先輩 2018-03-26 09:24:42 |
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随分と嬉しい罰ですね、それ。 ( 食べることが好きな自分としては味見係なんて褒美みたいなもので、それを罰だなんて言うものだから思わず笑みがこぼれ。 「 はは、俺喜ばなきゃいけないのに喜べなくて。 …?、 …うそ、マジすか?、 …やべ、異動より嬉しいかも、 」 やりたい事が出来る方を喜ぶべきことなのに喜べない自分にも嫌気がさしていたところで、徐ろに出てきた鍵に首を傾げながらも受け取り。 裏返したり、かざしたりして珍しいものを見るように見ていると、相手の言葉でハッとしてその鍵が何なのか分かり。 そして同時に、自分が何故異動を喜べなかった理由も、自分の中でやりたい仕事より相手という存在の方が大きくなってきたからだと分かると、腑に落ちたのか鍵を見つめながらにやけてしまう口元を手で隠し。 「 頑張れる気がします。 これ、今から俺のお守りー。 」 と幸せそうにきゅっと握り。 夕飯を食べ終わると相手の分も洗い物をし、スッキリした様子で寝る準備を進め。 風呂上がりに相手とお揃いで買ったパジャマを着て上機嫌に。 ベッドに先に潜り込んで相手のスペースをあけ待っていようとするも、疲れていてすぐに眠ってしまい。 )
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