VIVID COLOR PARADE【3L】 

 VIVID COLOR PARADE【3L】 

◆  2018-04-03 00:00:02 
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    ✧✦ VIVID COLOR PARADE ✦✧       


 Run, jump, step and dance on the canvas.
    Dye the world in your color.


       TABLE OF CONTENTS

     >01 INTRODUCTION / RULE
     >02 COLOR CHART / PF
     >03 HOUSE / NPC


    【!】芸術家/シェアハウス/3L



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  • No.261 by Leone Celadon  2018-08-08 16:43:38 

 
>Noah

へぇ…ノアはそういうのが好みなんだ……。――いいよ。泣きたくなるかは別だし、フルオーケストラは流石に難しいけど、二重奏でもいいのなら喜んで。

(不用意に口を滑らし躊躇した間があったものの、追求されることなく代替えの問いへと反れた事に覆われた仮面の下で愁眉を開き。心中の靄が晴れたわけでもないものの、曖昧な事実より直に披露しなければならない選曲が先と自分に言い聞かせていれば、彼から告げられたのはクラシック音楽の入門曲としても知られるもの。加えて得意とする曲調だけでなく、自分の世界に入り浸っては思うがままに奏でていた音色を好むと、世辞であったとしてもどことなく自身を肯定するような言い草に口許を緩め、雨音に紛れる程密やかに色のある欲を洩らし。頭の片隅に居座る靄が見え隠れする間は、心からの調べを奏でられるかは不透明と苦笑するも、アレンジを加えれば事足りる名曲に快諾の意を示し。次第に見え始めた目的の建物は、目立った外装も無く外からは店内の様子は伺えず、入り口前に設置された看板ボードには、一言書かれた“Open”の文字とその周りをチョークで色鮮やかに描かれているのみ。周囲に溶け込む穴場のような建物ではあるものの、看板一つで活力に満ちた雰囲気を醸し出す存在が近づく程に歩調を緩め、容易に想定できる客の賑わいを示唆した戯笑を浮かべ。冗談交じりに注意を促しつつも手前の建物に差し掛かったところで足を止め、繋がれたままの手に視線を移し照れ臭そうに口を開き。)

多分今なら混んでないと思うけど、直ぐ混雑すると思うから気を付けて。もし潰されても助けてあげられないかもしれないし。――で、そろそろ離してもらっていいかな。他のお客さんに見つかると色々と面倒だから。

  • No.262 by Noah MacNeil  2018-08-11 19:40:01 



>Leone

う、うん。まぁ、俺音楽とかって全然聞かないけど…君が弾くのなら、そういうのが一番良いな。……君と居ると、ひどく心が安らぐんだ。最近は何だかちょっと可笑しいんだけど、でも、やっぱりそんな君の音が、俺…――二重、奏。

(どうも己への不満を感じての物では無かったらしい先の憂色が気にならない事もないが、眼前の彼にそう奇怪な点は見受けられず。いつもの行き過ぎな杞憂だろうかと思案しては、追求までは至らないものの彼への素直な好意を混じえて言葉を継ぎ足し。しかし、そんな対人経験が極めて少ないが故の装飾も塗装も取り繕いもない純色を乗せた唇は、彼の返答により思わずピタリ静止して。…二重奏。自分の知らない彼の交友関係を僅かに匂わせるそれに、例の如く坂を転げ落ちるかのように余計な想像が忽ち頭をもたげ始めると、シワの寄り始めた眉間をそっとフードの奥へと隠蔽し。一体その相手とはどれ位親しい間柄なのだろう。いや、例えその同僚と大した仲ではなかったにせよ、今日は彼が見知らぬ人間と自分以上の友誼を示す様を見る羽目になるのではないか。極端に交際範囲の狭い自分にはもはや彼以上など存在しないが…彼は、そうではないのだから。――そう。仮面を外した素の姿を無造作に晒け出せるような相手だって、きっと、他に。今まで考えることを意図的に避けてきた事柄へ不意に直面してしまい、高揚していた心の臓が一転痛切に凍り付く。もはや道程などろくに視界に入りもせず、止まった彼の足につられて顔を上げた先の看板に初めて目的地の到着を知り「あぁ、うん。…ごめん」とあれ程までに離し難かった筈のそれを至極淡白に解放しては、幾許かトーンを落とし静かに問い掛けて。しかしその冷たさとは裏腹に、伏せた瞳の奥にはチリチリと灼け付くような仄暗い熱が灯り、)

…さっき、二重奏って言ったけど…どんな人と、弾くの? ――仲は、良い?


