恋は時々、痛いけど。/ 一対一

恋は時々、痛いけど。/ 一対一

匿名さん  2019-05-04 12:37:46 
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「サボテンの花言葉、知ってるか?」




>1 募集



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  • No.79 by 穂波 要  2019-05-26 22:49:16 



……ふ、ははッ、そうかもな。俺より俺のこと知ってんじゃねぇかって思うときあるわ。昨日の夜とか、お前すっげー思い出ダイジェストしてたし。
(頭に触れる優しい手の平の感触、それと共に告げられる言葉を聞けば自然と笑みが零れる。相手から向けられる好意は幼馴染としての親愛で、自分が相手に対して抱いているのは紛れもない恋愛感情だ。とても近くに居るのに果てしなく遠くに居るような寂しさは拭えないものの、きっと勝算はあるはずだと密かに気合を入れ直しつつ上記の如く冗談めかして。恥ずかしがる相手の様子が心底愛おしく、羞恥心を擽りたいという悪趣味な欲求が湧き出るものの、これ以上踏み入って相手の機嫌を損ねるのは上策じゃないと判断しては大人しく口を噤み。部屋を出たのち相手の母親に挨拶の言葉を告げては合図された通りに玄関を出たところで待機し、相手の運転する車が寄せられると促されるまま助手席に乗り込んで。シートベルトを締めつつ相手の方に視線を送れば「じゃあ、今日一日よろしくお願いします」と畏まった口調で述べた後「くれぐれも安全運転でな」なんて小生意気な一言を付け加え)


  • No.80 by 宮司 敬人  2019-05-27 20:11:56 




そりゃあだって君が赤ちゃんの頃から知っているからね? 要くんが今でもこうやって慕ってくれているのが凄く嬉しくて、思い出しちゃうの。
( 彼の言葉に間違いは無く、昨日からどうも彼の行動や発言の一つ一つから昔の思い出が脳裏に蘇るようで何とも言えない気持ちになっている。挙句、昔の天使のような愛嬌のある可愛らしい彼と今とのギャップに胸を打たれる気持ちさえ芽生えている。1度彼のことを思い出すと脳内の引き出しのあちらこちらから思い出が溢れかえるので手の付けようがないと言ったところが今の現状である。素直に気持ちを吐露するなり肩を竦めて微笑み。「 ゴールド免許だから、安心してよ。 要くんこそ、俺の運転さばきで惚れないでよね 」彼の兄を連想させる言葉に、声真似をすればキリッとした顔付きになり、何時もは掛けない丸淵の眼鏡を掛ければ安全第一を心がけ車を発進させる )




  • No.81 by 穂波 要  2019-05-28 17:42:08 



ふーん…、じゃあこれからも存分に慕ってやるよ。
(相手の心に自分との思い出が詰まっていることを喜ばしく思う反面、物心が付いていない頃のことを回顧されるのは何やら気恥ずかしく、複雑な気持ちになりながら素っ気ない相槌を打ち。声真似の源が自分の兄だと察するなり盛大に顔を顰めて見せるも、告げられた言葉を胸の内で反芻しては真剣な眼差しで相手の横顔を見据え「……俺に惚れられたら困る?」と問い掛けて。バクバクと鳴る左胸の苦しさ、心の底から知りたいと焦がれつつも、その答えは聞きたくないという相反する気持ちの間で揺れながら、一拍置いたのち口元に微かな笑みを浮かべれば「__なんてな。まぁ、お前の運転さばきは信頼してっから馬鹿言ってねぇで前に集中しとけ」と告げて、フイと顔を逸らし。流れゆく風景をぼんやり眺めながら思い馳せるのはやはり相手のことばかりで、のほほんとした雰囲気を纏いながらも肝心なところは抜かりない性分を備え、普段は掛けない眼鏡がよく似合っていておまけにこんな間近で相手の整った横顔を見つめられる位置に居たら大抵の女はイチコロだろうな、等と様々な想いを抱きつつ溜息を吐いて)


  • No.82 by 宮司 敬人  2019-05-29 07:33:32 



うん、よろしくね。俺も要くんがそうしてくれることで頑張れる事、一杯あるからさ。
(彼の気持ちとは裏腹にカラッとした笑顔を浮かべ、いい姿を見せようと頑張れる力になっている事は事実で、自身の弟はと言うと思春期真っ只中。彼だってそのはずだがこうして自分の事をしたってくれているのだから頑張りがいがあると言ったところ。そんな事をもんもんと一人考えて居ては隣から聞こえた言葉に思わず目を見開きちらりと横目で見つめる。成程、彼にも彼なりの事情があって、もしかすると同性に対して恋愛感情を抱いたのだろうかと一人納得し、その後に冗談と書き換えられふふっと笑っては見るものの力になりたいとポツリ心の中で呟く。その後も彼から漏れる溜息に冗談ではないことを悟りつつ「 もし要くんが俺に惚れたら、透也に挨拶しに行かなくちゃね? きっと毎日寝れないぞ 」 此方も和やかな雰囲気を繕い冗談を交え目的地へと到着。そこは一見廃墟のように蔦が屋根へと走るように伸びている木製の建物で、中へ入ってみるとその雰囲気とは一変しレトロな雰囲気の喫茶店で。店の客も少なく自身の顔見知りばかりで、軽く挨拶をしつつ案内をされることも無く「 要くん何処の席がいい? 」と尋ね )








  • No.83 by 穂波 要  2019-05-29 17:38:01 



はぁ?なんで兄貴に挨拶しなきゃなんねぇんだよ。両想いならまだしも、俺が一方的に敬人に惚れたからって………いや、こんな話やめようぜ。不毛すぎて頭が痛くなってくる。
(逸らしていた視線を再び相手の方へ戻せば不思議そうな表情で疑問を呈するも、途中でまるっと本音を語ってしまっていることに気付いては忽ち頬を赤らめ口を噤み。これは飽くまで仮定の話で冗談の延長線のようなものなのだと心の中で言い聞かせつつ小さく息を吐き出せば、頭を抱える振りをして熱を持つ顔を両手で隠し。そうこうしているうちに目的地に到着したようで、車から降りては独特な雰囲気を醸し出す外装を眺め、森の中にぽつんと佇んでそうな店だな、と物珍しげに思いながら相手の後に続き。店内に入れば何処となく懐かしいような落ち着きのある空間を楽しみつつ、投げ掛けられた問いには「お前の特等席があるんだろ?もし空いてるならそこが良い」と相手がこの店の常連であることを汲んで、瞳に興味の色を覗かせながらそう答え)


  • No.84 by 宮司 敬人  2019-05-30 08:58:31 




そうだね… じゃあ奥の席にしようかな。奥に本棚があるんだけど凄く懐かしい本ばかりなんだよ、要くんに幾つか読み聞かせた本があってねー
( 特等席か、と暫く考えるとふと本棚があった店の奥にある席を思い出しそこには小説から絵本まで様々な種類の本が並べられており興味本位で1列目から読み進めて行った所昔読み聞かせたことのある本が出てきた事を懐かしげに話し、億の方へとエスコートする。席に座った所でカウンターの方から白髪混じりの何処と無く優しい雰囲気を醸し出すマスターが表れ「 マスター、おはようございます。今日は2人で来ましたよ前教えた子ですよ 」ここの常連になり始めて2週間ほどたった頃ふと彼の話をマスターにした事があり、1度会ってみたいと言っていたので是非、と言うことで連れてきた事もありサービスをしてくれるらしい。軽くお礼をすると、この店の自慢の自家製のパンと海外から取り寄せた高価なハム等を盛り付けしたメニューには無いマスターオリジナルの朝食が食べられるという事で目をキラリと輝かせ思わず彼の手を取り 「 此処のマスターのパン、すっごく美味しいから味覚えておいてね! 」と釘を打ち無意識に鼻歌を歌って )




  • No.85 by 穂波 要  2019-05-30 17:05:40 



あぁ、懐かしいな。お前んちに泊まりに行った時とかよく枕元で読み聞かせしてくれて…、そういや読んでるうちにお前の方が先に寝ちまったこともあったよなぁ。
(奥の席へと歩みを進める毎に本棚に並べられた書籍の姿が鮮明になる。目を細めて幼き日に思いを馳せては、傍に寄り添い相手の心地良い声を聴いていたい一心で頻りに読み聞かせをねだっていたことを思い出し、ふ、と吐息混じりの笑みを零して。エスコートされた席に腰を下ろし、マスターに自身のことを紹介されると居住まいを正して軽く会釈をする。カウンターの奥へ戻って行く後ろ姿を眺めつつ、敬人も年を食ったらあんな感じになりそうだ、なんて想像を巡らせ。マスターに自分のことを話したときどんな風に伝えたのだろうかと何となく気になっていた折、相手に手を取られればどきりと鼓動が高鳴るも、鼻歌を歌う相手の姿を見れば微笑ましさが勝り、ご機嫌な様子を眺めながら「へぇ…じゃあ期待しとく。此処のパンにハマって他のが食えなくなったら敬人みたいに通っちまうかもな」なんてゆるりと口端を上げては視線を伏せ、指先で相手の掌の窪みをなぞり、悪戯に指を絡めてみて)


  • No.86 by 宮司 敬人  2019-05-30 21:35:22 




えぇ?そうだったっけ… ああでも確かに要くんは読み終わるまでずっと起きてたね。俺の弟なんかすぐ寝ちゃうのに
( 笑みを零す彼に、自身の記憶違いかと首を傾げ暫く唸ってみるも結果は出てこず唯彼はほかの子供と少し違って物語を読みおえないと寝てくれない癖があった事を思い出し。あの時はそう思っていなかったが今となるとどうして自分の兄ではなく自身に読み聞かせを強請って来たのかと不思議に思いつつ掌に擽ったい感触が走るとビクリ、と肩を揺らし目を真ん丸にして顔を見つめる。するりとそのまま絡められた指に何処となく艶めかしさを感じると自然とほんのり頬が赤くなり口を尖らせて、1度気持ちを切り替えるべく本棚に目を移し一呼吸置く。暫くして向き直ると「 もちろん、毎日この味を食べたくなって仕方なくなっちゃうかも。でも高校生には少し高いかもね? 」ゆるりと首をかしげ遠回しにこれからも来る時はなるべく自身と来るように、と伝えてから絡まれた指を人差し指で丁寧になぞるように動かし、静かに微笑む。)




  • No.87 by 穂波 要  2019-05-31 00:53:01 



まぁ、ほんの一度きりだったけどな。ずっとお前の声を聴いてたくて粘ってた。…でも、そんとき以外は丸っきしダメだったわ。お前の読み方が上手いせいかすぐ眠たくなる。
(相手の読み聞かせは情感豊かながらも抑揚の柔らかな語り口で、物語が中盤に差し掛かる頃には既に眠気に襲われて瞼が重くなっていたのが殆どだったことを思い出す。"一度きり"のあのときは恐らく相手は学業か外遊びで疲れていたのだろう。相手に対して抱いているのが恋慕なのか親愛なのかまだ判別が付かなかった頃、本を開いたまま瞳を閉ざした相手の寝顔を覗き見て子供ながらに心がざわざわと騒ついてしょうがなかったことを思い出しては、好きだという気持ちがこんなに加速して行くとは思ってなかった、なんて一つ吐息を零して。ふと本棚に視線を移しては人魚姫の絵本が目に付き、相手へ視線を戻せば『ガキの頃、敬人はセイレーンの子孫か何かなんじゃないかと思ってた』と子供特有のファンタジーな空想を回顧するも、言葉にすることなく胸の中に仕舞っておき。此方からのアプローチにより真ん丸に見開かれた瞳と視線が重なれば逸らすことなく無言でジッと相手の反応を窺う。僅かながらも頬が赤く染まる様子を目にすればもしかしてワンチャンあるんじゃないか?と勝手に都合の良い方に捉えて。暫しの間が置かれたのち紡がれた相手の言葉を聞いては「ゲッ、此処そんなに値が張るとこなのかよ。…なら学力テストで学年トップになったときにでも、ご褒美にまた連れて来てくれよ」と年相応の人懐っこい笑みを浮かべて見せ。しかし指をするすると撫でられれば自分から仕掛けたにも拘らず落ち着かない心地になり、その指を緩く握り捕まえては「会社の飲み会とか、酔った勢いで触らせたりとかあったりすんの?…こんなことされたら多分、勘違いすると思うぞ」と内心独占欲を燃やしながらも淡々とした声音で問い掛けて)


