先輩 2018-03-26 09:24:42 |
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…ん、良かった。 ほんとはちゃんと治るまで看病してたいっすけど、仕事ですからね、 ( 相手の鼻声を聞き本当に治ったのか、仕事だからと無理をしているんじゃないかと不安になり眉をしかめ、手を伸ばして相手の頬にぴとりと当て熱を確認してから、ほっとしたように眉間に入った力を抜いて。 熱はないが、鼻声だし咳も出ると言うし、心配なのは変わりなく。 しかし仕事となれば簡単に休めるわけでもないのは理解しているので、不満げな表情を浮かべながらため息をついて。 「 うわっ、急に何するんすかー…寒いっすよ、 」 朝の寒さが急に襲ってきて、大きな体を縮めふるふる震え。震えつつのっそり起き上がり、時計を見てそろそろちゃんと支度を始めないと、と肝心のスーツを探してはすぐにソファに見つけ。 一式きちんと洗濯して揃えてくれているのを見ると、ありがとうございます、とコーヒーを入れる相手の背中に声をかけ。 顔を洗い、軽く髪を整え、スーツを身にまとうとネクタイを締めながらキッチンの方にいる相手に寄り、 「 いーえ。 俺が勝手にスイーツ見て嬉しがってる薫さんを見たかっただけですよ。 」 と相手の様子に満足すると、相手の腰を軽く引き寄せ髪に口付けをし。 テーブルに用意されたフレンチトーストを見ると、おお、と感嘆の声をもらし、気分良くテーブルの前に座り。 )
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