【 少人数制群像劇 】√ソレイユ旅団√【 王道ファンタジー 】

【 少人数制群像劇 】√ソレイユ旅団√【 王道ファンタジー 】

√  2018-08-13 18:48:53 
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   ――――古代遺跡より発掘された、“運命の預言書”『消滅の雲』の項抜粋――――

◆ネーイェルの月、月初のこと

 ――紅蓮の火柱が天を穿ち、世界中を消滅の雲が覆うだろう。
   雲は太陽光から暖かさを奪い、冷たい光だけを残し、大地を不毛の地へ染め上げる。
   そして、二代目魔の王を除く全ての魔族が、大陸から消し去られるだろう。
   魔族の消失により世界の均衡は崩れ、破滅へのカウントダウンが刻まれ始める。
   賢者イーニェ、鍛治匠テオ、魔人ウルスラは、始祖としての義務を全うしなければならない時を迎える。

◆アルヴィトの月、半ばのこと

 ――力ある人々が集い、消滅の雲を晴らすため、始祖の手により旅団が結成されるだろう。
   その旅団は、雲の押しのけ大陸の未来を照らす、太陽の名を冠して“ソレイユ旅団”と呼ばれることになる。
   しかし一方で、夜の名を冠する消滅の雲の使徒・“ナハト”が現れ、太陽の行く手を阻むだろう。

     著 / 預言者アースガルド

――――この予言書が見つかったのは、エルルの月のことだった。
“消滅の雲”という未曽有の災厄に対する事前の対応策は預言書には記されておらず、大陸の人々は戸惑い、魔族は怯え、刻々と時は過ぎた。
そして、ネーイェルの月の1日。
 
 予 言 は 現 実 と な っ た 。

2ヵ月の時が過ぎ、アルヴィトの月、1日。
ついに始祖たちは重い腰を上げた。
そして、大陸の人々へ招集をかけた。

――「 雲を晴らし、大陸を救いたい者は、王都アザネリアへ集合しろ 」と。


【閲覧ありがとうございます。暫くレス禁です】

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  • No.34 by √  2018-08-18 01:40:45 


>>33 アシュリー本体様

【迅速な対応ありがとうございます!改めて、PF確認させて頂きました。これにて参加確定とさせて頂きますので、プロローグを読んだ後に>>27の絡み文に応答しつつ、皆様に絡んで頂ければと思います。
 余談ですが、魔の王も銀髪紅眼なので、お揃いということで仲良くなれそうですね。まだ顔は知らないということなので、初対面時の反応が今から楽しみです……!
 それでは、今後ともよろしくお願いいたします!】

  • No.35 by √  2018-08-18 01:43:55 

  《 募集要項・確定旅団員 》

◆①アメイズ・ローメディア……大切な魔族を蘇らせるために雲を晴らそうと決意した者
 ∟[ >>14 / 男性 / 24 / 魔線 / 友愛都市ゼルウィン / 魔人ウルスラ、メルアヴァ教団、リディル聖騎士団と面識有 ]


②始祖のうちの誰かを愛してしまい、悠久の時を生きる始祖と共に生きるために不死になりたいと願う者
 ∟[ 1名 / 備考欄に対象とする始祖を記載のうえ、愛するに至った経緯を記載してください。旅が進む中でその始祖とは相思相愛になります ] 


◆③アシュリー・クレスト……???と雲を晴らす旅の中で惹かれ合う者
 ∟[ >>33 / 女性 / 21 / 付与 / 魔法都市ソルマーニ / 賢者イーニェ、ミズホ・ハイエン、ワルキューレ騎士団、アドナ元老院と面識有 ]


◆④メリー・スミス……魔の王の親友
 ∟[ >>19 / 女性 / 23 / 火炎 / 農村マルバス / 鍛治匠テオ、バレスト・キュグニー、ネイボルグ盗賊団と面識有 ]


◆⑤レイリア・ウィリーデ……自由枠、異端の研究者
 ∟[ >>22 / 男性 / 28 / 弱視 / 友愛都市ゼルウィン / ミズホ・ハイエン、レノ・スクアーロと面識有 ]

◎自由枠に関して……上限3名ほど。面白い旅の目的思いついた!という方がいらっしゃった場合の枠です。PF提出前に、どのような内容なのかを一度事前にお伝えくださると幸いです。


  《 NPC旅団員 》

◆アン・ダードッグ……頭領に認められたいへっぽこ踊り子戦士
 ∟[ >>7 / 女性 / 22 / 硬化 / 密林都市ドゥルシャム / 武闘結社アマゾネスの一員 ]


  《 設定集 》

◆重要用語集( >>3

◆主要都市と重要人物( >>5>>6

◆始祖と魔の王( >>8

◆ハイエン魔導研究部・スクアーロ探検隊・メルアヴァ教団( >>13

◆キュグニー自衛団・ゾハレ商業団体・ネイボルグ盗賊団( >>17

  • No.36 by メリー・スミス  2018-08-18 02:15:26 

【 メリー・スミス / 王都アザネリア-王宮・大広間- 】 


>>アメイズ、>>31アン、>>周辺ALL

へぇ、そっちの君はゼルウィンから来たんだ!君は……メイズ君って呼んでもいいかな?アタシはメリー、よろしくね。友達もゼルウィンに住んでるんだけど、綺麗な町で魔族とも仲良しなんだってね。アタシはまだまだ見習いだけど、同じ物作りの職人としてもよろしくね!あ、気が向いた時に君の彫刻見せてくれたら嬉しいな!
(自分と同じくアンに話しかけられ返事をする声に反応し、そちらにも瞳を向け。自分と同い年か少し年上くらいだろうかと考えるも、ゼルウィンと耳に入ってきては、いずれ訪れたい町であった為かつい反応してしまい。ついでに言いやすいよう頭文字を抜かした呼び方にて確認を。彼もこれから仲間となるならばとお喋りな口を忙しなく動かし「前線ならアタシ得意だから任せてね!」と実力は兎も角、やる気と自信だけは一人前な為か、空いている片手で自分の胸を一度ポンっと叩いてはそう言ってのけ)

(握手や呼び方に明るい笑みでもって返してくれたアンには「ありがとね、アンちゃん!」礼を述べては、彼女のフレンドリーな性格故か初対面とは思えない親しみを感じ。握った手が大きく揺れたならば此方も負けじと元気良く動かし握手を交わしてから離し。肌の色は生まれた故郷の違いを色濃く写しているかのよう。興味は尽きず話しかけながら、アンから自分が腰から下げた剣について話を触れられては、旅立ちを渋る両親がお守り代わりに託してくれた物故かどこか誇らしげに語り。ふと目の前の彼女は刃物の類いは持っていないが武器は何なのだろうかと疑問が浮かぶ。その鍛えられている肉体を駆使した体術なのだろうかと検討をつけつつ、不思議そうに首を傾げては疑問符を頭に浮かべ)
へぇ、やっぱり南は暑いんだ!時間があったらアンちゃんの町の話も聞きたいなぁ……うん、そうだよ、私の武器はこの剣!えへへ格好良いでしょー、アタシの師匠でもある両親が作ってくれたんだ。んで、大切な家族とか友達を守れるように村の人達に戦い方を教えてもらったんだ。アンちゃんの武器は何?格闘技とか?

(/主様、他の方への絡みをどうしようかと悩んでしまった為、とても有り難いです、ありがとうございます!参加者の皆様、メリー共々これからよろしくお願い致します。では背後は失礼させて頂きますね)

  • No.37 by アシュリー・クレスト  2018-08-18 02:16:55 




【 アシュリー・クレスト / 王都アザネリア-王宮・大広間- 】


>>27 アン

(謎の雲に包まれ、研究所は共に研究に精を出していた魔族たちの消滅で大混乱したり、母も親しい魔族の者が消滅したショックで与えられた研究室に閉じこもってしまったり、父と兄たちはパニックになった街を鎮めるべく出動していたりと、さすがの眠らない街もパニックに陥ってしまった。それから2ヶ月が過ぎ、親しくしている上司や母たちに頼まれ、最初は嫌々だったが世界に興味があった自身の好奇心が後押しとなり、上司たちから聞いた旅団に参加するべく王都を訪れていて。元老院や騎士団に顔出し程度しか入ったことがないが、今回初めて入る王宮は豪華絢爛そのものであり、様々な装飾に好奇心が刺激されキョロキョロ見回し、時に近場にいる騎士に尋ねるが呆れた表情でスルーされショックを受けつつ、指輪を渡されれば早速と右の中指に嵌めてはマジマジと見つめていて、しかし王が現れれば湧き上がる好奇心を抑えつつ視線を王に向けて激励の演説を聞き。王が奥へ引いたのを見れば緊張が一気に解けたのかため息を一つ吐くが、ふと片手に持った林檎をかじりつつ女性が話しかけてきて、今日から仲間になる者たちを改めて見回してから、謁見中は下ろしていた弓矢を背中に背負い直しつつ、女性の言葉には苦笑いしながら返答してから自己紹介を述べて)


ま、まぁ……それだけ王がこの旅団にご期待されているのでしょう……。ぼく……じゃなかった、わたしはアシュリー・クレストと申します。年は21、魔法都市ソルマーニの出身で、此処に来るまではハイエン研究部にて、研究者見習いで色々お手伝いしておりました。これからよろしくお願い致しますね?


(一通り自己紹介を終えれば深々と一礼して、次いで先に聞いた相手の自己紹介を改めて確認すれば、自身が行ったことない密林都市の出身であることに興味を惹かれ、相手に近づけば首を傾けて密林都市について尋ねて)


アンさん……ですね。ドゥルシャムと言いますと、密林都市でしたよね?ぼく……あぁ違う、わたしはまだ行ったことが無いのですが、どんな場所なのでしょうか?






(/この度は対応と参加許可ありがとうございました!絡ませて頂きました!改めて、興味故に少々無礼になってしまうかもしれない娘ですが、以後よろしくお願い致します!
余談を拝見いたしましたが、……な、なんという偶然……!同じ銀髪紅眼だったなんて……!魔王様と絡めるのが楽しみになって参りました!)



  • No.38 by レイリア  2018-08-18 04:32:52 

【レイリア・ウィリーデ / 王都アザネリア-王宮・大広間-】

>>27 アン

(あの忌々しい雲の発生と共に魔族が消失して二ヶ月が既に経過していた。無論のこと、自身の研究は進んでいない。まあ元々荒唐無稽であることは自覚しているし、研究の進捗などあってないようなものではあるが、それでも、魔族消失の影響は大きかった。推論も、推測も、何もかもが魔族無しでは成り立たない研究なのだから。 そんな現状を打破すべくこの場所にいるわけではあるが、王宮の煌びやかで見事な装飾も、滅多に姿を見せないアザネリア王直々の激励も、正直興味はなく。推論の域を出ない理論の数式を、頭の中で何度も走らせてるうちに終わってしまった演説の内容は、最初の一文字すら思い出せない程度には聞き流していたようだ)

ん?…ああ、やっと話が終わったのか。
俺はゼルウィン出身のレイリア。といっても研究者でな、ゼルウィンに家はあっても割とあちこちを飛び回っているわけだが。
ドゥルシャムにも何度か行ったことがあるぞ、興味深い遺跡が多くて素晴らしい場所だな、あれは。
(片手にリンゴを持ったアンから声を掛けられて、ようやく思索から抜け出してきたようで。白い白衣風コートを揺らしてそちらへと振り向き、自分も簡単に自己紹介を行う。 ドゥルシャム出身と聞けば、僅かに目を輝かせながら記憶の中の遺跡を思い出して)

そして見ての通り、小柄で非力なしがない研究者でな。直接的な荒事にはあまり期待しないでくれるとありがたい。
(戦士、と言われれば一応自身も戦闘に関して、正直に役に立たないと自嘲気味に告げる。ドゥルシャム出身で戦士となれば十中八九アマゾネス絡みだ、噂程度しか知らないとはいえ、そういう戦闘職の人達と同列に考えられて期待値だけ上がってしまってはお互い困ることになるのだし)


>>28 アメイズ

俺はレイリア、しがない研究者だ。
ゼルウィンということは同郷だな。武闘派じゃないあたりにも親近感がわくし、似た者同士よろしくな、アメイズ。
(男性、非武闘派、同郷、と比較的多い共通点に少し笑みを浮かべながら、アメイズにも自己紹介を。彫刻家、と言われて、聞いたことがあっただろうか、と考えるが、ゼルウィンもそんな小さな街ではないため、思い当たる節は無かった。そもそも彫刻を買い求めたこともないのだから、当然と言えば当然なのだが)


>>30、36 メリー

ああ、俺はレイリア。よろしく頼む。
メリーは鍛冶士で、剣士か。アメイズと同じく、直接切り結ぶようなタイプじゃないんでな、何かと世話になると思う。
(続いてメリーの方へと向き直り、こちらにも自己紹介を。メリーが提げた剣へと目をやると、戦闘に関しては迷惑をかけるかもしれない相手だな、と思いながら自嘲気味に笑って)


>>31 アシュリー

俺はレイリアだ。
ハイエン研究部、ふむ…まあ同じ研究の徒だ、これからよろしく頼む。
(ハイエン研究部絡みと聞いて、見覚えがあっただろうか、と記憶を探るものの、思い至らない。正直なところ研究部には行くものの、相手の人となりよりも研究内容の方にしか興味が無いため、数回話したことがあっても名前や顔を覚えていない事も多々あるのである)


【/主様、参加者の皆様、これからレイリア共々よろしくお願いいたします。異端研究まっしぐらのマッドサイエンティストですが、仲良くしてやってくだされば幸いです。 設定上変わり者ですので、もし一方的な物でも既知設定等ご自由にしてもらって構いません】

  • No.39 by メリー・スミス  2018-08-18 07:49:35 

【 メリー・スミス / 王都アザネリア-王宮・大広間- 】  

>>37アシュリー、>>38レイリア、>>周辺ALL

あ、初めまして!アタシはメリー、農村マルバスから来たんだ。アタシもまだ見習いの鍛冶屋だから仲間だね。お互い早く一人前になれるように頑張ろうね、これからよろしく!アシュリー……アシュちゃんって呼ぶね?アシュちゃんは研究所で働いてたんだ、って事は頭がいいって事だよね!すごいね!
(アンに返事を返す新たな人物に気付いては顔を向け。どうやら今度はおそらく自分よりも年下の少女のようで。そして研究者見習いと聞いては親近感が湧き、ニコニコと笑いながら彼女にも握手を求め片手を差し出し。また、広間の明かりを反射し輝く艶やかな銀髪と深紅の瞳はどこか自分の親友を思い出すかのようで、自然と表情は緩み「それにキラキラ光ってとっても綺麗な髪だね!その色私好きだよ」と、今感じたままの感想を素直に溢し)

お兄さんはレイリアさん……レーさんって呼んでもいいかな?レーさんも頭のいい人なんだね。あっちこっち飛び回ってるだなんて良いね、ちょっと羨ましいかも!うん、戦いになったら前衛は任せて遠慮せず頼ってね。その代わり頭使うのとか、魔導とかアタシ苦手だからさ、そっち方面はレーさんの事頼りにするつもりだからよろしくね!
(続いて相手と向き合えば、年上の男性。アンに向けた言葉が此方にも聞こえては、研究者はすべて知的で頭のいい人がなるものとの単純思考が働いてはすごいと瞳を輝かせ。自分で選んだ道ではあるが修行中の身では相手のように自由に世界を見て回れない為か、つい素直に羨ましいと口に出し。自嘲気味な笑みには何故そんな顔をするのだろうと首を傾げるも、深くは考えず笑みを浮かべながら上記を述べ)

  • No.40 by アメイズ・ローメディア  2018-08-18 22:35:51 

【 アメイズ・ローメディア / 王都アザネリア-王宮・大広間- 】

>>アン
よろしく、いやぁ、それにしてもみんないい人そうで助かったよ。人付き合いが上手くいかなかったらどうしようかと思っていたんだ。
(握手を求められれば差し出された手を両手で握って、周りの雰囲気を見て言う。本心なのだがそこまで人付き合いを気にしない彼はどんな環境でも何かを彫っているだろう。しかし楽しいに越したことはない。これからの旅が少し楽しくなりそうな気がして)


>>メリー
あぁ、魔族と人間が共存するいい街さ、よろしく、メリー
(呼び名の許可や街のことなど、複数の意味で「ああ」と返し、ニコリと笑っては自分の仕事に興味を示してくれたことに嬉しさを覚えた。早速荷物を漁っては両手で持てるくらいの綺麗な女性の像を取り出して見せ。)
見せれるものかはさておき……ほら


>>レイリア
そうだねぇ、確かに似てるかも……仲良くしようね。
(ニコリと笑い返しては確かに共通点が多いと喜んで、たとえ気に留めなくても、彼の生活のごく一部に自分の作品を見た事実があるかもしれないのは多少照れ臭い。同郷の者がいるという環境は少し自分の心に余裕を持たせてくれそうで)

  • No.41 by √  2018-08-19 00:17:42 

【 アン・ダードッグ / 王都アザネリア-王宮・大広間-(回収) 】

>>メリー

うんうん、きっとこれからいっぱい語り合えるよ。そう思えば、果てのない旅も嫌なことばっかりじゃないって思えるよね!へえ……素敵、いつかメリーと手合わせしてみたいなあ。ああ、あたしの武器はこれ!

