ありったけの砂糖を貴方に / 〆

ありったけの砂糖を貴方に / 〆

先輩  2018-03-26 09:24:42 
通報




某トピでお声かけ下さった方専用です







コメントを投稿する

  • No.594 by 檜山 薫  2019-01-28 22:20:47 







… っ、… 満足しただろ?( 相手と出会ってから毎日幸せで、それに嘘はないので口付けをしたのはいいが、自分に色気があるか等が分からなく。困った結果焦らすようになっていると、次第に舌に絡めてくる熱い感覚が。付いて行こうと途中から必死に食らいついていたが、耳に指が触れられた感覚がするとビクッと肩を揺らし。耳が普段から弱いのに、甘い口付けをしたせいで普段に比べて熱を帯びて敏感になっており。耐え切れなくなって、相手を軽く押して離れると荒くなった息を整えながら上記を述べ。「 … お前が言う程だからかなりだな。なんか逆に見てみたいかも。あれな、もちろん遠目から 」スキンシップが全くと言っていい程ない自分からしたら、普段の相手もかなりスキンシップが多いと思っており。そんな相手が言うぐらいだから、と納得し。恥ずかしいので酔った相手にスキンシップされる側にはなりたくないので、それを遠目から見ていたいと言ったのはいいが、他の人にくっ付く相手を想像したら少しモヤモヤして。  )








  • No.595 by 三好 涼太  2019-01-29 22:29:26 







…本当はもう少し堪能したかったっすけど、遠慮がちなのとか、余裕なさそうなのとか、堪んなく好きなんで満足です。 ( どんどん熱を帯びていく舌の熱さに頭がくらくらして、余裕のなさが表情にも出てきて。もっと欲しい、なんて貪欲な気持ちが手に出てきて、思わず服を捲し上げ肌に直接触れようとしてしまいそうになると熱が離れていき。 物惜しげに艶がかった唇に見惚れていると、満足しただろうと聞かれ、惜しそうに本音を口にし。 ありがとうございます、と礼を一言言えば頬に口付けをして。 「 …へぇ。確か来週末かなんかに薫さんの部署で飲み会ありませんでした?、 俺もお邪魔しようかな。薫さんは、俺のこと遠ーいところで見てればいいっすよ。 」 遠目、ということは自分が他の人にスキンシップしてしまうことを良しとするということだろうか、と考えが至ると目細め。 自分の元いた部署の飲み会があるというような話を小耳に挟んでいて、みたいならそこで見ればいいと。 )







  • No.596 by 檜山 薫  2019-01-30 15:58:19 







… 改めてそういうこと言うな。( 当たり前だが自分ではどんな表情をしたりしているのか分からないので、相手から見た自分を言葉にされると恥ずかしくて。相手は満足したと言っているが、自分の服まで手が伸びていたのを見逃してなく。それに、口付けしてくれる辺り本当に満足してくれたのかと不安になり。… 本当に ?、とそっと相手の目を見て。「 … やっぱなし。他の人に迷惑かけんのは駄目だろ。それにお前は今うちの部署じゃねぇし 」他の人にくっ付く相手を考えてモヤモヤするのが嫉妬だということに薄らと気が付いてきて。それを悟られないように普段通りを装い、適当な理由をつけて駄目だと。それでも行くと言わないように、最後に止めを刺し。とにかく駄目だと、先程の見てみたいという意見とは反対のことを述べ。  )







  • No.597 by 三好 涼太  2019-01-30 21:17:35 







…、それを聞くってことは、まだ俺を満足させてくれる事をしてくれるんすね?、 ( もう少しなんて口にしたがやはり物足りなく感じてしまい。というのも、いくら相手と濃厚な口付けをしても相手をもっと求めてしまうので自制をしていて。なのに不安げに問いかける相手を見たらその自制もどこかへいってしまいそうで。 目を細め、熱を持った目で相手を見つめると、ゆっくりと相手を押し倒し体勢を変え上記を呟き。 まだ少し紅潮している耳に触れ、首筋、鎖骨を指先でなぞり、腹部まで手を滑らせ、それを視線で追った後、また相手に視線を戻し。 「 どっちなんすか、もう。 実際に見せればすぐ分か…、あれ、もしかして薫さん、嫉妬した?、 」 急に意見がころりと変わり困ったように笑い。 見たいなら見ればいいしそれで妬きでもするかな、と思っていると、もしや既に妬いているのかと勘付き。 にやにやと笑みを浮かべながらじりじり近寄って相手の顔を覗き込み。 )







  • No.598 by 檜山 薫  2019-01-31 16:12:09 








… やっぱり満足してねぇじゃん。お前も遠慮するんだな。( 押し倒されると分かって、力を抜いて応じた自分もいて。いつもは暖かく感じる相手の指先も、今は自分の方が熱を持っているのか冷たく感じ。ひんやりとした指が触れて驚いたのか、弱い耳に触れられたからなのか、ピクっと小さく身体を揺らし。服の上から焦れったく触れられているのが余計に擽ったく感じ。恥ずかしいなんて簡単な言葉に表せられない現状に耐え切れなくて。再び目線が交わった後に上記をぽつりと。余裕なんて全くないくせに、つい強がって上からの言葉を並べ。「 してない! … だから、その、俺は他の人に迷惑をかけんなって言ってるだけで、」図星を突かれては直ぐに食い気味に否定をし。その理由を再びもごもごと説明を。顔に出ないように、顔を覗かれると直ぐに逸らして。妬いていたなんて知られては絶対に茶化されると思って意地でもバレないようにしようと思い。  )








  • No.599 by 三好 涼太  2019-02-01 01:12:11 







…止まらないんすよ、あんま煽んないで。 これは遠慮じゃなくて、理性との闘い。 ( 自分の下で身を捩り、視線を絡み合わせてもなお恥じらいのある相手を見て身を引いているのは遠慮ではなく自分の理性との闘いで。 どくんどくんと全身が脈打っているのがわかるほどで、唾を飲み込み、相手に覆いかぶさり自分の体の中心の熱を伝えるようにぴたりと体をくっつけ。首元に顔を埋めれば、上記を余裕なさげにつぶやくと。 「 あーれ?、なんか慌ててるんすよねぇ。 分かりやすすぎっすよ。 でも俺は嬉しいっすよ?、 愛されてる感あるし。 」 態とらしく推理するかのように顎に手を当てにやにやしたまま相手を覗き込み。 慌て具合から見てもなんとなく察し、相手にとって恥ずかしい事かもしれないが自分にとっては嫉妬されるほど好いていてくれているのかと思うと安堵もあり。 )







  • No.600 by 檜山 薫  2019-02-01 22:19:08 






… お前の理性がんばれ。( 理性との戦いだと言っても、相手が我慢しているとは思えないしオーバーに言っているだけだろうと軽く見ており。然し、相手と体が密着すると鼓動の高鳴りも熱も全て伝わってきて。余裕がない様子も普段は分かりやすく見せないし、煽んないでと言われれば寧ろ煽りたいし、一旦冷静になって相手が耐えている姿を見たいと興味半分で。ぽんぽんと頭を軽く叩くように撫でながら上記を述べ。確かに恥ずかしいけど、今は少しだけ余裕もあり。「 … 言い訳するのも馬鹿馬鹿しくなってきた。」もう既にすっかり見抜かれているようなので、その状態で違う違うと言い訳するのも格好悪く。確りと認めてこそいないが、間接的に認め。羞恥も既に一周回って、嫉妬して悪いかとでも言うように不満げな様子で。  )








  • No.601 by 三好 涼太  2019-02-02 20:43:19 







…余裕そうなんすね、随分と。 俺の理性が持たなくなったら被害受けんの薫さんなんすよ。分かってる?、 ( 自分の熱は伝わっているだろうに、なぜか相手は余裕そうで、更には撫でられる始末でだんだんと眉間にシワが寄り。 なんだか相手の余裕さと自分の余裕のなさの差に悶々としてきて、相手の首にまるでマーキングするかのようにすり寄ってから、首にすいつくと赤い痕を残し。 余裕のなさからか一つに飽き足らずがぶがぶと噛み跡も残して。 「 機嫌直してくださいよ、ね?、 また新しいスイーツのお店探して来ますから。 」 自分も嫉妬していたし、むしろ同じ思いをしていたと思うと愛おしくて仕方がなく、相手が不機嫌なのにも関わらず、がばっと抱きしめては左右に揺れ。 嬉しい、という思いが溢れ出て顔も緩んでいて。 )







  • No.602 by 檜山 薫  2019-02-02 22:34:44 







… ッ、… 明日仕事だから、( 少し揶揄うつもりでいたが、相手の何かスイッチを押してしまったようで。いつもの様に首元に顔を埋めるのかと思っていると吸い付かれる感覚がして。自分の首元は見えないけど、しっかりと赤い痕が所有印の様についていることは何となく分かり。それだけではなく、首元にちくりとした痛みが走り、噛み付かれていることを理解し。痛みからピクっと体を小さく跳ねらせ。明日は仕事なのに首元に二つも所有印を付けられては隠すのに困るので、今度は余裕がなさそうに目を細めて上記。「 … それなら別に。飲みに行く時に奢るし、スイーツの店も探すし、お前俺に色々と約束し過ぎ 」散々機嫌が悪かったくせに、好物の名前を出されればコロッと言っていることは変わり。ゲームに負けた罰ゲームで飲みに行く時に奢ってもらうことになっているし、また新たに約束をしたので自分からしたら色々と得でしかなく。  )







  • No.603 by 三好 涼太  2019-02-04 13:08:10 







だから?、 ネクタイしめてりゃ見えませんよ、多分。 つか明日とか仕事とか今気にすること?、 ( 痕をつけた場所はあまり考えずにつけたからか微妙なところで、いくつかつけたところをなぞり根拠のない事を呟き。余裕のなさは相変わらずなのでむっと眉を寄せ、明日だとか仕事だとか気にしている相手を不満そうに見つめ。 今は自分が目の前にいるんだから、自分のことを気にしてほしく子供のように拗ね。 「 ん。 あー…確かに。約束多い方が、次が楽しみになるし、次があるって思うと安心しません?、 」 どうやら自分の一言で機嫌が変わったようで安心し、よかったと頷き。 約束しすぎ、と言われて初めて自分が沢山相手に約束していることに気付いて。完全に個人の意見ではあるが、次の約束をすると幾許か次も会えるだとか、次が楽しみになるだとかいう安心感に包まれ。 相手を想っての約束だが、それは自分の寂しさを埋める約束でもあり。 )







  • No.604 by 檜山 薫  2019-02-04 20:41:38 







… 多分ってお前、( 多分だなんて確実性もないことを相手は当たり前のように述べるので、普段のように文句を言おうと上記を言いかけたが、眉間に皺を寄せて少し強めかと捉えられる言い方に思わず黙り込み。押しに弱いのは相変わらず故に最初の内は体格差ながらも若干の抵抗をしていたが、その内に大人しくなり。流されに流され、相手色に染められるのも悪くないかなと思うようになって、単純すぎる自分に対して心配すら覚え。「 言いたいことは分かる。… お前、実は心配性? 」相手の言っていることは確かに分かるが、それよりも自分は安心するという一言の方が気になり。もしかして相手に寂しい思いをさせてるから次の約束がないと心配しているのか、等と自分の方が心配性と言えるようなことを一人で考えては内心焦りもあり。  )









  • No.605 by 三好 涼太  2019-02-04 22:12:42 







俺といるんだから、他の事考えないで、 ( 相手からの抵抗がなくなり、強い口調でなくてもいいのに懇願するように上記小さく呟くとまた唇を奪って。何度か口付けをして、なんとか身体の熱もどこかへ行き、落ち着いたところで相手の横にごろんと寝転び。ぎゅう、と無言で抱きしめていると、ふと視界に入った時計はこの家に来てから大分経っていて。明日も仕事だし、大荷物の中にはスーツも入っていて泊まる気は満々で。今日泊まってっていいっすか、とぽつり呟き確認をとり。 「 ん?、あー心配性、かも。 仲いい友達にはよく言われます。…寂しい、からかもしれないっすね。 薫さんは心配性?、 」 自分では意識したことはないがよく心配性と言われることがあるのは確かで頷き。自分の中では気付いておらず、寂しさと不安を埋めようとしているからそういった行動をしていたのかと納得し呟き。 そう言う相手はあまり心配性というほどでもないのではと思い顔を上げ相手はどうかと問いかけ。  )






  • No.606 by 檜山 薫  2019-02-04 22:55:35 







… 泊まる気満々だろ。風呂溜めてくるから、ゲームの片付け頼んだ。( 普段のヘラヘラとした相手と今の男らしい相手とのギャップに、分かりやすく鼓動は高鳴り。相手の言葉を従順に受け止め、いつの間にか抵抗は一切しなくなっていて。相手も満足したのか横に寝転んで抱きしめてくれるので、今はその温もりに黙って触れ。泊まっていいかと聞いてくるが、きっと相手の事だから泊まる前提で来たのだろう。断る理由もないので当たり前のように承諾し。ゆっくりと起き上がると、相手には使ったまま散らかったゲームの片付けを頼んで、自分は風呂のスイッチを入れ。「 俺は … 心配性ってよりも、物事をネガティブに考えすぎる。そのせいで悩みとか尽きねぇし。 」今だって相手に寂しい思いをさせているからのだとネガティブに考えていたし、心配性を通り越して単に自分はネガティブなだけなのではないかと思い。寂しさを埋めたいと思う相手のことも分かるわけで、自分でも自分自身についてよく分からなく。  )








  • No.607 by 三好 涼太  2019-02-04 23:41:50 







はは、ばれた。 はーい。 ( 先程までの雰囲気から一転、またいつものようなへらりとした表情に戻り、というより満足したからなのか力の抜けた表情と間延びした返事をしながら起き上がって。 ゲームの後片付けやケーキのごみを捨てたり、毛布を畳んだりと少し荒れていた周りをきれいにして。立ち上がっては大きく伸びをし、なんだか今日一日気分の上下が激しすぎたかもしれないと頭をがしがし掻いて苦笑を浮かべ。 「 ネガティブ、悩み、っすか。 悩みは今もあるんすか?、俺で良かったら聞きますけど。 」 相手の言葉にうんうん頷き、悩みがあるならもし自分が力になれるならその悩みを解決できればと心配そうに首を傾げ。 自分との関係で悩んでいることがあるとしたら、ここで聞くチャンスかもしれないとも思い。 )






  • No.608 by 檜山 薫  2019-02-05 21:00:13 







片付けありがと。風呂溜まったら先入って来い。( 風呂のスイッチを入れてから帰ってくると、大まかに部屋は片付いており。それを見てはお礼を述べ。相手の大きな欠伸が見えたので、疲れているだろうしと一番風呂を譲り。風呂が溜まるまでの時間を潰す為に、ソファに座って適当にテレビをつけ。痕を付けられた箇所の周りが少し痒くて、無意識の内に指で触っており。「 … 今は悩みはない。お前も何か悩みがあればいつでも話せよ 」相手には不器用な自分でも分かりやすく好きということを伝えてもらっているし、嫌なことを溜め込むような性格ではないと自分では思っているので悩みは今のところなく。自分は今のところないが、相手も何か悩んでいることがあれば気軽に話してほしいと思い。  )








  • No.609 by 三好 涼太  2019-02-06 20:44:12 







お安い御用ですよ。 片付けだけは得意なんで。 …気になります?、それ。 ( いつも親にどやされる為か自然とテキパキ片付けはできるようになっていて。 相手がソファに座ると追うように相手のとなりに腰かければ、相手の肩に腕を回し抱き寄せ。テレビを見ながら、チラと相手に視線をずらすとどうやら首の痕が気になるようで、問いかけると屈みその痕に軽く口付けをし。 「 なら良いっすけど。 俺の悩みー?、そうだなー…この時期特有のだと、貰い物を全部食い切れないんすよ。甘すぎて。 」 どうやら今は悩みはないようで安心し数回頷き。 悩み、と言われると自分の中では嫉妬しやすいというのが常に悩みとしてはあるが、今は相手が腕の中にいるし問題はなく。ここに来る時に見た街中を埋め尽くすバレンタインの広告を思い出すと、毎年もらうは良いがどれも甘すぎて、個数に関係なく食べきれずにいるのが悩みだと苦笑を浮かべ。 )







  • No.610 by 檜山 薫  2019-02-06 22:45:54 







だけ、かよ。… ん、気になる。ネクタイきつく締めんの嫌いなんだけど。( 得意と言っているだけあって、確かに片付けは早かったし綺麗に片付いており。然し自分は だけ という一言を聴き逃していなかったので、しっかりとツッコミを入れ。抱き寄せられるのも最初は恥ずかしくてぎこちなかったが、随分と良い意味で慣れてきて。ネクタイをきつく締めても全て隠せるか分からないギリギリの範囲。尚も口付けしてくるので、上記を告げるとじとと相手を見て。「 その悩みは今年で解決だな。甘いもの処理班に任せろ 」時期特有という言葉と甘すぎるという言葉から、バレンタインのチョコレートということは直ぐに分かり。自信満々に自分指さし、チョコレートなら大好物なので全部食べきれないという心配は自分に任せてと言わんばかりに自信満々に上記を述べ。  )








  • No.611 by 三好 涼太  2019-02-07 00:13:06 







だーけ。 料理も朝起こすのも薫さんがしてくれるし。 …怒った?、 ( だけか、と言われると自信満々に肯定し。他ができなくても恋人の相手がやってくれるならそれでいいと楽観していて、まるで自分の恋人を他人に自慢するかのように笑みを浮かべ。 相手はジロリとこちら睨んでくるので、首元から少し離れると悪戯をしてしまったのを反省するように肩を縮め、怒らせてしまったかと様子をうかがい。 「 甘いもの処理班って。 すげーかわいい。 じゃあ持ってきます。 」 言ってから気付いたがこの手の話題は恋人にはすべきではなかったかと内心焦るが、相手から帰ってきた言葉が予想していなかったので目を丸くし、相手の言葉選びが可愛くしかも自信満々に言うものだから思わず吹き出してしまい。どれを食べようかなんて吟味している相手が思い浮かび、それも愛おしくて口角は緩みっぱなしで。 )







  • No.612 by 檜山 薫  2019-02-07 22:31:28 







ほんとお前、普段どうやって生活してんだよ。… 怒ってたら痕付けんのやめろって強く言ってる。( 別に同棲をしているわけでもないし、相手が自分の家に来るのが週の大半を占めているわけでもない。泊まりの時はいいが、普段は朝に起きるのも料理もどうしているのだろうかと、半ば呆れ半分で上記を述べ。怒っていたら嫌そうな顔もしないし、きっと一言も喋らないが、睨み付けるのも文句を言うのも怒っていないからこそで。それを何とも遠回しにわかりずらく相手に伝え。「 … 今年お前に義理でもチョコ渡さねぇから。俺はお前が恋人が居るのにも関わらず呑気に貰ってきたチョコを食べる専門で 」甘い物には本当に弱いのか、その手の話題になると本性が出てしまうことが度々。笑われたことが恥ずかしくて、チョコを渡さないと言った後に所々棘のあることを述べて完全に拗ね。とは言いつつも本当に怒っているわけでもなく、口角を緩める相手をどこか悔しそうに見て。  )








  • No.613 by 三好 涼太  2019-02-08 18:21:07 







んー、割となんとかなりますよ。コンビニとかずっとやってるし、朝は目覚まし3つかけてます。 …よかった。 次は見えないとこにつけるようにしますね。 ( 一人暮らしも長いので、最初はなかなか慣れず難しかったが慣れてくるとなんとかなり。飯はコンビニでどうにかなるし、目覚ましも何個かかけて起きれるようにはして工夫はしていて。そういうところだけ器用になっていき。 怒っていないことが確認できると安心してまた痕に口付けし、次は見えるところにはしないように善処すると。 「 えー、本命チョコは断ってくるつもりなんすけど…だめっすか?、 ハートのチョコに“ スキ ”とかベタなのも嬉しいんすけどー、 」 可愛い表情は一転しチョコもくれないと言われれば心底残念そうな表情を浮かべ。相手からもらえれば嬉しい、程度に思っていたがくれないと断言されるとそれはそれで寂しくいじけ。強請るように首を傾げ拗ねている相手の顔を覗き込み。 )







  • No.614 by 檜山 薫  2019-02-08 23:01:27 







は、コンビニ?!ちゃんと自炊しろ。最初は米炊くだけでもいいから、しっかりと自分で作れよ。( 目覚ましを三つもかけているよりも、食事をコンビニで済ませている方に驚き。自分は両親から自炊だけはしっかりしろと言われ続けていたので今でこそ自炊をしているが、最初の頃は面倒臭くて仕方なかったので相手の気持ちも分からなくはない。けど、健康面を考えたら自炊するべきだと相手の為を思って自炊を強く勧め。相手はすっかり次も痕を付ける気満々な様で。見えない所に付けると言っているしいいかと相手に甘い考えに至り、特に文句も言うわけでもなく。「 … 用意する、用意するから早く風呂入ってこい 、! 」今年のバレンタインはせっかくなら手作りで何か作ろうと前々から調べたりしていたのは、もちろん相手には秘密で。そこまで残念そうにされたら用意すると言うしかなく、けど恥ずかしいのでまだ風呂が溜まった合図はないが風呂へ行けと半ば無理矢理で。  )









  • No.615 by 三好 涼太  2019-02-08 23:18:28 







米は炊けますよ、でも面倒なんすもん。 あんま美味しくないし。 今は薫さんいるし。 ( 多少の家事は挑戦したから出来はするものの、あまりおいしいと感じたことがなく強く言われると視線を外し。しかしすぐにまた視線を相手に戻しにんまり笑うと、今は料理上手な相手がいるので自分としてはなんら問題もないと。 これからも作ってもらう気は満々で。 「 あ、用意してくれんすね?、二言はなしっすよ?、期待してますからね?、 」 用意してくれると聞けばコロッと態度が変わり上機嫌に。 風呂に入れと言われればよっこいせと立ち上がり相手の髪に口付けをしてから風呂場へと。 風呂を覗いてみるとまだもう少し時間があったので、相手の慌てた姿を思い出すとかわいいな一人笑みを浮かべ。戻るほどでもないので服を脱ぎ始めていると合図が鳴り風呂へ。 何を用意してくれるのかと楽しみで仕方なく、上機嫌に風呂を済ませ。 )







  • No.616 by 檜山 薫  2019-02-09 22:06:17 







… 自炊、か … 、( 相手が風呂に行ってから色々と考えて上記をぽつりと。健康面を考えて相手には自炊をしてほしいが、自分を頼りにしてくれているので相手の家に行って作り置きをしたい気持ちもある。甘やかし過ぎるのも良くないとは思うが、バレンタインよりも先に相手の家に行って作り置きをしようと決め。長持ちする料理がいいので、何を作ろうか、その為には何の食材を買おうかとメモに書き出し。バレンタインで相手に手作りのチョコレートをあげるために練習もしようと思い、序に必要な材料も買うことにして。ある程度纏まると、きっと相手は一緒に寝るだとか言い出すとは思うが一応ベッドの横に布団を敷いておき。やる事を全て終えるとソファに座ってスマートフォンを弄りながら相手を待ち。  )








  • No.617 by 三好 涼太  2019-02-10 01:00:53 







薫さん、風呂…って、また布団敷いてるし!、 俺と寝たくないんすか、分かりましたよ、俺こっちで寝ますからね!、 ( 風呂から上がりリビングへ戻ってソファにいる相手に話しかけると、その向こうに見えたのはベッドのとなりに敷かれた布団で。 それを見るなり声をあげ、相手の顔に視線を戻し間髪入れずに躍起になって言葉を並べると髪も乾かさず相手に背を向け布団に寝っ転がり。 今までいっしょに寝ていたのに、一緒に寝たく無くなったのか、と思うとなんだか瞼がじわりと熱くなったし、そういうつもりでなくただ敷いておいただけかもしれないし、しかし大口叩いてしまったので振り向くこともできず一人悶々として。 相手が風呂から上がったら謝ろうか、しかし自分が一緒に寝たいという事くらい相手もわかってるんじゃないかとか考え始めるとキリがなく。 とりあえずすることもないのでSNSでも見るかとスマホを眉をしかめたまま見て。 )







  • No.618 by 檜山 薫  2019-02-10 20:04:42 








… 勝手にしろ 、( 風呂から相手が出てきたと思えば、いきなり怒鳴られてはないが文句を言われたし、何も言っていないのに勝手に自分の気持ちを決められたのでついイラッとしてしまい。メモもスマートフォンも机に置いたまま上記だけを呟いてから風呂場に行き。相手と寝た方が暖かくてよく眠れるし、それだけじゃなくて大好きな人と一緒寝ると心まで暖かくなるので、自分だって本当は一緒に寝たくて。けど、布団を敷いていないと一緒に寝たいですと言っているようなものだし、それは恥ずかしいので相手から一緒に寝ようと誘ってもらうのを待つしかなく。シャイな自分の性格を分かってくれているのなら気持ちを読み取ってくれるはずなのに、相手は何一つ自分のことを分かっていない。それは自分にも言えることで、毎回気持ちを読み取って下さいと受け身の状態なので相手の気持ちを分かってあげてなく。大人気ない発言をしてしまったことに対して早く謝りたくて風呂から出たのはいいが気まずく感じて、黙ってベッドに腰掛け。  )









  • No.619 by 三好 涼太  2019-02-10 21:26:19 







…、 さっきはすみません、俺薫さんと一緒に寝たくて、もう薫さんもそれを分かってるって買ってに思ってて。でも強制じゃないんで、別々に寝てもいいっすよ。重荷には、なりたくない。 ( 短く言い捨てられれば心臓がどくりとなり、言いすぎてしまったと後悔が募り。すぐに謝ろうと顔をあげたが相手はすでにおらず、シャワーの音がし。 頭をガシガシとかいて、クソ、と呟くとふと視界に相手の置いていったメモが目に入り。見てみると、いくつかの料理と材料が書いてあり、それは一日の料理にしては多く、しかもチョコレートやらなんやらの材料もあり、なんとなくだがバレンタイン用なのではと気付くと嬉しさがこみ上げ緩む口元を手で押さえ。言いすぎてしまったことに悶々としていると相手の足音が聞こえ。相手がベッドに腰をかけると、その目の前に座りなおし。一寸置いて口をひらき、苦笑い気味に言葉を紡ぎ、思い込みと強い口調で言ってしまったことへの謝罪を。相手の嫌だと思うことはしたくない、としっかり目を見て言い、相手の手をぎゅっと握って。 )






  • No.620 by 檜山 薫  2019-02-10 23:12:06 







… 俺の方こそ、素っ気ない態度とって悪かった。俺も一緒に寝たかったけど、布団敷いてないとあざといと思われるかと思って。… だから、その、… こっち来い。( 布団を敷いていなかったら、一緒に寝たいと言うよりもあざとくなってしまうのではないかと無駄な心配をしており。そんな軽い風に思われたくないし、何よりもそんなの恥ずかしすぎる。いつもの様に素っ気ない態度で済ます場面でもないので、誤解を与えないように一緒に寝たかったことをちゃんと言葉にして。ゆっくりと寝転ぶと、その横にはしっかりと一人分のスペースを空け。掛け布団を少し捲って相手を招き。  )








