アメトリン 2025-08-22 07:57:51 |
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……………。
いいかい?渚紗ちゃん。
("自分と出会ってマシになった"だなんて、彼の頭に過ぎる筈も無く。辛い過去を話しているのに笑っているのが灰簾石の瞳には別の映り方をしたらしい。漸く決心がついたのか、ゆっくりと、当たり障りなく穏やかで優しいものの、心の籠った芯の通った声で言葉を紡ぎ始めて。)
"意外と、小さなこと"なんて言ってたけど、辛かったことに、大きいも小さいも無いんだよ。
(話を聞いて、今の貴方にこれだけは伝えなければならないと思ったのだ。本当に、こんなことを言うのは柄でもない筈なのだが、、、やはり貴方といると調子が狂ってしまうらしい。)
………体の傷とは違って心の傷は、休んでも、時間が経ってもそう簡単には治らないし、、フラッシュバックしちゃうこともある。薬だって見つける方が難しいし……抗うことで、苦しむこともあるんだろう。____でも"絶対"に、放置してて良くなることもないのさ。見て見ぬフリなだけ、最終的にはね、笑えてきちゃったりして、、人間って、「手遅れ」になってしまうんだ。
(まるで経験談のようだ。嘘偽り無い、彼自身かはたまた他人か。誰かのことを指しているのは間違いないだろう。貴方が語った過去の話を彼も改めて整理するように話した後)
それでも…こっち側に来ちゃったら、色んな子がいるだろうし比べたりもして今もきっとさ、誰にも言えない、、沢山のこと抱えてるんだよな。(「あぁ、やっぱこの世界嫌いかも、」と小さく彼は呟く。貴方の頬にそっと手を添えては、悲しげを纏いながら、僅かに灰簾石の瞳を細めて。)
悔しいけど、、俺は君の気持ちを完璧に理解してはあげられない。…でもね、話してくれたことが、どれだけ渚紗ちゃんにとって辛いことだったのかは痛いほどに伝わってきた。
───君が望むなら、話してもいいよ、昔の話。愚にもつかないくだらない話だけどね。だからさ、俺のお願いも聞いてくれないか。
、、、約束してくれる?今から俺が言うことを。
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