>Junlong

い、いやっ!そんな事ない!そんな事ないよっ!…ま、まぁ、確かに、思ってはなかったけど、あの…。それは貴方が劣ってるとかじゃなくて、むしろ、俺の方、が…。

(ひとまず彼の返答を黙って聞いていたものの、あまりの予想外過ぎるそれに思考の停止を余儀なくされては、ぽかんと口を開き酷い間抜け面を晒す羽目になり。しかし、そのしばしの無言をはたしてどう受け取ったのか、眼前の頬へ落ちた彼らしからぬ陰影にハッと我に返ると、未だ完全には事態を受け止められぬまま必死に首を横に振ってみせ)

  • No.263 by Leone Celadon  2018-08-14 18:12:01 

 
>Noah

――多分…今、場繋ぎをしている後輩かな。いつもはお世話になっている常連さんに頼むんだけど、二重奏に喜んで飛びつくだろうから。最近は職場以外でも遊ぶ機会も増えて、連絡も頻繁に来るから…仲は良い方だと思うよ。

(身近な観客から紡がれる率直な好意に満たされた高揚は、緩んだ頬を染める仄かな紅潮となって表れて。けれど、要望の曲への体制を口にするや不自然に途切れ、復唱し返されては影に隠れた表情に小首を傾げ。加えて、心なしか先までの温もりが薄れ陰りに似た腑に落ちない感覚に違和感を覚え、解放されたそれに安堵することなく暫し彼の様子を伺い。何か気に障る失態をしたのかと問い掛けるよりも先に、不意に発せられた問いに声色の変化を気に留めながら、恐らく十中八九選曲を知れば食いついてくるであろう同僚についてを口にし。既に定刻を過ぎては繋ぎに何曲か演じ任せている同僚に、続けて演じさせるのは些か酷な事とも思えても、共に奏でると舞い上がる姿が目に浮かび思わず歯を見せた笑みを零し。楽器を扱える常連客らも居る環境下の中で、演出の一環に二重奏を催しとして共演の希望者を募るのは容易くも、率先してその同僚が名乗りを上げるに違いない。一方的に懐かれているとも取れるが、楽器に限らず他愛のない遊戯ができる友人であることには変わりなく、その者との交際を端的に述べて。投げられた疑問符から単身での演奏を求められていたのではと言葉を足しつつ、同僚の“彼女”や常連客との友誼を匂わせては、目と鼻の先の目的地へと視線を移し。)

最も、何曲かその“彼女”と楽しく弾いたら、いつも通り自由に独奏曲を披露するけどね。じゃないと、『今日は遊ばないのか』って常連さんに弄られるし。――じゃあ、行こうか。

  • No.264 by Noah MacNeil  2018-08-16 11:10:44 



>Leone

そう、なんだ。凄く…仲良しなんだね。――…ねぇ、俺って、君にとって…。

(…本当に自分は何処まで愚かなのか。秘密の共有に加え、小旅行にて他を差し置き自分と過ごして貰えた事で完全にのぼせ上がってしまっていたらしい。同僚の女性との深い親交をまざまざと見せ付けるかのような眼前の朗笑に、己の貧困な想像力と馬鹿げた過信を知らされては心の内で密かに嘲弄し。氷結のみに留まらず、まるでその芯を抉り取られたかの様な手酷い痛みすら訴え始めた胸奥に、楽器ケースを抱える手へ自然力が籠る。あまりの苦痛につい頭へ溢れ始めた数多の疑問の内の一つを零すと同時、その分かり切った最悪の解を反射的に想像してはザァッと血の気が引き、中途で口を真一文字に引き結んで。…もはや、この位置からでも伺える看板先の扉が急激に恐ろしげな物と成り果ててしまい、この後に及んで望みの撤回すらも頭を過ったが、そんな我儘を我儘で塗り重ねるような恥知らずの真似をすればどうなるかなど今や明白だ。これまでの交流で抱いた期待と信頼の芽を軽々に靴裏で踏みにじるも、その代わりと言わんばかりに仄暗い欲が沸騰した泡ぶくの如く次々と湧き出して止まらず。自らの思考のいびつさにも気付かぬまま、いとも容易く膨らみ弾けた醜い欲とおびただしい憂惧を打ち消す手段もなく、問う事も逃げられもせずあっさりと崖の淵まで追い詰められては、例の如く正常な判断力など完膚無きまでに消え失せて。「…れおーね、」顔をくしゃり歪め、著しい焦燥と欲心の滲む醜悪な色を無意識に漏らした際、折り悪く短い襟足の狭間から覗く白い項に目を引かれたのが運の尽き。逃れられぬよう傘を持つ側の腕を掴んで衝動のまま身を乗り出し、辛うじて出血には至らないものの数日程度は跡が残るようそれなりに強く。――がぶり、と。)

  • No.265 by Wang Junlong  2018-08-16 14:21:28 

>Noah

……いや、別にノアは劣ってないって。もっと自分に自信を持て(曇った表情でいると相手が必死に首を横に振って卑下している姿が見えて。この国に来て人種や国籍のせいで劣っていると思われた事はあるが、自分の方が劣っていると言う人は初めてで何度か瞬きをした後、今度は自分が首を横に振って上記を述べて。その後、「じゃあさ、今日から友達になってくれない?」と言って)

