アメトリン 2025-08-22 07:57:51 |
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……!?っ、、(彼はというと、お冷を飲んでいたため、定員からの発言を受けて、貴方がどんな反応をするのか愉しげに眺めていただけだったのだが、まさかの発言に思わず喉を詰まらせ、「...ゲホッ、ゴホッ...」という具合で噎せてしまい。一拍置いてから小さく息を吐いては仕切り直して。)
─── 失礼。はははっ、レイちゃんったら照れちゃって……面白い冗談だね。俺達、既に恋人だろう?(なんて、貴方の恋人にだけは絶対なってはいけないと、心に誓っているはずなのに頭がおかしくなったのか、タンザナイトの特性の一つ、からかい好きの9ソ餓鬼がでてしまい。)(店員は、わぁ…!やっぱりそうなんですね!と、きゃっきゃ盛り上がっていて。それに対して、「そうなんですよ~、本当、可愛くて仕方なくてねぇ、、やっぱりバレバレでしたか?駄目だな、、抑えようとしても溢れ出てきてしまうから、」なんて彼はノリノリで返しており)
ちょ、っ…!怒りますよ…!
(「まだ」と答えたのは、からかいではなく自分の願望だ。お冷を飲んでいたあなたは噎せてしまい、心配そうな目で見つめるとすぐに調子を取り戻したのかこちらをからかうように「もう付き合っているだろう?」や「可愛くて仕方がない」というあなたに熱ではない、じわじわとした熱いものが身体に広がっていくのを感じる。そんなあなたに揶揄うのはいいが、度が過ぎたら怒るぞ、と脅しをかけて。もちろん、あなたからすれば彼女が怒ることなんて微塵も怖くないだろうが。)
──どうせ告白しても付き合ってくれないくせに…、、
(と、あなただけに聞こえる声量でふてぶてしい顔でそう呟く。)
("ごゆっくりお過ごしくださいっ"と、きゃぴきゃぴ店員が去った後、「どうせ付き合ってもくれないくれに…、、」なんて貴方が呟いているのを耳に入れてしまうと思考の渦に飲み込まれ。)
?─────レイちゃんって、誰かと付き合ってみたりはしてみたいのかい?、、、お年頃だもんね、そりゃそうか。同年代の彼氏の一人や二人、欲しいよな。(指先を顎に添えては、「うーん」と小さく唸りながら、考える仕草をして思考を巡らせ。)
…あ!いいひと、俺、紹介出来るかも。(なんて、数秒後、本意でないことを伝えられ、貴方はあまり好ましく思わないはずなのに、彼はいいことを思いついた!と言わんばかりに何処か明るくそう伝え。本当にいいことだと思っているのである。)
("ごゆっくりお過ごしくださいっ"と、きゃぴきゃぴ店員が去った後、「どうせ付き合ってもくれないくれに…、、」なんて貴方が呟いているのを耳に入れてしまうと思考の渦に飲み込まれ。)
────レイちゃんって、誰かと付き合ってみたりはしてみたいのかい?、、、お年頃だもんね、そりゃそうか。同年代の彼氏の一人や二人、欲しいよな。(指先を顎に添えては、「うーん」と小さく唸りながら、考える仕草をして思考を巡らせ。)
…あ!いいひと、俺、紹介出来るかも。(なんて、数秒後、本意でないことを伝えられ、貴方はあまり好ましく思わないはずなのに、彼はいいことを思いついた!と言わんばかりに何処か明るくそう伝え。本当にいいことだと思っているのである。)
違います…!あなたが、いいんです…
(定員が去ると、あなたが大きな思い違いをしていることに気がつく。自分は”あなた”がいいのに、あなたは”年頃の女の子だから誰かと恋愛してみたいんだな”と思っているらしい。席を立ち上がりそうな勢いでそれを否定すると、いい人なんて紹介しなくてもいい、”あなた”がいいんだと訴える。先程は自分とあなたが恋人だ、と定員に言っていたくせに、なぜ相手があなただと言わないと分からないのだろう、とあなたの鈍感さに少し呆れていて。)
…………。("あなたが、いいんです"なんてまるで告白セリフのような言葉を自分に向けられては、無言になってしまい、静寂が訪れ。数分が経過しようとした時、やっと彼の口から言葉が紡がれていき。)
、、、レイちゃんは、俺と付き合いたいの?(数分間も無言だったのだ、かなり思考を巡らせたのだろう、思うことが沢山あったはずだ。だが、最初に、自分の解釈が合っているのかを確かめるためにそう貴方に質問をして。もし合っているのなら、「昨日の敵は今日の友」なんて言葉があり、実際それを自分達は体現していたが、昨日の敵は今日の友を超えて昨日の敵は今日の想い人、現代の若い子風にいったら好きぴなのだろうか、それになってしまうではないか。流石にここまで急展開なのは、ドラマや漫画でも見たことがない、、、少女漫画ならこういうのもあるんだろうか。詳しくないのでその辺は分からないが……だって1ヶ月とかじゃなくて「昨日」だよ???と、まだ理解が追い付いておらず。"俺、君のことを、君の仲間諸共56そうとしてたんだよな、?"と昨日の出来事がなかったんじゃないかな、なんか別の人と勘違いされてない?と疑い始め。ちなみに、特大ブーメラン。)
そ、そうだと言っているじゃないですか…
(突然、あなたが話さなくなったと思えばそれが数分続き、声をかけようとしたところやっとあなたが口を開いて。その口から出た言葉は「自分はあなたと付き合いたいのか?」という質問で。先程から何回も言っているじゃないか、なぜこんな場面で察しが悪いのだと心の中で文句を呟きながら、彼女の恋愛面での性格“ツンデレ”が出てしまっていて。出会ったのは昨日だ。まだ出会ってから丸2日も経っていないのに“好き”という感情を抱くのは、もしかしたら間違っているのかもしれない。だが、あなたがくれた優しさや温かさは、好きになるのに十分な要素で。)
(流せばよかったものの、自分が"俺と付き合いたいの?"なんて質問したのだ。逃げることは確実に許されないだろう。勿論、"付き合いたいか"、"付き合いたくないか"という彼の本心は別として、付き合うなんて論外だ。それだけは心に決めていたのだから。「幸せの障壁」にだけはどうしてもなりたくない。それになるくらいなら4んだ方がマシだと思ってる。「ふー」と、深く息を吐いては言葉を紡ぎ始めて。)
─── ボスは?レイちゃんには、あの優しそうなボスがいるじゃないか。それに……「付き合う」って意味、レイちゃんは本当に分かってる?ただの"お友達"じゃないんだよ。(と、発言した後、向きは変えないが、ゆっくり視線を逸らし。再び思考を巡らす。一旦逃げることにした。いわばこれは、いい案が思いつくまでの時間稼ぎだ。付き合うの意味くらい、小学生に通っているくらいの子供ですら分かるだろう。)
ボスは命の恩人です。恋愛感情なんて最初からありません。えぇ、もちろん理解してます
(あなたは自分のことを大切だと、守りたいとは思っているが、”一人の女性”としては見てくれないだろう。あなたが可愛いと愛おしいと思っていると言ったのは自分が”少女”だからだろう。ボスのことを話題に出されると、ボスのことはそのような目で見てはいないと否定する。「付き合うということを理解しているのか?」と聞かれると、もちろんだと頷く。)
だから、私はあなたと付き合いたいと思っていますが、それをあなたには望みません。ただの独り言だった、と思ってくださればいいのです。……さぁ、食べましょう。せっかくの出来たてが勿体ないです
(”付き合う”ということは好きな人同士が交際することだ。あなたが自分のことを恋愛的に好きではないのなら、なにも意味を成さないのだ。先程の「あなたと付き合いたいと思っている」という自分の言葉は忘れて欲しいと、独り言だと思って欲しいと伝える。やはり言うべきではなかった、言ったらあなたは諭してくるだろうとわかっていたのに。話を変えなければ、この話はあなたにとって面白いものじゃないだろう。)
…………。なら、「お試し」してみるかい?期間は1ヶ月、、いや、1年でどうかな。(彼が思いついたのは1年間だけ貴方の彼氏になるというなんとも言えない期限付きの残酷なもの。この提案を切り出すか、とても迷いはしたものの、貴方の気持ちを知りながら何もしないなんて、子供扱いだけをし続けるだなんて、弄ぶようなことはしたくない。学校に通わず、比較的小さなマフィアの組織に所属する貴方は、人との繋がりも、見える世界も少なく狭いのかもしれない。それを自分が「お試し」という形で彼氏になることで広げてあげられるかもしれない、とも思えなくもなく、そう提案したのだ。それに、家がかなり離れているのに毎日会いにいくだなんて、恋人同士でもなかなかしないだろう。)
─── 嫌いな人に…いや、 君以外に、俺こんな提案しないよ。(勘違いをされそうなのでそうとだけ付け足しておき。彼は至って真剣で、大真面目。自分みたいなどうしようもないやつが、仮にも貴方の彼氏になるのは許し難いが、してあげられることが増えるとなると、悪い話でもないのである。)
…えぇ、それはいいかもしれません。では一年だけ…よろしくお願いします
(やはり、自分は馬鹿だ。あなたを”彼氏”という立場に置いてしまえば、離れなければいけない日が来た時により辛くなるのはわかっているのに頷いてしまうなんて。普段あなたの思考は読めないが、今は何となくわかってしまう。あなたにはあなたなりの考えがあるのだろう。それは自分のことが”好き”というだけではない、何かをしてあげなければという気持ちが働いているのだろう。こんな期限付きの契約のようなもの、くだらないと、本当に付き合っているとは言えないとわかっているのに。せめて、”恋人”という関係が終わる、来年のこの日はすんなりと受け入れよう。絶対に悲しまない、寂しがらない。そう決意して。)
見てください、このラテアート、とても可愛らしいですよ
(”恋人”になったからといって、大きくなにかが変わるわけではない。ただ”恋人だから”という理由で会いに行ったり、どこかに出掛けたりする口実ができるだけだ。先程、定員がこの席まで届けてくれたパンケーキたちに目をやれば、一緒に届いたくまさんの描かれたラテをあなたに見せて。)
……分かった。仮とはいえ、今から俺は、君の「彼氏」だ。よろしくね、レイちゃん。(こんなにもスムーズに、自然な流れでいくとは思ってもいなかった。貴方の言葉を胸に受け止めては、にこりと笑みは浮かべていて固くは無いものの、覚悟を決めたように上記をいい。後日、お試しのお付き合いをするにあたって、契約書のような物を作ってこようと思う。)
─── レイちゃんにはちゃんと、、人間の汚くて醜い、黒い部分も教えないとな。(僅かに目を細め、静かな声音で彼はそう言った。その後、)
…一つだけ、覚えておいて。俺、ちょっぴり(愛が)重くて、嫉妬深いタイプなんだ。でも、そんなに心配はしないで、可能な限りは、嫌な思いをさせないようにするからね、(そう貴方に宣言をしておく。……もしかすると、貴方が予想しているよりも、この契約のようなものをしたことにより、彼は大きく変わってしまうのかもしれない。それは貴方にとって、「良くも悪くも」と言えるだろう。案外彼は、狡猾なうえ、やると決めたら本気で貫き通すタイプである。今までは「嫉妬」だなんて出来る立場じゃないと思っていたが、仮でも彼氏となれば話は別だ。流石に全部は出さないが、もう必要に隠すつもりも無い。貴方には、学んで欲しいと思う、「愛」というものの恐ろしさも、素晴らしいさも。ちなみに彼は、「ちょっぴり重い」で済まされるレベルの愛の重さではないだろう。恋をしてしまったら、少しまずいタイプの人間である。)
……!本当だねぇ、、可愛らしいな。もしかして、俺に見せるために頼んでくれたの?(なんて、悪戯な笑みを浮かべながら ふふっ、と笑みを零して、貴方に聞いてみて。抹茶ラテを頼もうとしていたのまでを分かったうえで彼はそう聞いており。貴方に向ける眼差しが、何処か甘ったるく、契約をする前とは明らかに違うのが分かるだろう。くまちゃんも勿論可愛いのだが、あなたの方に目がいってしまうのは不可抗力だろう。くまちゃん×渚紗ちゃんという彼にとっての夢のコラボに歓喜しつつ、貴方の反応を愉しげに待ちながらも癒されており。)
へぇ、意外ですね。てっきり嫉妬なんてしないタイプかと…。わかりました。でも隠したりしないでほしいです…
(「重い」とは恐らく愛のことだろう。勝手な思い込みだが、あなたは嫉妬もしない、愛してるよ、と口先だけ言うタイプだと思っていたが、実際は真逆らしい。嫌な思いをさせないようにするから、と言われると頷いた後、その”嫉妬”という感情を隠すことはしないでほしいと伝える。もちろん、わざと嫉妬させるような真似はしないがどのような時に、どんなことをしたら嫉妬するのかというパターンを知っておきたいのだ。)
そ、そんなわけないじゃないですか。偶然です。……あの、このラテを見てほしいのですが…、、
(意地悪な笑みを浮かべながら俺のために選んでくれたの?と聞いてくるあなたに、バレていたのかと少し動揺を見せながらもそれを誤魔化すように否定する。おそらく、このくまさんのラテアートも見ただろうが、それよりも此方の顔をスイーツよりも甘ったるい目で見つめられ続けると、困ったように視線を泳がせて。)
───"俺が嫉妬なんてしないタイプに見えた"、か。へぇ、、"隠さないで欲しい"ねぇ…?分かった。いいよ、君がそれを望むなら。(と、どこか含みがあるようにも感じられる、にこりとした笑みを浮かべながらそう返事を返して。)
お嬢ちゃんったら…はははっ、、しっかりしてるのに、そういうところがあるのも可愛いんだよな。(なんて、2日間だが、数え切れない程に見つけた貴方の可愛いところの一つだと改めて振り返るように呟き。)
(「ふーん、」とわざとらしく声を漏らすと、)
じゃあ、"そういうこと"にしておこうか?(くまちゃんのラテの件に関して、そんなわけないという発言を受けては、焦る貴方とは対照的に、余裕さを滲ませながら、この状況を楽しんでいて。"そういうこと"と、言うことによって、あくまで自分は知っているというのを包み隠さずに彼は示し。)
あぁ、ごめんね、、つい不可抗力で。だって、お嬢ちゃんが、あまりにも可愛すぎるもんだから…(先程までは、曖昧な表現や言い回しで直接的には伝えていなかったのに、ここにきて本心を話す。これもテクニックの一種なのだろうかか。揶揄うのを極めている彼ならやりかねない。)
…ありがとうございます。…?そういうところ、とは?
(嫉妬を隠さないで欲しいということを伝えると、それを受け入れてくれたことに感謝して。含みがあるような言い方と笑みに、自分の発言を後悔する日が来そうだなと直感でそう思いながらも、あなたが嫉妬することはあまりないのではと考えていて。自分はあまり、あなたと違って”お友達”というのも少ない…というか、ほぼ居ないのに加えて組織の構成員や幹部、ボスとしか関わる機会がない。もしあなたが他の男性と話して嫉妬するタイプならば尚更だ。「そういうところがあるのも可愛い」と言われるが、あなたの言う「そういうところ」が分からず首を傾げて思わず尋ねて。)
わ、わかりましたから…!そんなに褒めたって、何も出ませんからね
(余裕を見せるあなたに、自分だけこんなに掻き乱されているのが悔しいが、今は何も反抗することが出来ない。可愛い、と一応恋人になって数分しか経っていないのに本領を発揮するあなたに戸惑いつつ、幾ら可愛いと褒められても自分からあなたに何もすることは出来ないことを伝える。いや、もちろん抱き締めたり触れたりすることは出来るのだが…。困惑を誤魔化すようにパンケーキをナイフで1口サイズに切り取れば、フォークで刺し口元へと運ぶ。そのままパクッと食べてしまえば、パンケーキの生地のふわふわとした食感と生クリームの濃厚な甘さ、そして何よりいちごのほどよい甘さとそこに加わる酸味が味をしめていてとても美味しい。その味わいに目をキラキラと輝かせては、もぐもぐと咀嚼しながらあなたの方を見て「美味しい!!」と訴えかけて。)
あっははっ、別に…何も出さなくていいよ。俺は事実を述べてるだけだから。("そんなに褒めたって何も出ない"と言われては、涼しい顔でそう貴方に伝えて。)
そうかい…ん、それは良かったね。じゃあ俺も、いただきます。(目をキラキラと輝かせ、もぐもぐと咀嚼しながら「美味しい!!!」と、透き通った青の瞳に訴えられかけては、自然と顔が綻ばせながら上記を言い。"本当、渚紗ちゃんは愛らしい子だな、"と思いながら、パンケーキを一口サイズに切り取ると、フォークで刺しては口に運ぶ。)
くまちゃんは可愛いし、甘さがくどくなくて美味しいね。そりゃ大好評なわけだ、(少し不安な要素もあったが、自分も美味しく食べられる味で安心。チョコレートなのでとても美味しくて、もう1回だけ期間中に行くのもありだな、なんて考え。リピありらしい。)
……お嬢ちゃんも、「くまちゃんのパンケーキ」食べてみるかい?と美味しいよ。(なんて優しい笑みを浮かべながら、パンケーキを自分の一口サイズよりもちいさく、貴方が食べやすいであろうサイズに切り取ると、俗に言う「あーん」の準備万端で。新しいフォークを使っているわけでもなく、自分が使っていたもの。これは「関節キス」でもあり。優しい笑みを浮かべている割にはなかなかのやり手と言えるだろう。)
いいのですか?では、お言葉に甘えて…、
(パンケーキをナイフで1口サイズに切り、口元に運んでは頬張り…を繰り返しながら、その度に初めて食べたかのように表情を緩ませて。少し心苦しくなりながらも、自分が注文したラテのカップを持ち、口元へ近付けるとまろやかなミルクの甘さと香ばしいコーヒーの匂いが混ざっていて、飲まなくてもわかる美味しさに感激して。一口飲むと、最初にまろやかなミルクの優しい甘さが舌をつつみ、次第にコーヒーの小さな苦さが甘さと苦さを調和する。心が落ち着くのを感じながら、カップを置けばあなたに「くまさんのパンケーキを食べてみるか?」と聞かれ、それをすんなりと受け入れれば、あなたのフォークに刺さったパンケーキを食べて。年頃の少女にしては”あーん”に対して抵抗がなさすぎると思うだろうが、家族のような存在の組織の中でよくやっているので特に何も思うことは無い。)
美味しいですね、あなたが言うのも納得です。…私のも食べてみますか?
(くまさんのパンケーキの感想を零せば、あなたが先程言っていたことに同意する。甘さ加減がちょうど良くてとても食べやすい。もらったらお返しするのは当然だろう、といちごのパンケーキをあくまで自分の食べやすい大きさにカットしてしまったため、あなたからしてみれば小さいだろうがそんなことには気が付かず、こちらも食べてみるかとフォークを変えずに聞いてみて。)
…なっ、、(思わず声が漏れてしまった。あ~ん×関節キスという組み合わせなのにも関わらず恥ずかしがらないだと?と、軽く冷や汗をかきながら、内心驚愕しており。気づいてない……?いや、最近の子はそんなものだったりするんだろうか。そうだとしたら、恐ろしくて仕方がない。肝が冷えた。"なかなかやるな、"と、謎の対抗意識を貴方に勝手に抱きながら。そんなことを考えている内に、貴方から「私のも食べてみますか?」なんてフォークを変えず、小さなサイズにパンケーキを切り分けそう聞いてくる。挑戦、挑発されているのだろうか(勝手解釈がすぎる)。 勿論答えはYes.ここで引くなんて有り得ない。尊厳がかかってくるといっても過言では無いだろう。大人の余裕というのを示していかなければならないと思う、、既に心の内の余裕から貴方に負けているのかもしれないが、)……いいのかい?なら頂こうかな。(と、人のいい笑顔で貴方に返してみせて。)
…どうですか?
(謎の対抗心を抱かれていることなんて微塵も知らずに、あなたがいちごのパンケーキを食べると頷けば、フォークに刺さった小さなサイズのパンケーキをあなたの口元まで持っていき、食べさせて。口ではあなたの感想を聞いているものの、頭では普段組織の人とよく”あーん”をしている、ということに嫉妬するのだろうか?と考えていて。あなたが嫉妬した時の反応をまだ見たことがないため、少し気になってはいるものの、あなたから「普段誰かとしているのかい?」なんて聞かれなければわざわざいう必要はないだろう。)
……ん、、へぇ、いちごも悪くないんだな。美味しいね、(貴方に「あーん」をしてもらっているので"渚紗ちゃんパワー"が働いているのかもしれないが、いちごのほどよい甘さとそこに加わる酸味が絶妙なバランスで、甘くはあるものの、"美味しい"と感じて。最初は少し強ばっていたが、咀嚼しながら、自然と表情を緩ませる。今までは、食わず嫌いをしていたのである。人にいう割には、彼も甘い物だと食わず嫌いが多いのかもしれない。)
……レイちゃん。「あーん」をするのは、両親を抜いたとして、俺が初めて?───それとも、普段から誰かとしてるのかい?(名前を呼んでは此方へ向かせ、透き通った青を捉える。貴方くらいの年頃の女の子は、年上の男に「あーん」をしてもらうだなんてなんて、やはり恥ずかしいと感じるものだと思って。慣れているかのような…初々しさが貴方からは全く感じられなかったのだ。上記を質問しながらも、普段の笑みを崩すことは無いが、その瞳は、深淵のように底知れない、澱んだ黒が溶け込んでおり)
えぇ、まぁ…それなりに、といったところでしょうか…。
(あなたがいちごのパンケーキを美味しいと評価してくれたことに嬉しさと安堵を感じながら「良かったです」と零して。そのまま再びパンケーキを切って、それを食べようとしたところ「普段から”あーん”という行為を誰かとしているのか?」と聞かれ、先程そのことを聞かれたら素直に答えようと思っていたため、嘘つくことなく頷く。食事の度にするわけではなく、美味しい料理を食べに行ったときなどに互いに注文した料理をシェアしている。そのため「それなりに」という言葉を使って。あなたの瞳は自分が電話から戻ってきた時の瞳の澱みと似ていて、その澱みの正体も気になって。)
(発言を受けては、流石に彼も内心穏やかでは無いらしく、「ふーん、」と気怠げな言葉で貴方に反応をして。)
……そっか。(視線を横に流してから、僅かに目を細め、顎に指先を添えて、考える仕草をして。彼の瞳の澱みが消えることも無く、むしろ「黒」は深まっていく。その状況が暫くの間続いては、場が凍りつくように静寂が訪れていた。が、ようやく、上記だけを静かな声色で呟いて。)
うん、そうだねぇ、、お嬢ちゃんの組織の子達にも、挨拶しないとな。仮とはいえ、俺が君の「彼氏」になったってことを。隠すのもあまり良くないだろう。……教え込まないと、、脳裏に刻み、頭に焼き付けてもらわないとな。
───早速、今日なんてどうだい?(自分を納得させるように、唱えるように不穏な言葉をちょくちょく挟みながらも、何処か含みのあるにこりとした笑みを浮かべながら貴方に上記を問いかけて。)
い、いえ…仮ですし…。説明するとややこしくなってしまいます、挨拶をするまででもないのでは…?
(自分の周りだけ重く、凍てつくような空気になったような感覚に陥りながらもあなたが口を開けば、それは治まると思っていたが、その黒く澱んだ瞳は治まることなんて知らずにもっと深くなっていく。まずい、と直感で悟る。自分は選択を間違えてしまったようだ。「脳裏に焼き付けて教え込まないと」というあなたの言葉を聞いては、これは絶対”挨拶”にいかせては駄目だと思い、あくまで契約のようなものだし、そんなことをするまでもないと首を振り。怯えている訳ではない、驚いているのだ。あなたの空気の変わりように。)
それに、今日は二人で過ごす予定でしょう?