  • No.621 by 三好 涼太  2019-02-10 23:53:33 







…あざといなんて思わないっすよ。 むしろそういう面が見えるのが俺だけなら、すげー嬉しいって思う。 ( 不安げな表情で見上げていたが、相手が一緒に寝たくないわけではないことがわかると胸を撫で下ろし。もう少し相手のことをわかるようにならなくてはと相手の手を握る手に力を込め。 あいたスペースに寝転ぶと、掛け布団を肩まで被れば腕を相手の方に伸ばし腕枕を。 特に相手にはあざといなんて思わないし、むしろ本心を口にしてくれること自体が自分にだけ見える特権だと思いたくて。 身を寄せてぎゅうっと抱きしめだんだんと相手の体温が伝わってくるとひどく安心し。 先程散々口付けをして触れたというのに飽き足らず髪や額に口付けを落として。 「 明日も仕事ですし、寝ますか。 」 胸の中におさまる相手を見下ろしてそういうと、おやすみなさいと後付けし瞼上に口付けをして。 )







  • No.622 by 檜山 薫  2019-02-11 21:53:46 







… 俺ももっとお前のこと分かるようにならないとな。( 冷静に考えたら、相手がこんな些細なことで引いたりしないことは分かる。こんな事が自分の中には度々あるので、もっと相手の事を理解したいと思い。「 … ん、おやすみ 」と最後に相手の方を見て控えめだが少しだけ微笑み、目を瞑ると直ぐに安心したように眠りにつき。__ 食事をコンビニ弁当で済ませているという相手の発言が余程由々しき問題だと思ったのか、相手を起こさないようにそーっと普段よりも随分と早く起き。身支度を直ぐに終わらせると、エプロンを着けてキッチンに立ち。なるべく冷凍食品を使わないように、作り置きしておいた品を少しずつ入れて相手と自分の分のお弁当を作り。『 お疲れ様。よかったら食べてください 』とメッセージの書いた紙を一緒に包んで、そっと相手の鞄の中に入れておき。お弁当を作りつつ、確りと和の朝食も作り終え。そろそろ相手を起こす時間なので、身体を揺すって相手を起こしに行き。  )








  • No.623 by 三好 涼太  2019-02-12 12:21:38 







…んー、 …おはよ、薫さん。 ( あの後胸元にある温もりに安心しすぐに眠りに入ってしまい、夢も見ず爆睡状態で。 相手がいないのも起こされるまで気付かず、寒かったのか丸まった状態で体を揺さぶられるとゆっくりと目を開け。すぐに視界に入った愛しい恋人を見つけるとやんわり微笑み、少し掠れた声で朝の挨拶をして。 起き上がって伸びをすると、朝食の匂いがして頭が覚醒していき。相手が用意してくれた朝食だとわかると、感謝の意味も込めて髪に口付けをして。 テーブルの前に座ると、 「 おー和食じゃないっすか今日。 いただきます、 …うわ、すげーほっこりする。 和食っていいっすね、 」 といつもと違う食卓に感嘆をもらし。味噌汁を飲むと安心するのかほっと息を吐いて表情を緩ませ。 いつのまにかぺろりと食べ終わると、食器を持って洗い始めて。 次いで朝食に浸っていたからか時間があまりない事を時計を見て知ると、少し慌てつつ出かける準備を。 )







  • No.624 by 檜山 薫  2019-02-12 23:00:17 








褒めてくれるのは嬉しいけど、早く会社行く支度しろよ。遅かったら置いていく。( 早朝から髪に口付けをされて甘い時間を過ごすのも、それが朝の挨拶のように習慣の一つになりつつあり。意味や深くは違うが、こういう風にして人は洗脳されるのだとぼんやり考え。普段は洋の朝食だが、なんだか弁当を作っている間に気分が良くなって朝から頑張って作り。褒めてもらったり美味しいと言ってもらえると朝から頑張って良かったと思え。然しのんびりしすぎるなと。お弁当を作る為に早く起きたので、未だに眠たさがあり。遅かったら置いて行くなんて言っていたが、ちゃんと相手の支度を待っている間に大きな欠伸が何度か零れ。整ったのを確認すると、相手と共に駐車場へと向かって車に乗り込み、会社近くのコンビニへ車を走らせて、と相手が泊まって行く日のお決まりとなった流れに。食器を洗う相手を見るのも、共に駐車場へと行くのも日常になりつつあり。いつものコンビニに着くと 「 仕事頑張れよ。行ってらっしゃい 」と。  )









  • No.625 by 三好 涼太  2019-02-12 23:31:25 







置いてかないでくださいよー、 ( ばたばたと支度し洗面所からリビングにいる相手に向かって返答し。 相手が欠伸をしているのを何度か見かけ、やはり母親が言っていたように和食を作るのは時間がかかるものなのだろうかとやっと納得し。ということはいつもより早めに目が覚めたのだろうか、なぜ早起きしたのかがきになるも朝の支度に追われ疑問は一旦置いておき。 いつものように相手の車の助手席に乗り出社し、いってらっしゃいと言われると嬉しそうに頬を緩め、 「 行ってきます。 薫さんもいってらっしゃい、 」 と返答すると指先で頬を撫でてから車を出て。 なんだか今日は鞄が重いな、なんて思いつつ会社へ。 午前中の仕事を終わらせ、昼休みは何か買おうかと思い鞄から財布を探していると、見知らぬ弁当箱があり。 首を傾げつつ自分のデスクで広げてみると、彩りの良い弁当が姿を見せ。 添えられていたメモの筆跡は恋人のもので、嬉しさでぶわっと表情が明るくなり。 いただきます、と小声で言うと食べ始め、一つ一つ味わいながら食べ進めて行き、心も腹も満腹になって。 立ち上がると弁当箱を持って相手の部署まで行き、相手の姿を探し近くの社員に居場所を聞いたりして。 )







  • No.626 by 檜山 薫  2019-02-13 07:35:26 








… ん、行ってきます。( 相手も以前に言っていたが、自分もこの行ってきます行ってらっしゃいと言い合えることが内心嬉しく感じており。いつもなら序にコンビニで昼食を買っていたが、今日は頑張って作った弁当があるのでそのまま会社に向かい。会社に着いて一段落したところでお手洗いに行き、手を洗う際に鏡を見てみると首元に薄らと桃色の痕と噛み痕が見え。ネクタイをキツく締めるとギリギリ隠れたので、取り敢えず安堵し。首元が苦しいと感じながら午前の仕事も終わって愈々昼に。いつも仲のいい同僚と昼を食べているので、昼間は自由に使っていいことになっている会議室で共に昼を済ませ。そろそろ相手も弁当の存在に気が付いている頃だろうか、なんて内心楽しみにしていて。広い会議室なので何人か出入りしている中で、入ってきた女性社員に相手が自分のことを探していたと教えてもらい。同僚には先に行っていることを伝え、自分は一足先に部署へと戻ると相手の姿を見つけ。ここは会社なので呼び方に気を付けながら 「 三好、」と後ろから話しかけて。  )








  • No.627 by 三好 涼太  2019-02-13 18:57:13 







!、薫さ、っと、先輩。 …これ、ご馳走さまでした。すっげー美味かったっす。朝、これのために早起きしてくれたんすね。 ( 相手はまだ昼食をとっている最中だったろうか、昼休みもまだ時間があるし出直して来ようかと思っていると、以前知り合った女性社員と話が盛りあがり。 入り口をさけて立ち話をしていると、後ろから聞き慣れた声が。 嬉しさのあまりばっと振り返っては危うく、というかもうほぼ二人きりの時の愛称で呼んでしまっていて。 言葉を詰まらせつつ言い直し。 今まで話していた社員に軽く別れを告げ、相手の手を引いて近くの柱の陰にくると一呼吸置き、満面の笑みとともに礼を言って。 「 …苦しいっすよね、これ。 これでも反省してるんです。 …でもまたきっと付けるから、その時はもう少し下にする。 …じゃ、午後も頑張ってくださいね!、 今週中にスイーツのお店探しときますー、 」 ふと目に入ったキツく閉められた首元に手をかけ、ネクタイを緩めるとすぐに自分のつけた後が目に入り。 困ったように眉を下げ反省の意を示し、元通りにネクタイをしめつつ、柱越しに往来する人に聞こえないように耳打ちして。 顔を上げ、いつものへらへらした表情に戻れば時計を見やりそろそろ午後の仕事の時間だと踵を返し。 )







  • No.628 by 檜山 薫  2019-02-14 15:19:43 







美味かったならよかった。慣れないことした所為ですげー眠たい。( 勢いで名前で呼ばれたので自分までヒヤッとして、気を付けろという意味で軽く相手に睨みを利かせ。手を引かれるがままに付いて行き、二人っきりではないが少しは恋人として接しられる空間が流れ。先程まで名前で呼ばれた所為で睨んでいたが、美味しかったと言われれば直ぐに機嫌は良くなり。確かに眠たいのは本当だが、相手の嬉しそうな満面の笑みを見れたら眠たさの代償なんてない様なもので。また作ろうかな、なんて思いつつ頷き。「 … ちゃんと反省してんなら、これやるよ。不味くても全部食べろよ 」ふと恋人として接しられると、会社ということもあって擽ったく感じ。反省してると言うが相変わらず痕はつける気満々らしく、相手らしいと思いつつ。鞄を持ったまま来てしまったので、鞄から小さな箱を取り出して差出し。中身は甘いものがあまり得意ではない相手用に、ビターチョコレートとココアパウダーをメインに使った甘さ控えめのフォンダンショコラと 『 涼太へ。いつもありがとう。檜山 』とだけ書いた不器用すぎるメッセージカードが入っており、所謂バレンタインデーのチョコレートで。それだけ渡すと、照れ隠しで相手の返事も聞かずに … んじゃ、とだけ言って小走りに自分のデスクに戻り。  )









  • No.629 by 三好 涼太  2019-02-14 19:21:30 







慣れないこと、俺のためにしてくれたんすね。 ( 眠たいと言う相手の目元に親指を這わせると優しく撫で、その表情も優しいもので。自分のためにしてくれたことが嬉しくないわけがなく、もっと嬉しさで胸がいっぱいになり。 去り際に渡された小さな箱を見て首を傾げ、今日がバレンタインの当日だと完全に失念していて立ち尽くし。数回瞬きをした後、通り過ぎた社員の口から聞こえた“バレンタインデー”の言葉。相手の姿が見えなくなってから気付き声をあげようとしたが叶わないものの、顔が熱くなるほど嬉しく、このにやけ顔はまずい、と片手で口元を覆い。 今までの誰からもらうより嬉しく、少しの間立ち尽くし。ハッとして我にかえると、早足に自分のデスクへ戻ると、そこには義理のチョコレートの山が。自分がいない間に置いていった女性社員がいたと隣のデスクの先輩が皮肉っぽく言うのを苦笑しながら受け答えし。 デスクの上に重なるチョコレートの箱の山を一つの袋にまとめ、恋人からのものは鞄の中に大事にしまいこんで。 仕事が終わり、少しづつ増えていく菓子の山に苦笑しながらも本命だというものは丁重に断り帰路について。 自宅につき待ちきれず早速相手からもらった包みを開き。 一口食べると、甘すぎないその焼き菓子から相手の気持ちが伝わってきて。 一言しかない手紙を片手に、食べながら相手に電話をかけ。 )






  • No.630 by 檜山 薫  2019-02-14 22:29:19 







__ もしもし。仕事お疲れ様。( 本当は直接渡すのではなく、義理チョコと混ざって相手のデスクに置こうかと思っていて。けど、弁当が美味しかったと笑顔で言ってくれたのが嬉しくて直接渡そうと決め。渡した迄はよかったが、恥ずかしくて直ぐに自分のデスクに戻ってしまったので、あの後相手がどんな反応をしていたのかと気になり。戻ってきたデスクには全員に配っていると思われる義理チョコが幾つか並んでいて。甘いものが大好きな自分にとってはバレンタインデーは最高の日に感じ。然しそんなことよりも、相手は喜んでくれただろうか、食べてくれただろうか、と仕事に手がつかない状態で内心そわそわしており。少し早めに家に帰れたので既に夕飯は食べ終え、自分としては夕飯よりもメインディッシュのチョコレートを食べようとしていると電話を知らせるバイブレーションが響き。自分にとって至福の時間である甘いものを食べる時間を遮られたので出るのは止めようとおもったが、スマートフォンを覗くと相手の名前が表示されていて。勿論相手からの電話に出ないはずもなく、何コールかした後に電話に出て。  )









  • No.631 by 三好 涼太  2019-02-14 23:08:49 






もしもーし、めっちゃ美味いっす。 もー渡されてすぐいなくなっちゃうからお礼も言えなくて。 こちらこそ、いつもありがとうございます。 ( ちまちま大事そうに食べながら相手が出るのを待っていると、開口一番に感想を言い。 昼はすぐに相手が居なくなってしまったので言えずじまいだったので、今しっかりと手紙の返事も込めて礼を口にして。 「 あ、そういやいっしょに食べてくれるんでしたよね。 期限もあるし量も…そうだ、今度は俺んち来ます?、 」 傍らにある紙袋に視線をやりながら、先日話していた義理の貰い物のチョコは一緒に食べてくれるとのことだったので是非お願いしたいと思っていたが、手作りのものも見えたのであまり長くは放置できず、その上量もあって。 週末相手の家に行けないこともないのだが、せっかくなので自分の家に来てもらうにはどうかと提案し。 )







  • No.632 by 檜山 薫  2019-02-15 10:49:29 







… 甘過ぎたとか、逆に甘さが全くなかったとか大丈夫だったか? 味見してねぇから心配だったんだよ。( 相手に美味しく食べてもらう為に何回も練習したが、本番用に作ったやつは相手の分しか作ってなくて味見をしていないので、味は大丈夫だろうかと心配しており。メッセージカードの返信とも捉えられる礼を言われると、どーも、と照れくさそうに一言。「 あー … お前の都合がいいなら明日行く。と言うか俺は明日しか空いてない 」鞄から手帳を取り出して相手の家に行ける日を確認し。明後日は元から仲のいい同僚と飲みに行こうと話していたし、他の日は仕事が終わるのが遅くなりそうで。長いこと放置出来るものでもないので、明日でどうだろうかと。序に作り置きも作って持って行こうかと思いつつ。相手と電話をしながら貰った義理チョコを幾つか食べ。相手の家に行ったらもっと食べられると思うと楽しみで。  )







  • No.633 by 三好 涼太  2019-02-15 12:05:45 







丁度いいっすよ、俺の事考えて作ってくれたんだなーって味する。 ( 味を確かめるように食べていると量も味も丁度いいので、甘すぎるのが苦手と言ったのを覚えててくれたんだと思うとふやけた顔になり、へへ、と笑いながら上記零し。 「 俺はいつでも大丈夫ですよ。じゃあ明日来てください、待ってますから。 」 明日しか空いてないとなると自分も仕事の量が増えたし相手も忙しいようなのでこれから会えるのは休日ぐらいになるかと思い、部署も変わったし会う機会が少なくなって少し寂しく感じ。 だからこそ一緒にいられる時間が大事で、明日も二人きりで恋人としての時間を過ごせるのを嬉しそうに話し。 最後に、お返したのしみにしててくださいね、と付け電話を切って。 次の日は自宅から出勤し、昼休みに最近仲良くなった同じ部署の同い年の数名で昼食に行くと、昨日の相手がくれたお弁当を思い出し既に名残惜しくなっていて。 相手には“家で待ってます”と昼のうちに連絡をしておき。 )







  • No.634 by 檜山 薫  2019-02-15 23:03:24 







… ん、また明日。おやすみ。( 無事に明日の予定も決まり、最後に挨拶をしてから電話を切り。最後に聞こえた相手の一言を勿論聴き逃してなく。甘いものが大好きなのでどんなお返しでも嬉しいが、相手に対してはそういう意味ではなく、好きな人から貰えるお返しなら何でも嬉しく感じ。相手との電話を終えると、明日持っていく用に肉じゃが等の家庭料理を数品作って容器に詰め。容器の外側には電子レンジで何分温めてから食べると美味しい等と几帳面にメモを貼り付けておき。やることを全て終えてから眠りにつき、普段通り出勤して仕事を済ませ。昼間に相手から連絡があったが、それに返信したのは仕事が終わってからで。『 お疲れ様。仕事終わりました。今から向かいます 』と連絡を入れてから相手の家の場所を思い出しながら、昨晩作った料理がはいった容器と共に相手の家へと車を走らせ。相手はもう帰っているだろうか、それともまだ会社を出てもいないだろうかと考えつつインターホンを鳴らし。  )







  • No.635 by 三好 涼太  2019-02-16 18:17:08 







はいはーい。 いらっしゃい、どうぞー。 ( 仕事量が増えたため定時に帰れるか心配だったが、いつにない集中力でなんとか終わらせ。連絡が来たのは知っていたので、もう向かっているかと駆け足で帰り。 家に帰るもまだ相手は到着してないようだったのでホッとして部屋に入り上着など脱いで身軽になったところでインターホンが鳴り。丁度いい、と玄関の扉を開けるとやはり恋人の姿が。 嬉しそうに笑みを浮かべると中へ入るよう促して。 リビングへ行くと湯沸しポットのスイッチを入れながら、先ほど目にした相手の手にあった袋が気になり、 「 薫さんもチョコもらったんすかー?、 」 と今日の目的は先日もらったチョコを食べるというものだったので、チョコにしては重そうな袋だと不思議に思い問いかけ。 )






  • No.636 by 檜山 薫  2019-02-16 22:31:03 







お邪魔します。お前ん家久しぶりかも。( 急に扉が開いたので少し驚いたが、無事に相手に会えたので安堵もして。相手が自分の家に来ることは多いが、自分が相手の家に行くことは滅多にないので新鮮に感じ。一足先にリビングに行くとソファに座り、ジャケットを脱いで鞄と共に傍に置いておき。「 … ん?ああ、これはお前に。コンビニよりも美味い保証はねぇけど 」問いかけられた袋をそのまま相手に渡し。特別お洒落な品を作ってきたわけではなく、簡単な家庭料理を数品作ってきており。最近のコンビニの惣菜は美味しいと聞いたことがあるので、コンビニよりも美味しいかは分からないけど、相手のことを思って作ってきたものなので気持ちだけは負けていないつもりで。  )








  • No.637 by 三好 涼太  2019-02-16 23:02:57 







ずっと薫さんちでしたもんね。 なんだか今まで一人暮らし散々してたのに、この家に帰ってくると寂しく感じます。 ( 相手がこの家にくるのはだいぶ久しぶりで、なんだか少しそわそわして。 しかし家に二人でいる、というのがこんなに安心すると思えたのも相手の家で長く時間を共にしてからで、仕事で帰ってきた後のこの家を以前より殺風景に感じていたり。 「 …え、これ全部薫さんの手作り…?、 んーめっちゃ嬉しいー、 薫さんどんだけ好きにさせるんすかー。 」 差し出された袋を受けとって中身を見てみるといくつかの料理が入ったタッパーが。一つ取り出して見てみるとおかずのようで、丁寧に温め方も書いてあり、じんわりと相手の優しさが染み渡ると頬が緩んで。 思わず目の前にいる相手を抱きしめると唸りながら嬉しさを露わにし。 ひとしきり抱きしめた後離れ、頬にそっと口付けをし、ありがとうございます、と告げタッパーを冷蔵庫に入れ。 それと入れ替わりで冷蔵庫に入っていたチョコの入った袋を取り出し。 )






  • No.638 by 檜山 薫  2019-02-17 17:39:23 







俺はなんか緊張する。久しぶりってのもあると思うけど。( 恋人の家に来ること自体緊張するし、自分の家ではない匂いや慣れないソファが余計に緊張を増し。その言葉通り、ソファに座るも少し緊張している様子で。「 … 俺はお前よりも、こっちの甘いチョコレートの方が好きだけどな 」相手が遊びに来て夕飯を作った時も、昼にお弁当を作った時も、今こうして作ってきた料理を受け取ってくれる時も、相手は本当に嬉しそうにしてくれるので自分まで嬉しくなり。また何か作ってこようかと既に考えつつ。口付けされた箇所を照れくさそうにそっと触れてから、照れ隠しで大好きな甘い物の方が好きだと冗談を。部署が違うので渡してくれる人も異なるのか、自分が貰った義理チョコとは違う種類が多々あるのを見つけ。好物を前にして自然と表情は柔らかくなり。その中でも一つのチョコレートを直ぐ手に取り 「 … !駅近くの百貨店でやってたバレンタインフェスで限定販売されてたチョコ! 」と興奮気味に相手に見せ。女性しかいない所に行くのは恥ずかしいので毎年姉に頼んで買ってきてもらっているが、今年は予定が合わなくて頼めていなく。しかも自分の好きな店のやつなので、諦めていた品が食べられるのが嬉しくて仕方ない様子で。  )








  • No.639 by 三好 涼太  2019-02-17 21:31:42 








まぁ、他人の家ってそうですよね。 って、めっちゃ緊張してるじゃないっすか。 ( 沸いた湯で二人分のコーヒーを淹れつつ相手の言葉に同意し。相手の家に行き始めて最初の方は緊張したもので、思い出すとくす、と笑みを浮かべ。コーヒーをソファに持って行こうとすると相手は座っているのにあまり寛いでいないように見えて思わず吹き出し。 「 えー、チョコに負けた。悔しいんですけど。 」 相手の表情は照れているようで、それも愛おしいなと思っていると相手の口からは表情とは合わない言葉が出てきて。 これも照れ隠しなのだろうか、と困ったような笑みを浮かべ悔しいと言いつつも、嫌がる様子はなく。 「 へぇ、有名なんすね、そのチョコ。 開けていいっすよ、食べましょうか。 」 ソファに腰掛けコーヒーをすすりながら相手の様子を見ていると自分といる時より嬉しそうにはしゃぐ相手を見ると、少し悔しい気持ちもあるが仕方ないと行った様子で笑みを零し。 ソファの背もたれに肘をついてほかのチョコを漁りつつ楽しそうな相手の様子を眺め。 )







  • No.640 by 檜山 薫  2019-02-17 23:00:50 







… うっせ。お前も俺ん家初めて来た時はこんな感じだっただろ。( なんだか緊張して落ち着かないでいると、相手もそれを感じ取ったらしく。お礼を言ってコーヒーを受け取ってから文句を一言。確かに今の自分は固いかもしれないが、自分の家に通い始めの頃は相手もこんな感じだったと。それだけ言ってから息を吹きかけて冷ましてからコーヒーを飲み。「 … けど、これお前本命じゃねぇの?こんな高くて良いチョコを義理チョコで渡さねぇよ。本命はお前がちゃんと食ってやれ 」開けていいと言われたので早速開けようとしたが、開ける前にふと考え。バレンタインデーフェス限定のチョコレートで、しかも値段はお高め。そんなチョコレートを義理で渡すだろうかと思い。相手が浮気したり、違う人を好きになったりしないと信頼しているからこそ、本命で貰ったチョコレートはちゃんと食べてあげるのが礼儀だと思って、一度は持ったチョコレートを相手に返し。気を取り直して再び先ず最初にどれを食べようかと真剣に品定めして。  )







  • No.641 by 三好 涼太  2019-02-19 20:56:04 







当たり前っすよ、好きな人の匂いに溢れた部屋で落ち着いていられないし。 ( 文句を言われも素知らぬ顔で、ふっと笑みを浮かべどこか自慢げに告げ。いつも気にしたことのなかった相手特有の匂いは相手の住まいに訪れることで明確になって、最初の方は逆に落ち着かなかったもので。 回数を重ねるたびにそれは心地の良いものになり、今では自分を安心させるものとなって。 「 そうなんすか?、たしかに高そう…、有名なんすねー、このお店。 あ、美味いこれ、 」 本命らしき手紙付きだったりそれらしいチョコは相手に見せるものだし事前によけて置いたのだが、通な相手にしか分からないものだったとは不覚で。 手渡されたチョコを受け取ると、その場で開け、小綺麗に並ぶチョコの一つをひとかじりすると、さすが有名店だけあって美味しくて。 既に他のチョコの品定めに入っている相手を見て、本命チョコではあるがあんなに食べたがっていたし、迷いつつもかじりかけのチョコを口に含むと相手の頬に手を添えこちらを向かせ、不意に口付けをすると、少しだけ舌先でチョコを転がし相手に味がわかるように口付けをして。 「 さすがにあげるわけにはいかないんで、これで。 」 唇から離れると、口付けのせいで相手の口の端についたチョコの残りを舐めとり、本命のものはあげられないけどせめて味くらいはと肩を竦め苦笑し。 )






  • No.642 by 檜山 薫  2019-02-19 23:00:43 







… 俺もいつかお前ん家に慣れるんだろうな。( 相手も最初は同じ気持ちだったのかと思うと、何となく共感出来たのが嬉しいしホッと安堵でき。相手の家に来る回数も徐々に増えて、いつか相手の家が自分にとって当たり前の居場所で自分の家と同じくらい寛げる空間になるのだろう、というよりも早くそうなりたくて。本命だから食べないと自ら言って違うチョコレートを見始めたが、やはりずっと食べたかった品なので気になり。他のチョコレートを探りながらもチラチラと相手の方を何回も見て。美味いと聞くと余計に気になってしまい、来年こそ絶対に新作を買うと強く心に決め。一方の自分はこのチョコレートを食べようと一つの箱を手に取って包装を開けようとすると、突然相手の方を向かされ、かと思えば口付けされたので驚いてビクッと肩を揺らし。口付けを形容する甘いという意味ではなく、伝わってくる甘さは自分が愛してやまないチョコレートの甘さで。状況が掴めない中でも、そのチョコレートの濃厚な甘さは確りと確認でき。相手が離れると「 … 甘い、」とぽつり。勿論チョコレートの甘さという意味もあるが、大好きな相手との口付けはどんなスイーツよりも甘く感じ。今の口付けの所為でチョコレートを選ぶ手は止まり、恥ずかしさ故の気まずさで目線をそっと逸らし。  )









  • No.643 by 三好 涼太  2019-02-20 00:20:24 







そうっすね、早く慣れにきてください、俺が薫さんちに行く回数多すぎて、棲みつく前に。 ( 慣れが来るほど相手がこの家に来てくれるのは願っても無いことで、声を弾ませながら上記告げ。 相手の家に自分のものがたくさん置いてあるからむしろこの家に帰って来なくなるやもしれないと冗談めかしく言い。 「 甘いっすね。 でもこの甘さは嫌いじゃないっす。 」 相手の呟きを拾うと、やはりお高いチョコとあってか甘過ぎず、舌触りも良くて嫌いではなく。それを相手とこうして共有することによって生まれる甘さも、むしろもっと欲しいと思えるくらいで、その双方の意味を込めて言葉を紡ぎ。 「 まだありますけど、もう一回やります?、 なんて、 」 まだ数種類残っている自分の手元に残るチョコを咥えると先ほどの口付けをもう一度やるかという冗談を口にしつつ気まずそうに視線をそらす相手の頬をひと撫でして下ろし。 )






