先輩 2018-03-26 09:24:42 |
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…行ってきます、先輩。 ( 車を運転するのは相手だし、泊まらせてもらっているしで自分に出来ることはやっていこうと皿洗いもぱっぱと終わらせ。 しんどくなったら、と言われ嬉しさに表情が緩むもしんどくなくても来る気は満々なので、はーいと明るく間延びした返事を。 停車した車から出ようとした時、相手の言葉に満足げに微笑むと、久々に相手のことを先輩と呼び車を出て。 少し伸びをしながら、頑張るか、と意気込み会社へ。 それからも仕事に異動にと慌ただしく日々が過ぎていく中、たまに適当に用事を作って相手の様子を覗きに行くと、どうやら新人と一緒にいるので、なんとなく教育係にでもなったのかと察しがつき。 面倒見は良いからな、とその場では特になにも思わなかったが、定時を少し過ぎての仕事終わりに相手の元を訪ねてみればすでにあの新人に先を越されたようで。 それからその週はずっと新人につきっきりな様子で、それを見ているとモヤモヤとしてきて。 その感情がなんなのかは明らかで、むしろそれは仕事を捗らせ。やっとやってきた週末、少し仕事で無理をしたせいか目の下にクマが見えるが、お構いなしに意気揚々と両手に紙袋を抱え相手の家へ。 鍵を出そうにも荷物で手が塞がっているので、インターホンを押し。 )
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