【迷いびとのための列車】 指名制/3l 

【迷いびとのための列車】 指名制/3l 

車掌  2020-02-25 21:27:29 
通報
ようこそ、乗客のお連れ様。ここは浮かぶ列車のなかでございます。
切符はお持ちですね、そう、その薄緑色の切符です。こちらは乗客からの贈り物。

ええ、どうも、この列車の乗客は寂しがり屋ばかりのようで。あなたを自らの目的地へ連れていきたいと仰せです。遥か空から見下ろして、あなたに執着してしまったようなのです。ふふふ、全く困ったものですねぇ。
さて、n番目のお客様。あなたは、乗客についていきますか。それとも、現実へ戻りたいと願いますか……?



……それでは、出発の汽笛が鳴るまで、もう少しだけお待ちください。


世界観 >1

注意  >2

提供  >3

エンド >4

プロフ >5

なまえ >6

コメントを投稿する

  • No.84 by アンレスタ  2020-03-02 06:47:42 

>81 篠宮花音

……?
( 貴女の言葉を男は不思議そうな顔で聞き、そしてハッとして、泣きそうな顔で笑うだろう。どうやって貴女を知っているのかだとか、罪の内容は何なのかだとか、そんなことは聞かずにただ寄り添ってくれる貴女に、触れたくてたまらない。その涙を拭ってやれればどれだけ良いか。慕情と言うのは厄介だ。激情がのたうち回って毒より強い毒になるから。
それでも、それでも男は、貴女を帰すつもりでいる。見届け人は、見届けるだけ。誰かに覚えていてほしいだけ。『厄介者』、ニアリーイコール、頑固者。「ありがとう。花音」触れられない両手で、抱き締められない体で、せめて貴女に微笑もう。一斉に明るくなったカンテラが、眩しいぐらいに包み込む。「花音、行くまで、お前の話を聞かせちゃくれねェか?」だとか……。いつ到着するか分からない列車の中で、一人の男が救いを求めて、そして貴女にすがった。乗せられた手の暖かさに男の涙腺が緩み )
きっと良い旅になるなァ

  • No.85 by 車掌  2020-03-03 19:55:49 

どこに行きたいですか?どこに行く予定もない?ふふふ。なら、何を知りたいですか?何でもお答えしましょう。何せ旅は長いですから。


世界観 >1

注意  >2

提供  >3

エンド >4

プロフ >5

なまえ >6

※とうろく※

>17 篠宮花音 さま

>55 セオドア さま


(/少々お時間いただいてしまうかもしれませんが、受付を開始致します。お試しでも質問でも歓迎です!どうぞお気軽に!)

  • No.86 by セオドア  2020-03-03 20:06:37 

(/こんばんは。本日もお相手頂けたらと思います。>63より、続けさせて頂きますね。)

>パルカ

(部屋の主の反応は気にしないことにして、まずはオセロに集中しよう。遊びだからといって生半可な気持ちで向き合うのは彼に失礼である。思案しながらゆっくりと、しかし正確に黒を置いてゆく。彼に対して本気で対峙するのは大人げない気とあえて違う手を途中で交える。「これからたくさん対戦すれば上手くなるよ」大人らしく助言しつつ、その中にこうして何度も遊びたいとの本音を隠して。彼の口にした言葉にもうひとつのプレイルームを想像してみる。外の景色というならば、青空や草原が広がっているのだろうか。ザリという名のもう一人の管理人はどんな人だろう。そんな想像も茶目っ気たっぷりな笑みと共に投げられた問いによって消し去られた。これは夢のはずなのに、嫌な記憶が蘇ってくる。あいつと過ごした日々など、思い出したくもない。家族のことも、何もかも。「……いや、僕はこうして部屋にいる方が好きかな。パルカは外で遊ぶ方が好き?」あくまでも冷静に、態度を変えずに問い掛けで返そう。今までとは違う僅かに冷たい響きを持った口調からは、触れられたくないという意思が通じるだろうか。笑みを浮かべながら四隅のうちのひとつに黒を置いた。ぱち、と置いたその音が室内に響いたのは、学生の耳にだけ届いた幻聴か。)

  • No.87 by パルカ/ネルソマ  2020-03-03 20:56:36 

>86 セオドア

( 「……ううん。どっちも選べないけど、セオドアと遊ぶのは楽しい!」貴方の問いかけは少しだけ冷えたように響いたけれど、幼子はにこりと笑って次の手を打った。この話題は封印しておいたほうが良さそうだという無意識の打算は、笑顔となって現れる。根掘り葉掘り聞きたい訳じゃない、ただ貴方と遊んでいたい。貴方とうんざりするくらい遊んだなら、きっと貴方の言うようにオセロは上手くなる。そうして最後の一手。盤上には黒が多い。「あーあ、負けちゃったぁ」嬉しそうに言って、ひーふーみと白の数を数え始めた。数えるまでもなく貴方の勝ちなのだが。「セオドアの勝ち!強い!というわけで、僕から商品が送られます!」ぴょん、と椅子から飛び降りて、貴方の前で仰々しく敬礼を。「えーっと、セオドアの栄誉を称えて、このお菓子をどうぞ!」ポケットから取り出して差し出したのは翼のような形をしたクッキーだ。「じゅよ……授翼?のクッキーだよ!この前見つけたの!食べると羽が生えるよ、八時間くらいで消えるけどね!」幼子のポケットは不思議なお菓子の巣窟で、その中でもそれは一等珍しく新しいものだ。受け取られなくても押し付けるつもりで、幼子は貴方の手のひらにぐいぐいとそれを押し付ける。遠くから見守る管理者は、「翼海ではないんですねぇ」と意味深に呟いていて。その言葉に幼子は、「渡すわけない」と独り言のように呟こう )

(/いらっしゃいませ!お越しくださってとても嬉しいです!そしてお待たせしてすみません、どうぞよろしくお願いいたします!)

  • No.88 by セオドア  2020-03-03 21:30:18 

>パルカ

そう。僕も楽しいよ、こうして遊ぶの。
( 先程までと変わらぬ笑みを浮かべて頷く。話題が深掘りされなかったことに安心しつつ、オセロへと意識を戻し。暫く無心でゲームに興じていると、いつの間にか勝負はついていた。途中から勝つだろう、との確信は持っていたが。「嬉しそうだね、パルカ」負けても楽しげに笑う彼。子どもの頃ならば僕が勝つまでやる!次は負けない!などと競争心を燃やすものである。もう一回というでもなく楽しんでいる彼がどこか大人らしく見え、ふっと目を細めて。「え、商品?羽が生える……凄いね、それ。魔法みたいだ」彼の言葉に戸惑っているうちに手渡されたクッキー。可愛らしいそれに目を移してから、彼へと視線を戻す。思わず「魔法」と口にしたのは現実には有り得ないから。それもあってか夢の中にいるとの認識は変わらないまま。二人の呟きは聞こえることなく、目の前のクッキーを見詰めて考える。もし彼の言葉が本当なのだとしたら、これを口にしたら飛ぶことができるのだろうか。だったら、少しくらい。包みをほどき、クッキーを一枚口に放り込み。咀嚼するとふわりと甘さが広がり、バターの香りが鼻を抜けてゆく。今まで食べた中でも上位に食い込む程の美味しさに頬は緩むばかり。「美味しいね、このクッキー。有り難う、パルカ」夢見心地だからなのか羽が生える感触は特になく、しかし確かに生えてきたことが彼には見えるだろう )

  • No.89 by パルカ  2020-03-03 21:56:30 

>88 セオドア

( 貴方と遊べることが嬉しくてたまらない、勝つも負けるも関係がない。今ここでこうしているなら、幸せなのは当たり前、なんてそんな思考が、幼子のなかでは生まれている。細められた貴方の目がなんだかくすぐったい。商品のクッキーを「魔法」と評されれば、確かに魔法だなぁと今更ながらに納得しよう。幼子は効果の云々をあまり気にしたことがなく、それが魔法だとカテゴライズできないままだった。渡したクッキーが特に突っ返されることはなく、貴方の口に放り込まれる様子を少しだけ不安そうに見て。「美味しい?良かった!」美味しそうに食べる貴方の姿に、その不安が杞憂に終わったことを知る。やがて食べ終えた貴方の背からは小さな天使の羽根。服を突き破るでもなく透明でもないその羽根を見て、幼子は意外に思う。「セオドアの羽根は天使のはねなんだねー?この羽根って、ランダムで生えるから、たまに変な羽根が生えたりするんだよ。でも、セオドアの羽根はすごくきれい!」僕はこの前蝶の羽根が生えたんだ、ネルソマはセミだったよ。それで一番大事なのは、羽根次第では飛べるってこと!ねえ、ちょっと飛んでみる?そこまで一気に言い切って、貴方をきらきら輝かせた目で見上げよう。管理者は無言で腕を組み目を閉じて、にやにや笑いを引っ込めて、そうしてぱっと目を開けたなら、そこはもう広い空だけの空間。幼子はもう一枚クッキーを取り出した。貴方が飛ぶのなら、自分も追従するつもり。貴方が飛ばないのなら、また別の部屋へと行ってみようか )

