◆ 2018-04-03 00:00:02 |
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>Noah
え、あ…いや、ネーロは僕にとっては必要な存在だし……キミもいる、のは、確かにそう、なんだけど……ほら、キミも疲れてるだろうし。今日は、ちょっとそういう気分じゃなくて…、えっと、地下室での練習も人に聴かせられるようなものじゃないから…慣れてないと、ほら…耳が疲れるかも、だから……。
(意図した手札への見事な喰いつきを見せられ着々と切り札までの筋書きを進めるも、並々ならぬ熱量で向けられる凝然とした視線は腹を空かせた蛇にでも睨まれているような心地で、選ぶ言葉を濁しながら喉元まで出かけた侘しさに息を詰まらせ。――。けれど、無遠慮に来訪者を知らせる呼び鈴が静寂な室内に鳴り響き、まるで催促でもするかのように幾度も押される呼び掛けに彼の者の目処を付ければ、柔らかくも裏のある悪戯な笑みを指の隙間から覗かせ。熱を介すその手を掬い寄せ両の手で包み直せば、忍び寄る欲を宥めながらも窮屈な檻から脱する口実を絡めつつ、上目に彼へ強請るように立ち去る気配も無く鳴らし続けるその主への応対を促し。騒音も玄関に辿り着いた頃にはもうすっかりと止み、重たい扉を開けても既に来訪者の姿はないものの、代わりに子供の背丈ほど積まれた幾つかの贈り物の山と小さな紙切れが残されており。『親愛なる仮面へ。届けたものは有難く受け取ること。記念の山には相応しい、あの方からの“手紙”があるから。――気まぐれな店より。』華やかな山の上に鎮座する飾り気の無い一通の“手紙”には彼の名前だけが記され、当の本人は監視の眼が離れた隙に車庫へと身を隠していて。)
――ノア、ちょっと出てきてくれないかい。こうも鳴らされたんじゃ、折角の休みも満喫できないだろ? それに…この音苦手なんだ。だから…ね、お願い。……それとも、僕が出ていいの?
(/お、お待たせいたしました…!毎度毎度ご心配をおかけして申し訳ありません。暫くは週末での返信が中心になるかと思いますが、今後はお待たせしてしまう場合にはご報告に上がりますので、ご容赦頂ければ幸いです。当方と愚息をそのように言っていただけるとは…勿体ないお言葉ばかりで恐縮です。
さて、早速ではありますが④の「小さな贈り物」の展開とどさくさに紛れて脱走とを組み合させていただきました。隠れる先を最後まで悩みましたが、贈り物を受け取って戻ってくる間に誰でも隙は出来るはず…と、ここに落ち着きました。笑。勿論、息子様にはバレバレでも問題ありませんので、届いた贈り物や手紙の封を開けるも、愚息を見つけて渡すも揺するもご自由にどうぞ。なかなかスランプから抜け出せずに拙い粗が目立ちますが、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。※こちら返信不要です。)
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