林檎の園(〆)

林檎の園(〆)

掲示板ファンさん  2023-10-09 19:52:48 
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二人だけの禁断の楽園─

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  • No.136 by カルミア・フィッツジェラルド  2023-12-31 14:31:59 


(ですねえ…まあ結局ボタン取れなかった人のところまで殴り込んで俺のボタン!!俺のボタンだぁ!!!ってしちゃったんですけどね…()お願いだから闇堕ちしないでね…私泣いちゃう…主人公くんが元気いっぱいの良い子だからこそ闇堕ちされちゃったりすると余計辛くて…()ですね…一部は滅ぼした方が良い気がします…()もう全部神だと思って見るしか無いんですかねえ…()お姉様ナイス!!ナイスです!!雨梅くんがチョロくて助かった!!())

(大事にする、と笑う"忠犬"の言葉に「そう。大事にしてね」と軽く返しながらも、カルミアは普段より数段柔らかく微笑んだ。─ふと、信号待ちのタイミングで─"忠犬"が車窓を流れる景色を指差して彼女に問う。まだ変わる気配のない信号をちらりと見てから彼の指差す先に目を遣れば、目に痛い程眩いネオンに毒々しい色合いで全体的に彩られたそれは─所謂、ラブホテルだった。恐らく"派手だから"疑問に思ったのだろう─とカルミアは少しばかり苦笑しながら「…あれは…そうね。雨梅にはまだ早い場所、かしら」ハンドルから離した片手で"忠犬"の頭を優しく撫でてやり、視線を信号へと戻す。信号は既に青に変わっており、丁度一つ前の車両がエンジンを掛けて走り出したところだった。カルミアも"忠犬"の頭を撫でていた手をハンドルに戻し、アクセルを踏み込んでコルベットを発進させて)

  • No.137 by 雨梅  2024-01-02 18:13:13 



(/ いやもう本当に…何してるんでしょうね名護さん…完全に逮捕案件でしたねアレは()光が眩しく暖かい程、それが潰えて堕ちる瞬間のショック大きいですからね…そんなの私もベロベロのボロボロに泣いちゃいます…()まあ確かに…どうしようもない世界も一部ありますね…それはお願いしましょうか…()いっそその方が、もう岩永さん=神で振り切った方が面白いかなって…()ホント良かったです!多分一番の切っ掛けは初めて頭撫でてもらえた瞬間かと…スラム時代には無い経験だったので、でれでれになる程嬉しかったんですよ、雨梅…いやでもチョロいな…() )


( 日頃は泰然と答える彼女に妙な間や表情があった事に、指差した先の正体が解らない己は不審を覚える。疑問符を貼り付けた顔で首を傾げていれば、いつものように手が此方に伸びてくる。条件反射で身を少しばかり屈めながら、「早い……?」ぼやかされた答えを釈然としない口で繰り返す。しかし思考を掘り深めるのは不得手、おまけに彼女に撫でられているとあれば、滲む多幸にそれ以上疑問を追うのを止めてしまう。そうか、と何もかも放り出した朗らかな納得の返事で頷いたその後、車の発進を合図にまたシートへ身体を預け直す。それからは暫し、先程の建物を切っ掛けに外に興味が向いたのか、窓を流れていく景色を、頻りに視界を回して眺める。解り易く絵や記号を看板にする店には、此方も解り易く視線や指先の動きでなぞったり、たまに不意打ちで光るネオンに目を瞬かせたりと、一人忙しなく楽しんでいたが、やはり最後には隣でハンドルを握る彼女の方に戻る。ショップで一時臍を曲げはしたものの終始ご機嫌、尾でもあれば千切れんばかりに振っていたであろう笑顔でまた正面へ顔を向けた所で――何ともか細く情けない声で、腹の虫が鳴いた。暫し燥いで気付けなかった空腹を、その鳴き声で今やっと自覚して、「ん~…腹減ったな…」先程までとは一転、萎れ花のように眉を下げて唸りつつ、鳴く虫の辺りを押さえて擦り )



  • No.138 by カルミア・フィッツジェラルド  2024-01-02 20:34:30 


(ええ…糸みたいなのにボタン通してニヤニヤしてるシーンあるけど、あれまあまあの恐怖映像ですからね…?()元々ツンツンしてるとかの子なら別に闇堕ちしたところであんまりなんですが、ニコニコ笑顔の素敵な主人公くんなので…()ですねえ…特に龍騎のミラーワールドとか、剣の異種族デスマッチ()とかは早めに滅ぼしてもろて…()もうそうですね…そっちの方が楽な気がする…()まあともかくカルミア様ナイスということで!!())

(どうやら"忠犬"の興味は一旦車外に移ったらしく、彼はハイウェイを照らすビル街のネオンやら看板やらを眺め、時折指先を動かしたりして遊んでいるようだった。そのままカルミアがコルベットを走らせていると、ぐう─と彼女のものではない腹の虫が鳴く音が、隣の座席から聞こえる。くす、と可愛らしいものでも見るように小さく笑ったカルミアはハンドルに片手を掛けたまま"忠犬"の方を振り向き、「お腹空いたの?じゃあ、何処かで食べましょうか」と優しく声を掛けた。丁度、このハイウェイを暫く走った先には豪奢な外観のレストランが見えている。彼女自身はあまり空腹ではないようだったが、高級車ばかりの中でも一際目を引く真紅のコルベットはレストランの駐車場で停車し─エンジンを停止させ、先に降りたカルミアは"忠犬"を彼女の方へ招くような目線を一度だけ向けた。駐車場で妻やら娘やらを待っているらしい男たちの視線が、一斉に─コルベットから降りてきた傾国の美貌に注がれた。カルミアはあからさまな情慾を孕んだその視線が不快なのか眉を顰め、「雨梅、行くわよ」と"忠犬"に声を掛けて)

  • No.139 by 雨梅  2024-01-04 20:14:21 



(/ 幾ら執着しているものだからと言えども…あれは、その…言い訳しようもないヤバいヤツでしたね、確かに…()ああ…ぽかぽか太陽が地に落とされる瞬間とか…しんどいの極みしかないですもんね…マジで闇堕ちしないよう祈りましょ…()それはそう()デスマッチでもムテキなら何とかなるでしょうし、是非とも放流したい所ですね()よし、諦め同志ゲット!!ほら、一緒に神思い出して笑いましょ…?()ですねぇ!お姉様ナイス!!そして素敵!!綺麗!!() )


( さすさすと緩く撫でた所で腹の虫は治まらず、今度は掌越しに欲求を主張する。普段この程度で弱る事は無いのだが、今日ばかりは気分の落差に振り回されたよう、しょんぼり萎びた顔で頭を窓の硝子に預ける。――と、そこに思わぬ“女帝”からの提案。シートベルトで留められている分、あまり派手にはいかなかったが、それでも飛び上がるような素早さで彼女の方を見た後、「やった!飯ぃ!」などと単純に諸手を上げて満面笑みに。――暫しあって止まった彼女のコルベット。視線の招きに頷き応じて、車を降りて“女帝”の隣へ。レストラン外観のその豪華さに目を奪われたのも束の間、並んだ彼女へと注がれる周りからの只ならぬ視線に気付いて、眉が微かに動いた直後すっと表情が失せる。殺気とは違うようだが、少なくとも“女帝”の不快を煽っているらしいそれらへ目元を警戒に鋭く尖らせ、「……はい。」しかし、どの視線の主も“こちら側”ではなさそうな事、それに女帝に促された事もあって、特別何もせずに返事だけを返して、共に店内へと入った。外観と同じく豪奢ながら落ち着きのある雰囲気の中、一人の従業員に案内されて席へと着く。それから暫くは煌びやかな照明や、価値が解らずとも目を惹く装飾の品へと彼方此方興味を移した最後、カトラリーの一つである磨かれたナイフを摘まんではその背の輪郭を指先で撫でて弄び始め )


  • No.140 by カルミア・フィッツジェラルド  2024-01-04 22:20:57 


(ですよ…ところで、ヤバい2号だとマコト兄ちゃんもまあまあヤバいですよ()変身アイテムを渡しても渡さなくても殴ってきますからねあの人は…渡す→「簡単に渡すな!お前は甘い!」(拳)/渡さない→「変身アイテムを寄越せ!」(拳)理不尽の極みでは?()よく仲良くできたねタケルくん…()ですです…病んじゃう…永遠にみんな仲良しー!!しててもろて…()ですね…早々にあの黒いねじれこんにゃく()を破壊してもらうしか…()私は檀黎斗神だァ!!ヴェハハハ!!()キレてるよお姉様!!腹筋板チョコ!!肩にちっちゃい重機乗ってる!!!())

(カルミアは呼び付けで隣へ寄って来た"忠犬"の肩を軽く引き寄せ、相変わらず彼女に下卑た目線を注ぐ男達の方へちらりと冷えた視線を向けた後─まるで牽制するようにその様子を見せつけた。"忠犬"を目にした男達の眼差しがあからさまに敗残者、あるいは負け犬の如きものへと変化する。カルミアはその様子を横目に口角を吊り上げ─そうしてそのまま顔を背け、店内へと足を踏み入れた。外観に違わず豪奢な店内へ入った瞬間、音も立てずに駆け寄ってきた店員によって─彼女達は流れるように窓際の一等席へと案内される。深々と頭を下げて立ち去る店員の背にありがとう、と微笑みながら礼を述べたカルミアは─テーブルの下で長い脚を持て余したように組み、テーブルに備え付けられた純銀製のカトラリーで気儘に遊ぶ"忠犬"の様子を何処か微笑ましそうに眺めていた。彼女は─こういった店にしては珍しく、成金趣味でない─品の良いデザインのメニュー表を何気なく開き、中身に目を通した後、それを"忠犬"の方へと投げて「雨梅、先に決めていいわよ」と声を掛け)

  • No.141 by 雨梅  2024-01-07 20:00:49 



(/ なんですそのどっちを選んでも好感度下がるイベントみたいな状態…理不尽にも程がある…むしろどうやったら仲良く出来るんですその方…()本当に…お願いしたいですね…仲良しパワーで敵全部倒してもろて…ね…?()その場合真っ直ぐねじれこんにゃくの方に向かっていきそう…統制者めっちゃ驚いてそうですね、顔無いからよく解らないですけど()ン゛ッ!!!(笑いを堪えきれなかった音)ついに主様自身が神に…これはいけない…ッフフ…早くお戻りに…()いいよいいよ!背中に羽根ついてる!プロテイン飲んだシルバニア!って、あれ…?お姉様はボディビルだった…?() )


( 店に入る前、また頭のみならぬ接触を受ける。ショップの時は動揺して固まったが、流石に二度目、多少のゆとりから嬉しさの方が勝った。歩き出すその前、元より笑みを湛えたような頬を更に綻ばせて、彼女の方へ無垢に慕う眼差しを向けた後、歩調を合わせてレストランへ。――店内、一等席。己の顔も映す程磨かれたナイフは弄ぶ度照明を反射して、手元や頬に光が当たる。それが一度目にも注がれて思わずぱちり瞬いたのを切っ掛けに、摘まんでいたそれを元の位置に置き直した次、視界に入り込んだブック状の物を反射的に受け取って、彼女の言葉にそれの意図を知る。いつものように、はい、と一言返事をした後その表紙を捲って、「肉食いたいな~…」誰にともなく言葉を溢しつつメニューを覗き込む。ん~、と少しの間その中身とにらめっこする内、それまで弛みっぱなしだった顔は渋さが加わり、首が傾がれていく。「なあ、ボス、」心做しか髪まで萎んでしまったような眉垂らし顔を彼女の方に向け、開かれているメニュー表をテーブル上に据えて、「これ、肉で合ってるか?」おずおずと、デザインに溶け込む料理の写実絵が添えられている隣、恐らくは料理名であろうその文字を指差し、己には読めぬそれの答えを彼女に求めて )


  • No.142 by カルミア・フィッツジェラルド  2024-01-07 20:39:23 


(ええ…よく仲良くできたもんですよタケルくん…まあ、彼はライダー界きっての聖人ですからね…()そのタケルくんに「うわっ、来たよ…」とか言われるマコト兄ちゃんはどんな奴なんだ…()あっ、ヒロインと2号くんが正式にライダー化したので恐らく安心…安心…と思いたい…です…()ケンジャキと始の仲良しワールドの為に統制者は早くぶっ飛ばしてもろて…()…ハッ!!私は今何を…!?()キレてるよ!!腹筋6LDK!!ま、まあそれなりに引き締まってはいると思いますよ…多分…())

(先程までの明るい表情とは一変、風船が萎んだような表情をした"忠犬"が指差したメニューにカルミアが目を通せば、そこには恐らくステーキらしい絵の隣に─フランス語らしき料理名が金の筆記体で記されている。実際のところ、彼女もあまりフランス語は日常会話程度しか読み書きできないのだが─読む限り、それは彼の零した要望通りの肉料理だと思われた。「ええ、合ってるわ。雨梅はこれね?…じゃあ、私は…」彼女は"忠犬"の手から受け取ったメニュー表を開き、料理名を指先でなぞる。カルミアの食事はデザートメニューの中にあったイチジクと何らかのタルトに決められたらしく、彼女は手を上げて店員を呼び付けた。注文を取った店員は恭しく頭を下げ、ガラス張りの透けている厨房の奥へと引き下がっていく。豪奢なシャンデリアが照らす瀟洒な店内、モノトーンの服に身を包んだ彼女とカジュアルな服装に身を包んだ"忠犬"の取り合わせは少しばかり不自然ながら─妙に絵になっていた。カルミア自身も彼女の前に置かれている純銀製のカトラリーに手を伸ばし、退屈そうに触り始め)

  • No.143 by 雨梅  2024-01-10 23:39:19 



(/ めちゃくちゃ良い人なんですね…寧ろそんな方に「うわっ…」って言われるなら相当な奴なんでしょうね…多分、なんかこう、面倒くさい方向とかで…()安心…ですよ!!うん!!多分!!()あれが元凶ですからね…倒すついでに見る影も無いくらい粉々に砕いておくよう頼んどきましょ…()良かった正気に戻った…!神とのシンクロ率急激に上げすぎちゃったせいで…その…ッフ、いえ、何でもありません()素晴らしいよ!腹筋ちぎりパン!!()なるほど…健康そう且つ、お強そうで良いですね!お姉様頼もしい!! )


