘れてしまったな…と少しだけ眉を下げる。だが何より相方と行く事は嬉しいに違いないし、少量でぶっ倒れる程では無かった筈なので、まぁ無理だったらやめよう位に考えては静かに下記を伝え、段々と弱ってきた痛みの中静かに寝息を立て始めて)
お酒、良いですね…浮気の案件に区切りが付いたら、次の依頼に踏み込む前に、景気付けって事で…楽しみに、してます…
(楽しみという言葉を聞けば、ふふ、と笑い頷いた。「そうやなぁ」なんて優しく呟いて自分も少し目を閉じていると、隣から暫くして小さく寝息が聞こえ始め、ゆっくりと目を開ける。
眠る相方の顔を柔らかい視線で少しばかり見守ると、起こさないようにと慎重にベッドから抜け出して事務所へ。
1人ソファに座って夕飯を済ませると、残りを片付けつつ、簡単に玉子がゆを作っておく。料理は人並みにできる程度なので特別美味しい訳ではないはずだが、明日の朝にでも相方が食べてくれたらいいな、と出来上がった其れをとりあえず冷蔵庫へ。
──段々と夜が深くなっていき緩やかな睡魔が押し寄せる中、それでも中々寝る気にはなれなくて、自分のデスクでパソコンと向き合い今回の資料を作っていた。
やっと資料が完成した頃には、机に突っ伏していつの間にか眠りについている事だろう。)
(静かにベッドで寝息を立てる事、数時間。就寝時刻がいつもよりも早かった為か、早朝に目が覚めて。昨夜感じていた胸の痛みも、酷かった吐き気も、咳も薬のお陰か今は感じない。自分があの状態から一晩で回復したのは一重に相方のお陰だなと考えては、直ぐにお礼を言おうとベッドから立ち上がる。だが、いざ事務所に行きデスクにて突っ伏している相方の姿を見ると、途端に気恥ずかしくなって。昨日はあれもやってもらったし、あんな事も言ったし言われたし…恥ずかしい様な、嬉しい様な…と、少し高く跳ね始めた心臓を摩りつつ、何か飲もうと共用の冷蔵庫を開けて)
…これ、俺の為に作ってくれたのか…
(そこに、ちょん、と置かれた卵粥の入った器を見つけると上記を呟き。その事実に少し涙ぐむと自室からブランケットを持って来て相方の肩からかけてやり、レンジで卵粥を温めると、ソファに座って相方の眠る様子を見つめながらゆっくりと味わって食べていて)
( 相方が食事を始めて暫く経った頃、ふと、ブランケットの下でもぞもぞと身体を動かして、右手に描かれた龍をもう片方の手でぼりぼりとかいた。
ぴり、と皮膚が引っかかれた感覚に意識が浮上するとゆっくりと瞼を開け、寝起きの為眉間に皺を寄せながら細めた目で相方の姿を捉える。)
──…ん。ぉはよ。
( のそのそと上半身を起こしながら上記を述べると、大きく伸びを1つ。その際にブランケットが落ちてしまえば、「あれ、ゆうちゃんがかけてくれたん?ありがとうー」と其れを拾いながらへらりと笑って。)
お、おはよう…ちゃんとベッドで寝ないと風邪引くよ…?
(黙々と食べ進めていると相方が不意に動いたのでドキッ、として。ゆっくりと起き出した様子を見ていては、問いかけられたので上記を少ししどろもどろに伝えると、へらりと笑っている顔に釣られてこちらも口元を緩め。昨夜の事についてお礼を言わなきゃ、“ありがとう”とちゃんと伝えなきゃ…と考えれば考える程なんだかぎこちなくなって、言い出せなくなる雰囲気に飲まれそうになる。少しの間をおいて、それじゃあダメだろ!と何とか自分を奮い立たせては下記を発して)
っ、あの、昨日は色々と本当に…汚いものも、情けない所も見せたと、思うけど…龍也くんのお陰で、回復も早かったんだ。俺の為にお粥まで…本当に、…ありがとう…
( 「ベッドいくつもりやってんけどなぁ」と片手で前髪をかきあげながら笑いかけ、そのまま椅子から立ち上がる。最後にちらりとパソコンに映し出された資料を確認していると、ふと、相方が何かを言い淀んでいる雰囲気を感じ取り、小さく首を傾げる。
どうかしたのかと口を開こうとした時、聞こえてきたのはお礼の言葉で、ぎこちなくも素直な気持ちを言葉にしてくれたその姿に思わず照れたように笑った。
ズボンのポケットに両手をつっこみながらニコニコと相方の方へ近づくと、優しく頭を撫でて返答を。)
俺がやりたいこと勝手にしただけやけど、どういたしまして。
元気になってくれたなら良かったわ!
安心したらお腹減ってきたわぁ、俺にも一口ちょーだい。
(にしし、と笑うと、相手が持っている卵がゆをじっと見つめて顔を寄せると口を開けてみせて。)
(“やりたい事をしただけ”と相方は言った。いつか自分もそんな台詞を言える様になりたいな…と、そこで暫し思考が止まっているとまた頭を撫でられた。反射的に顔が緩んでしまってから、可愛がられるのは悪い気はしないし、相方からなら尚更だが、やはり頭を撫でられるのは何か違う様な気もして。そんな事を思っていると、見ていると安心する笑顔で笑っている相方が『自分も食べたい』と、こちらに顔を寄せて口を開けた。今自分が持っているスプーンは当然一本だけで、だが相方はこの卵粥を食べたいと言っていて…と、急激に頬が熱くなる。慣れた様な様子から、相方はこれが初めてでは無いのだろうかと考えれば更に周知が加速し、思わず皿を落としてしまいそうになる。慌てて体制を直すと、内心とてもドキドキしながらスプーンでお粥を掬っては、相方の口元へ持っていって)
…ど、どうぞ…
ん、結構うまいやん。
( 口元に寄せられたスプーンに嬉しそうに食らいつくと、案外美味しいことに自分自身ビックリしつつ笑ってみせる。流石に食べさせて貰おうとしたのは引かれたかとそれとなく反応を窺ってみるが、恐らく引かれたり嫌がっている訳ではないようだと、ふふ、と口元を緩ませた。実の所、こういう風に誰かに甘えたことが無いため自分自身小っ恥ずかしいのだが、そういうことは都合よく顔にはでないらしく、涼しい顔で欠伸をもう1つ。
「ありがとな」と食べさせてくれた事へと礼を述べると、思い出したように下記を伝えて。)
結果もまとめ終わったし、依頼人にメール送ったら今日来れる言うてたで。
早いとこ仕事終わらせて飲みに行こ!
(相方がスプーンを咥える瞬間思わず目を瞑ってしまったので、嫌な思いをさせてしまってはいないかと考えたが相方の反応からしてさして気にはしていない様子なので安堵しては、伝えられた礼に対して『はぁい』と答えては残りを食べ切って。その後の話には“相手が代わりに資料をまとめてくれた”という事実と“今日これから依頼人が来る”という事、“仕事が終われば飲みに行ける”という事が解り、緊張と不安と嬉しさの入り混じった複雑な気持ちになり。時計をチラ、と見てから早速着替えて準備をしようとソファから立ち上がり)
資料まとめありがとう。うん…怖いけどちゃんと事実を伝えてあげないとね…じゃあ、俺は着替えてきます。これから依頼人が来るなら、お茶は用意しておいた方が良いよね?
そうやな、ありがとう。
お願いするわ。
( 立ち上がり身支度へと向かう相手を見送りながら、お茶の用意もそのままお願いしようと笑顔を向けた。
自分自身も身支度を済ませようと自室へ向かい、シャワーや着替えなんかを済ませたり、依頼人へと渡す書類諸々を準備しているとあっという間に時間が過ぎていき。)
──
─…えっと、来てそうそうどないしたん、ユキちゃん。
( 時間ぴったりに依頼人である女子大生、佐藤ゆきがやってきたのだが、事務所の扉を開けるや否や、どばっと涙を流し此方に抱きついて離れなくなってしまった。
そのまま引きずるようにしながらなんとかソファの辺りまで移動すると、やっとのこと引き剥がし座らせる。)
『す、すみません。彼のこと相談したのお2人だけなので、お2人の顔見たら安心しちゃって…。
お久しぶりです。今日、調査結果聞けるんですよね?』
解りました、じゃあちょっと行ってきます
(見送ってくれる相方にぺこ、と小さく頭を下げれば空の食器を持って一旦キッチンへ。サッとそれらを洗ってしまうと、ポットへ水を入れてタイマーをセットする。その間自室にて、依頼人に会う、との事で今日はいつもの白のワイシャツに今日の気分で選んだ淡いピンク色のネクタイを締めた服装に着替え、その後身支度を終えてキッチンに戻ると丁度お湯が沸いており。確か前回は依頼人はハーブティーを飲んでいた様な…と思い起こせば、今日はもしかしたら違う気分かも知れない、と幾つかの種類のティーバッグを並べていた所へ事務所のドアが開く。途端、わっ、と泣き出しては相方に抱きつく依頼人の様子を見て“ちくり”と胸が痛くなった気がして。昨夜の疲れがまだ残っていたのだろうか?と、今はその痛みの真相に気づく事は無く、やっとの事でソファに座れたらしい依頼人ー佐藤ゆきへと会釈をして、優しい声音だがあくまで事務的に下記を伝え)
お久しぶりです。そうですね、社長の方からお話しします。佐藤さん、何か飲み物はいりますか?
(/依頼人の前や第三者が介入する仕事現場では、結太は龍也くんの事を社長と呼ぶ程にしました!ご希望あれば変更します!)
『あ、ありがとうございます。じゃあ、ハーブティーを…前淹れてくれたの、美味しかったので。』
( テーブルに置かれたティッシュを拝借して涙を拭うと、鼻をすすりながら依頼人が相方に小さく微笑んだ。
「早速だけど」と書類等を手にしながら依頼人の向かい側に腰掛けると、勿体つけることはせず「まぁ、予想通りだったよ」とはっきり告げる。録画と録音のデータを入れたUSBも共に差し出すと、再び涙ぐむ依頼人をちらりと見やり、無言でティッシュを追加で差し出した。
依頼人はやはりショックを受けた様ではあったが、それと同時にどこかすっきりしたように力なく笑い、受け取ったティッシュをぎゅっと握った。)
『…やっぱりそうですか。
悲しいですけど、でも…結果が分かった以上悩まずに済みます。
……お二人とも、ありがとうございます。』
(/了解しました!そのままで大丈夫ですよー!)
解りました。お待ち下さい
(こちらを見て小さく微笑まれると、何故か先程の“ちくり”とした痛みが増した。どうしてなのか検討も付かないその現象を抱えながら上記を言うと、そのままキッチンへ向かって。ハーブティーのパックを開けると丁寧な動作で淹れていくが、胸の奥がちくちくと痛いせいで表情は少しばかり強張っている。依頼人に感情移入したとしても今までこんな感覚は味わった事無いし、もしかすると…と考えかけたが今は仕事中だと割り切る事にして。自分の淹れたティーの入ったカップを小さなお盆に載せてまた事務所へ戻って来ると、『どうぞ』と依頼人の前に置いて。すると丁度依頼人から礼を言われて、『彼の事は残念ですが…僕は早く真相を確かめたかっただけですから』と冷静さに努めて返せば、依頼人からは見えない角度で胸の痛みを逃がすように何度かその辺りを触っていて。そのまま貴方の方を向けば小声で下記を言って)
…ごめんちょっと、トイレに行ってきます。依頼料は、いつもの封筒に入れておいて下さい
(/解りました、ありがとうございます!)
( 依頼人へお茶を配膳してくれた後、トイレに行くという相棒には頷いて。また気分でも悪くなってしまったのかと少し心配になるが、後でまた聞いてみようかととりあえず依頼人へ向き直る。
ゆっくりとハーブティを飲み終えると、『あ、これ、依頼料です。』と鞄から取り出した料金を受け取り、その後は適当な世間話を少しだけ。)
──…んじゃ、またなんかあれば来ぃや。
まだ大学生なんやし、あんなんさっさと忘れて楽しまなアカンで。
( 暫くすると、この後も用事があるということで早々に帰るという依頼人を事務所の玄関まで見送って、最後に上記を述べると、元気づけるように頭をぽんぽんと軽く撫でた。依頼人はにこりと笑顔を浮かべ『…はい!ありがとうございました。』と頭を下げ、手を振りながら去っていった。)
(トイレに行くと断ってから、依頼人と相方が話している声、依頼人が礼を言って事務所を出ていく音、その全てをトイレの中で聞いていて。ドア越しに耳を澄ませて事務所の入り口のドアが閉まるのを聞くと、また事務所に2人きり、という事にすこし安堵している自分がいて。…どうしよう、もしかすると自分は抱いてはいけない感情を、相方に抱いてしまっているのかも知れない。依頼人が今帰ったという事は、恐らく相方はトイレから戻って来ない自分を、また体調を崩したのだろうかと心配して呼びに来るだろう。どうせならその前に自分から言ってしまった方が些か潔いのでは無いかと考えると、トイレの中から外に向かって呼びかけて)
…ねぇ、龍也くん、あのさ…佐藤さん、もう帰った?
おん、今帰ったでー。
それより、ゆうちゃん大丈夫か?また気分悪くなってへん?
( 依頼人を見送った後、カップなんかをキッチンへ片付けていると、ふと、トイレの方から声が聞こえて返答を。声を聞く限り、昨日のように体調を崩している訳ではなさそうだが…それでもなかなか出てこない相方を心配してか、トイレの近くへ寄っていってコンコン、と扉を叩いた。
もしかしたら、段々と調子が悪くなっているのかもしれない、と暗示してか「今日無理して飲みに行かへんでもええし、なんかあったら言うんやで」と扉に向かって優しく声をかける。)
…あ、いや…気分悪いとかじゃないんだけど…
(依頼人が帰ったという事実に確信が持てると、相方が気を遣って自分の体調を心配してくれている事に少し申し訳なくなって上記を小さな声で伝えて。ドアの向こうから聞こえていた食器同士の当たる音や水音から、カップを洗ってくれたのだと察すればありがたい様なふわふわした気持ちでいっぱいになって。その後続けられた優しい言葉には更に小さな、消え入りそうな声で下記を伝えて)
飲みには、行きます。行きたい…じゃなくて、その…あのさ、今日、佐藤さんの様子とか、龍也くんと話しているのとか聞いててなんか胸の辺りが凄く、ちくちく痛くなって。不安なの、かな…これまでこんなに感情移入なんてした事無かったし…どうしたんだろう、俺…
(気分が悪いわけではないと聞くと幾らか安堵するが、それでも出てくる気配のない相棒には小さく首をかしげる。
飲みに行きたいとの発言には嬉しさもこみ上げるが、続けられる言葉は小さくて、扉越しに聞き逃すまいと耳を近付けた。
かろうじで最後まで聞き取ると、幾つか瞬きを繰り返し返答を)
不安というか、それ、…。
え、ユキちゃんが可哀想やってそう思ったん?
それとも、ユキちゃんに、嫉妬したん?
( 胸の辺りがちくちく、と聞くと、他人との関係値が低い自分でもいくつか心当たりはあるようで…しかし、相方は何度か依頼者を案ずるような発言もしていたし、感情移入したり同情したりしていても可笑しくはない。その他に心当たりがあるとすれば、もしかして、と「嫉妬」という言葉を使った。自分たちは男同士だし、正しくは自分に嫉妬したかどうかを聞くべきなはずなのに、何故か上記を投げかけていて。)
…嫉妬、か…もしそうだとしたら、龍也くん…引いたりとか、する?
(感情移入の線を超えて相方から問われたのは“嫉妬”の2文字。自分は男で、本来なら女性が恋愛対象な筈。そういうものが普通だと思い込んでずっと過ごしてきたが、この胸の痛みはもしかしたら本当に、自分は今回の依頼人に嫉妬しているのかも知れない。男女、というごく一般的なパートナーの図が成り立つ2人を見ていて、その可愛らしさに相方がそちらに靡いたり、失恋した依頼人が相方に心を動かされたり…そんな様な事があっては嫌だ、と心のどこかで強く思ったのかも知れない。そうしてやっと見つけた自分の居場所が無くなってしまうのが怖くなったのかも知れない。昨日の言葉を全て信じ切る前の一連の出来事は自分の胸に思いの外強く刺さっていた様で、ごく、と唾を飲み込めば上記を未だ小さな声で伝えて)
引くわけないやん!寧ろ、…
─と、とにかく、早よ出て来ぃや。顔みたいねん。
(引くかと問われれば、そんなことは無いと即座に答える。ずっと一人で生きていた自分にとって誰かにそのような感情を向けられるのは初めてだが、彼にそう想われるのはなんだか嬉しかった。いつもは「嬉しい」と素直に言うはずだが、今はなんだか恥ずかしくなって言い淀み、ずっとトイレにこもったままの相棒に出てこいなんて話題をすり替えた。
もし、好意を持ってもらえているのなら男同士なんて関係なく、とても嬉しい。ただ、自分がどういう人間なのか彼には教えていない事が多い。自分の全てを知った時、もししたら彼は離れていってしまうかもしれない。
そう考えると、胸の奥がずくんと重くなるが、ただ1つ、大事なことは先に伝えておきたくて、)
ええか。何があっても、俺がお前のことで引いたり、嫌いになることは絶対ないからな。
…本当、なら嬉しい…今は、もう少し待って…多分、凄い顔、してるから…
(相方の返事にはほっと胸を撫で下ろすと、同時に沢山の涙が溢れて頬を伝い。『出てこい』という声には途切れ途切れに言葉を発してはまだトイレから出てこようとはせず。たったこの瞬間の出来事に対してめそめそと泣いている自分が何だか情けなくて、嗚咽を堪えながら『まだ、待って』と伝え。いい加減小心者過ぎると呆れられてもおかしく無いな、と思っていても出てくる涙は止められず、ワイシャツの襟が濡れていく。だが、その時に伝えられた言葉でふわっ、と心が軽くなるのを感じた。『絶対にない』と確固たる意思を持って告げられたその言葉は、自分の心の奥のドス黒い部分を掻っ攫って行く様でいつの間にか涙も止まってしまう。落ち着いて、シャツの袖で涙を拭き切ると、そっとトイレのドアを開けて)
…信じて、良いんですか…?