(出逢ってまだ数分なのに、これほど馬が合うと感じられる出会いはとても稀だろう。この縁に感謝しよう、と、アンは自分とメリーを引き合わせてくれた運命に思いを馳せて。剣に視線を落として、誇らしげに語る彼女を見ていれば、それがいかに思い入れの詰まった大切な得物なのかが伝わってくる。ふと自分の武器について問われれば、指先から30cm以上は長い袖をひらりと振ってみせて。その後、齧りかけのリンゴをふわりと空中へ放り投げれば、素早く右腕を斜めに一閃する。この時、瞬時に魔導である硬化を発動させることで、鋭い刃と化した袖でリンゴを両断した。空中で斜めに真っ二つになったそれをキャッチし、“えへへ、どう?”と楽しそうに微笑んで。)

(ふと、大広間前方の扉が開き、ガチャガチャと音を立てつつ、甲冑に身を包んだ騎士たちが現れる。甲冑の肩に刻まれたアザレアの紋章から、彼らが旅団員ではなくワルキューレ騎士団であることは容易に察しが付くだろう。どうやら、歓談の時間は終わりのようだ)


>>アシュリー

アシュリーかあ、よろしくね!ソルマーニは行ったことないなあ……眠らない街とは聞いたことあるけど。ハイエン魔導研究部って、あのミズホさんがいるラボ?!そんなところで働いてたなんて……すごいんだね、あなた

(自己紹介に丁寧に答えてくれただけでなく、わざわざお辞儀までしてくれた相手に、おしとやかってこういうことかあ、なんてぼんやり考えつつ笑みを浮かべて。相手の出身地について、知っている情報は限りなく少なかったものの、ラボの名が出ればぱちくりと目を丸くする。自分より1つ年下の彼女が、大陸最高峰の研究室に属していたという事実に、心底尊敬するようにぱちぱちと手を叩いて)

さんなんて要らないよお、くすぐったい。んー、一年中すっごく暑くて、ほとんど女の人しかいない……って言えば分かりやすいかな。あ、あと色んな色のフルーツや生き物がいるよ!またソルマーニの話も聞かせてね、

(敬称をつけられれば、慣れないそれにはにかむように笑う。故郷の特徴を聞かれ、その情景を頭に思い浮かべつつ浮かんだ単語を羅列して。ふと、大広間前方の扉が開き、ガチャガチャと音を立てつつ、甲冑に身を包んだ騎士たちが現れる。甲冑の肩に刻まれたアザレアの紋章から、彼らが旅団員ではなくワルキューレ騎士団であることは容易に察しが付くだろう。どうやら、歓談の時間は終わりのようだ。ソルマーニの話はまたの機会に聞かせてもらうとしよう)


>>レイリア

レイリアね、よろしく!へえ、研究者の人って忙しいんだ。てっきり、研究室に閉じこもって資料とにらめっこしてるんだと思ってた。ええ、ほんと?!大変だったでしょ、肩身狭くなかった……?

(相手の自己紹介を聞きつつ、少し失礼な自分の先入観を悪びれもなく述べて。ドゥルシャムの話になれば、自分の故郷に相手が来てくれたことがあるという喜びと、彼の瞳が少しだけ輝いたことが嬉しくて、思わず前のめりになってしまって。最初は怜悧なイメージの男性だと思っていたが、どうやら淡白な見た目の中に煌々たる情熱を持っている人らしい。ふと、男性であるレイリアが女系国家であるドゥルシャムに滞在するうえでの苦労に思いを馳せ、恐る恐る何か苦労はなかったかと問うて)

適材適所、ってやつだよね。もし謎解きとか、頭脳戦とかになったらあたしに勝ち目はないし……その時はレイリアに頼らせてもらっちゃお!

(研究者という職業や、彼の出で立ちを見れば、武闘派ではないのは伝わってくる。旅の中で起こる争いは、肉弾戦だけではないだろう。その時は、馬鹿な自分はきっと手も足も出せない。お互いの得意なことを頑張ろう、とアンは明るく笑った。ふと、大広間前方の扉が開き、ガチャガチャと音を立てつつ、甲冑に身を包んだ騎士たちが現れる。甲冑の肩に刻まれたアザレアの紋章から、彼らが旅団員ではなくワルキューレ騎士団であることは容易に察しが付くだろう。どうやら、歓談の時間は終わりのようだ)


>>アメイズ

そうだよね、気難しい人ばっかりだったらどうしよう、ってあたしも思ってた。でもね、アメイズやみんなとは仲良くなれそうな気がしたんだ!アマゾネスの野生の勘、ってやつ

(うんうんと首を縦に振り、相手の言葉に惜しげもなく同意を。これからの未知の旅路を共に歩む仲間ができたことは、それだけで大きな光明となって、ゆく先の道を照らしてくれるだろう。ふと、大広間前方の扉が開き、ガチャガチャと音を立てつつ、甲冑に身を包んだ騎士たちが現れる。甲冑の肩に刻まれたアザレアの紋章から、彼らが旅団員ではなくワルキューレ騎士団であることは容易に察しが付くだろう。どうやら、歓談の時間は終わりのようだ)


【皆様が顔見知りになったということで、ここで一旦アンのレスを回収させて頂きます。続けて次の展開のレスを投下しますので、そちらに反応して頂ければ幸いです。今回のアンのレスは蹴り可ですので、次レスの冒頭にちらっと回収レスを入れて頂いても、まるっと一蹴して頂いても構いません。それでは、少々お待ちくださいませ!】

  • No.42 by ワルキューレ騎士団長と賢者  2018-08-19 00:32:38 


【 ジャックス・ヤーファ / 王都アザネリア-王宮・大広間- → アザネリア平原 】


(しばしの歓談の後、ガチャガチャと音を立てつつ、甲冑に身を包んだ3人の騎士が大広間へと現れた。彼らは、先ほど王が演説を披露した壇上に上がり、隊長格と見られる男が一歩前に出て、声を張り上げた)

あー……諸君、静粛に。……ご協力どうも。俺はワルキューレ騎士団長、ジャックスだ。今回の俺の役目は2つ。1つ、賢者殿から預かっている伝言を諸君に伝えること。2つ、諸君の一部を移動ポータルまで護衛すること。詳細は追って説明する。まずは1つ目だ。

(自分の肩書を述べつつ、可動式である兜のフェイスガード部分を指先で上に押し上げる。鎧の下から覗いた双眸は青く、切れ長の目元が男性特有の鋭さを感じさせる。直属の部下であろう、後ろに控える騎士から何やら丸い物体を受け取り、旅団員たちによく見えるようにそれを頭上高く掲げた。すると突然、その球体からホログラムのようなものがジャックスの前に投映される。映し出されたその人物を目の当たりにして、大広間にいる何人かがざわついた)

『始めまして。ご存知の方もいるだろうけど、私はイーニェ。賢者って言った方が分かりやすいかしらね。とにかく、あなた達には心からお礼を言わせてほしいの。私たちの呼びかけに応え、大陸の為に立ち上がってくれて……本当にありがとう。直接会って感謝の気持ちを伝えたかったんだけど、生憎本体が多忙でね……映像で失礼するわ。さて、まずあなた達に何をしてもらうかだけれど。手を貸してほしいことがたくさんあるから、まずはあなた達をいくつかのグループに分ける。そして、グループごとに大陸のほうぼうに散ってもらうことになるわ。メンバーは此方で決めさせてもらったけれど、異議があるならそこの男前に言って。じゃあ発表するわよ、……さあ、指輪が同じ色に光っている人達で固まって頂戴』

(そう、ホログラムで現れたのは賢者イーニェ。大陸で最高峰とも呼べる有名人である彼女の登場に、実物ではないとはいえ旅団員がざわめくのも無理はない。凛とした表情でイーニェの言葉をじっと聞いていたジャックスも、イーニェから“男前”と言われれば不似合いなほどぽっと頬を染めた。そしていよいよメンバー発表。アンとその周辺にいたアメイズやメリーたちの指輪が、淡く緋色に輝く。アンも、まさか今仲良くなった旅団員たちと同じ班になれるとは思っていなかったらしく、“やったあ!”と小躍りしつつメリーに抱き着いて)

『じゃあ次。色ごとに、何をしてもらうか伝えるからよく聞いて。……――――そして最後、緋色のグループ。あなた達には、ナハトの討伐方法を探ってもらいたいの。まずは魔法都市ソルマーニに移動して、大陸魔導研究部のミズホ・ハイエンを訪ねなさい。話は通してあるから、多忙な彼女もまともに取り合ってくれるはずよ。頭を潰しても死なない奴らの殺し方なんて、まさに雲を掴むような話だけれど。だからこそ、彼女の知恵を借りて頂戴。ソルマーニへの移動方法だけれど、アザネリア西南部の移動ポータルを起動させておいたから、それを使って。ポータルまでの道中は、ワルキューレ騎士団に護衛をお願いしてあるわ。とはいえ、油断は禁物よ。それじゃあ、武運と幸運を。』

…………ってわけだ。お前らが緋色か……ポータルまでの短い道中だが、よろしく頼む。早速出発するぞ、お前らで最後だからな。……さあ、手の一つでも振ってやれ

(イーニェが文章を締めくくると、ぶぅんと音を立ててホログラムは消え去った。入れ替わりに、ジャックスが緋色のグループに歩み寄りつつ簡単に挨拶を。グループごとの任務を伝えられた順に、次々と旅団員が大広間を後にして旅立ってゆく。広間の外からは、震えるような歓声が聞こえてくる。アザネリアの民が、大陸の唯一の希望であるソレイユ旅団の門出を華々しく祝っているのだろう。自分たちが命を張るわけでもないのに、と忌々しげにジャックスはかぶりを振った。そして先ほど上げたフェイスガードを再び下ろすと、今や緋色のグループだけとなった大広間を後にすべく、扉を開いて。鳴り響く、割れるような歓声。大広間から王都の門まで、途切れることなく花道は続いていた。ここでようやく、ソレイユ旅団の面々に実感が湧くだろう――本当に、大陸の未来は自分たちにかかっているのだと)


――ったく、喧しいこった。いいよなあいつらは、誰かに縋って祈ればいいだけなんだからよ。……っと、これはアザネリア市民にはオフレコな。支持率下がっちまうから

(花道を抜け、王都アザネリアの門をくぐる。門の向こうには、広大な平原が広がっていた。未だアザネリアの領地ではあるが、そこに人影は見えない。急に物寂しくなった静寂を、ジャックスの悪態が打ち破る。緋色のグループを引率するかのように先頭を歩きつつ、首だけで後ろを振り返りながら自分勝手な釘を刺しておいて)

  • No.43 by メリー・スミス  2018-08-19 13:58:46 

【 メリー・スミス / 王都アザネリア-王宮・大広間- → アザネリア平原 】 

>>40 アメイズ

わっ、メイズ君すごいね!とっても綺麗……ねぇ、これって誰かをモデルにして作ったの?作品一つを作り上げるのにどれくらいの時間かかるの?道具はどんなのを使ってるの?
(共に旅する中で時間があればと思っていたが、そのチャンスが思いの他早く巡ってくれば瞳をパチクリとまばたきを繰り返し。その美しい作りにうっとりと瞳を輝かせるも、次に浮かぶのは物作りを目指す故の好奇心。矢継ぎ早に問いかけを畳みかけるも、広間に現れた騎士達によってお喋りの時間が終わりを告げてしまえば、残念そうに肩をすくめ「ありゃ、残念。また今度ゆっくり話聞かせてね!」と名残惜しそうに述べては、騎士達の話に耳を傾けるべく向き直り/蹴り可)

>>41 アン
そうだね、そうだね!楽しみだなぁ……ん?え、手合わせ?──ふふっ、勿論いいよ!約束だよ!
(相手の言葉に対し自分も同じ思いであると伝えるように、何度もしきりに頷いては同意を示し。これから先、どんな冒険が待っているのだろうかと思わず胸が高鳴ってしまうも、手合わせの単語が耳に入っては一瞬目を丸くし。戦士とは言っていたがまさかこんなに可愛らしい女性の口から聞くのは初めてであり、文化のちがいにまた面白さを感じつつ、断る理由など無いともう一度頷いては、右手の小指をピンと立て約束すると示し。さて相手の武器はと視線を向けた先はやけに長い印象を受ける袖であり、不思議そうに見つめるも、リンゴを用いて披露された一瞬の早業と空中での見事なキャッチを目の当たりにしては、思わず口をあんぐりと開き。続いて言葉よりも先に手を動かし、パチパチと拍手を送り「……え?え?すごいすごーい!アンちゃんすごいね!」改めて様々な魔導が世界にはあるのだと瞳をこれでもかと輝かせるも、広間に新たな人物が訪れ歓談の時間が終わりを告げたならば、そちらに顔を向け/蹴り可)

>>42 ジャックス、周辺ALL

(王に続いて此方も初めて見る騎士団の団長が壇上に上がり語り出せば、先程までお喋りを楽しんでいた口を閉じ、興味津々にそちらへと耳と体を傾け。ホログラムにて写し出された賢者の姿には綺麗な人だなぁと内心で呟き。グループ分けのメンバー発表が行われては、見知らぬ誰かよりはたった今出会った人達との縁をと願ったが、まさか周囲に居た人物全員が揃って同じ光を指輪に宿したならば、驚くべき偶然に瞳を大きく見開き。反応にワンテンポ遅れ、不意に抱きついてきたアンを仰け反りつつ受け止めては、自分も強く抱き締め返し「すごいね、こんな偶然あるんだ!アンちゃんや皆と一緒に旅が出来るなんて嬉しい!これからよろしくね!」と周囲を見渡しては、今後の旅を共にする仲間達に改めてそう告げて)

(賢者からナハトの討伐方法と行き先を命じられては「結構重要な任務を任されちゃったけど、頑張ろうね!それにソルマーニって、アシュちゃんやレーさんの町だったよね?アタシ難しい話はよく分かんないけど、楽しみだなぁ……うん、団長さんもよろしくね!」やる気満々に瞳を輝かせつつ二人に目を向け。己の知恵では大して役に立てない予感はするものの、行った事の無い町をこの目で見れるのは素直に嬉しくもあり、表情には笑みを浮かべながら団長の挨拶に軽く答え、後に続き広間の外へと一歩踏み出し。割れんばかりの声援に思わずビクッと肩を震わせながら辺りを見渡すも、どこを見ても人、人、人の山。その中に今までなら居て当たり前だったはずの魔族の姿はやはりどこにも居ない。この中で一人きりの魔族となってしまった親友にふと思いを馳せる。これは自分の未来の為、そして大事な友の為の旅路。「アタシ頑張って見つけてみせるから待っててね。アル様」真剣味を帯びた眼差しで雲に覆われた空を睨みつけ、周囲の騒ぎで誰の耳にも届く事は無いであろう決意を込めた呟きを一つ落とし、花道を突き進む)

(やがて景色が変化した所で一行を先導する騎士団長の意外な言葉が耳に入ってきては「ぷっ……ふふ、騎士団の団長さんがそんな事思うなんて何か意外!うん、わかった内緒にしておくね。──あ、団長さん質問!アタシ達が向かってる移動ポータルの場所ってどんな所で、着くのにどれくらい時間がかかるの?」騎士と言えば聖人のイメージがある故か、堪えきれず息を吹き出して思わず笑ってしまいながらも口許に人差し指を当て、シーっと息を吐き出すジェスチャーを。ついでとばかりに、ポータルへの知識もこの辺りに関しての土地勘も皆無な為、目的地への問いを投げ掛け)

  • No.44 by メリー・スミス  2018-08-19 14:27:05 

(/訂正
レイリアさんの出身はゼルウィンであるにも関わらず文中勘違いしてしまい申し訳ありません!レーさんの、の部分は無視して下さい。申し訳ありませんでした…!)

