ありったけの砂糖を貴方に / 〆

ありったけの砂糖を貴方に / 〆

先輩  2018-03-26 09:24:42 
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某トピでお声かけ下さった方専用です







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  • No.373 by 三好 涼太  2018-08-26 21:26:20 






だんだん俺の思考読み取れるようになってますね、 その通りです。 ( 相手は自分が押し通してでも行こうとするのをわかっているようで、自分の考えてることも段々とわかって来てくれているのを感じると、何だか恋人らしさを感じくすぐったさもありくしゃっとした笑顔を浮かべ。 背中を叩かれれば反射で背反り、叩かれた部分を気にしながらも相手の後ろをついていき。 同じ部署のほかの先輩にも挨拶をしながら職場を出て、駐車場へ。 自然な流れで助手席に座ると同じようにシートベルトを。 そこでハッとして隣の相手をみると、 「 俺泊まるとか言っときながら何も持ってないっすよ!、 」 と行きたいと言いつつ何も準備していなかったことに気付き、しまったというよな表情をして。 )





  • No.374 by 檜山 薫  2018-08-26 22:56:57 






嫌でも分かってくるんだよ。嫌でもな、嫌でも。 (  気が付けば相手と付き合って数週間が経とうとしているので、相手の考えることは少しではあるが自然と分かるように。じわりじわりと相手色に染まってきているのを感じたり。素直に相手の思考が分かってきたと言えるような可愛らしい性格ではないので、嫌でもと何度も強調して。普段車に人を乗せる機会がないので、助手席はすっかり相手の定位置に。相手もシートベルトを着用したのをみると車を走らせ。荷物が出勤用の鞄しかなかったので薄々何も持っていないと思っていたが、案の定すぎる発言に溜息をつき「 俺の服のレンタル、一着5000円な 」と冗談を。こんな事だろうと想定範囲内だったので、貸せない歯ブラシ等は買っておいて良かったと思い。   )






  • No.375 by 三好 涼太  2018-08-28 20:10:03 







言いすぎっすよ。 んまぁ、嫌じゃなくなる時がいつか来れば良いですけど、ね。 ( 何度も主張するように言われればそれについては否定せず、相手も本当に嫌なら嫌がって承諾もしないだろうし、受け入れてくれていることに少し安心感を覚え、にっと笑みを浮かべ、今本音を言えてないだろうと踏みいつか本音が聞けることを楽しみとでも言うように。 何も持ってきていない自分におこるだろうかと思いきや冗談を告げる相手に、 「 怒らないんすか?、 なら来んなーとか、俺の服は貸さねーとか?、 」 と拍子抜けとでも言うようにぽかんとした表情で。 )







  • No.376 by 檜山 薫  2018-08-29 22:28:13 






どうせ何にも持ってきてねぇんだろうなって思ってたから。 (  怒りよりも呆れの方が強く、怒る気にもならなくて。驚いて情けない顔になっている相手に対し、少し冗談を言ったぐらいでと溜息が零れる。暫く走らせるとマンションに着いたので車を停め、自分の部屋へと向い。玄関を開けて部屋に入り、電気をつけ。暑くて汗もかいているし先に風呂だろうか、それとも腹が減っていて先に夕飯にした方がいいのだろうか。どちらにせよ相手に合わせるつもりなので「 先に風呂?夕飯? 」とネクタイを緩めながら問い。取り敢えず疲れたので鞄を置くとソファに腰掛け。   )






  • No.377 by 三好 涼太  2018-08-30 00:26:13 







呆れられるんすね、俺…、 でも五千円は高すぎっすよ…。 ( 怒られもしないということは呆れなのだろう、ため息を見ればがっくりと肩を落とし。出だしがこんなで、この週末かけてのデートは大丈夫なのだろうかと先行きが思いやられ脱力を。 相手に続き車を降り、いつもありがとうございます、と一声かけては相手の背中を追い。 何度目かの相手の家に足を踏み入れ、相手の隣に腰をかけると、相手の方に体を向け。 良くある常套句に近い言葉に閃いたようで、 「 ね、檜山さん、あともう一個選択肢忘れてますよ。 風呂か、夕飯か、 それとも?、 」 と期待の視線を向け、ずいっと距離を縮め、相手自身を選ぶという選択肢が追加されるのを待って。 )






  • No.378 by 檜山 薫  2018-08-30 22:49:51 






なら今度からは着替えをちゃんと持ってくることだな。 (  そもそも呆れたのも相手が泊まりに来るのに着替えを忘れたから。文句を言われたくないなら次回から着替えを持ってこいと。もう次から着替えを忘れたら家に帰らせると釘を刺し。特に何も考えずに並べた言葉だったので、相手から言われてハッとしたように相手の考えているものと同じフレーズが頭に浮かび。勿論だからと言って素直に言うわけもなく。ふん、とそっぽを向いて「 これ以上無駄なこと言ったらお前だけ夕飯抜きにするから 」と。もう勝手に風呂よりも先に夕飯にすると決め、ソファから立ち上がりキッチンへ。スーツの上からエプロンを着て料理開始。と言っても昨晩の余りであるカレーの予定でいて。作るのはサラダぐらい。カレーを温め直しつつも、キャベツにトマトにキュウリにと野菜を取り出し。手際よく料理を進めていき。   )






  • No.379 by 三好 涼太  2018-08-31 00:04:43 






かえ…ッ!、 … 明日の買い出しで俺のパジャマ買いますよ、そうすれば帰らずに済みますよね。 ( 帰るという道まで出されてはそうはなりたくないと首をぶんぶん横に振り、買い出しついでに自分の相手宅用の寝巻きを買ってしまえば問題なかろうと。 「 えー、 俺檜山さんのこと選ぶつもりだったんすけどー。 …まぁいいや、エプロン姿も好きだし。 」 自分の思い浮かべた事と同じ事を思い浮かべただろう相手の表情はそっぽを向かれ見えず、そしてすぐに立ち上がられてしまえば不貞腐れ、ソファに胡座をかきぶつぶつと文句を言って。しかしそれも一瞬で、エプロン姿の相手の後ろ姿を見れば機嫌は戻り、鞄からスマホを取り出すと後ろ姿を写真に収めては満足そうに笑みを浮かべ。 )







  • No.380 by 檜山 薫  2018-08-31 22:36:04 






絶対次も無計画に俺ん家来るんだろうから、明日買うパジャマ置いてけ。 (  会社終わりに、今日檜山さんの家行きますね、なんて急に言ってくることが安易に想像でき。またパジャマを貸すだの貸さないだのなると思うので、明日買うパジャマは自分の家に置いていく方が相手もいいだろうと思い。相手の機嫌の変わりようにツッコミたくなるが、これ以上無駄なことに巻き込まれたくないので敢えてスルーを。慣れた手つきでサラダを完成させ、温まったカレーを盛り付け。中辛と甘口を混ぜた辛いものが苦手な檜山家のカレーと夏野菜をたっぷり使ったサラダを相手の分の自分の分をテーブルに並べる。先程カシャ、と写真を撮る音が聞こえたので、きっと自分の写真を撮っていたのだろう。自分はさっさと椅子に座り「 お前はその写真消してから夕飯な 」と。   )







  • No.381 by 三好 涼太  2018-09-01 20:59:51 






あ、いっそお揃いにしちゃいます?、 んな事したら、すげぇカップルっぽい。 ( 相手の家に置いていくパジャマなら、間違いなく相手と2人の時に着るものだから、いっそのこと揃えてしまうのはどうかと冗談を、にい、と笑いながら言ってみては。 何枚か収めた相手の写真は、思えばそれが初めて撮った相手の写真であり、ふと思いつけばくるりと後ろを向いて、内側のカメラで自分の顔半分と相手の後ろ姿を枠に入れて撮って。 それからはご機嫌でその写真を眺めていると、どうやら夕飯ができたようで、手伝う暇もなく早くないかと首を傾げつつもカレーを見れば納得して。 相手の前に座りかけ、写真を消せと言われるも、スマホを胸に当て大事そうに隠し、 「 嫌ですよ、貴重な写真なんですから。 いくら檜山さんのお願いでも聞けません。 」 と一点張り。 )







  • No.382 by 檜山 薫  2018-09-01 22:51:06 






絶対に嫌だ。ペアルックとかお揃いとか … 俺が三十路越えてるって知ってるだろ。 (  三十路を越えた男が恋人と仲良くお揃いのパジャマなんて痛すぎると断固拒否。若く見られがちということもあるが、流石に相手も自分が三十路を越えていることぐらいは知っているだろうと。自分のエプロンの後ろ姿の写真を、相手の友達や同僚にうっかり見られたら、恥ずかしいなんて言葉では済まない。消せと要求したが、この様子だと消す気配はなさそうだし、こういう時の相手は執拗いことは何となく分かるので「 ったく … 。ほら、食べるぞ 」と諦めて自分が折れ。いただきます、と手を合わせてカレーを一口。食べ慣れたカレーの味だが、やはり二日目なので美味しく感じ。特に何か発するわけでもなく、パクパクと食べ進め。   )







  • No.383 by 三好 涼太  2018-09-02 15:07:25 






俺も年下と言えど三十路近いですよ。 俺は結構そういう事したいですけどね、2人でいる時くらい。 いくら俺がオープンって言っても流石に外歩いて周りの人に、 “ この人が俺の恋人です ” とは言えないでしょう。 先輩に迷惑かけるし。 ( 年齢を気にしてしたい事ができないというのはあまり好きではないようで、相手の年齢ももちろん知っているが自分もアラサーであるし、関係を公にはできないが2人きりの時ぐらいいちゃいちゃしたい、という本音を素直に言って。 「 あれ、許してくれたんすか?、 いただきます。 …うま、 流石っすね。 カレーとか久々に食べました、 なんかほっこりする。 」 相手はそれ以上につっかかってくる事はなく、不思議だと首を傾げ。 相手が食べ始めるのを見て、自分も手を合わせてから一口食べると、やはり相手の作ったものは美味しくて。 久しぶりに食べたカレーだからか、はたまた相手ていて緊張しなくなったからか、穏やかな顔で笑みを浮かべ。 )







  • No.384 by 檜山 薫  2018-09-02 23:04:28 






… 、俺極端に恥ずかしがり屋で、それを隠すために冷たい態度とったりする癖が子供の頃からあって。… まぁつまり、そんな直ぐにはお揃いだとか出来ないかもしれないけど、いつかはしようなって言いたいっていうか、なんていうか、 (  気が付けば子供の頃からついてしまった癖のせいで、相手が夢見ているような恋人らしいことがしてあげていないということに少しの申し訳なさが。自分がお揃いは嫌だ、いちゃいちゃするのも嫌だと言っているのは相手が嫌いだからとかではないということを知って欲しい為に上記の話を。自分も自分のペースで恋人らしいことが出来るようになるから、なりたいから、ゆっくり見守ってほしいという意味も込め。「 … 明日の夕飯はお前の食いたいもん作ってやるよ。何食いたい? 」一口食べただけで直ぐに美味しいと反応してくれ、笑顔になってくれるのが嬉しく感じ。以前に食べることが好きとか言っていたので、相手は反応も良いし、何か好物でも作ろうかという気分に。ストレートに相手のために料理を作るなんて言えないので、少し素っ気なく、食べている間の何気ない会話を装って話を振り。   )







  • No.385 by 三好 涼太  2018-09-03 01:25:24 






…、 … 俺まだまだですね。 言いにくいこと言わせてすみません、 俺一人で盛り上がったりしたのも謝ります。 ただ好きを押し付けんのは、大人じゃないっすよね。 … 俺不器用なんで、気をつけますけど、これからもこういう事あったら遠慮なく言ってください。 檜山さんに、不快な思いさせたくない。 ( 相手の本音の言葉が途切れるまで、相手をじっと見たまま聞いていて。 しようと言いたいと言ってくれることが嬉しくて頬が緩んでしまい、単純すぎる自分に鞭を打つように両手でぱしんと自分の両頬を打って。そして、言いづらいであろう事を言わせてしまったこと、自分の想いを押し付けすぎたことに謝罪を。 そしてこれから先もし同じように相手を困らせてしまったらはっきり告げてほしいと、真剣な眼差しで言って。 「 え、俺の食べたいものっすか?、 んんー…、 あ、唐揚げとか?、 難しいっすか?、 」 いきなりリクエストを聞かれ、むむっと眉を寄せ考え込み、食べたいもの食べたいもの、と考えているとふと唐揚げが思い浮かび。 難しくないかどうか首を傾げ問いかけて。 )







  • No.386 by 檜山 薫  2018-09-03 22:54:45 






… 違う。話には続きがあって、俺がこんな性格だからお前からガツガツ来てくれるのが助かるってこと。不快なんて一言も言ってねぇだろ。遠慮される方が不快。 (  照れ屋で人見知りで愛情表現も苦手な自分だからこそ、不器用故に真っ直ぐに気持ちを言葉にも行動にも表してくれる相手はある意味相性がいいと思っており。相手に対して不快だとか思ったことは一度もなく、寧ろ助かっている。自分に気を遣って、言いたいことやりたい事を全て遠慮する方が不快だと。今まで通りの相手でいいということを随分と遠回しで伝え。「 唐揚げな、了解。難しくはねぇよ、鶏揚げるだけだし 」唐揚げは過去に経験済。基本的に料理は得意な方なので任せろというように自信ありげで。暫くして食べ終わると手を合わせて挨拶を。空いた皿をキッチンに持って行くと水に付け、腕捲りをして洗い物を始めようとし。   )







  • No.387 by 三好 涼太  2018-09-04 21:04:24 






… いいんすか?、 俺、ガンガン言いますけど、後になって嫌になるとか言わないでくださいね、? ( 続きがあると言われれば首を傾げ相手言葉に耳を傾けていて。 あまりに夢中になってしまうと周りが見えなくなる時があり不安で、それは未だ拭いきれず不安そうに相手を見るが、相手は自分の欠点だと思っていたことを不快ではないと受け入れてくれ、なんだか心が軽くなったような、そんな気がしてふっと力抜けたように微笑み、今後嫌になられても遠慮するつもりはないと。 「 たしかに鶏揚げるだけっすね …、 自信ありそうですね、楽しみです。 あ、俺やりますよ。 檜山さんは座っててください。 」 揚げるだけ、と言われればそうで、でも作ったことのない自分にはわからない領域だったが、相手は自信ありげで期待は高まり。 相手に続き食べ終え、キッチンに食器を持っていくと、腕まくりをする相手の肩に手を乗せ、夕飯を作ってもらった側だし自分がやると腕まくりをして。 )







  • No.388 by 檜山 薫  2018-09-04 22:52:22 







… あーっ、余計なこと話しすぎた。(  上手く感情を言葉に出来ないし、表情だって子供の頃の癖のせいで豊かではない。沢山相手に誤解させるだろうし、取り敢えず自分のことについて知ってもらえて良かったと安堵し。だが同時に、自分のことを知られた恥ずかしさもあり。今までこんなこと話したことなんてないので、それが余計に恥ずかしさを増し。頭をガシガシと掻いては上記を。「 … ありがと。助かる 」腕捲りをして早速始めようとすると、相手がやると言ってくれたので、せっかくの厚意なら甘えようと思い。服が汚れないように、自分の着けていたエプロンを相手に着けてやり。キッチンから去るとついでに風呂を溜め始め。相手の分のパジャマであるスウェット、新品の下着や歯ブラシ、バスタオル等々を準備しておき。ある程度の相手が泊まれる用の準備を終えて、やっとソファに座って寛ぎ。   )







  • No.389 by 三好 涼太  2018-09-05 23:02:54 






檜山さんの話すことに余計な事なんて何一つないっすよ。 話してくれて、ありがとうございます。 ( 普段相手が言わないような事なのに恋人の自分には話してくれたことが嬉しく思い。同時に恋人という特別な存在だからこそそういう本音を聞きたかったからか満足そうに頷いて。 「 ん、ありがとうございます。 」 キッチンに立てば相手がエプロンを着させてくれるようで大人しくしていると、なんだか相手のものを身につけているのがこそばゆくはにかむと。 皿を洗い終えエプロンを脱ぎ覚えていたエプロンの定位置にかけると、風呂の溜まる音が聞こえ、どうやら今ソファに腰をかけた相手の隣に腰掛けて。 「 風呂溜めててくれたんすね。 …、 … 薫さん、 」 相手の方に体を向け胡座をかき、無言でこちらを向いていない相手の肩に顎をのせると、ふと呼んでみたくなったのか、そのままぼそりと呟くように相手の名前を口に出してみてはじーっと相手の横顔を至近距離で見つめて相手がどんな反応をするかと。 )







  • No.390 by 檜山 薫  2018-09-07 22:45:11 







ありがとうございます、か … 。俺の方こそありがとう。(  所謂恋人という存在に初めて自分の恥ずかしがり屋だという関連の話をした。友達にもしたことないのに、相手の前だと自然と話してしまい。きっとそれほど相手を信頼してきているのだろう。相手はありがとうと言ってくるが、自分からしたら、話を聞いても尚自分を受け入れてくれてありがとうと思っており。「 …… 、涼太に一番風呂譲ってやるよ。先入ってこい 」洗い物を終えた相手にお礼を述べ。肩に隣に座った相手の顎が乗ると擽ったくて少し身を捩らせる。名前を呼ばれ、更にこんなにも近くで横顔を見つめられると、恥ずかしいだとかの感情の前に緊張が勝り。相手に聞こえてしまうのではないかと思う程に大袈裟に鼓動か高鳴り、気を抜いたら直ぐに顔に出そうなので我慢をし。いつまでも押され気味で反応を面白がられては年上としての威厳がなくなるので、完全に油断した相手を下の名前で呼んでやり。   )







  • No.391 by 三好 涼太  2018-09-09 00:58:50 






?、 俺なんもしてないですよ。 むしろ、俺は感謝してもしきれないし…、 ( ありがとう、と相手から礼を言われると首を傾げ。 自分は話を聞いただけだし、特に相手への感情は相も変わらず大きな好意なので、それを受け止めてくれていることの方が感謝していて。 どれだけしつこいかは自分でもわかってはいるが歯止めが効かないのが困りものなのか後頭部をがしがしとかき。 「 …ッ、 …ッ今のはダメっすよ、なんなんすか、もう…、 」 どんな反応するかと余裕でいたところに不意に下の名前で呼ばれ動きが固まり。 自分でも、耳まで真っ赤なのがわかるほどに顔が火照って。 一瞬何も言えず唇だけが震え、その後思わず相手を抱きしめ、自分の胸の鼓動も体の熱さも伝わってしまうんじゃないかというくらい強く抱きしめ、 「 … もっと、って思うのは俺だけなんすかね。 … こんなの、初めてだ、 」 とつぶやくと体を離し、立ち上がって、まだ顔の火照りが取れないまま、風呂行ってきます、とその場を後にして。 シャワーを頭上から浴び、当たり前だが顔の火照りはまだ健在で、こんな名前を呼ばれて顔が赤くなるなんて初めてで戸惑いを隠せずにいて。 )







  • No.392 by 檜山 薫  2018-09-09 23:12:01 






… なんなんすかって、お前が下の名前で呼んでくるから 、(  先に下の名前で呼んできたのは相手だ。ただそれを仕返しとは意味が違うが、年上として偶には下の名前で呼んだだけ。ダメだとかなんだとか聞いてくる相手に説明するのも変な話だが、上記をボソボソと。相手のことだから、いつもみたいにヘラヘラと笑ったりするのかと思っていたら、顔を真っ赤に染めるので予想外の反応に少し驚きがあり。抱きしめられると相手の鼓動なのか、自分の鼓動なのか、はたまた二人の鼓動なのか、どくどくと大袈裟に高鳴っている鼓動が身体に響く。何処と無く相手の体はいつもより熱を帯びているように感じ。相手が離れていくと名残惜しさがあり、相手はどんなことで初めてと言ったのか分からないが、自分は抱きしめられて名残惜しく感じたことは初めてで。困惑と羞恥で言葉を返せないまま、一人取り残されたソファに深く座り直し。落ち着け、と自分に言い聞かせて、何かをする気にもなれずにじーっと相手が風呂から出てくるのを待ち。   )






  • No.393 by 三好 涼太  2018-09-10 00:54:36 






… あー、もう、 俺全然格好つかねー、 ( きゅ、っと湯の栓をしめて体が冷えてきても、心臓の音はよく自分の頭の中に響いていて。自分でも、恋人に名前を呼ばれただけでこんな状態になるのは初めてで、湯船に浸かれば、ぼーっと天井をあおいでいて。 そこでふと、名前呼ばれて照れて風呂に逃げてきた、なんて余計に格好悪いんじゃないか?なんて考えが浮かぶとハッとして疲れを取るのも半ば風呂から上がって。 丁寧に用意されたタオルを使い、少しサイズ感の合わない服を着て互いの体格差を身をもって感じながら、風呂からあがると、未だ変わらない位置でじっと座っている相手を見ると、思わずくすりと笑ってしまい。 なんだか自分の事をじっと動かず待っている相手をみたら羞恥心だとか格好だとかどうでもよくなって、相手が愛おしい、という感情のみが湧くと。 まだ濡れた髪のまま肩にタオルをかけ、もう一度相手の隣へ。 「 ずっと座ってたんすか?、 … もしかして、俺を待ってた?、 」 気が抜けて、いつもの調子が戻って来ればふざけた様な口調で話しかけては。 )






  • No.394 by 檜山 薫  2018-09-11 22:30:19 







… 待ってねぇよ。やることなくて座ってただけ。(  こういう時に限って、部屋の掃除はしてあるし持ち帰ってやるまでの仕事もない。気持ちを落ち着かせたいのに、紛らわせるようなことが何もなく。仕方なくソファに座って、じーっとしていると風呂から出た相手が帰ってきて。髪からは小さな雫が零れており、風呂上がり特有の少し色気を纏った相手にドキッと分かりやすく胸が高鳴る。先程の初心な反応をしていた同じ人とは思えないほど、今の相手はいつも通りの自分なりに言えばヘラヘラしている相手に戻っており。相手を待っていたような、待っていなかったような。もちろん待っていたなんて素直に言えないので、素っ気なく上記を。なるべく自分もいつも通りに、と思って相手の肩に掛かっているタオルを取り、タオルで髪の毛をわしゃわしゃと撫でて乾かしてやり。   )








  • No.395 by 三好 涼太  2018-09-11 23:03:25 






えー、期待したのに、 … んー、気持ちいい。 ( 相手からの返事の素っ気なさは相変わらずで、未だ本当に待っていなかったのか照れ隠しなのか、確信を持てないが、風呂に入る前の相手の本音を聞いた後だと後者寄りのような気がして。 こちらからの返答は至っていつも通りおちゃらけた口調でいて。 髪を撫でられると、すこし頭を屈め目を瞑って大人しく撫でられながら上記を呟くと。 心地のいい時間を堪能し、しばらく垂れていた頭をあげ、乾かしてくれている相手の手首をゆるりと掴むと、顔を近付け軽く触れるだけの口付けをして。風呂上がりで下りている前髪が目にかかり、前髪越しに見つめようとすると毛先から雫が落ちて頬を伝えばハッとして。 「 … 檜山さんもお風呂、入ってきてください。 冷めちゃいます。 」 なんだか口付けをしたくなって思わずしてしまったが、もっと続きをと思ってしまうのを今は抑え、近付けた顔を離し。自分だけ入ってしまったし、相手も疲れているだろうからと早口に言って。 )







  • No.396 by 檜山 薫  2018-09-12 22:32:39 






… 床濡れるから、次からはちゃんと乾かしてから来いよ。(  相手よりも背が低い自分が拭きやすいように頭を少し屈めてくれるので有難く。それと同時に少し悔しく感じ。髪からは雫が垂れているので、きっと風呂からリビングに来る途中に何ヶ所か雫を落としてきているのだろう。床なんて拭けばいいので上記のように注意する必要はない。けど、本当に伝えたい、風邪を引くからしっかり乾かせと相手を思って言うのが恥ずかしいので代わりに上記の理由をつけ。そろそろ終わろうとすると腕を掴まれて、次には鼻と鼻とが当たる距離に。相変わらず口付けをされるのは恥ずかしいが、それよりも相手のかっこよさに胸は高鳴り。前髪の隙間から見える普段とは違う男らしい瞳に、キュンなんていう安い効果音が付きそうで。相手が我に帰ると自分も現実世界に戻され 「 … ん、風呂入ってくる 」と羞恥から急に立ち上がって風呂場へと消え。   )






  • No.397 by 三好 涼太  2018-09-13 00:06:53 






檜山さんに乾かしてもらいたいなー、なんて。 ( 相手に間接的ではあるが頭を撫でられたのは心地が良く、欲を言えばもっとしてもらいたい、が乾いてしまってはその意味がなく、相手の手が離れていくのが名残惜しくて苦笑しては上記を冗談じみた口調で告げ。 口付けのあとすぐに風呂に行ってしまった相手の背中を視線で追いつつ、姿が見えなくなったところでぼすりとソファに体を横に倒し。 ついさっきまですぐ近くにいたのに、もう触れたくて仕方がなくて、軽くため息をついてから、鞄に手を伸ばしスマホを手にして。 寝っ転がりながら、うつらうつらと眠気で閉じかける瞼をゆっくり押し上げ相手が出てくるのを待って。 )







  • No.398 by 檜山 薫  2018-09-15 22:08:37 






そんなこと言って甘やかされるのは子供だけだからな。 (  何を言い始めたかと思えば、自分に乾かしてほしいとのこと。上記を言いつつも、相手に甘すぎる自分はきっと次も相手の髪を乾かしているのだろう。文句を言いつつ髪を乾かしてやる自分の姿が安易に想像出来。相手と違ってドライヤーでしっかりと髪を乾かしてから風呂から出て来たが、相手の姿は見えず。隠れたりするような場所はないので、ソファに寝転がっているのだろうと思い。上から顔を覗き込むようにしてみれば案の定 寝転がって眠たげにしている相手がおり「 … 寝るなら布団行って寝ろよ 」と。相手が来てもいいように布団を買っておいたので、自分は布団で寝るつもりで。それだけ告げるとベッドの隣に布団を敷き始め。   )






  • No.399 by 三好 涼太  2018-09-16 00:10:39 






んー…、… 一緒に寝ないんすか?、俺は、その、… 隣で寝たいんすけど。 ( のそり、と重たげに上半身を動かしては目元を指先で擦って。 スマホを置き相手を視界に入れると、どうやらベッドのすぐ下に布団を敷いているようで。 明らかに客人が来た時用として用意されているその布団が敷かれているのを見ては首を傾げ相手に問いかける。 ベッドが狭いなら布団でもいいし、でも嫌なら別々でも、と少しへたれた思考でいて。 ソファから腰をあげるとベッドに腰をかけ、様子をうかがうように視線を送り。 )







  • No.400 by 檜山 薫  2018-09-16 22:09:35 







…… 、いいけど、 (  冬眠明けの熊のようにのっそりと起き上がってきたので、思わず笑いそうになり。一緒に寝たいと言われれば、恥ずかしいので断ろうと一番に浮かび。だが、先程の年齢を考えてやりたいことが出来ないのが嫌だという相手の発言を思い出し。ベッドも布団も生憎シングルサイズ。男二人で寝るには狭いが、相手からしたらきっと好都合なのだろう。直ぐに返事をするのは恥ずかしいので、少し間を開けて承諾の意の上記をぽつり。けど、に続く言葉は特にないが、上手い返事が出来ない故に遠回しに答えてしまい。こちらの方を見てくる相手に恥ずかしそうに目線を合わせ。   )







  • No.401 by 三好 涼太  2018-09-16 23:23:21 






けど、の後に続く言葉がないことを祈りますよ。 せっかく敷いてくれたし、落ちる心配もないんでこっちで寝ましょう。 ( しばらく沈黙の続いた後につづいた言葉に、すこしばかり拒否されるのではと心配もする必要はなかったようで、安心して若干緊張していた表情を緩ませる。 上記告げながらベッドから腰を浮かせ部屋の電気を消し、真っ暗な中ゆっくり歩みを進め相手の姿が見えると布団に潜り込んで。 半分ほど相手の入る分の掛け布団を開けると、 「 こうしたら狭くないっすよ。 」 と相手の頭が置かれるであろうところに腕を伸ばし、テキトーに言い訳を付けて距離を縮めようと。 )