  • No.266 by Leone Celadon  2018-08-18 23:27:02 

 
>Noah

~~~っ!――…………僕に、とっては…キミは……僕を、見てくれようと……そんな、顔をさせたく、なかった……一緒に居たいと…そう思えた……大事な、人だよ。

(訥々と凍てついた想いを乗せ、全貌を表す前に塗り潰し閉ざされた先を追求せず意識だけを向ける。扉の先に触れる資格は先に閉ざした自身には無く、欲するのはあまりにも烏滸がましい。代わりの呼び掛けに振り向く間もなく不意に腕を取られた直後、首筋への触感と共に鈍い音を立てた痛みにビクッと身体を震わせ耳まで紅く染め。声にならぬ羞恥と強引に侵された困惑が駆け巡る中、先刻までと一転した言動の意図を思案し、一つの答えを導き出すと抵抗せずそれを受け入れて。また、正しく応えられなかったらしい。自身に向けられた戒めの刻印が、零れた色が、現れた衝動がそれを物語り、顔を見ずとも彼が抱いているものはこれよりも遥か深いものだと想定できる――この痛みは知っているから。彼は何度も訴えていたにも関わらず自身の安全ばかりを優先し、願わぬ結末は蓋をして押し込めていた失態に見合うだけの贖いに、仮面の力を借りて逃げてはいけない。報いを受ける首筋を傾け更に差し出し、速まる音は雑踏に飲まれ吹き出す汗は張り付いた衣服に紛れても、殺しきれない微かな震えや強張りは筒抜けたまま、仮面を浮かせ伸ばした手を下ろす。呪いの情けに施された仮初の傍観席は、水を含み垂れ下がる髪のみと頼りなく、然るべき外の世界の現実を見せつける。定まらない視界を遮断すべく強く瞑り、じりじりと締め付ける痛心に耐えながら、先の途切れた問いへと自らで答え。あの日以来姿を見せなかった卑怯者の声は、果たして彼に届くのか、結局は殻を破れずに紡いだ言葉に意味はあるのか。例え伝わらなくともと、決死の覚悟で再び外の世界に目を向け、ただ静かに告げる。――足らぬ欲を満たすその一言を。)

――…少し、話をしようか。ここじゃない…二人だけの場所で。


―――――――――――――――――――――――――

◆ トピック運営についてのお知らせ >246

(/埋もれそうなので、載せておきます。)

  • No.267 by Noah MacNeil  2018-08-21 07:24:34 



>Junlong

…、貴方は…貴方は本当に変わってるなぁ。

(過度の自虐を交え偏屈な反応を返してしまった此方に対し眉を寄せるでもなく、さりとて上澄みを掬う様な形ばかりの気遣いを見せた訳でもない。先の会話と同様、それが彼の心からの素直な言葉であると察すれば、酷い困惑から一転ふ、と柔らかな笑みを零し。「…こんな俺でも良いのなら、喜んで」引いていた手を一度離し、代わりにその手の平を見せるように相手へと差し出すと、確りとした友誼の証明たる握手を求めて)


>Leone
 
(辛うじて出血には至らなかったとはいえ、白く薄い皮膚へ突き立てた容赦のない唐突の歯牙に、至極当然の憤りや拒絶の色が返って来る気配はなく。むしろ此方を柔く受容するかのような予想外の態度に、不意にあの日自らの手を取った彼の姿が重なり失った己を僅かなりとも取り戻しては、たった今仕出かしたとんでもない暴挙を今更ながら自覚し。「…ッあ、…お、俺…!?」酷い狼狽を露に彼を侵す歯牙と全く用を成さなかった拘束の手を離すと、周囲を雨に包囲され逃げ場のない傘の下、預けられた楽器ケースの濡れぬギリギリまで必死に距離を取って。けれど、卑しい己の瞳はつい今しがた刻印したばかりの身勝手な情動の発露たる幼稚な所有印へと吸い寄せられてしまい、…ぞくり、と忽ち背筋を駆けた暗い愉悦に強烈な嫌悪と罪悪感が同時に沸き上がって。それも、よりにもよって一際目立つ首筋、この後控える仕事に多大なる支障を来すだろうそれに、一体如何な説明を付け詫びれば良いのか、皆目検討も付かず色すらも失いかけたその僅かな間。先の途切れた問いに対する思わぬ回答を得ると同時、いつの間にかその手に握られていた仮面の存在に気が付き。――…それが、彼にとってどれ程の想いや決意、覚悟の必要な行為かという事は、これまでの“我儘”により多少なりとも知れて。他でもない彼が形振り構わず懸命に示した想いの丈、更には強い意志を宿し開かれた紫眼が、己の凍り付く心臓へ暖かな火を灯らせて。…決して、此方の一方的な思い上がりなどではなかったのだと、続く彼の言に小さく頷く様に俯き揺らいだ瞳からぼろぼろと涙を溢れ出させては、嗚咽混じりの口元を手の甲で抑えてもなお堪えきれぬ自責の念を。)

――…レ、オーネ。……っ、ごめん…! ごめん、俺ッ…あんな、…っあんなに信じてとか…す、すきだとか言っておいて…! 君の事、全然信じてなんていなかった…ッ。
 
  