(そんな綺麗に定まったスケジュールはないが、まっすぐあなたの家に帰る理由はこのくらいしか思い付かなかった。あなたの機嫌を伺っているようにも見えるが、それよりも青色の瞳は「2人でいたい」と求める方が勝っているだろう。)
(「えぇ……」と、今度はあまり腑に落ちないような様子と声色で貴方の発言に反応をして。)
んん、、、レイちゃんがそういうなら……。(と、暫く経ってから「それに、今日は二人で過ごす予定でしょう」というのには渋りながらも了承をして。あくまで「今日」は。)
でも、後日どちらにせよ、挨拶には行かないとね。流石に分かっておいてもらって、許可は取らなくては…。旅行とかも連れて行ってあげたいし、(先程言った、「広い世界のことを教えてあげる」というのも彼は、流石に外国に行ったりはしないかもしれないが、宣言通り本気でするつもりで。子供のお遊びに付き合うような気持ちで貴方と仮の契約を交わした訳ではないのである。
…ちなみに、これでも貴方が向ける自分への「好き」は自分とは同じでない、恋愛的なものでは無いと考えていて。組織の人達以外の男性と関わることが今まで貴方は少なかったと思われるため、いわば「勘違い」というものをしているのだと、そう思うのだ。嫉妬などを抑えるのをわざとほどほどにして、「嫌」と、自分のことを拒絶をされたら、大人しく手を引こうと思う。これは、─── 「愛」とは何か?という彼なりの教育の一環でもあるのかもしれない。)
旅行…ですか
(あなたの瞳がだんだんいつもの綺麗なものへと変わっていくのを感じると、どこか強ばっていた体の力は抜けていき。あれがあなたの言う”嫉妬”なのだろうか。まだ自制しているようにも思えるが、他の人と”あーんをする”ということはあなたにとって嫉妬の範疇のようだ。よく覚えておこう、と思いながらパンケーキを頬張り、あなたの話を聞いていれば「旅行とかも連れて行ってあげたい」と言われ、言葉を繰り返す。旅行…。ボスや組織のメンバーに何度か誘われたことはあるが、まだ参加したことがない。理由は体力がないから、どちらかと言うと休日は家でまったりと過ごしていたいタイプだから、だ。体力がないのは戦うマフィアとしてどうなんだ、と思われるかもしれないが、自分はフィジカルで戦いに挑んでいるわけではない。家でまったりしていたいタイプなのは、出会って2日経っていなくてもわかるだろう。野菜の食わず嫌いと似通っており、これに関してはやらず嫌いというのが正しいのだろうか。だが、あなたと一緒ならもしかしたら…と思っている節もあるため、行きたくないという訳ではなく。)
……レイちゃんは旅行、行ったことないかい?(小首を傾げては貴方にそう問いかけて。貴方が"家でまったりしたいタイプ"だったな、というのを何となく思い出しては、ふっと息を吐くように笑ってから、言葉を紡ぎ始め。)─── きっと楽しいよ。「旅行」…俺もさ、最初は乗り気じゃなかったんだけど、、丁度、お嬢ちゃんと同じ歳くらいの時かな。爺さんに誘われて、結局は拳で黙らさせられて無理矢理連れて行かされてね、、色んなところいったんだ。(と、懐かしげに、僅かに目を細めては、朧気なようで鮮明な追憶を辿り。)
宝石を散りばめたように輝いた満点の星空、温もりと、優しい香りで包み込んでくれる彩り豊かな花畑、絵画のように美しい水天一碧、切妻屋根の上にいる可愛らしい猫ちゃん、、、あぁ、言い出したらキリがないね。当時は嫌々みたいな態度をとってしまったけれど本当、今思えば…全部いい思い出だよ。……あぁ、お嬢ちゃんの綺麗な目によく似た、透き通った海も見たな。(と、貴方の海のように透き通った青を見ては思い出したのか、微笑ましげに柔らかく微笑んで。「爺さん」というのは彼にとってかなり関わりが深い人物だったのだろう。)
…素敵です
(見なくても、行ったことがなくてもあなたの思い出を語るその表情から、その体験はあなたの人生をも変える”素敵”なんていう言葉では収まりきらないほど見事なものだったのだろう。星空、花畑、動物…あなたは色々なものを挙げてくれたが、自分の性分に合っているのは実際に行くことよりも、こうやって土産話を聞いたり、写真を見せてもらったりすることだ。だが、あなたがこれまでにないほど綿のように柔らかく微笑みながら語っているのを聞いては、断るすべなんてないではないか。あなたのいう「爺さん」という人物はあなたの人生の中でかけがえのない存在だったのだろうなと思いながら、その話を聞けば自然とこちらの口角も上がっていて、優しく微笑む。)
…旅行、してみたいです
(その優しく微笑んだ表情のまま、最初はあまり乗り気ではなかったものの、あなたの話を聞けば少しだけ興味が湧いたのかそう言って。)
…ほんと?(俺のこんな自分語りみたいな話で良かったのだろうか、と不安に思っていたが、貴方に興味を持ってもらえたなら良かったと心から安堵しては、ふふっと笑みを零し。)
────── じゃあ今度行こうね、約束だよ。仕事漬けの日々で澱みきった、積み上がっていく金の使い道すら無い、そもそも金以外何も無い…上辺なのは何人もいるけど本当の友達なんて正直1人くらい、、寂しくてどうしようもないらしい哀れで愚かな男に、どうか付き合ってやってくれ。(と、そんなことを自傷気味に自分でいいながらも更に虚しくなり困ったように笑っては、"指切りげんまん"をしようと小指を差し出して。「寂しい」と気づかされたのは実は今日、先程の出来事で。ずっと目を逸らしていたのである。)
寂しいと思うのは人であれば当然のことです。…指切りげんまん、ですね
(「愚かな男」と自傷気味に話すあなたに、愚かでも哀れでもないとでも言うように首を振れば、寂しいと自分から素直に言ってくれるようになったことを嬉しく思いながらそう言って。差し出されたあなたの小指と自分の小指を軽く絡ませれば「指切りげんまん」と唱えながら再び微笑むだけでなく、くすっと笑い声を零して。あなたの前でこうして声を出して笑うのはもしかしたら初めてのことかもしれない。)
…すいません、少しお手洗いに行ってきます
(机に伏せて置かれた伝票にちらっと目をやれば、お手洗いに行ってくる、と言って席を立ち離れようとするときにその伝票をこっそり手に取り、そのままお手洗い(会計)に行こうとして。)
……今の若い子は、御手洗に伝票持ってくんだねぇ、、、俺は虚しく、お金だけが積み上がっていくんだけどな。(なんて貴方にも聞こえるように呟く。やはり「お金」ここだけは譲れない。貴方の一挙一動、動作を1ミリたりとも見逃さないようしっかりと見ているため、それくらいは気づいたようで。自分も勿論若いが、貴方はもっと若い、それに彼は、ほぼ"爺さん"に育てられたといっても過言では無いため、余計に古くさいのである。興味深いし、流行りは乗りたいので、流行りや最近のワードは、今必死に勉強中。SNSを進められ初めてからは、少し知識は増えたものの、恐らく知らなくていい情報まで吸収してしまっているのが現状で。)
っ…ここは私に出させてください、毎回毎回お金を出してもらうのは申し訳ないのです
(あなたの呟きにギクッと肩を跳ねさせては、体の向きをあなたの方へと変更し、”この伝票は絶対に譲れない”とでもいいたげに伝票を体の後ろに隠せば、ド直球に今回は自分に出させて欲しいとお願いする。どれだけあなたにお金があったとしても、奢られてばかりでは申し訳ないのと、自分と食事をする度に支払わせてしまうことになると食事に誘われても行く気になれなくなってしまうような気がして。)
…”彼女”のお願い、聞いてくれませんか?
(どこで覚えたんだか、あざとく首を横に傾けては若干”彼女”という部分を強調しながら追い打ちをかけて。)
んんん、、(そんなものどこで覚えたんだ、まさか独学か???とあざとく首を横に傾けては若干”彼女”という部分を強調しながら追い打ちをかけてくる貴方の、とんでもない威力に驚愕し心が揺るぎ、冷や汗をかきながらも彼も呑まれる前に負けじとなんとな~く"いい感じ"の言葉を紡ぐ。)
申し訳ないだなんて……はははっ、本当、お嬢ちゃんは優しいんだね。骨の髄まで余すこと無く「利用」すればいいのになぁ、、俺、彼氏兼君のATMだろう───?お嬢ちゃんの幸せそうな顔がね、お金よりも、どんなものよりも価値があるのさ。対価なら十分に貰っているよ。……むしろ俺は、お嬢ちゃんにサービスをしてもらってばかりだと思うんだが、、視界に映しているだけでも、1秒500円、いや、1000円くらい、本当は俺からとってもいいというのに、、、(塵も積もれば山となる、深く考えれば考えるほどこれは激ヤバ発言だろう。ただ、彼なら本当に思っていてもおかしくはない。)
どこまで自己肯定感が低いんですか…、とにかく、私が払いますから。少し待っていてください
(あざとさに効き目はあったものの、やはりあなたは手強くそのくらいでは譲って貰えず。「ATM」や「利用すればいい」と自傷するあなたに、自己肯定感が低すぎると呟けば、こうなるともう強行突破しか手はないと思い、先程のあざとさはどこかへ飛んでいってしまったようで強気な姿勢に出ると、小走りで会計レジに向かう。レジを担当している定員に会計をお願いすると、ポケットから財布を取り出し、「やっと奢らせてもらえる」と、本来ならば奢ってもらえる嬉しさを感じるはずなのだが、彼女はまるっきり逆なようで、あなたが追いかけて来てしまう前に早く会計を済ませようとして。)
ちょ、レイちゃん!?……っ、、ダメか。ははっ、(強気な姿勢で、小走りで会計レジに向かわれ財布まで取り出されてしまうと、「能力」というチート技で、どうにかしようと思えば出来るが、流石に負けを認める。"これは参ったな、"といった様子で何処か楽しげで、困ったような笑みを零し。負けなんていう概念が、最近無かったため、余計彼にとって、それは心が踊ることで。)
本当、お嬢ちゃんは面白いんだなぁ、、(正直、本心から奢られることを嫌がる人間なんてなかなか見ないため、どうしようもなく不思議な感覚で、可笑しくて堪らなくクスクスと笑ってしまい。落ち着いてはら貴方の方までゆっくりと歩いていくと____)
──次からは負けないからねぇ、、「絶対」に。……覚えておいて。(そう、貴方に宣言をして。"次からは"といっているため、次だけでは無いのである。これからは全部俺が払ってみせるという意味が込められているのかもしれない。)
お、お手柔らかに…お願いします
(会計に勝ち負けがあるのか…、と思いながらもそこに突っ込んだらいけない気がしたため言わないでおき。あなたの「絶対」という言葉には謎の重みがあり、次からはと言っていることから今度一切財布を出させないつもりなのかもしれないと思うと、もう今回使った手はあなたには効かないとわかっているため、どうしようと頭を抱えたくなってきて。自分でも負けず嫌いだとは思っているが、有名組織の幹部を目の前にしては戦闘のときだけではなく、日常生活でもそのような覇気を感じるとどうしても引き下がってしまう。)
行きたいところなどあるのですか?
(店を出ると、今日は朝から自分とは桁違いのレベルの相手と戦ったため疲労が溜まっており、こうして普通に話せるまでに回復してはいるが、まだ本調子に戻ってはいないことから、出来ればこのままあなたの家に直で帰りたいところなのだが、もしあなたの見たいものや行きたいところなどがあれば、もちろん付き合うつもりでいて。)
…………。(副作用もまだ終わったわけではないうえ、朝っぱらから奴らとの戦闘で疲労が溜まっていて、貴方がまだ本調子に戻っていないことを察したのか、にこりと笑みを浮かべながら、無言で軽く手を広げて。恐らく「抱っこ」の合図だろう。)
俺の行きたいところねぇ、、レイちゃんの行きたいところかなぁ…(真剣に考えた後に、大真面目に彼は嘘偽り無くそう言って見せて。)
さっきは我儘を言ってしまったけど、、別に、お嬢ちゃんが組織の子達のところに、お家に戻りたいなら、それでも俺は構わない。───やっぱ少し寂しいけれど、また明日、会いに行けばいいからね。("少し寂しい"という自分の抑えきれない感情に呆れ、困ったような笑みを浮かべながも"また会いにいけばいい"と彼はいい。)
海斗さんの家に…帰りたいです
(無言のままあなたの手が軽く広げられれば、すぐに抱っこの合図だと分かり、あなたの目の前にいけば、こちらからもその抱っこを受け入れるように手を少し上に広げて持ち上げられるのを待つ。口ではまた明日会えばいい、とは言っているものの表情は”寂しい”と物語っていて、自分の行きたいところは一つしかない。「あなたの家に行きたい」ではなく「帰りたい」という言葉を使えば、手を広げたまま本音を言うのがまだ慣れておらず、恥ずかしいのか視線をあなたから少し逸らして。)
っ、、、そんなこと言っちゃダメだよ、、俺が4んじゃうから。(※可愛いの過剰摂取で)(その発言を受けて、頭を抱えるように片手で額を押さえては、横目で貴方を見つめながらバツが悪いような、苦い顔をしているものの、その頬には赤みがさしていて。)……俺以外にはそれ、言わないでね。もしも将来、好きな人が出来たとしても、、簡単には言っちゃダメだよ。(お願い、と貴方に伝えておき。彼は貴方がただただ心配なのである。)
ん、、分かった。じゃあ帰ろう。(ぽんぽんと軽く頭を撫でてから、貴方を優しく、軽々と抱っこしてみせて。人気のないところまで行き、能力を使っては束の間に彼の家であり。)
え、えぇ…分かりました…?
(4んじゃうから、心配だからと先程自分がした”なにか”をしてはいけないと言われ、なんのことだかさっぱり分からないが一応頷いて返事をしておく。軽々と抱っこされると、何度目かの抱っこなため、持ち上げられる際の浮遊感にはもう慣れたようで。あなたの能力によって一瞬で家まで着いてしまえば、やっと完全にリラックス出来るところに来たことで、ほっと一息付いて。)
(家まで着くと、刺激をしないように貴方を優しくそっと降ろして。)
……渚紗ちゃんはいい子だね。あぁ、わかってくれたなら良かったよ、(貴方が「分かりました」というと、満足気に彼は上記と共ににこりと笑みを浮かべ。)
───何かしたいことはないかい?お嬢ちゃんを喜ばせれるようなものが俺の家にあるんだろうか、、(顎に指先を添えて、考える仕草をしては困ったように、「うーん、」と小さく唸っていて。少し考えた後言葉を紡ぎ始める。)
ゲームとか、?それともあれかい、「ドラマとかアニメとかが見放題のやつ」とかがあったら嬉しいのかな、、(「一緒にいて欲しい」といったものの、自分の家にお年頃の女の子を楽しませてあげられるものが無い気がして焦りを感じ始め、顔や動作には出さないものの少しそわそわして。もっと学ばなくては……と改めて痛感。)
そうですね…。でもそれはお金がかかるものですから。
(正直言えば、今はアクション映画を見ることにハマっており、任務が終わってカフェに行った後にはその映画を見て時間を潰している毎日だ。だが、あなたにお金をかけさせたくないという気持ちがあるため、「はい、あったら嬉しいです」とまでははっきりと言えず。組織に帰ったら見れるため、わざわざここで見る必要は無いだろう。アクション映画でなくとも、あなたと映画やドラマを楽しめたらな、とは思っていて。)
…我儘、なんですが…。二人で映画を見たいです
(お金がかかる、と先に言ってしまった手前少し申し訳なさそうにしながらそうお願いをしてみて。)
……!!!俺も一緒でいいのかい、?(貴方に願望を躊躇うことなくはっきりと言って貰えれば、心底嬉しそうにぱああっと顔を明るくして。孤独なおじさんが孤独で食べている姿が心を癒してくれるのか、飯テロドラマを見たりは何故かするが、ドラマもアニメも映画も普段は全然見ないので、ほぼ初めてで。恐らく見たらハマるタイプだろう。罪悪感を抱かせたくもないため、何か言われる前によく分からないため片っ端から有名なものは全部契約してみる。彼の家の大きなテレビのリモコンは~~スティクなどが無くても切り替え可能なタイプのもので。途中から説明などが見えなかったのか、貴方が"オフ感があっていい"といった、眼鏡をかけ始め。) ─── ん…、多分できたよ。リモコンにボタンのあるものなら、なんでも利用できるんじゃないかな。ごめんね、その…どうやって動かせばいいのか分からないから、任せてもいいかい、?(彼は機械音痴。疎い。こればかりは分からないため、申し訳なく思いながらも大人しく貴方に任せようと思って。)
えぇ、もちろんです。ありがとうございます
(自分の我儘を一瞬で了承し行動に移すあなたに少し驚きながらも、そのことに感謝して。途中に説明文が入ったときにはメガネをかけて読む様子は、男性に抱くものではないとわかっていても”萌え”というものを感じていて。顔や声には出さないが、思わず抱きしめてしまいたくなる。あなたは機械音痴…または機械類に疎いのだろうか。申し訳なさそうな表情をしながらこちらにこの後の操作を頼まれると、もちろんだと頷いて。)
…どのようなジャンルがいいですか?
(こちらから映画を見たい、とお願いしたものの、あなたと見るとなると話は別だ。恋人なら恋愛系のものを見るのも当然だが、さすがにそれは気が引ける。かと言って、ギャグ系も違うだろう。自分では思い浮かばないため、あなたに聞いてみて。)
(スムーズに操作を進める貴方を見てはただ呆然と、凄いなと感心させられていて。此方に質問を投げかけられてはうっすらと現実に戻ってきて。)
……ジャンルか。
(─── 映画のジャンルって、何があるんだ?
と、純粋な疑問が頭を過ぎってはスマホを手に取り「映画のジャンル 大まか」で早速検索にかけてみて。ホラー、アクション、コメディ、ロマンス、ファンタジー、ミステリー、えすえふetc....ズラりと表示されたものを目に入れては、何れも彼にとっては実に興味深く面白みのあるものだった様。「へぇ…成程?」と、少し口角を上げてはぽつりと呟き。何となく意味は分かるものの、誤認識がある可能性が十分にある為、今一度どんなものなのかをじっくりと眺めて頭に入れておき。一通り目を通してはスマホを置き、纏まっては言葉を紡ぎ始めて。)
面目無いんだけど、、俺は生憎、映画初心者なもんで……右も左もよく分からなくてね。お嬢ちゃん的に"ガツンとくる熱いジャンル"を、是非ともご教授願いたいな。
そうですね…。では、ホラーなんてどうでしょうか?
(スマホでジャンルを検索したようだが、あまりピンと来たものがなかったようで自分の「ガツンとくる情熱的なジャンル」を問われ、少し悩んだ後にホラー系はどうかと提案する。あまり自分もホラー系の映画は見たことがないのだが、実は怖いのが苦手などのあなたの「意外な一面」が知れるかもしれないと思って。例としてどんなものがあるかをあなたに見せようと、検索欄にある”ホラー”のところを選択すれば、幽霊的なものだけでなく、いわゆる”ヒトコワ”や、ミステリーものの作品もあり。)
(「へぇ?」と声に出して言えば、貴方からの返答に分かりやすく、わざとらしく興味を示すようにして。)
渚紗ちゃんは"ホラー"が好きなのかい、、成程ねぇ…(顎に手を添わせてはまたスマホに手を取ってはじーっと睨めっこをしており、沈思黙考といった様子で。暫くしては貴方を横目で見るとふっと愉しげに笑みを零して。画面に目を見遣り暫くズラりと並ぶタイトルを眺めていたが良さそうなのを見つけたらしく。)
あ!それとかどうだい?"泣く子も逆に黙る"とか、"眠れなくなるの確定"だとか、"狂気が圧巻"…みたいな、色々書いてあるよ。(と、楽しげに貴方に提案をして。こう見えて彼は、貴方が絶叫好きだと思い込んでいるため完全に良心であり。わざわざスマホで友人から存在と使い方を教えてもらった、~~知恵袋のようなものを利用して、調べてみたのだ。その候補の中から更に厳選してタンザナイトが面白そうだと思ったもので。)
(「へぇ?」と声に出して言えば、貴方からの返答に分かりやすく、わざとらしく興味を示すようにして。)
渚紗ちゃんは"ホラー"が好きなのかい、、成程ねぇ…(またスマホを手に取っては、顎に手を添わせ、じーっと睨めっこをしており、沈思黙考といった様子で。暫くしては貴方を横目で見るとふっと愉しげに笑みを零して。テレビの画面に目を見遣り暫くズラりと並ぶタイトルを眺めていたがスマホに書いてあった、良さそうなのを見つけたらしく。)
あ!それとかどうだい?"泣く子も逆に黙る"とか、"眠れなくなるの確定"だとか、"狂気が圧巻"…みたいな、色々書いてあるよ。(と、楽しげに貴方に提案をして。こう見えて彼は、貴方が絶叫好きだと思い込んでいるため完全に良心であり。わざわざスマホで友人から存在と使い方を教えてもらった、~~知恵袋のようなものを利用して、調べてみたのだ。その候補の中から更に厳選してタンザナイトが面白そうだと思ったもので。)
怖そうですね…、見てみましょうか。…少し待っていてください
(どうやら良さげな作品を見つけたらしく、その映画の感想を聞くと少し緊張してきたような気もするが、隣にあなたがいれば何とかなるだろうと思っていてその映画を見ることにして。この家に来てあなたにたくさんのお菓子を貰ったのを食べながら見ようと思い、あなたにそういうと寝室のベッドに置きっぱなしにしてしまっていたお菓子を抱えてソファの端にそれを置いて。立ち上がったついでにそのまま電気も消した方が雰囲気が出るのではないかと思い。)
電気を消してもいいですか?
(ともう既にスイッチの前に立ち、指を添えているがそう聞いてみて。)
(渚紗ちゃんも、"俺みたいに目が悪くなっちゃうんじゃ?"とも心配に思ったが、映画というのは暗闇で見るのがメジャーらしい。なら…雰囲気も出てより一層楽しめそうだし致し方ないか、と考えが纏まって。)
───あぁ、構わないよ。(と、にこりと笑みを浮かべては快く了承して。)
……ほら、こっちにおいで、隣で見よう。(コップを手に取りお茶を一啜りして、喉を湿しては、座りながらも軽く貴方の方を向いて其方に目を見遣ると、笑みは崩さず、どこか落ち着いた、余裕感が溢れる声色で貴方にそう声をかけて誘い。これでも、心の内は、貴方と一緒に見れるというのと、ホラー映画というものは見たことが無い、"初めて"という点で心が踊っていて。恐怖などは今のところ0らしい。)
ありがとうございます
(あなたからの了承を得ると、遠慮なく電気を消す。だが、まだ昼間ということもありカーテンからは太陽の光が差し込んでいるため、部屋の中は決して真っ暗というわけではなく。)
…失礼します
(優しく余裕のある声で隣においで、と言われると頷くしかなく。(元々断ろうともしていなかったが)あなたと自身の肩がくっつくほどの距離に座れば、リモコンを手に取り、早速映画を再生する。ソファの横に置いておいたお菓子を手に取ると、先程あなたに沢山のバリエーションのお菓子を貰ったため、次はどれを食べようと映画を横目に考えていれば突然”ドンッ!”という大きな音がテレビから出て、思わずビクッと肩を跳ねさせる。)
………。(映画を見ている彼の様子は至って冷静っといった感じで、険しい表情をする訳でも無く、かといってニッコリ笑顔な訳でもなく、どちらかというと"穏やか"であり落ち着いていて。初めてホラー映画を見ると言っていたが、まるで何度も見たことがあるかのような、慣れきっているかのようで。何を考えているのかは全て不明。何か悪いことを考えているようには見えないだろう。)
____…渚紗ちゃん?(ビクッと肩を跳ねさせる貴方を見ては心底不思議そうにして。彼は貴方が絶叫好きと勘違いしているため、そもそも今のが怖いシーンだとまだあまり分かっていなく・全く思っていないため、見事な演出に興奮して?なんて予想を立てており。)
は、はい…?
