VIVID COLOR PARADE【3L】 

 VIVID COLOR PARADE【3L】 

◆  2018-04-03 00:00:02 
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    ✧✦ VIVID COLOR PARADE ✦✧       


 Run, jump, step and dance on the canvas.
    Dye the world in your color.


       TABLE OF CONTENTS

     >01 INTRODUCTION / RULE
     >02 COLOR CHART / PF
     >03 HOUSE / NPC


    【!】芸術家/シェアハウス/3L



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  • No.380 by Leone Celadon  2019-06-19 22:41:16 



(/いつも大変お世話になっております。愚息の背後です。
ここ最近、休日以外での時間がなかなか取れず、大変お待たせしております。以前寛大なお言葉を頂きましたが、暫くは週末でのお返しが多くなるかと。構想はできておりますので、次は恐らく土曜日辺りになるかと思われます。ご了承いただければ幸いです。
各地で崩れやすい天気が続いておりますので、どうかご自愛くださいませ。ご報告のみで失礼しました。※こちら返信不要です。)

  • No.381 by Leone Celadon  2019-06-23 11:31:31 



>Noah

~~~~~ッ!――もう、それは反則でしょッ! なんでそうやっていつもいつもいつもいつも……そんなの寂しいに決まってるッ、けど……でも、ノアには学校があるし…これ以上は迷惑かけたくない、し。……、だから、跡付けた。

(察した期待をすり抜け施したそれに飛び跳ねる彼にますます弧を描き、平静を欠いた隙へ付け込む強請りへの了承を得て優位に立つも、間近に映る繊細な硝子玉にかまけて無防備な唇の上を濡らす感触にきょとんと疑問符を浮かべ。してやったと言わんばかりの微笑を残し後退していく様に、やがてその正体へと理解が追い付けば遅効の熱にみるみる侵され、手の甲で口許を覆い隠すも時すでに遅しと頬は紅潮に染まり。防ぎようは幾らでもあったであろうに魅惑の領域に近づきすぎたが故、予期せぬ竹箆返しを喰らい湯気立つ顔は幸い向けられた背によって隠し通せただろうか。そこに追い打ちを掛けるように恋焦がれて恥じらう仕草を示されれば、本来なら減らぬ甘い戯言の一つや二つを躊躇いなく講じて手を打つものを、押し寄せる羞恥の波に耐え兼ねて身を乗り出しては裾を引きながら口早に吐露をし。そう大して変わらぬ年上の見栄は先の一撃にて翻弄され張れず、騒ぎ立てる心の臓の叫びはやけに煩く鼓膜を揺らし、目が回る程くらくらと眩暈を覚えるのは昨夜の酒精のせいかあるいは――。盲目に囚われ込み上げてくる憂愁の影に悄然として項垂れれば、未だ色濃く残っているであろう彼の背中に印した紋章を放した指でなぞり、その想いの糸を繋ぎ合わせるように己の首筋に刻まれた跡を擦りつつ嘆声を洩らして。)

離れていても、きっとこれが繋いでくれるから…――それとも、キミにとってはこれはただの飾りだった…?


(/お待たせしました。大分日を跨いでしまい、まだまだ粗も多い稚拙な代物ではありますがお返しさせていただきます。当方の技量不足で面目御座いません。そしてまた何度読み返しても何とも愛らしい息子様の破壊力で…愚息は本当に幸せ者ですね。さてさて、先に落としたレス消費もあり長々とスペースを頂くわけにはまいりませんので、簡素ではありますがこの辺で失礼いたします。※こちら返信不要です。)


  • No.382 by Noah MacNeil  2019-06-26 12:07:13 


>Leone

…レオーネは、本当に俺の事が好き…なんだね。……飾りなんかじゃないよ。俺も君の事が好きで、好きで、好きで…――愛おしくて、堪らないから。君に、目に見える形で印を付けたかったんだ。……俺のなんだって、その身体に刻み付けておきたかった。

(怒られている、のだろうか。当然ながら背を向ければ彼の細かな機微を察せられず、悪戯からやけに間を置いて返ってくる文句に自らの仕出かした事とはいえど動揺に慌て顔を向けて。――と。ぐい、と突然裾を引かれる感覚と思ったよりも近くに迫る彼の、頬を染めての心情の吐露に一瞬脈打つ鼓動が堪らなく早まり、項垂れながらも己の背をなぞる彼の指先にぴく、と肩を僅かに揺らして。引いていく白き繊細な造形のそれが昨夜の所有印へと至るや目を見開き、昨夜己が刻んだような酷く一方的な我欲などではない、他ならぬ彼が施してくれたという繋がりとしての意味合いにじわじわと胸中に暖かな熱が広がっていき。勿論、彼の抱く熱は己のそれと同等などではないのだろう。決して綺麗になど描ける筈もない、随分と処分したものの未だ部屋に散在する相も変わらずの鬱々とした抽象的な画風、たった一つでも違えれば狂気にも触れてしまいそうな致命的な熱情の他ならぬ吐き先――それと同等の情を己になどよもや望めるものか。それでも当初感じていた温度差より遥かに近く暖かなそれに、昨夜から続く喜びを穏やかな笑みと共に改めて言葉に変えては、憂色を浮かべ項垂れる彼へ上体を寄せ、そっと片頬に拙くも愛でるようなキスを落として。熱い視線を交わしながら僅かに顔を離し承諾の音を紡ぐも、沸き立つ喜色にようやく羞恥の情が追い付き始めたのか、赤味を増してゆく頬の熱に最後まで確り言葉を終えることなく話を逸らせば半ば逃げるように退室し。)

君を迷惑だなんて思った事はないけど……ん、分かったよ。でも出来るだけ早く帰ってくるから、そうしたら…たくさんお話、しようね。それで……きっ…今日は、その……お、俺が…君を、食べ、ても……、――ぁああや、えっと…ッと、とととりあえずでもっ、まずはレオーネの朝ご飯を用意してあげないとだよね! うんッ、ちょっと待っててね、確かパンとか何か買ってあったはずだから…。  


------------------------------------------


…れ、レオーネ、あの、今回は何とか……なんとか、食べられるかなっていう物が出来たんだ。ちょっと試してみてくれる、かな…? もっ、もし、口に合わなさそうなら無理に食べなくてもいいからね…!

(夢にまで見た…否、実に深刻な憐憫を誘う彼の監禁生活において、その食事提供は当然ながら自分以外に他はない訳だが、生憎と料理など全くの未経験。さりとていつまでも栄養の偏る冷凍食品やコンビニ弁当ばかりを彼に強いるのも気が咎め、看病の際の可愛らしいお強請りを思い返しつつ密かに奮闘すること三日目――ようやく完成した品、オーソドックスなクリームパスタは少なくとも外観においてはそう大きな問題はないように見え。食事など手早く腹に溜まればそれで良しという偏食家な己の味付けはあまり保証ならないが、“適量”などという曖昧極まる調味料の指示を除きレシピ本とほぼ同様の調理が施されたそれは、細かな調整こそ出来てはいないものの一応食べられる代物ではある筈で。それを期待よりも不安と緊張の勝る面持ちで自室へと運び込んでは、水入りのコップと共に下のトレーごとイーゼル脇の机に置き、おずおずと彼の反応を伺って。)


(/本当にいつもお忙しい中、ご丁寧にありがとうございます…! 大きな地震がありましたので少々心配しておりましたが、ご無事なようでそういった意味でも安心いたしました。恐れ多いお言葉までありがとうございます、監禁に追い込むような輩なので息子様側が幸せ者かどうかは少々微妙な気がしないこともないですが、幸せな結末には至れるよう奮闘したく…。笑。
さて、それでは今回で一旦区切りを付けさせて頂き、場面展開の方を挟ませていただきました。恐らくこの三日の間に息子様の楽器や何か要望の品があれば愚息が自室に用意していると思われますので、その都度ご自由に描写していただければと。とりあえず食事をご用意させて頂きましたが、以降脱走や④のイベントを差し込むか否かは恐らく流れにも寄るかとも思いますので、貴方様のご都合にお任せいたします。もし何かご希望やご相談などございましたら、何時でもお気軽にお申し付けいただければ!※蹴り可

ところで、こちら今までずっと好き勝手に返信してしまっておりますが、やはりレスペはある程度貴方様に合わせた方がご都合が宜しいでしょうか…? 出来れば貴方様とはこれからも長くお付き合いしていけたらと思っておりますので、もしもそういったご要望等もありましたら率直にお伝えいただければ幸いです…!)

 

  • No.383 by Leone Celadon  2019-07-07 10:32:00 



>Noah

……今回は、ってことは僕のために頑張ってくれたのかい? ありがとう。――ん、悪くない。キミの手料理が食べれて…嬉しいよ。

(…どうやら甘く見ていたようだ。当初こそは内なる好奇心が擽られるばかりで満喫していたものの、外界と遮断され強いられた制約の下では暇を持て余すようにもなり、持ち込みを許された楽器などの娯楽品で飢えを凌ぐ。看守の居ぬ間は小さな牢から飛び出してゆったりと羽を伸ばし気儘な休息を味わうも、捗らぬ創作意欲も仮面で隠せぬ感情も文字通りに顔に現れ、想いを寄せているはずなのに時折肌に感じる視線が窮屈で息苦しい。壁に凭れながら色褪せた瞳で天を仰ぎ薄らと首筋に残る跡をなぞっていれば、控えめに開く扉から漂う仄かな香りと彼の入室に重い腰を上げ、食事を促されてはフォークを手に巻き付けた数本を口に運んで。基本に忠実に仕上げられ湯気立つそれは伝えた感想通りに嬉しいはずなのに、何処か物足りないような渇きに口許は笑えど眼は遠くを眺め、やがて進まぬ手を止め沸々と内に秘めた願いを歯切れ悪く切り出し。)

…ノア。あの、さ。……えっと、そろそろ自分の部屋に、帰りたいのだけれど……、いいかな。いつまでも、ここに居るわけにも…すぐそこだから。


(/大変お待たせ致しました。このところ慣れないことを続けた疲れが出たのか、移り変わる気温差に身体がついて行かなかったのか、少々風邪を引いてしまいましてご報告もできずに面目ありません。ようやく症状も良くなった為、遅くなりましたがお返事の方を返させていただきました。夏風邪には十分お気を付けくださいませ…!※こちら返信不要です。

レスぺの件につきましては、当方の事はお気になさらずにご都合の良い時で大丈夫ですよ。こちらも貴方様とはこれからも長いお付き合いが出来ればと思っておりましたので、そのお気持ちが聞けるとは光栄です。遅筆な為にご心配をおかけしておりますが、寛大な懐と温かいお言葉に甘えつつ、お陰様でこうして無理のない範囲で楽しませていただいております。まだまだ未熟者故、ご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが、お互い楽しみながら物語を紡いでいければ幸いです。ですので、貴方様もレスぺは無理なく楽しめる程度で構いませんので、今後ともぜひよろしくお願いいたします!※こちら返信ご自由に。)

  • No.384 by Noah MacNeil  2019-07-09 06:57:05 


>Leone

そっ…そう! 良かったぁ…――俺、これからもっと頑張るね。こんなに可哀想な状況なんだから、せめてご飯くらいはちゃんとしたものを食べさせてあげたいし……あ、レオーネ、今晩は何が良い? 複雑な物は難しいかもしれないけど、でも出来るだけ頑張るから…っ!

(口では度々その境遇を哀れみ切々とした謝意を連ねるも、無理に理由を付け手中に収めた最愛の姿にうっとりと己が魂は無様にも蕩け落ちる。曇る表情も進まぬ食指にもまるで気付かぬどころか、陰気な自分にとっては異様な、けれどこの数日間に限り恒常と化した眩いばかりの喜色を表情に湛えては愚鈍な迄の無邪気さで続く“今後”への意気を揚々と示し。しかし、不意にはたとその盲目の瞳を瞬かせると、何事かを言い継ごうとする彼を差し置きゆるりと口許に描かれたのは密やかな三日月で。極度の陶酔の前には愛し人が紡ぐ言の葉すら右から左と、徐にその腕へ隻手を添わせては上体を傾げ、着座する彼の顔へと己のそれを近付けて。覗かせた赤い舌先を口端に這わせ、その柔さを確かめるついでに愛らしくも僅かに付着する白色を絡め取れば、依然互いに吐息のかかる距離のまま朱の差す頬を再度嬉しげに綻ばせ。…が、幾度となくとろりと溶け落ちる粘度の強い眼差しは、いつの間にやら危うげな艶色をも仄かに孕み。)

ああ、レオーネ――ソース、ついてる。ふふ…可愛いなぁ、レオーネ。……本当に、かぁわいい。


(/いえいえ! しばらくは週末でのお返事になると事前に連絡を頂いておりましたのでお構いなく。ご病気の方ももう回復なさったとの事で本当に何よりです…! 新生活でお忙しい中何かと大変でしょうが、どうか今後ともご自愛くださいませ。

多忙の際にあまり早い返しはご負担かと危惧しておりましたが…杞憂のようで安心致しました。お言葉に甘え返せる時には返してしまおうかと思いますが、これからもお返事はご都合の良い時で全く構いませんので、あまりこちらのレスペなどは気になさらないでくださいね。こちらこそ、同じお気持ちのようで大変に嬉しい限りで…これからもぜひ、末永くよろしくお願いいたします…!※こちら返信不要です)

 

  • No.385 by Noah MacNeil  2019-07-28 17:37:10 



>Leone本体様

(/お忙しい所失礼致します…! すみません、もうしばらくは大人しくお待ちすべきだと散々悩みはしたのですが、どうにも不安が勝ってしまい…。相も変わらず堪え性のない背後で大変申し訳ありません。もしや貴方様の身に何かあったのではという心配もあり、何か手短にでも一言レスを頂ければ助かります。返事は都合の良い時で構わない、と言っておきながら本当に面目ありません…。)

 

  • No.386 by Leone Celadon  2019-07-29 13:01:57 



>Noah本体様


(/いつもお世話になっております。全国的に暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。取り急ぎご報告のみで失礼します。

3週間近くお待たせして申し訳ありませんでした。私生活との両立がなかなか出来ず、恥ずかしながら少々スランプに陥ってしまいまして…お時間を頂戴しておりました。ご心配をおかけする前にご一報すればよかったのですが、大変失礼しました。

恐らく今日の夜辺りにはお返事が返せるかと思います。至らぬ点ばかりで申し訳ありません。ご報告のみで失礼しました。もう少々お待ち頂ければ幸いです。※こちら返信ご自由に。)

  • No.387 by Leone Celadon  2019-07-30 01:00:49 


>Noah

ッ………。――……言ってくれれば、自分で拭けるから。そこまでしなくていいよ…近いから。あと、僕は可愛くないよ…

(こちらの注文も御構い無しに一人歩きする期待の眼に当てられ、呪いで暈すまでもなく濁りの無く愁傷の音が漏れ出ているはずなのに、盲目に奪われた心の拍車に嘆息を吐き。手に負えぬ酒精の余熱は冷めるどころか暴走する持て成しと、行方を眩ました追憶の彼に想いを馳せていれば、意志に反し濡れる口端にビクリと身を跳ねさせ。するりと滑り落ちるフォークが鳴り響くよりも先、抱いた感情に突き動かされるまま咄嗟に引き離しながら首を竦め、汚点を葬る頼みの綱が剥がされた身包みは蒼白に染まり。身体に沁み付いた本能がどろどろと絡まる鎖から逃げるように、強張る手の平を揺れる瞳に押し付け覆い隠すとそっぽを向き。有り余る熱への反抗の姿勢を通らぬ喉から絞り出し、食器の上になだらかな山を残したまま楽器ケースを手に取れば、渇いた欲を潤す会場への切符を模索し始めて。)