  • No.268 by Leone Celadon  2018-08-23 20:21:05 


>Noah

謝る必要なんて何もない、そう思わせたのは僕だから…気にすることなんて、何もないんだよ。――さ、帰ろう。気が済むまで…側に居るから。

(一時の激情に惑わされ手に掛けたそれらを放すと、我に返ったかのように取り乱しては気配を遠ざけられるも、刻まれた刻印への注視は止むことなく。一点に注がれた視線に混じる黒く冷たい色が向けられた矛先は、優しさに溢れる彼の事だからか、己に対してではなく彼自身に対してにさえ感じてしまう。今日まで十分な程の夢幻だけでなく、真摯に我儘と向き合う姿勢に不満もなければ、彼が負い目を感じる必要など一体どこにあろうか。口々にした拙い想いが届いたのか、はたまた望む要望に応えられたのか、信じるに値するかも如何わしい者の言を受け、火が付いたかのように嗚咽を零す彼に改めて向き直り素のままの対面を果たす。けれど、約束の日から幾つかの月を跨いだにも進歩もなく、相も変わらず首から上には目も当てられず、言や声色から負い目を感じて泣きじゃくる様を推測しても、手を伸ばすことも僅かな距離を詰めることも叶わずに。贖いに選んだ諸刃の剣は在る筈の無い数多の視線を錯覚させ、早々に逃げ場を求め仮面を握る手に力が入るも先の決意に偽りなく、目の前の観客から目を逸らさずに。外界への恐怖に支配されながら努めて柔らかな音色を紡ぐも、瞳の奥に暗色を浮かべ零した笑みはぎこちなく引き攣り。彼の頬を濡らす涙を拭おうにも、袖は雨風に曝され手持ちのハンカチは既に十分に水分を吸い汚しかねず、冷えた指先を悟られまいと伸ばすことも躊躇わせ。暫しの間、一つ一つの吐露と共に溢れんばかりに零れる音を噛み締めながら、落ち着きを取り戻すのをじっと待ち続け、折を見計らい先の提案を叶える帰路を促して。)


(/ライブハウスに行けてない。笑。
シェアハウスに帰るも帰らぬもご自由に。遅筆の代わり(?)に展開は幾つか用意しておりますので、仮に場転しても問題ありません。お好きな形でお付き合いいただけば嬉しいです!※此方返信不要です。)

  • No.269 by 匿名さん  2018-08-25 12:05:25 

(支援あげ。)

  • No.270 by Noah MacNeil  2018-08-26 12:35:35 



>Leone

〜っ、…ごめん、ごめんね、レオーネ。本当に…痛い思いをさせて、仕事に穴まで……っ、俺、俺…! なっ何か償える事があるなら、何でもするからッ!

(目の縁の涙を袖で拭い、ようやく少しばかりの落ち着きを取り戻すも、頭が幾分か冷えた分先刻の暴走が冷静さを伴いまざまざと思い返されて。…もう、今すぐにでも己が舌を噛み切って然るべきなのではなかろうか…などと何時にもまして苛烈な自責に瞼を伏せつつ、おろおろと尚も詫び言を。本当は己の事など気にせず仕事へ向かうよう促したい所だったが、一際目立つ刻印付きで知り合いになど会える訳もなければ人前での仕事など至難だろう。それだけの悪逆を働いたにも関わらず、柔く投げ掛けられた暖かく芯に染み渡るような声音に再び泣き出してしまいたくなるような愛おしさと一層の悔恨が募り。加えて、今や完全に顕となった顔へ落ちる濃い陰影を見て取っては、弾かれた様に顔を上げて「あ、あのっ…あの! …もう俺は大丈夫だから、無理、しないで。…ありがとう、レオーネ。――うれしかった」無論、自らの所為で過重の負担を掛けてしまった彼を深く案じ入るのは至極当然なのだが、それに加えて、一点深刻な問題が生じており。――そろそろ本気でまずい。死ぬ。死んでしまう。頭が冷えると同時、改めてその紫の魔力に取り憑かれては、頬を染め上げる急速の高揚と目が眩むような熱い拍動を覚えて。それでも、完全に絡め取られる事無く辛うじて瞳を逸らせただけ一応は進歩なのだろうか。帰路へと足を向けた傍ら傘の柄を握るその手へと視線を落とし、先刻の雷同様彼の怖気を払う一助となればと、再び己のそれを徐に重ねる。想定以上に冷たいその温度にびくりと驚きを示すも、決して離す事はせず、むしろ一層強く握り込み。)


(/その件につきましては背後からも深く陳謝致します…折角の展開を潰してしまい大変申し訳ない…!ま、また次の機会にでも伺わせて頂ければ…。更には、次の展開まで既に御用意して頂いているとのこと、誠にありがとうございます。何かと展開をお任せしてしまうばかりで本当に恐縮ですが、よろしくお願い致します…!※こちら返信不要です)

  • No.271 by Leone Celadon  2018-08-29 20:34:46 


僕は…大丈夫だよ。仕事だって、いつもの…事、だから……僕が居なくても、問題ないよ。