  • No.90 by セオドア  2020-03-03 22:29:39 

>パルカ

(彼も幸せだと思ってくれているのだろうか。楽しませることができているのならば本望。一時の夢でも幸せを感じられる方が良い。夢に辛さは要らないのだ。言葉は発さなくてもわかり合えるのが心地良く、一緒にいるだけで心が温まる。「うん、凄く美味しいよ」ほろりと溶けて無くなってもなお口に残る後味は柔らかく、とても甘い。そんな中で告げられた羽の種類に思わず振り返る。小さく白い羽が目に入り、思わずうわあ、と声が漏れた。羽が生えても痛くもない。それなのに実際についているのだ。こんなことが本当に、なんて驚くのは本日何度目かわからない。こんな自分が天使の羽だなんて、おかしくて笑ってしまう。己に似合うはずがないのに。現実でいうのならばきっと天使ではなく堕天使となるだろう。幸せを失って希望も消えた、漆黒。「蝶々の羽にセミの羽、かあ。へえ、色々あるんだね……これ、飛べるの?」まるで一緒に飛びたいとでもいうような無垢な瞳を向けられると、そこに断るという選択肢は存在し得ない。飛ぼうというにもどうしたら良いかわからない。試しにとん、と地面を蹴ってみようか。「う、わ……何これ、パルカ!ほんとに飛んでる……」思った以上にふわりと舞い上がった身体は羽に支えられて落ちることはなく。だが、その代わりにコントロールをする術を持たない身体はバタバタと動かす度に上へ下へと不安定。助けを求めるべく、あるいは楽しさを共有すべく、彼の名前を呼ぼう。)

  • No.91 by パルカ  2020-03-03 22:55:05 

>90 セオドア

( 飛べるの?もちろん飛べるよ!天使だもん!不安定ながらも空に羽ばたいた貴方の姿を見て、幼子はわぁっと歓声を上げる。「僕も!」と言ってもう一枚のクッキーを口に放り、もぐもぐと咀嚼。そう時間の経たない内に、自分の背からはなにかの羽根が生えてきた。ぐいぐいと後ろに反って自分の羽根を見れば、どうやら今度は鳥類の羽根であるようだ。色合いからして鷹か鷲かはたまた鳶か、まあなんだって良い。飛べる羽根なら!呼ばれた名に応えるように、えいっと貴方の真似をして羽ばたくと、存外羽根の力が強くてよろめいてしまった。それでもなんとか貴方の隣に並んで、一緒に飛行して見せる。「お揃い!」と笑う幼子の瞳には貴方しか映っていない。だんだんコツを掴んできたのか、くるりと回ったり、一気にスピードを上げてみたり。 紛い物の空は広くて快晴で
──────────崔の目、崔の目。
よく放送が響き渡る。「あ、駅に止まったみたいだね。ここは目的地じゃないけど、一旦降車できるの。僕もよくお菓子探しに行くよ」放送を聞いた幼子はまたくるりと一回転。どうする?降りてみる?なんて聞いてみようか。降りなくたって良いんだけれど、貴方は本物の外で飛んでみたいかな、なんて。偽者の地上では、気の強そうな笑みを浮かべた管理人が見上げていて )

  • No.92 by セオドア  2020-03-03 23:15:45 

>パルカ

(彼の言葉に応えるよう、向きを変えて様子を確認する。彼がクッキーを食べてすぐに生えてきた羽は、鳥の王者とも言えるような立派なものだった。小さな身体とは少々不釣り合いな気がして、ついつい笑ってしまう。「え、大丈──良かった。うん、お揃いだ」隣に並んで、ゆっくりと飛行する。そのうちにようやくバランスが掴めてきて、同じようにくるくると回転してみせる。本当に鳥になれたら、こんな風に飛べるのだろうか。こんな風に、自由に。何物にも縛られない自由。限り無く広がる青い空。本物でなくてもそこに明るさを見るだけで、自分には充分すぎるくらいに幸福だった。彼にはもう、たくさんのものを貰っている。放送の声に一気に引き戻された。あくまでも此処は列車の中であり、本物の空ではない。「そうだなあ。気になるけれど、あいにく僕はお金を持ち合わせていないから。パルカは行きたい?」本物の空で飛べたらどんなに良いだろう。夢ならば何でも叶えられる。今だけは自由でいられる気がして、相変わらず彼へと選択を委ねながらも目は「行ってみたい」と口ほどに物を言う。ネルソマではなくて、確かザリだったか。部屋の主の表情が一変していることに気付き、軽く会釈を。ネルソマと別の人格であるなら、その相手とは初めましてだ。ゆるゆると降下しつつ、不意に彼と手を繋ぐ。そのとき学生は兄の顔をしていることだろう。)

  • No.93 by パルカ/ザリ  2020-03-03 23:41:13 

>92 セオドア

( 外へ行くかどうかは目を見れば決まった。もちろん行こう!ただ飛ぶだけならお金は必要ないと思うけれど、なにかを買うならやっぱり必要だろうか。少し考えてとりあえずを思い立つ。地上の管理人、つまりザリに目を向ければ、承知とばかりに笑みを深めた。他方貴方は彼に会釈をしているようで、管理人もまた軽いお辞儀。下降する最中に繋がれた手は温かく胸がぽわぽわする。かさり、地面が音を立てた。「楽しかったー!」貴方と一緒に飛ぶのは。地につけた足首を体操するようにぐりぐりと回して、でも繋いだ手は離さないまま。風で飛んだり流されたりしていたためにしまっていたキャスケットを、ぽすんと頭に乗せる。ほぼ同じタイミングで、貴方の肩に後ろから手が置かれることだろう。「空の旅いいな。俺もやりたい、ひとつくれよアレ」唐突にかけられたがさつさを感じる声は管理人のもの。「ザリだよ、セオドア」一旦は管理人の言葉を無視して、幼子は貴方に向けて説明を。「ザリはね、外遊びのときの人なんだ。内遊びはネルソマ」「そーそー。よろしくな、あー…セオドア?」ひらりと片手を上げて挨拶を。この短時間での人格交代をどう受け止めているのかは定かでないが、表情と口調の違いは大きい。「あ、ザリ、僕というか、セオドアのお金がほしい」と聞けるのも、そこにいるのがザリだから。ネルソマは……ハイリスクハイリターン、ただしハイリスクの度が過ぎるってところだろうか?ザリはハハと笑って、「そんならよろしくついでにゲームしようか。車掌さんがな、金を用意してくれたけど、対価がなくっちゃなんないってよ」 ) 

  • No.94 by 車掌  2020-03-04 00:31:33 

おや、どうやら列車は通りすぎたようですね。それでは消灯しましょうか。

(/お休みなさいませ。よい夢を)

  • No.95 by 車掌  2020-03-04 17:12:15 

なまえ?乗客リストです。全員ではないですが……いつか更新するかもしれませんねぇ。列車は流動的ですので。それに、虎視眈々と狙っているのは、なにも七人に限った話ではないですから。


世界観 >1

注意  >2

提供  >3

エンド >4

プロフ >5

なまえ >6

※とうろく※

>17 篠宮花音 さま

>55 セオドア さま


(/少々お時間いただいてしまうかもしれませんが、受付を開始致します。お試しでも質問でも、以前のお子様でも、もちろん以前からのお客様でも大歓迎です!また当方の未熟さゆえに、ご迷惑お掛けしてしまうことがあるかもしれませんが……お許しくださると嬉しいです。仕方ないなぁ付き合ってあげるよと言う方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽に!)

  • No.96 by 車掌  2020-03-04 18:03:01 

(/勝手ながら一旦停止させていただきます。すみません!)

  • No.97 by 車掌  2020-03-04 21:13:42 

(/解決したため、募集を再開いたします。誠に申し訳ありません!)

  • No.98 by 篠宮花音  2020-03-04 21:21:36 

続き >84

(/こんばんわ。先日はきちんと合図を確認せずに返事を返して申し訳ありませんでした。引アンレスタさんと思いを通じ合えたのか微妙な所ですが、告白に近しい言葉を聞けてとりあえずは満足出来ました。今後どのような展開になるのか期待しつつ今宵も旅路を続けたいと思います。)

  • No.99 by 車掌  2020-03-04 21:30:49 

(/いらっしゃいませ!お越しくださりありがとうございます!アンレスタはなかなか厄介なもので……。素敵な娘様に執着しつつ、大切ゆえに手放そうと言うような性格ですので、今後どうなるのかは私すらわからない状態です。>それでは、84から続けてくださると幸いです!)