( 彼女の口から紡がれた正解に、しょぼくれた顔は安堵に綻んだ。そのまま問いかけに頷いた後には指を引っ込めて、それこそ“忠犬”宜しく両手を膝に、彼女の注文を待つ。やがて彼女が呼びつけ、それに応じテーブルに近付くウェイターに己も反射的に顔を向けて、己には少々難解な言語のオーダー名が流れ、去っていくその背までをピッと多少緊張を張った目で見送る。――その後、料理が運ばれてくるまでの間。店内を見回す事も、指先ばかりの手慰みも、少しばかり退屈に感じ始めて、最終的にはやはり“女帝”の方へと視線が向く。何をしていても様になる、カトラリーに触れる彼女の頬を滑る、その銀の反射光一つでさえその存在を引き立てる装飾のようで、夢心地半分、すっかり恍と見入っていたが――そこはそれ。短絡、並びに単純思考の頭ゆえ。目の前に運ばれた料理の香りに意識は一瞬で欲求に切り替わる。「うまそ~…!」ソースの掛かった肉の皿を前に、きらきら目を食欲に輝かせて。三度目の主張を始めてしまいそうな食欲虫の居る腹に早く収めんと、いつもの慣れた“牙”とは違って少し不器用に、柄をギュッと握り込むようにしてカトラリーを持てば、それで肉の真ん中真上の辺りを狙って )


  • No.144 by カルミア・フィッツジェラルド  2024-01-11 16:07:30 


(ですです…タケルくんは幽霊のライダーなんですが、自分が生き返るチャンスを別の人に譲っちゃうくらいには聖人なんです…()死ぬ程面倒くさいですよマコト兄ちゃん…ストーリーの後半なんて、ほとんどお話と関係ない所で自分と戦ってましたからねあの人…()ですね…ハイパームテキにお願いしときましょう!!()神とシンクロしてましたか…危ない危ない…()あっ!!お姉様手振ってくれた!!()お姉様はボディビル大会よりパリコレのランウェイ歩いててください…())

(ぼんやりとカトラリーを弄んでいる内、カルミアと"忠犬"の前に料理─"忠犬"の方には肉、彼女の方にはタルト─が運ばれてくる。途端、ご馳走を前にした子供のようにきらきらと瞳を輝かせる"忠犬"を、カルミアは酷く微笑ましげに眺めていた。彼女自身もカトラリーを手に取ってタルトを一口大に切り分けていたものの、慣れない手付きでカトラリーを扱う彼を見かねたかのように「雨梅、ナイフはこう持つのよ」と声を掛けながら手を伸ばし─柄をきつく握り締める"忠犬"の手を取り、固まった指を一本一本取り外して上から柔らかくその手を握り込み、正しい位置へ導く。そして手を添えたまま器用に肉を切り分けた所で彼女は"忠犬"の手を離し、切り分けたタルトを口に運んだ。甘ったる過ぎない上品な甘さがカルミアの口に広がり、思わず彼女の口元がふわりと緩む。─が、周囲からの何とも言えない視線を感じ取ったらしく、形の良い眉を僅かに顰めた。カルミアに注がれる目線はどれもそれなりに身なりの良い男から、それも彼女に対しての下卑た欲望を剥き出しにした眼差しばかりで─彼女は「……嫌になるわ」と心底疲れ果てたような声で微かに呟き)

  • No.145 by 雨梅  2024-01-14 12:49:15 



(/ 想像の倍以上めっちゃ良い人だった…!!そしてマコト兄ちゃんは何してるんです…?何を拗らせちゃってそうなってるんです…?()よし!ハイパームテキなら安心ですね!!行ってらっしゃい!!()あの神は色々とデンジャラスなので…戻ってこれて良かった……色んな意味で…()キャーッ!!お姉様のファンサ!!生きてて良かった!!()それは確かに!パリコレで誰より注目集めてそう…お姉様の美貌とスタイルたるや、誰しもが見惚れるものでしょうからね…きっと何来ても服が合わせにくるタイプ…() )


( 持ち方そのものが違い、使い方もなってない、そんなカトラリーの扱いでは料理には逃げられてしまう。む、と唇を尖らせていた所に声が掛かって、そちらに気を向け動きを止めた拳状の其処に、“女帝”の白雪の如き手が被さる。「……こうか?」抵抗などしようも無い、解かれるまま指を一本一本、彼女が導く正解に当て嵌めていく。そのまま自分の手、否、重なる彼女の手によって切り分けられていく料理を、感心と学習の頷き混じりの声を漏らしつつ、少しばかり楽しそうに眺める。彼女が離れたその後で、一瞬惜しむ視線を遣りはしたが、開けた大口に運んだ肉の旨さにまた直ぐ様と輝く。そのくるりくるりと表情を変える合間に、“女帝”の微笑みが眼に映れば、それは一層深まって――「……ボス?」“女帝”の纏う空気から、凪いだ泰然さが些か欠けたのを、言葉と表情の色味に読み取る。じ、と彼女を見詰める瞳は、怪我をした彼女を見た時と同じような、狼狽やら心配やらを濃く籠めて、「嫌なもん、“掃除”するか?」先程から、彼女へまた注がれているあの只ならぬ目へは、円さの削がれた鋭い視線をぐるり回して、折角直々と矯正してもらったカトラリーナイフをまた逆手に、静かに握り込んで。“女帝への危害”と見なしたその眼差し達への威嚇を始めながら、不穏に低く這う声で彼女の可否を窺い )


  • No.146 by カルミア・フィッツジェラルド  2024-01-15 19:12:09 


(ええ、タケルくん良い子なんです…すっごく…歴代でも類を見ないくらいの…()色々こじらせてる人なんですよマコト兄ちゃん…身長高すぎて変身の時には遠近法が仕事してませんし()出来るだけ早めに潰してきてもろて…()良かった…良かった…神に乗っ取られるところだった…()ヴッ!!お姉様笑顔が素敵!!()お姉様ならたまにパリコレにある人類には早いファッションを着せても大丈夫ですね、きっと!!())

("忠犬"に睨まれた男達は途端にカルミアに向けていた目線を逸らし、各々の目前にある料理やら妻やらに目線を移した。その様子を眺め、呆れたように小さな溜息を吐いたカルミアは「いえ…良いの。慣れてるから」と可愛い"忠犬"の問い掛けに─首をゆったりと横に振る。そうして彼が逆手に握り込んだカトラリーに手を伸ばし、指先を解いて、再び正しい持ち方へと矯正した。"忠犬"のカトラリーを整えて満足気に頷いた彼女は手元のタルトへフォークを突き刺し、イチジクの果肉が乗った部分を口の中へ運ぶ。─下品さの一欠片も無い、なんとも控え目な甘さに─知らずカルミアの心で張り詰めていた糸が、ふわりと解けていく気がした。彼女は手を挙げて店員を呼びつけ、「…ねえ、これを貰えるかしら」とデザートメニューの苺のケーキを指差す。恭しくお辞儀をして去っていくウェイターを見送った後、カルミアはすっかり半分程に減ったタルトを─ぼんやりとカトラリーで弄んでいて)

  • No.147 by 雨梅  2024-01-17 00:30:16 



(/ 良い子良い子…そこまで良い子ならばちゃんと幸せになってほしい子ですね、タケルさん……()そっかー…まあ仮面ライダーの主人公以外で拗らせてない人の方が珍しいんですけども…って、そんな身長高いんです…?遠近法狂わす程に…?()ですね……アレさえ無ければ皆平和になれるので……()本当に良かった…いや、乗っ取られてたらそれはそれで面白いんですけども…身体が保てなさそうなので()ン゛ッ!!流し目麗しゅう!ありがとうございます!!()ああ…あの「何の電波受信したんです??」みたいな服ですね…まあお姉様ならちょっとくらいヤバいものでも着こなせますよ!多分!!() )


( まだ牙を剥き出しにはしていなかったが、それでも苛立ちか怒りか視線の持ち主達を睨めば、男連中は“女帝”からその不届きな目を逃がす。それでも収まらない腹立たしさにナイフを握る手に力が籠って、「でも、」“女帝”の答えにも膨れた物言いの声が飛び出す。しかし再び触れられた手元が直されて、それ以上は何も告げられずに口を閉ざした後には、少し不満げな唸りだけを残して身を縮こめた。――少しの沈黙。きゃんきゃんとそれまで騒いでいた“忠犬”が静まったのは、肉を頬張る為だけではなく、ひとえに己の目に何処と無く悄として見える我が“女帝”の様子ゆえ。得意の“掃除”は封じられた今、他に出来る何かを探して、むむ、と眉を下げて首を傾げていく。「……なあ、ボス。」やがて、思い付いた一つの行動から、彼女に呼び掛ける。「これ、食うか?」何の邪気も無い瞳と共に彼女へ向けたのは、小さめにカットした肉を刺すフォークの先。――元気付けたい、笑ってほしい、喜んでほしい。それらを理由に“女帝に従う”以上の何かを懸命に捻り出した結果。“自身がされたら嬉しい事をする”等という短絡稚拙に極まりない考えの下、仄かに輝く期待の内に少々の憂慮を顔に映して彼女の反応を窺い )


  • No.148 by カルミア・フィッツジェラルド  2024-01-19 20:34:38 


(ですよ…まあ、でも最終回でちゃんと生き返って美味しそうにおにぎり食べてたので…()ホントにアメンボみたいな体型してますよマコト兄ちゃん…腕と脚が長くて…確か演者の山本さんの身長が190近くあるんですよ…()ですね!!頑張ってハイパームテキ!!()ですねえ……()お姉様!!ファンサで人が死んでます!!()ですです…宇宙からの電波ですか?みたいなアレです…())

(俯き加減のまま再びタルトを口に運んだカルミアがふと顔を上げると、目線の先には"忠犬"が差し出す─切り分けられた肉の突き刺さったフォークがあった。自身の様子を伺うように見つめる、彼の大きな丸っこい瞳と視線の噛み合った彼女は思わずいつものように微笑みつつ、「あら、私にくれるの?ありがとう」と首を傾げてみせる。テーブルへ肘をついて身を乗り出しては紅いルージュの引かれた唇を小さく開き、それを口に含んだ。口の中で柔らかな肉の繊維がふわりと解け、今までのタルトの甘味とはまた違った旨味が広がる。ゆっくりと味わうように咀嚼した後、乗り出していた身を元に戻して─ゆったりと脚を組んだ。「…ありがとう、雨梅。美味しかったわ」と"忠犬"に礼を述べた後、いつも通りの微笑みを向けたカルミアは新しく運ばれてきたケーキを切り分け、口に運んで)

  • No.149 by 雨梅  2024-01-22 18:41:24 



(/ あっそれなら良かった…!やっぱりハッピーエンドが一番ですね…!()アメンボ()いやめっちゃデカいですね!!下手したら自販機よりデカいという事…?そりゃ遠近法も仕事放棄しますわね…()頑張れえ!!()常時あの“神”のテンションでいられるのは岩永さんだけですよ…()お姉様ぁ!!三途の川から舞い戻ってきましたのでもう一度ファンサを!!()アレってパリコレの方々解ってるんですかね…その…服の意味合い…()あっところでですね…私が初期の頃キャラ案に出した“睫毛バサバサ顔面宝石美形、中身ろくでなしクズの修羅場メーカー”のキャラ設定出来上がっちゃいましてですね…これがまた想定以上のイカれクズになりました事をご報告しておきますです…() )


( じ、と見詰める瞳が“女帝”の紺碧と絡まる。確認のように問われる声へ一つ大きく頷いた次、緊張なのか、それとも別の何かか――少し速度を上げる鼓動に、知れず自らの胸元を空く手で押さえ、その服の布地を握り締める。やがて彼女の真っ赤な唇が、差し出したフォークの先を浅く飲み込んでいく様がやけにゆっくりと見えたその後、礼を告げた彼女に答えんと息を吸った事で、いつの間にやら呼吸を止めていた事に気付いた。「……ん、そうだろ。」しかし映す“女帝”の微笑みにその程度は些末。相槌を答える此方は、だらしないほど綻んだ頬で、思惑の成功を噛み締めていた。――「あ~美味かった…!」彼女への精一杯の奉仕の後、戻したフォークでまた残りを平らげて、口元に付いたソースも舌先でちろり舐め取った食事の終わり、満ちた腹を一擦り。機嫌上々と言葉を漏らしてからまた“女帝”の方へ顔ごと向いて、「ボスはどうだ?」満足か、と訊ねる本人こそすっかり幸せそうに、髪と同じくふわふわ跳ねて浮わついた笑顔で緩く首を傾げて )


  • No.150 by カルミア・フィッツジェラルド  2024-01-25 08:40:12 


(ですです!!ハッピーエンド最高!!()山本さん、胴体が短くて腕と脚が長いモデル体形なんですよ…()タケルくんの演者さんの西銘くんが170前半~後半くらいなんですが、普通ならちょっと後ろで変身ポーズしてると遠近法でちっちゃく見えるじゃないですか…?でも山本さんのデカさが規格外すぎて、同じサイズに見えるんですよね()ですね…本人もネタにしてますし…()ですってお姉様!!あっ!!今度は投げキッスだ!()どうなんでしょう…ホントに人類が着るやつかこれ?みたいなのもありますしね…()あっそういうのシュキ…外面だけ良いクズ好き…ってあれ…?外面の良いクズってこれ足立さんでは…?())