(先の刻印を悔やんでか何時にも増して自身を責め立てるかのように、痛々しい様で気遣いを向けられるも、小さく首を横に振り色褪せた言を零す。自由な遊び場を求めていても不規則にしか現れない虚像が欠けたところで、オーナーらも常連客らも“いつも通り”と、繋ぎ合わせの催しを少なからず満喫し自由な時間を過ごしているに違いない。雷雲を纏った天からの予兆があったにも関わらず、彼の居心地の良さや善意に付け込み、贅沢な欲を掻き過ぎた愚か者が罰を受けるのは火を見るよりも明らか。彼が気に病む必要など万に一つ無く、遅かれ早かれ予期していた事態が生じたにすぎず、膨れ上がった卑しさは刻まれた痛みと共に奥底へとそっと仕舞い込む。「……無理…してないよ。――えっ……あ、うん。なら…良かった」不意の向けられた感謝の念に眼を見開き、視線を口元まで運ぶも直ぐにそれを落として。――正しい選択が出来たのか。外界への恐怖は未だ薄れず後は剥がした虚像の仮面に任せて逃げ帰りたいものの、成すべきことを胸に刻むとそれを腰袋へと仕舞い、次なる要望に応えるべく俯き気味に帰路へと向かい。けれど、変わらぬ道を歩いているはずなのに、やけに遠く長く感じ一歩踏み出すごと強張りが増し、有りもしない後ろ指の幻聴に飲み込まれゴロゴロと唸りを上げる雷鳴すら耳に入らず。息をするのも忘れて暗闇に引き込まれる自身を現実に引き戻すかのように、闇を払い包み込む感触に我に返り、その主である傍らの観客に再び意識を向ける。重ねられたものを横目に筒抜けとなった体温にひやりとするも、何も語らずに緩めることなく握り続ける彼から顔を逸らしては、凍り付いていた表情が微かに和らげ。先の留まった店も過ぎ、あれ程までに荒れ狂っていた雨風が徐々に弱まり始めた頃、恐らく無人であろう新たな目的地が次第に見え始めて。)


(/どうかお気になさらずに。正直、店内の描写で苦戦を強いられるのだろうな…と頭を悩ませていましたので。笑。ぜひ、またの機会に息子様をお招きできれば。此方こそ、いつも当方のやりたい展開にばかりお付き合いいただいて…重ね重ね深く御礼申し上げます。また折を見て、今後についてご相談すると思いますが、その時は何卒よろしくお願い致します!※こちら返信不要です。)

  • No.272 by Noah MacNeil  2018-09-01 16:29:10 



>Leone

…本当に大丈夫? …あ、あぁいや、しっ仕事のことじゃなくて…。

(あれ程の暴挙へ惜しみのない誠実さを返報し、憤る所か失望の色一つ見せない彼に依然胸を押し潰すような悔悟の念こそあるものの、強張っていた肩の力が多少なりとも抜けるのを感じ。しかし、無問題を告げる表面的な言とは相反し、先刻の一瞬の暗色を彷彿とさせる不明瞭な陰りは相も変わらず眼前の素顔に宿り続けており。自らへの悪感情や行けず終いの仕事への憂いでもなければ、仮面を外したが故の心許なさだけが原因でもなさそうに見えるそれが、まるで何かの欲を押し殺す様のように思えてしまうのは、自らもまた内に秘め頑なに見て見ぬふりを続ける秘密の箱を隠し持つからか。…先刻の醜悪極まる欲が、果たして何に起因するものだったのかなんて今更だ。先刻“守る”などと言った舌の根も乾かぬ内に身勝手な刻印付けに転じておきながら、それでも決して薄っぺらの嘘言だった訳ではないのだと、そっと徐に重ねた自らの頼りない手。そんな物如きに強ばる表情を緩める彼に、直に重なり混じり合う手の平の確かな熱に、伏し目がちな紫眼の些末な動き一つ一つに鋭敏に反応し高鳴る鼓動が、その答えを克明に告げ続けている。余りに声高の主張に心の耳を必死に塞ぐも、しかし眼前の見え隠れする暗色を看過する事など到底出来ず。ぐっと耐え難い心の動揺をどうにか一時的に抑え込んでは、交わらぬ相手の瞳を確と見つめ「前も、言ったけど…俺、本当に何でもするよ。──…君が望むことなら、なんでも」頭上の傘を叩く小降りの雨音にも似た静かな囁きの音は、決して今までのような卑しい奴隷根性に基づくものなどではない。しかし、彼という唯一人にのみ向ける鮮明にして醜悪な格別の色が、思った以上にその声音へ熱を落としてしまったような気がして。折よく目的地の玄関扉まで辿り着いたのを好機と取り、慌てたように手を離すと、朱の射した顔を魅惑極まる紫眼から急ぎ逸らす。そのままその手の平をドアノブへと伸ばしては、一足早く中へと駆け込んで)

〜っ、ああぁえっとっ…! とりあえず、入ろっか。レ、レオーネはその髪とか服とか、乾かさないとだね。…っ俺はあの、リビングで待ってるから…。

 

  • No.273 by Wang Junlong  2018-09-02 08:20:35 

>Noah

俺は変わっているかもしれない。でも、ノアはもっと自信持てよ(変わってると言われると自分も笑って言葉を返して。相手が自分の手を離したかと思うと今度は掌を差し出され、意図を理解すると相手の目を見て手を強く握り、握手をすると「じゃあ、画材屋に行こうか」と笑みを浮かべて)

