【 少人数制群像劇 】√ソレイユ旅団√【 王道ファンタジー 】

【 少人数制群像劇 】√ソレイユ旅団√【 王道ファンタジー 】

√  2018-08-13 18:48:53 
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   ――――古代遺跡より発掘された、“運命の預言書”『消滅の雲』の項抜粋――――

◆ネーイェルの月、月初のこと

 ――紅蓮の火柱が天を穿ち、世界中を消滅の雲が覆うだろう。
   雲は太陽光から暖かさを奪い、冷たい光だけを残し、大地を不毛の地へ染め上げる。
   そして、二代目魔の王を除く全ての魔族が、大陸から消し去られるだろう。
   魔族の消失により世界の均衡は崩れ、破滅へのカウントダウンが刻まれ始める。
   賢者イーニェ、鍛治匠テオ、魔人ウルスラは、始祖としての義務を全うしなければならない時を迎える。

◆アルヴィトの月、半ばのこと

 ――力ある人々が集い、消滅の雲を晴らすため、始祖の手により旅団が結成されるだろう。
   その旅団は、雲の押しのけ大陸の未来を照らす、太陽の名を冠して“ソレイユ旅団”と呼ばれることになる。
   しかし一方で、夜の名を冠する消滅の雲の使徒・“ナハト”が現れ、太陽の行く手を阻むだろう。

     著 / 預言者アースガルド

――――この予言書が見つかったのは、エルルの月のことだった。
“消滅の雲”という未曽有の災厄に対する事前の対応策は預言書には記されておらず、大陸の人々は戸惑い、魔族は怯え、刻々と時は過ぎた。
そして、ネーイェルの月の1日。
 
 予 言 は 現 実 と な っ た 。

2ヵ月の時が過ぎ、アルヴィトの月、1日。
ついに始祖たちは重い腰を上げた。
そして、大陸の人々へ招集をかけた。

――「 雲を晴らし、大陸を救いたい者は、王都アザネリアへ集合しろ 」と。


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  • No.65 by √  2018-08-24 23:19:39 


【 クーリャン、「ジャックス・ヤーファ」、『ウィリアム・リンド』 / アザネリア平原 】

>>メリー、レイリア、周辺ALL

少数精鋭? ちょと違うネ。ワタシらは先遣隊アル

(メリーの発言に、小首を傾げて怪訝そうな表情をした後、この現状ではまだ足りぬとばかりに更なる絶望を突き付ける。ややカタコト気味の口調では緊張感が損なわれるかもしれないが、而して“先遣隊”というワードが持つ破壊力は緋色たちにとっては小さくはないだろう。衝撃波に吹き飛ばされ、地面に這うメリーの姿には、満足げに鼻を鳴らして)

……馬鹿ネ

(突如、自身を奮い立たせるような男の声が聴こえてきたと思いそちらを見遣れば、そこには先ほど片づけたアンを庇おうと馳せ参じたレイリアが。とはいえ、目に見える防御策は何も用意していないらしく、ただ急所を腕で守るだけの夏炉冬扇よろしくな構え。はあ、と溜息を一つ。続いて、呆れたように一言呟いて。ふとアンは、地面を抉って迫りくる衝撃波の轟音に沈んでいた意識を揺り起こされたのか、ぼんやりと半眼を開ける。逆光でよく見えなかったが、そこには男性の――レイリアの背中が見えた。自分を守るように立ちはだかるその背中は、彼の背丈以上に大きく見えて。だが、感謝の言葉を述べる余裕も今のアンにはなく、さきほど地面へ叩きつけられた時に負った脳への衝撃が祟ったのか、再び目を閉じて意識を手放した。それと同時に衝撃波が到来する。地面に伏せている体勢が不幸中の幸いで、アンは大して吹き飛ばされはしなかったが、それを庇ったレイリアは数mは後方に飛ばされるだろう。運が悪ければ衝撃によって抉られた地面の飛礫にぶつかったり、受け身を満足に取れず怪我をしてしまうかもしれない)