  • No.100 by 篠宮花音  2020-03-04 21:39:15 


>84 アンレスタ

(男の罪がどういうものか、己の事をどうして知りどこまで知っているのか?聞きたいことは山ほどある。だが今の自分にはそんなことなど些細な事だった。男が贖罪のために旅を続けているのならその罪を己も背負おう、今まで数えきれないほど罪を犯してきた己にとっては男の罪がどんなに重く大きいものだとしても造作もないことだと、泣きそうな顔で笑う相手にこれ以上泣き顔を見られまいと涙を自身の指で拭ってから若干涙目で微笑んで見せて「…お礼を言うのは私の方よ。こんな私を好きになってくれてありがとう。」と再び一斉に明るくなったカンテラにようやくなぜ明るさが変わるのか気付く、あぁ。これは男の罪悪感を表しているのだ、と。「良いわよ。…でも、その前に貴方の体には毒性があるってことだけれど、包帯以外の肌に触れたりその涙や唾液も触れたらアウトなの?」と男の目的地にはいつ辿り着くか分からない。ならばその間に沢山言葉を交わして互いの事を知っていこうと、未だ両手を乗せた状態で自身の話を聞きたいと今にも泣きだそうになりながら聞いてくる男に、男が己に触れないようにするのならば己から触れるしかないと男の涙を拭いたいと思い逸る気持ちを抑えながら問いかけて)

(/確かに中々厄介ですね、せめてアンレスタに最後の最後で手放されないよう最後まで気を引き締めて頑張ります!)

  • No.101 by アンレスタ  2020-03-04 21:54:04 

>篠宮花音

( 貴女の涙に胸が焼かれる。それでも拭えない自分に腹が立つ。ありがとうの言葉に胸が詰まってしまって、拳を握りしめた。「ああ、両手以外も毒がある。手に比べりゃ弱いけど、それでも息苦しくなるだろうなァ。直接触れなきゃ害はねェが」貴女の質問にはそう答え。明るすぎる室内で男は回想する。触れた途端にくっと喉の奥が詰まるのだと言われたのはいつだったか。昔過ぎて記憶もおぼろげだ。問われた内容もずいぶん馴染みがないもので、知ってどうするのだろうという純粋な疑問に首をかしげる。「……ああそれと、包帯はなァ、気休めなんだ。強すぎるからなァ、毒が。ちなみに可燃性だか助燃性だか、まあそんな感じだ」冗談じみた言葉に自分で笑って、カンテラを指差した。「これには触れられるぞ?熱くはならねェ」ふらふら揺らすそれはぼぉっと燃えて、貴女の前で明るくなる。夜道なんだったら大活躍、と、涙の跡を隠すようにして )

(/本当にこんな男に付き合っていただいてありがとうございます…!)

  • No.102 by 篠宮花音  2020-03-04 22:26:41 


>101 アンレスタ

…そう、それくらいなら私が耐えればいいだけの話ね。
(己の問いかけに男は毒があると答えたがその毒の程度は息苦しいと感じるくらいのようでその程度ならば問題なしと判断し、両手に乗せていた手を離すと徐に男の頬を両手で包むような形で触れると、やはり何も飲食はしていないはずなのに何か喉に詰まったような息苦しさを覚え、眉間に若干皺を寄せながら男の目尻に溜った涙を指でそっと優しく拭おうとして「可燃性か助燃性かで違ってくるわよ?簡単に言えば自ら燃えるものと燃えるのを助けるもの、酸化されるものと酸化を促すものってね。」と男の冗談じみた言葉に毒というのは女や非力な人間でも容易に人を殺めることができる代物なため造詣は何も知らない一般人より深くさらさらと二つの違いについて述べて「ほんと、夜道ではありがたい明るさね。」と男が持っているカンテラの明かりの眩しさに目を細めながら見ていて)

(/いえいえ、こちらこそこんな娘にお付き合いくださってありがとうございます。アンレスタが持つ独の程度も知れたのでこれからアンレスタに触れる機会は多くなると思われますので何卒よろしくお願いしますね。)

  • No.103 by アンレスタ  2020-03-04 22:46:19 

>篠宮花音

( 触れられた頬に感じる手の暖かさに驚いて一瞬呼吸が止まる。数秒後状況を理解した男は、ぶわりと全身に汗をかくのを感じた。「か、花音っ……!?」止めようと手を伸ばすが、触れられないというのは止められないのと同じこと。結局されるがままで、「苦しいだろ、やめろ」と背中をのけ反らせるだけ。博識な貴女の見解に感心する暇もなく、ただわたわたと慌ててしまう。カンテラを見つめる貴女の目に宿る情はなんなのか、それも推し量れないままで。「あ、そうだ、か、花音の話!な!このままじゃ話せないだろ!?」と、できる限りそっぽを向いてみる。自身の赤くなった頬にはやはり気づかないで、つまり己の感情にも無頓着なまま、貴女の温もりを受け止めて。男がこんなにも慌てるのは久しぶりで、その久しぶりの感情についていけないでいる。こんなにも胸の内をかき回す存在を知らなかったから。「の、飲み物でも用意すッか!?」先ほど飲んだばかりなのにも思い至らず、自身の脳内に混乱をもたらす貴女の手から逃れようと椅子を立ち上がりかけて )

(/ありがとうございます!よろしくお願いします!)

  • No.104 by 篠宮花音  2020-03-04 23:38:42 


>アンレスタ

(男の褐色肌の頬に触れれば人並みの温もりを感じ、ようやく直接相手に触れることが出来た。その満足感に浸りながら男の涙を拭ったのだが、今まで人に触れようとも触れられることも毒がある故躊躇してきたのだろう己が触れただけでわたわたと慌てて、そのまま引きはがせばいいのにそれすらできないでいる男に未だ息苦しさは続き、男の言葉には眉間に皺を寄せ苦しげだがどこか満ち足りたような複雑な表情で微笑んで見せて、ふと男の褐色肌で分かりづらいが赤く染まった頬にもっともっといろんな表情を見たいと欲が芽生えたのだが「…ぷっ、そんなに慌てなくていいでしょ?それとも、私に触られるのは嫌だったかしら?」と尚も己の手から逃れようと立ち上がりかけた相手にぱっと両手を離すと笑いを堪えきれず吹き出し、クツクツと肩を震わせながら笑い声を出しながら慌てふためく相手に対して悠然とした様子で試す様な表情と笑みを浮かべながら問いかけて)

  • No.105 by アンレスタ  2020-03-04 23:58:43 

>篠宮花音

い、嫌じゃねェが……!その、苦しいだろ!
( 貴女に触れられた。その事実だけで大混乱なのに、こぼされた笑みに試しの言葉までかけられては、かしこくない男の頭はオーバーヒートを起こす。染まった頬にいまさら気づいて、見られてはいないだろうかと咄嗟に顔を背けた。「だ、だから、俺は花音の話が聞きてェだけだ」もう一度繰り返したのは、目的を達しようという意思と、この格好悪い姿から逃れようという思惑が混在した言葉。貴女の表情は複雑ですべてを読み取ることはできなかったが、とても美しくて思考が麻痺した。麻痺したが故というわけではないが、放された両手を未練がましく見てしまったのは失敗だ。……失敗だけど。
誰かに触れられた。しかもその誰かは紛れもなく想い人。
「……な、聞かせてくれ」例えようもない多幸感なんてものが心に溢れる。「どんなこまけェ話でもいいんだ。花音の口から聞きたい」どこかで貴女が言ってくれたような、そんな台詞を繰り返して微笑んだ。なんだか薄暗くなった部屋。貴女の顔はそれでも尚綺麗に見える。不思議で理由はわからない。男自身ででもわからないまま、「嫌なことは言わなくていいからよ」と、どこか陽気な部分が少しだけ顔を覗かせていて )

  • No.106 by 車掌  2020-03-04 23:59:25 

そろそろ、夜が深いですね。それではまた会える日に。

(/おやすみなさい、良い夢を)

  • No.107 by 車掌  2020-03-08 09:43:56 

車掌の仕事も面白いですよ?終身雇用ですし。色々な人の話を聞いて回るのは何にも代えがたい愉悦です。ああ、与太話が過ぎましたね。それでは営業を開始致しましょう。


世界観 >1

注意  >2

提供  >3

エンド >4

プロフ >5

なまえ >6

※とうろく※

>17 篠宮花音 さま

>55 セオドア さま


(/少々お時間いただいてしまうかもしれませんが、受付を開始致します。お試しでも質問でも、以前のお子様でも、もちろん以前からのお客様でも大歓迎です!また当方の未熟さゆえに、ご迷惑お掛けしてしまうことがあるかもしれませんが……お許しくださると嬉しいです。仕方ないなぁ付き合ってあげるよと言う方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽に!※夕方あたりまで受け付けております)

  • No.108 by セオドア  2020-03-08 10:00:01 

(/こんにちは。前回お邪魔させて頂いたときには挨拶もせずに寝落ちしてしまい申し訳ありませんでした……!宜しければ今回も>93の続きより交流をさせて頂きたいです。)