  • No.274 by Leone Celadon  2018-09-04 22:17:22 


>Noah

(視界の端で秘めた熱が宿ったかのように紡がれた芯の通る言に、鎮めたはずの欲は茨の如く痛く心に巻き付かれ生唾を飲み込む。――なんでも。時折顔を見せる甘い誘惑に踊らされ、まるで何もかもを見透かすようなそそる誘いに、望蜀しえず開き掛けた口を噤み。玄関口に到着するや欲を誘う手を解かれ、対談の場を告げては急ぎ駆け出す背が見えなくなるまで見送ると、役目を終えた傘を下ろすと恐る恐るその後に続き。先に向かった彼の音だけが響き渡る静けさに胸を撫で下ろし、傘を立て掛けるとバスルームにてタオルだけ被ると濡れた髪もそこそこに、ふらふらと頼りない足取りのまま階段を上り。外からの干渉を一切断ち切った自室へと入り扉を閉め、外界の眼が届かない遮断された空間に身を投じた途端、ここまで繋ぎ止めていた糸が一気に解け支えを失った身体はその弾みで倒れ伏し。彼の前で醜態を繰り返さなかっただけ進展と呼べるべきか、今更ながら湧き上がる底知れぬ恐怖心に身の毛がよだち、耳障りな心音を助長する涙を呼び起こしては頬を火照らせ。息も絶え絶えに身をよじれば、視線を上げた先に呪いの面影も空しく気の利いた表情すら作れぬ臆病者の這い蹲った様が鏡に映り「……カッコ悪ッ…」寝乱れ髪と相俟ってより一層に情けなさを掻き立てる子供染みた容貌に失笑し、視界を歪ませ零れたものを袖口で乱雑に擦る。けれど、その頼りない者でなければ意味をなさない舞台へと向かうべく、重たい身体を引き摺り起こし張り付く衣服を脱ぎ捨て、白黒の部屋着に袖を通し身なりを整えて。悶えた拍子に外れたタオルを拾い上げ最低限の水気を拭うと、決意を揺らがす腰袋を黒兎に預け、目に見えた拒絶の主張が収まるまでその黒き背を抱き寄せ。変わらぬ顔色で見守られ幾らかの平静を取り戻すと鼻先に口付けを残し、臆病な身を隠すように毛布に包まり急ぎ部屋を後にして。観客の待つ会場が近づくにつれ胸を抉る痛みに締め付けられるも、戻ることなく僅かに赤らむ頬を伴わせて扉を開け、視線を泳がせては中には入らずその場に立ち尽くし。)

――……えっと、その…っ始め…ようか。まずは、あの…誤解を、解きたいのだけど………。

  • No.275 by Noah MacNeil  2018-09-07 22:44:40 



>Junlong

…っ。そ、れは…ちょっと、難しいけど…でもありがとう、俊龍。

(朗らかな微笑と共に述べられたその言に、咄嗟に吐き出しそうになったネガティブな返報を喉奥へ強引に押し返すと、浮かべた笑みを深め精一杯の礼を口にし。同時に彼の気性を表すかのような芯のある焦茶の瞳で真っ直ぐに見詰められては、不慣れかつ此方の劣等感を煽るそれに一瞬びくりと身を竦ませるも、握った手を強め懸命に相手を見詰め返して。「あっ、そ、そうだね。もう十分も歩けば着くと思うよ。…まぁ、でも本当にそんな大した場所ではないから、あんまり期待はしないでね…?」握手の手を離したところで、続いての提案に再三の忠告を述べつつ前を向き直しては、話すのに支障のない程度に相手より少しばかり先を歩き始め)


>Leone

…っは、ああぁぁあ。……死ぬかと、思った。

(玄関前にて彼と一時別れ、半ば駆けるようにしてその靴先を向けたのは言通りのリビング。テーブル脇の大きな白いソファーへと預かった楽器ケースとスケッチブック入りの肩掛け鞄を置くと、自身もまたその隣に腰を下ろして。次いで、バスルームへ向かう足音が壁越しに己の鼓膜を微かに震わせると、未だ火照りの残る顔を両手で覆い、前屈みに深く脱力し。無理を押して素顔を晒し続けた彼の身も気掛かりだったが、そう長時間ではないとはいえその紫の隣を並び歩いた己の心拍数もとうに臨界点だ。フードの内側に籠った熱を逃そうと長大な息を吐きつつ、堂々巡りのように熱に浮かされた脳を駆けるのは自らの蛮行と一連の問答で。「――…なんで、どうしてこう…いくらあの子が可愛いからって…これじゃまるで、」彼へ及ぼした迷惑の程度に頭を抱えるどころか、性懲りも無く再度の昂りを見せ始めた動悸の音に、ぐっと眉を顰めては泣きそうに苦渋を滲ませて。――芽生えたばかりのそれを踏み躙る事に躊躇などあろう筈も無い。自らに向けられるには甚だ不相応の友情と信頼へ、よりにもよってこんなおぞましき代物を返報するくらいなら、本当に己が舌を噛み切りでもした方が遥かに、…。小刻みに震える指先を顔から離せば、自然硬く拳を成したそれを静かにひたと見詰めたその時、部屋の静寂を控えめに破る背後の開扉音が響き。「あっ、レオ――…ッ! っうぁ、…ぐ、」待ち人の到来に険しい顔を解き慌てて腰を上げるも、無警戒に視線をやった先のその瞳に依然慣れることはなく、まるで銃口でも向けられたかのような衝撃が胸に去来しては大仰に身を竦ませて。明白な動揺を顕にぐるりと紅の走る顔の向きを修正すると、扉を開けた先一向に入室の足を踏み出さぬ彼へしどろもどろの言を投げ掛けつつ、自身のすぐ隣ではなくテーブルを挟んだ向かい側をぎこちなく指差し。)