(元の性格から、あまり大きな音は得意ではないのと、まだ序盤ということから気を抜いてしまっていたため声を出すほどではないが少し驚いてしまった。たくさんの種類から食べるお菓子が決まったのか開封するとそれを膝に置きいつでも食べられるような状態にしていて。また大きな音や演出があったとしても次は驚かないようにとじっとテレビ画面を見ていれば、あなたに名前を呼ばれそちらを向く。もちろん、絶叫好きというわけではないし、ホラー系を選んだのはあなたと見るには丁度いいかな、と思って選んだだけで。あなたが予想している見事な演出に興奮した、なんてもってのほかだ。)
……………。面白いね、この映画。数十分も経てば、もっと面白くなってそうだよ。(貴方の反応を見ては愉しげな笑みを浮かべ、臨機応変で言おうと思っていたことも何もかも、話を切り替えて別の方向へと持っていき。恐らく、今のところ全く笑える要素が無いだろう。普通の人なら大抵、気味の悪さ、狂気、恐怖で飽和している筈だ。"数十分経てばもっと面白くなる"という彼の予想は恐らく当たっていて。彼が本当にそれを思っているのか、貴方がホラーが好きだと思っているためそれに合わせているのかは不明だが…彼がいう"面白い"、それを一般人と置き換えると、示唆するものはあまりにも明確であり。)
…話の展開を読むのが上手いですね
(たしかにこの映画は一部のホラー映画マニアには刺さるだろう。それくらい、一般人には不気味で、狂気的だ。職業柄、血や4体などは嫌でも見慣れてしまっているが、この映画は裏社会のマフィアという立場からしてみても少し目に余るシーンがたまにある。おそらく、あなたは拷〇などをし慣れていることからそんなことは思わないだろうが。「数十分後、面白い展開になる」と言われた時には、もう十分なのだが…。と思っていながらも、その言葉をあまり信用していなかったのだが、物語が進んでいくとあなたの言っていたことが本当になり思わず感嘆の声をこぼしてしまいそうになる。なぜあなたにこの展開を読めたのかは分からないが、素直にその直感を褒めて。)
─── 本当かい?、、そう褒められると、ははっ、なんだか照れちゃうな。(貴方に褒められては冗談めかして楽しげに、笑いながらそう返し。)
想像力も、直感も、運でさえ、、全て実力のうちだからね。(彼にそれが備わっているのは、それが"必要"だったから、ただそれだけ。)
……………。(場面が切り替わっては、決して怖いわけでは無いのだが、、「怨念」系は正直、自分とかなり重なりヒヤッとするところがあるのであまり彼は得意ではないらしく。無意識に貴方の手をぎゅっと握っていて。)
……、、
(想像力、直感、運でさえ、それは実力のうちだと言うあなたにはどこか説得力があり、「えぇ」と頷いて。あなたがその立場まで登り詰めた過程では、そう零すほどの経験があるからだろう。場面が切り替わり、いわゆる怨念系のものに変われば、あなたの手が自身の手をぎゅ、と握る。なんとなく、そうしたくなる気持ちがわかる気がした。人の気持ちは素晴らしい。想い一つで大きなことを成し遂げられるし、他人を救うことさえ出来る。だが、それが恨みや憎しみに変わった瞬間が一番恐ろしいのだ。物語のように、怨念によって人が56されてしまうというのは、科学的根拠はないが実際に有り得てもおかしくない。大丈夫だ、とあなたよりも弱い自分があなたを慰めることは出来ないし、大丈夫だという確信はどこにもないため、ただ貴方の手を握り返して。)
あっははっ、、、俺もいつかはこうなりそうじゃないかい?いや…これじゃ100%済まないな。(あなたの手は、自分よりも小さくて少し力を入れると折れてしまいそうなのだが、何故かこれ以上に無いともいえるとても安心感を与えてくれて。一般人だと恐らく見るに堪えないようなグロシーンが流れているのだが、彼はと言うと、、"わ~っ"といった感じでケラケラ笑っていて。別に、これ以上のことを自分はやってるので俺ってこれ以上なんだぁ、、と現実を突きつけられてるだけなのだが)
まぁいっか。"お化けなんてないさ、お化けなんて嘘さ、ねぼけたひとが、見間違えたのさ"って、いうもんね?(それに…神様は優しいみたいだし。と、口には出さないものの心で唱え。神様は優しいというのは恐らく、貴方に出会うという最高の誕生日プレゼントを自分なんかにも届けてくれたからなのだろう。)
あなたは強いから大丈夫でしょう?
(この映画はもちろん怖いのだろうが、何より少し残酷なシーンが多いなと思いながら、そのシーンであなたはケラケラと笑っているのを見て本当に弱点がないな、と考えていて。怨念というのは、個人の強さや戦闘力の高さなどは関係ないだろうが、何を言っているんだとでもいいたげにあなたの強さに絶対的な信頼をおいていて。
えぇ、きっと平気です
(実際、世の中には心霊スポット、心霊現象などの動画が出回っているが必ずいるとも限らないし、かと言って絶対にいないとも言い切れない。だが、この裏の世界で生きていたら幽霊の怨念よりも生身の人間の方が何倍も怖いことを知っている。)
…………。あぁ、(本心なのかは不明だが、"強い" "切っても切り離せない必要な存在""価値がある"などとタンザナイトとしての彼は普段からケラケラ笑いながら自称していたりもする。が、いざ言われると少し照れてしまうらしい。とてもじゃないが、目が合わせられず、貴方から視線をそっと逸らしては小さく上記を返して。好きな女の子から言われているから尚更なのかもしれない。これでも彼は「初恋」、あまり耐性がある訳でも慣れている訳ではないのだ。目の前で流れているショッキングな映像と暗闇に感謝してもしきれないだろう。)
……渚紗ちゃんはさ、強くなりたいと思うかい?(小首を傾げては、不意に頭に浮かんだことをそのまま貴方に質問してみて。)
…はい、もちろんです
(あなたの目線が外れ、小さく返事をされるともしかしたら強いという言葉はあなたにとって不快だったか?と考えるも、あなたの表情から察するにそういう訳では無いことはなんとなくわかってきて。あなたと同様、テレビ画面に流れるショッキングな映像を眺めていれば「強くなりたいか」というあなたの質問が飛んでくる。数秒考えた後、「もちろん」という絶対的な言葉を使って頷く。今の自分の強さに不満がある訳ではないし、一生をかけて強さを追求するほど自分は強さに飢えているわけではいのだが、やはりこのままよりも強くなれる、と言うならなりたいものだ。実際、今朝あなたの組織の幹部に襲われた時もあなたが来てくれなかったら今どうなっていたか…。)
ですが、私がピンチのときにはあなたが助けてくれると信じています
(なんとも他人頼りだと、自分で言っていても思うのだが、本当にそう思ってしまったのだから仕方がない。困っていたとき、あなたは助けてくれると、ただの勘だけでそう言って。)
……うん、信じていいよ。俺、退屈はさせないからね。(にこりと笑みを浮かべては、そう答えになっていないような曖昧な返答を貴方にする。"強くなりたいか?"という質問に対して絶対的な意味を持つ強い言葉で返されては僅かに目を細め、静かにそれを胸に落とし受け入れて。)
……?、、、(先程からお世話になっている自分のスマホが音を立てて振動をしていて。手に取り、画面を確認しては気怠げに小さく息を吐いて。正直舌打ちがでそうになったのだが、そもそも人がいるところであまりしないものの、貴方の前では更に、治安の悪い要素を出来るだけ隠すのを徹底しているため勿論せず抑えて。)
……ごめんね、少し電話に出てくるよ。(と、貴方の頭にぽんぽんと軽く触れて撫でては申し訳無さそうに上記を伝え、その場を離れて。)
はい、わかりました
(あなたのスマホが音を立てて振動すると、その電話相手はどうやら仕事関係の者のようでどこか不満そうな表情をして優しく頭を撫で、この場を離れると伝えられる。それに頷くと、あなたの背中を見届けたあと、隣に誰もいない大きなソファに1人になるとなんだか寂しさを感じて。大人しく流れているホラー映画を眺めながらお菓子を食べて待っていて。)
(貴方と二人で映画鑑賞という至福の時間を中断せざるを得ない相手、今電話している相手は彼にとってもお偉いさん、上司辺りに当たる人物だと予想が出来る。だが、彼が電話相手と話す声はどうも気が抜けていて馴れ馴れしく、何処か発言一つ一つに嘘臭さが滲み出ている。触れてはいけないと心で秘めていたとしても、心惹かれ逃れられないような摩訶不思議な重い圧、神秘を纏い美しいものの、同時に隠しきれない哀愁と澱みが溶け込んでいる謎めいた、見る角度や光の加減で色が変わるという「多色性」を秘めたタンザナイトの瞳、胡散臭い笑みを引っさげているのが容易に想像出来てしまう。これが「タンザナイト」だ。初めて手を繋いだ時、自分で手を差し伸べたものの、触れた瞬間小さな感触に内心ギョッとしたが鼻歌を歌い出す程肌なじみがよかったのも、力いっぱい抱きしめられて、ぽかりと空いていた心の穴に、これ以上無い程の温かさが注ぎ込まれては"ぽかぽか"して、それが涙が溢れてしまいそうな程に心地よいと感じたのも、宝石の輝きに誰もが目を奪われるように、惹き付けられてしまうように、彼が一挙一動目離せないのも全て貴方だけ。)
─── はぁ~い♪ 分かりました。ん?あぁー、、いや__もしかして先輩、俺のこと気遣ってくれてるんですか?あっははっ、お優しいんですね。ほんと照れ屋だなぁ…最初からそう言ってくれればいいのに!……でも、今回は遠慮しとこうかなぁ。俺も、せっかくなら、、自分で選んでみたいと思ってね。(途中で完全にからかっているがこれは正常運転。断ったのには深い訳がある。任務とはいえ仮の彼女である貴方に、許可を取らなくてはならないと思ったのだ。電話が終わり、貴方の元へ戻っては"お話"があるといい。)
…お話、ですか?
(あなたが戻ってくれば、話がある、と言われその言葉を復唱し首を傾げる。昨夜、こちらの組織の皆と食事をしていた際にもお話があると言われ、あなたに襲われそうになったことを思い出す。その出来事もありあなたとの心の距離も少しは縮まったような気がするので、口に出してはあなたが自分を傷つけようとしたことを気にしてしまうだろうと思い、敢えて言わずに。それにしても、今回の”お話”というのはなんなのだろう。マイナスなことでなければいいが…と様々なケースを想像しながらあなたの返答をまっていて。)
そう、大切なお話。(貴方の瞳をしっかりと捉えては真剣さを滲ませながら話し始めて。)
…休職する前に俺、1つ大きな任務を受けることにしたんだ。__いや、きっと完全に休職は…一筋縄ではいかないうえ、不可能に近いんだろうが、、少しでもこの任務で口実を作れたらと思ってね。
───それでさ、今回の俺の任務なんだけど…(ふーと深く息を吐いては、何処か少し罰の悪そうな顔をして、貴方の瞳をしっかり捉えていたものの視線を斜め下に逸らし、困ったようにぽつぽつと言葉を紡ぎ始めて。詳細な事は別に言わなくていいかと貴方も理解出来るような言葉選びで軽く伝えようと思い。)
ざっくり言うと、舞踏会のような感じの場所に行って色々するんだけど、、、「恋人役」が必要らしく…同じ幹部の子から"いい女紹介するぞ"だとか提案されてさ、
/書き忘れてました。すいません、背後失礼します…!これ任務行くって言ってもらっても、止めてもらっても、そうですかと流してもらっても大丈夫です!(蹴り推奨)
…そうですか、私は構いません。恋人といっても、仮ですから
(どれほど真剣な話かと思えば、任務で女性と”恋人役”を演じるらしい。想像していた内容よりも衝撃的なことではなく、少し唖然としてしまいそうになる。実際、自分たちとの関係もいわば”仮の恋人関係”のようなものだろう。他の女性と似たような関係になったところで浮気だなんて思うことはない。自分たちは”仮”の関係だということを理解しているため、一線は引いているようで構わないと返答する。だが、理解していても、”仮”ということが自分で言っていても少し寂しくなる。どうせ”本物”にはなれないんだろう、と思うと”仮ですから”と言っている表情は少し寂しさが滲んでいて。)
………。(貴方の寂しげな表情を見ては胸がチクリと痛み、同時に自分で言ったものの「構わない」といった貴方に何故だか何とも言えない、為す術が無い、またもや人生でまだ経験したことの無い部類に入る、むず痒さを感じて、表情が僅かに歪みそうになった。)
───本当にいいのかい、本当に、?演技や嘘は得意だから、結構頑張っちゃうかもしれないし、、
(許可を取るための筈だった。貴方の「構わない」という言葉一つで満足だった筈なのに、不可抗力の衝動に駆られては上記を繰り返し聞いてしまう。まるで「よくない」と貴方に言われたいかのように、子供が駄々をこねるように上記を言う。驚く程に、訴えかける紫は子供のようなまっすぐな瞳だった。)
…っ…いや、です…
(本当にいいのか、とまるで自分の「構わない」という言葉はいらない、とでも言うように改めて言われ、頷こうとするもあなたの驚くほど真っ直ぐな「よくない」と言ってほしそうに訴える紫の瞳を見ると思わず俯いてしまう。ふるふると力なく首を振ったあと、嫌だと、他の女性となんて恋人に役でもなってほしくないと言う。任務だから、上司に言われたことだから仕方が無いのに、何故こんなにも我儘なことを言ってしまったのだろうと後悔しながらあなたの顔を見れないまま返答を待っていて。)
……!(その返答に声には出さないが、意図せずに口元を緩める。求めていたものを与えられた子供のような、心底嬉しそうで満足気な、無邪気な笑みだった。貴方が俯いていたから良かったものの、こんな顔を見られたら───と、危ういところだった。巻き込みたくないと強く思うが同時に、貴方以外を嘘でも口説きたくはない、恋人扱いはしたくないとも強く思ってしまうようになった。二つの想いが重なる中、貴方が片方を嫌だというなら勿論……彼が取る選択はただ一つ。)
……渚紗ちゃんはさ、"強くなりたい"って言ったよね。、、俺ならそれの、手助けをしてあげられるかもしれない。(思考を巡らせては一つ一つ慎重に、考え抜きながら言葉を紡ぐ。それは彼の都合のいいように、貴方に言い聞かせているようにも聞こえるかもしれない。)
_____恋人役として君を誘うよ。レイチェル、一緒に来ないかい?必ず、お金じゃなくても何でも…其方の組織の利益になる報酬を、タンザナイトの名において保証しよう。
(コードネームで呼んだその瞬間から、何かが瞬時に切り替わったのが赤子でも分かるだろう。貴方に上記を提案する彼は、心底楽しげに、悦に浸った笑みを浮かべていた。)
私がですか?あなたの上司にどうやって説明するのです?
(確かに、自分はあなたに強くなりたいと言ったが、強くなることとあなたの恋人役として舞踏会に行くことの関連性が見当たらない。もちろん、あなたの恋人役として舞踏会に行くのが嫌なわけではない。ただそれによってあなたの組織の立場や上司からの命令、など諸々のことが心配なのだ。裏社会では、上司の命令は絶対という暗黙の了解がある。あなたがどれだけ強くてもそれは変わらないことだ。)
…それに、私のわがままであなたに迷惑をかける訳にはいきません
(あなたなら、上司にお得意の嘘や巧みな話術でなんとか切り抜けられたとしても、そんなことは幹部の女性と行けばしなくて済むだろう。そう考えて。)
そういうのまで気にしてくれるんだね、(気遣いに温かみを感じるのと同時に、また「好き」という感情が溢れ出しそうになって。そういうところも嫌いじゃないらしい、むしろ好き。)
…任務を達成さえすればいいのさ。○○(組織名)、意外と自由なんだよねぇ。"結果重視"~っていうか、?(案外、彼の組織では幹部の権限は大きく、基本結果さえ残せばそれで良し、手段は問わない、「任せる」といったような方針らしい。)
俺、ボスのそういう所が好きなんだ。(どこか掴めないにっこりとした笑みを浮かべ上記を言い。)……それに、俺が嫌なの。君以外の子なんて興味無いし、嘘でも恋人役なんて御免かな。(と、いつの間にか子供のように駄々をこねていて。後に不貞腐れたような声のトーンで下記を言い。)
────知ってるかい?
同じ幹部の女の子に、俺がなんて呼ばれてるか。(ふーと深く息を吐いた後、あっさりとテンポよく言葉を紡いで。内容としては、胡散臭い、嘘臭い、顔だけの三大カ○(ヤニカ○、酒カ○、パチンカ○)、気狂い、などを上手く繋げた正真正銘の悪口で。恐らく彼女達は彼にだけでなく他の幹部にも例外無く酷いあだ名をつけているのだろう。)______癖野郎って呼ばれてるんだよ??……よくこんな悪口思いつくよねぇ、無駄に長いし。流石に食らったなぁ、、何より偏見が凄くてね。(お酒は程々、煙草は人の前では出来るだけ吸わないようにしているから程々、パチンコは指で数えられるくらいしか経験無し。)
渚紗ちゃんにも、俺ってそんな奴に見えるかい?(別に、彼女達からこう言われることは気にしていない。どんな風に思われようが関係無い、むしろ"ヤバい奴"という認識はとてもありがたかった。だが、上記を質問した後に、聞かなければ良かったと少し後悔して。自分は嘘が得意な分、他人の嘘にも敏感だ。恐らく、貴方なら気を使ってそんなことは無いと表面上は言ってくれるだろうが、あくまで"表面上"だ。本当にどう思ってるかまで漠然だが分かってしまう。"どんな風に思われてもいい"というのも、貴方からというなら話は別。そんな風に思われてたら…と考えるだけでも恐ろしく。)
…そういうことなら……
(大きな組織なだけ、過程ではなく”結果主義”という点には何故か納得してしまう。「自分以外の人と役でも恋人になんてなりたくない」という言葉を聞けば、それが心に染み渡り嬉しい気持ちが身体を満たしていき。恋人役になるはずだった幹部の女性は、あなたのことを散々な悪口を上手くまとめた酷いあだ名で呼んでいることを知れば、「酷い!!」と起こる気にもならないほどあなたが可哀想で。哀れんでいるわけではない、ただあだ名の衝撃が強すぎて引いているのだ。そんな女性と一緒に行くあなたも、そう呼んでいる女性も得をしないと思い、そう言うことなら、と頷いて。)
いいえ、全く…。でも、あなたの良さを知っているのは私だけでいいのです
(あだ名様な人物に見えるか、と聞かれると嘘をつくことなく正直に言い、首を振る。あなたは最初から自分に優しかった。そんなことを思うわけが無いだろう。そんなあだ名が付いていても、あなたの良さや優しさは自分だけのものが良くて、そんなことを言って。)
──────ありがとう、(貴方のそのまっすぐな瞳を見てはすぐに分かった、"嘘じゃない"ということが。自分は、それがどれ程に嬉しかったんだろうか。数字で表すと天文学的な数になるんだろう。驚いたように少しだけ目を見開いた後、「照れる」という己の感情に困ったように視線を斜め下に逸らした後、ほんの少しだけ頬に赤みをさしながら、貴方の目をしっかりと捉えては、心底嬉しそうに自然な笑みを浮かべては心からの感謝を伝えて。)
……なら、朝は早いし__今日はもう寝る準備をして、早く寝た方がいいかもね。(なんと、任務は明日の夜らしく。事前準備の為に今日は早く寝て、明日は早起きし、準備も打ち合わせも詳しい内容も、明日話したいと彼は言い。)(「うーん」と小さく唸りながら、顎に指先を添えて、考える動作をし。)
今日はこのままお泊まりして、一緒に寝る?それとも、お家まで送ろうか。どーします?お嬢さん、(と悪戯っぽい笑みを浮かべながら、口調を変えて、明らかにからかいながらそう聞いて。)
わかりました。…では、今日はご一緒させてもらいます
(今日は早く寝て明日に備えた方がいい、と言われると頷いて。明らかにこちらをからかうように悪戯な笑みを浮かべながら、今日は泊まるか家に帰るかと聞かれると、明日合流するのも面倒だというのと、もちろんあなたと一緒に寝てみたいという理由で泊まりたいと言って。)
…あの、お風呂をお借りしてもいいですか?
(このまま寝るような流れになっていたが、あなたも自分もお風呂に入っていないし、歯も磨いていないことを思い出す。やはり16歳ということもあり、組織ではきちんとした年齢に見合った時間帯の生活を送っているらしい。人の家に泊まり込んで此方からお願いするのは気が引けるが、清潔な体を保ちたいのかそう聞いてみて。)
本当に、渚紗ちゃんって肝が据わってるよねぇ…あぁ、勿論だとも。(恥ずかしがってお家に帰ると言うと予想していたのだが、まさかのこの家にお泊まりしていくらしい。勇気というか度胸というか、色々素直に感心させられて。その一方で、悪い気はしないが嬉しいような、心配が勝つような、、境界線を彷徨っており、彼は今かなり複雑な気持ちで。)
……どっちがいいかな?俺が先に入るか、渚紗ちゃんが先に入るのか、、────というか、お洋服は取りに1度帰った方がいいよね。(貴方が入ったお湯に、自分が入るという事実が貴方にとって気持ち悪いんじゃないか、でも自分が入ったお湯に貴方が入らなければならないのはもっと貴方にとって気持ち悪いんじゃないか、と葛藤の末、最善の選択を判断しかねて上記を尋ねて。数分、数時間も経てば、パジャマ姿の貴方が見られると思うと内心何故か涙が溢れてきそうで。正直もう4んでもいい。人生に悔いなし。)
私はどちらでも…入れさせてもらう側ですから。…適当なTシャツとズボンを貸していただけるなら、帰る手間も省けるのですが…
(肝が座っている…というよりかはあなたには酷いことをされないとわかっているからこのような油断しているような態度をとってしまうのだ。どっちから先に入るのか、と聞かれると一番困るであろう「どちらでもいい」という返答をする。実際にどちらでも構わないし、自分はお風呂を貸してもらう側のためそんなことまで決める権利は無いと思っていて。お洋服を取りに行かなければいけないね、と言われると確かにそうか…と服を取りに行こうと思うが、ここから組織までは遠いためどちらかの能力を使うことになるだろう。これもまた自身の我儘なのだが、もう使わないようなTシャツとズボンを貸して欲しい、と言ってみる。)
…そうかい、、じゃあ先に入ってもらおうかな。(邪心は無い、というかあったとしても消せばいい。そんな事実はなかったんだと、いつも通り入ればいいだけだ。貴方には1番綺麗な湯船に浸かって欲しいと思っただけ。そう、それだけ。)
────え??????それってつまり…(「彼シャツってやつじゃないの?」と、声には出さなかったものの、SNSで見たことのある、聞いたことのあるような単語が頭を過ぎり。貴方のパジャマ姿を見れないのは残念だが、そう焦る必要もない。1年もあればきっと、必ずまた見れる機会が何処かで訪れるだろう。それ以上に、自分の服を着た貴方を想像するだけで、もう既にきゅん4。くらくら中毒、ぶっ倒れそうになり。彼にとってパジャマ姿とはまた違った良さと萌、浪漫があるのだろう。勿論、何とか心で留めて踏み止まり倒れないようにはしたらしいが。)
ん、、着いておいで。(調子を取り戻しては、そう声を掛けて立ち上がり、先々は行かず、あくまでゆっくりと歩いてクローゼットまで案内して。「んー、」と軽く唸りながらも、貴方が寝るのに良さそうなTシャツとズボンを真剣に一つ一つ見極めては厳選し。)
……かなりぶかぶかだとは思うんだけど、、こんなのでもいいかな、?(厳選して最終的に選ばれたTシャツとズボン、セットで手に取っては貴方に見せ、そう尋ねてみて。)
わかりました、ではお先に入らせていただきますね
(自分に綺麗なお湯のお風呂に入って欲しいという思いやりからだろうか、自分から先に入ることになれば頷いて。物が少ないこともあり、この家の中はとても綺麗なためお風呂も綺麗なんだろうなぁ、と思いながらクローゼットまで案内され大人しくついて行く。)
ありがとうございます、洗って返します。…お風呂の場所を教えていただけますか?
(あなたによって厳選されたTシャツとズボンのセットを受けてると、それらはシンプルなデザインで伸びもよく寝やすそうなものであなたの気遣いに心が暖かくなって。ぶかぶかなのは当たり前だ。自分とあなたでは身長差が30cmほどあるし、肩幅や骨格も違う。洗って返す、となんとも律儀なことを言いながらお風呂の場所を教えてほしいと言って。扉がいくつもあって、どれがどの部屋なのか全く把握していないため、あなたがいなければ部屋を間違えてしまうだろう。)
あぁ、(律儀だなー、可愛い。とか思いながらもまた歩き始めて。何しても彼にとっては可愛いんだと思われる。彼の家は田舎に、わざわざ仕事場からもかなり離れた場所に建てられてるため(めんどくさいから住みやすい都会が良かった)かなり広いので移動距離もそれなりで。途中に洒落た絵画が飾られていたりもして、(任務でオークションとか潜入したりして雰囲気を楽しむために雑に落としただけ)、そこまででは無いが、雰囲気的にはもはや邸宅という表現の方がしっくりくるかもしれない。勿論自分で土地ごと買ったのは買ったけど、買おうと思った訳じゃない。唯一自分からお金を奪ってくれる存在。そこだけは虚しさを少し削ぎ落としてくれるので感謝している。)
はい、とうちゃーく♪ ここがお風呂だよ。ドライヤーとかシャンプーとかリンスとか、、ここにある物ならなんでも、好きに使っていいからね。あ、あとこれ、入浴剤。疲労回復効果があるんだけど…入れてもいいかな?