…ねえ、やっぱり仮面付けてていいかな。落ち着かないし、それに少し……、…。大分アレも目立たなくなってきたから、少しくらいは外に出てもいいだろ? そうすれば、僕が手料理を振る舞うこともできるし…ノアの負担も減るんじゃないかな。――…せめて自分の部屋か地下室のどちらかには行かせてよ。ゆっくりネーロに会いたいし、それか周りを気にせず音楽に没頭していたいから。…ねえ、ダメ?


(/大変長らくお待たせいたしました。先と重複してしまいますが、この度はご心配とご迷惑をお掛けし大変申し訳ありませんでした。当方の力不足でお待たせしていたにもかかわらず気にかけて下さり、本当になんとお礼を申し上げればいいのか。月並みではありますが、いつもいつも貴方様には助けられてばかりで感謝の言葉でいっぱいです。もし、まだ物語を共に紡いでくださるのであれば、これ以上の幸せはありません。レスペも少しずつではありますが、以前のペースまで徐々に持ち直せればと考えております。まだまだ至らぬ点も多々あるかと思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます。※こちら返信不要です。)



  • No.388 by Noah MacNeil  2019-08-03 10:03:34 


>Leone

ううん、レオーネは可愛いよ…っ! すっごく可愛い! こんなに可愛い子見たことない! 爪先からその髪の一本に至るまで何もかも全部全部かわ……ッん、え、か、仮面? …隠しちゃうの? まぁ、それが隠れてもレオーネは世界で一番可愛いけど…

(以前受けた激しい反駁から一応避けていた筈の形容詞だったが、砂吐くようなバカップルも真っ青といった耽溺振りに理性などとうに呑まれているようで。身を引き剥がす腕にさして気を悪くする風もなく、なおも胸前で己の両手を重ね瞳孔にハート型の紋様すら浮かび上がらせる熱烈の眼差しには微塵の変容も見られずに。けれど、顔を背け示された反抗の欠片にはさすが疑問を覚えたのか、不思議げに首を傾げ残念がるも特段異論を唱える様子はなく。恐らく地下室に関しても彼の舌先三寸によっては軽く了承すら得られただろうが、己に優先する形で他者の名を出され、数日前より密かに楽しみにしていた休暇を他に当てがおうという要求には到底すんなりとは応じられず、上がるばかりの口角は忽ちその角度を落とし、直後に響いた言葉は不穏の棘を纏い。けれどすぐに ふ、と、柔い笑みを型取れば外への切符を携えた彼の手に己の片手を重ね、幼子に言い聞かせるような困り声にてやんわりそれを取り上げてしまおうと。)

ネーロ、ね…――俺が居るのに、どうして他の子が必要なの? …大丈夫だよレオーネ、今日は学校もないし、俺がずっと君と一緒に居るから。まぁ、地下室くらいなら俺もついて行っても良いけれど……でも今日はせっかく丸一日一緒なんだし、ご飯を食べ終えたならここでゆっくりお昼寝とかお話も楽しいんじゃないかなって…。ね、そうしようよ、レオーネ。


(/す、すみません、何故だか一時やけに不安な気分に陥ってしまい…多忙の連絡を受けていたというのに誠に申し訳ありませんでした。愚息だけでなく背後まで重いとなっては笑い事では済みませんので、以降はこのような事がないよう重々気をつけたく…!; ご負担でしょうに当方の我儘に即時対応いただけて本当に嬉しかったです、ありがとうございます。もうあまり説得力はないやもしれませんが、以降は大人しくいつまでもお待ちするつもりですので、お返事や事前連絡等は余裕のある時のみで本当に構いません! 貴方様の綴られる文章も息子様も何もかも大好きで、環境が変わろうと未だ相手をして頂けていること、どんなに感謝してもしきれません。こちらこそ及ばない所が多く申し訳ない限りではありますが、どうかこれからもよろしくお願いします。※こちら返信不要です)

 

  • No.389 by Leone Celadon  2019-08-12 22:01:24 


>Noah

え、あ…いや、ネーロは僕にとっては必要な存在だし……キミもいる、のは、確かにそう、なんだけど……ほら、キミも疲れてるだろうし。今日は、ちょっとそういう気分じゃなくて…、えっと、地下室での練習も人に聴かせられるようなものじゃないから…慣れてないと、ほら…耳が疲れるかも、だから……。

(意図した手札への見事な喰いつきを見せられ着々と切り札までの筋書きを進めるも、並々ならぬ熱量で向けられる凝然とした視線は腹を空かせた蛇にでも睨まれているような心地で、選ぶ言葉を濁しながら喉元まで出かけた侘しさに息を詰まらせ。――。けれど、無遠慮に来訪者を知らせる呼び鈴が静寂な室内に鳴り響き、まるで催促でもするかのように幾度も押される呼び掛けに彼の者の目処を付ければ、柔らかくも裏のある悪戯な笑みを指の隙間から覗かせ。熱を介すその手を掬い寄せ両の手で包み直せば、忍び寄る欲を宥めながらも窮屈な檻から脱する口実を絡めつつ、上目に彼へ強請るように立ち去る気配も無く鳴らし続けるその主への応対を促し。騒音も玄関に辿り着いた頃にはもうすっかりと止み、重たい扉を開けても既に来訪者の姿はないものの、代わりに子供の背丈ほど積まれた幾つかの贈り物の山と小さな紙切れが残されており。『親愛なる仮面へ。届けたものは有難く受け取ること。記念の山には相応しい、あの方からの“手紙”があるから。――気まぐれな店より。』華やかな山の上に鎮座する飾り気の無い一通の“手紙”には彼の名前だけが記され、当の本人は監視の眼が離れた隙に車庫へと身を隠していて。)

――ノア、ちょっと出てきてくれないかい。こうも鳴らされたんじゃ、折角の休みも満喫できないだろ? それに…この音苦手なんだ。だから…ね、お願い。……それとも、僕が出ていいの?


(/お、お待たせいたしました…!毎度毎度ご心配をおかけして申し訳ありません。暫くは週末での返信が中心になるかと思いますが、今後はお待たせしてしまう場合にはご報告に上がりますので、ご容赦頂ければ幸いです。当方と愚息をそのように言っていただけるとは…勿体ないお言葉ばかりで恐縮です。

さて、早速ではありますが④の「小さな贈り物」の展開とどさくさに紛れて脱走とを組み合させていただきました。隠れる先を最後まで悩みましたが、贈り物を受け取って戻ってくる間に誰でも隙は出来るはず…と、ここに落ち着きました。笑。勿論、息子様にはバレバレでも問題ありませんので、届いた贈り物や手紙の封を開けるも、愚息を見つけて渡すも揺するもご自由にどうぞ。なかなかスランプから抜け出せずに拙い粗が目立ちますが、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。※こちら返信不要です。)



  • No.390 by Noah MacNeil  2019-08-16 10:39:15 


>Leone

――へ、ぇあっ…!? …ッあ、ああぁえっと、あのっあの……いっ、行くっ! 俺が行くから…少し、待ってて。……、あの、でも…それ……他の人には、絶対にしないでね。

(柔く此方の手を包み重なった策略の色合いに毎度事ながら容易く心臓を鷲掴みにされては、よもや彼を疑う訳もなくドクドクと波打つ胸を抑え半ば喘ぐようなたどたどしい返答を口にし。急速に熱を上げた頭では精々その魅惑極まる瞳へ注意を促すのが精一杯、続けて階下へと急ぎ靴先を向ける以外の挙動などおおよそ取れよう筈もなく。――さて、届いた品々をよろめき抱えて戻れば、とうに伽藍堂と化した部屋へいくらレオーネ、と呼び掛けようとあの愛しの音色は決して返らずに。途端狼狽を顔に走らせ抱えた荷を堪らず地へ置くと、忽然と彼の消えた自室を幾度も見回し膨らんでもいない布団をはいでと徒労を重ね始めて。トイレだろうか、などといった呑気な推測も、さすが先の不穏な会話を前に忽ち塗り潰されてしまい「……、そんなに…俺といるの、嫌だった?」数日振りに蘇る負色に色付く思考の帰結は早く、やけに広い部屋へ寒々しく落ちる静寂がこれ以上ないほど自明の答えを示し。暗く淀んだ顔色で唇を引き結び、つかつかと迷いのない足で部屋中央の席へ腰を下ろすと、もはや用のない冷えた食事もそのままに白色のキャンバスへ向かって性急に筆を取る。それは今更彼を追っても、と理性的な判断を下したというよりは、単に堪え切れぬ感情の吐き出し口を咄嗟に求めたに過ぎず、負の感情の転化が大半を占める己の絵画へのこういった逃避はそう珍しい事でもない。けれどどうしてだろう。普段ならばこれで幾許かは紛れるというのに、先のパスタの数多にも上る試作で十分胃は満たされたというのに。何故だろう。今この時ばかりは、無性に。…不意に、荒く真白を穢す腕をひたと止め)

――お腹、すいた。

   

  • No.391 by Leone Celadon  2019-08-26 18:21:52 



>Noah本体様

(/いつもお世話になっております。愚息の背後です。取り急ぎご報告のみで失礼します。毎度お待たせして申し訳ありません。今週中にはお返しできる予定ですので、もう少々お待ち頂ければ幸いです。それでは、失礼します。※こちら返信不要です。)

  • No.392 by Leone Celadon  2019-09-07 02:53:17 


>Noah

うん、やっぱり落ち着く。でも――意地悪、しすぎたかな。本当に…どうして彼はこんな奴が良いんだろう…

(――周囲をぐるりと見渡し最善の注意を払いながら仮面を付ければ、久しく思える親しい暗闇に自然と口角も上がり一息を吐く。けれど、繋がれた鎖から抜け出したというのに慣れぬ圧からの解放に安堵の光が灯るどころか、偽りの笑みでも晴れぬ何処か拭い切れぬ影が暗雲のように心中に広がり、雨音一つ落としてこない空へと目を向けて。彼の事だから蛻の殻の異変に驚嘆の調べを忙しなく踏み鳴らすかと思いきや、ゆらゆらと遠ざかる足音を最後に追手の一つも寄こさない手の平返しに、都合の良い欲に振り回されては戸惑いと寂しさが込み上がり。…願ったのは己のはずなのに。期待を裏切っておきながら、期待している己に辟易してしまう。静寂な会場で回った毒を抜きつつ今一度与えられた契りの跡をなぞり、刻まれた想いの丈を噛み締めれば臆病な足は一夜の舞台を足早に越え、整頓されつつも健闘したであろう痕跡が見受けられるキッチンの前に立ち。何処までも先を歩く彼の背を浮かべながら材料を揃え下準備を済ませると、適当な器へとお気に入りのビスケットにエスプレッソを染み込ませ、滑らかに仕上がったクリームを流しては形を整えココアパウダーを振るう。それを愛しの名のみを書いたカードを添えて冷蔵庫へと仕舞いつつ、恐らく彼のであろう冷えたコーラを拝借し、手がかりも残さず人気の無い場所へと身を潜めることにして。…彼にはまだ、会いたくはない。顔を見たらまた甘えてしまうのは容易に想像できる。だから日頃の礼を兼ねたデザートを置いておくとしよう。きっと紅茶ともよく合うだろうから。ほろ苦くて甘い、秘められた僕の想いが。)

まともな料理なんてしたことないって、言ってたのに……。キミはどれだけ頑張ったんだろうね。――気付くかな。気に入ってくれるといいけど。…ごめんね。愚かな僕を許してくれるなら、もう少しだけ……、…。


  • No.393 by Noah MacNeil  2019-09-12 14:54:59 


>Leone

……考えてみたら、閉じ込めるだけでもすっごく可哀想なのに、頭は可笑しいし料理も口も死ぬほど下手で、陰気な絵ばかり描くような暗い奴とずっと一緒なんて苦痛以外の何物でもない……もしかしたら結構俺の事好きなのかなとか、何だかんだ満更でもないのかもなんてだからッ! 調子に乗ったら駄目だって分かってるのにどうして俺はいつもいつもバカバカバカばかばかばか…~っ、死にたい……。

(――翌朝。今日もからりとした清々しい秋晴だというのに、朝のキッチンを早々に重苦しい暗雲で満たし、虚ろな瞳と遅々として進まぬ手で食器を洗う独り言の激しい不審な男が一人。あれから一睡もなくキャンバスと向き合えど、なおも執拗に纒わり付く鬱気はその大半を晴らし切れぬままだ。汚れを落とした皿を乾燥機へと立て掛ければ、ふと磨かれた銀のシンクに映り込む己の相も変わらぬ陰鬱な面貌に、自虐に限り異様に回る舌をようやく緩めて。「…早く、何とかしないと。あの子だけは絶対に絶対にこのまま逃がしたりなんて、…でも……」足の進まぬ夢の道程も未熟極まる人格も彼に並ぶため変わらなければと、先日抱いた筈の決心にすら容易く鈍りが生じるばかりか、そもそも彼を救う明確な手立ても未だこの手にない。それに加え――昨日の異様な飢餓感は未だ胸底に深く渦巻き止むことなく、今顔を合わせば今度は何を仕出かすか。しかし、彼宛ての届け物も未だ自室に高く積まれている以上、いつまでもこうしている訳には……。終点の見えぬ思考の渦に呑まれつつ、シンクから離れた身は一先ず自室に運ぶ飲料を求めて冷蔵庫へ歩みを進ませ。何の気なしに開かれた扉の先、寝不足による気怠げな瞳を開かせたのは洒落たデザートらしき代物と、己の名のみを記したメッセージカード。…あの子の、字だ。明らかに責は自らにあるというのに、想いを込め用意されただろう気遣いの品に込み上げる感情の波が瞬く間に混迷の思考を攫い、思わず口を突き飛び出したのは切実なまでの責任転嫁。思わず少しばかり複雑な色を瞳に宿して器を手に取れば、引き出しから取り出したフォークと共に室内の椅子へそのまま着座し、甘くも仄かな苦味を伴うそれを時間をかけて味わい始め。…当然共用の場たる此処へ長く居座ればそれだけ彼と遭遇する可能性も上がる訳だが、新たな議題に思い悩む思考はさして及ばずに。)

…っ、そ……そういう可愛い事ばっかりするからぁ…! うぅ……、…おいしい。――やっぱり閉じ込めて俺だけのものにしたいなぁ……だめかなぁ…。

 

  • No.394 by Leone Celadon  2019-10-01 00:16:16 



>Noah本体様

(/いつもいつもお世話になっております。愚息の背後でございます。
さて、大変お待たせしているにもかかわらず、性懲りもなくまたご一報もできずに数週間も空けてしまい申し訳ありませんでした。ようやっとお返しの目処が立ちましたので、この場を借りてご報告に参りました。

恐らくお返しは今週の金曜日頃に仕上がると思われます。また一癖のありそうな構成になりそうですが、お好きなように対応していただければ幸いです。ご報告のみで大変恐縮ではありますが、何卒よろしくお願いいたします。それでは、失礼します。※こちら返信不要です)


  • No.395 by Leone Celadon  2019-10-05 03:10:11 


>Noah

はぁ……。あれだけの事をしたのに…結局今日も成果なし、か……――…やあ、おはよう。

(――澄んだ空気に包まれながら理不尽に迎える朝、軽快な日光を浴びるも仮面の奥に潜む成長の兆しはなかなか芽も出さず、増える人目の波を避けるように家路へと急ぎ。望まぬ結果に溜め息を洩らしつつも逃亡劇を終えた褒美にと、冷えた身を慰める温かな一服を欲しては、玄関の扉が閉まるなりリビングへと直行し。果たしてあれは受け取ってくれているだろうか…などと杞憂を巡らせていたものの、踏み込んだ先で大人しくそれを手にしている彼の姿に自然と安堵の笑みが零れ。けれど掛ける言葉もそこそこに距離を取り、和らいだ口元もつんと澄まして顔も合わせず、己の分のみのエスプレッソを淹れ終えれば向かいの席へと座り。ただ静かに芳しい香りを漂わせるカップへと視線を落とし、芝居がかった影に潜む満たされない欲求を抑えたまま、淡々と淡い期待を乗せた贈り物の感想を求めて。促しておきながら自らが招いた誤解の種に素直になれず、奥底に仕舞い込んだ感情を一つまたひとつと落とす角砂糖に重ね、甘くて苦い想いを上手く溶けて混ざり合うようにゆっくりとスプーンを回してみせ。次いで口を開いたのは休むことなく刻々と時を刻む秒針が何周かした後、藪から棒に己宛てに届いた贈り物の数々を押し付け、抱く関心は名無しの一通の手紙にのみに向けられており。悠然に構えつつもその手紙への執着は、彼にも見せないような純粋な焦がれが眼を合わせずとも漏れ出し、繕い切れない声色には浮ついた熱が宿っていて。)

