車掌 2020-02-25 21:27:29 |
通報 |
>105 アンレスタ
確かに苦しくないと言えば嘘になるけれど、これぐらいならまだ可愛い方だわ。
(赤く染まった頬を見られまいとそっぽを向く男を眺めながら幾分か笑いが収まった様子で尚も悠然と微笑む。可愛い方と表現したのは仕事上で何度か毒を盛られたことがあるからで、その時の苦しみに比べれば息苦しさ程度ならば耐えられるためである。「あぁ、そういえばそんな話だったわね。ごめんなさい。つい、貴方に触れてみたくなったの。」と己の話が聞きたいと繰り返した男に男の涙を拭うのが目的だったのだが触れてみたいと思ったのも事実であり、男が己の両手を見ている目に未練を宿していることに気付きながら両手は元の位置に戻しつつ本音を述べて「私の話をするのは別に構わないわよ?…ただ、貴方も私の事を見てきたならわかると思うけれど私の話は綺麗な事ばかりじゃないの。」男の言葉に輝かしく華々しい人生ならば喜んで話せるのだが、己の人生は薄暗く欲望渦巻いた醜いものばかりで、人生に影を落としたように先程の明るさとは打って変わって薄暗くなった部屋の中で陽気な部分を覗かせた男に「…それでも良いというのなら聞いてくれる?私の話を。」と嫌なことは言わなくてもいい、そんな男の言葉にゆっくりと静かに時折過去に思いを馳せるような目と表情をしながらぽつりぽつりと今までどうやって生きてきたのか、男が見るだけでは分からなかったその時の気持ちも併せて語り始めて)
(/大丈夫ですよ。此方もお声を掛けた時間が遅かったですし、お互い様ですよ。一応前回のロルの続きを書いたものを乗せますので時間の許す限り楽しみましょう。それと大事な部分と思われる部分を端折って申し訳ありませんでした。)
トピック検索 |