(いつものように「本当やし!」と言い返そうと口を開くが、途絶え途絶えになる言葉に、少し戸惑って口を閉じる。相方は泣いているのだろうかとドアの前でおろおろと狼狽えるが、待ってと言われる「ん、分かった。」と静かに返して大人しく待っておく。やはり自分の発言が気持ち悪かったのか、しつこかっただろうかと頭の中でグルグル考え事をしていると、ゆっくりとトイレのドアが開いた。
覗く相方の顔を見て、そっと頬に手を寄せて涙の跡を親指の腹で撫でると、次の発言には小さく笑って。)
俺な、正直、他人にどう思われようがどうでもええねん。
……でも、結太には、ちゃんと信じてほしい。俺、こんなんやし、なかなか信じられへんかもしれないけど。
(暫くと時間をおいてトイレから出てきた自分を、相方は優しく迎え入れてくれた。当然それを当たり前の事とは思わないが、その様子に酷く安心しているこの気持ちはきっと一生忘れないだろう。そんなにも自分の事を思ってくれている人を自分は疑っていたのかと思うと、また自分を惨めに貶めようとする感情が湧き上がる。自分の頬に当てられた手に自身の手を重ねると、『でも俺、こんな女々しくて…軟弱で…龍也くんの隣に居て良いのかな、ってずっと不安で…昨日も色々と話してくれたけど、やっぱり全部は拭えなくて…』とまた小さな声が漏れる。自分は相手を信じるに足らない存在なのではないか、と夜な夜な考えて未だに眠れない事があるのを、相方に解って欲しかったのかも知れない。これからもまだこの不安が続くだろうが、声に出せば変わっていく事もある。いつか独りで持て余していた時間の中で読んでいた本の中に書いてあった言葉をまた思い出しては、先刻の相方の言葉をなぞらえる様に下記を口にし)
…信じますよ、大事な龍也くんの言葉ですから。俺も龍也くんの事で引いたりとか、嫌いになんて絶対なりませんから
なんでお前が俺の隣に居て良いかどうか決めんねん。
俺が良い言うてんねんから、いいに決まってるやん。
それに、俺かて女々しいところぐらい山ほどあんで。
( 自身の手に重ねられた温もりに、にしし、と明るく笑いながら上記を返すと、空いたもう片方の手で相方の腕を引き、優しく包み込む。「ま、何回でも心配したらええわ。その度に分からせたるから。」自分より幾らか低い位置にある相手の頭をいつものようにそっと撫でると、言い聞かせるように言葉を続ける。
そして“信じる”“嫌いにならない”と、今度は自分に向けられたその言葉に、一瞬頭を撫でる手を止め、ぎゅう、と強く相方を抱き寄せると、相手の肩に顔を埋め小さく小さく「…ありがとう」と声を絞り出した。
しかし、次顔を上げる時にはいつもの笑顔に戻っており、明るく声を出す。)
ほら、約束したやろ?
俺、はよ飲み行きたいねんから準備しよ?
(相方の言葉を静かに聞いていて、優しくその手に包まれると言い聞かせる様に言われた言葉に何度も頷いて。“自分が信じられないのなら、何度も分からせてやる”とその言葉は、確かに自分の中に留まり。その後一層強く抱き締められると相方に自分の表情等が見えないのを良い事に上がりかけていた呼吸を静かに整えていて。自身の肩に顔を埋めて絞り出された『ありがとう』には、首を横に振りつつ相方の頭に自身の頬を擦り付け。だが次の瞬間上げられた顔はいつもの笑顔に戻っていて、少し拍子抜けする。反対にこちらはいつもの調子に戻すのには少し時間がかかったが、何とか下記を伝えて自室に入り)
…ん、っ、解った。じゃあ着替えてくるよ、これから飲みに行くのにワイシャツは窮屈だしね
おぅ、俺も着替えてくるわー
( なんて笑って自室へ入る相方を見送ると、自分も部屋へ戻った瞬間、閉めたドアに背を預けて両手で顔を覆うと深くため息を1つ。
─他人の為になる事は嬉しいし、誰かの役に立ちたい。でもそれは、決して見返りを求めるものではなかった。…はずなのに、相方の心が自分の言動1つで揺らいでしまう事実がどうしようもなく嬉しくて。カッコつけたような台詞を並べておいて、1番相手から信用して欲しかったのは他でもない自分だと気付いてしまったから、何より“大事”だと言われて柄にもなく泣きそうになったのは、恥ずかしいから絶対に言いたくは無い。
深呼吸を数回して早まっている鼓動を落ち着かせれば、やっとのこと服を脱いで着替えをする。
白のタンクトップに大きめの黒の半袖シャツを羽織り、黒のスキニージーンズとお気に入りのネックレスとブレスレット。最後に鏡を覗き、だらしない顔をしていないかと確認すれば、事務所のソファーに腰かけて。)
(自室に入ると、深くため息をついた。一時はどうなることかと思ったが、何とか持ち直したらしい今の状況に安堵している反面、こちらはまだ気持ちの整理がついていないのにもう相方は元の調子に戻っていて何だかずるいな、とも思ってしまえばぐりぐりと頬を押さえつつ、また深くため息をついて。きっとこれからもこの様なやり取りが待っているかも知れないと思うと、ちゃんと相方の事を信じられる様になろうと思い。暫くむにむにと頬を触っていては、そろそろ持ち物の準備をしなくては、と漸く動き出す。プライベートで出かける時に使用している黒いショルダーバッグを出してくると、その中に薬、財布、スマホ、タオル、ビニール袋…といつもの荷物を詰めていく。服装は悩みに悩んだ結果、黒のパーカーに白のスリムパンツを選択して。ショルダーバッグを肩に掛ければ、静電気により逆毛立った髪を整えては自室から出て)
お待たせ…ところで今日って、何処の飲み屋に行くの?
近くなんやけどな、あんま行かへん向こうの路地にある店。
ここに来たばっかりの頃、おっちゃんに連れていかれたことあるんよ。この辺りにしては落ち着いた感じの店やったで。
(相方が自室から出てくると、スマホと財布をズボンの後ろポケットに仕舞いながらゆっくりと立ち上がり、店について問われると上記を述べる。
ここに引っ越してきたばかりの頃、例のおっちゃんにその店でご飯をご馳走して貰った。その後、入店したことはあまりなく、いつも通る度に見かけるだけだったが、店内は割と静かで綺麗で、この辺に似つかわしくないなぁと思ったことはよく覚えている。煙たくもないし、相方もあの店ならば落ち着いて飲み食いできるだろうと考えたらしい。
相方と並んで事務所を出ると、戸締りをしてその店へと向かって歩き出した。少し日が傾いてきたのか、風がほんの少し涼しく感じる。歩きながら、再度その当時のことを思い出したようで懐かしそうに笑った。)
おっちゃんと行った時、俺はまだ未成年やったから酒は飲んでへんけどなぁ。
せやから、ゆうちゃんと飲むの楽しみやねん。
…そう、なんだ。それは良いかもね、俺、お酒飲むならガヤガヤした所よりもゆっくり自分のペースで飲む方が性に合ってるから
(事務所を出て相方が言う店に向かって一緒に歩きながら、“落ち着いた感じの店”というワードに反応しては静かに話して。飲酒だけに留まらず自身の体質故か自分は何事もゆったりじっくり時間をかけてするのが好きで、強いて言うならどちらかと言うと早く結果を出す事より、その過程を長い目で見てその先に出た答えを拾うという生き方をしてきた。だからこそ、そうした自分の生き様が気に食わない人達は徐々に離れていってしまったし、自分で言うのも何だが結構壮絶な人生を送ってきた訳で。それら全てを相方と一緒にいる事で昇華するのは難しいかも知れないが、今はこのままが良い、と相方に案内されるがまま歩いていて)
そんなに前からあの人と一緒にいるんですね。…一緒にいなかった時のこと、少し聞けちゃったりします?…なんちゃって
(相方の過去の事が少し話されると、例のおっちゃんの顔を思い浮かべては少し茶化すつもりで上記を言い。自分もこの2日で情けない姿を十分晒したのだから、相手のもちょっと見てみたいと思ったらしく)
( 相手の反応を見て、「そうやろ?」と嬉しそうに笑った。酒は好きでよく一人で晩酌したりしているが、自分もどちらかといえばゆっくりと飲む方だし、選んだ店が好印象のようで一先ず安堵する。そして、茶化すような言葉には頭をかいて苦笑いし)
まぁ…、多分おっちゃんもほっとかれへんかったんやろうな。
住むところも無くて、おばちゃんとこ紹介してもらってあのビルに住まわしてもらうことなった訳やし。1番世話になってるわ。
なんや、昔話聞きたいんか?なんもおもろくないで?
( 1階で中華屋をしているおばちゃんがビルの管理をしており、快く受け入れてくれたから良かったものの…この偶然の出会いがなかったら今もどうなっていたか分からないなぁ、とぼんやり考える。
そして、どうやらここに来る以前の話を聞きたいらしい相方の様子に、右手の龍を無意識に摩ると「酒飲みながらな」なんて少し誤魔化して。
そんな会話をしているとあっという間に目的地に着き、店員に半個室のような座席へと案内され、出された水を1口飲みながらメニューを広げた。)
ゆうちゃん何飲むん?食べたいのもあったら言ってなー
特に無かったら適当に俺が頼んどくで。
そうなんですね、俺も沢山感謝しないと…それでも、知りたいです。龍也くんの事は、いっぱい
(相方の言葉には聞き入っていて、『おもろくない』との言葉に否定の意味で上記を返して。ここまで自分を大切にしてくれている相手には、過去に必ず何かあった筈だという思い込みを少し拗らせているのか、“こんな自分でも貴方の役に立ちたい”という気持ちが一層強くなって。だがその続きは良い様に誤魔化されてしまったので、しゅんとしつつも聞き出し甲斐があるなぁなんて何処かわくわくしている自分もいて)
俺は…そうですね、ビールとか日本酒よりはカクテルが好きで、割と何でも…あ、グレープ系のカクテルとか有るかな?料理は…ポテトとか、梅水晶とか、軽めのものがいいかな
(店内にて席に座ると、早速相方に何が飲みたいか食べたいものはあるかと聞かれ、少し考えた後上記を伝える。大分前に外で飲んだ時の記憶を思い出しながら、お酒と一緒なら揚げ物もいけたよな…と食べ物の話題も繋げていって)
グレープ系かぁ…、お、コレなんかええんちゃう?
ほな、軽めのもんと、あとはとりあえず串の盛り合わせとか頼んどくか。
( 相方の好みを聞きふむふむとメニューを見漁っていると、グレープを使ったカクテルを発見し、自分のビールと共に先に頼んで。あとは、ポテトや梅水晶、サラダと串の盛り合わせや自分の好きなキムチなんかを追加で店員に頼む。
甘いのはあまり好きではないがたまには頼んでもいいかなぁなんてデザートの欄をみていると、飲み物が早々に配膳され、カクテルを相方へ手渡すと「初の2人飲みに乾杯やな」とビールを掲げた。
乾杯を終え久しぶりのビールを一気に煽ると、ぷはぁ、と美味しそうに口元を緩ませ、ふと、“知りたい”と言っていた相方の発言を思い出し、そっと向かい側に座る相方にも見えるように右腕をテーブルへと乗せた。そこに描かれた龍は細かな描写と鮮やかな色彩で、その下にある無数の傷を隠しており、よく見ると、横線を引くかのような傷跡が手首から関節部まで続いている。)
ほんまにおもろいもんではないけど…、そういえば、ちゃんと見せた事なかったやんな。
“コイツ”は、ゆうちゃんが来る前の、俺の相棒。
これも、ここ来てから入れてもらったんよ。
うん、じゃあそれで…注文ありがとう
(相方が色々と注文してくれると、それらが届くのを待ちながらテーブルへ頬杖を付いては相方の顔やそれらを眺めていて。何を話すわけでもなく見つめるその視線は、本当に貴方の事を知りたいと大事にしたいと思う気持ちで溢れていて。その内に注文した品が届くと、相方の動作に合わせてグラスを両手で持ち、静かに交わした。そのままグラスの半分ほど飲んだ所で相方がそっとテーブルに右腕を乗せた事に気付いて、一旦飲むのを止める。グラスをテーブルに置くと、まじまじとその龍の入れ墨を見つめながら相方の話を聞いていて。より目を凝らせば無数に入る横線が傷なのか模様なのかがはっきりと解りそうな気もしたが、余り時間をかけて見過ぎるのも良くないかと思い下記を話す時は目線を相方の顔の方に戻して)
そう、なんだ…こうして改めて見ると、凄く細かくて色合いもとても綺麗だね。…相棒、だなんて呼び方この子からしたら、俺には勿体無いなぁ
コイツのお陰で、なんだか強くなれた気がして前向きになれたけど…寂しさは誤魔化せへんかったから、煙草の量は増える一方やったけどな。
だって、コイツは喋らへんやん?
(“相棒”と呼ばれるのが勿体ない、という相手の言葉には緩く首を振りながら「何言うてんの」と笑いかける。そして上記を付け加えると、「だから、ゆうちゃんが来てくれてよかった」と静かに呟いた。実は煙草はあまり好きでもないし、ただ、その苦さを味わっているとほんの少しだけ気が紛れるから。
そうこう話していると店員がやってきて、頼んでいた料理が運ばれてくる。いつものようにへらりとした笑顔で礼を述べ、グラスに残っていたビールを流し込むと追加で注文を済ませ、料理の取り皿を自分の分と相手の分とを準備しながら、んー、と何やら考え事をしていると、ふと、思い出したように顔を上げ、そのまま明るい調子で続けて。)
あ、大阪から来た時は確か17や!
俺中卒やねんけど、その後少し働いてそのままこっち来たんやったわ。施設育ちやから実家とかも無いし…地元にはなかなか帰る機会もないなぁ。
(自分が来てくれて良かった、との言葉に改めて相方の入れ墨を見る。『相応しい人になれてますか?』なんてその龍に心の中で問い掛ければ、何処からかそれを肯定する様な静かな笑い声が聞こえた気がしてこちらも微笑み。料理を運んできた店員にいつの間にか空になったグラスを預けると、追加で今度はベリー系のカクテルを頼んでは相方の煙草事情についても少し考えて。自分が来る前はその龍の入れ墨と煙草が相方の気持ちの逃げ場というか捌け口というか…とにかく無くてはならない存在だったのだろうと勝手に考察してみる。そうすると、どちらもこれ以上増える前に自分がここに来られたのはとても良いタイミングだったのでは?と自画自賛していると自分の頼んだカクテルが席に届く。料理を分けてくれている相方の言葉には再度そっと耳を傾けつつ、大事な言葉を拾っていき。2杯目を飲みながら下記を話し、文末の相方についての言葉は少し照れた様に言って)
そっか…そんなに早くここに来てたんだ…そりゃ、色々と知ってる筈だ。学歴は別に気にしないけど、施設だったんだね…だからどうって事もないけど、俺もまぁ…兄はいるけど親とは縁切ってるから…ちょっと似てたりするのかな。偶に兄とは連絡は取るけど、あっちに戻ろうとは思わないよ。…龍也くんこう見てると、やっぱり兄さんに少し似てるかも…すぐ頭を撫でるとことか?
そうなん?兄貴おるんええなぁ!