で、お気に召したかな。色々言いたいことはあるだろうけど…まずはそれの感想がキミの口から聞きたいよ。――…あと、昨日届いたやつは全部あげるよ。“手紙”以外は。あっただろ、差出人の無い手紙。まさか、見てないよね。……それとも、なかった?


  • No.396 by Noah MacNeil  2019-10-11 22:16:57 


>Leone

…れ、レオッ…!? ちっちちちがうんだよ、今のは本気なんかじゃ…! ――っえ、…あ、う、うん。…すごく、美味しかった。久しぶりにまともな物を食べられたというか……あの、ありがとう、レオーネ。…き、君って器用だよね。将来はきっと素敵な旦那さんになると思うな。えっと、俺も毎日君と二人で食卓を囲えるかと思うと今からすごくすごく楽しみで、…まあ俺の方はいつも通りあまり君の役には立てないだろうけど…

(残り少なな甘味をつつき、内なる世界へと浸る身を呼び起こす軽やかな一声は、心身を貫くような驚愕と共に含んだ物を気管へと入り込ませ。反射的に噎せ返りつつ大仰な振る舞いで席を立つも、いつも通りとも取れるその弁明をさらりと受け流し、涼しげな顔で平然と紅茶を用意する相手に揺らぐ心の行き場を失えばまごまごと再度元の位置に腰を下ろす事にして。…絡まない視線、容易く触れようもない距離。一夜かけキャンバスへと吐き出した筈の暗い感情の奔流はその箍を外したまま、前座として振られた問いにすらビクリとフード下の瞳を逸らし、臆病な口唇をひたすらに明後日の方向へと滑らせていく。少しでも本題を遅らせる為の即興故に何やら妙な妄想混じりと化した品を今更吟味する余裕はなく、やたらに滑り続ける口もそのままに腹底のものを隠すように俯いては、彼からの好意の欠片たる甘やかな空皿を両の手でそうと包むようにして。…けれど、やはりどうしたって逃げようはないという事だろう。いたく執心な割に物の方はあっさり己へ譲るのだな、などとあの大量の贈り物へ一層の疑問が募るよりも先、ふつんと抑えの糸が切れるが如く灼熱に煮え返る我欲に気が付けば拒絶にも近しい口調で紛うことなき虚偽を、続く舌には拙くも素知らぬ顔で自室への誘導を乗せており。先刻までキャンバスと向かい合っていたが故に、暴力的なまでの生々しい情感に常の絶望的な色合いを加え奇異な感性で嬲り殺したものがそのままイーゼルに立て掛けられている事はさすがに気掛かりだが、例の代物自体は誰に暴かれる事もなく、昨日の姿のまま山積する贈り物の一番上にて彼を待つだろう。――まぁ、それが易々と君の手に渡るかは別の話。再度彼を促すように席を立つも、その面貌は階段へ繋がる廊下にふいと向けてしまい、上手く黒フードと長い前髪に己を隠して。)

――なかったよ。そんなものは。……なんなら、俺の部屋に確かめに来る? …その、他の贈り物の隙間とか、挟まっていたりするかもしれないし。……、そんなにそれが…その相手が大事なら、一度ちゃんと探してみた方がいいよ。


(/お返事ありがとうございます! はたして“さくっと軽い監禁ネタ”とは一体何だったのか…というまでの重い描写ばかりとなってしまい申し訳ない限りで; 返信やご連絡等は気の向いた時にのみいただければ十分ですので、ご負担の際は一報なども何も言わず省いていただいて大丈夫ですよ。あるいはもっと軽く適当なものでも構いません。けれど、お忙しい中いつもご丁寧な連絡を下さる貴方様のお優しい心遣いは毎度本当に嬉しく感じております、ありがとうございます…!※こちら返信不要です。)

  • No.397 by Leone Celadon  2019-11-06 21:57:45 


(/いつもお世話になっております。愚息の背後でございます。お優しいお言葉をありがとうございます…! 
月並みな言葉しか出てきませんが、本当にこの御縁に愚息共々ただただ感謝しております。

監禁ネタも楽しく読ませていただきました。今回も息子様らしく重いとは思っていませんのでご安心くださいませ。それに見合うだけの技量が欲しいものです…ぬぐぐ。笑。
ここ二週間ほど猛威を振るっていた風邪もようやっと落ち着いてきましたので、土曜日頃を目処にお返事が返せるかと思います。インフルエンザも流行ってきているようですので、どうかご自愛くださいね。

それでは、ご報告のみで失礼いたします。※こちら返信不要です。)

  • No.398 by Leone Celadon  2019-11-10 18:59:31 


>Noah

えっ…――……っあ、そう…なんだ。いや、ないならいいんだ。ごめん、早とちりしたみたいで…、……。別に大した内容じゃないし。大丈夫だよ、ごめん…。変な事聞いたお詫びと言っては何だけど…あの贈り物は、お客さん達からの差し入れだと思うから、好きに食べて。

(先までの情愛に満ちた音色とは一転した彼からの返答に抱いた確信を覆されては、その言葉が持つ意味すらも呑みこむことができないまでの困惑に、唖然とし間の抜けた声のみが遅れて通り過ぎ。贈り物を届けに来た主は仕事場の関係者に違いないと、己宛てへの暗号のような独特の呼び出し方から相違ないのだろうが、その要件を取り違え舞い上がっていただったのかと目の前が暗くなる。――手紙は、なかった。どうして、返事がないだろう。ないなら何故わざわざ届けに、あるなら分かりやすい所に置くはず。約束していたのに、楽しみにしていたのに。まさか…何かがあったのか、それとも――。疑うことも知らずぐるぐると血の気が引くような憶測ばかりが飛び交う中、色を失いながらも可能性への誘いに我に返れば嘘で塗り固められた笑みを浮かべ。やはりと言うべきか、身勝手な振る舞いや己の欲望のみの不躾な質問に、気分を害し窺わずとも冷淡な態度から良い顔をされているわけもなく、彼の身を包む陰に隠された真実にひやりと嫌な汗が流れて。大人しく部屋の一角を占拠している山を引き取るのが筋なのだろうが、甘い匂いを漂わせた贈り物という名の期待の数々を受け取れそうになく視線を逸らし。張り裂けんばかりに締め付けられる胸を押さえ、詰まる息を吐きながら出てきたのは郷愁に駆られたものと、“ただいま”の一言も気遣う余裕も霞んでしまい。…少し、頭を冷やそう。手紙への高鳴りが遠のいて行けば、途端に襲い掛かる疲労の重荷を肌を湿らす汗と共に洗い流してしまおうと思い立ち、後ろめたさはあるものの倦怠感が勝り彼に着替えの手配を頼んで。)

…Mi sento solo.――シャワー、浴びてくる。……ノア、悪いんだけど着替えを取ってきてくれないか。何でもいいんだ、とりあえず着替えたい。適当に置いててくれればいいから…。


(/お、お待たせいたしました。お返しするのに1ヵ月もかかり、更には先に報告した日よりも遅くなってしまい大変申し訳ありませんでした…。昨夜には上げるつもりだったのですが…少々トラブルがありまして。予定よりお時間を頂いてしまいましたが、どうにか形にすることができましたので綴らせていただきます。今回もなかなか癖のあるお返しになってしまいましたが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。…毎度、似たような謝罪になってしまい本当に申し訳ありません。何かありましたら、お申し付け頂ければと思います。それでは、失礼します。※こちら返信不要です。)

  • No.399 by Noah MacNeil  2019-11-14 21:27:23 


>Leone

っ、……ま、待って――…行かないで、

(やはり、慣れぬ嘘など吐くものではない。稚拙な謀を躱されただけならばまだ良いものの、平静を装う口振りとは裏腹に明瞭に滲む色彩は思った以上の悲哀を纏い、己の身を心底震わせるには十分で。一瞬にして腹底から這い上がったものは情愛の炎か罪悪の鎖か、咄嗟に取り繕った体裁も投げ捨て衝動的にバスルームへ去る背中を追い掛ければその腕を必死に捉えて。追い縋る舌は渦巻くばかりの支離滅裂な思考に踊り、切実に仮面を射抜く強い瞳は呪詛染みた夥しい熱を孕む。本当はもっと優しく触れたかったのに、ひたすらに都合の良い存在でありたかったのに。そんなものでは足りないとあの雨の日から続くそんな想いをどうしようもなく持て余し続けてきた。地に落ちた抑えの糸は“どうせいつかまた逃げてしまうのなら、いっそ”と己の耳朶に悪魔のような囁きを注ぎ込み――……、けれど、決して自分は、彼にそんな顔をさせたいと思った訳ではないのだ。段々と、ただキャンバスに叩き付けるだけでは済まなくなっていくそれを寸前で喉奥へと押し込めた後、は、と微かな吐息を零し幾分か戻った理性を代わりに吐き出す。よもや仮面越しの雫が伺えたという訳でもあるまいに、いつの間にかきつく握り締めてしまっていた腕を解放してやれば、努めて柔く紡いだ謝罪とあまりに過度な慰めを眉を垂らし差し出して。)

…そんなに…そんなに、あの手紙が大事なの。…なんで、どうして、俺には……っ――…ぁ、う、……ご、ごめんなさい。……手紙、あるよ。あるんだ、本当は。…少し…意地悪が、したかっただけで。…ごめん、ごめんね。…泣かないで、レオーネ。


(/お、お相手様ー! 大きな台風が通り過ぎたもので心配しておりましたが、ご無事なようで何よりです。社会人は風邪も長引きがちで大変ですよね、実は私もこの二ヶ月の間で既に二度程病気を…笑。

愚息の悲愴が入りがちとなってしまった本編をそう言って頂けますと本体はもう有り難さと恐れ多さに身を震わせるばかりではありますが、もし何でしたら本編を一旦休止して軽くハロウィンイベントなどを挟む等の気分転換も歓迎ですので、その際は気軽に仰ってくださいね!直近であればポッキーの日も少々捨て難いような…。
また、貴方様であればいつまででもお待ちするという気持ちに変わりはありませんし、無論こちらからは魅力溢れる息子様とのやり取りを打ち切る気等も毛頭ありませんので、どうか本当に気楽に楽しんでいただければ…! まぁ手紙の謎と和解の如何も含めお返事が気になる場面ではありますが…、耐えます。笑。

それでは、また素敵なお返事を楽しみにゆるりとお待ちしております。※蹴り可)
 
 

  • No.400 by Leone Celadon  2019-11-17 16:24:44 



>Noah様の本体様

(/ご心配おかけしました。今年は本当に自然災害が多いですね。先日の台風は通勤面で多少の支障はありましたが、今は風邪を引いたこと以外はぴんぴんしています。笑。
お相手様もご無事なようで安心いたしました! もうお体は大丈夫でしょうか? どうかご無理はなさらないで下さいませ。

こちらこそ、不定期な更新になりつつも長きに亘りお相手していただいているだけでも大変ありがたいのに魅力的なお誘いまで…本当にありがとうございます!!
この時期はイベントも多いのでうずうずしていたのですが、待たせてばかりいる身でそのような事は口が裂けても言えないと思っていましたので、お誘いいただけるとは嬉しい限りです。今年は息子様の誕生日もきちんとお祝いできませんでしたので、ぜひイベントの機会を頂ければ…!

実は手紙の詳細はもう決めておりますので、何処まで明かされるのかを秘かに楽しんでおります。笑。
そしてどのように和解するのか、息子様や貴方様と紡ぐ物語の行方が楽しみで仕方がありません。もし一旦本編を休止する場合は、前回同様に一区切りついてからの方がよろしいでしょうか?

遅筆故お待たせしてばかりですが、こちらとしても息子様とのやり取りを打ち切るつもりはありませんので、本当に貴方様と出会えて感謝の言葉しかありません。不束者ではありますが、これからもどうかよろしくお願いいたします。

それでは、今回はご相談のみで失礼致します。※こちら返信ご自由に)

  • No.401 by Noah MacNeil  2019-11-19 21:01:23 


>Leone様の本体様

(/ひえぇ何とも有難いお言葉ばかり頂きましてありがとうございます…!
お相手様も大事ないようで本当に良かったです。当方の方も病気といえど軽いものでしたので、どうかご心配なく…!

は、背後すら完全に忘れ去っていた愚息の誕生日などを気にかけて頂けるとは……えっえっ、この時節はハロウィンなど諸々イベントがありますが、愚息の誕生日などを優先してしまって良いのですか大丈夫ですか?? 他のものでも当方は全く構いませんが…!

それは俄然手紙の内容が気になって参りましたが…し、しかし同じくらいイベントを楽しみたいという気持ちもありますので、貴方様のお好きなタイミングで大丈夫ですよ。何でしたらこちらで初回ロルを用意しておきますので、区切りを待たず次か次々回辺りでイベントに入ってしまいましょうか? 

…正直に申しますと、やはりどうしても息子様にお会い出来ない期間を寂しいなとは感じてしまっていたもので、そのようなお気持ちをお聞かせ頂けて本当に嬉しく、また心より安心いたしました。勿体ないお言葉ばかりを本当にありがとうございます。とはいえ、もちろん私生活に余裕のある範囲で、気の向いた時にのみお相手いただければ当方はもう十分以上ですので、気楽にこれからもお相手頂ければと! 多々技量の足らぬ未熟者ではありますが、こちらこそ何卒よろしくお願いいたします…!)

 

  • No.402 by Leone Celadon  2019-11-21 22:06:34 


>Noah様の本体様

(/お返事ありがとうございます! 重症ではなかったようで安心いたしました。聞いた話によると今年の風邪は長引くものが多いみたいですね。恥ずかしながら背後は病院が苦手なので、もうお世話にはなりたくないものです。笑。

イベントについては息子様の誕生日でも、ハロウィンでも、ポッキーでも…その他諸々お好きな形で。複数のイベントを掛け合わせても面白いかもしれませんね。お言葉に甘えて初回ロルはお任せしてもよろしいでしょうか? もし此方に何か要望がありましたら、仰っていただければ…!

次の本編のお返しは恐らく日曜日辺りになるかと思います。いつもいつもお待たせしてしまって申し訳ありません。イベントと並行しながら本編を回す技量を持ち合わせていないので、次か次々回辺りに一旦休止し、イベント回にできればと思います。

それでは、今しばらくお待ちくださいませ。)

  • No.403 by Noah MacNeil  2019-11-27 14:58:40 



>Leone様の本体様

(/すみません、ご負担になるかなと本編の方のお返事を頂いてからこちら投下しようと思っていたのですが…今お返事してしまいますね。決して! 催促の意図はございませんのでお気になさらず…!

あぁっ申し訳ありません、愚息の誕生日というまさかの単語に驚く余り誤解釈をしてしまっていたようで…; 別段何でも構わないとのことでしたら、折角のイベントでもありますので今回はハロウィンを採用ということで如何でしょうか? 要望という程でもありませんが、悪戯にかこつけ何とかして息子様に猫耳等を装着させていただきたい所存です…、笑。ずっと当方が好きな展開ばかりを選ばせて頂いておりますので、こちらこそ背後様の方から何かご要望がありましたら何なりと…! 

本編休止の件も承知致しました。それでは次回の貴方様からのお返事をもって本編を一時休止とし、当方からイベントロルを回させていただきますね。ご負担にならないよう今度は少し短めに回させていただこうとは思いますが、ご存知の通り当方にはロルを簡潔にまとめる能力がなく、冗長になりがちでして…どうぞ遠慮なく短く返して頂ければ幸いです。

返信のご連絡に関しましても、そう厳密に日付等守らずともこちらは気にしませんので、どうか本当に気楽にお返しくださいね…! それでは、お返事お待ちしております。)
  

  • No.404 by Leone Celadon  2019-12-03 09:32:16 


>Noah

……何? ティータイムを楽しみたいのは山々だけど、疲れてしまってね。急かさなくても昨日の事なら後でちゃんと詫びをしよう。大丈夫、すぐ戻ってくるし、望むこと全てを差し出すから。だから…早く離してくれないか。