  • No.644 by 檜山 薫  2019-02-20 22:43:01 







この前一番上の姉貴が来た時に、何で歯ブラシとか同じパジャマが二つあんのって聞かれてすげぇ困った。もう既に他の人から見れば二人暮らしの部屋に見えんだな。( 住み着くでこの前のとある出来事を思い出し。彼氏と別れたから慰めろと言ってきて突然一番上の姉が家に来ては、部屋の中を勝手に探られ。まだ相手の存在を話していないので、日用品等が二つ並んでいることに対して質問攻めをされて困り、結局は何でもないと無理があることを突き通し。あの時は大変だったと溜め息混じりに。「 … だから、そういうこと態々聞くなって、」少し味を知ってしまったら例のチョコレートを食べたい欲が高まり。けど恥ずかしいのはもう嫌だしと心の葛藤を繰り返して。もう一度するかと問いかけてくるが、頬を撫でたりする辺り、もう一度しようと言っているようなものだと感じ。自分が流されやすいし少々シャイで言葉に表すことが苦手だったりすることは分かっているはずなので、態々聞くなと文句を。その後にもう一度あの甘さを味わいたいという好奇心から、物欲しげに相手の方を見て少しだけ顔を近付け。  )









  • No.645 by 三好 涼太  2019-02-20 23:26:36 







はは、そうなんすね。 ならいっそ一緒に住んじゃいます?、 ( コーヒーを片手に頬杖をつき相手の話を聞き、頬を緩ませ笑みを浮かべ。 確かに相手の家は既にまるで二人暮らししているかのようで、相手が問いただされ困っている様子を思い浮かべるとクスクスと笑い、言い訳に困ったのならいっそ二人で住んでいることにすれば何も言い訳する必要はないのではないかと首をこてりと傾げ。 「 態々、聞きたくなるんすよ。 」 相手が恥ずかしがっている姿も見たくなってしまう好奇心は包み隠さず告げ。 まだ残っているチョコに手をつけずに自分の口に挟んであるチョコの方に顔を向けてくるあたり、ある意味自分に流され慣れてきているのかと少し笑みを零したあと、次第に顔を近付けていって口付けをし。 チョコが絡んでいるからか文字通り濃厚な口付けで、チョコの中に入っていた甘ったるいジュレも、舌の上で溶けていく感覚がむしろ心地いいとさえ感じて。 )







  • No.646 by 檜山 薫  2019-02-21 22:54:28 







… ?!っ、お前 … 何でそんなこと簡単に言えるんだよ、( 話し終えて珈琲でも飲もうかとすると、一緒に住むかと提案されたので思わず口に含んだ珈琲を吹き出しそうになり。慌ててごっくんと喉を鳴らして珈琲を飲んで吹くのは免れ。恋人と一緒に住むなんて言ってしまえば同棲。確かに帰ってきて おかえりなさい と返ってくるのは嬉しいし、そんな光景に憧れを抱いており。一緒に住むとなったら引越しだとか色々とあるのに、簡単に一緒に住もうと言える相手がある意味尊敬し。自分はいいけど、こんな簡単に決めていい事なのか迷って相手の方をちらりと見て。「 … 来年のバレンタインはここのチョコ買ってきて。俺はあの場に一人で行くのは嫌だから 」普段の急な口付けとは違って、少しずつ顔が近付いて重なり合う方が見つめ合う時間が長いので鼓動の高鳴りは早くなり。甘党の自分が甘過ぎると感じる程の甘ったるい口付けも、自分の息が限界を迎えて離れ。相手に流されたのは自分だが、そうさせたのは相手なので、それなりに自分も我儘を言っていいのではないかと思い来年はと我儘を。来年こそここの店のチョコレートを食べたくて。  )








  • No.647 by 三好 涼太  2019-02-21 23:57:09 







っはは、めっちゃ慌ててる。いいでしょ?、俺は一緒に住みたいなーって思っててそれを言っただけ。 願わくば、薫さんも同じように思ってたらいいなーって思っただけ。 …ね、薫さん、俺の部屋なんてなんもロマンもないけどさ。おかえりって言いたいし、いってらっしゃいって言ってほしい。  ( 相手が動揺しているのを少し驚きつつ見て、何も吹き出さずに終わって胸を撫で下ろし、自分の発言にここまで動揺している相手を見て、くくく、と大きく笑いだしてしまいそうになるのを抑え。 どうして、と聞かれればその理由は明らかで、帰ってくる家に相手がいて欲しい、相手が帰って来たなら出迎えたい、そんな単純なもので。同じ思いでいてくれたら、という強い懇願もへらりとした笑顔の裏に隠し。 それから一呼吸置き、相手と視線を合わせるために屈みつつ、ゆっくりとした口調で言って。 「 いくらでも買ってきてあげますよ、飽きるくらいコレ、できるくらい。 」 唇が離れてから口の端に残るチョコを舌先で舐め鳥ながら、相手の願望を聞き受けるとそれに自分の願望まで上乗せして。にぃ、と口角をあげ笑うと最後に触れるだけの口付けをして。  )







  • No.648 by 檜山 薫  2019-02-22 22:28:24 







… 俺の家にしろ、お前の家にしろ二人で住むのには少し狭いけど、新しい家借りんの?それかある程度揃ってるからうち来る?( おはよう、行ってらっしゃい、ただいま、おやすみ、そんな当たり前の言葉を交わせることが出来たらと考えていると、相手も同じことを考えてくれたらしく。素直に同じことを願っていたことが嬉しく感じ。自分も三十を超えて、きっとこのまま相手とは違う女性とお付き合いをして結婚することはないだろう。それにそんなことを望んでなく、籍は入れられなくても相手と共に人生を歩みたいと望んでおり。直接的に一緒に住もうと言うのは恥ずかしいので、いきなりどこに住むかの話を始め。遠回しで不器用だが、自分なりの一緒に住むことに対して了承の意味で。「 違ぇよ!そういう意味じゃなくて … って、ああ!もういい、そういうことにしとけ 」チョコレートを楽しみたいが為に相手にお願いをしたが、何だか伝わり方が違っていたのか、それとも相手の願いも篭もっているのか、本意とはズレており。しっかりとそれに対して食い気味に否定をしたが、相手の事だから勝手に都合のいいように捉えるのだろうと諦めて、態とらしく大きな溜め息を。  )








  • No.649 by 三好 涼太  2019-02-22 23:56:36 







…んとに、素直に言ってくんないんだからなぁ。 言いたいことわかるくらいまでの仲になれてよかったけど。 …薫さんちに住みたい。 ベッドはひとつでいいっすよね?、 ( 相手の問いかけはほぼこちらに同意してくれたも同然で、しかしそれがわかるようになれたのも今まで過ごしてきた時間の中で積み重なったもので、時間も思い出も丸ごと愛おしく。 同じような幸せな時間をひとつの部屋で過ごせるのが心底嬉しく、抱き寄せると仕方なさそうに笑いながら上記告げ。 「 もちろん。 まぁちゃんと買ってきますし問題ないですよ。 あ、でも俺また薫さんから貰いたいんで、交換にしましょうよ。 」 なんと言われようと都合よく捉えようとする意図はもう定番で。 ふふんと鼻を鳴らしつつ頷き。 来年は自分が上げると約束したは良いが、相手からの手作りのチョコも欲しく、それならお互い交換にしないかと提案し。 )






  • No.650 by 檜山 薫  2019-02-23 22:34:51 








… 俺ん家なら布団があるしベッドは一つでいいだろ。勝手は分かってると思うし、お前んとこの手続きが終わったらいつでも引越してこい。( 素直ではないことは今に始まった事ではないので、困ったような言葉を並べつつも表情は愛おしげな相手を少し睨むようにして。これもまた好きの裏返しというか、単に素直ではないだけで。相手が初めて泊まりに来る時に買った布団はあるので、確かにベッドは一つでもいいなんて冗談を真剣なトーンで述べ。何回も自宅に来ているので態々引越しに合わせて道案内をしなくてもいいし、何よりも既に相手は鍵を持っているので、引越して来る日はいつでもいいと。「 交換な、分かった。来年は俺好みの甘いチョコレートケーキ作るから楽しみにしとけよ 」珍しく素直に相手の言葉に頷いたが、勿論その後に甘い物が苦手な相手に対して意地の悪い一言を。甘さ控えめに作るコツは今年で掴んだので、来年も相手に喜んで貰えるようなスイーツを作ろうと内心は思っており。  )








  • No.651 by 三好 涼太  2019-02-24 16:43:09 







布団。布団すか。布団ね。 すぐ転がりこんでやりますよーだ。 ( また布団と言いだした相手をじとりと見つめ連呼し。 しかしもう相手は自分が寝床を共にしたいことはわかっていると思うので態とらしくべーっと舌を出し、準備が整えばすぐに転がりこむと。 もうすでに自分の私物も相手の部屋にあるし、自分の部屋も質素なのですでに頭の中では引っ越す計画が出来上がりそうで。 「 んん、甘い奴っすか…、それなら俺がいくらでも食べさせてあげますよ、あーんって。 」 意地悪く甘いものをくれようとする相手に眉をひそめ難しそうな顔をし。 そうだ、と思いついたように反論しようと、自分の手元にケーキがあればいくらでも食べさせてあげられると、ジェスチャーと共に言い。 )







  • No.652 by 檜山 薫  2019-02-24 22:55:57 







お前、布団に嫉妬してんの?( 前に布団を敷いた時だって、何で敷いてるんだと半分拗ねていたことを思い出し。拗ねたっぽく舌を出してくる相手は子供っぽくて。自分より背も高くて後輩と言っても凄く歳が離れているわけではないが、どうも相手は大型犬は勿論だが小学生ぐらいの子供にも見え。最近仲良くなった後輩に嫉妬していたのは知っているので、布団に嫉妬したのかなんて冗談で問いかけ。「 ケーキもいいけど、俺は今夕飯が食いたい。偶にはお前の手料理で 」ジェスチャーをして、何を言っても相手の都合のいいように捉えるので思わず珍しくクスッと笑い。ケーキも甘い物も大好きだが、時間も時間なので夕飯がそろそろ食べたくて。よく考えてみると相手の手料理を食べたことがないのでリクエストし。  )








  • No.653 by 三好 涼太  2019-02-25 22:35:04 








しますよ、俺から薫さんを取ろうとするもんには、全部!、 まあ、俺も布団に嫉妬してる暇あったら仕事した方がいいんすけどねぇ…、 ( 冗談っぽく問いかけてくる相手をじとりとみてから妬いていることには変わりなくすこし投げやり気味に肯定し。 投げやりといってもそれも戯けた様子で。 嫉妬している自分を認めてからというものの自分は相手の身の回りのものに嫉妬しすぎなんじゃないかと自分自身呆れるところもあり。 まとめると結局自分の方を向いていて欲しい願望が強いだけで、それこそ子供っぽく。なかなか嫉妬の感情が抜けなく困っていて。 「 俺の、てりょうり、っすか。 …料理。 いや、ここは三好涼太がちゃんとできるところを見せるとこっすね…!、 …食材買ってきます。 」 相手の笑顔が垣間見え、これも恋人の特権だなぁなんて呑気に思っていると思わぬ注文が。 思わず言葉を詰まらせるが、ここは男の見せ所だと拳をぎゅっと握りしめ立ち上がり、冷蔵庫へ行き。しかしまともな食材は無く、近くのスーパーに行くしかないとしょんぼりしつつ財布を持ち。 )






  • No.654 by 檜山 薫  2019-02-25 23:11:11 







… ! 全部ってお前 … 。けどまぁ、嫉妬される側からすれば嫌なことでもねぇよ。寧ろ … あー、いい言葉が思いつかねぇ。( 冗談で言ったことに対して本気で答えられるとは思ってもなく。全部なんてと呆れ気味に呟くが、嫌な気持ちはせず。愛されている実感がして嬉しいし、そんなにも自分のことを思ってくれているのだと思うと単純な鼓動は小さく高鳴り。寧ろ幸せに感じるなんて言えるわけもないので、言葉が思いつかないと言い訳を。「 買い物付いて行こうか?それか全部一人でやって、俺こんなに出来るんすよって俺にアピールする? 」相手の手料理を注文すると、分かりやすく焦っていたので再び笑いそうになり。かと思えばやる気を出したりして表情がコロコロと変わっているのが見ていて楽しくて。買い出しなら付き合うと名乗り出ようとしたが、せっかくやる気を出したのなら全部一人でやってみるかと、初めておつかいをする子供相手の様に問いかけ。例え塩と砂糖を間違えた等でも、相手が自分の為に作ってくれた手料理ならなんでも美味しく感じるんだろうなと思いつつ。  )








  • No.655 by 三好 涼太  2019-02-26 19:39:37 







んー?、いい言葉、思いついてほしいっすけど、ね?、 ( 嫉妬されるのが嫌では無くむしろ、なんて言葉の並びからしてなんとなく肯定的な言葉がくることがわかると、にやにやと笑みを浮かべ首を傾げ、その先の言葉に期待を寄せつつ。 「 うー…なんだか親におつかい頼まされる小学生の気分…。 …行ってきます!、 まっててくださいね!、 」 まるで親におつかいを頼まれているような気分で、複雑な感じがするも相手が言うようにできるアピールをしなければという思いが強くぐっと拳を握りしめて財布を手にし。 びしっとソファで楽しそうに見てくる相手を指差せば早速買い物に出かけ。 久しぶりに近くのスーパーに行くと近所の人に会い、恋人にとは伏せて色々料理について聞き。 色々言われすぎて理解できないところもあったがなんとか出す料理はまとまり。 よし、と小声で買ったものの袋の持ち手を握りしめると相手の待つ家に帰り。 ただいま!、元気よく帰ってくると腕まくりをして気合を入れて料理に取り掛かり。 不器用な手先で、唇をきゅっと締めながら、真剣に料理をし、出来たのはミートソーススパゲティ。 硬めに出来てしまった麺に、うまく広がらず塊の目立つ肉、味もまぁまぁなもので、出来た二つの皿にらめっこをし、果たしてこれを出してもいいのだろうかと眉を寄せ。 )







  • No.656 by 檜山 薫  2019-02-27 07:48:52 







… 寝る前までには考えておくから。( 素直に言うのは恥ずかしいので、寝る前までと期限を付けて、この場を逃れようとし。勿論相手がこのことを覚えていて、寝る前に答えを求めてきたら明日までに考えておくと言うつもりで。「 ん、行ってらっしゃい。知らない人について行くなよ 」すっかりやる気になった相手は、相変わらず単純で。思い立ったら即行動と言わんばかりに早速動き始めたので、おつかいに行かせる子供に言うようなことを揶揄いと冗談で告げ。いざ一人になると自分の家ではない為、暇潰しが出来なくて暇を持て余し。最近ハマっているスマートフォンのゲームでもしようかと思ったが、相手は何を作ってくれるのだろうか、無事に買えただろうか、と本当におつかいに行かせた親のようなことがずっと頭に巡り。暫くして帰ってくると、おかえりと返して。何を作っているのか気になって仕方なく、暫くすれば我慢出来ずにキッチンに行き、何やら難しそうな顔をしている相手が見つめる先に目線を置き。そこにはお世辞にも見栄えがいいとは言い難いミートソーススパゲティが。それでも相手が作ってくれたと思うと、どんな高級レストランよりも美味しそうに見え「 腹減ったから早く食お 」と言葉をかけてから自分は椅子に座り。  )








  • No.657 by 三好 涼太  2019-02-27 17:42:34 







んじゃ、寝る前にもっかい聞きます。 ( 寝る前までと聞き逃さなかったので、にっこり笑みを浮かべながら続く言葉に期待を寄せて。 なぜこんなにポピュラーな料理を、しかも近所の人に簡単だと勧められて作った料理をこんなに出来ないのかとむしろ不思議に思い。 炒飯くらいは市販の味付けソースを使えば何事もないのに、今回は味付けも自分でなんとかした、というか何ともしきれていないが、こんなに難しいとは思っておらず。 途中塩気が足りない気がしたり、焦りから生まれたこの料理は果たして相手に出していいものかと悩んでいると、この見た目を見ているのに食べようという相手が来て。 相手は食べる気満々でいて、渋々フォークと一緒に持っていくとおずおずと相手の前に座り、心配そうに相手の手元を見つめ。 「 不味いと思うんで、残していいっすからね…?、 というかむしろ食べなくても…、 」 なんてこれっぽっちもない自信が声を弱々しくし。 )







  • No.658 by 檜山 薫  2019-02-27 22:43:37 







せっかくお前が作ってくれたんだから食う。それに俺のリクエストだし。( 相手の様子を見る限り、どうやら自分には食べてほしくないというか、出す程の自信が無いように見え。今でこそ得意と言えるまでになった料理だが、自分も最初の内は全く出来なくて。あまり自炊はしないようだし、相手が落ち込むようなことではなくこれが普通だと思い。いただきます、と確りと手を合わせてフォークでスパゲティを少し取ろうとするが、硬く茹でてしまったのか麺は纏まって取れ。なんとか一口分取るとぱくりと。味は少し薄くて、麺は少し硬いが、市販のソースを買わずに自らソースまで作ったと思うと美味しいよりも先に嬉しいという感情が来て。「 麺硬ぇよ。味も薄いし、肉も塊になってる。… けど、すげぇ美味いって感じる 」嘘をつくのは嫌なので思ったことはハッキリと言い。然し嬉しいという気持ちに似た美味しさがあり。珍しく少し穏やかな様子で告げると、手を止めることなく、ぱくぱくと食べ進め。  )








  • No.659 by 三好 涼太  2019-02-27 23:55:50 







なんすかそれー。 …これ美味いっすか?、 食えないわけじゃないけど、流石に美味くは感じないっすよ…薫さんの料理が恋しいっす、 ( 見た目通り味も良いとは言えないもののようで、流石に料理を長くやっているであろう相手には頭が上がらない、予想通りのダメ出しと思いきや、最後に聞こえたのは美味いという言葉。 試しに自分も一口食べてみると、それはそれは見た目を裏切らない味で、相手の美味いという言葉が信じられなく、むむ、と眉を寄せ。 不思議そうに首を傾げては、小さくため息をついて相手の料理が恋しいと。 「 色々聞いたけど、即興でできるもんじゃないっすね、料理って難しいっす… 」 テーブルに持ってきた塩と胡椒でなんとか味をつけつつ食べ進めながら、色々聞きすぎたせいもあってか作っている最中によくわからなくなっていて。 今日は普通だが麺が固いせいで余計にお腹がいっぱいに感じ。 ごちそうさまでした、と手を合わせたあと、散らかったキッチンを片付けはじめ。 )







  • No.660 by 檜山 薫  2019-02-28 22:56:41 







… なんつーか、気持ちの問題。お前が俺の為に作ってくれたと思ったら美味しく感じる。( 相手が自分の為に慣れない料理を頑張って作ってくれたという付加価値があるからこそ美味しいと感じる事なので、その付加価値がない相手は美味しいと感じないのだろうと考え。好きな人の料理は美味しくかんじると分かったからこそ、自分の料理が恋しいと言ってくれるのは嬉しく感じ。一緒に住み始めたら料理だけは頑張ろうと思い。相手が食べ終わって少しすると結局残すことなく綺麗に全て完食し、最後は確りと、ごちそうさまでした、と手を合わせ。食器をキッチンに持って行くと腕まくりをして 「 いつも俺が料理した後はお前が洗いものやってくれるから、今日は俺が洗い物とか片付けする。あと今度一緒に料理するか 」と水を出して皿洗いを始め。忙しさの度合いによっては自分が食事を用意することが出来ないかもしれないので、今後一緒に住むなら相手も料理を覚えた方がいいだろうと思って、今度一緒に料理でもしないかと誘い。  )








  • No.661 by 三好 涼太  2019-03-01 21:49:51 







あー…なるほど。 俺も知ってる感覚っすね、 ( 相手の言葉に、美味しいとは言えないこの自分の料理をなぜ相手がおいしいと感じているのかわかった気がして。それはいつも自分が相手の料理を食べている時に感じる、腹の満たされとは違う、心が満たされていく感じと似たようなものだと理解し。 自分と同じ思いでいてくれることに安心感を覚え。 片付けを始めていると、相手がやってくれるというので言葉に甘え。 「 ん…、じゃあ、甘えます。 え、一緒に?、 共同作業のお誘いっすね、是非。 …今日泊まってってくれます?、 この部屋で少しでも一緒に過ごしたいんすけど。 」 片付けをしてくれるのに甘えつつ、でもなんだか自分の相手に対する一生懸命が伝わったかと思うと嬉しくて、ソファに座ってられず冷蔵庫に寄りかかり相手が片付けてる間もそばにいて。 一緒に料理、と聞くとぱっと言葉を変えて返し。断る理由もないので満面の笑みで。 ふと部屋を見回すと、先ほど一緒に暮らすのならこの部屋に2人でいるのはあまりないだろうと思い、控えめな声で願望を零し。 )







  • No.662 by 檜山 薫  2019-03-01 23:12:27 







… ん、多分お前が想像してる気持ちと一緒。( 納得してくれたということは共感してくれているのだろうと思い。相手の様子から、きっと相手の想像してる気持ちと自分の気持ちは一致していると感付き。相手も自分に対して同じ気持ちを持って普段から手料理を食べてくれているのが本当に嬉しく感じ。「 んじゃ、今度お前が遊びに来た時に作るから、一緒に作りたいものってか食べたいもの選んどけよ。… いいけど、俺何にも持ってきてないから色々と貸して 」慣れた手つきで洗い物をしながらも、確りと相手に答え。共同作業なんて言い始めるのでツッコミたい気持ちは山々だが、何となく返ってくる言葉も予想がつくので敢えてそこには触れず。長居して邪魔になったら申し訳ないと思って泊まる予定はなかった為、パジャマもスーツの着替えも持って来ていなくて。断る理由もないので泊まるが、その代わりに色々と貸してほしいと。そんな話をしている間に皿洗い兼片付けは終わり。ソファに移動するとリラックスしたように腰掛け。  )








  • No.663 by 三好 涼太  2019-03-02 23:26:21 







はーい。 何がいいかな、2人でできるの…ハンバーグとか…?、 ( 相手と2人で一緒に作れるもの、と言っても普段料理をしない身としては2人でできるものの基準がよくわからず悩んで。 実家暮らしの頃家族で作っていたのは確かハンバーグだったことを思い出し口にして。 ハンバーグなら自分も足を引っ張らずにできるかもしれないと思い。 「 もちろん。風呂溜めてきます。 」 嬉しそうに満面の笑みを浮かべ、風呂場へと行き湯をはり。帰ってくると相手はリラックスした様子だったので、もう緊張は抜けたのだろうか、それを見て安心し。隣には座らず、相手の膝の合間に背中を預け床に座り、相手を見上げるように首を後ろに傾け。 こちらも落ち着いたようで穏やかな表情でいて。 )






  • No.664 by 檜山 薫  2019-03-03 22:55:02 







ん、ハンバーグな。それならお前にも作れるだろ。( ハンバーグなら料理の定番なので自分も何度か作ったことがあるし、簡単なので相手も楽しんで作れるだろうと思い。相手と作る前にもう一度練習でもしてみようと考えつつ。一緒に料理を作る目的は相手に料理の楽しさを知ってもらい、ある程度は作れるようになってもらうことなので、どうにかして目的を達成しようと珍しく張り切っており。「 … ん、お前ってほんと犬みてぇ、」相手の家にも慣れてきて、すっかり自宅と同様に寛いでいると相手がソファを背もたれに下に座ってきて。自分を穏やかな様子で見てくるのは、飼い主を前にした大型犬にしか見えなく。相手に対して何回も犬みたいだのペットみたいだの言ってきたが、改めて犬みたいだと、わしゃわしゃ頭を撫でながら告げ。お手、と手を差し出してみて。  )








  • No.665 by 三好 涼太  2019-03-03 23:39:16 







簡単っすか?、 肉好きなんで自分で作れるようになったら嬉しいかも、 ( 相手の口ぶりからどうやら自分の好物はさほど難しくない料理なようで、先行きは明るく。相手と一緒に作るなら、先ほどの硬く味の薄い料理なんか及ばないほどのものが作れそうで期待は高まり。 「 いつまでも犬なんて言わせないっすよ?、 狼とか、熊とか。 」 わしゃわしゃと犬扱いされ撫でられるのは心地よく目を瞑るが、犬みたいと言われると目を開き。 犬扱いでも構わないが、従順でおとなしい犬ではなく狼や熊のような獰猛さもある、と言いたいのか、お手のために差し出された手に相手の指示通りに手を乗せ、次いでその手に指を絡ませて。 ぐっと体を近付け立ち上がるとソファに片膝をつけ、口付けしそうな距離で、がお、と噛み付くような真似をし、 )






  • No.666 by 檜山 薫  2019-03-04 22:31:36 








簡単、簡単。一緒に作って上手くいったら、今度はお前一人で作って振舞ってな。( 何だか相手はやる気を出してくれたみたいなので満足気に頷き。上手く行き次第では相手が一人で作ったハンバーグも食べたいと予めリクエストしておき。「 … いや、躾のなってない大型犬 」普段だったら犬扱いは止めてくださいだの小言が聞こえるが、今日はお手には応じるしでやけに素直だと感じ。かと思っていると獰猛な動物を幾つか上げた後に形勢逆転されそうになったので、驚いてビクッと小さく肩を揺らし。ここで目線を逸らしたりしたら負けだと思い、一気に距離が縮まっても尚、相手から目線は逸らさず。寧ろそのままじっと見てから上記をぽつり。然し元から仲良いい人でも目をじっと合わせるのは苦手故に、ずっと目線を合わせっぱなしの状況にギブアップそりそうになっていると、そんな自分を救ってくれるように風呂が溜まった音が流れ。早く風呂行ってこい、と最後に付け足して。  )









  • No.667 by 三好 涼太  2019-03-06 19:00:13 







任せてください、とびっきり美味しいやつ作ってあげますよ。 薫さんに食べさせるから、特別なやつにしますね。 ( あんなに料理のうまい相手と一緒に作るのならきっと美味しいものが出来上がるし、同じように作ればきっとうまくいくはず。なら次に自分で作る時はもう少し特別なものにしようと。 良くSNSで見かけるお洒落な見た目のものを目指そうと。 「 ちゃんとお手しましたよ?、 いい子でしょ。 」 躾がなってないなんて言われると心外で、こうしてちゃんと言われた通り手を差し出したのに、と先ほどから絡ませている指をにぎにぎと動かし。これでもだめかとでも言うように首を傾げ、先ほどの控えめな咆哮の真似とは一転幼く笑ってみせ。 見つめ合ったまま唇を奪おうかなんて思っているとそれを邪魔する音色が響き。 仕方ないなぁと相手から離れ風呂に向かい。 相手との時間を長く過ごしたいのでぱぱっと終わらせ、髪は濡れたままリビングへ戻ると、風呂どうぞーと相手に譲り。 )







