胡散臭そうな男 2025-07-25 23:01:02 |
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( 肩を叩いた手を退かそうと握る相手に、眉を顰めて『はぁ?』と威嚇するように低く息を吐く。
手に込もる力は弱くとも自分のことを鋭く睨む様子を見ると、舌打ち混じりに手を振り払い、一歩後ずさった。
しかし、聞こえてきた言葉には再度冷やかすように渇いた笑いを返し、上着のポケットに入っていた茶封筒をヒラヒラと目の前に差し出しながら更に声を低くする。)
『気は強くなったみてぇだけど、“その”体質は相変わらずか?
まぁ、掃除してくれたのには感謝してやるよ。金はちゃんと入ってるから心配すんな。
でも、覚えとけ、何も出来ねぇ貧弱な坊やがよ。
その“龍也クン”とやらに見放されねぇように、せいぜい気をつけるんだな。』
( そう吐き捨てて、破った名刺同様に茶封筒を投げ捨てると倉庫から出て行こうと背を向け『掃除が済んだら勝手に消えろ。』と最後に付け足した。)
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