(カルミアの目前に並ぶ、タルトとケーキの乗っていた皿は空となり─"忠犬"の前に置いてあった肉の皿も綺麗さっぱり中身が無くなっていた。まるで、上機嫌な犬のようにふわふわと緩み切った表情を浮かべる彼から満足したか、と問われた彼女はテーブルに頬杖を付く。その拍子に─露出した肩口を覆うグレーのファーの端がテーブルに乗り、朝に束ね損ねた後れ毛がカルミアの瞳を僅かに覆い隠した。少し物憂げな雰囲気を漂わせるその姿のまま、彼女は普段通りの─いや、それよりも何処か柔らかく優しい印象を受ける笑顔で微笑み、「ええ。私も…こんなに楽しいご飯は久しぶりよ。ここ最近はずうっと、頭の固い爺さん連中との堅苦しい会食ばかりだったから」と"忠犬"の顔を見つめつつ、戯けるように肩を竦めてみせる。カルミアは─お互いにマナーや立ち居振る舞いの隙に目を光らせ合う、表面上は和やかな高級レストランのディナーよりも─今目前に居る"忠犬"やペット達と食べる、マナーも立ち居振る舞いにも気を遣わなくて良い食事の方が心底好きだった。そんな感情を込めた微笑みを向けた後、彼女は"忠犬"を連れてテーブルを立ち、会計へと向かう。支払いは相変わらずブラックカードで済ませ、「行きましょ、雨梅」と声を掛けながら駐車場に停めたコルベットへと歩いていって)

  • No.151 by 雨梅  2024-01-27 03:14:19 



(/ ええ!何であれハッピーエンドで終われば、私達もハッピーで何も言うこと無しですね!()最早どうなってるのレベルのデカさ()そりゃアメンボと言いますか…タカアシガニと言いますか……兎に角ヤバいデカさである事はよくよく伝わりますね()むしろネタにしない手は無い濃さですものね…神…()ヴッ!!(吐血)投げキッスに心臓撃ち抜かれました…我が生涯に一片の悔い無し…()もう服の概念ぶち壊してきてますもんね…モデルさんも困る瞬間ありそう…()それは確かに足立さんですね!猫被ってるとも言いそうですが…()いや今回出来上がった修羅場メーカー君、癖に従い過ぎてド美人のダメ人間な上、享楽主義で、更に私立探偵(という名目の何でも屋)、みたいな設定盛り盛りしちゃって、今自分でも「何だコイツ…」って頭抱えてます() )


( 彼女が頬杖を突いた事で、ほんの僅か互いの距離が縮まる。問いに答えてくれるその表情は、いつも以上に物柔らかで、まるで慈愛や母性、家族愛――何れも知らない筈の己にそれを想起させる美しさがあった。「そうか、楽しかったか。」視線は“女帝”と合わせたままに、今度は何処か擽ったそうにむずむずと唇の端を弛めて、「ボスが楽しいなら、俺すっげぇ嬉しい。」湧き上がって仕方の無い、今にも小躍りしてしまいそうな歓喜を率直ストレートに口にする。それから彼女の起立に合わせ、己も一歩後ろに控える形で付き従い、会計が終わるのを喜び咲く顔のまま待つ。はい、と掛けられた声には直ぐ様返事を、続けて彼女の歩みに合わせて外へと出て車にまた乗り込む。「仕事以外でこんなボス独り占め出来んの、夢みたいだな~…」――服を選んで、食事をして。普段の生活に不満など皆無だが、誰の介入も無いこの時間も至福極まりない。堪らず漏れていく独り言も、すっかり薔薇色に染まっている。「終わっちまうの、もったいないな~…」“女帝”と共に在って何事も起こらない、いっそ嵐の前の静けさか何かしらのフラグにも似た、平和平穏の一時。それに浮かれたまんまの惜しむ声を車中に舞わせては、また流れる景色を眺めて暫し――ふと、気付く。「なあ、ボス。」呼び掛けるその顔は怪訝、もしくは疑問を滲ませ眉を寄せている。「黒い車、ずっと付いてきてる気がすんだけど。」走るコルベットの隣車線、二台分ほど遅れた斜め後ろの車。それへ殆ど直感で感じ取った不審を、少しばかり警戒を張った低さで“女帝”へ伝えて )


  • No.152 by カルミア・フィッツジェラルド  2024-01-30 09:01:08 


(ですです!!()です…めちゃくちゃデカいんですよ…タケルくんとの身長差がすごくて…()むしろ本人から進んでネタにしてる節がありますね岩永さん…全裸でブゥン!!!って言ってたのはアドリブらしいですし…()あーっ!!消えちゃう!!拳を突き上げて昇天していらっしゃる…ラオウだ…()絶対困ってますよあれ…これどう着るねんみたいな服ありますし…()アッ!!!(昇天)シュキ…シュキ…())

(カルミアはアジトへの帰路を辿り、車内に響く"忠犬"の楽しげな声をBGMにしつつハイウェイを軽快に飛ばしていたが─ふと、"忠犬"が彼女に声を掛けてきた。僅かに顔を窓から出してちらり、と目線を遣れば─確かに、あの黒い車は先程レストランへ向かう際も見た気がする。─アジトを突き止められると─至極面倒臭いことになるだろう。「…そういえば、そうね。」彼女は彼の言葉に頷き、カーナビに手を触れるとワイヤレス通話を開始した。何度かコール音が響いた後─「…おい、カルミア…お前、今何処居るんだよ。」不機嫌さの中にも何処か縋るような色を纏った、低い掠れ声─イアソンの声がコルベットの車内に響く。その咎めるような口振りにはごめんなさいね、とごく軽い謝罪だけで済ませ、カルミアは「イアソン。直ぐに貴方の愛車、出せるかしら。付けられてる気がするの。場所は─」と本題に入った。イアソンは少しの間黙ってその話を聞いた後、「……分かった、秒で向かう。」と答えるが早いか、通話が切れる。彼女は"忠犬"の方に顔を向け、「…持って来てて正解ね。」と微笑みながら─ショルダーバッグから、エディ謹製のコルト・パイソンを取り出して軽く揺らし。)

  • No.153 by 雨梅  2024-01-31 22:59:51 



(/ そこまでデカいと日常生活で頭ぶつける事とか多そう…それはそれとして身長差あるの…なんか良いですね…()アレがアドリブで出来るの、良い意味でどうかしてますよね…もうずっと面白いのいっそ卑怯で……まあそういう所全部引っ括めて好きなんですけど()……ハッ!!いけない!!(蘇生)お姉様のファンサの破壊力すごい…!お姉様愛してますよ!!()ありそう…「え…どうなってるのこの服…あっそう着るの?え?ええ~…?」的な事態…モデルさんお疲れ様です…()良いですよね美人のダメ人間…絶対助手とかお巡りさんとか困らせてるタイプ…コイツの場合、修羅場(自分が十割原因)に巻き込まれた所を回収されて、「え~…これからが面白い所でしたのに。クリフハンガーとか俺好みじゃねぇんですけれどねえ…」とかほざいて怒られてるのに、全然反省とかしてくれないタイプですが…()あ~…その内動かしたいですねこの修羅場メーカー…() )


( “女帝”の同意にその車への不審を確信すれば、至福への無粋極まりないその邪魔立てに思い切り眉を顰め、サイドミラー越しにそれを睨み付けた。黒い車は此方の視認に気付いてはいないのか、変わらず距離を一定に開けて尾けている。ぐる、と苛立ち紛れの警戒に唸りを漏らす最中、彼女の方は普段通りに自若として、“狂犬”と連絡を繋げていた。ナビを通す二人の会話の後、ふと此方を向いた気配に“女帝”の方に目を隣へと戻す。「ん~…それは、そうなんだけどな…」微笑む彼女に相対し、揺らされる銃に合わせて首を傾げたその顔は、遊んでいた所に不意に頭へ水でも引っ被せられたような、いじけた膨れっ面。「……せっかくボスと二人きりだったのに。」表情の理由は明白、極上たる時間が終わってしまう事。もう、だの、むかつく、だのと虫の治まらない言葉をぼろぼろ思うまま溢していくその合間。それでもこの状況下においての役目は果たさんと、羽織る上着の内やポケットを探って、この恵賜された服に少々強引に――それも、普段の中華服よりも随分少ない三つ程しか仕込めなかった唯一の暗器、飛刀を取り出す。「…なんでこんな時に来んだよ、アイツら。」未だ不本意不満顔、苛立ちですっかり唇を曲げながら、今度は首を外へと回して明確な敵意を――この距離と窓硝子を隔てて尚、目視してみせた尾行車の内側、複数人の男連中へと突き刺し飛刀を構えて )


  • No.154 by カルミア・フィッツジェラルド  2024-02-03 11:30:08 


(ですよね…私の友人にも190cm超えが居るんですが、家のドアにも電車の吊り革にも屈まないと頭がぶつかるそうで…()あんなのですけど有能ですからね、神…面倒臭いからって倒すと後々詰んじゃいますし…()良かった!!生き返った!!ザオリク覚えてて良かった!!お姉様のにこやか傾国スマイル大好き!!()ですです…()ウ゛ン゛ッ゛!!!(心臓を掴まれる音)うーん好き…性癖…私の心覗きました?ってくらい私の性癖にクリティカルヒットですね…()こういうタイプのキャラってうっかり沼るんですよね…()表向きは猫被りでプライドだけはエベレスト級な若手エリート刑事とか、底無しにお人好しで普段からぽやんとしてる助手とかと組み合わせたい…())

(イアソンとの通話を切った暫し後。車の対処は不機嫌な"忠犬"に任せ、カルミアがコルト・パイソンに弾丸を補充していると─車とまたは違うエンジンの低く唸るような駆動音が、ハイウェイ中に響き渡る。漆黒の色彩に一際冴える白のライン、加速性能に特化した安定性が皆無のスマートかつ巨躯の車体─マフラー部分に流麗な筆記体で『G.S』と製造社名が刻印されたそのバイクに跨がっているのは、フルフェイスのヘルメットを目深に被ったイアソンだった。彼はグリップを握り込み、更にエンジンを吹かして男たちの車を追い越し、コルベットと並走しながらヘルメットのシールドを持ち上げつつカルミアに声を掛ける。「…付けてんの、あいつらか?」端的なその問いに彼女は軽く頷き、禄に背後の確認もせず─コルト・パイソンの引き金を引いた。華奢な骨に響く衝撃と共に、青白い炎を纏った弾丸が銃口を飛び出して─黒い車の運転係の頭部を吹き飛ばす。フロントガラスに赤い肉片が飛び散り、運転係のコントロールを失った車はハイウェイのガードレールに衝突し、目下に広がる青い海へと落下していく。途端、何処に隠れていたのか─落下していったものと同じ車種らしい黒い車が何台も姿を現した。イアソンはその様子に舌打ちを一つ、「…面倒臭ぇ」と呟いた後、バイクを腕力だけで反対方向へ切り替えると─正面からその車へと突進していく。衝突の直前でバイクの車体を横にし、ごく僅かな隙間を─アスファルトに擦れたタイヤから火花を散らしつつ、正に神業の如くすり抜ける片手間。こちらもまた何処に隠していたのか─徐ろに一丁のソードオフショットガンを取り出し、銃口を斜めにして射撃した。角度を付けて発射された弾丸は運転席に座る男の頭部を正確に撃ち抜き、バランスを崩した車体は先程の車と同じ末路を辿る。そうしてイアソンは再びバイクの車体を起こし、車から身を乗り出した男達の射撃を器用に避けながらショットガンを乱射し)

  • No.155 by 雨梅  2024-02-04 20:03:30 



(/ うわわ大変そう…まあ、180超くらいでもぶつかるって方も知り合いに居ますし…あまり背が高いのも考えものなんでしょうかね…個人的には好み要素なんですが…()そう…すっごい有能なので…言動や執着心がアレなだけで…()やったあお姉様のスマイル…!国どころか地球全土がガッタガタに傾くお美しさ…!直視出来ない…!!()えっへへ嬉しいですねえ!!そう…私も沼ったが故のこのキャラに御座います…()あっ良いですね!!お人好し助手さんは助手さんで堪りませんが……猫被りの若手エリート刑事さんとの組み合わせ見たいですね!うちのダメ人間探偵、そういう人相手なら絶対面白がって挑発だの煽りだのをかまして遊ぶ様子が目に浮かびます…それも常連客とか友人的な本性バレた相手であれば尚更遠慮無しに…() )


( 尾行車はまだ何か仕掛ける様子も無かったが、その先手を取らんと狙いを定めた所でまた別のエンジン音が響く。それに己も“女帝”と同じ方向、つまり“狂犬”と彼が乗るバイクへ目を向ける。しかしそれも一瞬の事、彼女が引く引き金を切っ掛けに、次々現れた同種の車達への対応へ頭を切り替える。――今回は車中、普段のように身を武器にする事も出来なければ、二人のように銃を扱う事も出来ない。それらに少しもどかしげに唸りながらも、兎に角黒い車らの内、一番手近だったもののタイヤへ飛刀を二本、投げて突き刺す。合口や点穴針に比べれば無論身幅や背は短いそれだが、深々刺されば当たり前にパンクする。そのままコントロール不能になった車が、仲間内の別の車を巻き込んで転倒したのを一瞥する間に、尾行車の殆どはイアソンによって片付いたらしい。その事にも渋っ面の皺を深めていたが、隣の彼女へ向けられた銃口の音を、エンジンや乱闘の間から的確に聞き取れば――間髪無し、躊躇無しにその方向へ最後の飛刀を放つ。風を切り裂く勢いのそれは、“女帝”や“狂犬”、他の障害物も全て針の穴でも通すようにすり抜けて、“敵”の喉を正確に貫いた。それから血を噴き出す様を、明確な殺意に開かれた瞳で見据えた後、ぐるり周りを見回せば、今己が狙った車以外が見当たらない事に気付く。「……終わりか?」物足りない、収まらないと苛立ち混じりの殺意に低め鋭く尖る声と顔付きで、二人のどちらへともつかない問い掛けを溢し )


  • No.156 by カルミア・フィッツジェラルド  2024-02-04 20:40:27 


(私もです…でも私が低身長なので、その友人と並ぶとどう見ても捕まった宇宙人なんですよね…()ですよね…色々とアレなだけで有能な人ではありますし、あの行動も一応は神なりの善意から来てるみたいですし…()あーっ!!お姉様のスマイルで死人が!!お姉様!!()沼は深い……軽率に潜ると抜け出せなくなっちゃいますからね…()ワ…ワァ…(語彙力喪失)その光景見たい…凄く…見たいです…())