>パルカ

(当然のように決まった降車。自分の意思を汲み取って貰えるのはとても有り難いこと。我慢して譲ってばかりだったからこそ、主張するのは久しぶりのように感じられた。ふわりと地上に足を着くと安心できた。ああ、やっぱり地に足をつけている方が人間らしいと。とはいえ、飛ぶのが凄く楽しかったのもまた本当であるのだが。手を繋いだまま体操をする彼に倣うように緩く足首を回してみる。なるほど、慣れない飛行に身体が少し強張ってしまっていたらしい。「ああ。君はどんな羽が生えるんだろうね。楽しみだ」急に掛けられた声は確かにネルソマと同じで、しかしトーンや話すペースは違う。表情もネルソマよりもいくらか柔らかく、この人なら話しやすいと本能的に察する。二重人格というものはこんなにも異なるのかと内心驚きはしたが、思ったよりも戸惑うことはなかった。ただそうなんだ、とだけ。「宜しく、ザリ」挨拶には同じく此方も片手を挙げて答えよう。「ゲームね。どんなものかにもよるけれど……そういうことなら、本気で勝たせて貰おうかな」対価となるのがどのようなものであるのかはまだ知らされていない。普段ゲームは楽しめれば良いという程度のゆるゆる勢であるが、お金を貰えるかどうかが懸かっているのなら負けるわけにはいかない。無論、負けたとしても彼と飛ぶことができるだけで楽しいけれど。「で、どんなゲームで対戦するつもり?」車掌とはどんな人物なのだろうか。此処に、この列車に自分を連れてきた張本人。ふと気になったものの、なぜだか口に出すことは憚られ。) 

  • No.109 by パルカ/ザリ  2020-03-08 10:32:39 

>セオドア

( 「宜しくなー」貴方の返礼に管理人は緩く笑って、その手を方から退ける。それからまじまじと顔を見て、「兄ちゃん割と変わってんな。俺見て戸惑わない奴は久しぶりだ」と、遠慮もへったくれもなく率直な感想を告げ。貴方の言葉の中の本気という単語を聞き取っては「いいねえ、そういうの嫌いじゃないぜ。遊びは本気じゃないと面白くないよなあ!」なんて、微笑を大笑いに変えてみる。ひとしきり笑って一段落をつけば、笑から目尻に浮かんだ涙を拭い。「あーゲームって言ったって大したもんじゃねーよ?あんま複雑だと説明すんのも骨が折れるしな」裏の事情も包み隠さず話すのは、貴方がそれに不快を覚えはしないと踏んだからだろうか。少しもったいぶったような物言いに、幼子がぷくと頬を膨らませる。「それで?何をするの?」まあまあ、焦んな。管理人はスッと人差し指を立て。「要するに鬼ごっこだよ。俺から逃げて、列車の出口の扉までたどり着けば勝ちさ。パルお前、道順分かるよな?ナビゲーターとして着いてやれ」貴方に向けてルールの説明を。「どんな卑怯な手段を使っても良い、俺から逃げ切れりゃ勝ちさ。言っとくが強いぜ?捕まったらその時はそうだなぁ、牢屋見学ツアーにでもご招待しようか!あれは結構な罰ゲームだぜ!」何が面白いのか、またくくくと背筋を震わせる。貴方の背に生えた翼をちらりと見て、「ま、ハンデはあるか」と呟こう )

(/いらっしゃいませ!お越しくださってとても嬉しいです!いえいえ、前回は楽しい時間をありがとうございました、再び交流させていただけることを本心より幸せに思います…!またロルが未熟で申し訳ない限りですが、今回図らずも分岐が出来てしまったので…この鬼ごっこに勝つか負けるか、提示していただければと思います)

  • No.110 by セオドア  2020-03-08 11:16:23 

>パルカ

(主の緩い笑いには「驚きはするけど、何も聞かずに貴方を見たわけじゃないからね」とあくまでも冷静に返すに留めて。自分とて彼から二重人格だと知らされなければ戸惑っていたはずなのである。「生半可な気持ちで向き合うのは僕のポリシーに反するからね。それは貴方もでしょう、ザリ」恐らくザリは遠慮せずに挑んでくるのだろう。容易に想像でき、真剣な瞳を向ける。真剣勝負と言われたわけでもなければ、命など重要なものを賭けているわけでもないのだが。「鬼ごっこ……へえ、面白そうだ」彼がいないと自分一人では辿り着けそうにない。羽がある分有利ではあるが、しかし説明を受けなければわからない分不利でもある。成る程確かにそれは良いかもしれないと一人頷く。「パルカ、ナビゲーターになってくれるよね?もちろん最短ルートで」彼へと顔を向け、確認するように問い掛ける。勝負の鍵は彼であると言っても大袈裟ではないはず。強いなら立ち向かうべき。部屋の主が只者でないのは百も承知で、戦う意志を示すようにぶわりと勢い良く飛び上がる。始めの合図を聞いてから走り出せなどと言われていない、卑怯で良いのなら少しくらいの狡い手は許されるだろう。「そうそう。ザリ、君は誤用しているようだから言っておくよ。卑怯って、一時凌ぎって意味なんだってさ!」牢屋見学ツアーだなんて望んでいない。余裕たっぷりに煽る言葉を投げ掛けつつ、彼と手を繋ぐ。先程よりも速い飛行になるのだから、はぐれてしまわないようにとの配慮だった。それから少しして鬼ごっこは始まった。彼の導くのに合わせてくるりくるりと回ってみたり、あえて低空飛行してみたり。あくまでも楽しみながら飛行を続ける。出口へ辿り着くその瞬間。部屋の主が学生に手を伸ばすのと、勢い余ってどん、と扉へと頭をぶつけてしまうのはほぼ同時だった。頭の上を点滅しながら星が回る。「パルカ、良かった……」はぁはぁと呼吸を乱しながら、ザリへと振り返った。)

(/だらだらと無駄に長くなってしまいましたが、学生はパルカくんに良いところを見せたいという確固たる意志を持っているようですので(勢い余って痴態を晒していますが……)ギリギリの勝利、とさせて頂けると有り難いです。また、なぜ列車に牢屋が?と頭に疑問が浮かんでもいる状態ですので、そちらについてもいずれ話を伺えたらと考えております。/蹴り可)

  • No.111 by パルカ/ザリ  2020-03-08 12:04:24 

>セオドア

( いいねえいいねえ!はしゃいだように声を上げた管理人。幼子は不安そうに貴方を見上げるが、頼られていると分かれば少し誇らしげに顔を引き締めて「任せてよ!」と、ぱたぱた羽を動かす。合図もなしに駆け出した貴方の背に、管理人はさも愉快そうに腹を抱え、「ひっさびさに面白いの来たなぁ!よくやったパル!」なんておどけた声援を投げ掛けて。遊びのためには手を抜かないの信条に背かないよう、「じゃあ行くぜ!」と地面を蹴る。幼子はといえば「こっち!」「あそこで旋回!」まるで自分が海賊船の船長になったかのような高揚感に浮かされて、またそれを他でもない貴方と共に逃げることができて、何だか楽しくて仕方ない。ばさばさと羽ばたく翼、たまに見える乗客たちが一瞬驚いてそして応援する。「がんばれよ!」「逃げ切れー!」掛け声からしてどちらを励ましているのかは明白。狭い道に広い道、急旋回に垂直落下!初めから翼があるかのようだ!引かれた手の暖かさにくふふと笑って、後ろからの猛追をかわす。ラストスパートに差し掛かればぎゅんと一気に急加速。加速の勢いが殺しきれずに、『ごちん!』貴方と一緒に激突した扉はとても固かったけれど、伸びてきた手には掴まれず。肩で息をしながら、「やったー!勝ったー!!」と貴方に抱きつこう。ぎゅう、と、些か強すぎるくらいの抱擁は、幼子の喜びを示すもの。「おめでとさん。…あーあもうちょいだったのに」一方貴方の振り返った先には髪を乱した管理人。余裕を取り繕っているけれど、その表情は本当に悔しげで。「約束通り、商品。たぶんそこそこはいってんぜ。大事に使うんだぞ、無駄遣いは禁物!ああそれと、列車の外に行っても切符は無くさないように!」いつのまにか右手に握っていた白い巾着の袋の中を見せたなら、ぽいと投げるように貴方に渡そうか。扉が開く。空気がなだれ込む。「じゃあなあ、またのお越しをお待ちしてるぜ!」大声が列車に響いて、管理人はぽんと姿を消す。「ふふ、勝ったー勝ったー!!セオドアすごい!かっこいー!よーし行くぞー!!」幼子の大声もついでとばかりに、貴方の手をぐいぐいと引いて。見えるは抜けるような青い天に彩り豊かな散らばった丸石、ぽつぽつ立ち並ぶ丸い家。快晴の空を背にしながら、満面の笑みで扉の外へ踏み出そうか )