それやったら、ここにおる間は俺が兄貴みたいなもんやな。
(相方の話にもうんうんと相槌をうちながらは話を聞き、そんなに頭撫でてるかぁ?なんて笑いながら、ビールのおかわりもいつもより早いペースで無くなっていく。
親とは縁を切っている、との発言を聞くに、彼もきっと色んな事情があるのだろうと理解する。そもそも、何か事情がなければこんなところまで逃げては来ないだろう。
取り分けた料理を適当に口に放り込みながら、小さい頃の事を思い返すとまたも無意識に右手をかいた。傷跡をひっかきヒリヒリとした痛みを感じ視線を向けると、無数の跡が赤く少しだけ浮かび上がってきたようで目を逸らす。
もう一口ビールを飲みながら、下記を話すその口調はいつもとあまり変わりない。しかし、どこか悲しむような、寂しそうな色を含んでいて。)
施設育ちって、逆に家族が多いとか言われたりするけど…
俺のところは全然やってん。職員は最低限の仕事しかせぇへんから、子どものケアなんてしてへんかったし。環境最悪ってとこやな。
でも、小さい頃の俺は可愛かったでぇ、ええ子にしといたら大切にしてもらえる思て、それはそれは健気で真面目な子やったわぁ。
っへへ、そんな事言ったら呼び間違っちゃうかも知れないな…
(相方からの返事には、確かにその通りかも知れないと笑いながら上記を言い。右も左も解らない場所に来て、頼れる者がいるというのは本当にただ嬉しくて、心強くて。ふと、少し余計な事も言ってしまったかな…と一瞬冷静になるが、相方ならもう気にしないだろうなという確信も湧き、お酒を飲み進めていく内に段々と気にならなくなっていって。その後も結構なペースで飲み続けていけば、3杯目にはレモン風味のカクテルを頼み。店員が届けに来るとまた空のグラスを預け、グラスに口を付けては飲み進めていく。先程から相方が腕を掻いているのに気付いてはいたが、眉を下げるだけで敢えて突っ込みはせず。その後の話には、こちらも同様に声音に少しの悲しい色を含み『そういう事が1番重視される仕事なのに、それは残念だったでしょう…でも、可愛い龍也くんも見てみたかったです。真面目な所は…今でも変わってませんよね』と話して。そんな相方に少しでも安心して欲しいとの思いと、自分の気持ちをより知って欲しいとの思いから、柔らかな笑みと共に下記を珍しくゆったりと間延びした声で告げて)
今俺が飲んでいるの、“サイドカー”っていう名前のカクテルで、『いつも2人で』って素敵なカクテル言葉があるんですよぉ…俺達もずっと、そうなれると良いですね
( 酒は好きだが特段に強いという訳でも無く、ましてや久しぶりだし、書類作成で寝不足なのもありいつもよりも早い段階で思考が鈍っていくようで。
今でも変わらず真面目だと言われると、「そんな事ないで」と笑って首を振った。そして、相手の持つグラスに視線を移しながらカクテル言葉について聞くと、相手の柔らかな笑みにつられてこちらもゆるりと口角を上げ「 そらええなぁ。事務所の名前もそれに変えたろかな。」なんて嬉しそうに冗談を1つ。
その後は、テーブルに頬杖をついて、事務所を立ち上げた時のことをなんとなく思い出したようで、ぽつりぽつりと続けた。)
…俺な、別に今は真面目な訳とちゃうし、ちょっとやさぐれた時期もあったけど…、自分が辛かったからって他人に当たるのは違うと思ったんよ。
だから俺は、自分がして欲しかったことを他人にしてやれる奴になりたい。
──正直な、俺かて誰かに助けて欲しいって思うこともあるけど、期待すんのは…怖い。から、見返りとか、優しさを返してもらおうとか、考えへんようにしてんねん。
(自分には誰かの優しさが向くことは無かったけれど、自分から優しさを向けることはできる。それに気づけた自分自身の事は誇ってもいいぐらいだと思うけれど。でも、心の奥底ではきっと、与え続けていればいつか報われる時がくる、と期待しているのかもしれない。だけれどいつも笑顔を張りつけて、依頼人からの“ありがとう”で十分だと言い聞かせてきた。また欲張ってから回って、寂しくなるのは嫌だから。
俯きながらゆっくり酒を飲んでいると、ハッと顔を上げて「い、いつもゆうちゃんには寂しい寂しいって甘えてばっかやけどなー」と少し重くしてしまった空気を明るくしようと笑いかけた。)
(随分と飲み進めては少しずつ酔いが回って来たのか、体温の上昇と共にぽわぽわとした感覚を感じていて。だがまだ相方の声はハッキリと聞こえているし、気分が悪いというのも今は感じない。恐らく後2杯程はいけるだろうと考えれば、店員に追加の注文として4杯目はカシスオレンジと唐揚げを頼み。それらが届くのを待っている間、また相方の話に耳を傾ける)
龍也くんの考え方は正しいと思う。けど龍也くんは真面目というよりは多分、優し過ぎるんだね。優し過ぎるから、周りの人の事を考え過ぎるから…じゃ無いとこんな仕事、続けて来られないでしょう…こんな俺の事、拾おうなんて思わないでしょう
(自分は、相方に出会うまで誰かの為になりたいなんて考えた事は無かった。自分に向けられるものは全て敵意で、聞くことは愚か受け入れるなんてもっての外だった。だから自分を見失わない様にガードを固くして、簡単には人の言葉を信じない様になった。だからこそ、“俺から離れる事なんてない”とか、“信じられないなら何度でも解らせてやる”とか、そういう相方からの言葉が堪らなく嬉しいのだ。それも含めて上記を言っているとまた相方の誤魔化す様な言葉が聞こえて、その雰囲気がいつもと違う気がしたので下記を伝えてみて)
…龍也くん、もしかして酔いました?
(/背後です。ここ数日、『403Forbidden』と表示されて全くページに辿り着けないというバグがこちらの方で起こっておりまして、色々と情報を照らし合わせるに片方のエリア、つまり送れない、更新出来ないなど一方向でのやり取りでこのバグは起こっている様です。ですがもしかして他のバグも同時に起こってしまっていたら主様との間に入れ違い、すれ違い等が起きてしまうのはとても心苦しく嫌だなと感じたので、一度上げさせて貰いました。お時間出来た時で構いませんので、今後もゆったりお返事お待ちしております。主様に届く事を願って…)
…ゆうちゃんの事拾ったのも、正直、俺のエゴみたいなもんやで。だって、見て見ぬふりなんて後味悪いやろ。
それに、仕事も手伝ってもらってばっかやし、結局は俺が徳してるだけや。
( 箸で皿に乗ったつまみを弄びながら、相方に言われた“優しすぎる”との言葉に小さく笑って、そうだろうかと鈍っている思考で考える。事務所を立ち上げたのも、おばちゃんに拾ってもらって空いている階を借りれたからで、多少喧嘩も強いし無茶もできるからと適当に選んだ仕事だ。まぁでも、先ほど言った事と類似するが、他人を助けることで自分の価値を見出そうとしていたのもあったかもしれない。
つまみを口に放り込み、またも一気に酒を煽ると、上記を告げてもう一度笑いかける。相方と出会った時のことは、おそらくずっと忘れない。こんな薄暗い街だけど、自分が幸運にも優しいおっちゃんやおばちゃんに出会えたように、彼にも出会いを諦めてほしくなかった。だが、そんな事を言うのは恥ずかしいので、全部自分のエゴだと話す。
空のジャッキを店員に託し、更に追加で梅酒のロックを頼んでいると、相方からの問いに「んー?」と視線を向ける。チェイサーも無しにかなりのペースで飲んでいた為、確かにだいぶ思考が鈍ってきた気がするが、「酔うてへん酔うてへん~」と酔っ払いがよく言う台詞を言いながら頬杖をつく。そして、空いている右手を相方へ伸ばすと、その鼻をちょんと突いて目を細め、へへ、と笑いかける。)
……結太、だぁいすきやで。
(/ お久しぶりです!背後です!
やはりバグが起こっていたのですね…、私の方でも頻繁に起こっており、数日あけたりなどしていたのですが、そのまま忙しくなってしまったのもありなかなか此方に来れず、気がつけばほぼ1ヶ月ほど経過してしまいました。。すみません。!
上げて頂いてありがとうございました!)
(/こんばんは!お返事を待っている間ちょくちょく覗きに来てはいたのですが、久しぶりのお返事に舞い上がってしまい、丁寧に返そうと思えば思うほど時間が経っていて…背後のみで申し訳ありませんが、取り急ぎ“お帰りなさい”とお伝えしたく参った次第です。こちらこそ戻って来て頂きありがとうございます!明日、午後にはまとまった時間が取れそうですので、その時に改めて龍也くんへ、結太から返事をしたためさせて下さい。それまで暫し、お待ち頂けますと幸いです)
たとえそれが龍也くんのエゴだったとしても、それによって助けられた人が1人でも多くいるんなら、ちょっとくらい得したってバチは当たりませんよ
(もう既に沢山の言葉を貰っているのに、沢山助けられているのに、それによって自分はこうして生きていられるのに相手はまだその事に気付いていない所かより沢山の言葉をくれるのか、と、ひとりでに涙ぐんでしまい。だがそれを相方に見られると本当に泣いてしまいそうだし揶揄われそうな気がしたので慌てて拭うと、上記を言いつつ空になった皿をテーブルの通路側に寄せ始める。こういう人にもっと早く出会っていたら自分は両親との関わりを諦めずに済んだのかなとか、相方も色々な思いを抱く事なく真っ直ぐにここまで来られたのかなとか考えていると、相方は自分の問いに対して“酔っていない”と伝えて来た。その様子と声のトーンから絶対嘘だろうと思ったが敢えて否定する事はせず『そうですねぇ、いつも通りの龍也くんかな?』なんて少し揶揄う様に言って。その言葉を遮る様にちょん、と鼻をつつかれればきゅう、と目を瞑り、相方の口から発せられた言葉にはぶわ、と顔が赤くなっていくのを感じて上手く言葉を返す事が出来ず)
…あ、え、と…うぅ、ぉ、俺も…
(いつもの事務所にいる時とは違い慣れない環境というのもあり、相方に貰った沢山の言葉と暖かさのせいもあってか、酔ってはいないのだが少しずつ息が上がっていき胸の辺りがじわじわと締め付けられていく感覚に襲われる。これは早いところ帰った方が良いなと判断しては帰る手段を問おうと下記を言って)
そろそろ、会計して帰りましょうか。…ごめん、ちょっとしんどいからタクシー呼んでも良い?龍也くんも歩いて帰るの大変でしょう?
(得してもバチは当たらないと言った相方の顔を見つめながら、「へへ、そうやろか」と力の抜けた笑顔で小さく呟いた。その言葉のおかげで過去を振り返って少し感傷的になっていた心が軽くなり、確かにそうかも、なんて前向きになってしまう。酒のせいで大分思考が緩くなっている所為もあるかもしれないが、相方の言葉に込められた影響力は凄まじいらしい。それか、自分がただちょろいだけかも。
どちらにせよ、相方にとっては楽しくない内容だったと思うが、自身の胸の内を話せたことでなんだかスッキリとした気持ちになったし、揶揄うように言葉を返す彼を見て、もう一度目元を緩ませて笑い返す。
そして、勢いのままに彼の鼻を突いたはいいが、その後なにやら言葉を詰まらせる相方の様子には首を傾げ、そろそろ帰ろうかとの問いにはとりあえず頷き。)
タクシーは全然ええけど。
え、ゆうちゃんしんどいん?大丈夫?俺は元気やし、おぶってあげよか?
( 丁度梅酒を持ってきてくれた店員にはそのまま会計を頼み、さっさと梅酒を流し込むとゆっくり立ち上がる。酔っているのは事実だが、足取りはしっかりしている方だし、なにやりしんどいと言った相方の体調が気になるらしい。心配そうに眉を下げれば、酔うとより過保護になるのか「おいで、早よ帰ろな」と片手を差し出して。)
じゃあ今、呼びますね…いや、えっと…なんて言うか龍也くんの色んな話聞いたし、沢山嬉しい言葉貰ったし…なんか、胸がいっぱいで。ちょっと苦しいのはそう、なんだけど…
(タクシーを呼ぶ許可が出ると早速スマホを操作しつつ、相方から色々と心配されると胸を摩りながら少しずつ言葉を発して。自分の内情をカミングアウトした事でそれに付随した出来事が起こるとそういう方向で心配されてしまうんだな…と少し複雑な気持ちになる。確かに言ってしまえば楽なのは自分も周りもそう変わらないが、それでも言い方や内容にはやはり気を付けるべきだなと改めて考えていると、タクシー会社に繋がったので一台店の最寄りへ要請して。その後『おいで』との言葉と共に差し出された片手には自分の手を重ねるが『おんぶはしなくても大丈夫』と緩く首を横に振り。もし背負われている最中で胸痛が酷くなったら相方にも迷惑がかかってしまうし、相方が心配してくれているのは十分伝わるのだが、流石にこの歳で背負われるのはどうしても体調の悪化の心配よりもプライドが勝ってしまうのだ。そうしていると店の外にタクシーが到着したという旨のメッセージがスマホに届いたので、下記を伝えて)
タクシー着いたみたいですね…あ、水ちゃんと飲んでから行きましょうね?
ん…んー?、そうなん?
まぁ、気分が悪いわけやないならええんやけど。
( 胸がいっぱいだと話す相方の様子には、首を右へ左へと傾げつつ上記を返し、再び笑顔になる。相変わらず胸元を摩る動作には少しばかり心配するが、どうやらいつものようなしんどさではないらしい。最後に一気飲みした酒のアルコールもじわじわと効いてきたのか、相方の言葉は8割程度しか理解できていないが、それでも一応安心したらしい。
おんぶは断られたが、差し出した手は受け入れられたようで、そのまま重なった手をぎゅっと握ると、そのまま店を後にしようとする。しかし、水を促され「分かってるってー」なんて言いつつ、空いている手でお冷を流し込んだ。
結局、会計を済ませ相方が呼んでくれたタクシーに乗り込んだ後も繋がれた手はそのままで。大きな欠伸を一つすると、あ、と思い出したように声をかけた。)
そういえば、明日ってなんか依頼あったんちゃう?内容思い出されへんけど……。
うん、大した事無いから大丈夫。これはもう、癖みたいなものだから
(尚も胸辺りを摩っている自分の様子を見てまだ少し心配している様子の相棒に苦笑しつつ上記を返すと、自分も最後にお冷を飲んで。手を取ったのは自分の意思とはいえ、会計が終わっても、タクシーに乗り込んだ後もその手を離してくれなさそうな相手の様子には少しだけ眉を下げる。けれど悪い気はしないのでそのまま繋がれていては、話題は明日の仕事の話になり、その事項を思い出しては『っう、』と少し言葉を詰まらせる。その仕事の依頼者の名前の中に、小学校の頃自分の体質をネタにしていじめをしてきていた同級生の名前があったのだ。同級生は卒業以来会っていないのだから自分の事なんて恐らく憶えていないだろうが、でももし、知っていて依頼をしていたとしたら?…そんな苦い過去も自分達の関係も相棒には知って欲しくないし、ずっと隣に立つ為ならもっと頑張らなくてはいけないのも十分自覚していて。『なんて事無い、清掃の依頼だよ。俺1人でも出来そうだし、他の仕事は入っていない筈だから、明日は龍也くん部屋で休んでたら?』と事実と相手の事を気遣う言葉を発すれば、ほんの少し震えた声で『それが良いよ』と付け足して)
(/連投失礼します。このまま結太の過去編へ突入しようかという所ではありまして、上記の様に繋げてみましたが主様の方から何かこういう要素を入れたい等ありますでしょうか?もしくは避けて欲しい描写等あればお聞きしたいです。一応いじめの内容やその時の結太の様子等はふわっと触れるだけにして、心情の描写を多く入れようと考えてはいましたが…後は結太が昔の事を思い出して気分が悪くなる、等ですね。何か有りましたらお伝え下さい!)
そうやったっけ?休ませてもらえるなら有難いけど…
掃除言うても、1人やと大変やろ?ほんまにええの?
( 相方から依頼の内容を聞くと、ぼんやりとそんな内容だったような…ともう一度首を捻る。ふわふわとした思考の中ではやはり記憶が定かではないようで、少しばかり様子がおかしい相方にも気付けずにいた。
久々に酒を飲みここまで酔うのも珍しいし、相方の言う通り休めるのだとしたら嬉しいのだが、本当に大丈夫かと未だ心配はしているよう。しかしながら、明日はきっと二日酔いしているだろうし、どのみち使い道にならないかもなぁとぼんやり考えると、「なんか困ったことあったら、すぐ連絡するんやで」とだけ付け加えておく。
暫くタクシーに揺られ、あっという間に事務所へ到着すると、料金を支払いのんびりとした足取りで4階の事務所へ。
再び大きな欠伸をすると、やっとのこと繋いでいた相手の手を解放し、その代わりにぽんぽんと頭を撫でた。)
俺、今日はこのまま寝るわ。
飲みに付き合うてくれてありがとなぁ。
(/ 繋げていただいてありがとうございます!結太くんの過去編楽しみです!
