先輩 2018-03-26 09:24:42 |
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… ん。 … 薫、さん。 ( 相手に位置的に自然と耳元で名前を呼ばれると、胸の奥がじんわりと熱くなり指先にも熱が行き渡り、体でさえも名を呼ばれることに喜びを感じていて。 抑えきれない嬉しさが頬を緩ませ、満足げに頷くとこちらもゆっくりと名前を呼び。 条件は満たしてくれたのだが、愛おしさが溢れ、ぎゅうっと抱きしめると、調子に乗り耳に口付けを繰り返し。 「 いや、俺はそっちをわかって欲しいんじゃなくてですね…、 」 わかった気がする、と言う相手の言い方に眉をひそめ、きっと相手は自分がわかって欲しかったこととは違う方向に理解をしていると分かると、どうしたものかと、むむむと不機嫌そうな表情で。 唇なぞられれば、その指に視線を落とし、握っていた手を離すと手首を緩く掴み、相手の手のひらに顔を埋め数回口付けを。 そしてその手のひらに頬をすり寄せれば視線を相手と交え、不機嫌そうな表情であるが、もういっそ動物でいい、と開き直り、 「 …わん、 」 と棒読みで犬の鳴き真似をして。 )
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