  • No.88 by 宮司 敬人  2019-05-31 20:52:33 




早々、特にこういうお姫様が出てくる絵本の時は寝るのが早かったなぁ。あ、覚えてる?要くんに白雪姫を読み聞かせた時に俺になんて言ったか。
( 一時期、放送部に所属していた事もあり発声等はしっかりしていた記憶はあるがこうも話し方を褒められてしまうと腹の底がむず痒くなり思わず頬が緩みつつもそんなそんな、と首を振り。それでも確かに彼は話し始めてものの数十分で寝てしまう傾向にあったなと思い返し、ほんだなに目を向けると目に止まったのは白雪姫。すっとそれを取り出しペラペラと懐かしそうに読み進めていくと、例の毒林檎を食してしまった白雪姫2白馬の王子様が口付けを落とし白雪姫を眠から覚まさせるシーンにて、昔彼がこのシーンを見て発した言葉を思い出し思わず笑いが込み上げてくると尋ねて。自分の記憶によると、『自分はまずりんごを食べちゃダメで、もし食べたら彼に報告してキスをして貰わないとダメ。透也に絶対報告しない事。』を釘を刺された思い出がある。あの頃から幼いながらに自身の兄のモテ具合いと、女子を取っかえ引っ変えする様子を見てきたのであろうか、全くと言っていい程実の兄に対して冷めた態度だった事をも思い出しそういう兄の性格故に自分が兄に取られるとでも思ったのだろうかなんて、今更気付き余計に笑いが込み上げて来るのと同時に目の前逃れが愛おしく見え理由を述べずに唯静かに頬を撫でて。彼の提案には数回瞬きをすればこくり、と頷き了承し。「 1位の報告待ってるからね。その時はまたウチに泊まりにおいで? 」+αとして自身の家に泊まりに来れる権利も授けようと提案しゆるりと首を傾げ、問い掛けに対してはてなマークを浮かべながらも「 たまぁに、指が綺麗って言ってくれる人が居るくらい。飲み会はどっちかと言うと凭れかかって寝てくる人の方が多いからさ __で、それがどうかしたの?」特に打ち上げなんて最後には自身の上で気を失ってしまう同僚なんかもチラホラと居り困っているんだよとらしくない愚痴をポツリと零すも聞かれた理由が分からず尋ね )





  • No.89 by 穂波 要  2019-06-01 13:17:28 



お姫様の話は似たり寄ったりだからな。……白雪姫?それ読んでくれたのかなり昔だろ、何言ったかなんて覚えてねぇよ。
(どちらかと言えばお姫様の物語よりもジャックと豆の木や十五少年漂流記などの冒険譚が好きだった覚えがあり、軽く肩を竦めて見せる。あまり興味が湧かないながらもお姫様の絵本の読み聞かせを強請ったのは相手の声で語られる姫君の台詞が魅力的に思えたからだった。自分の中では今も昔も変わらず理想のお姫様は相手であることを再認識していたところ、白雪姫の話題を振られては内心どきりとしながらぶっきらぼうな口草で記憶に無いことを伝えて。「でも、まぁ、あれだな。とりあえず知らねぇ奴から貰ったりんごは食うな。胡散臭いツラした王子がキスしようとしたら全力で拒否しろ。それから__深い眠りに落ちたら、夢の中で俺の名前を呼べ。敬人を目覚めさせてやるのは俺の役目だ」思い出せないと言いつつも絵本に視線を向けながら紡ぐ言葉は幼い頃に語ったものと同じような内容で。一番最後の懇願は相手の瞳を見つめながら。頬を撫でる手に自分の手を重ね、擦り寄るようにして手の平に軽く唇の端を触れさせては、ゆっくりと落ち着いた声音で訴えかけて。それから名残惜しげに手を離すと、相手の提案に表情を輝かせて「ん、分かった。超頑張る」と頷き返し、パンよりも次回のお泊まりを楽しみにしながら苦手科目の対策を練ろうと腹に決め。飲み会での様子を聞けば微かに眉を顰めて「敬人の指が綺麗だって褒めたくなる気持ちは分かるし、寄っ掛かりたくなるのも分かる。お前はしっかりしてるから周りも安心感が湧くんだろうけどな、酒が入ると色気…じゃなくて危なっかしさが出るから、持ち帰りされねぇように注意しとけよ。…ってそれだけ。幼馴染として心配なだけだ」と一頻り喋り終えれば口を噤んでフイと視線を逸らし)


  • No.90 by 宮司 敬人  2019-06-01 21:13:02 




___…ッふふ、あははッ やっぱ昔から変わってないね、要くんは。昔も同じ事言ってたよ。強いていえば、昔より説得力があって、かっこよくなってて大人びて、何より俺を安心させてくれる所だね。
( 昔と変わらぬ言葉に目を見開き、然しながら成長も見られる声色やその行動に感動したと共に、心の何処かで胸が高鳴る音を感じるとみるみる内にじんわりと顔を赤く染めて、それは彼から滲み出る兄とそっくりの色気や雰囲気から来るものだと誤認し心を落ち着かせる途中で思わず吹き出し離れる手を捕まえ握り返す。彼の瞳は迷いが無く澄み渡っていて思わず呑み込まれそうになる。そのまま呑み込まれてしまったら、どうなってしまうのだろうか好奇心にも不安感にも似た感情が酸素と一緒に体内を巡り握り返す力を強めて 「 他の人に先越されちゃ知らないからね。呼んだら駆けつけてよ? 俺の王子様 」と悪戯に笑ってみるとこちらも満足したという事で手を離しやっと運ばれてきた暖かな出来たてのトーストが机に運ばれてくる。提案に目を輝かせる様子にまだ食べ始めても居ないのにここ迄この店を気に入ってくれると思っていなかったのか此方も気持ちが高ぶるばかりに自身のトーストを半分に千切り、彼の唇に当てると 「 とりあえず食べてみて? きっとハマっちゃうから! 」と念を押して俗にうアーン、と食べさせてやりたく。自身の飲み会の様子にそうも言われてしまっては仕方ない、と肩を竦めるもその様子は何処か男の集まる場に彼女を行かせる前の彼氏のようで、注意されてる内容を一つ一つ頷きながら真剣な彼とは真反対にくすくすと笑いを零しながら「 幼馴染と言うよりかは彼氏からの注意を受けてる気分かも… うん、でもそこまで要くんを心配にさせちゃったのは悪いし、気を付けるね。お酒は…まぁ、飲まずには居られないけどなるべく、そうだなぁ…危なっかしくなくなるように努力はするしお持ち帰りはされないと思うけど 」 果たしてそんな目で己を見ている人なんて居るのか、と疑問に思うばかりだが注意するに越したことはないと思う反面寄ってしまうと対処の仕様がない為に出来るだけアルコールの低い物を頂くようにするよと断言すると、冷めないうちにと彼の唇に当てたパンを持っている方とは逆の空いた方の手で小さく1口口に入れ幸せそうに頬張り )





  • No.91 by 穂波 要  2019-06-02 23:16:55 



当たり前だろ。__ガキの頃、初めてお前の涙を見たとき決めたんだよ。いつかきっと絶対に、お前を守れるほどの男になるってな。…だから、何かあったら兄貴じゃなくて俺を頼れ。
(心の底から渇望していた褒め言葉が相手の口から紡がれれば内心歓喜に沸きながらも表面上は堂々たる様で、口端を上げて不敵な笑みを作り。赤く染まる頬を愛おしげに眺めつつ昔の思い出を滔々と語り、その傍ら、時折兄から送られて来る『敬人の様子を見てやってくれないか』といった旨のメッセージを思い返しては真摯な眼差しを向け"頷いてくれ"という思いを込めて、また一つ懇願を。手を握られたことにより相手の体温が伝わると僅かながらピクリと肩を跳ねさせ、次いで告げられた言葉__特に"俺の王子様"というワードを頭の中で反芻しては、これは現実か?本当は夢なんじゃないか、なんて思いながら胸を高鳴らせて。数秒ほど黙り込んだのち"これは単なる言葉遊びだ"という結論に行き着けばゆるゆると息を吐き出し「…我が姫君が望むなら。まぁ、来年になりゃあ大型二輪の免許も取れるしな。1200ccで駆け付けてやるよ」と見栄を切って。トーストが運ばれて来れば食欲を唆る匂いに誘われ視線が釘付けになるも、唇にトーストを当てられては気恥ずかしげな様子で相手を見据えたのち躊躇いがちに口を開き。サクサクと齧り付くたび芳醇な味わいが広がり、やがて食べ進めることに夢中になるあまり半ば無意識のうち相手の指まで食めば、ちゅ、とリップ音を立てて唇を離し「コレすっっげぇ旨いな!お前が通いたくなる気持ち分かった。食べさせてくれてサンキュ」と感動に瞳を輝かせ、満面の笑みを浮かべながら礼を述べては自分の皿に載せられたトーストを頬張り始め。もっと食べたいが食べ終わるのが惜しいという感情で揺れ動きつつ夢中で食べ進めるも、彼氏という言葉が飛び出した途端、盛大に噎せて胸の辺りを何度か拳で叩き、お冷が入ったコップを煽って。頬に熱が集まるのを感じつつ微かに俯いては「今は逆持ち帰りする女子も居るみてぇだし、お前は自分で思ってるよりモテるんだよ、自覚しろ。__てか、かッ…彼氏に言われてる気分とか、どんな気分だよ。お前に彼氏なんて居たことねぇだろ」と溜息を吐いた後、もう一口水を含んで鼓動を鎮めてから「もしかして候補みたいな奴、居たりすんの?」と静かな視線を向けて)



(/本編が長くなってる中、本体の登場失礼します…( おずおず ) 展開のご相談と言いますか、過去の裏話の提案なのですが…、敬人さんと透也について「高2の夏の短い期間、お互い彼女が居ない状態。お遊びのような感覚で、休み時間に人目を忍んで友達以上恋人未満のじゃれ合いをしたり、二人きりで海や天体観測に出掛けるようなブロマンス的な関係を築いていた時期があった。」というのは如何でしょうか。ちなみに透也は過ぎ去った恋は忘れるドライな一面があるのですっかり忘れてる可能性大です。敬人さんの口からふとした思い出として語られるor要がなんとなく察することで独占欲が強まるという私得でしかない設定です( ← )
ただの思い付きですので清い友情関係を築いていたパターンでも全然支障ありません!却下の場合は惜しげなく蹴ってやってくださいませ。)


  • No.92 by 宮司 敬人  2019-06-03 07:55:43 





俺の、涙…か。でも約束してね?無理はしないで。君は俺の為にって背伸びしてくれる事が多いから、焦んなくていいから、あまり上だけを見ないで欲しいんだ。
(真っ直ぐに捕えられた瞳から逃れる事は出来ないと、直感的に思えば返ってそれが安心感に変わり受け入れないといけないような気がしてゆっくりと、そしてまた力強く頷く。自分の涙の理由何てものは今まで忘れてしまったと思い込んでいたのだけれど、彼の口からそのワードが飛び出してくるとは思ってもみず思わず苦笑を零すが彼は未だ高校生で社会人の自分を守るというのはとても無理があると落ち着いた声色で話す。好意なのかはたまた何かしら使命感が働いているのか大きくなろうと努力しすぎる節がある彼に注意して、そっと頭を撫でて小さな溜息を零し。「 ちゃんと安全運転で来るんだよ?怪我したら許さないからね 」早く駆けつけようとする余りカーブで転倒、なんて事になってしまったらどうしようか、その不安が過ぎるばかり。然し彼もここまで大きくなったのかと実感すると何となくほっと胸を撫で下ろす自分がいて。美味しいものに目が無い事は承知の上だったが、果たしてここ迄だっただろうか?リップ音が自身の中で木霊すると共に何時だかの彼の兄について思い出す。若気の至りだったことは事実、また自身が一時期彼の兄に惹かれていた事も事実でリップ音で思い出すにはどうも虚しい。こんな所、兄に似なくても彼は十分に魅力的で、思いやりのある子なのにその行動一つで忘れたい過去を呼び起こされてしまうのは複雑だ。そんな事を考えてしまっては口に何か柔らかい感触が感じられ、ふと意識をそとにもどすと彼が口に含んだであろう指をトン、と自身の唇に当てている。慌てて離せば落ち着かせる意味合いを込めてパンを頬張りトーストに目を輝かせている彼に相槌を打ち笑顔を繕う。「 …まぁ、居なくて当然なんだけど。彼女にしては男勝りすぎるかなって思っただけだよ 」 くすくすと彼の反応に静かに笑うとトーストの食べかすを親指の腹で撫で落とし、候補が居るのかと聞かれると此方も思わず噎せかえり 「ッそ、それは彼氏候補って事?それとも彼女?__何れにせよ候補なんて居ないけど…なれたらどんな暮らしだったんだろうって思った人は居るよ。あと、小さな王子様もいるしね 」天井を見上げつつ何処か寂しそうな様子で初めは話すものの最後の方になると彼に向き直り目を伏せながら嬉しそうに話し)





(/ 主様……あんたって人は天才ですか!?是非ともその裏設定に賛同させてもらうべく敬人さんをノスタルジックにしてしまいました( ← )敬人さんは多分透也さんに惚れてたふしがあるだろうと色々話を盛らせて頂きましたがどうでしょうか!!透也さんは多分その事を忘れてる風に振舞ってくれているのかなと話の流れ的に思ったり思わなかったり、でも要くんの前では今迄と何ら変わりない関係で居たからこそ今も繋がりがあるのかななんて考えつつ…(( それに繋げて敬人さんが泣いた理由が透也さんだったらめっちゃ良くないですか?自分だけですかね(( そんなこんなで長文をまた返してしまうことお許しください。そこら辺の流れは主様の視点と折り合わせて作っていけたら楽しいかなと思いますので!! )




  • No.93 by 穂波 要  2019-06-03 21:50:40 



(/今回本体のみで失礼します。今月から来月まで仕事が繁忙期に入るためレス頻度が遅くなることが多くなるかもしれません…;; でも3日に1度は返信できると思いますのでまったりとお付き合い頂ければ幸いです( 深礼 )

それと思い付きの裏設定お気に召して頂けたようで大歓喜です!!ふふふ…透也との蜜月に想いを馳せる敬人さん良いですね、何処となく切なげなご様子にグッと来ました!リップ音でどんな思い出が呼び起こされたのか…、下校途中コンビニで買ったアイスを二人で食べてたら暑さで溶けて敬人さんの手に零れ落ちたのを透也が舐め取った時のかな?なんて勝手に妄想してしまいました( ← )
なるほど!大切な幼馴染である敬人さんとの思い出なら心の奥にちゃんと仕舞っていそうですね。それにしても敬人さんを泣かせるなんて、要が知ったら激怒で1ヶ月は既読スルー&着信無視することでしょう( 笑 ) 泣かせてしまった理由はやはり透也の女絡みでしょうか?敬人さんが惚れてしまう程のあれやこれを仕掛けておきながら惚れたタイミングであっさり「彼女できたから」と言い放つ姿が目に浮かぶよう…( ← )
考えて頂いた設定すべてが美味しいのでどんどん盛っちゃってください!明日には本編の方お返し出来ると思いますので暫しお待ち頂ければと…。)


  • No.94 by 宮司 敬人  2019-06-04 06:51:05 



(/ いえいえ、お構いなく!此方も今月はテストがチラホラあります故レス返速度落ちますのでお互い荒波を超えてい行きましょうという事で!; ;

私めもリップ音はやはり食べ物系かと思っていたので…いいですね、アイス (( 要くんも要くんで急にノスタルジックになる敬人さん見て何となく何かがあったことだけは察しがついていたら恐ろしいですね( ← ) 嗚呼、確かに!!此方は別れ際は何も無くなただいつも通り友達と別れの挨拶をするような感覚で別れたものの要くんの温もりに触れた時にポロリと涙していたらそりゃ要くんも守りたくなりますわぁみたいな感じも想像していました ( ← ) キスまでとは行かないものの何か特別な感じでじゃれ合ってた2人ですが意識していたのは自分だけという感じがまた敬人さんらしいのかなァと思ったりしております。真面目男なので(( また、結構柔軟性が高い人物とも考えております故、今でも会えば繰り出される過多なスキンシップにも慣れたように対応するし平然としているのかなぁ、その間自身はと言えばめっちゃノスタルジーになってそうとか考えてます(笑)明日にはとは言わず、主様のペースで返信していただければ此方としては幸いです。)



  • No.95 by 穂波 要  2019-06-04 18:49:43 



あぁ、分かった。要するに「ありのままの俺が好き」ってことだろ?
(自分の願望が伝わったようで力強く頷く相手の仕草を目にしては満悦げに口元を綻ばせ。相手は社会人で、自分はまだ未熟な高校生の身で。経済力も社会的地位も及ばない現実をまざまざと突き付けられては落胆するかと思いきや、開き直って現在(いま)を謳歌しようと意を新たにする。背伸びすることに気を取られるあまり相手の一喜一憂を見逃しては元も子もない、と考え直して此方も深く頷きを。頭を撫でられれば心地良さげに目を細め、いつもの調子で冗談めかして。「怪我なんてしねぇから安心しとけ。血まみれの王子じゃムードもへったくれもねぇしな。お姫様のご機嫌を損ねないように上手くやるさ」トーストの食べかすを払い落としては不安を拭い去るように相手の頬へ片手を伸ばして、むに、と軽く摘み、兄が口にしそうなキザったらしい台詞を交えつつ穏やかな声音で応えて。自分の行動により相手の中に秘められた複雑な想いを呼び覚ましていることに気付かぬまま、ふと視線を上げた先で唇に指を当てる仕草を目の当たりにすれば、その艶めかしさにどきりと心臓が高鳴る。しかしそれも刹那のこと。何処となく心ここに在らずといった印象から一転して相手の表情に笑みが戻れば胸の騒めきは消え行き、再びトーストを手に取っては大満悦な様子でみるみる内に平らげて、そわそわしながら次の料理を楽しみに待ち。彼氏というワードに至った理由を聞けば"なるほどな"と納得して。そして恋人候補について尋ねるなり噎せる相手の姿を見ては、もしや図星かと勘繰りジト目を向けるも否定の言葉が返ってくれば「男も女もどっちも。まぁ、居ねぇなら良いんだ」と安堵の息を吐き出し。話の流れから"小さな王子様"とは自分を指しているのだろうと見当を付けてじんわりとした喜びに包まれるも、語られた想いに寂しさが宿っていることを感じ取っては「今でも思い出すってことは、よっぽどその人が好きだったんだな。……はぁ、兄貴も敬人を見習ってくれって感じ。あの節操無し、辺り構わず食い散らしやがって。今朝も新しい彼女できたとか言って写真送られてきてたぞ」と未だ相手の心に揺蕩う面影があることを知り嫉妬心に駆られつつ、それを紛らわすかのようにぶつくさ言いながら兄と彼女のツーショット写真が映ったスマホを相手に見せて)




(/了解です!お互いにご武運を、ですね!( ← )

夏と言えばアイスかな~と。全く察せてないのにピンポイントで透也の話を振る要…( 笑 ) 敬人さんの反応次第で「ん?」ってなる可能性はありますね。透也と別れたあと公園か何処かでばったり要に会って、お話してる途中で心のダムが崩壊してしまったんでしょうか…。事情が分からずあたふたしながらも小さい手で敬人さんを撫で撫でしてそうです。その時に決意が芽生えたんでしょうね。敬人さんの片恋が尊い…素晴らしい萌えをありがとうございます!!( ← ) 透也の方はもう幼馴染兼親友として敬人さんに幸せになって貰いたいと思ってて、だからこそ外国人美女を送り込んで紹介したりしてるんだと思います。メールや電話のやりとりの中で「愛してるぜ」って軽い気持ちで言ってそうですが、それを受け取る度に敬人さんの中で揺れ動くものがあったら大変美味しいですね!

あ、それと本編のロルで「次の料理を待ち」と書いたのですが、もしワンプレートでしたらさらっとスルーしてやってくださいませ~ / 蹴り可です!)


  • No.96 by 宮司 敬人  2019-06-05 08:05:18 




そういう事、よく分かってるじゃん。俺の事はそんなに気にかけてくれる事無いからさ、今は目の前だけ頑張ってね。
(冗談めかし言われた言葉にあっさりと頷く。心地良さげに細められた目を見つめながら、その目の先に自分では無く彼の人生の別れ道がそこにある事を示す。これから先彼は自分も通ってきた道、仕事に就くのか大学に進学するのかという岐路に立たされる故、慎重に選んでもらいたく自身の存在よりも勉学に励んでもらいたいと。血まみれの王子様、B級ホラー映画にでもありそうな名前だな、なんて彼の兄との思い出を思い起こさせないように必死に其方に視点を向けて笑を零し「 俺もやだよ、そんな人が迎えに来るの…居てくれるだけで良いんだから。」上手く笑えているだろうか、脳のどの神経を通ってもキザな言葉、落ち着いた声色はアイツに似ていてきっと考えないでおこうという方が間違っているのかもしれない。発した言葉に哀愁の息が掛かっている事にふと気付くと肩を竦めつつも「要くんが居てくるだけで心強いからさ! 」雑に取り繕った言葉を並べつつ微妙な空気を取り除こうとするように大きな口を開けてパンを頬張る。よっぽど好きだったのか_…改めて思い起こすとそうなのかもしれない。唯昔の自分に分かっていたのはこの気持ちがずっと、きっとこれから先も一方通行である事直ぐにあの関係が破綻してしまう事だった。そしてその気持ちを引き摺って仕舞うことも言ってしまえば目に見えた結果だった。彼の言葉にスマホ画面を覗き込むなり幸せそうに並ぶ2人を、寂しそうに微笑みながら 「 いいんじゃない?幸せそうなら_美男美女だし。問題起こさなかったらアイツの中ではアリなんだよ、多分」自分が隣の彼女のように女顔ならチャンスは合ったのだろうか_嫌、過ぎたことは水に流そう。自問自答の末導き出した逃げ道に乗っ取りそう言ってのけるとふぅ、と深呼吸し半ば縋るように彼の手を自身の手と絡めそっと頬に触れさせ「 要くんはそうならないように俺が責任もってみてるから大丈夫だからね 」と冗談めかし目を細めて笑う 。時計を見るなり長く居座ってしまったな、と呟くと立ち上がり会計を済ませてしまうと自然と手を握り車へと歩みをすすめ。)







  • No.97 by 穂波 要  2019-06-06 18:20:08 



おう。さっきのご褒美の約束、忘れんなよ。
(相手を愛おしむあまり自分の身を削ってもきっと相手は喜びはしない、それどころか悲しみの表情を浮かべることだろう。相手の言う通り先ずは目の前の課題に全力で取り組むのが優先すべき課題だ。再び学年トップの座を手にすることを目論んでは、泊まり+パンのご褒美の話を持ち出して、自らの左胸を拳でトントンと軽く叩いて見せる。自分が傍に居るだけで相手の支えになるのなら嬉しいことこの上ないが、何故その言葉を二度言ったのかと不思議そうに首を傾げ。先程からなんとなく相手の様子が妙に思えて、注意深く瞳を向ける。兄の写真を見せれば"透夜は相変わらずだなぁ"なんて呆れ混じりの笑顔が返って来るかと思いきや、何処か物憂げな雰囲気を纏う相手の姿に違和感が募る。束の間もやりとしたものが胸中を占めるも、手を絡め取られそのまま頬へと導かれては靄も一気に吹き飛んだようでやや照れ混じりながら嬉しそうに口元を緩ませ、相手の存在がある限り決して兄のようにはならないだろうと確信を抱きつつ「…あぁ、お前は俺だけ見てれば良い」と独占欲剥き出しの台詞をぽつり呟き。会計の際マスターへ軽く会釈をして、触れた手を緩く握り返し相手と共に店を出る。

車に戻れば助手席のシートベルトを閉めようと手を伸ばすも、ふと動きを止めては相手の方をジッと見つめ「__なあ、敬人。俺の勘違いかもしんねぇけど、兄貴と何かあったんじゃないのか?」と問い掛けて。いつもは兄のことを透也と呼ぶ相手が先程口にした"アイツ"という呼び方が気に掛かり、確か相手が学生だった頃にそんな呼び方をしていたことがあったような気がする、と記憶の断片を辿りながら)



(/場面転換ということでロルの上部は蹴ってくださって大丈夫です!)


  • No.98 by 宮司 敬人  2019-06-08 08:55:11 




___ … 過ぎた事だよ、俺と透也が…今よりもちょっとだけ仲良かったってだけ。本当にそれだけ
( 彼の勘の鋭さには困ってしまう、自身の表情に出ているのか、言葉に出ているのかこういう事に関して彼は敏感な所がある。ありのままに打ち明けられたら、アイツへの気持ちは諦められるのだろうか、忘れられるなら忘れたい という感情が脳へと発信される前に声になって彼との少し仲がよかった頃の話をポツリポツリと言葉を紡ぐ。段々気持ちが軽くなっていくようで、返って罪悪感が重くなり何だか気持ちが悪い、胸の奥を掻きむしりたくなる気持ちになって其れがアイツへの気持ちである事に溜息を付きたくなった。「__ 馬鹿だよね、俺。透也がそういう人だって知ってるのに 、期待しちゃったみたいでさ。俺が付いてないといけないって思ってたのが逆んなってて 、 笑っちゃうよね 」笑って欲しい、と思いながらその言葉で語りを中断する。理由はこれ以上話すときっとアイツとの関係がそこで終わる様な気がして、せめて親友で居たいが故でここまで執着している事に呆れてしまう。前よりは心が軽くなったことに対し彼には感謝してもしきれないが、謝らなければならないだろう。兄と友人が拗れた関係だった事へのダメージは大きいはず。車を発進させる前に彼の手を握り自身の方へ引き寄せるなりやんわり体を包み込み 「 ごめんねこんな寂しい男の話して。気を取り直してモフリーランド、行けそう?」声が震えていることをここで初めて気が付き、意味もなく抱き寄せたのもきっと彼のためだと思ってした行動だと感じていたものの自分のためにしかなっていない事に溜息をこぼし。こんな気持ちで楽しめるのだろうか彼の顔を覗き込みながら首を傾げて。 )


  • No.99 by 穂波 要  2019-06-08 13:00:11 



…は、ははッ、そうだったのか。お前、兄貴のこと__。
(訊かなければ良かった、と後悔の念に蝕まれる。しかし相手が話してくれなければ相手の中で燻る想いは熾火のように熱を持ち続けたことだろう。自分の兄に対して親友という枠を超えた特別な感情を持っている相手の一面を知り沸々と滾るのは怒りにも似た激しい嫉妬と独占願望で、その情動を抑え込むかのように空笑いを零しては口元を歪め、嘲るような声音で呟きを吐く。胸中に渦巻く遣り場のない激昂に駆られ眼光を烱々とさせ相手の胸倉を掴むも、此処で相手にぶつけるのは違う、と冷静な思考が頭を掠めれば大きな溜息を吐き出したのち掴んでいた衣服をゆるゆると手放して。静かに視線を伏せては、もしや自分に兄の面影を重ねていた瞬間が何度もあったんだろうか、と虚しい想像が心に浮かぶ。相手の口から紡がれた"小さな王子様"という言葉や時折赤く染まる頬を見て、弟のような存在から恋の対象へ進展できたと思っていたのは勘違いだったのか。そんなことを考えていた折、ふわりと抱き寄せられれば忽ち切なさで満たされる。そして震える声で語られる言葉が鼓膜に響いては、相手の好意を信じて良いのだと、なんとなくそう思えてきて。相手からの問い掛けにフッと笑みを零せば「__ホントにな。これから楽しいデートだっつーのに辛気臭い顔しやがって」と茶化すような口振りで文句を垂れつつ暗に乗り気であることを告げ、相手の後頭部に手を回し軽く引き寄せては耳の縁に唇が触れるくらい顔を近づけ「兄貴のことなんて一日で忘れさせてやるよ」と低く甘ったるい声で囁いたのちパッと身体を離して、まるで何事も無かったかのように平然としながらシートベルトを締めて出発を促し)


  • No.100 by 宮司 敬人  2019-06-08 19:22:35 





…ッふふ、分かった。期待してるからさ、何されても思い出せないくらい夢中にさせてね?
( 彼の笑みを瞳に入れればすっかり安心し心を撫で下ろそうかという所、顔を寄せ耳元で聞こえた声に背中をゾクゾクとさせる。然しもうそこにアイツの面影は無く、変わりに脳には鮮やかな花が花弁を大きく開かす様に彼を意識させるように声が染み渡るのを感じ、顔だけでなく心迄じんわりと赤く染まる。彼にならきっと直ぐに忘れさせてくれる、嫌もう既に彼からは1ミリもアイツを感じないから確実に忘れさせてくれる確信があり照れ笑いを浮かべながらコクリと頷くと頬をするりと一撫でしてから車を発進させ。


_彼此1時間程車を走らせれば目的地に到着し、眼鏡を外すとグゥっと伸びをする。相変わらず長距離の運転は慣れず肩を凝るばかり、すっかり老体化してきた身体に負担を感じつつも心は今から入る夢の国に彼と出かける楽しさに踊り始めたようで「 着いたよ、要くん。 ちゃんとチケット持ってきた?忘れ物ない? 」此方は行く前に何度か持ち物チェックをした為忘れ物は無いとして、彼はしっかり持ってきただろうか自身の中ではまだ彼は子供のままで心配で仕方ないと言った様子、彼の分まで用意したハンカチをポケットの上から撫でるとゆるりと首を傾げ )




  • No.101 by 穂波 要  2019-06-08 20:55:16 



_ん、お疲れさま。忘れ物ナシ、準備万端だぜ。敬人が寝癖直してる間にしっかり確認したからな。
(此処まで運転してくれた相手に労いの言葉を掛けては、うきうきと心弾ませ軽口を交えつつリュックの中からチケットを取り出して見せ。車から降りると眼前に広がる色鮮やかな光景に感嘆しながら、ごく自然な仕草で相手の手を取り入園ゲート目指して歩き出す。何ヶ月か前に友達グループと遊びに来たときには長蛇の列が出来ていたが、今日は混み合っている様子もなく数分程並んでいれば入れそうだと口元を綻ばせ。入場待ちの列の最後尾に並び、ふと晴れ渡る青空を仰いでは降り注ぐ日差しに目を細め、次いで相手の首筋辺りに視線を向ければ「日焼け止め塗ってきたか?まだ塗ってねぇならやってやるから身体貸せ」と相手の肌に触れたいという下心を隠そうともせず問い掛けて)


  • No.102 by 宮司 敬人  2019-06-08 22:27:19 




あー…お恥ずかしい限りです。思ったよりもぐっすり寝ちゃったんだと思う。要くんのおかげかな?
( 寝癖の事を思い出すなりだらし無さを見せてしまった恥ずかしさと自然とあの日の夜は寝付きがよく深い眠りに付いていたことを伝え其れが彼のお陰であることを仄めかしふわりと微笑む。彼の姿と懐かしの入口を目に写せば何時だか3人できた頃を鮮明に思い出すことができ無意識に目を輝かし口角を上げ彼の問い掛けに少し間を開けながら 「 …あぁ、そう言えばまだだね。俺は別に焼けてもいいんだけど、折角だし塗ってもらおうかな? 」彼の下心は届く筈も無く服をはだけさせ項を更に彼へと見せると塗ってと言わんばかりに背伸びし )



  • No.103 by 穂波 要  2019-06-09 08:21:00 



そりゃ間違いなく俺のおかげだな。いつもみてぇな頼り甲斐のある敬人も良いけどさ、気ぃ抜けてるときの敬人も好きだから、どっちも見せてほしい。……って我儘もご褒美リストに追加しといてくれ。
(柔らかな微笑みを受け取れば嬉しくなってつい調子に乗ってしまう。ふんす!と効果音が付きそうな程の威張りっぷりを披露しては相手が熟睡できたことをさも自分の手柄であるかのように主張して。今朝のだらし無い姿を相手自身は恥ずかしがっているようだが自分にとっては愛おしさを感じる要素の一つでしか無く、それを思い返しては心の内に抱いていたものが溢れるように零れ落ち。語り始めれば次々と欲が深まるも、途中で気恥ずかしさが湧いてきたのか咳払いと共に誤魔化すと、この話はおしまいと言わんばかりに口を噤んで。目の前に無防備な首筋が晒されれば思わずゴクリと喉を鳴らし。早鐘を打つ心臓を持て余しつつ軽く辺りを見渡しては周囲の視線が無いことを確かめ、衝動に駆られるがまま項へと口付けを落とす。相手に気付かれていませんようにと祈りながら本来の目的である日焼け止めを取り出せば手の平にクリームを載せて相手の仄白い肌に万遍なく滑らせ。「__ほら、終わったぞ。日焼けすると風呂入る時とかヒリヒリするだろ。お前の肌を守るのも俺の役目だ」はだけたシャツの襟を直したのちポンと一つ背中を叩いては、ついさっき自らが働いた愚行を棚に上げ"守る"なんて使命感に燃えた台詞を口にして。やがて入園待ちの列が動き出し、チケットを改札に翳しゲートを抜けては夢の国へと足を踏み入れ。相手の方へ片手を差し出せば「お手をどうぞ、お姫様」とゆるり口端を上げて見せて)


  • No.104 by 宮司 敬人  2019-06-09 14:31:15 





ん… ありがと。俺の肌もって、なんかほんと彼氏って感じだよね。ご褒美リストの事だけど、公約って事にしていい順位取れたら要くんのお願い1日聞いてあげるとかにしようか。
( 何処か使命感を醸し出すその言葉にクスリと笑みを零せば首を傾げつつ先程の発言に足すように提案し。差し出された手に目を見開きキョトンとした後、キザな奴めと薄ら笑み浮かべその手を取り指の間にしっかり自身の指を擦り込ませればぎゅっと握り締め 「 楽しませてね、 たっぷりと 今日は満足いく迄帰してやんないよ」悪戯に言うと少し引っ張る様に、何処か子供のような幼さを秘めた雰囲気を纏いテーマパークの中心へと足早に歩みを進める。昔よりかは派手に、また夢の国感の増した雰囲気に呑まれ心は完全に昔3人できた頃に返り目を輝かせ、自然と手に力が入る。見慣れない装飾が眩しく見え思わず目を細めると辺りはカップルや友達同士で来たのだろう様々な場所でカシャカシャとシャッター音が響いていることに気付く。嗚呼、時代も進歩したものだなと改めて気付かされる。今や手持ちのスマホで写真を撮りそれをネットにアップする事が若者感で流行っているとテレビで見た事があり実際自分の同僚にもしている友人が多く勧められたこともあつたっけ、と思考を巡らせる。彼もその一人なのだろうし、写真を撮りたいと思ったりするのだろうか、此処は自身が気を使い写真を撮ってあげたり彼を被写体にここを巡るのもありだななんて思いつつ 「 そうだ、要くんも撮ってあげようか? 皆の間で流行ってるんでしょ?写真撮ってアップするの。」と問い掛け。 )





  • No.105 by 穂波 要  2019-06-10 00:20:12 



やばいな、それ最高じゃん。お願いって何でも良いのか?何でもしてくれんの?
(彼氏というワードが再登場すれば『何なら本物の彼氏になってやろうか』なんて軽く冗談めかしてやるつもりが妙なところで恋愛ヘタレが炸裂し、ただ頬を染めてフイと顔を逸らすのみで。しかし相手からの提案を耳にしては瞬時に食らい付き、瞳を輝かせながら相手を見つめ矢継ぎ早に問い掛けて。指股に相手の指がするりと入り込み恋人繋ぎで手を引かれれば胸の高鳴りを感じつつ「望むところだ。帰りたくねぇって駄々捏ねるくらい楽しませてやるよ」と不敵な笑みを浮かべ。歩みを進める毎に聳え立つ大きな城の姿が鮮明になり、感嘆の声を零しながら相手の手を握り返す。何度訪れても心躍る感覚は色褪せず、どのアトラクションへ向かおうかと目移りしていた折、相手の問い掛けを聞いては足を止め、頷きと共に「あぁ、流行りっつーか最早ライフワークだな。俺のこと撮ってくれんなら俺も敬人の写真撮る。それと2人一緒の写真も撮っておこうぜ、折角のデートなんだしさ」と声を弾ませ提案して。早速スマホを取り出しインカメに設定すると相手に身を寄せてパシャリと一枚撮影し。城を背景にして撮影してみたものの何か物足りないような気がして首を傾げ、写真を眺めながら暫し思考を巡らせたのちハッと閃いたように相手の方を見ては「耳だ!」と言い放ち、繋いだ手を引きグッズショップへ向かって走り出し)


  • No.106 by 宮司 敬人  2019-06-10 07:29:05 





うん、俺に出来ることならなんでもいいよ。要くんのやりたい事しよう?
( 予想以上に食いついてきた彼にキョトン、とするもキラキラとした目に愛おしさを感じれば直ぐに顔を綻ばせやりたい事をすれば良いと。その様子も束の間、不敵な笑みを魅せる彼は夢の国のフィルターでもかかっているのだろうか服装や仕草からだろうか大人びた装いに何処かキラキラと輝くものを感じ目を細めるとドクン、と1度だけ大きく心臓が脈打つのを感じ息が吸えなくなる迄に魅入られる。カメラを向けられると少し彼の後ろへ下がりつつへなりとほほ笑みを浮かべ収まっては見るものの何か足りないと言った様子でまるで写真家だなと心の内でくすくすと笑いを零していた所、グッズショップへと走り出す彼に少し足を縺れさせながら駆け込む。どうも周りの人達が付けている耳がお目当てのようでふと目に入ったクマの耳を相手に付ければやはり昔と変わらず彼はコレに限るなと自信満々に頷き「 要くんはコレかなぁ。 其れにこのキャラクター好きだったでしょ。透也に沢山ぬいぐるみ買って貰っててさ、あれまだあるの?」無意識に頬を撫でながら思い出を語りだし気が付けばパッと手を離し照れ笑いながら軽くごめん、と謝り自身にはどれが似合うかなと首を傾げながら目の前のカチューシャと睨めっこを初め。 )




  • No.107 by 穂波 要  2019-06-11 21:39:07 



よっし、言質取ったからな。
(相手と一緒にやりたいこと、してもらいたいこと等、考え始めればキリが無く、まるで滾々と湧き出る泉のように願望が溢れてくる。1日分に絞るのは中々に難しそうだが計画を立てるのも楽しそうだと前向きに捉えては、相手の返答に満悦げな笑みを零して。外の景観に負けず劣らずの華やかな雰囲気を織り成す店内、目当てのカチューシャが陳列されている場所へ向かえば自分より相手に似合いそうなものを探して。視線を巡らせている最中、クマの耳が乗せられると頭部に手を伸ばしモフモフした感触を楽しみ。今や恋敵と認識している兄の話が出れば苦い心境になりつつも相手が自分の好きなキャラクターを覚えていてくれた嬉しさの方が勝り、ふ、と口元を緩めて「俺がコイツ好きだってことよく覚えてたな。ぬいぐるみは殆どいとこに譲っちまったけど、1匹だけ机に飾ってる」と語り。ごめん、と謝られた理由が掴めず不思議そうな表情を浮かべるも、スキンシップに関してのことだろうかと推察しては次第に悪戯心が疼き出し、品選びをする相手の顔を覗き込んでは「昨晩、ベッドの中じゃあんなに求めてくれたってのに。あの大胆さは何処に行っちまったんだ?」と誰かの耳に入れば十中八九誤解されるような戯言を囁きながら、クツクツと低く喉を鳴らし。それだけ言い終われば満足したのかカチューシャに視線を戻し、トラの耳とウサギの耳を手に取ればギャップを狙うか相手の雰囲気によく合いそうなふわふわ感を追求するかの二択で迷った末、片耳がお辞儀している白いうさ耳を相手の頭に着け「お前はこれが良いんじゃねぇの?今日着てる服ともバランス取れてるし…、よくお似合いですよ、敬人さん」と普段相手に対して使わない敬語にこそばゆさを覚えつつ穏やかな声音で勧めて)


  • No.109 by 宮司 敬人  2019-06-16 08:42:48 






ばっ、馬鹿!… それは俺ら二人だけの秘密じゃん ?
( 耳元で囁かれた言葉にドクンとまた一つ脈打ち、心臓を抑え、咄嗟に出た少し大きな声量に慌てて言葉をつぐみ人差し指を唇に当てシィー、と合図する。自身、寝惚けて居たんだろうかそんな記憶は全く無く唯彼の体の温度がほんのりと伝わって心地よかった事しか覚えておらず思わず顔を赤らめてしまう。ちらと目線を上げると不敵な笑みを浮かべた彼の表情を捉え、からかわれた、と思うとその話題に乗るように囁き返すとするりと頬を撫でそのまま首筋をツゥ、となぞり控え目に顔を見詰め。白いうさ耳を付けられては鏡を覗き込み暫く考え込むような仕草をとると「 要くんがそう言うなら…。なんか、要くん可愛いの好きだよね?俺がこんなに可愛いの付けても似合ってない気しかしないんだけど 」くすくすと笑を零しチラリ値段を見て購入しようと耳を取り。彼は昔から自分に可愛いものを勧めてくる節があり、それを買うと何故か自分の事のように嬉しそうにしてくれる事から今迄ずっと何も思わず買っていたが久々の買い物でもこうして勧めてくるのだから彼の中には自身にそう言ったイメージがあるのだろうか、うさ耳が掛けてある元の場所を見てみると女子から大人気とのポップアップに自分が付けるのは少し場違いなのではないかと疑問を持ち尋ね。彼の頭からも耳を回収すればサラっと会計を済ましてしまい値札を外してもらえば改めて付けてやりちょこちょこと微調整をした後満足いくとぐっと親指を立てにこりと笑い スマホを取り出すと数枚パシャリと撮っては保存していき )







  • No.110 by 穂波 要  2019-06-17 23:37:03 



…ン、そうだな。二人だけの秘密が増えるってのは良い気分だ。
(実際のところ相手が求めてきたのは温もりだけで残念ながらそれ以上のことなど何も無かったわけだが、相手の頬が艶めかしく染まる様を目にしては嘯いて揶揄うことに不健全な愉悦を見出し、今後も隙あらば羞恥心を煽ろうか、なんて密かに企み。相手の指先が頬から首筋へと滑るように下りてくれば、その擽ったさに睫毛が震え小さな声が零れ落ちる。こくり、とひとつ頷きを返せば瞳に仄かな欲を宿し、相手の顎先を指で掬い上げては親指の腹で下唇をゆるり撫でつつ笑み混じりに呟き。「あー…可愛いのが好きっつーか、お前自体が既にかわi……じゃなくて、いや、ほら、相乗効果ってやつ?キャラメルフラペチーノにチョコソース追加すると更に旨くなるだろ?」うさ耳に手を伸ばし、もふもふと撫でつつ相手の問い掛けに答えようとした折、うっかり『可愛くて好き』と喉まで出かけた言葉を飲み込んでは、大して好きでもない甘ったるいドリンクを例えに出して誤魔化し。そういえば元カノがよく飲んでたっけな、なんて記憶が脳裏を掠めるも一瞬で思考の彼方に消え行き「とにかく似合ってる。お前は自分の魅力に自信を持て」と真剣な表情で相手を見つめ、"可愛い物=敬人に似合う"の方式を擦り込もうとゆっくり言葉を紡いで。買って貰ったクマ耳を着けては口元に緩く笑みを浮かべながら、相手の僅か後方にて指ハートを作って写り込み。撮り終わるなりさり気なく相手の腰を抱きつつ並んでスマホの写真を覗き込み「おー、よく撮れてんじゃん。あとでアップしてぇから俺のスマホに何枚か送ってくれよ」と頼んで)


  • No.111 by 宮司 敬人  2019-06-18 07:49:02 





 … 今日でもっといっぱい作っちゃおうか、二人だけの秘密 、なんて 。
( 下唇を撫でる指の生暖かさに目を細め何処か不健全にも思えるその行動に未だ顔の熱は引くことを知らず、見上げた先にある顔をぼんやりと眺め。二人だけの秘密、その響きがより一層今の二人を特別なものへ誘惑しているようで其れに感化されるように今日の日が特別な日になれば良いと思い零した言葉に、なんて、を付けることで冗談とも本心とも捉えられるように装飾し反応を伺う。 「 むしろ劣化してると思うんだけどなぁ … オジサンが相乗効果ぁ? 」 納得しては居ないものの彼が考えに考えて選んでくれたものを外す事はせず、唯自身に似合うものが見当たらなかったのだろうと解釈し自身とうさ耳で相乗効果があると言われると真剣な顔の彼とは逆に吹き出しくすくすと笑い。「 ありがと、要くんに褒められると自信つくよ 」美形に褒められるのだから自信がつかない方が可笑しな話だ。スマホに映る2人の姿を幸せそうに見詰めていると腰に回された手に擽ったく驚き思わず大きく肩を揺らすも何事も無かったかのように取り繕い「 分かった、時代についていけないオジサンの自撮りって感じで恥ずかしいけど 」普段写真は撮る事は少ない上にこうして人を撮るには不慣れだが言われるままに彼のスマホに送り、自然と手を繋ぎに行けばさて何をしようかと尋ねるように顔を見つめ軽く首を傾げる )








  • No.112 by 穂波 要  2019-06-20 00:20:27 



それ良いな、名案だ。…思い出すたび真っ赤になっちまうような秘密、いっぱい作ろうぜ。
(相手の口から紡がれる言葉は蜜のように甘やかで頭の芯が蕩けてしまいそうになる。色気を帯びた表情を瞳に映せば親指に触れる柔らかな感触も相俟って、幾度となく夢に見たその唇を食んで味わいたいという強い欲求に駆られ、ゆっくりと顔を近付ける。あと少しで唇が触れようか。互いの吐息が混ざり合うほど近くまで距離を詰めるも、この口付けが相手のファーストキスになるのだと思い至れば理性のブレーキが働いて。相手に恋心を伝えるまでは、想いが通じ合うまでは暫しお預けを課そうと心に決め、その近さを維持したまま互いの鼻先をすりすりと擦り合わせては悪戯っぽい笑みを浮かべて上記の如く囁き。腰に回した手に反応示す相手の姿を見れば『やっぱ可愛いな』と心の中で呟き、愛おしげな眼差しを注いで。そして此方のスマホに送って貰った写真に視線を移せば、画面越しでも色褪せない相手+うさ耳の魅力に心奪われつつ「敬人がオジサン?そのワード似合わなすぎて笑えんだけど。どっからどう見てもイケメンお兄さんだろ」とツッコミを入れ。ついでに「お前は流行りなんて気にしなくても充分映えてるから大丈夫だ。つーか、これ以上魅力的になったら絶対ライバル増えるし……俺の心臓が持たなくなるからキラキラ感を求めようとすんな」と若者文化について相手と共有するのも楽しそうだと思いつつも自分勝手な独占欲が勝ってしまえば淡々とした声音で念を押して。自然な仕草で手を取られては本当の恋人同士になれたような錯覚に陥り、嬉しくてニヤけそうになる表情を平常通りに保ちながら「まずはジェットコースター制覇しようぜ。ハマったら3回くらいリピすっかも」と声弾ませて宣言し、繋いだ手を引いて目的地へと歩き出し)



(/中々に長くなってきたので気になるところだけ反応して頂くか、まるっと蹴って場面転換してくださっても大丈夫です!)


  • No.113 by 宮司 敬人  2019-06-22 12:13:34 





3回も!? … 仕方ない、ハマったらね?3回もなんて俺の体力持つかなぁ
( 此処に着いてからというもの、彼の行動一つ一つから楽しんでいる事と気分がグン、と上がっている事が伝わり自然と此方も笑顔を零しながら手を引かれ後を追うように歩く。それと同時に引っ掛かる事も複数あり、彼のテンションが上がっているからであろうか、元彼女と重ねているのであろうかスキンシップが妙に激しくなっており時折不思議な事を言う事がある。もし元彼女と重ねているのであれば、何となく自分はその後押しをするように極力彼女に近付いてあげないといけない気がして今繋いでいる手を改めてぎゅ、と強く握る。彼の兄から1度聞いた事があり何となく自分の雰囲気に似ている彼女だったらしくより一層重なる所があるのだろうか、なんて考えている内に目的地に着いたらしく足を止め上を見上げる。来ていない間にあたらしく出来たのであろうか、激しく回ったり落ちたりと動く乗物を必死に目で追いかけこれをハマれば3回か、と心の中で呟くと覚悟を決めちらりと見上げては 「 これに乗って立てなくなったらちゃんとあそこのベンチまで運んでね 」乗り物に乗っている客の悲鳴を聴きながら近くのベンチを指さす。絶叫マシンが苦手という訳ではなく寧ろ好きな部類には入るが大幅に体力が減少してしまう為あまり多く乗る事が無かったので心配になり、配慮してくれるよう要求し。随分と長い列のようで中々前に進まない間に隠れて彼の写真を撮ったり、辺りの美味しい食べ物のありそうな建物の中を目を細めて探したり偶に目が合う小さい子供に手を振ってみたりと時間を潰し。)




(/ 此方場面転換が苦手でして微妙な所を取り出してしまったのですが、直ぐに場面転換しそうですね ← 申し訳ないです ;; )







  • No.114 by 穂波 要  2019-06-22 23:30:04 



おう、任せとけ。足腰立たなくなったら運んでやるよ。おんぶが良いか、それとも本日2度目の姫抱きを味わいたいか……まぁ今のうちに考えておくんだな。
(ぎゅっと手を握られれば相手の心情など露知らず、平気そうな顔をしているが実は来たる絶叫体験に少なからず恐怖心を抱いてるんじゃないかとお門違いなことを考えつつ手を握り返し。やがて聳え立つ鉱山を模したアトラクションが見えてくればワクワクと高揚感を覚えながら足を進め、客の悲鳴が耳に届くなり更に瞳を輝かせて年相応のはしゃぎっぷりを見せつつ列に並び。相手からの要求に対して余裕綽々といった様子で応じては口元に笑みを浮かべて視線を重ね、敢えて二択を提示する。そのどちらかならば恐らくおんぶの方を選ぶだろうと予想は付くものの、相手の羞恥心を煽りたいが故に今朝の一件を話題に上げ。順番待ちをしている間、先程送って貰った写真にハッシュタグを添えて共有アプリにアップし、何気なく相手の方に目を向けたタイミングで撮られていることに気付いては此方も負けじと相手の姿をスマホに映して。友達に勧められてDLしたカメラアプリを開けば性別変換フィルターを使って女性の容姿へと変貌した相手の顔を画面越しに眺める。元々の容姿が整っているためスマホに映るのも自分好み…どころか理想の中の理想を射抜くような美女で、思わずほわんと見惚れてしまい。頭の中のお願いリストに女装という単語を書き加え、暫し煩悩まみれの思考を揺蕩ったのちアナログの瞳で相手を見つめれば「お前が女だったら確実に惚れてただろうな。…でも、こっちの敬人の方がしっくりくる」と呟き、頬をひと撫でして。そのまま1枚撮影し『傾国の白うさぎ』という文面と共に相手のスマホへ送れば満足したのかアプリを閉じ。程なくして順番が巡って来るとキャストの案内に従ってクマ耳を一旦リュックの中へと仕舞い、相手の手を引いて一番後ろの席へと突き進めば「此処にしようぜ。スリル満点の特等席だ」と口端を上げて見せ。相手の反応を待たずして半ば強引に席に着いては安全バーが下りてくるのを待ち)



(/いえいえ…!折角ちょうど良い具合に切り取って頂いたにも拘らず、またもや伸び伸びになってしまって此方こそ申し訳無いです;; 場面転換はあまり気にせず好きなところ(?)だけ気分で摘んでいくスタンスで行きましょうか。
それにしても敬人さんがとても健気で抱き締めたくなりました…! 要は敬人さんのことしか眼中に無いのに伝えないから伝わらず、しかも「女だったら云々」とまた誤解を招きそうな発言をするというフラグ建築ぶり…( 笑 ) ぶっちゃけ本体的には早くキスさせたいんですけどね( ← ) )


  • No.115 by 宮司 敬人  2019-06-23 08:29:06 






ばか! … そこは普通に肩貸してよ!姫抱きだけは絶対ダメだよ?
( 行動にこそ出てはいないが、目を太陽に透かしたビー玉の様にキラキラと輝かせる彼を見てきっともっと行動に出してはしゃぎたいんだろうけれど気を遣わせてるんじゃ無いだろうか、と此方も見当違いな事で悩んでおり年相応と言えばそうだが遠く前方のカップルを見るにきゃぴきゃぴとしている様子が見え本当はこういう事がしたいのかな、なんて思いつつ歩みを進め。今朝の事を思い出させられると恥ずかしさから自然と手で顔を覆ってしまう。姫抱きで運ばれてしまってはきっと今眼前にある乗り物よりも心臓が持たないと判断すれば断固拒否と言った具合。撫でられる頬に、女だったらという言葉が酷く胸に響きなんとも言えない気持ちになるがそれを思わせないようにふわりと微笑みを浮かべてみる。「 なんだよそれー 、悪かったなぁ男で 。 でも俺が女ならもう透也に食べられてるよ? 多分 」それは彼女と重ねたのか、それとも自分そのものを女性として見てなのかそれにより返答は異なるがそれを問う勇気なんてものは無く、唯じっとカメラのレンズを見詰めることしか出来ず撮り終わりスマホに送信してくれたのかスマホのバイブ音が響きそっと取り出して画像を見てみるとそこには女性へと変身した自身の姿が有り、目をぱちくりとさせる。彼の元彼女も、このような容姿だったのだろうか。それが自分なのかの審議よりも元彼女と似ているというワードが先に頭に過ぎりそこから様々な思いを連想させ。映っているのが自分だからこそあまり魅力を感じないものの彼の好みはこんな女性なのかと寂しさを感じて肩を竦め思ってもいない意地悪な言葉を投げ掛け。此方も先程撮った画像を数枚送れば 《殿御振り》と文面を乗せ。うさぎの耳を片付けてる間にいつの間にか1番後ろの席に着いており乗るなり緊張で足がすくみはじめ「久しぶりでドキドキするなぁ、」と気を紛らわすように呟き安全バーが降りる前からぎゅっと強く彼の手を握り。)





(/ いえいえ!寧ろ読むのを楽しみにさせてもらってて想像してふへへって思っているので大丈夫ですよ! そうですね、そうすることにしましょうとか言いつつ主様の文の流れで時系列進めちゃうのでお許しください( ← ) 

そんなフラグをひょいひょい回収していく敬人さん(( いやこちらこそ何度事故でキスさせようとしたか!!でもこう…ムードが必要だなって思いまして手が出せないですね。敬人さんはいつでもファースト奪われ待ちてますのでその時はドーンとしてくださればと!!(←))






  • No.116 by 穂波 要  2019-06-23 23:52:57 



………だよな。敬人が兄貴の毒牙に掛かんねぇ男の身体でホントに良かった。
(相手の言葉に誘引され、女性の姿になった相手が兄に組み敷かれるところを想像してしまえば不機嫌オーラMAXで舌打ちし。脳裏に浮かんだ光景を振り払うかのようにブンブンと頭を左右に振っては落ち着きを取り戻すべく大きく息を吐き出して、相手の平べったい胸板を片手で撫でつつ安堵の呟きを零す。しかしながら油断は禁物。スマホに視線を移せば共有アプリのコメント通知が目に付き、噂をすれば何とやら、先程アップした写真を早速発見したらしく兄のコメントが投稿されており。『愛しのバニー、この手で触れられないのが残念だ。今度帰国したらじっくり堪能させて貰おう。P.S.子熊の世話をよろしく頼む。』うさぎとハートの絵文字が添えられたラブコールに目を通しては、新しい彼女が出来たばかりだっつーのに敬人を口説いてんじゃねぇ!と心の中で憤慨しつつ、相手にそのコメントを伝えぬまま、こうなったら思う存分仲睦まじくしているところを見せつけて心底悔しがらせてやろうと密かに目論み。此方のスマホに送って貰った写真に添えられた殿御振りという言葉に馴染みが無く、どういった意味が込められているのだろうとそわそわしながら検索すれば男前という文字が表示され、それを目にするなり頬を赤く染めて。クラスメイトの女子やバイト先の客から容姿について褒められることは時折あるものの好きな相手から貰う言葉は格別の嬉しさがあり、このメッセージごと永久保存しておこうと歓喜を噛み締め。

手を握られれば此方も柔く握り返し、この先に待ち構えるスリルよりも相手と触れ合っていることに鼓動を高鳴らせながら「…お前から伝染したのかも。こっちまでドキドキしてきた」と楽しそうな笑みを向け。安全バーが下りると発車を告げるアナウンスが聴こえ、次第にゆっくりと前方へ向かい動き出す。真っ暗闇に包まれた坑道、そして色鮮やかな鍾乳洞を抜ければ一気にスピードを上げて走り出し、ビュンビュンと空気を切って駆け抜ける疾走感に乗客の悲鳴が上がり、その雰囲気に呑まれるように歓声を上げながら相手の手を握ったまま宙へ両腕を伸ばし。束の間のインターバルを挟んだのち、今度は急カーブの旋回を繰り返す激しい動作が加わり、アドレナリンが漲るのを感じつつスリルに満ちたひと時を味わい。終始興奮を露わにした笑顔でアトラクションを楽しみ、やがてプラットホームへと戻って来れば安全バーが上がるのを待った後、余韻に浸りつつ「振り回される感じヤバかったな。…ちゃんと立てそうか?」と相手の顔を覗き込み)



(/なんと…!嬉しいお言葉をありがとうございます!!ロルの上部は例の如く蹴って頂いて構いませんので!

たまに意地悪な言葉を投げ掛けてくる敬人さん好きです( ← ) あああ分かります…!!事故チューさせたい欲が何度も湧き起こりました!なのに要の中のロマンチストな一面が邪魔をしてキス我慢選手権に…( 笑 ) 焦らしに焦らしてるので初キスでがっつりパターンもあり得るかもです( ← ) 以前訊かれた時にはぐらかしてましたが元カノと普通にキスしてたのと、やっぱり本命の敬人さん相手なので暴走するかもな可能性も…。その際にはどうぞよろしくお願いします(( / 蹴り可 )


  • No.117 by 宮司 敬人  2019-06-24 12:53:53 





後ちょっとの所だったんだけどね。 シャツの第一ボタンまで開けて、鎖骨を人差し指で __ … なんてね。そんな如何わしい事俺が女でもやらないって、されそうになっても助けに来てくれるんでしょ。
( 先程まで自身が女性なら惚れていた、なんて抜かしていた奴が何を言う、としれっと嫉妬をしてみれば仕返しを実行。胸板を撫でる手を上から自身の手を重ね首元迄持ってくると少し恥じらうように目を伏せ顔を少し俯かせながら有りもしない情景を思い起こしながら言葉通りの順序で手を動かして。種明かしをすると彼の手の平に頬を擦り寄せながらクツクツと目を細めて不機嫌な顔を見つめ笑い何事も無かったかのように手を離すと辺りを見回し未だ新鮮で懐かしい雰囲気の中に浸っているようで。暫くしてスマホを取り出す彼に目線を戻し自身のメッセージを見てくれただろうかと様子を伺っていると何やら頬を赤らめており元彼女からだろうか、はたまた違う女の子か自身に関係ないにしろなんとも言えない気持ちになり今ぐらいは自分の事を考えて欲しいと無意識に腕を組み列に並ぶ。

程なくしてジェットコースターが出発すれば、思った以上のスピードで怖いと感じてはいるが隣は大はしゃぎをし、自分と手を繋いだ手を上げられているので安全バーを持つにも不安定で極力揺れを減らす為にぐっと体に力を入れ。静かに入口へ帰って来れば浮遊感からの解放により自身の体に力が入らないのを感じ、顔を覗きこまれればうっすら瞳を潤ませていたので急いで目を擦り「んー、大丈夫! 多分 」ゆっくりと体を立ち上がらせては少し震える足でしっかりと地を踏み。荷物置き場へやっとの思いで辿り着けばへなりとしゃがみ込み歳をとることの恐ろしさを身をもって感じある意味立ち直れずに。)









(/ 思わず返しちゃいましたので、逆に蹴ってくださって大丈夫です!((




それにあたふたしてくれる要くんが可愛くてたまりません(←)しかもそれの上を来てくれるあたり男前すぎて早くくっつかないですかねぇ( あまりガッツリ来てしまうと敬人さんがとろけそうとか思いましたがそれはそれでありですね、ええもう是非とも!!(( 案外嫉妬深い性格になってしまった敬人さんですがよろしかったでしょうか… 元カノさんにもやもやしまくり案件(←) こちらこそその際は責任を取って要くんに敬人さん差し上げますんで何卒宜しくお願い致します。/蹴り推奨 )





  • No.118 by 穂波 要  2019-06-25 22:39:16 



…ばーか、これの何処が大丈夫なんだよ。
(向かい合うようにしてしゃがむと相手の頬を両手で包み込んで視線を重ね。元より白い肌が更に青白くなっていることに加えて先程擦った所為か目元ばかりがほんのりと赤く色付いている様を瞳に映せば、僅かに眉を顰めて溜息を吐き。『また歳取ったなぁとか、心の中で落ち込んでるんだろうな』と幼馴染の勘で相手の心情を推し量っては意識を此方に向かせるべく目元に唇を触れさせて。ゆっくりと顔を離し、相手の髪をわしゃわしゃと撫でたのち立ち上がっては荷物置き場から二人分のリュックを取り出して肩に掛け。「転けそうになったら抱き留めてやる。…ほら、あっちのベンチで一休みしようぜ」ふ、と表情を和らげつつ相手の方へ片手を差し出せば近くのベンチで休憩しようと提案して)




(/お言葉に甘えて蹴っちゃいましたが、敬人さんの色気に当てられた要が心臓バクバク&理性ぐらぐら状態になったのは言わずもがなです( 笑 ) 嫉妬大歓迎ですよ~!恋が加速してる感じが堪らないですね…!とても美味しく頂きました!( にまにま← ) 元カノはゆるふわロングの他校生でバイト先の近くにある花屋の看板娘という設定があったりなかったり( ← ) もやもやしてる敬人さんが可愛すぎて意地悪したくなりますね…今後もやもやさせたいがために元カノ登場させることがあるやもしれません。欲深な本体をお許しください( ← ) / 蹴り推奨 )


  • No.119 by 宮司 敬人  2019-06-27 07:24:27 







ん … 大丈夫だって言ってんの 。
( 不意に生暖かい感触が目元にじんわりと感じ取ればふと瞳を上にスライドさせ、その中に写ったのは他の誰でもない彼の唇だと気付くと気恥ずかしくほんのりと頬に熱を灯すと先程の恐怖心は無くなり、眉を下げ苦笑しながらも苦し紛れの言葉をぽつりと呟き。差し出された手をぎゅっと握り立ち上がると膝を数回パンパン、と叩いて正常に動けと刺激し 「 うん 、 ごめんね気を遣わせちゃって 本当はこんな筈じゃ無かったんだけどね 」ジェットコースター如きで足が竦むなんてと項垂れながら自然と腕を組み肩に頭を置いて拗ねる様に頬をぷっくり膨らませ。時折足を縺れさせ転けそうになるものの無事にベンチへ辿り着けば脱力しきり座ることによって足の震えがわかりやすく現れ足をさすりながら「 ひと休みしたらどこ行こうか、 要くんだけでもジェットコースター乗りに行く?俺ここで待ってるし 」先程横で楽しそうにしていた姿から気に入った事は間違いないだろうから彼だけでも満足いく迄乗って貰いたく提案し。 )











  • No.120 by 穂波 要  2019-06-27 12:37:56 



ふーん……、じゃあもう一回乗って来るわ。
(相手の腕が絡み距離がグッと近付けば胸を高鳴せつつ、拗ねた表情もまた愛おしく見えて穏やかに目を細める。ベンチに腰を下ろし軽く伸びをしていたところ、相手からの問い掛けを耳にしては思案げに宙を眺めたのち意気揚々と立ち上がりサムズアップして見せ。そのまま歩を進めてジェットコースター待ちの列へ向かうと思いきや途中で踵を返せば南国の雰囲気を醸し出すドリンク売り場に直行し、やがて二人分のドリンクを手にして相手の元へ戻って来ると「なーんてな。今は1秒でも長くお前の傍に居たいから、ジェットコースターはまた今度にしとく」と快活な笑みを浮かべてタピオカ入りトロピカルジュースを相手に差し出し。再び隣に腰掛ければジュースを味わっている相手の姿を撮りたいのかスマホのカメラを向けながら「敬人は巡っときてぇとことかねぇの?」と訊いてみて)


  • No.121 by 宮司 敬人  2019-06-27 20:22:39 






わぁ、ありがと!俺それ飲みたいと思ってたんだよね 。
( ジェットコースターへ乗りに行ってしまった姿に口を尖らせ自分の言ったことだが寂しいものだと思っていたが、暫くして二人分の飲み物を持ってきた様子に目を丸くさせ、その店の場所が分かるとジェットコースターに並んでいた時に見つけたお店だと気付き微笑みをこぼす。頂きます、と一言呟くとストローに口をつけ口の中に広がる南国育ちのフルーツ達を楽しみ嬉しそうに飲むが敢えて向けられたカメラに目線は合わせず 奥の彼の姿を見たりあちらこちらに視線を移し。回りたい所を尋ねられると暫く考え込み 「 今からじゃなくて日が沈んでからなんだけど お城行かない? 夜になるとすっごい幻想的らしくてさぁ 何となく要くんと一緒に行きたいって思ってたんだけど___ 待って、あれ要くんの付けてる耳と一緒のキャラクターじゃない? 」テーマパークの中央を陣取る大きく見た目もメルヘンかつ幻想的な城に目をやり目を閉じ想像の中でしばし楽しむ。その後目を開け正面を見てみると彼の耳の元のキャラクターが目の前をヨチヨチと可愛らしく歩いているのを捕え我を忘れ彼の手をぎゅっと握れば足早に近付き触れ合う事に成功して 。もふもふの感触に目元が緩みきりへにゃりと笑いながら頭を撫でたり抱きしめてみたりを繰り返し。 )











  • No.122 by 穂波 要  2019-06-28 00:18:25 



…なぁ、それわざとやってんだろ。
(嬉々とした面持ちでトロピカルジュースを味わう相手の姿を写真に収めようと試みるもなかなかカメラの方に目線が向かないことに臍を曲げ、む、と表情を曇らせて。まぁ相手の喜ぶ顔が見れただけでも収穫かと半ば諦め気味に撮影ボタンをタップしようとした瞬間、涼しい風が吹き抜け、相手の髪をさらさらと揺らす。頬に落ちる睫毛の影や、太陽の光に透けて輝く淡い色の瞳に心を奪われ暫しの間ぼんやりと見惚れるも、ハッと我に返れば辺りの風景を眺める相手の表情をパシャリと1枚撮影し。アップ用ばかりに意識を取られていたがオフショット写真も良いもんだな、なんて満悦げに口元を緩めつつ自分専用のフォルダに保存すれば冷たいドリンクで喉を潤し、モチモチとしたタピオカの食感を楽しんで。「夜の城、か。…うん、良いな。行こう」夜の帳が下りる頃、夢の国に聳える城はどんな雰囲気に包まれるのだろうと想像を巡らせては、静かながらも何処か高揚感を孕んだ声音でぽつりと呟き。幻想的なムードを自分と一緒に楽しみたいということは相手も少なからず自分を恋愛対象として意識してくれてるんじゃないかとドキドキしていた折、手を握られれば口から心臓が飛び出るんじゃないかと思うほど鼓動が跳ね。相手の言葉に目を瞬かせて前方を見遣れば自分の一番好きなキャラクターが歩いており、思わぬラッキーイベントに表情を輝かせつつ相手とクマが触れ合う様子を眺めて。幼心の名残りを胸に宿しながらも気恥ずかしさ故に遠慮がちな仕草でもふもふとした毛並みに触れていればクマが此方に気付いたようで、カチューシャに目を配るなりハグされて。嬉しそうに抱き締め返しつつ相手にピースして見せては「折角だし写真撮らせて貰おうぜ」と浮かれ調子で提案したのち、通りすがりの来園客にスマホを渡して撮影をお願いし、キャラクターを中央に据えて相手と自分が一緒に写っている絵を何枚か撮って貰い。クマと来園客の双方に礼を告げてスマホを受け取ると早速相手のスマホに写真を送り「まさか本物に会えるなんて思ってなかった、超ラッキーだったな!見つけてくれてサンキュ」と興奮冷めやらぬまま相手の身体をぎゅっと抱き締めて)


  • No.123 by 宮司 敬人  2019-06-28 07:50:14 






ん!?…うん。そ、そうだね 丁度ここを通って来てくれて良かったぁ。
( 彼から送られてきた写真を見るとこれまでに無い楽しそうな顔をした彼が写っていてそれだけで心がじんわりと暖かくなり、アイツ_彼の兄にも写真を送り『 お宅の小熊さん大はしゃぎ、 』その後に可愛らしい熊の絵文字を付けて送信したその時に抱き締められたもので心臓が跳ねる感覚を味わい深呼吸を挟んでゆるりと微笑みを浮かべこちらも背中に手を回しぽんぽん、と数回叩き。 驚いた時の衝撃で飛び跳ねた心臓が一休みしたようで次はまた違う理由で鼓動が早まるのを感じ思わず離れると 「 じ、じゃあ次はどこ行こうかなぁ ? 」紛らわす様に辺りをキョロキョロしながら少し早足で歩きはじめる。車内で彼の兄との関係を暴露してからというものキッパリと未練を断ち切ったのではあるが、彼の行動と言葉に心臓が跳ねたり頬が熱を持つ事が度々あり確か昔に似たような感覚に陥った事があるが何が理由だったか、解決してくれたのは何だったか具体的な内容を思い出せること無くただ霧がかかった森林の中に迷い込んだように前も後ろも見えない感情を何処に置いておこうかと悩みながらぼんやりとテーマパーク内を歩き回りふと、立ち止まると目の前にはホラーハウス。昔3人で興味本意で入った結果彼が泣いて逃げ出して彼の兄と2人で探し回ったことがあったっけ、と思い出し。後ろに見える彼に「 ねぇ、 入らない? 昔ぶりに! 」 確かに子供向けとは言えないようなリアルな作りに半泣きだった記憶はあるが、よく見るとここもリメイクされているようでより興味が湧く。先程のジェットコースターより怖いものは無い、とぽつり先程の恐怖体験を思い出し心の中で呟くと到着した彼の手を握り「 大丈夫、今度は絶対離さないし怖かったら俺に抱き着いていいからね。…リピはしないから安心して! 」からかい半分でそう言うと入る入らないの答えを聞く前に空いている今のタイミングで屋敷の中に入りクスクスと、悪戯に笑い。 )








  • No.124 by 穂波 要  2019-06-29 23:21:34 



あー……そういや昔も来たっけな、此処。
(次のアトラクションを求めて歩き回る相手の後ろを付いて行き、やがて辿り着いたホラーハウスを目にすれば幼い頃3人で訪れたときの思い出が甦り。不気味に嗤いながらにじり寄るピエロに酷く恐怖心を煽られパニックに陥った末、繋いでいた手を振り解いて逃走してしまい、係員に保護されたところを相手と兄に見つけて貰ったのだと薄ぼんやり回顧しては、ガシガシと乱雑に後頭部を掻きつつ乾いた笑みを零し。廃墟のような古めかしい洋館を模したホラーハウスを一瞥したのち握られた手に視線を落としては指を絡めて恋人繋ぎにし、相手の瞳を捉えながらゆるりと口端を上げて「はッ、もうガキじゃねぇんだ。誰がビビるかよ」と不敵な笑みを浮かべ見得を切り。一時期ホラーゲームにどっぷりハマってVRにまで手を出した身としては恐怖心よりワクワク感の方が圧倒的に勝り、リメイクされているということも相俟って好奇心が膨むばかりで。幼い頃に泣かされた分とことん楽しんでやると密かに意気込みながら、相手と共に恐怖の世界へと足を踏み入れ。__屋敷の中へ入ると背後でガチャンと鍵が掛かる音がして、何処からかオルゴールの音色が聴こえてくる。所々音程が外れるたび冷ややかな狂気が背を這い、繋いだ手に僅かばかり力を込めて。「閉じ込められちまったな」ぽつりと呟きつつ薄暗い部屋の中を見渡せば天井の隅に蜘蛛の巣が張っており、壁には大きな額縁が飾られているのが見え。紅い血糊で矢印が描かれていることから順路は其方だと分かり、相手の方へちらりと目を向けては無言のまま手を引いて廊下と思しき通路を歩いて行き。チカチカと心許なく明滅を繰り返す電灯の下、トラップが仕掛けてあるんじゃないかと警戒しつつ進んで行けば廊下の壁際に何か立っているのが見えてきて。更に近付くとそれがピンク色のうさぎの着ぐるみだということが視認でき、距離を詰める毎に、口の周りが血塗れになっていることや片手に肉切り包丁を携えていることが分かってくる。「…アイツ動きそうだな。敬人、なるべく離れとけよ」耳元で小さく囁いては相手を着ぐるみとは逆側の壁の方へ促し廊下を通り抜けようと試みて。着ぐるみをジッと見据え、気を張り詰めながら擦れ違うも予想に反して微動だにせず、『なんだ、ただの置物か』と警戒心を解きかけた瞬間、両側の壁から幾つもの白い腕が伸びてきて)


  • No.125 by 宮司 敬人  2019-06-30 02:45:06 









__ … ぅ、うん 。 にしても変だね?こんな道のど真ん中に佇んでるなんて 。
( ギラギラと本物を感じさせる作りの肉切り包丁は点滅を繰り返す照明によって一層不気味さを増し次明かりが着いた時、赤く血濡れているんじゃないか…いやもしかしたら此方へ刃を向けて来るのかも といった恐怖を連想させる。彼の優しさから壁の方へうさぎと距離をとるように仕向けてくれたおかげで安心感を感じ横目でじぃ、っとうさぎを見つめ通り過ぎようとした所沢山の手が此方へと手を伸ばす中そのうちの一つの腕にがっしりと手を捕まれクン、と引っ張られてしまえば先程までしっかりと握っていた彼の手をするりと抜け出し孤立してしまう。すると人形のように動かなかったうさぎがぐるりと此方に顔を向け包丁の柄を壁に勢いよく押し付け脅かした後彼の元へ軽くスキップで包丁をブンブンと振りかざしながら追いかけて行く姿に早く逃げてという前に後ろからひょっこりと現れたピエロに「 わぁあ!? 」と思わず声を上げる。すると肩を持たれ入口のすぐ隣にある別の扉に連れて行かれ真っ暗闇の通路を直進する赤く染った扉の前に行き着き中へ案内され。そこは大きなモニターがあり、そこには先程のうさぎに捕まってしまうとどうなるかという説明が移されており真ん中には一つだけ椅子が置かれている。そこに座らされるなり、両手を軽く縛られ目隠しをされ聴覚しか機能しなくなりホラーハウスの臨場感を掻き立てる。モニターの方から小さくではあるが彼の声がし、声を出そうとすると後ろからピエロの鼻歌が聞こえ恐怖心を煽煽られる。実際には手を強引に動かせば解けるレベルの拘束で、ピエロは既に自身の後ろにはおらず、彼の元へ脅かしに行っており背後から聞こえる声は録音テープの音で。このホラーハウスがただのお化け屋敷じゃなく、脱出ゲーム型になっているのかと理解すればひんやりと冷たい室内に一人ポツンと開放されるのを待ち。 )







  • No.126 by 穂波 要  2019-06-30 14:01:44 



__敬人ッ…!!
(壁から伸びてきた手に掴まれ相手と離れ離れになってしまえば焦燥感に駆られ切羽詰まった声で相手の名を呼び。白い腕から素早く逃れ相手に手を伸ばそうとするも神出鬼没のピエロによって攫われてしまえば舌打ちと共に「くそッ!!」と悪態を吐き、此方へ向かって来る血まみれうさぎを睨んで。相手が連れ去られた方へ向かおうにもうさぎが邪魔をして走り抜けることが出来ず、じりじりと後退しているうちに背中が何かにぶつかり。とうとう通路の突き当たりまで追い込まれてしまったのかと後ろを振り返れば、相手を攫って消えたピエロの姿が其処にあり。ニタニタと不気味な笑みを浮かべる顔を瞳に映した瞬間、幼い頃の記憶がフラッシュバックし喉がヒュッと音を立て。ピエロから距離を取ろうと竦む両足を動かすも反対側からは包丁を掲げたうさぎが迫ってきており、もはや万事休すと崩折れかけ。しかし攫われた相手を助けに行かねばという強い意志が胸の中に灯っては自分の片頬に平手を食らわせて喝を入れ、壊れた絡繰りのようにカクカクと謎の動作を繰り返すピエロを静かに見詰めつつ「俺の敬人を何処に隠した」と地を這うような低い声で尋ね。その声に反応してぴたりと動きを止めたピエロがうさぎの向こう側を指差すのを目にしてはすぐさま踵を返し、迷いのない真っ直ぐな視線で薄暗闇の向こうを見据えて。既に血塗れうさぎなど眼中にないようで、ディフェンスを躱す要領で軽やかに通り抜ければ入口の部屋へと一直線に駆け出し。呼吸を整えつつ壁に掛けられた額縁を見ると紅い血糊で描かれていた矢印が先程とは逆方向になっており、扉の向こう側に誘われているのだと理解して早速扉に手を掛け開く。すると暗闇に包まれた廊下が眼前に現れ、オルゴールの音色に混じって子供が啜り泣いているような声が耳に届き。ピエロに攫われた相手が今どんな状態に置かれているか分からぬものの、思いのほかクオリティの高い演出に怯え半泣きになってるんじゃないかと懸念を抱いてはトラップへの警戒心より早く相手を見つけたいという気持ちの方が勝り、時折天井から落ちてくる骸骨を物ともせず赤く染まった扉を目指し足早に進んで行き。異質な雰囲気を感じさせる扉を開ければ椅子に拘束された相手の姿があり、まるで長い月日を経て再会したかのような感動を覚え「敬人…!大丈夫か?怪我とかしてないか?」と問い掛けながら相手の傍に駆け寄り、目隠しと手を縛っている革ベルトを外して。相手の身体を抱き締め首筋に鼻先を擦り寄せつつゆるゆると安堵の息を吐き出すも、モニターの方から奇怪な鼻歌が聴こえては其方に視線を移し。ピエロの顔がアップで映されたかと思えばオルゴールの音色がより不穏なものへと変わり、画面に『Let's Party!!』という文字が表示され。一瞬だけ血塗れうさぎが映ったのちスノーノイズに切り替われば、相手の方に瞳を向けて「もうひと悶着あるっぽいな」と肩を竦めて見せ。改めて部屋を見渡すと次のステージへ繋がっていると思しき扉が目に留まり、遠くから重い足音が迫っていることを感じ取りつつ相手の手を握って扉の向こうへと歩を進め)




(/モフリーランドのホラーハウス、夢の国なのに結構ハードで笑いました( ← ) これ小さい子供が入ったらすぐリタイアしちゃうやつですね…
ピンクのうさぎ動ける設定なのを察して頂けたのが地味に嬉しかったり( 笑 ) 更に要のトラウマであるピエロまで出して頂いて大歓喜です!!うさぎに捕まってしまうとどうなるのか気になりつつ後半戦(?)もよろしくお願いします!ホラーゲームでよくありがちなクローゼットに身を隠して追手をやり過ごすイベントは入れたいなと思っております( ふふ ))


  • No.127 by 穂波 要  2019-07-04 00:10:43 



(/ご勉学お疲れさまです!だいぶ埋もれてきたので上げさせて頂きますね。リアルの方が落ち着いてきましたらまたゆったりと絡んで頂ければ幸いです!

前のレスで次の展開をお任せしてしまう形になってしまいましたが、もし流れについてお悩みのようであればテキトーに投げてくだされば要がリード致しますのでどーんとお任せください!
今後のイベント…告白&初キスや夜のお城、更にデートが終わった後のイベントについても提案したいものが幾つかありまして、勝手に妄想してはワクワクしております( ← ) ではでは再度絡めるときを楽しみにお待ちしてますね~! / 蹴り推奨 )


  • No.128 by 宮司 敬人  2019-07-05 07:41:12 





__ 要くん … ?よかったぁ、ちょっと怖かった。
( 彼の声を聞くと今まで強ばっていた体からゆるゆると力が抜けていき抱き締められると本音をポツリ、と呟き一瞬気が緩む。それとは真逆にこれから起きる事が本番だとでも言うかのような画面の文字に眉を顰めこんなに激しいアトラクションだったとは、とため息が零れる。しかし、彼から繋がれた手に次こそは離さない、と言うように指の間にするりと自身の指を忍ばせぎゅ、と先程よりも強く握り締め重たい扉を開ける。するとそこからは薄暗い廊下と、その廊下に付属するように3つ個室が設けてありその薄暗い廊下へ入ると重たい足音と、ぬいぐるみのギュッギュッという独特な歩く足音が廊下を反響する。ひとつずつ部屋を確認して行くもそれぞれの部屋には家具がひとつしか置いておらず、手前から順番に 大きな衣装箪笥、ベッド 、 机 が設置してある。それを確認した後廊下を出ようとするも扉は固く閉ざされており自力では困難で、鍵穴も見当たらない。 「 あれ、このドア全然ビクともしない … 鍵穴も無いのに、なんで ? 不具合かなぁ… 」 流石の不安さに独り言を言わずに居られず呟くと彼の顔を覗き込もうとするとピエロの鼻歌が自分たちが通ってきた扉のすぐ傍で聞こえはじめ少し焦るように手を取りあたふたとし始め。前方は開かない扉、後方は既にピエロ達が迫ってきているという危機的状況に今自分たちが置かれている立場が解決策を見出そうとする脳の行く手を阻み、酸素が少なく感じ肩を揺らして呼吸しつつその数十分後に個室に何か隠されているのではないかという考えに至り「 要くん 、 もしかしたら個室になにかあるのかな … ? 」 選択肢はそれしかないものの迫り来る驚異に自信をなさそうにドアを指さしボソリと小さな声で呟く 。)







(/ ピエロとホラーと言えば自分の中ではI/Tしか出てこずそのピエロならばこういうホラーハウスなのかなと想像をした結果すごくスリリングで大人向けなアトラクションが出来上がってしまいました。笑 まぁでも、某夢の国のタワーオ〇テ〇ーも子供向けではないですしいいんじゃないかなと(( 

こちらつい最近までテスト期間だった為に返信が遅れてしまって申し訳ない上にこちらも展開を任せる形になりました、すいません ! デートを終えたあとの提案、ものすごく楽しみで、楽しみすぎてにやにやが止まりません !! )







  • No.129 by 穂波 要  2019-07-05 15:29:53 



あぁ、マジで開かねぇな。__ん?なんか横にスイッチみてーなのあっけど…、いや、今は下手に触らねぇ方が良いか。
(相手が扉を確認した後、自らもドアノブに触れて押したり引いたり試行錯誤してみるも頑として開く気配がなく首を傾げる。一旦ドアノブから手を退けて何かヒントは無いだろうかと視線を巡らせては、丸い形をした青、黄色、赤のスイッチが並んでおり、信号機みたいな配置だな、なんて呑気な感想を心の内で呟き。出鱈目に押してみて運が良ければ解錠できるかもしれないが、もし外したら何らかの罠が発動する可能性もあり取り敢えず今は保留にしておこうとスイッチに伸ばしかけた指を引っ込めて。気味の悪い鼻歌が耳に届く中、手を取られれば相手を安心させるように優しく頬を撫で、暫しの後に何やら閃きを得た様子の相手に頷き返しては「だな。とりま机の部屋から調べてみるか」と指を鳴らして賛同し、迫り来る狂気を肌で感じつつも謎解き要素に心弾ませながら歩を進め。件の部屋に足を踏み入れては早速、ポツンと置かれた机の引き出しを開けてみる。すると中に2枚のメッセージカードが仕舞われており、スタンドライトの灯りを頼りにし1枚目のカードに目を配れば『よいこはねるじかん』と書かれているのが分かり。「__寝る時間、ってことはベッドの部屋に何かあるのかもしんねぇな」ふむ、と考えつつ呟くと同時に何処からか時計の鐘の音がボーン、ボーンと低く響き渡り、それに混じってピエロの嗤い声が聴こえてきたのちライトの灯りが消えて辺りが暗闇に包まれ。2枚目のカードを確認しようにも暗くて視認できず、歯痒さを抱えたまま相手の手を引きベッドの部屋へと向かい。ベッドに何かヒントになる物があるのかと近付くなり下から真っ白い手が伸びてきて、虚を突かれてビクッと肩を震わせれば今度こそ掴まれないようにと相手の身体を遠去け。しかしその心配は杞憂に終わり、よくよく見てみれば白い手には『こわいやつらはハコがきらい』と書かれた紙が挟まれており、箱とは何を示しているのかと思考巡らせては「…箱っつーと、クローゼットか?」と思い当たる場所を口にし、次の部屋へと移動して。扉を開けっ放しにしたままクローゼットの中を調べようと其方へ歩み寄った途端、近くまで迫っていた足音が急に速度を上げ此方へと走ってくるのが分かり、廊下の扉が大きな音を立てて開け放たれたかと思えば急に足音が途絶え。オルゴールの音色もぴたりと聴こえなくなり、ひんやりとした空気が流れる中、衣摺れの音さえ響きそうな静けさを感じながらクローゼットを開ければ扉の方からガツンッ!と壁に何かぶつけるような音が聴こえ、次の瞬間、やけにゆっくりと血塗れの顔が此方を覗き)




(/ですよね!此方も真っ先に思い浮かんだのがI/Tのピエロでした。タワ/テラな感じでファンタジー&絶叫マシン系だったなら要は全くビビらず寧ろまたはしゃいでたと思います( 笑 ) 探索型だからこそ足が竦んだのかなぁと。敬人さんが拉致られる側でしたが、もしピエロと包丁うさぎに挟まれる側だったらどんな反応をされていたのかとても気になります( ← ) 本編の補足なのですがクローゼットの中は大人2人くらいならなんとか入れる作りになっていて、特に何もない回避スポットという設定を付けさせて頂ければと!追手と密着度のダブルでドキドキするという私得でしかないシチュですが、((

いえいえ、期末考査は此方も通ってきた道なのでなんとなく大変さ察しておりました。テスト明けにもかかわらずお返事頂きありがとうございます!!( 深礼 ) 次のイベント、ネタバレしたくてうずうず状態なのですが夢の国デートに集中すべくお口チャックしときますね( ← ))


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