  • No.402 by 檜山 薫  2018-09-17 22:48:31 







… 嘘つけ、狭い。寧ろ近すぎだろ。 (  一言返事しただで気が付けば部屋の電気は消されており。微かな光を頼りに布団に入ると、頭の下に相手の腕が。これでは腕枕のようになってしまい。自分は背丈が小さいというわけではないが、相手が大きいのですっぽりと収まり、目線には相手の胸板から首にかけてが。腕枕によって相手と物理的な距離は縮まってしまい。恥ずかしくて顔が赤くなりそうで普段の癖で我慢しようとしたが、部屋は真っ暗なので顔を赤く染めてもバレないだろうと我慢したりはせず。そのせいで顔は真っ赤に染まり。相手は狭くないと言っていたが、体と体が密着して狭すぎる。なのにどこか少しだけ居心地が良くて安心感があり。   )







  • No.403 by 三好 涼太  2018-09-17 23:51:53 






シングルなら仕方ありませんって。 …あー幸せ、 ( むしろシングルのサイズで良かったと思っているので、布団の大きさのせいにして相手の腰に腕を回し抱き寄せ、より密着させて。 相手はすっぽりと自分の腕の中に収まり、抱き心地も良くて安心感を覚え。 深く深呼吸をした後、相手の髪に鼻をすり寄せながら、思わず幸せだと呟いて。 ずっとこの時間が続けばいいのにと願いながら、相手の頬に指先を這わせこちらに顔を向かせ口付けを、と思うが相手の頬は普段よりあったかい気がして、 「 …檜山さん、顔赤くしてます?、 」 ともしかして普段見れない赤面をしているのではないかと少し楽しげな声色で問いかけて。 )







  • No.404 by 檜山 薫  2018-09-18 22:51:51 






… って、お前色々と自由すぎ。 (  気が付けばあっという間に腰には相手の腕がまわっており。完全に油断していたので、直ぐに抱き寄せられて相手の腕の中に。一緒に寝ようと言われて今に至るまでが悔しいほど相手のペース。急すぎて戸惑っている訳ではなく、ただ単に相手の自由さに上記をぽつり。まぁ相手が幸せならいいかと随分と考えが寛大になってきてる気がして。恥ずかしくて顔を下に向けていたが、相手に導かれるまま上を向かされ。この絶妙な間が恥ずかしくて仕方なく。暗いので赤面していることには気付かないはずなのに、どうしてバレたのだろうか。動揺しながら「 … してない 」とだけ大嘘を呟き。   )








  • No.405 by 三好 涼太  2018-09-19 01:13:05 







ダメですか?、 なんだかんだで流されてくれてるんで、いいかなーって。 ( 自由、と言われるとまさにそうで、相手が嫌がる様子もないので完全に自分のペースで事を運んでいて。だめですかと聞きつつだめだなんて一ミリも思っていないようで。 「 …へぇ、じゃあそういうことにしときます。 」 してないというならしてないのだろうか、風呂上がりだから勘違いなんだろうか。本当のことはわからないが、赤面ぐらいこれからいくらでも見れるかと開き直り、上記呟くとそっと軽く口付けをして。何度か啄むように口付けを繰り返し、頬から首筋へと指先を滑らせる。 もっと深い口付けがしたいのか、相手の唇を舌先で舐めると。 )







  • No.406 by 檜山 薫  2018-09-19 22:42:56 







ダメって言っても止める気ないくせに無駄なこと聞くな。 (  ダメ、恥ずかしいから嫌だ、と言っても相手は止める気なんてさらさらないに違いないと勝手に決めつけ。さすがに相手の思考も読めるようになってきて。ということは、満更でもないと思っているし、可愛らしくないことを言うのも言葉を取捨することが苦手なだけだと相手にも気付かれているのではないかと思い。相手との口付けはこれで何度目かなのに、毎回初めてのように心の中では初心な反応をしてしまっている自分がいて。それを隠すのに必死だが、今は暗闇なので表情に出る心配もなく。何度目かの口付けの後に舌先が唇を擽ると無意識に薄らと唇に隙間ができ。ここまで来たら成り行きで任せようと思い、今度は自らの意思で相手を受け入れる同意のように唇との間を空け。   )








  • No.407 by 三好 涼太  2018-09-20 00:05:55 







はは、見透かされちゃってますね。 ( たとえ相手に言われてもやめる気はなく、全く相手の言う通りで。素直に思っていることを言ってくれる日はまだまだな気がして、でもその間の長い時間を一緒に過ごせるというのもまた楽しみで。 大切にしたい、という想いが強くゆっくりじっくり関係を深めていければ、と思っていたが、相手の唇が自然と開いた後に相手の意思で開いたと分かると、相手が欲しい、という欲が増していき噛み付く様に口付けをすれば舌を相手の口内へ。相手に覆いかぶさるよう姿勢を変え、相手の舌先を絡めとれば、もっとと求める様に深く深く口付けを続け。 )







  • No.408 by 檜山 薫  2018-09-21 08:43:46 







… ッ、は …… すげぇ久しぶり、 (  先程までの少し遠慮がある、制御しているような口付けも大切にされている実感がして悪い気はしなかった。けど、相手の自分に対しての欲が抑えられていない噛み付くような口付けも満更でもない。結局相手との口付けなら何でもいいのか、なんて思いつつ。相手を受け入れると意思表示をすると相手の熱が入ってきて。姿勢も相手に全て委ね、けど応えるように時折舌を絡ませ。暫くして苦しくなってくると相手の胸元を軽く叩いて離れ。相手との間を掛ける糸を舌で切ると息を整え。口付けだけでここまで身体が暑くなって、鼓動が大好きだと訴えてくるような口付けは久しぶりで。   )







  • No.409 by 三好 涼太  2018-09-21 19:57:15 







…、男と、こんなキスすんのが、久しぶりなんすか、 ( 相手の舌と自身のを絡ませると頭に響く水音が余計に高揚させていて、止める気配も無く。触れる舌先が、求めているのは自分だけではないと教えてくれそれに心臓は正直に早鐘を打ち、同時に頭では何も考えられなくて。相手に息継ぎさせる余裕もないくらい夢中になって口付けを繰り返し、胸を叩かれると少し理性が戻り唇を離す。目が暗闇に慣れてきて、すぐ近くなら相手の顔がわかるくらいになると、口付けをした後の相手の表情が見えて。あまり息は上がっておらずじっと相手を見つめていたが、相手の呟きを拾い、自分勝手な解釈をすると機嫌が悪くなったのか、いつもの明るい調子から一転、低い声でぼそぼそと呟く。と言ってもただ単に独占欲丸出しで拗ねているだけ。拗ねたまま相手の首元に顔をすり寄せると深くため息をつき。 )






  • No.410 by 檜山 薫  2018-09-21 22:03:03 






… 勝手に勘違いして拗ねるな。 (  暗順応でそろそろ自分の顔が見えてくる頃だろうか。深い口付けをしたことで赤面しているのがバレないことを祈り。先程までがっついて口付けしていたのに、自分の不意に呟いた一言で何を勝手に勘違いしたのか拗ねてしまったようで、何というかマイペースさに溜息が零れそうになり。顔を無理矢理上げさせ、何を勝手に勘違いしているのだとデコピンを一発お見舞いし。相手と出会って告白されるまで自分は当たり前のように女性が好きで、将来も女性と共に人生を歩むと思っていた。前に男性から告白されたことはあると相手にも話したが、その時は恋心なんて一切生まれなかったので男性と付き合ったのは相手が初めて。それなのに男性と深い口付けをするのが久しぶりなわけあるかと、羞恥が篭った瞳で相手をちらりと見て。   )








  • No.411 by 三好 涼太  2018-09-22 18:10:17 







ん…?、 ッあいた、 何するんすかー!、 … 久しぶりだなんて言う方が悪いです、初めてだったぐらい言わせたいっつーの。 ( こんな口付け他の奴とも、なんて顔をむっとさせ悶々としていると、無理やり引き剥がされてはなにかと思いきや額に鋭い痛みが走り、ぎゅっと目を瞑って僅かに身を引き。 デコピンされたところをさすりながら、不意の攻撃に嘆いて。勘違い、と言われると相手の言葉を思い出し、たしかに久しいとしか言ってなかった、とまだまともな頭で考えると深く息を吐いて。 勘違いをしたのはい自分だというのに自分に非はないと言わんばかりの口ぶり。 元の位置に寝転ぶと、あんな口付けは初めてだと言わせたかったのか未だ拗ねているようで。 「 ま、俺の努力不足でもあります。 俺、もっと檜山さんに好きになってもらえるよう頑張りますから。 」 一息つき、改めて相手の顔を目にとめると、もっと好かれたいという以前からの目標は変わっておらず、髪に手を伸ばせば指を絡め、愛おしげに見つめてはまた宣言を。 )







  • No.412 by 檜山 薫  2018-09-22 23:09:14 







はいはい、初めてでした、初めてでした。子供じゃねぇんだから、いつまでも拗ねてんじゃねーよ。もう一回デコピンすんぞ、 (  相手のことを子供と言いつつも、棒読みで初めてだと繰り返す小学生のような返しを。まだ拗ねているようなので、まだ拗ねるようならデコピンを再びすると半ば脅しを。確かに誤解されようなことを言った自分も悪いと少し思っているが、悔しいので言葉には態々せず。「 … こんなにドキドキして身体が熱くなるキスは久しぶりってか初めてかも。それが言いたかっただけ 」努力不足なわけがないし、言葉にしないだけで頑張らなくても充分相手のことが好き。そんな愛おしそうに見つめられたら好きになるに決まっている。偶には自分も素直になる必要があるだろうと思い、本当に伝えたかった先程の久しぶりという言葉の意味をぼそぼそと話し。それだけ伝えると、照れてからなのかふいっと顔を背け。   )







  • No.413 by 三好 涼太  2018-09-23 20:09:53 







檜山さんだって大人気ない言い草、 …遠慮します、もう拗ねてませんから。 ( 棒読みで繰り返す相手をじとーっと見つめ、人のこと言えないじゃないかと反論しようとするが、もう一度お見舞いされるわけにもいかず、口を噤むと、続ける反論を飲み込んでため息をし、降参して。 「 ーッ、…もーなんすかそれ。急に素直になられると心臓持ちませんよ、 …あーもうめちゃくちゃ好きです、大好き。 」 髪を梳くように撫でて、風呂上がりでサラサラだななんて思っていると不意に聞こえた相手の素直な本音。 瞬きを数回ゆっくりして相手の言葉を頭の中で反芻すると、どうにも堪らなくなり、ぎゅうっと相手を抱え込むようにして強く抱きしめて。心臓の音なんてうるさいし、顔だって赤いだろうし、好きすぎてかっこつけたさなんて吹っ飛んでしまったようで。 相手の全てが愛おしくて、堪らず髪や、首や、耳や額あちらこちらに唇を寄せてマーキングするかのように口付けをして。 )







  • No.414 by 檜山 薫  2018-09-23 22:41:13 






… お前、俺より体でけぇんだから馬鹿みたいに力込めて抱きしめるな、潰れる。 (  少しだけ前よりも相手に本音で話せるようになってきた。自分からしてみれば大きな進歩で。あとは最初から素直に言えるようになること、もっと行動に移すこと、好きって言えるようになること、とまだまだ課題は山積み。自分よりも相手の方が背が高い故、力の差もあるのか、強く抱きしめられると恥ずかしい気持ち半分と苦しさ半分、それと幸せな気持ちもチラつき。けど相変わらず伝えられる言葉は上記のような可愛げのない言葉。然し至る所に口付けをされると、羞恥の限界でそんなことも言ってられなく。特に耳と首筋が擽ったくて、その時だけ身体を捩らせ。その中でも耳はどうやら弱点らしく、逃れようとしたら逆に相手と近くなってしまい。どくどくと緊張して高鳴っている鼓動が相手に伝わってしまうのではないかと緊張すら覚え。   )








  • No.415 by 三好 涼太  2018-09-24 21:54:18 







俺は今幸せ噛み締めてるんすよ、離しませんー。 ( 堪らなくなって抱きしめていると、胸元から聞こえて来たのはいつもの調子の相手の言葉で、これは相手の本音だろうか、それとも照れ隠しかなにかだろうか。なんとなくどちらなのかわかるようになって来て、それも一つの成長かと顔がにやけてしまう。幸せの真っ只中、とでも言うように頬は緩み、抱きしめる力は弱めず上記を浮ついた声で言って。 「 …あれ、どうしたんすか?、 …くすぐったい、ってだけじゃないみたいっすね、ここ。 」 リップ音を鳴らしながら口付けを至る所にしていると、明らかに相手の反応が変わる箇所があり。 にぃっと口角をあげると、より近くなり触れやすくなった相手の、特に反応があった耳に数回口付けをすれば、意地悪い笑みと共に上記呟くと。 首にも反応があったなと思い出せば抱きしめて居た手を首元にあげ、首筋をやんわりなぞるように撫で。 )







  • No.416 by 檜山 薫  2018-09-24 23:00:15 







あーっ、もう勝手にしろ。ここまで来たら気が済むまで付き合ってやる。 (  相手の浮ついた声に、同じくらい緩んだ表情。これは何を言っても全部ポジティブな言葉で返されて言っても聞かないだろう。こうなったら折れるのは自分。半ば自棄に相手が満足するまで好きにしろと。結局は相手に甘過ぎる自分自身を情けなく感じ。「 … ッや、めろ … 、」耳に口付けされれば、その箇所だけが熱を持ち。相手と言う通り擽ったいだけではないが、自分でもよく分からない熱の持ちように戸惑いがあり。相手から離れたい意志とは逆に、身体の力が入らなくてぐったりと相手にもたれ掛かり、相手と自分との距離はなくなってしまい。それに加えて首筋まで撫でられるとぴくっと小さく身体を揺らして、相手のパジャマの胸元を両手で耐えるように握りしめ。今の自分には上記を伝えるだけで必死。せっかくの睡魔が今の出来事で綺麗に何処かへ消え。   )







  • No.417 by 三好 涼太  2018-09-25 00:44:54 







本当にやめてほしいんすか?、 …ああ、初めてなんすね、ここを刺激されんの。 ( どう見たって相手の反応はそこが良いところだと言っているのに、口では逆のことを言っていて。 照れ隠しかと思いきや、同性と付き合った経験がない、ということはつまり触れられる側の経験がないということで、一拍置いて思い出すと腑に落ちて。耐えるように身を寄せ服を握る相手の行動は余計に自分を煽っているだけなのに、と思いつつ首に滑らせた手を耳まで滑らせると、熱を帯びていて。 「 …可愛い。 」 力が抜けてもたれるように自分側に身を寄せる相手見て出る感情なんて愛おしいしかなくて思わず呟くと。 顔を耳に寄せ、舌先をゆっくりと耳朶に沿うように動かし、上まで行くと軽く歯を立て甘噛みを。なくなった距離を使って逃がさないとでも言うように足を絡め。 )







  • No.418 by 檜山 薫  2018-09-25 20:31:04 







… 初めて。お前と居ると初めてのことが多すぎて疲れんだよ。 (  何故か少し浅くなった呼吸を整えると、相手の言う通り初めてだと。今まで付き合ってきた人は全員女性で、女性と付き合っていて耳やら首筋やらを触れられるなんてことはない。初めて至る所に口付けされ、触れられ、可愛いという感情を向けられ、等々相手と一緒に居ると毎日が初めてのことだらけ。疲れる、なんて言うのは勿論照れ隠しで。またこうして可愛いという感情を向けられ、どうにもまだ可愛いと言われるのは慣れなく。うるさい、と一言小さな抵抗をしようとしたが、相手の顔が近付いて舌先が耳に触れると何も言い返せなくなり。背中にゾワゾワとした感覚が走り、それが爪先まで響く。甘噛みされると驚いてなのか反応しているからなのか、ぴくりと小さく身体が揺れ。自分ではないような声が出そうになり、相手の服を握っていた片手で口を押さえ。   )







  • No.419 by 三好 涼太  2018-09-26 20:05:29 







それは俺にとって嬉しい発言でしかないんですけどね。 ( はじめてのことが多すぎるなら、先程拗ねていたのも杞憂という事になり自分には都合のいい事で、ふふんと鼻を鳴らし得意げでいて。 「 …そんなに可愛い反応されるとなぁ。 …ん、?檜山さん、声出そうになりました?、 」 どんな反応してくれるかな、と思いつつもやっぱり良くなってほしくて、相手の小刻みに動く体をくっついているが故に全身で感じると、もっと先をしたくなってしまうと困った様子。 何度か甘噛みを繰り返したあと、熱くなっている耳朶を指先でやんわり弄りながら口付けをしようかと思えば、相手の口元には手が。 もしかするとと問いかけながら、相手の手越しに口付けをして。 )







  • No.420 by 檜山 薫  2018-09-26 23:08:53 







ッ … 馬鹿、そんなこと態々聞くな … 、 (  気持ちいいような擽ったいような、不思議な感覚が全身に纏わり付く。初めて触れられる耳に、初めての感覚。そして初めて自分のものとは思えない甘さを含んだ声が出そうになり。そんな声相手に聞かれたくもないし、自分自身も聞きたくない。口元を必死に押さえていると、相手には声を我慢しているということがバレバレらしく。態々聞いてくること自体が恥ずかしくて、質問してくるなと一言。然し全力で否定せず、と言うか否定しても直ぐにバレるだろうと思い。もうこれ以上恥ずかしい姿を見せたくないので、目はぱっちり開いているが 「 … 眠たくなってきた 」と大嘘を。   )








  • No.421 by 三好 涼太  2018-09-27 19:52:59 







俺しかいないんだから、我慢しなくていいのに。 …んま、可愛い反応見れたから満足です。 ( 我慢せずにありのままの相手の姿を見たい、とは思うが流石に初めての感覚に戸惑いもあるだろうし、何より相手の弱い部分が見つけられたというだけで満足なので、ふふんと満足げに笑みを浮かべる。 「 眠いんですか?、 俺は…まぁ、寝ますか。明日からもまだまだ時間過ごせるわけだし。 おやすみなさい、…薫さん。 」 相手からの唐突な眠いという言葉に目を丸くし。自分はそうでもないし、さっきまで触れていたばかりなのにとも思うが、どちらにせよ今寝ても明日もゆっくりできるだろうしと相手の意見に賛同し、もぞもぞと体勢を直し寝る体勢に。改めて相手の方を見て、頬を指で撫でると、軽く唇に口付けをして、寝る前の挨拶を相手の名前と共に零し、ぎゅっと相手を抱きしめ目を瞑り睡魔がやってくるのを待って。 )







  • No.422 by 檜山 薫  2018-09-27 22:06:37 







明日は買い物な。お前は荷物持ち。…… 、おやすみ、 (  恥ずかしくて逃げた言葉が眠たくなってきたという言葉。だが実際はこんな状況下で直ぐに眠たくなるはずもなく。今日はまだ金曜日で、明日も明後日も相手と過ごす予定があるので濃い休日になりそう。疲れるだろうという意味で先が思いやられる。明日は前に話していた通り、相手が自分の家に泊まるにあたって必要な物を買う日。序に日用品の買い足しや食材の買い置きもしようと思っているので、相手は荷物持ちだと。自分も寝る体勢になろうともぞもぞ動いていると優しく口付けと共に下の名前を呼ばれ。相変わらず恥ずかしくて瞬時に何も言えず。少ししてぽつりと寝る前の挨拶を。こんな状況で眠れるはずもなく、一応目を瞑ってみるが睡魔は何処かへ行ってしまい。寝たふりをしていると、気が付けば本当に眠ってしまい。   )








  • No.423 by 三好 涼太  2018-09-28 16:03:20 







言われなくとも、喜んで。 ( いくら生活必需品を買うと言えど、デートなことに変わりはないのだが、そこは敢えて言わずに相手に合わせ、相手がそう言うならいくらでも荷物を持ってやろうと意気込み応え。 思った以上にすぐ睡魔が来たのか寝息をたて。相手が自分の腕の中にいる事に安心しきっている為か緩みきった寝顔で眠りに入っていて、深く睡眠に入っているのか起きる気配もなく。途中もぞもぞと動くと相手を抱きしめ直したり。 いつ起きるとも決まってないし安心しきっているしで朝日が差し込んでも身を捩り相手を抱きしめるだけで起きれずにいて。 )







  • No.424 by 檜山 薫  2018-09-28 22:28:01 







___ … 三好、起きろ。(  昨晩は不思議と熟睡ができ。故に起きるのもいつもよりも遅く。身体が思うように動かないことを不思議に思って目を開けると、目の前には相手の胸元が。寝る前と変わらずぎゅっと抱きしめられており、力の差で動くことが出来なくて。そっと抜け出して朝食でも作ろうと思ったが、これでは相手も起こさないと自分が動くことが出来なさそうで。気持ちよさそうに眠っているのに起こすのは申し訳なく感じつつ、ゆさゆさと優しく体を揺すってやり上記。起きろと言いつつも自分も寝起きなので、その声はいつもに比べてどこか穏やかというか、幼く。   )








  • No.425 by 三好 涼太  2018-09-28 23:09:25 







__…んんー…ん、なんだ、かわいい声がすると思ったら、薫さんか。 ( 声と共に体がゆさぶられ、薄っすらと目を開けるとぼんやり視界に入ってきたのは見覚えのない景色。しかし視界の端にある髪が目に止まると、相手の家の床で寝ていたことを思い出し。聞き覚えのあるような、ないような、でもなんだか寝起きではっきりしない、そんな声で苗字を呼ばれると胸元の相手に焦点を合わせ。 寝起きの相手の声はこんな声なのかとまた新しい一面を見られ、寝起きだからかへらりと言うよりへにゃりと音を合わせた方が合う顔の緩みようで。 「 名前呼んでくれたら起きようかなー… 」 なんて思考の緩い頭で左記を呟くと相手の髪に顔を埋めすりすりとすり寄って。 )







  • No.426 by 檜山 薫  2018-09-29 22:23:13 







… あと五秒で起きなかったら今日の買い物置いてく。(  朝なので相手の可愛いという言葉に態々反応するわけでもなく、勿論名前で呼んだらなんてことも綺麗に無視を。薫さん、と自然に自分の名前を呼んでくるところも、寝起きではなければ突っかかっていたかもしれない。朝が弱い自分にとっては一人で起きることでやっとなのに、相手に構っている暇はなく。だが、相手の緩みきった幸せそうな顔を見ると名前で呼んで起こしてやってもいいか、なんて思い始め。相手を甘やかし過ぎるなと自分に言い聞かせ、自分で起きる気にさせるために上記を。髪にすり寄ってくる相手の頬を、早く起きろと言うように痛くない程度にぺちぺちと叩き。   )






  • No.427 by 三好 涼太  2018-09-30 01:23:18 







え〜…ずるくないですか、そういうの。…起きますけど。 ( 5秒で起きろなんて、今ちょうど心地のいい時間を堪能するには短すぎて、眉をしかめ。が、買い物行く時間もそれなりに欲しいので、のっそりと上半身を起こすと、重い瞼を擦り大きく伸びをして。カーテンの隙間から差し込む太陽の光ではっきりではないが相手の顔が見え、こんな無防備な姿を見られるのは自分しかいないと思うと緩みっぱなしの頬は締まることはなく。相手に覆い被さるように体の横に手をつくと、瞼上に口付けを落とし、 「 おはようございます。 」 と微笑みかけ。 )







  • No.428 by 檜山 薫  2018-09-30 20:05:52 







… ん、おはよ(  文句を言いつつも起きてくれたので、身体の開放感が一気に来て。いざ離れてみると、一晩中くっ付いていたので少し肌寒さというか人恋しさというか、何となく寂しく感じたり。相手も起きたことだし自分も起きようとすれば、目の前には再び相手が。人間の反射的に顔が近くに来るとぎゅっと目を瞑り。瞼に柔らかな感覚がしたので薄らと目を開け、朝から瞼に口付けをされたのだと分かると擽ったい恥ずかしさが。目線をそっと外してぼそりと上記。羞恥から逃げるために間を縫って相手の下から出て 「 朝食作ってくるから、買い物行く準備しとけよ 」と。足早に洗面所へ向かうと身支度を整え、台所に立ち。馴染みのエプロンをして欠伸をしながら簡単な朝食を作り始め。   )







  • No.429 by 三好 涼太  2018-09-30 21:36:36 







はーい。 ( 目を逸らしつつもちゃんと挨拶をしてくれる相手が愛おしすぎて唇にも、なんてぼやけた頭で思っているといつのまにか相手は自分の下から居なくなっていて。おしいなぁと唇を尖らせるながら相手の言葉に間延びした返事をして。 カーテンを開け朝日を浴びて伸びをし、布団を畳み洗面所へ。軽く顔を洗いようやっと目がちゃんと覚めたところでキッチンへ。冷蔵庫に寄りかかりつつ、エプロン姿の相手を目に焼き付けては嬉しそうに微笑みながら相手の様子を眺めていて。 「 あ、俺今スーツしかないんで一旦家帰って着替えたいです。 車で行きます?、歩き?、 もし車なら俺運転しますね。 後、今日デートですからね、デート。荷物持ちもしますけど。 」 と思いつくことをすらすらと告げ。朝からこんなに上機嫌なのはいつもではなく、やはり今日が相手と過ごす日だと思うと浮足だっているからだろう。まるで顔の周りに花が飛んでるかのように嬉しそうな口調で話して。 )







  • No.430 by 檜山 薫  2018-09-30 22:49:15 







車で行くから、お前が着替え終わったら適当に迎えに来て。… ったく、はいはい、デートな。(  エプロンを着けて料理をするのは、自分にとって日常のなんてない風景。それを飽きずに今日も嬉しそうに見守る相手は変わり者としか思えず。淡々と料理をしていると、独り言のように相手がペラペラと喋り始め。一気に喋るな、と喉まで出かけたが我慢を。車を運転してくれると言ってくれるのは有難いので、お言葉に甘えることに。デートと単に二人で出かけるの違いにそこまで拘る必要があるのかと自分は不思議に思い。取り敢えずその場しのぎで適応に返事を。少しして簡単な朝食が出来上がり。大きな真っ白なプレートの上には、スクランブルエッグと目玉焼きとソーセージ。サラダとトーストも別で用意してあり、飲み物はコーヒー。テーブルに二人分並べて 「 いただきます 」と手を合わせて食べ始め。   )








  • No.431 by 三好 涼太  2018-09-30 23:45:48 








了解です。 デートなんですから少しは緊張感持ってくださいよー。俺ちゃんと気合いいれてるんすよ?、 ( 着替えるだけだしそこまで時間はかからないだろうから相手を待たせる心配はないであろう、こくりと一つ頷いて。 デートとは恋人同士の特別なものと思っている節があり、軽く返事を返されては不貞腐れた表情で。テーブルに料理が並べば座り、湯気のたつきちんとした食事を目の前にして目を輝かせ。他人に、しかも恋人に朝食を作ってもらうのがやはり嬉しいのか、それを表情に隠さず手を合わせ、 「 いただきます。 」 と言うと食べ始め。簡単なものでも恋人と過ごしているからか幸せに溢れ、美味しいです、と頬張りながら。 )







  • No.432 by 檜山 薫  2018-10-01 22:25:52 







緊張感って言われてもな … 。んじゃ、お前が気合い入れた分だけ俺も最低限応える。(  デートとなれば緊張して一言も喋らなくなるだろう。程々にデートということを意識しつつ、固くなり過ぎずに買い物をしようと思い。ならば相手が気合いを入れてデートを意識させた分だけ自分は応えると。こんな簡単な食事でも美味しいと言って食べてくれるのは好感度が上がり。食べることが好きと言っていたこともあって、相手は料理を美味しそうに食べてくれるので作り甲斐がある。今度はこんな簡単な朝食ではなくて、もっとしっかりとした和食やサンドウィッチ等を作ってみようかとプランを考えつつ。暫くして互いに食べ終わり、食器をキッチンへ。「 あと皿洗うだけだし、お前もう家帰って大丈夫だけど。適当に迎えに来て 」と腕捲りをして皿を洗いながら相手に伝え。洗い物を簡単に済ませるように大きな皿にまとめたので、時間はかからない。これが終わったら洗濯機を回すだけなので、着替えるためにもう帰って大丈夫だと。   )