  • No.668 by 檜山 薫  2019-03-07 20:53:23 








言ったな?期待してるから。( すっかり相手は自信満々なので、その言葉を聞き逃さずにプレッシャーをかけておき。自分にとって相手が作ってくれるのなら、それだけで特別だと感じつつ。言葉には分かりやすく出さないが、内心は凄く楽しみにしており。「 いい子は自分からいい子でしょ、なんて言ってこねぇよ。」先程まで噛み付く真似をしていたのに、一転して今度は可愛らしい雰囲気になったので、そのギャップに思わずキュンと鼓動は少女漫画の様に高鳴り。危うく流されそうになって、相手が風呂に行くと脱力したようにソファに深くもたれ掛かり。何となくスマートフォンで大型犬について調べ、相手らしいと感じた写真を保存したりなんかして。相手が戻ってくると雫が伝う髪を見て小さなため息を一つ。乾かしてあげたいところだけど近頃の自分は相手に甘すぎると思い、ドライヤーを持ってくると相手に渡して、ちゃんと髪乾かせよと告げてから風呂場へ。直ぐに出ると時分は髪をしっかりと乾かしてからリビングに戻り。  )








  • No.669 by 三好 涼太  2019-03-07 22:22:35 







あーたしかに。 んじゃあ悪い子脱するためにもう少しいい子しましょうかねー、 ( 本当に良い子は良い子なのを口にしない、と言われて気付き、良い子になるにはもう少し良いことをしないとと手をひらひらさせて浴室へ。 と言いつつも良い子になる気はさらさらなく。 風呂上がり渡されたドライヤーに、どうせなら乾かしてほしいし交代で自分も相手のを乾かそう、と思いドライヤーはソファに放置しておき。 紙袋に入ったチョコを冷蔵庫に戻し、中にあるいくつかの本命チョコを消費しようと何個か口にして。 乾かしてもらう気満々でソファの下に座り、チョコを食べつつスマホをいじりながら相手を待っていると、相手は完全に髪を乾かしていて、ガーンと文字が浮き出るほどショックな表情で。 「 乾かしあいっこ、しようと…、 」 がっくりと肩を落とし、渋々コンセントをつなぎその場で髪を乾かし始め。 )






  • No.670 by 檜山 薫  2019-03-08 23:00:03 







… 髪乾かせよって言っただろ。風邪引いても知らねぇから。( 風呂から出てきてさっぱりとしたし、後は寝るだけだと思って部屋に戻ると、あからさまにショックを受けている相手の姿があり。自分の姿を見るなりがっかりしたようだったので何かと思えば、相手はまだ髪を乾かしてなく。相手の言葉に納得するとため息を一つつき。乾かしあいっこがしたいです、と最初から言えばいいのにと呆れつつ相手の後ろに立ち。ドライヤーをひょいっと取り上げると、乾かしあいっこは出来ないが相手の髪を乾かし始め。あまり強めの風にせず、撫でるような柔らかな手付きで優しく乾かし。弱い風なので少し時間は掛かってしまったが、確りと最後まで乾かし、ドライヤーの片付けも済ませ「 乾かしあいっこは出来ねぇけど、少しは満足したか? 」と問いかけ。こういう所がつくづく相手に甘すぎると思い。  )







  • No.671 by 三好 涼太  2019-03-08 23:22:19 







だって、 …んー、やっぱ薫さんにしてもらうの気持ちいい。 ( 風邪は引きたくはないのだが、ちょっとした願望があったので言い訳をしようとするも、いつのまにかドライヤーは自分の手から相手の手へ渡っていて。 優しい手つきで髪を乾かしてもらうと、いい感じに眠気も襲ってきて、ぽやぽやした気分になってきて。目を細めながら、その相手の優しさの伝わってくる手に身を任せ。 「 ありがとうございます。 満足満足。 これで一緒に寝れたらもっと満足。 」 相手がドライヤーを片付けている間にベッドを整え、先に布団に入り相手の入れるスペースをあけると、一緒に寝たい意を示し、にっこりと笑みを浮かべ。 )






  • No.672 by 檜山 薫  2019-03-09 18:26:43 







お前、意地でも一緒に寝る気だろ?( 後ろからでも相手がリラックスしてくれていることが伝わってきて、柔らかな雰囲気の相手も好きだとぼんやり考えつつ。相手の髪を乾かしている内に自分まで眠たくなってきて。乾かすのもドライヤーの片付けも終わって相手を見てみると、相手もどうやら眠たげな様子で。既に寝転がって寝る気満々の相手の隣には分かりやすく自分の入る場所があり。家に来た時に布団に嫉妬するぐらいの相手なので、きっと意地でも一緒に寝る気だろうと思って上記を。こういう時の相手は意志が固いことはこれまでの付き合いで薄らと分かってきて。故に諦めて相手の隣に寝転び。もぞもぞと落ち着く位置を探し、辿り着いた場所は相手の胸元で。すっぽりと収まり … おやすみ、と一言告げ。  )








  • No.673 by 三好 涼太  2019-03-09 21:30:48 







わかってくれるとこ、好きっす。 ( 一緒に寝て温もりを感じるのがこの上なく安心でき、そんな甘えたがりの自分を許してくれる相手のことが大好きで。相手といると甘えてしまうから、その分自分も全力で相手を甘やかしたいので、いつか相手が自分に甘えてきてくれる時が来ればいいなと内心勝手な未来を描き。 やっぱり抱き心地というか、収まる感じが良くぎゅうっと抱きしめるとすりすりと頬を寄せ。 「 …愛してますよ、世界一。 おやすみなさい。 」 すっかり胸元に相手がいるのに慣れ、慣れた手つきで相手を撫でつつ、なんだか口元が緩んで、気付けば愛していると口にしていて。 世界一なんてクサいセリフもくっつけ、髪に口付けをし、幸せで胸いっぱいになりながら眠りにつき。____ふと目が覚めて、カーテンの隙間から少し日が差し込んでいて、目をこすって時計を見ると自分が早く目覚めすぎたことを知り。 ゼロ距離で無防備な寝顔を見せている相手を見ると愛おしげに撫でた後、こっそり寝顔をスマホにおさめ。 それから寝顔をまた眺め、そろそろ起きる時間になるというところで、 「 薫さん、朝ですよ。 起きないとキスしますよー、 」 と声をかけ、唇をふにふにとゆびさきで緩く押し。 )







  • No.674 by 檜山 薫  2019-03-10 22:50:46 







__ … ん、はよ。(  気持ちよく眠っている中で、眩しい陽の光と唇の違和感で目を覚まし。昨日は確か寝る間際まで甘い時間を過ごしていて、とびっきり愛されていた気がして。未だ寝惚けており、無意識の内に唇に当てられた指を緩く甘噛みし。そのまま危うく二度寝しそうになったが、今度こそやっと起きて上記を告げ。相手の胸元に収まっているのが余程心地良いのか、夜更かしをしたわけでもないのに眠たくて仕方なく。身支度を整えて、朝食を作って、仕事に行って、とやるべき事は沢山あるのに起きたくなくて布団の中でもぞもぞと動き。  )







  • No.675 by 三好 涼太  2019-03-10 23:25:27 







おはよございます。 … まだ起きたくないんすか?、 ( 布団の向こうは肌寒く、相手の温もりがすぐ近くにあるからかもっと暖をとっていたいと足をすり寄せ。 指を甘噛みされると、あどけない寝顔と相まって余計幼く見え、不覚にもきゅんとして。 相手が起きるのと同時に指を離し、珍しいものが見れたなぁと浸っていると、早く起きろとか言われるかと思いきや、相手は未だ胸元でもぞもぞしていて。 先程の様子から見て起きているはずなのだが、と不思議に思うももぞもぞしてる相手が可愛くてたまらないので抱きしめ。 起きないようなら先ほど口付けをするといったし、少し乱れた髪をよかしつつ唇を合わせ。啄むように軽く口付けをして、またぎゅっと抱きしめて、ああこの時間がもっと続けばいいのにと惜しみつつ唸り。朝はパンがあるし、ジャムもあるし、仕事も早めに行く必要もないし、とこれからのことを考えつつも相手との時間の方が大切に思え。 )






  • No.676 by 檜山 薫  2019-03-11 23:17:58 







… お前、エスパーかよ。(  普段から鈍感気味なところはあるが寝起きで余計に頭も回ってなくて、起きたくないという気持ちがもぞもぞと動いたりする身体の動きとして現れていることに気が付いてなく。近頃の相手は自分の感情を読み取るのが上手くなったと思っていたが、まだ起きたくないという気持ちまで読み取れるようになったのかと感心しつつ。ふわふわと寝起きの頭でそんな事を考えていると、柔らかな感覚が唇にあり。相手が急に口付けしてくることは言ってしまえばよくある事なので、良いのか悪いのかそれに関しては慣れたので特別驚きもせず。朝から愛されるのも悪い気分はしないし、朝は弱い方なので考えたり抵抗するのも面倒くさく感じて大人しく応じ。大きな欠伸を一つすると 「 … 後何分寝れる、」とすっかり二度寝する気満々で問いかけ。  )







  • No.677 by 三好 涼太  2019-03-12 18:34:24 







ん?、 …そうかも、好きすぎて考えてることまでわかるようになったかもしれないっす。 ( エスパーなんかではなく、見ればなんとなくわかる行動をしているのだが、相手は無意識なのだろうかと思うと、くす、と笑みをこぼし相手のことが好きすぎてそういう事に勘付けるようになったと。 寝ぼけているからなのか、いつものように恥ずかしがる様子もなく、もう自分からの口付けには慣れてくれたのかと思うと今まで一緒に過ごしてきた時間の長さを感じ、嬉しくてまた口付けをして。 自分でも口付けの回数が多いとは自覚していて、しかしやめようと思っても止められず。 なんだか眠たげにしている相手がいつもより可愛く見え、動物に構うように頭や頬を撫で。 「 あと30分くらい?、 まだ寝てていいっすよ。 」 と時計を見つつ答え。 眠そうな相手を見ているとこちらも眠気に襲われ、うとうとしているうちに起きていたい時間は過ぎ。 それに気付くと、ばっと顔をあげ、 「 薫さん遅刻ー!、 」 と起き上がるとわたわたと支度の為部屋を右往左往し。 )







  • No.678 by 檜山 薫  2019-03-12 23:14:17 







… また30分後起こして。(  まだ寝ててもいいという相手の言葉を聞くと、余程眠たかったのか直ぐに二度寝をしてしまい。取り敢えず相手を目覚まし代わりにして起きる時間を頼み。再び相手の胸に収まって気持ちよく眠っていたのに、焦ったような驚いたような相手の忙しい声で目が覚め。遅刻と聞こえると直ぐに自分も起き上がって支度を始め。今回に関しては二度寝をした自分が悪いので相手を責めることなく、寧ろ 「 起こしてくれて助かった、 」とお礼を述べ。二人して朝から忙しなく支度を整え、優雅に朝食を食べている時間もないので取り敢えず自分の車に乗り込んで会社に向かい。いつものコンビニに寄らずに真っ直ぐ会社の駐車場に行って車を停め。「 走ればまだ間に合う。んじゃ、仕事頑張れよ 」と走って自分の部署に行き。ギリギリ間に合うと、ひと段落ついてから普段通りに仕事を始め。  )







  • No.679 by 三好 涼太  2019-03-13 23:24:34 







行ってきます、! ( 慌てて支度を終わらせ焦って家を出たからか、最近伸びてきた髪は寝癖がひょこひょこ出ていて。それを気にして直す暇もなく相手の車で出社し、車を出るといってきますと声をかけ自分の部署へ向かい。 髪が乱れていることをいじられながらも午前の仕事を終え、同僚昼食を取りに行くと、そこで同僚に使わないからと温泉旅館招待のペアチケットをもらい。 恋人とでもいけよ、と言われ満更でもない顔をしてしまったからか午後は寝癖に続き弄られながら仕事をし。 誘う相手はもちろん一人で、その相手にチケットの写真を送り、 “ 今週末あたり、行きません?、 ” と嬉しそうな顔文字付きでメッセージを送り。 引っ越しの手続きもすぐには済まないし、週末一泊二日くらいなら仕事にも影響は出ないだろうと相手からの返事を楽しみに待ち。 )






  • No.680 by 檜山 薫  2019-03-14 16:15:53 








… 温泉旅館招待、(  午前の仕事も終わって、同僚と昼食を食べていると相手からメッセージが届き。送られてきた写真のチケットを確認する為に、つい口に出してしまい。元から温泉等の静かでゆっくりとした時間が流れる場所は好きだし、そこに共に行く相手が恋人となればすっかり乗り気で。それが表情に出ていたらしく、にやりと口元を緩めた同僚から何か良いことでもあったのか、新しい恋人でも出来たのか等の質問攻めをされ。何でもないと軽く流してその場を凌ぎ。相手には “ お疲れ様。チケットありがと。行きたい。 ” と顔文字もなければ絵文字もない淡々とした文章を送り。相手とのプチ旅行に行くことを楽しみに仕事に戻り、午後の仕事も無事に終わらせ。最後に相手の部署にも通す書類があるので相手の部署まで行って 「 三好、これ。こっちでも確認宜しく。 … あと、今晩空いてんなら飲み行こ 」と書類を相手に渡してから、最後は相手にだけ聞こえるように小声で話し。もし空いているなら温泉旅行の計画でも練りたいと思い。  )








  • No.681 by 三好 涼太  2019-03-14 19:19:04 







…っしゃ、 ( 午後の仕事が始まる前、デスクで仕事を始める前に少しリラックスしていると、スマホに通知が来て、行く意思のあるメッセージが届き、パッと表情を明るくさせ。 嬉しそうにスマホを両手持ちし、 “ やった! 薫さん大好き ” と勢いよく打ち、キャラクターの周りにハートマークが飛んでいるスタンプを送って。それからテンポよく仕事を終わらせ、そろそろ仕事も終わるという頃に、相手の姿が見え手を振り。どうやら自分に用があったらしく、椅子から立ち上がり相手から書類を受け取るまでの間はしっかりと職場での顔でいたのだが、飲む誘いを受けるとそれは崩れ嬉しそうに顔を綻ばせ、 「 俺もうちょっとで終わるから、待っててください。 この前スイーツが美味しい個室の居酒屋、見つけたから行きましょう。 」 と耳打ちして片目をつぶりウィンクをするとデスクに戻り相手から受け取った資料を確認して。 少し歩くが、以前友人と行った評判のいい居酒屋に相手と行きたいと思っていたので丁度良いと気分は上々で仕事を終え。 鞄の中に忍ばせておいた今日渡したいものをちらりとみて確認し、待っている相手の元へと早足で向かい。 )






  • No.682 by 檜山 薫  2019-03-15 22:37:42 








… 給湯室の近くの椅子に座ってるから。仕事頑張れよ。(  会社なので相手のことを苗字で呼ぶように気を付けていたのに、当の相手は誘えば直ぐに表情は二人っきりの時のようになり。得意げにウィンクまでしてくるので、周りに見られないように相手の足を軽く叩き。それから相手が仕事を終えるまで自分が待っている場所を伝え、自分は相手の部署を後にして。給湯室の近くにソファがあるので、そこで座ってスマートフォンを弄りながら待ち。スイーツが美味しいという言葉を聞き逃すはずもなく、今から楽しみで仕方なくて。暫くすると相手が来たので会社を出て共に歩き始め。電車でも通勤できる為今日は車は会社に置いていくことに。会社を出て少し歩くと一つの居酒屋に着き。中に入ると個室に通されたので、ジャケットを脱いでネクタイを緩めてから椅子に座り 「 すげぇ腹減った 」と早速メニューを見始め。  )









  • No.683 by 三好 涼太  2019-03-15 23:19:22 







お待たせしましたー、 と、これ。 帰ってから食べてください。 ( 給湯室に向かうとソファに相手がいて、駆け足で向かいスマホを見ている相手の視界に腰をかがめ入り。 そして鞄の中に入れていた小さな箱を手渡すと、ホワイトデーだから、と付け加え。中にはマカロンが入っていて、店員に色々惚気話を聞いてもらいながら選んだもので、軽く手渡したものだが喜んでくれると嬉しいと思い。 地図を見つつその居酒屋に辿りつき、自分もジャケットを脱いで向かいの椅子に座り。 相手の手元にあるメニューを覗き込み、先日友人と食べて美味しかったものをいくつか指差して。 最後の方のスイーツのページには色々なケーキやパフェ、さらに特大サイズなんかもあって、相手の反応をうかがいつつ 「 普通のメニューも美味いっすけど、きっとスイーツも美味いっすよ。 個室だから、気にせず食べられるでしょ。 」 とテーブルに頬杖をつき微笑んで。 )






  • No.684 by 檜山 薫  2019-03-16 23:01:03 







… その、… これ、ありがと。(  メニューを見ている途中でぴたっと動きを止め、恥ずかしくてもごもごと上記を小声で話し始め。会社に居た時は周りに誰が見てるか分からなくて礼を言えなかったので、二人っきりになってからホワイトデーのお返しに対してのお礼を伝え。早く開けたいが、せっかくなので帰ってからのお楽しみにしようと思い。再びメニューを捲り、辿り着いたスイーツのページで釘付けになって再び動きが止まり。メニューは写真付きで載っており、どのスイーツもキラキラしていて美味しそうで。甘い物が好きということが周りに知られるのが恥ずかしくて、あまり人前で甘い物を食べることを好まないので個室を選んでくれる気遣いが本当に嬉しくて。自分としては最初からスイーツを食べてお酒を飲みたいが、取り敢えず店員さんを呼ぶと相手が美味しいと教えてくれた品を幾つか注文して、お酒が弱くて尚且つ甘いお酒しか飲めない自分はフルーツ類のカクテルを注文し。  )







  • No.685 by 三好 涼太  2019-03-16 23:30:12 







いーえ。 薫さんのくれたものとは比べ物にならないっすけど、‘ ありがとう ’ の気持ちは渡したつもりです。 ( 相手からの反応がなかったので、もうすこしちゃんとしたものがあるよかったのかなと不安に思っていたが杞憂で。相手から一ヶ月前にもらったもののお返しと、日々のお礼という気持ちが伝わればと微笑み。 「 ってか、飲みに誘ってくれるなんて思ってなかったっすよ。 めちゃくちゃ嬉しい。 温泉旅行も快諾してくれたし。 」 メニューを頼みつつ今回は自分もカクテルにしようかと強めのカクテルを注文し。 注文したものが届くまでお通しと水を口にしながら、相手からの誘いに先ほどから嬉しさでいっぱいだと言わんばかりに笑みを浮かべ。 相手と初めての旅行となると嬉しくて、泊まる部屋はどんなものなのだろうかとか、美味しいご飯だとか、浴衣姿の相手だとか、そんなことで頭はいっぱいで。 料理と酒が出てくると、 「 さっきスイーツ頼んでなかったっすけど、いいんすか?、 」 と店員が料理を並べている間に、あんなに嬉しそうに見ていたのに頼まなかったのを不思議に思い首を傾げ。 )







  • No.686 by 檜山 薫  2019-03-17 22:45:39 







旅行の予定も立てたいし、偶には酒でも飲みたくなったから誘っただけ。(  相手から温泉旅行に誘われたのが嬉しくて楽しみでソワソワしており、行くと決まれば早く予定を立てたくて柄でもなく相手を自ら飲みに誘い。勿論、温泉旅行が楽しみですとストレートに言える性格でもないので、楽しみにしていることを悟られないように淡々と話し。運ばれてきた料理は美味しそうだし盛り付け方や皿もお洒落で、見ているだけで満足してしまいそうで。相手の問に対して「 いや、好きな物とかは最後に食べたいタイプ。それと夕飯なんだし、最初からスイーツってのも変だろ 」と理由を説明しつつ、てきぱきと相手の分と自分の分を取り分け。グラス同士をくっ付けて乾杯をした後、甘い香りが漂うカクテルを一口飲み。甘い物好きな自分には丁度いい甘さで満足気な様子で。料理を食べてみると文句なしに美味しくて、これはスイーツも期待できそうだと思いつつ。  )








  • No.687 by 三好 涼太  2019-03-20 19:27:19 







ってことは最近飲んでないんすね。 よかったー、今日はたくさん酔っていいっすよ、俺が介抱してあげる。 ( 旅行の予定、と聞くとああそう言えばと自分から誘ったのに相手から飲みに誘われたのが嬉しくてそっちのけで。 一緒に予定を考えてくれるんだなぁとほっこりしつつ、相手がどうやら久しぶりに飲むようで、どこか安心していて、頬杖をつき、に、っと笑って見せ。 相手の酔っている姿をあまり他人に見せたくない、なんて典型的な嫉妬心は健在し。 とりわけようと手を伸ばすも相手がすでに手際よくやっていて、手を引っ込め任せ。 「 遠慮してないんなら良かった。 へー、俺は先に食べるなぁ。 ショートケーキの上の苺とか、一番最初に食べる。食べないと持ってかれてたんで。 」 取り分けてくれた料理をいただきます、と手を合わせ食べ始め、やはり外れていないと満足げに食べ進め。 相手とは正反対で、好きなものは最初に食べてしまうのは、きっと兄弟構成なのだろうか。そういう違いを知れるのも嬉しく思い嬉しそうに話し。 )






  • No.688 by 檜山 薫  2019-03-21 23:25:42 







最近は飲んでないけど … って、よかったって意味わかんねぇよ。あと、酔うつもりはないから。(  相手に言われて、そういえば酒は久しぶりだと気が付き。普通なら、酔うと面倒臭いし酔わないでほしいと言う所を、相手はよかっただとか酔っていいだとか歓迎しているようなので不思議に感じ。最後にそもそも酔うつもりはないと言い切り。「 なんつーか、お前の兄弟には会ったことないけど、苺を食べられて拗ねてるお前は直ぐに想像出来る。 俺の場合は上にとことん甘やかされてきたから、最後に食べる余裕があったのかもな 」相手との共通点を探すのも好きだが、自分との違いを発見するのも好きで。相手の話を聞いている間に簡単にその姿は想像出来てしまい、思わずクスッと笑い。一人だけ男の末っ子なので、姉達からはショートケーキの苺を取られるどころか寧ろ貰っていたことを思い出し。懐かしい話はお酒とよく合い、弱いくせに話す度にお酒は進み。  )








  • No.689 by 三好 涼太  2019-03-22 00:24:36 







酔っても大丈夫、ってことっすよー。 俺しか見てないから。 ところで旅行なんすけど、 ( 少し意味合いが違うが、相手が酔っても自分は酔っている相手を見られて役得な訳だし、相手は周りを機にするだろうけど個室だから問題ないしと色々含め大丈夫だと。 切り替えは早く、旅行の話に移り。運転は二人で交代でいいかとか、場所は箱根あたりだとか、料理も豪勢なようで旅館の名前を調べ画像を見せたりして、声を弾ませながら話を進め。 「 そうなんすよ!、姉貴もそうっすけど、弟もわがままで…基本俺が我慢してる感じ。 いいなぁ、薫さんのお姉さんたち、見てみたいかも。きっと薫さんに似て美人なんだろうな。 」 追加の料理や酒を頼みつつ、弾む話や相手の笑顔が見れ嬉しくて酒も進み。普段あまり見えない相手の甘やかされている姿見てみたい気持ちがあり、じーっと相手の顔を見つめそうぼやき。 )







  • No.690 by 檜山 薫  2019-03-22 22:46:07 







すげぇ料理美味そう。旅館も広くて綺麗だな。って、チケット用意してくれてありがと。ちゃんと半分出す。(  取り敢えず大丈夫だと伝えてくる相手を不思議そうというか怪しそうに見てから、あっそ、と素っ気ない返事を。自分達が泊まる旅館の写真を見ていると、旅行に行くという実感が湧いてきて楽しみで仕方なく。貰ったチケットとは知らないので、途中でチケットを用意してくれたことを思い出してお礼を述べ、料金はしっかり自分の分ぐらい払おうと思って財布を取り出し。「 我慢してんのは偉い。んじゃ、お前が一番上みたいな感覚なんだな。あー … そういえば、… これ、こっちが一番上でこっちがもう一人の姉貴。」男兄弟が羨ましいなんて呑気に思いつつ、酒を飲みながら話すたわいもないことが今は楽しくて。相手の面倒見が良い面はきっと兄弟構成故だろうと納得し。さも自分が美人という前庭で話すので、そこは否定したいが相手の言葉に文句を言っていたらきりがないと思い。そういえばと思い出してスマートフォンを出し、この前姉二人が旅行に行ったらしくて、その時に写真が送られていたので相手に見せ。自分と違って煌びやかというか派手な姉二人を恋人に紹介するのは、何となく擽ったい恥ずかしさがあり。  )








  • No.691 by 三好 涼太  2019-03-23 19:54:27 







んーん、必要ないっす。 これ、もらったやつなんで、気兼ねなく行けます。 んまぁ、もらわなくてもいこうとは思ってたんで、すげーいいタイミング。 ( 財布を取り出した相手の手を制止し、昼間もらったチケットを鞄から取り出し、相手に見せるとそこにはご招待の文字が。 ペアチケットとあるのが余計に恋人同士で行くもののように見え、嬉しさは増して。 「 えらい、っすか。 なんか言われたことないから照れますね。 …おー、すげー、系統違うけどやっぱ似てる。 綺麗なお姉さんたちですね。 んじゃ俺も見せますねー、 最近はこれ、ついこの前のやつ。 」 いつもしていた我慢は定常化していて特に億劫とも思っていなかったが、飾りなく褒められると嬉しくて頬をかき。 相手の見せてくれた写真には相手と似た顔立ちの、しかしパッと見で系統が異なるタイプの女性がうつっていて。相手と写真とで視線を動かし、目鼻立ちが似てい改めて綺麗な顔立ちとおもうがそれは口に出さず、写真に写る相手の姉を褒め。 相手が見せてくれたなら自分も、と画像を探すとついこの間3人で夕方から夜にかけての短い時間で行った遊園地での写真を何枚か見せ。 そこにはお揃いで買ったつけ耳を付けた写真が並んでいて。 )






  • No.692 by 檜山 薫  2019-03-23 23:18:54 







なら、チケットくれた人にお礼言わないとな。今度会ったら俺の代わりにお礼宜しく。(  相手と旅行に行く機会をくれたチケットの元の持ち主に本当は直接お礼を言いたいが、もしもその人が会社の人たちだったら下手に自分がお礼を直接言えないと思い。代わりに相手にはお礼を伝えてほしいと律儀に伝言を頼み。「 後輩だから忘れてたけど、お前って一応兄貴だもんな。… 似てる、のか?それこそ初めて言われた。って、お前のところは弟そっくりだな。お姉さんも可愛らしいし 」自分が照れることはあっても、相手が照れることは珍しいのでレアなものが見れたと満足し。兄弟の話を聞くと、普段は後輩なのでそこまで感じないが、そういえば相手は家族では兄だったということを思い出すと。姉と歩いているとカップルと間違われたこともあるので、似てると言われるのは新鮮で。そんなことよりも相手が見せてくれた写真の方が気になり。遊園地で耳を付けている恋人は勿論可愛いのは前提で、相手そっくりな弟が先ず目に留まり。相手と付き合っていることで自分がノンケということを忘れかけていたが、やはり女性を見ると素敵だと思い。素敵だと思えるのも、目の前にいる大好きな恋人に似ているからだろうと思い。  )








