匿名さん 2019-05-04 12:37:46 |
通報 |
おう。さっきのご褒美の約束、忘れんなよ。
(相手を愛おしむあまり自分の身を削ってもきっと相手は喜びはしない、それどころか悲しみの表情を浮かべることだろう。相手の言う通り先ずは目の前の課題に全力で取り組むのが優先すべき課題だ。再び学年トップの座を手にすることを目論んでは、泊まり+パンのご褒美の話を持ち出して、自らの左胸を拳でトントンと軽く叩いて見せる。自分が傍に居るだけで相手の支えになるのなら嬉しいことこの上ないが、何故その言葉を二度言ったのかと不思議そうに首を傾げ。先程からなんとなく相手の様子が妙に思えて、注意深く瞳を向ける。兄の写真を見せれば"透夜は相変わらずだなぁ"なんて呆れ混じりの笑顔が返って来るかと思いきや、何処か物憂げな雰囲気を纏う相手の姿に違和感が募る。束の間もやりとしたものが胸中を占めるも、手を絡め取られそのまま頬へと導かれては靄も一気に吹き飛んだようでやや照れ混じりながら嬉しそうに口元を緩ませ、相手の存在がある限り決して兄のようにはならないだろうと確信を抱きつつ「…あぁ、お前は俺だけ見てれば良い」と独占欲剥き出しの台詞をぽつり呟き。会計の際マスターへ軽く会釈をして、触れた手を緩く握り返し相手と共に店を出る。
車に戻れば助手席のシートベルトを閉めようと手を伸ばすも、ふと動きを止めては相手の方をジッと見つめ「__なあ、敬人。俺の勘違いかもしんねぇけど、兄貴と何かあったんじゃないのか?」と問い掛けて。いつもは兄のことを透也と呼ぶ相手が先程口にした"アイツ"という呼び方が気に掛かり、確か相手が学生だった頃にそんな呼び方をしていたことがあったような気がする、と記憶の断片を辿りながら)
(/場面転換ということでロルの上部は蹴ってくださって大丈夫です!)
トピック検索 |