……誤解? あっああぁでもえっと、…とっとりあえず、座る…? …っあ、それとも、…背を向けた方が話しやすいなら、このままが良い…のかな…。

  • No.276 by Wang Junlong  2018-09-08 09:53:37 

>Noah

まあ、それもノアらしいかもな(自信を持つのが難しいと言う相手に笑みを浮かべて、相手の人柄を肯定的に受け止めて。相手と握手を終えた後、首を縦に振ってから「分かった、10分ね。そんな予防線を張らなくてもいいのに」と笑って。期待するなと言われても期待してしまって。相手の姿を斜め後ろから見ながら軽い足取りで歩みを進めていき。相手の横顔を見ながら「今日は具体的に買う物を決めてきたの?」と尋ねて)

  • No.277 by Leone Celadon  2018-09-10 23:56:27 


>Noah

…っ……す、座るッ! じゃっじゃないと…意味、ないから……。目、合わせなければ……多分、大丈夫……

(立ち上がりと共にそれらを向けられたかと思いきや、此方が身構える前に視線を外され己の身を案じてにしては、面妖な色味を帯びた声色に加え仰々しい振る舞いにぱちくりと瞳を瞬かせ。まるで帰路の最中、施された温もりとは似て非なる肌を掠めた灯火を匂わせる色合いを頭に浮かべるも、その見当もつかない正体を考える間もなく掛けられた言へと舌疾に返答し。この身を彼の瞳に晒し続けぬ提案に心揺らぎはしたものの、立談ともなれば辛うじて取り繕っている支えがいつ崩れてもおかしくないのは元より、あるべき優先順位を見誤るわけにもいかず。そうおめおめと申し入れを受けては仮面の対価の意味もなさず、この機を逃せば再び枷に絡め取られ暗闇から脱せずに夢幻のみを望むのは明白と、逃げぬ意を更に頬を朱に染めながら吐露し。立場や間取りこそ違えど、テーブルのみを挟んだ向かいの席と我儘を告白した情景を連想させる配置に、危惧を拭えず躊躇いがちに踏み出して。日を追うごとに彼の気配には慣れ始めたとはいえ久方ぶりに直で感じる空気に、滅入りそうな気を保つべく心の臓が必死に酸素を回し続けるも、警鐘を鳴らすわけでもなく一音一音が平静のまま打ち続けられ。纏った毛布を頑なに握り締めたまま、文字通り向き合うべくたどろたどろに促された席へ向かい、一先ず定まらぬ視線は見慣れたケースへと移してはゆっくりと腰を下ろし。先は数多の幻聴に感覚が麻痺したが故に、彼個人に対して恐怖心が薄れ傍らで歩みを止めずに口を利けたとばかりいたのだが、思いの外四肢の自由が利く現実に戸惑い首を竦めて。普段表舞台に立たずに仮面任せに楽観視してきたせいか、自らが望んだ場とはいえいざ面と向かうのは歯痒くも思考が碌に機能せずに、切羽詰まりながら刻印へと駆り立て引き金となったであろう要因を解きほぐそうとちぐはぐに紡ぎ出し。)

それで、あの……今、余裕なくて、言葉は選べないけど……っは、話が、したくて…。どこから話せば、いいのか、分からないけど……後輩、からかな? えっと、さっきは仲は良いと思うと言ったけど…本当は、よくわからなくて……

  • No.278 by Noah MacNeil  2018-09-13 07:02:50 



>Junlong

うう、…でも、ほんとに何処にでもある画材屋だよ? …まぁ、あまり行ったことがないのなら、物珍しくていいのかな。…ちょっと独特の雰囲気はあるし…。

(自身の少し後ろから鳴る足音は軽く、応える声にも明らかな期待の色が滲んでいるのを見て取れば、本当にそう面白味のない場所なのだがと困ったように少し眉尻を垂らして笑い。続いての問いには軽く顔のみそちらへ向けつつ「う、うん、ちょっと絵の具の補充と…あとはスケッチブックとか。……折角だから、貴方も何か買う? …ええと、そうだ色んな色のスプレーとか…あっ、少しだけど雑貨もあった気がするよ、」先刻友人が楽しんでいる姿を見られればそれで良いなどといった言があったものの、しかし本当にただ自分の買い物に付き合わせるだけというのもやはり気が引け。口許に緩く丸めた手を添え思い出すような仕草を取ると、彼の興味を多少なりとも引けそうな店内の情報を提供してみて。)


>Leone