(イアソンはヘルメットのシールドを上げ、"忠犬"の声に「…だろうな、この車と俺のバイク以外のエンジン音は聞こえねえ」周囲へ素早く目線を配った後、そう答える。カルミアはコルト・パイソンをショルダーバッグに戻し、意地悪く細められたイアソンの目元へ手を伸ばし─優しく触れた。「急に頼んでごめんなさいね、イアソン」と微笑んでみせれば、イアソンはふん、と鼻で馬鹿にするように笑いながらヘルメットのシールドを元に戻す。彼はレザーグローブを嵌めた手でグリップを握り込み、エンジンを吹かすと─コルベットを軽々と追い越してハイウェイを突っ走って行った。その姿を見送った彼女は相変わらずね、と何処か楽しげに笑いながらハンドルを握り直し、"忠犬"の方を向いて「ありがとう、雨梅。助かったわ」と労るように微笑みつつ─その後は特に何の障害も無く、運転するコルベットはカルミア達のアジトへと到着する。入口の辺りではイアソンが先程擦れたタイヤを交換しており、その隣にはもう一台、新品の赤いバイクが鎮座していた。彼はカルミアと"忠犬"の帰還を耳聡く捉えて顔を上げ、普段通りの狡猾な笑みを浮かべてみせる。「よお、帰ってきたか…おい、犬ッコロ。このバイク、カルミアからの贈り物だってよ。」イアソンが親指で指し示した赤いそれは─イアソンのものと同じく、マフラー部分に『G.S』と会社名が刻印されているが、彼の乗っているモノよりは何処か安定感のあるどっしりとした車体をしており、乗り心地は比較的快適そうだった。イアソンはそのバイクのシートを撫で、「コイツはな、もう…世界に数えるほどしか残ってねえ『スレイプニルシリーズ』の一台だ。…ホントならオレが欲しいくらいだってのによ。」と笑って。)

  • No.157 by 雨梅  2024-02-06 01:45:49 



(/ グレイタイプのやつですね…あとあんまり身長差あると、立って話すにはちょっと首が疲れますよね…()ええ…その辺解ってる方も取り敢えずはいらっしゃるようですしね…まあ奇行はどう足掻いても奇行なんですけど…()ヴッザオリクかけなくちゃ…あっでもお姉様はそのまま微笑んでいて下さい!!どうかそのままで!!()ちょっと覗くか~のつもりで頭まで浸かってるなんて事ザラですからね、沼。まあ抜け出すつもりも当面無いんですけど()私も見たいに御座います……!取り敢えず、美人探偵君プロフは出来上がっておりますので、お次辺りに載せさせて頂いても…!?() )


( “牙”は無くともいざとなれば、“女帝”の盾にでも。苛立ちや不満に満ちる頭なれども、第一に考えるは彼女の無事。警戒を走らせる最中、“狂犬”から問いの答えが返ってくれば、「……そうか。」警戒の鋭さはまたいつもの丸こいそれに戻って、乗り出していた身をシートに収め直す。それから其処で眺める二人のやり取りに、更に羨望が上乗せされて、きゅっと目が眇められた。――低い駆動音と共に“狂犬”が去ったその後、ふと彼女の顔が此方を向いた。その微笑みに単純な自己は曲げた臍をあっという間に戻し、機嫌良く、とまではいかなくとも、最低限マイナスに傾いていた感情は拭われ、また外の景色へ津々と興味を流していく。――それから間も無く。アジトに到着した車から降り、女帝の隣に並んで歩いていった先。イアソンの呼び掛けにふっと視線を上げて指された方を見遣ったのは、一台のバイク。素人目に見ても重厚な安定を思わせる赤い車体。それが“狂犬”の言葉により“女帝”からのプレゼントだと解るや否や、みるみると表情を華やがせて、「俺の!?俺のバイク!?」文字通りに跳ね上がる程の勢いで驚喜を示し、その車体の傍へと駆け寄る。イアソンの話によれば相当に希少らしいそれの、周りを彷徨いて、エンジン部からメーターに至るまで隅々と輝く視線で観察し、そろり慎重にハンドルを撫でてみたその後。はっと“女帝”の方へと顔が向いて、「カルミア様~!あんがと~!」高揚しきって調節も利かない、肺活量一杯の礼と同時、抱き締める準備のように両手を広げながら、“女帝”の方へとまた走っていき )


  • No.158 by カルミア・フィッツジェラルド  2024-02-06 12:46:27 


(分かっていただけて嬉しいです…!確かにちょっと疲れますね…()ええ…奇行なのには変わりありませんから…()エディを!!誰かエディを呼んできてください!!お姉様も面白がってスマイルしないで!!()私も色々な沼に頭まで沈んでますよ…友達から引きずり込まれたやつもありましたね…()勿論です!!私も猫被りでプライドだけはエベレスト級な若手エリートくんのプロフを作成致しますね!!)

(カルミアは飛び込んでくる"忠犬"を軽々と受け止め、その頭を撫でながら微笑んだ。「喜んでもらえて嬉しいわ。前に始末した爺さんがコレクターでね、埃を被ってたの」と言いながら彼女自身もそのバイクに触れ、イアソンに説明を促すような目線を送る。イアソンは自身のバイクの手入れを済ませた後、二人の背後に立ち─「コイツは『スレイプニルシリーズ』の、スレイプニルCR8000。オレの12000に比べりゃまだ言う事聞く方だが…まあ、コイツもとんだ暴れ馬だぜ。見た感じ大分弄られてっから、飼い慣らすのは難しいだろうな」と呟きながらも、そのマフラー部分を優しい手付きで撫でた。刻印された『G.S』の文字に触れては、なんで生産停止しちまったのかなあ、と独り言を漏らし、アジトの中へと一足先に消えていく。カルミアはその背中を見送り、バイクから手を離すと"忠犬"の方に向き直って─「ふふ、大事にしてね」と微笑み、アジトの中へと足を踏み入れた。リビングのソファの側にはミラが控えていたが、二人の姿を認めると美しい姿勢で頭を下げる。「お帰りなさいませ、カルミア様と雨梅様」カルミアはその言葉に軽く手を上げて答え、"忠犬"と共にソファに腰掛けて)

  • No.159 by 雨梅  2024-02-07 00:41:44 



(/ 背が高すぎても良いことは多くなさそうですね…まあ、それはそれとして我が子の身長とかはガンガン盛りますけど()まあ…奇行と功績でギリギリ打ち消しあって…あってますかねえ…()すいませんエディさん!これ何とかなりますかね!?ア゛ッまた死人が!!!()あるあるですね…“勧められたから”で見て思わぬ方向に沼るやつ…でも沼…心地好い…()有り難う御座います!!では載せさせて頂きますね!!性癖に走りまくってだいぶ歪んだ子ですが!!()主様のプライドエベレストな猫被りエリート刑事さんの事、大変楽しみに待たせて頂きますね!!


Name…アシュリー・ハニーウェル

Old/Height …25歳/183センチ

Looks…筋肉はそこそこ、どちらかと言えば細身で、抜けるような色白。細く柔く、ふんわり緩くウェーブの掛かったプラチナブロンドの癖毛で、胸元と目元を毛先が擽っている。大体は襟足をざっくり三つ編みかハーフアップにして、前髪を掛けた左の耳元に、細いヘアピンを装飾代わりで複数付けている事が多い。長い睫毛に隙間無く覆われた細い垂れ目に、光加減や見る角度により、紫、青、緑と表情を変えるフローライトの瞳。左目の下には泣き黒子が一つ。全体としては儚げで神秘的、それでいて甘い毒のような色香を纏う容貌の持ち主。首筋の左に赤い月下美人、右手首に蝶のタトゥー。両耳にインダストリアル、ロブ、トラガスのホールを開けて気分で付け替えている。服に拘りは無く、余程奇抜でなければ何でも着る。

Personality…気怠そうに見えて案外ノリが軽く、いつでもニコヘラ大変愛想が良い。多少芝居がかってはいるが言葉遣いも丁寧で、新規客にはきちんと“誠意ある外面”を被る。しかしその本質は、兎に角楽しい事、面白い事、気持ちいい事が最優先の享楽主義、且つ今が良ければそれで良いという刹那主義。それ故、私生活は自由奔放、気紛れの二言に尽きる。戯れに人を誑かして遊ぶし、人の誘いにも簡単に乗るが、それで他者がどうなろうと責任を取る気は更々無い、人倫をぶっ飛ばしたクズ。気を許した相手には諸々のオブラートが消え、面白半分に煽り散らかしたり、享楽明けのだらしないダメ人間ぶりを見せる事も屡々。

Others…名目上は私立探偵。蓋を開ければ何でも屋を兼ねた情報売り。容姿の良さを自覚しており、振り撒く愛想と甘さで金銭にも“情報”にも困った事は無い代わり、監禁、刃傷沙汰、ストーカー、喧嘩と修羅場にも事欠かない。ついでにそういった洒落にならないトラブルを“エンタメ”と楽しむイカれ……もとい、強メンタル具合。尚、足首やら手首やらの関節を自在に外せるし、簡単な鍵なら解錠出来る器用さもある為、閉じ込められて枷を付けられようと、余程強固な幽閉でなければ抜け出し逃げる事も可能。どうにもならない場合は、助手や“常連客”の手を借りる。あまりにも修羅場関連で警察の世話になる為、近場の警察署員らには、身元を引き取りに来る助手共々顔と名前を覚えられている。

台詞サンプル
「ようこそ、我が探偵事務所へ。ご依頼は何でしょうか、お客様。」
「一夜の花を、泡沫の蝶を、ただ一時追いかけ愛でる事の、浪漫たるや――嗚呼、此れほどの愉楽がありましょうか。」
「お~やおやまあまあ!ダーリンのようなご立派なお方が、俺みてぇな“クズ”のお手を借りたいと?それはそれはご光栄ですねえ!」
「あ゛~…うっさ………今二日酔いなんでお静かにしやがれ下さぁい……助手君、お水ぅ…」 )


( 正しく尻尾を振る犬の如し、殆ど飛びかかる形で“女帝”に抱き着いたかと思えば、撫でてくるその手に自ら頭を押し付ける。それに一旦満足した所で、彼女の指が伸びていく先を追い、自然とバイクの方へと視線が映る。同時に、イアソンから受ける説明を理解出来ているのかどうか、兎も角へえ、と一つ相槌を打ちながら、当の目線は“暴れ馬”を撫でる彼のいやに優しい手元へ物珍しげに向かっている。やがては離れていく“狂犬”を見送った次、戻った目は“女帝”と向き合う。「おう!もちろんだ!」微笑む彼女に向日葵の如く晴々とした笑顔を、胸を張って返す。それからまた上機嫌に二人アジト内に入り、「ただいま!」とミラの出迎えに明朗はきはき答えた後、“女帝”のその隣で今日一日の記憶に浸るように、賜り物の服の襟や裾を指先で弄ぶ。そのまま暫しはまったりとした時間を過ごしていたが、不意に大きな欠伸を隠しもせずに一つ。釣られて出てくる涙を瞬きで均して直ぐ、既にくらりくらりと舟を漕ぎ始めて数秒後、一際大きく“女帝”の方へと眠気を纏う頭を大きく揺らして )


  • No.160 by カルミア・フィッツジェラルド  2024-02-09 12:53:57 


(ですです!!我が子はどんどん高身長に…2m超えてる子とか余裕でいますからね…()合ってるんでしょうか…?ネタキャラっぷりで何とか…?()頑張れエディ!!何とかするんだ!!(無茶振り)死者が!!死者が出てますお姉様!!()です…浸かってしまえばもう、ね…?(圧)()ウ゛ッ゛!!!(心臓に直撃する音)好゛き゛!!!(クソデカボイス)()刑事くんのプロフィールはもう少しお待ちを…())

(カルミアはソファに腰掛け、服の裾やら襟やらを弄り回す"忠犬"を微笑ましそうに眺めていたが、ふと─彼が船を漕ぎ始めていることに気付いたらしく、「…あら、眠いの?」と声を掛ける。返答を待つ前に肩に乗って来た頭にふふ、と小さく笑みを溢した彼女は、先程から全く変わらない姿勢と表情でソファの側に控えるミラに「ごめんなさい、ミラ。毛布を持ってきて貰えるかしら。」と軽く呼び掛けた。返答の代わりに恭しくお辞儀を返したミラはその場を立ち去って暫くした後、一枚の毛布を手にソファの側へと戻ってくる。カルミアはありがとう、と微笑みつつ礼を言ってそれを受け取り、"忠犬"の上半身に掛けてやった。その後近くを通りがかったニコラは「相変わらずだねえ」と苦笑したが、打って変わってエディは─表情にこそ出さないものの、"忠犬"の頭をわしわしと乱暴に撫でて立ち去っていき)

  • No.161 by 雨梅  2024-02-10 13:25:00 



(/ 人外とかだと尚更になりますよね…取り敢えず的な感じで180より上にしますし()言っといて何なんですがどうでしょうね…ネタの印象強烈過ぎるので…()エディさん!!頼りになるの貴方だけなんですが!!()お姉様!全方位が死者でエラい事になってますお姉様!!そろそろファン全員逝きますお姉様!!()ね!!この有り様ですよ!!沼アッタカイ…タノシイ…()ありがとうございます!!刑事さんの方ごゆっくりで大丈夫ですよ…!()あっあとプロフ出した後でなんなのですが……世界観のアイディア色々湧いてきたのでぶち撒けるだけぶち撒けときますね…!()探偵君、基本設定は現代で人間にしておりましたが、霧煙るロンドン的な中世時代でも良いかと思いますし、幽霊や化物とか怪異的な事件とか、キャラが人外の末裔とかそれにまつわる特殊能力とか、あとは逆に宇宙や未来的なSF舞台でも楽しそうだな、と…!それでは失礼致しました!!() )


