年下幼馴染 2020-06-17 18:14:54 |
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え、ちょ…どうしたんだよ
(今にも泣きそうな彼女に動揺してペンを持つ手を止めて傍に近寄り)
おせっかいなら断ってるから。今日三人で集まれたのは夕莉のお陰だし…勉強会提案してくれて嬉しかった(自分の正直な気持ちをはっきり言うと優しく頬を撫でながら見つめる。落ち着くまで傍にいようとして)
…俺の態度がまずかったならごめん。変わらず好きだから
(急いで店を出ると、足早に坂道を歩く。背後の車にクラクションを鳴らされ)
っ…なんだよ、横寄ってんじゃん。
(怪訝な顔で後ろを振り向くとサングラス姿の母親が助手席の窓を開けて手を振った。慌てて帰るほど家が好きなの?と、笑う彼女にドアを開けられ)
夕莉と慎平、うちに来てるんだ。
(フッと笑い、車に乗り込み)
ご、ごめん…っ!
(こんないい歳なったのにここで寂しくて泣くなんて恥ずかしすぎる。ぐ、と堪えて笑っていたのだが彼の手が頬に触れるとじんわりと涙がこみ上げてきてしまう。やっぱりしんちゃんは優しいなぁ、なんて。いつまでも2人から離れられないのは私なのに。しんちゃんもいつのまにかこんなに立派になっちゃってこれじゃモテるんだろうな、なんてもやもや考えてしまい。)
なんか勝手にいろいろ考えてたのは私だから、しんちゃんは全然悪くないよ、ほんとにごめんね。
(なんてまた笑うと猫みたいにすりりっとその手に擦り寄り、「しんちゃんの手、おっきくなったねえ」なんてふざけるように笑って)
好きなだけ泣いていいよ…(彼女の不安を取り除こうと傍に寄り添い)
何かあるならいつでも話聞くから。話してほしい(少しでも夕莉の力になりたい。不安にさせたのも俺のせいだと思うし…彼女にはいつも笑顔でいて欲しいと心から願っており)
手もだけど背も大きくなったし。冬馬には負けるけど(笑顔になった夕莉を見て安心すると自分も目を細めて笑って見せ)
(家の手前でUターンさせると、ほらあのお店のケーキ二人とも好きだったじゃないと思い出したように言い、車を走らせた彼女は続けて、慎平くんなんて何年ぶりかしらと楽しそうに笑った)
トウコさん、俺買ってこようか。
(駐車場に停めた車から降りて行こうとすると、あなたあの子達が何好きか知ってるの?と、後からついて来て)
ほんとだ、俺の知ってることって何年も前のことなんだよな。そっか時間経ちすぎてんだ…
(独り言のように話すと店に入り、テキパキとケーキを買う彼女の様子を見ながら)
夕莉が来てた時って確かその苺ムース食べてたよね。
(得意げに話す俺に、今はどうかしら?と横目でニヤリと笑った)
なんだよ俺より詳しいのかよ。
(母にまで嫉妬している自分がいて)
もうへーき!心配かけてごめんね
(眉を下げて微笑むと、なんだか心がちょっとだけ落ち着いた。私、こんなに2人のこと大好きだったんだ。なんて少し面白くなる。くす、と笑うと「とーまくんはおじさんに似ておっきくなったよねぇ」としみじみと語るが、そっと彼の手に自分の掌を重ねて大きさを比べるかのように手を合わせると彼の目を見つめて微笑んで)
でもしんちゃんはしんちゃんなりにおっきくなったよ!だからとーまくんに全然負けてない、かっこよくなったね
そう、ならよかった
(寂しそうに笑うと彼女の目をじっと見つめ重ね合わせた手に指を絡め)
…夕莉はさ、このまま俺を弟のように扱いたいわけ?もしそうならそれには応えられない。
(彼女を困らせるのはわかっているが自分の気持ちに嘘はつけなく。ゆっくりと、けれどはっきりとした口調で言うと手をそっと解き)
し、しんちゃん…!?
(不意に重ねた手にそっと指を絡められればどきりと胸が高鳴った。さすがのしんちゃんとでもこの繋ぎ方はちょっと恥ずかしいかも、と、恥ずかしそうに慌てたようにあわあわとすると真面目な彼の言葉が聞こえ一瞬なにを言われたのか分からなかった)
…え、…それって…ど、どういうこと…?
だ…だって私たちずっと一緒にいるって幼なじみだって…
(ずき、と心が騒ぐ音がした。解かれた手を見つめればあまりの衝撃になにも言えず部屋がシン…とし)
(コンビニの袋とケーキの箱を持ち、車庫側の勝手口から中に入り、ケーキを冷蔵庫に入れてから二階へ。開け放たれたドア横の壁をコンコンと叩き)
遅くなってごめん、てかもっと遅い方が良かったかな?
(二人の雰囲気でなにかを察知した俺は、冷ややかな口調でそう言った。いやいやここは揉めるとまずいだろ、そう思い直し口の端をあげ、笑みを浮かべ)
イチゴミルクは夕莉の。アイスココアは慎平の。今好きかわかんねーから色々買って来た。
(袋の中をゴソゴソ探りながら、目線を上にはあげず)
けどケーキ買って来たからトウコさんが紅茶入れるって。
(そう続け、中からアイスココアを取り)
飲む?慎平。喉乾いてるだろ。
…さっきのは忘れて
(気まずい雰囲気が続き口を開くと彼女の傍から離れ勉強道具を片付けてると丁度冬馬が帰ってきて)
ごめん、用事思い出したからもう帰らないといけない
(この場にはもう居ることが出来ず、咄嗟に思いついた嘘をつき帰ることを伝え立ち上がると冬馬の発した言葉に返すことなく部屋を出て、彼のお母さんに帰る挨拶をしてから玄関を出ようとし)
何やってんだ、俺
なんなんだよアイツ。
(階段を下りていく慎平の後ろ姿を目で追いながら、半ば呆れたように言い放ち、夕莉の方へと向き直し)
…なんか言われたの?
(大抵のことはわかってる。慎平の性格からいくとそのまま全て曝け出したのだろう。自分の気持ちに嘘をついて飄々と振る舞うことなんて出来なかったのだ。
アイスココアのプルトップを開け、一口飲み)
うわ、激甘じゃん。こんなの飲んでたのかよ。
(張り詰めた空気を変えたくて、わざと大袈裟に言ってみせ)
ど、…どうしよう、わたし、…っ、わたし、しんちゃんに嫌われちゃったかもしれない…!
(帰って行くしんちゃんの背を見つめれば、なにも言葉が出てこなかった。帰っちゃう、どうしよう、何か言わないと、でも喉まででかかった言葉も言えずに黙り込むと、とーまくんを見上げて、我慢できずに涙が溢れ出てしまう。わざと笑わせてくれようとする彼を見ても、悲しみが勝ってしまう、いつもならなにしてるの、と笑ってごまかせるのにうまく自分が出せない。ぽろぽろと大粒の涙が溢れると子供のように泣いてしまい)
(冬馬の家を出るとそのまま家に帰る気も起こらずぼんやりと歩いてると、小さい頃に喧嘩して泣いた時に行ってた公園に辿り着く。懐かしさを感じながらブランコに座り)
久しぶりだな、この公園…
(周りに誰も人がいなく風の音だけ聞こえ自分だけ取り残された感覚に陥る。深い溜息をつき、言ってしまったことを今更後悔しても遅いとわかっているが考えてしまう。そういえば夕莉と冬馬が俺を探してここに来て慰めてくれたことをふと思い出す。「今はあの時とは違うからもう来ないけど」ぽつりと呟き)
ゆ、夕莉?
(慌てた俺は、飲みかけのココアと袋を床に置き、泣いている夕莉の肩に手をかけた。そのまま抱き抱えるように体を起こし、宥めるようにソファーに座らせ)
ごめん…俺がいないばっかりに。
(小刻みに震える彼女を抱き寄せ、そっと髪を撫で)
…あのさ、
(顔は見ずに正面を向いたまま続けた。)
夕莉が嫌われるとかマジないから。何言っても何しても許される。それだけ好きってことなんだよ、アイツも俺も…
[名前]高遠 真月(たかとお まつき)
[年齢 ]19歳 大学1年
[容姿]薄茶のストレートセミロングヘア。
白い肌に印象的な大きなブラウンの瞳で幼く見られがち。
身長154センチ、体重軽め。
[性格]心配性、良い意味でも悪い意味でも嫌と言えない性格
[備考]
年上幼馴染のことは兄のように慕っていて、いつも頼りにしていて甘えてしまうことが多い。
年下幼馴染には小さい時からお姉さんぶっていて色々世話焼きしようとするも、たまに空回りすることも…
2人のことがとても大好きで大切に思っている。
よろしくお願いいたします!
ありがとうございます!
よろしくお願いいたします。
最初はどのように絡めばよろしいでしょうか??
前の方の続き…ということは少し難しいので…
(今日は休日だが受験生には関係なく、朝早くに起き受験勉強を熱心に取り組む。気づいたら昼過ていて何か手短に食べようとリビングに行き、冷蔵庫を漁るが何もなく)
何か買いに行くか
(一旦休憩をすることにして、出かける準備を軽く済ますと家から出て行き近くのコンビニに向かい)
あれ…
ルーが無い…(昼食を作ろうとしていたところ買い忘れたものがあることに気づき、買い物に出たところ、知っている後ろ姿を見つけて)
あ!あれはしんちゃんだぁ
どこ行くんだろ?
(驚かせようと静かに後ろから近づいて)
ふああ…
(大あくびをしながら駅の改札を抜け、重い足取りで家へと向かう。
昨夜は大学のサークル仲間といつになく飲みすぎてしまい終電に間に合わず。友人宅に泊めてもらい目覚めると昼を過ぎていて)
…っ、痛…
(コメカミ辺りを押さえ眉をひそめ)
コーヒー飲むと治るんだっけ。
(二日酔いに効くらしいコーヒーを求めてコンビニに立ち寄り)
真月には気付かずコンビニに入り弁当コーナーを見ると昼過ぎなので売り切れており、どうしようかと悩みなにも買わず、コンビニから出ると冬馬と真月を見つけ声をかけ)
冬馬と真月じゃん。二人してコンビニ?
しんちゃん!(名前を呼ばれて振り向き)
偶然今ここで会ったんだぁ
私はシチュー作ろうと思ったんだけど、肝心のルーが無くて買いに来たの(えへへと苦笑して)
しんちゃんはどうしたの?
あれ、真月じゃん。
(振り向くと見慣れた顔がそこにはあって。最近はお互い忙しく会えてはいなかったけど。
コーヒーを一口飲み)
休日の昼間に一人かよ。
(笑いながら軽く話しかけるも内心ほっとして。)
なんだよ慎平もいたのかー。
(声をかけられフッと笑い)
なによぉ
1人じゃ悪い??(にこにこしながらも、少しむくれてみせて)
冬兄ちゃんだって1人じゃない
なんか疲れてそうな顔してる??
冬馬に会うの久しぶりなんだけど(相変わらず俺より背が高い幼馴染を見て)
へぇ、そうなんだ。シチュー美味しそう
(てっきり冬馬と二人きりで会ってたのかと思ったが違うとわかって安心し、シチューという言葉を聞くとお腹が空き)
まだ昼食べてないから何か食べれる物を買いに来たんだけど、何も売ってなかった
〉慎平
そうだったんだ
もうお昼の時間過ぎてるから、売り切れてるのかな?
(少し考えて)
…シチューでよかったらうちで食べる?
パパとママも出かけてるから、私1人で食べるのも寂しいし(にこり笑って、どうかな?と首を傾げて)
飲みすぎたみたいでさ、二日酔い。俺は真月と違ってオトモダチいっぱいだしね。
(冗談半分に返すと慎平を見)
勉強漬けだとしんどいだろ、たまには息抜きしろよ。
(兄貴風を吹かせてみせ)
じゃ、またな。帰って寝るわ。
(コーヒー片手に歩き出し)
んー、それならご馳走してもらおうかな
(小さい頃はよく彼女の家に遊びに行ってたのだけど、今は遊びに行くことがなく誘われて行くかどうか悩み、真月の手料理を食べれる機会なんてなかなかないので行くことにして)
わかってるよ。てか、冬馬帰んのかよ
(口ではわかってると言ったが実際わかっていなく。流石に二人きりだとやばいのでもう一人の幼馴染を誘い出したかったが、帰ろうと歩き出した彼の後ろ姿を眺め)
はいはい
どうせ私にはそんなに友達いませんよー
もう、二日酔いになるまで飲んじゃダメじゃない
(体に悪いでしょ?と少し心配したように言って)
あ、ちょっとまって…
これからシチュー作るんだけど、よかったら冬兄ちゃんも来ない?
しんちゃんは来てくれることになったんだけど(にこり笑って見上げて)
よかったぁ(少しほっとしたように笑って)
しんちゃん最近遊びに来てくれないから、もしかしたら行きたくないって言われるかなってちょっと心配してたの
頑張っておいしいの作るね!
(真月の頭をポンと撫で)
真月のシチューかあ、食いたいねーけど今なんも食えねーわ。
(ごめんなー、そう言って再び歩き出したがすぐに二人の方を振り返り)
調子良くなったら行くよ。
(軽く笑みを浮かべ片手を上げ。じゃ…と言い残しその場を後にして)
っ…(頭に手を乗せられたまま、見上げて)
そ、そっか…!
二日酔いで具合悪いものね
ごめんね気が気なくてっ
う、うん
またね(同じく手を上げて、後ろ姿を見送り)
忙しくて全然遊べなくてさ。別に真月と遊ぶのが嫌というわけじゃないから
(本当は真月のことが好きで意識してまうから遊ぶのは控えていた。そのことは言わずに忙しいというのを理由を口にしながら真月の方を見て)
じゃあな、冬馬
(冬馬が行ってしまい二人きりになってしまったが行くと言ったので行くことにして)
シチューのルーはもう買ったのか?
そっかそっか
受験生は忙しいもんね(にこり笑って、無理しないでねと付け加えて)
嫌じゃないって、それ聞いて安心したよ
お姉ちゃんたまに心配になるんだからねぇ
(昔と変わらずお姉さんぶって言い、顔を覗き込んで)
あ!まだ!
今買ってくるね!
(急いで店内に入りルーを買って出てきて)
お待たせー
じゃぁ行こっか♪
うん、絶対合格する
(真月と同じ大学に行くために必死で受験勉強をしている。同じ大学を受けるなんて知らない彼女の顔をじっと真顔で見つめ)
…心配しなくても大丈夫だって
(弟扱いする彼女に複雑な気分で目を逸らし)
わかった(ルーを買ってくるのを待ち、戻ってくると彼女の隣に並び歩き出し真月の家に向かい)
…………(じっと顔を見つめて)
うんっ!
応援してる(にっこり微笑み)
久しぶりに会えて良かったよ(歩きながら、お父さんお母さんも元気にしてる?など話しながら)
(家に着くとドアを開けて)
適当に座ってて
急いで作るから!(手を洗ってエプロンをつけてキッチンに向かい)
まさかこんなとこで会えるなんてな。父さんと母さんも元気にしてるよ
(他愛もない話をしながら歩いてると真月の家に到着し、家に二人きりだしなんか緊張する。意識してんのは俺だけなんだろうなと思いながら隣の真月を横目で見て)
お邪魔します。ゆっくりでいいから
(家に入ると靴を脱ぎ揃えリビングに向かい、ソファに座り待つことにし)
たまに買い忘れするのもいいのかも(ふふっと楽しそうに笑って)
みんな元気そうで良かった♪
はーい!
待っててね
あとはルー入れて煮込むだけだから
(意外と手際よく作り進めて、でも久しぶりに慎平がいるということで真剣な表情で作っている)
真月のシチューか…美味いんだろうな。
(ベッドで横になりながら想像しては後悔したり。二日酔いというのは嘘ではないけれど、慎平を誘った時の彼女の嬉しそうな顔に少しムッとしたのは確かで。
少し眠ろうと目を閉じて)
ほんと馬鹿だよな俺…
(落ち着かない様子でリビングを見渡す。シチューのいい匂いがしてきて立ち上がると、真月に声をかけ近づきシチューが見えて口元が緩み)
美味しそう。皿の用意くらいはするから
あ、ありがとう(その声に振り向き笑顔を見せて)
じゃぁ、そこの白い深めのお皿出してもらえる??
(シチューを煮込みながら、食器棚の上の方にあるお皿を指差して)
ありがとう(にこり笑ってお皿を受け取り)
しんちゃん本当に背大きくなったよね
身長抜かれたのは中学生の時だっけ…?
その時はなんだかちょっと寂しかったなぁ
(少し遠い目をしてから、えへへと笑って慎平の方を見て)
(シチューをよそってテーブルに持っていき)
お待たせ
さぁ食べよー♪
真月は抜かせたけど、冬馬には身長勝てる気しない
(昔は俺が一番背が低くて気にしてたっけ。背が真月より高くなった時は弟から抜け出せると思ったが、結局今も弟扱いのままで何も変わらない。「いつまでこの関係が続くんだろうな…」小声で呟くと少し寂しげな表情を見せ)
うん、食べるか
(テーブルに置かれたシチューを食べようと椅子に座り)
冬兄ちゃんも背が高いもんね
しんちゃんはまだまだ大きくなれるでしょ(にこり笑って)
弟みたいに思ってたのに、しんちゃんはどんどん大きくなって、いつかは離れて行っちゃうのかなぁなんて寂しくなったのよね(えへへと恥ずかしそうに笑って)
うん!
いただきまーす(一口食べてみて慎平の方を見て、どうかな??と心配そうに聞いて)
(もし、彼女に恋人ができたら離れるつもりでいる。彼女が誰かの隣に並ぶのを見ていられるほど大人じゃないから、だから離れないと無責任な言葉を真月に言えずにいて)
…今は俺のこと、どう思ってるわけ?
(答えは想像できるがもう我慢できそうにない。今すぐ彼女気持ちを知りたいと焦ってしまい、真っ直ぐ見つめて問い詰め)
いただきます
(手を合わすとスプーンですくいシチューを口に運んでいき、一口食べると心配そうに見ている彼女に美味しいよと言い)
(おいしいという言葉にホッとしたように微笑み)
よかったぁ
たくさん食べてね!
どう思ってるって、どういうこと…?
(慎平の普段とは違う雰囲気や空気を感じたのか、少し不安そうな表情で尋ねて
弟だと思っていたのに、大人びた表情に少し戸惑い)
うん、ごちそうさま
(食べ進めていきあっという間にシチューを平らげ)
…わからないならいいよ
(多分、真月は俺のことを家族か友達だとずっと思ってきたのだろう。危機感もなく親が居ない家に誘ってきたので、男として見てないことがよくわかった。
視線を合わせたまま「俺は真月のこと姉だとは思ってないから」また困らせるようなことを言い出し)
しんちゃん……
(その真っ直ぐな視線に目を離せずに、悪いことを言ってしまったのかと不安に胸が騒いで)
(姉とは思ってないとの言葉に何かを察したが、まさか慎平が自分のことを好きだと思ってるはずはないと、自分の勘違いだと言い聞かせて)
そ、そうだよねっ
こんな頼りない感じじゃお姉さんだとは思えないかな…
(冬兄ちゃんみたいに頼れる感じじゃないしね、と苦笑して)
そうじゃない。俺は真月のこと…
(言いかけて言葉を飲み込んだ。女としてしか見てないと言う気でいたけれど、彼女をこれ以上困らせたくないと想いが強くて口を閉じた。彼女を手に入れることができるのなら、どんなものも犠牲にする覚悟はあるはずだったのに、真月の不安そうな顔を見ていると決意が揺らいでしまいそうになり)
しんちゃん………(慎平の表情や言葉に鼓動が早くなるのを感じて。
次の言葉を待とうか、口を閉じてしまった彼を見て、何か言葉をかけようか迷い)
ごめん…
弟とか、そういう風に言われるの嫌だった、かな??
(ずっと弟のように思っていた彼がだんだん大人になっていくのを最近はさらに強く感じていて。真月自身も少し意識しているところもあり。おずおずと話しかけて)
そ、そうだっ
これからよかったら冬兄ちゃんの様子見に行かない?
二日酔いって言って帰っちゃったし(雰囲気を変えようと、慎平も好きであろう冬馬の名前を出して)
ん…今何時…
(長く眠った気がして時計に目をやる。
なんだ、まだ2時じゃんか。
体を起こし背伸びすると、だいぶ軽くなったようで。)
真月…会いたい。
〉冬馬
(ラインを開いて、冬馬のトークルームを探して)
(「冬兄ちゃん具合どう??しんちゃんと様子見に行こうかなって思ってるんだけど…」
とラインを送信してみる)
これからは、弟扱いはしないでほしい
(暫くしてから口を開き頷くと、少しはこの関係が変わるかもしれないと期待を込めながら強く言い切り)
そうだな、冬馬の様子見に行ってみるか
(いつまでも真月と二人きりだと暴走しかねないので誘いに乗り。それに、実は冬馬のこと心配していて後で様子を見に行こうと丁度思っていたので。食べ終わった皿を片付けると真月の家から出る気でいて)
うん、わかった(慎平の強い眼差しに優しく微笑み頷いて)
何も食べられないって言ってたしね
相当飲んだのかなぁ(お皿を片付けてくれたことにありがとうとお礼を言って)
そうだ、シチュー少し持って行こう(タッパーにシチューをつめて、続いて家を出ていき)
(やっぱり弟しか見れないと言われるような気がしてたので、わかったと言ってくれた彼女に内心ホッとしていて)
多分、サークルの付き合いとかで断れずに飲み過ぎたんじゃないの
(冬馬の性格上、人に合わすのが得意なのでそうだと思い)
(真月が遅れてやって来ると、二人で冬馬の家に向かい歩き出し)
そうだねぇ
冬兄ちゃんはすすめられたら断れなさそう(優しいものね、と言って笑って)
みんなでお家に集まるのって久しぶりじゃない?(わくわくしたように目を輝かせて)
…まだ2人一緒なのかな。
(立ち上がりテレビボードの上に置いてあるケータイを持ち)
真月から…え、来んの?
(メッセージを見て慌てる。やべ、部屋片付けなきゃじゃん。そう言いながら散らかった服やら本をクローゼットに押し込み)
冬兄ちゃんライン見たかなぁ?
(ラインの画面を見て既読になったことを確認して)
まだ具合悪いのかなぁ?
(冬馬の家が見えてくるところまで歩いてきて)
真月も断れなさそうだけど
(オロオロする彼女が目に浮かびフッと笑ってしまい)
集まる機会なかったもんな
(いつ3人で集まったけ。記憶を辿っていると冬馬の家に着き)
えっ
そ、そんなことないよ?たぶん…
(図星をつかれたとでもいうように、もー何笑ってるの?と反論してみせて)
数年前、かなぁ…
子供の時はよく集まってたのにね
まだ寝てるのかな?ライン返ってこないんだよねぇ
(そう言いながら携帯を見て)
まあ、誘われてもあんまり飲まないようにしろよ
(酔ったら危ない感じがして気をつけるよう言い聞かせ)
小さい頃は毎日のように、ずっと遊んでた気がする
(俺の小さい頃はやんちゃだったので、2人にはいつも心配かけていたな。今はすっかり落ち着いてしまったけど)
確かめてみるか
(すかさずインターホンを押し冬馬が出るのを待ち)
うんっ
しんちゃんに心配かけられないもんね
気をつける(にこり微笑み返して)
そうだねぇ
ほんとにあの頃が懐かしいなぁ
(昔のことを思い出しながらそう言い、インターホンを押した慎平に向かい、冬兄ちゃん出るかな?と話しかけ)
(部屋を一通り片付けてから階段を下り、リビングを抜けキッチンへ。冷蔵庫を開けミネラルウォーターを一気に飲み干した。)
…気合入れすぎだろ。
(我ながら単純すぎて笑える。真月が来るというだけでこんなに動けるもんなんだな、口を拭い冷蔵庫を閉めればインターホンが鳴り)
やっと来たね、鍵開けたから入って。
(ロック解除のボタンを押し、インターホン越しに伝え)
あ、はーい
(冬馬の声に返事して、玄関を開けて家の中に入り)
おじゃましまーす…
冬兄ちゃん大丈夫??
(久しぶりなので少し緊張したように声をかけて)
(冬馬の声が聞こえ鍵が開いたのを確認すると隣にいる真月に「冬馬出てよかったな」と言い、真月の後に続いて家に入り冬馬に話しかけ)
調子どう?
(ドアが開いたのと同時にリビングから顔を覗かせ)
少し寝たら良くなったよ、心配かけたね。
(まあそこまで具合悪くはなかったんだけどさと心の中で呟き、バツが悪そうに目を逸らした。)
親さ、旅行行ってていないんだよね。
(そんなことを言いながらどうぞとスリッパを出し、階段を上がり)
(冬馬の顔が見えてほっとしたように笑って)
元気になったみたいで良かった
心配だから様子見に行こうってしんちゃんと話してたの
おじさんとおばさん旅行に行ってるの?
(後に続いて階段を上がり、旅行いいなーと言って)
冬兄ちゃん、あのね
よかったら食べてほしいなって思って、シチュー少し持ってきたんだぁ
食べられそうならでいいんだけど…
(紙袋を差し出して。その中にはシチューの入ったタッパー)
お邪魔します
(玄関で靴を脱ぐと出されたスリッパに履き替え階段を上がり)
(会話を聞きながら、2人に続き部屋に入ろうとし)
え、マジか。腹減ってたんだよな。
(嬉しそうに紙袋を受け取ると部屋に入り、ローテーブルの上に置き)
そこ座って。
(黒のレザーソファーに誘導し)
慎平もどうぞ。
(三人掛けなので余裕で座れる。俺はローテーブルを挟んだ向いに座り)
開けてい?
(一瞬真月の顔を見てから紙袋に手をやり)
ほんと?
良かったぁ(お腹空いていたとのことを聞いて、ぱぁっと笑顔になり)
うん!ぜひあけてみて
(促された通りソファに浅く腰掛けて、座ろうというように慎平のことを見上げて)
(真月の視線を感じ隣に腰掛け、真月に心配かけるなというように冬馬の方を見て)
もうあんまり飲み過ぎんなよ
(そろそろ勉強しないとやばいなと思いながら時計をちらっと見て。帰らないといけないのはわかってるけど、このまま真月を置いていくのもなとぼんやりと考え)
冬兄ちゃん元気そうで良かったね(慎平に向かってにっこり微笑み)
そういえば慎ちゃん時間大丈夫?
お勉強あるよね
(時計を気にしていたのがわかったのか聞いてみて)
(向かいに座る2人を見ては微笑ましく思う。
けれど慎平に微笑みかける真月の視線が気になり出し、タッパーを開ける間もチラと2人の方を見)
すげ美味そうじゃん。ん…美味いよ、うん。
(指ですくってひと舐めし、幸せそうに目を細めた。)
そっか、受験生だもんな。けどさこんな日もたまには悪くないよね。また息抜きに付き合ってやるよ。
(立ち上がり、慎平の肩をポンと叩き帰っていいよと声を掛け、真月に視線を落とす。)
真月はまだ居てくれるよね?
ほんと?
よかったぁ(おいしいとの声にぱぁっと嬉しそうに笑って)
今日はしんちゃんにも冬兄ちゃんにもわたしの作ったシチュー食べてもらえて本当にうれしい!
ん?
うん!
冬兄ちゃんのお家久しぶりだしね(慎平が帰ったとしてもまだいてもいいということに嬉しそうににっこり笑って、3人で集まれたことが嬉しいのかごきげんに話して)
まだ大丈夫だから帰らない
(冬馬に追い出すように帰れと言われた気がして、意地になり帰るのをやめ、家に帰っても2人のことが気になって勉強どころじゃないと思ったので居座ることを決め)
なんだよー帰らないのかよ。
(ハハッと軽く笑い、慎平を押しのけ2人の間に座り)
真月と離れたくないんだってさ。
(ふざけるように言い、慎平の頭をくしゃくしゃに撫で、戯れるような仕草を取りながら実は真月の隣に座りたかっただけで)
しんちゃん大丈夫なの?
(気をつかっているのかと心配になり、無理しなくてもいいんだよ?と微笑み)
あはは
それは冬兄ちゃんがでしょー?
(かわいいしんちゃんが帰ったら寂しいんでしょ?と楽しそうに笑って、隣に座った冬馬に微笑みかけて)
うん、夜に集中してするから
(真月に心配させないよう、ちゃんと勉強することを伝え)
…久しぶり会ったから、出来る限り一緒に居たいんだよ
(照れ臭そうに俯き加減で呟くと顔を上げ、やめろというように冬馬の手を軽く掴み)
(掴まれた手を解き、真月の方を見て)
ほんと照れ屋だよね慎平は。
(そう言いながらさり気なく、けれど意図的に真月の肩に手を廻し)
俺は真月が居てくれたらそれでいいかな。
(真月の髪に顔を寄せ)
そう?
勉強いつも頑張っててすごいね
いてくれてありがとうね(気にしてくれた慎平に微笑みお礼を言って)
やだなぁ冬兄ちゃんったら
いきなりそんなこと言ってどうしたの?
(手を回され冬馬の顔が近くにあることに気づき、思わずドキっとして、それを隠すように微笑み、冗談めいたように言って)
それ程でもないけど、頑張らないといけない(真月の為に頑張ってることを伝えたいけど、冬馬がいるので言うのを躊躇い)
ただ居たいだけだから気にするな
(昔みたいに戯れ合おうとする冬馬は相変わらず、真月は笑顔のまま。冬馬のこと兄として思ってるのか、それとも…
考えたくもないが2人が付き合うこともありえる話で。ふと想像すると虚しくなり考えるのをやめ)
慎平も真月がいればいいと思ってるよ、そうだよね慎平。
(挑発的な物言いをし、真月の髪に寄せた顔を少し離し慎平を見て)
…俺と二人きりにさせたくないから帰んないんだろ?
(そう言ったもののここで揉めるわけにはいかず、幼なじみとしか思っていない彼女をこれ以上困らすのはやめたほうがいい。)
まあ、帰らないほうが賢明だよね。じゃなきゃ俺真月に何するかわかんないよ。
(勿論冗談だよと付け足し軽く笑い、真月の肩に廻した手をそっと外し)
ふぇっ?
と、冬兄ちゃん…?
しんちゃん…?
(冬馬の少し挑発的な言い方に、二人の様子が少しギクシャクしているように見えて。
心配そうに二人を交互に見つめて)
(以前のような幼馴染だと思っていた慎平も冬馬もすっかり男性になったことに気づき、心が少し落ち着かなくなり)
や、やだなぁ
二人とも私のこと大好きなんだからぁー(雰囲気を変えようと笑いをとろうとして冗談を言ってみる。何変なこと言ってるんだとつっこまれるとばかり思っている。)
…冬馬の方こそ、真月と二人きりになりたいんじゃないの
(いきなり図星を突かれて困惑したが、表情に出さずにいつも通りの声のトーンで淡々とした物言いで話し)
(例え冗談でも彼女になにするか分からないと言った冬馬に憤りを感じてしまい、「大好きだよ、真月のこと」正直な自分の気持ちを口走り)
えっ……!
や、やだなぁしんちゃんってば
そんなはっきり言われたら恥ずかしいよ
(突然予想していなかった返答が来たために、恥ずかしそうに、?が赤くなったのがわかったのかパタパタと自分で顔を仰いで
先程自宅での出来事も思い出し、鼓動が早くなるのを覚えて)
慎平さ、なに告ってんの。
大好きとかさ、もうガキじゃないんだからそれなりの覚悟で言ってんだよね?
(先を越された…そう思った。もう後戻りはできない。俺も伝えなきゃ、けれど真月を困らすことにはならないだろうか。
真っ赤な顔をしてあからさまに動揺している彼女を見ると戸惑ってしまう。)
ごめんね真月、こうなることはわかってたんだ。二人とも抑えられなくなるって。だから3人では会わないようにしてた。
(なだめすかすように優しく髪を撫でてから、横顔をじっと見つめ)
…俺も大好き、ずっと想ってた。
冬兄ちゃんも…
二人とも急にどうしたの?
大好きって…?
え…
私もしんちゃんも冬兄ちゃんのことも大好きだけど
えっと二人は
それは幼馴染として大好きってことじゃなくて…?
(二人からの告白に驚き、何がなんだかわからなくなってるようで、?を赤くしたまま、焦ったように話して)
…覚悟あるよ、今の関係が壊れてもいいくらいに
(拳を握り締め冬馬の方に顔を向け。
好きという気持ちをひた隠しにして笑い合うことなんて出来ない。冬馬と仲悪くなるかもしれないが、それでも…俺は真月のことを諦めることなんて無理だろう)
もう幼馴染には戻れない。
俺も冬馬も幼馴染としてじゃなく、異性として真月のことが大好きなんだ
(言い終わるとソファから立ち上がり、真月の傍に近寄ってじっと瞳を見つめ)
しんちゃん…
(まっすぐに見つめてくるその瞳から目を離せずに見つめ返して、そして困ったようにうつむき。兄として弟として見ていた幼馴染の、初めて知る気持ちに戸惑い)
どうしよう……
私…
二人の関係が壊れるところなんて見られない…
(好きと言ってもらえて嬉しいが、大好きな幼なじみ同士が、関係が壊れてもいいからと言っていることに胸が痛くなり。
嬉しい気持ちと辛い気持ちでどうしたらいいかわからずに)
今はなにを言っても無理だよ。
真月、混乱するばっかじゃん…
(すぐさま立ち、慎平の肩に手を回しソファーに座らせて)
ちょっと落ち着こうぜ。
(俺はその場から離れ、パソコンデスクの椅子に腰掛け深く息を吐く。)
真月…大丈夫?
