匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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『食べてくれたら、嬉しくなるから…』(天使は、悪魔の相手の様子を見ては、諦めた方がいいと思い、『どうしても嫌みたいだし、諦めるね』と言い。一方、天使の兄は、「ありがとな。レンとは色々話せたか?」と尋ね)
すっかり暗くなっちゃったなぁ…
(自分は店内を見て回ってから会計をし外に出るも、近いとはいえ暗くなっていることに不安に思いつつ家へ向かい。一方、悪魔は『…変なの』と言いつつお湯で遊び、店主は「ああ、おかげさまでな」と青年の頭を撫でて)
ネイ、大丈夫かな…(悪魔は、準備も終わり、椅子に座り、膝に魔力体を乗せて待っていたが、外が暗い事に気付き、心配していて。天使は、『それにね、健康にいいし、肌も綺麗になるんだよ』と伝え、洗い終われば、湯船に浸かり、悪魔の相手の隣に座り。一方、天使の兄は、「そりゃよかった。じゃあ、また来る」と言い、店を出て家に向かって)
っ…な、なに
(自分は知らない悪魔に自身が天使であるかと問われると驚きつつも警戒していて、悪魔は『俺は魔力体だから健康とか、肌にいいとか関係ないもん』と呟いて。一方、青年は「ルー、美味しかった?」と訪ねつつも部下と手を繋いで歩いて)
…ちー、悪い、ネイ迎えに行ってくるから、アイツらと待ってて(悪魔は、嫌な予感がし、魔力体にそう伝えては、飛び出して、急いで相手の元に向かって。天使は『……そっか』と呟き。一方、部下は、「うん、すっごく美味しかった!やっぱりおじさんは凄いよね」と嬉しそうに言い)
な、なんで知ってるんだよ!
(自分はその悪魔に自身が元悪魔であることや家のことについて話されると動揺しつつもそう尋ね、悪魔は『だから食べなくていいんだよ』と言えば浴槽から出て。一方、青年は「だよね、すっごい上手だもん」と嬉しそうに伝えて)
!…悪いけど、こいつは俺が先に見つけた天使なんだよね(悪魔は、相手を見つけ、絡まれているのを見ては、どうしようと考えて、そう言いつつ、わざと相手を捕らえるようにして引き剥がし。天使は、『…それでも、頑張って食べてくれたら、嬉しいのになぁ』と独り言で呟いて、少しゆっくりした後上がり。一方、部下は、「俺もおじさんくらい上手くなりたいなぁ」と呟いて)
!…あ、アン…
(自分は彼がやってくると困惑するもどうにか話を合わせようとし、その悪魔は後から来たくせに奪うなと言い返していて。一方、悪魔は風呂から上がるといつもの様にそのままリビングへ行き、青年は「じゃあ、おじさんに教えてもらったら?」と提案してみて)
ずっと目付けてたって言ってんのがわかんねぇの?(悪魔は、その悪魔を睨みつけながら言うと、相手に小声で隙を作るから帰るように伝えてから、その悪魔の間合いに入り、何度も殴りつけては、「荒過ぎる兄貴に特訓してもらってるから、そこら辺の奴らよりは強ぇと思うぜ?」と言い。魔力体は、帰りを待っていると、悪魔の相手が来て、「!おかえ…ネロくん、びちゃびちゃ!」と驚いていて。天使は、床の濡れようを見て、手早く服を着ると、タオルを持ち、慌ててリビングに行き、『ネロ!もう、ちゃんと拭かないと大変でしょ?!』と言い、拭いてやり。一方、部下は、少し考えては、「お店で教わるのが1番いいかもだけど…どっちかの家でってことになるよね」と呟いて)
っ、わ、わかった
(自分は彼が攻撃をしている間隙をついて家に戻り、悪魔は『だって、早くご飯食べたくて…』と呟いてからまたワガママを言ってしまったことに気がつけば落ち込んで。一方、青年は「家でやるの嫌?」と尋ねつつ首を傾げて)
…あいつのこと、どこまで知ってる?(悪魔は、その悪魔を押さえつけては、情報を聞き出そうとしていて。天使は、『思ったら考えるより先に動いちゃうネロ可愛い』と言いながら、タオルで包み込みながら抱きしめ。魔力体は、悪魔の相手を天使に任せては、玄関に行き、「おかえりなさいっ!…ごしゅじんさまは?」と相手が1人なのを見ては、不安そうに尋ねて。一方、部下は、首を横に振り、「全然いいんだけどね?ただ、ちょっとだけ、申し訳ないなぁって思っちゃって…」と言い)
『わっ…お、俺、大人だもん!』
(その悪魔は知っている情報を吐き出しながらも暴れており、悪魔は抱きしめられると少し不満げにそう伝え。一方、自分は「えっと…ちょっと用事があるみたい」と言いつつ魔力体の頭を撫で、青年は「おじさんはそんなこと気にしないよ」と伝え)
…俺の獲物なんだ、二度と近付くなよ(悪魔は、その悪魔から聞いた情報を記憶しつつ、その悪魔がボロボロになりそうな程攻撃してから離れ、家に戻り。天使は、『大人でも考えるより先に行動しちゃう人はいるよ?』と言い。魔力体は、相手に撫でられても不安は消えず、俯いていて。一方、部下は、青年がそう言うならそうなのかもと思い、「じゃあ、頼んでみようかな」と言い)
『でも…』
(悪魔は彼に体を拭かなければだめだと怒られたことを思い出しつつそう呟き、自分は「大丈夫だよ…ほら、帰ってきたよ」と言いつつ魔力体を抱き上げて)
『誰だって失敗することあるから、落ちこまないで』(天使は、悪の相手の頭を撫でてやりつつ言い、『ほら、髪乾かすよ』と言い。魔力体は、悪魔を見るなり、安心から泣き出し、「ごしゅじんさまぁ…」としがみつき。悪魔は、魔力体にしがみつかれ、驚きつつ、抱っこしてやり、「ただいま、なんとか片付けてきたよ。ネイ、一人で行かせちまってごめんな」と言い、相手の兄に、『ネイを狙った悪魔いた。聞き出した情報送っとく』と情報と共にメッセージを送り)
ごめん、アン怪我してるのに…
(自分は怪我をしている彼に任せてしまったことを申し訳なく思っており、彼の身体に新たな怪我がないことを確認しては「汚れちゃったよね、お風呂入ろう」と伝え)
いや、俺がネイ一人で行かせたせいだし…ごめんな?(悪魔は、首を横に振り、申し訳なさそうに言い、魔力体をあやしつつ、「ちー、お前も一緒に風呂入るか」と言い。魔力体は泣き止んでは、「…やだ、ちーくんはいんない」と必死に首を横に振って嫌がり)
ちー、お風呂嫌いなの?
(自分はなぜ魔力体がそんなに風呂を嫌がるのかと気になりつつもそう尋ね、悪魔はどうにか大人のままでいられるように耐えていて)
「…おふろやぁー」(魔力体は、悪魔にくっついたまま、嫌だと言っていて。悪魔は、理由もわからないため困りつつ、「風呂入りたくねぇ理由はなんだ?」と魔力体に尋ねていて。天使は、悪魔の相手の髪を乾かしてから、自分の髪を乾かしていたが、悪魔の相手の様子に気付き、『…ネロ、そろそろ戻ろうよ。このままだと、魔力切れになるでしょ?しんどそうにするネロ、俺は見たくないもん』と眉を下げつつ提案していて)
俺たちが一緒でも嫌?
(自分はどうしたものかと悩みつつもそう尋ね、悪魔は『やだ、大人になるんだもん…』と言いつつぎゅっと目を瞑り)
俺が抱っこしててやるのでも無理か?(悪魔は、魔力体にそう提案してみて。魔力体は、悪魔の言葉に少し考えては、「…ぎゅーしててくれるなら、いいよ」と言い。天使は、『…ネロがなりたい大人って、背が大きいだけ?』と尋ねて)
ネロたち待ってるし、軽く洗うだけにしようね
(自分は魔力体がようやく納得してくれるとそう告げつつ浴室へ向かい、悪魔は『…背が大きくて、なんでも自分でできて、ワガママ言わない大人になりたいの』と伝えて)
…結構治ったな(悪魔は、浴室に行き、魔力体を下ろすと、服を脱いでは、包帯などを外し、ついでに傷の確認しては、まだかさぶた程度だが、治っていることに嬉しそうに呟いて。天使は、少し考えてみては、『…ネイも俺たちも、なんでも出来るって思うなら、それは全部、いっぱい努力して出来るようにしたんだよ。ネロは、その練習段階ってだけだと思うな』と伝えてみて)
兄貴の治療が良かったのかもね
(自分は彼の傷跡を見ては嬉しそうにそう呟き!「ちーも服脱ごっか」と魔力体の服を脱がせてやり。一方、悪魔は『…そうなんだ』と呟きつつも自身の尻尾を弄っており)
…今度、お礼言わねぇとな(悪魔は、相手の兄にあらためてお礼を伝えておこうと思い。魔力体は、相手にされるままに服を脱ぎ、胸元には紋様があり。天使は、『実際、分裂して俺たちと初めて出会った時に比べたら、色々出来ること増えたでしょ?』と言い)
あれ…これなに?
(自分は魔力体の胸元の紋章に気がつくと首を傾げつつそう尋ね、悪魔は『それはそうだけど…』と言いつつも納得していない表情を見せていて)
「?わかんない」(魔力体は、相手と同じように首を傾げ、わからないと言い、「でもね、ちょっとだけ、ぴりぴりってなるんだよ」と伝え。天使は、『にぃ兄様は、背高いし、色々出来るし、わがまま言わないからネロの理想に近いけど、にぃ兄様も、裏で頑張ってるし、料理なんて焦がすし出来ないんだよ?だから、ネロも少しずつ頑張ろうよ』と言い、悪魔の相手の頭を撫でて)
触ったらなるの?それとも普段から?
(自分は魔力体の言うピリピリが何なのか気になりそう尋ね、悪魔は『そっか…』と言いつつ撫で受けては限界が来たのか子どもの姿に戻り)
「さわんなくても、ぴりぴりってするよ」(魔力体は、触らなくてもピリピリすると言い、悪魔が「ちょっと触るぞ」と言って紋章に触れれば、痛みに耐えていて、瞳が赤に変わり。天使は、『ちょっとは納得できた?』と尋ねて)
!大丈夫…?
(自分は魔力体の瞳が赤くなったことに気がつくと心配そうに尋ねてみて、悪魔は『うん、ちょっとだけ』と言いつつも天使の彼にもたれかかり)
「うん、いたかったけど、へーき」(魔力体は、瞳の色の変化に気付いておらず、にこにことわらいながら、大丈夫だと伝えて。悪魔は、手を離しては、「…なんなのかわかんねぇな。とりあえず、風呂入ろうぜ」と言い、魔力体を抱っこしてやり。天使は、『そっか、それならよかった。あ、体しんどくない?』と尋ねて、悪魔の相手の頭を撫でて)
そっか…わかった
(自分は今考えても仕方がないと考えては浴室に入り、悪魔は『大丈夫だと思う…』と言いつつも天使の彼に擦り寄っていて)
じゃ、お湯かけるぞ(悪魔は、浴室に入ると、魔力体に声をかけてから、シャワーのお湯をゆっくりかけてやり。魔力体は、悪魔にくっついたまま大人しくしていて、シャワーをじっと見ていて。天使は、『しんどくなったら、すぐ言ってね』と伝えて)
辛くない…?
(自分は魔力体が辛くないだろうかと心配しつつもその様子を見ていて、悪魔は『しんどくないってば…』と言いつつも尻尾を揺らしており)
「うん、だいじょぶだよ」(魔力体は、悪魔に身体を洗われつつ、大丈夫と伝えるも、瞳の色は戻らずにいて。天使は、揺れる悪魔の相手の尻尾を見ては、『ね、ゆらゆらする時って、嬉しい時なの?』と興味本位に質問してみて)
目の色赤いけど…
(自分は言うべきか迷ったものの魔力体に瞳が赤いことを伝え、悪魔は『え、わかんない…気づいたら揺れてるし』と言いつつ尻尾を押さえて)
「んぇ?…ほんとだぁ、かっこいい!」(魔力体は、相手に指摘され、鏡で見てはそう言い.、「なんともないよ!」と伝えて。悪魔は、魔力体を洗い終われば、「ネイの身体も、洗っていい?」と尋ね。天使は、『じゃあ、特に意味は無いんだ?』と言い)
うん、かっこいいけど…
(自分はかっこいいとは思うもそういう問題ではないと困ったように伝え、彼には「え、いいけど…自分で洗えるよ?」と告げて。一方、悪魔は『多分そう…?』と言いつつも尻尾を弄っており)
「…?」(魔力体は、不思議そうに首を傾げていて、まあいいかと思うと、シャワーで遊んでいて。悪魔は、「昨日洗ってくれたり、手当してくれたじゃん?そのお礼だよ」と言い、風呂場の椅子に座らせては、洗い始めて。天使は、『尻尾いっぱい動いてて、面白いね。それに、ネロの尻尾可愛いし』と言い)
…そっか、ありがとう
(自分は彼に身体を洗ってもらいつつも魔力体を心配しており、悪魔は『俺の尻尾、かわいいの?』と不思議そうに尋ねてみて)
ちー、お前ほんとに大丈夫なんだな?(悪魔は、シャワーの水で楽しそうに遊ぶ魔力体に、そう声をかけ。魔力体は、「もぉ、だいじょぶだってば!おめめかっこよくなっただけ!」と不満そうに答えていて。天使は、『俺は可愛いと思ったけど…ネロは違うの?』と尋ねつつ、ちょんと悪魔の相手の尻尾に触れてみて)
…とりあえず様子見よっか
(自分は大丈夫だと言う魔力体を見ては今はどうにもならないと思いそう伝え、悪魔は尻尾に触れられると顔を赤くし『あ、あんまり触んないで!』と告げて)
…終わったよ(悪魔は、相手の体を丁寧に洗って、終わればそう伝えて、自分の体を洗い始め。魔力体は、「ぼく、でていー?」と尋ねつつ、扉に行き。天使は、『あ、ごめんね、気をつけるね』と伝えては、手を離して)
ありがと、俺も出ようかな
(自分は魔力体を待たせてしまったと考えてはそのまま出ることにして、扉を開けては「ちー、身体拭こう」と伝えて。一方、悪魔は『…2人の時は触ってもいいけど、ご飯の前はやだ』と伝えて)
「ぼくやるっ!」(魔力体は、相手と共に上がると、ぴょこぴょことしながらやりたいと言い、タオルを待つように手を伸ばしていて。天使は、悪魔の相手の言葉に不思議そうにしたが、すぐに理解しては、『じゃあ、2人の時だけにするね』と言い、抱きしめては、そのまま膝に座らせていて)
はい、どうぞ
(自分は少し小さめなバスタオルを渡しつつそう伝え、きちんと拭けるのかと見守っていて。一方、青年は家に着くと「ルー、部屋行こ」と言いつつそそくさと部屋に戻り)
「…できた!」(魔力体は、相手から受け取ったタオルで一生懸命に身体を拭き、大方拭き終わるとそう言うも、所々老けておらず。一方、部下は「ま、待ってよ…!」と慌てつつ青年の後を追うようにして部屋に行き。天使の兄は、「…本当にレンは、騒がしいな」と微笑みながら呟いて、「俺も部屋に戻るから、お前もゆっくりしててくれ」と伝えてから部屋に行き)
じゃあ次は服着ようね
(自分はさりげなく魔力体の濡れている部分を拭きながらタオルを回収し、今度は服を渡してみて。一方、青年は部屋に戻ると「ルーと2人きり!」と言いつつ部下に抱きつき、元悪魔は「ええ、ありがとうございます」と言えば部屋に戻り)
「うん!」(魔力体は、服を受け取れば、一生懸命に着ようとしているも、裏返しになってしまったり、前後が反対になったりしていて、上手くできず、「できない…およーふくさん、ちーくんのこときらいなのかなぁ?」としょんぼりしていて。一方、部下は、青年を抱きしめ返しつつ、ベッドに座り、青年を膝に座らせては、「ふふ、2人きりだねぇ。何したい?」と尋ねて)
落ち着いてやれば大丈夫だよ
(自分は魔力体の服を1度脱がせると再び着させてやり、「今は大きい服しかないけど…今度丁度いいやつ買ってくるね」と伝えて。一方、青年は「えっと、いっぱいおしゃべりして、遊んで、それから…」と話していたが恥ずかしそうに黙ってしまい)
「…うん」(魔力体は、出来なかったことにしょんぼりしたまま頷いて。悪魔も上がると、しょんぼりしている魔力体を見て、「なんかあった?」と尋ねつつ、タオルで体を拭いていて。一方、部下は、微笑みながらうんうんと頷いて聞いていたが、黙ってしまうと、首を傾げて、「それから、何がしたいの?」と尋ねて)
服が上手に着れなくて…
(自分は魔力体の髪を拭きつつそう伝え、青年は「…言わなくてもわかるでしょ」と言えば部下の肩に顔を埋めて)
なるほどな…ちー、今度上手く着られる練習すっか(悪魔は、服を着れば、魔力体にそう提案して。魔力体は、その提案に顔を明るくさせ、「ちーくん、れんしゅーする!およーふくさんと、なかよくなるー!」と笑顔で言い。一方、部下は、なんとなく察しては、「…それもしようね。じゃあ、最初はどっちにする?おしゃべり?あそびたい?」と微笑みながら言い)
ちー、よかったね
(自分は魔力体が機嫌を直せば安心しつつもそう伝え、髪を乾かして。一方、青年は「…おしゃべりしたい」と言いつつも肩に顔を埋めたままでいて)
「うんっ!」(魔力体は、嬉しそうに笑いながら、元気よく頷いて。一方、部下は、青年の髪を撫でつつ、「わかった、じゃあおしゃべりしよっか。なにから話そうかな」と言い)
…よし、先リビング行ってていいよ
(自分は魔力体の髪を乾かし終わると先に悪魔たちの元へ行っていて良いと伝え、青年は「…俺がいない間、ルーは何してたの」と尋ね)
「わかったぁ!」(魔力体は、嬉しそうにリビングに行き、悪魔の相手と天使の元に行き、「みて、ぼくのおめめ、あかになったんだよ!かっこいいでしょ!」と2人に自慢していて。部下は、「俺はね…」と色々話し始めて)
『ほんとだ…』
(悪魔はテレビを見ながらも暇を潰していたが、魔力体の目を見れば驚いたようにそう呟き。一方、青年は「そうだったんだ…」と呟きながらも自身の尻尾で遊んでおり)
「かっこいいでしょ!」(魔力体は、嬉しそうに言っていて。天使は、『かっこいいけど…大丈夫なの?』と心配していて。悪魔は、「アイツの、何もねぇといいけどな」と言い、相手と共にリビングに行き。一方、部下は、「レンは、何してた?」と尋ねて)
『目以外に変だなって思うところある?』
(悪魔は魔力体の手を握りつつもそう尋ね、自分は「…そうだね」と言いつつ身支度を整えてはリビングへ向かい。一方、青年は「俺は色々あったよ」と話し始め)
『うんとね、これがぴりぴりするっていったらね、ごしゅじんさまがおしたらね、おめめあかくなったの』(魔力体は、服をめくって紋章を見せながら説明して。悪魔は、相手に「紋章って見た事ある?」と尋ねて。一方、部下は、青年の髪を撫でつつ、青年の話を聞いていて、「そっか、大変だったんだね…」と言い)
『なにこれ…紋章?』
(悪魔は魔力体の紋章を見ては興味本位からそれに触れてみて、自分は「うん、俺も小さい時あったけど…今はないみたい」と伝え。一方、青年は「そうだよ、ルーもいないしさ!」と言いながら尻尾をベッドに打ち付けて)
「っ…やぁ!」(魔力体は、触れられると、痛みにビクッとして、恐怖心を感じては、悪魔の相手を突き飛ばしてしまい。天使は、悪魔の相手を支えて、『ネロ、大丈夫?』と心配していて。悪魔は、「…なんか関係あんのかな」と呟いては、考え込んでいて。一方、部下は、「俺と会えないだけでも辛いのに、色んな大変なこと頑張れたレンはすごいよ」と言い、青年の頭や顎下を撫でて)
『!ごめん…』
(悪魔は天使の彼に支えられるときょとんとしたままそう謝り、自分は「でも俺のとは違うみたいだし…なんなんだろね?」と言いつつも食事の支度をして。一方、青年は「俺、えらい…」と呟きつつ撫で受けており)