  • No.45 by √  2018-08-20 00:15:20 


【 ジャックス・ヤーファ / アザネリア平原 】


>>メリー、周辺ALL


ま、年を取りゃ気苦労も増えるってこったな。お前らも今はまだ若いが、覚悟しとけよ。あー……ポータルまであと30分ってとこだな。馬がありゃもっと早く着けたんだが、こないだナハトに襲撃されて大半が殺されたんだ、歩かせて悪ぃな。ポータル自体は、この先の関所の中にある。さすがに壊されちゃマズいってことで、賢者殿が結界を張ってくださったから、恐らく問題なく起動するだろう

(メリーに笑われれば、肩を竦めながらあっけらかんと答える。自分ももうすぐ四十路、初老に片足を突っ込んでいる。肩書もいつの間にか騎士団長だなどと大層なものを背負わされたうえに、嫁や子供も守り、食わせていかねばならない。早くも老婆心が芽生えているのか、緋色のグループに脅しじみた忠告を一つ。それから、メリーの問いになるべく丁寧に、順番に答えていき)

……そういや、お前らはナハトと戦ったことあんのか?

(メリーの質問に答える中で、よみがえったのは自身が交戦したナハトの記憶。単純な戦闘の実力に加えて、致命傷を与えても死なずに立ち向かってくる相手のことを思い出すと、いやでも眉間にしわが寄る。そして至ったのは、ここにいる彼らはナハトとの戦い方を知っているのかどうかということ。もしナハトと遭遇したことがないのであれば、自分が知り得ている情報を少しでも共有しようとグループ全体に問いかけて)

  • No.46 by レイリア  2018-08-20 20:19:40 

>>39 メリー

ああ、呼び方は好きにするといい。年功序列なんてことを言うつもりもないしな。
羨ましい…まあ、たしかにそうかもな。研究のためとは言え自分の見たいものを見て知りたいことを知れるというのは、ある意味贅沢と言われても否定はできない。
(あまりに素直に羨ましいと言われたために、自身もまた素直に思い返せば、確かにその通り自分はやりたいことをやっているに過ぎないわけで。思い出せば研究のためであっても楽しい旅であったな、と笑みがこぼれて)


>>41 アン

ん?いや、特に肩身が狭いとは思わなかったが…まあ、他に気にするべきことがあったから気にしていなかっただけかもしれないがな。
(事実、ドゥルシャムに滞在していた間は純粋に研究の一環という意識しかなかったため、女系国家であるがゆえの男性への目線であるとか、そういうものはあったとしても認識していなかったのである。事ここに至ってアンからそう言われて初めて、あったのかもしれない、と思う始末だった)


>>42 ALL

(周りを見渡して人数の多さからさすがに班分けをするとは思っていたが、まさか今しがた会話をしていたメンバーが同じ班になるとは思いもよらず、驚きに一瞬目を見開くも、はしゃいでいるアンとメリーを横目で見やりながら、数奇な縁とはこういうものか、などと思って薄く笑みを浮かべる。
そして自分の属する緋色の班の目的、そしてそのための最初の目的地を聞けば更に明確に笑みを浮かべる。理由の一つはミズホの名を聞いて、さらなる数奇な縁というものに笑いしか起きなかったため。そしてもう一つは、ナハトの討伐方法という自分の研究目標に負けず劣らずの難題に、心が踊ったため)

不可能を叩いて壊すことほど、研究者冥利に尽きることはないよな、ホント。
(その呟きは小さく、イーニェのホログラムから響く音声に掻き消えて誰にも聞こえることはなかっただろう)


>>42、45 ジャックス

喧しいのには同意する。同じ祈るのならもう少し淑やかに祈ってほしいものだ。
が、まあ、あれはあれで民の正しい在り方というものだろう。期待もせず絶望していてほしいわけではないからな。
(ジャックスの愚痴にも似た呟きに同意を示すものの、諦めているよりはまだマシだ、と一応民衆の方も擁護はしている。とはいえ、割れんばかりの歓声に、元々大きな音があまり好きではないため、表情はしかめっ面のままだ)

ふむ、馬にまで被害が……そのうち物流の馬車や家畜まで襲撃対象になりそうだな。
(そうなれば事態は一気に悪化する。世界規模での兵糧攻め、兵站潰しなど考えるまでもなく最悪の事態だ、そうなる前に、自分達はナハトへの対処法を見つけなければならないというわけか。難題に難題が重なる。だというのに心の底ではその難題が楽しくて仕方ないあたり、自分は根っからの研究者だな、と思った)

研究のために様々なところを飛び回っているが、直接戦ったことはないな。
奴らが出たという場所を見たことはあるが、実物を生で見たこともない。

  • No.47 by メリー・スミス  2018-08-20 21:35:20 

【 メリー・スミス / アザネリア平原 】 


>>45 ジャックス、レイリア、周辺ALL

んふふ、そーなんだ。団長さんも大変だねぇ
(笑いの余韻がまだ冷めなければ口から再び溢れ落としつつ、覚悟しとけの言葉には"はーい!"と片手を天に向けながら何とも軽い口調にて返し。しかし、問いかけの答えが得られれば表情を僅かに曇らせ「歩くのは全然いいんだけど……そっか、馬たくさんやられちゃったんだ。あ、賢者さんってさっきの美人さんだよね?結界張れるなんてすごいね、その人が守ってくれてるなら安心だね!教えてくれてありがとう、団長さん」馬と相手は語るが、各地でナハトに襲われる被害は人を含めきっとこれからも広がるのではの考えがレイリアと同じく頭に浮かぶ。それを阻止する為にも自分達が頑張らねばとの思いをさらに胸に宿しつつ、賢者の姿を頭に描いては瞳を輝かせ。最後に丁寧に説明してくれた団長へと軽く頭を下げ感謝の気持ちを伝え)

へぇ、レーさんはナハトが出たって場所見たことあるんだ!私も戦ったことも見た事も全然無いや。仕事の手伝いで手一杯だったからさ。だから、どうやっても死なないから見つかったら終わり、とか人に似た姿をしてるって噂を聞くくらいかな。他の皆はどうなの?
(レイリアの言葉に、去ったとは言え危険であろう現場を見に行く行動力や、その根底にある研究への熱意に驚きつつ、ジャックスの問いに自分もまた答える。自衛団の皆は村の周辺への警戒や不安を抱く村人への対処等していたように思えるが、ナハトへの対抗手段や自衛の為に武器を求める人々も増えてきた為、多忙となった店の手伝いに駆り出されていた自分には風が運ぶ便り以外に知る術は無く。言い終われば、他の面々へと視線を向けて)

  • No.48 by √  2018-08-21 01:47:48 



【 ジャックス・ヤーファ / アザネリア平原 】


>>レイリア、メリー、周辺ALL


ああ。厄介なことに、奴らは俺達と同等かそれ以上の知能を持ってやがる。何か、統率を取ってる親玉みたいなもんがいるのかもな。
(人だけでなく馬も狙う、ナハトの戦略性に苦虫を嚙み潰したような表情を。将を射んと欲せばまず馬を射よと言うが、だとすればナハトの最終目標とは何なのだろうか。無論そんなことが分かるはずもなく、憶測の域を出ない言葉を吐くしか出来ず)

賢者殿は魔導でどうにかなることは大抵こなせるらしいからな。美人と言えば、お前らが今から会いに行くミズホとやらも別嬪だって噂だが。時間があればサイン貰ってきてくれ
(賢者を称えたメリーに対して、感慨深そうに答える。矮小な自分たち人間と、始祖の間にある圧倒的な差を考えれば、頼もしくもあるが同時に嫌になってしまいそうで。ふと思い出したように話題をミズホに移し、この逼迫した状況には似つかわしくない軽薄な頼みごとを悪びれもなくして)

そうか、お前らは運がいいな。後学の為にも、奴らと実戦経験のある俺から簡単にアドバイスしといてやる。その一、絶対にタイマンで戦うな。最低でもツーマンセル、欲を言えば3対1に持ち込め。その二、そもそも勝算がないなら戦闘を避けろ。奴らは死なないどころか大怪我を負わせても時間とともに回復する。さらに、どうやら魔力の制限がない。つまり、魔導を使い放題ってわけだ。そんな奴に敵うわけねえって、さすがに分かるよな?その三、どうしても戦わなければならないなら、機動力を削げ。不死相手に消耗戦を仕掛けてもこちらに分はない。殺し方が分からないうちは、相手の足を止めてさっさとトンズラ作戦がベストだろう。……こんなところか
(未だナハトと遭遇したことがない、という答えをいくつか聞き、深い溜息を吐く。先頭を歩いたままくるりと振り返って、緋色のグループを見渡しながら、指を1本ずつ立てつつゆっくりとナハトと遭遇した際の注意を告げて)

ま、散々脅したが戦略さえあれば勝てねえ相手じゃねえ。とはいえ、殺し方は今すぐにでも知りたいけどな。本当に頼むぜ、ソレイユ旅団
(もう一度くるりと回転して前へ向き直れば、暢気に伸びをしつつ話題を明るい方向へシフトする。続けた言葉に、ふんわりとプレッシャーが感じられるのは故意か否か、それは彼のみぞ知るところで)

  • No.49 by アメイズ・ローメディア  2018-08-21 14:03:25 

【 アメイズ・ローメディア / アザネリア平原 】
>>ジャックス、周辺ALL
ご意見、感謝する。参考にしたいなぁ。
(戦うのはそこまで好きでもないがいずれ訪れるであろう戦闘のためには知識があった方が何倍もよい。それに経験のあるジャックスの話には相応の説得力があるのでしっかりと聞いて)
機動力か。足止めという点では私の魔導が役に立つかもしれないな。
(糸、自分のその能力は威力こそ小さいものの応用は効く。先ほどの話を聞けばぽつりとつぶやくように。)
まぁ、なるべく殺し方が分かるまで関わりたくないねぇ…

  • No.50 by アシュリー・クレスト  2018-08-21 17:33:40 

【 アシュリー・クレスト / 王都アザネリア-王宮・大広間- → アザネリア平原 】

>>38 レイリア

レイリアさん……ええと、研究部で何度かお見かけしたことがある気がするのですが……。
(相手の顔は研究部で何度か見覚えはあるが名前を聞くのは初めてで、しかも名前はミズホからほんの少しだけ聞いたこともあるため顔と名前が初めて一致して。騎士団長の一声により歓談を中断せざるを得なくなり、一先ず改めて挨拶を/蹴推奨)
まぁ、同じ研究者同士……といってもぼく……違う、わたしは見習いですが、改めて、これからよろしくお願い致しますね?


>>39 メリー

メリーさんですね?まぁ、種別は違えど同じ見習い同士、一人前になれるように頑張らないと、ですね?
(同じ見習いということに親近感を感じつつ、笑顔で手を差し伸べられたこともあり、此方もやんわりと微笑めば片手を差し出して握手を交わすだろう。次いで髪と瞳を褒められれば、今まで虐めの対象でしかなかった部位を褒められたために此方も自然と表情が緩み、素直に礼を述べて/蹴推奨)
そう言われるのは初めてです。ふふ、ありがとうございます。



>>ジャックス、周辺all

(歓談を中断する一声は騎士団長のものであり、周囲と共に騎士団長の方を向いて、丸い物体からホログラムの人物ーー自身が学生時代、一番世話になった恩師たる賢者の姿が映し出されて思わず「イーニェ様!」と叫んでしまうだろう。彼女に男前と言われて頬を染める騎士団長を微笑ましく見ていればメンバー発表の時が来て、自身が右中指にはめた指輪が光ったのは緋色であり、周囲を見渡せば奇しくも先程歓談していた者たちも指輪が緋色に光っていて、知り合った人物と一緒のチームに内心ホッとしつつ、メリーに抱きつくアンを笑顔で見守りながら他のメンバーにも「改めて、よろしくお願い致します」と軽く会釈して。次いで緋色のチームの目的、ナハトの討伐方法を探る話を聞けば、確か研究部でも話題になっていることかと記憶を辿るが、またまた奇しくも行き先は自身の出身であり現在の職場、尋ねるのは直属の上司たるミズホであることに苦笑いしながらも、案内は自身が担当するだろうと色々考えており。一通り話が終わりホログラムのイーニェが消えれば、本人では無いのはわかりきったことではあるが一礼して。改めて護衛を務める騎士団長たちに「短い道中ですが、どうぞよろしくお願い致します」と丁寧に挨拶して、城を出れば耳を割らんばかりの大歓声に迎えられ、軽く片耳を塞ぎつつ苦笑いを浮かべて、ジャックスに促されたのもあり空いたもう片方の手で控えめに手を振るだろう。草原に出れば途端に悪態を見せるジャックスに苦笑いしつつも宥めて)

確かに楽ではありますが、縋るものが無ければ不安が募って情緒不安定になり、先程のような表情は浮かべられないでしょう……。

(歩きながらナハトに関して問いかけられれば、遭遇経験は無いが研究部では専ら話題であり現在の研究課題でもあるため、ジャックスから戦略を聞けば、研究部にて聞き耳を立てて聞いていた研究員たちの推論を述べていくが、まだ不透明な部分が多くあることもあり、ジャックスの戦略に同意して)

そうですね……ぼく……違う、わたしは遭遇経験はありませんが、今や研究部でも持ちきりですし、一つの研究課題にもなってます。
そうですね……魔導を無限供給するメカニズムが分かれば…………例えばコアのようなものでもあれば楽なのですが……。あとは魔導の流れを遮断したり供給源があれば断ち切ったり…………そういった具体的な部分がわからない以上、ジャックスさんの戦略は正しいかと。

  • No.51 by メリー・スミス  2018-08-21 21:45:37 

【 メリー・スミス / アザネリア平原 】 


>>48 ジャックス、アメイズ、アシュリー、周辺ALL

統率かぁ……頭がいいのは厄介だね。──へぇ、ミズホさんも美人さんなんだ、会うのがもっと楽しみになっちゃった!ふふ、団長さんってば美人さんは皆大好きなんだね。うん良いよ、メモ用紙にサイン貰ってきてあげるね!
(統率、と聞いて脳裏に以前に戦った事のある盗賊団の姿が浮かべば、嫌そうに眉を寄せしかめっ面を。だが話題が移ればコロリと表情を一変させ、団長が賢者に褒められ顔を赤くしていたのを思いだし、からかい混じりの言葉を述べてはクスクスと笑い。相手なりに重たくなった空気を晴らそうと思っての冗談なのかもしれないが、サインの件について間に受けては右腰に携えた道具入れ用のポーチに一度片手で触れ、任せてとばかりにぐっと親指を突き立て了承し)

