そう、ならよかった (寂しそうに笑うと彼女の目をじっと見つめ重ね合わせた手に指を絡め) …夕莉はさ、このまま俺を弟のように扱いたいわけ?もしそうならそれには応えられない。 (彼女を困らせるのはわかっているが自分の気持ちに嘘はつけなく。ゆっくりと、けれどはっきりとした口調で言うと手をそっと解き)