  • No.433 by 三好 涼太  2018-10-02 00:15:12 







最低限って。 まぁ喜んでもらえればいいんで、無理して応える必要も無いっすから。 ( 無理やり楽しんでもらうわけではないので最低限と言えど気を使ってくれたのだろうか、ふは、と笑みを零し。デートだからといって無理してもらう必要は全く無いので、ただ楽しませられて楽しんでくれたのならそれで良く。今更取り繕う関係でも無いと思うが、素直に喜んでくれれば嬉しい、と。 「 ごちそうさまでした。 あー…いいっすか?、 すぐ迎えにくるんで。 」 ぱん、と手を合わせ立ち上がり自分の食器をキッチンへ持っていくと相手からの気遣いに感謝し待たせることになると思うので顔の前で手を合わせ謝罪の意を示し。 相手から借りた服からスーツに着替え、服を畳んで置いておくと、 「 じゃ、すぐ帰ってくるんでまっててください。 …いってきます。 」 キッチンにひょっこり顔を出して一言言った後、少し考え込んでは出かける挨拶を。 出かける挨拶なんて誰かと一緒に住んでいなければ言わないことで、少し照れ臭そうな笑みを浮かべながら言うと玄関を出て自宅への帰路に着き。 )







  • No.434 by 檜山 薫  2018-10-02 22:58:50 







んなこと言われても、無理しないと … っ、やっぱりいい。なんでもない。(  無理しないと相手を意識しすぎて緊張してデートどころか買い物もまともに出来ないから。それを言葉にしようとしたが、これでは相手が調子に乗ってしまうと思ったので、自ら話を始めたくせに自ら話を切り。「 急ぎ過ぎて事故ったりすんなよ。いってらっしゃい 」と自然な流れで見送りの挨拶を言葉にして。相手が出て行って一人になってから沸々と羞恥の感情が込み上げてきて。今のは少し馴れ馴れし過ぎただろうか、同棲でもないのにいってらっしゃいは重すぎただろうか、となんて事ない些細な事が気になってしまい。気を取り直して頬を軽く叩いて気持ちを入れ替え。相手が丁寧に畳んでくれた服と自分が着た服等々を持って洗濯機の元へ。慣れた手つきでボタンを押して洗濯機にあとは任せるだけ。今日の分のバスタオルを準備したり、布団を片付けたり、夕飯を作れる十分な材料はあるかと確認したり。朝の内に諸々を済ませ。   )







  • No.435 by 三好 涼太  2018-10-04 19:58:33 







…あー浮かれてんなー。 ( 足早に玄関で靴を履き相手の家を出ると、先ほどの出かける前の一言の挨拶だけで嬉しいと思って舞い上がってしまうし、思わずにやけずには居られなくて頬を手で抑えるように口元を覆って。しばらくして自宅に着くと、整頓された部屋にスーツを雑に脱ぎ捨て、いくつか服を取り出して吟味し最終的に手に取ったのはシンプルにも群青色のニットと明るい茶色のチノパン。洗面所の鏡の前で普段会社に行く時のきっちりした雰囲気を変え、服の色といい柔らかく仕上げた髪型といい普段の煩さとは遠く、口を開かなければ、知的な雰囲気に。伊達メガネでも、と思ったが以前相手もかけていたのを思い出すと伸ばしかけた手を引いて。財布とスマホ、家の鍵を持つと革靴を履き家を出て。 足早に相手の家に戻ると、扉の前で軽く身なりを整え、インターホンを押して。 )







  • No.436 by 檜山 薫  2018-10-04 22:49:17 







(  家事諸々を済ませてから、今日着ていく服を選び始め。散々デートではないだの言っていたくせに、いざ服を選ぶとなれば変に意識してしまい。迷いに迷ってロング丈の白色カットソーに薄手の黒色のテーラードジャケット。下は黒色のスキニーで、靴も黒色のスニーカーでシンプルなモノトーンコーデ。髪型は普段と変わらず、特にアレンジもなく狙っていないサラサラな髪のまま。ドライアイ故に休みの日ぐらいはコンタクトを避けたくて、シャープで縁が黒っぽいメガネを。着替え終わったその時、タイミングよくインターホンが鳴り。この時間にインターホンを鳴らすのは相手しかいないと思い、スマートフォンや財布や鍵をポケットに入れると応答せずに直で玄関に。扉を開けて靴を履き 「 ナイスタイミング 」と一言。しっかりと鍵をしてから相手と共にマンションを降りて車が留まっている路上まで行き。今日の相手はいつもの印象とは全く違い、大人っぽくて、そのギャップに不覚にも鼓動は高鳴りそうになり。   )








  • No.437 by 三好 涼太  2018-10-05 23:20:36 







っと、 お待たせしました。 ( まだ早かっただろうか、それとも待たせただろうか。 どっちにしろすぐ出てくるとは思わなかったので少し驚いて。 ナイスタイミングということは丁度良かったのか、とほっと一息。ちょっと遠いショッピングモールにでもしましょうかーなんて軽く話しかけながら相手の隣を歩いて車まで行き、運転席側に回る前に相手に手を差し出し、 「 今日は楽しみましょうね。 俺が運転しますから、檜山さんは寝ててもいいですよ?、 」 とくすりと笑みを浮かべながら。 )







  • No.438 by 檜山 薫  2018-10-06 13:30:56 







帰りは俺が運転する。… 、今日はよろしく。(  相手に車を出してもらったのでここは自分が運転しようと思っていると、相手が運転してくれるらしく。ならば帰りは自分が運転すると。映画を一緒に観に行った時は付き合っていなかったので、よく考えたら相手と付き合うようになって初めてのデート。変に意識して緊張しているのがバレないように平然を装い。楽しみましょう、の精一杯の返事としてよろしくと。目線を逸らしつつ伝えるだけ伝え、照れ隠しで足早に車の助手席に乗り込み。   )







  • No.439 by 三好 涼太  2018-10-06 20:11:35 







いいっすよ、今日は俺に任せてください。 ( 律儀に運転を交代してくれると言うが、どっちかと言うとエスコートをしたい気分ではあるので、軽く片目を閉じると自信満々な様子でいて。運転席に乗り込むと、エンジンをかけシートベルトを。 相手の格好を目にとめると、やはり眼鏡をしてきていて、むしろ自分もしてくればよかったかと。 「 今日もお洒落ですね。俺好きですよ、眼鏡かけてる檜山さん。 」 眼鏡の縁で視線をうまく掴めないのか、ハンドルに寄りかかり前屈みになってから相手の目を覗き込むとへらりと笑って。 さて、と一息つくとナビを起動させ、いくつかあるショッピングモールの中から大きいところ選ぶと、 「 とりあえず大きいとこ向かいますね。 行きたいとことか食べたいものあったら遠慮なく言ってください。 三好タクシーは何処へでも行きますよー。 」 なんて冗談を交えながら車を発進させ目的地へ。 )







  • No.440 by 檜山 薫  2018-10-06 23:03:52 







今日の運転はお前に任せる。疲れたら直ぐに代わるから。(  同じ男だからこそ、デートでかっこいいところを見せたくて運転をすると言いたくなる気持ちが分かる。なので、ここは相手の気持ちを汲み取って運転は任せると。「 単にドライアイでコンタクトは避けたいだけなんだけどな 」デートだから服装に気を遣いましたとは勿論言わず。ドライアイというのは本当だが、仕方なく眼鏡にしているというような風に話し。相手の普段とは違う雰囲気に鼓動が高鳴っているのも勿論自分だけの秘密。三好タクシー、なんて聞くと手の甲で口元を軽く抑えて、ふっと笑いを我慢しつつも零し。前に比べたら変に気張らなく自然体でいられるように徐々になってきて。「 んじゃ、三好タクシーに明日は美味しいスイーツが食べられる店に連れていってもらうか 」と独り言のように話し。今日も家に泊まり明日も一緒に過ごす約束を前からしているので、どうせならお洒落なカフェなんかに行った方がデート感は出るのではないかと思い。カフェだけ行ったら帰ってきて、そこからは家でゆっくりするのもいいと明日のプランを考えたり。   )








  • No.441 by 三好 涼太  2018-10-08 23:22:35 








体力には自信あるんですよー。 ( ふふんと鼻を鳴らし自慢げにハンドルを握って。 「 へー、ああそういえば会社でも眼鏡かけてましたよね、ってことは別に俺の役得でもないのかー。残念。 」 コンタクトには縁がないが、コンタクトをつけている人は休日の眼鏡の姿のギャップ…と思っていたが、相手はパソコン用の眼鏡を会社でかけていた気がするので自分だけが見えてる姿ではなく残念と眉を下げ。 運転席にちゃんと座り直し運転を再開。 「 お、笑ってくれた。 じゃあ気に入ってもらえるところチョイスしなきゃですね。 そのあとはー…外でも良いですけど、俺できれば檜山さんの作る飯が食いたいなーと… 」 信号待ちにちらっと相手の方に視線だけむけると笑ってくれているようで、相手が自然に笑っていてくれていることが嬉しくて視線を前に戻すと嬉しさを噛みしめるように目を細め。 明日のことを考え相手といきたいと思っていたカフェをひっそり探してリストにしていた一覧を思い出しながら答え。 その後はせっかく相手と長い時間過ごせるのだから相手の手料理を食べたいと語尾を濁しつつリクエストを。 しばらくして目的地に着き、必要なものを手に取ると車を出て。 )







  • No.442 by 檜山 薫  2018-10-09 17:46:53 







風呂上がりとか寝てるところ見られんのはお前の役得だろ。あと手作りの飯食えるのも。我儘言うな。(  残念だなんて相手は言うが、今でも充分相手しか見れない自分の姿はあると。口付けした時の表情を見れるのは今は相手だけ、とまでは流石に言えず。これ以上欲しがるなとばかりに溜息を一つ。「 その言い方は、期待していいってことだよな。んで、昼は俺な。てことは、今日の夜と明日の昼と夜と … 取り敢えず食材買い込むか 」既に候補があるかのように話すので、これは期待出来そうだとプレッシャーをかけ。食事を作るぐらい自分としては何て事ないので、サラッと受け入れ。冷蔵庫の中を思い出しつつ食事の回数を指折り数えて、食事はどれくらい必要かと考え。せっかくなら今日買い込もうと思い。車を出ると運転してもらったことに対してお礼を。ショッピングモール内に入ると、休日ということもあって家族連れや恋人同士、友達同士など様々な人で賑わっており。周りから見れば自分達も友達同士に見えるのだろう。恋人同士で尚且つ今日はデートだということを知っているのは自分と相手だけだと思うと恥ずかしい中でも擽ったいような嬉しさがあり。スマートフォンで今日買うべき物のメモを相手に見せながら 「 先ずはパジャマ買うか 」と歩き始め。   )







  • No.443 by 三好 涼太  2018-10-12 00:19:12 







ん、割と檜山さんもそこら辺意識してるんすね、恋人の特権。 ( 相手の言うように自分しか知らない表情はたくさんあって、それらは恋人である自分だけ知ってることではあるが、少しでも相手が意識していると思うと恋人感が垣間見え、にし、と自分の物を自慢する子供の様に笑みを浮かべ。 「 裏切らないように頑張りますよー。 」 自信満々、というわけではないが意気込みは十分で。 モール内を歩きながら、何度かすれ違う恋人達は手を繋いでいて、それを視線だけ追いながら、擦れ合いそうな距離にある手の指先が熱くなり、どこにも発散することもできないままぎゅっと拳を握りしめ。 スマホの画面を上半身を屈みながら見つつ、ふむふむと小さく頷きながら続くメモを読んでいると、 「 俺と一緒にいなくても、俺のこと考えててくれたんすね。 」 と視線だけ相手にずらしふっと微笑みながらそう言って。 メモから目を離し、歩幅を合わせ歩きながらきょろきょろと周り見渡していつも行くような店はないかと探し、見つかるとそこに入っていき色々と物色して。 )







  • No.444 by 檜山 薫  2018-10-12 23:17:14 







お前が我儘言うから例えばを話しただけ。別に意識してねぇよ。(  相手と居ると後輩というよりも恋人として意識してしまう。けど、笑みを浮かべる相手とは対称的に意識していないだの素直ではない言葉ばかり並べ。自分の方が背が低い、というか相手の背が高いので覗き込むようにしてスマートフォンの画面を見ているのが少し悔しく感じ。その後に続く言葉に対して「 … そうですけど何か 」と珍しく否定はせず。釣れない表情や言葉も愛故に。素直に言えないので、ついついイラついているわけでもないのに、若干むっとしつつ。相手と共に入った店は服だけではなく雑貨も置いてあるので、序に相手用のマグカップやタオル類も買ってしまおうと思い。店内を見ていると着心地の良さそうなフリースのパジャマから、スポーティなジャージまで様々。パジャマぐらいお揃いがいいと言っていたことを思い出し、直接的にお揃いという言葉は出さないが 「 俺サイズはL。物によってはMでもいけるけど 」と自分の服のサイズを教えて、自分の分も一緒に籠に入れてもいいという意味で。それだけ伝えると、目線を直ぐにパジャマに返し。どれがいいかと色々と見たり身体に当ててみたりして。   )






  • No.445 by 三好 涼太  2018-10-13 01:16:28 







はーい。 ( 意識してなかったら赤面もしないだろうし、という安易な考えではあるが自分の中では相手は多少は意識してくれているだろうという前提のもと話していたので、否定をされても間延びした返事しかせずに。 「 …、 なんでも、ないです、 」 そんなわけあるか、とか否定の言葉が飛んでくると思えば何故か不服そうな顔をしていながらもあっさり肯定され目をぱちくりと瞬きさせ。 なにかと問われればいきなり素直になられるとギャップについていけず、照れずにはいられなくて体を起こすと顔を逸らし何でもないと呟き。 「 …!、 そうっすね、これからならちょっとあったかいのにしましょうよ、これとかー…これ?、 あ、これとかどうっすか!、 」 お店に入ると籠を手にして歩きまわっていると、ふと耳にした相手の服のサイズ。ぱっと表情が明るくなり、男性物だからか数が少ないが手当たり次第見ていると、長袖長ズボンの中心に猫のシルエットが描いてあるフリース生地のものを手に取ると、相手の体に当てうんうんと満足そうに頷いてはサイズを選び色違いで自分のも手に取り並べて相手に見せると。 )






  • No.446 by 檜山 薫  2018-10-14 22:10:02 







… なんだお前、変な奴。(  先程まで幸せそうに微笑んで、いつも通り自分の反応を伺うように言葉を並べていたのに、自分が少し認めたぐらいでなんでもないと照れてしまったので変な奴と一言。なんでもないわけがねぇだろ、とまで言いかけたが、照れの共倒れは避けたいので特に突っ込むことはなく。「 これ?… んー、まぁ俺はどれでもいいんだけどな。お前がこれがいいなら決定でいいんじゃねぇの ? 」服のサイズを教えただけなので相手に自分の言いたいことが伝わっていなかったら、と心配していたが、無事に汲み取ってくれたので安堵し。生地はこれがいい、色はこれがいい等々の拘りはないので、相手が持ってきた服に対して特に文句は言わなく。相手がこれがいいと言うなら別に構わないと。パジャマを籠に入れて、もう少し店内の探索を。マグカップが幾つか並んでいたので手に取って見たりして 「 お前のマグカップ買っておきたいけど、どれがいい? 」と。   )








  • No.447 by 三好 涼太  2018-10-15 19:43:01 







ん、檜山さんに似合いそうなんでこれにします。 ( 相手の言葉に満足げに大きく頷いてから、自分の分の一回り大きめのサイズをワンセット籠に入れ。 相手の後を追いながら、頭を動かしキョロキョロと店内を見回して。 マグカップがいくつも並んでいるのが見えると、そこで相手は立ち止まり、相手の後ろから顔を出しては同じ目線になってマグカップを眺め。 外なので腕こそ回さないが、密着度は高く相手のさらさらの髪が頬を擽り。 いくつもあるマグカップの中から一つを選ぶには特にこだわりがないので難しく、んー、と唸り、こてりと首を傾げ。 「 多すぎて決めらんないっすねー…、そうだ、檜山さんいくつか候補出してください。俺っぽいやつ。 」 自分では決められないならせっかく一緒にいる相手にいくつか選んでもらってそこから決めようと、自分のことを指差しつつ相手の表情を伺うように顔を見て、助け船を求め。 )







  • No.448 by 檜山 薫  2018-10-15 22:26:34 







せっかくなら今晩から使うか。俺に似合うかは分からねぇけど。(  普段はスウェットばかりなのでフリースは初めて。猫のシルエットが書かれたパジャマが似合うかは分からないが、せっかくなら今晩着てみようと思い。自然な流れで相手の顔が後ろから来て隣にいるわけだが、昨晩布団の中で共に過ごしたからか、感覚が麻痺していて。相手の髪の毛が当たって擽ったいな程度は思うけど、ムキになって避けるほどでもなく。「 三好っぽいのは … これと、あっこれとか ? こっちもお前っぽい 」可愛らしい熊の顔の形をした子供向けのプラスチック製のマグカップ、数字が書かれたシリーズから相手の名前を意識して34と書かれたマグカップ、シンプルな黄緑色のマグカップの三種類を並べ。前半二つは完全に巫山戯たので、くすっと笑いそうなのを我慢し。真面目に選んだのは最後の一つだけだが、相手はどれを選ぶのだろうと少し期待をしつつ。   )







  • No.449 by 三好 涼太  2018-10-16 01:59:03 







やった、俺も着ます。 あったかいですよきっと。 ( 買ってすぐに着てくれるとは思わず目をきらきらさせ喜びを露わにして。 カゴの中のパジャマに触れ生地を確認しながら、この季節にはぴったりだと満足げに笑みを浮かべ。 「 おおー、ってこれ、子供用じゃないっすか。 俺っぽい?、 」 相手の選んだクマの絵柄のマグカップを手に取ると軽く、プラスチックな上に子供向けの絵柄で、くくっと笑みをこぼしながらクマの絵柄を相手に見えるようにして顔の横に持ってきて並べ、これが自分っぽいのだろうかと首を傾げ。 数字の書いてあるのはこれまた名前から取ったものだろうし、と最後に相手の選んだマグカップを目にすると、良くあるシンプルなものだが相手のなかではこういうのが自分っぽいものなのかと思い至れば、 「 んー…じゃあこれに決定ー。 あとは…タオルもあった方がいいっすか?、 」 少し悩んだ末に黄緑色のマグカップを選んでは籠へ。 キョロキョロと店内を見回しほかにいるものはないかと物色し、必要そうなものはいくつかカゴに入れてゆき。 )







  • No.450 by 檜山 薫  2018-10-17 18:54:20 







俺いつもスウェットだから、こんか素材初めて。(  相手に習って自分も籠の中のパジャマに触れてみて。寝る時も部屋着もスウェットかジャージなので、こんなにもふわふわした肌触りのいい素材はパジャマとして着たことがなく。少し楽しみだな、なんて思ったり。「 ん、お前っぽい。子供みたいで、動物に例えると大型犬か熊 」思っていることが顔に出やすいし、表情はコロコロ変わるし、美味しそうにご飯を食べる姿も相手は子供みたいで。けど、その分運転している姿や昨日の夜などの普段のギャップはキュンと来るものがある。熊や大型犬というのは、単に自分よりも身長が高いので大きく見えるだけ。相手といるとほのぼのしてくるので、その辺は熊に近いのかと思ったり。子供っぽい熊やっぼい等散々言ったが、何となく内面的には自分よりも相手の方が大人に感じ。ごちゃごちゃと飾りもなく、柄も特にあるわけでもないシンプルなマグカップの方が相手らしく。マグカップも決まってその他の必要なものも決まり、会計を済ませ。勘のいい店員さんならお揃いのパジャマだと気が付くんじゃないかと思ってドキドキとしつつ。店を出て「 そろそろ昼食う?」と時計を確認しつつ問いかけ。   )







  • No.451 by 三好 涼太  2018-10-18 23:01:47 







ああ、身長でかいからクマなんですね。 …子供かー、年下だし仕方ないっすけど、子供とデートしてるとは思わせないように頑張りますね。 ( クマや犬と例えられ普段の自分を振り返ってみると、たしかに相手にとってはペットの犬のような存在かもしれないと小刻みに頷いて。クマ、と言われるとマグカップのクマと目を合わせ首を傾げ。一瞬考えると、その図体の大きさからかと納得。 子供向けのマグカップを戻し、子供みたいと言われると相手にとっては後輩であるし年下だし仕方ないのだけれど、もう恋人という意識はしてるだろうが、相手の腰にするりと手を回し引き寄せ、間延びした声ではあるが目を合わせ首を傾げながらふっと笑い。 周りに特に人影はなかったがすぐに手を離し、レジへと向かい会計を済ませ荷物を持ち。 相手が時計を見ると同時に腹の虫がなり、 「 俺の腹が食いたがってます。フードコートかなんかで食べます?、 それとも違うとこ行きます?、 」 と少し恥ずかしそうに頬をかいて。 近くのマップの前まで行けば店の一覧表を見ながら首を傾げ。 )







  • No.452 by 檜山 薫  2018-10-21 20:34:53 







雰囲気も何となく熊っぽいけど。あっ、なぁ、俺って動物に例えると何 ? … 子供だと思われないようにするのはお前次第じゃねぇの。(  確かに図体の大きさも関係しているが、何となく癒される雰囲気は熊らしさを感じ。犬だの熊だの好き勝手言ったので、相手から見て自分はどんな動物に見えているのだろうと気になり、自分を指差して問いかけ。腰に腕が這ってくると擽ったさがあり。簡単に相手の腕の中に収まると、少し目線を上にして相手の方をちらりと。誰も周りにいないが、ちゃんと離してくれる辺りの相手の行動に対しての気遣いは助かっているし好きな箇所でもあり。お昼の時間を確認して時間を確認するとタイミング良く腹の音が聞こえ、ぽすりと相手の腹を痛くないように力を抜いて殴り。「 お前、素直すぎ。好きなもん食えるしフードコート行くか 」と相手と一緒にマップを覗いてフードコートの場所を確認すると向かって歩き始め。同じ階にあったので歩けば直ぐに到着。お昼時ということもあって混んでおり、キョロキョロと辺りを見渡し。タイミング良く二人席が空いたので透かさず席を取り。席を探していると同時に店も見ていたので 「 俺カルボナーラ 」と。   )







  • No.453 by 三好 涼太  2018-10-22 23:48:40 







檜山さん?、 んー…フクロウとか、猫とか?、 あんま人と群れないとことか、素っ気ないとことか。 …そんな風に上目遣いされたら思わずキスしちゃうかもしれないっすよー。 ( 熊っぽいと言われれば実感がまだ湧かず、そうかなぁと頬を掻いて。 相手に問われればじっと相手を見つめ、そしてうーんと考え込むとフクロウと猫が思い浮かび。 あまり騒がしいところや人が多いところにいないのがフクロウっぽく、また自分の前でツンとして素っ気ないところを見せるのは猫そっくりで。 身長差からか相手が視線だけをこちらに向けると上目遣いのようになっており、不覚にもキュンとして、口調は軽いが心臓は普段より早鐘を打っていて。 はーい、と軽く返事をしながら相手の後を追ってフードコートへ。 すぐ近くに席を取れれば、荷物だけ置いて、 「 俺もパスタの気分だったんで買ってきますよ。 待ってて下さい。 」 と言い残すと2人分の食事を買いに並んで。 混んでいるというものの流れは早く、しばらくすると湯気のたった相手の分のカルボナーラと自分の分のボンゴレスパゲティを盆の上に乗せて席に戻り。 )







  • No.454 by 檜山 薫  2018-10-23 22:44:14 







フクロウは初めて言われたかも。フクロウも猫も可愛くて俺好きだけど。… んだよ、自分よりも小さいって言いたいのか?(  フクロウと猫と言われれば頭に思い浮かべ。両方共に静かな動物故に好んでいるので、案外満更でもなさそうに頷き。相手からどんな風に見られているのか分かったのが何となく面白くて。自分は上目遣いをしている自覚はない。これは身長差なので仕方ないことで。然し決して自分が小さい訳ではなくて寧ろ平均的な身長で、相手が大きいだけ。それも分かっているが、態と不満げに呟き。「 ん、ありがと。いただきます、」買ってきてくれるとのことなので、自分は大人しく席に座って待ち。その間に袋を覗いて買ったものを見ていると、ただ泊まりに来るための買い物をしているのに買い込みすぎて同棲するようだと思いつつ。暫くすると美味しそうな匂いを漂わせて目の前に運ばれてきたので上記を。手を合わせて挨拶をし、猫舌故に ふーふーと息を吹きかけてよく冷ましてから一口食べ。美味しいものを食べると誰しも自然と笑顔になるが、勿論自分も例外ではなく。笑顔とまでは言わないが、いつもよりも柔らかい雰囲気になりながら食べ進め。   )








  • No.455 by 三好 涼太  2018-10-25 17:55:07 







俺も好きですよ、 だから例えたんだし。 そんなこと言ってないっすよ、んまぁ身長差も含め好きなんで間違いじゃないっすけど、 ( 動物全般好きだが特にサイズの小さい動物は好きで、その好きな動物の中から選んだのだから自分も好きで、得意げにふふんと鼻を鳴らし。 たしかに自分の背は高いがそれは相手を小さいと言っている気はなく首を横に振り。 がしかし自分の身長からしか見えない相手の顔もありそこはそこで好きなので否定出来ずもごもごと語尾を濁し。 「 いえいえ、いただきます。 … 俺もっと檜山さんと食事したいっす。 檜山さん見てると、俺も幸せな気分になるし。 」 椅子に腰掛け手を合わせてから相手と同じように食べ始めて。 これも美味しいが、やっぱり相手の料理が食べたいなとふと思うと視線をあげると、そこには今では少し見慣れた柔らかい表情の相手がいて。 相手の手料理もそうだが、やはり相手と過ごす時間の方が愛おしいと感じ、目を細め表情を綻ばせ。 言うために止めていた手をまた動かし、ぺろり平らげて水も飲み干し。 )







  • No.456 by 檜山 薫  2018-10-26 22:15:28 







俺は別に犬も熊もそこまで好きじゃないけどな。… 言っとくけど俺一般的には平均的な身長だから。もうお前ずっと屈んどけ。(  幼い頃から実家で犬、しかも大型犬を飼っていたので犬は好き。熊も動物園にいるような可愛らしい熊は好き。けど、ふんとそっぽを向いて好きじゃないなんて嘘を。相手を見る時はいつも目線を少し上にしないといけないし、女性のように抱きしめられればすっぽりと埋まってしまうし、何かしら悔しく感じることが多く。縮め縮めと相手の肩をぎゅっと上から押し。「 … 今晩はお前がリクエストした唐揚げだから 」昨日リクエストを聞いた際に唐揚げと返ってきたので、今晩は手作りの唐揚げ。美味しそうに料理を食べる相手が見たいので自分ももっと相手と食事がしたい。だからこそ態々夕飯のリクエストを昨晩聞き。楽しみにしててくれという意味も込めて上記を。一口一口丁寧に冷ましながら食べていたので相手よりも時間がかかり。相手が食べ終えて少ししてから食べ終わり、手を合わせて挨拶も済ませ。欲しいものは買えたので 「 買い物終わったし、お前の行きたい店あるなら行こ 」と。   )








  • No.457 by 三好 涼太  2018-10-29 18:07:48 







えー、まぁ嫌いじゃないだけマシかー。 すみません、でかくて。 んー…これぐらいっすか?、 ( 好きじゃない動物に例えられたかと思うと少し複雑な気持ちではあるが嫌いでないだけマシだし、もしかしたら相手の照れ隠しかもしれないことを願いながらへらりと笑って。 肩を押されれば苦笑しながら反抗するも、まぁ屈むくらいならと少し前かがみになり相手より低くなって横から相手を見上げ首を傾げ。 「 やった。 …なんか何度聞いても嬉しいっす。 新婚みたい。 」 昨日話した今日の夕食を告げた事を相手の言葉で思い出し、小さくガッツポーズをして。 もうすでにした会話だったが、やはり恋人、というか夫婦らしさを感じ、ふふ、と笑みを浮かべ。 相手が食べ終わるのを待ち、荷物を持って立ち上がると食器類を片し、行きたい店と言われればうーんとしばし考え込み。特に必要なものもなかったし、外では満足に相手に触れられないので、 「 特にないですよ。 檜山さんの行きたいお店あったら行って、…そのあとは家でいちゃつきたいっす。 」 といちゃつきたい旨だけ小声で囁くと、にんまりと笑みを浮かべて。 )







