ゆ、夕莉? (慌てた俺は、飲みかけのココアと袋を床に置き、泣いている夕莉の肩に手をかけた。そのまま抱き抱えるように体を起こし、宥めるようにソファーに座らせ) ごめん…俺がいないばっかりに。 (小刻みに震える彼女を抱き寄せ、そっと髪を撫で) …あのさ、 (顔は見ずに正面を向いたまま続けた。) 夕莉が嫌われるとかマジないから。何言っても何しても許される。それだけ好きってことなんだよ、アイツも俺も…