( 満腹に、“女帝”との外出、その際の会話に触れ合いと、十二分に何もかもを満たされた充足感と、普段以上に朝早く起床した不足の吊り合い、そしてアジトに返って尚“女帝”と共に居られる満足に、本人の意思には関わらず身体は休息を選んだ。毛布に包まれて以降は尚更で、所々と寝言に口が動く。その最中、イアソンの名を呼ぶ際には戯れる犬のような気安さだったり、ニコラには微妙そうな渋さを滲ませたり、ミラへは何やら少し怯えた様子だったり、エディ相手ならば多少甘えた無遠慮さであったり。どうあれ何にしろ、夢でさえくるくると変わるその表情は、終始と楽しげに弛んで、「カルミア様、」“女帝”の名を溢す色にも、邪気の無い人懐っこさを浮かべ――だが、それは何度か重ねて呼ぶ内、徐々に恍惚とした心酔が滲んでいく。「……カルミア様。ずっと、お傍に……」覚醒しているのかと紛うはっきりとした言葉の合間は、確かに健やかな寝息。そこまででようやっと寝言が鎮まったかと思えば、今度は身動きが忙しくなる番らしい、凭れた彼女の華奢な肩へと頬を擦り寄せ始めて )


  • No.162 by 雨梅  2024-02-14 06:52:11 



(/ 少々埋もれてきているので上げさせて頂きます…が、主様も他トピやリアルなど、様々ご事情がおありでお忙しいかとは思いますので、どうかご無理をなさらないよう…それから、此処でのお返事が難しかったり、長々とした本体同士での会話等がご負担になっていたりするようでしたら、此方のトピのストップ、本体会話のリセット、別キャラへの移行、その他相談等、いずれも問題ありませんので、ご遠慮無くお申し下さいませ…!それでは失礼致します…! )


  • No.163 by カルミア・フィッツジェラルド  2024-02-14 08:21:06 


(ヒェ…いえいえ、私の方が中々お返事を返せずに申し訳ありません!!お気を使わせてしまったようで心苦しいです…)

(180より上は最早デフォルトですよね…繰り返すようですが2mの子とかいますし…()ですね…()エディ!!頑張って!!ファイト!!()お姉様ー!!!ストップ!!笑顔ストップ!!()アッタカイ…アッタカイ…()刑事くんの作成で少々お時間を取ってしまったようで…誠に申し訳ありません。

Name…クリス・K・竜崎

Old/Height…23歳/187cm

Looks…仕事上鍛え上げられてはいるが、何方かと言えば細身かつ着痩せするタイプで、肌は色白。細く少し癖のある黒髪をオールバックに整えているが、何故か常に前髪が一房だけ額に垂れている。髪の手入れを始めとして見た目には気を遣っており、だらしなく乱れている瞬間が無い。意思の強さを思わせる、目尻が吊り上がった切れ長の眦は短いものの濃密な黒の睫毛で覆われており、瞳は夏の海のように美しく澄み切ったターコイズブルーの中に、夜闇で輝くラピスラズリの藍と金色が混じった色を秘めている不思議なもの。無駄な肉が削ぎ落とされ、鋭利な輪郭が縁取る猛禽類のように凛とした美貌の持ち主。左腕には幼い頃の火傷痕がケロイドになって残っており、耳にはピアスホールだけが開いている。服装は常に高級ブランドのものを着こなし、仕事の際はスーツの上に黒いロングコートを羽織り、手の甲中間辺りまでの黒い手袋を装着する。

Personality…表向きは誰に対しても物腰柔らかで穏やかな態度で接し、良い意味でエリートとは思えない性格をしているが─実際はプライドが高く、自分以外の他人を全て見下す傾向にある。余程のことが無ければ猫を被った状態で会話するが、だらしない人間を毛嫌いしているため、そういった類の人間には本性が出てしまう。少々潔癖症な傾向があり、だらしない上にガサツな人間を見ると鳥肌が立つらしい。

Others…史上最年少で入庁した若手エリート。階級は警部補。両親共に警察官僚の一家に生まれ、自身もそうあるべきと教え込まれて育った。若くして将来を期待され、多くの部下を従えているが─その内の誰も信用したことなど無い。何故か面倒な私立探偵の相手を任せられ、最近は毎日ストレスフルな生活を送っている。そろそろ胃に穴が空いてもおかしくないレベル。日本人とイギリス人のハーフ。若造扱いされるのが最も嫌らしく、壮年の部下から若造扱いされた日には馴染みのバーで愚痴大会コース。怒り方は声を荒げずに淡々とピキるタイプ。

台詞サンプル

「はじめまして、僕はクリス・K・竜崎と申します。ええと…アシュリーさん、ですね?宜しくお願い致します。」

「…あのクソ探偵…!毎度毎度尻拭いする『俺』の身にもなれってんだ!…チッ、胃が痛ぇ…こりゃ朝までヤケ酒コースだな。」

「ちったあ片付けろよ…ただでさえクズみてえな人間なのに、もっとクズになんぞ。」

(それぞれへの感情が伺える声色でペット達の名を呼び、すやすやと機嫌良く寝入る"忠犬"の姿を、カルミアは微笑ましそうに眺めていたが─ふと肩にのしかかってきた重さと共に告げられた、自身へ対する忠誠の言葉。彼女はそれに少しばかり瞳を見開いたが、直ぐに"忠犬"の髪を撫でながら優しく微笑んで「…ふふ、嬉しいわ。私も、ずっと貴方のことが大好きよ」と答え、カルミアも心地好い微睡みに身を任せ、美しい瞳を伏せた。それから少しした後、イアソンが通りがかり─その姿を見つけたらしい。「…仲良きことは美しきかな、ってやつだな」と呟き、"忠犬"の肩にのみ掛かっていたブランケットを彼女の方へも伸ばした。そうして彼自身もソファの隙間へ身を押し込み、カルミアの空いている方の肩へ頭を預けて目を閉じる。暫しの間低く唸っていたが、それも直ぐに穏やかな寝息へと変わっていった。その後通りかかるペット達は微笑ましそうに、あるいは羨望の眼差しでその姿を見ながら通り去って行って)

  • No.164 by 雨梅  2024-02-16 20:52:25 



(/ ああいえ!お気になさらず!此方こそ妙な気を回しすぎてしまったようで…!!
ですね… 2mオーバーっ子は私もいますね…でもでっかい程萌えるんで止められないんですよね、高身長化…()エディさん!お願いします!ほら雨梅も行ってあげ…あっ既に撃ち抜かれた後だ!起きて!!()お姉様!笑顔ストッ…いやでも真顔は真顔で死人出そう…()いえいえ催促してしまったような感じになってしまって此方こそすいません…クリスさん!イギリスハーフの方!美しい上一人称が“僕”と“俺”なの最高か…遠慮無い物言いして下さる所も好き…始まってもいない内からうちの探偵がご迷惑かけてますね申し訳無い…()これ絶対うちのアシュリーが「顔が好み」とか言って警察署に直でクリスさんご指名したでしょ…クズがごめんなさいね…()さて、プロフのお披露目も完了致しましたし、そろそろキリも良さそうなので、“クズ探偵とエリート刑事さん”にお話移行します?それとももう少し“女帝と忠犬”のお話続けます…?どちらでも私は構いませんよ!! )


( 彼女の指が髪に触れた途端、眠っていたとてぴたりと動きを止めるのは、夢でさえも誓うその忠誠の証拠か。降り注ぐ声が届いたのだろうか、表情の恍惚は鳴りを潜め、代わりに安心に弛みきって、だらしなささえ思わせる幼い笑顔を湛えたまま、まだ暫し寝入る。――不意に瞼が開く。しかし頭までは覚めていないらしい、瞬く瞳は宵の訪れた窓の外をぼんやり見つめている。…夜、と時間帯の認識を呟いた一言を切っ掛けに、漸く隣にある温もりに視線が動き――その正体が他でも無い“女帝”である事、そしてその状況を正しく理解した瞬間に、目を落としかねない大きさまで見開いて、声も出せなくなるほどに驚いたその後で、その向こうの“狂犬”の存在にも気付いた。…どうやらどちらも眠っているらしい。“忠犬”は、目一杯にボスに構われ、眠りから覚めてもお傍に居られた嬉しい今日ばかりは物分かりも冴えていて、二人を起こさないよう、衣擦れさえ立てない程“行儀良い”所作で身を起こし、その光景を、主立っては“女帝”の方を贔屓めに、少々の間眺めていた。――美しく、強く、気高い赤。初めて出会った日から変わらず、瞳を焼く色、優しさを与えてくれた色。「……カルミア様。」ふっと抜いた吐息に彼女の名を混ぜる。愛おしそうな、甘えるような、純粋な“好”の一文字で満たしたその声の後。そっと目の前の髪を一房指で掬い上げ、滑らかなそれへと繊細に、静かに口付ける事で、溢れてやまない感情を彼女へ捧げ )


  • No.165 by クリス・K・竜崎  2024-02-18 15:31:00 


(いえいえ、こちらこそどうかお気になさらず!!()ですねえ…止まりませんね…()あっ!!呆れ顔のエディさんがきちんと米俵担ぎでお姉様を回収しました!!良かった…()出ますね恐らく…ちゅ、中間の顔を!!お姉様中間の顔で!!()気に入っていただけたようで何よりです!!()いえいえ…まあクリスも台詞サンプルの最後なんか「(元々ウサギ小屋みてえな狭い部屋だけど、流石に汚ねえから)ちったあ片付けろよ…ただでさえ(情報屋とか、私立探偵とか言う将来性のカケラも無えロクでもない仕事してる)クズみてえな人間なのに、もっと(行くといよいよ顔の良さと立ち回りで誤魔化せねえくらいの正真正銘な人間の)クズになんぞ」ってワードが隠れてますので中々イイ性格してますよ…()ですね…私もどちらでも大丈夫なので、クリスたちのお話に移行しましょうか!)

(─警察庁内の、恐ろしい程に静まり返った廊下─履く者の顔を映し出す程に、美しい鏡面仕上げで磨き上げられた革靴が床を蹴る、乱暴な音が静寂を切り裂いて響き渡る。その革靴を履く男─クリス・K・竜崎はオールバックに整えた髪を掻き毟り、目に見えて苛立っているのは明らかだった。態々誰も通らない廊下を選んで警察庁の外に出れば、途端に"外行き"の仮面を被り、年若い部下が運転する黒い公用車の、後部座席に乗り込む。本革のシートに腰を下ろし、暫しの間車に揺られた後到着したのは─目当ての探偵事務所が入っているらしき雑居ビルの前だった。彼は運転してくれた部下に軽く微笑んで車を降り、見ているだけで鳥肌が立ちそうなビルの中へ足を踏み入れると、一軒のテナントの前で足を止める。彼は黒いコートに付いた綿埃を神経質な手付きで払い、革靴に落ちる細かな埃すら許さずに払い落とした。身嗜みを完璧に整えた後、ドアを軽くノックして、中に居るであろう目当ての人物へと声を掛ける。「…アシュリー・ハニーウェルさんはいらっしゃいますか?本庁より派遣されました、クリス・K・竜崎です」出来るだけ柔らかさを保った声を掛けつつも、内心では舌打ちの一つでもしてやりたい気分だった。)

  • No.166 by アシュリー・ハニーウェル  2024-02-19 13:46:46 



(/ 有り難う御座います…!
まあ自分の癖に素直な方が楽しいので、良しとしましょう!()良かった…これでこれ以上の被害……被害?は防げますね…()中間!!それなら何とか…!!お姉様お願いします!()最高にツボ突かれましたね…ヴッ!!本当に遠慮の無いイイ性格…そして全て事実なだけに何も言えない…でもアシュリーこの程度でめげる事ありませんし、何なら「そのクズにお頼りになっていらっしゃるのは何処の何方様でしたっけ~!?」って両手で指差して煽り返してくるくらいにはメンタルつよつよなので、どうぞそのままのクリスさんでいて下さいませ()よし始めましょうか!既に初手から修羅場ってますけど!() )


( 雑居ビル内、住居兼仕事場のテナントにて。起き抜けの今朝一番、先に出勤していた助手から、“今日は警察庁の方が来る”という予定報告を、身支度中の寝惚け頭で聞いていた。だからその油断もあったのだろう、ノックのみで名乗りもしない訪問に容易く扉を開けてしまって――現状は“これ”である。頭に突き付けられる銃と、その持ち主の二人の男を見上げながら、来客用の対面ソファの一方に、命を脅かされているとは思えない程悠々と脚を組む。今度は何したんですか、等と此方を睨む助手へ、「……さて。一夜の甘露の味など、もう舌の何処にも残っておりませんので。」覚えているが思い出す気も無いと暗に告げれば、助手から返ってきたのは呆れの深い溜め息。そのやり取りが男達の気に障ったらしい、ごり、と今度は銃口がこめかみに直で当てられる。それでも焦る素振りは見せず、しかし現状打破に頭を捻っていると――目の前の男二人よりも軽く、上品さか神経質さを思わせるノック音が響く。おや、と一つ声を漏らすその後ろで、ドア向こうの名乗りに動揺する男達の隙を突いて、「はい、ようこそ我が事務所へ…と、言いたい所なのですが、」ドア越し、ソファから動きもしないまま、“彼”へと声を掛ける。「実は今、事務所内に昨晩食べ残した“汚れ”が見付かりまして。これが中々手強く、片付けるのに苦労しておりましてね。」湾曲に、暗喩に、捻り捻った言葉で男達を貶した後、「……申し訳ありませんが、助力を願っても宜しいでしょうか?」必死さも恐怖も無く、その状況に似つかわしくない愉楽の色を含めた声で、“彼”に形ばかり丁寧で軽薄な助けを乞い )


  • No.167 by クリス・K・竜崎  2024-02-20 08:42:45 


(ヨシ!!(現場猫)()ですね…頑張れエディ…()中間の表情を!!中間の表情を!!()良かったです!!!何処までも遠慮ありませんよコイツ…自分と家族以外は全部人間のクズだと思ってるレベルですから…でも短気なんですよね、結構。煽られるとすぐピキりますし…何なら手も出ますよ()了解です!!良かったねクリス!!()あと小ネタを一つ挟んでおきますと…クリス、すっっっごい面食いなんですよ()わーほんとだぁ!!頑張って())