(早くこの場を離れよう。泡沫と消えた期待の幻想を解かれ現実を叩きつけられてから、有りもしない絵空事ばかりが白黒に映る歪んだ風景に映り込み、耳に障る砂嵐が吹き荒れれば周りの音さえも掻き消され。…“手紙”ならまた出せばいい、きっと返ってくる。今よりも頑張れば、褒めてくれるだろうか。もっと期待に応えれば、喜んでもらえるだろうか。きっと、たぶん、だいじょうぶ。――そう言い聞かせたところで臆病に怯える愚者には気休めにすぎず、沸き立つ暗雲の影に淡い望みが覆い尽くされては、不敵な笑みを浮かべる悪魔の囁きに胸が詰まる。思考を止めて楽になりたい一心で足を動かすも、放心した器は糸が切れ抜け殻の人形のような足取りで、奥底に眠る感情をも呑み込み進む道すらも危うく。皮肉に歪む外観に苛まれ淀んだ檻に身を投げるべく、ふらふらと覚束ないまま扉に手を掛けようとすると、血の気の引いた腕を捉まれては意図が追い付かずその主を茫然と眺め。音を上げて閉じる幕の内に潜む無色の瞳に映るのは、舞台の袖へと逃げる愚者への罵倒でも嘲笑でもなく、ただただ必死に己を留めようと懇願する姿。形ばかりの謝意を繕い口任せの詭弁を弄し、手紙の行方の真意すらも目を背け手の平を返すも、彼の口から抑えていたものへの赦しが零されれば一筋の雫が流れ落ち。背負い込んだ荷が解かれては湧き上がる安堵に膝は崩れ、戯言を交えながらぽろぽろと吐き出すと、両の手で熱を帯びた赤味を仮面ごと覆い隠して。)

ノアが気にする必要はないよ。手紙なんていつ来るか分からない、ささやかな道楽でしかないから。…ッ……泣いて、なんか……、っ。――そっか……、…。なんだ…ただの悪戯か。これは…一杯食わされたな。僕としたことが、すっかり騙されてしまうとは。本当に、キミって人は。……、そっか…よかった。ちゃんと、返事が来て。…また、“爺様”の声が聴ける。


(/お、お待たせしました…! 日曜日頃、と言いつつまたも遅くなってしまって申し訳ありませんでした…。治ったばかりだというのにまた体調を崩すという、この軟弱体質をどうにかしたいものです…。お気を遣わせてしまったようで…いつもいつもありがとうございます。

イベントの件、承知しました。ハロウィンといえば、仮装ですからぜひぜひ付けましょう。猫耳、いいですよね! 耳だけでなく尻尾まで付けても…ゲフンゲフン。初めから装着しているでも徐々にでもどちらでも歓迎ですので、お好きな方をお選びいただければ。具体的な事は考えていなかったのですが、そうですね…では、折角なので外へお出かけしながら、というのは如何でしょう? 何処も彼処もハロウィン一色になりそうですし、仮装に溶け込めば愚息の仮面もそこまで浮かないはず。笑。

本編の方は区切り良く“手紙の送り主”まで明かしてみました。どのタイミングで触れるか悩みましたが、折角なのでイベント前にと。実は呼び方にはもう一つ候補があったので、いつかそちらも明かせたらと秘かに思っております。笑。

一旦本編は休止ということで、次回からのハロウィンイベントはなるべく安定してお返しできるように努めますので、楽しんでいただけたら幸いです。それでは、お任せしてしまって申し訳ないのですが、お好きな時に初回ロルをお願いできればと思います…!)


  • No.405 by Noah MacNeil  2019-12-03 22:17:55 


>Leone

わぁっ! Trick or Treat! …あっ、ご、ごめんねレオーネ、急にこんな所へ引きずり込んだりなんかして…! いや、まぁ驚かせるつもりではあったんだけど…――俺だよ、ノアだよ。

(ボロ布を無造作に頭からすっぽりと被った様は仮装として何とも稚拙な出来栄えではあるものの、一応の急拵えとしての役割は最低限果たすだろうか。前日にさり気なく…とはいえ相当の挙動不審を伴いながら尋ねた彼の仕事終わりの時刻はもうそろそろ。然して僅かな布の隙間から折り良く待望の蒼が伺えれば、すかさず相手の腕を死角から掴み、待機していた脇の裏路地へと引きずり込んで。けれど化け物としての務めを果たすや直にその正体をひょこと覗かせ、少々気恥ずかしげに両指を絡ませながらの説明を、最後にはやたら物騒な自己解釈を口の端へと上らせて。――本格的な装飾の数々により随分と異質な雰囲気を纏う薄闇の中、街角に据えられたジャック・オ・ランタンの炎が暗色の瞳に赤黒く揺らめく様は、ともすれば今宵の主役たる悪鬼羅刹の類いのようにも映るやもしれず。) 

あっあの、これはその、別に俺の頭がいつも以上に可笑しくなったとかそういう訳じゃなくて…っ
も、もう一度言うね。――Trick or Treat。今夜は…えっと、…ごめんね、俺本当にこういうイベント慣れてなくて……。相手がお菓子さえ持っていなければ、何をしても許されるっていう日…なんだよね? …、つまり、俺が君に……何を、しても。


(/お返事ありがとうございます! …すみません、事前にある程度用意しておいたもので即レスですが、ご返信はいつでもどうぞ。もしやお風邪がぶり返してしまったのかと心配しておりましたが、案の定でしたか…。ご病気の際はどうぞ今後もこちらの事は忘れ、療養に努めてくださいね…! 

もちろん尻尾もお付けいたしますとも…!!手ガシッ 確かにお出掛けも素敵そうですね。個人的には猫耳を装着された息子様の反応が気になるところだったもので仮装前のロルを回させていただきましたが、この悪戯の後にでもハロウィンデートと洒落込みましょう! やたら愚息は物騒な文言を垂れてはおりますが、猫耳+諸々を布下に隠し持っているだけですので、どうかご安心くださいませ。…などと言いつつも流れ的に息子様が普通にお菓子を準備していそうな気も薄ら致しますので、その辺りも含めご自由に回していただければと!

なるほど、遂にご祖父様が間接的にとはいえ登場ですね…もう一つの呼び方!? お可愛い呼び方で背後がまたも萌え殺される予感が少しばかりするのですが…、笑。予感が当たるにせよ外れるにせよ、勝手ながら当方も楽しみにしておりますね。※こちら返信ご自由に)
 
 

  • No.406 by Leone Celadon  2019-12-09 02:22:37 


>Noah(Event Ver.)

っ!――……って、なんだキミか。これはこれは可愛らしいお化けだね、似合っているよ。もしかして、迎えにでも来てくれたのかな。

(舞台の名残を残した礼装のまま嬉々として賑わう職場を後にし、与えられた出番を終えれば窮屈なネクタイを緩め、異質な雰囲気を映し出す外灯の下足早に家路を急ぎ。前日に何やらそわそわと今夜の予定を彼から改めて尋ねられたのだが、職場に姿がなかったことから恐らく何処かで何らかの準備を進めているであろうと心踊り。既にあちらこちらで異形の者に成り済ます人々が増えた時刻と、知らせた約束の時間が迫る焦りもあり前だけを見ていれば、闇に住まう化け物に不意に腕を取られ裏路地へと連れられてしまい。咄嗟に楽器ケースを守るように抱え身構えるも、聞き慣れた声で直ぐに明かされた正体に結んだ口が綻び、恒例の挨拶に“舌”を出しては溶けかけた飴玉を指差しにやりと笑みを浮かべて。――観客らに配ったお菓子はまだ残っていたものの、小さな化け物に扮して恥じらう様にこちらもまた悪戯心が擽られてしまい。)

…残念だよ、もっと早く言ってくれればよかったのに。だって、あいにく甘いお菓子は“ここ”にしかないんだから。――で、お菓子さえ持っていなければ…僕に何をしようって言うんだい?

  • No.407 by Noah MacNeil  2019-12-11 21:50:24 


>Leone(Event Ver.)

そっか! それじゃあ、悪戯だね――へ? え、……いっ、いや、ででででも、それじゃ俺貰えないから…っ! だっ、ダメだよ…! 

(残念、そう鳴らされた福音に瞳を煌めかせ、さして広くもない路地を一層詰め寄った足は、続け様にべえと覗く艶めいた赤味にびくりと反射的な後退を強いられて。いくら他に菓子の手持ちがないといえど、その濡れた甘味を受け取る事を考えれば必然的に思考は破廉恥なものへと結び、あたふたと顔を赤らめては首を横に否やを告げ。その口許へいつもの楽しげな三日月が浮かんでいるのを見るに、“またいじわるをされている…”と半ばいじけ気味の察しを得るものの、折角この特別な夜に乗じ、歪みつつある性癖を満たすべく打ち立てた計画を容易に断つことも躊躇われ。やむを得ず曖昧な応答と共に布下の肩掛け鞄を背面に回せば、再度身を寄せた相手の服の裾を軽く摘み、未だ羞恥に惑う瞳をボロ布の下からぎこちなく重ねて。)

べッ、別にあの、全然っ、そんな…! 大した悪戯じゃ…ない、と思うよ。だから……、うぅ。レオーネ――…それ、貰えたら悪戯してもいい? それさえ俺が取り上げられたら、もうお菓子は持ってない事になるんだし…、ね。
 
 

  • No.408 by Leone Celadon  2019-12-25 01:34:15 


>Noah(Event Ver.)

あはは、本当に残念だったね。でもまあ、僕は満足だよ。わざわざこんなことしなくても、言ってくれれば遊んであげたのに。――……ん?

(差し出す菓子がないと知るや嬉々として歩み寄る無邪気な化け物の油断を突き、擽り芽生えた甘味の在り処をわざとらしく見せれば、期待を裏切らない反応に満足げに相好を崩し。恥じらいながらも説き伏せようと試みる様を眺めつつ、満たされた欲求への礼として有り合わせのもてなしを取り出そうとした矢先、裾を摘まみながら耳を疑う切り返しに思わず手を止めて。元より差し出す気の無い濡れた甘味を欲する眼差しは、闇夜の住人を誘う外灯の魔力も合わさってか妖しく映り、瞬く間に羞恥に駆られた熱が耳まで届くと堪らず危うい代物を音を立てて噛み砕き。欠片を流し込みながらも法螺を吹いたがために後出しもできず、ここまで出向いてまで用意した悪戯にも惹かれるのも事実と、乱れた心拍を整えれば胸に手を当て悠然と振る舞って。)

い、いやいやいやいやッ…! あげないッ、からっ! ダメッ、絶対!! …いいよ。受けるよ、キミの悪戯。もうあげられる物も残っていないし。――それで、僕に何をしようって言うんだい?

  • No.409 by Noah MacNeil  2019-12-27 21:51:14 


>Leone(Event Ver.)

えっ、え、あれ…? そ、そっか。……、黙って奪っておけば良かっ――…あ、あぁっ、そう! 悪戯…! 本当に構わないんだよね、何をしても…。

(眼前にて上下する喉仏をぽかんと見つめ、安堵する反面些か残念そうな色を微かに落とすと纏ったボロ布を密かにもそもそと握り直し。一方で相手の方から悪戯の促しを得るや、はっと布下の肩掛け鞄へと急ぎ隻手を伸ばし、そして――ガシャン、と。そんな、今宵に溶け込む黒首輪の施錠音を彼の首元にて奏でると、紫の石があしらわれた南京錠から小さな鍵をそっと引き抜いて。その瞬間押し寄せた高揚に堪えきれず目の前の頭部を抱えるように肩口へ導けば、そのまま頭を撫でつつ限りなく世迷言に近しい口説き文句を怒涛の如く連ね始め。けれど共に鞄から引き抜いた柔い空色の獣耳と尻尾の感触が己が理性を呼び戻し、もし彼に特段の抵抗がないようならば慌てて身を離し続けての装着を試みようとして。…正直化け猫の仮装などに特別の興味などないが、彼に首輪を嵌めてもらう体の良い口実となるものといえばこの異形しかあるまいと。)

かっ、かわッ……! 可愛い! すっごく可愛いよ! ああぁ、やっぱり君は俺の、俺だけの天使…! レオーネ、君はきっと俺に可愛がられる為だけにこの世へ舞い降りてきてくれた小さな天使様で――じじじゃなかった! こっ、こっちも着けてくれたら完成だから……良い、かな。

 

  • No.410 by Leone Celadon  2020-01-05 20:15:27 


>Noah(Event Ver.)

えっ、何? 何をしたの? 苦しくは、ない、けど…。チョーカーとか、かな? にしては変な音がしたけど…まあ、いいか。――まったく本当にキミは大袈裟だなぁ…こんなのが天使なわけないだろうに。…ありがとう。ノアが喜んでくれて、僕も嬉しいよ。

(先に手を出した飴玉を目の前で取り上げれば、引き下がる彼にほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、首を囲むように触る感触と錠を掛けた音に疑問符が浮かび上がり。すぐさまその首元を確かめようにも肩口に招かれては叶うわけもなく、異質な音こそすれど寸法が合っているのか特に気分を害する物でもないことから、恐らくこれが彼の用意した“悪戯”の一種なのだろう。その証拠に全貌が読めずとも拍車のかかった口ぶりがすべてを物語っており、些か飛躍した見立てに繕った体も気も緩まされては、包む温もりに身を預けるとはにかみ染まった頬を擦り寄せて。既に仕掛けられた装飾だけでは未完成だと主張する悪戯に、ちらりと手に隠された代物を横目に捉えるもその正体も分からぬまま、了承の筋を果たしつつ使者の啓示を装い耳元で甘く囁き。――これから己の身に降りかかる悪戯の真相も知らずに。)

ん、と。まだ何かあるの? もしかして、大事そうに持ってるそれかな。ふわふわしてるみたいだけど…僕には今更拒む権利はないから、変なものじゃないならいいよ。――ノア、キミの悪戯は本当にそれでいいんだね。


(/あけましておめでとうございます。年末年始は何かと家族の眼もありお待たせしてしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。旧年も大変お世話になり、また温かい数々のお言葉をくださりありがとうございました。何かと至らない点も多くまだまだ未熟者ではありますが、今後とも息子共々よろしくお願いいたします。※こちら返信ご自由に。)


  • No.411 by Noah MacNeil  2020-01-07 21:44:18 


>Leone(Event Ver.)

…っ、…も、もちろ、ん。……、ちゃんと、待つって決めたから。…我慢、するよ。

(可憐な天使の唇から蠱惑的な音色が直接己の鼓膜へ注ぎ込まれれば、まるで天の審判のように心根の奥に潜むものを容易く暴かれてしまいそうで。心臓の拍動がその早さを増して、肩を強かに飛び跳ねさせつつ動揺に惑う瞳を伏せると、再度柔くその頭を一つ撫で“今はこれで十分”と。…さて、慣れぬ手付きゆえ装着には約数分程度。いくらそういった嗜好がないと言えども、己にとっては普段何より愛らしく映る彼に更に愛らしい物を加えれば心を掴まれぬ訳もなく。あくまでもイベント用であり少々チープな獣の装飾と相反し、実用性に極めて富むシックな黒首輪の存在もあり上機嫌に、にこにこと何度も飽きなく新たな耳を生やした頭部を再び手で愛でていき。けれど、先刻の暴走に重ね、一応普段は避けている筈の形容詞をつい幾重にも口を滑らせ倒している旨をさすがに気に病めば、どの道誘うつもりでもあった駅前の祭りの話題にすり替えを試みて。)

うんっ、すごくかわ……に、似合うよ! …うん…うん、本当に。君って、少し子猫みたいな可憐さがあるとは思っていたけれど、本当に本当にかわ――い、いや、魅力的だとおも、う。……えっと…あっ、それでね、レオーネ。今ちょうど駅の方で、軽い仮装パレードのような物が開かれているのは知ってる? 皆がハロウィンの仮装をして、街を歩くんだって。


(/あけましておめでとうございます。こちらこそ旧年も大変お世話になりました。貴方様や息子様とまたこうして新年を迎えられましたこと、本当に嬉しく思っております。イベントの方で愚息が祭りの話題をあげましたので、ようやく少しはお出かけ感が出せるかとは思いますが、ロサンゼルスのハロウィン事情についてはそう明るくない為想像と申しますか、各々都合の良いように描写していければと…;それでは、今年もそれぞれのペースで、どうぞよろしくお願いいたします!※こちら返信不要です)

 

  • No.412 by Leone Celadon  2020-01-24 19:14:36 


>Noah(Event Ver.)