  • No.693 by 三好 涼太  2019-03-25 20:12:42 







会社の人なんで、うまく言っときますねー。 ( もちろん相手とお付き合いをしていることは相手のためにも一切口外していなく、家族や親しい友人には最近付き合いが悪いとかなんだとかで恋人がいる察しはつかれているようだが、口上は得意なので問題ないと。 「 そうっすよ?、一応兄貴だし、一応弟。 似てますよ、目元も、口元も。 恋人になる前なら多分似てないって言ってたと思います、近くで見たからわかる違いっつーか。 」 世話焼きな時もあれば甘えたい時もありな真ん中で、兄貴と他人から言われるのはなんだか久しぶりなきがして照れくさく。 自慢気に自分の鼻に指をさせばにんまりとした笑顔を見せ。 ぱっと見ただけでは相手と相手の姉は似ているとは思わなく、至近距離で見たことがあるからこそで、似ている部分である、自分の口の端をトントンと指先で叩き。 「 こいつすげーモテるんすよ、遊園地行った時も同じ学校の女の子たちがいてキャーキャー言われてて。 姉貴みたいな系統の女の子、好きっすか?、 」 弟のことを言われるとこの写真の時のことを思い出し楽しそうに話し。姉を可愛らしいと言ったのを聞き逃さず、ニィッと口角をあげながら相手のタイプの女性はこんな感じなのかと興味が湧き。 )






  • No.694 by 檜山 薫  2019-03-26 20:34:46 








お前も兄ちゃんとか兄貴って呼ばれてんだよな。… うわ、すげぇ得意げな顔。(  弟から少しでも兄として扱われている相手の姿を想像すると、普段自分の前ではカッコイイ恋人ではあるが大型犬の様でもあるし弟の様でもあるので、違和感があってクスッと笑い。自分のことを確りと見てくれていることが分かると照れくさく感じ。照れ隠しも込めて、得意げな様子の相手の頬をむにと摘み。「 人懐っこそうで顔もカッコよくて、そりゃモテるよな。… なんで恋人の前で好みの女性のタイプを言わないといけねぇんだよ 」楽しそうに話す相手の話に酒を飲みながら相槌を打ち。楽しそうに弟の話をするので、弟思いで素敵な兄なのだろうと思うと何だか和み。再び写真を見ると、これはモテるのも当たり前だと思い。相手と出会う前は女性が好きで、けど今は男性である相手と付き合っているので、きっと自分は恋愛する上で性別は特に関係ないのだろう。故に好きな女性のタイプはあるが、恋人の前で話すのは恥ずかしくて。逃げるように酒をぐびっと飲み切り、追加で先程よりもアルコール度数が高めの酒を注文し。  )









  • No.695 by 三好 涼太  2019-03-28 23:53:10 








そう、兄ちゃんって呼ばれる。 んん、仕返し、…っはは、かわいい、薫さんのこんな顔俺しか知らなかったらなぁ。 ( 姉も弟も小さい頃から仲がいいので兄弟の話は嬉しそうに話し。 これまた得意気な顔でいると、頬を摘まれ呂律が回らず、片頬をやられたので両手を伸ばし相手の頬もむにむにと。いつも相手は自分と正反対の締まった表情でいるので、頬をつまんだ時の顔なんてそうそう見れるものじゃないので笑いつつ堪能し。 この表情を見るのも恋人の特権であって欲しいと願ってしまい。 「 そ、前に高校の学祭行った時なんか人気で人気で。 えー、いいじゃないっすか、減るもんじゃないんだし。 それはそれ、これはこれ。 …ってペース早いっすよ、介抱しますけど程々にしてください、 」 弟のことを話す時は心底楽しそうに口元に手を当てながら笑みを浮かべ話し。好みのタイプはないと否定はしないということはあるだろうと結論に至り、気になって前のめりになり問い詰め。 すると酒の量が一気に減り、だんだんとペースが上がって来ているようでその手元を見ながら小言こぼし。 )







  • No.696 by 檜山 薫  2019-03-29 23:06:26 







… これもお前の中では可愛いのかよ。俺にこんな顔させんのお前しかいないから。(  相手の頬を摘んでいたのを離したら、今度は自分が両頬を摘まれてしまい。不可抗力で締まりのない表情になってしまったが、目だけは不満ですと訴え。こんな時でも相手は当たり前のように可愛いと言ってくるので、相変わらず相手の可愛いの基準は分からないと思い。自分の頬を摘んでくる人なんて相手ぐらいなもの。なので自然と相手の望む通り、相手しかしらない表情で。「 … 本当に兄弟で仲良いんだな。… お前に介抱される程酔わねぇから大丈夫、 」相手の姉や弟の話をしている時の相手はとても楽しそうなので、聞いているこちらまで楽しくなり。そんな相手を見ていると微笑ましく感じ、兄弟を大切にしている面は好感度も上がり。元から酒が弱いだけで、飲むこと自体は大好きで。なので一度ペースが上がると止まらなく。大丈夫と言いつつも、普段よりもぽっと頬は少し赤みを帯び、いつも引き締まった表情は若干柔らかくなりつつあり。  )








  • No.697 by 三好 涼太  2019-03-30 00:21:59 







ッ…、…全部かわいい。というか、全部かわいがりたい。 たくさんかわいいとこみて、そんでそれを独り占めしたい。 ( 不満を訴える目で見られると手の力を緩めるが、自分しかいない、という言葉が刺さりわなわなと唇を震えさせ耐えきれなくなり頭を垂れて悶え。こんなにもすぐに願望が叶ってしまうなんていいのだろうかとか思いつつ、摘んでいる指を離し代わりに両手で頬を包み込み、垂れた頭を半分ほどあげ下から視線を合わせ口を開くと、願望というより欲求が口から溢れ出て。 「 自慢の姉と弟っす。 薫さんは仲良いんすか?、 知りませんよー、酔ってる時に襲われても。男はみんな狼っすからね。 」 仲良いと言われるとしっかりと頷き自慢気に笑い。相手は相手の姉とどういう関係なのか気になり。 酒を飲んでいる人の大丈夫は信憑性にかけると持論があるので、肩を竦めてから自分の分の酒を頼み。料理もからの皿が多くなって来て、デザートを頼むであろう相手にメニューを手渡して。 )







  • No.698 by 檜山 薫  2019-03-30 23:27:09 







… やっぱりお前の言ってるのことは俺には理解出来ねぇよ。けど、素直なのは嫌いじゃない。(  かわいいと言われたかと思えば、勝手に相手は項垂れるので、心境も知らない自分は相手が理解出来ず。唯一分かることは、先程から相手が言っている願望は本音ということ。相変わらず釣れない言葉を並べるが、最後は自分なりに相手の素直なところが好きだと、あまりにも遠回しすぎる言い方をして。「 カップル限定のスイーツメニューとかあるから、そん時は彼女のフリしてって頼んで一緒に行くことはある。んまぁ、仲良いんじゃねぇの?つーか俺に対してはブラコンって言うのか?そういう感じ 」女、女と来て漸く生まれた男で、しかも末っ子ということもあって姉二人からも母親からも幼い頃から溺愛されてきており。一方的なブラコンなので、それが仲がいいと言っていいのか分からなくて何故か疑問形になり。ぐびぐびとお酒を飲み、相手の言葉も入っている様子ではなく。直ぐに店員さんを呼ぶと、アイスクリームやプリンからミニパフェまで色々な種類のデザートをまとめて注文し。勿論追加で先程から同じ酒を注文して。出来上がりつつあり、既にぽやぽやとした様子で 「 狼か、」と相手の言葉に緩く返し。  )








  • No.699 by 三好 涼太  2019-04-01 23:27:26 







嫌いじゃない、ね。 “ 素直なとこが好き ” とか言ってくださいよ、 んまぁ好きって言わせたいだけだけど。 ( 嫌いじゃないということは受け入れられているということだし、どうせなら好きと言わせたいと欲丸出しで、素直にも口に出すとくしゃりと笑みを浮かべると肩を竦め。 「 へー、カップル限定、ね。 ブラコンなお姉さんに囲まれる薫さん見てみたいっす。 …薫さん、出来上がってんじゃないっすか。もー、一緒にいるのが俺でよかったっすね。 それ食べ終わったら帰りますよ、家まで送りますから。 …旅行の話はまた今度かな、 」 カップル限定というのはきっと男女のという暗黙の了解なのだろう、自分じゃ役に立たないことを察すると一瞬視線を落とし、それに気づかれないように、すぐに視線を戻して話を続け。 気付けば空のグラスが並んでいて、自分より多くはないがかなり飲んでいることに気付くと新しくきた酒を自分の方に寄せこれ以上飲ませないようにし。相手が食後のデザートを食べている間にぱっぱと会計をすませると、帰る支度をしつつ、できればしたかった旅行の話はまた次の機会かなと苦笑して。 )






  • No.700 by 檜山 薫  2019-04-02 22:25:59 







お前、付き合いたての頃より我儘で図々しくなってる。懐かれてるって解釈でいいよな?(  今も好きって言ってほしい等、前に比べて相手は我儘というか素直になっている気がして。それに対して嫌とも思ってなく、寧ろ素直になる程自分といるのが当たり前になってきているのではないかと思うと嬉しく感じ。そんな気持ちは言葉にしなくても自然と表情に出ており。「 … お前みたいな人懐っこいのなら、直ぐに気に入られると思うけど。… まだ完全に酔ってない。また近いうちに旅行の話のために飲みに行くか。今度は絶対に酒飲まねぇ 」相手の反応を見て、やはりカップル等の言葉は言わない方がよかったかと言った後に後悔し。ここで謝っても変な空気になるだけだと思って、敢えてスルーを。相手の人懐っこい性格なら姉達も喜んで可愛がるだろうと思い。店員さんが運んでくれたスイーツに直ぐに食べ始め、酔っているからか普段よりも穏やかな表情で、美味い、と幸せそうに一言漏らし。ぱくぱくと飽きずに甘い物を食べながら、酔っていると言ってもまだ大丈夫だと言い張り。然し呂律は少し覚束無くなっていて。いつも自分ばかり酔っているのは情けないので、近いうちに再び相手と飲みに来て、今度は自分は一滴も飲まないと宣言し。そんなことをぶつぶつ言っている間に、あっという間にデザートを綺麗に完食して、満足そうに、ごちそうさまでしたと。  )








  • No.701 by 三好 涼太  2019-04-04 20:49:40 







そういう解釈してくれるなんて、もしかして俺の都合よく考える癖が移りました?、 ま、都合とかそういうんじゃなく懐いてますよ、当たり前じゃないっすか。 ( 相手が言うまでもなく自分は相手に懐いていて、それは今も前も変わらないが度合いは前以上で。 懐く、というより甘えているの方が近く、自分の素をかなり出していて。表情を見ると懐かれることを嫌がる様子はなく、むしろこれは嬉しい時の表情だとわかると自分の表情も同じようになっていくのを感じ。 「 そうだといいんすけど。 そうですね、色々調べときますよ。 はいはい、帰りますよー。 ほら、捕まって。 」 相手のスイーツを頬張る姿をじーっと眺め、今日の仕事の疲れもほぼ吹き飛び。酔いが回ってるなあと思いつつ相手の荷物を持ち、まだ歩けるぐらいだろうから腰に腕を回して引き寄せ、密着しながら店を後にし。 タクシーを呼んで相手の家まで送り、もらった鍵で扉を開けベッドまでついていき。 ネクタイを取ってやったりコートをハンガーにかけたりと手慣れた様子で。 冷蔵庫から水を持ってくると、飲めますか?、とキャップを開け渡し。 )






  • No.702 by 檜山 薫  2019-04-04 23:22:37 







… そうだな。お前の変な所が似たのかもしれねぇな。(  そもそも自分達の関係も、自分の遠回しの相手への返事に相手が都合よく捉えてくれたことが始まり。相手の都合よく捉える癖には何だかんだ言ってお世話になっているが、変な所と言って態と少し嫌そうに上記を。勿論直ぐに、嘘、と一言訂正し。「 … 一人でも立てるし歩ける。あと、今度は絶対に俺がお前を介抱する 」酔っ払いの見栄で一人で立てるだの歩けるだの言うが、いざ立ってみると字面がふにゃりとして相手に緩くもたれ掛かり。極端にお酒に弱い自分が毎回毎回酔っているので、先輩としても恋人としても恥ずかしく感じていて。タクシーに乗り込むまでの間、早速今度飲みに行くことを考えて、相手の介抱をする宣言を。タクシーに乗ってから家に着くまでは案外大人しく、その流れで相手に連れられるままベッドに腰掛け。お礼を言って水を受け取ると数口飲んでからベッドに寝転び。この前飲みに行った時も自分が酔ってしまったし、相手に迷惑をかけて申し訳ないという気持ちが大きく。寝返りを打って相手が居る方を向き 「 … 予定も立てらんねぇし、挙句の果てに酔うし、迷惑かけてごめんな 」と謝り。  )








  • No.703 by 三好 涼太  2019-04-06 00:41:54 







っはは、こんな風に打ち解けられるなんて、前の自分なら想像もできなかったっすよ。 ( 嫌そうな表情は嘘と言う相手の言葉通り作った表情のようで、それが昔の自分であったらその表情だけで一喜一憂していたし、今ではすっかり理解できるようになり過ごした時間が物語っていて。 前の自分の反応を想像すると微苦笑を浮かべ。 「 はいはい、頼れる時は頼ってくださいよ。 二人だったら俺より先に酔っちゃうくせに。 …んじゃ、俺が酔わされて帰れなくなったらお願いしますね。 」 一人で歩けるにこしたことはないのだが、そうは見えず、どっちにしろ自分がいるときは遠慮なく頼ってくれればいいと。火照った相手の頬を指の背で撫で、相手の固い意志を尊重し。相手と二人で飲みに行けばペースも違うし、相手にでも他の誰かにでも酔わされた時は介抱を頼み。 「 そのかわり俺のわがまま聞いてくれりゃいいですよ、 ほらそっち詰めて。 」 いかにも申し訳ないといった表情の相手を見ると、そんなことは微塵も迷惑と思ってないので、図々しくも同じベッドに寝転ぶと幅を取らないよう体を横にし。 )







  • No.704 by 檜山 薫  2019-04-06 23:18:31 







お前が酔わされたら電話しろ。直ぐに迎えに行く。(  二人で飲みに行って同じペースで酒を飲めば自分が先に酔うことは当たり前なので、どうしても酔った相手が見たい自分は他の人に頼るしかなく。酔った相手か他の人に迷惑をかけないように直ぐに迎えに行くのは勿論だが、ただ単に酔った相手が見たいが為に直ぐに迎えに行くと。「 … 我儘っつーか、お前これはいつも通りだろ 」相手の言葉通り詰めると、相手の顔が近くなったので不意にもドキッとしてしまい。酔いやすい体質で酒は少量で酔ってしまうので臭くはないと思うが、一応恋人の前なのでそういう所は気になり。どんな無茶な我儘が来るのかと思えば、今のところ普段の相手と何一つ変わらなく、前までの自分なら恥ずかしくて黙り込むなりしてたが、自分に変な耐久性がついてしまったと改めて感じ。  )









  • No.705 by 三好 涼太  2019-04-07 00:39:45 








頼り甲斐あるなぁ、かっこいいや。 ( 迎えに来てくれると即答で、なんだか惚れ惚れするぐらいまっすぐな様子に脱帽し。 いつもより男らしさが見え、素直に感想を告げ。 「 そうでしたっけ?、 てかそっちよりすぎ、…ん、これでよし、…薫さんとのキスはいつも甘い。 」 自分に迷惑とか気にして暗い顔になってしまうのはもったいない気がして、わがままを交換条件に出すも相手からの真っ向な指摘に、へらりと笑って流して。 少し自分と相手の間に距離があるように感じたので近付いて腕を回し密着すると満足げに息を吐き。 そしておやすみの口付けを、と軽く口付けをすると、先ほど大量に食べていたからかその口付けは甘く。 おやすみなさい、と告げ目を閉じると、酒が丁度いい具合に入っているからか睡魔はすぐに眠りを誘い。__次の日の朝、ふと目が覚めると今日の仕事はほぼ出先でのもので、一旦家に帰るにはいい具合の時間で、まだ隣で寝ている相手を起こさないように起き、荷物をまとめてから寝顔を眺め。 小声で行ってきます、と言った後頬に口付けをして、早く出る理由と、 “ 旅行の話、今週は夜空いてるんでいつでも誘ってください。 ” と置き手紙を残し出て行き。 )







  • No.706 by 檜山 薫  2019-04-07 22:55:53 







… 俺が誘うのかよ、(  普段通りのアラームで目が覚めると、掛け布団はあまり温もりを感じなく。確か昨晩はいつも通り酔ってしまったので相手に家まで連れて来てもらい、向かい合って寝ていたはず。少し痛む頭は気にせずに相手を探す為に起き上がると、キョロキョロと辺りを見渡し。すると、ふと手紙が目に留まり。行ってらっしゃい、行ってきます、が言い合えないのは少し寂しく感じたが、仕事ならば仕方ないと思い。誘ってくださいと完全に誘われ待ちな様な文書に対して上記をぽつりと呟き、自分しか居ないので何も気にせずにクスッと笑い。ぐーっと伸びをしてから身支度を済ませて出勤し、何てない日常を淡々と過ごし。相手と飲みに行ってから数日後に 『 お疲れ様。明日の夜に予定立てる為に飲みに行きませんか。俺は飲まないけど 』と随分と意思の硬いメッセージを送り。  )









  • No.707 by 三好 涼太  2019-04-08 00:05:38 







…!、きた、…意志固いな。 了解です、っと… ( 引っ越しの準備は進んでいるが忙しくまだ荷物がまとまっておらず、朝の挨拶を交わすのが恋しくなって。 誘ってくださいと言ってしまった手前、自分から誘うのは、と数日意地を張っていたが無事相手から誘われてほっとし。 メッセージも相手らしく、くす、と表情を綻ばせ、返信をし。 次の日、今日は飲みだなぁなんて浮れていると朝っぱらから仕事でミスをし上司にこっ酷く叱られ。 後処理はなんとか定時に終わったものの、これは本当に酒を飲んでなくてはやっていられなく、明日は休日だしたくさん飲めるし相手は恋人だし、しかも楽しい旅行の話もするしで飲み自体は大いに楽しみにしていて。 相手の部署まで迎えに行くと、相手の姿を探し目を合わせ手を振って。 「 近くのよく行く店でいいっすか?、 」 会社を出て店の方向を指差しつつ問いかけ。 )







  • No.708 by 檜山 薫  2019-04-08 23:07:07 







んじゃ、そこ行くか。(  相手と飲みに行くのが楽しみで、今日はいつもに比べて仕事もやる気が出て。そのお陰で午前も午後も着々と仕事は進み。漸く定時になって丁度帰りの支度をしていると相手が部署まで迎えに来てくれ。メガネをケースに入れつつ相手と目を合わせるが、こちらかは恥ずかしいので手は振らず。支度も終わらせて会社を出ると、歩きながら上記を述べ。何処と無く相手が疲れている様に見え、お疲れ様、とだけ一言。そんな些細な変化も少しではあるが気が付けるようになっており。少し歩くと個室の居酒屋に着き、個室に通されると相手の向かい側に座って、メニューを見ながら適当に料理を注文し 「 … あー、あとりんごジュース一つ、」と本気で今日は酒を飲まないつもりなので、少し恥ずかしそうにしながらソフトドリンクを頼み。  )








  • No.709 by 三好 涼太  2019-04-09 11:37:18 






ありがとうございます。 っふは、 りんごジュース。本当に飲まないんすね。 ( 相手の労いの言葉に今日ようやく力の抜けた表情を浮かべ礼を告げ。 相手が頼んだのはソフトドリンクで、先日から言っているように自分だけを酔わせたいが為とわかると口元を手の甲で抑えながら、そんなところも可愛くて仕方がないと言ったように笑い。自分は今日の疲れもあり飲む気は満々で生ビールをジョッキで頼み。 ぱたんとメニューを閉じると、そうだ、と早めに始めるのがいいかとスマホを取り出し、この数日でリサーチしておいたものを相手に見えるように置き。 「 ここがホテルなんすよねー、 なんと部屋に露天風呂ついてるんすよ!、 夕飯とか部屋にくるし。 外は観光地だし、中は中で結構充実して遊べるみたいだし。 」 少し体を乗り出して話を進め。途中テーブルに料理が並び、乾杯と告げグラスを合わせるとぐいーっと一思いにグラスをあおり、口を離すと低い声で一思いに息を吐いて。 生き返るー、なんて言いながらまた多めの一口を飲んでから旅行の話に戻り。 )







  • No.710 by 檜山 薫  2019-04-09 23:05:02 







っ、うっせ、笑いな。今日は俺が介抱する番って決めてんだよ。(  小馬鹿にしたような笑い方ではない類だが、笑われると恥ずかしいこともあって悪態をつき。相手と約束した訳でもないのに、自分の意思で介抱する番と決めたことを貫き通すつもりで。然し隣で美味しそうに麦酒を飲んでいる姿を見ると、やはりアルコールを欲してきて。それを誤魔化すようにりんごジュースをちまちまと飲み。相手が旅行の説明をしてくれるので、相槌を打ちながら話を聞き。実際に泊まる旅館を見せてもらったり、相手が調べてきてくれたことを聞いていると、恋人と旅行に行けるということが実感してきて。遠足前の小学生みたいに楽しみで胸はドキドキするし、想像しただけで楽しくて当日が待ち遠しく。普段なら嬉しい楽しい等の感情を敢えて言葉に表さないが、今は相手にこの感情を伝えたいほど楽しみで仕方なくて「 … なんつーか、旅行行くって実感が湧いてきて、すげぇ楽しみになってきた 」と柄でもなく素直な気持ちを言葉にして。  )









  • No.711 by 三好 涼太  2019-04-10 23:31:13 







へぇ、んじゃ耐えてくださいね、俺が飲んでる間も。 ( 挑戦するような笑みを浮かべ眉を吊り上げると、くくくと笑みを零しながら早めのペースで次々に酒を頼み。 疲れもあってか体が酒を欲しているし、疲れのせいで酔いの回りも早いからかだんだん目の下と頬のあたりがほんのり赤く染まってきていて。思っていたより早く酔いが回ってきて、喋る声のトーンもいつものハイテンションと違い低く、動きも鈍くなってきていて。 「 俺も。 んじゃ、荷物旅館に置いたらロープウェイとかで散策して、そんで帰ってきていちゃいちゃタイムっすね。次の日はお土産探して帰る、これでいいっすか?、 」 相手の素直な言葉に心底嬉しそうにくしゃりと表情を崩し同意して。 一泊二日の大体のスケジュールをまとめ相手に確認をとり。 )







  • No.712 by 檜山 薫  2019-04-11 23:11:50 







… ペース早すぎだろ。俺だったらもう既に酔い潰れてると思う。(  相手の言葉を気にしないフリをしつつ、美味しそうに酒を飲む相手を眉間に皺を寄せながら見て。既に酒に弱い自分なら酔い潰れているだろうという所まで来ると、漸く相手も少しは酔いが来たのか普段の様子とは何だか違う様に感じ。相手が自ら酔うと面倒くさくなると言っていたことを覚えてなく、そういえば相手は酔うとどうなるタイプだっただろうかとぼんやり考えたりして。「 いちゃいちゃタイムってお前 … 。まぁ、その計画で俺も賛成。色々と調べてくれてありがと。 」前もって色々と調べてくれ、予定まで立ててくれる所は恋人力と言うべきか、彼氏力が高くて信頼でき。然しいちゃいちゃタイム等を言うところは相変わらず相手らしいと思いつつ。勿論文句なんてないので賛成した後に、調べてきてくれたことに対しては確りとお礼を伝え。  )








  • No.713 by 三好 涼太  2019-04-12 20:59:17 







んー?、 そりゃあ、薫さんより強いし。 …んなに物欲しげに見ても、あげませんよ?、 我慢。 ( へらりと笑う顔も酒が回って来ていると一目でわかるくらい締まりがなく、スキンシップが増えるとの宣言通り、机の下で相手と足を絡ませて。まだ理性の残る中ではあるが、酒が入ると人肌恋しくなるのかすりすりと足を寄せ。自分の手元の酒を物欲しげに見る相手の視線を捉えると、にぃっと口角を上げて意地悪な笑みを浮かべ。その言葉は酒気を帯びているせいかいつもより幾分か色気のあるもので。 最初はビールだったが強めのカクテル、ウィスキーとグラスは小さくなるもののどんどん飲み進め、突っ伏しはしないものの重い頭をくったりとさせ潤んだ目で相手をじぃっと見つめ。 「 俺らしいっしょ。 いーえ、それじゃ次の週末。 」 相手のお気に召したようで安堵の息を吐き。 いちゃいちゃタイムも含めて賛同してくれていると解釈し当日はめちゃくちゃいちゃこらしてやろうと。 )







  • No.714 by 檜山 薫  2019-04-13 22:31:30 







別に欲しくねぇよ。… つーか、足癖悪すぎ。(  目の前で美味しそうに酒を飲んでいる人がいるので、自分も飲みたくなってなくるのは自然なことで。ついつい見てしまっていると相手に言い当てられたので少し悔しく。強がった後に自分のソフトドリンクをぐびっと飲み。表情は緩々だし、かと思えば声は艶を帯びているし、足を絡ませてくるし、相手が酔っていることは直ぐに分かり。絡ませてくる足は基本的にされるがままの状態にしつつも、時折爪先で相手の脛辺りをつついてみたりして、それなりにちょっかいをかけ。気が付けば自分のソフトドリンクも二杯飲んでおり、その間にも相手は飲んでいるので完全に出来上がっているように見え。いつ突っ伏すのかと、こくこくとなる首を見ていると、見つめられている視線を感じ。その視線の主は当たり前だが一人しか居なくて。そんなに見つめてどうしたのだろうかと思い、ん?、と軽く問いかけ。  )









  • No.715 by 三好 涼太  2019-04-15 19:09:05 







うそ、欲しそうな顔してるし。 ほーら、お酒、 ってあれ、空じゃん。 追加ー、 ( 腕を伸ばして相手の頬を遠慮なくツンツンしまくりながら煽り、せっかくならと差し出したグラスはも氷しか残っておらず、メニューを見ながら次の酒を注文し。次の酒が届くと先程相手が欲しそうにしていたことも忘れ、酔っている状態がふわふわして気持ちいいのか小刻みに頭が揺れていて。 「 日に日に好きになってくんですよ、疲れてんのに、吹き飛ぶくらい…大きくなりすぎて抑えきれない、くらい好き、 」 とまた自分の中の相手への愛を脈絡もなく語り始めるも船を漕ぎ始め。 眠気にだんだん抗えなくなるが、ぶつぶつ愛を呟く途中で、トイレ、と立ちあがり個室を出ようとするが、図体の大きさを考えていなかったのかゴン、と鴨居に頭をぶつけ。 いたたた、と言いながらそのままよろよろと廊下を歩き用を足し、帰って来た頃には少し額が腫れていて。 )