「――よく頑張ったな。誰も死んでねえなんて上出来じゃねえか」

(くぐもった、男性の低い声が聴こえる。アザレアの紋章が刻まれた兜の奥から、緋色たちを労ったのはワルキューレ騎士団長。その背中には、息も絶え絶えのウィルを背負っている。団長自身も肩で荒く息をしており、鎧も所々傷ついている。関節部分から血が流れているあたり、少年のナハトに苦戦を強いられたのだろう。遥か後方、ジャックスが少年と戦っていた辺りの場所には、細切れの肉片となった少年だったものが散らばっているのが見える。だが不自然なほどに血の姿は見えず、ただ再生のために蠢動している肉塊があるのみで)

『あなた方を、護衛する……それが、俺の、最期の任務…です。どうか…もう一度……たいよう、を…………』

(ウィルが、蚊の鳴くような音量で、けれども凛とした決意を感じさせる声音で、団長の背の上で言葉を紡ぐ。呼吸も満足に出来ず所々苦しげに喘ぎ、何度も口から血潮を逆流させているが、腹に大穴が空いているのだ、当然だろう。ウィルが震える腕を団長の肩越しに前方に伸ばす。そこに淡く宿るのは魔力。最早死の淵にある彼を動かしているのは、“緋色のグループを関所まで護衛する”という任務を果たさなければ、という責任感だけ。言葉が尻すぼみに小さくなっていき、魔力の光も消え失せる。ウィルの全身の筋肉が弛緩する――人の死とはこういうものだ。団長は、ゆっくりとその場にもう動き出すことはないウィルを横たえた)

「中華かぶれは引き受ける。……どうか、こいつの死を無駄にしないでやってくれ」

(ウィルが最期の最後に発動させた魔導『隠匿』の力で、緋色のグループ全員の姿は敵から隠された。だが、先ほど団長が釘を刺した通り、隠匿は万能ではない。姿と匂いは誤魔化せても、発する音は消せないのだ。関所に無事に辿り着き、そこに待ち受けるであろう第三のナハトの脇をすり抜けてポータルへ飛び込む、それがソルマーニへ向かう唯一の方法。ちなみに、隠匿をかけられた者同士、つまり緋色たちだけはお互いの姿を認識できる。問題は、完全に意識を失っているアンを誰が担ぐかだ。ともあれ、団長はもう一度剣を構えた。ナハトとタイマンで連戦、此方も緋色たちに負けじと絶望的な状況だ。だが、これが己の任務。隠匿をかけられていない自分には、もう緋色たちの姿は見えない。早く離れてくれよ、と心の中で願いつつ、団長は魔力を剣に集約させた)


【レーさんお見事!音波、大正解です。クーリャンの魔導は厳密に言えば『波』そのものを操作するもので、その気になれば音波に限らず衝撃波・電磁波・重力波などを行使できます。が、クーリャン自身(と主も)脳筋気味というか、頭があまり賢くないので、分かりやすい音波を多用しています。
 絶望ターンがあまり長く続くのもあれなので、団長投入です。お荷物アンを担ぎつつ、抜き足差し足で目指せ関所!ちなみに、ウィルのファミリーネームにもちょっとした小ネタがあります】

  • No.66 by 参加希望δ  2018-08-24 23:39:14 


>>64 主様

【ご丁寧かつ迅速なお返事をありがとうございます!
本当に素敵なファンタジーの世界で、作り込まれた設定に惹かれ、本編が開始されているのにも関わらず勢いのまま希望を出してしまいました。配慮が足らず申し訳なさが募るばかりです。
希望した人物像についてお褒めいただけたのは、正直飛び上がる程嬉しかったです。
参加できないのは非常に残念ですが、陰ながら応援させていただきます。是非参加者の皆様と素敵な物語をできるだけ長く紡いでいって下さいませ!
最後になりましたが主様と参加者の皆様に、緊迫した戦闘ロルが飛び交う中に水を差すような無粋な真似になってしまったことへのお詫びと、こちらのトピが繁栄するようお祈りを申し上げ、失礼させていただこうと思います。】

