先輩 2018-03-26 09:24:42 |
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俺は薫さんのお陰で朝起きれなくなっちゃったのにー。 ( 自分は起きれていたのが逆に相手に甘えて起きれなくなったので、わざとらしく唇を突き出し不満げな表情を浮かべ。 じとりと見られると瞬きを数回した後へらりと笑い。 「 … 薫さんは、 おれの、…恋人なんすよ、 」 一言だけ謝られれば、もしかして何かあったのか、何もなくてもなんで謝ったのか、色んなことが頭を巡ってパンクしそうになり。 じっと見据えていた相手は目を逸らしてしまい、自分が言いすぎたことに気付き口を噤んで。 そんな表情をさせたかったわけでも、謝らせたかったわけでもないのに、どうして上手く言葉が紡げないんだろうかと、両膝を折ってかかえると腕の中に顔を埋め大きくため息を。 恋人らしいことなんて外ではできないし、恋人だから手を出すなとも体裁的に言えなくて、それでも繋ぎ止めておきたくて、顔を覆った腕の隙間からは相手の顔が見えずおそるおそる手を伸ばし相手の服の裾を握るとぽつり呟き。 )
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