  • No.716 by 檜山 薫  2019-04-16 07:50:49 







… ほんと、お前狡いよな。(  相手の煽りにむっとしながら耐え、酔うと面倒くさくなるタイプかと思っていると、急に大好きだの言われて不意にもドキドキと鼓動は高鳴り。普段から言葉にしてくれているが、酔った時の本音でも好きと言ってくれるのは正直本当に嬉しくて。酔っていない自分まで恥ずかしくて頬は少し染まり。相手と付き合ってから一度も不安になったことがないのは、相手のこういう素直に直球で想いを伝えてくれるからだろうと思い。一人幸せな気持ちに浸っていると鈍い音が聞こえたので目線を上にすると、額をぶつけていたので思わずクスッと笑い。酔っ払いを一人で行かせるのは危ないと思いついて行こうとするが、そのまま行ってしまったので自分は大人しく待ち。帰ってきた相手の額を見るなり再びクスッと笑い「 … お前、ここ。腫れてるし痛いだろ。今の飲み終わったら、そろそろ帰るか? 」と少し手を伸ばして相手の額に触れると、軽くぽんぽんと叩き。誰がどう見ても酔っているし、これ以上怪我されても困るので帰るかと問いかけて。  )








  • No.717 by 三好 涼太  2019-04-17 00:01:14 







んー、よくある。 けどちょっと痛い。 …帰る?、 あ、そうだ、薫さんが介抱する番だ。 ( 背が高いためああいう低い物にはぶつかることはよくあるし、扉等なら素面だと避けるのだが、酔っていると判別付かずよくぶつけていて。 慣れはするが通れるものと思ってぶつけるのでそれなりに痛みはあり、うう、と痛がる様子を見せ。 相手のとなりに腰掛けると帰るかと言われもう解散なのかと一瞬悲しげな表情をするも、この飲み自体相手が介抱してくれるものだったことを思い出すと、嬉しそうににんまりと笑い首元にはなをすり寄せると犬のように甘え。 )







  • No.718 by 檜山 薫  2019-04-17 22:52:43 







帰ったら取り敢えず冷やすか。一応俺がいるけど、お前の方がデカくて力もあんだから、帰りも怪我しないように気を付けろよ。(  額にたんこぶがあるなんて情けない恋人の姿を他の人に見せるわけにはいかないし、何よりも相手が痛いと言うのなら少しでも痛みが和らいでほしいので、出来る限りの対処をしようと思い。そんなことを考えていると嬉しそうに首元に擦り寄ってくるので擽ったく。どうせ相手も酔っていて記憶はないだろうと思い、顎の下を撫でてみたりして珍しく構いながら、自分よりも背が高い相手を無事に家まで送り届けられるだろうかと不安があるので酔っ払い相手にも一応気を付けるようにと。相手と自分の荷物を持つと肩に腕を回させて会計を済ましてタクシーを広い。自宅ではなく相手の家に行き 「 お邪魔します 」と一声かけてから家に入り。取り敢えず相手をベッドに座らせ、冷凍庫を拝借して袋に氷を詰め、タオルで巻いて簡単な冷却材代わりを作ると相手に渡し「 痛くねえ ? 水飲みたいとか、何かあれば言えよ 」と。  )









  • No.719 by 三好 涼太  2019-04-17 23:20:25 







はぁい、…へへ、 ( 酔っているためか恋人である相手の言う事には従順で、締まりのない顏で緩い返事をし。 顎の下を撫でられると人でも、というより恋人に触れられることが心地いいからか嬉しそうに撫でられ。 ふらふらと千鳥足で相手の隣を歩き、うつらうつらとしている間に自宅の扉を通っていて。 お邪魔しますと声が聞こえると、どうぞー、なんて軽い返事をしながらいつもよりゆっくりと靴を脱ぎ。 ベッドに腰掛けると少し息苦しさを感じたのかネクタイを雑に緩め。 相手から受け取った冷却材を額に当てると、酔っている頭にもひんやり心地いいのか安堵の息を深く吐いて。 「 薫さんさえいればそれでいい。 」 何かあればと言われると迷うことなく目の前の相手を見上げ微笑んで告げ。軽く相手の腕を引くと膝の上に横向きに座らせ、密着しすりすりと酔って熱を持った顔をすり寄せながら軽い口付けを繰り返し。 )






  • No.720 by 檜山 薫  2019-04-18 23:05:14 







俺だけいれば、か。… ありがとな。( 自分をリードしてくれるカッコイイ相手も大好きだが、今のように上目遣い気味の年下らしく可愛らしい相手も大好きで。酔ったからこそ聞ける本音で、自分のことを真っ直ぐ求めてくれるので幸せで心は温かく。どうせ明日には相手もこれだけ酔っているので記憶もないだろうと油断して、滅多に見せない穏やかな表情で、擦り寄ってくる相手の頭を優しく撫で。その後に自分から優しく口付けをすると立ち上がり 「 シャワー借りる。酔っ払いはもう寝ろよ 」と。ぽんぽんと優しく肩を叩いて押し倒す程ではないが寝転ばせ、掛け布団を確りと掛けてやり。酔っ払いを風呂に入れるわけにはいかないので、一先ず自分はシャワーを借りる為に風呂場へ行き、必要最低限のことを済ませて数十分で直ぐに出てきて。相手も大人しく寝ただろうかと確認するために、そーっとベッドに近付き。  )









  • No.721 by 三好 涼太  2019-04-21 00:11:19 







酔ってないっすよー…、 ( 体が熱く、頭もぼーっとしていて酔っ払って吐き気もなく心地のいい具合で酔ってないつもりでいて。 ふらりと体が横に倒れ、気付けば相手の手によって布団の中にいて。 相手の言うことは聞き取れていて、唇にも感覚は残っていて。まだ側にいて欲しくて伸ばした手は空を切り、くったりとベッドの外側に出て。 冷たくなる手の先とは逆に着たままのスーツが息苦しく暑くなって来たので、シャツとスラックスを雑に脱ぎ捨てるとまた布団に潜り。 夢うつつの中足尾が聞こえると、 「 一緒に寝てくれんの?、 」 と布団の中から手を出し相手の手を握って。 酔っていると敬語が抜け一段と生意気な口ぶりになり。 )







  • No.722 by 檜山 薫  2019-04-21 23:25:43 








生意気な奴。… って、いつの間に服脱いだんだよ。( 相手のパジャマを勝手に拝借したので、明日お礼を言おうだとか、少しパジャマが大きいだとか呑気に考えていると、寝てるかと思ってた相手に急に手を掴まれたので情けなく驚き。元から相手は慣れてくれていると言えば聞こえはいいが、生意気と感じる面も多々あり。それが嫌なわけではないが、酔いすぎだといい意味で呆れつつ上記をぽつり。泊まりだと毎回一緒に寝ている為、一緒に寝ること自体は全く抵抗がなく。布団の中に入ってみると素肌が当たる面積が広いことに気が付き。ふとベッドの傍を見てみると脱ぎ捨てられたスーツがあるので納得し。これまた呆れつつ何時脱いだのかと独り言のように呟き。冷静になってくると、普段よりも肌とが触れ合うことに対して緊張し始め。  )








  • No.723 by 三好 涼太  2019-04-21 23:51:50 







あつかった。 …ね、薫さん、好き、 ( きっと二人で密着して寝たらもっと暑くなるはずなのに、それでも相手が好きという感情の方が上なのか、布団の中に来てくれた相手を素面の時とは少し違う、その好きという感情を押し付けるように強く抱きしめ。 ひとしきり抱きしめると疲れたのかその力は抜け、それでもなお離れたくないのか腰はがっちり抱き寄せたままで。足も絡め、できうる限りの密着をし、火照った頭の中は相手のことしか考えておらず、好きだと何度も呟きながら啄むような口付けを繰り返し。普段外で抑えている分酒を飲んでいるからか抑えは効かず、舌も滑り込ませて。 )







  • No.724 by 檜山 薫  2019-04-22 23:07:15 







… ッ、は … すげぇ酒の味、( 暑いなんて言いつつも身体はいつも以上に密着しており、布団の中でくっ付いているので、じんわりと少しだけ汗が滲んできて。ここに来てやっと相手が酔うとスキンシップが激しくなるだの言っていたことを思い出し。ここまで懐いてくるのも仕方ないことかと思っており、完全に油断していたので簡単に舌の侵入を許してしまい。息苦しくなって一旦離れたいのに、抱き寄せられている所為でビクともせず。口付けに応じる、と言うよりも相手にされるがままの状態で。漸く離れると、額には薄らと汗が滲んで耳も真っ赤で全く余裕はないくせに、自分の悪い癖でついつい強がってしまい上記を。  )








  • No.725 by 三好 涼太  2019-04-23 11:16:47 








はー、…苦しー…、お裾分けですよー、ほんとーに、一口も飲んでないんですもん、えらいですねー。 ( 夢中になって口付けをしていると自分が息継ぎをするのを忘れていて、離れると、ぷは、と満足げに息を吐き。苦しい、なんて言いながら表情は至極幸せそうで。 長い口付けをし終わっても離れることはなく、しきりにすりすりと頬を寄せて。酒の味、なんて呟く相手にふにゃりと微笑んで、相手が我慢していたのをぼんやり思い出すとぽんぽんと頭を撫で。 が、その手を止めるとずりずりと下にずれ、今度は相手の胸元に顔を埋め抱きつき。 「 …俺もえらいんですよー…仕事頑張ったー… 」 とぼやき。 )






  • No.726 by 檜山 薫  2019-04-23 23:10:47 







… お前、自由すぎ。えらいですねーって絶対に少し馬鹿にしてるだろ。( 急に深く口付けをしてきたと思ったら頭を撫でて褒めてきたり、相手の予測できない自由さにため息混じりで上記をぽつり。今度は何をしてくるのだろうかと構えていると、子供のように抱きついてきたので苦笑いするしかなく。相手の言葉もそうだが、今日の飲むスピードといい、仕事で何かあったのだろうかと察し。どうせ酔いも冷めて明日になったら、今日の出来事なんて覚えていないだろうと思い、抱きしめてから背中をぽんぽんと優しく叩きながら「 … お疲れ様。涼太は仕事頑張って偉いな。それと … 涼太と付き合ってから一回も不安になってねぇんだよ。いつも大切にしてくれて、好きって伝えてくれてありがと 」と後半は褒めるというよりも感謝を伝え。  )








  • No.727 by 三好 涼太  2019-04-23 23:42:13 







っへへ、薫さんといると色んなことしたくなんの。 んんー?、 バカにしてはない。たぶん。 ( コロコロと変わる表情や行動は相手といる時間を最大に利用して甘えたいという伝わりにくい愛情表現で、しかしそれを言葉にできるほど意識してやっておらず、くしゃりと無邪気に笑い相手と色んなことをしたいとだけ口にし。 「 …薫さんを不安にさせてないか、不安だった、から、良かった…、 」 相手の撫でる手が本格的な眠気を誘い、うつらうつらとしている中相手の言葉を聞きとり。 自分の愛情表現は一方的だしうるさいしだけど、相手不安にさせていないこと知るとひどく安心し、ゆっくりとまぶたは閉じていき、言葉もだんだんと眠りとともに消えていき。 相手の服をきゅっと握って抱きついたまま、すぅすぅと寝息を立てながら眠りについて。 )







  • No.728 by 檜山 薫  2019-04-24 22:43:45 







… おやすみ、涼太。いつもありがとうな。( コロコロと変わる言動について行けないが、カッコイイ相手も可愛らしい相手も見ることが出来たので結果としてよかったと思い。無邪気な笑顔から気持ちよさそうに眠る相手は子供みたいで。愛情下手な自分と愛情表現が積極的な相手とでは、気持ちの伝わり方が釣り合わない。相手から沢山の愛情をもらっているので今まで不安になんてならなかったことを、ここに来て今日やっと話せたことが嬉しくて。前髪を?き上げるように撫でてから上記を優しく呟き、そのまま額に口付けを。抱き枕のように相手を優しく抱きしめて、暫くしてから自分も眠りにつき。___ 普段通りの朝だが、唯一違うことは少し早起きということ。正直仕事に行きたくはないが、もうひと踏ん張りすれば相手との旅行が待っているので頑張ろうと気合いを入れ。きっと相手も仕事が面倒臭いと思っている気持ちは同じだろうと思い、少しでも頑張ってもらうために相手の分のお弁当を作り。お弁当に力を入れたので朝食事態はトーストとインスタントのスープだけになってしまい。まだ気持ちよさそうに眠っている相手の元へと行くと、優しく身体を揺らしながら 「 起きろよー。遅刻しても知らねぇから 」と起こし。  )








  • No.729 by 三好 涼太  2019-04-24 23:46:09 







__んー…、あ、れ…薫さん…?、… 朝。 …あー、薫さん、無事でした?、 ( 相手の声で名前を呼ばれるのが嬉しいのか目を瞑りつつも口元が緩み。 愛しい温もりにおいに包まれ、夢も見ないほど深い眠りにつき。 完全に力の抜けた寝顔で朝を迎え、恋人の声でゆっくり瞼を開け。 平日にしては飲み過ぎて、起き上がるのも一苦労でのっそり体を起こすと、まだ寝ぼけた声で相手の名前を呟き、周りを見て場所を確認し、窓の外を見ると日が昇っていて。 そして自分を見てみると服を着ていない。二日酔いでふらふらになりながら起き上がって、自分が何かや酔っている間やらかしてないか確認を取り。 「 ん…?、 あ、飯…、にお弁当。 へへ、ありがとうございます。 」 服を着ないまま匂いにつられリビングへ行くと、朝食と二つ並ぶ弁当が見え、幸せそうに微笑むと礼を言い。 軽くシャワーを浴びてから朝食をとり、準備をして。 その間二日酔いで体のコンディションはかなり悪く、ネクタイは曲がったままになるし机に躓くしで散々で。 しかし恋人がいて嬉しいからか笑みは浮かんだままで。 )







  • No.730 by 檜山 薫  2019-04-25 23:06:22 







… は、無事か?そんなことお前が一番分かってるだろ、( 昨日は相手のことを珍しく名前でずっと呼んだし、感謝の気持ちだとか日頃思っていることを言ったので、相手がどうやら昨日のことを覚えていないようなので安堵し。無事かなんて聞いてくるので、少しイタズラを込めて、曖昧でどちらとも捉えられるような上記を返事して。朝から相手に許可なくキッチンを使ったし、昨日はシャワーまで借りたので「 いや、勝手にキッチンとか借りて悪い。温泉までもう少しだし、お互い仕事頑張ろうなってことで弁当作りたくて 」と最後に弁当を作った説明をして、朝食を食べ進め。相手がシャワーを浴びている間に自分も支度を済ませ、お互いに丁度よく出発できそうです。玄関まで行くと靴を履いてから一旦止まり、相手と向かい合わせになると、曲がったネクタイや立った襟を直し。完璧という意味でぽんぽんと相手の肩を叩いてから外へ。相手の家から会社に行くまでの経路が分からないので、大人しく相手について行き。  )








  • No.731 by 三好 涼太  2019-04-28 21:48:06 








っ、 いや、…いやいや、 …意地悪してます?、 ( 相手の言葉にぴたりと足を止め自分の体にぺたぺたと手を当て。汗かいてなさそうだし、酒の疲れだけなようだし、なんて二日酔いの頭で考え恐る恐る後ろを振り返り相手の顔を見て。何事もなかった、ようなので半信半疑だが安堵し。 「 いいっすよ、ありがとうございます。 …見たかったなぁ、作ってるとこ。 」 鞄にお弁当を大事そうに入れながら呟き。 首をコキコキ鳴らしながら玄関に行くと、まるで新婚のような行動にふふ、と微笑み、お礼込めて頬に口付けをして。 靴を履いて玄関を出ると相手の隣を歩いて。 会社に着くと、じゃあまた週末に、と肩をポンと叩き自分の仕事場へ。 酔いで頭が働かないかと思いきや飲み相手がいつもと違うだけで違うんだなぁと調子は案外悪くなく。相手に感想を直接言いたいので、昼の時間の前に、相手に “ 昼、一緒に食べません? ” と連絡を入れ。 )






  • No.732 by 檜山 薫  2019-04-29 20:17:57 







ん、また週末。引越しの準備も進めろよ。( 朝から相手の焦っている様子も見れたし、お弁当も喜んでもらえたしで気分もよく。それに、温泉旅行の日も近付いてきているので、加えて機嫌もよく。仕事も大切だが、後になって焦らないように一緒に住むための引越しの準備も進めるようにと。それじゃあ、と一言告げてから相手とは違う階の自分の部署に向かい。普段通りに仕事を進めていると、昼頃に相手からメッセージが。大きな案件に取り掛かっており、そのプレゼンの練習もしたいので、相手と昼食を食べる序に小会議室の鍵を借りておき。穏やかな様子で “ お疲れ様。俺の部署の小会議室の鍵取れたから、そこで待ってる。 ” と返信をして。暫く仕事をしてから少し早めに休憩が取れたので、相手との待ち合わせ場所へと向かい。何せ早く休憩がとれたので、相手を待っている間に一人で黙々とプレゼン資料の手直しをして。  )








  • No.733 by 三好 涼太  2019-04-30 18:56:32 







( 引っ越しの準備は着々と進んでいて、相手に声をかけられると引っ越しということ自体嬉しいのか腑抜けた返事をして。 物自体少ないのだが折角だし断捨離でもしようかと思っていて荷物はさらに減りそうで。 相手から昼食について返事が来ると機嫌は俄然良くなり。 昼時を告げるチャイムがなると同時に弁当を持って立ち上がり指定の会議室へ足を向け。 小窓から会議室の様子を見ると恋人は何やら真剣な表情で資料を見ていて。 何か仕事かな、と思いつつ静かに扉を開け。相手の隣に静かに腰掛けると、頬杖をついて相手の横顔を眺め、やはりいつ見ても美人な顔立ちだ、なんて自分の中で納得しつつ、相手に声をかけ。 「 …先輩、仕事っすか?、 」 仕事かと聞きつつ相手の手元にある仕事には目をむけず視線は相手の顔を見つめたままで。先輩、なんて言いつつ会議室という個室空間であるからか声色は二人きりでいる時の穏やかなもので。 )







  • No.734 by 檜山 薫  2019-04-30 23:05:30 







… どう見ても仕事だろ。( 扉の音で相手が来たと分かったが、気を使って静かに開けてくれたので、集中力が急に切れることはなく。然し、流石に横からじっと見られると集中力が切れる、というか何となく擽ったくて。相手の方を一切見ずに上記を告げ、しっかりと保存をしてからパソコンを閉じ。目や首、肩が疲れて、目薬をさしてから首を緩く動かし。会社とは言っても二人だけの空間なので、せっかく恋人といるのだから仕事を一旦置いて、今は相手との時間を時間が許す限りゆっくりと過ごそうと思い。鞄から相手と全く同じ弁当を取り出したり、パソコンや書類等を片付けたりしながら 「 ん、お前もお疲れ様。腹減ったし弁当食うか 」と、ここでやっと相手の方を見て。  ) ?









  • No.735 by 三好 涼太  2019-05-01 22:46:07 







続けててもいいのに。 大きい案件っすか?、 ( 声をかけるとパソコンを閉じて諸々片付けている相手を見ながらまだ続けていても構わないと肩を竦め。 とは言っても自分に時間を割いてくれることが嬉しいのに変わりはないのだが。 自分の手元には既に弁当はあるので相手が片付けるのをまたじっと見つめて待ち。 相手と目が合うと、ふわり幸せそうに微笑んでから弁当を開け、 いただきます、と手を合わせて食べ始め。 彩色豊かな弁当のおかずを一口ずつ食べ進め、これも、これも美味しい、と何度も口にして。 「 ほんと、天才的な料理っすよ。毎日でも食べたい。 」 もぐもぐと食べ進めながら、前に直接言えなかった分も含めて弁当含め相手の料理をべた褒めし。 )







  • No.736 by 檜山 薫  2019-05-02 21:00:59 







大きいし面倒臭い案件。すげぇやりたくない。( 取引相手は初の大手会社だし、尚且つ今後に関わってくるかなり大きな案件で。任された時には、自分もここまで大きい案件を担当するまで来たかと思って嬉しかったが、冷静に考えたら面倒臭いだけで、ついつい相手と二人っきりなので本音が零れ。毎回相手は自分の料理を美味しい美味しいと褒めてくれるが、今日はここぞとばかりにベタ褒めしてくるので、照れくささよりも本心で言っているのかと怪しさが勝り。だが、相手の美味しいと言ってくれる表情を見ると、お世辞で言ったりしているとは思えなくて。自分もぱくぱくと食べながら「 お前、褒めすぎ。… まぁ、ありがとな 」と最後にはちゃんとお礼を伝え。全て食べ終わると手を合わせて挨拶を済ませ、次のプレゼンが憂鬱でぐーっと伸びをして。  )






  • No.737 by 三好 涼太  2019-05-04 23:32:29 







ん。 本音言ってくれて嬉しい。 いつもほかの人の前ではしかめっ面だけど絶対言わないっすもんね、そういうこと。 ( 素直な言葉を零す相手を見ながら、どうやら自分といるときはリラックスしているようで、そういう気の抜ける存在になれたのだと思うと安堵した表情でいて。 しかし仕事だし、相手は苦労しているだろうことがわかるため二人きりといえど頬は緩まさずにいて。 「 お世辞じゃないっすよ、もちろんほんとうに美味いし、こうして二人で食べていることとか、先輩が作ってくれたって事実も相乗効果です。 」 褒めすぎと言われ、かなり調子に乗って言ってしまったことに気付き。 ごくん、とその時食べていた物を飲み込み落ち着いてから、今自分が興奮している理由を述べ。食べ終わると手を合わせ仕舞い、急ぐほどではないと時間を確認したあと相手を見ると、あまり気の乗らなそうな表情で。 伸びをした相手の手が下がったところで外に誰もいないことを確認し、相手の額に口付けを落とし、おまじないです、と片目をつぶって一言残し。 )






  • No.738 by 檜山 薫  2019-05-05 23:06:05 







弱音とか本音とか言うの得意じゃねぇけど、本音が言える人がいたほうが、俺の気持ち的にも楽だし。( 弱音を吐くなんて大嫌いで人前で弱い所を見せたくないが、ずっと気張りっぱなしだと疲れてしまうので、素直な気持ちを話せる人は少なからず必要だと思い。とは言いつつも、素直に本音を話せるのは唯一会社内で仲のいいと言える同僚と相手ぐらいで。「 … やっぱり俺にはお前がよく分からねぇよ 」どんな簡単な朝食を作っても、ただ気分でお弁当を作ってみても、自分が相手の為に何かをすれば必ず喜んでくれるので嬉しい反面、自分にここまで惚れてくれる理由が分からないので未だに相手に関してはよく分からない点が多く。今だって、おまじないとして額に口付けをしてもらっただけで頑張ろうと思うことができ、ある意味何で相手にそんなパワーがあるのかと分からなくて。結果、少し照れくさそうにしつつも上記の言葉が相手には一番似合い。相手との時間も作れたし、昼休みの時間も限られているので、相手から貰ったおまじないの力に任せて再びパソコンを開くと、相手の隣で作業を始め。  )








  • No.739 by 三好 涼太  2019-05-06 19:32:15 







俺はいくらでも聞きますよ。 本音も弱音も全部。任せてください、これでも恋人ですから。 ( 弱音を言う相手があまりいなさそうなのは薄々気付いていたし、相手の言葉を聞いて更に今すぐ抱きしめたい衝動をぐっと拳に抑え。 せめて、と手を伸ばすと相手の頬を撫で、相手と目を合わせながら上記告げ。 「 まだ俺のことわかんないっすか。 俺はただ好きなだけなんすけどねー、愛の力ですよ、きっと。 」 相手のよく言う、自分のことがよくわからないというのは付き合う前から変わらないもので、自分の行動は全て相手への好意から来るものなのでそれ以外に理由はなく。 好きな人が自分のためにしてくれることという事自体が幸せに感じていて。愛の力、だなんて言葉を相手は信じてくれるだろうか、でもきっと自分の原動力を言葉にするならそれしかなく、確信を持った笑みを浮かべ。 相手は仕事があるようなので帰ろうかと思うも、もう少し一緒にいたいなぁと昼休みギリギリまで隣で大人しく座っていて。 休みが終わる5分前に腰をあげると、 頑張ってくださいね、と言い残し会議室を去り。 がんばるぞー、と廊下で伸びをしつつ仕事に向かって。 )







  • No.740 by 檜山 薫  2019-05-06 23:10:35 







… 俺はいつになったら恋人のことを理解出来るんだろうな。( ただでさえ頬を撫でられるなんて恥ずかしいのに、場所が会社というだけで余計に恥ずかしく感じ。こういうところも含めて分からないのだという意味で上記を述べ。昼休憩も終わる頃、相手からのたった一言のエールだけで頑張ろうという気になれ。これも相手の言う愛の力なのだろうかと思いつつ。自分も一旦デスクに戻り、時間になると会議室へ。初めましての人が大半の広い会議室でプレゼンをするなんて初めてのことに、自分でもここまで緊張するのかというほど心臓はドキドキとしており。数回噛みそうになったが、無事にプレゼンは成功。上司からも褒められて上機嫌だったのも束の間、普段なら絶対にミスをしないような簡単な別の仕事でミスをしてしまい。定時を過ぎてもパソコンと向き合い、相手との温泉旅行を楽しみに頑張り。無事に終わらせると家に帰ってから明日の旅行の準備を始め。必要最低限の荷物を纏めながら相手に電話をかけ 「 … あー、もしもし。明日の朝って駅集合でいいよな?」と新幹線のチケットで時間を確認してから問いかけ。  )








  • No.741 by 三好 涼太  2019-05-07 23:05:20 







すぐわかるようになりますよ。男って単純っすよ?、 ( 未だ理解されていないようだが、相手の表情を見ても全く不安に思っていなくて。最初は理解してもらおうと必死だった気持ちもあったが、今となってはこれでもいいのだと思えてきているし、何より‘ 好き ’なんて感情は至極単純なものなので、相手もきっとわかるようになると確信しているが故にからかうような笑みでこめかみのあたりをトントンと指で叩き。 仕事も順調に終わり、久々に同期と会話しながら帰っていると付き合いが悪くなっただのなんだの言われ飲みに誘われそうになるも、明日は待ちに待った旅行なので断固として断って。 上機嫌に家に帰り気分の上がる音楽をかけながら支度をしていると相手から着信が。 嬉しそうに電話を取ると、相手の予定の確認で。 「 もしもし? 薫さんだー。 そうっすね、ちょっと朝早いから朝ごはん買って行きましょうか。 ロープウェイ登ったとこに名物スイーツとかあるみたいっすよ、楽しみですね。 」 ガサゴソと支度をしながら、ひさびさに相手の声を電話越しに聞くので少し声も弾み。 )






  • No.742 by 檜山 薫  2019-05-08 22:51:03 







… ロープウェイ … 、いや、なんでもない。旅行もスイーツも楽しみにしてる。んじゃ、明日は早いしそろそろ切るな。おやすみ。( 先程まで普通に電話をしていたのに、ロープウェイと聞いた瞬間に一旦止まり。自分の苦手なものは暗い所と高い所。ロープウェイなんて乗った日には、きっと怖くて相手に助けを求めてしまうだろうと思い。いい歳した男が高い所が怖くて恋人にくっ付くなんてかっこ悪すぎるが、乗らないと言うのもかっこ悪く感じ。それに、ロープウェイの先に大好きなスイーツが待っているとなると、乗らないという選択肢はなく。なんでもないと会話を再開させ、旅行が余程楽しみなのか滅多に感情を言葉にしない自分が、楽しみにしていると確りと言葉で伝え。仕事でミスをして疲れているし、明日の朝は早く出ないといけないので早く寝ようと思い。最後に寝る前の挨拶をしてから電話を切り、今日だけは手抜きで夕飯を済ませてから風呂へ。しっかりと目覚ましをセットすると、寝転んでから直ぐに眠りにつき。  )