わぁー……ええっと、ナハト相手に一対一は駄目で、怪我させたら治るまでに時間は掛かって、めっちゃ強いから、足止めして逃げるしか無いんだね?あははっ、考えることがたっくさんあって大変そうで燃えるね!ってそうなの?ねぇ、メイズ君の魔導って一体どんなやつなの?
(次いで団長からナハトへの現在出来る対処法を教えられては、同じく指折り数え、忘れないよう記憶に刻むように、自分にとって分かりやすい言い回しに噛み砕いて復唱し。現状をより理解してはそのなかなかな難題に対し可笑しそうに笑い飛ばし、どう攻略していけばいいのかとの思いから闘志に火が点いたかのように、瞳に宿る光はやる気を失わずそう言ってのけ。アメイズの声が聞こえては歩きながら思わず聞き返し、興味津々に問いかけ。アシュリーが語る研究部での推論には「いろんな人達が皆頭を悩ませてるんだね。もしナハトに出会っちゃったら、色々試してみなきゃね」と、考えるだけでは答えの見えない問いに、手探りしていく他ないとの気持ちを言葉に溢し)

  • No.52 by √  2018-08-21 23:30:47 



【 ジャックス・ヤーファ、『不気味な少年』[中華の娘] / アザネリア平原 】


>>アメイズ、アシュリー、メリー、周辺ALL


ああ、力押しではまず敵わねえからな。案外搦め手の方が有効だったりするだろうぜ
(アメイズの言葉に、こくりと頷く。例えば、己と相手のナハトが同じ魔導を持っていた場合、その勝敗は魔力の差によって決する。魔力が無限ということは、魔導の出力も無限ということ。彼らと同じ土俵で戦えるのは、それこそ各国の騎士団長クラスや始祖ぐらいだろう。アメイズが汎用性の高い魔導を持っているなら話は早い。案外この緋色のグループは、戦闘におけるバランスを考えられて組まれたのかもしれないと頭の片隅で推察して)

美人が嫌いな男なんていやしねえよ。無論、俺の嫁が世界で一番別嬪だがな。おう、素直でいい奴だな。俺の娘もお前みたく育ってほしいもんだ
(揶揄うようなメリーの言葉に対しては、心外だとでも言わんばかりに肩を竦める。そしてあっけらかんと惚気じみた自慢を挟めば、サインの件について驚いたように一度目をぱちくり。すぐに微かな笑みを浮かべて、まだ幼い自分の娘が彼女のように明朗快活に育つようにと願って)

ああ、そういう難しい話をするためにソルマーニに行くんだろ。ほら、見えてきたぞあれが――――
(アシュリーの考察を聞いていると、遠くに関所が見えてきた。それを指し示したその瞬間、どがこん、と凄まじい轟音。次いで、関所から大量の砂埃が舞った。ジャックスの背中を、悪寒がぞわりと駆け抜ける。轟音の正体は、きっと――。)

……賢者殿の采配は的確だったようだな。お前ら、一度しか言わねえからよく聞け。今から、俺の部下の魔導でお前たちの存在を隠匿する。姿はもちろん体臭に至るまで、“隠匿”の力で相手から隠すことが出来る。ただし、お前たちの存在を完全に遮蔽できているわけではない。呼吸音、足音、出来るなら心臓の鼓動にまで細心の注意を払え。俺達が奴らの気を引く。その隙に、奴らにバレないように関所に入り込んで、移動ポータルをくぐれ。
(急に事態が逼迫し、緊張感が辺りを包み込む。ジャックスは、己とその部下2人を旅団員の護衛につけたイーニェの意図を、やっと感じ取れたと言わんばかりに溜息を吐いた。そして緋色のグループに向き直れば、ゆっくりと、丁寧にこれからの作戦を説明する。2人いる部下の内、1人の魔導は“隠匿”。その力を最大限利用して、ナハトの横をすり抜けるという作戦で)

これがお前たちの初めての死線となるかもしれん。だが、必ず潜り抜けろ。誰も死ぬな。……ウィル、やってくれ

『きひっ。あしょぼお』

(ウィルと呼ばれた部下が、真剣な表情で頷き、魔導を発動させようとした刹那。背後から、不気味な、舌足らずの幼い少年の声が聴こえた。)

(ウィルの腹から赤い花が咲く。悲鳴を上げることも出来ずに地に伏しゆく。)

――――!走れッ!!

(ジャックスの顔から血の気が引く。いつのまにか自分の懐にまで間合いを詰めていた少年の、邪悪な微笑みに背中が粟立つ。――作戦は失敗だ。弾かれたように、緋色のグループに対してこの場から一刻も早く離れつつ関所へ向かうように叫んで)

[待つアル。誰も、ポータルへは行かせないアルよ]

(絶望を灯す、もう一人のナハトの声が響く。緋色のグループの前に立ちはだかったのは、一見して20歳前後の女の姿。服装や髪形、口調からして、いわゆる中華テイストを彷彿とさせる女は、口調とは裏腹に厳かな声音で威圧感を表して)


【というわけで、祝!ナハトと初エンカウント!拍手!!
 立ち向かって頂いても、逃走ロルを回して頂いても、結局行きつくルートは同じですので、お好きなように初ナハト戦を楽しんで頂ければ幸いです。あれだけフラグを立てていたので察しの良い方はお気付きかと思いますが、これは負けイベントです。頃合いを見て次の展開に移行しますので、それまでは絶望をお楽しみくださいませ】

  • No.53 by メリー・スミス  2018-08-22 02:00:24 

【 メリー・スミス / アザネリア平原 】 

>>ジャックス、中華の娘、周辺ALL

(団長や仲間と話す和やかな時間は、突如鼓膜に響く轟音にいともたやすく切り裂かれた。緩んでいた頬を引き締め音源を辿り、逼迫した事態であると理解しては、団長の指示に一切口を挟まず耳を傾け静かに頷く。そしてウィルと呼ばれた騎士を見、力を失いどさりと音を立て地に倒れ、赤い血がじわじわと広がっていく様を見てしまう。先程まであった命があっけなく消え去る姿に瞳を見開き、浅い呼吸を何度も繰り返す。ドクドクと煩く心臓の音が全身に駆け巡り、肉体は金縛りにあったかのように硬直してしまうも、団長の声によって何とか意識を取り戻し、弾かれたかのように関所に向かって走り出そうとするも、行く手を阻む新たな敵の存在。醸し出す雰囲気こそ威圧感があるが、それを除いては自分と同じくらいの年頃の、異国の衣を纏った女が、同じ言葉を話してくる現状に脳内はさらに混乱する)

(前線は任せて、等と広間では息巻いていたが、一目見て格の違いを嫌でも理解させられる。ここには頼りになる自衛団の皆は居ない。騎士団長は不気味な少年の姿をしたナハトの対処に追われるだろう。レイリア、アメイズは接近戦はあまり得意としない雰囲気だった。アシュリーは背負っている弓矢から見てやはり、あまり近付けさせたくは無い。ならば自分のするべき事はと、無い知恵を振り絞り腰に携えた剣を鞘から引き抜く)

団長さんも死なないでね!皆、行こう!
(叫ぶようにして声を飛ばし、剣の切っ先に意識を集中させる。間近に感じる死への恐怖、例え短い間とは言え道中を共にした騎士を倒された怒り、ここで終わる訳にはいかない思いから、不安定に揺らめきながらも大きく燃え上がる炎が出来上がれば"はあっっ!"と掛け声と共に数メートル離れた距離から剣を振り下ろし、火球を中華の女の足元に狙いを定め、放つ。先の団長の話から例え怪我を負わせる事は難しくとも、平原の草が燃え上がり火炎と煙が女の動きを少しでも鈍らせてくれる事を祈り、また、攻撃を仕掛けた己が注目され他の皆が逃げやすくなる事を願いながら、その後は自分も関所に向かって一直線に走りだし)

(/わぁー!(パチパチ/拍手)一気にシリアスな雰囲気になりましたね。強敵な雰囲気がロルからも伝わってくるかのようです。了解致しました。戦闘ロルは不馴れな点も多い為、温かい目で見守って頂ければ幸いです。ナハトへの対抗手段が見つかったら彼らにリベンジ出来る日を夢見つつ、娘には精一杯頑張ってもらおうと思います/蹴り可)

  • No.54 by アメイズ・ローメディア  2018-08-22 14:28:33 

【 アメイズ・ローメディア / アザネリア平原 】
>>メリー、ジャックス、周辺all
私の魔導かい?こうやって自分の魔力を「糸」に変えることができる能力さ。
(幼いころより付き合ってきた自信の魔導は一見頼りなく見えるが応用が利くことを誰よりも知っている。逃げるのが前提ならばなおさら役に立つだろう。そう思っていると突然の出来事に一瞬足がすくんだがすぐ状況とするべきことを自分の脳で割り出す。)
聞いたか!?逃げろ!死にたくないものは走れっ!
(普段の陽気な性格もどこへやら、案外彼は熱くなりやすい性格なので声は荒くなるがしっかりと自信のなるプランを成形し皆へ呼びかける。)
団長、あなたたちの事は忘れない。生きてまた会おう。
(笑顔でそういうと自信の魔導、魔線で作った糸をネットのように編んで二人の敵へ打ち出す。拘束、罠、命綱。逃げるにはもってこいの力だが通用するかは初めての体験だ。しかしその効力を確かめるより自分たちの命のほうが優先。大地を蹴って一直線に逃げる。)

【パチパチパチ……いい展開になってきましたねー、これからの展開やストーリーに目が離せません。私の子が少しでも物語を盛り上げればと思っています!

  • No.55 by アシュリー・クレスト  2018-08-22 14:51:40 

【 アシュリー・クレスト / アザネリア平原 】


>>52 ジャックス、中華の娘、>>53 メリー、周辺all

(ナハトの倒し方について、ジャックスに言われれば苦笑いしつつ「すみません、つい研究者としての癖が」と謝罪し、再び思考をナハトの方に戻すが、関所付近にて響き渡った轟音により中断して鋭い目を向けて。ウィルと言う騎士が魔導を使おうとしたところを不気味でまだ舌足らずな少年が襲撃し、ウィルは魔導を発現する前に赤い花を咲かせながら地に伏してしまい。これまでに人の死は研究材料を集めていた際に何回か目撃はしたことはあるが全てモンスターの仕業であった。さらに初めて遭遇したナハトは不気味そのものというのもあり、あっという間の出来事に目を見開き全身の鳥肌が立ち、恐怖が支配する中ジャックスの叫びにより何とか足は動き出すだろう。走る直前、団長たちに「ご武運を」と一言声をかければ、メリーの先導により走り出して)

足止めくらいなら……!《付与》!

(走りながら取り出したのは自身の獲物である弓矢であり、矢に触れて意識を集中すれば魔導を発動し、矢に麻痺効果を付与するだろう、矢は淡い黄色の光をぼんやり放ったのを確認すれば弓を構えて矢を携え、中華の娘に当たるようにと心中で願いながら、メリーが火球を放ったのに合わせて撃ち込み、運良く当たり麻痺で時間を稼げることを願いつつ弓は持ったまま、メリーに続いて一直線に関所へと走り出し)




(/祝初遭遇!一気にシリアス、そして絶望展開へ……!当方も戦闘ロルは不慣れではありますが、娘には頑張って足止めをさせます!←
騎士団長たちの無事とその後強敵ナハトの弱点が露呈されるのを願って……!)


  • No.56 by レイリア  2018-08-22 20:42:22 

【レイリア・ウィリーデ / アザネリア平原】

>>周辺ALL

(其れは何とも分かりやすい絶望。目前に降って湧いたナハト、そしてそれへの対抗策の途絶。ウィルを殺した幼い少年のようなナハトも、特徴的な話し方をする女性のようなナハトも、どちらも現状でどうにかできるような代物ではないと、その纏う空気だけで理解できた。
しかしだからといって何もできないわけではない。片方はジャックスが留めておいてくれるだろう、そのうちに、自分達はポータルへとたどり着かなければならない。一瞬だけジャックスへと目線を向けて、すぐに関所に向けて走り出す)

手傷を負っているわけはないだろうが…なにか見えれば儲け物、程度だな
(他のメンバーが牽制の攻撃はしてくれた。ならば自分がすべきことをする。関所へ向けて走りながら、両の眼に魔力を集中させる。視界が、心なしか白黒に染まっていくかのような感覚。期待はしていないが、弱っている点が見えるだろうか)

しかし…人語を解するのか。意思疎通の可能性…交渉や揺さぶりも可能…いや、それよりも…
(『どうやって作戦を知った?』とは口に出さない。今はこの絶望を叩いて壊し、ただ逃げ延びること)



(/ヒャッハー、負けイベントだー! ということでダメ元弱視です。展開的に何も見えないでしょうけども←)

  • No.57 by √  2018-08-22 21:42:16 



【 ジャックス・ヤーファ、『不気味な少年』 / アザネリア平原 】

>>対象なし

(ギィン、と鈍い金属音が平原の空気を震わせる。不気味な少年は、巨大な鋏の番を外した、歪な双剣を得物として振るうようだ。目の下に刻まれた深すぎる隈に、邪悪なまでに無邪気にニヤついた顔が戦慄を煽る。倒れたウィルを、もう一人の部下が必死に介抱するが、回復の見込みは極めて薄いだろう。――彼らが中華の娘にやられてしまう前に、この少年を片付けなければならない。また、関所から上がった轟音の主が娘と少年ではないとしたら、3体目のナハトが関所にいることになる。嫌な想像に駆られていると、ふと、ギリギリ間合いの外にいる少年が、揺さぶりのつもりか声をかけてくる。アメイズが飛ばしたネットを、造作もなく双剣で切り裂きながら)

『きひひ、いいのお? クーに殺されちゃうよ、あいつら』
「その前に俺が駆けつけるさ。美しい賢者殿から仰せつかった任務だからな」
『僕を倒す気? 無理だよ、オマエ一人じゃ』
「違えよ。俺一人だから倒せるんだ」

(緋色たちに「走れ」と言った理由は、二つある。一つ目は、この場から早急に離れ、関所へ少しでも近づくため。二つ目は、己の周囲から彼らを遠ざける為。ワルキューレ騎士団長は、腰に下がっている長剣を抜いた)


【 クーリャン、「アン・ダードッグ」 / アザネリア平原 】

>>ALL

(蜘蛛の子を散らすように逃げ出す彼らを、冷めた目で見遣る。その視線は余裕の表れというよりも、面倒臭さの方が色濃い。メリーの掛け声の後に飛来した火球を、バックステップで事もなげに躱す。火炎が地面に着弾したことから周辺の草へ延焼していくが、それはナハトという化け物相手には大した意味もなさず。己を狙って放たれた矢とネットに気付くと、その場で高らかにフィンガースナップを一つ。弾けるような軽快な音が響いたかと思えば、それらは中華の娘に届く前に、ふるふると独りでに震えて力なく落下して)

……行かせない言ったアル

(溜息交じりに呟けば、背負った大槌に手をかける。女の細腕には似つかわしくない巨大な得物を軽々と空中で一回転させれば、頭上高く振り上げて思いっきり地面を殴打。すると、その大きな衝撃が不自然なほどにさらに大きく、地面を次々に隆起させていく。衝撃は波となって地面を伝播し、ついには緋色たちの足元にまで届く。急に足場が異常なほどにデコボコすることで、走ることはおろか歩くことさえままならないフィールドを作り出し、緋色たちの機動力を圧倒的に低下させる。地形を変えるほどの力と先ほどのフィンガースナップは、魔導以外に何の説明も付かない。レイリアの魔導も、この状況を突破する足掛かりにはならず、絶望のノーヒントを突き付けるだけに終わる)

大人しくここで死ぬ。それ正解ネ

(目を付けたのは、現時点では恐らく最も攻勢に向いた魔導を持っているであろうメリー。地面を蹴れば、チャイナドレスの裾を翻しつつ弾丸のように一直線に彼女への距離を詰め、重い武器を振るっているとは思えないほどの速い振りで大槌を振り抜く。いくら彼女が剣を抜いて防ごうとも、剣の方が衝撃に負けて折れてしまうであろう破壊力。この一撃で、彼女の身体を粉砕し、相手の頭数を一人減らす――はずだった)

「だめっ!」

(上ずった悲鳴のような声を発したのはアンだった。元踊り子の羽根のような身軽さでメリーと中華の娘・クーリャンの間に割って入れば、メリーをクーリャンの攻撃から庇うように武器であるショールを最大限に広げ、自身の持てるありったけの魔力を注ぎ込み、硬化させる。ダイヤモンド並みかそれ以上に硬化されたショールに、クーリャンの大槌がクリーンヒットする。ぼぐしゃ、という鈍い音と共に、アンの身体は数メートル先へ吹き飛んでいた。最大硬化されたショールは無事だったものの、それを持っていたアンの両腕は開放骨折しており、あまりの痛みと衝撃にアンは叩きつけられた地面に伏して気絶していた。魔力を失ったショールは、ただの布きれへと戻ってアンの上に力なくひらりと落ちた)

……まずは一人。次お前ネ

(狙った獲物ではなかったものの、結果的に緋色のグループを一人減らしたことに違いはない。肩越しに大槌を担いで体勢を立て直せば、もう一度メリーの胴体を粉砕するつもりで大槌を振り抜いて)


【アン・ダードッグ→アンダードッグ→“噛ませ犬”。ここでアンを捨て置くか、救助に向かうかはご自由になさってくださいませ。何せ気絶していますので、アン相手には確定ロルの使用OKです。場面が移るまで彼女の意識が戻ることはないですが、選択によっては今後のルートに少しだけ差が出てきますので、悪しからず。
 弱視についてですが、今後もナハト相手では弱点が見えることはほぼ皆無かと。ナハト相手“では”、ですが。それでは、引き続き本編をお楽しみいただければ幸いです……!/蹴推奨】

  • No.58 by アシュリー・クレスト  2018-08-22 22:14:34 

【 アシュリー・クレスト / アザネリア平原 】

>クーリャン、アン、周辺all


(メリーの火球を軽々と交わし、周囲に延焼しても尚様子の変わらぬ相手を鋭い目で見るが、自身とアメイズの魔導をフィンガースナップ一つで落とし、さらに地形を変えるほどの圧倒的なパワーは間違いなく魔導そのもの。その効力を見れば相応しいであろう名前を呟き)

あれは魔導…………もしかして、重力操作系……?