  • No.67 by メリー・スミス  2018-08-25 01:01:52 

【 メリー・スミス / アザネリア平原 】  

>>クーリャン、ジャックス、周辺ALL

(痛みに地に倒れ伏したまま、このナハト達が先遣隊であると告げられた事にさらに顔を歪める。嘘では無いだろう。一人一人がこの力量であるならば、その先は考えたくも無い。目の前が暗くなるような感覚に襲われるも、力強い男性の声が鼓膜を揺らす。顔だけ動かし確認すれば、騎士を背負う団長の姿が。先ほどのナハトはと視線を向ければ、細切れになってもなお停止する事の無い肉塊に表情をひきつらせ。自分達の敵の強大さを改めて実感しつつ、ウィルの最後の言葉に静かに首を縦に振り、託された思いを受け取る。ここからは音をなるべく立てないようにして気を付けなければならない。大丈夫、まだ体は動く、大丈夫と自分を鼓舞するように心の中で呟き、ナハトと再度対峙する団長の背を見つめ、団長の勝利を願い)

(倒れた状態から痛む体をゆっくりと立ち上がらせれば、吹き飛ばされバラバラとなった仲間達を見渡し、先ほど自分を庇ってくれたアンの元へと向かう。痛ましい傷に悲痛な表情を浮かべるも、まだ息がある事を確認し、ごめんねアンちゃんと泣きたくなる気持ちをぐっと堪える。自衛団で災害時を想定した訓練を思い出す。筋肉の使い方次第では体格差のある相手でも運べる術は学んだ。手にしていた剣は鞘に納めてからまずは身を屈め、アンの腋の下から自分の首を差し入れ、肩に相手を担ぎ上げるようにして立ち上がる。疲労からややふらついてしまうも、歩けると判断しては息や足音に注意しつつ、一歩、また一歩と関所に向かって歩き出し)

(/連携が成功したり、絶望の上にさらなる絶望があったり、団長さんやウィルさんの活躍等、熱い展開ですね!!
そして流石頭脳派レーさん、的中お見事です!アンちゃんを庇う姿、格好良かったです。クーリャンさんの強さの秘訣が明かされても、対抗手段を見つけるのは何だか難しそうです。ですが其々が考察して判明するのって楽しいですね。そして名前の小ネタ、見つけられるかは分かりませんが探してみますね。名前に遊び心があったり、話の展開の仕方など楽しくて主様すごいなと思います!

あ、アンちゃんは男性陣にお任せした方がいいかなとも思ったのですが、娘に恩を返させたく、調べたらファイヤーマンズキャリーと言う技術があるらしく、その方法に沿ってならいけるかなと思い運ばせてしまいましたが、あまり現実的で無かったら申し訳ありません…!皆は無事関所を抜けられるのか、ドキドキしながらこれからの話も楽しませて頂きますね。思わず背後がでしゃばってしまい申し訳ありません。失礼致しました…!/蹴り可)

(/>66
此方はあまりお気になさらないで下さいませ。元囚人さんや、理由が仲間の為等魅力的な設定だなと読んでいて思いました。どこかで縁が御座いましたら、その時はよろしくお願い致します。参加者δ様にも良縁が訪れる事を祈っております)