(幾ら逃げ道を用意しようとも決して首を縦には振らず、纏う毛布を固く握りしめては対面のソファーへと腰を下ろす様子に、前へ進もうとする彼の決意と懸命さがひしひしと伝わり。しかし、翻って己の方はといえばその紫に慣れる兆しなどまるでなく、僅かではない緊張の滲む不自然な挙動でその場に腰を下ろすと、赤味の差した顔を俯かせると共に落ち着きなく膝上にある両の手を無為に触れ合わせ。まるで己と対峙せんとする彼から文字通り目を逸らすかのようで気が引けるものの、以前よりも勢いを増しては胸を湧かせ急き立てる情動を阻むのに此方も此方で精一杯だ。再び先刻のような蛮行に走りでもすればいよいよ洒落にならないと、咄嗟にテーブルという障害があり手の出し辛い真向かいへと誘導したのもその為であり。「う、うん。大丈夫、あっあの…ゆっくりで、いいから。…俺は君から逃げたりしない、よ」努めて柔く述べた言葉と共におっかなびっくり伏せた瞳を持ち上げるも、合間見えた紫水晶に途端またひぇっと顔を赤らめては慌てて視線を落とし。本気の言にすらどうにも説得力が宿らず、依然直視を避けるような姿勢を取らざるを得ないものの、せめていつも彼がそうしてくれるように訥々と紡がれる眼前の音を急かすことなく静かな傾聴を試みて。しかし、不意に他者の名が話題に上ると同時、思わずぴくりと肩を小さく揺らし、フード下の表情にも僅かな陰りを生じさせ。つい先程、他により大事な人間がいようとそう簡単に自らを切り捨てなどしなければ嫌いになどならないと実感させて貰ったばかりだというのに、たったそれだけの事でどろりと胸底に酷く醜悪な色が吐き出されては一層黒く淀み、蛇の如くとぐろを巻き始めたその欲深さには我が事ながらほとほと呆れを覚え。その後中途で途切れた付言だけでは話の流れがどうにも掴めず、少しばかり言いづらそうに苦く視線を彷徨わせた後、おずおずとやたら飛躍した憶測に疑問符を付与して。)

……え? でも……レオーネはその女の人の事――…っす、好きなんじゃ…ない、の?

  

  • No.279 by Wang Junlong  2018-09-13 20:34:57 

>Noah

何処にでもある画材屋で大丈夫だってノアと行くのが楽しみなんだし。独特の雰囲気か。益々どんな店か楽しみになってきた(軽やかな足取りのままサムズアップをした後、独特の雰囲気と聞いて画材屋の様子をいろいろと想像してみて。その後、相手に買う物を教えてもらうと「絵の具とスケッチブックか。そういえばいつもスケッチブック持ってるよね?」とふと思った事を言って。少し考えた後、「画材道具、俺も何か買ってみようかな」と答えるが、絵心があまり無い自分が画材道具を買っても持て余してしまうのではないかと気付いて。「俺、絵そんなに得意じゃなかった。買うなら雑貨だな」と苦笑しながら言って。暫く歩いてきたのでそろそろ画材屋が見えて来るかなと思って)

  • No.280 by Leone Celadon  2018-09-15 12:22:49 


>Noah

――えっ…僕が、あれを? あ、えっと…職場仲間としては、好きだし、人として面白いと思うけど…それだけ。……だから、もし、後輩との恋仲とかを期待してるなら…それは無理。一方的に好かれてるだけで、ありえないから。

(その場凌ぎの焦点を得て取り乱すことなく腰を落ち着かせることができはすれど、端で収まり悪く動く彼の膝の上へと自然と目が行き、その両の手が織りなす意味を勘繰り始め。また何か知らぬ間にと杞憂ばかりが先走り、やはり申し出に従い立談を受け入れるべきだったのではと、冷や汗を背に感じながら告げられたのは柔らかなもので。けれど、初めは強張りと緊張のためにも思えた音色は、何度聴いてもどうにも不安定な曲線と確信が持てず、微かに戦慄き訴える指を握り締めた毛布を当てて押し殺し。本題を切り出せば目星を付けた憶測が的を射たのか、目の前に垂らした名へ示した僅かな反応を見逃さず、その先を伝う前に唇を噛み締め顔を仰ぎ見るように視線を持ち上げ。よもやその者が暗澹と澱んだ事態を招き温もり満ちた彼を突如として暴挙へと走らせ、その因果の糸を先で塗り潰した欲が引いていたのか、閉ざされた先を知らぬ身では粗相の実態は掴めずに。拙くあしらった不鮮明な弁明では事足りるはずもなく、不意に飛んできた言に反射して動いた口は何の含みもなしに、本来仮面の裏に仕舞われるはずの当惑の眉を顰める。素っ気なくも些か不愛想な回答へ困惑交じりに抜け落ちた意図を補いつつ、まるで後輩との色恋を暗示させる物言いが腑に落ちず、淡く模られた付き合いを真っ向から否定し。私的な交友に加え放り出した演目を任せられる程の関係は、同じ舞台に立つ同業者の前提条件として築かれた情が存在しているものの、傍から見れば厚く紡がれた信頼とも呼べなくもない。何時ぞやに職場以外の交情を深めた途端、一時期常連客らにもその仲睦まじい様を肴に根掘り葉掘りと弄り倒されたが故に、単に友愛としての好意と躊躇うことなく無遠慮に切り捨てて。)

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