(そして有り得ない速度でメリーに向かい、彼女に絶対に振るえないであろう大槌を軽々と振りかざせば思わず名前を叫んでしまい、しかし割って入ったアンの活躍により難は逃れたが、再び絶望の時。アンは気絶し、防御が無いまま、間違いなくメリーは無防備だろう、最大戦速で弓矢を構えれば、重力操作で落とされてしまうと分かっていながらもメリーを救うべく《付与》で麻痺効果を再び矢に与え。時間差ならばと二本に付与すれば、一本を撃ったのちにもう一発撃ち込み)

させません!その方から離れてください!

(躱すだろうか、それとも重力でまた力なく落ちてしまうだろうか、いずれにせよ目の前にいる新たな仲間のピンチを捨て置くことなど己には無理で。8本あった矢の残りが5本なのを確認すれば、尚も気をこちらに逸らすべく新たに矢を二本持ち。視線をアンの方に向けて状態を確認すれば気絶しているだけでありまだ生きてる。彼女も放って置けないが今は目の前の危機に集中し、再び《付与》を発動して一本は麻痺効果を、もう一本には毒効果を与えれば、淡く黄色に光る矢と淡く紫色に光る矢をそれぞれ構えて)


  • No.59 by メリー・スミス  2018-08-23 00:58:43 

【 メリー・スミス / アザネリア平原 】 

>>クーリャン、アン、アシュリー、周辺ALL

っ……──そんなっ!
(己の放った火球はあっさりと避けられ、燃える炎も牽制には足りず。糸も弓矢も目の前の敵には届きもしない。そして女の大槌が地面を叩いては地震のような大きな揺れと共に地形は変化し、関所はもう目の前だと言うのに、駆けて行く自分達の行く手を阻む。それだけでは無く、驚くべき速度にて距離を一気に詰められ、受け流しも回避も不能な一撃が自身目掛け繰り出される。死を覚悟した刹那、褐色色の背中が目の前に広がり、硬化した布ごと自分の代わりに後方に吹き飛ばされた彼女の姿を目の当たりにしては「アンちゃん!!」と叫び声を上げ)

(アンがどうなったのか、確認する間も無く当たれば一撃必殺の大槌が再び迫り来る。しかしこんな時だからこそ火事場の馬鹿力とも言うべき力が発揮したのか、はたまた幸運か。考えるよりも先に本能が、先程と同じ横振りの攻撃がくると察知しては、凸凹とした地面を強く蹴り上げ、後ろに避ける事によって間一髪の危機を逃れる。だがこれで終わりでは無いだろう。視界の端にアシュリーの援護射撃が見える。先程ネットや弓矢を地に落とした魔導の発動にはフィンガースナップが必要動作では無いかとの希望的観測が頭を過る。アンを助けるには自分では距離が離れすぎており、また向かうにしても逃げるにしても足場の悪い地面の上を駆けながら、無防備な背を目の前のナハトに晒す事になる。ぐるぐると考えが脳内を瞬く間に駆け巡り、結論を出す)

誰かアンちゃんをお願い!アタシは大丈夫だから、足を止めないで!走って!
(アンは他の誰かに頼む事にし、最初の願い通りナハトは自分に注目している今。敵の数は今の所2名、範囲攻撃持ちとは言え其々がバラバラに関所を目指せば、一人か二人だけでも到着出来るはず。ここで希望の光を途絶えさせるわけには行かない、ならばこそ自分は一秒でも二秒でも、アンの救助や仲間達が関所に向かう為の時間稼ぎをしようでは無いか。一対一で戦うなと言った団長の言葉が危険信号をしきりに鳴らすが、頭の悪い己はそれ以外の手が浮かばないのだから仕方ない。覚悟を決め、女が武器を振り切ったであろう後を狙い、真正面から今度は此方から、大槌を振り回し辛いであろう距離まで間合いを詰めようとし。もしそれが成功したならば、燃え上がる炎を纏った剣にて女の胴体目掛け、突きを繰り出そうとするだろう)

  • No.60 by 中華の娘  2018-08-23 22:20:49 


【 クーリャン / アザネリア平原 】

>>メリー、アシュリー、周辺ALL


死にぞこないを気にしてる場合アルか?

(倒れ伏し動かなくなったアンに対して、彼女を捨て置かず気に掛ける合理性のなさに不思議そうに眉をひそめる。フルスイングした大槌は空振りに終わり、勢いを殺し切れず大槌の側面が低い音と共に地面とぶつかる。ふと聞こえてきたのは、そちらに注意を向けようとしているであろうアシュリーの声)

“今から攻撃する”って、自分から敵に教えてどうするネ!

(矢が飛来する方向、つまりアシュリーの方を向いて声を張り上げる。放たれた一本目の矢は、フィンガースナップの時と同じようにクーリャンに届く前に震えて落下した。それはまるで、不可視の何かに阻まれているような不自然な落ち方で。ふと熱量を感じてメリーへ向き直れば、先ほどより距離を詰められている。迫りくる炎の刃を躱すべく、地面についたままの大槌を支点に、側転の要領で回避する。だが回避した先に襲い来るのは、時間差で放たれた淡い黄色の魔力を宿した矢。その存在に気付いた時には既に後の祭り、側転後の体勢でなんとか身体を捻るも、矢はクーリャンの肩を掠めて僅かな傷をつけた。自動的に傷の再生が始まっており、既に傷口は塞がりつつあるが、魔力に載せられた麻痺効果はクーリャンの体内を巡っているだろう)

(その時、関所から再び轟音と砂埃が舞い上がる。関所でも、何者かとワルキューレ騎士団が戦闘していることは想像に難くない。つまり、緋色の誰かがクーリャンから逃げ延び、関所に辿り着いたとしても、その先にはまた――)

あっちでは派手にやってるネ。こっちも鳴り物入りでいくアルよ。アイヤー!!

(関所に目を遣りつつ、大槌を肩に担ぎ直す。矢が掠めた部分に違和感がある――毒の類か、と冷静に思考しつつ、特にそれを脅威とは受け取っていないようで。メリーとその後方にいるアシュリーに視線を戻せば、口元に不敵な笑みを浮かべ、大きな声で鬨を張り上げた。その瞬間、クーリャンを中心に不可視の衝撃波が全方位に広がり、緋色たちへ迫りくる。それは破壊力の増した突風にも似ていて、触れれば吹き飛ばされてダメージを受けることは必至だ。打ち所が悪ければ大きな怪我の誘因にもなるだろう。アンも無論攻撃対象に含まれており、防御する術のない彼女にこのままではクリーンヒットしてしまうはずだ)


(/一方的過ぎるのも面白みがないと思ったので、女子二人の素晴らしい連携で中華に手傷を負わせる展開にしました。アシュリー本体様にご連絡なのですが、次レスから魔導を行使する場合、“どの程度の魔力を込めたか、命中すればどのくらいの時間効果があって、軽度から重度まで、どの程度の状態異常を引き起こすか”を常にロル中に明記して頂ければ幸いです。)

  • No.61 by 参加希望δ  2018-08-24 18:14:50 

【とても素敵なトピで、是非とも⑤の自由枠で参加させていただきたく思います!

希望キャラ像:
襲撃された仲間たちの仇討ちのためにナハトを打倒せんと戦う元囚人
┗かつて義賊を名乗り、魔導犯罪を繰り返していた小規模集団の頭領。紆余曲折の後彼らは慈善団体に姿を変え、自身は自首。監獄生活をいよいよ終えようというとき、かつての仲間たちはナハトという怪人たちに皆殺しにされた旨、また王国が彼らを討伐するため希望者を募っていることを看守から伝えられた。どうせこの後行く宛もない、と半ば自棄になりながら入団申込書に乱雑にサインをする。

世界観にそぐわないようでしたら遠慮なく仰って下さいませ!
また受領していただける場合pf作成の参考に確認したいことがいくつかあるのですが、ナハトの出現や活動は消滅の雲が現れたネーイェルの月1日頃からという認識で大丈夫でしょうか?加え、魔導学園、牢獄ヘルヘイム、ルエン海賊団について少し情報があると嬉しいです。よろしくお願いします!】

  • No.62 by レイリア  2018-08-24 19:33:04 

【レイリア・ウィリーデ / アザネリア平原】

>>周辺ALL

(世界が血眼になって弱点を探している相手に、『弱視』でなにか見えるわけがない、と予想はしていたが、実際全くもって何も見えないとさすがに気落ちは否めない。
眼の前の女型ナハト、後方の少年型ナハト、そして響いてくる轟音から推測される、関所内のナハト。絶望のオンパレードといっても過言ではない)

重力操作…いや、指パッチン…今は声…音波を利用して衝撃を作ってる可能性もあるか。
どちらにせよ不可視なのはどうしようもない、な。
(それでも思考は止めない。自分にできることはもはやこれだけだ、下手にナイフを投げたところで、もしも敵の能力が『落とす』だけでないのなら、フレンドリーファイアになりかねない。
瞬間、女型ナハトが声を張り上げた)

大声…同心円…!
(もし『音』がトリガーになっているのなら、という推測が当たっているのかどうかなどもはや関係なく、明らかなる破壊の衝撃波が全方位に向けて広がっているのがわかる。
前衛はもはや戻ってこれる場所にいない。しかしアンを放っておけばあの怪我に追い打ちだ、およそ間違いなく、死ぬ)

……こんで保身なんかに走ったら、ぜってー怒られるもんなぁ!
(一瞬だけ思い浮かんだのは、自分を育ててくれた、二人の顔。ああそうとも、生きるにせよ死ぬにせよ、あの両親に顔向けのできない行動なんてできるものか。
全方位攻撃である以上抱えて退避は無理だ、防げるような都合のいい魔導でもない。ならば身を挺する他に道はない。
アンと女型ナハトの間に割り込んで、頭と心臓等自分の急所だけをカバーするように構える。腕が折れようと足が折れようと、まずは生きてさえいればいい、それでいて、アンへの衝撃をいくらか和らげられれば御の字だ)


(/ 良い絶望具合で心が踊りますなぁ。あ、一応庇いに入りましたがレイリア君は所詮ひょろい研究者ですので、主様のさじ加減ひとつで無様に吹き飛ばしてもらってもかまいませんのでー)

  • No.63 by メリー・スミス  2018-08-24 20:55:30 

【 メリー・スミス / アザネリア平原 】 

>>クーリャン、アシュリー、レイリア、周辺ALL

(アシュリーの放った矢は、不可視の風や壁でもあるかのようにまたもや落下してしまった。残念ながら攻撃に専念させ手を塞いだ所で魔導の発動は防げないであろう事は分かった。遠距離よりは近接の方がまだ幾分か有効なのだろうか。原理まで頭は回らず、そして自分の攻撃はまたもや驚異的な身体能力を駆使して避けられてしまう。が、先程とは違い、不意打ちにて二本目の矢がナハトの肩にほんの僅かな掠り傷を作る。"やった!"と思わず喜びの声を漏らすも、すぐに元通りに傷は癒えてしまう。しかし、その肩の動きは少しだけ鈍くなったように見えるのは気のせいだろうか)

っ……少数精鋭、って奴?次から次へと嫌になってくるね!
(不意に関所から鼓膜をビリビリと刺激し響き渡る轟音。中華風のナハトの口ぶり、そして遠くから聞こえる戦いの音が、例えこの場を逃れてもポータルには第三者の、新たな敵の驚異が待ち構えている事実を無情にも物語ってくる。数では此方が勝っているはずなのに、目の前の敵には束になっても敵わないのだろうか。ネガティブな考えが過り、いや今考えるべき事は違うと思考を振りきるように首を左右に振る。どうすればいい、今他には何が出来る?眉を潜め自問自答を心の中で繰り返す)

(目の前のナハトが不敵な笑みを浮かべる。嫌な予感がして身構えると、相手は声を張り上げたかと思えば、今度は大槌を使用せずに繰り出される衝撃波。これも魔導の類いなのだろうか。咄嗟に両腕を交差させ受け身の体勢をとり、片手に握る剣を離さないように力を込めては、衝撃波によって関所とは反対方向へと吹き飛ばされる。アンはと心配が過るが、レイリアの声が耳に届く。そして自分は後方の地面に背面から叩きつけられ「──ぐぁっ!」と呻き声を溢し、背中から全身に広がっていく痛みによってその場でうずくまるしか術は無く)

  • No.64 by √  2018-08-24 21:50:56 



>>参加希望δ様

【お褒めの言葉と参加希望、ありがとうございます。本編開始後の飛び入り参加、とても嬉しいです。
 キャラクター像も拝見させて頂きました。サブストーリーの引き出しがたくさんありそうでとても素敵だなと思ったのですが、現在自由枠での参加は一時締め切りとさせていただいております。
 理由といたしましては、本編がスタートし、本格的にトピを運営する中で、主要募集枠の②が埋まらない状態で自由枠を増やすのは、主の管理手腕や力量が足りないと感じたからです。
 追加で参加希望してくださる方などまさか現れないだろう、という詰めの甘さが招いたミスで、自由枠の募集打ち切りをどこにも表記していなかったため、参加希望δ様にご迷惑をおかけしてしまって大変申し訳ございません。
 重ねて申し上げますが、提示して頂いたキャラ像は本当に素敵で、世界観から逸脱するどころかぴったりとマッチしていて、拙い設定欄をしっかり読んで下さったんだなあ、と本当に胸が熱くなりました。
 主のミスで、折角のご希望に色よい返事を差し上げられず、本当に申し訳ございません。御縁がございましたら、その時は是非とも宜しくお願い致します。】

  • No.65 by √  2018-08-24 23:19:39 


【 クーリャン、「ジャックス・ヤーファ」、『ウィリアム・リンド』 / アザネリア平原 】

>>メリー、レイリア、周辺ALL

少数精鋭? ちょと違うネ。ワタシらは先遣隊アル

(メリーの発言に、小首を傾げて怪訝そうな表情をした後、この現状ではまだ足りぬとばかりに更なる絶望を突き付ける。ややカタコト気味の口調では緊張感が損なわれるかもしれないが、而して“先遣隊”というワードが持つ破壊力は緋色たちにとっては小さくはないだろう。衝撃波に吹き飛ばされ、地面に這うメリーの姿には、満足げに鼻を鳴らして)