(ノック音から暫しの間を置き、室内から返ってきたのは─中途で切られた歓迎の言葉と、何処か楽しげに聞こえる救助要請だった。手袋越しの親指で眉間を掻き、「…成程、状況は理解しました…入らせて頂きますね」と声を掛けた後ドアノブに手を掛け、扉をゆっくりと押し開く。室内には思わず息を呑む程に美しい顔立ちの男─恐らく彼が、例の私立探偵─アシュリーだろう。それと、その蟀谷に拳銃を突き付ける男達、そしてアシュリーの助手と思われるもう一人の人間。思わず口から長い溜息を吐き出せば、それが男共の癪に障ったらしい。お前も撃つぞ、などと聞き苦しい声で宣う男達への嫌悪感を抑え込みながら、何処までも冷えた営業スマイルを浮かべて「…銃刀法違反、脅迫、公務執行妨害の現行犯。無期懲役は避けられませんね?…一つ減らしたいならせめて、銃だけでもこちらに渡して頂けませんか」とまずは丁寧に、物腰柔らかく頼んでみた。だが男達に堪えた様子は無く、尚も何やら喚き散らしながら銃を向けてくる。その様子にブチン─と、脳内で血管の切れた音が聞こえた気がした。「……こんな下らねえコトで人生破滅させるクズ人間の癖して─この『俺』に逆らってんじゃねえよ」誰に言うでもなく呟き、腰のホルスターに差し込んでいた拳銃を抜く。一歩足を踏み出し、男達が引き金を引く前に─銃底でその後頭部を強かに殴り付けた。呻き声を上げて昏倒する男達を冷たい瞳で見下し、携帯を取り出して部下に連絡を取る。「…ああ、アリシア巡査長ですか?『僕』です、クリス…緊急応援を要請します。殺人未遂、銃刀法違反、公務執行妨害、脅迫の現行犯を確保致しましたので…来て頂けますか?はい、いえ…僕は被害者の方と話がありますので。ええ。…では」ほぼ一方的に話して通話を切った。携帯をポケットに戻し、自身には珍しく大立ち回りをした所為で、コートに付着した埃を念入りに払う。コートだけでは飽き足らず、手袋やらスラックスやらに付着した埃も払った後─ソファに腰掛ける男には『表向き』の表情で、人当たり良く微笑みかけて「……ええと、アシュリー・ハニーウェルさんで宜しかったでしょうか?本庁より派遣されました、クリス・K・竜崎と申します」と頭を下げ)

  • No.168 by アシュリー・ハニーウェル  2024-02-22 17:11:20 



(/ヨシッ!!…現場猫の汎用性高くて良いですね ()中間…て、何です…?(急に正気)ありがとうございましたエディさん…どうか今後とも頑張って下さい…()わあ極端!でもそこが良い!! アシュリー的には押すと音が鳴るオモチャ(※好印象)みたいな感じに思ってそう…()手も出してしまって構いませんよ!アシュリーそんなん慣れてるので!()まあその前に「俺のお顔は商売道具なんですけれど、それでお気が済むならどうぞ?」とか顔面近づけて煽ってきますけど!()クリスさん面食い!!お堅そうに見えてちょっと意外ですね!!アシュリーの顔面はお気に召しますかねクリスさん!?()ホントごめんなさいねクリスさん!多分この修羅場で一番悪いのはアシュリーなんですけど…この、こいつ…!!() )


( 狼狽する男達、呆れながらも緊張の張り詰めた助手。その中で一人愉しそうに目元を細めて、「ええ、どうぞ。」返事を告げた“警察庁の人間”へもう一つ言葉を返し、ドアを見詰めてその登場を待つ。――現れたのは、随分な美丈夫であった。鋭い輪郭にくっきりとした目鼻立ち、すらりと背筋の伸びた長躯、何処にも隙を見せない髪型と服装。「……ほう。」クリスと名乗った彼と、何かを喚く男らの陰、美しい彼が呟く激昂の色に悦を溢して頷いて、更に視線を上げる。――と。次の瞬間に、事態が急激に収束していく。たった一人、銃を構えた相手らに一発退場をくれた彼に満面にっこり笑めば、「いや、お見事。素晴らしい。」互いの合間で柏手をぱらぱら控え目に打って賛辞を贈る。それから彼が誰かと通話する間に、丁度足元に転がった“汚れ”の片付けを助手へ頼み、ずるずると隅へ運ばれていくそれらを視界の端に己はかの美丈夫の観察へと目を流す。その視線が搗ち合うまで、徹底して埃を払う彼の潔癖そうな所作を眺めた後で、「……ええ、如何にも。」男らに向けたものとはまた違う“顔”を付けた彼に、此方も愛想の良い笑顔を返して立ち上がる。「自分こそが探偵事務所の所長、アシュリー・ハニーウェル、」きちんとしろと助手に釘を刺された手前、落ち着いた色彩のジャケットやシャツなどを着た首の詰まる格好の、その胸元にゆらり五指を置き、先ずは彼の問いに答えを、「それと此方の彼が、助手のアーサー君です。共々、お見知り置きを、竜崎さん。」続けてその手で、己の隣に戻った赤毛に雀斑の青年を差せば、助手の彼も合わせて会釈する。「ああ、それと初めに礼を。…先程は有り難う御座いました。貴方が来なければ、あの汚れを口説かねばならない所でした。」冗談か、本気か。解らぬ朗々とした言葉で肩を竦ませてから、「――さて。このまま立ち話もなんでしょう、此方へどうぞ、お座り下さい。」一つ話を切り替えて、応接用の黒いソファを片手で示す。助手君、お茶を、と指示を出すついで、己は示したものとテーブルを挟んだ向かいのソファにまたゆったり腰を下ろして、その膝上で指を組み、「それでは、改めまして……」こほん、と一度、演技じみた咳払いをした後で、「…こんな“薄暗い郊外の探偵”に、貴方のようなご立派な御仁が、何の御用に御座いましょうか?」少しばかり態とらしく探る目線と物言いで、彼の瑠璃石混じりの金春の瞳を見詰めて問い )


  • No.169 by クリス・K・竜崎  2024-02-23 19:35:44 


(ですね……()中間って何でしょう…?お姉様もお困りですよ…()クリスさん…音が鳴るオモチャ(好印象)ですって…()頑張ってね…()ウ、ウワー!!クズだ!!ここにクズがいます!!()うーんかなりお気に召してる方じゃないですかね…クリスは自分の顔面に絶対的自信があるので、あんまり他人のこと綺麗とか評さないんですよ…()コイツ…!())

(自身の『大立ち回り』に呑気に拍手をしたどころか、今自身が気絶させ、床に転がる男達のことも─さして気にする様子も無く、助手らしき男に処理を命じている。どうやらこの男、中々に肝が座っている─と言うよりは、根本的な危機感が欠如しているらしい。この道化め、と内心で舌を打ちつつ、促されるままソファに腰を下ろした。家の家具よりも少々座り心地の悪いそれに、尻が妙に落ち着かない感覚を覚えながらも、探るような言動に微かな苛立ちを覚える。「実のところ、僕も良く分からないんです。上司から急に、貴方の手伝いをしてやれ、と命令されまして…」少なくとも、告げた理由は嘘では無かった。醜く皺の寄った、一応の"上司"─警視正の顔を思い出すだけで腹が立ってくる。自身よりもただ、年を取っただけの老害─舌打ちの代わりに脚を組み替え、あくまでも『営業スマイル』を崩さずに微笑んでみせ)

  • No.170 by アシュリー・ハニーウェル  2024-02-25 01:28:09 



(/ あっなんかすいませんねお姉様…いつものお美しい笑顔でいて下さいませ…()ええ…これでまだ好印象なんですよ…その辺の連中なんて覚えられてもいないので…()そうです此方がとびきりのクズに御座います!!どうしようもないでしょう!?()お気に召してるなら宜しいです…!むしろ己の顔面に自信満々でそう簡単に人を評さない方が、アシュリー的には面白…興味深いツボなので大丈夫です()ね!こいつってば…!多分犯人の男二人の家族の誰か辺り破滅させたりしてるのに…!() )


( 覗いた彼の言動は、多少苛立ちが有れども虚偽は無いように映る。「成る程……手伝い。手伝い、ですか。」男の一単語を繰り返す。納得したようでいて、その声は笑いに浮いている。端の上がる薄い唇からも、ふふ、と可笑しいものを見たように息を噴き出した後、「それはまた随分と――市民にお優しい上司様が居たものですね?」あからさま意図的に、言葉を選ぶ間を空けて、そう一言。台詞ほどの皮肉は窺わせない軽さで放り、首を傾げて少しおどけてみせる。「…まあ。この不況に、人手は幾らあっても困りはしませんから、此方としては大歓迎ですが。」それから切り替えの一音、今度は只純粋に喜びを示して。背凭れに掛けていた身をテーブル側、つまりは正面の彼側に向け、「――特に、貴方のような有能な方であれば。ええ、尚更に。」掌を上向けた片手で彼を、花弁を開くような優雅な指取りでゆるり差してみせた。「……さて、折角“お手伝い”に来て頂いて、手土産一つで帰してしまうのも宜しくないですね。」手土産、と称した部屋の隅に投げ置かれた“汚れ”を一瞥した後に、引いたその手を、丁度お茶を運び終えた助手の方へ一度向け、次いでトントン、とテーブルを人差し指で叩く仕草を。それで察してくれたらしい助手は、部屋の一角にある資料棚から二枚の書類を取り出して、彼へ出したお茶の隣へ並べ置いた。「取り敢えず、今抱えている案件――といっても、もうあと一手で花開く捜索依頼ではありますが。」助手の置いた資料――一枚目に捜索者らしき若い女性の写真、名前や年齢等の個人情報、二枚目に聞き込みや目撃情報を纏め、弾き出した所在の候補。その二枚を己も遠目に眺めた後に、「本日の所は、此方への同行を願えると助かります。」如何でしょう、と此方も『誠意ある物言い』と『愛想の良い笑顔』で、進めた話への反応を窺って )


  • No.171 by クリス・K・竜崎  2024-02-27 22:24:51 


(好印象なんだって…良かったねクリス…()ええ!!とてもどうしようもないと思います!!(自分を棚に上げつつ)()面白いって言いましたよね今…?()クリスがおもしれー男認識されてる…()あっ、その点は大丈夫ですよ!!クリスも多分被疑者の人生とか割と滅茶苦茶にしてるので!!())

(下らぬ戯言を鼻で笑い飛ばし、美しい男─アシュリーの視線に釣られ、地面に転がる男達を、触れるものを凍らせるような絶対零度の眼差しで冷たく見下す。同行の依頼に微笑み、「ええ、勿論です。市民を守るのが我々の義務…」最後までは言い切れなかった。失礼します、と場違いな程にボリューム調節を間違えた声量が飛び込み、先程電話口で"処理"を依頼した部下─アリシア・ミッドフィールド巡査長が姿を見せる。やや癖のある茶髪をした彼女は男達と自身を交互に見つめ、これ運ぶんですか、と怪訝そうな声色で尋ねてきた。早く立ち去れ、という意図も込めて頷けば、彼女はまるで荷物でも担ぐように男二人を軽々と担ぎ上げ、事務所を出ていく─素直で言うことを良く聞くところは彼女の美点だが、如何せん空気は読めない。少しばかり風変わりな部下の背中を見送った後、改めてアシュリーに向き直り、「…失礼しました。勿論、同行させていただきますよ」と返答し)

  • No.172 by アシュリー・ハニーウェル  2024-02-29 19:49:47 



(/ そうです好印象です!まあでもアシュリー(クズ)の場合、好印象な方がちょっと厄介な感じありますが…()でしょう!!アシュリーと比べたら大概の人間が確りしているように見える不思議!()すいませんアシュリーの本音隠しきれませんでした()ええ…既に大分“おもしれー奴”としてアシュリーにロックオンされてるので、クリスさんは胃薬のご準備なさった方が良いかと思われます()経緯は違えどその点は共通点として喜ばし…いや、宜しくはないですね…アシュリーは喜ぶでしょうけど…() )


( 彼の“汚れ”を見る眼差しと、その後でころり変わる微笑みと。その温度差に品無く吊り上がってしまいそうな口元を堪え、問いへの返事を聞いていれば、それに被せた別の声が流れを寸断する。続けて現れた人物――身分や正体こそ目の前のやり取りで概ね知れていたが、その勢いには少々面を食らって、愛想笑いの口元のまま、僅かに見開いた目で男達を運んでいく彼女に視線を向けていた。仕切り直す彼の声を聞いて此方も、いえ、とゆったり首を振る事で気を取り直し、「有り難う御座います。では、準備致しますので、もう少々お待ちを。」そう礼を告げて立ち上がれば、己の背後、窓際の室務用らしいデスクに近寄り、その上に無造作に置かれていた携帯や財布等の貴重品を手元に揃え、コートラックに引っ掛けていたトレンチコートをきっちり着て外出の準備を整えていく。「ああ、助手君。貴方の車を少々お借りしても?」その一環で助手の方へと拝借の許可を窺えば、資料棚の整頓をしていた助手は露骨な程嫌そうに眉を顰めた渋い顔で一歩自分から遠ざかる。しかしながら直ぐに諦めたように溜め息を吐き出しては、無事に返して下さいよ、などという刺々しい言葉と共に所持していた鍵を此方へ投げた。それを気にした様子も無く受け取り、「お待たせ致しました。では、参りましょう。」またクリスへとにこやかに声を掛けた後、通路に繋がるドアを開ける直前に、留守番お願いしますね、と視線だけを流して見送る助手に手をひらり振って、目的地である隣街の廃ビルを目指す一歩を踏み出す。「しかし、先程は驚いてしまいましたが…竜崎さんのお仲間さんも随分頼もしい方のようで、羨ましい限りです。」事務所を出て少し後の道中、何の気も無い軽やかさで刑事の彼へと言葉を放り、「うちの助手君にも、あのくらいの元気と素直さが欲しいですねえ。」世辞か本音かつかない世間話で、徐々に人気の減っていく道々の時間を埋めて )


  • No.173 by アシュリー・ハニーウェル  2024-03-04 18:44:44 



(/ 埋もれてきているので上げさせて頂きます…!それから、ここ最近は寒暖差激しく、疲れ易かったり体調が崩れ易かったりする季節かと思いますので、どうか日々お身体大事にして下さいませ~…!!それでは失礼致します…! )


  • No.174 by クリス・K・竜崎  2024-03-05 07:46:25 


(ヒェ…ご心配をお掛けしてすみません!ちょっとペルソナ3Rでキタローロスしておりましたが、私自身は元気モリモリですのでご心配なく…!)