  • No.68 by アシュリー・クレスト  2018-08-25 20:24:25 


【 アシュリー・クレスト / アザネリア平原 】

>メリー、レイリア、クーリャン、アン、ジャックス、ウィル、周辺all


(込めた魔導は量的には、緊急時にアンの元に駆けつけるためにもと体力を温存するべく、一度振りかざした際に違和感を感じ少々動きが鈍る程度の麻痺がほんの数分くらい続く程度のもの。一発目は読み通り外れ、あり得ない身体能力でメリーの攻撃もかわされるが、意外にも時間差で放った二発目が肩を擦り、ダメージは少ないが麻痺効果は与えられただろう、麻痺により肩の動きが多少鈍れば狙い通りであったが、その後クーリャンが突風のような衝撃波を放ち、咄嗟に背中を向けるだろう。背中に衝撃波がヒットし数メートル程は吹き飛ばされ、しかし幸いにも受け身は取れたため、ダメージは背中と受け身を取った際の左腕のみになったことに安心しつつ。背中の痛みに眉をひそめ、左腕を抑えながら立ち上がり、相手のナハトは先遣隊だと聞けば、また研究者としての癖か推察を呟いていて)

先遣隊……?ナハトは複数居るのは分かるけど、統括者……全ナハトを束ねるリーダーがいるの……?

(しかしその思考は騎士団長の一声により中断され、戦闘の跡を見れば、バラバラにされた組織を再生するべく蠢いている肉片の姿に顔をしかめて。ウィルの最期の願いを聞き、息途絶えた姿を見れば静かに涙しながら頷き、呟きながら決意を新たに固めて)

ええ、必ず……必ず、貴方にも太陽を。

(彼の魔導により緋色グループの姿は消え、クーリャンからは見えなくなるだろう。互いに視認できていることを確認すれば涙を拭いつつ、音を立てぬよう静かに歩き出して。アンはメリーが背負ったのを確認すれば、アンを庇ったレイリアの様子を見て、周囲を見渡せば支えれるのは己だけかと判断すれば、彼の傍に来れば静かにしゃがみつつ声をかけて)

レイリアさん、ひ弱なわたしで良ければ肩をお貸しします。掴まってください。行きましょう。



(/ロールの件のご指摘ありがとうございます!以後気をつけます。
次々と出てくる胸熱展開に心踊らせながら楽しんでおりました!まさか娘の攻撃がクーリャンさんにかするとは……!そしてなんと言ってもレイリアさんがアンさんを庇う姿がめちゃめちゃカッコ良かったです!アンさんはメリーさんが担いでくださるとのことでしたので、こちらはひ弱ではありますがレイリアさんの支援に行かせて頂きます……!
無事関所に入りソルマーニに辿り着けるか、ますます深まるナハトさんの謎……これからどんな展開があるか楽しみにしつつ、背後は一旦失礼致します!また何かありましたら、遠慮なくお声がけくださいませ!/蹴可)


  • No.69 by レイリア  2018-08-26 16:53:37 

【レイリア・ウィリーデ / アザネリア平原】

>>周辺ALL

馬鹿じゃなけりゃ、できないこともあるんだよ…ぐぅっ!
(到来する衝撃波。不可視に近いその衝撃は、細身とは言え紛れもない成人男性であるレイリアを易々と吹き飛ばした。衝撃波によって抉り飛ばされた地面の飛礫と共に数m後方に吹き飛ばされ、アンをかばう体勢であったために十全な受け身が取れない。無論衝撃が来ることは分かっていたためそれにより死に至ることはないが、ゴキリ、と右腕から体内を音と痛みが駆け抜ける)

(骨折の痛みで反射的に出そうになる声を押し殺す。それはすぐそこで死の淵にありながら、己の責務を全うするウィルがいたから。自分に迫り来る死に恐れを見せることなく隠匿の魔導を発動した彼を前に、腕一本ごときで情けない声を出してなどいられるはずもない)

……ああ、悪いな。
(意識を失っているアンをメリーが担ぎ上げているのを目にし、アシュリーに肩を貸すと言われれば一瞬逡巡するものの、右腕の骨折以外にも衝撃波そのもののダメージも大きく、強がりを言っている場合ではないな、とささやくような小声で礼を言ってアシュリーの肩に掴まり、共に歩き出す。幸いにも足に痛みはあるが引きずるほどではない、気をつけて歩けば音はそうそう立たないであろう)


