…今年は久しぶりに行ってみる?花火大会。 (話の続きで誘ってみる。 勿論この状況で誘う俺はただの空気が読めない馬鹿な男だけれど、毎年誘いそびれていたので今がチャンスだと脳が勝手に働いたみたいで。 二人が無理なら誰か誘ってもいいよと付け足し寂しそうに微笑む。 生暖かい空気のせいで握った手が熱い。真月の家の前で手を離し)