(部下の背を見送り、アシュリーが外出の支度をする姿を静かに眺めていると─何となしではあるが、アシュリーと助手の男との関係性が見て取れた。自身にとっては預かり知らぬことだが、随分苦労しているらしい。助手とのやり取りを見守っている内アシュリーに声を掛けられ、その背を追うような形で廊下を歩いていった。「アリシア巡査長のことですか?…ええ、とても仕事熱心で元気な方ですよ。」人智を超えた怪力の持ち主でもある、という言葉だけは喉の奥に飲み込み、振られた雑談へは当たり障りの無い相槌を返す。埃っぽいビルから足を一歩踏み出せば、肩や服の裾に乗った埃が太陽に照らされ、白く光った。眉を顰めながらその埃を払い、尚もアシュリーの背を追いながら廃ビルへと向かい)

  • No.175 by アシュリー・ハニーウェル  2024-03-08 00:50:37 



(/ それなら安心しましたと言いますか予想通りでしたと言いますか…()でも折角合ったご縁ですから、私が勝手ながら大事にしたく思う事は許して下さいませ…!!それから、ひとまずのP3Rクリアおめでとう(?)御座います!!() )


( 到着したビルは聞きしに勝る廃墟具合。歩く度舞う埃に、此方は擽ったくなる鼻と口を袖で押さえて咳を一つ。「……人よりも、獣が現れそうな所ですねえ。」などと、冗談半分に呟いた視線を床に落とせば実際、枠だけが残った窓から吹き込んだらしい砂を薄く被った其処に、野良の犬猫や鼠の痕跡らしきものが散らばっている。それからきょろり視界を巡らせれば、埃を払う彼の他、壁には風化しかけた落書きの文字やらスプレーで描かれた絵やら、場の治安を表す品の悪い諸々とも目が合った。「…ビル全てを探すのは、骨が折れてしまいそうですね。」ロザリーさん、と一つ試しに捜索者の名を呼んでみる。壁以外に遮蔽物は殆ど無い空間に放ったその声は、多少の反響を残しただけ。また静寂に戻ってしまった其処に困ったように眉を下げた。それでもビル内を練り歩く最中の時折に、糸口の探りに見えない彼女へ呼びかけて――コツン、と何かぶつかるような音が聞こえたのは、階段を登って三階に着いた頃。「……おや。」一度同行者の彼の方を振り返るが、音の出所は明らかにそちらではない。今度は注意深く、辺りをじっくりと観察し――汚れた床に、己達よりも小柄な人間の足跡を見付ける。それを辿っていった先、ドアも壊れた一室の壁際に、長い黒髪の女性が蹲っていた。場所が場所だけに、ともすれば幽霊かと紛うその発見状況に戸惑うでもなく、ただその傍にそっと歩み寄ってしゃがみ込み、「……ロザリーさん。」一言そう名を呼んでみると、彼女の肩が僅かに跳ねた。その反応に確信を得て、「ロザリーさん。貴女の妹さんから御依頼を受けて捜索に参りました、探偵のアシュリーと申します。」己の正体を名乗り、また次の言葉を繋ぐ直前――己の名を繰り返した彼女が酷く怒りに歪んだ顔を上げて、此方に掴みかかってきた。「おっと、」支えも何も無い身体は尻餅を突いて、そのまま何か不明瞭な怨み言を吐き散らす女性を見上げ、「いけませんよ、ロザリーさん。少々落ち着いて――」宥める台詞を紡ぐが効果は見られない。それどころか、かえって神経を逆撫でしてしまったらしく、彼女の細い両手が己の喉に絡む。そのまま絞めるつもりである事には気が付いた様子、しかし抵抗はおろか慌てる素振りも無く、寧ろ少しばかり愉しそうに口の端を弛めながら、助けを求める合図に刑事の彼へと視線を投げて )


  • No.176 by クリス・K・竜崎  2024-03-12 13:16:57 


(ご心配をお掛けしてすみません…!()いえいえ、私もご縁を大切にしたいと思っておりますので…!()ありがとうございます!!散々泣きながらクリアしましたよ…最後の選択肢なんて泣きすぎて見えませんでしたね…())

(ビルの内部に一歩足を踏み入れれば、外よりも酷い埃とハウスダストが目鼻を襲ってきた。鬱陶しそうに顔の前で右手を振り、裾に付いた埃を払う。壁への下品な落書き、割れたガラスの破片─碌に管理もされていない結果らしいそれらに、目線をちらりと投げて溜息を吐き出した。アシュリーの呼び掛けを聞き流しつつその背中を追い掛け、足を乗せる度に金属の軋む、耳障りな音を立てる階段を登っていく。三階に到着した少し後、此方を振り向くアシュリーに両肩を竦め、ゆっくりと首を左右に振りながら─ホルスターに収納された拳銃の持ち手に指先を掛けつつ、アシュリーに続いて物音のした部屋へと足を踏み入れた。長い黒髪で顔は覆い隠され、磨り減った黒いパンプスを履いている女性─どうやら彼女が捜索対象だったらしい。拳銃から手を離し、アシュリーが彼女に声を掛ける姿を見守っていたが、彼女が唐突に立ち上がったかと思えば─アシュリーの首へ両手を掛けた。今にも両手に力が籠りそうな様子だと言うのに、アシュリーは一切怯えないどころか─逆に口角を吊り上げているのが見て取れる。向けられる視線に小さな舌打ちを返し、「…落ち着いてください、ミス・ロザリー。僕はクリス・K・竜崎─警察です。彼と何があったのか、事情を話しては頂けませんか?」となるべく彼女を刺激しないよう、穏やかに声を掛けながら女性の肩へと軽く手を置き)

  • No.177 by アシュリー・ハニーウェル  2024-03-14 06:35:05 



(/ いえいえ!嬉しいですよ!今後とも宜しくお願いします!!P3は題材が題材だけに選択肢が滅茶苦茶重いですよね……あれは泣かざるを…えない…!!())


( 彼へ視線を送ったその後には、また女性の方へと向き直る。憎悪なのか憤怒なのか、己を捉える濁ったその瞳を、此方からは絵画の鑑賞でもするような和やかな視線で眺めていれば、求めに応じた彼から声が掛かった。そちらに気が逸れたらしい、既に親指に力の籠りかかっていた彼女の両手は、一度己から退き垂れ下がる。――全部こいつが悪いの、と明確に己を指して話し泣き出す彼女の言葉は支離滅裂で、彼方此方と時系列が飛ぶ為に要領を得難かったが、要するに“アシュリーという男に婚約者を壊された”といった辺りが動機のよう。そのアシュリー本人はといえば、尻餅を突いた体勢のまま手持ち無沙汰そうに襟元を弄びながら、滅茶苦茶な話を聞いていたが、「……濡れ衣ですねえ。ロザリーさんとは今が初対面ですし、その婚約者という方にもとんと心当たりがありません。」言葉が途切れた所を狙って、飄々と慣れた様子で否定する。「それに、花を潰した覚えも手折った覚えも、この手にはありませんよ。」丁度襟を摘まんでいた五指も、己含めた三人の間に軽く広げ、タコや傷はおろか逆剥け一つ無いそれをひらり振ってみせた。嘘だ何だと否定を被せる彼女を余所に今頃やっと立ち上がり、コートの埃を払いつつ周りを見回して、「竜崎さん、」開いたドアから繋がる隣の部屋に顔を向けたまま、彼を呼ぶ。「その方のお話、あまり真っ当に聞き過ぎない方が宜しいかと。」忠言のついで、隣の部屋に足を向ける。元は倉庫か何かだったらしい其処に目を巡らせれば、滅多刺しにされたらしい後に、串刺されたままの人形が床に転がっているのが窺えて。その、腹に刃物を残されたボロボロの人形――今より少しだけ若い己の顔写真の新聞記事を態々切り抜いて、上から真っ赤な罰印を描き、頭に貼り付けたらしいそれをひょいと持ち上げ、「その方、とっくに月に心を浚われているようですし、」刑事の彼へロザリーの狂気と殺意を遠目に掲げた、その後。「それに……ここまで剥き出しの刃が在っては、“敵討ちの激情に狂わされた”という酌量も苦しいでしょう。」人形よりは奥に隠し置かれていた、明らかに新品の縄だのスコップだの、纏められたブルーシートだのと不穏な計画を匂わせる品々も、二人の居る部屋まで爪先で転がして。「…さあて、ロザリーさん。貴女から胸弾む舞台に招待されたので、ついと釣られて踊ってしまいましたが、」それらを踏み越えて、また二人の傍――ロザリーの目の前まで、わざとらしい程ゆっくり歩み、「――それも此処まで、のようですよ。」すっと仮面のような微笑みを形作った顔に、隠しきれない“愉”の熱を乗せた視線で濁る狂気を覗き込む。ひっと息を引き攣らせてクリスへと手を伸ばし、怯え縋るロザリーへ、「後は、どうしてあげましょうね?」甘くさえ聞こえる喜悦の言葉を遊ぶように更に吹きかけ )


  • No.178 by クリス・K・竜崎  2024-03-17 14:30:52 


(こちらこそ宜しくお願いします!ですね…!目を閉じる or ……… はダメですよ…泣いちゃいます…()そう言えば最近、また呪術廻戦にハマり始めまして…()またメンタルがぐちゃぐちゃになっちゃう…個人的に聞きたいんですが、呪術廻戦で推しとかいらっしゃいますか…?私は狗巻くんと真希さん、後は野薔薇ちゃんです…)

(暫しの間は何とも要領を得ない彼女─ロザリーの話を大人しく聞いていたが、ふとアシュリーが此方へ見せてきた人形に目線を投げる。無数に付けられた傷からは中の綿がはみ出し、腹部には大振りな刃物が突き立ったままになっていた。極めつけに、その人形の顔らしき部分には写真─古新聞の切り抜きかと思われる、少し若々しいアシュリーの顔写真が貼られている。随分恨まれているらしいな、とぼんやり思いつつ、更に目前に晒された縄やスコップ─明らかな犯罪計画の証拠に再びちらりと目線を投げた。本当ならばこれ以上面倒な仕事を増やして欲しくは無いのだが、仕方ない。怯え切った表情で縋り付いてくる彼女の手をそれとなく払い除け、「…話は署で伺いますよ。すぐに部下が迎えに来ますから」と声を掛けた後、相変わらずこの状況を楽しんでいるようなアシュリーに眉を顰めながら─「…あまり被疑者を刺激しないで頂きたいものですね。それで何かあっても、其処まで面倒は見切れませんよ」と、一応は窘めるような声を掛けつつ携帯を取り出して、先程男を運んでいった部下─アリシアに再び電話を掛けた。すぐに向かいます、と電話越しでもボリューム調節を間違えた声に眉間の皺が深くなり、携帯を少々耳から離して「…ええ、」と答えながら通話を切る。最早立つ力も無いのかその場にへたり込み、青ざめた顔で何やらぶつぶつと呟いているロザリーを冷たく見遣り─まだ使用された痕跡の無いブルーシートやらをざっと観察して)

  • No.179 by アシュリー・ハニーウェル  2024-03-19 01:36:09 



(/ どちらを選んでも結末に変わりはないのに…!どうしてあれほど泣けてしまうのでしょうね、あの選択肢…!!おのれATLUS…!!()はわ…好きなものは何回でもハマってしまいますよね…!例え地獄だったとしても…ハマらずにはいられませんよね…()推しですか…そうですね…アニメ一期と劇場版の0までをサラッと観ただけのにわか知識でアレなのですが、狗巻くんでしょうかね…シンプルに普段喋らない(喋れない)系で、大人しめな少年っぽい見た目なのに、戦う時のあのギャップが性癖に刺さるので…() )


( 計画失敗の上、縋った先にも払われへたり込む彼女へもう一歩、追い詰めるように踏み込んだ所で注意が降った。「おや、手厳しい。…ですが、ごもっとも。」ころりと笑う軽薄な物言いで、それに素直に従いロザリーから身を引き戻す。もう何か仕出かす気力も無さそうな彼女は捨て置いて、丁度彼の携帯から漏れ出す、例の部下らしき声へ一度取られる視線をそちらへ向けた後、持ちっぱなしにしていた襤褸切れ同然の人形を、自らの顔の前に掲げてみる。「三年……いえ、四年は前でしょうかね。さて、どのお話の頃やら。」改めてまじまじと其処に貼られた切り抜き写真を眺め、一人その年代を測ったが、それには早々に興味を失くして、突き立てられた物ごと床へと放った。その後には彼の目の先を追って真新しいブルーシートらへ、それから犯行道具の置かれていた元倉庫にもう一度身を突っ込んでみれば、「おや、まあ。これはまた、随分と…」その部屋の隅に、やや小ぶりの鉈やら鋸やらと狩猟やキャンプ向け――もとい、解体向けの刃が立て掛けられている。此方は新品とは言い難いが、それでもしゃがんだ己の顔が映る程よく研がれていて、「……素晴らしい熱情の持ち主だったようで。」それに感心を装った嘲り半分、言葉を落とす。「いやはや、しかし、」切り替えの二言、立ち上がって刑事の彼の方へ向き直る。「貴方の助け一つで、こうも綺麗に依頼の凝りが無くなるとは。…ええ、喜ばしい限りです。」先程までの愉楽も熱も無く、ただ純粋に機嫌良く笑んで。「助手君とでは、舞台が長引いて混迷が重なった末、収まりが付く頃には茜空、なんて事もザラですからねえ。」続けざま、目の前の彼の居ない“もしも”なら、もっと碌でもない状況だったと暗に示唆しながらも、言葉そのものは冗談めかして肩を竦めてみせた後。「改めまして、感謝を。」少々芝居掛かりながらも、胸元に手を当てる所作と落ち着けた言葉で同行の礼を伝えた――その、直後。隔ての無い窓からサイレンとエンジンの音が飛び込むのを聞き留め、「…ああ、お迎えがいらっしゃいましたね。」などと、彼女へか彼へか定かではない一声を宙へ浮かべた流れ任せに、ひょいと傍の窓から外を見遣って )


