◆ 2018-04-03 00:00:02 |
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>Noah
、っ………――そんなの…わからないよ。
(人前には出せない仮面の下を伝う雫を拭いつつ、疲弊した回路へと十分な酸素を送り糸の切れた平静を紡ぎ直していれば、傍らで投げられた予期せぬ問いに拭う手が止まり。“彼”だとでも告げてしまえば期待の一片への繋ぎとしての役目を果たせたはずなのに、自ら課した枷が求められた回答を選択するのを阻むばかりで、眉間に胸騒ぎめいた黒い影が漂うと沈黙が続き。不鮮明なまま濁すことも躊躇われ逡巡していれば、急ぎ部屋とへ戻るべく立ち上がる彼の背に手を伸ばすも、追うよりも早く遠ざかって行く姿には届くわけもなく虚しく空を掻いて。一人取り残された部屋で時を刻む音だけが静寂を破り、資格を持たない愚者を覆う仮面をそっと外すと、ただただ呆然と虚空を眺め件の問いへ自問自答を繰り返す。…己にとっての一番、改めて考えたことがあっただろうか。憧れであり大切な人から贈られる言葉は何にも代えがたく、それが支えであり救いにもなり得る。だからあれだけ祖父の言葉をずっと待ち焦がれて、もう直に手に入るというのに何処か喜べない。あんな顔を彼にさせてしまったからか、懲りずに逃げてしまったからか。彼にとってあれは紙切れでしかないというのに、どうして彼はあんな嘘を吐く必要があったのか。何かを試されていたのであるならば、きっとそれには応えられなかったのだろう。だって、届いた手紙にはきっと――煮え切らない天秤が揺れ動きながらソファへと腰掛け、故郷から綴られた便りに思いを馳せ腹の底で蠢く欲に考えあぐねていれば、やがて階段を降りる音が近づくと銀の装飾を机へと置き。その主を確りと見据え視線が交わるとへにゃりと相好を崩し、口ぶりこそは柔く向けられるも輝く瞳は手元ばかりに行き、謝意もそこそこに手の平を差し出し持ってきたであろう無名の手紙を求めて。)
おかえり。わざわざ取りに行かせてしまって、ごめんね。――で、早速で悪いのだけれど…見せてもらえる?
(/早いものでもう5月になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。全国的に真夏日を記録するような暑さではありますが、GWとはいえなかなか外出が出来ない日が続いてますので、どうかお体ご自愛下さいませ。
ハロウィンイベントでは大変お世話になりました!最後の最後に回収できて感無量でございます。まさかスクショまで撮られてしまうとは…は、恥ずかしい。笑。当人たちはそれどころじゃないでしょうが、何とも微笑ましいものです。
さて、本編についても承知しました。再開して早々ではありますが、手紙の送り主も明かし終盤に差し掛かっていたような気もしますので、現在のお話に一区切りつきましたら、是非とも貴方様が思い描いている展開を綴らせていただきたく…!もし、ご相談等あればお気軽にお申し付けていただければと思いますので、ご検討いただければ幸いです。※こちら返信ご自由に。)
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