  • No.458 by 檜山 薫  2018-10-30 09:56:19 







… やっぱお前はでかいままがいい。(  前屈みになって見上げられると、ばっちりと相手と目が合い。いつもの目線を少し上にするよりも、相手が自分よりも背が低い方が視界に入るので心臓が持たなく。背の高い相手はカッコイイけど、背の低い相手は年下らしくて可愛いと心の中で思いつつ。これではドキドキして煩いので、自分から縮めたくせに元に戻れと。自分も先程、新婚みたいと同じことを思っていたなんて口が裂けても言えない。同じことを考えていたのだと分かると嬉しい気持ちもあり、少し複雑で。行きたい店はあるかという問いかけの返事として耳元で囁かれた言葉に対して、相手の肩を痛過ぎない程度に軽く殴り「 … 調子乗んな。お前がんなこと言った後だから帰りにくい 」と相変わらず口を開けば文句を。行きたい店もないので家に帰ろうかと言おうと思っていたところに、家でいちゃつきたいと言われ。ここで自分が家に帰ると言ったら、いちゃつきたいと思っているみたいで恥ずかしくて嫌で。けど、足は出口の方に向かって歩き出し。   )







  • No.459 by 三好 涼太  2018-10-30 18:42:23 







もー、檜山さんも意外とわがままなんすね。 ( 屈めと言ったりでかいままがいいと言ったり、忙しないが特に嫌とも思わず、ただそういうわがままは自分だけのものであれば良いなと思いつつ、仕方ないなぁと困ったように笑って。 「 ちょっと意地悪でしたね、すみません。 普通に帰りましょうか。 ––––檜山さん、ちょっと待ってて。 」 少々言い方に含みがありすぎたかと反省の表情を苦笑いと共に浮かべて。相手の隣を歩速を揃え歩き、駐車場へと向かう途中、動物の形をしたキーホルダーがずらりと並んでいる店を見つけ。 どことなくゆるい、小ぶりで可愛らしいそれを見て先ほどの会話を思い出し。 すぐにピンと来たようで、相手の肩をぽんと軽く叩くと足早にその店に入り、熊が座っているものを手に取るとさっと会計を済ませ。相手の元に戻ってくると、 「 はい、これ檜山さんの。 今日の思い出ー。 」 とそのキーホルダーの入った小さな紙袋を手渡して。 そこからまた歩き出すまで数分と経たず、この連休のどこかでそういうものを渡せたらなと思っていたからか満足げな足取りで駐車場へ向かい。 )







  • No.460 by 檜山 薫  2018-10-31 21:56:57 







(  帰ろうと思って歩いていると、ちょっと待っててなんて突然何かを思い付いたように言われたので、従順に言われた通りにその場で待ち。戻ってきた相手の手には物があったので、買い忘れだろうと小言を言いかけたが、その小さな紙袋は自分に渡され。頭には疑問符が幾つも浮かび、開けてみると可愛らしくゆるい熊のキーホルダーが。「 _ !三好との買い物楽しかった。ありがとな 」と珍しく控えめながらも笑顔を向け、素直な言葉を並べ。車のルームミラーに付けようか、それとも鍵に付けようか、と熊のキーホルダーを普段よりも優しい目線で見つめ。大切そうに紙袋の中に入れ、少し小走りで相手に揃えて追い付き。先程までの笑顔は何処へ、既に駐車場に着く頃にはいつも通りのツンとした表情に戻っており。「 帰りは俺が運転する 」と一声かけてから運転席に乗り込み。相手がシートベルトを着用したことを確認してから車を走らせ。   )








  • No.461 by 三好 涼太  2018-11-02 16:29:12 







檜山さ、 … こちらこそ、楽しめたお礼です。 ( 流れで先に歩いてしまった事を気づけば立ち止まり振り返って。 猫とも迷ったが手に取っていたのは熊の方で、そのキーホルダーを見たときには自分のことを思い出してくれたら、なんて欲で勝手にあげたプレゼントを、あんなに優しい表情で見つめられてしまえば言葉に詰まらずにはいられず、相手の表情を目に焼き付け。 一つ息を吐いて、今日は自分も楽しかったしそのお礼だと考えついた程のいい理由を口にし。 隣を歩いている間、横目で相手を見ているとだんだんと表情はいつものものに戻っていき、勿体ないと思いつつもまた見られるように頑張ろうと密かに決意を。 「 んじゃ、 お言葉に甘えて。 」 そこまで疲れてはいないが、運転してくれるというのなら断りはせずに助手席へ。 )







  • No.462 by 檜山 薫  2018-11-02 23:04:27 







… 明日はなんか俺もお返ししないとな。(  何か言いかけてそうだったので、続きを促すように、ん?と問いかけるが後に続くストラップを買ってくれた理由に納得し。買い物して、ご飯を食べて、初めての相手とのデートは言葉にこそしないが本当に楽しくて。相手が楽しめたお礼としてストラップをくれるなら、律儀な性格故に明日は何か自分もお礼をしようと。車を走らせて暫くすればマンションが見えてきたので、駐車場の定位置に車を停め。買ったものを忘れずに持ち、自分の部屋へと向かい。普段帰ってくると一人暮らしなのに、ただいまと言ってしまう癖があり。ついつい癖で、ただいまと言って玄関を開け。こんな恥ずかしい癖を絶対に相手に弄られたくないので、何も言うなと言わんばかりにぎろりと相手を見て。リビングまで行くと取り敢えず買った荷物をソファの傍へ。デートというもの事態久しぶりすぎて疲れ、勢いよくソファに座り。   )







  • No.463 by 三好 涼太  2018-11-04 22:42:06 







いいのに、律儀ですね。 …でも、期待してる俺もいるんすよねぇ。 楽しみにしていいっすか?、 ( お礼にと渡したものなのに、お返しをされてはお返し返しのようなもので、それでも律儀に返そうとする相手は変わらず、でもそんなところも好きで。 きっと言わないけど色々考えてくれるのだろうから、期待に胸を踊らせ嬉しそうに口角をあげると。 相手の後を追い相手の部屋に帰ってくると、相手の、自分に向けてではないつぶやきが聞こえ。一寸置いてそれが癖だろうと気付いた時には振り返った相手の睨みが突き刺さっていて。 何も言わない、という意で無言で視線を明後日の方向に逸らすと。 ポケットのものを出し少々身軽になると、密着するように相手の隣に腰掛け、相手の肩に片腕を回し抱き寄せ。 何となく2人きりになれたので流れでやってしまったが、流石に睨まれるか退けられるだろうかと思い、気まずそうに抱きしめる力を緩め。 )







  • No.464 by 檜山 薫  2018-11-05 22:26:36 







あー、あんまり期待すんなよ。まだ小物とかでお前の好きな感じとか分からねぇし。(  何をプレゼントしたら喜んでくれるのだろうかと考えたが、相手の好きな感じの色とか雰囲気とかが分からないので小物類は避けた方がいい。けど、他に何をあげるかと言われたら何も思い浮かばなく。相手を想って選ぶけど、あまり期待はするなと控えめで。ソファに座るなり、引き寄せられたので少し驚きがあり。新鮮な反応が出来なくなったわけではなく、良い意味で相手のスキンシップにも慣れてきて。近頃は寒くなってきたので相手とくっ付くと暖かいし、自分よりも身体の大きい相手に包まれると安心感があって尚且つ居心地がよく。そんな理由が重なり、抱き寄せられても嫌がる素振りは見せず。相手から抱き寄せてきたのに、力を緩めてきたので、寧ろどうしたのかと相手をちらりと見て。   )








  • No.465 by 三好 涼太  2018-11-05 23:22:57 







んー?、 俺の好み?、 そうですねー…聞かれれば全然答えますけど…檜山さんは小物のセンスよさそうなんで、なんかお洒落なものとか便利なものくれそう。 ( 首をこて、と傾げ好みがわからないと言われればふむ、と考えこみ、好きな色、雰囲気などあるがあまり物への好みはなく。何を貰うかより、誰に貰ったかで変わってくるので特に自分から言う事はなく。 期待するなと言われるが、相手の選ぶものだからこそすでに嬉しいのでそれが柔らかい表情に出ていて。 「 あー…いや、 …んー、嫌がられるかもとか、女扱いすんなとか、言われるかと。 」 嫌がる様子もなく、むしろどうしたのかという表情で見られれば、視線をふらふらと動かしどもった後、先ほどより強く抱きしめ首元に顔を埋め呟き。 )







  • No.466 by 檜山 薫  2018-11-06 23:05:08 







だから、期待するなって … !あと、その緩々な表情どうにかしろ。(  女性なら店員さんにプレゼントをするなら何が喜ばれるかと聞いたり、ネットで調べたり出来るけど相手の場合はそういうわけにはいかない。自信が無いので期待するなと言っているのにお洒落だの便利だの言ってくるので、食い気味に上記を。勢いで相手の緩みきった幸せそうな顔を見て、頬をむに、と両手で掴んで少し引っ張り、締まりのない顔を正そうと。「 … 散々昨日の夜はくっついてきたくせに、今更どんな心配してんだよ 」ガッと来る時は来るが、時折今みたいに遠慮や迷いが垣間見えるので、以外とその辺はナイーブなのだろうかと思い。首筋に顔を埋められると少し擽ったくて、少し身を捩らせ。なんだか相手の行動が子供みたいに感じ … でけぇ子供、と呟いて、犬を撫でるみたいに雑に頭をわしゃわしゃと撫でてやり。   )







  • No.467 by 三好 涼太  2018-11-07 01:14:49 







えー、んー…、 じゃあ、こう?、 ( 相手のこと考えていると自然と緩まる表情で、自分ではどうにもできないし、相手に言われてから意識はしているものの、ただ幸せを感じてるな程度の意識で特に変える気もなく。しかし相手に物理的に表情を正されそうになれば、眉を寄せ少し考えると、頬をつまんでいる両手を緩く掴んで頬から離し、緩い表情を引き締め、相手と目を合わせると手を握ったまま真っ直ぐに見つめてみて。 「 俺との関係に萎えられたくないんすよ、こう見えても色々考えてるんです。 」 考えなしに触れてしまうこともあるが、どちらかというと同性というのもあり不安は拭い切れず。いつ振られるか、なんてのも1人になれば考えてしまうほどで、不安をぼそりと零し。 …子供はこんなことしないでしょ、と聞こえたつぶやきに少し不満げな顔を上げれば、唇を寄せて軽く唇同士を合わせて低く呟くと。 )







  • No.468 by 檜山 薫  2018-11-08 07:47:04 







… そうだけど、… いや、もういい。(  相手の瞳に自分しか見えないほど真っ直ぐに見つめられると、改めて見るとやはり整った顔をしている、と見蕩れるように呑気に考えていたので、首を横に振って意識を振り払い。そーっと目線を泳がせた後に結局逸らし。背を縮めと言って恥ずかしくて自爆したり、今だって見つめられて照れ、で毎回相手にくるめられてしまい。「 … 正直意外。俺以外にも同性と付き合ったことがあって、それなりに扱いに慣れてんのかなって思ってた 」初めて同性と付き合ったのに偏見もなく受け入れることが出来るのは、相手の自分に対して大切に想ってくれる気持ちが伝わってくるからなのかもしれない。相手が素直に悩みというか不安を話してくれたので、少し失礼なことかもしれないが自分が思っていたことを話し。自分の些細ななんてない呟きも毎回丁寧に拾うのが相手。毎度の如く聞かれてしまい、不意に触れた唇と、普段よりも低い声に不覚にも鼓動は高鳴り。狡い、なんて思いつつ離れていく唇を目線でぼーっと追い。   )







  • No.469 by 三好 涼太  2018-11-08 22:35:58 






なんすかそれ。 ( じっと見つめていると視線は逸れていき、こちらもあまり長く真剣な表情を作るのも耐えられなかったのか力が抜けたようにいつもの明るい表情に戻るとくすくすと笑い。 「 んー…、あんまり昔の話は避けたいっすけど、女の人とも男の人とも付き合った事はあります。 でも、自分から好きになった事無くて、好きになった人とこうして一緒にいるのは檜山さんが初めてなんすよ。 だから、いつもの調子が出ないんです。 」 格好つかないし、昔の恋人とどうだったという話もすべきではないし、で少し言い澱みつつ、本音を零し。 どちらとも経験はあるものの、人を好きになるという事があまりなくちょっとした悩みでもあったが、相手を好きになれたことで反動が大きく手に入れるまで執着して今に至る。 いざ付き合ってみると案外緊張してしまっていて、はは、と苦笑を浮かべて。 「 …もう一回?、 」 相手の視線の先は自分の唇で、ふっと笑うともう一度した方がいいのかと問いかけるが、答えを聞く前に唇を奪い。 触れるだけでは物足りず、首元に指を這わせ後ろにもっていくと自分の方に寄せ、啄むように口付けを繰り返し。 )







  • No.470 by 檜山 薫  2018-11-09 17:24:01 







… んじゃ俺も格好悪い話しとくと、今まで付き合ってきた人には絶対に最後は俺がフラれてる … って、本当に格好つかねぇ。あと、お前が心配してんなら、俺もそれなりに色々と心配してる。お互いに色々と心配は消えねぇよな。(  相手の話を最後までしっかりと聞くと、少しして自分も口を開き。今まで付き合ってきた女性は向こうから告白してくれるが、最後には自分が決まってフラれる。理由は愛情表現を自分からしてくれないだとか、冷たいだとか。こればかりは性格なので簡単に直すことは出来ず。相手にも同じ理由で最後にはフラれるのかと偶に考えてしまう時があり、相手と同じように不安はあると。それに、自分の場合は初めて男性と付き合うので何もかもが分からなくて不安になる事もあり。相手につられて自分も不安があることを素直に話し。相手を欲していたのか、無意識の内に相手を目線で追っており。相手の言葉によってそれに気が付いた時には、既に顔が近くに。嫌だと答えることも出来たのに敢えて何も答えず、否定的な態度になるわけでもなく、何もしないことが自分なりの同意の意味で。首筋に触れた指が擽ったくてゾワゾワとした感覚が背中を駆け。自分の方が年上なのに毎回相手からなので偶にはと少し驚かせよう程度に軽く考え、薄く唇との間に隙間を作ると、相手の唇をノックして。   )







  • No.471 by 三好 涼太  2018-11-09 19:55:45 







じゃあ、不安にさせないようにしなきゃっすね。 …こんな風に、愛しい、離したくない、って思いながら抱きしめたことなんてなかった。 檜山さんが嫌って言っても簡単には離す気は無いです。 簡単に手に入れた人じゃないから。 ( 先ほどまで握っていた相手の両手を引きよせ、自分の体に目一杯密着させると返事を口にして。相手の過去は変えられないし、未来なんてなにも予想できないから絶対に離さない、とは言えない。けれど、それでも今この瞬間時が止まって永遠であればいいのにと願っているのは嘘ではなく、不安は共にあっても信じてほしいと思いながらきつく抱きしめて。 あまり一方的に性急にならないように、とブレーキをかけていたのに、それを壊すような相手の行動に案の定ブレーキは壊れ、相手をソファに押し付けてるように倒すと噛み付くように口付けを続け。 口内に舌を這わせ、相手のそれと絡み合う音と息遣いとが頭を埋め、ぼーっとする様な感覚で。 「 挑発?、 誘ってる、って勘違いしますよ。 俺は都合のいい男なんで。 」 唇を離し、口調は余裕ぶりながらも落ち着かないのか首元にすり寄っては口付けをし、空いた手の指を相手の肩から腕を伝せ手に至り指を絡ませて。 )







  • No.472 by 檜山 薫  2018-11-09 23:10:41 







… ありがとう。お前のこと信じるから、お前も少しでもいいから俺のこと信じてみて。… ん、まあ、なんて言うか … 俺今すげぇ幸せだから。(  相手に惚れた理由はきっとこういう所。いつも明るくて振り回されるのに、実は一番よく考えてくれていて、根は真面目。同性と初めて付き合うので、これからまだまだ不安は出てくると思うけど、相手なら素直に悩みを相談してもいいかなと思え。真っ直ぐな言葉と真っ直ぐな行動に心から信頼することができ。珍しく本音を言っただけでなく、負けないぐらい自分もぎゅーっと抱きしめ、離れるとクスクスと笑い。少しの悪戯心だったのに、気が付いた時には相手は自分の上に。自ら侵入を許したので、相手をそのまま受け入れ。応えるように絡めるが次第に酸素が薄くなって息遣いが荒くなっていき。甘く蕩けそうになり、既に瞳には相手しか映しておらず。相手が離れると反射的に先ず一番に呼吸を。息がまだ荒いまま、相手とを繋いだ細い糸を手の甲で拭うと、未だ呼吸が少しばかり途切れたまま 「 … 挑発。これだから都合のいい奴は、」と余裕なんてないのに、どこか余裕そうに意地の悪い微笑みを口元に浮かべ。そんな強がった余裕も首元に相手の顔が近付いたことで直ぐに終わり。絡められた指先に応えるように、そっと控えめに指とを絡め。   )







  • No.473 by 三好 涼太  2018-11-10 00:47:20 







…、はい。 …あー、いや、その、今は俺の方が幸せっつーかなんつーか…、 はぁー…、 好きです。 すげー好き。 ( 相手はまるで自分の心の声を読んだかのように自分を信じると言ってくれ、こみ上げる嬉しさに声が震えそうになり。一呼吸置いて、自分を信じてくれる相手をこれからも信じようと、強く確かに返事をして。 いつもは抱きしめてくれるとしても控えめなのに、強く抱きしめられた上見たことない笑顔で笑う相手を目の当たりにすると、きょとんとした表情の後に耐え切れず赤面して。 調子なんか狂いっぱなしで、視線は泳ぐし顔は熱いしで言葉もうまく紡げず、挙句の果てにはため息と共に頭を垂れ、軽く相手の肩に頭突きをし今ある感情を吐露すると。 「 … ねぇ、もっと挑発してみてくださいよ。 勘違いしないでいますから。 」 時間も忘れ、外もだんだんと暗くなって行く中で、ちゅ、と音を立て首筋に軽く口付けをしながら、絡めた手をぎゅっと握り、相手を煽るような言葉を。 )







  • No.474 by 檜山 薫  2018-11-10 23:23:11 







… 今のなし。お前がそんな反応してくると俺まで調子狂う。本当に今のは忘れろ。(  柄にも合わず幸せだとか言ったり、自然と笑ったり、流れでついついしてしまったが相手が照れたような反応をしてくるとこちらまで恥ずかしくなり。ふん、といつもの調子に戻るが、抑えきれない羞恥が耳を赤く染め。素直な言葉を述べたり表情にするのは最初の頃よりも自然と出せるようになったが、まだまだ恥ずかしさは取り払えなく。「 … 馬鹿にしてんだろ。年上を煽って遊ぶな 」相手から挑発してと言われて挑発するなんて、相手は楽しいかもしれないが自分は楽しくない。子供扱いされて、遊ばれている感覚で。と言っても相手なら言いそうなことなので、今更不機嫌になったりするわけでもなく、こういう時だけ年上を発揮し。煽った罰として、がっちりと繋いだ手を口元まで持ってくると相手の指を甘噛みして。   )







  • No.475 by 三好 涼太  2018-11-11 17:36:42 









嫌ですよ。 いっつもそうじゃないですか、素でしてくれたこと忘れろ、って。 …こんな真っ赤になってるとこも、忘れてやりませんからね。 ( 落ち着くためにふう、と一息つき、顔をあげて。 毎度の事であるが、こちらが予期していないところで惚れている相手に素直になられると許容範囲超えるのであの反応は致し方なく。 むす、っとした顔で意地でも忘れてやらないつもりで。視界に入った相手の赤く染まった耳に指先を這わせ、じっとそれを見つめると唇を寄せ軽く口付けをし。 「 先に煽られたのは年下の俺の方ですよ。 … なーんすか、それ。 猫みたい。 」 口付けの途中で先に煽られたのは自分だと肩をすくめ。 ぎゅっと握った手に軽い痛みを感じると瞬きを数回。 自分の指先を甘噛みする相手は猫のそれと似ていて、くすっと笑みがこぼれ。 噛まれた指をゆるく動かし、指先で相手の唇を控えめになぞり。 )







  • No.476 by 檜山 薫  2018-11-12 18:06:19 







… っ、お前それやめろ …. 、擽ったい … 、(  うるせぇ、とでも悪態をつこうと思っていると、こちらに向かって手が伸びてくるので目線で追い。当たり前のように耳に触れた相手の指は、自分が熱を持っているからなのか冷たく感じ。元から耳が弱いので、なぞられるとゾワゾワとしてピクっと小さく肩を揺らし。口付けまでされては文句を言うまでの余裕はなくなり。本当に嫌だったら行動でも示すので、あくまでも上記は少しの対抗心からの言葉だけで。「 … 先輩を煽ったからその罰 … って思ったけど、何お前楽しんでんだよ 」少し悪戯程度で甘噛みしたのに、相手はそれを面白がっているというか猫みたいだと楽しんでいる様に見え。その証拠に口元に指が近付いたことをいいことに唇をなぞられ。冬だからか唇が乾燥する、なんて呑気に考えつつ、薄らと隙間を作り相手の指を先程と同様に甘噛みを。その後に本当の猫のように扱われているんじゃないかと気が付き、相手の思うように行動していたのが悔しくて指を甘噛みするのをやめ。   )







  • No.477 by 三好 涼太  2018-11-13 01:07:39 







んー…名前呼んでくれたら考えます。 ( やめろと言われるも、相手の反応を見ていたい気持ちの方が遥かに優っているのでやめる気はなく。 しかし名前を呼んでくれたらやめなくもない、と交換条件を出しつつ、柔く唇で口付けを繰り返し。 逃がさない、と言ったように緩くではあるが両腕で腰を抱き寄せて。 「 んー?、 だって可愛いから。 ほら、俺がやっても可愛くないでしょ?、 」 そりゃ当たり前、と言うように眉をあげ笑ってみせて。 相手がやめてしまえば、もう終わってしまったかと肩を竦め。 相手がやるから可愛く見えてもっと、と思うのであって、自分がやってもそうでもないだろうと証明しようと、相手の方に屈み、繋いだままの手に顔を近付け相手の指先に舌先を絡ませてから口に含むと甘噛みを。相手の指を噛みながら、ちらりと相手に視線をやると、咥えたまま喋り。 )







  • No.478 by 檜山 薫  2018-11-13 23:00:14 







… 涼太、りょーた、(  口付けされる度に耳だけに熱が集中してきて。耳は弱くて余程擽ったいし恥ずかしいのか、相手の交換条件を受け入れ。然し直ぐに承諾したわけもなく、暫し沈黙を続けた後に相手の名前を呼び。これでいいのかと、気が付けば抱き寄せられて近くにいた相手の顔をちらりと見て。「 … ん、いや、お前の気持ち分かった気がする 」三十路も過ぎた男が指を噛んでいる姿のどこが可愛いのか自分には全く理解が出来なくて。けど、実際に相手が今度は自分のようになって指を噛んでくると、動物というかペットみたいで可愛く感じ。相手が自分に抱いた可愛いという感情はこういうことなのだろうと納得し。今度は自分が相手に習って、甘噛みされた指を動かして相手の唇を優しくなぞり。   )








  • No.479 by 三好 涼太  2018-11-14 00:40:12 







… ん。 … 薫、さん。 ( 相手に位置的に自然と耳元で名前を呼ばれると、胸の奥がじんわりと熱くなり指先にも熱が行き渡り、体でさえも名を呼ばれることに喜びを感じていて。 抑えきれない嬉しさが頬を緩ませ、満足げに頷くとこちらもゆっくりと名前を呼び。 条件は満たしてくれたのだが、愛おしさが溢れ、ぎゅうっと抱きしめると、調子に乗り耳に口付けを繰り返し。 「 いや、俺はそっちをわかって欲しいんじゃなくてですね…、 」 わかった気がする、と言う相手の言い方に眉をひそめ、きっと相手は自分がわかって欲しかったこととは違う方向に理解をしていると分かると、どうしたものかと、むむむと不機嫌そうな表情で。 唇なぞられれば、その指に視線を落とし、握っていた手を離すと手首を緩く掴み、相手の手のひらに顔を埋め数回口付けを。 そしてその手のひらに頬をすり寄せれば視線を相手と交え、不機嫌そうな表情であるが、もういっそ動物でいい、と開き直り、 「 …わん、 」 と棒読みで犬の鳴き真似をして。 )







  • No.480 by 檜山 薫  2018-11-14 23:11:05 







… 約束破るな、調子乗るな、ニヤニヤするな。(  耳を弄るのをやめる代わりに名前を呼ぶという約束だったのに、幸せですと顔に書いてあるほどに満面の笑みの相手は未だに自分の耳に口付けやらを繰り返しており。然も先程よりも多く感じ。納得出来ないと言わんばかりに相手をじとーっと見ては上記。開き直ったのか、犬の鳴き真似をしてくるので控えめにクスッと笑い。わしゃわしゃと犬を撫でるように頭を撫でて「 … よーしよし。んじゃ、俺は忠犬三好の為に晩飯でも作ってくるか。月曜日にあるプレゼン資料とか見直ししとけよ 」と立ち上がり。週に一回必ずある定期会議で次の月曜日にプレゼンを行うことを知らされており、自分のパソコンを貸すので、その資料を途中やりなら終わらせて、完成しているなら誤字脱字のチェック等を済ませておけと急に現実じみた先輩らしいことを告げ。一方の自分は全てプレゼン関連は終わらせているので、夕飯を作るために黒色のエプロンを着けながらキッチンに向かい。腕捲りをしては料理を始め )







  • No.481 by 三好 涼太  2018-11-15 17:05:27 








あー…、 怒りました…?、 ( 好きとはいえ恋人とはいえ、流石に度がすぎただろうかと視線を感じて反省を。 腰に回した腕はそのままだが、上半身を離し不安げに首を傾げ。 嫌われるわけにはいかないのでさっきまでの勢いはフェードアウトし大人しくなり。 「 なんか俺いっそペットって方がしっくりきてるんじゃ…。 …あー…。 忠犬三好は犬なんでプレゼンとかはちょっとなぁ…、 」 なんだかいつもの流れになってきたような感じがしつつ文句垂れながらも心地はいいので撫でられ。 相手が立ち上がってしまえば温もりがなくなり、少し寂しい気がして相手視線で追いかけて。 夕飯を作ってくれるなら手伝おうかと腰を上げようとした時、相手の口から出た月曜日という単語と仕事の話に脱力してソファにごろんと寝っ転がり。 プレゼン自体は苦手としてはいないが、いっそのこと忠犬のように待っていれば楽なのに、とため息を。 と言いつつもやらなければいけないことなので、重い重い足取りで、 「 パソコン借りていいっすかー… 」 と相手の背中に声をかけ。 )







  • No.482 by 檜山 薫  2018-11-15 22:37:05 







… あっ、いや、別にそこまで怒ってないっつーか、なんて言うか。(  先程のは半分照れ隠しのようなもの。相手にそこまで落ち込ませたらさすがに申し訳なく感じ。言葉でも行動でも不器用すぎる自分に嫌気がさし。大丈夫だと安心させるように、腰にまわっている相手の手に手を優しく重ねるという自ら相手に触れる滅多にないことをして。「 月曜日に焦るぐらいなら今のうちに終わらせとけ。パソコンはご自由にどーぞ、」犬だからとか文句を垂れ流しているのは相手にするときりがないので、んーだとか適当な返事をして流し。相手の持ち前の人懐っこさや柔らかく明るい雰囲気もあってプレゼン自体は後輩だが普通に上手いと思っており。だからこそ資料を適当に作るのは勿体なく感じ。故に口煩くしてしまい。サラダで使う野菜を切りながらパソコンを使いたいという相手に対して返事を。相手が頑張るなら自分も頑張って美味しい料理を作ろうと気合いを入れ。リクエスト通りに唐揚げの下味を整え始め、その間にご飯を炊いたりと慣れた手つきで料理を進め。 )