(脱衣所の更に奥、扉を開いた先は黒を基調としたまたしても大きい訳じゃないが高級感溢れる浴室で。あまり思い入れがないが、景色だけはかなりお気に入りで。)
もちろんです、ありがとうございます
(お風呂がある場所に行く途中には、お洒落な絵画が飾られており、それがこの家をより引き立てているようで印象的だ。広く、一人で来たら間違いなく迷ってしまうだろうし、扉が全て同じようなデザインのため、どれがお風呂の扉なのかもさっぱりだ。目的地であった風呂場まで着くと、黒を基調とした高級感溢れる浴室で景色がよく見えるようになっている。まるでホテルのようだな、と思いながら疲労回復効果のある入浴剤を入れるか、と聞かれると頷いて。)
(貴方から許可が取れると入浴剤を投げ入れて)
…どういたしまして。はははっ、これくらいお安い御用さ。何かあったらいつでも____ 、、、、(1人で住んでるので使用した事が無く、浴室の呼び出しボタンの正式名称ってなんなんだろう、なんて杞憂にすぎないことを真剣に彼は考えていて。)
この呼び出しボタンを押して俺のことを呼んでね。(結果、そのままの意味の言葉が出てきて。頑張って考えたけど 思いつかなかったらしい。)
────それじゃあ、こちらのことは気にせずに、心ゆくまでごゆっくりどーぞ。ほんとにそれ凄いから、、入浴剤の疲労回復効果、骨の髄まで堪能しておくれよ。(にこりと普段通りの笑みを浮かべては軽く手を振りその場から去って。)
(貴方から許可が取れると入浴剤を投げ入れて)
…どういたしまして。はははっ、これくらいお安い御用さ。何かあったらいつでも____ 、、、、(1人で住んでるので使用した事が無く、浴室の呼び出しボタンの正式名称ってなんなんだろう、なんて杞憂にすぎないことを真剣に彼は考えていて。)
この呼び出しボタンを押して俺のことを呼んでね。(結果、そのままの意味の言葉が出てきて。頑張って考えたけど 思いつかなかったらしい。)
ほんとにそれ(入浴剤)凄いからさ、、誰かとこの感動を分かち合いたかったんだよね。入浴剤の疲労回復効果、骨の髄まで堪能して、俺に感想聞かせてくれよ。
────それじゃあ、この辺で失礼するから、、こちらのことは気にせずに、心ゆくまでごゆっくりどーぞ。(にこりと普段通りの笑みを浮かべては軽く手を振りその場から去って。)
ありがとうございます
(あなたがこの場から居なくなると、早速服を脱ぎシャワーを浴び、シャンプーで頭を洗い流し…といつも通りの順番で終えていけば、最後に湯に浸かり。疲労が溜まっていた身体にお湯の温かさが染みて思わず声が漏れそうになるほどだ。それと共に入浴剤の香りが鼻孔をくすぐり、溜まっていた疲労が身体をぬけていくのが分かる。あなたの言う通り、まだ少ししか浸かっていないが入浴剤の効果はすごいものだと実感していて。逆上せないように5分ほど浸かると、お風呂を終えて。置いてあったタオルで体や髪の水分を吸い取れば、あなたが用意してくれたTシャツとズボンを履く。分かっていたが、想像していたよりもぶかぶかでズボンは丈が有り得ないほど長く、Tシャツは肩幅や骨格が違うため肩の部分がずれ落ちそうになる。ズボンの方は裾を何回も折って調整する。髪は短いし、今日くらいドライヤーをしなくても大丈夫だろうと思いタオルと自然乾燥だけで乾かそうと決めて。記憶を辿りながらリビングまで戻れば、ソファに腰掛けているあなたに声をかける。)
────上がりました。あの入浴剤、すごいですね。体が少し軽くなったような気がします
(とお風呂の温かさにより火照り赤くなった頬や濡れた髪、ぶかぶかなあなたの服を着ている姿をお披露目(?)するような形で入浴剤の感想を伝える。)
(今日は本当に何も無いオフの日ということで、貴方も居なくなってしまってはまた1人、暇になってしまった。スマホでSNSを見たり、テレビを眺めていたりもしたが、今は中途半端な時間でいいのも無くて飽きてきてしまったのか辞めにして。深く息を吐いた後、ゆったりとソファに体を預けては、気怠げにボーっと、無意識にタバコを吸い始めて。貴方が来ているというのに、いつもの悪い癖だ。その瞳には、底が知れない蕩ける様な闇を含んでいるようにも見えるだろう。普段騒ぐ分落差が激しく、一人の時は大体こんな感じになってしまうらしい。貴方といる時を知ってしまったからこそ、尚更なのかもしれない。)
!?……………っ、、、(だが、そんな闇をも全て浄化するのが貴方である。そちらに目を見遣った瞬間、ポロりと煙草を落としては完全に釘付けになり言葉も出てこず彼は固まってしまって。)
落としましたよ……、、あの、なにか変でしょうか?
(扉を開けた時に煙草の匂いがしていたため何となくわかっていたが、予想通りあなたは煙草を吸っていて。あなたがこちらを向いたかと思えば、その煙草をポロッと落とし、家が燃えてしまうだろうと思いながらそれを拾い上げてあなたに渡そうとする。だが、あなたは石のようにこちらを見たまま固まってしまい。やはり服がぶかぶかすぎて不自然だろうか、と思いながらもあまりにも長い時間見てくるため恥ずかしさと気まずさで視線を少しばかり泳がせながらこちらを見てくる意図を聞く。)
……………。
(考える前に体が勝手に動いていた。タンザナイトは、冷静を象徴する宝石ではなかったんだろうか?ボスの目に狂いは無いはず。こんな事は初めてだ。"まだ知らない"複雑な感情が交差する中、同時に本能的に、未知に興奮し、心まで踊っているのが分かる。少し力を入れると折れてしまいそうな細い手首の感触に内心ギョッとしながらも、出来るだけ優しく、それでも逃すまいという明確な意思が感じられる程の力で掴み、グイっと引っ張っては体勢を崩させ、此方に倒れ込んでくるよう仕向けてみせる。そして、そのまま流れるように無言でぎゅっと貴方を抱き締めて。)
わ、っ…。どうしましたか?具合が良くありませんか?
(あなたに手首をグイッと引っ張られると、当然だがあなたの方に倒れ込むような形になる。そのまま倒れた体をあなたによって抱き締められると、先程から一言も発さないためどこか痛かったり体が優れなかったりするのかと思いそんなことを聞いてみる。同じシャンプーやリンスを使っているせいか、それともあなたの服を来ているせいか自分からあなたの匂いが少し違和感を覚えながらも嫌な訳ではなく、むしろ心地がいい。抱きしめられるのは好きだ。もちろんあなた限定だが。なんだか守られているような、包み込まれているような気がする。こちらも抱き締め返しながら、話してくれないのが新鮮で、こちらも話すタイプでは無いため少し困惑しながら甘えるようにあなたの胸板にすりすりと赤くなった頬を擦り寄せる。)
────いいや?確かに、心臓がドキドキはしてるけど、、きっとこれは"恋の病"ってやつだから、気にしないで。("具合が悪いのか"と貴方から心配してもらっては、胸がぽかぽかするのを確かに感じながら、冗談っぽく聞こえるが恐らく事実をそのまま伝えて。実は隠してはいるものの、今日使った分の能力の代償が丁度今降り掛かってきているのもあり貴方のその勘は正しいと言える。少しゾッとしてしまった。いつかは自分を構成する嘘も何もかも、貴方に自分の全てを見抜かれてしまいそうで。)
(自分の服を着た貴方を上から下まで改めて眺めては、自然と口角を緩め。"俺、男のロマン叶えちゃった、、オニキスちゃんにもはーなそっと"なんて案外呑気に唯一の友人に貴方とのことを話そうと考えながら、言葉を紡ぎ始めて。)
うん、、可愛いね、凄く似合ってる。
……あーあ、渚紗ちゃんのこと、俺が全部独り占めできたらいいのに。(相変わらず何を考えているか分からない、だが確かに熱を帯びたその瞳で貴方を捉えては、上記をいつもよりワントーン低い声で無意識に呟いていて。非常にまずい。)
ありがとうございます、……独り占め、できてますよ
(”恋の病”…自分とあなたは契約で恋人として結ばれているだけなのに、と思いながらもそう言ってくれるのは嫌ではないため口には出さないで。今日使った分の能力の代償が今あなたの身に降り掛かっている、とはもちろん知らずに、ただあなたが一言も発さなかったため体調が優れていないのかと思っただけだ。あなたの服を着た自分を上から下までじっくり見られ、可愛い、すごく似合っていると言われると少し恥ずかしさを感じながら感謝の言葉を口にする。普段よりワントーン低い声で自分を独り占めしたい、と呟いたのが聞こえれば、少し間を空けたあとあなたに抱きついたまま合っていた視線を逸らし、恥ずかしさなのか、まだお風呂の熱が抜けていないからなのか分からないが、頬を赤く染めたまま上記の言葉をポソッとつぶやく。)
……あっははっ、渚紗ちゃんはピュアだね。澱みのない綺麗な海みたいに透き通ってるのは、、目だけじゃないみたいだ。
("ピュア"というのは皮肉っている訳では無い。彼にとっては心からの褒め言葉だ。しっかりしているのに、案外年相応で可愛らしい、貴方のそういうところが大好きで。彼は激重タイプ、恋したら厄介系の男なため、貴方の想像している何倍も深いんだろう。独り占めの基準がまず狂っているのだ。)
俺の言ってる独り占めの意味…いずれはお嬢ちゃんにもちゃんと教えてあげなきゃね。__まぁいっか。そう焦らずとも、お利口なお嬢ちゃんならすぐにでも、、俺のことなんて見抜いてしまうだろうしな。
(愉しげに上記を言いながらも、困ったように笑う。これも授業。まだ貴方を独占できていないと彼はいう。貴方の全てを独り占めする上で邪魔な存在、やはり───。と、実に愚かで邪心だと理解していながらも、虚ろに彼らの姿が思い浮かぶ。貴方の組織の人達には明日にでも、任務の件もあるわけだし挨拶に行かないとなと改めて思って。)
…見抜く、とは…?
(海に似た瞳のように透き通っていてピュアだ、と言われると少し子供扱いされたような気もするが、まぁいいだろう。あなたの言う”独り占め”と自分の思う独り占めは何が違うのだろう。いずれは教えるとあなたは言うが、本当だろうか。聞いても上手くかわされる未来が見えるのだが…。あなたが想像している自分を独り占めするために”邪魔な存在”を思い浮かべている、なんてことは微塵も知らずにあなたが言った「俺のことを見抜く」とかなんなのだろうか。自分はあなたのことを見抜いたことは一度もない、と思っていて。どうやら彼女はあなたが欲しがっていた”人からの暖かさ”などをあげていたのは無意識だったらしい。あなたの感情が表情や行動に出ているならまだしも、そうでなければあなたの感情は全く予測できないと思っていて。)
………渚紗ちゃんは、まだ知らなくていい。
(今教えてあげてないのは間違いなく自分なのだが、宥めるようにして貴方の頭をよしよしとゆっくり、優しく撫でていて。)
さてと、お風呂に入って綺麗になった渚紗ちゃんを俺が汚したら大変だからね。俺もそろそろお風呂入ってこよっかなぁ、
_____ん?(そろそろお風呂に入ってこうかな、と貴方に声をかけたのだが、一点気になることがあり。美しい白銀色のその髪にそっと触れては見たら分かるのだが確信して、あることに彼は気づいてしまったらしく。普段の艶と頭を撫でる際に触れた時など、サラサラ具合で貴方が髪をちゃんと手入れしているのは流石に分かるので、"此方を気遣ってくれたのだろうか"と頭に過ぎり。それなら…と、貴方を抱えたまま脱衣所へと足を運び。脱衣所へ着くとそっと降ろすと同時に椅子に座らせて。)
ぇ、ちょっと…っ
(やはり言葉の真相を教えてくれないあなたに「もう…」と少し拗ねるような声を漏らして。そろそろお風呂に入ってこようかな、と零すあなたに頷くとあなたを待っている間、何をしようかということも同時に考えていて。だが、頭を撫でた際に自分の髪をまだ乾かしていないということに気が付いたのか自分を抱き上げると脱衣所へ連れて行かれ。椅子に座らせられるとあなたの方を見て。)
あの、一日くらい髪を乾かさなくても大丈夫ですから…
(とここに連れてきた意図を完全に汲み取っていて上記のことをあなたに伝える。)
えー、そんな釣れないことこと言わずにさぁ、せっかくだから使ってってよ、無駄に高いドライヤー。(貴方から「大丈夫」と返されては、少し気怠げで、子供ほどの無邪気さ、元気、やる気は全く感じられないものの、まるで子供がお菓子を買って欲しいと駄々をこねるように、上記を貴方に訴えかけて。同時に気怠げではあるものの、確かにその紫の瞳は、何か大きな野望を秘めていて。)
俺、世界の最先端技術の感動を、誰かと分かち合いたかったんだよねー!(続いて、突然規模が大きくなった。心にもなさそうな嘘くさい言葉を平然とにこにこと彼は語り。そして、彼の真の目的、本題へ移ることとし。)
……ねぇ、渚紗ちゃんの髪、俺が乾かしたらダメ?
…構いませんよ
(あなたが持っているそのドライヤーも、どうやらいい値段がするらしい。あなたの瞳はなんだか大きな野望が住んでいる気がして、”もしかして自分の髪を乾かしたいのか?”と思いながら「自分の髪をあなたが乾かすのはダメなのか」と聞かれると、断ったらまるであなたによって髪を乾かされるのが嫌、みたいになってしまうではないかと思い。別に嫌な訳では無いが、一日くらいサボってもいいだろうと考えていただけだ。人の髪を乾かすのは楽しいことなんだろうか、と疑問に思いながら、そんな頼まれ方をされてしまえば頷く以外に選択肢はなく。)
本当かい?!ありがとう。それじゃあ…ちょっと失礼。
(「わ~い!」と子供のようにきゃっきゃはしゃいでいたが、スっといつ間にか雰囲気が切り替わっていて、穏やかな笑みを浮かべ上記を述べては早速作業に取り掛かって。乾かす前に、フローラルな甘さの中にハーバルで爽やかな風を感じる、優しく包み込んでくれるような"ラベンダー"の香り付きのヘアオイルを貴方の髪に使用した後、ドライヤーで根元から髪を乾かし始めて。手慣れているのか、髪は撫でるように優しく触り、乾かす順番、当てる秒感覚も熱が刺激を与えない程度で微調整も完璧。まるで、過去に彼女でもいたんじゃないかと思う程に彼は手際良くこなしてみせて。ラベンダーの香りのものを使ったのは単純に一番思い入れが深く、好みの香りだから。)
渚紗ちゃんの髪は綺麗でサラサラだねぇ、、見惚れてしまいそうになるよ。少し触っただけでスルスル解けてくんだな……
いえ、人並みですよ
(優しく甘い花の中に清涼感や爽やかさのある香りの正体は、どうやらラベンダーの香りのヘアオイルらしい。その香りにどこか心が安らぐのを感じながら、慣れた手つきで髪を乾かし始めるあなたにまるで美容師にされているみたいだと思って。自分の髪はサラサラで綺麗だ、とあなたに褒められると人並みだと首を振る。たしかに普段から髪の手入れは怠らないが、それは外見の清潔感を保つためだ。いくらマフィアで血で汚れているとしても、外見だけは一般の少女のように維持したい。だが、その普段の手入れによってあなたに褒められるなら、これからは”あなたに褒めてもらうため”という目的でヘアケアをすることにしようか。)
─────そうかい?ここまで綺麗に手入れされてるのはなかなか見ないんだけどな、、(なんて、本心から不思議そうに自然と貴方への褒め言葉を呟きつつ、)……お疲れ様。乾かし終わったよ。(優しくぽんぽんと貴方の頭に触れ撫でては、乾かし終えたことを伝えて。)
わぁ~、凄い、、"天使の輪"ってやつだね。こんなに綺麗なのは初めて見たかも。
(と、貴方の髪の表面に見事に現れている、輪っか状の眩い輝きに感嘆の声を上げて。)
俺以外にも毎日これも見せてると思うと…はははっ、、(口には出し切らなかったものの、同時に衝動に駆られるかのように澱んだドス黒いやるせない感情が込み上げきて。心だけでなくそのタンザナイトの瞳にもそれは現れているらしく。)
そうですか?ありがとうございます…
(髪がどちらかといえば短いため、すぐに乾き終わるとドライヤーの音や熱が止まり、少し髪に触れてみると、美容室終わりのように髪がさらさらしていて、艶も増した気がする。やはり高いドライヤーのおかげだろうか、それともヘアオイルか?なんて考えていれば、髪の表面に所謂”天使の輪”というものが現れていて。それに此方も感嘆の声を漏らすと、あなたは自分の綺麗な”天使の輪”を他の人にも見せてしまっているということに嫉妬していることを察知し。)
──海斗さん
(髪を見せない、わざと髪の質を落とす、ということもできないため、自分に出来ることはなにもない。ということは、あなたの嫉妬を止めることもできないということだ。では、自分にすることは1つしかないと思い椅子から立ち上がると両手を広げあなたの名前を呼ぶ。)
…………!
っ、、、ありがとう、気を使わせちゃってごめんね。こんなんでヤキモチ、嫉妬とか…おかしいよな、普通。気持ち悪いし、、
(一瞬彼は嬉しそうな顔をした、しかし…それは刹那に過ぎ去ってしまった。気を使って両手を広げ「海斗さん」と貴方に名前を呼ばれては正気に戻り、そう流石に貴方が大怪我を負わせられた時よりかはマシだがそれに続くともいえる澱みが溶け込んだ瞳で自傷気味にぽつりと呟いて。何か"トラウマ"でもあるのだろうか、頭の中で今の貴方が誰かと重なりフラッシュバックが起きたのかもしれない。というか貴方があそこまで傷つけられたのは彼の中でトラウマを超えていたらしい。「嫉妬」という感情はあまりこれまでも抱いたことが無いため、それ以外の何か強い感情がそれと重なったのかもしれない。普段は自分から距離を詰めるのに、逆に詰められると後退りしてしまう。大切な人に拒絶される耐え難い痛みを知っているのだとしたら、これは自分を守る為の弱気だろう。)
────俺は、お風呂に入るから…渚紗ちゃんも明日は早いし、こっちのことは気にせずにもう寝ててもいいからね。(そう、なんとか平常運転を取り戻そうとして無理やり笑みを浮かべてはそう告げて。)
…………!
っ、、、ありがとう、気を使わせちゃってごめんね。こんなんでヤキモチ、嫉妬とか…おかしいよな、普通。気持ち悪いし、、
(一瞬彼は嬉しそうな顔をした、しかし…それは刹那に過ぎ去ってしまった。いつもの余裕そうな表情も消えて、焦っているようにも見えるかもしれない。気を使って両手を広げ「海斗さん」と貴方に名前を呼ばれては正気に戻り、そう流石に貴方が大怪我を負わせられた時よりかはマシだがそれに続くともいえる澱みが溶け込んだ瞳で自傷気味にぽつりと呟いて。何か"トラウマ"でもあるのだろうか、頭の中で今の貴方が誰かと重なりフラッシュバックが起きたのかもしれない。というか貴方があそこまで傷つけられたのは彼の中でトラウマを超えていたらしい。「嫉妬」という感情はあまりこれまでも抱いたことが無いため、それ以外の何か強い感情がそれと重なったのかもしれない。普段は自分から距離を詰めるのに、逆に詰められると後退りしてしまう。大切な人に拒絶される耐え難い痛みを知っているのだとしたら、これは自分を守る為の弱気だろう。)
────俺は、お風呂に入るから…渚紗ちゃんも明日は早いし、こっちのことは気にせずにもう寝ててもいいからね。(そう、なんとか平常運転を取り戻そうとして無理やり笑みを浮かべてはそう告げて。だが、細かい手の震えまでは上手く隠すことは出来ず。)
…?ハグ、しないのですか?
(あなたは自分に気を使わせてしまっている、というがこのような行動をしているのは気遣いではなく、あなたを苦しめているその感情を少しでも軽減できたらなという願望だ。それに、ハグはストレスの3分の1を解消できるらしい。普段仕事で忙しいであろうあなたは人よりもストレスを溜め込んでいるだろう。腕を広げたら飛び付いてくる、と思っていたのだが逆効果だったようで自虐気味に先程嫉妬やヤキモチを焼いていたことを気持ち悪いよな、と言う。もちろん気持ち悪くなんてない。逆に自分なんかに嫉妬してくれるのは嬉しいまである。(だからといってわざと嫉妬させるようなことはしないが)そんなことより、こちらが腕を広げて待っているのに抱きつかないのか?と抱きつくのが当然かのように首を傾げて聞いてみる。細かく震えている手、無理やり口角を上げているあなたをそのまま放っておくわけがないじゃないか。)
俺は風呂に_____
いいやごめんね、やっぱ無理だわ。ハグしたい、(そう返すと体から、もはや余計な力が抜け落ちていくのを感じながら、ぎゅっと貴方に抱きついていて。トラウマに、彼の中の渚紗ちゃんのことが好き好きパワーが、"愛と欲望"がなんと勝ってしまった。「やばいなー、これ。またまた~、、どうせこれも嘘なんでしょ?」なんて心の中でぽつりとツッコミを入れ呟きつつ、心の奥底では血の気が引いていて。自分で言うのもどうかと思うが、かなり色んな事を過去含めて拗らせているタイプの人間だと思う。普通こういうのってハグせずに距離をとったり拒絶してしまったりするんじゃないだろうか。俺は風呂に、までは良かったじゃないか。"いいやごめんね、やっぱ無理だわ。ハグしたい"??????
本人がこの発言とその後の行動に間違いなく一番引いていて。)
ん…最初からそうしていればよかったのです
(俺は風呂に…と言われると、不服そうな表情を一瞬見せたもののその後にすぐハグをしたい、と言われると少し表情が普段よりも明るくなったのはあなたなら見てすぐに分かるだろう。あなたにハグをされると満足気に上記の言葉を伝えると、あなたの体温、匂い、感触を身体全てで感じ取り、受け止めていて。)
海斗さん、私はあなたに嫉妬されることに気持ち悪いとも、可笑しいとも思いませんよ
(先程までは触れていなかったが、あなたが言った「ヤキモチや嫉妬はおかしいし、気持ち悪いよな」という言葉について否定する。嘘ではない、本心だ。あなたと話している時は強がり以外に嘘をついたことなんて一度も(恐らく)ないだろう。それくらい、あなたには自分でも驚くほどつい本音を呟いてしまうし、我儘を言ってしまう。「カフェで言ったでしょう、嫉妬も感情も隠さないで欲しいと。…約束、破らないでください」と少し怒っているような、不満そうな表情で頬を膨らませるとあなたをじっと見て。)
……渚紗ちゃんって、怒ってる時ですら可愛いんだな。
("ハグしたい"と我儘を言うと、幼気がまだ残るお人形さんのように整った可愛らしい顔が、僅かではあるものの"ぱああっと"明るくなった気がした。満足気に「最初からそうしていればよかったのです」なんて言われては、"ずっきゅーん"と自分の心が撃ち抜かれたのを彼は感じて。それと同時に、"これで人との関わりが少ない未成年の女の子だとか信じられない"と、思わず腰を抜かしてしまいそうなくらいには驚愕し。"魔性"という言葉を当てはめてみても違和感すら感じ無くて。)
(不満気な表情をして頬を膨らませ、こちらをじっと見てくる何ともまぁ愛くるしい貴方を見ては、「これ無料?????ファンサービスってやつかな。熱すぎない?」なんドルオタ思考にいつ間にかなりかけていたりもして。流石にこれは心の奥底に閉まっておいたが、ずーっと眺めている内にある可愛らしい動物と貴方がぴたりと重なっていき。ちょっとした好奇心から、リスのように膨らまされている頬にそっと優しく触れてみては、興味深そうに、可愛らしい動物を愛でているような優しい笑みをふっと浮かべ、そのまま下記を伝えて。)
──────ぷにぷにしてる、、リスみたいだね、
ちょ、っ…話を聞いてください…!