(/ まあ後衛職が『かばう』なんてやったらそりゃそうなるよ、ということでレイリア君には文字通り骨を折ってもらいました。 さてこのまま後はポータルにたどりつ……けると思っていたのかぁ?とかもう一つありそうですね、中にもう一ついることですし。ああ、なんとも楽しみです/蹴可)

  • No.70 by 赤髪のナハト  2018-08-28 18:37:30 


【 ダタハ / アザネリア関所 】

>>ALL

(不自然だとは思わないだろうか。ウィルが死んだ今、魔力の供給源を失った魔導“隠匿”は、持続不可能となり解除されてしまうのが常識だ。正真正銘、ウィルの命の灯は消えた。なのにどうして、隠匿は発動し続けているのだろうか。静かに横たわるウィルの胸元に、ぼんやりと淡く光る何かがあったのは、見間違いだろうか。それもこれも全て、大陸の叡智の結晶であるミズホのもとへ行けば判明することだろう。突如、平原から大きな音が鳴る。ジャックスが魔導を発動し、それを地面へ叩きつけている音だ。彼の魔導がどういうものなのかはここからでは判断できないが、それでも緋色たちの移動音をかき消すためにわざと音を立ててくれていることだけは分かるだろう。ウィルと同じように、ジャックスも想いを託したのだった)

さぁーて、と。えらく静かンなったが、クーリャンが片づけたのか?……チッ、つまんねえの

(関所の中に鎮座するのは、赤い長髪を頭の高い位置で結い上げた青年。彼の前方には、恐らくすでに絶命しているであろうワルキューレの騎士たちが何名も倒れ伏している。首をゴキリと鳴らしつつ、視線をアザネリア平原の方へやれば、そこに確認できる姿はない。クーリャンとジャックスは未だ交戦中だろうが、この位置から二人の姿は見えなかった。青年は、あからさまに退屈そうに舌打ちを一つ零して、その場にあぐらをかいた。彼が座っているのは、5、6段ほどしかない幅広の階段。その階段を上り切ったところに、扉がある――その扉の奥に、起動完了した移動ポータルが緋色たちを今か今かと待ち侘びていて)

はあ……意外と骨がねえもんだなア。遊んでたら終わっちまった

(心底がっかりと言わんばかりに天を仰いで長い嘆息。再び立ち上がってこちらに向かってくる様子を見せない騎士たちを、見下すように一瞥する。関所の外もとても静かだ。人間の匂いや気配も感じられない――最もそれはウィルの魔導によって隠されているのだが。誰も関所をくぐらせない、その目的は果たされたように思える。もうこんな場所に用はない――否、本当にそうか?青年の野性的な勘が、訴えている。遠からず来たる、アンコールの予感を)


【現段階では共にお楽しみいただけているようで何よりです……イズイズ本体様も、レスの間にインターバルが出来てしまったことはお気になさらず、今の絡みから再度ロルを回して頂ければ問題ございませんので、またお時間に余裕のある時にお越しください。
 アーちゃん、アンを担いで下さりありがとうございます。画像検索してみたら、確かにいけそうだなと思いました!ただアンは両腕を開放骨折しているので、アーちゃんの服や肌を思いっきり血で汚してしまいそうで、申し訳ございません。
 というわけで、移動ポータルまでの最後の関門です。一緒に楽しんで頂ければ幸いです!】

  • No.71 by メリー・スミス  2018-08-28 21:55:40 

【 メリー・スミス / アザネリア関所 】 

>>ALL

(負傷したアンを背負い関所を目指す中、何故ウィルが死した後も魔導の効力を発揮しているのか。胸元で光っていたアレは何なのか。魔導に詳しく無くとも疑問が浮かぶも、今は現状から抜け出す事に専念しようと頭の片隅へと追いやり。遠くから激しい戦闘を感じさせる音には、ジャックスがまだ生きている事、そしてその意図を何となく察しては、託された思いに背中を押されながら先へと進み)