  • No.743 by 三好 涼太  2019-05-09 13:31:47 







…?、 はい、俺も楽しみ。 ん、おやすみなさい、また明日。 ( 一瞬話が途切れ、何かあったのかと思い通信が悪くなったのかと首をかしげ。 なんでもない、と言われると何か気がかりな事でもあったのだろうかと思うが、相手がなんでもないと言うのなら問い詰める必要もないかなと思っていると電話が切れ。 明日は様子をみよう、と先程の違和感を先送りにし、支度の続きをして。 新幹線だから部屋で酒も飲めるし、お土産をたくさん入れられる袋も用意し、お泊りデートなわけだし新しいシャツをおろすなど、明日からの二日間のことで頭がいっぱいで。 支度を全て終わらせ、ベッドに入っても遠足前の子供のように寝付けなくて。 それを見越して早くベッドに入ったので、起きた翌朝は寝不足も特になく上機嫌に家を出る支度をし。サコッシュとボストンバッグを持ち、待ち合わせの駅前で相手を待っていて。 スマホを片手に相手に待っている場所を伝え、朝早いからか大きなあくびを一つ。 )







  • No.744 by 檜山 薫  2019-05-09 22:48:09 







( アラームが鳴って時間ぴったりに起き、軽く身だしなみを整え。今日着て行く服をまったく決めていなかったので、服選びという思わぬ所で時間がかかってしまい。最低限度の身だしなみのマナーとして普段は服装に気を使っているが、今日は拘りすぎず適度にラフな服装で。トラベル用の大きなトートバッグに荷物を詰め、財布などはボディバッグへ。最終確認で家を出る前に荷物の確認をしてから待ち合わせ場所に向かうと、偶然相手が大きな欠伸をしている姿を目撃し。気の緩んだ表情に笑いそうになるのを堪え、後ろから 「 朝からだらしねぇな、」と声をかけ。駅内には美味しいことで有名な駅弁の店があることを前もって調べてあり、そこのサイトを見せながら 「 時間あるし、ここで朝食買いたい。美味いって有名なんだってな 」と。  )








  • No.745 by 三好 涼太  2019-05-10 16:49:43 







あ、見られちゃいましたか。 おはよーございます。 ( あまり人通りもないし欠伸に次いで伸びでもしようかと思ったところで相手に声をかけられ、いつもの調子にへらりと微笑んで。 あげようとしていた腕を下げ足元に置いておいた荷物を肩にかけながら、相手の手にあるその店の情報をふんふんと読み。 相手が行きたいなら行かない手はないし、行こうと思っていた色々な駅弁屋が密集しているところにありそうなのでそちらの方を指差し。 「 良いっすね、それにしましょうか。 この店なら多分あっちかな、 」 店に向かって歩き到着すると、朝だからか割と弁当の数も揃っていて選り取り見取りで。 人気ナンバーワンとある弁当にするか、数量限定というものにするか、明らかにポップに流されつつも、むむむと眉を寄せ考え込み。 薫さんはどれにするんです?、と相手の選ぶものも気になり。 )







  • No.746 by 檜山 薫  2019-05-11 15:54:39 







ん、おはよ。時間ねぇし取り敢えず行くか。( 提案した店に賛成してくれたので、相手の後を付いて行き。もちろん数あるお店の中から態々この店を選んだのはお目当ての品があるからで。店に着くと当たり前というように迷うことなく、お店が必死に作ったポップを無視してフルーツサンドといちごオレを選び。「 俺はこれにする。先買って待ってるから、早く決めろよ 」と相手を置いて先にレジへと向かい。さっさと会計を済ませると、店を出て直ぐの所で相手を待ち。お目当ての品が買えたことが嬉しくて、袋を覗いてフルーツサンドを見ては、一人ということもあって何も気にすることなく柔らかな笑みを浮かべ。直ぐにいつもの表情に戻ると大人しく相手を待ち。  )








  • No.747 by 三好 涼太  2019-05-12 22:25:45 







って、はや!、 わーもう、じゃあこれにしますよー!、 ( 相手は思ったより手早く決め会計を済ませていて、その姿を二度見するとその速さに目を見開き。 余裕はあれど相手を待たせるのも良くないので、無糖の紅茶と数量限定のカツサンドを手に取り、これでは足りないなと目に付いたみたらしだんごも追加で購入し。 ビニール袋を手に相手の元へ行こうと振り向くと、視線の先には袋の中身を見て微笑む相手の顔が。 こうしてみるとやはり綺麗な顔立ちをしているし、今でもあんな不意打ちのような表情をされれば思わず立ち尽くしてしまうほどで。 はっとすぐに我に返り、相手の元へ駆け寄ると既に表情はいつものに戻っており、さっきの胸の高まりは自分の中にとっておこうと、普段通り話しかけ。 「 お待たせしました、行きましょうか。 薫さんは何買ったんすか?、 」 新幹線の乗り場を確認しながら歩き出し、相手があんなにすぐ買ったものはなんだったのかと気になり。 )







  • No.748 by 檜山 薫  2019-05-12 23:06:26 







… 俺はフルーツサンドといちごミルク。( 相手を急かしたのはいいが、案外乗るべき新幹線までは時間があり。早く決めすぎて暇を持て余していると相手が丁度来たので、共に乗り場に向かって歩きながら質問に答え。ビニール袋の中を相手に見せつつ質問に答える表情は、好物を目の前にしているからか少し柔らかく。ここのフルーツサンドは生クリームが多くて、等と聞かれてもいないことを余計に話していた所為で、相手は何を買ったのかと聞こうとした時には既に新幹線の乗り場に着き。時間も丁度良かったので早速乗り、チケットを見ながら席へと座り。出張の時に新幹線を利用するが、今回は旅行なので柄でもなく新幹線に乗る時から楽しみでワクワクしてきて。取り敢えずテーブルに買ったものを出して 「 お前は?」と何を買ったのかと問いかけ。  )








  • No.749 by 三好 涼太  2019-05-13 19:22:11 







おー、めっちゃフルーツ入ってる。 いかにも薫さん、って感じ。 ( 相手が見せてくれる袋の中身を覗いてみると、こちらに向いている切り口にはぎゅうぎゅうに詰まったフルーツが見え。その横に見えるいちごミルクといい、甘党の相手らしい朝食で、くす、と笑みを浮かべて視線だけ動かし相手を捉えると、その表情は柔らかく見え。 前から良く見る、そして好きになった理由の一つである、好物を目の前にしたこの表情が、いつか自分が相手の好きなものとして向けられたいと、自分の知らないところで叶っているのも知らずに願い。 目が合う前に視線を逸らして、握ったチケットを見ながら席へたどり着き。 席で落ち着いたところで、さっき買った朝食を取り出し。問いかけられれば、テーブルに出したものを手に取り、 「 数量限定のカツサンドと、紅茶。そんでもってみたらし団子。 腹減っちゃって。 あ、一本いります?、 」 と見せて。 いただきます、と手を拭きつつ大ぶりのカツサンドを頬張り。さすが数量限定ともあり美味しいのか、溢れるソースを口端につけたまま食べ進め。 二本ある団子の蓋を開け、欲しかったらどうぞ、と一言添え。 )







  • No.750 by 檜山 薫  2019-05-14 07:40:55 







そうなんだよ、すげぇフルーツ入ってるよな。今から食べんのが楽しみ。( このフルーツサンドの売りでもある沢山のフルーツに相手も気が付いたみたいで、よく気がついたと言うように相手の言葉に頷き。大の甘党である自分からしたら自分のフルーツサンドの方が魅力的だが、相手のカツサンドも美味しそうで。カツサンドと合わせて紅茶も、と思ったが、相手の買った紅茶には無糖との文字が見えたので「 … 無糖 、… お前、無糖は邪道すぎるだろ 」と眉間に皺を寄せ。砂糖たっぷりで甘い飲み物が好きなので、いかにも甘そうないちごミルクを一口飲めば険しい表情から一転、直ぐに機嫌良さそうになり。糖分で口の中が幸せのまま、フルーツサンドをぱくりと食べると、すっげぇ美味い、と直ぐに感想が出て。恋人との旅行に向かいながら好物を食べるなんて幸せな空間に満足度は朝から高く。言葉に甘えてみたらし団子を貰おうとしたが、相手の口周りのソースがどうしても気になり。カバンからティッシュを取り出すと 「 ここ、ソース付いてるから拭け 」と自分の口角を指で指して示し。  )









  • No.751 by 三好 涼太  2019-05-15 00:14:02 







邪道って。紅茶そのものの味を楽しむのも一興っすよ? ( カツサンドを食べる途中でペットボトルを開け無糖紅茶を飲んでいると、じとりと見つめてくる視線に気付き苦笑して。軽く横にペットボトルを振りつつ紅茶の良さを少し語るも、相手のことだろうしきっと紅茶でも甘いの一択なんだろうなと。 いちごミルクを口にした瞬間の緩んだ顔はその答えになっていて。 相手もだいぶ表情が豊かになってきて、そばにいる楽しみが増え。鞄からなにを出したかと思えばティッシュで、どうやら口周りが汚れているようで。 狙ってやったわけではないが、好機はもちろん逃す気はなく、 「 ん?、 んー…取れましたか?、 」 相手の手からティッシュを取らず、舌でなめようとするが取れず相手に顔を向け首を傾げ。 )







  • No.752 by 檜山 薫  2019-05-15 23:00:28 







確かに紅茶の味は楽しめるけど … 。いや、それでも俺は甘い方が好き。( 紅茶本来の味を楽しむのも手だと思うので相手の意見も納得出来るが、それでもやはり自分の好きなものを優先すると。大の甘党である自分と相手とでは色の趣味を深く探れば違うが、そこが関係において上手くバランスよくなっているのだろうと思い。せっかくティッシュを出してきたのに使おうとしないので呆れつつ。注意するようにポケットティッシュで痛くない程度に相手の頭を軽く叩き「 子供じゃねぇんだから横着するな。_ … ん、取れた 」最後は確りとティッシュで口元を拭いてやり。朝食を食べつつ相手とたわいもない会話をしていると、気が付けば新幹線は目的地近くで。相手と新幹線内でまったりとするのもなかなか良かったので、今度は観光列車にでもと早速次の旅行のことを考えたりして。  )








  • No.753 by 三好 涼太  2019-05-16 22:52:57 







わかってますよ。この前フレーバーティー?、かなんか飲んだんですけど、あれくらいの甘さなら俺でも飲めるかも、 ( 相手からは予想通りの返答で、くす、と笑みを零しながら頷いて。そういえば、とフルーツの味のする紅茶を飲んだことを思い出し、相手ほど甘いもの好きではないもののあれくらいの甘さなら好きになれるかもとぼそりとつぶやき。  「 いて、…へへ、ありがとうございます。 」 たたかれるもちゃんと拭ってもらえると、嬉しそうに顔を綻ばせ。相手にこうも甘えてしまうのはやはり恋人で安心できる延長なのかなと思い。 朝食も食べ終わり、気付けば都心の風景から一転し緑が多くなっていて、目的地に到着し。 新幹線を降り改札を出ると、事前に調べておいたホテルの場所を確認し。 「 荷物だけ先に預けちゃいましょうか。 身軽になって観光しましょう、 」 駅から歩いていける距離にあるので先立って歩きだし。たどり着いたホテルは和風な旅館で、門も大きく思わず、おお、と瞬き数回して。 )







  • No.754 by 檜山 薫  2019-05-17 23:32:03 







フレーバーティー美味いよな、俺も好き。フレーバーティーとシフォンケーキの美味い店があるから、今度一緒に行くか。( 好きなものを共有することが好きだが、甘いものが特別得意ではない相手に自分の味覚の好みを押し付けることはしたくなくて。フレーバーティーなら自分も好きだし、相手も飲めそうといった様子なので一緒に今度店に行かないかと珍しく自分から誘い。相手の意見には賛成なので、改札口を出ると共に旅館を目指し。到着すると相手と同じように感心の声が漏れ。その外観の完美さに見惚れ、きょろきょろと辺りを見渡しながら中へと入り、共にチェックインを済ませると風呂や夕食などの説明を受け。愈々渡された鍵を持って部屋に行くと、広々とした空間は外見と同じく綺麗に整えられており。「 すっげぇ綺麗だな … なんつーか、ここにこのまま住みたい 」と嬉しさから自然と少し表情が穏やかになった様子で相手の方を見て。取り敢えず荷物を下ろすと、大きな窓から都会とは違う緑豊かな風景を眺めたりして、部屋に着いただけで楽しみ。  )









  • No.755 by 三好 涼太  2019-05-18 12:49:45 







…勿論!、 薫さんから誘ってくれるなんて嬉しいです。絶対行きましょうね、 ( 相手の好きな物だからか、付き合い始めてからはよく甘い物を見るようになっていて。相手が好きそうなものと自分が食べられそうなものが合うことは珍しいし、何より相手からのお誘いは自分の誘う回数に比べると珍しく、驚きと嬉しさで目をきらきらさせ、また次の楽しみが増えたことの嬉しさが滲み。 「 …それも良いっすね、来て良かったっす。 」 部屋に入って荷物を下ろしながら見渡すと細々としたところも美しく、外の景色も普段と全く違う世界に来たようで。相手の後を追うように部屋を見ていたので、振り返った相手とすぐに目が合い。小綺麗な二人部屋と、日にきらめく緑たちと、穏やかな恋人の表情は、写真に残しておきたいくらい見惚れてしまい。 来てよかったと目を細め相手の言葉に同意し。 部屋に付いている風呂や色々を見たりして、ひとしきり見た後、鞄から旅行のガイドブックを取り出し。行きたいところには付箋を貼っていて、すぐ近くにあるガラス工房や、ロープウェイを登った先にあるカフェや絶景などを巡る予定だと相手に見せ。 )







  • No.756 by 檜山 薫  2019-05-18 23:27:30 







ん、来て良かった。改めてチケットくれた人に感謝しねぇとな。( こんなにも素敵な空間に恋人と一緒に居られることが嬉しくて、来て良かったと思っていると相手が丁度言葉にしたので、同じ気持ちということが嬉しくて相手の言葉を復唱し。このまま部屋でのんびりとしたいところだが、せっかくここまで来たのだから、ずっと部屋にいるのではなく外に出たくて。下調べが完璧なガイドブックを覗き、気になっていたガラス工房を指差し。「 ガラス細工とかやったことねぇし興味ある。先ずはそこ行って、次にロープウェイって流れだな 」ガラス工房まではいいし、絶景もカフェも楽しみだが、問題はロープウェイで。高所恐怖症で情けない姿を恋人の前で晒すのは避けたいので、どうにかして怖いことを顔に出さずに乗り越えようと内心気合を入れ。大きな荷物を置いて身軽になったところで、共に目的のガラス工房へと向かい。その間にも周りの景色を見たりして楽しみ、すっかり旅行を満喫して。  )








  • No.757 by 三好 涼太  2019-05-20 21:22:41 








ん、そうっすね。 土産買って帰ります。 ( 記念に写真に収めて置こうと部屋全体と外の景色を写真におさめ。せっかくこんなに良い部屋に泊まれたのも同僚のお陰なので相手と一緒にいい土産を渡そうと。流れが決まったところでガイドブックを閉じ、身軽な格好で外へ出てガラス工房へ向かいつつ、相手の様子を横目で見ているといつもより楽しんでいるように見え、来て良かったと思い、今回は何回来て良かったと思うだろうなんて景色を見つつ相手を見つつ呑気に考えて。ガラス工房に到着すると、休日だからとあってか少し混んでいて、男二人でいてもあまり目立たない気がして。と言いつつ背の高さは隠せてはおらず。 様々なガラス細工が作れるようで、定番はグラスや小皿等でどれも彩り鮮やかなものに仕上がるらしく、グラスの方がうまくできそうだと思い。 「 俺グラス作りたいっす。 薫さんは?、 」 うまく出来たら 相手にあげれたらと思っているので、いつになく真剣な表情で作り。 出来はまぁまぁ綺麗にできて、光に透かすと青と緑が光り、自分的には満足できるもので。 どうすか?、と光にかざしながら相手に見せてみて。 )






  • No.758 by 檜山 薫  2019-05-21 23:23:16 







んー、んじゃ俺は皿作る。( ロープウェイへの恐怖はどこへ行ったのか、すっかり旅行を満喫しており。いざガラス工房に着くと、作れる品のメニューを見て色々と考え。やはりアクセサリー系が多く、男の自分達でも使いやすいものがいいだろうと思い、結局小皿を選び。早速作り始めてから相手の方をちらりと見ると、相手の真剣な横顔に不意にもドキッと鼓動は高鳴り。普段は大型犬のようなのに、時折見せるふとしたカッコイイ瞬間にどうも弱く。ノンケの自分をここまで惚れさせたのだから、相手が余程魅力的なのか自分が単純なのかと思いつつ。出来上がった品は浅く繊細な皿で、紫色と青色のグラデーションが施してあり。光に翳して見せてくれるので、自然と相手と身体の距離が近くなりつつ下から覗き込んで。 「 ステンドグラスみたいだな。綺麗 … だけど、俺も負けねぇから 」と褒めてから、自分の皿も同じように光に翳して。  )








  • No.759 by 三好 涼太  2019-05-22 13:22:57 







…ん、綺麗。 完成したらもっと綺麗だと思うから楽しみっすね、 ( 完成品は後から家に届くようでそれも楽しみであり、きっともっと綺麗な色を見せてくれるのかと思うと嬉しくて。高くなった陽が照らされ、透き通った色が相手の顔にうつっていて、もう見慣れた横顔の筈なのに思わず見惚れ。相手のその綺麗な横顔を見て目を細め、小さく、しかししっかりと呟いて。 改めて相手の皿に目をやると勿論綺麗で、相手の言葉にうんうんと頷き。 作業を終え自分のグラスも相手の元に届くようにお願いし、ガラス工房を出て。 「 さ、次はロープウェイっすね、新しくて綺麗らしいし、ここからもすぐっすよ。 」 ぐーっと伸びをしつつスマホを見ながら道なりに歩き。新しく出来たロープウェイは見上げればすぐそこにあり、サイズも大きく山の上まで続いていて。相手が怖がっているなど全く思わず、足取り軽く楽しみにしていて。 )






  • No.760 by 檜山 薫  2019-05-22 23:43:16 







お前のコップも綺麗だし、届くのが楽しみだな。( お互いに力作のガラス細工が仕上げの加工によって更に綺麗になることが楽しみで。相手の物も早く完成品が見たいし、もちろん自分の物も早く見たくて。このガラス細工を見る度に相手との旅行を思い出すのだろうと思うと、思い出の品が増えたことに対して嬉しく感じ。ガラス工房を出てもロープウェイが怖いなんて情けなくて言えなく、結局列に並んで乗車口まで来てしまい。一歩中に入ると足元がゆらりと揺れ、背中が一気にぞわぞわとしてきて。ロープウェイ自体は狭く、多人数用ではなく少人数用なので運良く相手と二人っきりに。下を見ても怖いし、前を見ても怖いので、もう目を瞑るしかなく。然しそんなことカッコ悪いので、目を瞑ることなくソワソワとしつつも平常を装い。それもロープウェイが動き始めると直ぐに崩れ、普段は冷静で表情はあまり変えないが、珍しく余裕なさげな様子で 「 … いや、その、高いところ苦手で、」と自白し。  )








  • No.761 by 三好 涼太  2019-05-23 19:49:37 





薫さん?、 大丈夫ですか…?、 ( ガイドブックやスマホを見つつ、ロープウェイから見える景色がどうのとか、上がったところも栄えていて色んなショップが並んでいるとか、そこにスイーツがあるだとか、そんな話をぺらぺら口にしているといつのまにかj乗車口で。相手の表情を見ていると何だか深刻そうで心配そうに声をかけ。心配が残るも、運良く2人きりになれたので手を繋ぐくらいは、なんて思っていると明らかに相手の様子がおかしく、相手の顔を覗き込むと予想外の答えが聞こえ目を丸くし。高いところが苦手なのに外が良く見えてしまうロープウェイなんてキツいに決まってる。 「 っあーもう、馬鹿なんすか。 乗る前に言ってくださいよ、それ。 …今はこれで我慢できます?、 」 余裕のなさから見てすぐにどうにかしなくては、と腕を引き寄せ苦しくない程度に胸元に抱き寄せ、周りを見えないようにし。 ぽんぽん、と少しは落ち着くかと思いゆっくり頭を撫でて。到着すると、目瞑っててもいいっすよ、と手を引いて肩を抱きつつロープウェイを降り。 降車口から離れ麓が見えないところで立ち止まり、大丈夫っすか?、と肩を抱いた手を離し様子を伺って。 )





  • No.762 by 檜山 薫  2019-05-23 23:03:09 







っ!馬鹿ってお前、一応これでも俺の方が年上なんだからな。( 馬鹿なんて言われたら当たり前のように反論したが、抱き寄せられると簡単に黙り。高所恐怖症ということ自体情けないのに、無理してロープウェイに乗って迷惑をかけているなんて更に情けなさすぎて羞恥に耐えきれなくて。恥ずかしいと感じつつも、がたん、と時折揺れるロープウェイが怖いからか、はたまた恋人に抱き寄せられているからか、鼓動の音が相手に聞こえているのではないかと思うほどドキドキとうるさく。自分よりも身長が高くて包容力ある相手の中は、こんな状況でも安心し。ロープウェイに乗っている間は終始相手の胸元から離れず、長く感じたロープウェイがやっと到達してからも、珍しく相手から離れようとはせず。大丈夫かと問われると薄らと目を開け「 … ありがと、」とロープウェイに乗っている間も降りてからも傍に居てくれたことに対して恥ずかしそうにお礼を伝え。  )








  • No.763 by 三好 涼太  2019-05-24 18:31:15 






薫さんのことを年下なんて思ったこと、一度もないっすよ。 …だからこそ、意地張んないで俺にぐらいちゃんと言ってください。 ( 咄嗟に出た言葉にやはり相手から悪態つかれるが、すぐに静かになったのを見ると本当に高いところがダメなのだと。 誰にでも怖いものはあるし、何より相手のことを年下なんて思ったことは一度も無く、先輩後輩の関係から始まったとはいえ今は恋人なのだし、自分にくらいは甘えてほしくて。ただ、我慢させて乗らせてしまった後悔もあり強くは言えず、 ぽそ、と呟き。降りた後はそこまで顔色は悪くなく胸をなでおろし。 「 …これくらい当然っすよ。 可愛い一面が見れたんで、俺は役得っすねー。 さ、気分転換に店巡りましょうか。 」 恋人としては当然のことで礼に対して肩を竦め。自分から離れようとしなかった相手に勿論何の感情も湧かない筈もなく、にっと満足そうに笑って。 気を取直し、相手に歩幅を合わせて歩き出すと。 )





  • No.764 by 檜山 薫  2019-05-25 23:31:11 







… これからは気を付ける。( 人に頼ったりすることは昔から嫌い、というか得意ではなく。いくら相手でも未だ意地を張ってしまうが、今回の様に心配かけるのは嫌で。相手の為にも自分の為にも素直に言えるようになりたいと思い。こんな時になんて言ったら分からなくて上記を述べ。「 お前、俺は本気で怖がってんのに可愛いとか本当に意味わかんねぇ 」こんな時でも可愛いなんて口にする相手に、相変わらず態々悪態をつき。歩いている中で一件のケーキ屋さんを見つけ、当たり前というようにその店に入り。あれだけ怖い思いをしたのに、沢山並んでいるケーキを見れば簡単に来てよかったと思い。無駄な装飾は一切ないシンプルなケーキが並んでいるのを見て、すっかり虜になり。シンプルであればあるほど素材の味に自信があるということだという自分なりの考えがあり、ここは王道のショートケーキと紅茶を選び。さすがに店内は女性客が多いので、なんとなく恥ずかしくて一番奥の角席に座り。すげぇ美味そう、とぽつりと独り言のように呟き、先ずはと小さな一口を。ちょっとした表情の変化だが、どことなく柔らかな表情で 「 … 美味い、」と。  )








  • No.765 by 三好 涼太  2019-05-27 00:23:24 





すみません、でも、好きな人の今まで見えなかった表情とかって、きゅんと来ません?、 ( たしかに怖い思いをしていたのだし苦笑して一言謝り。相手に惚れた弱みなのか、自分に甘えてくれたことも嬉しくて鼻の下伸ばし。 周りを見ればやはり少人数で乗るロープウェイとあってかカップルが多く、その仲睦まじい姿を見ては今日の夜2人きりになれるのもいつもと違う場所とあってか特別楽しみにしていて。 相手の隣を歩いていると、ケーキ屋を見つけた途端に表情が明るくなり、ほっとして。相手はやはりショートケーキを選んでいたので、自分はコーヒーと、甘さ控えめと丁寧に書いてあるモンブランを注文し。 座る場所は相手に任せ、相手の前に座ると相手の楽しむ表情が良く見え、これが自分だけの特等席ならいいのにと視線が絡むまでじっと眺め。こちらも一口食べるとシンプルな味で食べやすく、 「 俺のも美味いっす…!、 いります?、 」 と相手にも一口分掬い差し出して勧め。 )





  • No.766 by 檜山 薫  2019-05-27 23:18:44 







… いや、俺には分かんねぇ。( 以前相手と映画を観に行った時に、ホラー映画をかなり怖がっていたことを思い出し。確かにあの時は、普段カッコイイ相手からのギャップにきゅんとした記憶があり。なので相手の言っていることは共感出来るが、素直にきゅんとしましたと言える性格でもないので上記を。好物を与えられたら簡単に機嫌が良くなってしまうので、我ながら簡単な性格だと思いつつ。相手から問いかけられると初めて顔を上げ、やっと相手と目が合い。勿論いらないと断るはずもなく、フォークを受け取って一口食べてみると、甘さ控えめだからこそ素材本来の味が伝わってきて、文句なしに美味しくて 「 ん、これも美味い。比較的甘さ控えめだからお前でも食べれると思うけど … 食う ? 」と一口分を取って相手にフォークを渡し。  )









  • No.767 by 三好 涼太  2019-05-30 22:12:57 





ん、美味しい。 薫さんのスイーツ、また食ってみたいなぁ。 あ、ほら、バレンタインの時に俺に作ってくれたフォンダンショコラ。 すげー美味しかった。 ( 相手からフォークを返してもらいそのまま食べ進めようとするも、相手からも勧められると、フォークを差し出してくれた手を覆うように柔く握りそのまま顔を近付け一口。 人前でなんて、とか怒られるかなーと相手をちら見しつつ口の端に付いたクリームを舐めとり。 甘すぎないショートケーキを味わいつつ前にもらった相手の手作りのケーキを思い出し。 こうして一緒にケーキ屋に来るのも、相手の作るものを食べるのも、全部自分だけならいいのに、なんて欲が細めた眼差しにこもり過ぎてしまい、ハッとして。 誤魔化し笑いをしつつケーキを食べ終え、少しゆっくりした後店を出て。 土産屋も多く、神社やら足湯やら、様々な趣ある日本家屋が立ち並び歩いているだけでも楽しく。 「 宿の夕飯までもう少し時間ありますし、どっか見たいとこありますー?、 」 と色んなものに目移りしながらゆっくりと歩みを進め。 )