……馬鹿ネ

(突如、自身を奮い立たせるような男の声が聴こえてきたと思いそちらを見遣れば、そこには先ほど片づけたアンを庇おうと馳せ参じたレイリアが。とはいえ、目に見える防御策は何も用意していないらしく、ただ急所を腕で守るだけの夏炉冬扇よろしくな構え。はあ、と溜息を一つ。続いて、呆れたように一言呟いて。ふとアンは、地面を抉って迫りくる衝撃波の轟音に沈んでいた意識を揺り起こされたのか、ぼんやりと半眼を開ける。逆光でよく見えなかったが、そこには男性の――レイリアの背中が見えた。自分を守るように立ちはだかるその背中は、彼の背丈以上に大きく見えて。だが、感謝の言葉を述べる余裕も今のアンにはなく、さきほど地面へ叩きつけられた時に負った脳への衝撃が祟ったのか、再び目を閉じて意識を手放した。それと同時に衝撃波が到来する。地面に伏せている体勢が不幸中の幸いで、アンは大して吹き飛ばされはしなかったが、それを庇ったレイリアは数mは後方に飛ばされるだろう。運が悪ければ衝撃によって抉られた地面の飛礫にぶつかったり、受け身を満足に取れず怪我をしてしまうかもしれない)

「――よく頑張ったな。誰も死んでねえなんて上出来じゃねえか」

(くぐもった、男性の低い声が聴こえる。アザレアの紋章が刻まれた兜の奥から、緋色たちを労ったのはワルキューレ騎士団長。その背中には、息も絶え絶えのウィルを背負っている。団長自身も肩で荒く息をしており、鎧も所々傷ついている。関節部分から血が流れているあたり、少年のナハトに苦戦を強いられたのだろう。遥か後方、ジャックスが少年と戦っていた辺りの場所には、細切れの肉片となった少年だったものが散らばっているのが見える。だが不自然なほどに血の姿は見えず、ただ再生のために蠢動している肉塊があるのみで)

『あなた方を、護衛する……それが、俺の、最期の任務…です。どうか…もう一度……たいよう、を…………』

(ウィルが、蚊の鳴くような音量で、けれども凛とした決意を感じさせる声音で、団長の背の上で言葉を紡ぐ。呼吸も満足に出来ず所々苦しげに喘ぎ、何度も口から血潮を逆流させているが、腹に大穴が空いているのだ、当然だろう。ウィルが震える腕を団長の肩越しに前方に伸ばす。そこに淡く宿るのは魔力。最早死の淵にある彼を動かしているのは、“緋色のグループを関所まで護衛する”という任務を果たさなければ、という責任感だけ。言葉が尻すぼみに小さくなっていき、魔力の光も消え失せる。ウィルの全身の筋肉が弛緩する――人の死とはこういうものだ。団長は、ゆっくりとその場にもう動き出すことはないウィルを横たえた)

「中華かぶれは引き受ける。……どうか、こいつの死を無駄にしないでやってくれ」

(ウィルが最期の最後に発動させた魔導『隠匿』の力で、緋色のグループ全員の姿は敵から隠された。だが、先ほど団長が釘を刺した通り、隠匿は万能ではない。姿と匂いは誤魔化せても、発する音は消せないのだ。関所に無事に辿り着き、そこに待ち受けるであろう第三のナハトの脇をすり抜けてポータルへ飛び込む、それがソルマーニへ向かう唯一の方法。ちなみに、隠匿をかけられた者同士、つまり緋色たちだけはお互いの姿を認識できる。問題は、完全に意識を失っているアンを誰が担ぐかだ。ともあれ、団長はもう一度剣を構えた。ナハトとタイマンで連戦、此方も緋色たちに負けじと絶望的な状況だ。だが、これが己の任務。隠匿をかけられていない自分には、もう緋色たちの姿は見えない。早く離れてくれよ、と心の中で願いつつ、団長は魔力を剣に集約させた)


【レーさんお見事!音波、大正解です。クーリャンの魔導は厳密に言えば『波』そのものを操作するもので、その気になれば音波に限らず衝撃波・電磁波・重力波などを行使できます。が、クーリャン自身(と主も)脳筋気味というか、頭があまり賢くないので、分かりやすい音波を多用しています。
 絶望ターンがあまり長く続くのもあれなので、団長投入です。お荷物アンを担ぎつつ、抜き足差し足で目指せ関所!ちなみに、ウィルのファミリーネームにもちょっとした小ネタがあります】

  • No.66 by 参加希望δ  2018-08-24 23:39:14 


>>64 主様

【ご丁寧かつ迅速なお返事をありがとうございます!
本当に素敵なファンタジーの世界で、作り込まれた設定に惹かれ、本編が開始されているのにも関わらず勢いのまま希望を出してしまいました。配慮が足らず申し訳なさが募るばかりです。
希望した人物像についてお褒めいただけたのは、正直飛び上がる程嬉しかったです。
参加できないのは非常に残念ですが、陰ながら応援させていただきます。是非参加者の皆様と素敵な物語をできるだけ長く紡いでいって下さいませ!
最後になりましたが主様と参加者の皆様に、緊迫した戦闘ロルが飛び交う中に水を差すような無粋な真似になってしまったことへのお詫びと、こちらのトピが繁栄するようお祈りを申し上げ、失礼させていただこうと思います。】

  • No.67 by メリー・スミス  2018-08-25 01:01:52 

【 メリー・スミス / アザネリア平原 】  

>>クーリャン、ジャックス、周辺ALL

(痛みに地に倒れ伏したまま、このナハト達が先遣隊であると告げられた事にさらに顔を歪める。嘘では無いだろう。一人一人がこの力量であるならば、その先は考えたくも無い。目の前が暗くなるような感覚に襲われるも、力強い男性の声が鼓膜を揺らす。顔だけ動かし確認すれば、騎士を背負う団長の姿が。先ほどのナハトはと視線を向ければ、細切れになってもなお停止する事の無い肉塊に表情をひきつらせ。自分達の敵の強大さを改めて実感しつつ、ウィルの最後の言葉に静かに首を縦に振り、託された思いを受け取る。ここからは音をなるべく立てないようにして気を付けなければならない。大丈夫、まだ体は動く、大丈夫と自分を鼓舞するように心の中で呟き、ナハトと再度対峙する団長の背を見つめ、団長の勝利を願い)

(倒れた状態から痛む体をゆっくりと立ち上がらせれば、吹き飛ばされバラバラとなった仲間達を見渡し、先ほど自分を庇ってくれたアンの元へと向かう。痛ましい傷に悲痛な表情を浮かべるも、まだ息がある事を確認し、ごめんねアンちゃんと泣きたくなる気持ちをぐっと堪える。自衛団で災害時を想定した訓練を思い出す。筋肉の使い方次第では体格差のある相手でも運べる術は学んだ。手にしていた剣は鞘に納めてからまずは身を屈め、アンの腋の下から自分の首を差し入れ、肩に相手を担ぎ上げるようにして立ち上がる。疲労からややふらついてしまうも、歩けると判断しては息や足音に注意しつつ、一歩、また一歩と関所に向かって歩き出し)

(/連携が成功したり、絶望の上にさらなる絶望があったり、団長さんやウィルさんの活躍等、熱い展開ですね!!
そして流石頭脳派レーさん、的中お見事です!アンちゃんを庇う姿、格好良かったです。クーリャンさんの強さの秘訣が明かされても、対抗手段を見つけるのは何だか難しそうです。ですが其々が考察して判明するのって楽しいですね。そして名前の小ネタ、見つけられるかは分かりませんが探してみますね。名前に遊び心があったり、話の展開の仕方など楽しくて主様すごいなと思います!

あ、アンちゃんは男性陣にお任せした方がいいかなとも思ったのですが、娘に恩を返させたく、調べたらファイヤーマンズキャリーと言う技術があるらしく、その方法に沿ってならいけるかなと思い運ばせてしまいましたが、あまり現実的で無かったら申し訳ありません…!皆は無事関所を抜けられるのか、ドキドキしながらこれからの話も楽しませて頂きますね。思わず背後がでしゃばってしまい申し訳ありません。失礼致しました…!/蹴り可)

(/>66
此方はあまりお気になさらないで下さいませ。元囚人さんや、理由が仲間の為等魅力的な設定だなと読んでいて思いました。どこかで縁が御座いましたら、その時はよろしくお願い致します。参加者δ様にも良縁が訪れる事を祈っております)

  • No.68 by アシュリー・クレスト  2018-08-25 20:24:25 


【 アシュリー・クレスト / アザネリア平原 】

>メリー、レイリア、クーリャン、アン、ジャックス、ウィル、周辺all


(込めた魔導は量的には、緊急時にアンの元に駆けつけるためにもと体力を温存するべく、一度振りかざした際に違和感を感じ少々動きが鈍る程度の麻痺がほんの数分くらい続く程度のもの。一発目は読み通り外れ、あり得ない身体能力でメリーの攻撃もかわされるが、意外にも時間差で放った二発目が肩を擦り、ダメージは少ないが麻痺効果は与えられただろう、麻痺により肩の動きが多少鈍れば狙い通りであったが、その後クーリャンが突風のような衝撃波を放ち、咄嗟に背中を向けるだろう。背中に衝撃波がヒットし数メートル程は吹き飛ばされ、しかし幸いにも受け身は取れたため、ダメージは背中と受け身を取った際の左腕のみになったことに安心しつつ。背中の痛みに眉をひそめ、左腕を抑えながら立ち上がり、相手のナハトは先遣隊だと聞けば、また研究者としての癖か推察を呟いていて)

先遣隊……?ナハトは複数居るのは分かるけど、統括者……全ナハトを束ねるリーダーがいるの……?

(しかしその思考は騎士団長の一声により中断され、戦闘の跡を見れば、バラバラにされた組織を再生するべく蠢いている肉片の姿に顔をしかめて。ウィルの最期の願いを聞き、息途絶えた姿を見れば静かに涙しながら頷き、呟きながら決意を新たに固めて)

ええ、必ず……必ず、貴方にも太陽を。

(彼の魔導により緋色グループの姿は消え、クーリャンからは見えなくなるだろう。互いに視認できていることを確認すれば涙を拭いつつ、音を立てぬよう静かに歩き出して。アンはメリーが背負ったのを確認すれば、アンを庇ったレイリアの様子を見て、周囲を見渡せば支えれるのは己だけかと判断すれば、彼の傍に来れば静かにしゃがみつつ声をかけて)

レイリアさん、ひ弱なわたしで良ければ肩をお貸しします。掴まってください。行きましょう。



(/ロールの件のご指摘ありがとうございます!以後気をつけます。
次々と出てくる胸熱展開に心踊らせながら楽しんでおりました!まさか娘の攻撃がクーリャンさんにかするとは……!そしてなんと言ってもレイリアさんがアンさんを庇う姿がめちゃめちゃカッコ良かったです!アンさんはメリーさんが担いでくださるとのことでしたので、こちらはひ弱ではありますがレイリアさんの支援に行かせて頂きます……!
無事関所に入りソルマーニに辿り着けるか、ますます深まるナハトさんの謎……これからどんな展開があるか楽しみにしつつ、背後は一旦失礼致します!また何かありましたら、遠慮なくお声がけくださいませ!/蹴可)


  • No.69 by レイリア  2018-08-26 16:53:37 

【レイリア・ウィリーデ / アザネリア平原】

>>周辺ALL

馬鹿じゃなけりゃ、できないこともあるんだよ…ぐぅっ!
(到来する衝撃波。不可視に近いその衝撃は、細身とは言え紛れもない成人男性であるレイリアを易々と吹き飛ばした。衝撃波によって抉り飛ばされた地面の飛礫と共に数m後方に吹き飛ばされ、アンをかばう体勢であったために十全な受け身が取れない。無論衝撃が来ることは分かっていたためそれにより死に至ることはないが、ゴキリ、と右腕から体内を音と痛みが駆け抜ける)

(骨折の痛みで反射的に出そうになる声を押し殺す。それはすぐそこで死の淵にありながら、己の責務を全うするウィルがいたから。自分に迫り来る死に恐れを見せることなく隠匿の魔導を発動した彼を前に、腕一本ごときで情けない声を出してなどいられるはずもない)

……ああ、悪いな。
(意識を失っているアンをメリーが担ぎ上げているのを目にし、アシュリーに肩を貸すと言われれば一瞬逡巡するものの、右腕の骨折以外にも衝撃波そのもののダメージも大きく、強がりを言っている場合ではないな、とささやくような小声で礼を言ってアシュリーの肩に掴まり、共に歩き出す。幸いにも足に痛みはあるが引きずるほどではない、気をつけて歩けば音はそうそう立たないであろう)


(/ まあ後衛職が『かばう』なんてやったらそりゃそうなるよ、ということでレイリア君には文字通り骨を折ってもらいました。 さてこのまま後はポータルにたどりつ……けると思っていたのかぁ?とかもう一つありそうですね、中にもう一ついることですし。ああ、なんとも楽しみです/蹴可)

  • No.70 by 赤髪のナハト  2018-08-28 18:37:30 


【 ダタハ / アザネリア関所 】

>>ALL

(不自然だとは思わないだろうか。ウィルが死んだ今、魔力の供給源を失った魔導“隠匿”は、持続不可能となり解除されてしまうのが常識だ。正真正銘、ウィルの命の灯は消えた。なのにどうして、隠匿は発動し続けているのだろうか。静かに横たわるウィルの胸元に、ぼんやりと淡く光る何かがあったのは、見間違いだろうか。それもこれも全て、大陸の叡智の結晶であるミズホのもとへ行けば判明することだろう。突如、平原から大きな音が鳴る。ジャックスが魔導を発動し、それを地面へ叩きつけている音だ。彼の魔導がどういうものなのかはここからでは判断できないが、それでも緋色たちの移動音をかき消すためにわざと音を立ててくれていることだけは分かるだろう。ウィルと同じように、ジャックスも想いを託したのだった)

さぁーて、と。えらく静かンなったが、クーリャンが片づけたのか?……チッ、つまんねえの

(関所の中に鎮座するのは、赤い長髪を頭の高い位置で結い上げた青年。彼の前方には、恐らくすでに絶命しているであろうワルキューレの騎士たちが何名も倒れ伏している。首をゴキリと鳴らしつつ、視線をアザネリア平原の方へやれば、そこに確認できる姿はない。クーリャンとジャックスは未だ交戦中だろうが、この位置から二人の姿は見えなかった。青年は、あからさまに退屈そうに舌打ちを一つ零して、その場にあぐらをかいた。彼が座っているのは、5、6段ほどしかない幅広の階段。その階段を上り切ったところに、扉がある――その扉の奥に、起動完了した移動ポータルが緋色たちを今か今かと待ち侘びていて)

はあ……意外と骨がねえもんだなア。遊んでたら終わっちまった

(心底がっかりと言わんばかりに天を仰いで長い嘆息。再び立ち上がってこちらに向かってくる様子を見せない騎士たちを、見下すように一瞥する。関所の外もとても静かだ。人間の匂いや気配も感じられない――最もそれはウィルの魔導によって隠されているのだが。誰も関所をくぐらせない、その目的は果たされたように思える。もうこんな場所に用はない――否、本当にそうか?青年の野性的な勘が、訴えている。遠からず来たる、アンコールの予感を)


【現段階では共にお楽しみいただけているようで何よりです……イズイズ本体様も、レスの間にインターバルが出来てしまったことはお気になさらず、今の絡みから再度ロルを回して頂ければ問題ございませんので、またお時間に余裕のある時にお越しください。
 アーちゃん、アンを担いで下さりありがとうございます。画像検索してみたら、確かにいけそうだなと思いました!ただアンは両腕を開放骨折しているので、アーちゃんの服や肌を思いっきり血で汚してしまいそうで、申し訳ございません。
 というわけで、移動ポータルまでの最後の関門です。一緒に楽しんで頂ければ幸いです!】

  • No.71 by メリー・スミス  2018-08-28 21:55:40 

【 メリー・スミス / アザネリア関所 】 

>>ALL

(負傷したアンを背負い関所を目指す中、何故ウィルが死した後も魔導の効力を発揮しているのか。胸元で光っていたアレは何なのか。魔導に詳しく無くとも疑問が浮かぶも、今は現状から抜け出す事に専念しようと頭の片隅へと追いやり。遠くから激しい戦闘を感じさせる音には、ジャックスがまだ生きている事、そしてその意図を何となく察しては、託された思いに背中を押されながら先へと進み)

(女性とは言え人間一人を担ぎ、神経を張り巡らしながら歩くのは精神的にも体力を消耗するが、何とか関所へと到着する。無惨に転がる死体の数々と血の匂いを目の当たりにしては思わず目を見張り、悲鳴を上げそうになる衝動を、血が滲む程グッと力強く下唇を噛み締めることで何とか堪え。──ここで失敗すれば、自分達も彼等と同じ運命を辿る事になるかもしれない。アンの様子を確認すればやはり息はあるも、両腕から滴る血は止まらない。だが手当をする為に必要な道具も技術も時間も、今の自分達は持ち合わせていない。早く何とかしなくてはと気持ちが焦る。移動ポータル前の階段には自分と同じ赤毛のナハトが一人佇む。目的地はあともうすぐなのに、そこに至るまでの道のりが酷く遠くに感じる。魔導で彼の注意を引き付けようかと一瞬考えが過るも、成功するイメージが湧かなければそれは得策では無いと判断し。自分達の姿は見えていないとは言え、騎士達を見下ろす瞳に心拍数は激しく増し、恐ろしささえ胸に抱くも、ここが正念場である。特別な策が思い付かなければ死体に気を付けつつ慎重に距離を詰め、幅広の階段の一番右端に一歩足をかけ。静かに鼻から息を吸い込み、せめて上りきるまではとそこから呼吸を止め、足音を、気配を、恐怖を全身全霊で押し殺し心を静め、扉を、そしてその先にあるポータルを目指し階段を上り始め)

(/開放骨折、画像を見てわぁ…!となりました。娘を庇ったばかりにアンちゃんごめんなさい。此方こそ応急手当も出来ず申し訳ありませんが、アンちゃんには死なないで欲しいです!
ここでもし見つかってしまったらバットエンドしか思いつかないです。この先も目が離せませんね。皆頑張れ!ゴールはもうすぐそこだ!)

  • No.72 by レイリア  2018-08-28 23:16:54 

【レイリア・ウィリーデ / アザネリア関所】

>>ALL

(案の定、と言うべきか、関所の中もまた地獄の様相を呈していた。予測はしていたので驚くことはないが、それでも死屍累々を体現したような光景に、吐き気にも似た不快感がこみ上げてくるのを必死に抑えて。
ポータルへと続く階段の途中には赤髪のナハト。最後の門番とも言うべきその存在が、今はひどく重く、大きい。 階段は幅広で、彼の横をすり抜けようと思えば可能なように見えるが、接近するということは微かな音でも聞かれてしまうということ。分の悪い賭けには違いない)

(誰かの魔導による誘導は、できればやめておきたい。魔導や魔力に対する何らかの察知能力をこのナハトが持っていれば、居場所が割れる。となれば物理的な誘導となるが、アシュリーの弓は弦の音が鳴る、この距離では聞かれる恐れがある。となれば無音で投げられるのは自分のナイフしかない。
とりあえず少なくとも現状で相手からこちらが見えていないということは、問答無用でこちらの存在を感知するような能力は持っていないはず。さらにさっきの二体のナハトから考えるに、おおよそ人に準じた思考と、感覚器官を持っていると思っていいだろう。
ならば――と周りを見渡しながら、自分を支えてくれているアシュリーから離れる。なにせ賭けが外れれば命を含めた大損だ、掛け金は自分だけでいい。大丈夫、支えてもらって少しは気分が楽になった、歩ける。
まず目指すのは赤髪のナハトから直接視線の通らないような遮蔽物の陰。ナイフを投げるにあたって、どの時点からナイフが隠匿の影響を受けなくなるかが不明である以上、その出処を推測されるような事態を避けるために。
そして効き手じゃない左手でナイフを投げる先は、ポータルから自分達を挟んで反対側、なおかつこれも赤髪のナハトからは直接見えないような場所。感知能力がなければ、見えない場所の物音を確認するためには自分自身で動かなければならないはずだ。
幸い攻撃をするわけじゃないから威力はいらない。左手で2,3本ナイフを適当に投げて物音を立てるだけなら、なんとかなるだろう)


(/ さぁて、レイリア君オールベットのお時間です!…いやさすがに何もせずに通してはもらえないような気がしたので、奮発せねばなるまい、と思いまして。 なお、『投げた』とは書いていないので、他の誰かが読んで理論に穴があると思ったら止めてもらって構いません。むしろ誰かもっと良い策を考えついて止めてくだs←)

  • No.73 by 赤髪のナハト  2018-08-30 20:49:22 



【 ダタハ / アザネリア関所 】

>>メリー、レイリア、周辺ALL

(トン、トン、トン。規則的なリズムで、人差し指を膝頭に打ち付け続ける。もう片方の腕の肘は足の上に置いて、頬杖をつくような姿勢だ。辺りは不自然なほどに静か。先ほどから、関所外からの戦闘音も聞こえてこない。もし戦闘が終わったなら、グレルとクーリャンがこちらに戻ってくるはず。仮にあの2体が敗北を喫したとすれば、彼らを撃破した人間がここへ訪れるはずだ。だがそのどちらでもない。相討ち――否、それも考えにくい。急所を貫けば死ぬ人間と違って、己らは不死だ)

どォー……も、キナ臭ぇんだよなア

(メリーがちょうど階段の一段目の足をかけた瞬間、青年は独り言をつぶやいた。まるでメリーの姿が見えているかのような、絶妙なタイミングで。だが正真正銘、青年にメリーの姿は見えていない。……だが。アンの大袈裟な傷口から滴り続ける血が。地面に、誤魔化しようのない存在証明を点々と刻みつつあった。未だ青年はその血痕に気づいてはいないものの、この静寂を訝しんでいる彼が緋色たちの存在に気付かないという保証はどこにもない)

(その時。微かだが、確かな音。金属が関所の壁に当たった僅かな音が青年の耳に届いた――レイリアの放ったナイフの音だ。だが、青年の腰は上がらない。この物音に飛びつくほど、脳筋というわけではない彼は、而してゆっくりとその場で立ち上がった)

……ははーん? あいつら、しくじったのか

(彼の顔に張り付くのは、仲間の失敗を喜ぶ歪んだ笑み――ではなく、立ち昇る会敵の香りを嗅ぎつけて胸が躍る、純粋な笑み。先ほどの物音、十中八九人間の、緋色たちの罠。大方、グレルとクーリャン、ひいてはナハトとの戦闘能力の圧倒的な差を学んだ彼らが、搦め手でこの最終関門を突破しようという魂胆なのだろう。そう判断したダタハは、階段から一歩も動くことなく、その場で魔導を発動させる。突如、足元が、地面が微かに震え始める。否、厳密に言えば足元に敷かれた砂たちが、意志を持っているかのように振動している)

怒らねえから出て来いよ。歓迎するぜ? なア、太陽さんよ

(気配はない。匂いも、もちろん姿も。だが、この関所の中にソレイユ旅団員がいる――ダタハはそう確信していた。愉しそうに弾んだ声音で言葉を紡げば、まずは手始めに物音がたてられた場所である、ポータルの正反対の方向へ狙いを定める。攻撃方法は、砂。足元にある砂を一点に凝縮し、魔力で密度を上げて鉄球と化したそれをぶち当てた…が、無論そこには誰もおらず、回避行動をとったような音や誰かの悲鳴は聞こえてこなかった。その一撃を皮切りに、ダタハは両手をその場で広げる。たちまち空中に顕現していくサッカーボール大の硬い砂の弾を、手当たり次第に関所中に隕石の如く降り注がせ始めた。幸いなのは、メリーとアン、そして自分のいる階段は攻撃対象に入っていない事か。だが、ポータルに続く扉は閉ざされている。こちらから押せば開くだろうが、無音でとはいかない。メリーが階段を上り切ったとしても、アンを背負いながらでは扉を開くのに十秒弱かかってしまうだろう。それに、扉の軋む音もダタハの耳に届いてしまうはずだ。それにプラスして、階段には点々とアンの血痕が刻まれ続け、なおかつ隠匿もあと何分、何秒続くのか分からない)


【前レスの主文でリーちゃんのことをアーちゃんと書いてしまっていました、申し訳ございません……!
 ダタハは、緋色たちの存在に確信は持っているものの、どこに何人いるのかは分かっていない状況です。立ち位置は、階段から一歩も変わっていません。アーちゃんやイズイズにも何か案があるかと思い待っていましたが、一旦レーさんがナイフを投げたという体でレスを返させて頂きます】

  • No.74 by メリー・スミス  2018-08-31 03:42:47 

【 メリー・スミス / アザネリア関所 】  

>>ALL

(階段に足を掛けた所でナハトの声を耳にする。声こそ堪えたが、静めようと努めていた鼓動が一気に加速する。アタシ達は見えてない、大丈夫、大丈夫と呪文のように繰り返し心の中で唱え。しかし次の階段へと向けて足を上げた所で、自分の居場所をありありと示す血痕にそこで漸く気付き、背筋が凍る。たがアンの止血を出来なかった事を今さら悔やんでも仕方がない。生きて逃げられれば問題は無いのだからと思考を切り替えた所で、ナイフの音が響く。振り返って確認はせず前を向いたまま、仲間達の誰か、獲物が何か一目では分からなかったレイリア辺りがナハトの注意を引き付けようとしたのだろうかと考え。次いでナハトの楽しげな声に再び肝を冷やす。これだけの力があるのに、何故自分達人間と敵対しているのだろうかと疑問がぐるぐると頭の中を巡るが、それも砂を媒介とした魔導に意識は持っていかれ。砂の前では炎も剣も有効とは言い難く、己との相性は最悪だろう。幸い、仲間達の居ない明後日の方向への砂の鉄球での攻撃。だが次は隕石のような広範囲攻撃、しかも当たれば一堪りも無いのは容易に想像出来。他の仲間達は大丈夫だろうか。自分は近くに居た事が幸いして範囲外に居る今、ナハトが見えない自分達に向けての攻撃に集中している内にと、扉の手前まで階段を上り、止めていた息を砂の弾が地面に着弾する音に紛れさせ、静かに吐き出し。何とかここまで来れたがまだ安心は出来ない。魔導の効力の持続時間や、ナハトに完全に発見されるまで残り後どれ程あるか分からないが、急がなくてはとの思いに駆られては、考えも無しに行動する前に、無い知恵を振り絞り頭を働かせ)

(アンを背負いながらも片手は空いている。多少時間を掛ければ扉は開きそうだが、それは単独で行うのでは無く、皆が側に集まってきてから、自分かもしくは両手が空いている他の仲間に任せた方が良さそうな気がする。開くまでの時間稼ぎは、隠匿が発動している今なら不意をつける可能性に賭け、己の魔導で小さな火球を連発すれば、ナハトは砂での防御なりで動きをみせ数秒くらいなら時間を稼げないだろうか。もしくはアメイズやアシュリーの魔導やナイフで多方面から攻撃を仕掛ければもっと有効かもしれない。離れていて話し合いが出来ない現状、まずは振り返り空いている片手を用いて、手招き。次に扉を示し一本指を立て、前方に見えるナハトに向けて片手を何度か角度を変化させて翳し、最後にまた扉を指差すジェスチャーにて、もし此方を見る余裕がある仲間が居ればと、自分の考えを何とか伝えようとし)

(/名前の件は大丈夫ですよー!お気になさらず。
そしてダタハさんも強そうだとは思ってましたが、砂ですか。攻撃も防御も両方お手の物ですね!
突破するには協力プレイが必須ですね。と言うわけで扉側に一番近い5段目くらいの階段右端にて、アンちゃん抱えて血痕から位置がバレないかとヒヤヒヤしながら待機しているメリーからは、こんな感じで案を一つ提示してみました。が、私どもはコレしか思い付かなかったので、他に作戦があればそちらに全力で乗りますし、メリーには先に扉開けて欲しいや、ナハト攻撃して等、指示を頂ければ全力で全う出来るよう働き、ナハトからの逃走を成功させられるよう頑張る所存で御座いますので、皆様よろしくお願いいたします!)

  • No.75 by √  2018-09-05 02:07:29 


>>メリー本体様、ALL様


【毎度お世話になっております、主です。現在の場面、緋色グループの連係プレーが熱い展開なので他の皆様のレスを待機していましたが、どうやらお忙しいようですので、次の展開へ移行させて頂こうと思います。一番積極的に動いて下さっているメリーちゃんの異議さえなければ、メリーちゃんが献身的なムーブで扉を開いてくださり、なんとか全員無事にポータルへ飛び込めた……という体で全体文を回そうと思っているのですが、いかがでしょうか…?】

  • No.76 by メリー・スミス  2018-09-05 08:51:50 


(/おはようございます、主様。そのようですね、皆さんお忙しいみたいですね…。此方はそのような流れで次に進む事で構いません。よろしくお願いいたします!)

  • No.77 by √  2018-09-05 17:45:22 


【 ダタハ / アザネリア関所 】

>>ALL

(砂の弾丸を関所内に散りばめながら、徐々にダタハの表情は険しくなっていく。それは焦りや恐怖の類ではなく、苛立ちが色濃い。自分が望むのは、一方的な蹂躙では断じてない。血沸き肉躍る“闘い”がしたい。なのに何故だ。どうして姿を現さない?怒りに比例するように、砂による攻撃は激しさを増していく。ゆえに気付かなかった。己の背後で、最終防衛ラインであるポータルへ続く扉が開いたことに)

――!クソが、腰抜けが!俺から逃げるのか!

(気付いた頃には後の祭り。ここにきてようやく隠匿が解除され、緋色たちの姿が見えるようになったが、それは最後の一人がポータルに飛び込んだ瞬間の話で。ダタハは吼えながら感情の荒ぶりに任せて巨大な砂の拳を作り上げ、憂さ晴らしの如くポータルに叩きつけた。賢者イーニェが施した結界すらもビリビリと音を上げるほどの衝撃は、ポータルそのものを破壊することはなかったものの、微細な時空の流れに影響を及ぼしてしまったらしい。運悪く――否、運命と言うべきか。その時空の歪みに呑み込まれたのは、アシュリーだった。魔法都市ソルマーニへの出口へ吸い込まれていく他のメンバーとは別に、アシュリーはぽっかりと空いた時空の穴に放り込まれた)

【 ??? / 時空の狭間 】

>>アシュリー

(そこは、まるで宇宙空間だった。床も空も何もない。が、地に足を突いて立っていることは間違いないし、跳んでもいつもより高く飛べるということもなく重力が正常に働いているし、酸素だってもちろん普通にある。ただ目に映るものが宇宙空間のようなものである点を除けば、先ほどまでいたアザネリアとそれほど差異があるわけではない。そこに佇んでいたのは、人間のように見える何かだった。背を向けているために性別等の仔細は分からないが、夜空を思わせる藍色のマントコートに身を包んだ、真っ白な短髪の長身の人物であることだけは見て取れるだろう)

――――スイ?

