先輩 2018-03-26 09:24:42 |
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…薫さんも、呼ばれたいって思ってくれれば良いっすけど。 ( いつもなら揶揄うように相手も呼ばれて嬉しいのかと問い質していたところだが、今日は風邪でダウンしてるし、と踏みとどまり、肩を竦め自身の願望をぽつり呟いて。 「 へーい。 ああ、冷蔵庫見ましたよ、流石っすねぇ、全然心配いらないや。 」 きっぱりと断られてしまえば軽く返事をして。 当然断られるのはわかってはいたが、少しは触れたい、なんて欲はやはり今はしまっておくべきだと諦め。 先ほど冷蔵庫を覗いた時に見えたタッパーの中身は病人向きではないもののこちらとしては助かり。料理が出来る人というのはすごいなぁと感心し。 タオルを洗濯機の方へ持っていき、帰ってくると相手は横にはなっているもののぼーっとしていて、眠れないのかと首を傾げていると、相手の口から予想通りの言葉が聞こえ。 「 んー…、じゃあ、少し話しましょうか。 そうだな…、なんか俺に聞きたいことあります?、 何でも答えますけど。家族の話?、俺の失敗談?、あ、恋愛観とかでも良いっすよー。 」 ベッドのすぐ下の床に腰を下ろすと寄りかかり、相手の方へ体を向け、子守唄なんて歌えるはずもないので、他愛ない話でもしようと。 家族の話や友人の話などしようかと思ったが、ここは相手にリクエストを聞いた方が早いかと冗談じみた選択肢を出しつつ。 )
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