  • No.112 by セオドア  2020-03-08 12:48:40 

>パルカ

(まさか勝てるとは思わなかった。ザリの追う速さは尋常ではないくらいのもので、二人で逃げても決して余裕とは言い切れなかった程。危なかった、と力が抜けてしまいそうで、しかし彼が抱きついてきたことで何とか倒れずに済み。「パルカ、有り難う。君がいなかったら多分、勝ててなかった」優しく抱き留め、背に回した手でぽんぽんと軽く叩いてあげようか。歳相応と言うべきか、彼の高い体温に自然と頬が緩むのがわかった。こんなに暖かさを感じたのはいつぶりだろうか。「凄かったよ、ザリ。もう一回やったら普通に負けそうだ」とても悔しいと気持ちが溢れているような表情に、管理人も本気で追ってきたのだとわかる。本気で戦いたいときには彼と遊ぶのも悪くないかもしれない。もちろん、隣の愛らしい幼子と三人で。「うわっ。まったく、投げないでくれる?……それくらいわかってるよ、無賃乗車なんて失礼なことはしないから安心して」投げられた巾着を受け取ると、まるで親のように次々と重なる注意に堪えきれない笑いと共に頷いて軽く掲げてみせ。「ああ、楽しかった!有り難う!」お礼を告げながら消えゆく管理人へと手を振った。プレイルームというひとつの部屋の中にいたはずが様々な遊びが出来てまったく退屈しなかったのは"彼ら"のおかげだろう。ネルソマのことはなかなか好きになれそうにないけれど。開いた扉から流れ込む空気を吸い込み深呼吸。雲ひとつない快晴の空に美しい景色。どれもこれも久しぶりな気がして、眩しさに目を細めた。こんなに空は青かったのか、なんて今更すぎて笑えてしまう。「うん、何とか勝てたって感じかな。パルカのくれたクッキーが勝敗をわけたみたい!」凄い凄いと褒めてくれるのは悪い気がせず、大声を出さないでと窘めることもなく引かれるままに歩きだそう。扉の外の解放感に浮き足立ちながら彼へと声を掛けようか。「ねぇパルカ、案内してよ。お気に入りの場所、僕に教えてくれる?」いつもよりもいくらか柔らかい声色で彼へと願いを告げ。)

  • No.113 by パルカ  2020-03-08 13:45:06 

>セオドア

( 「へへー」貴方の賛辞に胸を張り、幼子は得意顔をして見せる。貴方と一緒に消えた管理人に手を振って、またやっても良いなあとこっそり思う。叩かれた背中がまだぽかぽかと暖かい。貴方の手を引いたまま無人の駅へと降りれば久々の地面の感触。「うぅーん、お気に入りの場所?絵では見せてもらってたけど、僕も初めてだから……」考え込んで、ぱっと顔を上げて。「そうだ!ここ空から見たらすっごくきれいなんだって!足元に石が転がってるでしょ?めちゃくちゃマズイけど、色はいっぱい!」あそこの山まで飛んでみよーよ!元気に叫んで、先ほどへとへとになったばかりの貴方を急かしてみる。大きすぎる山はまだらに入り乱れた緑が特徴的で、なんだかちょっと威圧感。が、そこではたと思い出したことがあるようで。「あっ、えーとね、あっちには飴屋さん、こっちにも飴屋さん。ここは飴が有名なんだって。売店にはここの飴が売ってるよ!」立ち並ぶ家はどうやらお店という事実。幼子が異常なほど持っているお菓子は、こうやって途中下車で補充されるのだ。さてここの飴はどういった効果があるのか、また無いのか。「あー、でも落ちてるのは食べない方がいいね」と、キラリと光る虹色の石を蹴ってみる。「石に見えた?これ、飴なんだ。僕の目は誤魔化せないぞ!」なんて、ちょっとだけふざけて見せて。「どうしよっかなー、飴を買っても良いしー、飛んでも良いしー、石蹴りしても良いし!ねえねえセオドアどうする!?」あちこちを指差して、あれもいいこれもいい。こんなにも選択肢が増えたことは久しぶりだった。繋いだ手を放して、今度は後ろからどーんと抱きついて見上げて。「どこいくー?」貴方に選択を委ねよう )

  • No.114 by セオドア  2020-03-08 14:10:28 

>パルカ

(楽しげにぐいぐいと引っ張られるとどうしたものかと少しだけ考える。同じように、同じ速度で飛んで、遊んでいたはずの彼はまだ元気一杯。対して自分はまだ疲れが残っていて本調子ではない。「僕ちょっと疲れちゃった。パルカは元気だなあ……空から見たらきっと綺麗だろうね、こうしてるだけでも凄く綺麗なんだから」呟くくらいの声はきっとはしゃぐ彼には聞こえないだろう。そこで矢継ぎ早に告げられる説明を聞きながらああ、楽しそうだ、勝負に勝って良かった、と嬉しく思う。牢屋見学ツアーよりもずっと楽しいことだろう。「そんなに飴屋さんがあって喧嘩してないの凄いね。競争しあって潰れそうなものだけど」家でなかったことの驚きよりも、その店の多さに目を奪われる。確かに店からきらきらした宝石のような飴を持って出てくる人が何人か見受けられる。もしかして此処に売られている飴も飛べるやら透明になるやら、何らかの効果があるのだろうか。魔法が起きることへの抵抗は既になくなっていた。「え、これが飴?いやいや、さすがにそれは……」嘘でしょ、と続けようとしてぴたりと止まる。明らかに虚偽であると思う反面、嘘とも言い切れない程の美しさを持つ石は飴だと言われても不思議ではない。普段見ているのが灰色の薄汚れた砂利であるからこそ、余計にそう見えるのかもしれないが。「うーん、ほんとは全部叶えたいところだけど……わっ、こら。まったく、急に抱き付かないの」提案されたものはどれも楽しそうで、ひとつに絞りきるのは難しい。どこから見ようか。選択権を渡されると迷ってしまうのは優柔不断の悪いところだろう。彼の温もりを感じながら思案すること数秒、頭の中で纏めた答えを出し。「そうだなあ、少し飛びながらこの辺りを散策、お散歩しようか。それで、気になるものがあったら止まって、疲れたらお菓子を買って休憩しよう」それは模範解答にでも聞こえるだろうか。面白味のない答えであったが、すべてを叶えたい欲の捨てられない大人になりかけの子どもの願いでもあり。それで良い?と確認するべくちらりと視線を向けて。)

  • No.115 by パルカ  2020-03-08 14:40:12 

>セオドア

( 貴方の様子に、あ、と口をぽかりと開ける。「はしゃぎすぎちゃった。ごめんね」呟きの内容は聞こえないまでも、自らがテンションを上げすぎたことを悟る。少しトーンを下げたなら、貴方への返答を。「たぶん、売ってる飴がどれも違うからかなー。あそこは銀太郎飴で、あっちはぐりぐりキャンディで、あそこはええと何だったっけ?」予習したはずなんだけど忘れちゃった、と、ちょっと悔しそうに鼻にぎゅっとシワを寄せる。貴方の提案にはもろ手を上げて賛成して「!それならぜーんぶできるもんね!すごいやセオドア、天才!」と、跳ね回って見せようか。それからにんまり笑ったなら、「石は飴だよ?虹色のやつはね!マズイけどね!」嘘か本当か分からないような噂話一つ。「ここらへん飛ぶ人は少ないみたいだから、驚いちゃうかもね。セオドアと散歩ー!」ふわりと地面を蹴って、ほんの数センチ浮かんで。ぱたぱたと貴方の回りを遊ぶように飛んで、逆さ向きに顔を覗きこんでみる。数秒。「ねえセオドア、楽しい?」それは少しだけ不安の表情を滲ませていて。「僕ねえ、セオドアと一緒にいたい。でもね、無理矢理連れてくるのはほんとはいけないってわかってるの。だからせめて、セオドアに楽しんでほしくて」僕の方が楽しくなっちゃってるけど、セオドアは大丈夫?と、もう一度確認。否定の言葉が現れたとしても放せないだろうなと思いつつ、それでも答えが聞きたくて。答えを聞く前にはくるりと一回転、都合が悪いなら誤魔化すつもりで笑顔の準備を整えて )     

  • No.116 by セオドア  2020-03-08 15:12:00 

>パルカ

(彼のしゅんとした顔は苦手だ。甘えられるとついつい甘やかしたくなるし、悲しまれると何でも許しそうになってしまうのだ。「大丈夫、気にしないで」キャスケット帽の上からぽんと頭を撫で、微笑む。彼は聡い、だから嘘はつけないのだろうとわかっている。「そっか、色々あるんだね。あはは、じゃあ後で皆見て回ろうよ」悔しそうにする彼を見て微笑ましく思うとうんうんと頷きながら手を繋いであげよう。「天才って。僕がそうしたいって思っただけだよ、パルカ」一言一言に反応し褒めてくれる彼が可愛く思えて、少しだけ恥ずかしい。こんなに称賛されることは今までなかったのではないだろうか。「虹色なのに不味いだなんて、夢がないなあ」きらきらしたものが美味しそうに見えるはずが、どうやら美味しくはないらしい。食べてみたことあるの?とは尋ねないが。「良いね、驚かせちゃおう」同じように数センチふわりと浮いて、ゆっくりと進む。それはゆったりと、歩く速さと変わらないくらいのもので。「急にどうしたの。楽しいよ、もちろん。もっと此処にいたいし、白くてふわふわした野原にも行ってみたい。だってさ、現実は──つまらないから」不安げに揺れる瞳は儚く消えてしまいそうで、酷く怖く思えた。返す言葉によっては消滅してしまいそうな、そんな感覚に囚われる。それを払拭しようと、ほとんど即答で答えよう。つまらない現実から救ってくれたのは、無色透明な日々に色を与えてくれたのは、間違いなく彼なのだ。「……僕のことは、また列車の中で話すよ。だから今は楽しもう!」話す気のなかった過去も彼には話しても良いと思え、そう真剣な表情で付け加えた後、表情を明るくしてくるりと一回転してみせた。)