~~~ッ――……そうだね。かわいいよね。この格好とキミが。

(徐に鞄から出された物を片手に数分にわたった悪戯を受け、慣れぬ手付きから次第に普段なら伏せるはずの単語が姿を見せて満足げに撫で直されれば、預けていた身を起こし彼が足を運んでまで果たしたかった願いへ手を伸ばし確かめて。…ちらりと覗き見えた際、まさかとは思っていたものの、本当にそれだったとは。ご丁寧にベルトへと繋げられ己の意思を介さずに揺れる尾に加え、ふわふわとした獣の耳の施しにその正体への疑念の余地もなく、小さな唸り声を上げては朱に染まった顔を背け。待ち侘びた獣人への高揚からか仮面の下の秘密を知られているからか、過度に飛躍され恍惚と愛でる言葉の数々を受け止めきれず、歯痒く歪む口許を手の甲で隠しながらツンと返し。並べられた評価は仮装へのものと変換するも、何処か腑に落ちず拗ねたように口をへの字に曲げてしまえば、幼さが拭えない己の弱さに深く息を吐き。腹の底に広がった澱んだ欲が邪魔してか、心待ちにしていた祭りへの誘いにも素直に首を縦に振れず、含みのある笑みを浮かべつつ首輪に指をくいっと引っ掛けて。)

仮装、パレード……――キミがちゃんとエスコートしてくれるなら、行ってもいいよ。もちろん、引き受けてくれるんだろう? ね、ご主人様。


(/大変お待たせいたしました…!新年早々パソコンに触れない事態が発生し、ようやっと環境が落ち着きましたので、お返しいたします。当方もロサンゼルスのハロウィン事情には疎い為、想像の描写になるかと思われます。日本と同じかな?出店とかはあるのかな?と思いつつ、都合の良い解釈をするかと思われますので、ご容赦いただければ幸いです。※こちら返信不要です。)


  • No.413 by Noah MacNeil  2020-01-29 21:55:09 


>Leone(Event Ver.)

ご、ごめんねレオーネ。君があまりこの言葉を好きじゃないっていうのは分かっているんだけど…っ、な…ごッ…!?! ……~っう、うん。君が良いなら…うん、…喜んで。――ふふ。今夜は俺と二人で、たくさんデートをしようか。……、俺だけの、猫さん。

(後ろめたさから明確な言語化こそ避けていたものの、当然直接手に触れられてしまえば正体を隠せようはずもなく、案の定空色にそそり立つ耳はそっぽを向いて。そうして不機嫌を主張する様もまるで品の高い猫のようで一層の愛らしさを助長するが、言えば一体如何程の不興を買うかと慌てて胸の奥へと仕舞い込み。一先ずはフォローに努めるべく懸命に舌を回していれば、唐突に自身の首輪へしなやかな指を引っ掛け、仕返しとばかり告げられた従属の音に芯まで走る動揺が己の胸に強く高い拍動を呼んで。…まさか、真意に勘付いた上で煽っているという訳では無いのだろうけれど。故意ではないにしろ、至極危うい誘惑に怯んだように視線を泳がせた後、未だ動揺の色濃い了承と共にそっと伸ばした手の平で彼の頬を撫でるように包み。一方でじぃと仮面越しのアメジストを仄かな熱を絡め見詰めては、ふと甘やかに、緩く蜂蜜を溶かすように相好を崩すと、徐に柔いものを触れ合わせ――そして、数十分後。ニューヨークでも開催されているというパレードほど大規模ではないものの、幅の広い道路を奇々怪々なイルミネーションで彩り練り歩く異形達の姿は正に圧巻の一言。どうやら幾らか出店も出ているようで、自由参加らしい中央パレードから外れる見物客すらもその多くが何かしらの怪異に扮し、飲食物片手に特別な今宵を謳歌しているようだ。即ちそれなりの人混みの中でのエスコートと相成った訳ではあるが、彼がすれ違う人間にぶつからぬよう片手を繋いだまま前方を歩く配慮はともかく、やたら惨憺たる異装者の方角へ向かいがちな足には問題意識を持てず、布下の表情をゾクゾクと輝かせては迷いなくそちらへ直進しようと。)

…わぁ、すごいね…! 俺ここまで本格的な仮装は初めて見たよ。ほら見て、パレードの…あの人なんて、本当に口が裂けているみたいだ…っ! あ、あっちもすごいよッ! あの絶妙な血色や内蔵の表現はどうやって作ったんだろう…?

 

  • No.414 by Leone Celadon  2020-02-12 18:47:52 


>Noah(Event Ver.)

そ、そうだね。うん、凄いね。本当に……実によく再現されてると思うよ。…ノアは、やっぱりああいうのがいいの? 何と言うか、その……、…――…いや、何でもない。でも本当に、みんな楽しそうだ

(――身の程知らずな口が大人しくなってからどれくらい経ったのだろう。生意気な獣へ施された躾けが未だ柔く脳裏に焼き付いては、夏の思い出を彷彿とさせるその背中を追いつつも向き合うこともできず、未だ火照り染まる顔を繋がれた手へと落とし。妖艶な灯火に感化されてか仮面の奥を覗かれた刹那、息をするのも忘れてしまう程に魅入られた彼に抗えるわけもなく、交わされた主従の契りに心の臓がざわつくばかりで。その主の視線も揚々と集う怪異の群衆に奪われれば、何とも言えない焦慮に駆られるも、何処か呪いと重なる彼等の風貌に近しいものを覚えて。――羨ましい。行き交う彼等は自らの意思で自由な羽を広げ曝け出し、殻に籠らずに心から呪いを纏い扮していることが、愚者のそれとは決定的な何かが違うと捉えてしまうからだろうか。けれどその羨望も生々しく演出された装いに己にも伝播するような痛みに襲われ、彼等に意識を向ける度に引く血の気に身を竦めては、主の感性を刺激する彼等を凝視することは叶わず。内に湧き出す怪異な旋律に困惑の色を仮面の下に浮かべては、偽りの笑みを繕いながら仄かな香りを漂わす飲食の出店を指し、次第に歩みを止めれば彼等への接触を拒んで。)

きっと今宵は無礼講だから、今のキミなら教えてくれるんじゃない? 僕は…ちょっとこの辺りを見てくるとするよ。そろそろ少し小腹も空きそうだし。大丈夫、そう遠くには行かないから。…楽しんでおいで。


  • No.415 by Leone Celadon  2020-02-14 00:12:20 

>Noah (Valentine)

(まだ灯りの残る夜の街に日付を知らせる鐘が鳴り響くと同時、部屋のドアの隙間に手紙が挟まれて。急ぎその扉を開こうとも部屋の前には既に誰の姿もなく、部屋の前には小さな紫の小包と一輪の花が添えられており――。)

『去年は美味しいチョコレートをありがとう。
今年は趣向を凝らして手紙を送ることにしてみたよ。
同じ屋根の下に居るというのに、手紙を送るのはなんだか不思議だね。
でもまあ、たまにはこういうのも面白いだろ?

キミには感謝しかない。感謝してもしきれない。
キミが居たからこそ、今、僕がこうしてここに居られるんだと思う。

だから今年は、僕がキミに甘いお菓子を送る番だ。
きっとコーヒーにもこの生チョコなら合うんじゃないかな。
穢れのない白きマーガレットもキミに。

気に入ってくれたら嬉しい。』


(/お忙しい時に連投してしまい大変申し訳ありません…。
ハロウィンのイベント中ではありますが、今年もバレンタインの時期もやってまいりましたので、『手紙』という形で綴らせていただきました。当方でもさらりと書けるもの…と考えた末、このような形に落ち着きました。遅筆なばかりにいつもご迷惑ばかりお掛けして申し訳ありません。こちらへの返信の有無等はお好きなように。
まだまだ寒い日が続いておりますが、どうかお体にご自愛くださいませ。それでは、失礼しました。※こちら返信不要です。)

  • No.416 by Noah MacNeil  2020-02-15 22:32:23 


>Leone(Event Ver.)

あっ…ご、ごめん! つい夢中になって…。ち、違うんだあの、たまたまああいう仮装が目に付いただけで、俺は別にそういうのじゃ……え、と。っ…――お、俺の好みも趣味もレオーネが一番だからッ!

(――しまった、と己の不手際に気が付いたのは背後で止まる足を不思議げに振り返り、繕われた仮面の笑みに先刻止められた音を符号付けた後。手掛けた絵画やこれまでの交流の端々から己の趣味は少なからず露呈している事とはいえ、想い人に悪印象を抱かれたくないという恐れが思考を負極へ傾かせ。慌てたように切れ切れの言葉を紡ぐ内、脳を急速に巡る思考は例の如く斜め上の方向へ乱れ、更なる加速を呼んでいく。明らかにそういった文脈ではなかった筈だが、いよいよ繋がる手にもう一方をも強く重ねては焦る余り盛大に声量すら誤り、図らずも公開告白と相成った弁明は当然のように衆目を集め。はたと憂慮に呑まれた意識が帰還を果たすと、俄に上昇し始めた体温が首筋まで一挙に赤を刷き、注目に耐えかね泳ぐ視線を地へと落として。兎にも角にも顔は背けたままに繋ぐ手を引けば、彼を己の背後に回し集う視線や話し声から匿いつつ、人混みを割りパレードの中でも比較的人の少ない場へ移ろうと。)

っは、端っこの方、行こうか。ベンチにでも座って、ゆっくり出店のお菓子とか、飲み物でも飲もう、…ね? ……、ちゃんとエスコートするっていう約束なんだから、君を放って他の人に現を抜かしたりなんてしないよ。


>Leone (Valentine)

(うろちょろと、音を立てぬよう細心の注意を払いつつ彼の部屋の前を彷徨い始めてから幾分が経過しただろうか。何度書き直そうと出来の悪い代物にしかならないそれを両の手で握っては思わず渋面を作り。最後に数度周囲を確認すると、僅かな間の後ドアの隙間からえいやと手中の物を差し入れて。)

『昨日はすごく素敵なプレゼントをありがとう。
まさか、先に君の方からチョコをもらえるだなんて思いもしなかったからびっくりしたよ。
…君は本当に、可愛らしい事をするひとだね。

せっかくだから俺もペンを取ってはみたけど…ひどい悪筆でごめんね。出来るだけ丁寧に書くよう心掛けても、まあ、こういう感じで……。
これなら慌てたりどもったりしない分少しは上手く話せるかとも思ったのに、やっぱり俺は何をやっても人並みには出来ない。
君相手だと、特に。

実際に君が目の前に立っていなくても、こうして君のくれた言葉や贈り物を目でなぞっているだけで、手紙越しに君とお話している今も、日常で君の欠片に触れる時はいつも。
心臓がきゅうと締まって、じわじわ熱が上がって、地面から体がふわふわ浮かび上がっていくようで、どうしたらいいのかまったく分からなくなる。

…あれ、何が言いたかったんだっけ?
ごめん、別に文句を言いたかったわけじゃなくて。俺も君に、何かスマートに普段のお礼や気持ちを伝えたかったのに。
…これ以上長く続けてもまた横道にそれてしまいそうだから、続きはまた ほわいとでーに。
それまでには、もう少し上手に文を綴れるよう練習しておくね。

心のこもったバレンタインを本当にありがとう、レオーネ。君と出会えたことが、俺の人生で一番幸せなことだよ。』


(/当方の第一優先は貴方様なので何も問題はありません大丈夫です…!! …とまで言ってしまうとさすがに大袈裟ではありますが 笑、よもやチョコレートをいただけようとは…こちらこそご多忙中に配慮まで頂き本当に本当にありがとうございます。こちらからまたバレンタインロルを練るとかえってご迷惑になりはしないかと迷っていた所でしたので大変に驚きました、良いですね手紙システム…。嬉しさのあまり本編は何とか今まで通り短く纏められたものの、今度はバレンタインのお返しの文量がやたら冗長となってしまっておりますが、こちらはもう返信は大丈夫ですので。素敵なバレンタインを誠にありがとうございました…!※こちら返信不要です。)

 

  • No.417 by Leone Celadon  2020-03-03 00:47:03 


>Noah(Event Ver.)

……、すまない。どうやら今日の僕は、何かおかしいらしい。こんなの…全然、“レオーネ”じゃないのに。――嫉妬、してしまったんだ。羨ましくて……キミの視線も、興味も、奪ってしまう…彼等が。頭では…わかって、いたはずなんだ。そうじゃないってことも、キミの気持ちも…。でも、自分でもわからないけど…怖く、なった…、……彼等が、急に、眩しくて。輝いていたから。

(___。萎縮した身も心も飛び跳ねさせる彼の一声に、感謝でも謝意でもない何にも代えがたい情が沸々と溢れ、見開いた瞳から一筋の雫が静かに頬を伝い。“ありがとう、ごめんね”。掛けるべき単純な言葉も数多の観衆の眼も忘れ、ただただ目の前のその背中を追っていれば開けた道の端まで辿り着くも、何処か不安気に顔を伏せながら遠慮がちに裾を引いて。ぽつぽつと小さく紡ぐ言葉には“仮面の”面影も空しく、時折小刻みに震える音を制御することもできずに、飾り気の無いまま底に蔓延る憂苦を吐き出し。見て見ぬふりをし続けた薄汚い我欲の塊は、零れ落ちた涙の訳すら呑み込む悚然とした困惑を招き、奥へと繋がる扉の鍵を外し臆病者の声を並び立てるのみ。形にさえすれど描いた脚本を狂わす胸の内ばかりに素直になれず、嘆息交じりに詰まる息を入れ替え乱れた体を正せば、ぎこちなさが残りつつも視線を上げ白い歯を見せて。)

本当に……、どうかしてるよ。折角の、お祭りなのに……。ごめんね。もう、大丈夫。――……だけど、次浮気したら…主の手くらいは噛む、かも。あんなこと言ったんなら、それくらいは…ね?


  • No.418 by Noah MacNeil  2020-03-09 22:00:15 


>Leone(Event Ver.)

っ、あ、う……うん! 大丈夫、俺は、…おれ、は…――本当に、君のことしか…。

(つい先刻己の犯した愚行といい去り際に頬を滑った雫といい、不穏に軋み鳴り止まぬ鼓動と思考は不意に引かれた裾に悪い予感以外の何者をも見い出せず。ほんのささやかな刺激にすら反射的にぎくりと身を強ばらせ相対を躊躇したものの、背後にて零れ落ちる謝罪がまるで嗚咽を堪えたようなものに聞こえては弾かれたようにその身を反し。――今、なんと言った? 想定を大きく外す所ではない、正に驚天動地の単語に目を見開き、今にも新たな雫を産んでしまいそうな仮面の顔貌を息を詰めて見つめ。訥々と形の良い唇から紡がれる消え入るような言の葉達を一つ一つ丁寧に拾い上げたいのに、先刻とは種の異なる心臓の音がやけにどくどくと五月蝿く思考を掻き乱して仕方がない。…それは自分だけの欲だと思っていた。日頃彼と他者とのたわいない親交の一片を目にする度、己が一体どれほどの欲を腹底に蠢かせてきたか。あの日、彼を幽閉した部屋へ山積する絵画に、新たに筆で嬲り殺したキャンバスに、どんな彩が塗られていたかなんて――。ふと、俯く顔が持ち上がり拙い微笑が花開くのを合図に、はっと半ば停止していた心身がその本来の機能を取り戻し、揺れる瞳の焦点を彼へと合わせ。普段なら頬を赤らめるような戯言の応酬にもつい堪えきれぬ感情が口端から零れかけ、言い淀みくしゃり歪んでしまった表情を頭部のボロ布で覆い隠し。それでも繋いだままの一方の手は未だ固く離すことなく、今にも全身の血液が沸騰するような激情を布下で堪えつつ、もごもごと例の如く全くもって要領を得ぬ口述の元、これから強行するであろう何事かの言い訳を先んじて述べ始めて。)

……、あの…あの、レオーネ。ごめん、ルールというか、マナー違反だとは思うんだけど……待つとも言ったばかりではあるんだけれど…。でも今日はハロウィンだし、一応デート、だし、エスコートってあの、少しくらいそういう事をしても良いってどこかで……聞いたような気もする、し。――…さっき、“黙って奪っておくべきだった”って、後悔したばかりだし。


(/うっ、すみません例の如く文字数を超過しておりますが、本当にあまり気にせず短めにさらっと返して頂いても大丈夫ですので……。

イベントの件ですが、そろそろキリが良いのかな?と思い始めたもので少々ご意見を伺いたく参上致しました。こちらとしましてはお陰様でやりたい事はほぼほぼ達成出来、非常に満悦しております。ただ、折角お出かけという要望を出して頂いたにも関わらず、あまり買い物等もしていない為もう少し続けても良いのかなとも思い悩んでいる次第でして…。当方としてはこれから息子様と楽しく食べ歩きでも、本編に戻るでもどちらでも構いませんが、如何いたしますか? もしまだイベントで何かやり残した事があるようでしたら喜んでお付き合いさせていただきます!)