(表情を一つ変えるだけであなたが心の中でアイドルオタク気質と化しているなんてことは微塵も知らずに、呑気にあなたが抱き締めてくれたことを嬉しく思っていて。自分が頬を膨らませていることで、その姿をリスと重ねたのか、膨らんでいる頬に優しく触れられながら「リスのようだ」と言われると「怒っている時ですら可愛い」と言っていたこともあり、自分の話を全く聞いていないあなたの様子にまたもや怒ったような表情をする。普段表情を動かさない分、感情を行動で示すことが多いため、このように頬を膨らませるのだ。怒ったような表情する、ということは頬を膨らませるということなので、これに再びあなたが「リスのようにかわいい」なんて言うものなら、負(?)の連鎖だろう。)
っ…はははっ___まあまあ、、そう焦らないで?お嬢ちゃん。こういうのはね、ちょっとずつちょっとずつ…日進月歩ってやつなのさ。確かさ、オニキスちゃんも言ってたんだよ。
(貴方が可愛すぎてもはや笑えてきた、というか笑った。話を聞き流し誤魔化している自分に、またもや怒る貴方にこういうの(恐らく、心の内を全て明かすこと、隠せなくなってくることetc...の事を特定の物では無く、諸々彼は言っているのだろう。)は焦らずとも少しずつ少しづつ、自然となっていく(べき)ものなのだと話し。友人であるオニキスにも、タンザナイトの距離の詰め方が異常だった時に、かなり言葉を彼らしく改変しているが同じような事を言われたらしく。)
……致死量の幸せをどうもありがとう。渚紗ちゃんの目の前で俺が無様にキュン4してしまう前に風呂に入ってリセットしてくることにするよ。渚紗ちゃんは寝ててもいいからね。ゆっくりおやすみ、(そのまま流れるように軽々と再び抱っこしては貴方を寝室まで運び優しくベットに降ろして上記を伝えて。別に嘘は一言も発していない。事実である。)
はい…、、?おやすみなさい
(「キュン4」という最近の若者が使うような言葉をあなたが使うのはどうも違和感を覚えてしまう。もちろんあなたも若者の部類に入るのだが、どうも流行語を使われるのは慣れない。周り(組織)に自分と同年代の人がいないからだろうか。なんて思っていれば流れるように抱き上げられ、そのままベッドに優しく下ろされてしまえばあなたはお風呂に入るようで、その間に寝てしまっても構わないと言われる。おやすみ、という言葉をこちらも返すとあなたがいない時間が再びやってきて。前までは一人でいる時間の方が好きだったのに、今はあなたがいない静かな空間が違和感でしかない。疲れているはずなのに寝付けそうにないため、リビングにあるスマホを手に取ると、寝室へ戻りベッドに座り下半身に毛布をかけるとそのまま膝を折り曲げ、身体を小さく丸めながら、カフェの情報収集などをしてあなたが帰ってくるのを待っていて。)
(寝室から離れては抑えていた一人では、とてもじゃないが抱え込みきれない程の想いが自分諸共爆発しそうになりすぐに友人に電話でhelpを求めて。数分後_____)
そうなんだよ!俺、男のロマン叶えちゃったんだよねぇ~、、レイちゃんったらさ、正直顔はドタイプだし、性格も4ぬ程いいし、人の命をいとも簡単に奪えちゃうくらいに一つ一つの動作仕草表情…もう全部可愛くて本当に4(以下省略)
─────風呂入りながら携帯か…絶対落とすなよ。はいはい、良かったな。お前が本当は56すべき相手だったあの未成年で6つも歳が下の"レイチェル"にどうしようもないくらいに惚れ込んじまったのはよく分かったわ。……んで?全部って、具体的にはどこが好きなんだよ。(面倒くさそうにしながらも、単純に"タンザナイトが未成年の6つも歳が下の女にガチ恋をした"というのが面白いのもあるが、案外彼はノリがいいため話を聞いてくれ。暫く、タンザナイトの渚紗ちゃんトークが収まることもなくそれを聞くオニキスも興味津々なため結構会話は弾んで。)
……ねぇオニキス。爺さんもさ、1年間だけ…あの子の「保護者兼仮恋人」でいるくらいなら、、きっと許してくれるよな。
─── ま、1年くらいならな。(確信は無かったが、"許されない"なんていうのはあまりにも残酷だろう。彼を気遣い静かにぽつりとそう返して。)
(ドライヤーで雑に髪を乾かし、風呂からも上がっては時計を見ると電話もしていたのもあり結構経っていて。"もう渚紗ちゃん寝てるよな、、起こさないようにしないと、"なんて考えながら音を立てないように寝室のドアをそっと開けて。風呂上がりの彼はまだ髪が少し濡れていたり、風呂の熱によって身体が全体的にちょっぴり赤みを帯びていたり、普段はきっちりしているが、パジャマシャツのボタンを2つ開けてたりもしており、より一層、大人っぽく独特な雰囲気と"色気"というものを醸し出していて。)
───おかえりなさい。遅かっ、た…です、ね…
(あなたがお風呂に入ってから30分以上経過した頃だろうか、改めて時計を見ると成人男性にしては長風呂なんだな、と思いながら再びスマホに視線を移そうとすると扉の悪音が聞こえて。完全にオフだからといって、職業柄人の足音には敏感な方だが、扉の開く音で初めてあなたが来たと気が付いたため、自分が寝ていると思ってできるだけ音を立てないようにしてくれたのだろう。扉の方に目をやれば、まだ水分が残っているせいで深くなった濡れ羽色の髪、火照りで赤くなった顔や体、お風呂の熱で暑さを感じているのかパジャマシャツのボタンを上から2つまで空けている。その光景を目にすれば、刺激が強すぎたのか「遅かったですね」の言葉が途切れ途切れになり、視線をあなたから背けて。白銀髪の影からチラつく小さな耳と頬は明らかに赤く染まっているだろう。)
────もしかして、俺のこと待ってくれてた?
少しお友達と電話してたんだ、遅くなってごめんね。(予想に反して起きている貴方を見ては少しだけ目を見開いて。こちらのことは気にせずに貴方はもう寝ていると予想していたのだが、それは大きな間違いだったらしく。発言から考えるに、貴方の様子を見るにわざわざ待ってくれたのだろうと察しては申し訳無さそうにしていて。)
___ん、、どうしたの、俺が居ないうちに何かあったのかい?……頬っぺと耳が赤いな、、まさか熱があるんじゃ、(お風呂上がりの自分の姿が貴方にとって刺激が強すぎてこんなことになっているなんて、気づく筈もないが、同様に貴方の異変に彼が気づかない筈も無く、とても心配そうにしながら耳や頬が赤くなっていることを指摘した後、貴方が座っているベットの方へ一歩、一歩と近づいていき。)
いっ、いえ…大丈夫ですから…!
(身体の内側が熱くなる感覚に、何となく自分でも気が付いていたがどうやら自分の頬や耳は今赤くなってしまっているらしい。その赤さに熱があるのではないかととても心配そうに気遣ってこちらに進んでくるあなたに頭がパンクしそうでどうにかしてあなたを近づけさせないように、自分の視界に映らないようにしようとするもどうすることも出来ず、三角に折りたたんでいた足の膝に顔を埋めて。)
色気が…ありすぎなんですよ…っ
(プシューっとパンクしきった頭からはまるで湯気が出ていると錯覚させるほど、頬や耳だけでなく顔を真っ赤に染め上げ、ついに観念したようにチラッと頭を見て、また視線を背ければあなたの色気がとんでもないことになっていると伝える。)
(「へぇ?」と、彼はからかっているのか、貴方からのまさかの返答に分かりやすく、わざとらしく興味を示すようにして。"色気がありすぎなんですよ"なんて、ストレートに茹でタコのように顔まで真っ赤に染めながら貴方に言われては、初めは上記のように反応しながらも鳩が豆鉄砲を食ったようにきょとんと固まっているのも事実で。色気、、、どうやら風呂上がりの自分はとんでもなく"色気"があるらしい。今の貴方が嘘をついているようには全く見えないし、自分の顔が良いのは知っているのでそうであったとしても確かに可笑しくはないのだろう。"いいことが知れた"といわんばかりの様子で、ニヤリと何処か悪戯な笑みを彼は浮かべていて。そして、この状況が実に愉快で楽しくなってきたのか、火に油を注ぐような爆弾発言を投下する。)
……これから俺と毎日添い寝するのに?
へ、っ…いや、ちが…っ、くはないんですが…、でもっ…
(選択肢を間違えてしまった。色気によって自分がこのような状態になっていることを率直に伝えれば、あなたがからかってくるなんていうことは容易に想像できたはずだ。顔を見ることが出来ないので、あくまで想像でしかないがあなたは今意地悪な笑みを浮かべているだろう。「これから俺と添い寝をするのに?」と爆弾発言を投下されてしまえば完全に頭の中が限界突破したのか一人で自分でも何を言っているのか分からないことを呟いていて。)
……っあ、あまり…いじめないでください…っ
(少し経つと、あなたの手を力なくきゅ、と握れば顔の赤みはまだ全然残したまま、羞恥心によって潤んだ目であなたを見つめ、自分はベッドに座っているということもあり、普段よりも上目遣いで「いじめないで」ともっとからかいが加速するようなことを言って。)
(揶揄うも何もその前に今の貴方の表情や余裕のなさそうな喋り方で致命傷になる程に心が"ずきゅーん"と撃ち抜かれており、またもやきゅん4しそうにもなったが何とか踏み止まって。今の雰囲気も絶妙に光が灯らないタンザナイトの瞳も崩すことなく、微笑まし気に"ふふっ、"と笑みを零しては「いじめないで、、か。っ…ははっ、そんなつもりはなかったんだけどな。本当、可愛いんだから、、、もしかしてさ、お家に帰りたくなっちゃった?」と顔を軽く覗き込んでは貴方の考えていることを探るように何処か困ったように返した後、握られた片手をそっと離し頭の方まで持っていくとよしよしと撫でるのでは無く、ぽんぽんと軽く触れるように貴方の頭を撫でてはそのままスルりと頬の方まで持っていき。)
……ごめんね。でも、渚紗ちゃんが言ったんだよ。俺のお家にお泊まりしてくれるって、、今日は一緒に寝るんだってね。(その瞳を揺るがすこと無く、実質どれだけ恥ずかしがろうが今日は貴方と添い寝すると宣言して。)
いいえ、帰るわけないではありませんか
(いじめないで、という言葉にはあなたがからかったせいで自分が帰りたいと思っているのか、とどこか困ったように自分の考えを探るように聞かれ、首を振って帰りたくないと言う。握った片手を外されると、それに少し寂しそうな表情を見せたあと、ぽんぽんと軽くふれるように頭を撫でられる。そのままするっと頬の方まであなたの手が添えられると、先程自分から今日は泊まること、一緒に寝ることを言ったではないかと指摘される。)
えぇ、確かに言いました。でも、そんな姿で来るとは思っていなかっただけで…。
(もちろん、一緒に寝るのを解消する訳では無い。せっかくあなたと一緒にいるのだから、一緒に寝たいと思うのは当たり前だろう。ただ、その大人の色気が溢れて止まらない姿に戸惑っていただけだ。改めてその姿を見ると、また頭がパンクしてしまいそうになるのをグッと堪えて。)
………そうかい、それは良かった。申し訳ないけど我慢してね、、ついつい照れてる渚紗ちゃんが面白くて可……いつでも風呂上がりは俺、こんな感じだからさ、(普段からこうなのは嘘では無いが、多少ボタンを外さないなど改善の余地はあるだろう。本音をわざとらしく途中まで言いかけたりしながらも、貴方のその言葉を聞き、心の底では安堵してはそれを胸に静かに落とし、上記を貴方に伝えておく。これはこれからも変わることはないのだろう。)
──────ほら、おいで。
(「それじゃあ一緒に寝よっか、」と、貴方に伝えた後、自分も其方を向いたままベットに軽く横たわると手を広げ、あくまで自分からは抱き締めず貴方から来てスタンスでもっと此方に近づいてくるように言い。)
…暑苦しくは、ありませんか?
(あなたがベッドに横たわりこちらを向いて手を広げている姿はまるでモデルの雑記の撮影シーンのようだ。それくらい絵になるあなたの姿に驚きながらも、大人しく広げられた手の中にぽすん、と身体を埋める。お風呂上がりのため、いつもよりシャンプーやリンスの匂いが増していて、このベッドからも当然あなたの匂いがするため、こんなにあなたの匂いに包まれる環境は他にはなく。あなたは自分のことを中毒性がある、というがあなたも大概だろう。あなたの匂いに自分も中毒になってしまうそうなのだから。自分がそばにいることによって寝にくかったり、暑かったりしないかと少し不安げに質問して。)
…暑苦しくない、大丈夫だよ。渚紗ちゃんも大丈夫?暑かったら、エアコンの温度を下げるからね、
(抱きしめないで寝るという選択肢は彼には無いらしい。貴方の体はあまりにも彼にとっては小さく華奢で一歩力加減を間違えると骨がいとも簡単に折れてしまいそうで思わずギョッとしてしまう。だからこそ優しく、赤子に接するようにそっと抱きしめて。貴方を抱きしめるのはやはりあまりにも心地よく鼻歌を歌ってしまいそうになる位には肌なじみが良い。22年間で間違いなく今が一番幸福感で満たされており、気分が高揚しているのは自分でも分かるし、そうなるだろうというのは予めもう予想はついていた。だが、それでいてこの上ない程の安心感まで与えてくれるだなんて……そんなの最強じゃないか。貴方と出会ってこう思うのは何回目なんだろうか、1回2回の話では無い気がするのだが言わせて頂こう、"今なら俺、4んでもいいと思う。")
私も大丈夫です、お気になさらず。…もっと強く抱き締めても、いいのですよ?
(これまで何度か抱きしめ合うことはあったが、今回は赤子に触れているんじゃないか、と思うほど優しく抱き締められエアコンの温度を下げなくていいと首を振ったあと、「強く抱き締めても構わない」という言い方をしているが、本音はもっと強く抱きしめて欲しい、というもので。人を抱きしめ、抱きしめられながら横たわるのはこんなに幸福を感じるものだったなんて、と自分でも驚くくらい、この状態に満足していて。どうやら、それは彼も同じだったようで今なら俺、4んでもいいと思う、というあなたに少しばかりの笑みを浮かべれば「それは困りますが…、私も同じ気持ちです。人の体温は心地がいいものですね」と改めて、隙間がないくらいあなたを抱き締めれば、もっとあなたの体温を感じたいのか足を絡めて。)
……そうだね。本当、、、
(「この温かさは俺なんかには勿体ない、」そう思ったが声にはならなかった。ドロドロと纏わりついて離れない。幸せを感じる度に自分が元々どうしようもなくて最低な人間だと、貴方に釣り合って無いと思うのは大前提として、どうしてもあの出来事が頭を過ぎってしまう。一度は"命"を、それだけでは飽き足らず、貴方が命よりも大切だと思っているものでさえも諸共、ケラケラ笑いながら"全てをタンザナイトは奪い去ろうとした"という事実は、どう足掻いても彼の中でも、貴方の中でもきっとこれからも消えないのだ。……自分が貴方達に提供出来た良い事といえば、ある程度のものを失いながら命を賭け代として、貴方達を見逃したのはかなり大きいかったんだろうが、それ以外ならカフェで少し奢ったくらいだと思われ、大したことは全くしていない。
そのくせに、偉そうに自分の分の夜ご飯までわざわざ作らせたり、出会って2日目だというのにどうしようもない貴方への執着とまわりへの嫉妬心まで拗らせ始めている。自分が嫌いだ、どうしようもなく嫌いだ。全てを捨てる覚悟を決めたをあの日、タンザナイトになった日、捨てきることの出来なかった中途半端な優しさが貴方への悪影響を及ぼしているとしか思えない。"そこまで傲慢で9そで9ずならいっそ貫けよ、タンザナイト"とも思う。でも、それは出来なかった。生憎、こんなにも自分を求めてくれる6つも年下の海のように透き通った心を持つ可愛らしくて愛らしい少女を、拒絶する程の強固な精神を持ち合わせていなかったのだ。「本当に赦されていいといえるのだろうか?」「共にいる権利が、貴方を抱き締めて寝る権利が自分にはあるんだろうか?」疑問が後を絶えず、どうしようも無い後ろめたさを感じながら少し欠けていて埃を被り、本来の輝きを澱ませているともいえるタンザナイトのその瞳を僅かに細めた。終わりの見えない思考の渦の終着点、新たな一つの解が微かに浮かぶ。「自分からは驚く程に距離を詰めるのに、相手から距離を詰められると後退りをしてしまうのは何故なのか?」
それは、自分が相手を侵害してしまうと、"戻れなくなってしまう"と思うからなのかもしれない。降り注がれる感じたことも無い温かみが、"愛"が怖い。少し震える右手を左手の上に重ねることで貴方に悟らせないようにしながら深く息を吐いた後、漸く言葉を紡ぎ始めて。)
………渚紗ちゃん、俺はさ___お嬢ちゃんのこと、本当に"好き"になってもいいのかな?
"もっと"、もっとかい…力加減が難しいな、、ボキって折れちゃう気がして……
─────そうだね。本当、、
(「この温かさは俺なんかには勿体ない、」そう思ったが声にはならなかった。貴方の言葉に甘えて、貴方が物欲しそうな目をしているようにも都合のいいフィルターがかかっている気もするが、彼の瞳にはそう映ったため、強く抱き締めようかとも思ったが、幸せを感じる度に自分が元々どうしようもなくて最低な人間だと、貴方に釣り合って無いと思うのは大前提として、どうしてもあの出来事が頭を過ぎってしまう。一度は"命"を、それだけでは飽き足らず、貴方が命よりも大切だと思っているものでさえも諸共、ケラケラ笑いながら"全てをタンザナイトは奪い去ろうとした"という事実は、どう足掻いても彼の中でも、貴方の中でもきっとこれからも消えないのだ。
……自分が貴方達に提供出来た良い事といえば、ある程度のものを失いながら命を賭け代として、貴方達を見逃したのはかなり大きいかったんだろうが、それ以外ならカフェで少し奢ったくらいだと思われ、大したことは全くしていない。そのくせに、偉そうに自分の分の夜ご飯までわざわざ作らせたり、出会って2日目だというのにどうしようもない貴方への執着とまわりへの嫉妬心まで拗らせ始めている。自分が嫌いだ、どうしようもなく嫌いだ。全てを捨てる覚悟を決めたをあの日、タンザナイトになった日、捨てきることの出来なかった中途半端な優しさが貴方への悪影響を及ぼしているとしか思えない。"そこまで傲慢で9そで9ずならいっそ貫けよ、タンザナイト"とも思う。でも、それは出来なかった。生憎、こんなにも自分を求めてくれる6つも年下の海のように透き通った心を持つ可愛らしくて愛らしい少女を、拒絶する程の強固な精神を持ち合わせていなかったのだ。ドロドロと、染み込んでしまっては纏わりついて離れない溶け込んだ影が何度も何度も問いかけてくる。「本当に赦されていいといえるのだろうか?」「共にいる権利が、貴方を抱き締めて寝る権利が自分にはあるんだろうか?」疑問が後を絶えず、どうしようも無い後ろめたさを感じながら少し欠けていて埃を被り、本来の輝きを澱ませているともいえる灰簾石の瞳を僅かに細めた。終わりの見えない思考の渦の終着点、新たな一つの解が微かに浮かぶ。「自分からは驚く程に距離を詰めるのに、相手から距離を詰められると後退りをしてしまうのは何故なのか?」それは、自分が相手を侵害してしまうと、"戻れなくなってしまう"と思うからなのかもしれない。降り注がれる感じたことも無い温かみが、"愛"が怖い。少し震える右手を左手の上に重ねることで貴方に悟らせないようにしながら深く息を吐いた後、漸く言葉を紡ぎ始めて。)
………渚紗ちゃん、俺はさ___お嬢ちゃんのこと、本当に"好き"になってもいいのかな?