  • No.117 by パルカ  2020-03-08 16:01:07 

>セオドア

( 貴方の言葉は幼子の胸にひとつひとつ暖かく染みた。後で回ろうと提案された店をぐるりと目に入れて、「うん」と小さな肯定を。「夢?…でも美味しかったら食べちゃうからいいの!飲み込んだらもう動けないしね!」続く声はわざとはりあげて。野原に行ってみたい、行ってくれる、こんなにもはっきりと示されたのははじめてだった。「うん…うん!絶対に行こうね!」頬に血が上り、視界がぱっと色づく。約束だよ、と小指だけを差し出す格好。「そうだよね、現実なんてつまんないもん!セオドアと居るほうがずっといいや!」即座に返された返答に、改めて貴方への思慕を募らせる。無理矢理引っ張りこんだと言うのに、貴方はそれを優しく笑って許してしまう。幼子の企みもなにもかも、貴方の前では通用しないようで。真剣な顔に一変した貴方を見つめながら「うん、でも、セオドアの話も聞きたいな」と静かなトーンで告げよう。そんな話が終わったなら、「うんー!楽しむ!」と良い子のお返事。自分の真似をしたものか、綺麗な一回転を見せた貴方にくすくすとくすぐったげな笑み。しばらくふよふよと飛んで、時折驚いた目を向けられて。緩やかな低空飛行を続けたなら、いくら空の旅とは言えどそろそろ疲れてくるのか幼子はさらに高度を下げる。拍子に見つけたのは青い暖簾と赤い暖簾。「あ、見てよセオドア、あそこにも飴屋さんがあるよ」とふたつ指を差し。「絵で見たときは気づかなかったなぁ、ひっそりしてるね」とまるで重大な秘密を打ち明けるかのように貴方の耳に口を寄せ )

  • No.118 by セオドア  2020-03-08 16:27:15 

>パルカ

(何気無い言葉に嬉しそうに笑う彼を見て、此方まで嬉しくなった。「うん、約束。指切りげんまーん、なんてな」出された小指に自分のものを絡め、わざとらしくけらりと笑って約束を。彼といればとても楽しい、一緒にいるだけでとても満たされる。「僕もそうだな。パルカがいてくれたらずっと退屈しないや」現実が嫌いで、どうしようもない日々。いっそのこと命を、なんて思ったこともあった。だが、やはりそれは間違いだったようで、目の前の彼と出会えて良かったと心から思うのだ。過去に触れるような静かな言葉の後にみせられた無邪気な笑みはすっかり子どものそれ。お互いの寂しさをさらけ出して、寄り添えたらどんなに良いだろうか。ゆるゆると低空飛行のまま飛び続けては、見えてきたのはカラフルな飴屋さん。耳元で告げられた言葉にびく、と反応を見せてしまったのは不覚。「そうだね、行ってみようか?」そっと地面に降り立つとじゃりじゃりと足下の石が音を立てた。気付かれてはいないだろうか、そんな気持ちを抱えながらも相変わらずの冷静さを見せつつ飴屋さんへと歩みを進めよう。近付くにつれてふわりと甘い香りが鼻腔を掠める。「甘いね、凄く」思わずそう口に出していた。外から店内を覗くとどちらも綺麗な飴がたくさん並んでいるのが見える。「どっちに入ろうか?両方見る?」かたや動物の形の飴、かたやフルーツや宝石の形の飴。どちらもそそられるが、彼はどちらを選ぶだろうか。)

  • No.119 by パルカ  2020-03-08 17:06:14 

>セオドア

( 温もりの残る小指がこそばゆい。指切りげんまん、物騒な言葉だけれどそれが誠実さの印のようで。貴方の言葉にぽわぽわと全身さえも暖かく、そうしてほんの少し貴方へすり寄った。囁いた後の貴方の見せた反応にはちょっとだけ嬉しくなって、しっかりしたお兄さんの弱点を発見してしまったかも?なんて。きっとこれを知っているのは自分だけに違いない!とにまにましてみる。そのまま降り立った場所で貴方の背についていきながら、自分の胸にこっそりその秘密を仕舞おう。そうして届く甘い香りは大好きなお菓子の匂い。「うん、甘い!きっとおいしいよ!」未だ食べたことのない飴に想像を馳せ、歩調が少し早くなる。貴方の真似をするようにして覗いた店内はお菓子の宝庫、何度見ても飽きないそれを見て、わくわくと胸が膨らんだ。「うーーん、両方みたいなぁ~……でも、最初はこっちに入ってみる!」と指し示したのは動物の形の飴、つまり青い暖簾。「セオドアの動物を探すの!セオドアはー、ライオンがいいかなー、虎が良いかなー、パンダが良いかなー?それともまだ居ない動物がいーかなー?」歌うように節を付けながら、貴方の服をツンツンと引っ張って。貴方みたいな動物を見つけたなら、はいとプレゼントするつもりで足取りは軽い。暖簾の下を潜れば、「いらっしゃい」と年を召した男店主の声。「仲の良いご兄弟じゃ」ちらり、貴方と幼子を見てそうとだけ呟く。幼子はビックリマークを飛ばしたような顔をするけれど、「へへ」と否定もせずに微笑んで。貴方へ向けて、照れたような顔を向けよう )





(/本日はお越しくださってありがとうございました…!息子様のお兄ちゃん感にとても癒されてほのぼのしました。これよりお相手させていただくことが難しいので、一旦終了とさせていただきます。またお越しくださると嬉しいです…!)

  • No.120 by 車掌  2020-03-08 17:07:36 

本日のご乗車、ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。

(/本日はありがとうございました!またお越しくださると嬉しいです!)

  • No.121 by セオドア  2020-03-08 17:12:44 

(/此方こそお相手して頂き有り難うございました!此方もパルカくんの愛らしさの中に見える賢さやザリさんとの絡みに癒されていつも楽しくやり取りさせて頂いております。また時間が合いましたらお邪魔させて頂きますね!)

  • No.122 by 車掌  2020-03-11 17:22:51 

いらっしゃいませ、お連れ様。困ったことが有れば、何なりとお申し付けを。


世界観 >1

注意  >2

提供  >3

エンド >4

プロフ >5

なまえ >6

※とうろく※

>17 篠宮花音 さま

>55 セオドア さま


(/少々お時間いただいてしまうかもしれませんが、受付を開始致します。お試しでも質問でも、以前のお子様でも、もちろん以前からのお客様でも大歓迎です!また当方の未熟さゆえに、ご迷惑お掛けしてしまうことがあるかもしれませんが……お許しくださると嬉しいです。仕方ないなぁ付き合ってあげるよと言う方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽に!)

  • No.123 by 篠宮花音  2020-03-11 19:56:22 

続き >105
(/今宵もアンレスタとの旅路を楽しみたくて馳せ参じましたが随分と時間が経ちましたがまだいらっしゃいますか?未熟さに関しては此方も同じなので、どうぞ肩の力を抜いて気軽にやり取りできればと思っております。)

  • No.125 by 車掌  2020-03-11 21:12:39 

>篠宮花音様

(/本当にお待たせしてすみません…!来てくださってとても嬉しいです!此方こそ、お相手頂ければ幸いです!)

  • No.126 by 篠宮花音  2020-03-11 21:20:55 


>105 アンレスタ

確かに苦しくないと言えば嘘になるけれど、これぐらいならまだ可愛い方だわ。
(赤く染まった頬を見られまいとそっぽを向く男を眺めながら幾分か笑いが収まった様子で尚も悠然と微笑む。可愛い方と表現したのは仕事上で何度か毒を盛られたことがあるからで、その時の苦しみに比べれば息苦しさ程度ならば耐えられるためである。「あぁ、そういえばそんな話だったわね。ごめんなさい。つい、貴方に触れてみたくなったの。」と己の話が聞きたいと繰り返した男に男の涙を拭うのが目的だったのだが触れてみたいと思ったのも事実であり、男が己の両手を見ている目に未練を宿していることに気付きながら両手は元の位置に戻しつつ本音を述べて「私の話をするのは別に構わないわよ?…ただ、貴方も私の事を見てきたならわかると思うけれど私の話は綺麗な事ばかりじゃないの。」男の言葉に輝かしく華々しい人生ならば喜んで話せるのだが、己の人生は薄暗く欲望渦巻いた醜いものばかりで、人生に影を落としたように先程の明るさとは打って変わって薄暗くなった部屋の中で陽気な部分を覗かせた男に「…それでも良いというのなら聞いてくれる?私の話を。」と嫌なことは言わなくてもいい、そんな男の言葉にゆっくりと静かに時折過去に思いを馳せるような目と表情をしながらぽつりぽつりと今までどうやって生きてきたのか、男が見るだけでは分からなかったその時の気持ちも併せて語り始めて)

(/大丈夫ですよ。此方もお声を掛けた時間が遅かったですし、お互い様ですよ。一応前回のロルの続きを書いたものを乗せますので時間の許す限り楽しみましょう。それと大事な部分と思われる部分を端折って申し訳ありませんでした。)

