アメトリン 2025-08-22 07:57:51 |
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(貴方と二人で映画鑑賞という至福の時間を中断せざるを得ない相手、今電話している相手は彼にとってもお偉いさん、上司辺りに当たる人物だと予想が出来る。だが、彼が電話相手と話す声はどうも気が抜けていて馴れ馴れしく、何処か発言一つ一つに嘘臭さが滲み出ている。触れてはいけないと心で秘めていたとしても、心惹かれ逃れられないような摩訶不思議な重い圧、神秘を纏い美しいものの、同時に隠しきれない哀愁と澱みが溶け込んでいる謎めいた、見る角度や光の加減で色が変わるという「多色性」を秘めたタンザナイトの瞳、胡散臭い笑みを引っさげているのが容易に想像出来てしまう。これが「タンザナイト」だ。初めて手を繋いだ時、自分で手を差し伸べたものの、触れた瞬間小さな感触に内心ギョッとしたが鼻歌を歌い出す程肌なじみがよかったのも、力いっぱい抱きしめられて、ぽかりと空いていた心の穴に、これ以上無い程の温かさが注ぎ込まれては"ぽかぽか"して、それが涙が溢れてしまいそうな程に心地よいと感じたのも、宝石の輝きに誰もが目を奪われるように、惹き付けられてしまうように、彼が一挙一動目離せないのも全て貴方だけ。)
─── はぁ~い♪ 分かりました。ん?あぁー、、いや__もしかして先輩、俺のこと気遣ってくれてるんですか?あっははっ、お優しいんですね。ほんと照れ屋だなぁ…最初からそう言ってくれればいいのに!……でも、今回は遠慮しとこうかなぁ。俺も、せっかくなら、、自分で選んでみたいと思ってね。(途中で完全にからかっているがこれは正常運転。断ったのには深い訳がある。任務とはいえ仮の彼女である貴方に、許可を取らなくてはならないと思ったのだ。電話が終わり、貴方の元へ戻っては"お話"があるといい。)
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