  • No.483 by 三好 涼太  2018-11-16 15:36:20 








… 先輩って仲良い人にはこういう事しちゃうんですか?、 それとも俺だから?、 俺だからだと嬉しいんすけど。 ( 怒っていないことにほっと胸を撫で下ろしていると、指先に触れる感覚があり、自分から動かしてはいないし、と言うことは相手から触れてきたということ。 相手から抱きしめてきてくれたり、ゆっくりではあるが確実に心を開いてくれているんだと実感し。 相手の表現をもう少し汲み取らなければなぁと思いつつ、心開いてくれているとわかった上で、重ねてくれた手に反対の手を重ね、少し意地悪な質問を。 「 はぁぁ…、 緊張するんすよね、 人前に立つの。 未だに慣れないっすよ、 」 パソコンを借りる許可をもらうと起動させ仕事の資料の見直しを始め。 粗方終わってはいるので、見直しやら細かいチェックやらをしつつ、 思ったより誤字が多くため息を。 普段のオープンな性格からか人の前に立つことが多く、また仕事となると断れないので機会は一向に増え、緊張している素振りも表情も出ない故か得意と見られるようで。 あまり人には言いづらいちょっとした不安を吐露し。 )







  • No.484 by 檜山 薫  2018-11-16 22:43:13 







… 無自覚。お前だからって思いたいなら勝手に勘違いして都合よく捉えてろ。都合よく捉えるの、お前得意だろ?(  好きな子にはいじめたくなると似たような感じで、自分の場合は好きな子に冷たくなってしまう。例えば仲のいい同僚にだって口は悪くて冷たい態度で、好きと言っても色々な好きが含まれており。けど相手に対する好きは間違いなく恋愛感情。好きだからこそ、ついつい冷たくなってしまい。もちろんそれを言える訳もなく上記を。「 俺は新入社員の頃に先輩から檜山は愛想がないって散々言われてきた。プレゼン得意な人なんていねぇよな。俺なんてやっと慣れてきたから、お前もその内慣れると思うけど。… まぁ頑張れ 」珍しく相手から出た言葉は不安や悩みに近いもの。プレゼン前はそんな素振りを見せていなかったし、実際に行うと上手いのでプレゼンは得意だと勝手に思っていて。的確なアドバイスが出来るわけでもないので、自分の例を出して励ましに近い言葉を相手に送り。最後の頑張れという一言だけは、サラッと言っていても強い気持ちがこもっていて。   )







  • No.485 by 三好 涼太  2018-11-17 21:12:14 







都合良く捉える許可もらったってことは、 そういうことでいいんですね。 … 嬉しかったっすよ、 触れてくれて。 ( 都合良く捉えろ、ということは相手の口から直接は言ってくれないが、こちらの考えていることは間違いじゃないということはわかり安堵で肩の力を抜き。 触れてくれた手に視線を落とし、大事なものを扱うように目を細めてそれを愛おしげに眺め、包み込みそっと指先で撫でて。 「 檜山さんのプレゼン、参考にしてるんですよ。 落ち着いてて、俺からしたらかっこいいです。 先輩に頑張れって言われたら、 いくらでも頑張る気がします。 」 励ましの言葉を、最後の言葉まで耳にするとふっと表情を和らげて。 自分はむしろ愛想しかないような人間だったので、なんでもスマートにこなす相手を、好きになる前から自然と憧れの視線で追いかけていて。 定期的にあるプレゼンがあって認識があってよかったと今更になって思い。 先程まで落ちていた気は上がり、かたかたとキーボードを鳴らしながら原稿やら資料やらの最終チェックを終わらせて。パソコンの電源を落とすと、キッチンにいる相手の元へ行き、手伝いますか?、と声をかけ。 )







  • No.486 by 檜山 薫  2018-11-18 20:50:57 







… あっそ。まぁお前が嬉しかったなら、別にいいけど。(  ちゃんと自分の思っていたことが通じたんだと思うと嬉しくて。今まで付き合ってきた人は、この時点で冷たいだの本当に好きなのか分からないだの言われて別れられることが多かった。恋愛的な自分の気持ちを汲み取ってくれたのは相手が初めてに近く。撫でられた指先は熱を持ち、この撫でられたりする方が手を握るよりも恥ずかしくて。それならいっその事、手を繋いでしまえと思い、撫でてくる指をぎゅっと握り。「 … あー、褒められんの慣れてねぇからむず痒い 」相手以外の後輩と絡む機会がないので、初めて後輩から憧れのような眼差しを向けられたので素直に嬉しくて。嬉しい、嬉しいけど褒められる機会が少ない分、どんな反応をすればいいのか分からない。ガシガシと頭を搔くと恥ずかしそうに上記を。気を紛らわせるように料理へ戻ると、暫くして資料を確認終えたらしい相手がキッチンに来てくれ。お疲れ様、と声をかけてから 「 んー、あと揚げるだけだから、危ねぇしソファ座って休んでろ 」と。油が跳ねて火傷をしたら危ない。相手に怪我はさせたくないし、休日にパソコンと向き合って疲れただろうと思って休憩を促し。自分の方は下味をよく染み込ませた鶏肉を揚げ。完成した料理を皿に盛り付けて机の上に運び、なかなかの出来に満足げな様子で。   )









  • No.487 by 三好 涼太  2018-11-19 16:42:43 







嬉しいですよ、 全部。 …薫さんが俺にしてくれること、全部全部嬉しい。 ( 相変わらずぶっきらぼうな言葉ではあるがこれも照れ隠しかと思っていると、相手の手が自分の指を握り。 これも照れ隠しの一種なのだろうかと、くす、と笑みを浮かべたあと指を絡め恋人同士のそれに繋ぎ方を変え。そして、指を握られたことも含め相手の自分にしてくれること全てが愛おしくて嬉しいと、はっきりとたしかに口にし、鼻がくっつく距離まで相手を見つめながら近付き、そっと唇に優しく口付けをして。 「 おー、照れてる照れてる。檜山さんを褒めるためのストックはまだまだあるんで、期待しててくださいねー。 」 相手が素直に照れているのを見ると、物珍しいものを見たかと言うように相手の様子を嬉々としてうかがって。 相手を褒める部分、即ち相手を好きになった部分なのでまだまだ言えることはあると自慢げに語り。 相手の厚意に甘え、はーいと間延びした返事をしたあとソファに座り、スマホをいじって。 ぴん、と閃いたのか、相手のキッチンに立つ後ろ姿を激写。 満足げに画面を眺めていると、どうやらできあがったようなので顔を上げテーブルを見ると、いかにも美味しそうな唐揚げで、相手も満足そうだしこれは期待できそうだとにんまり笑みを浮かべ。 改めて座り直し、いただきますと元気よく言ってから唐揚げを一口。 「 え、めっちゃ美味い…!、 月並みな言葉しか出ませんけど、すげぇ美味いっす、 」 好きな料理を好きな人が作ってくれた上に美味しいとなると、自然と言葉は出てきて。 )







  • No.488 by 檜山 薫  2018-11-19 23:12:23 







… あー、その … そろそろ下の名前で呼び合うか?(  自然な流れで下の名前を呼ばれ、そのまま恋人繋ぎをされたら鼓動は高鳴り。徐々にだが、相手に心を許して本音が出せるようになってきていて。相手ならそろそろ下の名前で呼びあってもいいかな、と思い始め。触れ合った唇が離れると、恥ずかしそうに上記を。少し照れただけで珍しいものを見るかのように言葉を並べるので、これではきりがないと文句も言わずにむすっと相手を見てから完全にスルーして。揚げ物をしたので、後処理を楽にするために食器類を軽く洗おうと思い。机の方から相手の元気のいい挨拶が聞こえてきたので、 どーぞ、と返事を。直ぐに美味しいと聞こえると相手に見えないところで嬉しそうに笑顔になり。洗い物を終えて机に向かいながら「 … ん、ありがと。気合い入れすぎて作りすぎたから、腹痛くなるまで食って 」と冗談交じりに。エプロンを脱いで椅子にかけてから椅子に座り、手を合わせて挨拶をした後に自分も唐揚げを食べてみて。我ながらなかなか美味しくて、満足気にうんうんと頷き。二人で食べるにしては多く作りすぎたので、明日は残った唐揚げでアレンジレシピでもしようかと思い。こうして好きな人が自分の作った料理を美味しい美味しいと食べてくれるのは想像以上の嬉しさが。手料理を食べて笑顔にになる相手をもっと見たいので、料理の勉強でも始めようかなと思いつつ。   )






  • No.489 by 三好 涼太  2018-11-20 00:44:12 







…、 その言葉、待ってましたよ。 俺はいつでも準備できてますけどね、? ( ぱちぱち、と瞬きをした後、へらりと表情を緩め。 名前で呼び合うのは相手は最初から難しがっていたし、相手のペースに合わせようと思っていて。 でもいつまでも呼ばれないのはそれはそれでさみしいからと、たまに強請ってみたりはしていたのは事実。 が、相手から改まって言われるとこみ上げてくる嬉しさは隠せず。 自分の方はさっきのように言えるが、先に相手から呼ばれたいという思いが強く、首を傾げ相手から名を呼ばれるのを待って。 相手に睨まれると、わー怖い、なんて巫山戯て言ってみたり。 「 気合いいれてくれたんすねぇ、 嬉しさも足されて相乗効果っすよ。 幸せも腹に入ってるんですぐいっぱいになりそう。 」 山盛りの唐揚げを目の前にしているし、相手の手料理だしで幸せで胸はいっぱいで、無意識に頭を左右に揺らし。 相手が前に座り、2人での食事も回数を重ねたけどもやっぱりこの時間が好きだなぁ、と改めて感じ。 腹八分目あたりになってもまだまだ残っているので、よほど気合いを入れてくれたのかと嬉しさもあるが、そろそろキツくなってきて。 「 そろそろ腹いっぱいっす…、 」 とお腹をさすりながら言い。 )







  • No.490 by 檜山 薫  2018-11-21 17:41:58 







涼太、改めて宜しくな。… って、うん、まぁ、そんな感じ。(  付き合うようになった時はまだ恋人という感じはなかった。けど、手を繋ぐところから始まって、口付けをして、なまえで呼ぶようになって、少しずつ恋人らしいことが出来るようになってきており。それが擽ったいけど嬉しいような。相手の名前を呼び、改めて挨拶を。自ら言ったのになんだか恥ずかしくなり、適当に言葉を繋げて顔を少し赤らめ。「 お前が食いたいって言ってくれたから。… つーか俺も腹いっぱい。残りは明日アレンジレシピで 」相手からの初めてのリクエストである唐揚げ。せっかくリクエストしてくれたのだから、美味しい唐揚げを作ってお腹いっぱい食べてほしくて、二人前以上の量を作ってしまい。自分の作った料理を美味しいと食べてくれる恋人を見ているのは気分がよく。相手につられて自分も食べ進めていると、気が付けばお腹いっぱいに。残った唐揚げは明日にでもアレンジレシピで活かそうと思い。ごちそうさまでした、と手を合わせると食器をキッチンに持って行って腕捲りをして洗い物を始め。キッチンに立ちながら相手に 「 風呂掃除してから風呂溜めてきて 」とお願いして。   )






  • No.491 by 三好 涼太  2018-11-21 20:09:39 







はい、よろしくお願いします、薫さん。 …照れてる照れてる。 ( やっぱり相手に名前を呼ばれるのは、ほかの人に呼ばれる時にはない嬉しさがあり、きっとこれからも何度も呼ばれるが何度も嬉しいと思うんだろう。そう思い描きながらゆっくり頷き、こちらも名前を呼んで。 予想通り相手は照れていて、少し屈み相手の顔を覗き込むようにして揶揄うように口にして。 「 んんー…それじゃあこれからもリクエストきいてください。 アレンジ?、ってなんかすげー主夫みたい。 」 自分が食べたいと言ったから気合いを入れて作ってくれた、その事実を噛みしめると目を瞑り頬を緩ませ。 そして、これからも自分の為に料理をして欲しくて、欲がでてこれからもと願望を。 アレンジレシピ、と聞くとなんだか家事のできる人、いわゆる主夫っぽくて、相手の家庭力に感嘆して。 相手に続きごちそうさまでした、と手を合わせると、相手が洗い物を始めていて。 手伝おうと思ったんだけどなぁ、と手持ち無沙汰になっていると、相手から仕事を与えられ、はーいと明るく返事をすれば、鼻歌とともに風呂場へ向かい風呂掃除を。 腕まくり裾まくりしてこれまた鼻歌を歌いながら掃除をし、風呂を貯め。 腕まくりを戻しつつ、ためてますよーと声をかけながらリビングへと戻りソファに腰掛け。 )







  • No.492 by 檜山 薫  2018-11-22 22:43:52 







… ああっ、もううるせぇ!照れて悪いかよ。先輩を揶揄うな。(  相手からも名前を呼ばれて幸せを感じていると、照れていることに対して小学生のように揶揄ってくるので、照れていることを開き直って認め。こういう時だけ毎度毎度 先輩 という立場を口にして。これまた癖である困った時のデコピンをお見舞いし。名前を呼び合うことも、こうしてわちゃわちゃすることも一つ一つに幸せを感じつつ。「 別にいいけど、太っても知らねぇからな。あー主夫か。んじゃ、俺が主夫ならお前は … っ、いや、なんでもない 」愛想もなくて人見知りもする方なのに、後輩の面倒を見たりするのは案外億劫に感じてなく。その延長線上で料理のリクエストに応えることも寧ろ好きと感じており。然し幸せ太りなんて言葉があるのだから、太らないように気を付けろと一応。背が高い相手が太ってしまったら、それこそ本当に熊になってしまいそうで。それはそれで可愛いかなと思いつつ。自分が主夫なら相手は夫。新婚さんみたいと思って思わず言いかけたが、絶対にニヤニヤされるし恥ずかしいしと思って言うのをストップ。相手が夫なら主夫も悪くはないかなと。風呂掃除の仕事をお願いすると、お手伝いを頼まれた子供のように素直で嬉しそうな反応をするので見ていて面白く。相手が掃除をして溜めてきてくれている間に洗い物を済ませ、エプロンを脱ぐと相手の隣に座り。掃除さんきゅ、と一声かけてから風呂が溜まる少しの時間をのんびりと待ち。   )






  • No.493 by 三好 涼太  2018-11-23 16:05:37 






あいたッ、 すぐにデコピンする癖やめてくださいよー。 ( デコピンを食らった額を両手で抑えながら、やめてくれ、と言いつつ照れていることを否定しない相手を見る視線は優しいもので。 前から距離が近い関係にある人のことをすぐ揶揄いたくなる悪戯っ子のような癖があったが、年上で先輩というのもあり取っ付きにくかったが、今ではそれもなくいい意味で気を使わずにいて。 「 えー、俺愛のこもった薫さんの料理なら全部平らげたいんですけど。 んー?、 んんん?、 なーんか聞き逃した気がしますよ、 」 今まであまり太るということに悩まされてこなかったが、たしかにたくさん食べていたら流石に太ってしまいそうで、腕を組んで考え込んで。太るのはあまり好まないが、だが相手が自分のために作ってくれた料理を無下にすることも出来ず悩ませて。 相手の声がよく聞こえず首を左右に傾け唸り、何でもないと言っているということは何か言いかけたのだろう、なんだか良いことを聞き逃した気がして眉を顰め。 隣に座ってきた相手の腕を引き寄せ、ぎゅっと腕の中に閉じ込めるとそのまま仰向けにソファに寝っ転がり。 洗い物ありがとうございます、とこちらも返すと、前髪をよかして額に口付けを。こういうまったりした時間も相手とだからこそ良いなと思い。 )







  • No.494 by 檜山 薫  2018-11-23 23:18:33 







それはデコピンされるようなことを言ったりするお前が悪い。(  確かに相手の言う通り、自然と何かあったらデコピンをしていた癖があり。それは相手が悪いのだと自分を正当化させ。態とらしくめんどくせぇ、とでもいうような顔をして、デコピンした相手の額を優しく摩ってみて。痛いの痛いの飛んで行け、に似たおまじないのようなもので。「 弛んだ体のお前なんて絶対に嫌だから、俺の料理でも食べ過ぎは厳禁な。… あと、聞き逃したとかお前の気の所為だから 」自分自身に対しても身体の弛みは絶対に嫌だし、それは相手に対しても。リクエストをしてくれるのは嬉しいが、自分も張り切って作り過ぎずに二人で食べ切れる丁度いい量だけ作るように気を付けようと思い。夫婦みたいだとか旦那さんみたいだとか言えるはずない。相手の言葉に態とらしく首を横に振り、あくまでもそれは気の所為だと主張して。引き寄せられてから抱きしめられることは最早いつもの事なので慣れた気でいたが、視界がぐるりと変わると驚いて うわっ、と情けない声が出てしまい。女性のようにぷるぷるで柔らかい唇ではないが、愛と温かさは確かに伝わってくる口付けも良い意味で慣れてきて。食後の穏やかで、夜ということもあって大人びたいい雰囲気だな、と思っているとそれを遮るように風呂が溜まったことを知らせる音楽が鳴り。先程までいい雰囲気だとか思っていたのが急に恥ずかしくなり、目線を彷徨かせて 「 … 風呂、いつも俺からだし今日はお前から入ってこい 」と。   )






  • No.495 by 三好 涼太  2018-11-24 20:10:14 







えー…、 …、 そんな顔する割には、 触れ方が優しいんですよねー。 何というか、薫さんって不器用だし誤解されやすいですよね。 そこも含めて好きだなって思いますけど。 ( 自分が悪いのか、と文句を言いたげに下唇を突き出しいかにもふてくされた顔をしていると、相手の手が額に伸びてきて。 デコピンをされるような手つきではなかったので自分の手をよかすと、表情は面倒だと言わんばかりなのに触れてくる手は優しくて。 しばらく黙って相手の表情を眺めていると口を開き本音を隠さず口にして。 本当は優しいということを知っているからこそ、不器用さも好きでいられて。 「 そこまで言われちゃ太ってらんないですね。 …なにかつっこめることを聞き逃したような気が…。 んま、いーや。 」 絶対に嫌と相手も言うし、自分も太りたくはないし。 そこは同意見だと肩をすくめて笑って。 何やら揶揄いやすそうなネタを聞き逃した気がする、とは思うがいずれ分かるだろうと今回は諦め。 相手のさらりとした髪に指を通し、梳くようにゆっくりと撫で、雰囲気も良くなったところで、それを崩したのは風呂の湧いた合図。 一瞬むっとしてそちらの方を睨むと、ぎゅうっと相手を抱きしめ、 「 んー邪魔された気分です。 …先に入ってきますね。 」 温もりが名残惜しいが、そっと相手と体を離し風呂へと向かい。 )







  • No.496 by 檜山 薫  2018-11-24 22:45:10 







… その通りすぎて何にも返せねぇ。不器用で誤解されやすくて、それに加えて人見知りで … って、言ってたらきりがねぇかも。(  相手の言葉に額を撫でていた手はぴたっと止まり。幼い頃からずっと学校の先生や友達、両親や姉達から言われ続けてきたこと。自分に自信が全くないので、欠点を話し始めたらきりがなく。自分の欠点を相手は全て完璧な気がして、真逆に近い故に羨ましくて仕方なくて。そんな所も好きだと言ってくれるのは相手ぐらい。 自分に対してダメだな、と感じて苦笑いするしかなく。風呂の合図で邪魔されたと思っていたのは自分だけではないのだと分かると、同じ気持ちを共有していたことになんだか嬉しく感じて。不器用すぎる自分には、ぎゅっと抱きしめてくれる方が気持ちが分かりやすくて助かり。相手が風呂に向かうと、買ったばかりのパジャマとバスタオルを持って行き、籠の中に入れておき。部屋に戻って布団を出したり、自分の分のパジャマを準備したり、プレゼン原稿の最終チェックをしたり … 色々と済ませてから漸く落ち着いてソファに座り。相手がいない部屋は広く静かに感じ。早く出て来ねぇかな、なんて自然と考えてしまい。面白いわけでもないバラエティ番組をぼーっと見ながら相手が出てくるのを待ち。   )







  • No.497 by 三好 涼太  2018-11-25 19:31:20 







…そんな顔させるなんて、恋人失格ですね、俺。 …先輩は仕事もできるし、人としてちゃんとしてるし。 料理も美味いし、服のセンスもいいし、美人だし。 人一倍人のこと考えてて、でもその優しさを押し付けない控えめなところが、俺は好きです。 ( 相手の苦笑いはなんだか自分の胸に突き刺さり、その痛みが抜けなくて。 そんな表情させたいわけじゃないのに、と相手の頬に手を伸ばすと、相手の長所を一つ一つあげていって。 これは自分が相手に片想いしている時から思っていることで、 まっすぐ相手を見据えていい終えると、これで申し訳程度には相手の気分を晴らせただろうかと力なく微笑むと。 風呂に浸かりながら、風呂に一緒に入れるのはもうすこし時間経ってからか、と思いふけっていると、相手と一緒に湯に浸かるには温泉でも行った方が手っ取り早いのではと気付き、あとで誘ってみようと。 風呂から上がってから体を洗おうとすると、ボディソープがないことに気付き。 「 薫さーん、ボディソープ切れてるー。 どこー。 」 とリビングに聞こえるよう扉を開け声をかけ。 )







  • No.498 by 檜山 薫  2018-11-25 23:02:13 







… 俺、やっぱり誉められるの慣れてねぇな。こういう時にどんな反応すればいいか分からない。ん、まぁ、あれだよな、なんて言うか、すげぇ嬉しい。(  励ますために褒め言葉を並べよう、と思って並べた嘘の言葉じゃなくて、相手からの褒め言葉はどれも真っ直ぐで本当に思ってくれているのだと伝わり。だからこそ擽ったくて、恥ずかしくて。誰よりも褒められるのが好きなくせに、褒められるとどんな反応をしてどんな言葉を発すればいいか分からない。上手く言葉に表せられないけど、嬉しいという気持ちだけは伝えたくて。ソファに座って何も考えずにテレビを見ていると眠たくなってきて。程よく眠たくなってうとうとしていると、風呂場から自分の名前を呼ぶ声で起こされ。目を擦りながら風呂場に向かい、がさごそと棚を探ってボディソープの詰め替え用を取り出しながら「 悪い、切れてるの気付かなかった 」と。脱衣所の床に座って空のボトルを受け取ると、どこまで不器用なのか、お風呂の床にボディソープを零しながら詰め替えをして。最後にボディソープを零した床をシャワーで洗い流し、相手に渡して完了。序に 「 バスタオルとパジャマはここの籠の中な 」と籠を指差し。   )







  • No.499 by 三好 涼太  2018-11-26 20:57:22 







前なら嬉しいってのも言ってなかったっすよ。 …俺の前だけで良いっすからね、そんなに素直なの。 ( 嬉しい、と言ってくれたのを聞くと不安な表情は晴れほっとして。以前なら言葉にはあまりしなかった相手なので、素直に気持ちを言ってくれるのは嬉しいが、それは自分の前だけにしてくれ、と独占欲のようなものが生まれぼそりと呟くと。 「 … 不器用。 」 床に座ってボディソープを詰め替える相手の姿をこちらもかがんで見ていると、くす、と笑みをこぼし一言言って。 それも可愛らしいと言ったような、馬鹿にしているというより愛しくて仕方ないというように。 ボディソープを受け取ると、少し眠そうな相手の顔あたりに態とらしくえい、とシャワーから手にお湯を貯め軽くかけてはけらけらと笑い。 「 眠そうだったんで、 」 と止まらぬ笑みの合間に理由にならない理由をつけ。 )







  • No.500 by 檜山 薫  2018-11-26 22:59:40 






… 俺が素直に気持ち言えるのって、家族と唯一仲のいい同僚と涼太ぐらいかも。(  普通なら、素直になるのはお前の前だけ、とか言うかもしれない。けど、自分と真剣に向き合ってくれている相手だからこそ、上辺だけの言葉で済ませたくなくて。ちゃんと自分が素直に気持ちを話せるのは相手を含め誰がいるのか話し。不器用ながらに頑張って詰め替えをしているが、相手の呟きはしっかりと聞き逃さず、うるせぇ、と一言。詰め替えも終わったしソファに戻ろうかと思っていると、相手の行動により一瞬で目が覚め。黙ってズボンの裾を数回折ると風呂場に入り、相手は既に濡れていることをいいことにシャワーを取って相手の顔に真正面からかけ。仕返しと言うところを皮肉っぽく「 お礼、」と意地悪くにやりと笑い。ふと、こういう表情を自然と出来るようになったことも相手の前で素直になってきた証拠なのだろうと思い。   )







  • No.501 by 三好 涼太  2018-11-27 22:15:54 







なるほど、他にもいるんすねー…、妬けますけど、燃えてきました。 薫さんの唯一に、俺もなりたい。 ( 自分も素直でいられる人は何人かいるし、自分の他にも相手の中で素直になれる人はいるはずで、その中でどうやら自分が一番相手と過ごす時間が短い中で信頼されているようで。 そこに嬉しさを感じるもののやはり気になってしまうのが相手の仲のいい同僚。 嫉妬していると正直に言い、素直でいられる人でなくともせめて相手の中で唯一の何かになれればと自分の拳を握りしめ見つめて。 「 わっ、 … こっちに来たって事は、濡れる覚悟できてるんですよ、ねっ!、 」 顔に盛大に被るお湯に目を瞑り、上げていた前髪も降りてきて水滴が滴り。 意地悪く笑う相手はどうやら臨戦態勢で、こちらもにやりと口角を上げると、相手のシャワーを持つ手首を握り相手を壁に追いやり、相手の手にあるシャワーをどうにか相手に向けようとして。 )







  • No.502 by 檜山 薫  2018-11-27 22:50:32 







唯一か … そう考えると唯一って難しいよな。んまぁ、なれるもんならなってみろ。(  自分の何なら唯一になるのだろうかと考えたが、全く思い浮かばなく。簡単そうで、意外と難しい唯一。自分も相手の唯一になれているかと言われたら具体例が出せないので自信はなく。上から目線で、ゲームの悪役のような言葉を口にして。お湯を勢いよく被らせて相手の驚いた声が聞ければ満足気な様子で。負けたくないので必死にシャワーを自分側に向けないように耐えていたが、濡れているのでツルッと手が滑り。服も着たままなのにシャワーは思いっ切り自分の方にかかり、服も髪もびちゃびちゃに。「 … お前なぁ、」と怒ったフリをするが、フリでしかなく。怒っているわけないし、寧ろ楽しんでいたのでその後に控えめながらも一瞬だけクスッと笑い。然し髪は雫が零れて邪魔だし、服も身体に張り付いて気持ち悪く。  )







  • No.503 by 三好 涼太  2018-11-28 18:54:33 







薫さんが、 “ こういう事できるのは涼太しかいないな ” って思ってくれたら唯一です。 そうなったら意地悪しないで教えてくださいよ。 ( 相手の中で自分の存在はどれだけのものなのかはまだわからないが、自分の中では完全に相手は唯一の人で。自分には相手しかいない、というものに今の自分が近い状態で、自分の中で相手がそういうように、相手の中で自分しかいない状態になってくれることを願い。 なれるものなら、と言われるとやる気は一層に増し、やってやるとでもいうようににやりと笑って。 「 っはは、 びしょ濡れっすね。 … んー、 今はこれで我慢して、と。 濡れちゃったし、薫さんも入っちゃえば?、 」 かけてやろうかと思ったらもう既にびしょ濡れで、思わず笑みがこぼれけらけらと楽しそうに笑い。 相手の手からシャワーを取り、定位置に戻し視線を戻すと服もろとも濡れていて、美人な顔立ちの相手が水に濡れているからか余計に艶やかに見え。 目をぎゅっと瞑り色々我慢したあと、軽く口付けをして。 一息ついたところで、自分も体を洗えばすぐ出るし、服も濡れているしで入るのはどうかと仕切り直して提案を。 )