少し強く抱きしめられたくらいで折れるほど、やわじゃありませよ
(ポキッと折れてしまう気がする…そう言われると、そんなわけないだろうというようにクスッと微笑む。確かにあなたに本気で腕などを握られてしまえば折れるかも知らないが、力加減が難しいとは言っているものの、本当に折ってしまうほど力加減が分からないわけではないだろう。いつになったら強く抱き締めてくれるのだろう、とあなたの顔を見ると、思い悩んでいるような、何かを深く考えているような表情をしているのが目にうつり。…あなたのことは好きだ。でも、そのあなたをいつまでも苦しめているものの正体を一向に言ってくれないところは、嫌いだ。嫉妬も感情も、あなたのもの全てを自分に隠さず教えて欲しいのに。)
えぇ、早く…好きになってください
(「俺は本当に自分のことを好きになってもいいのか」と言われると、迷わず首を縦に振る。だが、その言葉を聞くのと同時にあなたは自分を好きになってくれていない、という事実が明らかになって。あなたが自分を本当に恋愛的に好いてはいないことは、もちろん知っていた。でも、心のどこかで期待してしまっていたのだ。ぽつりと、そのまま空気に溶けて消えてしまいそうなほどか細いの声で自分を好きになってくれ、と呟いて。)
そうかい、、なら___
(56しのターゲットで、相手に自分が殺意を抱いている場合だとかなら話は別だが、普通に少し強く抱き締めただけで"ポキッポキッ、ポキッ"と次々に骨が折れていくだなんて、貴方がいくら小さくて華奢な体つきであるとはいえど確かに有り得ない事ではあると頭では分かっていたものの、何故か結構真面目にそうなってしまうのでは無いかと最悪の場合をずーっと考えていたのもまた事実。クスッと微笑まれてはさっきまでの自分が恥ずかしく馬鹿らしくなってきた。束の間のくだらない杞憂にすぎなかったらしい。それでも怖いのは怖いため、1.2倍程度の力を加えて抱き締めてみる。普段は雑だが、貴方と関わる際は完璧な解に辿り着くための絶妙に微調整、積み重ねを大切にしていきたいと心に刻み込んでいて。)
………。お嬢ちゃんはさ、俺がなりふり構わず女の子と添い寝すると思うのかい?(寂しい気な表情を一瞬した気がした。後にぽつりと、空気に溶けて消えてしまいそうなほどか細いの声で"好きになってください"なんて貴方から言われては何かが妙だと考え、先程の自分の発言を遡り。「あぁ、これ誤解されてるかもねぇー、、」と、口には出さないものの心の中で呟いては、彼は状況を何となく理解したようで。この件に関しては間違いなく圧倒的に此方が悪いだろう。でも、これを上手く利用して自分は恋愛的に貴方を見てないという設定でいくのも案外ありなのかもしれい。ただ、貴方が悲しい思いをしてしまう可能性が少しでもあるのは耐え難く、迷いに迷い決め損なっては曖昧な返答をすることにして。)
勿論!お友達としての好きもあるけど…はははっ、ダメだなぁ、俺。
(これだけで留めるつもりだったのだが、口が勝手に動いており「爺さんに…"恋だけは絶対にするなよ。したらワシが切腹andお前を呪い56してやるからな!!!"ってキツく言われてたんだけどねぇ~。まずいまずい、今度墓参り行ってちゃんと事情説明するからさ、早まらないでねー、、」とあの世にいる爺さんとぽつりと会話して。これがほぼ答えだが、最後に決定打を打つことにして。やはり彼は、貴方が後ろめたさを抱きながら、辛い思いをしながら自分と接する可能性があったのが耐え難かったらしい。相変わらず何を考えているか分からない、それでいて熱を帯びたその瞳を貴方に向けては冗談には思えない、今までで一番真摯であり、自分の中で誰よりも何よりも愛おしい、恭しい者には捧げるかのような声色で言葉を紡ぐ。)
────好きだよ、渚紗ちゃん。
…ちょうどいいです、ありがとうございます
(またあなたにわがままを言ってしまったな、と思いながら自分のわがまま通り、抱き締める力を少し強めてくれたあなたに感謝の言葉を伝えつつ、その力加減で自分は痛くないということも伝えて。)
っ…私も好きです、海斗さんのことが
(冗談でも嘘でもない、今まで見てきた中で一番真摯で、本当に恋人なのではないかと思うほど愛おしい相手に言うような声で「好きだよ」と言われてしまえば、こちらから早く好きになって、と言ったものの本当に言ってくれるとは思っていなかったため少し驚いて。あなたの紫の瞳をじっと見つめ、視線を逸らすことなく、こちらも”愛おしい”という感情が沢山篭った声で好きだと返す。)
………………。
(その"好き"は、貴方が自分に向けてくれる好きは、まだ貴方が好きの種類を知らないだけで、恋愛的なものでは無いんだと、、そう頭では理解している筈なのに、視線を逸らすことなくまるで
”愛おしい”という感情が沢山篭ったような声で"好き"と言われてしまえば脆く淡い幻想を抱きそうに、勘違いしてしまいそうになり、僅かに目を細めては、ふっと小さく息を吐いて。)
(────不意に静寂は訪れ、彼が貴方に言葉を返すことは無かった。暫くしては片手でそっと貴方の頭に触れ、よしよしと撫で始め、もう片手で貴方の呼吸に合わせては、優しく背中をトントンとし始めて。まるで子供を寝かしつけているかのようだ。寝かしつけようと貴方に触れる彼の手は、瞳は、泣きたくなってしまう程に何処までも優しく温かみを感じられる、全てを包み込んでくれるかのような穏やかなものだといえるだろう。)
…ん、おやすみなさい…
(自分もあなたの事が好きだ、と言ったことに対してあなたは僅かに目を細めるだけで何も言ってはくれない。それに少し寂しさを感じつつも、当然だと受け止める自分も居る。あなたの大きく、自分の知っている中で一番好きで安心する手で撫でられ、もう片方の手では背中を優しく叩かれると、まるで赤子にでもなったような気分になって。日中なら「子供扱いしないでください」と抵抗しているが、今はあなたに好きだと言われたことの満足感と入浴剤によって少しマシになった疲れからだんだんと眠そうに目を蕩けさせていく。「おやすみなさい」と改めてあなたにそういえば、数分も経たないうちに安心しきった様子で目をつぶり寝息を立てて。)
(貴方が眠ったその直後、自分も安心してゆっくりと目を閉じると徹夜が続いてたのもあるかもしれないが、すぐに夢の世界だったのは覚えている。彼はあまり眠りが深い方とは言えない、むしろ浅いと言えるだろう。4時間眠れたらいい方なのだが、、驚いた。時計を見るに6時間程すやすやと眠っていたらしい。貴方と添い寝をしたからなのだろうか、、安眠効果まであるんだな。と感心しつつ、自分とくまのぬいぐるみをすり替えては起こさないように能力で寝室からスっと離れて、ある程度の身なりを整え、最低限度のことを済ませてから朝食を作り始めて。"何を作ったら渚紗ちゃんは喜んでくれるんだろうね、野菜は嫌いだもんなぁ、、"と、野菜が嫌いという点で、かなり苦悩し決めかねたのだが漸く決断。栄養の為にやはり野菜は必要不可欠だと思っていたが、辺りを見渡すとある食べ物が目につき、自然にふっと笑っていて。我ながら結構いい線をいってると思う、「フルーツサンド」これで勝負といこうじゃないか。手作りで、普通のクリームとチョコのクリームVer.を作り、いちご、バナナ、みかん、シャインマスカットetc...色々挟んで作ってみた。普段フルーツサンドなんて作らないのもあるのかもしれないが、貴方のことを考えて作るのは、とても"わくわくどきどき"して、気分だけは恋する乙女ってやつなのかもしれない。ソファに腰掛け、珈琲を飲みながら眼鏡をかけて新聞を眺めていて。最新を取り入れたいうえ文字が小さくて読めないので新聞は引退したいのだが、スマホでのニュースの見方が分からないらしい。恐らく彼は、ニュース系のアプリを知らないんだろう。)
──おはようございます…
(ふいに今自分が抱きしめているあなたを抱き締める力を強くし、擦り寄ると明らかにあなたではない柔らかさと肌触りに違和感を覚えて目を開ける。すると、目の前にいたのかあなたではなくクマのぬいぐるみで。どうやらあなたは自分よりも早起きらしい。身体を起こし、抱き締めていたクマのぬいぐるみを持って寝室を出て、リビングに向かって。ソファに座っているあなたの姿を寝ぼけ眼で捉えると、普段よりも気力のない、少し掠れた声で上記の言葉を投げかける。)
渚紗ちゃんもう起きたの~?健康的だねぇ…あぁ、おはよう。
……………………。
くまちゃんに、天使____マイエンジェル、?後光が差してるね。全てが輝いて見えるよ、、!無駄に大きい家がユートピアになるとはな、、、
(穏やかな笑みを浮かべてはスマートに挨拶は返すものの、貴方の方に目を見遣った瞬間、釘付けになり様子がおかしくなり始めて。朝から意味の分からないことを言い出しているが、別に彼は寝ぼけてない。朝から貴方が"おはよう"といってくれる世界線だなんて、2日前は全く想像がつかなかったし、夢のまた夢だと思っていたため感動すぎて泣きはしないが、普通に泣けてくる現状。寝起き姿の貴方が彼にとって素晴らしすぎたらしい。"なんて愛らしいんだ…"と、もはや驚愕、絶句。切実に抱き締めたい、写真を撮りたいとも思ってしまうがこれは我儘がすぎるだろう。抜かりなく、くまちゃんのぬいぐるみまで持っているだなんて、、夢のコラボレーションの再来である。そう、見るだけでも十分じゃないか。神様に感謝、生きとし生ける全ての物に感謝。一つでも欠けていたらこんな事にはならなかったのかもしれない。この世界はなんて素晴らしいのだろうか!今なら全員にもれなく心からの愛を向けられるかもしれない、と、ざっくり彼の頭の中は今こんな感じで。)
…すいません、何を言っているのかさっぱり…、、
(穏やかな笑みを浮かべて挨拶を返されたかと思えば、訳の分からないことばかり言うあなたに首を傾げては、その言葉を理解できないことを謝りつつ、言っている意味がわからないと率直に伝える。あなたの言葉にだんだんと頭が働いてきたのか、自分が持っているぬいぐるみをあなたの膝に置けば「この子、可愛いですね。手触りも柔らかくて抱き締めて寝るのに丁度よさそうです」とぬいぐるみの見た目や肌触りについて感想を伝えながら、あなたに返そうとして。)
…新聞なんて珍しいですね、今の時代スマホでも見れるのに…
(あなたが持っている新聞に目をやれば、隣に座りその内容を覗いて見て。眼鏡をかけている姿をやはり、眼鏡をかけていても映えるなと思いながらスマホでもニュースを見れるのになぜわざわざ新聞で見ているのか、ときいてみて。)
……ごめんね。まあ要するに?くまちゃん渚紗ちゃんが朝から可愛いなーって話さ。天使みたいだなぁ、、って思ってね。
(貴方に気まずそうに謝られては、すっと正気に戻りグサッときて彼も気まずそうに上記を返す。自分でも先程の発言を振り返ってみては、確かに傍からみたらヤバいのでは?と、「ふー、」と冷や汗をかきそうになりながら深く息を吐き、返してもらったぬいぐるみをそっと抱き寄せてはなんとか平常心と笑みを保つ。表に出てはいけない心の声が少し漏れすぎた、次は失言しないようにしなくては、、と反省会を開きながら心に刻み込み。⇒多分自然と溢れ出てくるので無理。これでも抑えてる方。)
はははっ、やっぱそうだよねぇ…新聞は最近じゃ珍しいよな。売上がどうちゃらこうちゃら~とかよく聞くし、、皆んな何で情報得てるんだか…。
(貴方の言う通り、新聞が今どき珍しいのは流石に彼でも知っている。一般的に今はテレビが主流なんだろうが、単にリアタイで見れることが少ないのと、"自分のペースで読めて一覧性に優れているし、情報が整理されてて楽でいいなぁ"と感じるため、新聞を利用しているのだ。)
やっぱりテレビが主流な______え。すまほ、、?
……スマホってこれだよね、スマホで見れ…。スマホで見れちゃうのかい、?(彼は生粋のスマホ初心者。これに関しては爺さんも悪いだろう。一瞬ピタリと固まっては、まだ理解が追いついていないようで、聞き間違えたのかと耳を疑い、"そんな訳ないよな、、"と思いながらも自身のスマホを手に取り貴方に見せては驚いたように聞き返してしまう。)
ありがとうございます…?
(あなたにサラッと「かわいい」「天使みたいだなと思って」と言われると、その言葉があまりにも自然すぎて語尾に疑問符を着けるように感謝の言葉を口にする。あなたが返したぬいぐるみを大切そうに抱き寄せているのを見て、ビッグサイズのクマのぬいぐるみをあなたに渡したいな、と思いつつ、自分が言った「スマホでもニュースが見れる」という言葉を聞いて固まっているのを見ては、まさか知らなかったのか?と考えて。)
えぇ、ーーというアプリを落とせば見れると思いますが…
(頭によぎったあなたがスマホでニュースを見れることを知らなかったのか?という考えは口に出すことなく飲み込む。どうやらスマホ初心者であろうあなたに少し可愛さを覚え、口角が上がるのを必死に堪えながら簡単にニュースを見れるアプリの名前を教えて。)
(まるで今の彼は、サンタさんの正体が幻だと知ってしまった子供のようで。何故かしゅんとしながらもスマホの画面を隠すことなく見せながら、貴方にいわれたアプリの名前をぽちぽち打ち込んでいて。便利なキーボードアプリを入れていなかったり、文字を打つ速度、検索候補に出てきてるのに押さないところなどで彼が初心者ということは何となく分かるだろう。打ち込み終わったようで検索をかけてみると1番上に貴方に言われたアプリが出てきたようでインストールしてみて。ダウンロードが終わると早速アプリを開く、色々設定し終わっては、ずらーっと最近のニュースが確かに画面に見事に並んでいて思わずスマホを落としてしまい。幸いにもソファだったためぽすっと音がしただけで、損傷はしていないので安心だ。何処か力ない声で下記を呟き。)
………俺、知らなかった、、、
大丈夫ですよ、少しずつ知っていけばいいのです
(自分の目の前で携帯の画面を見せながらポチポチと速いとは言えない速度で画面をタップしていくあなたの仕草にThe初心者という感じがして実に可愛らしく。あなたが自分に対して可愛い、という気持ちが少しはわかったような気がする。思わず抱き締めたい気持ちを抑えながら、ダウンロードが終わったアプリを開き、それを見て驚きからか思わずソファにスマホを手から離しどこか力のない声で「知らなかった…」とつぶやくあなた頭をぽんぽん、と撫でながら口角を上げて上記を伝える。あなたの前で笑顔を上げるのは4度目ほどだろうか。)
……!(ぽんぽんと撫でられて慰めの言葉をかけてもらうと、溢れ出す程の温かみを感じ、それと同時にまた染み込む影が何かを訴えかけてきている気がして、頭痛がした。目を逸らしそうになりながらも一目、貴方の笑顔を見ると、全てが吹き飛んでいくような気がした。束の間に、自分自身もまた、自然と口角を緩めていて。)
渚紗ちゃんに"色々教えてあげる"なんて言ったけど、俺が教えられちゃったな、、
(自分の不甲斐なさに困ったように、申し訳なさそうに笑ってみせて。今までならこれで終わりだっただろう。……だが、これだけでは終わらなかった。僅かに静かに目を細め、何かを深く考えている様子だったが、漸く言葉を紡ぎ始め。)
……ねぇ、渚紗ちゃんもさ、、君自身のことも、俺の知らない世の中のことも、細かいことでも愚にもつかない話でも、なんでもいいから___俺に教えてくれないかい?
(これは完全に此方の我儘だ。他人にこんな我儘をいったのは何年振りなんだろうか。言わないようにしていたのに、本当に自分は、貴方には叶わないらしい。つい安心感を抱いてしまって、その優しさに甘えてしまいたくなるのだ。)
─────色んなことが知りたいんだ。お嬢ちゃんと歳の近い子、同い歳のような子には俺、叶わないのかもしれないけど、、、楽しませられるように精一杯頑張るから。なんでも出来て、流行りもバッチリ抑えれてるような…君に見合う彼氏になりたい。
……そうですね…では、私のことについて話します
(深く何かを考えた末、紡がれたあなたの言葉は「自分自身のことについて、あなたの知らない世の中について、話にならないほどバカバカしい話でもなんでもいいから教えて欲しい」というもので。なんでもいい、と言われるとそれが一番困るのだが、少し考えたあと、やはり自分のことをより知ってもらうことにして。)
──私、人は信用しないと決めたんです。だから他の人よりも人のことを信用する速度が遅くて、組織の人しかいませんでした。…でも、あなたと話してから、少しくらい人を信用してもいいかなって思えたんです。出会いはいつも唐突ですね、仮ですが、たった二日で恋人にまでなってしまうんですから
(あなたの肩にこてん、と頭を預けると上記をそう語り始める。それを話す表情は辛そうでも悲しそうでもなく、穏やかなもので。)
あぁ、あと私の誕生日は────、、。…なにか他に聞きたいことはありますか?
(と、続けて自分の誕生日、好きな食べ物、趣味など、様々なことをあなたに教えて。大体教えて終わったと思えば、あなたが自分のことで知りたいことなどはあるかと聞く。久しぶりに、一人でこんなに話した気がする。舌が筋肉痛になりそうだ。)
(そうなんだねぇ、成程?いいじゃないか!へぇ…素敵だね。etc....と、反応は欠かさず楽しそうに、でも真剣に、貴方の話を一言も聞き逃さないように胸に落とし、刻み込んで。他に聞きたいことは無いかと貴方に聞かれては、勿論まだまだあるのだが、また今度聞けばいいかと考え。貴方の話の中で引っかかったものを当たって砕ける覚悟で聞こうと言葉を紡ぎ始め。)
──────渚紗ちゃんはさ、どうして、、どうして人を信用しないと決めたんだい?
……ごめんね、デレカシーの無いやつで。言いたくなかったら言わなくてもいい。でもさ、知りたいんだ。お嬢ちゃんのこと、全部。
(こんなことを聞くのは無粋だというのは分かってる。わざわざこの話題は今までも避けてきた訳だし。でも、そんな風に貴方に思わせてしまう何かがあるならそれを知りたい。少しでも力になりたい。その透き通った海のように綺麗な瞳に映った、あまりにも惨たらしくて残酷な世界も、小さな体で抱えている怒りも悲しみも、全て抱き締めてあげたいと思うのだ。今回は聞けなかったとしても、、いずれは必ず、どちらにせよ知りたいと思っていて。)
俺と話して少しくらい人を信じてもいいって思った、、?
(そんな光栄なことがあっていいんだろうか。自分なんかが?大したことはしていないはずなんだけど……と、驚きながらも正直めちゃくちゃ嬉しいのは、幸甚の至りなのは紛れもない事実で。)(そうなんだねぇ、成程?いいじゃないか!へぇ…素敵だね。お誕生日、絶対盛大に祝うからね!!!覚悟しといてくれよ。etc....と、反応は欠かさず楽しそうに、でも真剣に、貴方の話を一言も聞き逃さないように胸に落とし、刻み込んで。他に聞きたいことは無いかと貴方に聞かれては、勿論まだまだあるのだが、また今度聞けばいいかと考え。貴方の話の中で引っかかったものを当たって砕ける覚悟で聞こうと言葉を紡ぎ始め。)
──────渚紗ちゃんはさ、どうして…どうして人を信用しないと決めたんだい?何があったのかな、、……ごめんね、デレカシーの無い奴で。言いたくなかったら言わなくてもいい。でもさ、知りたいんだ。お嬢ちゃんのこと、全部。
(こんなことを聞くのは無粋だというのは分かってる。わざわざこの話題は今までも避けてきた訳だし。でも、そんな風に貴方に思わせてしまう何かがあるならそれを知りたい。少しでも力になりたい。その透き通った海のように綺麗な瞳に映った、あまりにも惨たらしくて残酷な世界も、小さな体で抱えている怒りも悲しみも、全て抱き締めてあげたいと思うのだ。今回は聞けなかったとしても、、いずれは必ず、どちらにせよ知りたいと思っていて。)
……小さい時に、両親が亡くなったんです。だから親戚の家に預けられたんですが、面倒くさがられたり、こき使われてたりしてて。世の中ってこんなに厳しくて、少しでも血が繋がっている相手でも酷い態度をとる人がいるんだなって思うと人の信じ方が分からなくなってしまったんです。
(彼女が「面倒くさがられたり、こき使われたりしていた」というのは、当時の今よりも幼い少女からしたら苦痛でしか無かっただろう。いわば虐〇だ。そんなこと、直接口に出してあなたに言えるわけがない。)
意外と、小さなことでしょう?
(人を信じれなくなる、といえば一番大切だった人に裏切られたことがあるとかだろう。それに比べたら自分の理由なんて小さなものだと自傷する。彼女の場合は幼少期に愛情を十分に注いでもらえなかったことが原因だ。それもしっかりとした人を信用出来なくなる原因なのだが、組織に入ってから自分よりも辛い過去の人を見ると、自分の理由はどうも小さなものに見えて仕方がない。)
(自分で聞いておきながらだが、本当に話してくれるとは思ってもいなかったので、少し目を見開いては正直驚いた。だが、すぐさま心機一転をさせ真剣に、遮ること無くただ静かに貴方の話を彼は最後まで聞いて。此方に気遣ってなのか、真意までは読み取れなかったが、オブラートな言葉で包みこまれているそれが、「虐○」だということは彼にも理解出来たようで。)
"千差万別"_____なんて言うけどさ、こんな可愛い子を虐める人もいるなんて、、実に理解し難いものだね。
(自分のこと以上に色んな感情が込み上げ複雑に絡まっていくのだが、此方が取り乱したらそれこそ終わりだと考え冷静さを欠かすこと無くまずは一言。貴方の心を少しでも楽にしてあげたいと、傷をどうにかして癒してあげられないかと心から思う。"どう伝えてればいいのか、何が正解なのか、本当に自分の言ってることが貴方にとって良いのか?"…考え出してしまったら、疑問も疑念も底の見えない深淵のようにキリがない。それでも、どこか自傷気味な貴方をみては、海のように透き通った瞳を見ては、伝えなければと思い。自分の上記の言葉に、どんな反応をするのか、まずは伺うこととして。)
可愛いといえばいいと思っているでしょう?
(自分の過去をすべてではないが、大まかと伝えると高価な宝石のような深みのある紫の瞳と視線が合い、「可愛い子をいじめるのは理解できない」と言われる。あなたの言う「可愛い子」というのは話からして自分しか有り得ないだろう。あなたはこの2日間で数え切れないくらい自分を可愛いと褒めてくれたため、またかと思い再びクスッと笑みを浮かべれば少しからかい気味に上記を言って。どうやら彼女は自分の過去を話してもマイナスな気持ちになることはないらしい。それはボスとの出会いもあるが、あなたの出会いによって”人を信用すること”に対しての考え方が少し気軽になったのだろう。)
…あなたのことも、話したくなったら話してほしいです。いつになってしまうかはわかりませんが…
(あなたの方に頭を預けたまま、少し寂しそうにしながらそう言って。あなたの過去は、自分よりも遥かに想像できないほどのものなのだろう。今も、これからも全てをさらけ出させるつもりはない。ただの自分の願望なのだから。)
……………。
いいかい?渚紗ちゃん。
("自分と出会ってマシになった"だなんて、彼の頭に過ぎる筈も無く。辛い過去を話しているのに笑っているのが灰簾石の瞳には別の映り方をしたらしい。漸く決心がついたのか、ゆっくりと、当たり障りなく穏やかで優しいものの、心の籠った芯の通った声で言葉を紡ぎ始めて。)
"意外と、小さなこと"なんて言ってたけど、辛かったことに、大きいも小さいも無いんだよ。
(話を聞いて、今の貴方にこれだけは伝えなければならないと思ったのだ。本当に、こんなことを言うのは柄でもない筈なのだが、、、やはり貴方といると調子が狂ってしまうらしい。)
………体の傷とは違って心の傷は、休んでも、時間が経ってもそう簡単には治らないし、、フラッシュバックしちゃうこともある。薬だって見つける方が難しいし……抗うことで、苦しむこともあるんだろう。____でも"絶対"に、放置してて良くなることもないのさ。見て見ぬフリなだけ、最終的にはね、笑えてきちゃったりして、、人間って、「手遅れ」になってしまうんだ。
(まるで経験談のようだ。嘘偽り無い、彼自身かはたまた他人か。誰かのことを指しているのは間違いないだろう。貴方が語った過去の話を彼も改めて整理するように話した後)
それでも…こっち側に来ちゃったら、色んな子がいるだろうし比べたりもして今もきっとさ、誰にも言えない、、沢山のこと抱えてるんだよな。(「あぁ、やっぱこの世界嫌いかも、」と小さく彼は呟く。貴方の頬にそっと手を添えては、悲しげを纏いながら、僅かに灰簾石の瞳を細めて。)
悔しいけど、、俺は君の気持ちを完璧に理解してはあげられない。…でもね、話してくれたことが、どれだけ渚紗ちゃんにとって辛いことだったのかは痛いほどに伝わってきた。
───君が望むなら、話してもいいよ、昔の話。愚にもつかないくだらない話だけどね。だからさ、俺のお願いも聞いてくれないか。
、、、約束してくれる?今から俺が言うことを。
そう、ですよね…。あなたの言う通りです
(あなたの言っていることは全て、まるで経験談のようだ。その言葉が一つ一つ自分の過去の古傷をだんだんと癒してくれるような温かさを感じる。心の傷には特効薬はない、とあなたは言ったが、自分にとっての特効薬は”誰かに痛みをわかってもらう”ことだったようだ。ボスは過去を言わなくとも状況を見て察してくれていたが、誰かに口に出してさらけ出し、言うことが大事なのだ。頬に添えられたあなたの手の温度は低く、冷たいはずなのに何故か今はこれより暖かいものはないと思えるほど心地よい温度で。)
…え、いいのですか?───えぇ、約束します。あなたのわがままはとても珍しいですから
(まさか、教えてくれるなんて思ってもみなかった。上手く話を変えられてかわされると思っていたのに。あなたの言う”約束”の内容はまだ伝えられていないが、何となく聞かなくても了承していい気がして。)
………3つ言うからね。
1、もうそれを"小さいこと"だと思わない、言わないで欲しいな。小さくなんてない、それだけは絶対だ。
2、何かあったら誰でもいいから相談して。俺もいつでも聞くし、、そう、56しでも金目的でもなんでも。基本君のためならNG無しの年上彼氏がいるんだから……利用しなきゃ損損損だよ。
3、俺と、毎日_____1日1回でも構わないから、ハグしてくれるかい?チャージしなきゃもうやってけないんだよね。渚紗ちゃんの体温、覚えちゃった。
(内容は案外シンプルだといえるだろう。2つ目までは貴方のことを思っての発言と言えそうだ。3つ目は___ちゃっかり流れで紛れ込ませてるがどう考えてもフツーに彼の私利私欲。本人曰く、"、、許してくれ。いいじゃんか、別に。神様、これで天罰とか勘弁ですからね????"といった感じらしい。だが、この要求がすぐさま頭に浮かんできたのは"今の貴方を抱き締めてあげたい"、間違いなく彼の中にこの想いがあったからと言えるだろう。)
…わかりました、すべて約束すると誓います
(あなたの言う約束は3つあり、「過去を小さなことだと思わないこと」「何かあったら相談すること」「あなたとハグを1日1回すること」で。…最後のはなんだか例外な気がするが、約束という名目であなたとハグができるならご褒美だ。改めてその3つの約束を全て守ると誓い。)
……では、あなたの過去を聞かせてください
(少しの沈黙のあと、あなたの目を改めて見るとあなたの過去を聞かせてほしいと言って。あなたの過去は相当辛いもので、思い出すのも苦だろう。でも、あなたのすべてを知って肯定してあげたい、全てとは言わなくても少しでも理解したい、と思って。)
…母さんと、親父と、弟と、俺。4人で暮らしてて、、貧乏だっけど仲は良くて、凄く幸せなだった。けど、12歳くらいの時、母さん巻き込まれてマフィアに56さちゃって、、骨すら帰ってこなかったよ。その日からさ、親父おかしくなっちゃったんだ。俺達には暴○、酒に煙草、ギャンブル漬けの日々、金もすぐに底を尽いた。でもね、可笑しいんだろうけどそれでもやっぱ……父さんのこと、どうしても嫌いになれなかったんだよね。弟にも夢があって、"皆を助けるお医者さんになりたい"って、小さい頃から勉強も、熱心に頑張ってたよ。だから…2人養うために、何とか金稼がなきゃ行けなくて、、色んなところ行って頼み込んだんだ。勿論、12歳のボロボロの餓○なんて雇ってくれるところは無かったんだけどな。そこで出会ったのが裏社会の人間だったのさ。多くもなかったけど金は貰えたよ。一日中働いたら、なんとか2人を腹いっぱい食べさせることは出来るくらいには、、、それで良かったのに。俺、馬○だったから…親父、昔みたいに戻ってくれるないかな…とか、少し期待しちゃって、、"少し浮いた金"でプレゼント渡してみたり、色々したんだ。けど、それが間違いだったみたいで…………"全部無くなっちゃった"。
身を投げ出そうとした時に、出会ったのが爺さんだった。その爺さんがね、なんとあの引退した伝説のマフィア____で、色々あったし、反抗期だし、グレてた訳だけど、そんな俺をめげずに、爺さんは一から叩き直してくれたんだ。それで、世界が美しいこと、"過去は変えられないけど、この能力があったら、救える命が沢山ある"ってことを知った。でもさ……っ、はははっ、、当然の報いかもしれないけど、最後に「ありがとう」だけでも、伝えられてたらな、。
爺さんの名を借りて、組織に入った。トップクラスの裏社会の組織、ここで、幹部くらいにまで上り詰められたら、弟の夢、やり方は違えど、爺さんとの"約束"も全部、、叶えてあげられるんじゃないかともなんとか思えて、心を保つことが出来た。___けど、アニメや漫画の世界とは違って、現実は甘くなかったね。人助けの為だけに使ってきてたのに56しになんて、すぐ応用できる訳無かったんだ。そんな覚悟も生憎無かったみたいだしな、。
18歳のときだったかな、"色々あって"4にそうになってね。いっそなんの価値も無く終わるくらいなら、心の底から最後に大笑いしてやろうと思ったんだ。どうしようもない自分も、この世界のことも全部。笑いだしたら止まらなくて、、相当ヤバい奴になってたんだろうな。皆んな、見たことないほど怯えてたよ。……それで気づいたんだ、俺。正気のままいる方がこの世界じゃ可笑しいんだって。頭のネジが何本も外れてるイカれた奴らの相手するなら、それ超えたいなら、自分はそれ以上のヤバい奴にならないといけなかったんだって。失う物も無かったから…そこからは早かった、こういう才能はあったらしいね。気がついたら半年位で幹部にまでなってたよ。その過程で俺は果たして、何人の夢を奪ったんだろうな。何の為にここまで……って
───ね、馬○馬○しくて、、愚にもつかないくだらない話だったでしょ?
……俺のこと、嫌いになってくれたかな。
(裏社会で名を馳せてるだけのことはあるだろう。何個も省略されている部分、軽く触れられてるだけでよくよく考えてみると疑問が多く残る部分、それらはとてもじゃないが今は貴方に話せる内容では無く、彼にとっても心苦しかったものなのかもしれない。これでもかなりオブラートに包んで話せることは話した。こんな最低な話をしてしまっては、貴方に嫌われるのは怖くて怖くて仕方が無いのだが、今嫌われてしまえばいっそ楽なのかもしれないとも思ってしまった。何処か自称気味に、無理矢理な笑みを浮かべ、寂しげに細めたその灰簾石の瞳はどうしようもない哀愁と深淵のように底知れない淀みが溶け込んでいて。)
───いいえ、全く。
(覚悟はしていたが、あなたの過去はあまりにも壮絶で、聞いているだけでも身体の力が強ばってしまうほどだった。なんとなく、あなたの嫉妬深さや独占欲の強さの理由がわかったような気がした。その悲惨な過去によって失うことへの不安や恐れが生じているのだ。バカバカしくて、くだらないだろう、自分を嫌いになっただろうと無理やり笑みを浮かべながらも寂しそうに目を細めるあなたを見れば、芯のあるよく通る声でそれを否定する。その過去であなたの事を嫌いになるわけがないし、むしろ話してくれたことであなたの事が知れた気がしてもっと好きになったくらいだ。)
海斗さん、私はあなたの事が好きです。あなたが自分で最低だと思っている部分も、醜いと思っている部分も好きなんです
(そのよく通る声のまま、あなたに言い聞かせるように「好き」という感情をこれでもかと言うほど伝える。長年裏社会で研ぎ澄まされた感覚なら、これが嘘ではないということくらい火を見るよりも明らかであろう。)
…っっっ______渚紗ちゃんのばか。普通、嫌いになるとこでしょ。好きになったらダメじゃん…本当、、、、どんだけ沼らせる気、なんでそんなに俺の欲しい言葉をくれるの?…"タンザナイト"を落とす任務だったりするのかい?
(彼の何とか絞り出して貴方に対して言える最大限の悪口。多分悪口にもなって無い。口ではいうものの、「困った子だな、」なんて内心思うものの、嫌いにならないでいてくれたことに心の奥底で安堵した気がした。気づけば限界が来たのか、ぎゅっと貴方のことを抱き締めていて。溢れ出てきた感情を、今だけは__と、止めることなくぽつりと呟く、)
───俺も好きだよ、渚紗ちゃんのこと。それだけは、絶対誰にも負けてない、、、
ふふっ、実はそうかもしれませんね
(悪口になっていないが、あなたにとって自分に対する悪口の限界なのだろう。それにクスッと笑いながら、自分があなたの欲しい言葉を言ったせいなのか”タンザナイトヲタ落とす任務”として例えることに否定はせず。もちろん、そんな任務はないのだが。好きだと、溢れ出たような感情を言葉にされると嬉しそうに目を細め、そんなことを言うなら仮ではなく本当の恋人になりたいな、なんて思ってしまう我儘な自分がいて。ぎゅう、と力いっぱい抱き締められているはずなのに痛くないため、あなたの力加減に優しさを感じながら大人しく抱きしめられていて、背中をぽんぽんと叩く。)
えぇ、私が知っている中で私をこんなに愛してくれているのは生涯貴方だけでしょう
(まるで、あなたとの恋人期間が終わればもうそれからは彼氏を作らないと解釈できるような言い方で返答すれば同時にあなたの自分を愛する気持ちは誰にも負けていないということを肯定していて、)
……!!!やっぱそうなのかい、?でも、、君に全て奪われるのも悪くないね__本望かもな、
(そんな筈が無いことは分かっているが、ここまでくると真に受けそうになる。そうだった場合の自分の心情をそのまま貴方に伝えて。)
……"生涯"、、いやいやいや、、いや?
(まるで貴方が、これからは彼氏も恋人も作らないとも捉えられる言い方ではないか。その言葉を否定しようと思った。…でも確かに、自分でもいうのもなんだが、ここまで強く他人に、愛を抱く人がいるんだろうか。そんなの逆に怖く、疑問形になったしまった。)
……と、とにかく、、渚紗ちゃんはきっと俺なんかよりも、もっともーっといい人にこれからきっと出逢えるからね。さてと、ほら…朝ごはん、そうだ朝ごはんを食べようじゃないか!
(バツの悪そうな顔をしながらも何とか言い切り、"朝ごはん"の存在を思い出してはそれを盾にこの話題から逃げようとして。貴方からも運ぶからと、そっと離れようとして。)
…えぇ、お手伝いします
(「生涯」という自分の言葉に反応したようで、バツが悪そうな顔をしてしながらこの話題からは逃げたいようで。朝ごはんという別の話に変わると、もう既にフルーツサンドなどの立派な食事ができていることは知らないため、自分も立ち上がって手伝うと口にする。)
──これ、あなたが作ったのですか?
(キッチンに向かうと、もう既に出来上がっているフルーツサンドが目に映り、あなたの方へ視線を向けると驚きと喜び、嬉しさが混ざったような瞳であなたのことを見つめて上記のことを聞いて。)
あぁ、勿論!俺の愛情た~っぷり♪手作りフルーツサンドだよ。
……初めて作ったからちょっと不安だけど___渚紗ちゃんは甘いのが好きっていってたから、、フルーツサンドなら喜んでくれるかなって思ってね。
(冗談めかしたお巫山戯を挟みつつ、にこにこと貴方にそう話して。朝から貴方のことを考え、"喜んでくれるかな、、"とドキドキしながら何度も試行錯誤、、別に上記は嘘では無いはずだ。貴方のキラキラと輝いた、嬉しそうな瞳を見ては心の中で安堵して。)
ん~、、体にも良し、あまーい珈琲か、お茶か水か…いちごミルク。渚紗ちゃんは何が飲みたい?ごめんね、大した物がなくて、、、
(不甲斐なそうに、申し訳無さそうにそう謝る。普段甘いジュースは飲まないので、家にある貴方が飲めそうなものがあまりにも限られているのである。自分の珈琲を作りながらも冷蔵庫を確認しては貴方にそう質問して。)
ありがとうございます、とても美味しそうです
(朝から自分の好物を考えて作ってくれたのかと思うと、再びそのフルーツサンドを見ては悩み試行錯誤するあなたの姿が思い浮かぶ。健気だなぁ、とあなた乗った頭を今すぐにわしゃわしゃと撫でまくりたい気持ちを抑えながら、感謝の言葉と食べなくてもわかる美味しさを伝えて。)
そうですね…、、では私はいちごミルクでお願いします
(大したことがなくてごめん、と謝るあなたに首を振ったあと、考えるように顎に手を添えれば、少し考えたあといちごミルクにすると決めて。甘いフルーツサンドに甘いいちごミルクの組み合わせは、(本人は知らないが)甘いのが苦手なあなたからすれば理解し難いものだろう。)
ほんと?良かった…
("美味しそう"という直接の言葉を聞いては再度安心して、一拍置いてから小さく吐息を。嬉しそうに口角を緩めて。)
はぁ~い♪成程、いちごミルクかい、、
(顎に指先を添え、考える仕草をしては暫くした後、言葉を紡ぎ始めて。)
…渚紗ちゃんの好きな食べ物、飲み物も全部、なんて言うんだろ___あ、きゅるる~んって感じだね!なんだかとってもかわいい、、
(彼にとって、甘いもの×甘いものというのが理解し難い組み合わせなのは間違いないだろう。ただ、案外多種多様を理解しているタイプで、そんな疑問に思った訳でもない。彼が考えていたのは自分が見てきた中での貴方が好きな食べ物の共通点。お菓子系なのでそうなるのは自然の摂理なのだが、彼にとっては普段絶対足を踏み入れないものばかりなのもあり上記のようになったのだと思われる。語彙力低下。いちごミルクもコップに注ぎ、机に運び終え。貴方の頭にぽんぽんと優しく触れて。)
はーい♪準備完了~!手伝ってくれてありがとうね。……特性フルーツサンド、隠し味は愛情だよ。遠慮せずに、好きなのをどーぞ。お口に合うといいんだけど、、、
(愛情は勿論注いだが、隠し味は別にあるといえるだろう。彼は料理が上手い。何故か上手い。……昔、家族の為にずっと彼が作っていたりしたのかもしれない。)
そうでしょうか?…でも確かに、彩りは可愛らしいですよね
(自分の好きな食べ物や飲み物はきゅるるんとしていて可愛い、と言われるとまさかあなたが「きゅるるん」という言葉を使うなんて、と思いながらも、あなたが注いでくれているいちごミルクや作ってくれたフルーツサンドに目をやれば、確かに薄ピンク色や白など、一般的に可愛いと言われる色が集まっている。)
いえ、私は特に何も…。…では、いただきます
(頭をぽんぽんと撫でられ、手伝ってくれてありがとうと言われるが、自分は本当に何もしていない。ほとんどあなたがしてくれたため、その感謝の言葉に首を振って。テーブルに運ばれたいちごミルクやフルーツサンドは自分の目にはとてもキラキラと輝かしいものに見えて、椅子に座ると早速フルーツサンドに手を伸ばす。一口齧ると、パンの柔らかさがと生クリームのまろやかな甘さが感じられる。いちごは酸味が強く、生クリームの甘さとマッチしていてとても美味しい。まさに”幸福の味”だ。)
…!美味しいです、とても。あなたの愛情は甘く柔らかいのですね
(率直にフルーツサンドの感想を伝えたあと、悪戯げに“あなたの愛情”という隠し味の感想も伝える。)
……それは良かった。"好きな子"に幸せそうな顔しながら、そう言ってもらえるとこっちまでポカポカして嬉しくなってきたな、、俺も作った甲斐があったよ。ありがとうね、
(貴方に自分の作ったフルーツサンドを美味しいと言ってもらっては、嬉しげに口角を緩めて、自然と優しく微笑んでいて。"好きな子"だなんて言葉を使ったが、それ以前に人間として気配りの出来る気持ちのいい子だと思った、感謝を述べて。)
─────っ、、はははっ、上手いこと言ってくるじゃないか。流石だねぇ…本当、お嬢ちゃんには敵わないな。
(自分が悪戯に隠し味は愛情だなんていったのを利用し、逆にカウンターをしかけてくる貴方には"あっぱれ"しか出てこない。本当、面白い子だなぁ…なんて考えながら何処か楽しげにしながらも、彼は1度も目を逸らすことなく貴方をずうっとじーっと眺めていて。)
……、、あの、見すぎだと思うのですが…
(悪戯げにあなたのことをからかうと、満足そうな表情をした後再びフルーツサンドにかぶりつく。生クリームがたくさん入っているため溢れ出て口の端についているのを急いで指先で取ろうとし、「はしたないと思われたかな…」とあなたの方を見ると先程から一度もこちらから視線を外していないようで、じーっと長く見てくるあなたに驚いたようで、口元についた生クリームの存在なんて忘れてしまうほどで。あなたの視線が一向に外れないため、こちらから逸らし、見すぎだということを伝える。)
…あははっ、そうかな?ごめんね、つい見惚れちゃって、、、
(なんてわざとらしく貴方に返した後、"ふふっ、"と笑みを零しな後、貴方の口元についたクリームを綺麗な拭くものでそっと優しく拭き取って。貴方の口元のクリームを自分の指先で拭き取って食べてみたりもしてみたかったのだが、気持ち悪がられることだけ避けなくてはならない。少女漫画以前に、漫画を見た事がない彼だ。こんな発想はおかしいんだろうと考え、流石に理性が勝ったらしい。ちなみに彼は、はしたないだなんて思っておらず、むしろそれくらい夢中で食べてくれてたんだな、と愛らしい子だなと思っていて。もっと貴方のそういう一面が見てみたい。知りたいと思う。だが、一つだけ決めていることがある。それは他も出来るだけ控えるが、唇へのキスは何があろうとしないということだ。)
…あははっ、そうかな?ごめんね、つい見惚れちゃって、、、
(なんてわざとらしく貴方に返した後、"ふふっ、"と笑みを零し貴方の口元についたクリームを綺麗な拭くものでそっと優しく拭き取って。貴方の口元のクリームを自分の指先で拭き取って食べてみたりもしてみたかったのだが、気持ち悪がられることだけ避けなくてはならない。少女漫画依然に、漫画を見た事がない彼だ。こんな発想はおかしいんだろうと考え、流石に理性が勝ったらしい。ちなみに彼は、はしたないだなんて思っておらず、むしろそれくらい夢中で食べてくれてたんだな、と愛らしい子だなと思っていて。もっと貴方のそういう一面が見てみたい。知りたいと思う。だが、一つだけ決めていることがある。それは他も出来るだけ控えるが、唇へのキスだけは何があろうと絶対にしないということだ。)
もうずっと顔を合わせているではありませんか
(「見惚れちゃって、」というあなたに、昨日から今日までずっと一緒に居て顔を見ているのに、今更見惚れることなんてあるのか?と聞いて。確かにあなたの顔は整っていてずっと見ていたら吸い込まれそうな瞳、綺麗に通った鼻筋、薄く触れてみたくなるほど柔らかそうな唇など、挙げればキリがないほど良い点は沢山あるのだが、自分はどうだろうか。瞳が綺麗だと褒めてくれるが、それはあなたも同じだろう。口元に付いていた生クリームをあなたに拭き物で拭いてもらうと恥ずかしそうに「ありがとうございます…」とつぶやく。)
何回見ても見惚れてしまうのさ。好きだもん、、別に普通でしょ?
……渚紗ちゃんは可愛いよ。象徴だからね、
(貴方の心情を察したのか、不貞腐れたようにかわいいもん、と訴えかけ"可愛いの象徴"とまでいい。恥ずかしそうに"ありがとうございます"と呟く貴方を見ては、浄化どころか昇天案件で笑えてきた。自身の腕時計にスっと、静かに視線を落とすと一拍置いてから小さく吐息を。再び貴方の瞳を捉えては下記を言い。)
─────少し、任務の話をしておこうか。
っ…たしかにそうですが…
(好きならば、何回でも見惚れてしまうのは当たり前だと言うあなたに頷きながらも、食べている姿をずっと見られるのはやはり恥ずかしいし緊張する。今度あなたがなにかしている時にじっと見つめてやり返してみようか、なんていたずら心が働きそうになりながら、あなたの切り替わった雰囲気と言葉に無意識に背筋がピン、と伸びる。食べていたフルーツサンドの残りを食べてしまうと、飲み飲んだあと下記の返事をする。任務…もちろん忘れていたわけではない。あなたの組織で、幹部であるあなたが担当する案件だ。恋人役、といっても何もしないわけが無いだろう。)
…はい
……ん、、こっちおいで。抱きしめてもいい?そんなお固くならなくていいよ。ゆる~くいこうじゃないか、ゆるくね。
(何処までも穏やかな口調で彼は変わらずにこにこと話しているはずなのだが、タンザナイトに切り替わったのが何故か鮮明に伝わってくるだろう。)
渚紗ちゃんはさ、"Undead"っていう組織を知ってるかい?恐らく、"既に生命が失われているにも関わらず活動を続ける、4体に魔法・不思議な力によって、仮の生命を吹き込まれた存在を指す総称"っていうのが意味で、正しくそのままの意味が由来してるんだろうが____この組織が巷で今話題でね。何らかの力…恐らく"能力"によって、今生きてる人間も、4体すらも操り、着実に勢力を拡大していってるんだ。数十個の組織を壊滅、あのかの有名な○○の幹部も1人操られて、組織に大きな被害を与えさせられたんだとか…。ま、それだけならぜ~んぜん良かったんだけどねぇ。その子達、うちの組織にもわざわざ宣戦布告をしてきたらしく、ボスが激おこになっちゃってさー。本当馬……じゃなくて、凄い度胸で尊敬できるよねぇ、俺感動しちゃった!
、、、その子達が、豪華客船で裏社会の人間___それも恋人限定の現代でいうダンスパーティー???舞踏会みたいなパーティーを開くらしい。だからさ、それに俺は行ってこいって言われて。
……ボスも人使い荒いよなぁ、恋人なんて居ないって分かってたくせに、、"1日以内に代役を立ててこい。え?いや…顔、別にいけるだろ、、お前"とか。
───任務内容としては、"壊滅"と"護衛"だ。
…!はい、では…失礼します
(任務の話になったことで身体が強ばっていたのを察してくれたのか、抱き締めながら緩く話そう、と言うあなたに頷くと席を立ってあなたの膝の上に向かい合わせになるように座る。そのままぎゅう、と抱きつくと、静かに甘えるようにすりすりと擦り寄る。もちろん、任務の話を聞いていないわけではない。)
……厄介ですね…。えぇ、わかりました。壊滅と護衛…まだやったことはありませんが、頑張ります
(”Undead”…聞いたことがない。そんな組織が何十個の組織を壊滅させ、さらには有名な幹部も操られているなんて…。生きている人間も、4体すらも操る脳力は厄介以外の何者でもない。遠距離からターゲットを狙い撃ちする、という依頼を引き受けることが多かったため、壊滅も護衛も未だやったことがない。)
へぇ、、渚紗ちゃんはもしかして、遠距離から狙い撃ちする任務しかしたことがないの?まあ確かに…射撃のプロだもんな。
(甘えるようにすりすりと擦り寄ってくれる貴方に思わず"愛い…っ、、"と口角を緩めながら、頭をよしよしと優しく撫でて。"近距離でも強いのにな、"とあの時のことを頭の中で振り返っては思いながらも、貴方の組織の人達がもしかして貴方が危険な目に合わないようにしてくれてるのかとも考えられ少し安心して。"頑張ります"と意気込む貴方に相変わらず愛らしい子だな、と思いながら優しく微笑んでは言葉を紡ぎ始めて。)
うん、一緒に頑張ろうね。無理はしないで、"命"最優先でいこう。……そうだねぇ、1回渚紗ちゃんのお家に寄ろっか。連絡してないんじゃないかい?連絡していたとしても、1日男の家にお泊まりなんて心配してるだろう____仮彼氏の件も、任務の件も報告しなくては、、
えぇ、お恥ずかしながら…。プロなんかでは、、私はまだまだです
(あなたに頭を撫でられると、心地よさそうに目を細める。組織では遠距離からターゲットを狙い撃ちする任務しか回ってこない、ということがあなたにバレてしまえば、少し萎縮したように頷く。小さな組織といえど、彼女も一応幹部だ。それなのに似たような仕事しか担当しないのは不甲斐ないと感じてもしょうがないのだろう。「射撃のプロ」なんてあなたに言われると、嬉しい気持ちももちろんあるのだが、それほどまでのレベルには達していないと首を振る。)
確かにそうですね…。では、一度話をしに戻ってもいいでしょうか?
(自分の家に帰ることを推奨されれば、確かにそうだったと思い出し頷く。仮である恋人の関係、あなたの任務についていくということなど、話すことが沢山だ。)
勿論さ!えぇーっと、、ここから渚紗ちゃんのお家までの距離は…
(ぶつぶつ暗号のような、計算式のような何かを呟いていて。5秒ほどでそれが止まり、貴方の手を取ると能力を発動、手を繋いでいた事で共に転移して。転移した後、目の前に、その瞳に映るは確かに貴方達の家であり。)
はぁ、、良かった。成功したみたい。これでなんとなーく掴んだかなぁ…
(どうやら彼は何かを掴んだらしい。「ふー、」と気怠げに息を吐きつつも、僅かに、満足気に笑みを浮かべていて。)
……大丈夫、ですか?
(場所が移り変わると、目の前にあるのは確かに自分の家で。あなたの家からここまで、どのくらいの距離があったのだろう。決して近くはないため、自分の能力と同じで距離が離れているほど代償が大きかったとしたら…、と考えてあなたの方を見ると気怠げに息を吐いていて。背中に手を添えると大丈夫かと心配そうな表情であなたの顔を覗き込み様子を伺う。)
…掴んだ、とは?
(それはあなたの家から自分の家までの距離だろうか、それとも、長距離の移動だろうか、と考えながら背中に添えていた手を動かし、背中をさするようにしながらそう聞いて。)
…………?
あぁ、、お嬢ちゃんは本当に優しいんだな、
(一瞬困惑してしまった。まさか心配してくれているだなんて思いもしなくて、能力を使っただけで心配されたのは初めてだ。貴方の優しさに温もりも感じながらも言葉を紡ぎ始めて。)
心配してくれてありがとう__大丈夫だよ、安心して。"掴んだ"ってのはいいことさ。
(話すと複雑で少し長くなる。悪い意味では無いということだけ伝えておき。)
そうですか、?ならいいのですが…
(大丈夫だよ、とあなたに言われても心配そうな表情は変わらず。どうやら、あなたが言う「掴んだ」というのは悪い意味ではないらしい。それを伝えられると少しほっと安心して。早速家のドアを開け、中に入ると玄関の扉が空いた音で築いた構成員や幹部たちが出迎えの言葉をかけていて。あなたが隣にいることももちろん気付いているが、もうあなたと自分が一緒にいることに対して何も疑問を抱いていないようで。)
ただいま帰りました。…ボスの部屋に行きましょうか
(あなたの手を掴むと、以前にも一度行ったことのあるボスの部屋に向かう。ドアの前でコンコン、とノックをすれば入っていいよ、という声が中からして来て、「失礼します」と言ったあと部屋に入る。)
……あぁ、、
(にこにことした笑みは崩さないものの、ここの構成員や幹部の人達が自分のことに対してなんにも言ってこないことに相変わらず"変なの、"と違和感を感じたまま、"渚紗ちゃんは意外とすぐに心を開いてくれた気がするんだけど、それってそこまで凄いことなのかな?"と、疑問も絶えぬまま、貴方に手を引かれては抵抗することも無く身を任せ、流れるのままに一昨昨日来た、記憶に新しい見覚えのある、ここの組織のボスの部屋まで辿り着いていて。)
(扉を開けると、そこに居たのは一昨昨日にあったときの優しい表情と全く変わらないボスの姿があり。そのボスがあなたの姿を見ると「おや、タンザナイトくんもいたのかい。今日はどうしたんだい?なにか話でもあるのかな」とと作り笑顔でもなんでもない、あなたが来たことを歓迎するような笑みを浮かべながら、察しがいいのか話がある、という自分たちの目的をすんなりと当てて。)
お久しぶりです、ボス。はい、少し伝えなければいけないことがありまして…。彼の任務について行くことになりました。内容は──、
(あなたの組織のボスの護衛と、狙ってきている組織の壊滅をすることなどを伝える。「そうかい、わかったよ。タンザナイトくんがいるなら安心だね。気をつけて」と相変わらずの笑みを浮かべる。あなたがいるなら、とあなたに対して謎の信頼をしていて。彼女はというと、“仮の恋人の関係を繋いだ”ということは言いずらいらしく、困ったようなあなたのことを見る。)
(タンザナイトとしての自分で、恐らく年上相手なのに敬語無し、また舐め腐った態度を取ろうとも思った。だが、作り笑顔でもない此方を歓迎するような笑みを浮かべられては言葉が詰まり出てこなくて。視線を斜め下な流し、僅かに目を細め、暫くして貴方の視線に気がつくと"仮の恋人"の件なのは察して、自分の疑問を投げかけた後に話そうと思い。再度ボスの方に淀みが溶け込んだ灰簾石の瞳を向けては言葉を紡ぎ始めて。)
………何故、そこまで信用してくださるのですか?
俺はお嬢ちゃんを家に泊めた。何かしてても、手を出してたって普通おかしくないでしょ。俺、"タンザナイト"なんですよ?
、、、理解し難いな。お兄さんだけじゃない、貴方達皆んなそう____
(本当はこんな言い方がしたい訳でも無かった。彼がこういう言い方になってしまうのは、ここまで人に温かみを感じることもそんな風に接されるのも慣れておらず、何より彼の抱える過去の出来事などから自然となってしまうのだ。"怖い"のである。)
(「そうだね…、なぜ、と言われて説明するのがとても難しいのだが…。──勘だよ。君だって、良い人と悪い人の区別くらい簡単につくだろう?僕は君がいい人だと思っただけだよ。多分、この組織の人たち全員が僕と同じことを考えていると思うよ。」話している途中、あなたの目を彼は一度も逸らすことなくあなたを信用する理由を告げた。この言葉を聞いたら、自分が昔救われたときのような同じ気持ちになるだろう。)
私たちの組織に偏見だけで態度を変えたりする人はいませんよ。それに、私があなたに接している態度で、みんなあなたがどんな人かを理解していると思います
(と、付け足す。その表情はなぜ逆にあなたのことを信頼しないのか、とでもいいたげで。)
………………。
つかないですよ、俺はエスパーじゃない。人間は底知れないから___いつだってそう、騙される馬○から、優しい子から、この世界は居なくなっていく。神様だって、綺麗な花から摘みたいもんな、
(埃を被り、淀んだ灰簾石は、いつも何かに囚牢されているようで、優しくまっすぐなその言葉を聞いても尚、再び輝きを取り戻すことは無かった。)
────けど、、あぁ。少し、少しだけ分かった気がするよ。
(貴方の海のように透き通った綺麗な瞳を向けられては、寂しげなな瞳が晴れた訳でもないが、困ったように僅かに微笑んで。)
…俺は、お嬢ちゃんのそういうところが好きなのかもね、全部が海みたいに透き通ってて、俺とは似ても似つかない…まっすぐで、優しくて、甘くて、温かくて、、言葉なんかじゃ絶対に表しきれない。
(貴方のことを話し始めると溢れ出てくるように止まらなくなり、一拍置いてから小さく吐息を。その後にボスの方に目を向けては下記を言い。)
大事な話があります。今から話すこと…認めるか認めないかは、お兄さんが決めてくれませんか。
(「……うん、そうだね」この世の中は優しく、綺麗な心を持っている人からいなくなっていく…確かにそうだ。優しく温かかった笑みに、少しだけ悲しさと寂しさを染み込ませながらあなたの言葉に頷く。それは長くこの裏社会にいるボスならよりわかっていることだろう。)
真っ直ぐで優しいのも、温かいのもあなたの方ではありませんか。私はあなたのそんなところに惹かれているのです
(これは絶対に否定しなければいけないと思った。似ても似つかないなんて…そんなわけがないじゃないか。自分はあなたの温かさに、優しさにどれだけ惹かれて信頼できるようにまでなったと思っているのか。「うん、どうしたんだい?」そういいながら、疑問に思う時に首をこてん、と横に傾げるのは、ボスに似ている彼女のくせなのかも知れない。)
……お嬢さんの仮恋人を、俺に務めさせては頂けませんか。
お嬢さんに俺は救われました。そんな風には見えないかもしれないけれど、確かに救われたんです。胡散臭い作り笑顔じゃなくて、俺も、、少しは人間らしく、自然に笑えるようになったような、そんな気がしたから_______
(貴方が自分のことを好きだと言ってくれたというのを話すか話さないか、少し迷ったものの"しゃーないよな、、これは、"と申し訳なく思いながら決断して。)
健気でまっすぐな優しい子ですから…俺なんかにも、お嬢さんは"好き"だと言ってくれました。本当にそうなのかは分からないけど、恋愛的にってね。それで、"俺なんかが…"ってのも過ぎりましたが、"この子のことがもっと知りたい" "成長した姿を見てみたいなって"、恩返しがしたいなと同時に思いました。色んなことを教えてあげたい、もっと広い、この素晴らしい世界のことを知って欲しいと思うから……お嬢さんがもっとこの世界を好きになれるように、これからの未来が明るいものであるように、俺の出来ることは何でもしてあげたいと心から思いますし、捧げられるものは捧げるつもりです。
信じるか信じないかはお兄さんに任せますが、、タンザナイトの噂で"女遊びが好き"なんてものがありますね。……別に俺は好きじゃないですし、未成年に手を出すつもりも全くありません。お嬢さんは確かに可愛いけど___それだけで好きなわけではないんです。何より…お嬢さんが傷つくのは、俺が耐えられないので。
────仮恋人の期間が終わったら、二度と貴方達の視界に映らないと、お嬢さんからも手を引くと約束しましょう。だから…どうか、どうか1年間だけ、お嬢さんの傍に居ることを許しては頂けないでしょうか。……お願いします。
(いつもより実は緊張してるのも、キャラが違うのも事実だが、嘘偽りの無い言葉、まっすぐな瞳で最後まで目を逸らすこと無く話しきっては、「あーあ、何やってんだろ、、柄でも無いのにな。組織の子達がこれ見てたとしたら、すっごい笑われてネタにされるだろうなぁ、俺。」なんて考えながらも彼は深く頭を下げていて。)
──っ、、
(あなたの説明は、とてもわかりやすいものだった。何も間違っている部分はないし、誠実だ。だが、同時にこの契約期間が終わってしまえば、あなたは自分の元から離れてしまうということを実感させられる。あなたをこの目に移すことも、話すことすらもできなくなってしまうのかと思うと、悲しくて、寂しくて仕方がない。──また、自分は大切な人と離れなければいけないのか。震えそうになる自分の手を自分で抑え、なんとか震えと感情を押し56しながら、小さく息をつく。ボスは、なんというだろうと緊張しながら見ていれば、「………そうかい。ありがとう、タンザナイトくん。レイのことを心から想ってくれて。互いに了承を得ているなら、僕は構わないと思うよ。」長い、長い沈黙の後にようやく口を開くと、返答はYesで。その言葉にほっとしたのも束の間、「──ただ、もしレイを悲しませることがあったら、容赦はしないからね」どっと空気が重くなるのを感じるだろう。浮かべていた優しい笑みは消え失せ、あなたの前で初めて表情を消す。その雰囲気はまさにあなたが怒ったときと似たようなものを感じる。)
……ありがとうございます。容赦しないって、、あははっ、何する気ですか?俺すっごく気になるなぁ、、んちゃって、(完全に間違えた)勿論、その時は俺のことを56してください。生きてる価値が無いので。
────ただ、其方も改めて、本当にお嬢さんのことを大切に思っているのなら、よーく考えて頂きたい。……渚紗ちゃんの未来の為に、何が1番いいのかをね。
(長い長い沈黙の末、許可を貰うと内心安堵したがそれも束の間、其方の笑みが消え、"怒り"に似たような感情を感じ取るが怖気付くことも無く。彼は冷静ににこりと含みのある笑みを浮かべながら上記を言い。)
(自分の未来のためによく考えた方がいい、とどこか含みのある笑顔を浮かべながら言うあなたに対して「…おや、それはどういう意味かな?」と此方(ボス)も笑みを崩すことなくそう返答する。これは止めないと非常にまずい。どちらも引く気がないのだから。小さくため息をついた後、2人に下記の言葉を投げかける。)
もう、どちらも辞めてください。タンザナイトさん、行きますよ。もう話は終わりました。…失礼します、ボス。
(ボスにこんなことを言うのは初めてかもしれない。少し無礼だったかとも思うが、今回ばかりは仕方がないと自分に言い聞かせながら、強制的に2人の冷戦寸前の会話を断ち切らせるようにあなたの手を掴むと、部屋から出ていく。)
……どういう意味か?あっははっ、、分かってるくせに、お兄さんったら、ウブなフリしちゃって___って、わ…っ、渚紗ちゃん、今ね大切なお話中で、、、
よーく、よ~く考えてくださいね!!!!!!
(吐き捨てるように最後に念押をして。勿論、抗うことも出来たのだがそうはせずに、手を掴まれ引かれるがまま、強制的に部屋から出されて。)
はぁ……、、もう、子供じゃないんですから。ちゃんと”いい子”にしてください
(部屋を出て扉をパタン、と閉めたあと腰を手を当てて眉間に少しばかり皺を寄せ、頬を膨らませて言い合いをしたことを注意する。「子供じゃないんだから」と言っているのにも関わらず、「いい子にして」という言葉は矛盾しているようにも感じるかもしれないが、それを言っている本人は無意識なのかもしれない。)
…次は…あぁ、新しい服を買いに行っても構いませんか?
(あなたの組織ほどが誘われる舞踏会ならば、任務用の服や私服で行っては流石にまずいだろう。そう思い、少しはマシなオシャレな格好で行った方がいいと考え、新しい服を買いに行きたいと言う。もちろん、あなたに払わせる気なんてサラサラないのだが、あなたの服を見る限りファッションセンスが良さそうなので選んでもらいたくて。)
…ごめんね。つい、、
(すぐ煽りにかかってしまうのは悪い癖。何故か少ししょんぼりしながら申し訳なさそうに謝って。)
勿論さ、早速買いに行っちゃおうか。
(そっと優しく貴方の手を包み込んではまた能力を発動させて転移して。目の前に広がる景色は見事に雰囲気からいい感じの服屋さん。高級感も同時に漂っていて。)
いいねぇ、、都会って。はぁ…俺ね、本当はタワマンに住みたかったんだよ。綺麗な夜景が見れるだろう?星も好きだけど、人工的な溢れんばかりの光が好きなんだ。
(圧倒的に自分の家からより転移しやすいらしい。思わず感嘆の声を零し。恐らく億万長者の彼ならタワマンに住むだなんて簡単なことだろう、そう、あの家にはどうしても住むしか無かったのである。)
…私はここよりも、今のあなたの家の場所が好きです
(優しく手を包み込まれると、すぐに「しまった…」と後悔する。あなたにできるだけ能力を使って欲しくないのだ。自分の能力で移動する予定だったのに先を越されてしまった。次あなたの能力が発動しそうになったら自分の能力を先に使おう、と思いながら都内にあるタワーマンションに住みたかった、と言うあなたに少し間を置いてから上記を告げる。もちろん、都会は便利だ。だが、たまに喧騒さにうんざりしてしまうことがある。だからこそ、あなたの家が好きなのだ。静かで、誰にも邪魔をされていないようだから。)
…わぁ、、
(目の前に広がる高級感溢れるオシャレな服屋に思わず感嘆の声を漏らす。本当に入っていいのかと戸惑いの表情を浮かべながらあなたの方を見て。)
……そうかい?そっかぁ___渚紗ちゃんが好きっていうなら、あの家に住んでて正解だったのかもしれないな、
(貴方からの返答に驚きながらも、今まであの家に文句しか浮かんでこなかったのだが心から感謝して。渚紗ちゃんがいいなら正直彼は何でもいいのである。何よりも誰よりも"渚紗ちゃん第一"を彼は心がけるようになっていて。)
───どうだい?なかなかにいい感じでしょ?ボスにオススメしてもらったんだ。このお店はね、うちの組織とも仲がいいみたい。生憎俺は、今までお嬢ちゃんくらいの歳の女の子と関わる機会が皆無レベルに少なかったわけだから、どんな店がいいとか全然分からなくてねぇ…。こう見えて、、、今流行りのものまでどんな系統の服でもあるらしいよ!
……ほら、入ってみよっか。
(感嘆の声を漏らした後、溢れ出す高級感からなのか戸惑いの表情を浮かべる貴方を微笑ましく思い、ふっと笑みを零し自然に口角を緩めると、ぎゅっと手を繋いではお店に入り。)
は、はい…
(目の前の店の雰囲気に圧倒されていたのに気がついたのか、ぎゅ、と手を握って一緒に店の中に入るという気遣いに心の中で感謝しながらあなたの後ろにひっそり隠れるようにして店の中に入る。外からでもわかっていたことだが、やはり普通の服屋とは一味も二味も違う。店内にはどこを見渡しても高級感溢れるバッグやドレス、ハイヒールなどもありながら、メンズの衣類も揃えられている。これ、完全に自分は場違いすぎやしないか??と改めて実感させられながら、取り敢えずあなたの後ろを着いていくことにして。)
(いつの間にか彼はサングラスを装着しており。胡散臭さがブーストする上に、少し大人に見られた方がやはり得なのである。あくまでボスに紹介してもらい訪れた店、気は抜けず。)
あははっ、渚紗ちゃんったらそんな緊張しなくてもいのにって……あれぇ、?
────いらっしゃいませ、お客様。
…………本日はどういったご要件でしょうか?
(目にも止まらぬ速度で隙も無く、入った瞬間店員と思われる複数人に見事に包囲、銃を構えられて。なんて物騒な店なんだろうかと思うかもしれないが、彼らもまた表向きは服屋を営む"マフィア"である。この世界自体が"異能"という存在があるのも大きいのかもしれないが結構物騒。裏社会の人間となると尚更なのだ。防犯カメラに突然、正しい順路も辿らずに人が現れたのを確認、一般人じゃないのは彼らから見ても明らかだ。言わばこれは正当防衛のようなもので。「まさか、巷で噂のUNDEADってやつだったり?」なんて1人が呟いていて。)
…ただの客です
(驚いた。まさか入店して数秒も経たないうちに包囲されて銃を向けられるなんて、と思いながら腰にある短銃を抜こうとするも、少し考えると不審に思われるのも仕方がない。なぜなら、防犯カメラ越しにどこからともなく急に現れたのだから。その時点で”一般人”ではないことは悟られているだろうが、ここで無駄に戦って怪我でもしたらとんでもない。両手を軽く上にあげると、こちらに敵意はないということを表して。相手の1人が「UNDEAD」と呟いたのはもちろん聴き逃しておらず、やはり警戒されている組織なのかと実感する。逆に、うちの組織の情報が遅れているのか?なんて考えたりしていて。)
(「ただの客?そんなわけないだろ、」と、男が貴方に手を出そうとしたその瞬間、彼は片手でぐいっとその腕を掴んでは阻止してみせて。)
……初めまして、"仕立て屋"の皆さん?お会い出来て光栄だよ!
────俺はタンザナイト。ボスの____いや、"ペリドット"の紹介で来たんだ。その巷で話題のUNDEADが開く裏社会の人間を集めたパーティーに俺達は行く予定でねぇ、、此方の可愛らしいお嬢ちゃんの服を買いに来たのさ。お嬢ちゃんの言う通り、一般客と変わりないよ。
(彼が話している最中、貴方に手を出そうとした男が顔を歪め悲鳴を上げており。依然ニコニコとしながら彼は自然に話しているが、なんと男の腕を折ったらしい。今の灰簾石の瞳はいつもに増して淀みが溶け込んでいるといえるだろう。"あちゃ~、力加減間違えちゃった♪"なんて考えるようにしているが、そんなわけが無かろう。話終えると男から手を離して。)
(2つの大きな情報があった。1つ、彼らは"仕立て屋"といわれる組織の連中らしい。服屋としても表社会で普通にかなり有名で、裏社会では奇抜な事で有名だ。2つ、彼の組織のボスの名前は"ペリドット"。橄欖石の一種で、暗闇を払うと言われている、平和や太陽を象徴する石の名であり。)
ちょ、っ…やり過ぎですよ
(一人の男が此方へ手を出して来そうになり、ここで発砲してしまえば乱闘になると考えて「っ、」と声ではない小さな悲鳴を漏らす。だが、その手は此方に触れることはなくあなたによって掴み上げられている。「ありがとうございます」と感謝を言う暇もなかった。愛想の良いニコニコとした表情で平然と話しているのに、男の腕を握っているその手の力は半端ではないだろう。止めようとしたときにはもう遅く、顔を歪めて悲鳴をあげているのを見れば、腕は折れてしまったのだと分かる。さすがにそこまでするとは思っておらず、ため息をつきたくなるのを抑えながら、「やり過ぎ」だと注意する。あなたの話から聞くには相手の組織は”仕立て屋”というらしい。この情報も知らない。後で情報班にしっかりしてくれと言わなければ、と思いながらあなた達に目を向けて。)
失礼しました。…服を購入したいのですが、構いませんか?
(あなたが男の腕を折ってしまったことを謝りながらも、見るからに本気で謝ってはいない。少し間を置くと、先程の出来事はなかったように、まるで普通の高級服屋の客として話している始める。あなたも相当イカれているのかもしれないが、それは彼女もおなじようだ。)
ボキって音がして____
腕、痛かったよねぇ……ごめんね?力加減を間違えちゃったみたいだ、、次からは気をつけるよ。
(貴方から注意を受けては腕の骨を折ってしまった相手に申し訳なさそうに謝り。ぜっっっっったいに上記で言っていることはどちらも嘘。貴方のことを少しでも傷付けようとする人間を正直彼にとっては何よりも有害で生かしておけない。今回はこれでも"加減"をしたのだ。見た目だけでいうとフィジカル系には見えないかもしれないが彼の力には底知れないものがある。男の腕の骨を折ること位なら、もしかすると彼にとっては容易かったりもするのかもしれない。)
(正体が判明しては謝罪の言葉を述べた後、店員は貴方の言葉を聞くと、抑えてはいるものの僅かに身体を震わせながらこくこくと深く何度も頷き貴方に似合いそうな服を系統ごとに分けて何着も持ってきて。)
…こんなに持ってきていただいて…、少し申し訳ないですね
(注意をすると表面上では申し訳なさそうに謝っているが、おそらく…いや絶対にそんなことは微塵も思っていないのだろう。先程もボスと静かに喧嘩になりそうになっていたこともあり、やはりもう一度店を出たら言わないとな、と考えていて。僅かに身体を震わせている定員は急いで様々な服を用意してくれ、それを見ては、服に対して素敵だと思いながら、やはり先程あなたが腕を折ったことで脅しのようになっているため少し申し訳なさを感じて。)
タンザナイトさんは、どれがいいと思いますか?
(用意された服はどれもとても素敵で、自分では到底選ぶことなんてできないため横にいるあなたのことを見てはどれが良いと思うかを聞いて。)
俺かい?…………。
(顎に指先を添え、考える仕草を「うーん」と小さく唸りながら僅かに斜めに視線を流すと、何個か手に取ってはじっくりと考えている様子で。ネクタイとリボンベルト付きの可愛らしい付刺繍入りプリーツワンピース、派手過ぎ無い魅力的な黒のレース付きのフリルドレス、それの水色バージョンのもの、白基調の青のリボンが多くあしらわれた一言で表すなら"綺麗"が似合うドレス、etc.まで正直全部似合うと思うのだが大分厳選した。ただ、そこからは決めかねて。)
(あまりに真剣に彼が選んでいるので"タンザナイト"の噂から想像のつく人物像とは少し違う気がして店員一同驚きながらも、思わず純粋な良心から───あの、よろしければご試着されますか?と、1人が彼に声をかけ。)
……いいのかい?じゃあ、お願いしようかな、、
("ありがとう"と普段通りの笑みを浮かべ、感謝を述べては店員は試着室に貴方を案内して。)
(─────噂ではかなり狂気的というか、頭のネジが外れてると聞くといいますか、、タンザナイト様って…どんな方なんですか?も、貴方に服を渡すのと同時に愛想の良さそうな女性が質問して。骨を折った件に関しては、彼らは大前提裏社会の人間。力には驚いたが、此方は56そうとした訳なのであまり違和感も無いらしい。)
……、、
(まさか、あなたがそんなに真剣に厳選するとは思わなくて話しかけるのも億劫になってしまう。これはあなた一人じゃ最後まで決めきれなさそうだなぁ、と思いながらも”あなたが選んでくれた服”を着たいため、口出しをすることはなく。そんな中、一人の定員が試着をするかと話しかけて来て。さすが高級服屋の定員だ、と気遣いに感心していて。試着室に案内されると、「タンザナイトはどんな人物なのか」と愛想の良さそうな定員にそう聞かれる。どんな…、といえば答えるのはとても難しく、少し間を置いたあと、下記を伝える。)
…優しくて、人一倍愛情深い人です
(努力家、実は可愛いものが好き、愛情深さゆえの嫉妬や独占欲があること、機械音痴なところなど、色々なところを挙げればキリがない。だが、それらは自分だけが知っていればいいと少しの独占欲を見せ、定員には2つだけを教える。)
……そうなんですね、、(取り乱しはしないが、内心全員驚愕だろう。貴方が着替えるということで、何かあれば呼んでくれと伝えた後、さささっと音も無く消えて。恐らくバックルームではこの話題で持ち切りだろう。)
("腕の骨折ったのは良くなかったんじゃないか、"なんて今更彼は後悔し始めていて。そもそも暴力なんてしてはいけない、話し合いで解決するべきだというのを貴方に教えたかったのに、これでは逆効果ではないか。──────"普通"の優しいお兄さんを演じるのではなかったのか?正当防衛とはいえ骨を折るのは普通の優しいお兄さんなのか???……百歩譲っても残念ながらそんなはずが無いだろう。あぁなってしまったのは貴方が傷付けられるのが、その透き通った海のような瞳を汚されるかもしれないというのが己にとってどれほどに"恐ろしくて仕方がないこと"なのかを示唆しており、それを痛いほどにずっしりと今まさに彼は実感していて。)
………(息を吐くようにふっと笑い。"相手に教えたいなら、自分も一緒に成長しないとダメだよな、次こそは、、頑張ろうな、俺。"と、また一人で反省会。だが、極めてネガティブというわけでも無さそうだ。こんな風に考えるようになれたのは、間違いなく貴方のおかげであろう。案外諸行無常、人生山あり谷ありで。)
ありがとうございます
(タンザナイトという男は愛情深く、優しいということに驚きを隠せない様子に無理もないかと、あなたには悪いがそう思ってしまう。あなたに深く関わり、親密な仲になれば当然だと感じるが裏社会の”タンザナイト”はそんな人物だと想像もつかないほどの存在なのだから。定員は何かあったら呼んでくれと言った後にささっと素早くバッグクルームまで戻ってしまい。去り際の定員の背中に感謝の言葉を伝えたあと、厳選された数着の服を早速来てみることにする。最初は派手すぎない黒色のフリルドレスを来てみる。鏡に写った自分の姿を見てみれば、普段黒色の服を着ていることもあり、なんだかしっくりくる。試着室から出れば、その姿をあなたに見せる。)
…どう、でしょうか?
(しっくりくるような色といっても、やはりドレスということもありやや恥ずかしさを感じながら上記を述べて。)
ファビュラス…!!!!100点、?いや、100点なんて低すぎるな、、不可説不可説転(点)ってこれのことなんだね。
("どうでしょうか?"と言われ、声の方に目を見遣るとなんてことだろうか。そこには天使がいて。)
────すごく似合ってるよ、マイエンジェル…。好みの服じゃなかったらごめんね、完全に俺の好みで、、
(思わず口を押さえては物思いに浸っており、深く感嘆してはタンザナイトは大変ご満悦の様子らしい。彼の選んだ服は大人っぽさもあるが、バランスよく可愛らしい服が多いだろう。貴方なら何でも着こなしてしまうのだろうが、中でもよく似合うものばかりなはずだ。服選びに関しても彼はセンスがいいのだと思われる。)
……あぁ、、泣けてくるね。この姿のお嬢ちゃんをこれから他の子達にもお披露目しないといけないなんて___俺が独り占めしたいのにな。
(ぐいっと抱き寄せては思わず貴方抱き締めていて、貴方の耳元で本当に悲しんでいるような、腑に落ちないような、少し妬いているような声のトーンでそう囁いて。灰簾石の瞳には深淵のように底知れない、澱んだ黒が溶け込んでおり。)
ふぁ…?不可説…、、??…ありがとうございます、いいえ、そんなことはありません
(あなたの目が自分を捉えたかと思えば、「ファビュラス」「不可説不可説転」などの普段聞きなれない言葉を早口で続けるため追いつけなくなり言葉を繰り返すことしか出来なくなる。だが、あなたはこの服に大変ご満悦らしい。その様子にほっと安心しながらも、こんな調子で他の服もお披露目し続ければいつかあなたの体力がなくなってしまうのか心配になる。好みの服ではなかったらごめん、と謝られると、それを否定して。好みではないわけがない。むしろどの服も自分の趣味嗜好に合っていて困惑してしまうレベルだ。さらっと「マイエンジェル」とか言ったのが聞こえたような気がするが、まぁそのくらい似合っていると伝えたいのだろうと思い敢えて触れないでおき。)
っ…、もう…。──独り占めするのは私の恋心だけでは足りませんか?
(あなたに突然抱き寄せられ、そのまま抱き締められると少し驚きながらも受け入れるように自分もあなたの背中に腕を回す。耳元で少し妬いているような声色でこの姿を独り占めしたいと囁くあなたに、舞踏会なんだから仕方ないではないかとは言わず、こちらからもあなたの耳元で上記を囁く。真っ白な頬はいつの間にか桃色に色付いていて、澱んだ黒が溶け込んでいるあなたの瞳の暗さを全て吹き飛ばしてしまいそうなほどのあざとい上目遣いで見つめて。)
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