  • No.768 by 檜山 薫  2019-05-31 23:23:33 







… 馬鹿、人前でそういうことするな。( 自分よりも大きくて温かな手に包まれるのは大好きだが、人前ということもあって羞恥の方が勝り。然し、普段よりも注意というか文句は少なくて。スイーツを褒められたことが嬉しくて、それが珍しく大人しい理由の一番大きな原因で。後から向けられた、奥底に独占欲のようなものがユラつく瞳も、それぐらい大切に思ってくれているのだろうと捉え。店を出てからも楽しく過ごすことができ、時間がいくらでもあるのならば全て周りたいと思うほどで。時間も限られているので、行きたい所を厳選した結果「 そこの神社行きたい。せっかくだし、何かお守りでも買えたらいいな 」と。案外スピリチュアルなことは信じており、すっかりお守りも買う気満々でいて。神社まで行くと独特な静かさに心落ち着かせ。整備された神社はいるだけで安らぎ、ぐーっと伸びをしたりして、珍しくリラックスした様子でいて。  )








  • No.769 by 三好 涼太  2019-06-05 00:37:39 





御守り、いいっすね。縁結びとかあんのかなー、 ( 角度的にきっと周りの客からは見えないだろうし、一瞬のスリルもなんだか味わってみたくなってした行動で、少し注意されると舌を出してすみません、と笑って。 都会と違いのどかな雰囲気に気分も落ち着いて、普段のうるささはなく。 人も溢れかえっているわけではなく、閑かな空気は相手と過ごすのにちょうどよく感じ。砂利の上を歩く音を楽しみながら相手の隣を歩いて。相手と永く一緒に居たいと神様にくらい願掛けしてもいいだろうと御守りの種類はどれくらいあるのかと御守り売り場を覗き。 いくつも並ぶカラフルな御守りの中から‘縁’と控えめにある縁結びの御守りをみつけ、相手に手にとって見せると、 「 これ。 どうっすかねー?、薫さんと、末永く結ばれてますように、っていう御守り。 」 と周りの人を気にしつつ小声で話し。 )





  • No.770 by 檜山 薫  2019-06-05 23:22:32 







… 俺もこれにする。あと、序にこっちも。( 普段は相手に対しての好意を言葉にしないが、心の中では相手のことが大好きだと思っているし、日頃の感謝も沢山秘めており。神様がいるのならば相手の前で素直になれない分神様の前では素直で居ようと思い、相手と末永く共に歩みたいという気持ちを込めて、相手が見せてくれた御守りと同じ物を選び。序にと、隣にあった仕事運向上の御守りも手に取り。二つの御守りを購入して時計を見てみると、宿に戻って歩くと丁度いい時間帯になっており。「 そろそろ宿帰るか 」と声をかけると宿へと向かい。宿まで帰ってきて部屋へと着き、夕飯が来る前な楽な浴衣に着替えてしまおうかと思いつつ、棚を開けてサイズを合わせ。相手に合うと思われるサイズを見つけては「 お前ならこのサイズかもな 」と浴衣を相手の身体に当て。  )








  • No.771 by 三好 涼太  2019-06-06 21:58:07 






…ん、同じ。 ( 相手も同じ御守りを手にしたことで、自分のこの想いが自分からだけのものではないと分かると心底幸せそうに頬を緩ませ。普段御守りは持たない主義なのでより一層特別感が増し。その御守りを購入し、すぐにスマホにつけるとまた嬉しそうに笑い。夕暮れに近い空を眺めつつ、写真を撮り思い出をおさめながら宿へと帰り。暇なのでガイドブックを見ていると、相手が浴衣見ていて、自分も見ようかと相手の隣に立ち。自分に合うサイズの浴衣を渡されれば手にとり、合うのかどうかは着るのが早いだろうと上の服をその場で脱いで浴衣を羽織り。 相手の見立て通りちょうどよく、 「 さっすが薫さんっすね、俺のことよく見てる。 」 帯を巻きつつぴったりのサイズを当ててくれた相手を横目に見つつにっと笑って。着替え終わるとちょうどよく夕食の支度ができたとのことで中に運んでもらい。 目の前にずらりと並ぶ食事に子供のように目を輝かせ、いただきますと手を合わせ料理を口にすると一層幸せそうに笑い。 )





  • No.772 by 檜山 薫  2019-06-06 23:24:47 








… よく見てるっつーか、偶然サイズがぴったりだっただけ。( 相手は背が高いので一番大きいサイズの方がいいだろうか、けど太っているわけではないしウエストが余りすぎるだろうか、とちゃんと相手のことを考えて浴衣を選んでおり。然し相変わらず素直になれないので、あくまでも偶然だと。上記をぶつぶつ言いながら自分も浴衣に着替え、ふと相手を見てみると見慣れない和服姿に鼓動はどきっと高鳴り。かっこいいと心の中で呟き、思わずぼーっとしていると料理が運ばれてきたので慌てて相手の前に座って、運ばれてくる料理を眺め。相手に続いていただきますと手を合わせ、料理を一口食べると「 やっぱこういう所の料理は特別美味いよな。毎日食いたい … は違ぇか。特別感なくなるし 」こういう料理は偶にしか食べられないからこその付加価値があるのだろうと思い。  )









  • No.773 by 三好 涼太  2019-06-09 23:43:36 





そうっすね、あんまり贅沢すぎると感覚変になるし。あ、でも毎日食べたいって思うのは薫さんの手料理だなー、 ( 相手の浴衣姿をひそかに楽しみにしていて、相手が着替え終わったのを振り返るのは少し緊張して。料理が運ばれてくる間にちら、とみるといつもと違う雰囲気を自分が独り占めしているかと思うと頬が緩みそうになるのを抑え。料理を口にしながら、うんうんと相手に同意しつつ、いつもご飯を食べるとき相手の手料理が食べたいと思うのは習慣化されているのでぽろりと本音がこぼれ。料理も食べつくし下げてもらったところで、 「 風呂、部屋の露天風呂にします?、それとも色んな風呂ある大浴場?、 」 大きく伸びをしながら相手に提案をし。 )






  • No.774 by 檜山 薫  2019-06-10 22:56:12 






… 調子のいいことばっかり言いやがって。( 相手が自分の手料理を美味しいと言ってくれるのも、毎日食べたいと言ってくれるのも、しっかりと本心ということは伝わっており。然し、素直に受け入れるのも恥ずかしいので、可愛げのない言葉をぽつりと。夕飯も終わり、後は風呂に入るだけ。せっかくここまで来たのだから、色々な風呂に入るべきだろうか、それともここは相手とゆっくり二人っきりで過ごすべきだろうかと悩み。「 今から部屋出るのも面倒臭いし、俺は部屋の露天風呂でいいけど 」そもそも相手と二人で入るなんて話はしていないので、二人でゆっくりしたいから露天風呂がいいなんて恥ずかしくて言えず。適当な理由をつけて露天風呂を選び、そのまま脱衣所へ行き。  )






  • No.775 by 三好 涼太  2019-06-10 23:11:07 





そんなのいつものこと、でしょ?、 ( 調子付いて口の滑りが良くなるのは相手の前で見せる素の自分にはよくあることで、相手のつぶやきに対し、軽く片目を閉じて返答し。風呂の準備をしながら相手の返事を待っていると、自分もせっかくなので相手とゆっくりしたいと思っていたからかぱっと表情が明るくなり。 「 ね、ねね、薫さん。 せっかくだから一緒に入りましょうよ。 」 脱衣所に向かう背中を追いかけ、そりゃもう調子付いたも付いたでルンルンの声色で一緒に入りたいと。 ほぼその気でいるので脱衣所で浴衣を崩し始め、先体流してますねー、とこれまたはやいペースで露天風呂へと向かい。 )






  • No.776 by 檜山 薫  2019-06-11 22:22:45 







嫌だって言っても、無理やりでも風呂入ってくんだろ。 (  相手と一緒に入ることができればと思っていたので、相手から一緒に入ろうと誘われると、同じことを考えていたと分かって嬉しくて。乗り気ではないようなことを言いつつも、嫌だとは言わずに来ることも止めず。自分が返事をした時には既に相手は脱ぎ始めてたので、あながち自分の発言は間違っていなかったと思い。後に続いて自分も露天風呂に向かうと、満天の星空が一面に広がっており。「 … すげぇ、」と思わず本音が漏れ、ぼーっと空に見蕩れ。取り敢えず身体を洗ってから露天風呂に入ると、少し熱めのお湯が気持ちよくて。肩まで浸かると背中を持たれさせ、リラックスしている様子で。  )








  • No.777 by 三好 涼太  2019-06-12 23:30:58 





あー…すげー気持ちいー… ( 体を軽く洗い相手に続き露天風呂につかり。熱い湯が体に染み渡り、自然と左記の言葉が出てきて。相手が見上げる先を見てみると満点の星空で、こんな空は今まで見たことがなく目を煌めかせ。リラックスしている相手の近くへ寄ると、ぴたりと隣に落ち着き。そして相手の肩に頭を傾かせ乗せて。素肌が触れいつもより近くに感じ。歩き回って、美味しいものを食べて、疲れを癒す温泉に入り、恋人の体温を誰よりも近くに感じて、こんな満天の夜空の元で二人きりなんて、幸せ以外の何物でもなく、火照った頬を緩ませ。 「 …薫さんの隣が一番落ち着く。薫さんは、煩い俺の隣で落ち着けませんよね。 」 深く呼吸をしながら相手の隣で落ち着いた時間を過ごせることをしみじみ感じていると、相手の立場だと自分のようなうるさい男が隣にいると騒がしくて落ち着けないんじゃないかと笑みを浮かべながら肩を揺らし。 )






  • No.778 by 檜山 薫  2019-06-13 23:30:45 







仕事の疲れが一気に取れる … 、温泉っていいよな。 (  仕事上パソコンと向き合うことが多いので肩凝りが酷く。肩凝りにじんわりと効いて気持ちがよく、相手の言葉に賛同し。温泉が熱いからか、相手と密着しているからか、耳元にかけて火照り。暫く黙った後に、ちらりと相手の方を見て「 … 煩いし、年下のくせに生意気だし、偶に無茶言うし、可愛いとか意味わかんねぇこと言ってくるし … けど、お前の隣が一番落ち着くから不思議だよな。 」とぽつりと話し始め。騒がしいより静かな方が好きな自分にとっては、相手は今まで好んで一緒にいる人の中では異例中の異例で。しかも、ただの友達ではなくて、男性と付き合うという発想すらなかった自分の恋人なので、タイプが全く合わない相手の隣にいても一番落ち着くと感じるのは不思議だと沁々思い。  )









  • No.779 by 三好 涼太  2019-06-15 01:54:24 





…、落ち着く、っすか。 ん、そっか…嬉しい、 ( 相手から相槌も返答もなく暫くの沈黙があり、気を使わせたかなと身を起こそうとすると、ぽつりぽつりと言葉が降ってきて。 その落ち着いた声色からより相手の感覚が伝わってきて、この人を選んで良かった、と改めて思い。 相手が安心して落ち着けるところでありたいとも思っているので、嬉しくてその言葉を繰り返して。 身体を起こし、湯の中でぎゅっと手を握ると、自分の濡れた髪が当たらないようかきあげた後濡れた唇にそっと口付けをし、素直な気持ちを見つめ告げて。 「 …なんか、逆上せてきたかも、 」 それからじっと相手を見ていると、火照った顔や濡れた肌が艶っぽく見え、なんだかかぶり付きたくなるような衝動にかられ、首筋に顔を埋めるとすり寄って。これ以上はいけないと、顔を埋めたままつぶやき、離れて風呂から上がり。身体を拭きつつ部屋に戻ると案外暑くて浴衣を緩めつつ窓際でパタパタと手で首元をあおぎ。 )





  • No.780 by 檜山 薫  2019-06-15 23:07:45 







… ほんと、お前って素直ですげぇよ。 (  嬉しいだとかを素直に言葉にできる相手が羨ましくて、ぽつりと呟き。もちろん自分としては褒め言葉のつもりで。前髪をかき上げた相手は色気があり、ぼーっと見蕩れている間に照れる間もなく口付けをされ。恥ずかしくて顔が赤く染まるのは風呂に入っているおかげで不自然になりすぎず。相手が出てから暫くして自分も風呂を出て、暑いので浴衣は気崩し、胸元はだらしなく開いたままで。「 すぐ帰ってくる 」と一言告げるとふらっと部屋を出て行き、近くにあった自動販売機でお酒を購入し。部屋に戻って、窓際にいる相手の後ろから、よく冷えたビールの缶を相手の頬にぴたっとくっ付け。「 暑っついな。お前も飲むだろ。この缶なくなったら今日はもう寝るか 」隣座ると相手には缶ビールを渡し、自分は缶チューハイを開け。お互いに疲れているだろうと思い、この缶が互いに飲み切ったら大人しく寝ようと提案し。とは言ったが、相手と過ごす時間がずっと続いてほしくて、ちまちまと飲み進め。  )








  • No.781 by 三好 涼太  2019-06-17 16:35:57 





薫さんが、俺を素直で単純な男にさせるんすよ。 ( 自分の率直な物言いは常々あることだが、こんなに気持ちが高ぶって言わずにはいられないのは相手の存在のせいで。素直だと言われつつもそんなに素直な人間ではないことは自分が一番よくわかっていて。困ったような、でもそんな変化が自分に起きていることが嬉しいような笑みを浮かべ、もう一度軽く口付けをし。 風呂を出てからだらだらしていると、どこかに行く相手の後ろすがたが見え、すぐと言うのでついては行かず待ち。 「 ッうわ、びびった、ありがとうございます…って薫さん、そんな肌蹴させて外歩いたんすか。 もー…これならちゃんと着てくれますか。 」 相手の気配と共に来た冷たい缶が当たり肩を揺らして驚いて。ビールを受け取り開けひやりとした喉越しを味わっていると、ちらりと横に視線をずらして見てみれば相手の浴衣の胸元が肌蹴ていてため息をつき。 ビールを置いて相手の浴衣に手を伸ばし、胸元に顔を埋めると吸い付き痕を残し。それから浴衣の胸元を整えて。 これで他の人に相手の素肌が見られることはないだろうと安心しまたビールを飲み。 )





  • No.782 by 檜山 薫  2019-06-17 23:19:56 







んで、最後は俺の所為かよ。 (  所為までとは言っていないので少し話を盛ったが、それでも自分が相手に何かしら影響を与えているのだと思うと嬉しく感じ。相変わらずのぶっきらぼうな返事をして。突然相手が胸元にまで来たので驚き、反射的に手で止めようとしたが、その時には既に痕を付けられ始め。行き場のなくなった手は、その羞恥と妙な擽ったさに耐えるように相手の浴衣をぎゅっと握り。相手が離れてから、ちらりと胸元を覗き込んでみると、元から肌は白い方なので日に当たらない胸元には痕があり、自分は相手の恋人ですと主張する様にくっきりと残っており。日常生活で上を脱ぐわけでもないし、誰かに態々上半身を見せる予定はないので問題はないが、何よりも恥ずかしくて仕方なく。相手の肩を軽く殴り 「 お前ッ、ほんと馬鹿、生意気、馬鹿 … 」と照れから小学生の様な文句を並べ。とは言っても本当に嫌なら抵抗しているし、もっと真面目に苦情を入れているので、嫌だったのかと言われると嫌ではなく。ただ只管に恥ずかしくて、その流れに任せて缶を全て飲み切り。さすがにお酒に弱い自分でも、これだけで酔うわけではなく。  )









  • No.783 by 三好 涼太  2019-06-20 23:17:05 





っ、ふはは、もっと抵抗したっていいんすよ?、 ( 軽く肩を殴られると相手の口からは簡単な言葉しか聞こえず、抵抗には見えず。今まで見たことない焦りようというか、恥ずかしがりように肩を小刻みに揺らして笑い。もっと揶揄ってみようかと思うが、相手は一気に酒をあおり少し驚いて。相手の手を見ればチューハイだったし、これくらいなら大丈夫だろうと思うが、自分の手のビールを持ちつつ相手の首あたりに手を当て急に酒を入れた所為で酔っていないだろうかと軽く撫で。座っている所為かまだゆるい相手の胸元に視線を落としつつ、満足げに口角をあげ。 「 一気に飲んだらすぐ酔いまわりますよ。 さっき布団敷いてくれてたみたいなんで、行きます?、 」 首元を撫でつつ、寝室用に分けられた少し狭い部屋に視線をずらすと提案し。 )





  • No.784 by 檜山 薫  2019-06-21 23:08:19 







おっ前、年上馬鹿にすんなよ。 (  完全に自分の反応を面白がっているので、今度は遠慮せずに先程よりも強めに肩を殴り。しかしその威勢も何処へ行ったのか、首元を撫でられると擽ったさに近い何とも言えない感覚があり、猫のように少し上を向いてぐーっと伸び。相手の方が背が高いので上から視線を感じ、ふと見てみると胸元に視線が向けられていたので、態とらしく睨むとぎゅっとキツく浴衣を着直し。「 これだけで酔ったりしねぇよ。… けど、今日はもう寝転ぶ 」相手の視線に沿って自分も見てみると、薄暗い狭い部屋は完全に二人だけの空間になりそうで。寝る前に口付けの一つぐらい出来ればと少し期待しつつ、部屋へと行くと確りと布団を掛け。しかし、近頃暑くなってきたのでリラックス出来ず。布団を掛けているしと思い、キツく着た浴衣を再び緩め、睡魔が来るまでぼーっと天井を眺めて。  )








  • No.785 by 三好 涼太  2019-06-27 00:41:53 





寝てりゃどーせはだけちゃうんだから、気にしなくて良いじゃないっすか。 ( 睨まれると、何も悪いことはしていないと首を横に振り苦笑しつつ寝ていればきっと今より肌蹴るのではないかとその様子を思い浮かべつつ告げ。 酒もなくなったことだし片付けて電気を消し、月明かりのみを頼りに間隔をあけ並べられた布団をずずず、と相手の布団にぴたりと寄せ布団に入り。 月明かりに背を向けて相手を見ると、暗闇の中でも少し明るく相手の顔が良く見え。お風呂後で見慣れない浴衣姿な上に無防備なところは自分の独り占めなのだと思うとなかなか眠れず、頬杖をついて相手を眺め。 布団から出た相手の顔に手を伸ばし、大切なものを扱うように撫でると何も言わずに軽く口付けをし。そのあともなんだか寝るのが勿体なくて頬を撫でたり髪を梳いたりしながら相手を愛おしげに見つめ。 )





  • No.786 by 檜山 薫  2019-06-28 23:34:32 







… 寝させる気ねぇだろ。 (  無理に寝るのではなく、自然と寝落ちする為に天井を見上げていると、隣から真っ直ぐすぎる視線を感じ。見られていることは分かっていても、ここで構ったら自分の負けだと思い、敢えてスルーし続け。せっかく先程までうとうとしていたのに、撫でられたり口付けされたりしては恥ずかしくて睡魔がどこかへ行き。ずっとスルーし続けていたがそろそろ我慢が出来なくなり、手を伸ばすと相手の頬を軽く引っ張り。顔だけではなく体ごと相手の方を向き、不満そうに上記を告げ。とは言っても未だ微かな眠気は残っており。普段よりも何処と無く緩やかな表情のまま欠伸をひとつ。相手も構うだけ構ったら満足して寝るだろうと思い、布団に入ったまま相手との距離を詰め「 好きなようにしていいから、満足したら寝ろよ 」と相手を受け入れ。  )








  • No.787 by 三好 涼太  2019-07-04 00:24:06 





…やっとこっち向いた。 ( すっど天井を見上げ絡まないままの視線でもそれは日常茶飯事で、口付けをしても撫でても嫌がる様子はないので返答はなくとも構わないのだが、やはりこちらを向いてくれると嬉しいので撫で続け。 すると伸びてきた手は頬への柔い刺激となり悪態とともに相手はこちらを向いてくれ。 頬をつまむ手に手を重ね嬉しそうに目を細め、相手の手の平に口付けをし。相手によって詰められた距離に少し驚くもこちらも距離を詰め、布団ごと動き相手のに少し重ねると相手側の布団に潜り込み。 好きなようにしていい、なんて相手は自分を甘やかしすぎやしないかと思うが、甘えない選択肢はないので足を絡ませてぴったりと身体をくっつけて。 「 薫さんは、俺とこうしてて何かしたいって思わないんすか?、 」 いつも相手は自分のしたいことを好きにして良いというスタンスだが、相手は自分に何かしたいことはあるのだろうかと疑問に思い、ちゃっかり腕枕をして髪を梳き文字通り好きなようにしながら問いかけ )




  • No.788 by 檜山 薫  2019-07-04 22:53:16 







… 思うけど、絶対に言わねぇから。 (  好きにしていいとも言ったし、そのために距離を詰めたが、まさか布団にまで入ってくるとは思ってもなく。ただでさえ暑くて浴衣の帯を緩めたのに、相手が入ってくると成人男性二人が入った布団は蒸し暑くて。それなのに身体を密着させてくるので、余計に熱が伝わってきて暑さは増し。流れに流され、気が付けば腕枕をされて相手の元に収まり。ゆっくりと身体を預けたまま、相手からの問いかけに少し考え。寝る前に相手と口付けの一つでもと思ったし、自分だって常に全て受け身なわけでもなく、それなりにしてほしいことはあり。然し、自分から甘えたりする柄ではないと自ら思っていることもあり、恥ずかしいからという理由もあるが絶対に言わないと断言し。それに、自分が言うまでもなく相手が先に行動してくれているので、態々自分が言う必要はないと思っており。  )









  • No.789 by 三好 涼太  2019-07-06 00:24:51 





ふーん、やっぱり。 それでもいいっすけど、ちゃんと言ってくださいよ?、 昼間みたいのは、…俺も気付かなくてすみません、 ( 暑く感じたので布団を少し下げて熱を逃がし。 2人入っているからか余計に暑く感じるも、それでも離れたくなく、浴衣を緩める等していると相手も同じことをしていて、はだけて見えた自分のつけた赤い跡を指でなぞり。そして少し眉を寄せ、昼間のロープウェイの件をつぶやき。言ってくれたら昼間のようなことは、とは思ったが、実際相手の様子に気付かなかったのは自分なので責められずもごもごと謝罪を。 「 薫さんのこと、ちゃんと好きだから、…大切にしたいから、嫌だったら言って、 」 宝物を扱うように相手の頬を撫で、相手は自分に遠慮なく言ってくれるとわかっていても、いつも以上に真剣に、どこか切なげに告げると口付けをして。 熱をもった唇が何度も口付けをすると湿っていき、求めて止まずに何度も啄むような口付けを繰り返して。 )





  • No.790 by 檜山 薫  2019-07-08 16:56:41 







… いや、昼間のは俺が意地張って言わなかっただけだし、お前は何にも悪くねぇよ。迷惑かけてごめんな。 (  相手によって付けられた跡を指でなぞられると、そこだけが熱を持ち、擽ったそうに目を細め。後輩であり恋人であり相手に情けない姿を見せたくなくて高いところが苦手だと隠したが、結局はそれがバレてもっと情けない姿を見せてしまい。相手に迷惑までかけてしまい申し訳ないと思っているので、珍しく素直に謝り。「 … 分かった。これからは無駄にかっこつけんのもやめる。お前も何かあったら言えよ 」相手がここまで真剣に自分のことを考えているとは思ってなく、改めてここまで大切に思ってくれている恋人がいて幸せに思い。そんな相手にこれ以上迷惑をかけたくないし、切なそうな顔も見たくなくて。流れのままで口付けに応じたのはいいが、相手のペースで進んだので何度目かの口付けで少し苦しくなり。こういうこともこれからはちゃんと伝えようと思い、とんとんと優しく相手の胸元を叩き 「 ッは … 苦しいっつーの … 」と。  )









  • No.791 by 三好 涼太  2019-07-12 01:05:11 





んー…謝らせたいわけじゃないっすけど、急に素直になるのはきゅんと来るんでやめてほしいっす。 ( 相手の素直な言葉にぱちくりと瞬きをし。相手がどんどん素直な面を自分に見せてくれるので、恋人の特権なのかと思うとやめてくれと言いつつ口元は緩んで満更でもない様子で抱きしめて。 「 ん。 …俺今までは薫さんが幸せならそれでいいって思ってて。でも、思ったんすよ。やっぱり薫さんは俺が幸せにしたい。 っはは、俺欲まみれっすねー、恋人を抱きしめて寝てるだけで幸せモンなのに。 」 相手が自分と触れ合う度どんどん変わっていくのを見ているとなんだか自分色に染まっていく感じがして嬉しく満足げに頷いて。胸を叩かれればはたと気付いて唇を離し、すみませんと相手の背中を軽く摩り。摩っている間、最近自分が相手を幸せにできない可能性を怖がっていたが、愛しい相手を目の前にしてやはり自分の手で幸せにし、一緒に幸せでいたいと確信し、早速相手の言う通りに思っていることを口にし。言い終わると眠たげに欠伸をして目をこすり。 )





  • No.792 by 三好 涼太  2019-09-12 19:58:07 





久しぶり、っすね。
ちょうど2ヶ月か、長かったような短かったような。
どれくらい無言で解消なのか覚えてないけど、
まぁ、もう、こんだけ長けりゃなぁって思ってて。

忙しかったりメンタルが沈んでたりして時間があいても、
返事してくれるのが嬉しくて。
それに甘えすぎてた。
ごめんなさい。
それと、ありがとう。これだけは伝えたかった。
俺が薫さんを愛した時間は薫さんの人生の中でめちゃくちゃ少ないと思う。
でもその時間を過ごして本当に楽しかったっす。
俺に薫さんを愛させてくれてありがとう。
はは、真剣に語っちゃって恥ずかしいっすわ。

じゃ!
薫さんが幸せになること、ずっとずっと祈ってるから。




  • No.793 by 檜山 薫  2019-09-12 20:30:59 






久しぶり、とかそんなことよりも、俺は先ずお前に謝るべきだよな。すまん…ごめんなさい。
お前からの返信に気付いたのが結構最近で、今更なんて顔して戻ってくればいいのか分かんねぇし気まずくなって、その結果がこれだよ。誰よりも俺のことを大切に想ってくれた人を傷付けて、なんつーか先輩として本当に情けないし恋人として最低だよな。なのにメッセージまで残してくれて本当にありがとう。お前の先輩でいれたことも恋人としていれたことも、すっげぇ楽しかったし幸せだった。小っ恥ずかしくて不器用でお前を前にすると何にも素直な気持ち伝えられねぇけど、ちゃんと伝える時は伝えないとな。

涼太、愛してくれて愛されてくれてありがとう。
最後まで格好付かなくてごめんな。






  • No.794 by 涼太  2019-09-16 08:40:06 





ばーか!、
大好きっすよ!、




[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:1対1のなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック