(拗ねたり笑ったり、かと思うと照れてみたり。そんな真月を愛おしいと思う。独り占めしたいと。 触れた指は絡むことをやめ、彼女の頬を軽く撫でた。) 真月の顔、りんご飴みたく真っ赤だね。 (茶化すようにわざと言うと先に歩き出し、早く早くと手招きして) うわ、すげ並んでるよ。 (河川敷に着くと、もう既に屋台は人で賑わっていて)