  • No.180 by クリス・K・竜崎  2024-03-21 06:53:34 


(ですね…!何回やっても泣きます()ですです…メンタルケア用のアニメ用意しないと…マッシュルで良いか…()分かりますよ…!狗巻パイセン、普段はぽやぽやしてるのに戦闘の時のギャップ凄いですよね…!())

(暫くの間はブルーシート、及び人形を観察していたようだったが─徐ろに手袋の上から青のビニール手袋を装着し、ブルーシートを拾い上げた。証拠品として回収していくらしく、疾うにガラスの失われた窓際へとそれらを移動させた後、再び視界から消えたアシュリーを追って脚を踏み出す。埃っぽい部屋の中にずらりと並ぶ、ある種荘厳とも言える凶器の数々に呆れたような溜息を漏らしつつ、携帯で証拠写真を撮影した。一通り上に報告する準備を整えた所で、アシュリーから声が掛かる。先程より嫌な感じはしないが、やはり嫌いな笑みを浮かべて吐き出された言葉に「…力になれたなら何よりです」と相変わらずの営業スマイルに乗せ、思ってもいない言葉を口から吐き出した刹那。ビルの階段を駆け上がる騒々しい足音と共にドアが開き、アリシアが顔を見せた。恐らく、寝ていたか何かしたのだろう─普段よりもあちらこちらに跳ねた髪を気にする様子も無く、彼女は部屋の状況を見回した後、地面にへたり込むロザリーの方をくるりと向いては─行きましょう、と掛ける声は優しいものの、半ば担ぎ上げるような形でロザリーを連れていき)

  • No.181 by アシュリー・ハニーウェル  2024-03-22 12:42:09 



(/ そうなんですよ…次の展開もラストも解ってるのに泣いちゃうんですよね…()最近何かと話題ですよね、マッシュル。私正直な所CMで流れてくるキャラビジュとOPくらいしか知らないのですが…呪術廻戦の分のメンタルケア出来る感じです…?()そうそれです…!!普段は可愛いなって思う場面多いのに、戦闘になったら凄まじいじゃないですか…!あと、術式の特性上、言葉が命令形になる所に撃ち抜かれましたね…好き…() )


( 張り子の笑顔、節抜け竹の返事。中身の無い言葉などお互い様。もう一度、此方も表面ばかりの笑顔を返した後に。訪れた騒々しさ――彼の部下へと「どうも、お疲れ様です。」などと少し遠目に労いをさらり贈った所で、あ、と一つ小さな声を上げ、ポケットから取り出した携帯のレンズを、担がれるロザリーへと向け、そのままシャッターを二度。続けて狂気の証拠も一枚切り抜き、計三つの写り映えを確認するなり助手へと電話を掛ける。「ああ、助手君。……そう、終わりました。損害は何もありません。」ワンコールで繋がる通話へ噴いた微笑み混じりに、現状一通りの伝達と、送る写真を依頼記録に使えという旨を話した後。――何か、助手から問われたらしい。一瞬きの沈黙を落とした次、「…そうですねえ。実に探偵らしくて、やり甲斐のある御依頼だったかと。まあ、」クスクスと、今度こそは喜ばしげに密かな音を纏って、「――概ね台本通り、予定調和の舞台ではありましたが。ええ、それでも。乗るだけの価値は、十二分に。」まるで、今日この時、“こんな事”になると解っていて此処に来た、とばかりの物言いを送話口へと流す。それを最後に一時の別れを告げて電話を終え、「お待たせしてすいません、竜崎さん。」今目の前の人物の方に意識を戻した。「そろそろ戻りましょうか。此方も、そして貴方も、ご報告を為さねばならない相手をお待たせする訳にはいかないでしょうから。」それからにっこり愛想良く、ついさっきの通話の怪しさなぞ投げ捨てたかのように、朗らかに促しの言葉をつらつらと淀み無く並べながら、開きっぱなしのドアへと爪先を向け )


  • No.182 by アシュリー・ハニーウェル  2024-03-31 18:49:22 



(/ 埋もれてきたので上げさせて頂きます…!教習諸々で何かとお忙しいのは存じております故、お返事は二の次で構いません。アシュリーとアーネスト共々のんびりまったり待ってますので、生活環境に変化の多いこの時期、どうか無理だけはなさらないで下さいね…!それでは失礼致します…! )


  • No.183 by クリス・K・竜崎  2024-04-03 08:36:49 


(お気遣いありがとうございます…!教習が終わったかと思えば履修登録で悲鳴を上げている毎日ですが、元気ですのでご心配なく…!分かります…泣いちゃいますよね、あれは…()面白いですよ、マッシュル!!魔法の世界で筋肉無双()ですから…性癖を抉ってくるようなキャラもたくさんいますよ…私はオーターとレナトスが性癖にブッ刺さりましたね…()シリアス回もたま~にありますが、まあ大抵筋肉で解決するので()後、これは個人的なオススメなのですが…カリスマってご存知でしょうか…?秩序のカリスマ、服従のカリスマ、自愛のカリスマ、反発のカリスマ、内罰のカリスマ、性のカリスマ、正邪のカリスマなるイカれた奴ら()のボイスドラマなのですが…ヒプマイと同じレーベルが作ってるんですよ…()分かります…可愛いのに強くてカッコいい…)

(「…いえ、お気遣いなく」アシュリーの言葉に軽く首を横に振った。先程、多少気になる発言をしていたような気がするが、必要以上にこの男と関わりたくはない。上手く営業スマイルを作れていたか分からないが、兎にも角にもこの場を早く立ち去りたかった─計らずも先導するような形で階段を降りていくアリシアの背中を追い、アシュリーよりも先に、埃っぽい部屋を後にした。見たところロザリーは気絶しているようで、特に抵抗する様子も見られない。アリシアが乗った車とは別の、もう一台表に回すよう言い付けてあった自身の愛車─黒のクラウンに乗り込み、窓を開けて「……乗られますか?」と形式上の問いを投げ)

  • No.184 by アシュリー・ハニーウェル  2024-04-07 02:13:06 



(/ おおっとそうでしたか!忙しい所にお返事有り難うございます!そして御入学おめでとうございます!!名作ゲームは何回やっても良いもんですからね…()なるほどなるほど…取り敢えず支部でアレコレ確認して参りましたが、なんとなくそのお二人が好きなの解る気がします()確かにカテゴリはコメディでしたね…今度ゆっくり見てみますね()カリスマ、ご存知ではありませんでしたが今じっくり聴き進めております()初手から豪快なイカれ具合()で中々面白いですね…ビジュの好みは正邪と服従辺りですかね。まあお関わり合いになりたいかと言われると…アレですけど…カリスマの方々は遠くで眺めてるだけなら目と耳の保養になりそうです()ね…狗巻先輩、つくづくギャップ好きを的確に撃ち抜いてきますよね…() )


( 顔も爪先と同じ方向を向ける間際、視界に在ったのはクリスの表情。今朝から変わらぬつもりだったろう笑顔と――その仮面の、ほんの僅かな罅。見付けた物に口元が歪に弛み、今度こそは愛想笑いが崩れてしまう。新品の玩具でも手にしたような、明らかな好奇と興味を剥き出したそれは幸いにも、既に此方の歩みを越した“玩具”には気取られなかった模様。「……おっと。」アシリアとクリスの歩をなぞり廃ビルを出るその前に、人差し指と親指で触れた自らの口の両端を押さえ伸ばし、余所行きの顔を作り直しておく。――それから、何事も無く外に踏み出し、彼に追い付いたそのタイミングで声が掛かった。パッと目を移した先には既に運転席へ着いた彼。「おや、宜しいので?」問い返しには特別深みも無く、軽薄な喜色だけが浮かぶ。「なら、ご厚意に甘えさせて頂きましょうか。」続けて後も先も考えていない早さで肯定を重ねれば、彼の仕草に倣って己が身から確りと埃と汚れを払った後で隣へ乗り込む。――車の中。自身の助手へもう一つ、今度は文字のみの連絡を送ってから、「さて、と。」組んだ手を前に突き出すだけの軽い伸びを一度。「多少揉めはしましたが依頼は無事に完遂致しましたし、後は依頼者様から御礼を頂いて、今夜はシードルでも…」先程ロザリーに縊られかけた事も、滅多刺しにされた人形の事も“些細な揉め事”に片付けた上、この惨状を伝えられる依頼者から、報酬を確り毟る予定をちらつかせた後で、ふと言葉が止まる。「……ああでも、馴染みの店はこの前からお休みになっていらっしゃいましたね。」思い出した事。そちらこそをば悲しげに、残念そうにぼやいて、少しの合間眉を寄せて唸り悩んだ次。「そうだ、」ふとハンドルを執る彼へと視線を合わせ、「竜崎さんは、何処か美味しい薫酒が頂ける所などに心当たりはございませんか?」廃ビルを訪れる道中と同じ、場の沈黙を埋める何気無い世間話を彼に吹っ掛けて )


  • No.185 by クリス・K・竜崎  2024-04-19 12:28:41 


(ヒェェ…度々返信が遅れてすみません…!!
分かって頂けますか…!オーターもレナトスも…その…何と言うか…ね!!(圧)是非是非見て下さい!!面白いですよ!!何も考えずに見れます!!()イカれてますよね…凡人として1年くらい追ってますが、私も何も分からないのでそれで大丈夫だと思います…あっ!!正邪良いですよね…全てが謎に包まれてますけどね、ふみや…年齢も名前も本当なのか分かりませんし…私は秩序と性も好きですよ…他はカッコいいのに、性だけ「性!!!」ってド直球でゴリ押してくる所が好きです()眺めてるだけなら(重要)、ですね…でも時々ふみやは「こっち側」を認識してくるんですよ…こわい…()です!!狗巻パイセン可愛い!!)

(─自身としては、社交辞令のつもりで投げた言葉だったのだが。一応は汚れを払う仕草を見せたアシュリーに口から飛び出かけた文句を引っ込め、自身はクラウンのハンドルに片手を掛けた。助手席から聞こえてくる戯言は聞かなかったことにし、「…酒、ですか。確か近くにヴィンテージ物を扱う店があったかと」そろそろ掛かってくるであろうアリシアからの連絡を待つ。─そこから大した間を置かず、尻ポケットの携帯が振動して着信を知らせてきた。無線スピーカーに携帯を繋ぎ、「…はい、竜崎です」と声を掛ければ─「アリシアです!!被疑者、吐きましたよ!」と案の定、車内のスピーカーがビリビリと音を立てて震える程の声量が返ってくる。相変わらず調節を間違った声量に眉を顰めつつ適当に話を聞き流し、通話をブツリと切った。送るだけ送ってやるか、と思ってクラウンを方向転換し、今言及したバーの方へと勢い良くハンドルを切る。急激な方向転換で後輪が地面と擦れ、火花を立てつつカーブをドリフトした。)

  • No.186 by アシュリー・ハニーウェル  2024-04-21 21:13:46 



(/ 大丈夫です!お待ちしておりましたよ!!
ええ、的確に癖を撃ち抜いてくると言いますか…ね!!(納得)何も考えずに見れるものも大事ですよね…いえ、深い解釈とか重めのアレソレとかも全然好きなんですけれども()あっ良かった…カリスマ達のお話聞きながらこれは私の理解力が足りないのか??と宇宙猫顔してました…()良いですよね正邪…意外と可愛い一面とか有って……天彦さんについては、いやもうホントにセクシーというか、最初から最後まで「性!!!(ごり押し)」って感じで、カリスマの中でも特にブレの無い人だな…と…()眺めてるだけなら、です(大事)ふみやさんから初めて此方側を意識した台詞を聞いた瞬間、ちょっと跳ね上がっちゃいましたね…()ええ!可愛い!!狗巻先輩大好き!!() )


( 形式上の言葉に乗っかられた彼の表情を見るが為だけに起こした行動は、予想通りに些かの愉快な結果を齎した。その事にも上がるばかりの気分に、今は品良く笑んで問いかけの答えを聞く。「ヴィンテージ物ですか、良いですね。その御店はどちらに、」そのまま言葉を乗せて会話を繋げかけたが――彼に連絡が入る方が先であった。おや、と少しばかり残念そうに口を閉じたその直後、本日三度目の“元気の良い”彼女の声が車内に響いた。スピーカーは勿論の事、空気の震えが肌にまで伝わるそれに、いっそ可笑しげに喉の奥を鳴らしながら己も話を終わりまで聞いたその次の瞬間、不意に車が揺れる。「うぉ、っとと…!?」幾らシートベルトに縛られていると言えども、慣性の法則に引っ張られた身体は思い切り傾き、予想外の事に口からは何の飾り立ても無い驚きが漏れた。辛うじて窓へ突っ張った腕で身を支えつつ、車の外へと丸く見張った視線を移す。――元来た己の事務所方面でも、何かと縁のある警察庁に続くでも無い道への走行。浮かんだ疑問符は、“今”を楽しむ思考に直ぐ様消え去り、大人しく黙ったまま、機嫌良く流れる車外の景色を眺めていた。――ややあって。車が止まったのは、とあるバーの前。其処が先の会話に出た店である事は容易に理解が及んで、「おや、まあ。わざわざ御店まで送って下さったので?」少々大袈裟だろうか、驚いた色を纏わせた問いの形を投げ、「有り難う御座います、竜崎さん。」その答えも特別待たずにこやかに礼を続けて、シートベルトを外した、その後。「それでは、アシリア巡査長さんと、」ほんの僅か、細める瞳に妖しさを持たせて、「――ローガン警視正様に、どうぞ宜しくお伝え下さい。」何処からも伝えられていない情報、彼の上司である筈の名を、その反応を眺める為だけに口から“うっかり”滑らせて挨拶を連ねつつ、外へと出るべく車のドアへ手を掛けて )


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