  • No.504 by 檜山 薫  2018-11-28 22:52:59 







本当に唯一だと思ったら言葉にしてやるよ。判定厳しいからな。(  自分も何か相手の唯一になれるように探してみようかな、と思ったことは相手には秘密。もしも本当に唯一だと思ったら、頑張って素直に唯一だと認める。けどこれも照れ隠し故で緩々の判定のくせに厳しいなんて。「 … っ、いや、俺は外で待ってる 」笑っている相手に対して、濡らそうとしてきたのはお前だろと言ってやろうかと思えば唇は塞がれてしまい。入らないかと誘われてハッと今の状態に気が付き。恥ずかしそうに目線を彷徨わせた後に恥ずかしそうに、ぽつりと上記を。まだ相手と少しの時間だけでも狭い風呂場で一緒にいるなんて恥ずかしくて出来ない。照れ屋な自分にはハードルが高く。逃げるように風呂から出ると扉を閉め、濡れた服を脱いで洗濯機へ。取り敢えずパジャマを代わりに着て、濡れた髪はタオルで軽く乾かし。相手も直ぐ出そうだったので、扉のそばで座ってぼーっと待ち。  )






  • No.505 by 三好 涼太  2018-11-29 00:41:59 







やった。 約束ですよ?、 判定厳しいと言えど、俺は諦め悪いんで。 ( 相手はなかなか認めてくれなさそうで、それでも諦めの悪さには自信があり。 むしろ諦めが悪くなかったら相手とこうして恋人同士にもなっていないわけで。 ふんす、と唯一と言わせる気満々で胸をはり笑みを浮かべ。 「 行っちゃった、 …可愛いというか、えろいというか、なんというか。 」 恥ずかしそうに俯く相手を見て、一緒に入るわけじゃないと言いかけるもすぐに出て行ってしまい、追いかけた手は居場所を失って。 恥ずかしそうにしていた相手も、水に濡れていた相手も、何とも言えぬ感情がよぎり、呟きながら体を洗って。 すっきりしたところで風呂を出て、相手が用意してくれたパジャマを着て風呂場を出ると、すぐ近くに相手がいて。 「 どーぞ、お待たせしました。 」 と相手の未だ濡れている髪をくしゃりと撫でて。 )







  • No.506 by 檜山 薫  2018-11-29 22:54:41 







(  相手を待っている間に寒気がしたと思ったら小さなくしゃみを一つ。頭がぼんやりしてきて、真っ先に 〝 風邪 〟という単語が頭に浮かび。明日も相手と家でゆっくりする予定だし、何よりも会社が休めない。まだ確定したわけではないので、気の所為だと自分に言い聞かせ。少しして相手が出てきたので「 んー、」と適当な返事をしてから入れ替わりで再び風呂場へ。冷え性なので冬場のお風呂は最高で、冷たくなった足の指までぽかぽかに温まり。風邪気味っぽいので長風呂は避けようと思い、必要最低限のことだけしたら直ぐに風呂から出て。髪をドライヤーでしっかりと乾かし、相手とお揃いのパジャマに。やはり気の所為ではないのか、風呂から出たばかりなのに寒気がしてきて。取り敢えず相手に心配させるわけにはいかないので、自然な感じで 「 もう遅いし寝るか。お前ベッドでいいぞ 」と布団に寝転び。  )







  • No.507 by 三好 涼太  2018-11-30 16:57:39 







( 相手が風呂に入っている間に軽くドライヤーで髪を乾かし、寝る支度を済ませ。 リビングに行き、今日買ったものの袋を見かけると、マグカップを取りだし写真を一枚。 その写真を嬉しげに眺め、ついでに友人から最近付き合いが悪いだの何だのと連絡が来ているのを、恋人ができたというと根掘り葉掘り聞かれるので、テキトーに返しながらベッドに腰掛け。 そうやって時間を潰していると、思ったより早く相手が風呂から出てきていて。 ベッドに来るかな、と思いきや目の前の布団に吸い込まれるように入ってしまい、残念、というように斜めに首を項垂れて。 あまりしつこく一緒一緒と言っていると疲れるだろうか、と肩を竦めれば、 「 んじゃ電気消しますよー、 」 と電気を消し布団を被り。 布団に入ってしまった相手の方に腕を伸ばし、おやすみなさい、と軽く髪に触れ呟いて。 ???案外すぐに眠りについて、目覚ましをセットしていないからか普段より遅く目覚め。 目を擦りながら横を見ると相手の姿が。 あれ、と思っていると、ベッドのかけ布団に包まったまま布団の方に降りてきていて、いつのまにか相手に寄り添って寝ていたらしく。 寝起きのぼんやりとした意識のまま体を起こし、未だ寝ているだろう相手の髪を撫で、愛おしげに見つめ。 )







  • No.508 by 檜山 薫  2018-11-30 22:59:10 







(  疲れていたのか風邪だからなのか、単に眠たかったのか目を瞑れば昨晩は秒で眠ることができ。最後にある記憶は相手に頭を撫でてもらったこと。風邪が気の所為でありますようにと願ったのにも関わらず、冬なのに暑くなってきて自然と目を覚まし。天気も良くて気持ちいい朝の筈なのに、一番に浮かんだことは頭が痛いということ。ゆっくりと寝返りを打って相手の方に身体ごと向け。頬は赤く火照り、熱で目は蕩け、額には薄らと汗が滲み。昨晩よりも頭がぼうっとして、起き上がることが億劫に感じる身体の怠さがあり。気の所為で紛らわそう、寝て治そうと思っていた風邪は治るどころか本格的になってしまい。ゴホゴホと咳をした後に、ぐったりと少し息苦しそうに寝転んだまま 「 … 風邪ひいた、」とここに来て漸く風邪であることを自分で認め。  )








  • No.509 by 三好 涼太  2018-12-01 20:05:19 







( 朝の寒さに身震いして、かけ布団を半端に肩にかけ相手の頭を撫でていると、寝返りを打った相手の様子がいつもと違い、首を傾げ。 目を擦り、先程より目が覚めた状態で相手をよく見ると、確実にいつもの相手ではなくて。 どこからどう見ても病人の状態の相手と、風邪という言葉を聞くと完全に覚醒し。 「 咳出てるし、熱…もちゃっかりあるし、声も…、って昨日のあれか。 ちょっと失礼しますね、 」 肩にかかっていた布団を剥ぎ、相手の額と自分の額に手を当て熱を確かめ。 どうやら昨日風呂場で遊んだ時濡れたからか、とすぐに原因が想像つき。 一声かけてから、相手の体を横抱きにすると、掛け布団ごとベッドに横たわらせ。 肩までちゃんと布団をかけ整えてやり、 「 体温計とか薬とかありますか?、 ないなら買ってきます。 あと食べたいものもあればなんでも言ってください。 」 と、姉や弟がいて家族が多いからか、慣れた様子で看病にあたり。 )







  • No.510 by 檜山 薫  2018-12-01 22:37:24 






(  ここ最近残業もほぼ毎日あったりと忙しい日々が続いていたことも風邪の原因だと思われ。額に当たる相手の手は、自分が冷え性ということもあって普段は暖かく感じるが、今は熱があって自分の方が熱いからか相手の手が暖かく感じなく。ぐったりとしたままベッドに運ばれ、大人しく寝転び。こういう時に焦らずに対応してくれる相手は心強いし、カッコイイと思い。ブラコンな姉達に囲まれて育ってきたので小さい頃はかなり甘やかされてきた。故に心の奥底の誰にも見せない本心の更に本心では甘えたがりな部分もあり。「 … あの棚の一番上に救急箱が入ってて、そこに全部ある 」と普段の素っ気ない返事でもなく、強がったツンツンした言葉でもなく、棚を指差して素直に相手の言葉に答え。甘えたがりな部分もあるが、普段のように強がる余裕がないこともあり。  )






  • No.511 by 三好 涼太  2018-12-02 20:38:45 







んー…これか、あとは…、 んんん、なんか買ってくるか、 ( 立ち上がり相手の言っていた棚の中から箱を取り出し、体温計と薬を漁りながら冷蔵庫の方へ。 冷蔵庫を開けると、相手は料理をするからか主に材料系が目立ち、料理に相手ほど自信のない自分はいいものが作れないだろうと眉を顰め。 ペットボトルの水やゼリーは見つけたので、とりあえずそれを手に取り、相手の何か欲しいものがあれば買って来ようと。 相手の元に戻り、布団を少し避けベッドに腰掛けると体温計を渡し。 「 今日が休日で良かった、 気兼ねなく休めますよ。 食欲ありますか?、 」 相手が熱を測っている間、てきぱきとペットボトルの水を開けたり薬を用意したりし、いつもより落ち着いた声色で話しかけ。 手を動かしながら相手の様子を見ると、なんだかいつものようなツンとしているところがなく、どこか可愛らしく見え。 )







  • No.512 by 檜山 薫  2018-12-02 22:58:20 







… さんきゅ、助かる。(  帰ってきた相手の手には体温計や薬から水まで持っており。咳をするので喉が痛いし乾いていたので水はとても助かるし、丁度飲みたいと思っていたところで。身体が怠くて動けるものじゃないので、言わなくても動いてくれて看病に慣れている様子の相手は頼もしく。食欲があるかと聞かれれば首を横に振って答え。どこか申し訳なさそうに目線を彷徨わせた後に「 … その、せっかくの休みで、しかも一緒に過ごす予定だったのにごめんな。」とずっと罪悪感があったので謝り。一緒に過ごす予定だったのにどこにも行けない、看病に付き添わないといけない、風邪が移るからくっ付いたりできない。相手に対しての申し訳なさの方が風邪の辛さよりも勝り。ピピピッと機械音が鳴ったので体温計を見てみると、元から平熱が低いので分かり難くいが、確かにしっかりと熱が。はぁ、と小さな溜息をつくと相手に体温計を渡し。  )







  • No.513 by 三好 涼太  2018-12-02 23:52:37 








何言ってんすか、 ほら、今一緒に過ごしてるでしょ。 第一、病人はそんな事気にしなくていいんすよ。 ( 少し体を起こすのを手伝ってやり、相手の手に水を手渡し、念のため自分の手も上から添えて。 食欲はないというが、相手が寝たあとは暇になるし何か自分の菓子でも買うついでに何か適当に買ってこようかなど、色々考えていると、相手が申し訳なさそうにしていて。 一緒にいられないわけではないし、看病も嫌ではないし、特に気にしていないので、ふっと目を細めると何も心配ないというように優しい声色で告げ、手を伸ばすと頬を撫で。 相手の手から体温計を受け取ると病院に行くほどではないかと何回か頷きながらホッとして。 「 食欲ないかもしんないですけど、二口でいいから食べてください。 はい、あー、 」 ゼリーの蓋をあけると、小さく一口をスプーンですくえば相手の口もとに持っていき食べさせようと。 )







  • No.514 by 檜山 薫  2018-12-03 23:13:54 






… ありがと。今の涼太、すげぇ頼もしい。(  受け取った水をちびちびと少しずつ飲み。喉を潤すと力がないせいで緩々にキャップを閉め。相手のことだから薫さんが風邪なんてひくから、とか言ってくるかと思えば、こういう時の相手は誰よりも優しくて。偶には自分も素直に気持ちを伝えようと思い、感謝の気持ちと頼もしいと思っていることを相手の名前を添えてしっかりと伝え。誰かから食べさせてもらうなんて何年ぶりだろうか。食べさせてもらうのが恋人である相手となれば恥ずかしさは何倍もあり。風邪をひいている中でも羞恥はあるので、恥ずかしそうに目を逸らした後に小さく口を開けてぱくりと。熱のせいで味がそこまで感じなく、水のゼリーを食べているみたいで。無理なハードルを設定せずに二口でいいと言ってくれるので、しっかりと二口は食べさせてもらい。  )







  • No.515 by 三好 涼太  2018-12-04 20:08:08 







いつでも頼られるの、待ってますけど?、 ( 相手から頼もしいと言われる日が来るなんて、少し前までは思っておらず、素直に嬉しく感じ。 でも少し照れくさく頬を緩めながら、今だけではなくこれからも頼ってくれと冗談めかしく告げ。 「 ん、十分ですよ。 してほしいこと、遠慮なく言ってくださいね。 」 小さく口を開けて食べる相手は何というか可愛らしく、もう少し食べさせていたいという気持ちもあったが、無理させるわけにもいかず手を止めて。 薬を手のひらに出し、水と一緒に渡して、自分ができる限りの事をすると告げ。 薬飲むのを見届けている間、相手が寝たあとは何をしようかと考え。 買い物があるいっても食料だけなのでコンビニで済むし、他の時間はパソコンを借りて少し仕事を進めておこうかと。 )







  • No.516 by 檜山 薫  2018-12-04 22:54:15 







… 調子乗るな。さっきの発言撤回。(  普段照れない相手が照れていると、こちらまで恥ずかしくなってきて調子が狂ってきて。照れ隠しで直ぐに普段通りの返事を。然しその後に … 偶になら、と偶になら頼ると小さな声で。ゼリーを食べ終わってから渡された薬をしっかりと飲み、再び横になり。相手もずっと看病をしていては暇だろうと。今更見られて恥ずかしい物もないので、漫画でもパソコンでもゲームでも相手なら好きにしていいだろうと思い。「 … 家にある物なら自由に使っていいし、食べたい物あったら勝手に食べていいし … 家帰りたかったら別に、」別に帰ってもいいし、と言いかけたのをやめ。我儘かもしれないけど、弱っている時だからこそ近くに居てほしくて。その内に睡魔がやってきて、大きな欠伸を。もぞもぞと動いて寝返りを打つとゆっくりと目を瞑り。  )







  • No.517 by 三好 涼太  2018-12-05 00:35:03 







調子にのるって、もう分かってるでしょ。 ( 照れはしたもののいつもの調子で調子に乗った発言をしたとは分かっているので、くすくすと笑みを浮かべて。 たまにはと口に出してくれたのは聞き間違いではなく、うんうんと満足そうに数回頷いて。 「 … そこで言い止まるのは、次は無しですよ。 治るまではいますから。、おやすみなさい、 」 どうしようか迷っていたところで相手の家にいてもいいというような事を相手の口から聞くと、最後が歯切れが悪く。 その後に続く言葉の予想はついたが、言わないということは浮かれていいのだろうか。 言い淀んだのは相手の願望なのだろうか、それとも逆か、もちろん逆であることを望みつつ、次聞くときは最後まで言ってくれともう眠気の中にいる相手に呟き、そっと髪を撫でて。 相手の寝息が聴こえてからベッドを立ち上がると、何をしてもいいと言われたし、とりあえずは腹の虫を止めようと朝食になりそうなものを探し。 腹ごしらえをしてから寝癖をなおし、パソコンを借りてしばらくの間仕事を進め、たまに相手の様子を窺っては休憩がてら寝顔を眺めたり。 )







  • No.518 by 檜山 薫  2018-12-05 23:26:12 







(  薬を飲んだこともあって、ぐっすりと眠り。時折苦しくて少し唸って寝返りを打ったりして。元から肌は白めだが熱によって赤く染まり、額には薄らと汗が滲み。熟睡の時もあれば熱によって苦しそうにする時もあったりと、かなり起伏が激しく。あれから数時間が経ってから一瞬目が覚めて映った先には相手がパソコンと向かい合っており。身長からか大きく見える背中は弱っている今は頼もしく、恋人としては仕事を頑張る相手の姿はかっこよくて。見られていないことをいいことに、熱で蕩けた顔で優しく微笑み。再び寝ようと思って目を瞑るが、一度起きてしまえば熱により二度寝がなかなか出来ず。眠たげに目を擦り、パソコンで仕事をしていると思われる相手の背中をぼーっと眺め。沢山汗をかいたので目が冴えてくると喉が乾き。今日は病人の特権で相手に甘える、という言い方は恥ずかしいので沢山パシリにしてやろうと思い。「 … りょーた、水 」と相手の背中に話しかけ。  )






  • No.519 by 三好 涼太  2018-12-06 00:49:42 







ん?、 ああ、起きたんですね。 ( 仕事をしながらもたまに相手の方に目配せをして様子を見ていて。 苦しそうに寝返る相手には今は何も出来なく、物足りなさのような、もう少し何かしてあげたいなと思うが、眉をしかめるだけで。 その後仕事のことに集中しているとあっという間に時間は過ぎていて、相手からの視線も気付かずに。 声をかけられ振り返ると、相手は起きていて、パソコンから離れ相手の元へ行くと、冷蔵庫にしまっておいた水を手にしてベッドに腰掛け。 「 熱は…、まだありますね。 汗、拭きますか?、 」 体を起こすのを手伝ってやり、相手に蓋を開けた水を手渡し。 首元に手を添え相手の体の熱さを測ると、まだまだ熱はあり。 顔もどことなく紅潮して見え、いつになく弱っている相手は珍しく、水を飲む相手に手を添えつつその姿を目に焼き付け。 熱をもった相手の体は汗をかえており、必要なら体を拭いてやろうかと首を傾げ。 )







  • No.520 by 檜山 薫  2018-12-06 23:07:06 







仕事の邪魔してごめんな。水ありがと、(  名前を呼んだことで仕事の邪魔をしたなら謝らないといけないだろうと思い上記を。こうして空いた時間に仕事を進めるのは偉いと内心感心しつつ。相手に支えられて体を起こし、乾いた喉を潤して。朝に比べたら身体の怠さは随分と楽になったが、通常と比べたら熱もあるしまだまだで。その証拠に普段は温かいと感じる相手の手が今は冷たく感じ。相手の手によって首元がひんやりとして気持ちよく。汗がじっとりと服と肌をくっ付けて気持ち悪いし、熱いので早く服を脱ぎだくて。本当なら風呂に入りたいが、こんな状態で風呂に入るのは辛く。恥ずかしいとかの感情は熱のせいでそこまで頭が回らなくて、恥じることなく上を脱ぎ 「 … 助かる。タオルは風呂場の棚な 」と汗を拭いてもらうことを頼み。  )







  • No.521 by 三好 涼太  2018-12-06 23:46:14 







全然。 恋人に名前呼ばれんの、嫌な人なんていますか?、 ( 謝られるとは思っていなかったので目を丸くした後に、くす、と笑みを浮かべ柔らかい表情になり、先程風邪のせいでいつもとは少し違う声色で呼ばれる名前も悪い気はしなく、むしろ機嫌は良くて。 ペットボトルに蓋をし、相手が服を脱ぎ出すのを見ると、思ったより脱ぎ出すのが早く、あまり病人を薄着にさせるわけにもいかずすぐに立ち上がれば風呂場にタオルを取りに行って。 少し濡らして持っていくと、ベッドに座り相手の背中を拭き始め。 まじまじと見てはいないが、自然と視界に入ってくる相手の細い首筋や、自分と比べて白い肌、無駄な贅肉のない綺麗な体に、手を動かしながらも目が行って。 上半身を満遍なく拭き終わり、ついでに持ってきておいた相手の代わりの服を手渡し。 「 今日はたくさんコキ使ってくれていいですから。 眠るまで手でも握ってましょうか。 添い寝でもいいっすけどね。 」 今日はもともと相手と過ごす為の時間だったわけだし、言うなれば暇なのでどれだけコキ使われても構わないと。 手を握るなどは良く漫画でもよくあるセリフではあるが、冗談めかしく控えめに笑って言って。 )







  • No.522 by 檜山 薫  2018-12-08 08:01:48 







… ん、いねぇよな。(  変なことに気を使って、どうでもいい心配ばかりしてしまう。なので相手みたいに毎回はっきりと大丈夫だとか安心するような言葉を言ってくれるので自分も安心することができ。名前を呼ばれることの嬉しさは分かるので、控えめながらも少し穏やかな表情で上記を述べ。帰ってきた相手の手にはタオルがあり、それで拭いてもらうと汗のベタベタ感がなくなって気持ち良く。男同士と言っても恋人に裸をずっと見られるのも恥ずかしいので、着替えを渡してもらうとお礼を述べてから直ぐに着替え。「 お前に風邪移すのは嫌だから添い寝は却下 」と恥ずかしいからとかではなく、風邪を移すからという真面目な理由でキッパリと断り。風邪のせいで全く食欲がなくて何も考えていなかったが、相手の夕飯はどうしようかと思い。確か作り置きしていてタッパーに入れている品が数品あった気がするので「 あと、夕飯は適当に好きなもん食っていいから」と。こういう時に日頃から自炊していてよかったと感じ。一方で自分の方は食欲もなければ、たくさん寝たので睡魔もなく、ただ体が怠くて ぼーっと横になっているしかなく。… 暇、とぽつり。  )






  • No.523 by 三好 涼太  2018-12-08 19:12:35 







…薫さんも、呼ばれたいって思ってくれれば良いっすけど。 ( いつもなら揶揄うように相手も呼ばれて嬉しいのかと問い質していたところだが、今日は風邪でダウンしてるし、と踏みとどまり、肩を竦め自身の願望をぽつり呟いて。 「 へーい。 ああ、冷蔵庫見ましたよ、流石っすねぇ、全然心配いらないや。 」 きっぱりと断られてしまえば軽く返事をして。 当然断られるのはわかってはいたが、少しは触れたい、なんて欲はやはり今はしまっておくべきだと諦め。 先ほど冷蔵庫を覗いた時に見えたタッパーの中身は病人向きではないもののこちらとしては助かり。料理が出来る人というのはすごいなぁと感心し。 タオルを洗濯機の方へ持っていき、帰ってくると相手は横にはなっているもののぼーっとしていて、眠れないのかと首を傾げていると、相手の口から予想通りの言葉が聞こえ。 「 んー…、じゃあ、少し話しましょうか。 そうだな…、なんか俺に聞きたいことあります?、 何でも答えますけど。家族の話?、俺の失敗談?、あ、恋愛観とかでも良いっすよー。 」 ベッドのすぐ下の床に腰を下ろすと寄りかかり、相手の方へ体を向け、子守唄なんて歌えるはずもないので、他愛ない話でもしようと。 家族の話や友人の話などしようかと思ったが、ここは相手にリクエストを聞いた方が早いかと冗談じみた選択肢を出しつつ。 )







  • No.524 by 檜山 薫  2018-12-08 23:24:48 







… ふーん、揶揄わねぇんだ。(  願望のように聞こえた相手の言葉は、いつもの面白がる様子とは違ったように見え。てっきり揶揄われると思っていたので、何気なく思ったことをそのまま言葉に。相手の言葉を否定しないので、本心では相手に名前を呼ばれたい、呼ばれたら嬉しい、と思っており。それは恥ずかしいので言葉にせず。心配いらないと言われたら、さすがの時分でも嬉しく。相手に美味しい料理を食べてもらうために、もっと練習しようかなと思ったり。暇だと無意識の内に呟いていたのか、相手から提案してもらい。聞きたいことは沢山あるけど、こんな状態でしか聞けないことを優先しようと思い。「 … 俺を想い始めてくれたきっかけは ? いつから好きになってくれたのかっていうか、」熱で頭はあまり回らなく、羞恥という感情も鈍い。実はずっと気になっていた、相手が自分のことを好きになったきっかけ。普段なら恥ずかしくて絶対に聞けないが、風邪の今だからこそ聞けることなので、この際に思い切って問いかけて。  )








  • No.525 by 三好 涼太  2018-12-11 20:37:43 








元気になったらいくらでも揶揄いますよ。 早く揶揄わせてください。 ( いつもの自分なら揶揄っていたが、病人の相手をわざわざ揶揄おうとも思わず。 早く治ってほしい、と遠回しに言うと、指の背を相手の頬に這わせ。 お互いの距離は縮まったのは縮まったが、まさか相手から直接好きになった理由を聞かれるとは思わず。 ぱちぱちと瞬きを数回繰り返したあと、相手から視線を外さずベッドに頬杖をついて。 次いでゆっくりと瞬きをし、しばらくじっと相手を見つめ記憶を思い出し。 「 …いつでしたかね。きっかけかぁ…気付いたら目で追ってた、んすけど。 入社してすぐ、男なのに綺麗って思ったのが印象的で。 思えばそこで恋してたんすかね?、 自分でもよくわかんないんすよ、自分から人を好きになった事は片手で数えられるくらいなんでね。 まつ毛が長いなーとか、肌綺麗だなーとか、触れてみてーなって。 あ、一番グッときたのは、初めて薫さんが甘いもの食べてたのを見た時で。 いっつも崩れない硬派な薫さんの顔が、ふわって笑ったんすよ。 あれは反則だったなー。 」 ゆっくりと、落ち着いた声色で相手を好きになった経緯を話し。恋に急に落ちたわけではく、じわじわと自分の中に生まれてくる感情があり、それが恋をしていると気付くのは自分から恋をした経験値が少ないからか少し時間がかかって。 相手の額に手を伸ばし、少し汗ばんでいる髪をよかしながら、優しい視線で見つめていて。 )







  • No.526 by 檜山 薫  2018-12-12 07:50:19 







俺に似て素直に言葉言えなくなったか ?(  自分が言えることではないが、遠回しな相手の言葉に今度は自分が揶揄い半分で上記を。相手が自分に似てきたのなら、いっその事自分も相手に似てしまって素直になりたいと本心では思い。「 聞いてる側の方が恥ずかしいな。… あー、お前に甘いもの食べてるの見られた時に食べてたのはショートケーキって絶対に忘れねぇ。檜山が甘いもの食べてたって色んな人に言いふらすのかと思ってた。まぁ実際はそこまでお前は悪いヤツじゃなかったんだけどな 」相手の話を聞いている間、自ら聞いたくせに羞恥に耐えきれなくなりそうで。残業終わりで誰も居ないと思って自分へのご褒美に甘いものを食べようと思っていたのに、相手もまだ残っていたのかショートケーキを食べているところをばっちりと見られたのは今でもよく覚えており。相手に対しての第一印象はずっと笑顔でヘラヘラと明るいので、自分とはどうも相性が合わないんじゃないかと思っていて。故に相手の同期に言いふらすのではないかと心配したのを思い出し。それが今ではこうして目線とが交わるようになっていて、何があるか分からないと改めて感じつつ。熱でふわふわしているとは言っても見つめ合うなんて出来ないので、優しく見つめる相手に対して少し照れ臭そうに目線を彷徨わせ。  )






  • No.527 by 三好 涼太  2018-12-12 20:36:53 







薫さんに似るのは本望っすけど、 …揶揄うぐらいの元気があるなら、構ってくれてもいいんですけどね?、 …なーんて、もう早く治してくださいよー、 ( こちらが揶揄うのを控えていると言うのに相手は逆に揶揄ってきて、そっちがその気なら、と眉をつりあげ。 一緒に過ごしているからこそ似てくるなら本望であるが、相手が元気であれば触れ合いたいと言うのも本望で。 ギシ、とベッドを軋ませ相手の体に被さるように腕をベッドに立てると、まるで口付けをするかのように顔を近付けにたりと笑い。 流石に治っているはずはないので揶揄っているだけで、相手の口元を手で軽く抑え、その上から口付けをして。 さっきの意地悪げな表情から一転、体も手も相手から離しけらりと笑い、喉が渇いたし水でも飲むかと立ち上がって。 「 へぇ、覚えてるなんて驚いた。 俺のことなんて眼中にないんだろうなって思ってました。 同じチームになっても一定以上の距離あるし。 そんな壁を乗り越えたいって、思うようになったんです。 …って、俺の最初の方の印象悪くないですか。 」 相手は自分のことなんて興味がないと思っていたので、食べていたケーキまで覚えているなんて驚きを隠せず。 言いふらすなんて、むしろ自分の中だけの秘密にしておきたいとさえ思ってしまったので、その考えは思い浮かばず。 相手の中の第一印象はそんなに良くなかっただろうか、と少し心配になり困ったように笑い。 )




かーおるさん。 お誕生日、おめでとうございます。 ( 時計にちらりと視線をやったあと、相手を後ろからふわりとだきしめて。 その手には小さめの紙袋があり、相手の目の前に掲げて見せて。 「 はい、プレゼント。 シンプルだし飾り気はないから、仕事のない日とかに使ってくれれば。 …また来年も、一番近くで祝わせてくださいね。 」 掲げた紙袋の中に入っているのはまた小さめの箱で、その中には黒の皮のバンドで文字盤が木目になっているシックは時計があり。気にいるかは相手次第だが、喜んでくれることを願い。 )