(心配そうな顔で問いかけ、俺ら昔と一緒ですぐに熱くなるんだよねとその場を取り繕うために少し笑い)
うん……大丈夫…
(俯いていたが、顔を上げて少し微笑み)
すごくびっくりしちゃって
何も言えなくてごめんねっ……
あ、あれ
なんだろ…
ごめんっ
(なぜかポロポロと涙がこぼれて手で拭って。緊迫した雰囲気から冬馬の声かけで少し緩んだからか。自分自身もよくわからない涙が流れて)
(ソファに座らされ大人しく座ることにし。
冬馬の言う通り落ち着いた方がいい、このままだと真月に嫌われるかもしれない)
真月…
(泣いている彼女にどう声をかけて良いかわからず気の利いた言葉さえ掛けられずにいて)
ごめんねっ
大丈夫だから…
(心配そうに見ている慎平を見て、早く泣き止まなきゃと思いながら、目をこすって
それから顔を上げて微笑み)
え、ちょ…どうしたんだよ。
(慌てふためいた俺は、真月の傍まで行くと屈んだ状態で顔を覗き込む。
無理に笑おうとする彼女が健気で愛おしくてどうしようもなくて…
真月の頬に手を当てようとしたけれど、好きだと言ってしまった手前、いつものように振る舞えない。)
…今日はもう帰った方がいいね。
(彼女が立ち上がった瞬間、ふと我に帰る。
いや俺なに言ってんだ、帰って欲しいわけではない。この場の空気に耐えられなくなっただけで決して離れたいわけではなく。)
…送るよ。
(出ていこうとする真月の手首を掴む。
このまま帰してしまったらもう二度と会えなくなる予感がして。)
(手首をつかまれると、ふと立ち止まり振り返って見上げて)
…………うん
ありがとう
お願いしようかな
(まだ涙が滲んだような顔で心配かけさせないようにと微笑んでみせて)
慎平、悪い。少し待っててくれるかな
あとで話したい。
(ソファーで俯いている慎平の表情は読み取れない。
真月に視線を戻し、躊躇いがちに微笑む。)
…行こっか。
(掴んでいた手の力を緩め、そっと手を握り階段を下り)
(冬馬が真月を送ろうとするのを何もせずにただ見てるだけでいて。これ以上俺が傍にいると彼女に無理をさせてしまうから、一緒に帰らない方がいいだろう。
そっとした方がいいと判断しソファから動かずにいると、冬馬に残ってくれと言われ「了解」一言だけ返事をし)
...じゃあな、真月
(部屋から出ようとする真月に遠慮がちに声をかけ、出て行くのを見届け冬馬が帰ってくるのを待つことにして)
うん…
しんちゃん、またね
(慎平からの声かけに応じてにこり微笑み、冬馬と共に階下へ降りていく)
冬兄ちゃんごめんね
また心配かけるようなことして…
(階段を降りながら遠慮がちに話して)
(もう元には戻れない…
好きだと言っておきながら未だ覚悟出来ずにいて。ここまできて往生際が悪いのはいつものことだけど。
真月の言葉にあえて返すことはせずに黙ったまま外に出て、けれど手は握ったままで。)
あのさ…
(慰めるのか、はぐらかすのか、それとも強引に答えを求めるのか。)
もうすぐ花火大会だね。高校の時3人で行ったきりじゃん?
(口から出てきた言葉はどうでもいい話で)
(部屋で1人になり、気が抜けてソファにだらんと凭れかかる。
気持ちを打ち明けたのはいいが、まさか冬馬まで告白するとは思わなかった。
それに真月を泣かしてしまい罪悪感を抱き、だけど気持ちを伝えたことは後悔してない。ずっとなんて続けられないんだ、この関係は…)
え?
あ、うん…
そういえばそうだね
花火大会かぁ…
懐かしいね
(何も言わない冬馬に不安を抱いていたが、会話を始めてくれたことにより、少し緊張が解けて。
先程の話の答えを求められた時、どう答えたらいいのか正直まだわかっていない為、考えを巡らせていたが、花火大会に行った時のことを思い出しながら)
…今年は久しぶりに行ってみる?花火大会。
(話の続きで誘ってみる。
勿論この状況で誘う俺はただの空気が読めない馬鹿な男だけれど、毎年誘いそびれていたので今がチャンスだと脳が勝手に働いたみたいで。
二人が無理なら誰か誘ってもいいよと付け足し寂しそうに微笑む。
生暖かい空気のせいで握った手が熱い。真月の家の前で手を離し)
…うん
行こうか
ずっと行ってないもんね
送ってくれてありがとう
(花火大会のことについては特に詳しく触れずに。
3人で行くことはできないのかと考えるとどう答えていいのかわからず。
いつもより少し元気がなさそうな微笑みで、また連絡するねと言って家に入っていく)
(あれから数分後、そろそろ家に着いた頃だと思いポッケトから携帯を取り出しメッセージアプリを開き真月に当たり障りのない文を打ち)
《今日は悪い…真月と久々に会えて嬉しかった。落ち着いたらまた話がしたい》
(送信ボタンを押すと携帯をソファに置き)
(携帯を見ると慎平からのメッセージ。
きっと嫌な思いをさせてしまった。本当に申し訳ないなと思い、メッセージを開けるのを戸惑い、携帯を置いて。
けれども返信が遅れればまた心配をかけると思いメッセージを開くと、優しい文面にふっと緊張が解けて
『私も嬉しかったよ。
こちらこそ心配かけてごめんね。
時間あるときにまた連絡してね』
というメッセージを送信して)
(後ろ姿を見送りながら、思いとは別にさっさと踵を返して歩き出す。)
また連絡する…また?またっていつだよ。
(真月の言葉を繰り返し、戸惑いを隠せない。もう気丈な振りも限界だ。
足取りが重く、家までたどり着けるだろうか…
慎平、まだ居るのかな。
咄嗟に居ろと言ってしまったが、果たして何を話し合うのだろう
そんなことを考えながら家へと戻り)
(ソファに置いた携帯からメッセージが表示されたのを見て、真月からメッセージか返ってきたことに気づく。携帯を持ちメッセージを開くと避けられてないことに内心ホッとして)
《うん、また連絡する》
手短に返事を返し携帯をポケットに入れなおすと、ドアの向こうから微かに音が聞こえ冬馬が帰ってきたのだと察する。動かずに座ったままドアの方を眺め)
………………
なんか、2人が遠くなっちゃったな………
(1人自室のベッドに座り込み、天井を仰いで。
スマホを見ると、慎平からのメッセージ。確認してから静かにスマホを置いてベッドに横たわり)
…ただいま。
まあ居るとは思ってたけどさ、
どうする?決闘でもする?
(自室のドアを閉め、椅子に深く腰をかける。
慎平の方を見て唐突に吹き出し)
慎平はさ、いっつも突っ走りすぎなんだよね。真っ直ぐっていうかさ、勿論俺も気持ち的には同じなんだけど、ぶつけすぎると相手、逃げちゃうよ。
まあ俺も乗っかっちゃったんだけどさ。
(一呼吸おき、ゆっくりとした口調で)
慎平がその気なら俺も本気で口説きに行くよ?
…来週の花火大会、真月誘った。
慎平来ないなら俺の勝手にさせてもらうから。
(なんだよこれ、まじ決闘じゃん。ここまで言うつもりもなかったのだけれど別れ際の彼女の言葉で焦っている自分がいて)
おかえり、どうしたんだよ。真月と何かあったの?ていうか、決闘ってなに
(いつもと様子が違う幼馴染に冷静な対応を心がけていたが、決闘という言葉に反応し顔が強張り)
はっきり言わないと何も伝わらないだろ。これでも今まで我慢してたんだ…逃げられてもこの想いは変わらない
(拳を握りしめ強い決心を表し)
そう、冬馬がそういうつもりなら黙ってはいられないな。俺も花火大会参加する
(相手からの宣戦布告を受けることにし、冬馬の目を真っ直ぐ見て)
話が終わったのなら、そろそろ帰るから
(これ以上此処にいても雰囲気が悪くなるだけなので帰ろうと立ち上がり)
…わかった。抜け駆けはよくないよね
河川敷、いつもの場所で7時ってことで。
(いつもの場所…幼い頃から花火を見る場所は決まっていて。
帰ろうとする慎平に声をかけ立ち上がり)
長く引き止めて悪かったね、気をつけて帰れよ。
もちろん送っては行かないけど。
(背中をポンと叩き、見送ることにして)
…………
(冬馬と慎平に連絡しようか、しまいか迷っていて、スマホの画面を立ち上げては閉じてを繰り返していて)
二人とも
どうしたかな………
(自室にこもり、考えていて)
ん、了解。真月来るといいな
(こんな状況なので真月が来てくれるかわからないが来てくれることを願っており)
じゃあな
(手をひらっとさせ振り向かずに冬馬の家を出て帰ることにして。
自分の家に着くと真月に《冬馬から花火大会のこと聞いた。俺も行くけどいい?》一言メッセージを入れ送信した後、自分の部屋に行き勉強を再開しようと参考書を開くが勉強に集中できずペンを置いてしまい)
そっか…まだ真月来るかわかんないよな。
(ベッドに腰掛けそんなことを考える。もし来ないなら慎平と二人、花火を見るのかと思うと笑いがこみ上げてきて。)
やっべ…真月に連絡っと。
(ケータイを取り出しメッセージを送り)
『真月、花火大会のこと考えてくれた?慎平も来るから必ず参加して。服装は浴衣のみ可ってことで(笑)』
送った後に時間を伝え忘れていることに気づき、もう一度送ることにして
『5時に迎えに行く』
…慎平、俺は小賢しい男なんだよ許せ。
……………(スマホを見ると二人からのメッセージ。
それぞれ花火大会のことについての内容で、一緒に行くことになったのだろうメッセージに安心したように。
二人がどのような話し合いをしたのか不安なところがあるが、一緒にいくことができるということは悪い方向には行っていないのだろうと確信して。
そのまま嬉しい気持ちだけで返信していいのか、二人に申し訳ないのではないかと自分を少し責めつつも、楽しみな花火大会を思い浮かべながら
それぞれに返信をして)
>>慎平
『もちろん!またみんなで行けるなんて嬉しいよ。
当日よろしくね。』
>>冬馬
『うん。ありがとう!
みんなで花火大会楽しみだね。
当日よろしくね。』
(スマホに表示された真月からのメッセージを見て断られなかったことに安堵して。 携帯で花火大会の日のスケジュールを確認し、予備校を偶々入れてなく時間通りに行けそうで。勉強の続きをしようと再びペンを持ち参考書を見ながら黙々と問題を解いていき)
(そして花火大会当日、休日なので気分転換に近所の図書館で昼から勉強をしていて。あれから真月と冬馬には会っていなく相変わらず一人で受験勉強に専念しており)
(/花火大会当日に場面転換しますね)
お母さん浴衣着せてもらっていい??
(自分で浴衣を着られない為、母親に着付けを頼んでいて。
久しぶりに冬馬と慎平に会える為、嬉しさと少しの緊張が混じっているが、今年の良い夏の思い出になることを期待して、言われた通りに浴衣を着ていくことにした。)
(時計を見ると16時。もう少しで冬馬が迎えに来る。
それまでに準備を終わらせようと張り切っている。)
…真月、浴衣着てくるかな。
(鏡の前で髪をセットしながら考える。
ワックスをつけた後、シャツの襟を整えると棚にあった虫除けスプレーを手に取り)
これも持って行くか。
(トートバッグにはウエットテッシュやらレジャーシート、ブランケットまで用意している。これだからオカン男子と呼ばれてしまうんだろうなと気が滅入る。)
まあいっか、どうせ慎平なんも持ってこないだろうし。
(浴衣にトートバッグは似合わないと思い、ピンクのシャツとホワイトパンツにした。茶のレザーサンダルを履き玄関を出て早足で向かい)
真月の浴衣もピンクだといいよな。
(彼女の家に早々につきチャイムを鳴らして)
(夕方まで真面目に勉強し図書館を出て一度家に戻り。
誰も浴衣を着て来ないかもしれないけど、一応用意はしていたので黒無地に太縞模様の浴衣に着替え、最後に暗い赤色の兵児帯をさっと結びクールに着こなし)
…どうするか
(準備は終わったが時間の余裕があり、今から出るとするなら30分前に着くだろう。遅れるよりはいいかと判断し早めに出ることを決め。
戸締まりをきちんとしてから下駄を履き、家を出て集合場所の河川敷に向かい)
お母さんありがと
(白地にピンクの大きい花があしらわれた浴衣を着せてもらい、濃いピンクの帯をしめて。浴衣に合うようなシニョンヘアにして赤いとんぼ玉でできたかんがしをさして、いつもと髪型が違うのでおかしいところはないか鏡を見つめて)
「もうすぐ冬馬くん迎えにくるんでしょー?」
はぁーい!
わかってるよー
(母親に声をかけられ、巾着をどれにしようか悩みながら返事をして)
えっ!
どうしよ
もうこんな時間??
(チャイムが鳴ったのを聞いて、焦ったように紺色の巾着を持って階下に降りていき)
はーい
お待たせ…
(二階から駆け足で来たのでふうと息をついて、玄関を開けて)
冬兄ちゃんありがとう(にこり微笑み見上げて)
少し早かったかな…
(時計を見る。10分前だ。
慌てたように真月が出てきて。)
ごめん、嬉しすぎて早く来ちゃったよ。
(軽く謝りながら頭をかいた。浴衣姿の真月をまじまじと見つめ)
似合ってるよ…凄く。
(真月はピンクがよく似合う。けれどいつも以上に綺麗だと感じるのは髪型のせいか、内心ドキッとして。)
行こっか。
(一瞬微笑み、動揺を隠すように視線を逸らし先に歩き出し)
ぇへへ
ありがとう(まじまじと見られると少し緊張したように、そして似合うと言ってもらうと照れたように笑ってお礼を言うと後に続いて歩き出して)
冬兄ちゃんは荷物たくさんだね
色々持ってきてくれたの?(冬馬が手にしているトートバッグに気づくと見上げて聞いて)
あれ?
しんちゃんは一緒じゃないの?
(少し待って並んで歩く。
真月に鞄のことを指摘され、そうなんだよねと緩く微笑んで)
あれもこれもって準備してたらこんな大荷物になっちゃってさ。
(トートバッグを覗き込む仕草をして)
真月が虫に刺されないように虫除けと、転んだときのために絆創膏もあるよ。
(彼女の目を見て得意げに話し)
あれ、けど迷子になった時の対策が抜けてたよ。
(ハハッと楽しそうに笑い、ひと呼吸おいて)
俺の手を離しちゃ駄目だよ?
(そう言ってさりげなく指を絡めようと手に触れ)
…慎平には7時集合って言ってあるんだ、受験生だからね。
虫除けはすごくありがたいけど、転んだ時用の絆創膏って…
私はそんなすぐに転ばないよ?子どもじゃないんだからぁ
(もー、と拗ねたようにしてから笑って見せて)
準備たくさんしてくれてありがと(にこり微笑みお礼を言って)
あ、そっか…そうだよね!
じゃぁまだお勉強してるかなぁ
………っ!
冬兄ちゃん…私迷子にもならないから大丈夫だって…
(急に指を絡められるとドキッとしたようにぱっと見上げて。目を見つめられると自然とこみ上げてくるドキドキする感情に、そして以前好きだと言われたことを思い出し、恥ずかしそうに俯いて話して。)
(拗ねたり笑ったり、かと思うと照れてみたり。そんな真月を愛おしいと思う。独り占めしたいと。
触れた指は絡むことをやめ、彼女の頬を軽く撫でた。)
真月の顔、りんご飴みたく真っ赤だね。
(茶化すようにわざと言うと先に歩き出し、早く早くと手招きして)
うわ、すげ並んでるよ。
(河川敷に着くと、もう既に屋台は人で賑わっていて)
っ……!
そ、そんなことないってばぁ(焦ったように両手で頬を抑えて、手招きされれば早足で追いついて)
うわぁ
ほんとだ…
今年も大盛況だね(周りを見渡しながら答えて)
しんちゃんと無事合流できるかな?
どうするか
(思ってたより早く着いてしまい、約束の時間にはまだ一時間以上ある。家に帰って勉強しに戻ることも考えたが時間に遅れるのは嫌なので、河川敷を歩いて暇を潰そうとしていて)
(歩いていくと昔より屋台が増えており内心ワクワクしながら見て回り)
あ...これください
(昔から好きなチョコバナナの屋台に目が留りつい買ってしまって。チョコバナナを片手に持ち歩きながら食べ懐かしい味を堪能し)
慎平のことだから早めに来るんじゃないかな。
(俺のこと信用してないんだよね真月に関しては、そう言いそうになってグッと堪えた。)
ほら、はぐれるといけないから。
(そう言って手を繋ぐ。
先に歩きながら真月とシェア出来そうなものを見定め)
たこ焼き、食べる?
