匿名さん 2019-05-04 12:37:46 |
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___ … 過ぎた事だよ、俺と透也が…今よりもちょっとだけ仲良かったってだけ。本当にそれだけ
( 彼の勘の鋭さには困ってしまう、自身の表情に出ているのか、言葉に出ているのかこういう事に関して彼は敏感な所がある。ありのままに打ち明けられたら、アイツへの気持ちは諦められるのだろうか、忘れられるなら忘れたい という感情が脳へと発信される前に声になって彼との少し仲がよかった頃の話をポツリポツリと言葉を紡ぐ。段々気持ちが軽くなっていくようで、返って罪悪感が重くなり何だか気持ちが悪い、胸の奥を掻きむしりたくなる気持ちになって其れがアイツへの気持ちである事に溜息を付きたくなった。「__ 馬鹿だよね、俺。透也がそういう人だって知ってるのに 、期待しちゃったみたいでさ。俺が付いてないといけないって思ってたのが逆んなってて 、 笑っちゃうよね 」笑って欲しい、と思いながらその言葉で語りを中断する。理由はこれ以上話すときっとアイツとの関係がそこで終わる様な気がして、せめて親友で居たいが故でここまで執着している事に呆れてしまう。前よりは心が軽くなったことに対し彼には感謝してもしきれないが、謝らなければならないだろう。兄と友人が拗れた関係だった事へのダメージは大きいはず。車を発進させる前に彼の手を握り自身の方へ引き寄せるなりやんわり体を包み込み 「 ごめんねこんな寂しい男の話して。気を取り直してモフリーランド、行けそう?」声が震えていることをここで初めて気が付き、意味もなく抱き寄せたのもきっと彼のためだと思ってした行動だと感じていたものの自分のためにしかなっていない事に溜息をこぼし。こんな気持ちで楽しめるのだろうか彼の顔を覗き込みながら首を傾げて。 )
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