匿名さん 2019-05-04 12:37:46 |
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はぁ?なんで兄貴に挨拶しなきゃなんねぇんだよ。両想いならまだしも、俺が一方的に敬人に惚れたからって………いや、こんな話やめようぜ。不毛すぎて頭が痛くなってくる。
(逸らしていた視線を再び相手の方へ戻せば不思議そうな表情で疑問を呈するも、途中でまるっと本音を語ってしまっていることに気付いては忽ち頬を赤らめ口を噤み。これは飽くまで仮定の話で冗談の延長線のようなものなのだと心の中で言い聞かせつつ小さく息を吐き出せば、頭を抱える振りをして熱を持つ顔を両手で隠し。そうこうしているうちに目的地に到着したようで、車から降りては独特な雰囲気を醸し出す外装を眺め、森の中にぽつんと佇んでそうな店だな、と物珍しげに思いながら相手の後に続き。店内に入れば何処となく懐かしいような落ち着きのある空間を楽しみつつ、投げ掛けられた問いには「お前の特等席があるんだろ?もし空いてるならそこが良い」と相手がこの店の常連であることを汲んで、瞳に興味の色を覗かせながらそう答え)
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