◆ 2018-04-03 00:00:02 |
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>Noah
えっ…――……っあ、そう…なんだ。いや、ないならいいんだ。ごめん、早とちりしたみたいで…、……。別に大した内容じゃないし。大丈夫だよ、ごめん…。変な事聞いたお詫びと言っては何だけど…あの贈り物は、お客さん達からの差し入れだと思うから、好きに食べて。
(先までの情愛に満ちた音色とは一転した彼からの返答に抱いた確信を覆されては、その言葉が持つ意味すらも呑みこむことができないまでの困惑に、唖然とし間の抜けた声のみが遅れて通り過ぎ。贈り物を届けに来た主は仕事場の関係者に違いないと、己宛てへの暗号のような独特の呼び出し方から相違ないのだろうが、その要件を取り違え舞い上がっていただったのかと目の前が暗くなる。――手紙は、なかった。どうして、返事がないだろう。ないなら何故わざわざ届けに、あるなら分かりやすい所に置くはず。約束していたのに、楽しみにしていたのに。まさか…何かがあったのか、それとも――。疑うことも知らずぐるぐると血の気が引くような憶測ばかりが飛び交う中、色を失いながらも可能性への誘いに我に返れば嘘で塗り固められた笑みを浮かべ。やはりと言うべきか、身勝手な振る舞いや己の欲望のみの不躾な質問に、気分を害し窺わずとも冷淡な態度から良い顔をされているわけもなく、彼の身を包む陰に隠された真実にひやりと嫌な汗が流れて。大人しく部屋の一角を占拠している山を引き取るのが筋なのだろうが、甘い匂いを漂わせた贈り物という名の期待の数々を受け取れそうになく視線を逸らし。張り裂けんばかりに締め付けられる胸を押さえ、詰まる息を吐きながら出てきたのは郷愁に駆られたものと、“ただいま”の一言も気遣う余裕も霞んでしまい。…少し、頭を冷やそう。手紙への高鳴りが遠のいて行けば、途端に襲い掛かる疲労の重荷を肌を湿らす汗と共に洗い流してしまおうと思い立ち、後ろめたさはあるものの倦怠感が勝り彼に着替えの手配を頼んで。)
…Mi sento solo.――シャワー、浴びてくる。……ノア、悪いんだけど着替えを取ってきてくれないか。何でもいいんだ、とりあえず着替えたい。適当に置いててくれればいいから…。
(/お、お待たせいたしました。お返しするのに1ヵ月もかかり、更には先に報告した日よりも遅くなってしまい大変申し訳ありませんでした…。昨夜には上げるつもりだったのですが…少々トラブルがありまして。予定よりお時間を頂いてしまいましたが、どうにか形にすることができましたので綴らせていただきます。今回もなかなか癖のあるお返しになってしまいましたが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。…毎度、似たような謝罪になってしまい本当に申し訳ありません。何かありましたら、お申し付け頂ければと思います。それでは、失礼します。※こちら返信不要です。)
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