此方からの要望は特にございませんので、お好きなように展開をして頂ければ嬉しいのですが…!一つだけ私もお伺いしたくて、結太くんが1人で依頼に行ってくれた後、龍也をどのタイミングで登場させたら良いか悩んでおりまして。
依頼先で、元いじめっこに絡まれている所に参上するか、結太くんが事務所に戻ってきたところを看病するか…もし、背後様がここでこうしてほしい!等ございましたら、教えて頂けたらと幸いです!
また、元いじめっこの依頼主を動かすことも可能ですので、必要とあらばお声がけ下さいな!)
うん…大丈夫。だから、龍也くんは休んでて?俺だってほら、そろそろ1人でも依頼をこなせる様にならないとね
(大分酔っているのもあるのか、相棒は自分の様子が変わった事には気付いていないらしくホッとしては上記を述べて。その言葉はどれも本来の言葉を取り繕う為に発せられた言葉だが、一切“嘘”は言っていなくて。その後もタクシーに乗っている時間から事務所に着くまでずっと繋がれていた手からせめても立ち向かう勇気を貰おうとしっかりと握っていて。こうしていると何だか今生の別れになる様にも感じられてくるが、また会いたければ自分が依頼を完遂し無事に帰ってくれば良いだけなのだと思い直して。そうして相手の部屋の前でパッと手を離されたのは切なかったが、代わりに頭を撫でられると目を細め。この人との関係はずっと結び留めておかなくてはいけない、と決心しては出来る限りいつも通りの笑みを向けては下記を伝えて、相棒と離れて自分の部屋へ入り)
うん、おやすみ…しっかり寝てね。俺の方こそ誘ってくれてありがとう
(/過去編、素敵なものになる様精進しますね!確認頂いた事項についてですが、こちらは依頼完遂後、何とか事務所に戻ってきた『見た目いつも通りだがメンタルがボロボロな結太』を迎え入れてくれる龍也くんを想定しておりました。当時の事を思い出して何もかも怖くなってしまった結太を暖かく包み込んでくれれば、と。依頼人に必要以上に絡まれている所へ颯爽と登場するより、上記の方が龍也くんぽいなぁ…と勝手に妄想を膨らませておりました。この流れで行かせて貰えたら、龍也くんが事務所で休んでいるターンの間は依頼人を動かして頂く件に是非乗っからせて貰いたいです!)
(/流れてしまったので上げておきます。こちらゆったりとお返事お待ちしておりますので、お時間ある時にまたいらして下さい。絡みにくい、また主様の方から今後のシチュエーション希望、展開についてちょっとした事でも何かありましたら聞かせて頂きたいです…!届く事を願って)
(/急に寒くなったかと思えば、雪の降り出した地域もある様ですね。体調崩したりなど、されていませんでしょうか?リアルでご無理されていませんでしょうか?結太共々、こちらは龍也くんと主様に会いたい気持ちを日々募らせております。遅くとも構いません、またこの場を進めさせて頂きたいのです。引き続きお待ちしております、届く事を願って…)
(/何やら災害等各地で起きている様ですが、主様は大丈夫でしょうか?何事も無く元気に過ごされているのであれば、こちらも嬉しいです。こちらは背後が多忙になり、風邪も猛威を奮って…イから始まるものやコから始まるものには未だ感染しておりませんが、稀に遭うしんどさで…ようやっとここ数日で回復しつつありますので、未練がましくまたこの場所に戻ってきてしまいました。今後ももし気付いていただけたらという一縷の望みを託して上げさせて頂きます。もしまだここへ気持ちが繋がっておりましたら、短くても構いません、お返事を頂けたら嬉しいです。お待ちしております)
( / お待たせしすぎて申し訳ありません!!久しぶりに顔を出せました。
何度も上げていただいてありがとうございます…!突然お返事できなくなったにも関わらず、龍也の事を待ってていただけて嬉しいです…!!
なりの更新はもう少し後になりますが、、絶対戻ってきますので、重ねて申し訳ありませんがもう少々お待ち頂けると幸いです(泣)本当にすみません;
背後様も多忙だったのですね。風邪も回復したようでよかったです!まだまだ寒さもウィルスの猛威も続きそうですので、あまり無理はせずゆっくり休んでくださいね…!
また、進行すら上で質問しておきたかったのですが
元いじめっこの依頼人は、結太くんの事を覚えていた(もしくは依頼中に思い出す)のか、はたまた覚えてはいないのか、どちらがよいか聞きそびれておりまして…!)
(/こちらこそ、お久しぶりです!諦めずに上げていた甲斐がありました…戻ってきて頂き本当にありがとうございます。
龍也くんからのお返事、引き続きお待ちしておりますので、お時間ある時に無理せず返して頂ければと思います!
優しいお言葉ありがとうございます。その言葉を励みにリアルでも頑張りますね。
確認ありがとうございます。元いじめっ子には、結太の事を依頼遂行中に思い出して『そう言えばこんな事もあんな事も…』と話してじわじわと結太を追い詰めていって貰いたいなぁ、と考えておりました。何とかその日別れた後も、もしかしたら後をつけられたり事務所まで押しかけられたりとか…という恐怖を龍也くんに安心させて欲しいですね!そこから色々と結太の過去を話すきっかけにもなれば、と。ここまでで変更したい点や他に質問ありましたら、また何なりとお伝え下さい!)
んんー…、……。
(自室に入るや否やのそのそと寝巻きに着替え、脱いだ服はその辺に散らかったままベッドへ身を投げる。
まだほんのりと相棒の温もりが残った片手を目前にかざせば、小さなため息を1つ。
久しぶりに酔ってしまってなんだか情けない姿を見せてしまったような気がするし、ペラペラと自分語りばかりで気を使わせてしまったかもしれへんなぁと、まだ正常に働かない脳みそでぼんやりと考える。
しかし、そんな考えもすぐに睡魔に包み込まれてしまえば、目を瞑ってあっという間に意識を手放した。)
(/ ご回答ありがとうございました!
では、そのように進めさせていただきます!
やっと更新できましたので、改めまして、結太くんの過去編もよろしくお願い致します。
途中、もっとこうして欲しいなどのご要望やご相談等あればいつでもお声かけくださいね!)
っ、はぁ…苦しく、なんかない…鎮まれ…
(相棒と別れて自室に入れば、すぐに胸の辺りに息苦しさを感じて。だが、ここで助けを求めてしまえばもう2度と目の前の事に立ち向かえなくなってしまう様な気がして何とか上記を言いつつベッドに倒れ込み。毛布に包まるとひとりでに滲んでくる涙をぐっと堪える様に固く目を閉じて、深呼吸を繰り返す。きっと向こうは、明日会う筈の人物は、自分の事なんて憶えていない。そうだ、何事も無く終わるに決まっている。そう何度も言い聞かせながら服の襟を強く握りしめている内にいつの間にか眠ってしまっていて。目覚めた時にはもう約束の時間の2時間前で、着替えや荷物の準備、タクシーの手配等をしているとあっという間に時間が過ぎていき、自室を出る時にせめてものお守りにと棚の上に飾っていた写真をズボンのポケットに忍ばせた。ここで会って声を聞いてしまえばまた覚悟が揺らいでしまいそうで、まだ相棒は眠っているであろう部屋の外から『行ってきます。待っていてね』と声をかければ、静かに事務所を出ようとし)
(/こちらこそ、ありがとうございます。上記ロル、翌朝結太が出発するまで進めてしまったのですが、大丈夫でしょうか?不備等有れば差し替えますので、お伝え下さい。特に無ければこのままこの文は蹴っていただいて構いませんので、また何かありましたらよろしくお願いいたします)
『…お、アンタ、すかい?ってとこの人?』
( 依頼場所であるとある広場にはすでに男が2人待っており、そのうちの1人がタバコを咥えたままやってきた結太を見つけて声をかける。昔の面影を残したこの男こそ、かつて結太をいじめていた張本人だが、今のところは彼自身は気付いていない様子。
面倒くさそうに広場の隅にある倉庫を指差すと、『あの倉庫、お願いしていっすか』と付け加える。
どうやらこの広場全体の清掃をしなければいけないようだが、倉庫までは手が回らず依頼をしてきたらしい。
咥えていたタバコの灰をそこら辺に落としながら、掃除道具とかはその辺にあるのを自由に使って、と淡々と説明をする。)
『別に急ぎとかじゃねーけど、まぁ、今日で終わってくれたら助かるっつー感じなんで。』
( / 大丈夫です!ありがとうございます!
そのまま依頼主の登場まで回しましたが、こちらこそ、何か不備等あればおっしゃってくださいね!!)
っあ、はい…そうです。『SKY』の和泉と申します…本日はよろしくお願いします
(指定された場所まで行くと、男が2人いてその内の1人に確実に見覚えがあった。声を掛けられてビクつくも、相手は今の所自分の正体には気が付いていない様子なので少しホッとする。上記を言いながら鞄に入れていた名刺を相手へ差し出す。挨拶もそこそこに今日の清掃の内容を説明され、指定された倉庫へ目を向ける。見たところそこまで大きくは無さそうだが、完璧に掃除するとなるとそれなりの時間を要するだろうとあたりを付けては、目線を相手へ戻すとタバコの灰をあちこちに落としている所を見てしまい、きゅっ、と一瞬眉間に皺を寄せて。『解りました、では後はお任せ下さい』と短く告げれば身に付けていたマスクを調節し直して早速清掃に取り掛かり)
(/ありがとうございます。ではこのまま進めさせて頂き、背後は一旦潜りますね。また何かありましたら呼びつけて下さい!)
( 受け取った名刺にはちらりと視線を落とすのみで、そのままポケットに仕舞えば『お願いしマース』と特に興味も無さげに返事を返した。
しかし、もう1人の仲間とぼちぼち広場の掃除をしながら時々倉庫にいる結太へと視線を向け、何やら考え事をしているようだった。
そして、時間も掃除もだいぶ進み、終盤に差し掛かろうかとしている頃、男は休憩なのか、また新たなタバコを口に咥え倉庫へとやってきては、『なぁ』と短く結太へ声をかけ、ポケットに仕舞っていた名刺を取り出した。)
『 おにーさんさぁ、もしかして中央街の方に住んでた?
“和泉結太”って、俺、同級生におんなじ名前のやついたんだよねー。』
( そう言いながらゆっくりと相手に近づけば、身につけていたマスクに手をかけて、ぐい、とそのマスクをずらし結太の顔をじっと見つめ、冷ややかに笑いかけた。)
『 あれ、おにーさん、アイツと顔も似てんじゃん。』
(まずいな…と作業を進めつつ思っていた。憶えていない様子とはいえ営業の流れで昔の嫌な記憶が残っている相手に名刺を渡してしまうなんて、なんて馬鹿な事をしてしまったんだろうと染み付いた習慣を攻めるも、渡してしまったものは引っ込められないなぁ、と割り切ってなんとか仕事を進めていた。だが終盤に差し掛かってきた所で相手から声を掛けられて、振り返った時にはもう逃げ道なんて残っていなかった。“中央街”という単語、“同級生”という境遇…やはりそうだ、相手は自分の存在を思い出したのだ。ドクドクと早まる鼓動を抑える様に思わず胸元を握れば、不意に身に付けていたマスクをずらされる。そうして向けられた、あの頃の面影が残る冷ややかな笑み。瞬間息が詰まり、使い慣れた筈の口から言葉を発せなくなる)
っは、ぁ…っ、
『…なつかしーねぇ、その顔。やっぱ和泉だろ。』
( 言葉が出ない様子の相手に、は、と乾いた笑みを続けると、ふぅ、とタバコの煙を目の前で吐き出した。
お前がいなくなった後寂しかったんだぜー。あの時は楽しかったよなぁ?なんて、1人でベラベラと楽しそうに話し出すと『なんとか言えよ』と更に詰め寄る。
そして手にしていた名刺に再度目を向ければ、くしゃりとそれを潰して地面へ。)
『お前が“何でも屋”してるとは意外だぜ。
てか、ここの社長、俺見たことあってさ、あのだっせぇタトゥーしてかっこつけてる胡散臭そうな男だろ?今日来んのかと思ったのになぁー。
…あ、あれか?お前、あの社長に雑用押し付けられてんの?働いて少しは体強くなったか?』
( あはは、と笑いながら結太の肩をポンポンと叩く。)
(あぁ、この威圧感、相手を自分の手中に収めようとする物言い…本当に会ってはいけない人に会ってしまったんだな、と頭では至極冷静に今の状況を分析していて。そうして再度相手に詰め寄られた時には呼吸こそ荒いが目線は鋭く相手を見つめ、自分の存在をアピールし。吐き出されたタバコの煙を出来るだけ吸い込まない様にマスクを付け直せば、相手の言葉に集中していてその中から『だっせぇタトゥー』だとか『胡散臭い』だとかが聞こえてくると、もしかしなくても大切な相棒が侮辱されているのだと気が付いて更に眼光に鋭さが増していき。ポンポン、と肩を叩かれたその手を力弱くも握ってどかそうとしながら、何とか下記を言い)
…た、龍也くんは今日は来ない。龍也くんは、俺の大切な人だ…っう、ぐ、…その人を、悪く言わないで欲しい…っ優しくて、格好いい、ん、だから…
( 肩を叩いた手を退かそうと握る相手に、眉を顰めて『はぁ?』と威嚇するように低く息を吐く。
手に込もる力は弱くとも自分のことを鋭く睨む様子を見ると、舌打ち混じりに手を振り払い、一歩後ずさった。
しかし、聞こえてきた言葉には再度冷やかすように渇いた笑いを返し、上着のポケットに入っていた茶封筒をヒラヒラと目の前に差し出しながら更に声を低くする。)
『気は強くなったみてぇだけど、“その”体質は相変わらずか?
まぁ、掃除してくれたのには感謝してやるよ。金はちゃんと入ってるから心配すんな。
でも、覚えとけ、何も出来ねぇ貧弱な坊やがよ。
その“龍也クン”とやらに見放されねぇように、せいぜい気をつけるんだな。』
( そう吐き捨てて、破った名刺同様に茶封筒を投げ捨てると倉庫から出て行こうと背を向け『掃除が済んだら勝手に消えろ。』と最後に付け足した。)
(言ってしまってからは、もう殆ど何も考えられなかった。とにかく早くこの状況から離れたいと頭の中で懇願し、投げ捨てられた封筒を身体の自由がきかない中、必死に拾うとそのまま床に膝をついて胸の痛みをやり過ごす。その後は相手の顔など一切見られないまま立ち去っていくのをただ待っていて。相手の気配が無くなると少しずつ元の思考回路が戻ってきて、この依頼が終わってもまた何か言い付けられるのでは無いか、もしかしたら事務所まで押しかけてくるかもしれない、そんな事になったら自分は果たしてちゃんと相棒の為に動けるだろうか…と途轍もない不安に駆られてしまう。一刻も早くこの場から逃げ出したかったが、先程担架を切った手前自らの手で相棒の顔に泥を塗る真似は出来ないと何とか限界の近い体をおして依頼を完了させると、相手に聞こえるか聞こえないかぐらいの声で『終わりました、失礼します』と発しては立ち去ろうとし)
(倉庫の掃除が終わったのか、背後から小さな声が聞こえた。決して返事をする事はなく、遠ざかっていく背中を睨みつけるように捉える。一緒にいた同僚は慌てて「お疲れした!」と一応返答していたが、タバコの煙が充満した口は、その後も開かれることはなかった。
_____
__
一方、昼過ぎに起きてきた社長は、のそのそとシャワーを浴びて簡単な部屋着に着替えると、落ち着かない様子で部屋の掃除をしていた。
1人で依頼に出掛けた相棒が大丈夫なのか気が気でなかったし、酒を飲んで仕事を休むって普通に怠慢すぎなのでは…と罪悪感が湧いてきたからだった。二日酔いも大したことはなかったし、むしろ眠りが深かったからか普段よりもスッキリしていたし
…。
そんなことを考えながら簡易的に事務所の清掃と嫌いな書類仕事に打ち込んでいたら、あっという間に日が傾く時間帯になっていて。そろそろ相棒も帰って来るだろうかと事務所の扉に視線を向けたところ、丁度ドアノブが動いたのを確認し、扉が開ききる前に立ち上がりながら声をかけた。)
お、ゆうちゃん?おかえり!大丈夫やった?
(自分が発した声は届いていた様だが、件の相手からの返事は無かった。まぁ当然か、寧ろこれ以上何もされないのなら好都合かも知れないと歩き出して、もう1人から投げられた声に反応を返す余力も無く、広場を出ると牛歩の歩みで事務所への帰路を歩いていて。途中何度か倒れそうになるが相棒に早く会いたいという気持ちで何とか持ち堪え、辿り着いた事務所のドアに手をかける。そうして少し開けた途端聞き慣れた声が耳に入り、何かが途切れた感覚がした。その瞬間それまで堪えていたものが決壊し、その声に反応が出来ないまま慌ててトイレに駆け込むとドアを閉め、便器に向かい多量に、と言っても昼は食べていないので内容物はそれ程までも無かったが、暫くはトイレから出られない位えづいていて)
はぁ、…っはぁ、…っうぇ…うぅ…ぇ…
ぁ、えッ、結太!?
( どないしたん!?と声を掛けるよりも早くトイレへと駆け込んでしまった相棒の姿を見て、慌てて自分も後を追いかける。
閉められてしまった扉の外で僅かに聞き耳を立てていたが、彼の体調がどのような状態なのか察しがつくと、一度踵を返してキッチンへ。
何があったか事情は分からないが、あの扉の外でずっと嗚咽を聞かれているのも嫌だろうと考え、とにかく冷蔵庫から水を取り出しタオルと共に事務所のテーブルに置いておく。
その後もう一度トイレの前に立つと、小さくコンコンとノックをして、優しく声をかけた。)
ゆうちゃん、焦らんと、落ち着いてから出てきぃや。大丈夫、俺はちゃんとおるからな!
(トイレに篭って、暫くえづいているとドアがノックされて優しい言葉がかけられる。今は『うん…』と短い返事しか出来ないが頭の中では“いつも通り出来なくてごめんなさい”だとか、“龍也くんはやっぱり優しいな”だとか色々と考えていて。その後少ししてまだ気分は悪いが吐ききってしまったのでトイレの水を流し、タンクに溜まる為流れている流しの水で口元を洗っていると一時治っていた胸痛が酷くなり思わずガタン、と音を立ててトイレの床に倒れ込んでしまい。大きく息を吸って吐き出しながら余力を振り絞ってトイレのドアを開けると、小さな声で下記を言い)
ごめんなさい…助けて…
( 相方が出て来るまでなんだかんだソワソワと落ち着かず事務所内をウロウロしていると、トイレの水が流れる音が聞こえ足を止める。そろそろ出て来るのかと思ったが、大きな音と共に何かが床に伏せる音を聞くと、慌ててドアの方へ駆け寄った。
再度声を掛けようとした瞬間、ドアが開き、倒れ込んでいる相棒と、その相棒から発せられた言葉に内心焦りながらも、優しい表情は崩さず「任せとき」と小さく言うと、相手を支えるように肩を貸してとりあえず立ち上がらせる。)
このままベッドまで連れていくから、少しだけ頑張ってな。
(そう言って彼の自室まで支えながら向かうと、一時的にベッドへ腰掛け、相棒の背中をいつものようにゆっくりと摩り心配そうに顔を覗き込んだ。)
どないしたん?依頼の途中で気分悪なってしまったんか?
(自分の言葉に気付いてくれて、立ち上がらせて貰うと一緒に自室まで歩いていき静かにベッドへ寝かされてはすぐに相棒に背中を摩ってもらおうと身体を横にして。ぎゅうぎゅうと胸を締め付ける痛みに顔を歪ませながら、相棒から伝えられた言葉にはゆっくりと首を横に振り、気分が悪いのは事実なのだが依頼内容や自分が1人で出向いた事が原因では無いと伝えていて。それよりも相棒に気を遣わせたり依頼相手ーいじめっ子に相棒を侮辱された事を伝えるべきか躊躇し、暫くは口をつぐんでいて。だが、やがて沈黙に耐えられなくなったのか覚悟を決めた様に口を開き)
…今日会った人、俺の同級生…だったんです…
(こちらからの言葉には首を横に振り、そのままベッドへ横になった相棒を静かに見守ると、空いたもう片方の手では頭を優しく撫でていて。
どうやら依頼内容がしんどかった訳では無さそうだが、それ以上口を開く訳でもなく黙り込んでしまった様子にこちらも無理に声をかける事はせず、暫くはそっと見守っていた。しかし、ふと、聞こえてきた言葉には、優しげな表情を崩さず「そうやったんや」と返事を返した。)
……その人と、なんかあったん?
( 彼の状況から察するに、おそらく親しい人と久しぶりに再会した、なんていう嬉しい報告ではなさそうで、恐る恐る上記を問いかけた。)
(同級生と何かあったのか、という問いには力無く頷き、その直後また胃の中と頭の中が掻き回されて片手で口を覆うと嗚咽に耐え。それが落ち着くと問われた事に返事をしようと息を吸うも、その言葉の口の形は作れるのに声は出ず。代わりにぼろぼろと流れていく涙で枕が少しずつ濡れていき、その感覚がどうも気持ち悪くてゆっくりと身体を起こしては、摩ってくれている相棒の腕に体重を少し預ける様にして。ゆっくりと何度か深呼吸をすると掠れているが声が出る様になってきたので、途切れ途切れ下記を言い)
その、ひと…俺がこんな、弱いから…中央街にいる時から、ずっといじめてきてて…親も、周りも自分のせいだ、って…誰も助けて、くれなくて…
(そこまで何とか口にすると自分の着ていた服の右袖を上腕が見える位捲る。そこには無数の切り傷痕と火傷痕があり、その傷に触れる手はとても震えていて)
…これ、全部その人、に付けられたもので…痛みを沢山受ければ体質も強くなる、なんて…そんな訳、無いのに怖くて、逆らえなくて…
(上半身を起こし此方に体重をかけてくれる相棒は、絶えず涙を流し続けており、少しでも安心してくれるようにとしっかりその体を支えながら深呼吸すること背中を摩り続ける。
程なくして語られた事実には、目を見開いて早々と1つ後悔する。今回の依頼主はきっと彼のトラウマそのもので…自分が休んでいた間、相棒はそのトラウマと戦っていたのだ。飲んでいた時、親とは絶縁していたと言っていたが…その理由もやっと分かった気がする。
そして、捲られた袖の下を覗くと、その光景にピクリと眉を動かした。)
これは…、…。
怖かったやろ。そんな奴とまた会ってもうて…。
( 痛々しい傷跡と、そこに添えられた震える手を見て、全部諸共自分の手で包み込んで仕舞えばそのまま抱き寄せる。抱き寄せた瞬間、自分とは違うタバコの匂いがして、思わず怒りが込み上げてくる。やっぱり自分が依頼に行けばよかった…そうすれば、大切な相棒をこんなに傷つけた奴を一発殴ることもできたのに。
そんなことを考えるが、それを口に出すのは違う気がして。きっと、自分に気を遣ってたくさん頑張ってくれたであろう相棒に、「頑張ってくれて、ほんまにありがとう。」と自分の頭を相手の頭に重ね寄り添いながら真っ直ぐ伝えた。)
っ、うん、俺さ、頑張ったんだよ…
(自分の様子を見て優しく身体を包み込み言葉をかけてくれる様子に尚も涙は止まらず、息を吸う間隔は短くて。自分がしたくてそうなっている訳では無いのに、と憤りを感じては閉じている口に力がこもるが、相手といればそれも時期にちゃんと治まるというのを確信出来る程には身体も心も許していて、抱き寄せられた体制のまま左の服の袖で涙を拭うとひと呼吸置いて『けど…』と弱々しく言葉を続け)
…けど、俺あの人が龍也くんの事まで悪く言ってるのが許せなくて、思わず言い返しちゃったんだ。どうしよう、名刺も渡しちゃったし、あの人龍也くんを見た事があったみたいで…ここまで来られたりしたら、また…
(そこまで話すとまた胃液がもうそこまで上がって来て、『ごめん』と小さく呟くと摩ってくれている手から少し離れてゴミ箱のある所まで行くと、こぷ、けほ、と数回胃液を吐き出して。そのせいで鳩尾辺りがぎゅーっと締め付けられる様に痛くなれば、『お腹、痛い…』とそのまま床に蹲って)
( 頑張った、と尚も涙を流す姿に、頬に溢れた涙を拭ってやると同時に、思わず自分の鼻の奥もツンとする。自分も大人しい生活を送っていた訳ではないため怪我をする事は多かったが、自分の行いでついた傷と他人から無理やり刻まれた傷では、その痛みも比ではないだろう。
そして、続けられた言葉には「…俺のために、言い返してくれたん?」と優しく返す。
しかし、途中でまた体調が悪化したのか、床で蹲ってしまった相棒の側へ慌てて駆け寄る。胃液を吐いた事でお腹が痛くなった事を理解すれば、前回、吐いた後にお腹を摩ると心地よさそうにしていた事を思い出す。
蹲った相棒の上半身をゆっくり起こすと、自分に凭れかかるようにして後ろから抱き寄せるような格好でお腹をさすり始める。)
…大丈夫。俺も伊達にこんな町で生活してきたわけちゃうし、ソイツが来ても、俺は大丈夫。
絶対、ゆうちゃんのことも守ったる、心配せんでええからな。
( 自身のことよりも自分の心配をしてくれる相方には「ありがとう」と再度伝え、そのまま上記を述べる。)
ん…俺もあの頃より強くなったって、言いたかったんだ…
(固く蹲っていた身体を起こされ、後ろから抱き止められてお腹を摩られていると少しずつ痛みやこわばっていた身体が緩んでいって。自分がこういう時にお腹を摩られると楽になるというのをちゃんと憶えてくれていたんだと嬉しくなり、こんな時なのに少し口角が上がってしまう。それから“俺のために”なんて相棒の言葉には頷き、半分は自分の為にだという意味を含んで上記を言い。その後続けられた“自分の事もちゃんと守ってくれる”という頼もしい言葉には力無い笑顔を向けてこちらも、『ありがとう』と告げて、自分を包み込んでくれている相棒の腕にそっと寄り添う様にして身体を預けると下記を呟いて)
疲れた、なぁ…眠く、なって来た…
(ぼーっとした頭で捲っていた右袖を下ろせば、もうすぐにでも眠ってしまいそうな位の眠気だったが、口の中が胃液で気持ち悪いので何か飲み物を持って来てもらおうと考えて)
…水とか、貰っても…良いかな…
(/背後です、連投失礼します。お返事を待っている間、龍也くんと結太の今後について少し思いを馳せていたのですが、結太がカミングアウトした傷の位置が龍也くんの龍の入れ墨が入っている位置と同じで、この後結太の過去やトラウマを克服する為にお揃いの、又は結太自らデザインした龍の入れ墨を入れる流れになったらとても良いなぁ…と想像しておりました。あくまで願望ですので、この通りで無くとも2人の絆や関係がグッと深まるものがあれば主様のお話も聞かせて頂きたいです!思いついた内にと思って書かせてもらいました。引き続き気長にお返事お待ちしております!)
( 「ゆうちゃんは、俺でもびっくりするぐらい強い人やで。」と追加された言葉に笑いながら頷く。彼は自分の体質を嫌っているだろうし、そのせいで自分を弱者だと思っていたかもしれないが、こちらから言わせればそんな事はない。
こんな町に来て、得体の知れない自分のような人間と暮らすことになり…それでも、彼は自分への恩を返すように日々努力してくれた。
それらの感謝をもう一度伝えるようにぎゅ、と優しく力を込めるが、眠くなってきたという相棒の声が聞こえると、あまり振動を起こさぬようゆっくりと動き出して体勢を変えようとする。)
…あ、水、用意してたのに向こうのテーブルに出しっぱなしや。すぐに持ってくるから、横なって待っとき。
( ひょいと相棒の身体を持ち上げると、優しくベッドへ寝かせ、頭を撫でる。念のためゴミ箱を近くに寄せておけば、水を取ってくると一度相棒の自室を出て、発言通りすぐに戻ってくるとペットボトルを手渡した。)
( / 遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます!今年もどうぞ、よろしくお願いいたします!
お揃いの入墨…!とても素敵な提案をありがとうございます!
龍也の方がすでにいかつい龍が堂々と入ってしまっているので…お揃いにするなら、龍也にはもう1匹寄り添うように龍を追加してもらい、結太くんにも2匹の龍を同じくいれてもらうか…
それとも、既存の龍の周りに結太くんがなにかしらのデザインを考えて、龍也は追加、結太くんは同じものを新たに彫る
といった感じだと良いかなぁと思いました!!
また、上記とは関係のない呟きですが…
依頼主のいじめっこを演じていて「コイツ、結太くんが好きだったのでは?」と勝手ながら妄想しておりました((
本当は仲良くしたいのに、その方法が分からずいじめてしまい、子どもが自分の所有物に名前を書くように、結太くんの腕に傷をつけてしまったのかなぁ、と。
そんな歪んだクソデカ感情を持ったまま大人になってしまった彼は、なんだか龍也とよい対象キャラなような気もして、割と好きです。笑
もしそうなら、後々事務所に乗り込んできたとしても、お揃いの入墨で上書きされた腕をみて失望しそうですね…!)
(/すみません、トリップ打ち間違いました…再投稿しておきます)
(自分は強い人だ、という自分とはまるで対照的な相棒の言葉は思いの外自分の胸に深く突き刺さった様で、自分の中の張り詰めていた感覚が破壊されてしまった。腕にそっと寄り添い少しの間ぼーっとしているとその身体はいつの間にそっと持ち上げられベッドへと寝かされる。再度頭を撫でられると今日1日で1番穏やかな表情になり、すぐ戻るとの言葉を信じて静かに待っていて。戻ってきた相棒にペットボトルを受け取るとゆっくりと身体を起こしては壁に凭れてひと口、またひと口と飲んでいく。嘔吐が酷い時は余り多量の水を飲むのは良くないと解ってはいるが、喉の渇きを潤そうと水は案外スルスルと喉を通って胃に落ちていき。最後にうがいをしてその水をゴミ箱に吐き出せば、ペットボトルを相棒に返して)
ん…もういらない…ありがとう…
(その後またゆっくりと横になると、胸の辺りをゆっくりと摩りつつ目を閉じてそのまま眠りについて。相棒が傍にいてくれるとすっかり安心して、深く眠る事が出来ていて)
(/明けましておめでとうございます!そしてお帰りなさいませ。こちらこそ今年もよろしくお願い致します!
主様のご提案もどちらもとても素晴らしくて『~っ!!』と興奮してしまいました…背後は前者の方が刺さりました。お互いの腕に寄り添う2龍!とっても素敵です!!後はきっかけですね。
それといじめっ子の話、最高過ぎてほぇ~…となりました。背後とは違った視点からの考え方も知れて、とても新鮮な気持ちです。もし主様の負担で無ければ、後々刺青入れたエピソードの後にいじめっ子が事務所に乗り込むエピソードを入れさせて貰いたいですね…検討よろしくお願いします!)
ゆっくり休み。
(水を飲み終えた相棒からペットボトルを受け取ると、お礼の言葉には小さく頷いて優しい声音で上記を伝える。
再度柔らかな手つきで頭を撫でながら目を瞑る様子を見守っていると、割とすぐに規則正しい寝息が聞こえてきてほっと安堵し、そっと前髪を捲れば、その額にバレないように軽く唇を押し当てた。ほんの少しでも、大切な相棒が辛い過去を乗り越えられますように、と胸の中で呟きながら。
その後も暫く側で見守っていたが、やっとのこと立ち上がり事務所の自席でPCを立ち上げた。今日の依頼主の名前を確認すると、「……大倉 アキラ。」と依頼主の名前を復唱しながら腕を組み眉に皺を寄せる。自分のことを見たことある、と言っていたらしいが……どうも自分にはこの依頼主の名前に覚えがない。
しかし、改めて依頼書の内容を見返していると、男が所属している団体名を見つけ、その名前には僅かに覚えがあった。依頼自体は大したことなかったし忘れてしまったが…確か相棒と住むようになって直ぐぐらいに1人で出向いた依頼だったはず。
その当時の依頼主はまた別の人だったし、大倉は当時の現場に同行していて自分の姿を見ていたといった具合だろう。)
………。
( ふぅん、と大倉の名を再度じっと見つめると、その後は通常の別の仕事に取りかかり。時々仮眠を挟みつつ、朝方まで雑務を行なっていた。
相棒が起きてくる時間には、欠伸を噛み殺してシャワーに入っていることだろう。)
(/ 気にいっていただけて良かったです!では、前者で進めていきますか!
確かに、きっかけをどうしたものかと悩んだのですが…。龍也が丁度刺青のメンテナンスに行こうかなと話題を持ち出した時、結太くんが、実は…と自分も彫りたい旨を伝えるのはどうでしょう?結太くんには過保護な龍也なので、おそらく最初は反対しそうですが、彫りたい理由などを聞いた上で結局はお揃いの龍を提案しちゃう。みたいな!
他にも良い案がございましたらなんなりとおっしゃってくださいね!
こちらこそ、是非是非乗り込みエピソードもやってみたいなと思っていたので嬉しいです!その時に向けて勝手にいじめっこの名前を提示してしまいましたが、ご不備ありましたら教えてくださいませ!)
ん…う…
(目が覚めると、相棒の姿こそそこには無かったが気配と温もりが僅かに残っている様な気がして、自分は依頼の後ちゃんとここまで帰ってこられたのだとやっと自覚した。色々と話した気がするが久々に再会したあの同級生の事を思い出そうとすると【ドクン】と身体の中で何かが跳ねる感覚がしてそれがとても気持ち悪く、きっとこれ以上思い出して良いものでは無いのだという事を嫌でも自覚させられて。ゆっくりと起き上がるといつも着ている寝巻きよりも今着ているものの着心地が窮屈な事に気付き、帰ってきた服装のまま眠ってしまった事に暫し落胆する。だがまずは相棒の姿を探して昨夜の礼を言わなくてはと思い立てば、ベッドから這い出ると椅子にかけていた愛用のブランケットをお供に引き連れて自室を出て。すると浴室からシャワーを浴びている音が聞こえてきたので、もうそんな時間なんだ…と勝手に納得すれば、相棒が出てくるのを待とうと一旦事務所のソファに腰を下ろして)
…はぁ…こういう時の第一声、本当悩むんだよな…
(/お返事遅くなりました!