『急に触られてびっくりしたんだよ』(天使は、悪魔の相手の頭を撫でつつ、びっくりしたのだと言い。悪魔は、「後で兄貴に聞いてみるか」と言うと、3人に「そろそろ飯にするぞー」と声をかけて。一方、部下は、「すっごくえらいよ、いい子いい子」と褒めながら撫で続けて)
『急に触ってごめんなさい…』
(悪魔は尻尾を下げつつ魔力体にそう謝り、自分は飲み物を用意しつつも「何かあった?」と尋ねてみて。一方、青年は「…もっと褒めて!」と言いつつも尻尾を立てて)
「ぼくも、えいってしてごめんね」(魔力体は、悪魔の相手に抱きついて、突き飛ばしたことを謝り。天使は、『ネロが、紋章触れちゃって、痛かったみたいで、押しちゃったんだよね』と言い。悪魔は、相手の兄に、魔力体の胸元に紋章があること、そこから痛みがあるらしいことをメッセージで伝えて。一方、部下は、「レンはいい子だね、我慢出来るなんて、大人だね」と言い、撫で続けて)
そっか…2人とも謝れて偉いね
(自分は2人の頭を撫でつつそう褒めて、「ほら、ごはんにしよう?」と伝え。一方、青年は満足気に笑いつつも擦り寄っていて)
「えへへ、うんっ!」(魔力体は、嬉しそうに笑いながら言い、悪魔の相手の手を引いて、「ネロくん、ごはんたべよ!」と言い、テーブルに行き、椅子に座って。一方、部下は、「ご褒美は何がいい?」と尋ねつつ、撫で続けていて)
『うん、たべる』
(悪魔は魔力体の隣に座りつつもそう言い、自分は「いっぱいあるから好きなだけ食べてね」と伝えつつ肉を出し。一方、青年は「ご褒美…うーん…」と悩みこんでしまって)
じゃあ焼いてくぞ(悪魔は、そう言っては、肉や野菜を焼いていき。魔力体は、野菜を見ては、嫌そうにするも、「ちーくん、おやさいがんばるよ!えらい?えらい?」と言い、褒められ待ちしていて。一方、部下は、「なんでもいいよ?これしたいとか、これ作ってとか」と言い)
うん、えらいよ
(自分は魔力体の期待に応えるようにそう褒めてやり、悪魔は野菜を見ては目を逸らし『…お肉食べたい』と呟いて。一方、青年は少し考えては「…ルーと一緒にいられるならそれでいい」と伝え)
「えへへ…」(魔力体は、褒められては嬉しそうにしていて。悪魔は、「ちー、頑張るって言ったんだから、残すんじゃねぇぞ?」と魔力体に言っていて。一方、部下は、少し驚き、「そっか、レンにとっては、一緒にいられることがご褒美なんだね」と言い、青年を撫でたまま、何度かキスをしてやり)
アン、そんな厳しくしなくても…
(自分は魔力体に楽しく食べてもらいたいと思っていたため多少残しても仕方がないと考えており、青年は「うん、ルーといたい」と伝えてはキスをし返して)
「あぅ…えっとぉ…」(魔力体は、どうしようと眉を下げ、悩んでは、「ちょっとだけにするっ!」と言い。悪魔は、「最初からそう言えっての」と言い、自分と相手と魔力体の皿にそれぞれ野菜や肉を取り分けて。天使は、悪魔の相手の皿に肉を取ってやり、その後自分の皿に野菜と肉を入れていて。一方、部下は、「俺も、レンといられることが1番の幸せだよ」と言い)
あんまり無理しないでね
(自分は野菜を無理して食べる必要はないと魔力体に伝えつつも食べ始め、悪魔は自身だけ野菜がないことに劣等感を覚えつつも肉を食べ。一方、青年は「えへへ、お揃いだね」と言いつつ擦り寄っていて)
「…っ!」(魔力体は、人参を1つ食べては、思わず眉を顰めてしまうも、必死にもぐもぐと口を動かし、飲み込むと、「ちーくん、たべたぁ…」と言い。悪魔は、「お、すげぇじゃねぇか!」と魔力体を褒めて。天使は、『ネロ、美味しい?』と尋ねつつ食べていて。一方、部下は、「ふふ、だね」と言い、時間を確認しては、「じゃあ、そろそろ遊ぶ?」と尋ねて)
ちー、よく食べたね
(自分は魔力体の頭を撫でつつそう褒めて、悪魔は『うん、おいしい』と言いつつ食べ進めていて。一方、青年は「遊ぶ!」と返事をしては猫の姿になり)
頑張ったし、肉追加してやるよ(悪魔は、頑張ったご褒美として魔力体の皿に、肉を少し追加してやり。魔力体は「やったぁ!」と喜んで、美味しそうに肉を頬張っていて。天使は、『よかった。食べ終わったら取るから、言ってね』と言い、食べ進めていて。一方、部下は、猫の姿を見ては、「!この子って…あのそっ路地裏にいた、レンの友達の1人だよね?」とすぐに気付き)
いっぱいあるから焦らなくていいからね
(自分は肉を頬張る魔力体にそう伝えつつも自分も肉を追加して、悪魔は食べ終えた皿を渡すと肉を追加して欲しいと頼み。一方、青年は「うん、ジルがお願いしたんだって」と話しつつ部下の足に擦り寄り)
「おにくちょーだい!」(魔力体は、少しして食べ終わると皿を差し出しながら頼んで。悪魔は、食べつつ色々焼いていて、「海鮮も出来たぞ」と伝えていて。天使は、皿を受け取り、肉を入れてやり、海鮮も何個か乗せては渡してあげては、エビを取り、早速一口食べては、「んっ、美味しい…!」と目を輝かせ。一方、部下は、「そうなんだ…」と言い、何個かおもちゃを持って戻ると、「じゃあ、遊ぼっか!どれがいい?」と尋ねて)
みんなで食べるの楽しいね
(自分は魔力体の皿に肉や海鮮を乗せつつもそう伝え、悪魔は『ほんとだ、おいしい…』と言いつつもエビを食べており。一方、青年は「えっと…これ!」と羽のついたおもちゃを指して)
「うんっ!」(魔力体は、お礼を言って食べていて。悪魔は、「俺たち2人だったのが、3人になって、4人になって…ついに5人になったな」と言い、食べていて。天使は、『…ネロ、元気ない?』と心配して。一方、部下は、「わかった、これね」と言い、青年が選んだおもちゃを手に取り、青年と遊び始めて)
賑やかになっちゃったね
(自分は2人きりのはずがかなり賑やかになってしまったと眉を下げつつそう笑い、悪魔は慌てて『大丈夫だよ、元気あるよ』と言いつつ肉を食べて。一方、青年は部下に遊んでもらうと「次はこれ!」と次々におもちゃを指定して)
ネイは今の方が好き?(悪魔は、2人きりより今の方が気に入っているのだろうかと思い、尋ねてみて。天使は、『もしかして、ネロだけ野菜食べてないって気にしてる…?』となんとなく思い当たることを小声で尋ねて。一方、部下は、「次はこれね」と青年が指定するおもちゃに持ち替えて、遊び続け)
うーん…どっちも好きだからなぁ
(自分は今の方だけが好きというわけではないため困ったようにそう呟き、悪魔は図星をつかれては『そ、そんなんじゃない!』と首を横に振って。一方、青年はしばらく遊んでもらい満足すると部下の膝の上で寝転がり)
そっか…(悪魔は、その言葉になんとなく安心感を感じていて。天使は、『そう…?そんな気がしたんだけどなぁ…』と不思議に思い、まぁいいかと思うことにして。一方、部下は、「ふふ、満足した?」と尋ねつつ優しく寝転んでいる青年を撫でて)
アンはどっちがいいなとか考えてるの?
(自分は彼はその事について考えているのかと尋ね、悪魔は『…もっと肉食べる』と天使の彼に皿を渡し。一方、青年は「うん、満足した」と言いつつも人の姿に戻り部下にキスをして)
みんなでいんの楽しいし、今も好きだけど、たまには2人きりもいいなって思うかな(悪魔は、みんなでいるのも好きだが、たまに2人きりでいたいと思うこともあると伝えて。魔力体は、野菜が入っているのを見つけ、少しにらめっこした後、こっそり相手の皿に入れていて。天使は、この様子だと図星なのだろうと思いつつ、『はいはい、いっぱい入れるね』と言い、皿を受け取り、たくさん肉を取ってあげれば渡して。一方、部下は、突然戻ったことに驚いたが、嬉しそうにキスを受けて、「…じゃあ、そろそろ、する?」と尋ねつつ、青年の頬を撫でて)
じゃあ、ちゃんと2人きりの時間も作ろうね?
(自分は彼が納得いくようにきちんと2人きりの時間と区別しようと伝え、魔力体が野菜を移したことに気がつくと「ちー、食べるんじゃなかったの?」と尋ねてみて。一方、青年は部下に頬を撫でられては小さくこくりと頷いて)
「!ちがうよ!ぼくがたべないんじゃないよ!えっと、あ、あんね、おやさいさんがね、ネイさんのとこいきたいっていったから、ぼくがおてつだいしたの!」(魔力体は、相手の質問に、ビクッとしては、必死に言い訳を考えては、目を逸らしながら嘘をついて。一方、部下は、「じゃあ、いっぱいしようね」と言い、青年を襲って)
…ちー、食べたくないなら正直に言わないとだめだよ?
(自分は必死に嘘をついている魔力体をそう叱り叱り、「食べたくないって言っても怒らないから、ね?」と頭を撫でて)
「…ちーくん、おやさいたべるのやぁ」(魔力体は、相手に叱られ、しょんぼりしつつ、食べたくないと素直に言い。悪魔は、「ちー、嘘ついてごめんなさいは?」と言うと、魔力体は、「うそついて、ごめんなさい…」と謝り)
よく言えたね、偉いよ
(自分は魔力体の皿に肉を乗せてやりつつそう伝え、「今度からはちゃんと言うんだよ」と伝えてから野菜を食べて)
「!…うんっ!」(魔力体は、言うのはいい事なのだと理解しては、明るくさせ、笑顔で頷いて、肉を食べて。悪魔は、魔力体の様子を見つつ、「…ほんと、アイツは俺の顔した別人だな」と言い)
アンはこんな素直じゃないもんね?
(自分はからかうようにそう言いつつ食べ進めており、悪魔は満足すると『俺、おなかいっぱい…』と言いつつジュースを飲んでいて)
心外だな、俺は揶揄うことがちょっと好きなだけで素直ですー(悪魔は、相手の言葉に、くすくすと笑いながら冗談として言い。魔力体は、食べながらうとうとしていて。天使は、『いっぱい食べたね』と悪魔の相手に言い、自身も皿に残った分を食べてはごちそうさまと言い、ふと魔力体を見ては、『ちーくん、お口の中の食べたら寝ようね』と声をかけつつソースで汚れた口元を拭いてやり)
ほんとかなぁ?
(自分はわざとらしく首を傾げつつそう尋ね、魔力体が眠そうにしていると「ちー、ご飯もう片付けちゃうね。それと…」と魔力体を彼の中に戻すべきなのかと考えていて)
『…戻しちゃうの?』(天使は、相手の様子から、魔力体を悪魔の中に戻すのではと思い、寂しそうに言い。悪魔は、「大丈夫だ、またすぐ会えるだろ」と言い、魔力体を抱っこして。魔力体は、「…ぼく、もどる」と眠そうにしつつ言い)
明日…かどうかは分かんないけど、また遊ぼうね
(自分は天使の彼の頭を撫でてやりつつもそう伝え、「ちー、またね」と言いつつその頬にキスをして)
「またねぇ」(魔力体は、3人に手を振ってまたねと言い、悪魔の中に戻り。天使は、『いつかはわかんないけど、今度は遊ぶ』と言い)
…さて、そろそろ片付けよっか
(自分は魔力体が彼の中に戻ると片付けをしようと立ち上がり、悪魔は『俺も手伝う!』と言えば皿を持ち)
じゃあ、俺たちが机のもの片付けるし、2人は洗い物頼んでいいか?(悪魔は、自分と天使で机のものを、相手と悪魔の相手で皿洗いを、して欲しいと頼んで、「その方がちょっとは早く終わると思うし」と言い。天使は、『みんなでお片付けしようね』と言い、悪魔の相手の頭を撫でて)
うん、まかせて
(自分は皿を持って流しに向かうとそれを洗い始め、悪魔は隣で食器を拭いていて。それから片付けを終えると自分は「明日もあるし、そろそろ寝よっか」と伝えて)
これだけ治りゃ、明日は行けそうだな(悪魔は、天使と共にテーブルを綺麗に片付けたり拭いたりしていて、終わると、そう言って。天使は、『ネロ、いっぱい頑張ったね!』と褒めつつ、悪魔の相手を抱きしめて)
…あんまり無理しないでね?
(自分はある程度治ったとはいえ危ないことに変わりはないため心配そうに伝え、悪魔は『うん、頑張ったよ!』と微笑んでは抱きしめ返し)
わかってるよ、ネイに誓って無茶はしないから(悪魔は、心配そうな相手を見ては、手を握りつつ、無茶しないと約束して。天使は、『自分からお手伝いも出来たし、ネロは偉いね!じゃあ、ご褒美ね!』と言い、悪魔の相手の頬にキスをして)
それならいいんだけど…
(自分は未だ心配そうにしつつ彼に寄り添い、悪魔はキスをされると『…ちゅーだけ?』と首を傾げ)
大丈夫だから、心配すんなって(悪魔は、相手を抱きしめ、髪を撫でつつ言い。天使は、『何が欲しい?』と尋ねてみて)
心配するよ…
(自分は彼に無理をさせてまで上級になってほしいわけではなかったためぽつりとそう呟き、悪魔は『えっと、いつものやつ』と言いつつも擦り寄って)
絶対ならなきゃダメって訳じゃないし、無理はしないから大丈夫(悪魔は、相手の髪を撫でつつ言い。天使は、『いつもの…?』と不思議そうに首を傾げて)
…信じてるからね
(自分は彼の手をぎゅっと握りつつそう伝え、悪魔は『っだから、いつものだってば!』と言いつつ寝室を指さし)
うん。それに、ネイに心配かけないように注意してるし(悪魔は、無茶をして相手に心配かけたくないと思っているため、注意していると言い。天使は、寝室を指しているのを見て、理解して、『じゃあ、寝室行こっか』と言い、悪魔の相手と共に寝室に行き)
ん…あ、2人ともおやすみ
(自分は2人が寝室に向かうのを見てはそう声をかけ、悪魔は『ううん、まだ寝ないよ?』と不思議そうに言いつつ寝室へ向かって)
『お、おやすみっ!』(天使は、悪魔の相手の様子に、やばいと思い、相手に慌てておやすみと返して、寝室に入れば、『ネロ、今はまだ寝なくても、終わったら寝るんだから、おやすみでいいんだよ!?』と伝えて。悪魔は、悪魔の相手の言葉から、なんとなく察しては、「アイツら、これからお楽しみみてぇだな」と言い)
『そうなんだぁ…』
(悪魔は何を焦っているのかと不思議そうにしつつもそう呟き、自分は困ったように笑いながらも「2人とも仲良しでいいよね」と言い)
『…ほら、やるんでしょ?』(天使は、悪魔の相手に理解させるのは難しいだろうと思い、言わなくてもいいということは理解した様子なため、まぁいいかと思うことにし、ベッドに座るとそう言って、腕を広げて。悪魔は、「今から俺らも、アイツらに負けないくらい仲良くする?」と笑いながら提案していて)
『うん、やる!』
(悪魔は天使の彼の胸に飛び込むようにして抱きついて、自分は溜息をつくと「…アン、さっき無理しないって約束しただろ?」と伝え)
『ふふ、ほんと元気だね』(天使は、悪魔の相手を抱きしめ、髪を撫でつつ言うと、そのままキスをして。悪魔は、「冗談だって。さすがにこの怪我で心配かけてるし、これ以上酷くなる様なことはしねぇって」と苦笑しながら冗談だと言い)
『アンジェロ、好き…』
(悪魔はキスをし返しながらも大人の姿になればそう呟き、自分は「それならいいや、寝よう?」と言いつつ寝室へ向かい)
『俺も大好きだよ…』(天使は、大人の姿になった悪魔の相手に少し顔を赤くしつつ、ベッドに押し倒しては、キスをしたまま襲って。悪魔は、「そうするか」と言い、相手の手を握り、寝室に向かい、「なんとなく思ったんだけどさ、兄貴は兄さんと付き合ってるけど、変わらずネイが1番だし、兄さんよりネイって感じだし…ネイへの対応とかの方が恋人っぽくねぇ?」と言い)
うーん…そうなのかな
(自分は長年一緒にいるため兄の対応が恋人のようだとは思わずそう呟き、「もしかしたら恋人にどう接したらいいのかわからないんじゃない?兄貴、恋人いたことないはずだし」と言いつつベッドに腰掛けて)
にぃ兄さんが兄貴みたいな対応を、俺にしてたら?(悪魔は、そういうものなのかなと思いつつ、相手の兄の立場を天使の兄に、相手の立場を自分に置き換えた場合、どう思うか尋ねてみて)
え…うーん、ちょっと変かも…
(自分はその姿を想像してみるも天使の兄が彼にそれほど優しくするとは思えず、眉間に皺を寄せつつもそう呟き)
実際するかどうかは抜きにしてさ、おかしくない?(悪魔は、実際がどうかは抜きにしても、変じゃないかと言い、「いくら弟が好きだとしても、いきなり誘拐されたからってだけで、あの兄貴の性格的に、あそこまで過保護なれると思えねぇんだよなぁ」と言い)
…じゃあ、俺の魔力のせいなのかな
(自分はたしかに彼の言う通りだと考えては自身の魔力のせいなのではないかと考え始め、「アンは何が原因だと思う…?」と不安げに尋ねて)
俺も、ネイの魔力かなって思う(悪魔は、他の原因があるかもしれないが、今知っている中で可能性がありそうなのは相手の魔力なため、そう言っては、「でも、魔力だけじゃない気もするんだよなぁ…魔力だけなら、いつかは効果切れるけど、そんな様子ないしな」と呟き)
もうわかんない…
(自分は考えても原因が掴めず困ったようにそう呟き、「アンは兄貴のこと、治したいと思ってるの?」と尋ねてみて)
絶対治したいってわけじゃないけど、治せるなら治したいかな(悪魔は、少し考えてみては、治せるなら治した方が相手の兄のためにもなる気がして、そう言っては、「ネイはどうなの?もし治せるとしたら、治して欲しい?」と尋ね返してみて)
うーん、俺は別に…
(自分は特に害があるわけではないため今のままでもいいと考えていたが、「でも、アンが治した方がいいと思うんならそうしたい」と伝えて)
俺たちが困ることは無いけど、本当の兄貴じゃない気がするから、治せるなら治してやりたいんだよね(悪魔は、相手の兄が過保護な事で困ることはない為そのままでもいいが、相手の兄ではない気がするため、そう伝えて、「ネロから魔力をもらって、調べてみるのはどうだ?にぃ兄さんに頼むことにはなるけど…」と言い)
本当の兄貴…
(自分はもし兄が治り自分に冷たくなってしまったらと考えれば怖くなり、「…兄貴が俺のこと嫌いにならないっていうのはわかるんだけど、受け入れられるかな…」と不安げに呟いて)
…まぁ、今のネイへの対応に比べたらすげぇ冷たいし、嫌われてるって感じるかもだけど、悪くて俺に対する対応、良くて兄さんに対する対応って感じだと思うぜ(悪魔は、相手を抱きしめ、髪を撫でつつ、どうしても今より冷たく感じると伝えてみて)
そう…だよね
(自分は兄にそのような態度をとられることを想像しては不安げにそう呟き、「…本当に治さないとだめ?」と尋ねてみて)
…ううん、治さなくてもいいんだよ(悪魔は、首を横に振り、絶対では無いと言い、安心させるように髪を撫で続けて、「それに、ネイが1番の状況で不満があるのは兄さんだけだと思うし…兄貴も拒否しそうだしな」と言い)
そうだよね…
(自分は悪魔の兄に申し訳なく思うも兄には治ってほしくなく、どうすれば皆が納得できる形になるのだろうと考えていると段々と眠くなってきてしまい)
とりあえず、今日はもう寝るか(悪魔は、チラリと時計を見ては、そう言って、欠伸をしては、相手と共にベッドに寝転んで)
うん、おやすみ…
(自分は不安が消えないものの、彼と共に寝転がるとそのままぎゅっと抱きつきながらも眠りにつき。)
んん…(翌朝、悪魔は目を覚ますと、寝惚けつつ抱きしめている相手に、擦り寄っていて。天使は、先に目が覚めたため、キッチンで朝食を作っていて)
…ん、おはよ?
(自分は彼に擦り寄られ目を覚ますとそう声をかけ、悪魔は1人で眠っていたがふと目を覚ますと大きく伸びをして)
ん…はよぉ(悪魔は、顔を上げてはふわふわとした口調で言い、眠そうにしつつ、「おれ、がんばる…」と言っていて。天使は、朝食が完成すると、テーブルに並べ、寝室に行き、悪魔の相手の傍に行き、『あ、起きてたんだね、おはよう。ご飯出来たよ』と声を掛けては、抱っこして)
うん、応援してる
(自分は彼の額にキスをしながらもそう伝え、悪魔は天使の彼に運ばれると『今日さ、何して遊ぶの?』と尋ねてみて)
ん…まかせて(悪魔は、相手の言葉とキスに嬉しそうにし、そう言って、だいぶ目が覚めては、起き上がって。天使は、『今日は家具屋さんで、新しいお家に置く家具買いに行くよ』と伝えつつ、悪魔と相手の部屋に行き、ノックをしてから扉を開ければ、『2人とも、おはよ。ご飯出来てるから来てね』と伝えて、リビングに行き)
ご飯食べに行こっか
(自分は彼と共に起き上がるとリビングへ向かおうと伝え、悪魔は『家具…?』と尋ねつつも朝食を食べ始め)
じゃあご飯食べよっか
(自分は彼と共に起き上がるとそう言いつつリビングへ向かい、悪魔は『家具…』と呟きつつも朝食を食べ始めて)
ネイは今日何すんの?(悪魔は、リビングに行きつつ、そう尋ねて、着くと、座って食べ始めて。天使は、『家具っていうのは、このテーブルとか、棚とかの大きいもののことだよ』と教えてあげつつ、食べ始め)
(/了解です!
私も同じような事してたので、お気になさらず!)
んー…特に何もないかな
(自分は特に何も予定はなかったと考えてはそう伝え、悪魔は嬉しそうに尻尾を立てると『これって、俺たちで選んでもいいの?』と尋ねて)
そっか…あ、じゃあ、にぃ兄さんに研究出来るか聞いてみたらどう?(悪魔は、天使と悪魔の相手も出掛けるようだしと思い、提案してみて。天使は、『うん、俺たちの家に置くやつだから、俺たちで決めるんだよ』と伝えて)
たしかに…そうしよっかな
(自分は家にひとりでいるのも寂しいと思いそう呟いては後で相手に連絡をすることにして、悪魔は『どんなのにしよっかなぁ…』と想像を膨らませつつ食べていて)
『そういえば、お兄さん来てくれるって言ってた?』(悪魔は、食べ終わると皿を片付け、部屋に戻って支度をして。天使は、ふと相手の兄には相手が連絡してくれたため、どうなのかと思い、相手に尋ねてみて)
うん、来るって言ってたよ
(自分は兄からの連絡を天使の彼に伝え、「いい家具見つかるといいね」と微笑んで。一方、兄は身支度を整えると相手の父の元へ行き「おい、調子はどうだ」と尋ね)
『楽しみだなぁ』(天使は、相手から相手の兄が来ると聞けば、そう呟いて、食べ終わると、『ネロ、お兄さん来る前に支度しよっか。今日はメイクもしよ!』と言い。一方、父は、「…痛みのせいで最悪だ。だが、それ以外は調子はいい方だな」と言い)
『うん、メイクする!』
(悪魔は勢いよく立ち上がるとそう伝えてから部屋に戻り、自分は携帯を取り出すと天使の兄に研究は出来るのかとメッセージを送り。一方、兄は「そうか、今日も打つが昨日よりは痛くないだろうから我慢しろ」と言えば注射器を手に持ち相手の父の腕に刺して)
『ま、待って!』(天使は、慌てて悪魔の相手を追いかけるようにして部屋に行き、着替えると、軽くメイクをして、終われば『ネロ、どう?』と尋ねて。一方、天使の兄は、相手からのメッセージを見て、「ロイ、レン、今日だが、研究をしたいんだが、大丈夫か?」と2人に声をかけて。父は、「…何本で治せる?」と相手の兄に質問し)
『ん、いい感じ!』
(悪魔は天使の彼の顔を見てはいい感じだと褒め、『俺のメイクもやって!』と椅子に座り。一方、青年は部下といられないことを不満に思うも「…いいけど」と伝え、兄は「様子見が必要だが…このままいけば、あと一本で治るかもな」と話し)
『じゃあ、大人しくしててね』(天使は、褒められ、嬉しく思いつつ、悪魔の相手にメイクをしてやり。一方、部下は、「頑張ってね、レン。俺、おじさんとこ行こうかな」と言い、青年の髪を撫でてやり。父は、「…そうか」と何処か安堵したように言い)
『ん…へへ、くすぐったい』
(悪魔はメイクをされつつもケラケラと笑いながらそう呟き、青年は「うん、がんばる…」と言いながらも部下の手に擦り寄って。一方、兄は「何か不安なことでもあるのか?」と尋ねつつも注射器を片付けていて)
『気持ちはわかるけど、我慢して』(天使は、慣れるまではくすぐったくて笑っちゃうんだよなと思いつつ言い、メイクを続け、終われば、『可愛いネロの完成!どう?鏡で見てみて』と伝えつつ、鏡を指さし。一方、部下は、「傍にはいられないけど、応援してるからね」と言い、撫で続けて。天使の兄は、元悪魔に「お前も、大丈夫そうか?」と尋ねて。父は、首を横に振り、不安は無いと示し、「いや、結構かかるものと思っていたからな、確認したかっただけだ」と言い)
『かわいい…!』
(悪魔は言われた通りに鏡で確認をすると目を輝かせつつそう呟き、元悪魔は「はい、私も大丈夫ですよ」と言いつつ食器などを片していて。一方、兄はふと「…お前はどうしてリアンやアイツじゃなく、レンを選んだんだ?」と尋ねてみて)
『でしょ!』(天使は、喜んでもらえた事に嬉しく思いつつ言い。一方、天使の兄は、元悪魔の返事も聞けば、相手に『大丈夫だ。後で迎えに行くから、準備しておけ』とメッセージを送り。父は、「…アイツというのは?」と尋ね返し)
『お買い物楽しみだね』
(悪魔は角度を変えながら鏡で自身の姿を見ては笑顔でそう伝え、自分は相手からのメッセージを確認するとそろそろ準備をしようかと部屋へ向かい。一方、兄は一息つくと「ジュリアスの事だ。アイツはレンよりも優秀なはずだが」と伝え)
『だね!俺も、家具買うの初めてだなぁ』(天使は、初めてのことに、ワクワクとしつつ呟いていて。悪魔は、相手が来るタイミングで部屋を出ていて、「あ、もしかして、出来るの?」と尋ねて。一方、天使の兄は、「研究やるから、2人も準備しておけ」と伝え、部屋に行き、支度をして。父は、「…優秀過ぎるからだ。妻を亡くしてから、優秀な彼奴らを、理想を叶えるための道具でしかなかった」と言い、壁に凭れ、「兄への対抗心が強く、負けず嫌いなリアンは、特に扱いやすかった。お前も使ったことがあるだろう?」と話していて、悪魔の兄は、面白そうだからと父の分の料理を運んでいて、偶然聞いてしまい、立ち竦んでいて)
うん、迎えに来てくれるんだって
(自分は部屋から出てきた彼にそう伝えると「スクール頑張ってね」と頬にキスをしてから部屋に入り、兄は図星を突かれたためか「…俺はレンを選んだ理由を聞いている。そのことは関係ないだろ」と伝え)
ネイも頑張るんだし、俺も頑張ろ(悪魔は、頬にキスを受けては、気合いを入れ直すように呟いて、行ってきますと言ってから家を出て向かって。一方、父は、「…だから、答えているだろう。ジュリアスもリアンも、道具でしかなく、リアンは特に道具として優秀だった。レンを選ぶのは必然だろう?」と言い。悪魔の兄は、相手の兄も父と同じなのではないかと感じ、気付けば父の分の料理の乗ったおぼんを落としてしまっており)
「…息子をよく道具扱いできるな」
(兄は相手の父の言葉を聞けば呆れたようにそう呟くも、扉の方から何かが落ちる音が聞こえてはそちらへ向かい「リアン…聞いてたのか」と尋ね)
「っ…俺は、道具じゃねぇ!」(悪魔の兄は、相手の兄が来れば、少し後退り、そのまま相手の兄を睨みつけながら言うと、そのまま部屋に戻り、適当に鞄を持つと、家を飛び出し。父は、悪魔の兄の様子に、溜息をつき、「…あの様子だと、ずっと聞いていたようだな。お前、リアンを愛してやってないだろう」と相手の兄に言い)
「おい…!」
(兄はなぜ出ていってしまったのか分からず溜息をつくも、相手の父に声をかけられ「…俺は十分愛している。愛してないのはお前の方だろ」と告げて)
「…言えば理解するから、今はこっちが大事だから、そうやってアイツを二の次三の次にしていなければ、あの反応はないと思うが?」(父は、呆れたように、相手の兄が示せてないのではと言い。悪魔の兄は、上手く紛れるようにして、人間界に行き、手当り次第に欲しいと感じたものを買っていて。一方、天使の兄は、相手を迎えに来ていたが、途中で悪魔の兄を見つけ、「おいリアン、こんなとこで何してんだ。つか、すげぇ荷物だな」と声を掛けていて)
「そんなこと…」
(兄は相手の父の言葉を聞けば少し考え込み、「……飯は使用人に出してもらえ」と告げてから部屋を出て)
「…おい、リアンこっち来てるぞ」(天使の兄は、悪魔の兄の様子から、何かあったのだろうと思い、相手の兄に電話をかけては、人間界にいることを伝え、「すげぇ怒ってるが…また何か喧嘩したのか?」と言い。悪魔の兄は、天使の兄が連絡しているのを見て、隙をついて逃げようとしては捕まりを繰り返していて)
「…ああ、俺のせいだ」
(兄は自身のせいで相手を怒らせていると伝えると「悪いがそのまま見ててくれ、すぐに行く」と言いつつ支度をして)
「わかった、アイツらの家に行くから、そっち来てくれ」(天使の兄は、相手の兄に、相手の家に行くことを伝えては、電話を切り、悪魔の兄が買ったものを3つだけを残して返品し、そのまま相手の家に行き、チャイムを鳴らし。悪魔の兄は、「もう逃げねぇから離せ!」と抵抗していて)
いらっしゃい…って、どうしたの!?
(自分は天使の兄が来たと思い扉を開けるも悪魔の兄を捕まえているその状況に困惑しては思わずそう尋ねてしまい)
「俺も詳しくは知らねぇが、ウィルと喧嘩したらしい」(天使の兄は、喧嘩したということしか知らないため、そう言って、中に入り、「とりあえず、ウィルが来るまでは待たせてくれ」と言い、リビングに行き。悪魔の兄は、不機嫌そうにソファーに座っていて、「俺悪くねぇし。あっちが悪ぃし」と文句を呟いていて)
うん、いいけど…
(自分は2人をリビングに通すとコーヒーを用意してやり、悪魔は何やらリビングの方が騒がしいことに気が付きそちらへ向かうと『…あれ、なんでいるの?』と尋ね)
「俺はネイを迎えに来たんだ」(天使は、やって来た悪魔の相手と天使研究の為に相手を迎えに来たと伝え、「こいつ、今機嫌わりぃから、関わんねぇようにな」と伝えておき)
『そうなんだ…俺はね、兄貴のこと待ってるの』
(悪魔は横目で悪魔の兄の様子を窺いつつもそう伝え、自分は2人の前にコーヒーを置きながりも昨夜彼と話したことを考えていて)
「ウィルのことを?」(天使は、悪魔の相手が、相手の兄を待っていると言うと、不思議に思い呟いて、「とりあえず、ウィルは来るから話し合いが先だな」と言い。悪魔の兄は、「話すことなんかねぇ!!」と天使の兄の言葉に噛み付くように言い)
…にぃ兄、ちょっと
(自分は天使の兄を部屋の外に出し「昨日、アンと話してたんだけど…」と兄のことについて話し。一方、兄は家に着くとチャイムを鳴らして)
「…なるほどな」(天使の兄は、相手に呼ばれ、不思議に思っていたが、話を聞けば考え込み、「まぁ、可能性はあるかもしれねぇな」と言い。天使は、チャイムが鳴れば、玄関に行き扉を開け、『おはようございます!兄様、リビングにいますよ』と伝えつつ、リビングに通して。悪魔の兄は、不機嫌なまま、コーヒーを飲んでいて)
「…おい、こいつらに迷惑かけんな」
(兄はリビングに入るとどう謝ればいいのか分からず、思わずいつものように注意をしてしまい。一方、自分は兄が来たことに気がつくと「…とりあえず2人のこと見ないと」と呟いて)
「またそれかよ…」(悪魔の兄は、やって来た相手の兄に注意されては、舌打ちをして、「毎回注意ばっかしてきやがって!そういうのうんざりなんだよ!!」と相手の兄に怒鳴り、「もうお前とは別れっからな!!」と言い。天使は、悪魔の兄が怒鳴りそうだと思い、急いで悪魔の相手を抱きしめ、寝室に戻るとそのままぎゅっと耳を塞いで)
「っ…勝手にしろ。元天使のお前なんかが1人で暮らせるとは思えないがな」
(兄は相手に怒鳴られるとそれに対抗するようにそう告げ、自分は急いでリビングに入ると「お、おい!落ち着けって…!」と間に入り。一方、悪魔は天使の彼に抱きしめられると『…アンジェロ、大丈夫?』と心配そうに抱き締め返し)
「リアンもウィルも一旦落ち着け」(天使の兄は、暴れそうな悪魔の兄を押さえつつ2人に落ち着けと言い、「俺も同じだから感じるんだが、本当はちゃんと謝りたいのに、なんて言って謝ればいいか、わかんねぇんじゃねぇか?」と相手の兄に言い。悪魔の兄は、「てめぇが勝手に悪魔にしやがったんだろうが!!俺は頼んでねぇんだよ!」と怒鳴り続けており。天使は、『…なんとか、ね。ネロは大丈夫?怖くない?』と心配していて)
「っ、俺は…」
(兄はどう話せばいいのかわからずに目を伏せ、自分は「リアン、そんな怒るなって…!」と言いつつなだめていて。一方、悪魔は『俺は平気だよ、怖くないもん!』と言いつつ天使の彼に擦り寄っていて)
「…お前は自分のせいだと言ってたが、なんでお前のせいだと思った?」(天使の兄は、少し考えては相手の兄が少しでも話しやすくなればと思い、質問してみて。悪魔は、「お前に関係ねぇだろーが!!」と相手に当たり。天使は、『そっか…よかった』と安心しつつも、僅かに手が震えていて)
「…俺が、いつもアイツを後回しにするからだ」
(兄は相手の質問に対しポツポツとそう話し始め、自分は「関係ないからって止めない理由にはならないだろ!」と言いつつ必死になだめており。一方、悪魔は『…俺がついてるから大丈夫だよ』と言いつつしっかりと天使の彼を抱きしめて)
「…お前がこいつに構わねぇことが、今回の喧嘩の原因か?」(天使の兄は、悪魔の兄の様子からまだ何かありそうだと思いつつ、そう質問して。悪魔の兄は、「お前に俺の気持ちわかんねぇよ!!邪魔なんだよ!!」と相手にぶつけて。天使は、『………うん』と弱い声で言い)
「…お前の親父が、お前らを道具同然だって話してるところを聞いちまったんだ」
(兄は相手の質問に対しそう告げ、自分に手を出しそうな勢いの悪魔の兄を見ては「もうやめろ、俺が悪かった」と伝え。一方、悪魔は『なんか楽しいこと考えよ?』と言いつつも天使の彼を撫でてやり)
「!…どうせ、大事な弟様を守るために言ってんだろ」(悪魔の兄は、相手の兄の謝罪に少し驚いたものの、その場しのぎだと思い、そう言って、「わかってねぇのに謝ってんじゃねぇよ!!」と言い、近くにあったクッションを相手の兄に投げつけ。天使は、『楽しい、こと…?』と呟いて)
「…俺は、お前なら大丈夫だと思っていた」
(兄はクッションを受け止めつつもそう話し始め、「お前は自分で出来るから、未熟なネイたちを優先していたんだ。だが、道具だと思ったことは1度たりともない」と伝え。一方、悪魔は『そう、楽しいこと!例えばどこ行くとか、何食べたいとか…』と伝えてみて)
「思ってなくても親父みてぇに扱いやすいからって、利用してたのは事実なんだろ」(悪魔の兄は、手当り次第に相手の兄に投げつけながら言い。天使は、悪魔の相手の言葉に、なにか無いかと考えては、『えっと…ネロと一緒におっきいパフェ食べたい…』と浮かんだものを言い)
「利用してねえよ!」
(兄は投げられたものを全て受け止めつつ相手に近づくとその手を取り、「俺はお前を信用してたんだ。俺の背中を預けられるようなやつだと思っていた」と話し。一方、悪魔は『あ、俺も食べたい!』と言えばどんなパフェがいいかと想像していて)
「!で、でもっ…お前、誤魔化してたじゃねぇかよ」(悪魔の兄は、相手の兄に手を握られ、言われた言葉で落ち着きはするも、不安げに眉を下げて言い、「最近は全然優先してくんねぇし…俺のこと飽きたのかよ…」と呟いて。天使の兄は、悪魔の兄から離れ、「もう大丈夫そうだな」と呟いては、相手にいつでも出られるか尋ねて。天使は、『おっきいパフェがあるとこ…』と呟きつつ、携帯で調べてみて)
「俺は誤魔化してない、お前が勝手に勘違いしただけだろ」
(兄は冷静にそう伝えると「…優先できなかったのは悪かった、だがお前に飽きたわけじゃない」と告げ。一方、自分は「うん、大丈夫だよ」と言いつつ鞄を持ち、悪魔は天使の彼の携帯を覗き込みながらも『…あ、これがいい!』とパフェの写真を指さして)
「なら、なんですぐ否定しなかったんだよ!」(悪魔の兄は、否定もなしに、話を戻そうとしていたことを言い。天使の兄は、「じゃあ、ウィル、リアン、俺ら行くからな」と相手の兄と悪魔の兄に伝えては、相手と共に出ていき。天使は、『これ、凄く美味しそうだよね』と言い、時間があれば今日行こうかなと思い)
「それは…どうしたらお前が傷つかないか、考えていたからだ」
(兄は相手の手を握る力を強くしつつそう伝え、自分は心配ではあったものの天使の兄と共に家を出て。一方、悪魔は『こっちも種類いっぱいあって美味しそう!あ、これも…!』と次々に見ていて)
「…ほんとにそれだけか?」(悪魔の兄は、相手の兄が嘘をついているとは思っているが、それだけかと尋ねて。天使の兄は、「…さっき言ってたウィルのこと、本人には言うのか?」と尋ねつつ、研究所に行くと、前回と同じ部屋に行き。天使は、色々見ては、『あ、これ良くない?ほら、ソフトクリームとホイップクリーム乗ってて、フルーツも色々乗ってるし』と言い)
「…確かに俺も、お前を良いように扱っていたと思った」
(兄はポツリとそう呟くと「だが、お前の親父のように愛がなかったわけじゃない」と話し。一方、自分は「うーん…あのまま解決するなら言わなくてもいいかな」と伝え、悪魔は『ほんとだ、これ食べたい!』と目を輝かせていて)
「…お前が、親父と違うのはわかってる」(悪魔の兄は、父とは違い愛がある事は理解しており、そう呟いては、「最近すげぇ忙しくしてっし、全然俺の事構ってくんねぇし、最近は特にさせてもくんなかっただろ。だから、お前は飽きたんじゃねぇかって怖かったんだぞ」と言い。天使の兄は、「ちゃんと解決してるといいんだがな」と言い。天使は、『じゃあ、ここにしよっか。もし今日時間なくても、明日行こうね』と言い)
「…構ってやれなくて悪かった」
(兄は相手の頭を撫でつつそう呟くと「なるべくお前に構ってやりたいが、気づけない時もある。だから、ちゃんと言ってくれ」と話し。一方、自分は「きっと大丈夫だよ」と言いつつ荷物を起き、悪魔は『うん、楽しみ!』と飛び跳ねており)
「…俺のことだけ考えりゃいいのに」(悪魔の兄は、自身が1番では無いことに不満げにして。天使は、『そろそろ大丈夫かな。リビング行こっか』と飛び跳ねて喜ぶ悪魔の相手に声を掛け、リビングに戻り。一方、天使の兄は、「そう思っておく。じゃあ、準備するから、待っててくれ」と伝えると部屋を出て、『ネイ連れて来たから、お前らも来てくれ』と青年と元悪魔にメッセージを送り、道具や機械の準備をして)
「…そうもいかねえんだよ」
(兄は不満気な悪魔の兄に向かいそう呟くと2人が戻ってきたことに気が付き、「これからこいつらの家具を買いに行くが、お前も来るか?」と尋ね。一方、青年は元悪魔と共に研究所へ向かい、少し緊張した面持ちで中に入り)
「…いや、俺は適当にその辺ぶらついとく」(悪魔の兄は、不満げなままだが、どうするか考えては、適当に見て回っておくと伝え。天使は、悪魔の兄の様子を見て、『よかった…いつもの兄様だ…』と安心していて。一方、天使の兄は、準備を終えると相手のいる部屋に行き、2人を待っていて、2人が来れば「よし、来たな。なら、早速始めるぞ」と言い、2人に指示をしたりしてやり始めて)
「…終わったら連絡する。お前も何かあったらすぐ言えよ」
(兄は相手の不満気な様子に気が付かないままそう伝え、悪魔は納得したらしい悪魔の兄に近づいては『大丈夫…?』と声をかけ)
「あ?…別に、何もねぇよ」(悪魔の兄は、悪魔の相手に心配そうに声をかけられては、視線を逸らしながら言い。天使は、『…えっと、一応仲直りした…んですよね?』と心配から、相手の兄に尋ねて)
『…俺にもちゃんと話してね』
(悪魔は視線を逸らされると更に心配になりそう伝え、兄は「…大丈夫だ。ほら、行くぞ」と悪魔の手を引いて)
『う、うん…』(天使は、心配になりつつ、鞄を持てばついて行くようにして。悪魔の兄は、1人になると、「…どうすりゃ俺のこと1番に考えてくれんだよ」と呟き、荷物を持ち、家を出て)
「…今日決まらなくてもいいが、ある程度目星はつけとけよ」
(兄は2人を連れて家具の売り場に行きつつそう伝え、悪魔は『じゃあまずベッド見たい!』と天使の彼に告げて)
『じゃあベッドから見ようね』(天使は、悪魔の相手の言葉に、微笑みながら、ベッドからと言い、頭の中で、大体の部屋の大きさなどを考えていて)
「…これで大方揃ったな。他にはあるか?」
(兄はしばらく2人と見て周り、ある程度家具を決め終わるとそう尋ねて。一方、悪魔は『えっと、わかんない…』と言いつつ天使の彼を見て)
『後はぁ…多分大丈夫だと思います』(天使は、色々と見て回り、大体のものは決まっているため、大丈夫だろうと思い、そう伝えて。悪魔の兄は、近くにあった雑貨屋に入り、悪魔の相手用に少し小さめのぬいぐるみと、天使用に鞄を選んでいるも、2人の好みを全く理解していないため、自身が気に入ったからという理由だけで購入していて)
「決まりだな、また買うものがあれば言ってくれ」
(兄はそう言って会計をしに向かい、悪魔は『俺たちの家、いい感じになりそうだね!』と微笑んでいて)
『だね!後はお皿とかの生活雑貨類買ったり、荷物運んだりするくらいかな』(天使は、家の様子を考えつつ、もうすぐだと思い、嬉しそうにして言い、悪魔の相手とどれくらい一緒に住めるのだろうと思い。悪魔の兄は、やることも無いため、店を見たりして時間を潰していると、昔仲が良かった天使に声をかけられ、煽られては、「俺には婚約者もいるっつーの」と言えば、誰なんだとしつこく聞かれ、面倒に感じ始めていて)
「この後雑貨も見てくか?」
(兄は会計と配送の手続きを終えると2人にそう尋ね、悪魔は『うん、ちょっと見たいかも』と伝えてみて)
『俺も、見たいです』(天使は、相手の兄の言葉に、行きたいと伝えて、これで揃いそうと思い。悪魔の兄は、あまりのしつこさに苛立ち始めて、裏に連れ込むと、そのまま何度も攻撃をして倒していて)
「そうか、じゃあ行くぞ」
(兄は2人の意見を聞けば悪魔の兄に雑貨屋に行くことを連絡してから店へ向かい、悪魔は『雑貨屋さんで何買うの?』と天使の彼に尋ねてみて)
『食器とか、文房具とか、何個か見ようと思って』(天使は、悪魔の相手と手を繋ぎ、向かいながらそう伝えて、『ネロは、何が見たいの?』と尋ねて。悪魔の兄は、相手の兄からのメッセージを見て、用事は終わったのだろうと思い、『そっち行くから、場所教えろ』とメッセージを送り)
『えっと、お揃いの食器が欲しいなって…』
(悪魔は少し恥ずかしそうにしつつもそう呟き、兄は店に着くと「リアンを待つからお前らで先見ていてくれ」と伝え、悪魔の兄に場所を送り)
『!…いいね、お揃いの食器買おうね』(天使は、多少恥ずかしさはあるも、嬉しく感じ、買おうと伝えて、『じゃあ先に見てよっか』と言い、雑貨屋の中に入り、食器コーナーを探して。悪魔の兄は、相手の兄のメッセージを確認し、向かって)
『…あ、これどう?』
(悪魔は2つ合わせると絵柄が出てくるマグカップを手に取りつつそう尋ね、兄は相手がやってくると「…お前、また誰かと戦ったのか?」と呆れたように溜息をつき)
『あ、これ可愛いね!』(天使は、色々見ていると、悪魔の相手が持っているマグカップを見ては、いいなと思い、そのマグカップをカゴに入れて。悪魔の兄は、「仕方ねぇだろ、俺に恋人出来るわけねぇとか、俺と付き合うような奴はイカれてるとか、散々煽ってきやがったんだし。ま、倒してやったけど」と自身は悪くないと言いたげに主張して)
『あとお皿も買わないと…』
(悪魔は背伸びをしつつ皿を探そうと棚を見ていて、兄は「…お前はすぐ喧嘩をする癖をやめろ。心配するだろ」と言いつつ傷口に触れ)
『あ、このお皿どう?模様綺麗だよ』(天使は、良さげな皿は無いかと探していれば、お洒落な模様の皿を見付け、それを悪魔の相手に見せつつ伝えてみて。悪魔の兄は、別に構わないだろうと思っていたが、相手の兄に心配すると言われ、少し驚き、「…わぁーったよ、次からは煽るだけにする」と言い、「つか、そもそも向こうがしつこく俺に構わなけりゃ、俺も喧嘩しねぇっての。やり合うならお前じゃねぇとつまんねぇし」と言い訳のように言い)
『ほんとだ、綺麗!』
(悪魔は皿をじっと見つめてはそう伝え、『これのピンクってある?』と尋ねてみて。一方、兄は「煽るのもやめろ、向こうがやってきたからって構う必要は無い」と伝え)
『ピンクのは…あ、売り切れみたい』(天使は、その皿があった棚を見て、ピンクを探すも、ポップにはピンクがあるも、置かれていないため、売り切れだと伝えて。悪魔の兄は、相手の兄の言葉に不満げにして、「…わかったよ、無視すりゃいんだろ」と言い、「そういや、俺が倒したアイツ、上位天使になったとか言ってたぜ。まぁ、俺からすりゃ余裕だったけど」と言い)
『!…売り切れってことは、買えないの?』
(悪魔は売り切れだと聞くとショックを受けたようにそう尋ね、兄はどうせ嘘なのだろうと考えつつ「そうか、良かったな」と言えば店に入るよう促し)
『ネロ、ピンク以外に好きなのある?』(天使は、どうしようと焦りつつ、悪魔の相手を抱っこして、棚に並んだ皿を見せつつ尋ねて。悪魔の兄は、「ま、仮にも下級悪魔の俺に倒されてる時点で嘘だろうけどな」と言い、相手の兄に促され、店の中に入り、天使たちの元に向かい)
『じゃあ、オレンジ…』
(悪魔はしょんぼりとしたままオレンジ色がいいと伝え、兄は2人の元へ向かうと落ち込んでいる悪魔に気が付き「…何かあったのか?」と尋ねて)
『えっと、ネロはこのお皿のピンクがよかったみたいなんですけど、売り切れみたいで…』(天使は、どう励ますか考えていれば、相手の兄と悪魔の兄が来て、事情を話し、『それでネロがすっごく落ち込んでるんです』と言い)
「そうか…聞いてくるから少し待ってろ」
(兄は事情を聞くと店員に在庫を確認しに行き、一つだけ裏に残っていると聞けば「おい、あるらしいぞ」と伝えて)
『!ネロ、よかったね!』(天使は、相手の兄から在庫があると聞けば、嬉しそうに目を輝かせ、悪魔の相手に言い)
『うん、うれしい!』
(悪魔は皿を見せてもらいつつ嬉しそうにそう告げ、兄は「他に買うものはあるのか?」と尋ねてみて)
『えっと、後は…』(天使は、カゴに入れては、色々見て回り、必要な料理器具などの必需品を揃えていき、確認しては、大丈夫だろうと思い、『大丈夫です!』と伝えて。悪魔の兄は、近くのものを見たりしていて)
「そうか、わかった」
(兄は大丈夫だと聞けば会計を済ませ天使の彼に荷物を渡し、「割れないように気をつけろよ」と告げて)
『はい、ありがとうございます!』(天使は、嬉しそうに荷物を受け取り、これで後は荷物を運ぶだけだろうと思い、『お兄さん、色々ありがとうございます』とお礼を伝えて)
「気にしなくていい、それよりどこかで休憩しないか?」
(兄は丁度昼時であるため、悪魔が当主になることに対する答えも聞きたかったこともありそう提案し、悪魔は『俺、ごはん食べたい!』と嬉しそうに伝えていて)
『ふふ、お腹空いたもんね』(天使は、悪魔の相手の言葉に、ふふっと笑いながら言い、どこがいいかと携帯を取り出し、調べ始めて)
『俺、ハンバーグ食べたい!』
(悪魔は携帯で調べている天使の彼にそうねだり、兄は「…お前は何が食いたいんだ?」と悪魔の兄に尋ねて)
『ネロはハンバーグね』(天使は、ファミレスなどがいいだろうかと考えつつ、近くの飲食店を調べていて。悪魔の兄は、少しぼんやりしており、反応に遅れ、相手の兄がこちらを見ていることに気付き、「…悪い、なんか言ったか?」と尋ね返して)
『アンジェロは食べたいものあるの?』
(悪魔は天使の彼の携帯を覗き込みながらもそう尋ね、兄は「…食いたいもんがあるか聞いただけだ」と伝えつつも悪魔の兄を心配しており)
『俺は、なんでもいいけど、強いて言えばオムライスかな』(天使は、良さげなファミレスを軽く目星つけつつ言い。悪魔の兄は、「…なんでもいい」と言い、近くを通った人と肩が軽くぶつかれば、少しふらつくも、何事も無かったかのような顔をしており)
『あ、オムライスもいいなぁ…』
(悪魔は天使の彼の言葉を聞いてはオムライスも食べたくなってしまいそう呟いて、兄はそんな悪魔の兄の様子を見ると天使の彼に金を手渡し「…悪い、これで好きなもん食ってこい。俺はこいつと魔界に戻る」と告げて)
『えっ…あ、はい…』(天使は、突然帰ると言い出した相手の兄に驚き、もしかして悪魔の兄に何かあったのかなと思い。悪魔の兄は、相手の兄の言葉に、バレてしまったのかと思うも、帰れることに安堵感を感じていて、帰る前にと「これ、お前らにやる、迷惑かけちまったからな」と袋ごと悪魔の相手に渡すと、相手の兄の背に勝手に乗り、「ウィル、頼んだぜ」と言い)
『!あ、ありがと…』
(悪魔は少し驚きつつも袋を受け取り、『これ、なんだろうね?』と天使の彼に尋ねて。一方、兄は文句を言いたくなるもぐっと堪えつつ魔界へ向かい)
『さぁ…?兄様がくれるなんて、初めてだし…』(天使は、不思議に思いつつ、そう言っては、ひとまずは昼食が先だと思い、『ネロ、このファミレス行こっか。ここなら、オムライスとハンバーグがセットになってるのもあるみたいだよ』と伝え、早速そのファミレスに向かって。一方、悪魔の兄は、全身のだるさからというのもあるが、相手の兄に少しでも甘えたくて背に乗っていたが、途中でついに魔力が底を尽き、限界が来てはそのまま意識を失っていて)
『うん、行きたい!』
(悪魔はよく分からないもののとりあえずご飯が食べたいと思い天使の彼と共にファミレスへ向かい、兄は家に着くと「…おい、着いたぞ」と下ろそうとするも、気を失っていることに気がつけば急いでベッドに連れて行き様子を見て)
『…あ、あった、これだよこれ!』(天使は、そのファミレスに着くと、中に入り席に通してもらえば、そこに置かれたメニューにハンバーグとオムライスのセットを見つけ、それを悪魔の相手にそれを見せて。一方、悪魔の兄は、僅かに息をしているも、とても静かで、動く様子はなく)
『俺これ食べる!』
(悪魔はメニューを見ては食いつくようにそう告げて、兄は「…大丈夫かよ」と呟きつつも相手の熱などを測っており)
『俺もこれにしようかな』(天使も、そのメニューに惹かれたのもあり、そう呟いて、『あ、ソース、ケチャップとデミグラスの2つから選べるみたいだよ』と悪魔の相手に伝えて。一方、悪魔の兄は、意識だけはなんとか目を覚ますも、身体は深く眠り続けていて、動かすことも出来ないが、なんとか魔力が欲しいことを伝えられないかと考えていて)
『んー…ケチャップにする!』
(悪魔はデミグラスが分からなかったためケチャップにすると伝え、兄は特に熱がないことに気がつけば魔力を流し様子を見ることにして)
『じゃあ、俺はデミグラスにしようかな』(天使は、それならとデミグラスにすることにして、そういえば悪魔の相手は注文した事ないと思い、『俺が店員さん呼ぶから、ネロが、ハンバーグとオムライスのセットのケチャップとデミグラス1つずつくださいって店員さんに伝えてくれる?』と頼んで。悪魔の兄は、なんとか魔力をもらえると安堵していて、暫くして目を覚ますも、少し視界がぼんやりとしていて)
『え…お、俺が?』
(悪魔は何かデザートも頼もうかとメニューを見ていたものの、頼んでみるかと聞かれては不安げにそう尋ね。一方、兄は相手が目を開けると「…大丈夫か?」と聞きつつ様子を窺っていて)
『うん、絶対ネロなら出来るもん』(天使は、悪魔の相手なら出来ると確信していることを伝えて、『どう?やってみる?』と尋ね。一方、悪魔の兄は、視界が上手く見えていないが、声や雰囲気から相手の兄だとわかり、「悪い、手間かけさせちまって。黙って運んでくれて助かった」と言いつつ、起き上がり)
『…やってみる』
(悪魔は不安げにメニューを閉じつつもそう伝え、兄はなぜきちんと言わなかったのかなど聞きたいことは色々あったものの、「…調子はどうなんだ」とだけ尋ね)
『…ネロ、これのケチャップとデミグラス1つずつくださいって、指さして言えばいいからね』(天使は、セ ハンバーグとオムライスのセットが書かれたメニューを悪魔の相手に向け、指させばいいと伝えては、店員を呼び。一方、悪魔の兄は、目を少しぎゅっと瞑ってから開くも、視界はぼやけたままで、目のことを言うか迷いつつ、「…お前に魔力もらったし、だいぶ回復したから大丈夫だ」と言い)
『う、うん!』
(悪魔は少し不安ではあったものの店員がやってくれば『えっと、これのケチャップと、デミグラス…1個ずつください…?』と行ってみて。一方、兄は「…具合が悪いんだったら早く言え。何かあってからじゃ遅いんだよ」と相手を叱り)
『あと、ドリンクバーも1つお願いします』(天使は、ちゃんと注文出来た悪魔の相手を見ては、ドリンクバーも注文して、店員が去っていくと、『注文してくれてありがとうね、ドリンクバー取りに行こ!』と言い。一方、悪魔の兄は、「…元々残りの魔力がギリギリだったんだよ。その中で喧嘩したせいで、尽きちまっただけだ」と言い訳のように言い)
『緊張したぁ…』
(悪魔は天使の彼に着いて行きつつもそう息をつき、兄は「…どうしてそれを早く言わないんだ」と相手の言い訳を指摘していて)
『頑張って注文しててかっこよかったよ』(天使は、悪魔の相手の頭を撫でつつ褒めてやり、コップを取ると1つ渡して、『頑張ってくれたご褒美に、ジュース飲んでいいよ』と伝えて。一方、悪魔の兄は、相手の兄の言葉に何も言えなくなり、「…悪かったよ」と謝ると、このまま目のことまで隠すと余計怒られそうだと思い、「…あと、俺今ちゃんとは見えてねぇ」と素直に言い)
『俺、オレンジジュース飲む!』
(悪魔はコップを受け取るとそう告げてからオレンジジュースを探し、兄はそれを聞くと「どれくらい見えていないんだ?俺は認識できるのか?」と問い詰めて)
『いっぱい飲んでいいからね』(天使は、コップに水を入れつつ伝えて、オレンジジュースを見つけると、指さして教えてあげ。一方、悪魔の兄は、「人がいるのはなんとなく見える、でも顔はよく見えねぇな。声とかでお前だって認識できてる程度だ」と伝えて、ふとどれくらいの距離なら見えるのか気になり、手探りで相手の兄の顔に触れれば、そのまま顔を近付ければ、顔が触れそうな程近付くことでようやく顔を見えて、「この距離まで近付けてやっと顔が見える」と言い)
『アンジェロはジュースじゃないの?』
(悪魔はコップにオレンジジュースを入れつつもそう尋ね、兄は「…重症だな」と呟けば相手に魔力を追加で流してみて。一方、自分は研究の手伝いをしていたものの、ふと青年の調子が悪そうなことに気がつけば心配そうに近づいて)
『うん、俺は水でいいから』(天使は、微笑みながら言い、悪魔の相手も淹れ終わると席に戻り。一方、悪魔の兄は、相手の兄から魔力を受け取ると、少し見えるようになり、「見えるようになった」と伝えて。一方、天使の兄は、相手が青年の元に行くと、声をかけようとしたが、青年の様子に気付き、「レン、お前大丈夫なのか?」と尋ねて)
『そうなんだ…』
(悪魔は水だけでいいと言う天使の彼をなんだかかっこいいなと思いつつも席に戻り、兄は「本当か?」と心配しつつも相手から離れてみて。一方、青年は体を小さく丸めており、自分は「どうしたんだろ…お腹痛いのかな」と心配していて)
『帰ったら、少しずつ引っ越すための用意しないとね』(天使は、水を飲みつつそう言って、『少しでもいいから、新しいお家で暮らしたいね』と言い。一方、悪魔の兄は、「…お前、今分かりやすいくらい心配って顔してんぞ」と笑いながら言い。天使の兄は、「どっか痛むのか?」と尋ねつつ、背中をさすってやり)
『?うん、わかった』
(悪魔はオレンジジュースを飲みつつもとりあえずそう返事をし、兄は「っ、うっせぇな…」と言いつつも相手に背を向けていて。一方、元悪魔は青年の様子を見に行くと「…少し身体が熱いかもしれませんね。私が付き添いますので、ジュリアス様は研究に戻ってください」と言いつつ部下に迎えに来てほしいと連絡を入れて)
『ネロは新しいお家でしたいことある?』(天使は、これからどうなるのだろうと思いつつ、尋ねてみて。一方、悪魔の兄は、「…ありがとな」と相手の兄に呟き。天使の兄は、「…悪いが任せた」と青年を心配しつつ言い。部下は、そろそろ店主の元に行こうかと考えていると、元悪魔から迎えを頼まれ、驚きつつすぐに向かって)
『うーん…アンジェロにご飯作ってあげたい!』
(悪魔は少し考えると自分ひとりで天使の彼にご飯を作りたいと伝え、兄は「…しばらくそこで休んでろ」と伝えてから部屋を出て。一方、自分は「大丈夫かな…」と呟きつつも研究を再開し)
『じゃあ、作り合いっこしようよ』(天使は、悪魔の相手の言葉に少し考え、そう提案して。一方、悪魔の兄は、一人になればベッドに寝転び。天使の兄は、「…大丈夫だと思いたいがな」と呟きつつ、作業を再開して。部下は、研究所の前に着くと、元悪魔を探し、見つければ「ロイさ…!レン、大丈夫?!」と声をかけようとして、青年の様子を心配していて)
『でも、俺まだちゃんとご飯作れないよ…?』
(悪魔は作り合いっこと聞けば天使の彼ほど上手く作れるわけではないため眉を下げつつそう伝え、元悪魔は部下がやって来ると「少し身体が熱いのですが、他の症状が分からず…ひとまず家で休ませて、何か分かれば連絡してください」と伝えて)
『上手いとか下手とか関係ないんだよ』(天使は、悪魔の相手の頭を撫でてあげつつ、心配しなくていいと伝えて、『作り方は俺が教えるし、心配しなくていいんだよ。俺、ネロのご飯食べられるの、楽しみにしてる』と言い。一方、部下は、元悪魔から青年を受けとり、「わかりました」と言い、家に急いで戻り)
『そっか…』
(悪魔は天使の彼が良いというのなら頑張ってみようと思いつつそう呟き、青年は薄らと目を開けると「…ルー、おなか、あつい…」と伝え)
『ちょっとずつ出来るようになっていってるから、心配し過ぎなくて大丈夫だからね』(天使は、微笑みながら、料理が出来るようになっていっていると伝えて。一方、部下は、青年の言葉に驚いて、もしや発情期は治まってなかったのかと思い、「他に気になるとこある?」と尋ね、家に着くと青年の部屋に行き、ベッドにゆっくり青年を寝かせ、薬を飲ませて)
『…うん』
(悪魔は未だ自信はなかったものの天使の彼を信じてみることにして、青年は「ほか…ちょっと、あたまいたい」と言いつつも部下の手に擦り寄って)
『…あ、ほら、来たよ』(天使は、悪魔の相手の様子を見て、少しは安心してくれたかなと思い、料理が運ばれてくるとそう言って、『わ、美味しそうだね』と言い。一方、部下は、「頭ってどんな感じで痛い?ズキズキ?」と尋ねつつ、元悪魔にお腹の熱と頭痛があることをメッセージで送り)
『ね、食べていい?』
(悪魔は運ばれてきた料理を見て目を輝かせるとそう尋ね、青年は「なんか、ギュって締め付けられてるみたい…」と言いつつ部下の目を見つめていて)
『もちろん、どうぞ』(天使は、悪魔の相手に食べるように伝えて、スプーンを持つと、早速一口食べて。一方、部下は、「そっか…あとは大丈夫そう?」と尋ねつつ、少しでも和らげばと頭を撫でてやり)
『いただきます!』
(悪魔は手を合わせると早速オムライスから食べ始め、『ふわふわで美味しい…』と呟いて。一方、青年は「ルー、いっしょにいて…」と言いつつも涙目になっており)
『想像以上にふわふわでとろとろして美味しい』(天使は、頬を緩ませながらオムライスを食べていて、合間にハンバーグを食べては、『んっ、このハンバーグ、しっかり肉汁もあって本格的かも』と目を輝かせていて。一方、部下は、青年の頭を撫でてあげつつ、「大丈夫、ずっとそばにいるからね」と伝えて)
『ほんと!?』
(悪魔は天使の彼の言う通りにハンバーグを食べると『わ、美味しい!』と目を輝かせ、青年は「ルー…」と呟きつつも部下の手をペロペロと舐めていて)
『ここなら、お家からも近いし、来れるね』(天使は、オムライスとハンバーグを交互に食べつつ言い、『ネロ、デミグラス食べる?』と尋ねつつ、一口分を差し出して。一方、部下は、「大丈夫だよ、しんどかったら寝ていいからね」と伝えつつ、撫で続けていて)
『食べていいの?』
(悪魔は天使の彼が食べている味も気になっていたため嬉しそうにスプーンを持ちながらそう尋ね、青年は「ううん、寝れないから…」と言いつつも部下の手にしがみついて)
『当たり前だよ、ほらどうぞ』(天使は笑顔で頷いて、食べていいと伝えて。一方、部下は、「…そっか」と言い、心配そうに青年を見つめていて。天使の兄は、ある程度進めると、「今日はここまでにする。ネイ、動けそうか?」と尋ねながら、器具を片付けていて)
『えへへ、いただきます!』
(悪魔はスプーンで天使の彼のオムライスを1口掬うとそう伝え、口に入れれば『…ん、こっちも美味しい!』と告げて。一方、青年は「…ルー、なんで俺って変なんだろ」と悲しそうに呟き、自分は「うん、大丈夫…」と伝えるも青年のことが気がかりでいて)
『ふふ、デミグラスソースも気に入ったみたいだね』(天使は、悪魔の相手の様子を微笑ましげに見つつ言い、オムライスを食べ進めて。一方、部下は、「変じゃないと思うけど…なんでそう思ったの?」と心配そうに尋ねて。天使の兄は、相手の様子から、青年のことが気がかりなのだろうと察し、「…レンの様子、見てから帰るか?」と言い)
『俺のも食べていいよ!』
(悪魔は天使の彼に自身の皿を差し出しつつもそう伝え、青年は「だって、こうやって熱くなるとルーもおじさんもおかしくさせちゃうし…」と呟いて。一方、自分は「…うん、そうしようかな」と言いつつ片付けを手伝っていて)
『いいの?じゃあ一口もらうね』(天使は、悪魔の相手に差し出されると、嬉しそうにしつつ、一口分掬っては食べ、『ケチャップも美味しいね!』と言い。一方、部下は、少し目を逸らしたが、「おかしくなっちゃうのはそうだけど、でもそれはレンが変だからじゃないよ」と言い、優しく頭を撫でてやり。天使の兄は、元悪魔に「ロイ、悪いがルーカスにネイも連れて今から帰ること伝えておいてくれ」と頼んで)
『えへへ、だよね!』
(悪魔は天使の彼と美味しさを分かち合えた喜びから思わず尻尾が出てしまいそうで、青年は「俺が変だからだもん…子供だって、普通はできないのに…」と呟き。一方、元悪魔は「かしこまりました」と伝えては早速部下にメッセージを送り)
『!ね、ネロ…!』(天使は、食べ進めていたが、悪魔の相手の尻尾が出たのが見え、慌ててそばに行き他の客から見えないようにしつつ、『尻尾隠して!』と小声で伝えて。一方、部下は、「レンは変じゃないよ、特別なだけだから」と言い、メッセージには気付かずにいて。天使の兄は、片付けを終えては、「よし、じゃあ帰るぞ」と言い、荷物を持ち)
『尻尾…?あ!』
(悪魔は天使の彼に指摘され後ろを見てはようやく尻尾に気が付き慌てて隠して、青年は「特別…?」と尋ねつつも部下に擦り寄っていて。一方、自分は荷物を持つも不安そうな元悪魔は見てはどうしたのかと様子を窺って)
『よかった…』(天使は、悪魔の相手が隠したのを確認しては、周りに見られてないかと軽く確認してから離れ、席に座り直し、『珍しいよね、尻尾出ちゃうなんて。そんなにオムライス気に入ったの?』と言い。一方、部下は、「他の人と違うのって、悪く言えば変だけど、良く言えば特別ってことだもん。考えてみてよ、赤ちゃん作れるのって、アンジェロたちがどれだけ望んでも出来ないけど、レンは出来るんだよ?」と言い。天使の兄は、不安そうな元悪魔に気付くと、「…ロイ、どうかしたのか?」と尋ねて)
『わかんない…』
(悪魔は美味しいと思ったものの尻尾が出るほどだろうかと不思議に思っており、青年は「それはそうだけど…」と言いつつもどうしても自分は変だと思ってしまい。一方、元悪魔は「!い、いえ…ルーカス様からお返事がないので、少し心配になってしまい…」と眉を下げ。)
『そっか…まぁ、そういうこともあるよね』(天使は、きっかけはわからないが、そういうこともあると言い、食べ終われば水を飲んで。一方、部下は、どうしたものかと困っていたが、ようやく元悪魔からのメッセージに気付き、「あ、レン、今からネイたち来るって」と伝えつつ、『遅くなりすみません、大丈夫です』と返信して。天使の兄は、「そうか…まぁ、帰ってみればわかる、とにかく行くぞ」と言い、研究所を出て家に向かい)
『あ、そういえばこれ何入ってるんだろ?』
(悪魔は食べ終わるとふと悪魔の兄から貰った袋の中身が気になりそう尋ね、青年は「やだ、会いたくない…」と言いつつ丸くなって。一方、元悪魔は家に向かう途中連絡に気がつくと安心したように報告し)
『さあ…?ていうか、兄様が物を贈ってるの初めて見たかも…』(天使は、悪魔の兄の性格上、誰かに何かを贈ることはなく、何をくれたのかは検討もつかず、『とりあえず、見てみよ』と言い、袋の中を覗き込んで確認すれば、完全に悪魔の兄の趣味で選んだであろうぬいぐるみと鞄で、どうしたものかと思い。一方、部下は、「えっ、嘘っ!?ごめん、いいよって伝えちゃってた…ロイさんには申し訳ないけど、断り入れとくね」と少し慌てつつ言い、メッセージでは時間かかると思い、元悪魔に電話をかけ、何度も謝りつつ、青年が会いたくないと言っていることを伝えて)
『どうしたの?』
(悪魔は何が入っているのか気になっているため待ちきれないといった様子でそう尋ね、元悪魔は電話に出るとどうしようかと戸惑いつつも「ジュリアス様、レンさんが会いたくないと仰っているようで…」と伝え)
『えっと…ネロのはぬいぐるみで、俺のはキーホルダーなんだけど…』(天使は、悪魔の相手が気に入らなさそうと思いつつ伝え、袋からぬいぐるみを出して悪魔の相手に渡して。一方、部下は、「会いたくないのって、誰か1人だけ?それとも、ネイたち全員?」と青年に尋ねてみて。天使の兄は、元悪魔の言葉に、「そうか…もしネイと会いたくねぇなら、人間界に送ってやる必要あんだけど…その辺どうなんだ?」と言い)
『!え、えっと…』
(悪魔はそのぬいぐるみの姿に少し困惑しつつも受け取ると『ちょっと怖い…』と申し訳なさそうに伝え、青年は「みんな嫌だけど…兄さんは特にやだ」と言い。一方、元悪魔は相手の質問をそのまま部下に投げかけて)
『…俺から言っとくね』(天使は、苦笑しつつ悪魔の兄に伝えておくと言い、『頑張ってくれたのはわかるけど…』ぬいぐるみを袋に戻して、携帯を取り出し、悪魔の兄に自分たちの趣味じゃないことを伝えていて。一方、部下は、「ネイには特に会いたくないそうです…すみません」と申し訳なさそうに元悪魔に伝えて)
『うーん…』
(悪魔は相手がきっと兄として頑張ってくれているのだろうと思いつつも天使の彼を見ており、元悪魔は「…すみません、ネイ様には会いたくないとのことで…」と伝えて)
『兄様のことだし、アイツらの趣味は知らないけどこれ気に入ったからアイツらも気に入るだろって選んだんだろうな』(天使は、悪魔の兄ならやりかねないと思いつつ言い、『このぬいぐるみ、兄様に返す?』と尋ねて。一方、天使の兄は、「そうか…なら、ネイ送って来るから、先に家戻っててくれ。じゃあネイ、そういうことらしい。悪いが人間界に帰るぞ」と伝えて)
『…ううん、貰う』
(悪魔は怖いとはいえせっかく悪魔の兄が選んでくれたのだからと思いそう伝え、自分はその言葉を聞くと「そっか…レンのこと、よろしくね」と伝えつつ人間界へ戻り)
『…そっか、大事にしてあげてね』(天使は、悪魔の相手の言葉に意外に思いつつ言い。天使の兄は、人間界に着くと、「じゃあ俺は帰るからな、また連絡する」と言い、天界に戻り)
『うん、そうする』
(悪魔は相手が不器用なだけだと知っていたため大切にしようと思いそう伝え、自分は家に入るもまだ誰も帰っていないのかと思いつつリビングへ向かい)
『じゃあ、一旦家に戻って、パフェ食べに行こ!』(天使は、そろそろ出ようと思い、悪魔の相手に伝えて。一方、悪魔の兄は、天使からのメッセージに、少し不満そうにしつつ、「選んでやっただけ有難く思えっての」と呟いていて。天使の兄は、家に着くと、自身の部屋に行き、青年の薬を作っていて)
『うん、食べる!』
(悪魔はそういえばパフェを食べに行く約束をしていたと思い出しそう伝え、兄は相手の父の様子を確認し早くて明日の昼頃に引き渡せると天使の兄に連絡し)
『じゃ、一旦家に荷物置きに行こ!』(天使は、立ち上がり荷物を持ちつつ言い、会計を済ませれば悪魔の相手と共に家に向かって。一方、天使の兄は、相手の兄からのメッセージを見ては、「意外と早かったな…」と呟いて、『わかった。ならいつものとこで待っておく』と送っておき)
『早くパフェ食べたいなぁ』
(悪魔は楽しそうにスキップをしつつもそう呟き、兄は「明日の昼、お前を人間界に送り届ける。後はジュリアスに従え」と相手の父に告げて)
『どれくらい大きいのかな』(天使は、家に向かいつつ、実際のサイズ感にワクワクしていて、家に着くと相手の靴に気付き、『あれ、ネイ帰ってる…』と不思議そうに呟き。一方、父は、「…そうか、色々世話をかけたな」と礼を伝えて)
『ほんとだ、はやいね?』
(悪魔は天使の彼の指摘を聞いて確認すると確かに自分の靴がありなぜだろうかと思いつつもリビングへ向かい、兄は「お前も礼なんて言えるんだな」と言いつつ持って行かせるものを用意していて)
『ネイ、ただいま』(天使は、リビングに行くと、相手に声をかけ、荷物を置きつつ、『ネイ、早かったね?』と言い。一方、父は、「…今までは言わなかっただけだからな」と目を逸らして言い)
『うん、今日は早く終わったから…』
(自分は未だ青年を心配しつつも気持ちを落ち着かせようと紅茶を飲んでおり、『アンジェロたちはいい家具買えた?』と尋ねてみて。一方、兄は「…レンのこと、大事にしてやれよ」と言いつつ荷物を鞄に詰め終えて)
『うん!食器とかも買ってもらったんだよ』(天使は、嬉しそうに相手に話して、『そうだ、この後ネロとおっきいパフェ食べに行くんだけど、ネイも一緒に行く?』と尋ねつつ、パフェの画像を相手に見せて。一方、父は、「ああ、わかっている。…リアンを頼んだぞ」と相手の兄に伝え。天使の兄は、作業を終えれば部屋を出て、青年の部屋に行きノックをして、「レン、様子はどうだ?」と扉越しに尋ねて)
『わ、美味しそう…!』
(自分はパフェの画像を見るとそう呟くも、『でも今日はいいかな。またアンと2人で食べに行くね』と伝えて。一方、兄は相手の父の荷物を持ちながら自身の部屋へ向かい、青年は部下に代わりに返事をしてほしいと言うように首を小さく横に振って)
『そっか、わかった!ネロと行ってくるね』(天使は、少し残念に思ったが、まぁいいかと思い、そう伝えては、悪魔の相手に『じゃあネロ、行こ!』と言い、玄関の方に行き。一方、悪魔の兄は、部屋にいるのも飽き、少しくらいならと歩いていれば、相手の兄を見つけ、「随分大荷物だな、それ親父の荷物か?」と声をかけ。部下は、「…頭、まだ痛む?」と心配そうに尋ねて)
『うん…』
(悪魔は少し自分が心配ではあったもののパフェが食べたいと思い天使の彼に着いていき、兄は「そうだ、明日人間界に送ることにした」と伝えて。一方、青年はか細い声で「いたい…」と呟きつつも部下にしがみついていて)
『パフェ、楽しみだね』(天使は、悪魔の相手と手を繋いで家を出れば、店に向かいつつ言い。一方、悪魔の兄は、「へぇ…お前、親父に仕返しはしねぇのか?」となんとなく思ったことを尋ねてみて。部下は、青年の髪を撫でては、少し離しては、「先輩と話してくるから、ちょっと待っててね」と伝え、扉から出て、青年の症状を伝えたりして話していて)
『…ネイ、なんか心配そうだった』
(悪魔は天使の彼と共に歩きつつも心配そうに呟いて、兄は「…もういい。そこまで執着したいわけではないしな」と言いつつも荷物を運んでいて。一方、青年は部下が話している間毛布をぎゅっと握りしめながらも耐えていて)
『向こうで何かあったのかな』(天使も、なんとなく気付いていて、眉を下げつつ言い。一方、悪魔の兄は、「…お前、よく割りきれるよな、お前の家族ぶち壊した奴なのに」と言い。部下は、天使の兄から試作品の薬を預かり、別れると中に入り青年の元に戻り、「レン、大丈夫?お話終わったよ」と声をかけて)
『そっとしておいた方がいいのかな…』
(悪魔はひとまず自分の様子を見ておこうと思いそう伝え、兄は「俺が仕返しをしたらレンに辛い思いをさせるだろ、だからもういい」と言い。一方、青年は「ルー、どっか行かないで…」と言いつつ部下の手を握り)
『暫くは様子見かなぁ』(天使は、一旦様子見しておく方がいいと言い、店に着くと中に入り、席に通してもらい。一方、悪魔の兄は、「なるほどなぁ…」と呟いて。部下は、「ごめんね、もうどこも行かないからね」と優しく声をかけて、手をぎゅっと握り返し。天使の兄は、どうしたものかと考えつつリビングに行き)
『あのおっきいパフェ…あった!』
(悪魔はメニューを見つつパフェのページを見つけてはそう喜び、兄は「…あいつらが今幸せなら、それを壊す必要は無いだろ」と言いつつ部屋に戻り。一方、青年は「どこも行っちゃやだよ…」と部下に擦り寄り)
『ほんとだ!しかも、色々あるね』(天使は、悪魔の相手とメニューを見ていれば、いちごやチョコなど種類がいくつかあり、『ネロはどれがいい?』と尋ねて。一方、悪魔の兄は、「…変な悪魔だな。1発くらい殴ればいいのに」と言い、相手の兄のそばに行けば、相手の兄の手を自身の頭に乗せては、じっと見つめて。部下は、「うん、ごめんね」と言いつつ髪を撫でてやり、「そういえば、レンの頭痛とかって、発情期の影響とかなのかな…」と呟いて)
『えっと、この全部入ってるやつ!』
(悪魔は全て美味しそうに見えたため色々入っているパフェにしたいと伝え、兄は突然の行動に驚きつつ「…何がしたいんだ」と尋ね。一方、青年は「わかんない…」と言いながら頭を押さえていて)
『いいね、じゃあそれにしよっか』(天使も、全部入っているなら飽きることなく最後まで食べられそうと思い、そう言っては近くにいた店員に声をかけ、注文して。一方、悪魔の兄は、「いくら察しの悪いお前でも、今この状況での俺の望みはわかるだろ」と言いつつ、じっと見つめ続け。部下は、「先輩から、レンのお薬を強めた試作品もらったけど、効くのかな…」と呟き、青年の頭を撫でることしか出来ずにいて)
『パフェ楽しみだなぁ』
(悪魔はご機嫌でメニューの写真を見ながらもそう呟いて、兄は「はいはい…」と言えばそのまま悪魔の兄の頭を撫でて。一方、青年は「ルーは俺と一緒、いや…?」と尋ねつつ甘えていて)
『…あ、結構大きいんだね』(天使は、店員が他の客の元へ運んでいるパフェを見ては、想像より大きく、ワクワクとしていて。一方、悪魔の兄は、撫でてもらえば、満足そうに目を閉じて心地良さそうにしていて。部下は、「ううん、嫌じゃないよ」と言いつつ、青年の様子から、発情の影響ではと思い、「レン、このお薬飲んでみない?」と提案してみて)
『ね、あれ来たら写真撮って!』
(悪魔はパフェが届いたら自身と一緒にパフェを撮ってほしいと頼み、兄は「ガキみてぇだな」と笑いつつ撫でていて。一方、青年は「やだ、飲みたくない…」と言いながらも体を縮めていて)
『あ、いいね!うん、写真撮るね』(天使は、悪魔の相手に写真を頼まれると、悪魔の相手とパフェの写真と、そこに自身も加わった写真を撮ろうと思い。一方、悪魔の兄は、ガキと言われ、むっとして目を開け、「お前、いっつもそれ言うけど、俺はガキじゃねぇ」と言い。部下は、「なんで、飲みたくないの?」と優しく声をかけつつ、抱きしめて、背中を撫でていて)
『おうちでも大きいパフェ作れる?』
(悪魔は今日来ていない2人にも食べさせてあげたいと思いそう尋ね、兄は「じゃあなんで頭撫でられて喜んでんだよ」と言いつつも手を退けて。一方、青年は「だって、あかちゃん…」と言いながらも部下を抱き返していて)
『うーん…まぁ、容器があれば作れるけど…』(天使は、少し考えてみては、容器があれば可能だが、大きな容器はあるのだろうかと思い。一方、悪魔の兄は、「…いいだろ、別に」と言い、尻尾を揺らしていて。部下は、青年の言いたいことはわかるも、「でも、身体しんどい状態なんだろ?」と言い、「また次の時にしよ?」と伝えてみて)
『容器かぁ…』
(悪魔は家にはあれくらいの大きな容器はなかったと考え、買おうかと思うもあまり無駄遣いをしないよう言われたことを思い出してはしゅんとして。一方、青年は「今しないとだめなの、今じゃないと…」と言いながらも涙目になっていて)
『ここのよりは小さくなっちゃうけど、通常のよりちょっと大きめのパフェの容器売ってるし、それ買って作るのはどう?』(天使は、少し考えては、以前雑貨屋に少し大きめのパフェの容器が売られていたのを思い出し、それを提案してみて。一方、部下は、青年が泣き出すと思わず、驚きつつ「どうしても今じゃないとだめなの?」と尋ねて、ハンカチで涙を拭ってやり)
『無駄遣いにならないかな…』
(悪魔はその容器を買うことは無駄遣いに入らないかと心配しながらもそう尋ね、青年は「今じゃないと、赤ちゃんできないの!」と駄々をこねるように告げて。一方、元悪魔はリビングにいたものの青年の声が届いては何かあったのかと思い部屋へ向かい)
『いっぱい作ればいいんだよ』(天使は、大丈夫だと伝えて、『俺たちはみんな甘いの好きだし、パフェ作ったら喜ぶよ』と言い。一方、部下は、青年の様子に驚き、「!お、落ち着いて…」と声をかけるも、大丈夫なのだろうかと不安になり)
『…うん、そうだね!』
(悪魔は天使の彼の言葉を聞けば笑顔でそう返事をして、青年は「なんで俺のこと嫌いじゃないのに、今じゃだめなの…?」と尋ねながらも部下に迫っており。一方、元悪魔は部屋の扉をノックしては入って良いかと尋ねて)
『…あ、来たよ!わ、美味しそう!』(天使は、悪魔の相手と話していれば、パフェが運ばれてきて、置かれると目を輝かせ、携帯を取り出すと、パフェの写真や、悪魔の相手と一緒にパフェの写真、悪魔の相手とパフェの写真など何枚も撮っていて。一方、部下は、どうしようと困惑していれば、元悪魔の声が聞こえ、「あ、はい、大丈夫ですよ!」と伝えて)
『すごい…』
(悪魔はじっとパフェを見つめながらもそう呟き、『ねえ、食べていい?』と尋ねてみて。一方、元悪魔は部屋に入ると青年の異変に気がつくも、青年は「なんでロイが入ってくるの、どっか行ってよ…」と言いながら弱い力で押し返そうとし)
『うん、いいよ!』(天使は、悪魔の相手にスプーンを渡しつつ食べていいと言い、相手に先程撮った写真を相手に送り。一方、部下は、「…ロイさん、レンずっとこんな感じなんです」と元悪魔に伝えつつ、青年を抱きしめて宥めていて)
『いただきます!』
(悪魔はスプーンを受け取ると嬉しそうに食べ始め、青年は「出てってよ!」と言いながらももがいており。一方、元悪魔は青年の外見が変わっていないことから判断ができず、「ジュリアス様をお呼びします!」と慌てて相手の元へ向かい)
『…んっ、美味しい!』(天使も、スプーンを持てば早速食べては目を輝かせ。一方、天使の兄は、元悪魔が来ると、「…レンのことか?」と言い。部下は、「…レン、落ち着いて」と声をかけながら背中を撫でていて)
『フルーツいっぱいですごいね!』
(悪魔はフルーツが沢山入っていると嬉しそうに伝え、元悪魔は「!は、はい、ご存知でしたか…?」と動揺しながら尋ね返し。一方、青年は「なんで邪魔ばっかりするの…」と泣き出してしまい)
『色んなフルーツ食べられていいね』(天使は、うんと笑いながら言い、メロンを1つ食べては幸せそうにしていて。一方、天使の兄は、「ルーカスから聞いた程度だがな。直接は会わせてもらえてないが、一応レンの薬を強めた試作品は渡してある」と伝えて。部下は、このままではダメだと思い、「…レン、ごめんね」と言いながら、青年に薬を飲ませて)
「…一体レンさんに何が起こっているのでしょうか」
(元悪魔は全くもって原因が分からず困ったようにそう呟き、青年は薬を飲まされるとショックを受けたように目を丸くしつつ部下を見ており)
「さぁな…レンを直接見られれば、何かわかるかも知れねぇが、会えねぇしな…」(天使の兄は、考えても思い当たる事がなくそう呟いて、どうしたものかと思い。部下は、「俺なりにレンの気持ちはわかってるつもりだよ。でも、レンの辛そうな姿、これ以上見たくないの…」と悲しげに見つめながら言い)
「…ルーの嘘つき」
(青年はポツリとそう呟くと薬の副作用なのかそのまま眠ってしまい、元悪魔は「もう一度様子を見たいので、着いてきていただけますか?」と尋ねてみて)
「!ごめんね…」(部下は、眠った青年をしっかりと抱きしめ、涙を零しつつ謝っていて。天使の兄は、どうするか迷ったが、行ってみるかと思い、「…わかった」と言って、元悪魔と共に青年の部屋に行き)
「レンさん、ルーカス様、よろしいでしょうか?」
(元悪魔は部屋の前に着くと2人の名前を呼び、入っていいかと確認をして。一方、悪魔はパフェを食べ終えると『美味しかったぁ、今度は他のも食べてみたい!』と伝えて)
「!…は、はいっ、大丈夫です!」(部下は、元悪魔の声に、急いで青年をベッドに寝かせ、涙を拭って気持ちを落ち着かせては、大丈夫と声を言い、扉を開けて、「レンに薬飲ませたら、眠っちゃいました」と言い。天使の兄は、中に入ると、眠っている青年の傍に行き、軽く身体を触って異常がないか確認していて。一方、天使は、『種類もいっぱいあったし、次来た時の楽しみきしよ!』と言い、この後はどうしようかと考えて、『この後、さっき言ってたおっきめのパフェの容器見に行く?』と尋ねて)
「…レンさんと、何を話したのですか?」
(元悪魔は天使の兄を見つつも部下にそう尋ね、青年は苦しそうに眉間に皺を寄せながらも眠っており。一方、悪魔は『んー…やっぱり今日はいいや、アンジェロと家でゆっくりしたい』と言いつつ天使の彼にくっついて)
「…えっと、レンが今じゃないと赤ちゃん出来ないって何回も言ってて…」(部下は、青年を心配しつつ、元悪魔に青年と話したことを簡単に説明して。天使の兄は、「…発情期とは違う何かの影響なのか?」と呟きつつ考えていて。一方、天使は、『そっか、じゃあお家帰ろっか』と言い、鞄を持ちつつ席を立つと会計を済ませて店を出て、悪魔の相手は甘えたいのだろうかと思い、『ネロ、抱っこする?』と尋ねて)
「そうでしたか…」
(元悪魔はやはり原因が分からず困ったようにそう呟き、「また隔離した方が良いのでしょうか…?」と天使の兄に尋ねて。一方、悪魔は『抱っこする!』と言えば天使の彼に向かって手を伸ばし)
「今は副作用で寝てるが、起きても変わらなけりゃ拘束するしかないかもな」(天使の兄は、起きた時に青年の様子によっては拘束することになると言い。部下は、「…レン、大丈夫だよね?」と心配そうに呟きつつ、髪を撫でて。一方、天使は、悪魔の相手を抱っこして、家に向かい、『ネロ、眠かったら寝てもいいからね』と伝えて。悪魔は、少し早く終わったが、図書室で紋章の事を調べていて)
「…そうですね」
(元悪魔はそれ以外の方法が見つからず部下の方を見ながらもそう呟き、悪魔は『眠くない…』と言いつつもウトウトとしており)
「嫌われてないといいな…」(部下は、不安そうに呟きながら、青年の髪を撫でていて。一方、天使は、『今日色んなとこ行ったし、疲れたよね。お疲れ様、ネロ』と声をかけつつ、悪魔の相手の背中をぽんぽんとしていて)
「…きっと大丈夫ですよ」
(元悪魔は不安そうな部下にそう声をかけ、「何か不安なことがあるのですか?」と尋ね。一方、自分は2人が家に帰ってくると「おかえり…あれ、ネロ寝ちゃったの?」と言いつつ悪魔の顔を覗き込んで)
「…薬、無理やり飲ませたので、嘘つきって言われちゃって…」(部下は、しょんぼりとしつつ言い、元悪魔の方を見ては、「大丈夫、ですかね…?」と尋ねて。一方、天使は、『うん。朝から外出てたし、疲れちゃったのかも』と言い、部屋に行き、悪魔の相手をベッドに寝かせてやり)
「なるほど、そういう理由が…」
(元悪魔は部下が不安に思っている理由を聞けばそう呟き、許してもらえるかは微妙だと考えてしまい。一方、自分はそんな2人を見守っては「アンジェロ、お兄ちゃんみたいだね」と言いつつ微笑んで)
「…なんでもするから、許して」(部下は、眠っている青年の頬を撫でつつ、そう呟いていて。一方、天使は、『お兄ちゃんじゃなくて彼氏なんだけどねー』と楽しそうに笑いながら言い。悪魔は、調べていたが、痛みについて書かれたものが無く、相手の兄なら知っているだろうかと思い、図書館から出ては相手の兄に『紋章のことで気になってることあるんだけど、そっち行くね!』とメッセージを送ってから向かって)
「…と、とにかく、一旦落ち着きましょう。紅茶をご用意いたしますから」
(元悪魔は部下を落ち着かせようと思いそう提案をし、「私、キッチンに行ってきます」と言い部屋を出て。一方、自分は幸せそうに眠る悪魔を見つつ「…アンジェロがネロの彼氏になってくれてよかった」と呟き)
「寝てるこいつに言っても仕方ないだろ」(天使の兄は、落ち着かせるように部下の頭を撫でつつ言い。部下は、不安からただ黙って青年を見つめていて。一方、天使は、『えへへ、ネイがそう思うならよかった』と嬉しそうに言い)
「…ルーカス様、こちらをお飲みください」
(元悪魔は紅茶を用意してから部屋に戻るとそう伝えつつ部下に紅茶を持たせてやり、自分は「ネロ、すっごく幸せそうに寝てるね」と微笑んで)
「ありがとうございます…」(部下は、元悪魔から受け取るとゆっくりと飲んで、天使の兄に落ち着いたかと尋ねられれば、「はい…その、すみませんでした…」と言い。一方、天使は、『きっと、すごくいい夢見てるんだろうね』と言い、悪魔の相手の髪を軽く撫でて。悪魔は、相手の兄の部屋の前に着くと、ノックをして、「兄貴、今いい?」と声を掛けて)
「…無理やりとはいえ、ルーカス様はレンさんを助けるために飲ませたのでしょう?」
(元悪魔は部下を落ち着かせるようにそう尋ね、「もし嫌いだと言われてしまっても、私はルーカス様の味方ですよ」と微笑み。一方、自分は「…ねえ、アンジェロはいつ結婚したいとかあるの?」と尋ねてみて、兄は「何の用だ、スクールはもう終わったのか?」と聞きつつ扉を開けて)
「…ありがとうございます」(部下は、元悪魔の言葉に微笑みながらお礼を言い、「ロイさんにそう言ってもらえて嬉しいです」と伝えて。一方、天使は、いつかは結婚したいとは思っていたが、具体的には考えておらず、『んー…わかんないや。ネロはすぐにでもしたいのかな…』と言い。悪魔は、「うん、なんか緊急でしなきゃいけない職員会議があるとかで、今日は終わりみたい」と言ってから、「一応メッセージにも入れたんだけど、俺の魔力体の胸にある紋章のことなんだけど、ずっとピリピリってしてるみたいで、触ったら痛みが強まって、目も赤になったんだけど、そういうものなの?図書館で調べたけど何処にも載ってなくてさ」と魔力体の胸元の紋章について尋ねて)
「ですから、焦らなくても大丈夫ですよ」
(元悪魔は落ち着いて待っていれば青年はきっと許してくれると伝え、眠る青年を一撫でして。一方、自分は「わかんないけど…じゃあ、アンジェロからプロポーズしたい?それともされたい?」と聞いてみて、兄は「…魔獣と一緒だろ。お前がそいつを使役してる証みたいなものだ」と伝え)
「そうですよね…起きたらもう一度謝ります」(部下は、元悪魔の言う通りだと思い、微笑みながら言い、紅茶を飲み干して。一方、天使は、どうなのか考えては、『されるのもいいなって思うけど、やっぱりしたいかなぁ』と言い。悪魔は、「魔獣…」と納得したように呟いては、相手も昔あったと言ってたのを思い出しては、「だとしたら、ネイも子供の時あったって言ってたんだけど、それって誰かがつけたってこと?」と質問して)
するってなると、どこがいいの?
(自分は天使の彼の言葉を聞いては興味津々に尋ねてみて、兄は「ネイが…?」と呟くもなぜなのかは分からず、「その可能性もあるが、何が原因かはわからないな」と伝え)
『えっ…うーん…』(天使は、相手の質問に考えては、『具体的なのは思いつかないけど、適当な感じではしたくないかなぁ』と言い。一方、悪魔は、「そっか…ネイのはもうないし、大丈夫ってことでいいの?」と尋ねて)
じゃあさ、例えば海が見えるホテルとかは?
(自分はプロポーズに良さげなところを考えつつ楽しそうに提案してみて、「あ、多分ネロは俺と好みが違うから別の場所の方がいいかもだけど…」と付け加え。一方、兄は「大丈夫と断言はできないが…そいつに影響される可能性もある。しばらくは見張っていてくれ」と頼み)
『海が見えるホテルかぁ…』(天使は、相手の提案に、軽く想像してみては、良さげだと思い、『多少はネイと好み違うと思うけど、ネロも好きだと思うだよ。ほら、海ってキラキラしてて綺麗だし、そういうの気に入りそうだもん』と言い。一方、悪魔は、「わかった、気をつけとく」と頷いて返事をして、「教えてくれてありがとね、助かったよ!じゃあ俺、そろそろ帰るね!」と笑顔で言い、手を振っては人間界へと向かい)
キラキラ…あ、遊園地とか、イルミネーションとかもいいかもね
(自分はキラキラしたものと言えばと考えてはそう伝えてみて、「ディナーとかはちょっと大人っぽいかな」と呟いて)
『イルミネーションいいね!』(天使は、どちらも悪魔の相手が気に入りそうだと思い、ふと思いついたように『夜の遊園地の観覧車のてっぺんで…とかどう?それで、観覧車降りたら近くのファミレスでディナーするの!』と楽しそうに提案し。悪魔は、人間界に着けば、マカロンとクッキーをそれぞれ人数分購入し、相手らを驚かせようと、連絡せずに家に行き、着けばチャイムを鳴らし)
ファミレスでいいの?
(自分はホテルのレストランなどを想像していたため、ファミレスでいいのかと驚きつつもそう尋ね、チャイムが鳴れば誰だろうかと思いながらも玄関へ向かい)
『ホテルのレストランとかの方がいいとは思うけどねぇ…』(天使は、相手が玄関の方に行くと、寝ている悪魔の相手の髪を撫でつつ呟いて。悪魔は、相手がドアを開ければ、「ただいま、ネイ!今日、早く終わったんだ」と笑顔で言い)
アン!?
(自分は扉の先にいたのが彼だとわかると思わずそう声をあげるも、彼に近づいては「こんな早くに帰って来れると思わなかった…」と言いつつ優しく抱きついて)
本当なら、いつもの時間だったんだけど、緊急会議があるからって今日はもう終わりになったんだよね(悪魔は、相手を抱きとめ、嬉しそうに言い、「あ、帰りに今日オープンしたお菓子屋見つけてさ、マカロンとクッキー買ってきたからみんなで食べよ」と提案し。天使は、悪魔の声が聞こえ、扉から覗いてみると悪魔がおり、2人の元に行き、『おかえり、もうスクール終わったんだね』と言い)
緊急会議?
(自分は緊急会議と聞けば大丈夫なのだろうかと心配になるも、嬉しそうな彼の様子を見ては今は気にするべきではないと思い「うん、食べたい!」と笑顔を見せて)
そういや、ネロは?もしかして寝てる?(悪魔は、リビングへ向かっているも、悪魔の相手の様子が見当たらず、尋ねてみて。天使は、悪魔の相手のそばに戻り、小さな声で『アイツ帰ってきたよ』と報告していて)
うん、寝ながらアンジェロに抱っこされて帰ってきたよ
(自分はきっと悪魔はすぐ起きてこないだろうと思いマカロンを冷蔵庫にしまい、「先、クッキーだけ食べてもいい?」と尋ねて)
そっか、じゃあ2人は後でだな(悪魔は、相手から寝てると聞けば、よほど疲れたのかと思い、「もちろん、いいよ。一緒に食べよ」と言い、クッキーを2つ取り出して)
アンはコーヒーね
(自分は彼のためにコーヒーを用意しつつもそう伝え、自分の紅茶と共にテーブルへ持って行くと「じゃあいただきます」とクッキーを食べ始め)
…?(悪魔は、相手にお礼を言い、相手と共にクッキーを食べると、何の変哲もない甘いクッキーなのだが、何故か味がなく感じ、確認するように相手の方を見て)
ん、おいしい
(自分はクッキーを何度か噛み味わいながらもそう呟き紅茶を飲んでいたが、ふと彼がこちらを見ていることに気がついては「何かあった?」と尋ねてみて)
!…ううん、気に入ったならよかった(悪魔は、相手の様子から、自分の味覚異常だと気付き、それを言えば心配させると思い、笑顔を浮かべながら言い、クッキーを食べ進め、必死に変わったことあったっけと考えていて)
…そっか
(自分はきっと何かあったのだろうと思うも、あまり触れられたくないのだろうと考えそう呟いては食べ進め)
…(悪魔は、思い返しても、スクールが早く終わったこと以外変わったことは思い当たらず、どうすべきかわからずにいて、半分ほど食べては、「なんかおなかいっぱいかも。ネイ、食べる?」と尋ねつつ差し出して)
…具合悪い?
(自分はもしかすると具合が悪いのではないかと心配になりそう尋ね、クッキーを受け取ると「せっかく早く帰ってきたんだから、夕飯までちょっと寝る?」と聞いてみて)
!いや、身体は元気だし、大丈夫だって!(悪魔は、相手に心配されれば、慌てて大丈夫だと伝えるも、無意識に他に異常があると言うような言い方になってしまっていて)
身体はってどういうこと?他になんかあるの?
(自分は彼が何か悪いことを隠そうとしているのだと思い、顔を近づけつつ詰め寄るようにそう尋ね)
!え、えっと…(悪魔は、相手に詰め寄られては、やってしまったと思い、目を逸らしつつ、「なんか、味わかんなくなってて…でも、考えてみたけど、原因もわかんないんだよね…」と言いにくそうに言い)
味が…?
(自分は彼の味覚に異常があるのだと知ると驚いたようにそう呟き、「それってクッキーだけ?コーヒーも?」と聞き出そうとして)
コーヒーも、若干苦いかなーってくらい(悪魔は、相手から目を逸らしたまま伝えて、ふと砂糖ならどうなのだろうと思い、立ち上がりキッチンの方に行けば、砂糖を指に少しつけて舐めてみては、「…やっぱ、甘味はまったく感じないかも」と言い)
なんだろ、魔力体の影響とか…?
(自分は彼の様子を心配しつつもそう呟き、彼の額に手を当て熱がないことを確認しては「だめだ、わかんない…」と眉を下げ)
だとしたら、今来たとこなのかも…?(悪魔は、もし魔力体の影響であれば、昼食までは普通だったため、ようやく来たのだろうかと思い、「どれが感じて、どれが感じないのか、何個か試してみようかな」と呟き、冷蔵庫を開けて、なにか無いかと探していて)
アン、ちーのこと出せる?
(自分は彼の味覚異常は魔力体にも発生しているのか気になりそう尋ねてみて。一方、青年は目を覚ますと頭の痛みを感じつつもなんとか起き上がり)
?いいけど…(悪魔は、冷蔵庫を閉めては、相手の言葉に首を傾げつつ、同じように出してみて。魔力体は、目を開けては、「ちーくんとーじょー!」と元気に言い。一方、部下は、青年が起きたことに気がつくと、「あ、レン!調子はどう?頭痛いの治った?」と心配そうに尋ねて)
ちー、俺と一緒にチョコ食べない?
(自分は魔力体をソファーの方に誘いつつそう伝え、「ほら、あーんしてあげるよ」とチョコを手に取り。一方、青年は「まだ痛い…」と呟くも、部下に裏切られたことを思い出してはキッと睨んで)
「たべるーっ!」(魔力体は、相手の提案に嬉しそうに言い、相手の隣に座り、相手に差し出されたチョコを食べては、嬉しそうにしていたが、段々としかめっ面になっては、思わずべぇっとして、手にチョコを出しては、「ネイさんっ!このちょこ、へんだよ!にがくてね、チクチクなのにね、ちょびっとあまいの!」と必死に説明していて。一方、部下は、青年に睨まれては、しゅんとして、「ごめん…」と消え入りそうな声で謝り。天使の兄は、「レン、俺と話してくれるか?」と確認するように尋ねて)
苦くてチクチク…?もっと詳しく教えてくれる?
(自分は魔力体が出したチョコをティッシュで包みつつもそう尋ね、青年は「なに、話すことなんてないし」と言いつつ顔を背けながら髪を整えて)
「チョコね、もぐもぐしたんだけどね、ちょびっとあまくなったりね、やーってくらいにがくなったりね、おくちのなかがチクチクってしたの!」(魔力体は、必死に相手に説明していて、悪魔は、魔力体の説明を聞くと、「チクチクって辛味とかかもな…辛味は味覚じゃなくて痛覚だって聞くし」と言い。一方、天使の兄は、元悪魔に部下を頼んでは、部屋を出てもらい、青年と二人になれば、青年と向かい合うようにして床に座り、「色々気になるんだが…そうだな、なんでそんなに子供作るのを急かしてたんだ?」と質問してみて)
なるほど…
(自分は2人の話を聞くとさらに分からなくなってしまい、「とりあえず、今日はご飯やめとく…?」と尋ねてみて。一方、青年は「…だって、発情期のときが1番作りやすいんだもん」と言いつつ再び寝転んで)
いや、味がわかんねぇだけだし、弁当でも買って食べるよ(悪魔は、どうするか考えては、自分が料理をすれば危なく、かと言って相手らに作ってもらったものが美味しく食べられないのは罪悪感があるため、コンビニで弁当を買うと言い。一方、天使の兄は、「そうか…とはいえ、体調が悪いなら控えるのもいいんじゃないか?」と言い)
そっか…
(自分は魔力体の頭を撫でつつもそう呟くと、「アンはほとんど何も感じないのに、ちーは色んな味覚…苦いとか辛いの方が強いかもだけど、混ざっちゃってるんだね」と言い。一方、青年は「でも、いつ終わっちゃうかわかんないし…」と言いつつ丸まって)
「!ごしゅじんさま、あじわかんないの?」(魔力体は、相手の言葉に驚き、心配そうにしていて。悪魔は、「もしかしたら、俺の味覚が、ちーに移ったのかもな」と言いつつ、魔力体の頭を撫でていて。一方、天使の兄は、その言葉に、少し考えてみては、「もしルーカスが、頭痛がしてたとして、求められたら、お前は応えるのか?」と尋ねてみて)
ちー、他に変なところある?
(自分は仮に魔力体が原因だとするならば他に何か異変があるのではないかと考えそう尋ね、青年は少し考えると「…頭痛いの治ってからって、言う?」と呟いて)
「んと…これがね、ちょっとだけいたいの」(魔力体は、悪魔に擦り寄っていたが、相手の質問に、少し考えてから、服をめくり、胸元の紋章を見せてはそう伝えて。一方、天使の兄は、「そうだよな、ほとんどの奴が、恋人が望んでようと、体調回復を優先する。ルーカスも、お前の体調を心配して、同じようなこと言ったんじゃねぇかと俺は思うが、そんなルーカスは嘘つきか?」と質問して)
紋章…あ、そういえば紋章について何かわかったの?
(自分は魔力体の紋章を見ると、彼は何か調べてきたのだろうかと思いそう聞いて、青年は「それは…で、でも、裏切られた感じがして嫌だったの!」と必死に訴えて)
同じ俺が使役してる証みたいなものなんだって(悪魔は、紋章について聞かれると、相手の兄から聞いた事を伝えては、昔紋章があった相手は影響されるかもということを、伝えるか迷っていて。一方、天使の兄は、「それはわかってるつもりだ。なら聞くが、レンはどうして欲しかったんだ?お前の体調が悪いのも無理やり無視してでも応えられれば満足だったか?」と青年の訴えを受け入れた上で尋ねて)
そうなんだ…だからアンの影響を受けてるのかな
(自分は彼の異常は魔力体も影響を受けるのだろうと考えつつそう呟き、青年は「そのままやってほしかったけど…でも、ルーが悲しむ…」と悩んでおり)
ちーは俺の魔力だし、アイツ…天使の俺より強く影響受けてんのかもな(悪魔は、分裂体である天使と同じように影響を受けるのかもと言い。一方、天使の兄は、青年の悩む様子を見ては、「…もし、お前が望んだ通りになってたとしても違うって感じんなら、ルーカスに謝ってやってくれねぇか。お前に嘘つきって言われて睨まれたこと、ショック受けてるからな」と伝えつつ頭を撫でてやり)
…そういえば、アンジェロは大丈夫なのかな
(自分はふと天使の彼に影響は出ていないのだろうかと気になりそう呟いて、青年は「わかった…」と呟くも、自分から部下の元へ行く気になれず俯いていて)
どうだろうな…(悪魔は、考えてみるもわからず、後で聞いてみるかと思い。魔力体は、立ち上がれば、「ちーくん、ネロくんとこ、いってくる!」と言いつつ、向かっていて。一方、部下は、心配から、そーっと覗いて、天使の兄が気付くと部下を呼び、「レンが伝えたいことあるんだってよ」と言い)
あ、う、うん…
(自分は魔力体が2人の元へ向かえば心配になるも見送って、悪魔は未だ眠り続けており。一方、青年は部下が部屋に入ってくると「…さっき、ごめん。俺、よくわかんなくなっちゃって…酷いこと言った」と眉を下げ謝り)
「…あれ、ねてる」(魔力体は、2人のそばに行くと、じーっと見つめては、そう呟いて。一方、部下は、「…俺、レンに嫌われたと思って、すっごく怖かった。俺にとって、レンに嫌われることは1番怖いことなの」と俯き気味に伝えて)
『んん…』
(悪魔は布団をぎゅっと握りしめたまま眠っていて、自分は「とりあえず兄貴と…にぃ兄にも連絡しとく?」と彼に尋ねて。一方、青年は「っ…わ、わかってる。ほんとにごめん…」と尻尾を下げ)
「ふたりねてるし、どうしよ…」(魔力体は、眠っている2人をじーっと見ていたが、起きない様子だったため、どうするか考えて。天使は、寝落ちしてしまっていたが目を覚ましては、悪魔の相手がまだ寝ているのを確認してから、相手らの元に行こうかと考えたが、魔力体に気付くと話していて。悪魔は、「うーん、兄貴には伝えるとして、にぃ兄さんには、もしこのまま味覚異常が戻んなかったらでいいかなって思うんだけど…」と言い。一方、部下は、青年の様子を見ては、抱きついて、「嫌だったからって、二度と酷い言葉は言わないでね」と言い。天使の兄は、その様子を見ては、もう大丈夫だろうと思い、立ち上がり部屋を出ていき)
『ん…』
(悪魔はぐっすりと眠っていたが、2人の話し声で目を覚ますと眠そうに目を擦りながら起き上がり、自分は「じゃあ、明日までに治らなかったらにぃ兄にも報告しようか」と伝え。一方、青年は「わかってる…」と言いつつ申し訳なさそうに抱きしめ返し)
『そうなんだね…あ、ネロ起きた?』(天使は、魔力体から悪魔の味覚異常について聞いたりしていれば、悪魔の相手が起きたことに気付き、声をかけて。魔力体は、「ネロくん、おはよぉ!」と笑顔で悪魔の相手に言いつつ抱きついていて。悪魔は、「うん、そーする」と言い。一方、部下は、少し考えてからキスをして、「…じゃあ、これで仲直りね」と微笑んで言い)
『ん、おはよ…』
(悪魔は寝ぼけながらも魔力体を抱きしめ返し、青年は「許してくれるの…?」と首を傾げつつ尋ねていて)
『ネロ、アイツ帰ってきたんだけど…』(天使は、寝ぼけている悪魔の相手の頭を撫でてやりつつ、先程魔力体から聞いたことを伝えて。魔力体は、「そなの、ごしゅじんさまは、わかんなくて、ぼくはいっぱいあじするんだよ」と言いつつ、悪魔の相手に擦り寄っていて。一方、部下は、「だって、悪いこと言ったって反省して、ごめんねしてくれたもん」と言い)
『それって大丈夫なの?』
(悪魔は2人の話を聞くとそのままで大丈夫なのかと心配そうに尋ね、青年は「そっか…」と言いつつも安心したように微笑んで)
『どうなんだろね…』(天使は、考えてみたが分からず、首を傾げて、『とりあえず、ネロも起きたし、リビング行こっか』と言い。一方、部下は、「レン、頭痛いの、治るといいね。ご飯は食べられそう?」と尋ねて)
『うん…』
(悪魔は未だ心配そうに魔力体を見つつもそう返事をしては、魔力体と手を繋いでリビングへ向かい。一方、青年は少し考えてから「食べる…」と言い、尻尾を揺らしており)
あ、お前らも来たんだな(悪魔は、相手と話しつつ過ごしていたが、3人が来ると、そう声を掛けて、「ただいま、ネロ。帰りにマカロンとクッキー買ってきたから、良かったら食べてくれよ」と伝えて。魔力体は、悪魔の相手と手を繋いでいたが、リビングに着くと手を離し、相手のそばに駆け寄り、「ネロくんたちに、おはなししたよ!」と嬉しそうに伝えて。一方、部下は、「わかった。じゃあ今日は特別に、ここで一緒に食べよ」と提案しては、何を作ろうかなと考えて)
『ほんと?食べたい!』
(悪魔は魔力体が離れると寂しそうにするも、マカロンとクッキーがあると聞けばそう喜び、自分はなぜ嬉しそうにしているのかと困惑しつつも「そ、そっか…ありがとう」と伝え)
『ほんと?食べたい!』
(悪魔は魔力体が離れると寂しそうにするも、マカロンとクッキーがあると聞けばそう喜び、自分はなぜ嬉しそうにしているのかと困惑しつつも「そ、そっか…ありがとう」と伝え)
じゃあ、2人の分用意するな(悪魔は、食べたいと聞けば、クッキーとマカロンを用意したり、紅茶とココアを淹れたりと準備をして。魔力体は、相手にお礼を言われ、満足そうにしては、悪魔の相手の隣に座り、「おかしいーっぱいあってね、ごしゅじんさま、いっぱいんーってしてね、えらんだんだよ」と楽しげに話していて。天使は、『ちーくんから聞いてたけど、アイツ、ほんとに普通だね』と言い)
『そうなんだ、楽しみだな』
(悪魔は魔力体の話を聞いては頭を撫でてやりつつそう伝え、自分は「うん、味が分からないのってすごく辛いはずなんだけど…」と言いながらも心配そうに彼を見守っており)
お待たせ、2人とも(魔力体は、頭を撫でられ、嬉しそうにしていて。悪魔は、用意が出来ると、2人の元に行き、「お待たせ」と言いながら、それぞれの前にお菓子と飲み物を置いて。天使は、『すぐ戻るといいけど…』と心配そうに呟いて、前に置かれたお菓子に目を輝かせて)
『こんなの売ってるお店、スクールの近くにあるの?』
(悪魔は早速食べ始めつつも彼にそう尋ねてみて、自分は天使の彼の味覚に異常がないか気になり心配そうにそちらを見ていて)
いや、これは人間界のだよ(悪魔は、悪魔の相手の質問に首を横に振り、人間界で買ったと伝え、「魔界に行くゲートの近くに最近出来たっぽくて、気になって買ってみたんだよね」と言い。天使は、クッキーを食べては、『ん、美味しぃ…』と幸せそうにしていて)
『そうなんだ…』
(悪魔はそう呟きつつも黙々と食べていて、自分は「アンジェロはちゃんと美味しいって感じるの?」と尋ねてみて)
どう?美味しい?(悪魔は、悪魔の相手の様子を見つつ、感想を尋ねて、「ネロも好きなら、また今度買って来ようかな」と言い。天使は、相手の質問に、『うん、俺は大丈夫みたい』と伝えるも、いつもなら自分にも影響出るのにと不思議に思い)
『うん、おいしい』
(悪魔は彼に尋ねられるとこくりと頷きながらそう答え、自分は「アンとちーは異常が出てるのに、アンジェロは出てない…?」と頭を悩ませていて)
それはよかった(悪魔は、悪魔の相手も気に入っただろうと思い、今度別のも買おうと思い。天使は、『なんでなんだろね…?』と不思議そうに言い)
『…でもさ、アンはこの味わからないんでしょ?』
(悪魔は菓子を食べ終えると少し考えてからそう尋ね、『なんか、他に変わったこととかなかったの?』と聞いてみて。一方、自分は「アンジェロは完全に分離してるけど、ちーは魔力体でアンと繋がってるから…なのかな」と考えており)
今までと違うことって言えば、魔力体が作れることくらいしか無いんだよなぁ(悪魔は、違和感などは無かったため、思い当たるのも魔力体を出せる事だけで、それだろうかと考えていて。天使は、『確かにそうかも。俺は分離した存在だけど、ちーくんは、アイツの魔力の一部から出来てるんだもんね』と可能性がありそうだと思い、同意していて)
『そしたらさ、1回ちーくんのこと元に戻してみたら?』
(悪魔は魔力体を彼に戻せば味覚も元に戻るのではないかと考えそう提案してみて、自分は「アンとちーでこうなっちゃうってことは、俺とネロでもこういうことが起こるのかな…」と心配しており)
いや、今ちー戻しても味覚は戻んないと思う(悪魔は、悪魔の相手の提案に、自分の味覚異常がわかってから魔力体を出したため、変わらないと思い、首を横に振り。魔力体は、退屈そうに足をプラプラとさせたりしていて。天使は、少し考えてみては、『ネロはネイの全魔力だし、分離してから経ってるし、大丈夫なんじゃない?』と言い)
『…じゃあもうわかんない!』
(悪魔は自身の提案を断られると拗ねたようにそう言い、暇そうにしている魔力体に抱きついていて)
そんな拗ねんなよ…(悪魔は拗ねてしまった悪魔の相手に、苦笑しつつ言い、「考えてくれてありがとな」と伝えて。魔力体は、突然抱きつかれ驚いたが、嬉しそうに抱き返していて、「ネロくん、だいじょーぶ?」と尋ねて)
『頑張って考えたのに…』
(悪魔はぎゅっと魔力体にしがみつきながらもそう呟き、『ちーくん、もうあっち行こ』と魔力体の手を引いて部屋に戻ってしまい。一方、青年は部下に用意してもらった料理を食べつつも「…ねえ、次はいつ神様に会えるの?」と尋ねて)
…機嫌直るといいけど(悪魔は、部屋に戻って行った悪魔の相手の背を見て、ため息をつきつつ呟いて。魔力体は、少し驚きつつついて行き、部屋に着くと、「ネロくん、ごしゅじんさまきらい?」と心配そうに尋ねて。一方、部下は、「きっとすぐ会えるよ」と言いつつ食べ進めて。天使の兄は、青年の部屋に様子を見に来ては、「飯は…問題なく食えてるみてぇだな」と言い)
…アンジェロ、ネロのところ行ってあげて?
(自分は天使の彼は悪魔の元へ行った方がいいと考えてはそう伝え、悪魔は「嫌いじゃないけど…でも、なんか適当にされた感じしたの」と言いながら魔力体と一緒にベッドに倒れ込み。一方、青年は「すぐっていつなの…」と少し不満げにしていたが、天使の兄が入ってくれば部下にしたものと同じ質問を投げかけて)
『あ、うん、わかった』(天使は、相手の言葉に頷いて、部屋に行き、『ネロ、大丈夫?』と声を掛けて。魔力体は、ベッドに倒れ込むと、楽しそうにしていて、適当だったのか考えるもわからなくなり、「ぼくわかんない」と言い。一方、天使の兄は、「明日から、親父は人間界に住むから、人間界での生活に慣れたら、だな。ま、親父のことだ、3日くらいで慣れて会えるだろ」と伝えて)
『アンジェロは来ちゃだめ!ちーくんとお話ししてるの!』
(悪魔は天使の彼に声をかけられると慌ててそう告げ、自分は彼に「…アン、夜ご飯どうしよっか。味しなくても、何か口に入れないと…」と尋ね。一方、青年はその話を聞いては喜ぶも「明日じゃだめなの…?」と食い下がり)
『!…そ、そっか…』(天使は、拒否されたことにショックを受けるも、笑顔を浮かべて言い、『じゃあ、俺リビングいるね…?』と伝えてリビングに戻り。魔力体は、2人の様子を見ては、「てんしのごしゅじんさまも、いっしょにおはなししたらだめなの?」と首を傾げて。悪魔は、「俺は弁当買いに行こうかなって思ってるけど…ネイたちも、今日は弁当にする?」と尋ねて。一方、天使の兄は、「ダメってことはねぇよ。親父は一から生活始めることになるし、慣れてからの方が会いやすいと思っただけだ」と伝えて)
『だって、絶対アンかネイに言われて来たもん…』
(悪魔は未だ不満げにしつつそう呟き、自分は「それなら俺も行くよ、その方が楽でしょ?」と言いつつ出かける準備を始め。一方、青年は嬉しそうに尻尾を立たせると「じゃあ明日行きたい!邪魔しないようにするから!」と頼み)
「でも…」(魔力体は、天使の様子から、心配していて、かといって悪魔の相手も心配なため、どうしようと思い。悪魔は、相手の提案に嬉しそうにして、「そうだな、助かる」と言い、自分も支度していて。天使は、リビングに戻れば、『2人とも、出掛けるの?』と尋ねて。一方、天使の兄は、「構わねぇが、ちゃんと大人しくすんだぞ」と伝えれば、部下が、それを聞いて、「あの、俺もいいですか?先輩のお父さんが、ほんとにいい人になったか、ちゃんと見たくて…」と言うと、頷いて)
『…そうだ、ちーくん、ちゅーするね!』
(悪魔は拗ねたまま魔力体を抱きしめていたが、ふと彼は魔力不足で味覚に異常が起きているのではないかと考えるとそう告げてから魔力体に自身の魔力を流し。一方、自分は「うん、夜ご飯買いに行こうと思って…アンジェロはお留守番しててくれる?」と伝え、青年は「分かってるもん」と言いつつ楽しそうにご飯を食べていて)
「!…まりょく、なんれ…?」(魔力体は、突然キスされ驚いていたが、魔力を流されていることに気付き、少しすればふわふわとしてしまいつつ、なぜ流したのか尋ねていて。天使は、『そっか、わかった』と言い。悪魔は、準備が終われば、「じゃあネイ、行くか」と声を掛け。一方、天使の兄は、「薬、少し強めてみたが、今のとこ大丈夫そうで安心した。ちょっとでも変なとこあれば、すぐ言えよ」と青年に伝えてはリビングに戻り。部下は、「…前みたいに怖くないといいなぁ」と心配の言葉を呟き)
『魔力が足りないから、味がおかしいんじゃないかなって思って…』
(悪魔はふらふらな魔力体を心配しつつもそう理由を話し、自分は彼と共に家を出て。一方、青年は「大丈夫だよ、すっかり打ち解けたもん!俺が1番だって、ちゃんと言ってたし!」と得意げに話して)
「……わかんにゃぃ」(魔力は、悪魔の相手に凭れつつ、魔力不足が原因なのかわからず、わからないと言い。悪魔は、コンビニに着くと、弁当を選び始め、「どれにすっかな…」と悩み。天使は、2人を見送ると、やる事もないため、テレビを眺めていて。一方、部下は、得意げな青年を見ては、くすっと笑って、「…レンが大丈夫って言うなら、大丈夫なのかな」と言い)
『なんか食べたらわかるかも…』
(悪魔は何か部屋に食べられるものはあったかと思い起き上がると引き出しの中を漁り、自分はなんとなく悪魔が食べそうな物を選んでいて。一方、青年は「大丈夫だよ、心配しないで」と安心させるように微笑んで)
「…」(魔力体は、ベッドに寝転び、少しぼーっと悪魔の相手の様子を見ていて。悪魔は、自分の分と天使の分を決めては、魔力体はどうするか悩み。一方、部下は、「ふふ、うん、レンが大丈夫って言ってるし、大丈夫って思っとく」と笑顔で頷いて言い)
『…あ、これ食べてみて』
(悪魔はクッキーを1枚取り出すとそれを魔力隊に手渡してみて、自分は「ちーにも食べさせるの?それとも戻す?」と尋ねてみて。一方、青年はその返事を聞くと「明日楽しみ!」と喜ぶも、大きな欠伸をしていて)
「わかったぁ、いただきます」(魔力体は、起き上がり座れば、クッキーを受け取り、一口齧って、もぐもぐとしていたが、段々と眉を顰めて、なんとか飲み込むと、「チクチクにがにがだったぁ」と言い。悪魔は、どうするか悩んでいたが、「いろんな味覚が来るの辛いだろうし、戻すか」と言い。一方、部下は、「ふふ、今日も頑張ったもんね」と青年の頭を撫でてやり)
『これでもだめかぁ…』
(悪魔は効果がないと知ると落ち込んだようにそう呟いて、自分は「そしたらこれだけ買って帰ろうか」と悪魔以外の食料を買い。一方、青年は「うん、頑張った…」と言いつつウトウトとしていて)
「どしたらもどるんだろねぇ…」(魔力体は、落ち込んだ悪魔の相手の頭を撫でつつ呟いて、「いっぱい、んーってしてくれてありがと、ネロくん」と嬉しそうに言い。悪魔は、相手の言葉に頷いて、荷物を持てば「じゃあ帰るか」と言い、相手の手を繋いで。一方、部下は、とても眠そうな様子の青年を見ては、くすっと笑い、「もう寝よっか」と伝え、ベッドに寝かせては隣に寝転んで)
『俺の魔力入れちゃったけど、大丈夫…?』
(悪魔は魔力体に頭を撫でられるとそういえばと言うように気がおかしくなったりなどしていないかと思いそう心配をして、自分は彼だけに荷物を持たせてしまっていることを申し訳なく思いつつ家へ向かい。一方、青年は「ねむくない…」と言うも寝かせられてはすぐに眠ってしまい)
「まだちょこっとふわふわってするけど、だいじょぶ!」(魔力体は、まだ若干ふわふわとしているが、落ち着いているため大丈夫だろうと思い、そう伝えて。悪魔は、家に着くとリビングに行き、魔力体は悪魔の相手といるのだろうかと思い、部屋に向かって。一方、部下は、すぐに寝てしまった青年を見ては、よほど疲れていたのかなと思い、青年の髪を撫でつつ、「…おやすみ、レン」と言い、眠りについて)
『…勝手に魔力入れちゃって、ごめんね』
(悪魔は魔力体のためとはいえ勝手に魔力を流してしまったことを申し訳なく思いそう謝り、彼が部屋にやって来ると『あ、おかえり…』と伝えて。一方、自分はテレビを見ている天使の彼に気がつくと「ただいま、ごはん買ってきたよ」と弁当を見せて)
「んーん、なおそうとしてくれてたのわかってるから」(魔力体は、悪魔の相手が謝ると、首を横に振り、謝らなくていいと言い。悪魔は、「ただいま、ちーといてくれてたんだな。こいつ、そろそろ戻そうと思ってんだけど、大丈夫か?」と悪魔の相手に確認するように尋ねて。一方、天使は、相手の方を見て、『おかえりなさい。あ、美味しそうだね!』と、お弁当を見ては目を輝かせて言い)
『…いいけど』
(悪魔は彼から顔を背けながらもそう伝え、自分は「あれからネロと話せた?まだ拗ねてるの?」と尋ねつつ夕食の支度をしており)
「…ネロが頑張って考えてくれた案を断ったから拗ねてんだろ?それはほんと悪かったと思ってるよ」(悪魔は、魔力体を取り込んでは、悪魔の相手の前に座って、そう伝えて、「機嫌直してくれない?」と言い。天使は、『あの様子だと、ダメな気がするんだよね…』と眉を下げつつ呟いては、少し様子を見ようと立ち上がっては部屋に行き、こっそり覗き込んで)
『俺、頑張って考えたのに…』
(悪魔は彼に謝られると苛立ちをぶつけるようにそう呟き、自分は「なんとか説得しないと、ご飯も食べてくれないかもなぁ…」と心配しつつ天使の彼に着いて行き)
「…うん、それはよくわかってる」(悪魔は、悪魔の相手をしっかり見つめながら、理解していることを伝え、「ちーを出す前に異常出てたし、変わらないんじゃって思ったから断っただけで、ネロの考えをあしらったつもりはないよ」と真剣に伝えて。天使は、『ネロ、大丈夫かなぁ…』と心配しつつ見守っていて)
『っ…そんな見ないで!』
(悪魔は不満を表したかったものの、彼に見つめられるとどうも調子が狂ってしまいそう伝え。一方、自分は心配そうな天使の彼を見ては「アンジェロも話してくる?」と尋ねてみて)
『…ちょっと行ってくる』(悪魔は、どうしたものかと困ってしまい。天使は、その様子を見ては、相手にそう伝えて中に入り、『ネロ、何がそんなに不満なの?』と声を掛け)
『わ、わかんないけど…イライラするの!』
(悪魔は天使の彼が部屋にやってくると少したじろぎながらもそう告げ、自分は悪魔自身も困惑しながら怒っているのだろうかと考えており)
『…そっか』(天使は、それならどうすればいいのだろうと考え、『ゆっくり深呼吸してもダメそう…?』とダメ元で尋ねて。悪魔は、悪魔の相手の様子を見て、相手に頼もうかと扉の方に行けば相手がおり、「ネイ、俺たちじゃ落ち着かせられないかもだし、頼んでもいいか?」と頼んで)
…ネロ、不安定になってるみたいだからそれがいいかもね
(自分は2人に任せるより自身が対応した方が安全だろうと考えてはそう伝え、「ネロと少し話するから、アンジェロたちは先にご飯食べてて」と天使の彼に声をかけて)
『うん…お願いね』(天使は、心配そうに悪魔の相手を見つつ、相手に任せて、悪魔と共に部屋を出てリビングに行き。悪魔は、弁当を温めたりと用意しつつ、天使を宥めていて)
『ネイばっかり信頼されて、ずるい…』
(悪魔は2人が部屋を去るとぽつりとそう呟き、自分は「そんなことないよ。皆ネロのこと大好きだし、アンジェロは誰よりもネロのこと大切にしてるじゃん」と宥めており)
そんな心配しなくても、すぐに元気になるって(悪魔は、未だ心配している天使の背中をぽんぽんとながら言っていて、食べようと声をかけ、食べることにして。天使は、食べることにするも、とてもゆっくり食べていたが、2口ほど食べては箸を置き、『…俺、後で食べる』と言っていて)
ネロが機嫌直してくれないと、アンジェロの元気なくなっちゃうからさ…
(自分は未だ機嫌を損ねている悪魔にそう声をかけ、「アンジェロが元気なくなって、具合悪くなっちゃってもいいの?」と尋ね。一方、悪魔はそれを聞くと『そ、それはやだ!』と立ち上がるもどうしていいのかわからずにいて)
…明るくしなくていいけどさ、飯だけはもうちょい食っといた方がいいんじゃねぇか?(悪魔は、一度食べるのをやめれば、「ネロが元気になった時、お前が食えてねぇと自分のせいだってなったりするだろ?だから、半分の半分くらいまで、頑張ってみねぇ?」と説得していて。天使は、悪魔の言葉に、そうかもと思い、食べ始めるも、とてもゆっくりで)
…ちょっと魔力が足りてないみたいだから、今度兄貴に補充してもらおっか
(自分は悪魔の様子を見つつもそう伝え、「とりあえずご飯食べれる?」と尋ねてみて。一方、悪魔は少し気持ちが落ち着いたようで、軽く頷いては自分と一緒にリビングへ向かい)
…あ、ほら来たぞ(悪魔は、天使と共に食べていれば、2人が来て、天使に声をかけ、相手の方を見ては、「ネロ、もう大丈夫か?」と尋ね。天使は、悪魔の声掛けでそちらを見ては、悪魔の相手がいて、食べるのをやめては、『ネロ、もう元気になった?』と不安げに尋ねて)
『うん、平気』
(悪魔は自分に促されるままに椅子に座り食事を待っていて、自分は悪魔の分の弁当を温めつつも「アン、ネロの魔力足りてないみたいだから今度兄貴のところに連れて行ってもらえる?」と伝えて)
『よかったぁ…』(天使は、悪魔の相手の様子から落ち着いたのだと感じ、心底安心していて。悪魔は、さっきの様子は魔力不足が原因なのだろうかと思いつつ、「ん、わかった」と言い)
『…そんなに心配だったの?』
(悪魔は天使の彼の顔をじっと見つめながらもそう尋ね、自分は温めた弁当を悪魔の前に置くと「ネロが元気ないと皆心配しちゃうんだよ」と教えてやり)
『当たり前でしょ?恋人だもん』(天使は、少し大きく頷いては、当然だと言い。悪魔は、「好きな人のことは心配になるけど、恋人ならもっと心配になるんだよ。俺もネロのこと心配だったし」と伝えて)
『ふーん…』
(悪魔はそんなものなのかと思い早速スプーンを使って食べ始め、自分は彼の隣に座ると「アン、まだ味しない?」と尋ねてみて)
『ネロ、美味しい?』(天使も、食事を再開しつつ、悪魔の相手に尋ねて。悪魔は、相手の問いに小さく頷いて、「今のとこ、戻る感じは無さそうなんだよなぁ」と呟いて)
『うん、おいしい』
(悪魔は食べながらもそう答え、天使の彼がまだあまり食べていないことに気がつくと『お腹すいてないの?』と尋ねてみて。一方、自分は「そっか…早く治るといいんだけど」と眉を下げて)
『!…ネロ、大丈夫かなって気になっちゃって、ご飯いらないってなっちゃったんだ』(天使は、食べていたが、悪魔の相手の質問に、どう答えるべきかと悩んだが、ちゃんと伝えても大丈夫と判断し、苦笑しながら言い、『でも、もう大丈夫ってわかったから、いっぱい食べるよ!』と伝えて。悪魔は、「魔力体を生み出せるせいなのか、悪魔の誰かに知らずのうちにかけられた呪いなのか、原因分かれば対処出来るんだけどな」と言い、食べ終われば片付けて)
『そうだったんだ…』
(悪魔は天使の彼の話を聞くとそこまで悩ませていたのかと後悔し、『俺のも食べていいよ』と1口差し出して。一方、自分は「原因か…」と呟くも全く思いつかずにいて)
『えっ、いいの?』(天使は、差し出されると驚き、いいのかと言っては食べ、『ん、おいしい』と幸せそうに言い。悪魔は、「明日も治んなけりゃ、兄貴かにぃ兄さんに頼んで調べてもらおうかな」と言い)
『うん、特別!』
(悪魔は天使の彼の喜ぶ姿を見ては嬉しそうにそう伝え、自分は「何かあってからじゃ遅いし…なるべく早めに診てもらった方がいいよ」と心配をしており)
『じゃあ、ネロにもあげる!』(天使は、悪魔の相手の言葉に嬉しそうにしつつ、お返しにと自分のもと言い、1口分取れば、悪魔の相手に差し出して。悪魔は、相手に心配かけてばかりだと思い、「ネロに魔力補給してもらわなきゃだし、明日兄貴に聞いてみるよ」と言い)
『あーんっ…』
(悪魔は差し出されたものを口に含むと『ん、アンジェロが好きそうな味だ』と嬉しそうに呟いて。一方、自分は「うん、そうした方がいいね」と言いつつ片付けを始めて)
『うん、この味好きなんだ』(天使は、悪魔の相手に好きそうと言われ、頷きながら言い、『俺の好み、よくわかってるね』と言い。悪魔は、相手の兄に『明日、そっち行くから魔力お願い』とメッセージを送っておき、「もし兄貴もわかんねぇってなったら、お手上げだよなぁ…」と言い)
『うん、アンジェロのことちゃんと見てるから!』
(悪魔は天使の彼を見ているからこそ分かるのだと得意げに話し、自分は「後は…やだかもだけど、病院に行くとか」と呟くも難しそうだなと考えており)
『俺も、ネロのことちゃんと見てるよ』(天使は、悪魔の相手の言葉に嬉しそうにしながら言い、食べ終われば片付けて。悪魔は、「病院…兄さんに教えてもらったけど、確か、魔界の病院は診察で終わりゃ良い方で、すげぇやべぇんだよな」と思い出しつつ言い)
『じゃあさ、アンジェロは俺のどんなところ知ってる?』
(悪魔は天使の彼と共に片付けながらも興味津々にそう尋ねてみて、自分は家に医者が来ていたため首を傾げつつも「俺は街の医者のことは知らないけど…兄貴がそう言うなら、やめといた方がいいのかな」と伝え)
『んー、そうだなぁ…』(天使は、どれがいいかと考えて、『これは好きそうだなとか、気に入りそうだなとか、これはネロ好きじゃないだろなってわかるよ』と言い。悪魔は、「兄貴がすげぇ拒絶してたって聞いたし、魔界の医者ってそうなのかと思ってたけど、違ぇの?」と尋ねてみて)
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