  • No.127 by 車掌  2020-03-11 21:39:08 

>篠宮花音

…!
( 苦しくない、と言われたわけではない。なのにどこか救われたような気がするのはなぜだろう。その背後にある壮絶な体験はしかし、己の想像の範疇外にある。大人なあなたの対応に、恐らくは─────たぶん─────自身の方が年齢が上であるのに、子供になったような気分になってしまう。「綺麗な話じゃない?あァ、承知の上さ」覚悟を決めたような顔をしたなら、ぐいと顎を引いて。醜さも残酷さも、綺麗なあなたの口から語られるならそれは己にとっての宝物。短時間しか話していないのに、貴女の綺麗さは己の胸をじくと焼く。「……良いさ、っゆっくりでいい。話してくれ」ぽつぽつと落とされる話はどれも悲惨、残虐、悲しい物語。ゆらゆら明滅するカンテラの明かりは、貴女と自身を重ねたからか、それとも他の不可解な感情か。ふらりと溢した涙は紛れもなく貴女へ向けて。「…そうかァ、俺ァ、花音にしがみつくわけだ」納得すれば静かな微笑。それは傷の舐めあいかもしれない、だからといってどう出来る。どうも出来はしない、ならば流れに身を任せよう。「言いにくいことを話してくれて、ありがとな、花音」触れない代わりにカンテラを差し出して、貴女への礼の装飾品に代えようか )

(/いえ、わざわざお越しくださって嬉しいです!…と、お話ししたいのは山々なんですが、少々動揺していまして…。あの、本当の本当に申し訳ないのですが、この返事をもって終了させて頂きたいです…。本当にごめんなさい、気分の揺れからお返事が雑になってしまいそうで…、本当にすみません、此方の都合です…)

  • No.128 by 車掌  2020-03-23 12:20:25 



(/誠に勝手なのですが……この度、このトピックスは閉鎖とさせていただきます。諸々の理由は割愛しますが、ご利用いただいた皆さま方に心からの感謝と謝罪を申し上げます。短い間でしたが、当トピックスを覗いてくださり、参加のご表明を頂いて、誠にありがとうございました。拙い主の文章にお付き合いいただき、皆さま方と旅をすることが出来て、大変楽しい期間を過ごすことができました。またどこかでお会いすることがありましたら、その際は宜しくお願い致します。)



>篠宮花音さま
一番乗りにこの世界に踏み入れていただいて、ありがとうございます。アンレスタもぐらぐら揺れながら、あなた様を手放したくない思いに囚われていました。可愛らしい娘様との旅はとても楽しく、少し切なく、また一番最初の物語として、今でも目に浮かぶようです。こんなに身勝手な主に付き合っていただいた優しい背後様と娘様に、素敵な人生が待っているよう、心からお祈り申し上げます。



よう、花音。……俺、お前を待たせちまってごめんな。でももう行かなきゃなんねえ、ほんと、身勝手で悪ィ。
……なあ、こんなこと、ほんと許されちゃなんねェって思うけど、一緒に俺と焼かれてくんねェか。手ェ繋ぎあって焦げついて、ずうっと一緒に……、いや、うん、変なこと言った。忘れてくれ。
せめて俺のカンテラを、持っておいてくれねェか。……愛してるぜ、花音。



>セオドア様
可愛らしく、お兄さんのようにパルカを導いてくださり、ありがとうございました。あなた様の綴る文章に個人的にも惹かれ、お別れするのが大変名残惜しいです…。遊び回った想い出は宝物です。我が儘な主で申し訳ありません、素敵なお兄ちゃんを演じてくれた息子様と背後様に、素晴らしい世界が待っているよう、心からお祈り申し上げます。



お兄ちゃん!……えへへ、ずっと言ってみたかったの。セオドアお兄ちゃん、今までずっと手を引っ張ってくれてありがとね。そうそう僕、ユニコーンの飴を見つけたから、お兄ちゃんにあげるね。セオドアの髪のいろでしょ!裏側に僕の目のいろも入ってるんだよ!
……ね、お兄ちゃん、僕ずっと楽しかったよ。一緒に野原にいきたいけど…、僕とってもわがままだから、断っても、泣かないよ。

  • No.129 by セオドア  2020-03-24 16:43:06 

ねえ、パルカ。ごめん、お別れとか、考えられないや。一緒に野原に行きたいし、それから……飴も買ったんだよ、パルカのぶん。ほら、まったく使わないのもザリや車掌さんに申し訳なかったし。だから……もう少し一緒にいちゃダメかな?我が儘なのは僕もだよ。別の場所で、もう少しだけ物語を紡ぐの。気付いたら君が本当に弟みたいで、惹かれてた。悪い、無理だったら良いんだけど……勝手に、待ってる。



此方こそお相手して頂き有り難うございました。当方もパルカくんの人柄、背後様の綴られる文章、きらきらした世界観に惹かれておりました。お別れするのが名残惜しく、もし主様さえ良ければ移動して続きをお願い出来ますでしょうか?息子と背後の我が儘ですので少しだけでも検討して頂けると有り難いです。

  • No.130 by 篠宮花音  2020-03-24 19:24:41 

本当に身勝手ね。強引に連れてきて、今度は勝手に私を置いていくつもり?私の気持ちは前にも伝えたはずよ、貴方が好きになったから片時も手放して欲しくないって。貴方が望むのなら例え地獄の業火でも極寒の凍てつく寒さでも喜んで一緒にいるわ、死が二人を分ちあったあとでも、ね。…だから、私を置いていかないでよ。一人にしないで…。貴方に迷惑がかかるのは嫌だけれど、待っているから。その時までこのカンテラは預かっておくわ。


(/此方こそ拙いながらも精一杯紡いぎ動かした娘を気に入ってくださってありがとうございました。アンレスタとの旅はまるで御伽噺のように心が弾みつつもアンレスタの苦悩等には切なさを覚えました。主様のご迷惑になるのは重々承知の上ですが、娘に語らせた通り背後様ともアンレスタともこのままお別れするのはとても寂しいので、もし宜しければもう少し旅を続けさせてはいただけないでしょうか?勿論これは娘と背後の我儘ですので無理ならばはっきり断ってくださって構いませんので、遠慮なく仰ってください。)

  • No.131 by 車掌  2020-03-25 00:27:33 



>セオドア様
切なく甘い息子様のお言葉、またとても嬉しいお言葉をありがとうございます。名残惜しいと言っていただけて、本当に舞い上がるような心持ちです。お誘いありがとうございます、欲を言えばあなた様と一対一でもお話ししたいですが、下記の理由より断らせていただくことをどうかご了承ください。


>篠宮花音様
胸を締め付ける娘様のお言葉、並びに暖かいお言葉をありがとうございます。こんなにも未熟な主に付き合っていただけて、本当に冥利に尽きます。私には勿体ないお申し出に飛び付きたい思いもあるのですが、下記の理由より断らせていただくことを、どうかご了承ください。



>お二人まとめて失礼します
まず、重ねての謝罪を申し上げます。この度は勝手な理由より当トピックを閉鎖してしまい、皆様に断り無く物語を中断してすることになり、誠に申し訳ございません。
当方には勿体ないお誘いもありがとうございます。この世界に魅力を感じていただけて、素敵なお子様と共に素晴らしい物語を紡いでいただけて、大変に楽しい日々でした。
このような素敵な皆さま方に理由も言わずいなくなってしまうのは却って失礼に当たると思い、責められるのを覚悟で下記に顛末を記します。




今回トピックを閉鎖するに至る原因としては二つ。自身の脆弱さに気づいたこと、並びにリアルの生活への不安です。

まず、前者について。今まで私は楽しむことしか考えておらず、あまり自分自身を掘り下げずに皆さま方と絡ませて頂いていました。しかしふと自身を省みたとき、自身の管理能力の低さへの不安、自身の礼儀が欠けているのではないかという不安、ロルのクオリティの不安など、様々な不安が付き纏うようになりました。このような気持ちのまま管理していては、皆さま方に迷惑を掛けてしまうかもしれない。生半可では放置することになりかねない。そんな考えが片隅に生まれたのです。

後者について。現在私は大学への入学を控えています。大分前から練っていた世界を、合格したら動かそうと決めていました。そして合格後、念願の世界では想像していたよりもずっと素敵な皆さま方に出会うことができました。しかし、未知の事態にも対応できない軟弱な自身が、果たして勉学とこの世界を両立できるかと考えた時、答えはNOに近いのではないかと思ってしまいました。

以上二点より、今回の物語は閉幕とさせていただきたいと思います。"主"としての自信がなくなった、と言うのが正しいかもしれません。本当に当方の勝手な事情であり、許してほしいとは思いません。

ここは初めて主を努めたトピックで、当方にとってもとても思い入れが強いものです。ですから、手放したくない気持ちも強いです。けれども手放したくないからと言って、じゃあ責任を持って続けられるのか、あらゆる事態に颯爽と対応できるかと言われれば首を横に振るしかありません。