(その者は、振り返ることなくアシュリーに問いかけた。それが合言葉なのか、名前なのかは分からないが、アシュリーが己の背後にいるということは知覚している証拠で)

【いよいよ???との初遭遇です。この空間に留まれるのは長くてあと2レス、すぐに皆様に追いつく形でソルマーニへ飛ばされます。???と会話するも自由、敵意を向けるも自由、群像劇は始まっています】


【 ミズホ・ハイエン / 魔法都市ソルマーニ-ハイエン魔導研究部本部- 】

>>メリー、レイリア、アメイズ

(移動ポータルの出口は、ラボ本部の地下に位置する大きな部屋。ポータルの前で旅団員たちの到着を出迎えるのは、ミズホ本人。虹を煮詰めたような艶のある黒髪はストンと胸辺りまで伸ばされており、瞳は夕焼けを思わせる朱色。身長は平均よりやや小柄だろうか。研究者らしい白衣を羽織った彼女は、ポータルの異変に気付いて身を乗り出した。次の瞬間、まるで弾き出されるかのようにメリー、レイリア、アメイズの3人が連続してポータルから出現し、その勢いに多少面食らって。彼らは無事か、と視線を巡らせるまでもなく、メリーが背負っているアンが派手な怪我をしていることを視認。控えていた救護班が、どかどかと担架の類を持ってやってきて)

…………五体無事で、とはいかなかったようでござりまするな。レイはん、お久しゅうござりまする。メリーはんに、アメイズはん……。……おや、シュリは……?

(独特のイントネーションで紡がれる言葉には、神妙そうなニュアンスが含まれていて。旧知の仲であるレイリアを懐かしさのこもった略称で呼びつつ、彼も骨折していることに気付いて救護班に目配せを。そして、ポータルで此処へ来ると連絡の入っていたメリーとアメイズの顔と名前を一致させ、もう一人――愛弟子とも言えるアシュリーの顔を見ようとしたところで、彼女の姿が見えないことに気付いて怪訝そうに尋ねて)


【というわけで、魔法都市ソルマーニへ無事(?)到着です。ここから群像劇がより色濃くなっていきますので、一緒に楽しんで頂ければ幸いでございます…!】

  • No.78 by メリー・スミス  2018-09-05 19:15:08 

【 メリー・スミス / 魔法都市ソルマーニ-ハイエン魔導研究部本部- 】 

(一か八か。成功するかは運任せに近かったものの、ナハトは攻撃に集中していたお陰もあり此方に気付くのには一歩遅れ。その僅かな隙に扉を開きポータルに駆け込んでは、背後から聞こえる怒声はだんだんと遠ざかり。安堵の吐息を漏らし、次に瞳を開けた先の景色はガラリと変化し。関所を抜け、漸く目的地に着いたのだと理解しては、体の力が抜けそうになるのを何とか堪え。アンに気付き来てくれた救護班の人々に彼女を慎重に託しては「ナハトの攻撃受けてから意識あまり無くて、結構前から血が出てて……あの、アンちゃんをお願いします!」と焦りから当時の状況を上手く説明出来ないものの伝えては、運ばれて行く姿を頭を下げて見送り。再び顔を上げてはそこで緊張の糸が途切れ、腰が抜けてはへなへなと床に座り込み)

アタシ達何とか逃げれたんだね……よかったぁ!あ、えっと、お姉さんが団長さんの言ってたミズホさん?ってアシュちゃん?確か一番最後に通ったと思うけど……え、はぐれちゃったとか無いよね?アシュちゃん大丈夫だよね?
(一息ついてからやや遅れてミズホの姿を視界に入れては、不思議なイントネーションには耳に慣れないが、立ち振舞いや容姿から団長が言っていた人物だろうかと首を傾げ。彼女から指摘され仲間達の姿を見渡しては確かに一人欠けており、あれ?とそこで気付き慌てた声を出しミズホを見上げながら問いかけ)

(/無事来れて良かったです!アシュリーちゃんと謎に包まれた???さんとのやり取りも今後見逃せませんね。皆さんのリアルが落ち着くのをのんびり待ちつつ、これからも楽しみにさせていただきますね!)

  • No.79 by メリー・スミス  2018-09-05 19:26:38 

(/>78
>ALL、付け忘れてしまっておりました。レス消費申し訳御座いません!/蹴り推奨)

  • No.80 by ハイエン魔導部長  2018-09-06 17:07:41 


【 ミズホ・ハイエン / 魔法都市ソルマーニ-ハイエン魔導研究部本部- 】

>>メリー、周辺ALL

ええ、如何にも。ミズホ・ハイエンと申しまする。あなた方のお噂は、賢者殿から伺っておりまする。以後、お見知り置きを
(名を問われれば、ふぅわりと柔らかい笑みを浮かべ、しずしずとした所作で腹の前で手と手を重ね、ゆったりと名を名乗りながら一礼して。顔を上げれば、緋色たちの面々にそれぞれ視線を向けつつ、名前と顔くらいは既知の旨を告げて)

それはまた……面妖な。仔細は分かりかねまするが、このポータルの次元構造は極めて単純でありまする。水が高きから低きへ流るる如く、すぐにあの子も現れましょう。心配は無用でござりまする
(メリーの話によれば、アシュリーも間違いなくポータルに飛び込んだらしい。ミズホの脳内を様々な可能性の憶測が駆け巡るが、至った結論は一つ、心配は無用。それに、アシュリーはまだ若いが賢く強い娘であることはミズホも重々承知。一先ずはメリーを安心させるためにも、緩やかな口調ではっきりと安堵を促して)

ともあれ、生きて此処へ辿り着かれたことをお祝い申し上げまする。粗茶ですが、まずはゆるりと休まれてくださいませ
(立ち話もなんだから、とすぐ近い位置にある円卓へと緋色たちを誘う。振舞われたのは、非常に珍しい緑色の温かい飲み物で。味は少し苦く、鼻腔を葉のような香りが擽るだろう。御茶菓子として出されたのも、まず見たことがないであろう半透明の立方体という不思議な甘い食べ物で)

【そうですね、リアルが最優先ですのでまたお時間がある時に戻ってきていただければ幸いです。前の投稿から日数が空いてしまった場合でも、すぐにストーリーに復帰できますのでその点はご安心くだされば幸いです】

  • No.81 by アシュリー・クレスト  2018-09-07 17:03:31 

【アシュリー・クレスト/アザネリア平原→時空の狭間】

>>ダタハ、メリー、周辺all

(己の肩から離れたレイリアのナイフの音を聞き、ダタハの魔導で砂が意思を持ったかのように動き出す。そこから弾丸を形成した流れから砂を操る魔導だろうと推測し。それらは隕石のように放たれるが、レイリアに肩を貸していた場合は時間はかかるだろうが、幸い腕の負傷で済んだため脚はまだ元気な方であり、身軽な状態かつ、ダタハが此方の位置も正確に把握しておらず、さらに自身のいる方向よりもレイリアの放ったナイフの方向に打っていたのが多いこともあり回避も容易であり、なんとか避けながらもダタハの横を静かに通り過ぎ。メリーに続いて関所に到着し、彼女の活躍で扉が開いた頃には全員揃っただろうか、メリーに続いてポータルに飛び込み、最後のメンバーが飛び込んだ瞬間、ダタハの魔導による砂の拳がイーニェの結界を介してポータル内に衝撃を与え、時空の穴がぽっかりと開いてしまい。不幸なのか運命なのか、穴からの流れに飲み込まれたのは近くにいた自分で。他のメンバーがソルマーニへの出口へ吸い込まれたのを見ながら、己は時空の穴からの流れに身を任せて)


>>???

(時空の穴に吸い込まれ、辿り着いたのは宇宙空間のような場所で、床も空もないのに足は地のような場所について立っており、呼吸も普通に出来ることから、重力も酸素も先程まで居たアザネリア等と何ら変わり無いことが分かるだろう、辺りを見回しながら、眉をひそめて呟き)

此処はいったい……?

(その呟きに対しての反応は無いが、目の前には夜空を思わせる藍色のマントコートの人物が立っており、後ろ姿のため性別は分からないが、白い短髪に長身であることが辛うじて分かる部分で。彼もしくは彼女の言葉は、誰かの名前なのか合言葉なのか、己を知覚していることは分かるが何の言葉かは分からずにいて。何を話せば良いか、どう答えれば良いかは分からないが、一先ず名前は名乗っておいてから、相手について問いかけ)

えっと……スイ、というのはどなたかのお名前でしょうか?……あ、わたしはアシュリー、アシュリー・クレストと申します。あなたは……?


(/背後多忙によりレスが大変遅くなってしまい、申し訳ございませんでした!
メリーちゃん、レイリアさん大活躍!そして娘以外が無事にソルマーニに到着してホッとしてます←
さて、2レスまでとのことでしたが、???さんが一体何者なのか、聞くだけ聞き出してみようかと思い、とりあえず名前から……!←)

  • No.82 by メリー・スミス  2018-09-07 21:15:48 

【 メリー・スミス / 魔法都市ソルマーニ-ハイエン魔導研究部本部- 】 

>>周辺ALL

……あ、あぁこっちこそ宜しくお願いします!えっと……うん、アシュちゃんは大丈夫なんだね?なら良かったぁ!
(相手のゆったりと流れるような上品な仕草に目を奪われれば、団長の言っていた通り美人さんだなぁ。あ、後でサイン貰わなきゃと感想を抱きつつ、体にイマイチ力が入りづらくては床に座り込んだまま、ぺこりと頭を下げ返し。相手の独特な言い回しに理解がワンテンポ遅れてはきょとんと瞬きを一つ落とすも、偉い方が心配ないと言っているなら大丈夫なんだろうと素直に受け止め、ほっと胸を撫で下ろし)

わっ、ありがとーございますミズホさん。安心したらお腹空いてきちゃった!
(円卓へと誘われては、現金な物で腹の虫がぐぅっと鳴り。クスクスと自分で軽く笑っては、まだ一日も終えていない、王都や関所での目まぐるしい出来事から重たく感じる体に力を込めゆっくりと立ち上がり、手前の席へと腰を下ろし。目の前に広がる初めて見る品々とその香りを視界に捉えては瞳を輝かせ、早速お茶菓子を一つ手に取り口へと運び。透明な見た目から味の想像がつかなかったが、途端に口内に満ちる程よい甘さを感じては、頬に両手を宛がい「んーっ!すごい、これとっても美味しい!」と先ほどの疲れはどこへやら、満面の笑みを浮かべては舌鼓を打ち)

(/アシュリーちゃんの背後様、おかえりなさい!そしてお疲れ様でした。他のお二人のお帰りも私ものんびりとお待ちしておりますので!/蹴り可)

  • No.83 by √  2018-09-08 15:42:36 


【 イリヤ / 時空の狭間 】

>>アシュリー

(スイ、という単語に関する問いかけには無言でもって答える。背中でアシュリーが名乗るのを聞けば、ゆっくりと振り返って。肝心の顔はと言えば、上半分、つまり額から鼻は、白磁のような光沢のある白い素材で作られたヴェネチアンマスクで隠されていた。しかし普通に仮面と違うのは、目出しの部分に穴が開いておらず、代わりにあまりにも細すぎる横一線の溝が空いている。それだけではあまりに視界不良だと思われるが、それでも不自由を感じさせない雰囲気はどこか神秘的で圧倒的。凹凸の乏しい体つき、紡がれる声から、恐らくは男性だろうと推定できる程度で)

…………ヴォイド、ホロウ、イレイザー。……ああ、一番気に入ってるのはイリヤかな

(アシュリーの問いかけから数秒の沈黙を置いて、ゆっくりと口を開く。緩やかな弧が描かれた口元からは、“空虚”“虚無”“消しゴム”などを意味する単語が紡がれる。その後に付け加えた言葉でようやく、今言ったそれらがすべて己の呼び名であることが推察されるだろう。この男に、単一の名前というものは存在しないのだろうか)

アシュリー、早くあっちへ帰った方が良いよ

(一応彼女の名前は覚えたらしく、柔らかくその名を呼べば唐突な警告を。ここはあまりにも特殊すぎる空間。ただの人間が長居できるような場所ではなく、その証拠にアシュリーの身体はまるで切れかかった蛍光灯が点滅するかのように、ジジジ、と嫌な音を立てて周囲との境界線を失いつつあって。このままでは、魔族と同じように消え失せてしまう、と本能的に理解するだろう。しかし常識の範疇を超えたこの空間から、一体どうやって帰れと言うのだろうか)

(/おかえりなさいませ!雲を掴むようなイリヤ(暫定ネーム)との会話も、残すところあと1レスです。次に遭遇する時まで悔いを残しませんよう…!)


【 ミズホ・ハイエン / 魔法都市ソルマーニ-ハイエン魔導研究部本部- 】

>>メリー、周辺ALL

ふふ、お口に合ったようで何よりでござりまする。飲み物は「リョクチャ」、菓子の方は「ミズヨウカン」と呼ばれるものでありまする。どちらも、疲労回復効果のある優れものでござりまする

(全身を使って味わい、喜んでくれたメリーの姿にはつられるように此方も表情が緩む。ここにきて今しがた振舞ったものの名称を説明するが、それはこの大陸に存在するかどうかも分からない奇妙なものばかりで。ミズホという名の珍しさも相まって、ますます彼女の持つ独特の雰囲気は謎へと昇華されていくだろうが、しかして怪しげな印象はまったく与えないのが一番の不思議と言うべきか)

……早速ですが。夜陣との接触、何か感じることや気付いたことはござりましょうや?

(そしてようやく本題に入る。ミズホが賢者から与えられた任務は、ナハトの殺し方の解明。まずはその足掛かりとして、実際に先ほどナハトと交戦したばかりの生の声を聞いてみたい。ナハトのことを“夜陣”という独特の呼称に置き換えつつ、緋色たちの顔を見ながら問いかけて)


>>ALL参加者様

【毎度お世話になっております。私事なのですが、明日から10月の頭にかけて、海外へ出張へ行かなければならなくなりました。レス頻度の低下ならびに、恐らくスマホからの書き込みになりますゆえロルが短くなってしまう恐れがあります。ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承いただければ幸いです。こちらへ帰ってきてからは、今までと変わりなくお相手させて頂くことが出来ると思いますので、今後ともゆるりとよろしくお願いいたします…!】

  • No.84 by メリー・スミス  2018-09-08 21:39:02 

【 メリー・スミス / 魔法都市ソルマーニ-ハイエン魔導研究部本部- 】 

>>ミズホ、周辺ALL

へぇ!……うん、お茶も不思議な味。疲れも取れるなんてすごいね、気に入っちゃった!ソルマーニの名物なの?それともミズホさんが作ったの?
(今しがた食べた物の説明を受けては、ぱちぱちと瞬きを繰り返し。白い湯気が立ち上る飲み物にも手を伸ばし、ふーっと息を吹きかけてから口をつけ。自然の香りと少し苦味のある味わいが喉を通っては、体の芯から温まるような、体が少し軽くなり疲れが癒えていくような感覚を抱き。生まれ故郷からあまり外に出た事が無ければ、世界の広さを改めて実感しつつ、瞳を輝かせては興味津々に問いかけ)

夜陣?ってナハトの事?別の呼び名もあるの?
えっと何か感じた事……兎に角強かった。アタシ達じゃ足元にも及ばないなって。後、言葉が通じてビックリした。三人居たけど、アタシと同じくらいの女の子が軽々と重たそうな武器を使ってたり、その……別のナハトは肉片になっても生きてたり、砂の魔導が強力だったり。でもアシュちゃんの魔導が効いたのか少し動きが鈍くなった時もあったかな。それから、関所を襲ったナハト達は先遣隊って言ってた
(相手が本題に入れば"夜陣"と聞きなれない単語にはきょとんと首を傾げ。実際にナハトと遭遇し何か発見があったかと聞かれては、少し前まで居た関所での一連の流れを思い返し、自分が感じたままの感想を伝え。何か忘れている事は無いかと記憶を巡らせ、ウィルの事が気になっては、自分の胸元をトントンと叩いてはそれについても述べから、他の仲間へとバトンを渡すように視線を向け)
あっ、後ウィルさんって人の魔導のお陰でアタシ達関所を抜けられたんだけど、その人が亡くなってからも魔導の力が続いてたり、胸のこの辺りがこう……ぼんやり光ってたみたいに見えたんだ。アタシ魔導についてってあんまり知らないんだけど、アレって普通の事なのかな?って気になったかな。アタシからは以上です!

(/海外への出張ですか!大変ですね、今後のレスやロルについてもかしこまりました。主様もリアルを優先し、体調を崩されませんようお気をつけ下さい!もしお忙しければ十月までお帰りをお待ちしておりますので。此方こそ今後とも宜しくお願いいたします!)

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