ありがとうございます、では前者でお願いします。
そのきっかけめちゃくちゃ良いです!龍也くんに止められても自分の意思の強さや固さをちゃんと伝えようと頑張る結太が想像出来ちゃったので、今から楽しみにしていますね。
いじめっ子の解釈も素敵過ぎてもう…こちらからは言うこと無しです!“大倉アキラ”さん、敵ながら??あっぱれなお名前でとてもしっくりきました。名前からして束縛したがりそう…みたいな失礼すぎる事も思ってしまって…結太はびくびくし通しだがら龍也くんに沢山守って貰おうね~と考えてますが、背後は逆に大倉くんに会ってみたくなっちゃいました笑
是非そのままで続きをお願いします!)
( シャワーを済ませ、タオルを頭にかけて片手で乱暴に拭きながら脱衣所から事務所へ出てくる。着替えのTシャツを忘れていたようで上半身は何も着ておらず、着替えをとりに行こうかと考えていれば、事務所内に人の気配を感じて視線を上げた。垂れる前髪の隙間から相棒を発見すれば、そのまま「おはよぉ」と近づいて行き。)
もう体調大丈夫?今日と明日は依頼入っとらんし、ゆっくりしててええからな。
(そうニコニコと話すと、空いている手で座っている相棒の頭を優しく撫でた。しかし、相手からまだ僅かに知らないタバコの匂いを感じると一瞬眉間に皺を寄せ、「ゆうちゃんもシャワー入るやろ?というか、入ってき」と唐突に続け、唇を尖らせて視線を逸らした。そして、少し恥ずかしいのか小さな声で下記を呟く。)
……なんか、ゆうちゃんから知らんやつの匂いすんの、嫌や。落ち着かん。
(/承知いたしました!
では、きっかけはこちらから発信いたしますので、少々お待ち下さいませー!!
なんかそれっぽい名前にしようとして付けたので、束縛しそう名前と思っていただけてよかったです!(?)私もなんだかんだ大倉くんに会いたくなっているところですが、きっと龍也にすごい勢いで追い返されるんだろうなぁと予想しております。笑
そういえば、一つご相談なのですが…刺青を入れた後、2人の出会い編(過去編)を挟んで、大倉くんの再来にしますか?それとも、刺青→大倉くん→過去編が良いでしょうか??)
うん…ありがとう…昨日も色々と…心配かけてごめんね
(何を言おうか直前まで悩んでいたが、目の前に本人が現れるとそんな事は杞憂だった様で自然と言葉が出てきて。頭を撫でられると目を細めるが、その後前髪の隙間から覗かれた一瞬鋭くなった相棒の双眼を見て頭に疑問符が浮かぶ。だがそこから紡がれた言葉には妙に納得してしまい、『入ってくるよ』と答えてはゆっくり立ち上がると逆に相棒の頭を撫でようと手を伸ばし。匂いが嫌、と言われたのでその場では無理に近付く事はせず、濡れた髪をサラ、とかき上げる様にすればその不満げな表情を包み込む様な笑顔を向けて)
じゃあ入ってくるから、上がったら髪乾かして貰おうかな。他の人なら嫌だけど、龍也くんになら幾らでも触って欲しいし
(言い切ると少ししてやったりと口角を上げ、ブランケットをソファに掛けておけば静かに相棒とすれ違い、自室にでタオルを取り、浴室へ向かって)
(/【揃いの刺青編】並びに【大倉くん再遭遇編】も楽しみです!
そうですね、こちらとしましては刺青→過去編→再遭遇の流れが繋げやすいかなと思いました。揃いの刺青を入れたすぐ後でしたら過去への思いを馳せる描写も濃く描けると思いますし、その後いじめっ子と再遭遇した方が、2人の絆がピークに達している状態なので早々に撃退出来るのではないかな、と!勿論この限りでは有りませんので、互いにどんどん擦り合わせしていきましょう!)
気にせんでええよ。
心配したり看病できるのは俺の特権やからな。
( 昨日のことに関して礼を言われると、頷いて笑いながら上記を述べる。そして、先ほど口滑らせた自分の発言に半ば後悔し始めた時、相棒が此方の髪に手を伸ばし優しい笑顔を向けてくれるものだから、なんだか余計に恥ずかしくなってしまって。
それでも続けられた言葉には嬉しそうに笑顔を浮かべて、再度頷くと「任せて」と短くも満足そうに返事をする。
その後、浴室へ向かう相棒を見送れば、自分も自室から取り忘れていたTシャツを引っ張り出して着替え終え、コーヒーを入れると、やっとのこと相棒のブランケットがかかったソファーへ深く腰掛けた。
依頼がないとはいえ、時々PCを確認し新たな依頼が届いていないか一応確認しつつ、相棒がシャワーから上がってくるまで適当に時間を潰しているのであった。)
(/ 回答いただきありがとうございます!!
私もその流れが1番しっくりきましたので、そのように展開させて頂こうかと思います。
後々場面が切り替わる際など、またちょこちょことご相談させてください!
ではでは、一旦背後はひっこみますが、他に何かございましたら遠慮なく申し付け下さいませ!)
俺の特権、ねぇ…
(翌日にてシャワーを浴びながら、上記をしみじみと呟く。ここに来て約半年、薄々気付いていたが相棒は自分に対して少し過保護な面がある様に感じる。自分自身そういう事に幼少期から疎く、“仲良くしてくれる人”は即ち“大事にしてくれる人”と認識しているので悪い気はしないが、しかしそういう考えを持って相棒と一緒にいると少なからず相棒に影響されて自分の中にも独占欲の様なものが出てきているから、この間の依頼者に抱いた様な感情が生まれてどうしようも無くなってしまうのは、果たして如何なのだろうと考える部分もある。だが結局それも相棒となら悪くないと思ってしまうのだから、自分も大概だなと苦笑し。匂いが嫌だ、と言われたので特に頭を念入りに洗い、全身もよく流すと浴室から出て。ゆっくりと着替えては洗面所に置かれていたドライヤーを手に取ると事務所に戻ってきて、またブランケットを膝にかけては下記を言い)
ドライヤー、よろしくね?
(/解りました!では改めてよろしくお願いします。こちらも引っ込みますが、また何かありましたら呼びつけて下さいませ。蹴り可)
( ソファーに腰掛けたスマホの画面を操作していると、相棒が浴室から出てくる音が聞こえゆっくりと顔を上げる。のんびり過ごしていたからか、少しばかり睡魔が襲ってきたようで1つ欠伸を噛み殺し、彼が手にしていたドライヤーを受けとり軽く頷いて。
相棒がソ腰掛けブランケットを膝にかける様子を見守ると、片脚をソファーの上に折り畳んで、髪が乾かしやすいように相手の方へ体勢を整える。)
やる気満々で承諾したのはええけど、髪乾かすの初めてやから、熱かったらちゃんと言ってな?
( ドライヤーのコンセントを差しながら、思い出したように上記を述べる。「下手でも苦情は受け付けへんで」なんて言葉も付け足すと、冗談っぽく笑いながらドライヤーのスイッチを入れ乾かし始める。
熱風に吹かれ、今度は自分と同じシャンプーの香りを感じると、目を細めて満足そうに笑った。
しかしふと、自分の先ほどの発言や今の心境が変質者的である事を自覚すると、優しく相棒の髪に触れながら自分自身呆れたように呟く。)
やば、なんか俺、匂いがどうとか…キモいおっちゃんみたいな事いったんちゃう……。
(ソファに座っていた相棒が欠伸を噛み殺しているのを見ると、こちらも釣られて仕舞い小さく欠伸を溢した。いつぶりだろうか、中央街に居た頃から離れてきて今まででこんなにのんびりと時間が流れる日は。『髪が乾いたら、一緒に昼寝でもしようか?』なんて茶化す様に問いかけては、ドライヤーをセットしてくれている間こちらはいそいそと相棒に背中を向けて乾かして貰う準備を整えて)
初めてってちゃんと言ってくれるのは俺は嬉しいです。大丈夫、龍也くんの思うままにやって下さい
(初めての事をやるのは誰だって緊張するものだし、それを打ち明けるのにはどうしたって少なからず勇気が伴う。相棒である自分にだからこそ、初めてでもこうしてきちんと実行しようとしてくれているというのは少し考え過ぎだろうか。でも、それでも良い。大切にしたいと思える時間が増えていくのなら、自分はそれを壊さない様に動くだけだ、とその勇気に敬意を示す様に珍しく敬語で優しく上記を伝えては相棒の冗談にも軽く笑い、されるがままに乾かされていて。だがふと自分の発言を反省するかの様な言葉が背中越しに聞こえると、苦笑しつつ首を傾げては下記を述べて)
さっきの事?俺は寧ろ、大事にされてるって気がして嬉しかったけどな…というか、それを言うならそれに答えてた俺の言葉も中々じゃない?別に気にならなかった?…龍也くんになら幾らでも…ってやつ…
( 昼寝の提案には「それもええなぁ」とのんびりとした口調で返しつつ、自分の思うままに、と言葉を貰うと、幾ら慎重気味に触れていた手つきも自分の髪を乾かすときのように軽快な手つきへと変わり、片手でドライヤーを、片手で相手の髪を梳きながら、シャワーで温まった事もあり、昨日より遥かに血色が良くなった相棒の後ろ姿を眺めながら機嫌よさそうに小さく鼻歌なんかを歌って。)
ほんま?
俺も全然気にならへんかったし、というか、俺も嬉しかったで。だって、ゆうちゃんにとっての特別みたいなもんやろ?
( 苦笑いが聞こえては、背後から相手の顔を覗き込むように少し身を乗り出して自分自身も首を横に振りつつ返答を。そして「お互いが嬉しかったんならええか」と笑い混じりに肩を竦めた。
丁度髪の毛も良い具合に乾いたようで、ドライヤーのスイッチを切りながら最後にさらりと右手で相手の髪に触れて。
その時ふと右腕が視界に入り、刺青の色が若干薄くなってきているのか、隠されていた無数の傷跡が浮かび上がっていた。)
(髪がある程度乾いてくると自分の頭に触れる相棒の手つきが軽快なものに変わり、加えて鼻歌も微かに聞こえてきて、自分もそれに安心を覚えると暖かな時間の流れの影響かまだ終わってもいないのに“こくり、こくり”と船を漕ぎ始め。相棒に顔を覗かれた時も、『そうだねぇ、嬉しいんなら良かったよ』と微妙に的を得ていない返しをしては目を閉じたまま『くすっ』と笑って。完全に髪が乾ききると自分の頭に触れる手も鼻歌も当然だが止まってしまい少し寂しくなったので、身体ごと向きを変えて相手の顔を見つめるーと言っても眠くてしょぼしょぼしているので完全に開眼出来てはいないが、その顔は笑顔で。膝にかけていたブランケットを畳みながら、何か会話がしたくて下記を言い、首を傾げて)
どうかした?大丈夫?
(刺青の事は視界に入ってはいない様でその言葉は純粋に相棒を心配している様子を含み、じっと返事を待つ間もごしごしと目を擦ってはなんとか開眼させようとしていて)
んー、いやぁ、刺青がちょっと色褪せてきた気ぃして…。
せっかくやし、明日彫り直してもらおかなぁって思って。
( 目を擦って眠そうな瞳をなんとか起こそうとしている相棒を見て小さく笑うと、刺青をそっと撫でながら上記を呟いて。
「これな、俺も右腕に傷があるから隠してるんやけど…うっすら見えてきてるやろ?」と切り傷の痕が白っぽい線のようになって手首から関節にかけて浮かび上がっているのを指差す。
いくら刺青は一生ものだと言っても、やはり時間が経つと色は薄れてしまうようで、今のうちにメンテナンスに行くかどうか悩んでいるらしい。
ゆっくりと立ち上がりドライヤーを片付けようと洗面所へ向かいつつ「色塗り直すぐらいやったらそんなに時間かからんやろうし」と続けて。)
あー…これは確かに薄くなってるな…て言うか、刺青って塗り直し出来るんだね…
(相棒の話を聞きながら、刺青の下に浮かび上がっている無数の傷を見てしまい。声音は極めて平常心を保とうとしているが、自分だからそういう話をしてくれているという特別感と、自分の右腕の無数の傷と比べてしまって辛い気持ちとが入り組んでその手は少し震えていて。その時ふと浮かんだ考えがあり、もしそれが実現するのなら、もし相棒がそれを許してくれるのなら、どんなに良いだろうかと考える。勿論そんな事で過去が払拭出来たら苦労しないし、もし自分が相棒とお揃いにしたいと伝えたら相手の過去だとか思いだとかを傷付けてしまうかも知れないという思いもある。だが一度考えた事が簡単に頭から消えて無くなる事は無く、ドライヤーを片付けに行こうとする相棒を『待って』と引き止めて下記を伝え)
お、俺も刺青、入れてみようかな…
(洗面所の扉を開こうとした時、相棒に止められて振り返ると、聞こえてきた言葉に「え?」と一瞬驚いたような顔をして。
ドライヤーを手にしたままもう一度ソファーまで戻ってくると、相棒の隣に座り直しテーブルにドライヤーを置いて、うーん、と腕を組み渋い顔をした。)
……結構痛いで?
それに、俺が言うてもって感じやけど…、これはこれで、自分に傷作ってるようなもんやし。
(この間飲んだ時、この龍は彼が来てくれるまでの心の支えだったと比喩したし、刺青に興味を持ってしまったのはおそらく自分の影響に違いはないが…入れる時も入れた後も暫くは痛みを伴うし、未だ刺青に偏見を待っている人だって多い。それらのリスクを考えると、どうやら相棒のことが心配らしい。
もう一度自分自身の其れに視線を落とすと、尚も表情は渋いままだが、でも自分にとってはメリットも大きかったし…と頭を悩ませる。)
ちなみに、彫りたいのとかあるん?
(片付ける筈だったドライヤーを持ってまたソファに座り直しては腕組み、渋い顔をする相棒を見てやっぱりやめておいた方が良いのだろうかと少し冷静になる。確かに自分の身体を故意に傷付けて、その上色まで入れる人もいると言うのだから痛くない筈は無い。加えてどんなに小さくても、はたまたどれ程格好良い柄でも“刺青が入っている”というだけで偏見を持ちそういう人達と関わるのを拒む人も一定数いる訳で。やっぱり言わなきゃ良かったな、なんて思考が少し顔を出した時、相棒から“彫りたい柄はあるのか”と問われては、きゅっ、と胸が苦しくなって反射的に片手でその部分を押さえる。もしかしなくても俺、興奮しているんじゃないか?と自分でも驚く思考に行き着いては、それを落ち着かせる様に大きく息を吸い込んで深呼吸し、いつも通りの呼吸が戻ってきた所で、下記をゆっくりと伝えて)
龍也くんと同じもの、それともう1匹…2人になぞらえて2龍、彫りたいんだ
(『2人一緒だってそれを見て思い出す事が出来れば、俺ももっと強くなれる、かな…って』と続けると刺青を彫る事に対する様々な事情を理解している、と語らずとも目で訴える様に相棒を真っ直ぐ見つめ)
(ふと、片手で胸元を抑える相棒の動作を見てまた体調でも悪くなったのかと心配するが、深呼吸しながら徐々に呼吸が安定するのを見届けると安堵する。
そして、自分と同じ龍と更にもう1匹を彫りたいと聞けば、悩ましげに彷徨わせていた視線を相棒へ移し、片手で自身の龍をそっと撫でた。
正直、同じ柄を彫りたいと言われるのはとても嬉しいし、続けられた言葉を聞くと、実際に刺青を入れて強くなれた身からすると否定する言葉が見つからない。彼自身、自分と同じように右腕に傷を負っているし、その傷を隠すという意味でも大きな意味を持つであろうことは安易に想像できる。
だが、本当にいいのか、と口を開きかけた時、真っ直ぐ此方を見つめる瞳に訴えかけられると、ふふ、と力が抜けたように優しく笑うと、くしゃくしゃと相棒の頭を撫でた。)
…そんなん言われたら止められへんやん。
それに、ゆうちゃんがそうした方がいいと思うなら、やったらええよ。ま、後悔したとしても、絶対消せないってわけでもないしな。
(そう言いながら再度自分の刺青に視線を落とすと、「なぁ、」と続け「俺も、もう1匹追加してもらおかな。ゆうちゃんが嫌やなかったら…」と笑ってみせた。
(少しの沈黙の中、やっぱり相棒と同じものを彫りたいなんて出しゃばるなとか半端な覚悟で言うなとか思われているのではと気が気では無かったが、くしゃくしゃに頭を撫でられてほっとして。やっぱり相棒というより、お兄ちゃんみたいだなぁ…なんて思ってしまえば続けられた言葉に下記を返して)
うん。…自分でやってみたいって思った事だから、最後までやり遂げたいんだ
(嬉しくて楽しみで自然と顔が緩んでしまうのを堪えていては、続けられた言葉に一瞬完全に理解するまでにラグが生じる。先程までとは立場が逆になったみたいな、相棒が自分と同じものを彫りたいなんて言葉が聞かれるなんて思わなかった。少しずつ理解が戻ってくると、『嫌なんて思わない。お揃いにしてくれるなら本当に嬉しい』と目を細め笑い返して)
( 目を細め、嬉しそうに笑顔を返してくれる相棒を見ると、此方もつられるようにして満足そうに笑った。
年下の子にお揃いにしたい、なんて自分が言ったら変に思われないかと少し不安なところもあったが、その笑顔を見てしまえばそんな不安もすぐに掻き消されてしまい、思わず隣に座る相棒の肩を引き寄せ、自分の腕の中にすっぽりと収めてしまった。)
結太がやりたいこと、他にもたくさんやってみたらええよ。
俺がちゃんと側にいてるから。
…あ、危ないことやったら勿論止めるで?