  • No.528 by 檜山 薫  2018-12-13 19:51:20 







… 病人にすることじゃねぇだろ。(  風邪ということもあって相手が何もしてこないだろうと軽く見てつい揶揄いたくなり。それが次の瞬間には座っていた相手が自分の上におり、鼻とがくっつきそうな程近くに顔が。驚いて目をぱちぱちとさせていると、手を挟んでの触れない口付けをされ。意地悪そうな、獲物を前にしたギラついた瞳にも似た表情からコロッといつもの相手に戻るので狡すぎる。相変わらずのつれない照れ隠しで上記をぽつり。嫌がっている訳では無いのが赤く染った顔が示していて。「 印象悪いっていうか、コイツとは合わねぇだろうなって思って。それで同じチームになっても距離置いてた。別に今はそんなことねぇんだけどな 」明るく笑顔の相手とは自分は相性が合わないだろう。そう思っていて、話してもいないのに見た目だけで判断して必要以上に話すのを避けていた。それが今では恋人として大好きな人に変わっていて。第一印象は無関心に近かったが、今ではそんなことないとしっかりと否定し。相手とゆったりと話していたお陰で再び眠気がうとうとしてきたのか、小さな欠伸を。眠たいのに甘いものが食べたくなってきて、体と思考が一致せず。眠たげにぼーっとして。  )





__ ! … なんつーか、その … ありがとう。プレゼントもすげぇ嬉しい。… 来年も期待してるから、(  近頃は誕生日という日に特別な思いもなく、普段と変わらない日と同じ感覚なので改めておめでとうと言われると驚きがあり。渡されたプレゼントを開けると、自分好みの時計が入っていたので嬉しさが込み上げ。言葉にこそしないが大好きな恋人に誕生日を祝ってもらい、プレゼントまで貰い、温かな幸せで胸いっぱいに。来年も一緒にいたい、と直接言うのは恥ずかしいので、遠回しながらも伝え。最後に珍しく柔らかい控えめな笑みを浮かべ。  )








  • No.529 by 三好 涼太  2018-12-14 19:16:51 







恋人にはすることっすよ。 ( 立ち上がってから伸びをしていると、まだ近くにいたからか相手の呟きが聞こえ。 病人であれなんであれ、恋人であるからああいった揶揄いもできるわけで、くす、と笑みを浮かべて上記言えば踵を返し水を取りに行って。 「 今はこんなに近いですもんね。 …眠くなったみたいですね。 おやすみなさい、 」 今いる友人達は相手とは正反対な性格をしているし、自分も相手と恋人同士になれるなんて思ってもみなかったので、改めて不思議なもんだと。こんなに近くにいて、他の人が知らない相手も知っていて、触れられる距離にいるのに、もっとと思ってしまう自分が随分欲しがりすぎやしないかと、思わず笑みが漏れ。 相手の瞼がだんだんと降りてきて、どうやらまた寝られそうなようで。 髪を梳くようにゆっくり撫で、微笑んでは。 )




…来年も、その先も、一緒にいたい。 またその笑顔、見たいっす。 ( 恋人である相手が生まれた日を祝わないわけがなくて。 自分の中では当たり前のことであるが、やはり喜んでくれるかは心配なところだったから、安心すると少し脱力して。 こうしてちゃんとしたプレゼントは初めてだったし、また来年もと相手の口から聞けば嬉しそうに応え。 少し体を離そうとすると、相手の柔らかい笑みが見え、驚きを隠せないとともに一度緩めた腕を回し直して抱きしめ、頬に口付けをして。 )







  • No.530 by 檜山 薫  2018-12-14 23:23:14 








… ん、おやすみ。何回も言うけど、好きに冷蔵庫の中は食っていいから。あと家ん中の物も好きに使って。(  ただでさえ眠たくなってきたのに、柔らかな相手の頭の撫で方に更に眠気は増し。すっと目を瞑ったと思ったら直ぐに目を開け、改めて冷蔵庫の中と家の物の話を。最後にもう一度おやすみなさいと挨拶をして、ゆっくりと瞳を閉じ。相手が隣に居てくれるというだけで安心感があって熟睡して。___ 目が覚めた頃には太陽の光がカーテンの隙間から差し込んでおり。眠たい目を擦ってぼーっと光が差す方を眺め。頭痛は落ち着いたし、今のところ身体の怠さもない。その代わりまだ咳は出るし少し鼻声で。だが熱はもうなくなって無事に仕事には行けそう。少し早く起きてしまったので、朝食の準備をしようと立ち上がり。相手を起こさないようにそーっと身支度を整え、朝食を簡単に作った後に 「 … はよ、」と相手の身体を優しく揺らしてお越しに行き。  )








  • No.531 by 三好 涼太  2018-12-15 01:05:44 







( 相手が眠りについたのを確認してから、静かに立ち上がり。 財布を持ちまた静かに相手の家を出ると、近くのコンビニでスイーツをいくつか購入し、帰って来ると冷蔵庫に袋ごと入れておき。 勝手に家のものを使っていいとのことだったので、物音をあまりたてず、パソコンで仕事の続きをしたり、夕飯を食べたり、風呂に入ったりして。たまに相手の様子を見に行き、頬を突いてみたり。 自分が寝る前に相手にそっとおやすみなさい、と言うと相手が昨日使っていた布団に入り眠りについて。 なんだかいい匂いがして、でも布団の中が心地よくて、なんだか安心する匂いと朝食の匂いで幸せに包まれ布団から出たくなくて、目は開かずもぞもぞと布団に包まっていて。 体を揺らされ、その声の主が誰だかすぐにわかると、布団から顔を出しゆっくりと目をあけ、 「 はやいですね、もう平気なんすか?、 」 と未だ眠たげな声で相手の様子を確認し。 )







  • No.532 by 檜山 薫  2018-12-15 22:54:39 








… 少し鼻声で咳が出るだけ。身体は怠くねぇし、熱も大丈夫。(  今日の朝食は簡単に作ったフレンチトースト。作っている最中は熱でふわふわとした感覚もなく、身体の怠さもないので風邪は随分と治ったようで。相手に伝染らないように朝食を作る時は十分に注意し。風邪だからといって会社を休めない。今日は特にプレゼンがあるので休めなくて。後は鼻と喉だけなのでマスクを付ければ何とかなると思い。眠いはずなのに起きて早々に何よりも自分の心配をしてくれる相手の優しさが嬉しく感じ。ありがとな、と小さな声でお礼を述べ。ガバッと相手の布団を捲り 「 早くしねぇと朝食冷めんぞ。支度してこい 」と。相手が家に来た時に着ていたスーツは既に選択諸々終わらせてあるので、ソファの近くに相手の服一式を準備してあり。一方の自分はコーヒーを入れたりと朝食の支度を進め。先程は寝惚けていて分からなかったが、冷蔵庫には幾つかスイーツが。自分の好物を前にして朝からテンショアが上がり。相手が昨日買ってきたと思われるので 「 スイーツ、ありがとな 」と気分よくお礼を言い。  )








  • No.533 by 三好 涼太  2018-12-17 16:56:02 







…ん、良かった。 ほんとはちゃんと治るまで看病してたいっすけど、仕事ですからね、 ( 相手の鼻声を聞き本当に治ったのか、仕事だからと無理をしているんじゃないかと不安になり眉をしかめ、手を伸ばして相手の頬にぴとりと当て熱を確認してから、ほっとしたように眉間に入った力を抜いて。 熱はないが、鼻声だし咳も出ると言うし、心配なのは変わりなく。 しかし仕事となれば簡単に休めるわけでもないのは理解しているので、不満げな表情を浮かべながらため息をついて。 「 うわっ、急に何するんすかー…寒いっすよ、 」 朝の寒さが急に襲ってきて、大きな体を縮めふるふる震え。震えつつのっそり起き上がり、時計を見てそろそろちゃんと支度を始めないと、と肝心のスーツを探してはすぐにソファに見つけ。 一式きちんと洗濯して揃えてくれているのを見ると、ありがとうございます、とコーヒーを入れる相手の背中に声をかけ。 顔を洗い、軽く髪を整え、スーツを身にまとうとネクタイを締めながらキッチンの方にいる相手に寄り、 「 いーえ。 俺が勝手にスイーツ見て嬉しがってる薫さんを見たかっただけですよ。 」 と相手の様子に満足すると、相手の腰を軽く引き寄せ髪に口付けをし。 テーブルに用意されたフレンチトーストを見ると、おお、と感嘆の声をもらし、気分良くテーブルの前に座り。 )







  • No.534 by 檜山 薫  2018-12-18 23:06:41 






俺だって完全に治るまで家でゆっくりしてぇよ。無理しない程度に頑張るけど、もし辛くなったら頼むな。(  熱が出ました休みます、で休めるはずもなく。病み上がりのまま仕事をしたらミスをしそうなので、その場合後が面倒くさくなるので出来ることならば治るまで家でゆっくりしていたい。無理しない程度になんて言うけど、本心は無理をしても頑張るつもり。もし万が一の場合を考えて相手に予め言っておき。「 スイーツ食べれば基本的に機嫌よくなるからな。買ってもらったスイーツ食べて仕事頑張るか 」自分で言うのも変な話だが、大好物のスイーツを与えられたら昔からどれだけ拗ねていても機嫌が直ぐに直る。今回も気分をよくして仕事を頑張ろうと気合いを入れ。スイーツ効果で髪に口付けされても文句を言わず。淹れ終わったコーヒーを持って相手の前に座り。本当なら今日は相手にお弁当でも作ろうかと思っていたが、風邪なので諦め。その分、朝食はオシャレにフレンチトーストを。いただきます、と手を合わせてから一口。朝の内に色々と工夫をして短時間で味を染み込ませたので、その割には味がよく染みていて上出来だと自分を褒めてやりたくて。美味しそうに手料理を食べてくれる相手が好きなので、相手も喜んでくれたらいいなと思いつつ。  )






  • No.535 by 三好 涼太  2018-12-21 08:29:41 







ぶっ倒れる前に言ってください、 …絶対、っすよ?、 ( 鼻声で話す相手を見ていると余計に心配で、社会人だから仕方ないのは分かってはいるが、相手が完全に治るまでは様子を見ておこうと。 辛くなったら、なんて言われると眉をしかめ、こういう時あまり人に頼ろうとしなさそうな相手を見据え、倒れる前に必ず頼ってほしい、と念を押して。 「 ほんと、好きっすね。 …やっぱり甘いものが好きな人の作る甘いものは間違いないっすね。 」 コンビニスイーツでもこんなに機嫌が良くなってくれるとホッとして。 スイーツの話をする相手を微笑ましく思いながら用意された朝食を一口食べると、ちょうどいい糖分に出来立ての美味しさも相まって相手といるだけで機嫌はいいが更に良くなり。一口、また一口と食べる手は休まらず、全て平らげてからコーヒーを口にし一息ついて。 ごちそうさまでした、と手を合わせ、食器をキッチンの方へ。 時計を見ると出社時間は迫っていて、残りの支度を終わらせ。 )







  • No.536 by 檜山 薫  2018-12-21 22:48:19 







… 絶対な、絶対。俺を信じろ。(  無理にでも頑張ろうと思っていた自分の考えが相手にはお見通しだったらしく。はいはい、と適当に返事をして済ませ。「 俺としてはもう少し甘い方が好みなんだけどな 」何せ甘党なのでフレンチトーストはしっかりと味が染みているものが大好きで。故に今回は時間もなかったし自分としては100点ではなく。相手が食べ終わった後に自分も食べ終わり。キッチンに食器を持って行くと、そのまま腕捲りをして洗い物を始め。今日の夕飯は何にしようか。どうせなら相手が好きそうなものを、と当たり前のように相手が居る前提で相手のことを考えてしまったので、違うと自分に言い聞かせ。病み上がりなので今日ぐらいは自炊を休んでデリバリーでも頼もうと思い。食器を全て洗い終わり、支度は予めしてあるので準備は完璧。相手も準備が出来た様子なので 「 んじゃ行くか。忘れ物すんなよ。忘れ物あったら捨てるから 」と車の鍵と家の鍵を持って玄関へ。鍵を閉めて駐車場に向かい、鍵を開けると運転席に乗り込み。  )








  • No.537 by 三好 涼太  2018-12-22 23:20:24 







十分美味いっすよ?、 朝からこんな凝ったの食べられて、ホテルみたい。 ( 軽く返事をする相手を見ていると余計に心配になり、今日は目が離せなさそうだと思うと。 朝食にしては手が込んでいて、その上美味しいし文句も何もなかったが、相手は少し不満げで首を傾げ。 「 えー、捨てないで取っといてくださいよ、ここに来る良い口実でしょ?、 」 捨てるとナチュラルに言うもんだからけらけらと笑いつつ、取りに来るというのを会いに来る口実になると堂々と口にして。 相手の後に続き出ると、そのまま相手の車の助手席へ。 会社の近くになる前に、 「 ここらで俺下りますよ。 会社の人達に見られないよーに、ね。 」 と運転席の相手の肩をとんとんと叩くと降りれそうな場所を指差して。 )







  • No.538 by 檜山 薫  2018-12-23 22:59:27 







口実とかを本人の前で言うな。絶対捨ててやる。(  美味しいだとかホテルみたいだとか褒められるのは気分が良く、あんがと、と小さな声でお礼を言い。口実だとか作戦だとかを毎回堂々と言ってくるので、あざとく感じて狡く。それに対して飽きずに毎回反抗する自分も自分だと思い。相手の言葉に、昼を買いたかったので近くにあったコンビニの駐車場に停め。車から降りる前に「 行ってらっしゃい … ってのも何か違ぇよな。… んじゃ、また後で 」と言ってから車から降り。会社の方へと向かう相手の姿を見送ってから自分はコンビニに入って昼食を買い。車に戻ると鞄の中から誕生日に相手から貰った時計を出してきて。相手の前で付けるのは恥ずかしいので、相手が見ていないところでこそっと身に付け。再び車を走らせると会社へ。デスクに行って今日も普段通りの一日が始まり。  )






  • No.539 by 三好 涼太  2018-12-29 21:41:21 







あ、もし薫さんも口実に使いたいんならいいっすよ?、 俺んちに来る口実。 なんつってねー。 ( 自分がそうするように相手も会ってくれる口実にしてくれればと、冗談めかしく告げるが、半分本心でもあり運転中の相手の顔を前かがみになって覗きこんではふは、と笑みを浮かべ。 「 んーん、今俺の今日のやる気を満タンにしましたよ。 行ってきます。 薫さんも、行ってらっしゃい。 」 行ってらっしゃいと言われるとここ数年の一人暮らしのせいか嬉しさが込み上げ目を細め。 それに挨拶を返すと、こちらも同じように言葉を返し、密室とはいえガラス越しに見られても相手が困るだろうし、と手を伸ばし髪撫で頬を指の腹で撫でると一瞬愛おしげな眼をしてからまた元の眼に戻り車を出て。 昼同期と食べることになっているのでそのまま会社へ向かい。 プレゼンも無事終わり、やっと緊張から解放されたかと思えばそのプレゼンが終わってからというものの仕事が一気に増え。 通常の業務の上乗せされているので、日々疲れは溜まっていき、連絡は入れているものの相手の家に行くタイミングも掴めず日は過ぎていって。他の部署に出向くことも多くなかなか会えなく、数週間がたって、やっと仕事が落ち着いたのは平日の夜遅く。迷惑だとはわかってはいたが、どうしても会いたくて相手の家の前に立ち、居てくれることを祈りインターホンを鳴らし。 )



( / 年末の忙しさと体調を崩したのが相まって、お返事がかなり遅くなってしまい申し訳ありません。 これからは以前のように返せるようになります。 まだお相手いただけるようであればよろしくお願いします。 )






  • No.540 by 檜山 薫  2018-12-29 23:14:00 







(  プレゼンが終わってからの怒涛の忙しさで、そういえば最近はあまり相手を見ていなく。相手は他の部署と連携が濃く必要な仕事を任されていることを思い出し。一方の自分は人と関わらずに淡々とパソコンと向き合う仕事の方が向いているし、上司も分かっているので部署を出入りする相手と、ずっとパソコンしか見ていない自分とでは仕事上で自然とすれ違いが多くなり。寂しいと思っている自分の気持ちに恥ずかしいので気付いていないフリを。漸く仕事が一旦落ち着いたので日頃の疲れの発散の為に帰りにコンビニに寄り、缶チューハイを数缶とコンビニスイーツを大量に買い込み。面倒くさくて仕事用の眼鏡をかけたまま、膨れたコンビニ袋を片手に家に帰ると見覚えのある後ろ姿が。持っていた袋を相手の足に軽く当て「 … 怖いぐらいタイミングいいな 」と後ろから話しかけ。鍵を開けると … どーぞ、と相手を玄関に通し。自分は真っ直ぐキッチンに向かい、買ってきたお酒とスイーツを冷蔵庫へ。キッチンに立ったままリビングに向かって 「 もう飯食った ? 」と問いかけ。  )




(  /  体調の方はもう大丈夫ですか ? 貴方様の体調が一番なので、ご無理はなさらないで下さい。お返事なら幾らでも待ちますので、お気になさらず。そして是非これからも宜しくお願い致します ! 再び二人の物語を紡いでいけることがとても嬉しいです。  )






  • No.541 by 三好 涼太  2018-12-30 23:17:43 







…薫、さん、 ( いつになく疲弊しきった顔で、目の下にうっすら黒くクマも作り、それでも会社では笑顔でいて。 未だ仕事は終わっておらず、ひと段落しただけでまだやることはあり、しかし気が持ちそうにないのでこうして相手求めに来て、冷たい風が吹く中部屋の中からではなく通ってきた通路の方から声が聞こえ、その姿を目にしたらなんだか張っていた緊張が解けていく気がして。 相手の後を追い部屋に入ると、防寒着を脱ぎキッチンへ立つ相手の後ろへまわり、控えめに抱きしめ、 「 …まだです、 」 と短く答え。 首元に甘えるようにすり寄ると、深く呼吸をし。 いつもの元気を出すことができず、こうして恋人に甘えるしかできないほど疲れてしまい、 「 今日はダメな日みたいっす、 」 と申し訳なさげに呟いて。 )


( / 大丈夫です、心配おかけしてすみません。ちょっと風邪を拗らせてしまった程度なので、もう大丈夫です。 そういっていただけて嬉しいです。 あまり話をつなぐセンスがないので毎度毎度わかりにくいかと思われますが…駄文で申し訳ありませんが、これからもよろしくお願い致します。 こちら蹴っていただいて構いません。 )







  • No.542 by 檜山 薫  2018-12-31 10:39:07 







… お疲れ様、(  外の暗い中でしか相手の顔が見えなかったが、部屋に入って明るい所で見る相手の顔は疲れが顔に出ていて、何処と無く元気もなさげで。その理由は直ぐに最近の仕事だと分かり。無駄な言葉はいらないと思い上記だけを告げると、相手の方を向いて優しく抱きしめ。相手の方が背が高いので自分では包容力がないのが少し悔しく。暫く無言で抱きしめた後に相手から離れ、年上らしく頭をぽんぽんと撫でてやり。再びキッチンと向かい合い。今晩は中辛に少し甘口を混ぜた辛さ控えめのカレー。相手が来ると分かっていたらカレーなんかじゃなくて、張り切って前日から夕飯を準備していただろう。冷蔵庫の中を覗くと近頃の多忙で買い物に行けていなかったので、これと言って食材があるわけでもなく。昨日の夕飯で作ったカレーなので温めるだけで料理は終了。器に盛り付けてからスプーンと飲み物も運び、椅子に座ると 「 カレーしか準備出来なくてすまん 」と謝り。  )







  • No.543 by 三好 涼太  2019-01-02 18:05:52 








…んー。 ( ダメな日なんて格好つかないにも程があって、こんな自分を見せたら嫌われるかも、と今更ながら思い抱きしめていた腕を離そうと緩めると、思いもしなかった相手からの抱擁に体が硬直し。 その上頭まで撫でられるとポカンとした表情をして。 すぐに背を向けられてしまったが、撫でられた髪に触れ後ずさり、そのままテーブルの前へ座り。 何を聞くでも言うでもなく、ただ抱きしめてくれたことが嬉しい、と今の気持ちに整理がつくとなんだかホッとし。 キッチンで夕飯を出す準備をしている相手の背中を見ながら、ずっとずっと一緒にいてほしいなと、密かに想いを馳せ。 「 んーん。 むしろ押しかけたのこっちですし。 」 落ち着いたはいいが元気はないので力なく微笑むと、夕飯を目の前にすると手を合わせ一口。 次第に表情が緩み、自然と口からうまい、と呟いて。 食べ進めながら、 「 …俺、部署異動しないかって言われたんです。 まぁ、上司から言われたんでほぼ確定みたいですけど。 元々やりたかった事ができるところに行けるし、嬉しいんですけど、…薫さんと顔合わせられなくなんの、寂しくて。 急に忙しくなってそれもこれもって、俺にはキャパオーバーっすよ。 」 といつもの元気が出せない理由をぽつぽつと話し始めて。異動でも社内だし顔は合わせられない事はないが今までのように会社で会える頻度は少なくなるようで。 )







  • No.544 by 檜山 薫  2019-01-02 22:52:56 






んじゃ、押しかけた罰として、今度練習の料理の味見付き合え(  相手に喜んでほしくて料理の練習も忙しい中でしており。元々器用な方ではないので試作中だが、申し訳ないと思っているのなら、自分が味に満足するまで味見に付き合わせようと思い。上記を言いつつも、いくらカレーとはいえ相手の味の感想が気になり。うまいと一言聞けると安心して自分も食べ進め。少しして相手が元気の無い一番の理由かと思う事を聞くと、スプーンは自然と止まり。正直自分も寂しくて、けど先輩としては笑顔で送り出さないといけないのかとも思いつつ。暫くの沈黙の後にゆっくりと言葉を紡ぎ「 …… 先ずは、元々の希望の仕事出来んのはおめでとう。会社一緒なんだから、すれ違ったりはすんだろ。… まぁ、でも、どうしても寂しくなった時用で、これ。… あれな、俺ん家の鍵、」と立ち上がって、小棚から一つの鍵を取り出してきて相手に渡し。忘れ物が家に来る口実と言われた時、不器用な自分は口実も付けられずに相手から来てくれるのを待つしかないと思っていて。それなら少しでも相手が来やすい環境を、と思って酒に酔った勢いで作った自宅の合鍵。何せ酔った勢いで作ったので素面になって考え直すと小っ恥ずかしくて渡しそびれており。寂しくなった時は今日みたいにいつでも来いと、今日やっと鍵を渡せ。  )





  • No.545 by 三好 涼太  2019-01-03 22:46:14 







随分と嬉しい罰ですね、それ。 ( 食べることが好きな自分としては味見係なんて褒美みたいなもので、それを罰だなんて言うものだから思わず笑みがこぼれ。 「 はは、俺喜ばなきゃいけないのに喜べなくて。 …?、 …うそ、マジすか?、 …やべ、異動より嬉しいかも、 」 やりたい事が出来る方を喜ぶべきことなのに喜べない自分にも嫌気がさしていたところで、徐ろに出てきた鍵に首を傾げながらも受け取り。 裏返したり、かざしたりして珍しいものを見るように見ていると、相手の言葉でハッとしてその鍵が何なのか分かり。 そして同時に、自分が何故異動を喜べなかった理由も、自分の中でやりたい仕事より相手という存在の方が大きくなってきたからだと分かると、腑に落ちたのか鍵を見つめながらにやけてしまう口元を手で隠し。 「 頑張れる気がします。 これ、今から俺のお守りー。 」 と幸せそうにきゅっと握り。 夕飯を食べ終わると相手の分も洗い物をし、スッキリした様子で寝る準備を進め。 風呂上がりに相手とお揃いで買ったパジャマを着て上機嫌に。 ベッドに先に潜り込んで相手のスペースをあけ待っていようとするも、疲れていてすぐに眠ってしまい。 )







  • No.546 by 檜山 薫  2019-01-03 23:14:35 







何言ってんだ、鍵なんかより異動を喜べ。んなこと聞いたら上司泣くぞ。(  鍵を渡せば、何処と無く相手の表情はスッキリとして見え。よかった、と心の中で安堵し。然しそれを言葉にも表情にも出さないのが自分。上記を小馬鹿にしながらの述べるが、表情は緩くなっており。夕飯を食べ終えて食器を洗ってもらっている間に風呂を溜め。相手が風呂に行っている間に家のことを色々と済ませ、交代して入って自分が風呂から出た頃には既に相手は夢の中。「 … 寝る子はよく育つ、か 」と気持ちよさそうに眠る相手の頭を優しく撫で。電気も消して相手の隣に寝転び、寝る前に優しく額に口付けしてから自分も眠りにつき。___ 朝は相変わらず自分の方が目覚めるのが早く。身体に緩く巻き付く、というか抱き枕のようにされているこの状態は相手を起こさないと打破出来ないが、これも慣れたもの。もぞもぞと動いて上手いこと相手から抜け出すと身支度を整えてから朝食作りへ。簡単にトースターとインスタントのコーンスープを作り終え、まだ眠る相手の元へと行っては優しく肩を揺すり。  )







  • No.547 by 三好 涼太  2019-01-05 23:56:22 







んー…ん、おはようございます、 ( 本当は相手とのベッドタイムを楽しみたかったが、やはり心身共に疲れていたのか爆睡で、相手が自分の腕の中から抜け出していたのも全く気付かず。 なんだかいい匂いが鼻を掠め、徐々に意識が覚醒していき。肩を揺らされ、ゆっくりと瞼を開けるとそこには愛しい恋人の姿が。ふっと幸せそうに微笑むと朝の挨拶をして起き上がり、立ち上がって軽く相手を抱き寄せると頬にすり寄り軽く口付けをして離れ、朝食の用意してあるテーブルの前へ。 少し寝ぼけながらも相手の作ってくれた朝食を満足げに食べ終え、時計を見ると案外時間がなく、軽く食器を洗うとわたわたと身支度をして。 「 忘れもの…、はあってもこれで大丈夫っすね。 マジでいつでも来れちゃうんすよ?、 迷惑とか言っても遅いっすからねー。 」 出がけに鞄をチェックすると、中に見えた相手がくれた鍵を手にするとまた嬉しそうに微笑み。 これがあれば相手がいない時でも入れてしまうし、それなりに長い付き合いになるしこちらの性格も分かっている上で渡してくれたのだろう、それも嬉しく、調子に乗って冗談を。 )







  • No.548 by 檜山 薫  2019-01-06 20:54:21 







調子乗ったら没収な。… また仕事でしんどくなったら気軽に来いよ。(  すっかり朝の口付けも良い意味で慣れ、食器洗いも相手の担当になってきて。没収だと冗談めかして言うと、最後はしっかりと真面目に。少しでも相手の仕事面でも支えになれたらと思い。共に車に乗り込むと車を走らせて、すっかりお決まりとなった会社近くのコンビニへと停り。この前、いってらっしゃいと言った時に相手が喜んでくれたのを覚えているので「 いってらっしゃい。デスク片付け始めろよ 」と。異動に伴って会社内で引越しが必要なので、早めに片付けを始めろと先輩らしいことも一応。相手の姿が見えなくなるまで見送ると、序に自分は昼食を買ってから会社へ。仕事を始めようとすると早々に上司に呼ばれ。相手が異動になって、その分新しく新人を自分の所属している部署に配属するので、新人教育を担当してほしいと言われ。丁度大きな仕事を終えたばかりの自分しか新人教育を出来る余裕がないとのこと。渋々ながらもデスクに戻ると早速噂の新人が。相手といいどうも男性から好かれるのか、男性である新人からも飲みに行きましょう等誘われて、先輩として好かれてしまい。結局休みがある土日が来るまで新人教育で付きっきりに。漸く土曜日を迎えると、昼になるまでパジャマのままベッドの上でグダグダと過ごし。  )







  • No.549 by 三好 涼太  2019-01-07 00:00:02 







…行ってきます、先輩。 ( 車を運転するのは相手だし、泊まらせてもらっているしで自分に出来ることはやっていこうと皿洗いもぱっぱと終わらせ。 しんどくなったら、と言われ嬉しさに表情が緩むもしんどくなくても来る気は満々なので、はーいと明るく間延びした返事を。 停車した車から出ようとした時、相手の言葉に満足げに微笑むと、久々に相手のことを先輩と呼び車を出て。 少し伸びをしながら、頑張るか、と意気込み会社へ。 それからも仕事に異動にと慌ただしく日々が過ぎていく中、たまに適当に用事を作って相手の様子を覗きに行くと、どうやら新人と一緒にいるので、なんとなく教育係にでもなったのかと察しがつき。 面倒見は良いからな、とその場では特になにも思わなかったが、定時を少し過ぎての仕事終わりに相手の元を訪ねてみればすでにあの新人に先を越されたようで。 それからその週はずっと新人につきっきりな様子で、それを見ているとモヤモヤとしてきて。 その感情がなんなのかは明らかで、むしろそれは仕事を捗らせ。やっとやってきた週末、少し仕事で無理をしたせいか目の下にクマが見えるが、お構いなしに意気揚々と両手に紙袋を抱え相手の家へ。 鍵を出そうにも荷物で手が塞がっているので、インターホンを押し。 )







