(もう元には戻れない… 好きだと言っておきながら未だ覚悟出来ずにいて。ここまできて往生際が悪いのはいつものことだけど。 真月の言葉にあえて返すことはせずに黙ったまま外に出て、けれど手は握ったままで。) あのさ… (慰めるのか、はぐらかすのか、それとも強引に答えを求めるのか。) もうすぐ花火大会だね。高校の時3人で行ったきりじゃん? (口から出てきた言葉はどうでもいい話で)