(ぎゅう、と優しく相手を包み込みながら上記を述べると、危ないことは止める、なんてまたも過保護気味な発言をしつつ笑いかけた。きっと、体質のこともあり我慢してきたことだって沢山あるだろう…でも、今は自分が側にいるし多少の無茶ぐらいしてもいいんだと思って欲しかった。
今朝と違って、相棒から自分と同じ石鹸の香りを感じると、その首筋に甘えるように顔を埋め「その代わり、ゆうちゃんは俺のこと甘やかしてな?」なんて呟いて。)
(/タイミングを見計らって、翌日まで時間を飛ばしていただいても大丈夫です!!もちろん、このままのんびりタイムを過ごすのも良きです!
背後さまの好きなように動かしてしまってくださいな!)
(自分の笑顔を見て、少しか安心したらしい様子にこちらもほっとすると静かに肩を抱かれるのを受け入れた。こんなにも人と密着していて恐怖や不安を感じないのは本当に初めてで心地良くて、また欠伸が出てしまう)
うん…龍也くんと一緒だと思うと、心強いよ。…解ってる、俺も子どもではないからちゃんと危ない事は知ってるつもりだから
(自分も大人なのだから守ってもらうべき所、何処までが自分の限界なのかはちゃんと解っているつもりだが、例え大人でも1年先に生まれたという事実はとても大きい。特に幼少期年上からの気遣いや優しさに殆ど触れて来なかった自分には、彼の手がとても大きなものに感じられて、この人が自分の傍にいてくれるのなら、自分も昔よりは少しくらい無茶をしても良いのかもしれないと思い。寄せられた顔を優しく撫でると『勿論、俺に出来るなら』と静かに告げて。ふと時計を見るとお昼近くなっており、昨日の事もありお腹が空いているので何か食べようかという思考に行きついて)
龍也くん、お腹空いてませんか?良かったら俺作るけど…
(/ご提案ありがとうございます。このまま翌日に飛ばしてしまうのが何だか勿体なかったので、ブランチ?を挟ませて貰いました!結太は自分の身を守る為にどれも人並みですが片っ端から色々なスキルを身につけてきたという程で、ロルには書いてませんが龍也くんに料理を振る舞うのに凄くワクワクしているのが表情から滲み出ています…)
( 優しく顔に触れてもらうと目を細めて心地良さそうに笑い、一瞬目を閉じる。先程言っていた通り、彼も子どもではない。時々自分は心配しすぎなのだろうかと思う時もあるが、まぁ、一方的に心配するぐらいは許して欲しい。なんせ、こうして身を委ねて心の奥底から安心できる存在は、自分にとっても彼だけで。
一丁前に兄貴面しているものの、根がしっかりしている彼と寂しがり屋で甘えたな自分は、どちらかといえば年齢が逆なんじゃないかと時々思うほどだ。それに、自分の言葉に“勿論”と返してくれたのだから、たまにはカッコ悪いところを見せたっていいだろうと思うー…、すでにだらしないところなどはたくさん見せている気もするが。)
…え!ほんま?ゆうちゃんが作ってくれるん!?
めちゃくちゃ腹減ってるし嬉しいわぁ!
そういえば、昨日おばちゃんから余ってる野菜とか色々貰っとったし、ちゃうどええわ!
(せめて、明日は念のため彼の気が変わっても大丈夫なように施術は自分から受けよう、なんて頭の中で色々考えていると、ふと、相棒の言葉が聞こえてきて顔をあげ、嬉しそうに上記を返した。
思い返せば、一階のおばちゃんの所で世話になってばかりでそもそも自炊の回数も少なく、相棒の料理を食べたことがなかった。昨晩、相棒が寝ている間にこれまたおばちゃんに余った材料を押し付けられて冷蔵庫がいっぱいになっていたのだと思い出し伝えると「料理してるとこ見てていい?手伝えることあったら手伝いもするで!」とやけに楽しそうに言葉を付け加え。)
(/ ロル回してくださってありがとうございます!のんびりとブランチタイムができるなんて嬉しいです!
結太くんのお料理、龍也同様、楽しみにしておりますー!!)
(自分の言葉に嬉しそうに反応してくれた事に対して先程まで歳上で頼もしいなんて思っていた相手につい、愛しいなんて感情を抱いてしまって。『すぐ作るから、待ってて』なんて言いつつその流れで思わずぽん、と頭に手をやって仕舞えばゆっくりと立ち上がってキッチンに向かい。ちょっと調子乗ってしまったかな…なんて思いつつ、先ずはメニューを決めようと冷蔵庫を開ける。そこには相棒の言葉通り野菜やその他基本的な調理器具具材が所狭しと詰め込まれていて、思わず相棒の方を振り返れば笑みを返して。自分が生きる為にただ必死に身に付けてきたものを他人に披露する機会なぞ、訪れる事なんて一生無いと思っていた。その事実に内心舞い上がり、それがまた少し自身の心臓に負担をかけるが、そんな事は今は気にならない。材料と睨めっこする事数分、自分の頭の中で手順を整えては料理を作り始めて)
手伝ってくれるの。じゃあ…ここに並べた野菜を小さめに切ってくれる?切れたら、このボウルに入れてね
(いつの間に自分の後ろをついて来ていたのか、“手伝ってくれる”という言葉には上記を伝えて戸棚から包丁とまな板、ボウルを取り出して渡し。調理台に野菜を並べ終えると、自分はケチャップやその他調味料を計って用意し、小さめの両手鍋をコンロに置いて。相棒が食材を切っている間は自分はじゃがいもを用意しポテトサラダを作っていて)
何か嫌いな野菜とか、食べ物とか…あったりする?
(/良かったです!龍也くんと結太の一緒に料理しているシーン思い浮かべてロル回してますが、楽しくて仕方ないです…
ではまた何かありましたら!←蹴り可)
(/近頃のトピ乱立により、ホームページにて大分流れてしまったので一旦顔出しをさせて頂きます。こちらはいつまでもお返事をお待ちしておりますので、お時間の出来た時にゆっくりといらして下さいね!では、またお会いできる日を結太共々お待ちしております~)
よしゃ!任せとき!これ全部切ったらええねんな?
(彼の後ろから準備している様を見守っていたところ、どうやら自分にも手伝えることがあるようで、嬉しそうに頷いて上記を返す。相棒からまな板や包丁を受け取ると、手を洗って並べられた野菜のうちの1つを手に取る。
料理はしない方だが、決して不器用なわけではないのでそこそこ筋はいい(と自分では思っている)ので、言われた通り小さめのサイズになるように野菜を切っていく。
自分にとっては料理は億劫なもので、自分1人の食事ぐらいなら作るよりも買ってきた方が早いし特にこだわりもないのだが、前に相棒が体調を崩した時のように、人の為となれば作る気力も湧いてくる。おまけに、こうして2人で作るのはなんとも楽しいものだな、なんて心の中で感じていて。
そして、ふと、自身の好き嫌いについて問われると、うーん、と少し考えたのちに手を動かしながら答える。)
デザート類とかの甘いもんはあんま好きやないけど、メシは好き嫌い無いで!どちらかといえば辛いもんが好きやなってぐらい。
(/ またも暫く不在にしてしまい申し訳ありません!
上げていただきありがとうございますー!!)
(/更新されていたので見に来たのですが、ロルの番号がズレていてバグっている様でした。ただのバグなら良いのですが、その他不具合があったら嫌だなと思ったので、コメントを残させて頂きます。結太と背後はまた龍也くんと背後様に会えるのをとても楽しみにしておりますので、ゆったりといらして下さいませ。連投失礼いたしました)
( /バグの報告ありがとうございます!
こちらからは問題なく見えておりますが、ちょくちょく不具合が起きてしまうみたいですね…;
先程、実際に更新していたのてすが、背後さまには見えていない(表示されていない?)みたいなので、もう一度だけ同じ絡み分を次に投稿しておきますね!!
早くバグが解消されますように…!!)
よしゃ!任せとき!これ全部切ったらええねんな?
(彼の後ろから準備している様を見守っていたところ、どうやら自分にも手伝えることがあるようで、嬉しそうに頷いて上記を返す。相棒からまな板や包丁を受け取ると、手を洗って並べられた野菜のうちの1つを手に取る。
料理はしない方だが、決して不器用なわけではないのでそこそこ筋はいい(と自分では思っている)ので、言われた通り小さめのサイズになるように野菜を切っていく。
自分にとっては料理は億劫なもので、自分1人の食事ぐらいなら作るよりも買ってきた方が早いし特にこだわりもないのだが、前に相棒が体調を崩した時のように、人の為となれば作る気力も湧いてくる。おまけに、こうして2人で作るのはなんとも楽しいものだな、なんて心の中で感じていて。
そして、ふと、自身の好き嫌いについて問われると、うーん、と少し考えたのちに手を動かしながら答える。)
デザート類とかの甘いもんはあんま好きやないけど、メシは好き嫌い無いで!どちらかといえば辛いもんが好きやなってぐらい。
(>197…という投稿をしてから数秒後に正式な更新を発見した結太背後が通ります…>197を投稿し、それとほぼ同時に>196がこちらから見える様になりました。バグによるすれ違い、誠に申し訳ありません!そして、絡み文の再投稿までありがとうございます!もう大丈夫そうですので、この件に関してはどうか、ご安心下さいませ。そして改めまして、お帰りなさい。またよろしくお願いいたします)
そうそう…そんな感じだよ。ありがとう
(相棒の作業する様子を見ていて、上記を返せばにっこりと笑って。ずっと見ていてくれても良かったのだが、誰かの為にも自分の為にも料理を作るのは久しぶりという事もあるし、過去に1人で料理をしている最中に発作が起きて怪我をした事もあったので、一緒にいてくれる人がいるなら頼る他無いと考えてのお願いで。切り終えたものを受け取り、鍋に入れると計っておいた調味料を一緒に入れて、最後は水を入れて煮込んでいく。スイーツは得意では無いが好き嫌いは料理に関しては特に無いという返事を聞くと、『じゃあ一緒に料理をするのは、おかずとか作る時の方が良いね。レパートリーは多い方だと思うから、これからも調子の良い時は作らせて貰おうかな』なんて話しては笑って。出来上がったものを深めの皿に盛り、ポテトサラダは小皿によそえばテーブルに運び。スプーンも2本用意すると、その内1本を相棒に手渡そうとしつつ自分はソファに腰を下ろして)
結太特製、ミネストローネとポテトサラダです!口に合うと良いけど…
それやったら喜んでお願いするわ!結太の料理手伝ってたら、俺も料理上手なれるかもしれへんしな。
( 自分が切った野菜たちが鍋の中で煮込まれていくのを眺めながら、相棒の発言にまたも嬉しそうに笑いかける。これからも一緒に料理してくれるという言葉も、楽しげに笑うその姿も嬉しくて、「ありがとなぁ」と思わず呟いた。
そして、暫くすると料理が出来上がったようで、一緒に皿に盛り付けながら配膳を済ますと、相棒に続いてソファーへ腰掛けつつ差し出されたスプーンを受け取った。
湯気とともに美味しそうな香りが立ち込めるスープとサラダを見ると、おぉ、と何やら感動しながら早速スープを一口分掬い上げる。)
こんなオシャレな料理、全然食べたことなかったわ!
いただきます!……んまぁ!!めっちゃ美味しい!結ちゃん天才ちゃう!?
( 一口食べた途端にニコニコ笑顔を浮かべると、その美味しさに思わず声量も上がってしまって。止まることなくポテトサラダも口にすると「これもうまぁ!」と喜んで。)
(/左様でしたか!
なにはともあれ、バグが治ってよかったです!
またまた何か不具合等ありましたらなんでもおっしゃってくださいね…!)
俺なんかに習わなくても、龍也くんは料理上手でしょう。この間の玉子がゆは本当に美味しかったよ。…そう、かなぁ…何だか一緒にいる時間が増えてきているのに、褒められたりするのは未だに慣れないな…
(スープを口に運び少しして、自分の作ったものが口に合ったのか“天才”だなんて自分の事を呼ぶ相棒に少し顔を赤らめ俯いては上記を伝え。その後どう言葉を紡いだら良いのか解らなくなり、その場を保たせる為にぱくぱくとスープとポテトサラダを口に運んでいけば、あっという間に皿は空っぽになってしまい。『ふぅ…』とひと息ついては皿とスプーンをテーブルに置き、ソファの背もたれに身体を預け…てはみたものの、折角相棒と一緒にいるのだからもう少し近くにいても良いのでは無いか、丁度先程甘やかして、なんて言われたばっかりだからきっと相棒も自分と同じ事を思っているに違いないと考えては、徐に立ち上がると向かいに座っている相棒の隣に“ちょん”と腰を下ろしてそっと距離を詰めると、下記を言い)
…龍也くんが食べ終わるまで、ここに居ても良いですか…?
『折角会えてすぐにまた姿が見えなくなってしまったので、寂しいというかもどかしいというか、切ない気持ちになったのでこれまでよりは少し早いけど、また覗きに来てしまったよ。龍也くんの声が聞かれるのを、お揃いの刺青の構図でも考えながら待っているから、また時間が作れたら、電話でもメールでも良いから、返事を下さい』
(寂しい気持ちを堪えながら、自身の愛用しているメモ帳に書き置きを残しては事務所のテーブルの見え易い位置にそっと置いて)
(/次の展開が待ち遠し過ぎてとても短いスパンで申し訳ないですがコメントを残しに来てしまいました…!こちらはいつまでも待っていますので、主様のお時間ある時にまたいらして下さいませ!)
ほんま?案外料理の勘がええんかなぁ?
(以前作った卵粥をまた褒めてもらうと、にしし、と嬉しそうに笑い上記を返す。相方がそう言ってくれるなら少しは自惚れてもいいかもしれないな、なんて考えていると、俯きながら少し照れたように言葉を続ける相棒に、優しい眼差しを向けながら「これからもいっぱい褒めたるから、いつか慣れたらええな?」なんて言って悪戯っぽく笑った。
そして暫くすると、食べ終わった様子の相棒が徐に立ち上がり、行く宛を見守っていると自分の隣に腰掛けたので少し驚き。しかし、その直後に問われた言葉にはこれまた嬉しそうに笑顔を浮かべ、持っていた皿を一度テーブルに置くと、わしゃわしゃと両手で彼の髪型を撫でる(…というか崩しながら))
あったり前やんー!
わざわざ聞かへんくても、俺はいつでも大歓迎やで!
(/やっと来れたので覗いてみたら、まさかの数分前に更新されており驚きでした…!ナイスタイミングでのお声掛けありがとうございますッ!……そして、再度お待たせして本当にすみません!!!不定期を改めるように努力いたします…!)
私も本編を進めたい一心で>202への返信を優先してしまいましたが、結太くんからのお手紙を読んだ龍也は自分の愚かさに嘆き悲しみ、すぐに鬼電かまして、結太くんに直接会った時には抱きついて暫く離さないでしょう。←)
うん、結構あると思う…いや、そんなすぐに慣れたら苦労しないって、わ…!あーもう、ぐしゃぐしゃじゃないですか…そんな事する人には…する人に、は…こうだーっ…
(色々と話していて隣に座った途端に髪をぐしゃぐしゃに撫でられて、ついこちらも何か仕返しをと考えたが嬉しさと気恥ずかしさで上手く頭が回っておらず咄嗟に何も思いつかなかったので結局その頭を相棒の胸元に倒してはぐりぐりと押し付けて。そのままではスープの残りを食べ進めるのが難しい体勢になれば、それを知っていて敢えてこちらからは動こうとはせず。ここまで単純に反撃をしたくなった心境で思わず動いてしまったが、思い返せば成人している良い大人がこんな事をしているなんて大丈夫なのだろうかという妙に冷静な考えが湧いて自身の身体を硬直させ、その体勢から動けなくなってしまい。した事の無い体勢のせいで緊張しているのか、また胸がちくちくと痛み始め、そこからどうしたら良いのか解らず、最終的に小さな声で相棒に助けを求めて)
…動けない…どうにかして下さい…
(/お帰りなさいませ!なんと良いタイミングでしょう流石背後!…とコメントを見た途端自画自賛してしまいました…うるさくてすみません…お時間ある時で全然大丈夫ですので、無理だけはなさらずに、今後ともお待ちしておりますね。
いくら会いたくて堪らなかったとはいえ、結太も龍也くんに向けてあんな書き置きを残すとは罪深い男ですね…これ以上寂しがりな龍也くんに心労を負わせるなと言いたいですね←是非再会した暁には気の済むまで抱きしめて好きなだけ一緒にいてやって下さいな!)
