車掌 2020-02-25 21:27:29 |
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>セオドア
( 温もりの残る小指がこそばゆい。指切りげんまん、物騒な言葉だけれどそれが誠実さの印のようで。貴方の言葉にぽわぽわと全身さえも暖かく、そうしてほんの少し貴方へすり寄った。囁いた後の貴方の見せた反応にはちょっとだけ嬉しくなって、しっかりしたお兄さんの弱点を発見してしまったかも?なんて。きっとこれを知っているのは自分だけに違いない!とにまにましてみる。そのまま降り立った場所で貴方の背についていきながら、自分の胸にこっそりその秘密を仕舞おう。そうして届く甘い香りは大好きなお菓子の匂い。「うん、甘い!きっとおいしいよ!」未だ食べたことのない飴に想像を馳せ、歩調が少し早くなる。貴方の真似をするようにして覗いた店内はお菓子の宝庫、何度見ても飽きないそれを見て、わくわくと胸が膨らんだ。「うーーん、両方みたいなぁ~……でも、最初はこっちに入ってみる!」と指し示したのは動物の形の飴、つまり青い暖簾。「セオドアの動物を探すの!セオドアはー、ライオンがいいかなー、虎が良いかなー、パンダが良いかなー?それともまだ居ない動物がいーかなー?」歌うように節を付けながら、貴方の服をツンツンと引っ張って。貴方みたいな動物を見つけたなら、はいとプレゼントするつもりで足取りは軽い。暖簾の下を潜れば、「いらっしゃい」と年を召した男店主の声。「仲の良いご兄弟じゃ」ちらり、貴方と幼子を見てそうとだけ呟く。幼子はビックリマークを飛ばしたような顔をするけれど、「へへ」と否定もせずに微笑んで。貴方へ向けて、照れたような顔を向けよう )
(/本日はお越しくださってありがとうございました…!息子様のお兄ちゃん感にとても癒されてほのぼのしました。これよりお相手させていただくことが難しいので、一旦終了とさせていただきます。またお越しくださると嬉しいです…!)
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