 

  • No.419 by Noah MacNeil  2020-03-14 00:23:57 


>Leone(White Day)

(平時であればそろそろ玄関の扉が開く頃、そう間を置かず足の向くだろう彼の部屋のドアノブにはささやかな紙袋が下げられて。中身は少々不器用な包装の施された青箱と、優しい芳香が香る紫の花束に手紙が一通。封を切れば相変わらず相当に奇怪な癖字が踊っているものの、一月に渡る練習の賜物か、多少なりとも読了は容易いものとなっているだろうか。)

『 ハッピーホワイトデー、レオーネ。

今年もまた君とこの日を迎えられて嬉しいな。
嬉しさでうっかり死んでしまいそうなくらい、嬉しい。

今回の贈りものはバニラクッキーと、君みたいに愛らしいライラックの花だよ。
クッキーは少し形がくずれてしまったけど、食べる分にはたぶん問題はないと…思う。
もちろん、おかしな呪いの品だとか髪の毛だとか血液なんてものも全く入っていないよ。本当だよ。本当なんだよ。

……でも、たくさんたくさん君への感謝と愛情は込めたから、おいしく食べてもらえたら嬉しいな。

いつも本当にありがとう、レオーネ。
こんな俺を傍にいさせてくれて、仲良くしてくれて、…信じてくれて。
君が居てくれたから、俺も前を向こうと思えたんだ。
本当に本当に、ありがとう。

今もこれからもずっと、君のことを誰より想っているよ。』


(/いつもお世話になっております。お約束させていただいたホワイトデーのロルを送らせて頂きました。愚息はなんやかんやとのたまってはおりますが、手作りのクッキーには案の定ライラックの小さな花弁が一枚だけ混入していたりします。…おまじないにしても少し用途が違うような気がしなくもないですが、笑。
先のバレンタインではつい喜々と返事をしてしまっておりますが、大変なようであればこちらも返信はスルーして頂いて本当に大丈夫ですので!最近世間は何かと感染病で騒がしいですが、背後様もどうか病には気を付けてご自愛くださいね。※こちら返信不要です。)

 

  • No.420 by Leone Celadon  2020-03-22 01:12:06 

>Noah(Event Ver.)

っはは、キミって人は…本当に、素直というか、律儀というか…ノアらしいよ。――ただ、そう言われてもちょっと困るかな。キミの悪戯はもう叶えてしまったからね。だからさ……

(毅然とした仮面の裏に築かれた脆く横柄な醜態を暴露すれば、期待に反する言動へ幻滅すら覚悟していたというのに、腫物を触るどころか熱情をも籠らせた要望に思わず吹き出してしまい。先までの痞えが嘘のように通る音色に陰りは無く、与えられた安堵を噛み締めながらただ臆病に縋った指をそっと離すと、はにかみ染まる顔に和らいだ笑みを浮かべるもののその首は縦には振らず。…ああ、彼という人はそういう存在だった。何を戸惑い見失っていたのか、本当に馬鹿で弱いままだ。けれど、今日だけは…己の立場を利用しても罰は当たらないのかもしれない。何故なら今夜は…罪深い愚者を照らす月が、こんなにも綺麗なのだから――。欲張りな決まり文句を吐きつつ奥に隠れた耳元まで擦り寄り、捕らえた獲物へとわざとらしく甘く喉を鳴らしては、甘美に熟れた柔らかな菓子を覆う布へと手を掛けて。――闇夜を駆ける使い魔に扮した獣が欲する、我儘で甘い悪戯を満たすように。)

Trick and Treat. 今度は、僕の番でしょ? ほら、隠さないで…はやくちょーだい。甘くて特別な、僕だけのお菓子。――…早くしないと、先に食べちゃうよ?


(/当方が言える立場ではないのですが、文字数などはどうかお気になさらずに。寧ろ貴方様の技量にはいつも感服するばかりで、逆にこちらが安定してお返しできずに申し訳ありません……。

たしかにキリの良い所まで来ましたし、本編に戻るのも良いかもしれませんね。提案させていただいた「お出かけ」はあくまで室外での絡みへのきっかけにでもなればと挙げたさせていただいただけですので、あまりお気になさらずに。デートの行方は夜の街に消えてのご想像にお任せも、また一興かと…!笑
お陰様でこちらもやりたい事は大方達成できまして、息子様とのハロウィンを大変楽しませていただきました。イベントへのお誘いも本当にありがとうございます!
判断を委ねてしまうようで恐縮ですが、お好きなように解釈して頂ければ幸いです。)



>Noah(White Day)

(ある紙袋が姿を消してから再びそれが現れたのは、週を跨ぎ皆が寝静まったであろう真夜中。元の送り人の扉の前へと静かに佇むその中身は、丁寧に包装し直された空の青箱とメッセージカードが共に添えられており。差出人の名は無いものの、書き記された字は覚えのあるもので――。)


『 ノア、この間はありがとう。
まさかキミの手作りを味わえるなんて…どうやら僕は幸せ者らしい。

折角だから全部食べてから返事を書こうと思っていたんだけど、
なんだか一度に食べてしまうのがもったいなくてね。
毎日少しずつ食べていたら…こんな日になってしまったよ。

心配かけてしまったかな。ごめんね?
だけど、キミの事を想わなかった日は一度たりともなかった。

離れていても、いつも支えてくれるキミには感謝しかない。
ありがとう。この言葉でさえ、足りないくらいに。

おいしかったよ。
可愛い隠し味もごちそうさま。

今度は一緒に、特別な日を過ごせると良いね』


(/いつもお世話になっております。大変遅くなりましたが、準備ができましたのでお返しを綴らせていただきました。息子様の健気な姿勢もちょっと抜けてしまったところも何とも可愛らしい…!

話題の感染症は連日ニュースに出てこない日が無い程騒ぎになってしまっていますね。何気に愚息の故郷でも大流行してしまっているようで、他人事とは思えずに毎日ひやひやしております。一日も早い収束を祈るばかりです。ちなみに当方は件の予防だけでなく、花粉症対策としてもマスクが手放せません。笑。蓄えはあるのですが…は、早くマスクも店に並びますように…。※こちら返信不要です。

  • No.421 by Noah MacNeil  2020-03-29 22:24:16 


>Leone(Event Ver.)

そ、そうだよね。良く…ないよね。…でも、でも…ッもう、俺……――わ、わわッ!? な、ななな、なっなに…!?

(纏うぼろ布により碌に視界は効かぬものの、やはり色良い返事は望めない様子にしゅんと布下の影を色濃くし。しかし、一度火のついた熱情は消沈の兆しを見せることなく、終いにはほんの少しだけと火力を増し無理にでも手中へ収めようとした矢先。主の寝首をかかんとする獣の奇襲が一手早く、あまりに脆い布の防御壁を突破せんとする白魚の手と過度に接近した面貌に用意した攻め手は完全に砕かれ、ただあわあわと揺れる視線と逸る鼓動が稚拙な防衛戦を繰り広げて。ええと、だの、あの、だのと、一向に後に続く様子のない接続詞をしばし茹だる顔で口ごもらせていたが、やがて『 は、』ともはや声にもならぬ吐息を漏らせば、己のぼろへと彼の身を性急に引きずり込んで。所詮は薄布一枚の隔たり、月明かりと街灯の入り混じる淡い煌めきが布越しに薄らと透き通り、おおよそ密閉空間には程遠いとはいえど、構築した互いだけの世界を前に周囲の喧騒が遠のくような錯覚に囚われ。薄い硝子に触れるように慎重に、嵌められた黒き枷を確かめるように首元の薄い皮膚を指先でそっとなぞると、そのまま緩やかな所作でもって上の仮面を外し、天上の月などよりも遥かに冴えた壮烈な色彩が己が脳髄を焼き切って。間近に視線を結び囁くが早いか奪うが早いか、触れた唇の隙間に舌先を割り入れては、濡れた咥内を余す所なく貪り始め。)

おくち、あけて。……、俺のねこさん。


(/すみません、息子様の“ごめんね?”やら“ちょーだい”やらのとてつもない破壊力にやられ一週間ほど気絶しておりました…お待たせしました…。冗談はさておき寛容なお言葉をありがとうございます、こちらこそ最近私生活が忙しなく不安定なレスペとなってしまっているので、そちらもどうかお気になさらずに。そろそろ貴方様とここでお会いして二年が経ちますが、当方には勿体ない程素敵な方と長く縁を繋げられ、本当に日々感謝と尊敬の念に絶えません。未だ不肖の身ではございますが、どうか三年目もよろしくお願いいたします!

イベントの件も承知致しました。すみません、最初から一度布に引きずり込もうと目論んでいたもので少々やらかしておりますが、その後はロマンチックなご提案通り夜の街に消えるなりで〆といたしましょうか。こちらこそ、長くイベントにお付き合いいただきましてありがとうございました…!

ひええ、イタリアでも大流行ですか!こちらも結構な田舎住まいではありますがさすがにマスクは毎日品切れなようで…、どこも同じですね、笑。花粉症もとはなんと大変な…何かと不安の多い時節となりましたが、本当にお身体にはお気をつけ下さいませ…!※こちら返信ご自由に。)
 

  • No.422 by Leone Celadon  2020-04-15 19:32:30 


>Noah(Event Ver.)

――っん、……、…んぅっ……、んんッ………~~~~~っ

(――え…今、何が、起こった…? 彼の領域へと強引に引きずり込まれたのも束の間、迷いなく一筋になぞられたひやりとした指先に身を震わせ瞑ったが最後、瞼を開けた頃には既に愚者を匿う檻は遠ざけられており。ただただ目の前に映る世界に魅入られ眺めていれば、忍び寄る魔の手がその隙を逃さまいと獲物へと狙いを定めその侵入を容易く許してしまい、柔く重なる甘味に絶え間なく咥内を貪られ。弄した策をも呑みこむ思惑の下では平静を失った理性を立て直すこともできず、悪戯という名の建前を隠れ蓑にして押し殺してきた何かが、彼の手に奪われた仮面のように剥がされていきそうで。初めこそは周囲の気配に気を取られつつも己の意思に反して動く舌が濡らされる度、喉の奥から吐息に紛れてくぐもった声が漏れ出し、艶やかに熟れた果実の如く恍惚と蕩けた上気は耳をも染め。濃密に注がれ交わり続ける欲に骨の髄まで抜かれ、熱に当てられ焦点が合わない瞳に潤んだ光が宿ると、もはや己の身すら支える力もままならなくなればそのまま凭れかかり。やがて永久に続くかと思えた互いの唇が離れれば、弱々しく彼の胸に顔を埋め平穏を齎すであろう心音を得ようとするも、バクバクと鳴りやまない自身の荒れた鼓動ばかりが響き。碌に機能しない回路では狼狽を隠すこともできず、口元を手で覆い隠すが為に触れる肌の感触ですら、乱れた息が持つ熱に先の余韻を助長される始末。預けた身を絆し包み込まんとする情愛な温もりへ、言いたい文句は山ほどあったというのに、唯一音として出てきたのは小さな鳴き声だけ。――もし、この獣の姿が仮初のものではなかったとすれば、喉奥に溜まるこの熱は他の音すら鳴らしてしまっていたのだろうか。淡く穏やかな月明かりが雲に隠れるのと同時、今宵に相応しい合言葉がまた何処からか聞こえてくる。主従の悪戯で得たあのお菓子は、とても甘くて特別な味がした。)

――………にゃぁ。


(/た、大変お待たせいたしました。いつもいつも寛容なお心遣い痛み入ります。時の流れは速いもので、もうそんなにも長い月日が経っていたのですね。こちらこそ、貴方様と出会えた良縁に感謝しない日はありません。幾度となく不定期なレスぺをしてしまい、いつ切られてもおかしくないにもかかわらず、そのようなお言葉を頂けるとは……。本当に当方には勿体ない程で、素敵な時間をありがとうございます! あ、あれ? 眼から鼻水が……笑

拙いもので申し訳ありませんが、これにてハロウィンイベントを〆させていただきますね。ま、まさかイベントの当初から出せたらいいなあと思っていた“にゃあ”まで回収できるとは…ありがとうございます! もう思い残すことはありません…。その後の行く末はご想像にお任せいたします。

さて、一旦イベントの方は区切りがつきましたが今後はいかがいたしましょうか? 当方は息子様と紡げるのであれば何でも大歓迎ですので、中断していた>404から再開するでも他の展開でも、どうかお気になさらずにお好きな方をお選びいただければと思います。ご相談のみでも大歓迎ですので、お返事を頂ければ幸いです。※こちら返信ご自由に。)


  • No.423 by Noah MacNeil  2020-04-21 21:43:38 


>Leone

レオーネ…! ッ…、本当に、ごめんね。君をそんな風に傷付けるつもりなんて……――爺様?

(“全てを”、あまりに軽々しく告げられた音に、一拍遅れた心臓が大きく揺らぐ。今すぐにでも復唱し問い質し確証をと、逸る衝動をなけなしの理性が辛うじて胸の奥深くに封じ得たのは、きっと双方にとって幸運だったろう。…欲深な自分が望むものを、彼が本当に差し出せる筈もない。あまりに優しく深き受容の海に溺れて、図々しく身丈に合わぬ物を求め続けるべきではないと、多少冷えた思考はそう論を結び、腹を空かせた内なる獣を宥めて。一方、よもや一筋の雫を契機に彼が膝からくずおれるなどという光景までは思い及ばず、おろおろと狼狽を顕に己も追って片膝をつくも、面を覆う手指の隙間から予想外の言葉が溢れるや思わず疑問符が口を突き。…先刻、もしも首尾良く彼を自室へ連れ込めたなら、多少強引にでもその身を封じ選択を迫ろうと目論んでいた。――即ち、手紙か、己か。その場を逃れる為の虚言でも構わない。本気で手紙を奪おうなどという心算すら持たずに、とにかく彼の口から望む言葉を引きずり出しさえすれば、この獣も収まるだろうか、と。しかし、何かと女性受けの良い彼のこと、当然のように拙い弥縫策の裏に描く像は余程親交深い女性ファンか友人の姿だったのは言うまでもなく。…まぁ、とはいえ己には向けなかった執着の先が一体何者の姿であるかなど、さして大きな違いもないが。じくり。先刻振り払ったにも関わらず、相も変わらぬ胸奥が膿むような錯覚につい落としてしまった言の葉から目を逸らしては、そのまま階上へ向けた視線に伴うように腰を上げ、特に静止がかからないようなら多少慌ただしげに廊下へと足を向けるだろうか。)

そう…だったんだ。……、その人が君の“一番”? …ッ、あ、いや、ええと――少し待っていて。その手紙、すぐに取って来るから…!


(/お返事ありがとうございます!こちらこそ、繰り返しにはなりますがこれほど拙い技量にも関わらず、何年もお付き合いいただけて本当に感無量で…。余程私生活に変化がない限り、此方からは今後も打ち切ることはまずないかと思われますので、今後も無理のないペースでご返信くださいませ!

じ、実は当方も全く同様の事を当初から息子様に望んでいた一方、そこに至る筋道があまり浮かばなかったもので今の今まで綺麗さっぱり忘れ去っていたのですが……あの最高です…スクショ保存しました…。恐らく愚息の方も魅力にやられていそうなので、その後帰りがけに首輪を外す外さないで三悶着程度はしていそうですね。笑

息子様とやりたい展開案は正直相当数ある所ではありますが、今回は一先ずずっと気になっていた>404の続きから始めさせて頂きますね。たしか展開的には仲直りをといった話をしていたような記憶がありますが、一応愚息なりに既に自省と決着が内心でついている+後のハロウィンでも息子様のお陰で諸々心境の変化がありましたので、今回はそう気負わず回して頂ければ良いような気もしております。と、と言いますか事が事だけに愚息はそのまま反省させておくべきだと思わなくもないような…、笑。どちらにせよ、貴方様のお好きなように回していただければ幸いです。文字数の方もどうかお好みの文量でお返しいただければ。※こちら返信ご自由に。)

  • No.424 by Leone Celadon  2020-05-03 13:29:10 


>Noah

、っ………――そんなの…わからないよ。

(人前には出せない仮面の下を伝う雫を拭いつつ、疲弊した回路へと十分な酸素を送り糸の切れた平静を紡ぎ直していれば、傍らで投げられた予期せぬ問いに拭う手が止まり。“彼”だとでも告げてしまえば期待の一片への繋ぎとしての役目を果たせたはずなのに、自ら課した枷が求められた回答を選択するのを阻むばかりで、眉間に胸騒ぎめいた黒い影が漂うと沈黙が続き。不鮮明なまま濁すことも躊躇われ逡巡していれば、急ぎ部屋とへ戻るべく立ち上がる彼の背に手を伸ばすも、追うよりも早く遠ざかって行く姿には届くわけもなく虚しく空を掻いて。一人取り残された部屋で時を刻む音だけが静寂を破り、資格を持たない愚者を覆う仮面をそっと外すと、ただただ呆然と虚空を眺め件の問いへ自問自答を繰り返す。…己にとっての一番、改めて考えたことがあっただろうか。憧れであり大切な人から贈られる言葉は何にも代えがたく、それが支えであり救いにもなり得る。だからあれだけ祖父の言葉をずっと待ち焦がれて、もう直に手に入るというのに何処か喜べない。あんな顔を彼にさせてしまったからか、懲りずに逃げてしまったからか。彼にとってあれは紙切れでしかないというのに、どうして彼はあんな嘘を吐く必要があったのか。何かを試されていたのであるならば、きっとそれには応えられなかったのだろう。だって、届いた手紙にはきっと――煮え切らない天秤が揺れ動きながらソファへと腰掛け、故郷から綴られた便りに思いを馳せ腹の底で蠢く欲に考えあぐねていれば、やがて階段を降りる音が近づくと銀の装飾を机へと置き。その主を確りと見据え視線が交わるとへにゃりと相好を崩し、口ぶりこそは柔く向けられるも輝く瞳は手元ばかりに行き、謝意もそこそこに手の平を差し出し持ってきたであろう無名の手紙を求めて。)

おかえり。わざわざ取りに行かせてしまって、ごめんね。――で、早速で悪いのだけれど…見せてもらえる?


(/早いものでもう5月になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。全国的に真夏日を記録するような暑さではありますが、GWとはいえなかなか外出が出来ない日が続いてますので、どうかお体ご自愛下さいませ。
ハロウィンイベントでは大変お世話になりました!最後の最後に回収できて感無量でございます。まさかスクショまで撮られてしまうとは…は、恥ずかしい。笑。当人たちはそれどころじゃないでしょうが、何とも微笑ましいものです。

さて、本編についても承知しました。再開して早々ではありますが、手紙の送り主も明かし終盤に差し掛かっていたような気もしますので、現在のお話に一区切りつきましたら、是非とも貴方様が思い描いている展開を綴らせていただきたく…!もし、ご相談等あればお気軽にお申し付けていただければと思いますので、ご検討いただければ幸いです。※こちら返信ご自由に。)


  • No.425 by Noah MacNeil  2020-05-10 15:29:53 


>Leone

――ぁ、……? …ッう、ううんっ! だ、大丈夫だよ。これく、くら…い…。……この手紙、だよね。

(ひゅっ、と喉が音を立て、手紙を手にリビングへ踏み入れようとした身がぎしりと強ばる。フード下の瞳と確り合致してしまったそれは、胸中に沈めた筈の獣を呼び起こし、体内に熱を帯びた疼痛がじわりと広がって。初期より直視に耐えるようになったとはいえど、この空腹にも似た飢えの下、思わぬ魔性のヴァイオレットとの邂逅は急速な喉の乾きをもたらし。瞬く間に脳へ満ちる混乱がきょどきょどと常以上に言葉を濁らせ、向かう足取りも不安定な惑いを孕むものと成り果てる始末。…これは、駄目だ。いくら己といえど、これが余りに過ぎた欲であると把握がない訳では無い。たかが一年にも満たぬ歳月を重ねたに過ぎない己如きが、どうして彼の郷里の家族よりも高い位置に腰を据えられるものか。けれど、向けられた融けるような微笑みが、あの何より焦がれてやまぬアメジストが、眼前の自身よりも手中の紙切れにその焦点を合わせている事がどうにも耐え難く、…妙に、腹が空いて。目深に被る布により、少し首の角度を落とせば忽ち落ちる影に真意を忍ばせ、やおら差し出された手の上に重ねられたものは空の指先で。決して視線を交わさぬまま淡々と言葉を投げる一方、互いの手の甲を上に指を浅く深く絡み交じ合わせてと、まるでたわいない児戯のような、あるいは捕食者が獲物を弄ぶかのような仕草を幾度か繰り返した後、唐突にその手を引き――左薬指の根本にカリと軽く歯を立てては、思慮の読めぬ黒曜を上目に意地の悪い問い掛けを。)

…ごめん、レオーネ。その前に、さっきの…“俺の望むこと全てを”って、話だけれど。どれくらいまで、許してくれるつもりなの? ――本当に、全部?


(/“一応愚息の中でもう決着はついている!気軽に返してやってください!”などとほざいておきながら即面倒な返しとなり申し訳ない…。お、恐らくそこまで揉めないかとは思いますので、ご自由に返信いただければ…!

なんと有り難いお言葉を毎度本当にありがとうございます…! 早速かなりベタな話で恐縮なのですが、ひとまずは息子様とお出かけ中にでも酷い雷雨に見舞われ、少々夜が遅いこともあり近場のカップル向けモーテルで一泊することに…といった定番のシチュエーションを一度やってみたいかなぁと。約束の履行前ですので一線までは越えず、ひとしきりわたわたした後に最後は仲良く添い寝でも、ととりあえず今時点ではぼんやり考えておりますが、如何でしょうか? 他にも諸々浮かんではいるものの如何せん発想力が乏しく、頭の悪そうな小ネタかテンプレ展開ばかりでして…;もし何か他にご希望の展開等ありましたら、また喜んでお付き合いさせていただきたく思いますので、いつでも仰っていただければ幸いです!)
 
 

  • No.426 by Noah MacNeil  2020-06-09 09:46:52 


>Leone

…レオーネ、大丈夫?( 壁際からこそりと )っあぁえっと、違うんだ、急がなくてもいいんだよ…! 君もきっと忙しいんだろうから、無理はしなくてもいいんだ。でも、やっぱり心配だから少しだけ声を聞かせてくれたら嬉しい、かな。…ごめんね。( 申し訳なさげに眉垂らし )

  

  • No.427 by Leone Celadon  2020-06-17 08:29:09 

>Noah

……あぁ、ノア。僕なら、大丈夫。(不自然な笑みを作り)
…いや、キミに嘘を言っても仕方がない、よね。会いたくても会いに行けなくて、本当に、なんと言えばいいのやら…。でも、キミが謝る必要はないんだ。それだけは本当なんだ。こんな僕を心配してくれてありがとう、ごめんね。(顔を伏せ謝意を示し)


(/ほんっっっっとうに、申し訳ございません。言い訳がましいとは重々承知しておりますが、ここ最近激務に追われたり暑さに背後がやられたりと筆を取る余裕もなく、気がつけば一報も入れずに1ヶ月以上も経っておりました……誠に申し訳ございません。週末が来る度に今日こそは…!と意気込んではいるのですが、睡眠負債の返済に追われる日々で…なかなか思うようにはいかず、これほどまでに自分の未熟さを呪ったことはございません。確約できないのが心苦しいのですが、21日までには形にしたいとは思っております。ひとまず、生存確認だけでの報告失礼しました。※こちら返信ご自由に。)

  • No.428 by Noah MacNeil  2020-06-18 15:34:08 


>Leone

……君が黙っていなくなっちゃうとも思えないから、何かあったんだろうなってすごく心配していたけれど…大変だったんだね。( 少し項垂れてしまった頭に手をやり / なで )ううん、レオーネは“こんな”なんかじゃないよ。俺に会いたいって君が思ってくれているだけで本当に嬉しいんだ。それに、こうして君のことを待つのは…待ち続けるのを、許してくれるのは。――そう苦痛でもないから。無理はしないで、また俺に会いに来てね。( ほんのりと甘やかに微笑み / なでなで… )
   

(/お相手様ー!! 大変ご多忙の中、当方のためにお時間を割いていただきましてありがとうございます。しかし、ご事情は承知いたしましたので、またごゆっくり執筆いただければ大丈夫ですよ! 当方の方も先三ヶ月程度は今よりも更に忙しなくなりそうな気配がしており、返事に時間を要する可能性がありますので…;さすがに返答が数ヶ月を超えるようならまた短めに生存確認を入れさせていただくこともあるやもしれませんが、基本的には大人しくお待ちさせていただきたく思います…!

あるいは小ネタの消費等も捗りそうですし、長ロルがご負担であればしばしの間、あるいは並行?で別室にて豆か短進行というのも面白いかなぁと今ふと思いました。とはいえこれは単なる思い付きですし、当然背後様のロルのお好みや私生活の状況次第となるお話ですので、もし気が乗らなかったり難しいようならばこちらへの返答は上記のロル諸共、気軽にお蹴りくださいませ!※こちら返信ご自由に。)
 
 

  • No.429 by Leone Celadon の背後  2020-07-08 12:40:32 



(/お待たせしてしまい、本当に申し訳ありません…。一先ず生存報告だけ失礼します。ブランクを感じながらも少しずつ書き溜めてはいるのですが、なかなか思うように筆が進まずorz

なんともありがたい申し出もありがとうございます。たしかに、リハビリも兼ねて豆や短進行で小ネタを挟むのも面白いかもしれませんね。もし別室にて行うのであればどのタイミングでやりましょうか?

今のが一区切りついてからか、それとも、並行でするか。当方はどちらでも大丈夫ではありますが、お相手様さえよろしければ、並行しながら愚息の感覚を取り戻したいなと。

ご都合の良い時にでもご検討いただければ幸いです。)

  • No.430 by Noah MacNeil の背後  2020-07-09 20:42:19 



(/ご快諾いただきありがとうございます…! それでは本編と並行しての進行とし、早速ですが( my sugary color )というトピを一対一に建てさせていただきましたので、ご移動の方お願いいたします。豆や短はほぼ経験がないため慣れるまでお見苦しいやもしれませんが、別室でもどうかよろしくお願いします。)

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