  • No.550 by 檜山 薫  2019-01-07 20:37:55 







はーい … 、ってお前か。鍵持ってんだから入ってこいよ。(  通常の仕事に加えて新人教育もあるので、疲れは溜まっており。今日はベッドの上でパジャマのまま過ごそうと思っていたので、インターホンが鳴っても一回目は無視を。相手だったら鍵を持っているので、きっとインターホンは宅急便だろう。それなら後で配達してもらうのも面倒なので、重い体を起こして着慣れた緩々のパジャマのまま玄関に向かい。宅急便かと思っていたインターホンを鳴らした主は、なんだか久しぶりな気がする恋人の姿が。お前か、なんて期待外れみたいな言葉を言うが、表情はどこか嬉しそうで。相手の顔を見ただけで少しだけ疲れが和らいだ気がして。鍵を使わなかった理由を聞こうと思ったが、相手の両手を見て直ぐに納得し。いつもの様に、どーぞ、と緩く返事をして中に通して。自分は序にキッチンに寄り、相手の分と自分の分の珈琲を入れてから机に行き。相手の分の珈琲を前に置き 「 … すげぇ荷物。」と  )







  • No.551 by 三好 涼太  2019-01-08 12:50:08 







荷物多くって。 すみません。 ( 朝からバタバタとして相手の家に来る用意をしていたので、寝癖も付いたままで。 扉の向こうから相手の姿が見えれば、どこかホッとしたように笑うと。 部屋の中に入ると、重そうに荷物を置き、ソファにどさっと腰を下ろすとふう、と一呼吸置き、荷物を漁り始め。 「 多いっすけど、軽いっすよ。お菓子ばっかだし。 これとこれは冷蔵庫、 あ、そうだ、薫さんゲーム好きっすよね?、 じゃーん、カップル用の着れる毛布。 一緒に包まってゲームしましょうよ、ね?、 」 袋菓子からちょっとしたケーキまで、いくつもの菓子の入った袋が一つ、そして大きめの毛布の入った袋が一つ。 口早に喋りながらさっさと冷蔵庫にケーキを入れにいき、足早に帰ってくれば新品の毛布を取り出し相手に見せるように広げて。 相手と過ごせなかった時間を取り戻そうと必死で、更に相手が構いっきりだった新人に対しての嫉妬もあるがそれには自分の中では気付かないフリをして空元気になっていて。 ソファに座り直し、毛布の構造を首を傾げながら見て、値札を取ったりボタンを開けたりと、うきうきとした様子でいて。 )







  • No.552 by 檜山 薫  2019-01-08 22:19:23 







すげー量 … 高校生の修学旅行だな。あと、ゲームなら絶対に負けねぇから。負けすぎて泣くなよ。(  両手いっぱいの荷物をワクワクした様子で持つ相手は、遠足を楽しみにしている小学生、ここぞとばかりに張り切る高校生の修学旅行のように感じ。忙しく袋の中の大量にある菓子を出していく相手を、頬杖をついて見守りながら軽く返事をして。ゲーム好きは公表していないが、部屋には今もゲーム機やカセットのケースが転がっているのでゲーム好きだと分かったのだろうと理解し。ソファに来た相手を見て今日の相手は何かに焦っているような、必死というか、すこしだけ違和感を感じ。早口で忙しないのも珍しいのではないかと思い。毛布の構造に苦戦している様子なので、ボタンを外して、こうじゃねぇの ? と助言をしながら無事に二人で毛布に包まることができ。相手にすっぽりと埋まるのが安心感もあるし暖かいので心地良く。聞くか聞かないか迷った後に、ゲームを始める前に「 … お前、なんか今日どうした。」と問いかけ。  )







  • No.553 by 三好 涼太  2019-01-09 23:20:29 







高校の時、持っていきすぎて没収されたんすよ。 懐かしいなぁ。 泣きませんよ、小学生じゃあるまいし。 …でも薫さんはいわゆるゲーマーっすよね、この感じ。 むしろ強い人とやれんのが楽しみで仕方ないっす。 ( くくく、と高校時代の思い出を脳裏に浮かべれば笑みを浮かべ楽しそうに。 学生時代はよく馬鹿をやったもので、それと同じような事を今もしている自分は昔から変わらないなと思いつつ。 改めてテレビの下を見てみるとなかなかの量で、もしやゲーム好きというよりゲーマーなのではと思い至るも、それはそれで燃えてくると拳を握り。 体格差のお陰で布が足らないこともなく冬にはもってこいの毛布で、買ったかいがあったと嬉しそうに相手を後ろから抱きしめればすりすりと背中に擦り寄り。 電源を入れている間にコントローラーをいじりながら、新人と相手とのツーショットを考えないようにしていると、相手から問いかけが。 「 ん?、何がっすか?、俺はいつも通りっすよー。元気元気。 」 自分では無意識なのかどうしたと言われても首を傾げるだけだが、表情はいつもより少し固く。 )







  • No.554 by 檜山 薫  2019-01-10 21:09:57 







後でお前の高校生時代の話聞きたい。… まぁ、小さい頃からずっとゲームしてきたしな。(  当たり前だが今の相手しか知らないので、高校生時代の相手のことも知りたいと思い。それだけではなくて、もっと相手について知りたいが、もちろんそれを言葉にするのは恥ずかしいので控え。家族の中で男は自分と父だけで、姉に囲まれた生活。なので幼い頃から一人でも遊べるゲームをしてきたのでゲーマーと言われても否定せず。少し固い笑顔も引っ掛かるが、無理に聞き出すのは違うと思い。一緒にゲームをしたりしていく中で話してくれるのを待つか、自分が相手の変化に気が付くかを待つことにして、… あっそ、と一言。相手が持ってきてくれたゲームは自分が最も得意なアクションゲーム。早くやりたいが為に手早く初期設定やチュートリアルを終わらせ。負けず嫌いな部分もあるし、得意なゲームで負けるわけにはいかなくてやる気は満々。早速ゲーム画面に進み 「 絶対に負けねぇから。今日負けた回数が多い方が、今度呑みに行く時に奢りな 」と愈々ゲームが開始し、慣れた手つきで素早く操作し。  )







  • No.555 by 三好 涼太  2019-01-11 22:57:02 







俺の?、つか後でじゃなくてもいいじゃないっすか。 そうだなー…、友達は沢山いましたよ、何もない放課後を数える方が早いくらい。 あ、姉貴と弟が朝が弱かったんで、毎朝叩き起こすのが日課だったなぁ。 ( ゲームしながらでもできるだろうと色々設定を選んだりしている間、適当に思いついた思い出を話し始め。顔が広く、一言で言えば男女問わない人気者で、背の高さもあってか顔はよく知られていたようで、友人も日に日にどんどん増えていて。 あの頃は家族の面倒見ているせいで目覚めてからはよく体が動いていたものの、今ではそんなに朝から元気にはなれないと、苦笑を浮かべ。 元気、と口にしたはいいものの胸につかえるものがあって、それを口に出したいのにうまく出てこず、口元をきゅっと結び。 「 …えええ、なんすかこの差。 マジすか。 薫さん強すぎ…、 俺も小さい頃やってたのに…、 …いいや!、飲み代かかってますからね!、 まだ一回目だし、これからっすこれから!、 」 一回目の対戦を終え、実力の差が露わになると愕然として画面を見て。 小さい頃から、と言うなら自分もそれなりに長いのに、と打ちひしがれる前に闘争心に火がつき、拳を握りやる気満々に。が、差は縮まるものの勝てる気が全くしなくて数回終えると、なんでだぁー、とか、だぁーとか言いながら仰け反り。 )







  • No.556 by 檜山 薫  2019-01-12 22:25:40 







… すげぇ想像出来る。今のお前のままなんだろうなって。変わったのは叩き起される側になったぐらいだな。俺は前まで叩き起される側だったけど、(  高校生の頃の相手は今と変わっていないのだろうと想像していると、話を聞く限り想像通りで。然し自分もどうだったかと言われたら今と変わらないと返すだろうと思い。今となっては自分が相手を起こすことが多いが、自分は昔は起こされる側だったので、高校生の頃だったら自分が相手に起こされていたのだろうと考えると面白く感じ。「 俺が強いってか、お前が弱過ぎなだけだろ。何回やっても絶対勝つのは俺だから、」手加減することなく終えた一回戦は気持ちいい程の圧勝。ふん、と得意げに挑発する様に上記を。段々と相手は回数を重ねる度に上手くなるので、やっていて飽きないし寧ろ燃え。いつも一人でゲームをしているので、誰かと共にゲームをするのが楽しくて仕方なくて。数回を終えて全勝と気分は良く。仰け反る相手を見て思わずクスッと笑い。負けたくないと普段に較べて張り切ったので手が少しばかり疲れ。コントローラーを机に置くと、ぐーっと伸びを。一回休憩でもしようかと思い「 … 新しい部署は?仕事とか、人間関係とか慣れた? 」と何気なく先輩として問いかけ。  )







  • No.557 by 三好 涼太  2019-01-13 21:29:07 







んー、表向きの性格は今と変わんないと思います。 今と違うのは、本気で笑ってるかそうじゃないかです。 友達といんのに、本当に面白くて笑ったこと案外少ないんすよ。冷たい奴ですよ、俺は。 へぇー、俺もその気になりゃ起きれるんすけどね、どうにも薫さんに甘えちゃって。 ( 学生時代を思い返すと、常に笑顔が板についていたせいかあまり本気で笑ったことが少ないと感じていて。 感情が表に出るくらいの表情の豊かさはそれこそ相手と出会ってから出てきたもので。 そう思うとかなり周りに対して冷たい人間だったんだなと視線を落とし苦笑し。 本当は起きれるのだが、相手といる幸せに包まれているせいか眠気が長く続いていて、少しは反省しているのか頭をかきつつ。 相手の強さに対抗しようと眉を寄せたり、調子がいいと余裕そうに笑顔になったり、負けると悔しげな顔をしたり、子供のように表情がコロコロ変わり。 「 …、問題ないっすよ。 薫さんはどうなんすか、俺がいなくて寂しい?、 」 環境が新しくなり大変なこともそこそこあるが、どうにかなっていて。 どうにもならないのは心の隅にある嫉妬心で、それが言葉を詰まらせ一寸詰まってから問題ないと。 体を起こし、にこやかな笑みを浮かべながら首を傾げ、冗談めかしく告げ。 )







  • No.558 by 檜山 薫  2019-01-13 23:17:51 







少し好感度上がった。別に冷たくていいんじゃねぇの。んじゃ、その気になってくれよ。俺朝弱いから、朝食も序に任せた。(  八方美人で、無理して笑って周りに合わせるぐらいなら冷たい方がマシだという意味で上記を。ずっとヘラヘラしているイメージだが、こういう時折見せる自分に似た部分が惹かれた所でもあるのだろうと思いつつ。低血圧で朝が弱いので、相手がその気になって目覚まし代わりになってくれたらと願望をぽつり。然し朝食を作って相手を起こすという一連の流れが案外気に入っていて。相手の性格から異動についてそこまで心配はしていなく。けど、問題ないと言われると先輩として安心感はあり。「 … 忙し過ぎて寂しいって感情も湧かねぇ。新人教育任されてて、またそいつが人懐っこい奴で振り回されっぱなし。この前も帰りに飲みに行きませんかって誘われて、 」と二日間連続で飲みに誘われて、酒に弱い自分は大変だったことを話し始め。とにかく疲れた一週間だったと。  )







  • No.559 by 三好 涼太  2019-01-14 20:40:50 







思いもよらないとこで上がるもんですね。 …冷たくても嫌いにならない?、 んー、薫さんに起こしてもらうの、結構好きなんすよねぇ。 でもまぁ、薫さんがそう言うなら。 ( 過去であれ本当の自分を晒して好感度が上がるなんて思いもしていなかったので、鳩が豆鉄砲を食らったような表情をしたあとそれを崩して笑い。 冷たくてもいい、ということは無理に飾らなくてもいいということだろうか、不安になり確認したくて小さく呟き。 朝食といっても簡単なものしか出せないが、相手にずっと無理させるわけにもいかないしと頷いて。 「 冷たいなぁ。 …誘われて?、 薫さん酒弱いじゃないっすか、どうやって帰ってきたんです?、 」 寂しいなんて感情がわかないほど忙しいというのは経験があるので、冗談めかしく言い。 だが、その後に続く新人の話に少し表情を曇らせ。 酒に酔った相手がどうなるのかは知っているし、それを知ったのだってまだ付き合っていない時期だったのもあり不安が募り。どうやって帰ってきたのか、この家にあげたのか、それともその新人の家に泊まったのか、何もなかったのか、聞きたいことは山ほどあるがきゅっと口を結び相手の様子をうかがって。 )







  • No.560 by 檜山 薫  2019-01-14 22:18:39 







… 嫌いにならねぇよ。寧ろキャラ作られてる方が嫌だ。… あ、いや、別にこれからも俺が起こす担当でいいから。(  自分に嫌われたくないからといって、無理して本性とは違うキャラを演じられている方が冷たいよりも嫌という考え方で。相手が本当は冷たいのなら、本当の相手を知ってちゃんと好きになりたいし、もしまだ自分に見せていない本性があるのなら隠さないで欲しいと思い。相手を起こす朝が嫌いではない、と真っ直ぐに言える性格でもなく。言葉を濁しながら、今まで通りでいいと。「 どうやってって、家まで送ってもらったけど … 、」何気なく新人に飲みに誘われて大変だった話をしただけなので、ここまで食い気味に質問されるとは思ってもなく。何せ酔っていたので、あまり記憶はないが起きたら家にいたので送ってもらったのだろう。言いきれる理由は、テーブルに置き手紙があり、勝手に鞄探って鍵出してごめんなさいと書いてあったから。相手が嫉妬という感情を抱いていることも気が付かず、何やらもっと言いたげな相手に対して不思議に思いつつ。  )







  • No.561 by 三好 涼太  2019-01-14 22:55:19 







そう、っすね。俺もきっと、薫さんが飾らない人だから好きになったんだと思います。 ?、もしかして俺薫さんの朝の苦手を克服させちゃいました?、 ( 安心したように体の力を抜くと、自分も表面を作った笑顔で塗り固めている人は好きになれず、そういう面で言えば相手に惚れた理由の一つにも飾らない、まっすぐな人だからというのがあり。 先程のは冗談だったのか、と理解するも、今までと真逆な生活なのにどうしてだろうと首を傾げ、自分の中に浮かんだ結論は自分が早く起きないゆえに自然と起きれる手助けをしていたのかもというもので、誇らしげに口角を上げ。 「 …ここまで送ってもらって?、介抱でもしてもらったんすか。 服は?、着替えさせてもらったり?、 ああ、この部屋二人分の物があるから察したかな。 でも相手は新人なのに、随分と心開くんですね。 」 相手の何も気にしていない様子にじわじわと嫉妬心が広がっていき、表情は暗いまま相手を見据え。 この部屋に、自分以外の、しかも会って間もない男を入れるなんて、と不満は溜まっていくばかりで、相手のことを責めたい訳ではないのに、次々と棘のある言葉が口から漏れ出し。 )







  • No.562 by 檜山 薫  2019-01-15 18:19:06 







俺の朝が苦手なのは一人暮らしの時に克服した。させちゃいました、じゃねーよ。(  改めて好きになった理由など聞くと小っ恥ずかしくて、照れ隠しで … ん、とだけ返事をして。一人暮らしを始めれば朝は自分で起きないといけない。その時に朝は克服したので相手のお陰ではないとキッパリと言い切り。本当に嫌だとか鬱陶しいとは思ってはないが、調子乗るなという意味でじと、と相手を見て。「 … ごめん、」服はスーツのまま寝ていたので着替えさせてもらったりはしていないと否定しないとと分かっているが、相手の所々棘のある言葉に自分が悪いのかと思い込んでつい謝ってしまい。人付き合いもあるし、ただ自分は新人と飲みに行っただけなのに、なんでそこまで暗い表情で棘のある言葉を言われないといけないのだと不満がじわじわと込み上げてきて。浮気したかのように責められている気持ちなので、自分はそこまで悪いことをしたのだろうかと少し不満げな様子で目線を逸らし。  )








  • No.563 by 三好 涼太  2019-01-15 19:47:30 







俺は薫さんのお陰で朝起きれなくなっちゃったのにー。 ( 自分は起きれていたのが逆に相手に甘えて起きれなくなったので、わざとらしく唇を突き出し不満げな表情を浮かべ。 じとりと見られると瞬きを数回した後へらりと笑い。 「 … 薫さんは、 おれの、…恋人なんすよ、 」 一言だけ謝られれば、もしかして何かあったのか、何もなくてもなんで謝ったのか、色んなことが頭を巡ってパンクしそうになり。 じっと見据えていた相手は目を逸らしてしまい、自分が言いすぎたことに気付き口を噤んで。 そんな表情をさせたかったわけでも、謝らせたかったわけでもないのに、どうして上手く言葉が紡げないんだろうかと、両膝を折ってかかえると腕の中に顔を埋め大きくため息を。 恋人らしいことなんて外ではできないし、恋人だから手を出すなとも体裁的に言えなくて、それでも繋ぎ止めておきたくて、顔を覆った腕の隙間からは相手の顔が見えずおそるおそる手を伸ばし相手の服の裾を握るとぽつり呟き。 )







  • No.564 by 檜山 薫  2019-01-15 22:09:08 







… 着替えはスーツのまま寝てた。あいつは彼女いるって言ってたし、俺も名前は出てないけど恋人はいるって言ってる。三好って後輩がいるって話したら、檜山先輩がそんなに嬉しそうに話す三好先輩に会ってみたいってさ。… 今度久しぶりに二人で飲みに行くか。ゲームで惨敗した涼太の奢りで、(  不満を隠し切れずにいると、相手の言動で漸く嫉妬しているのだと理解し。こういう時にどんな言葉を掛ければいいか分からなくて、暫くの間沈黙が流れ。先ずは誤解を解くことだろうと思い。その後に恋人の話を互いにしたこと、相手の居ないところでもつい相手の話になってしまったこと、最後に二人で過ごせなかった時間を取り戻したくて仕事帰りに飲みに行かないかと誘い。こういう時に気の利いた言葉を並べられないので、いつも通りの言い方になってしまったが、自分は相手の事が恋人として大好きだし相手が心配するような事はないと言うように、裾を掴む相手の手に優しく手を重ね。機嫌取りというわけではなく、単に今は相手に自分の体温や鼓動を少しでも感じてほしくて、柄でもなくそっと抱きしめ。  )







  • No.565 by 三好 涼太  2019-01-15 22:42:08 







… ん。 ごめん、なさい、俺すげー格好悪い、… 甘いものは控えめにお願いしますよ、 ( 相手がつらつらとあったことを話してくれるとひどく安心し、体の力が抜けていく感じがして。先程の言い方は流石に強すぎたと反省しているようで、うつむきながら謝罪を口にして、感情的になってしまい相変わらず格好がつかないと苦笑し。 腕に埋めた顔を少し動かし頬を腕に預けたまま相手目を合わせ話を聞いて。 恋人、とその言葉を相手の口から聞けるなんて嬉しくてじわりと胸の中があたたかくなり。自分より少し小さい相手の手が触れると、裾を握っていた手を離し指を絡ませ握って。 自分の知らないところで、嬉しそうに自分のことを話している相手なんて見たことがないので興味が湧き、次部署に顔をだしたときは名乗り出てその時の様子を聞こうかとさえも思い。 珍しく相手から触れられた上に抱きしめられ、驚きはするものの鼓動が聞こえてくるとそっと相手の背中に腕を回し抱きしめて。 外が寒いからか余計に暖かく感じ、頬も綻んでいて。 胸元から顔をあげると、相手の首に腕を回し引き寄せ軽く口付けをし、視線を交わらせ、 「 … 好き。 」 と、色々話してくれたことも、手を握ってくれたことも、抱きしめてくれたことも、全部含めた意味で短く呟き。 )







  • No.566 by 檜山 薫  2019-01-16 08:41:46 







… なんつーか、俺もごめん。お前のこと分かってるつもりで、まったく分かってなかったかもな、(  感情を表に出すことも、言葉にすることも苦手なので今まで避けてきたが、自分の話をしっかりと目を見て聞いてくれる真っ直ぐな相手を前にしたら本音も自然と言葉にでき。重ねた手に指が絡んでくると、普段なら恥ずかしいからと直ぐに離していたかもしれないが、今は離さずに謝罪の言葉を口にして。相手の考えることなら大体分かると思っていたのに、今回の嫉妬していることに全く気が付かなかった。根拠もなく高を括っていた自分の方が格好悪いこと思いつつ苦笑いを。話すつもりもなかった、自然と新人の前でも相手の話をしていることまで話してしまって、後からじわじわと羞恥が込み上げてきて。そんな恥ずかしさに追い打ちをかけるように口付けされ、薄らと耳が朱に染まり。好きなんてたった二文字の言葉に鼓動はどくんどくんと高鳴り 「 … あっそ、」としか照れ隠しで返せなく。けど、偶にはこういうのもいいかもと思いつつ、冷めた言葉とは裏腹に繋がる手も抱きしめられることも嫌がる様子はなく受け入れ。  )








  • No.567 by 三好 涼太  2019-01-16 17:24:31 







俺が大人気なかったっす。 …んまぁ、俺も薫さんの考えてることわかんない時沢山あるし。 もっと思ってること言ってくれてもいいんすよー?、 ( 元はと言えば思っていること感じたことをうまく言葉に出せず、しかもそれが嫉妬だと気付かなかった自分が原因だと反省し。しかし相手の謝る事ではないと思ってるので、謝って欲しくは無くて。なので今の相手のままで十分だし、だいたい相手のことも分かるようになったので気にしてはおらず、冗談めかしくにぃっとわらうと。 「 …あれ、照れてる。 好きって言っただけっすよ?、 …これで薫さんの照れ顔独り占め、 」 緩く抱き寄せればそのままゆっくり倒れ、ぎゅっと抱きしめたまま横になり。 相手の顔を見てみると、少し耳が赤く照れているのがわかり自分の言動で相手がこうなっていると思うと優越感で顔がにやけ。 毛布も頭が隠れるまでかぶり、相手の顔を再度見て、くす、と笑うと相手の頬に指を伝わせ。 )






  • No.568 by 檜山 薫  2019-01-16 22:14:56 








よし、この件は解決な。… 直ぐに調子乗る、(  このままだと、俺が悪かった、いやいや俺が悪かった、と謝り合いになってしまうと思い、この件は解決したと言い切って相手も自分も悪くないことに。それに、少し余裕が出来ると直ぐに調子のいい発言をするので、それも解決と言い切った理由でもあり、しらっとした目で相手を見て。「 … 照れてない。お前にとって言っただけかもしれないけど、俺からしたら _ … なんでもない、」分かりやすく耳を赤くしているのに、自分では照れていないと言い張り。今週は相手が嫉妬していた新人といる時間が多かったので、相手から好きと言ってもらえるのは久しぶりで。相手にとって好きだなんて単純な言葉を言っただけかもしれないけど、自分からしたら好きと言ってもらえた、という淡く嬉しい感情。それを言いかけたのを恥ずかしくて止め。毛布が掛かって薄暗い視界の中、一度ちらりと相手の方を見るが、指がぴたりと触れると恥ずかしさから再び目線を逸らし。  )








  • No.569 by 三好 涼太  2019-01-16 23:06:51 







こんな至近距離で、なんでもないって言われたって無視できないっすよ。 …薫さんは、俺に好きって言われるとどうなんすか?、 ( 何やら自分に好きといわれると、こちらと思うことが違うというような言い振りであるのに、肝心のところを言ってくれなくて言い方的にも気になり。 相手の声量なら、少し距離があれば聞き取りにくいが、毛布に篭っていてこんなに距離が近いとなると、聞き返したくなり、クスクスと笑みを浮かべながら聞き逃せないと。 相手はあまり目を合わせようとしないのが常で、目を合わせてくれないかなと思いつつも、照れている様子で視線をそらす相手も好きなので、逸らされても親指の腹で頬を撫でながらじっと顔を見つめ。 一呼吸置いて、改めて相手の言いかけた言葉を聞こうと問いかけて。 )






  • No.570 by 檜山 薫  2019-01-17 20:42:35 







… 言わない、絶対に言わない、(  言いかけたけど恥ずかしくて止めたというのは、自分ならよくあること。毎回相手に問いかけられると続きを言ってしまうが、今回は頑なに言わないと。いくら久しぶりと言っても、好きと言われただけで嬉しくなって鼓動が高鳴るなんて高校生みたいで、それが余計にはずかしさを増していき。その所為で一切目を合わせようとはせず。毛布に包まっているので冬なのに中は温かく。頬に触れる相手の指は温かいと言うよりも少し熱く感じ。相手の体温なのか、自分が緊張してからなのか、相手が触れた箇所は熱を帯び。薄らと汗が滲み、赤く染まった頬のまま、やっとちらりと相手の方を見て。  )








  • No.571 by 三好 涼太  2019-01-17 21:38:18 







えー、どうしたら言ってくれるんすかねー、 ( 相手の様子からして怒っているようではないので、多分恥ずかしいだけかと思うと、どうやって問い詰めたら答えてくれるだろうかと思考し。 頑固な時はずっと頑固が続く相手だから、口を開かせるのは至難の業だがこちらとて負けず嫌いなのであの手この手を考え。 頬を撫でながら相手の様子をじっと見つめ、しばらくして漸く目が合うと唇を寄せ、口付けをして。毛布の中だからか何度か口付けを繰り返すとすぐに熱を帯びはじめ。 一旦唇を離し、熱を持った舌を相手の唇に這わせると、 「 早く言ってくれないと、もっとしちゃいますけど?、 」 と余裕のある笑みを浮かべつつ相手の腰を引き寄せ体をぴたりとくっつけて。 )







  • No.572 by 檜山 薫  2019-01-17 22:54:23 







… 嬉しい、_ … お前に好きって言ってもらうとすげぇ嬉しくて、幸せで、なんつーか … 温かくなる。(  唇と唇とが触れ合い、その瞬間に分かりやすく鼓動は高鳴り。言葉では素直ではない分、相手のことが好きだと鼓動は随分と素直で。何があっても絶対に言わないと固く決めていたのに、流されやすく押しに弱い性格からか、ぽろりと本音を言ってしまい。一度言ってしまえば止まらなく、思ったことや感じたことを述べ。嬉しくて幸せに感じることの共通点は、どちらも心がふわふわとして温かくなること。その温かさが体温的な意味を示す訳では無いが、何となく自分の気持ちを表すには適切な形容詞だと思い。せっかく合わせた目線も、素直に言ったことで羞恥が再度込み上げてきて、再び目線を逸らしてしまい。  )








  • No.573 by 三好 涼太  2019-01-18 00:34:20 







… ん。 あたたかくなる、って、ここ?、 ( 相手が押しに弱いのはわかっていたが思っていたより早く口を開いてくれた上に、本音どんどん聴くことができ。 相手の言葉をひとつひとつ聞き逃さないように、しっかりと耳を傾け、頬に次いで耳横の髪を梳くように撫で。最後まで聴き終えると、相手を幸せにできていることが嬉しく満足そうに頷いて。 あたたかくなるのは、胸のうちのことだろうか。 撫でていた手を相手の首筋、鎖骨を通って指先を滑らせ、心臓のあたりに手を当て。 すると、相手の鼓動が高くなっているのを感じ、相手の手をとり自分の心臓あたりに当て、 「 俺も同じ。 薫さんといると、あったかくなる。 恋してんなーって感じ。 まぁ、まさか薫さんに恋するなんて入社した時は思わなかったっすけど。 」 自分の鼓動のはやさを伝え。 学生に頃恋をしていたのと同じ感覚があり、相手には付き合っている今でも恋をしていると確信でき。 数年前入社したては二人でいる未来は想像してなかったとへらりと笑い。 )







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