長々と申し訳ありません。また皆さま方の魅力的なお申し出を蹴ってしまうことは、申し訳ないと同時にとても後ろ髪引かれます。
……こう付け足すのは大変卑怯だと自覚しているのですが、自身の気持ちが整理でき、かつ意欲が湧き、このトピックが再始動することになったなら、そのときは迎えてくださると嬉しいです。

最後に自己満足ですが─────今すぐではないですが、ちょっと餞別を残していこうと思います。    

  • No.132 by アンレスタ  2020-03-26 21:21:28 



「……花音」
呟いたのは愛しい人の名。短い旅の道中で幾度も呼んだそれを口にすれば、自然と口角が上がった。
「ありがとな」
貴女を置いていくことにどれほどの葛藤があったのか、もはや数えることはできない。それ程までに貴女を愛していた、けれど結局自分は貴女を手放すことを選んだ。綺麗な貴女を、笑顔の貴女を、失いたくはなかったから。
身勝手な理由で、自分は貴女を突き放してしまった。せめてもの贖罪なのか、貴女に押し付けたカンテラをぶら下げていた手には、もうなにも残っていない。寂しい手をぶらぶらと揺らすけれど、空を切るだけでむなしさが増す。
「お前のお陰だ」
廊下を歩いていた。目的地はもうすぐだった。揺れがひときわ大きくなって、その調子に右へ目が向いた。車窓から見えるのは、灰が目立つ巨大な恒星。
ゴォゴォと燃えていた筈の恒星は、時折火の粉を上げるだけの玉と化している。……ああ、なんて醜い。美しかった姿を知っているだけに、悲しみと失望は大きい。
罪人、だった。
灰色の堅牢な護送車で、孤独にここに送られる筈だった。
護送車の転覆事故。たまらず逃げ出した自分が目指していたのはどこかって、結局変わらないのだから笑えない。
列車は結局、罪人を送る車でしかなかったのだ。罪悪と共に乗る世界が、どれ程色褪せて見えたことだろう。

貴女に会うまでは。

「……愛してるぜ」

貴女に触れられた頬に両手を当てた。
─────終末期の恒星、終末期の恒星。
ホームに落ちた涙は、きっと気のせい。




※車内に残されていた、何故か所々焦げ付いた紙片より

花音へ

ありがとう。俺と一緒に旅をしてくれて。
何も言わずに置いてく俺を、許してくれとは言わねェよ。
でも、礼を言いたかった。
ありがとう。
愛してる。
焦げて焼け付いても、ずっと愛してる。
俺は文章も下手だから、伝わるかはわかンねェけど、お前と一緒に旅ができて幸せだった。
ミルクティ、旨いよな。豆銀糖も食ってみたかった。けどもう駄目だ。俺のわがままに付き合わせて悪い。未来のあるお前を付き合わせて悪い。こんな俺を好きって言ってくれてありがとう、けどお前、見る目ねェよ。
ごめんな。ありがとう。
俺の大事な花音へ。


  • No.133 by パルカ  2020-03-26 21:22:27 




何も言わずに、置いてきてしまった。キャスケットを弄りながら、ぐっと涙をのみ込んだ。

「つまらない、なあ……」
呟きが部屋に落ちても、もうそれを拾うものはいなかった。一文字に結んだ口と、下がった視線の先にあるのは、貴方の残した数々の痕跡。
貴方と共に遊んだオセロも、一緒に食べたクッキーも、貴方がくれた飴も、全部全部胸をぎゅうと締め付ける思い出になってしまった。
でもそれも自分のせい。
胸にぽっかりと穴が開いてしまったような感覚は、自分が貴方の手を掴みきれなかったせいなのだ。
「会いたい、会いたいよ……」
貴方の背を追いかけていきたい。いつまでも隣で飛び回っていたい。そんな願いを口に出すことも、今の自分には許されないのに。そんな感情を押し込めて、ひとりで三角座りをしているには、この部屋は狭すぎる。せめてもの抵抗に、髪を自分の膝に埋めて嗚咽を殺した。
自分は酷いことをしている。置いてきぼりにされることが、どれ程辛いのか知っている。知っている、知っている。だから苦しくて仕方ない。
遠い昔に教えてもらったお祈りが、もしも神に届くのなら。

願わくは、貴方が自分を忘れませんように。
願わくば、貴方が自分を幸福な想い出にしてくれていますように。
……なんて。


─────想い出の野原、想い出の野原。

開くドアにぱあっと差し込んだ白い光。
何故だろう、足元には虹色の丸石が転がっていた。



※車内に残されていた拙い筆跡の手紙


大好きなお兄ちゃんへ

やあ、セオドア!
ぼくもう十二さいだから、お手紙もかけるんだよ。びっくりした?びっくりしてくれてたらいいなあ。
あのね、ぼく、どうしてもセオドアに言いたかったことがあるの。だからお手紙をかいたんだ。

一こめ、あめをありがとう。もったいなくて食べられないって思ったから、ぼくずっと持ってることにしたよ。ぼくの一番の宝もの。
二こめ、ぼくと遊んでくれてありがとう。セオドアと遊ぶの、すごく楽しくて、大好きな時間だった。とくにおにごっこは最高だったね!
三こめ、一番大事だからよく読んでね。ぼくのだいすきなお兄ちゃん、ずっとぼくのお兄ちゃんでいてね。他の子のお兄ちゃんになっちゃだめだよ、約束だからね!

ごめん、ね。




  • No.134 by 篠宮花音  2020-03-26 22:52:47 

「…アンレスタ…。」
若い女性にしては良い暮らしと思わせるマンションの一室、男から託されたカンテラをソファに寝転びながらぼんやりと眺めながら口にするのは何度でも読んでも飽き足らない男の名前。もう二度と会えないことも、名前を呼んだとしても無意味だということは重々理解している、だが…。
「…本当。大馬鹿者で嘘つき、なんだから…。」
ソファのクッションへと顔を埋めながら憎まれ口を叩く、片時も離してほしくないとそう言ったのに、男の酷な選択の結果、今己は男が居ない本来の世界で生きている。胸にぽっかりとあいた穴を残したままで、男の不器用な優しさから下した決断だからこそ、己も寂しくて苦しくて辛い気持ちを懸命に飲み込みこんだ。男と別れるとき己はちゃんと笑えていただろうか、疑問がわいたとしてもそれを問いかけて答えてくれる主はいない。ふと、顔を埋めたクッションが濡れていることに気付き、いつの間にかまた男の事を思い出して泣いていたようで、男と別れた直後散々泣いたというのにまだ男に対して泣き足りない自分を嘲笑う。
「…そろそろ、時間ね。」
何気なく部屋の壁掛け時計に目をやれば仕事の時間が迫っており、ごしごしと服の袖で涙を拭い、仕事用のメイクと服装等諸々の準備を済ませ、部屋のありとあらゆる戸締りを念入りに確認してから、テーブルの上にカンテラを持って玄関先へと歩を進める。
「…いってきます。」
静かにカンテラを玄関先から入ってきていの一番に視界に入る位置へ置くと、服装に合わせた靴を履き、玄関の内側から掛けられた二重ロックを解除してから、顔だけをカンテラの方へと向けて、穏やかで柔らかい笑みを口元に浮かべながら家を出るときの挨拶をし、扉を開くと外に出て外側から鍵をかけると仕事先へと向かって歩き出す、家主の帰りは物言わぬカンテラだけが待ち続ける。-これから先彼女が生き続ける間、ずっとー。



*カンテラに添えられた火に焦げて焼けない特殊なコーティングが施された手紙


アンレスタへ

こうして貴方に届くはずもない手紙を書くなんて我ながら滑稽よね?でもね、どうしても書かずにはいられなかったの。
そうでもしないと自分の気持ちの整理がつきそうもなかったから。

貴方が好きだって言ってくれた時、私も貴方に惹かれていることに気付くことが出来たの。
貴方は唯一私の生き方を否定しなかった、それどころが理解し労ってくれた。
これから先、貴方みたいな人に出会うことも好きになることもないでしょうね。
見る目がない?それはお互い様よ。貴方だって私の様な罪人じゃなくて、もっと相応しい人がいたはずなのに、私を選んだ時点で見る目がないわ。

ごめんなさい、こんな下らないことを言いたくて書いているわけじゃないのにね。
だって、仕方ないでしょ?貴方に言いたいことはまだまだ山ほどあったんだから。
でもキリがないからここでやめておくわ。最後にこれだけは伝えたかったの。

I'm always thinking about you even though we are apart. With all my love…

貴方に愛をこめて、花音より


(/物語は閉幕し、主様が散々迷って下した決断を揺らがせるつもりは毛頭ございませんが、ちょっとどこかとんでもなく予想外の餞別に、背後も娘もこの物語の一区切りのピリオドを打つためにこうして馳せ参じた次第です。背後の語彙力不足で何が言いたいのか意味不明となってしまいましたが、アンレスタに対して娘と背後の気持ちはこれでもかというほど詰め込んだものとなっております。願わくば、このトピックが再始動した時に再び主様と息子様達と再会し楽しく交流できる日が来ることを心の底から願っています。今まで愚娘と背後にお付き合いくださって本当にありがとうございました!)

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:オリジナルキャラなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック