匿名さん 2019-05-04 12:37:46 |
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当たり前だろ。__ガキの頃、初めてお前の涙を見たとき決めたんだよ。いつかきっと絶対に、お前を守れるほどの男になるってな。…だから、何かあったら兄貴じゃなくて俺を頼れ。
(心の底から渇望していた褒め言葉が相手の口から紡がれれば内心歓喜に沸きながらも表面上は堂々たる様で、口端を上げて不敵な笑みを作り。赤く染まる頬を愛おしげに眺めつつ昔の思い出を滔々と語り、その傍ら、時折兄から送られて来る『敬人の様子を見てやってくれないか』といった旨のメッセージを思い返しては真摯な眼差しを向け"頷いてくれ"という思いを込めて、また一つ懇願を。手を握られたことにより相手の体温が伝わると僅かながらピクリと肩を跳ねさせ、次いで告げられた言葉__特に"俺の王子様"というワードを頭の中で反芻しては、これは現実か?本当は夢なんじゃないか、なんて思いながら胸を高鳴らせて。数秒ほど黙り込んだのち"これは単なる言葉遊びだ"という結論に行き着けばゆるゆると息を吐き出し「…我が姫君が望むなら。まぁ、来年になりゃあ大型二輪の免許も取れるしな。1200ccで駆け付けてやるよ」と見栄を切って。トーストが運ばれて来れば食欲を唆る匂いに誘われ視線が釘付けになるも、唇にトーストを当てられては気恥ずかしげな様子で相手を見据えたのち躊躇いがちに口を開き。サクサクと齧り付くたび芳醇な味わいが広がり、やがて食べ進めることに夢中になるあまり半ば無意識のうち相手の指まで食めば、ちゅ、とリップ音を立てて唇を離し「コレすっっげぇ旨いな!お前が通いたくなる気持ち分かった。食べさせてくれてサンキュ」と感動に瞳を輝かせ、満面の笑みを浮かべながら礼を述べては自分の皿に載せられたトーストを頬張り始め。もっと食べたいが食べ終わるのが惜しいという感情で揺れ動きつつ夢中で食べ進めるも、彼氏という言葉が飛び出した途端、盛大に噎せて胸の辺りを何度か拳で叩き、お冷が入ったコップを煽って。頬に熱が集まるのを感じつつ微かに俯いては「今は逆持ち帰りする女子も居るみてぇだし、お前は自分で思ってるよりモテるんだよ、自覚しろ。__てか、かッ…彼氏に言われてる気分とか、どんな気分だよ。お前に彼氏なんて居たことねぇだろ」と溜息を吐いた後、もう一口水を含んで鼓動を鎮めてから「もしかして候補みたいな奴、居たりすんの?」と静かな視線を向けて)
(/本編が長くなってる中、本体の登場失礼します…( おずおず ) 展開のご相談と言いますか、過去の裏話の提案なのですが…、敬人さんと透也について「高2の夏の短い期間、お互い彼女が居ない状態。お遊びのような感覚で、休み時間に人目を忍んで友達以上恋人未満のじゃれ合いをしたり、二人きりで海や天体観測に出掛けるようなブロマンス的な関係を築いていた時期があった。」というのは如何でしょうか。ちなみに透也は過ぎ去った恋は忘れるドライな一面があるのですっかり忘れてる可能性大です。敬人さんの口からふとした思い出として語られるor要がなんとなく察することで独占欲が強まるという私得でしかない設定です( ← )
ただの思い付きですので清い友情関係を築いていたパターンでも全然支障ありません!却下の場合は惜しげなく蹴ってやってくださいませ。)
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