ぁ、!ちょッ、危ないってー!
(ある程度相方の髪を乱し満足すると、再度食事を再開しようと食器を持とうとする。しかし、仕返しのつもりか相方が胸元に倒れ込んでくると、笑いながら上記を伝え、慌てて持っていた食器を再度テーブルへ避難させる。
暫く頭をぐりぐりと押し付けられて「なんやねんー」なんて笑っていたが、その動きも徐々に静かになって行き、ついには完全に停止してしまったので此方も首を傾げる。どうかしたのかと心配になってきた頃、突然のSOS発言に小さく吹き出して。)
全く、何してんねんー。
(そう言って相方の肩を優しく押して体を離すと、そのままぐーっとソファーへ相手の体を押し倒し、自らが覆い被さるような体勢を取る。相方の顔の横で片肘を付き、鼻と鼻が触れ合いそうなほど顔を近付けると、少し意地悪そうに笑って「慣れないことはするもんちゃうな?」と額を人差し指で軽く小突いて。)
っあ、これは…その…ほんの、出来心っていうか…そ、そんな近くで見ないで…
(自分で反撃を決意した筈なのに結局は相手に助けてもらって、仕返しになったか否か解らない謎な行動をしてしまったと改めて少し反省し。ちょん、と額を小突かれると意地悪をされた事を悟ったのか相棒の肩を微力ながら押し返そうとしつつ上記を言い。もう少しその端正な顔立ちを見つめていたい気もするが、これ以上は自分の身が保たない様な気がして『薬、飲んできます』と日課を言い訳にしては素早く立ち上がり一旦事務所を後にする。自室にて薬を取り、キッチンにてコップに水を汲み薬と一緒に飲み干してしまうとそのまま流しに置いて。少し我に返って自分達の使用した食器もついでに洗ってしまおうかと考えたが、もう一度テーブルの近くまで行くのは何だか気恥ずかしくて、どうしよう…と濡れた手を放って思考を巡らせていて)
ふふ、照れてんの?
( 相棒に肩を押されつつ揶揄うように上記を続けていたが、薬、と聞くと素直に身体を退け、自室へと薬をとりにいく姿を見送った。
相棒が薬を取り飲んでいる間に残り僅かだったスープとサラダを平らげ満足そうに一瞬ソファーへ身を沈めるが、尚もキッチンに突っ立ったままの相手の姿を見つけ、徐に立ち上がると食べ終わった食器を両手に持ってシンクの方へ)
そんなとこで固まってどないしたん。気分でも悪なった?
(シンクの中に食器を置きながら、相棒の顔を覗き込むようにして声を掛ける。そして「洗い物やったら俺がするで?」と付け加えると笑顔を向ける。)
…あ、えっと…その…洗ってくれる?助かるよ…
(テーブルの方まで行こうかどうしようかと二の足を踏んでいると相棒が食器をまとめてシンクに持ってきてくれて、その事について上記を言い、つい最近覚えた“頼る”という事を実行してみて。その後コップを水切り場に置いてしまうともう自分はキッチンではやる事は無くなってしまい、ついその目線は相棒の身体付きだとか表情だとかの方に向けられては相棒が食器を洗い終えるまでの少しの間、それらを眺めていて。相棒の食器を洗うのが終わってもし相棒にも予定などが無かったら、一緒に刺青のデザインを考える時間があっても良いかもしれないな…と思い付けば下記を言って)
…あのさ、龍也くんはこの後何かしたい事とか用事とか、ある?無ければその…刺青のデザインとか、一緒に考えないかなー、と思って…
おう。ちょっと待っとってなー。
(相手からも洗い物を頼まれると、笑顔で頷き早速腕捲りをして洗い物に取り掛かり。洗っている途中、何やら隣から視線が注がれているのに気付き少し緊張するものの、最近より相方との距離が縮まってきている気がして嬉しくもある。
自分ももっと、今後も遠慮なく頼ってもらえるように頑張らないといけないなーなんて考えていると、あっという間に洗い物も終わって、タオルで濡れた手を拭っていると相手から提案を一つ受け取って。)
…それええやん!一緒に考えよか!
あ、そうや、確か…。
(刺繍のデザインを、と聞けば笑顔で快諾し、ふと何かを思い出すと一旦自室へ向かっていく。少ししてすぐに戻ってくると、その手には1枚の紙が握られており、そこに描かれていたのは、天に昇っていくように力強く描かれた龍が1匹。
「これ、俺の腕に入ってるやつのデザイン。これに書き加えていったらいいんちゃう?」と笑顔で付け加えて。)
(相棒の仕草を暫し眺めていると、洗い物が終わったらしく自分の提案に快い返事をくれて自然と顔が綻ぶ。一度自室に戻った相棒を待つ間事務所へ戻りソファに座っていると、再度事務所にやってきた相棒の手には1枚の紙が握られており。その紙を見せて貰うとそこには相棒の腕に彫られている格好良い龍があり、思わずパッと目が輝く。自分よりもずっと前から相棒と一緒にいるこの龍に色々と描き足すというのは今更ながら少し気が引けるが、折角相棒が快諾してくれたのだから勇気をもってやってみようと密かに意気込み。じーっとその絵を見つめると、自分も一度自室へ入り、少ししてノートとボールペンを持って事務所へ戻って来て。ソファに座ると、サラサラと龍を大まかにそのノートへ描き写しては、色々な角度からもう1匹の龍を描き足してみていて)
う~ん…中々しっくり来ないなぁ…こう…一緒に昇って行く感じが良いか、それとも着いて行く様に横に沿う方が良いか…龍也くんはどんな風が良いと思いますか?
(自らのノートに龍を書き写す様子を大人しく隣に座りながら眺めていれば、上手いもんやなぁ、なんて時々おじさんのように呟きを挟む。更にそこへ追加の龍を書き加えながら首を捻る相棒の姿に、自分も一緒になって頭の中で構図を考えてはみるものの、デザインというのはやはり難しいもので。
ふと、相棒に此方の意見を問われると、うーん、と低い声を出しながらじっと書き出された龍を見つめる。)
……そうやなぁ。どっちもええ感じな気もするけどなぁ。
…あ、ちょっとペン借りてもええ?例えばやけどな、この辺に……こう、とか。
(一緒に昇っていく2匹の龍も、横に寄り添い合う龍もどちらも捨てがたい、なんて思いつつ。相棒が持っていたペンを少しばかり拝借すると、自分もノートの上にささっと簡易的に描き始めて。
天へ向かう龍を、もう1匹が緩やかに包み込むように寄り添い、共に上へと向かう姿。同じスピードで、共に近くで支え合えるようにと絡み合うようなイメージで描いてしまったが。
出来上がったものを改めて見てみると、相棒にずっと近くにいて欲しいという自分の欲望が丸出しになっている気がして、急に恥ずかしくなってきたらしく。「た、例えばやで!?動きつけた方がかっこいいかなーって!」と慌てて補足し。)
(隣で自分が絵を描く様子をじっと見られていると、時々“上手いもんやなぁ”なんて褒める言葉が聞こえて来て思わず笑ってしまう。こんな風にじっくり手元に集中するのもいつぶりだろうな…なんて考えつつ、自分の問うた言葉に対する返事を待っているとペンを貸して欲しいなんて言われたので、素直にボールペンを手渡せば続けてテーブルの上のノートをスライドさせ相棒の目の前に来る様にして。今度は自分が相棒の描いている様子を眺める事になったので少しの間その手元へ集中していると、そこに描かれたのは元々の龍に寄り添う様にして共に登っていこうとするもう1匹の姿で。上へ登って行くのを手助けするだけではなく優しく包み込み一緒に登っていこうとするその様子は、今後の2人を暗示しているかの如くとても美しくて、慌てている相棒の様子はさして気にならず、思わず『うわぁ…』と感嘆が漏れる)
これ、…凄く良いと思います。折角ならこうして、未来を案じる事ができる様な意味があると、思い入れもより深くなりますよね…
ぁ、え、ほんま?
…なら、このデザインでお願いしよか?
(引かれやしないかとドギマギしていた自分とは裏腹に、相方は自分の描いたデザインを見て気に入ってくれたらしく一先ず安堵する。そして、凄く良いと言ってくれた言葉には上記を述べ、続く言葉にも同意するかのように笑顔で頷いた。
右腕に映る色褪せてしまった龍をそっと撫でると、心の中で“お前にも相棒ができるなぁ”なんて呟くと、心無しか元相棒も嬉しそうに見える。)
あ、そうや…この絵、店の奴に送っとくわ。
そしたらちゃんと準備しといてくれるやろ。
( 思い出したようにスマホを取り出すと、自分が描いたものを一度写真に撮り、なにやら画面を操作する。)
うん、これでいこうよ。…あ、本当?その方が確かに話が早いから、彫り師さん?も助かるね…龍也くんは色々な所に知り合いがいて凄いなぁ…
(一先ずデザインが決まり、相棒が相手先に前もって伝えてくれるというのでお願いする事にして。ソファにてスマホを操作するその様子を暫し見つめていたが、未だ緊張が残っているのか胸の辺りがちくちくと痛み始めて、次第に息が少しずつ苦しくなっていって。過去の経験上こういう時は痛みが酷くなる前に眠ってしまった方が楽なのだが、ここで自分だけ寝てしまうのはきっと相棒の目には不審に映ってしまうだろう。どうしたものか…と今のところ押さえ込めているしんどさを抱えつつ考えていると、この間自室で相棒と添い寝をした時の事を思い出して。あの時は自分が甘える内に入っていたのかも、増してや相棒の寂しさを埋める事が出来ていたのかさえも定かでは無いが、今回は“甘えさせて欲しい”なんて相棒からの要望があるし、自分ももっと甘えたいという欲求がハッキリと現つつあるのであの時とは違う。そう自分に言い聞かせては、無意識に服の襟を掴みながら、思い切って下記を伝えてみて)
…あの、さ…この後もし良かったら、夕方まで少し、一緒に昼寝しない?なんて…あの、さっき言ったのが冗談で終わりのつもりだったんなら、俺だけ少し寝てくるから…大丈夫、なんだけど…
なんだかんだ色々世話になった人らがいてるからなぁ。でも、最近は全く連絡してへん人ばっかりやで。
コイツは歳も同じやし結構仲良くなってな、一応連絡先交換してたんよ。
( 凄い、と言われると苦笑いしながら上記を返し「あ、俺よりもお喋りでうるさいやつやから、明日は気ぃつけや」なんて冗談まじりに笑って見せる。
そして、お店の相手から承諾の返信が来たのを確認すれば、用済みのスマホを再びテーブルに置き、この後はどうしようかと考えを巡らせる。急ぎではないが残っている仕事でも片付けようかとデスクに向かおうとした時、ふと、服の袖を捕らえられ、相方の顔を見る。告げられた提案には瞬きを数回繰り返した後、柔らかく口元を綻ばせると、服を掴むその手を握り返した。)
え!一緒に昼寝してくれるん?
俺もまだまだ甘え足りひんし、甘やかし足りひんから大賛成。
(相手の心情を知ってか知らずか満面の笑みがそう応えると、自室でも良いが少し散らかってるしなぁ、と少し考えた後に「ゆうちゃんのベッドで寝ていい?」なんて首を傾げて。)
そっか…けど、それだけ広く視野を持ってたって事でしょう…やっぱり凄いよ。俺は同い年に連絡取る人なんていないから…ふっ、大丈夫だよ、俺はお喋りな人は大歓迎…だから…
(相棒の話している様子にはこちらも苦笑しつつ話を続けて。無意識に掴んでしまった相棒の服の裾にハッと気が付くが、その手を握り返されるとそれだけで少し胸痛が和らいだ気がして、口元が緩む。そして自分のベッドを使っても良いか、という問い掛けには少し首を傾げて)
ほ、んと?…あ、うん…大丈夫…ちょっと狭いかも、だけど…この間寝られたから、いけるんじゃないかな…
(上記を言いつつ自室へ動き出そうとするも、和らいだのはやはり気のせいだったのか、ぐっ、と胸に痛みがはしると『ちょっ、と待って…っ、』と伝え短く声を漏らしつつ立ったまま痛みに耐えていて)
…ゆうちゃん?なんか、息上がってへん?
(相手からの返答に相槌を打ちながら聞いていたが、先程から徐々に息遣いが変わってきていることに気がつき眉を顰める。
自室へ向かおうとしながらも、苦しいのか歩みを止めてしまった相棒の元へ尚も手を繋いだまま身を寄せ背中をさする。)
キツなってきたん?ちゃあんと良くなるから大丈夫やで。
…よいしょ、っと、すぐ降ろしたるから待っとってな。
(この状態のまま痛みに耐えるのも辛いだろうと考えたのか、そのまま優しく相手の膝裏に腕を差し込むと、慣れた手つきでいわばお姫様抱っこの要領で相手を抱き上げ、なるべく静かに歩きながら相手の自室へと向かう。自室に入るとすぐさまベッドへ降ろしつつ「薬とろか?」と優しく声をかけて。)
ん、っ、う…ごめ、ん…はぁ、はぁ…っう!…っ…
(身を寄せ、背中を摩られると言葉を詰まらせつつ答え。折角一緒に寝るんだと思っていたのに、存分に甘えられると思っていたのに。どうして自分の身体はこんなにも弱いのだろうと考えても答えの出ない問いをぐるぐると考えているとひと際強い発作が出て膝から崩れそうになり、そのタイミングで腕を差し込まれ抱きかかえられてはそのまま自室へと運ばれて。振動がなるべく無い様に歩いてくれるのをありがたく思いつつベッドへ辿り着くと降ろされると同時に腕を“ぎゅっ”と掴んで下記を言い)
…っ、う…薬は要らない…一緒に寝て…ここに来て、ほし、い…っ…
(薬はいらないにしても水か何か持ってこようと考えていると、ベッドに下ろした途端腕を掴まれて身動きが取れなくなる。
途切れ途切れに言葉を伝えてくれる相方に優しく視線をおとすと、言われた通りにいそいそと隣の布団へ潜り込んだ。
「ちょっとだけ頭上げるで」と声をかけながら相方の頭部を少し持ち上げそこに自分の腕を差し込むと、腕枕の体制を取りながら、空いたもう片方の手でぽんぽんと優しく彼の胸元を労わる。)
どこにも行かんから、大丈夫やで。
それに、謝ることなんて何もない、気にせんとゆっくり深呼吸してみ。
( 先ほども小さく謝ろうとしていた様子を思い出しながら、囁くように勇気づけ、あまりキツくないよう包み込むように抱き寄せれば、自身も目を瞑って深く息を吸ってみる。)
(/遅くなりました!重ねて、お帰りなさいませ!)
ん、うん…っ、は、緊張、してんの、かな…入れ墨…にっ、う…
(相棒が自分の所へ来てくれた事に安堵する間も無く、呼吸は更に荒くなって苦しくて肺へ入っていく空気さえも自分を刺激する材料になっていって。しっかりと言葉に出来たかは分からないが何とか上記を伝えていると次第にその呼吸のせいで咳が出始めては、片手は口元にもう片方の手は胸元に置いてくれている相棒の手に重ねると必死に落ち着けようとして、相棒の言葉通りゆっくりと息を吸おうとする。だがそれは今の自分にとっては逆効果だったのか、終息に向かうと思われた咳と胸の痛みは中々治らず、次第に喉の詰まる様な感覚が所々に顔を覗かせ始めた。このままでは相棒の腕枕と添い寝という最高のシチュエーションにおいて最悪の事態を引き起こしてしまう、と考えては咳をしつつ無理矢理体を起こして顔を下にすると、ベッドの上で蹲っては咳と嗚咽に耐えていて)
(/連投失礼致します。お揃いの刺青を入れられるとわくわくしていた結太でしたが、反面初めての事に対する緊張からかまた息が詰まってしまった様で…背後様と龍也くんにはまた心労をお掛けする事になって申し訳ありませんが、今後ともお時間ある時にお返事をお待ちしておりますね。また、これからの結太又は結太背後に対する要望等ありましたら何なりと仰って下さい!引き続きこれからもよろしくお願い致します!)
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