胡散臭そうな男 2025-07-25 23:01:02 |
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(暫くと時間をおいてトイレから出てきた自分を、相方は優しく迎え入れてくれた。当然それを当たり前の事とは思わないが、その様子に酷く安心しているこの気持ちはきっと一生忘れないだろう。そんなにも自分の事を思ってくれている人を自分は疑っていたのかと思うと、また自分を惨めに貶めようとする感情が湧き上がる。自分の頬に当てられた手に自身の手を重ねると、『でも俺、こんな女々しくて…軟弱で…龍也くんの隣に居て良いのかな、ってずっと不安で…昨日も色々と話してくれたけど、やっぱり全部は拭えなくて…』とまた小さな声が漏れる。自分は相手を信じるに足らない存在なのではないか、と夜な夜な考えて未だに眠れない事があるのを、相方に解って欲しかったのかも知れない。これからもまだこの不安が続くだろうが、声に出せば変わっていく事もある。いつか独りで持て余していた時間の中で読んでいた本の中に書いてあった言葉をまた思い出しては、先刻の相方の言葉をなぞらえる様に下記を口にし)
…信じますよ、大事な龍也くんの言葉ですから。俺も龍也くんの事で引いたりとか、嫌いになんて絶対なりませんから
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