(屋台の前で立ち止まり)
しんちゃんもしっかりしてるものね
(ふふっと微笑み、手を引かれると後からついて歩いて行き。
二人に好きだと言われてから何も返事をせずにいたことに申し訳なさがあり、冬馬と手を繋いでいいのかと意識してしまうが、幼い時に手を繋いでもらって安心したことを思い出して、また安心している自分がいることに気づく。)
え?
あ、うん!
たこ焼き食べたいな(声かけにはっとしたように見上げると、にこり笑って答える)
そういえば、小さい時はみんなでチョコバナナ食べたよね
チョコバナナ…ほんと懐かしいね。
(思い返せばいつも真月の食べるものを真似して食べていた。子どものくせに甘いものがそこまで好きではなかったけれど、彼女が食べているとなんでもおいしそうに見えていたから不思議だ。チョコが口の周りに付いてたりして可愛かったよな、ああ、あの頃から好きでたまらなかったんだ、そんなことを思い出しながら口元をじっと見つめる。)
…あ、うん、じゃさ一個買って二人で食べよう。
(悟られないようごく自然に視線を外し、屋台でたこ焼きをひとつ買い)
あそこ空いてるから座ろっか。
(花火が上がるまでまだ1時間以上ある。緩い斜面の芝の上にレジャーシートを敷き)
うん、ありがとう!
レジャーシートも全部冬兄ちゃんに用意させちゃったね…
ごめんね(私ももっと用意してくればよかったよと苦笑して謝って)
そういえば、冬兄ちゃんのシャツと私の帯の色お揃いみたい(振り向きにこり笑って話しかけて)
しんちゃんと合流したら3人でチョコバナナ買いに行かない?昔みたいに!
真月が色々用意してきたらそれこそ偽物だよ。
(からかうような口調で軽く笑った。
わざと小さくたたんだレジャーシートの上に座り、彼女の手を引き横に座らせ)
さりげなく合わせましたっぽいよね俺ら。間違いなく彼氏彼女に見えてるよ。
(違うんだけどねと独り言のように呟きながらたこ焼きに楊枝をさして)
はい、真月。
これ食べたらチョコバナナ付き合ってあげてもいいかな。
(ずるそうに笑いながら口元まで持っていくと食べてくれるのをじっと待ち)
えっ、それってどういう……
(言い終える前に、手を引かれるままに隣に座り)
そ、そうかな?
なんだか照れるね(彼氏彼女という言葉に反応して恥ずかしそうに、そして少し複雑な気持ちを隠すようにえへへと笑って)
…………
い、いいもん!
自分で食べるもん!(差し出されたたこ焼きをじっと見ると楊枝ごと奪ってぱくりと食べる)
冬兄ちゃんってば、今日はなんか意地悪ばっかり言うんだからぁ(少しドキドキしたことを隠すように拗ねたように言って)
(冬馬の性格を考えるのなら、真月には時間を早めに指定してもう2人で来てるかもしれない。そう思って適当にぶらついて2人がいないか軽く探し歩き)
…もしかして
(レジャーシートに座ってるカップルらしき人を見かけ、近くまで通りかかり顔を見るとピンクの服着てる冬馬と浴衣姿の真月だった)
やっぱり、もう来てたんだ
(邪魔をしていいのか悩んだがいい雰囲気の2人を見て我慢できず平静を装い声をかけ)
しんちゃん!
(慎平を見るとぱっと笑顔を向けて、立ち上がり駆け寄って)
無事合流できてよかったぁ
しんちゃんは勉強あるから19時にくるって冬兄ちゃんに聞いたけどお勉強早く終わったの?
しんちゃんの浴衣久しぶりに見たね(にこり笑って、似合うねと声をかけて)
………
(いつもと雰囲気が違う真月に見惚れて言葉を失い)
…っ、そう。思ってたより早く着いてしまって
(話しかけられて我に返り普通に話をし)
真月も浴衣似合ってるよ。大人っぽく見える
いいな、たこ焼き。俺にも一口ちょうだい
(冬馬が持っているたこ焼きに目をつけると、じっと真月を見つめ食べさせてくれと言うように口を大きく開け子供の頃みたいに甘え)
はいはい、ほれ、あーん
(勿論俺にしてほしいわけではない。わかってる。
立ち上がり慎平の口に入れ込む。)
美味いだろ?
(ニカッと笑い子どものように戯れ)
座って食いなよ、真月も。
(ズルして抜け駆けしたのを少し反省した俺は、慎平に席を譲ることにしてたこ焼きのトレーごと渡し)
…チョコバナナ買ってくるよ。
そうなんだ!
よかったよかった
みんなで花火楽しめるね(お勉強お疲れ様と付け加えて微笑み)
えへへ
そう?ありがとう
大人っぽいっていうか私は大人だからね(ふふっと首を傾げて笑って)
あ、しんちゃんもたこ焼き…
冬兄ちゃん…(食べる?と言おうとしたところに冬馬が慎平に食べさせている様子を見るとクスッと笑って)
ひとりで行くの?
私も一緒に行こうか?(チョコバナナを買いに行くと言って去ろうとする冬馬に声をかけて)
ありがとう、真月は優しいね。
けどまあすぐそこだから。
(ほら2人ともたこ焼き食ってろよとレジャーシートに座らせ)
慎平は2本目いけるよね?
(ニヤリと笑い、口の端を触る仕草をする。)
チョコついてるよ。
(笑いを堪えながら財布をズボンのポケットに入れその場を後にし)
うん、久しぶりに3人で花火見れる
(今日楽しみにしてたからと照れ臭そうに言い)
え…美味いけど
(まさかの冬馬に食べされられ不服そうな顔をして口に入れられたたこ焼きを食べ)
ん、いってらっしゃい。すぐ帰ってこいよ
(トレーを受け取ってから真月の隣に腰掛ける。
チョコついてると指摘されきまりが悪そうに口を拭い冬馬の後姿を見送り「チョコバナナ懐かしいよな」と真月に話しかけ)
うんっ
私もすごく楽しみにしてたんだぁ
(にこり笑って応えると、チョコを拭っている慎平を見て、かわいいなと思いながらくすっと笑って)
そうだね
昔みんなで食べたの思い出して、しんちゃんと合流したらみんなで食べようって話してたの
今年は3人で来られて良かったよ(少し遠い目で、賑わっている会場を見ながら話して)
うっわ、すげ並んでるじゃん。
(チョコバナナの屋台には長い行列が出来ていて、その最後尾で待つことにし)
こんなに待つなら慎平に行かせればよかったよ…
(2人きりにしたことを悔やんでも後の祭り。俺って昔から爪が甘いっていうか肝心なところでポカするんだよな、ははっと情けなく笑ってみた)
(あと1組で俺の番。横を通り過ぎたカップルが花火もう上がるよねと話したその時アナウンスが流れた。)
え、マジかよ…
(一発目、俺は1人チョコバナナの屋台前で眺めることになり)
あ、もう始まる…
冬兄ちゃん大丈夫かなぁ?
(アナウンスが聞こえて、冬馬がどこにいるか探すと、屋台に行列ができているのが見える。
心配そうに列の先頭の方を見るが、ここからではよく見えない)
わぁ……
きれい(1発目の花火が上がると空を見上げて、ぽつり呟き)
まあ、そのうち来るだろ
(冬馬の方ばかり気にしてるようなので嫉妬しつつ、一発目の花火を見ながらそっと真月の手に触れる。
手を触ったのなんて何年ぶりなんだろう。
意識してからは冬馬のように自然に触ったりできなくなった。
花火も綺麗だが花火の光に照らされてる彼女はもっと綺麗に見えて。なんだか緊張してしまいぎこちなく手を握り)
そうだね
(にこり頷いた後に空を見上げて)
花火、きれいだね
ここからだとよく見える……
…………
(手を握られるとハッとしたように慎平を見て、すぐに恥ずかしそうに俯き、握られた手はそのままで視線を夜空に咲く花火に戻して)
……受験勉強どう?
無理してない?
(照れる気持ちと複雑な気持ちが入り混じっているからか、ぎこちなく話しかけて)
うん、昔からこの場所は変わらないな
(恥ずかしがってる真月の手を握るのをやめる気はなく、そのまま繋いで花火を見て)
頑張らないと真月と同じ大学に行けないから
…っ、今まで言えなかったけど、前から決めていて
(つい口が滑り言ってしまう。彼女がどう思ってるのか内心ドキドキして顔が強張り。
手を握る力を緩め視線を花火の方ではなくじっと真月を見つめ)
……えっ
しんちゃん、私と同じとこ受けるの?
(突然聞かされた事実に驚いたように振り向くと、ぱちりと目が合い。
しばし見つめ合うと、ハッとしたように目線を前に戻して)
知らなかったよ…
…なんか嬉しいな
同じところを目指してくれるなんて
同じ大学なら前みたいにもっと会えるかもね
(ふわり微笑みながら嬉しそうに話して)
本当は合格したら言うつもりだったけど
(予定より早かったが嬉しそうな真月が見れたので伝えられてよかったと思い)
一緒に大学通えるの楽しみにしてるから
(照れ臭そうにはにかみながら傍に寄る。独り占めしたい欲が出てきてしまいなんとか我慢をし、これ以上何もせずに真月の横顔を眺め)
(/遅くなってすみません)
うんっ
私も楽しみにしてるから
頑張ってね(慎平の方を振り向きにこり微笑むと、より一層花火の音が響き、驚いたのかビクッとして空を見て)
わぁーー
近くだとやっぱり迫力があるね
花火の音ってこんなに大きかったっけ…
【とんでもないです!ありがとうございます!】
(チョコバナナを3本、器用に持ちながら2人がいる場所まで歩く。姿が見えてきて安堵したのも束の間、)
なんだよいい雰囲気じゃん、許せねー
(つかつかと近寄り慎平に声をかけ)
お待たせ、はいよ。
(油断しているであろう慎平の口にチョコバナナを押し入れ、真月の隣に腰を下ろし)
何話してたの、楽しそうじゃん。
(そう言いながら真月にもチョコバナナを渡すと自分もひと口齧る。)
すげ甘いね、これ。
(花火が続けて上がる。音量と迫力に圧倒され、ただ空を見上げることしか出来ずにいて)
冬兄ちゃんありがとう
並ばせちゃってごめんね
(チョコバナナを受け取り、先程何を話していたのかという問いかけに答えて)
しんちゃんが受ける大学の話だよ
受験勉強たくさん頑張ってるんだって
…んーおいしー!
久しぶりに食べたけどやっぱり懐かしいなぁ
(ぱくりと一口食べるとチョコバナナの甘さにホッとしたような笑顔で話して。花火の音が響き、同じく空を見上げて花火に見とれると、きれいだねと呟くような小声で)
真月、ごめんな…
俺も変わらず大好きだから
(/お久しぶりです、トピ主です。高遠真月さん、志木冬馬さん、リアルが多忙で中々返信ができずに長い間放置してしまい申し訳ありませんでした。まだいらっしゃるのならまたやりたいのですが、どうでしょうか…?勝手ですみません)
(/お久しぶりです!
また会えて嬉しいです!
お忙しいところお返事ありがとうございます♪
ぜひぜひ、またお話しさせていただきたいです!
よろしくお願いいたします)
(/高遠さん、お久しぶりです。覚えてくれて嬉しいです!急に返信できなくなってしまいすみませんでした…ありがとうございます…!こちらこそ、またよろしくお願いします。
結構経ってるので志木さんが来てくれるかどうか分からないですね…
志木さんを待つか新しい方を募集するかですが…どうしますか?)
(/いえいえ、とんでもないです!
こちらのスレが上がっててすごい嬉しかったです!
また会えて本当に嬉しいです!!
そうですねぇ…
志木さんもきてほしいですが、どうですかね…
もしよければ、夏祭りのくだりなどの続きを我々でやりつつ、1週間ほど待ってみて、いらっしゃらなかったら新しく募集するのはどうでしょうか??)
うん、絶対合格してみせる
(真月につられ空を見上げると夜空に大輪の花が色鮮やかに綺麗に咲き誇っており、「凄いな…」と言葉を溢し花火に圧倒されていて)
うぐ…っ
(花火の音で冬馬の存在に気づくのか遅く咽せそうになってしまい、チョコバナナを手に取り「普通に渡せよ」と半ば呆れつつ本日2本目のチョコバナナを食べながら視線を花火の方に戻し暫く花火を眺め)
大学に通う楽しみが1つ増えたよ
…あ、でも、しんちゃんはいつも勉強頑張ってるからあんまり頑張りすぎないでね
今日みたいに息抜きもしないとっ
(チョコバナナを片手に花火を見ながら嬉しそうに言うと、はっとしたように振り向き慎平の顔を見ながら話して。楽しみだという自分の言葉がプレッシャーになるのではないかと心配になったようで、無理をしてほしくないことを伝えて。)
(/ありがとうございます!承知いたしました!
よろしくお願いいたします!)
ああ、無理しないって約束するから
(真月の方に顔を向け繋いでた手をするりと離して、小さい頃みたいに指切りをしようと小指を立て少し照れながら手を差し出し)
…来週予備校の実力模試があるんだけど、それ終わったら息抜きに付き合ってほしい
(言おうか悩んだが勇気を出して遊びに誘い、じっと見つめ真月の返答を待ち)
(/こちらこそよろしくお願いします!)
よかった
(約束するとの言葉に安心したように微笑み、子どもの頃にやったきりの指切りの手を見ると、懐かしむようにくすっと笑って)
……うん
いいよ
これも約束ね
(申し出ににこり笑って快諾すると差し出された小指に自身の小指をからめて、指きりをして。楽しみにしてるね、と話しかけて)
ん、約束
(今すぐ返事を貰えるとは思ってもみなく、真月が笑顔で快諾してくれたのを見て思わず口元を緩め嬉しさを隠せずにいて)
詳しいことはまた連絡する
(指切りをしたらなんだかこそばゆい気持ちになってしまい、照れ隠すように再び花火の方に視線を戻し)
うんっ
わかった
花火大会終わると夏も終わりって感じで、なんだか少し寂しいんだよね…
(また連絡するとの言葉に笑顔で頷いて、相手が花火に目を向ければ自身もまた空に目線を戻して。
チョコバナナを食べつつ、花火大会が終わりに近づいてることもあり、ぽつりと話して)
不思議とそんな気持ちになるよな
あ、そういえば…
小さい頃、花火大会の帰りに帰りたくないって泣いた気がするんだけど…
(チョコバナナを食べ終えてから話し始め。あと何発かで花火が終わりそうでしんみりした気持ちになっていたが、ふと自分が泣いてしまった時のことを思い出し苦笑いをして)
そういえば…
そんなことあったね
その時は、まだお母さん達もいたっけ
泣いてるしんちゃんと手つないで帰ったの覚えてるよ
(慎平の言葉に自身も思い出したようで、当時の情景が浮かんだのか、ふふっと笑いながら。
その時は小さかったね、と付け加えて)
確か5歳ぐらいで、『嫌だ嫌だ。帰らない』と駄々ごねて母さんたちを困らせ真月と冬馬が慰めてくれたっけ
(話していくうちに懐かしい思い出が段々と蘇っていき遠くを見つめ)
落ち着くまで手繋いでくれたよな…
(懐かしむように真月の手をそっと触り目を細めて笑い)
うんうん
そうだったね
あの時のしんちゃんはちっちゃくて、かわいかったなぁ
(くすっと笑いながら、慎平のエピソードを聞くと、覚えてるというように頷きながら話して。)
お姉さんぶってたよね
私ももっとお祭りにいたかったくせに
(そっと触れられた手を離すことなくそのままで、ふわり微笑みを返して)
真月はあまり変わってないけど
(小さい頃を思い出しながら真月の方を見てふっと笑い)
…花火、また一緒に見れたらいいな
(今年はこうやって3人で見れたけど来年はどうなるかわからない。そんなことを考えてしまい憂いを帯びた表情でぽつりと呟き終わりが近い花火をただじっと眺め)
えっ、それはあまり成長してないってこと?
(変わってないとの言葉に少し不安そうな表情で問いかけて)
…見ようよ
また、一緒に
(終わりが近づく花火大会から寂しさが増してくるのはこちらも同じで、慎平の憂いの混じった表情から、これまでのことを含めた複雑な気持ちがあるのだろうと察しながら、自分自身もこれで最後にしたくないと思い、呟いた言葉に静かに答えて。)
(/大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした…リアルが落ち着いてきたので再開できそうです。
戻ってきませんので新たに年上幼馴染の方を募集したいと思います。スレは建て直したほうがよろしいでしょうか?)
(/戻っていただけて良かったです!!
ありがとうございます!
そうですね!募集しましょう!
新しいスレを建てるかはお任せします!
このままでも、再建でもどちらでも大丈夫です。)
(/すみませんでした。またよろしくお願いします!
悩みますが、見やすくするために再建しようかと思います。題名はそのままにしますので建てましたら移動の方よろしくお願いします。キャラリセは無言一週間に変更したいと思います)
https://m.saychat.jp/bbs/thread/673858/
移動の方よろしくお願いします!
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