(女性とは言え人間一人を担ぎ、神経を張り巡らしながら歩くのは精神的にも体力を消耗するが、何とか関所へと到着する。無惨に転がる死体の数々と血の匂いを目の当たりにしては思わず目を見張り、悲鳴を上げそうになる衝動を、血が滲む程グッと力強く下唇を噛み締めることで何とか堪え。──ここで失敗すれば、自分達も彼等と同じ運命を辿る事になるかもしれない。アンの様子を確認すればやはり息はあるも、両腕から滴る血は止まらない。だが手当をする為に必要な道具も技術も時間も、今の自分達は持ち合わせていない。早く何とかしなくてはと気持ちが焦る。移動ポータル前の階段には自分と同じ赤毛のナハトが一人佇む。目的地はあともうすぐなのに、そこに至るまでの道のりが酷く遠くに感じる。魔導で彼の注意を引き付けようかと一瞬考えが過るも、成功するイメージが湧かなければそれは得策では無いと判断し。自分達の姿は見えていないとは言え、騎士達を見下ろす瞳に心拍数は激しく増し、恐ろしささえ胸に抱くも、ここが正念場である。特別な策が思い付かなければ死体に気を付けつつ慎重に距離を詰め、幅広の階段の一番右端に一歩足をかけ。静かに鼻から息を吸い込み、せめて上りきるまではとそこから呼吸を止め、足音を、気配を、恐怖を全身全霊で押し殺し心を静め、扉を、そしてその先にあるポータルを目指し階段を上り始め)

(/開放骨折、画像を見てわぁ…!となりました。娘を庇ったばかりにアンちゃんごめんなさい。此方こそ応急手当も出来ず申し訳ありませんが、アンちゃんには死なないで欲しいです!
ここでもし見つかってしまったらバットエンドしか思いつかないです。この先も目が離せませんね。皆頑張れ!ゴールはもうすぐそこだ!)

  • No.72 by レイリア  2018-08-28 23:16:54 

【レイリア・ウィリーデ / アザネリア関所】

>>ALL

(案の定、と言うべきか、関所の中もまた地獄の様相を呈していた。予測はしていたので驚くことはないが、それでも死屍累々を体現したような光景に、吐き気にも似た不快感がこみ上げてくるのを必死に抑えて。
ポータルへと続く階段の途中には赤髪のナハト。最後の門番とも言うべきその存在が、今はひどく重く、大きい。 階段は幅広で、彼の横をすり抜けようと思えば可能なように見えるが、接近するということは微かな音でも聞かれてしまうということ。分の悪い賭けには違いない)

(誰かの魔導による誘導は、できればやめておきたい。魔導や魔力に対する何らかの察知能力をこのナハトが持っていれば、居場所が割れる。となれば物理的な誘導となるが、アシュリーの弓は弦の音が鳴る、この距離では聞かれる恐れがある。となれば無音で投げられるのは自分のナイフしかない。
とりあえず少なくとも現状で相手からこちらが見えていないということは、問答無用でこちらの存在を感知するような能力は持っていないはず。さらにさっきの二体のナハトから考えるに、おおよそ人に準じた思考と、感覚器官を持っていると思っていいだろう。
ならば――と周りを見渡しながら、自分を支えてくれているアシュリーから離れる。なにせ賭けが外れれば命を含めた大損だ、掛け金は自分だけでいい。大丈夫、支えてもらって少しは気分が楽になった、歩ける。
まず目指すのは赤髪のナハトから直接視線の通らないような遮蔽物の陰。ナイフを投げるにあたって、どの時点からナイフが隠匿の影響を受けなくなるかが不明である以上、その出処を推測されるような事態を避けるために。
そして効き手じゃない左手でナイフを投げる先は、ポータルから自分達を挟んで反対側、なおかつこれも赤髪のナハトからは直接見えないような場所。感知能力がなければ、見えない場所の物音を確認するためには自分自身で動かなければならないはずだ。
幸い攻撃をするわけじゃないから威力はいらない。左手で2,3本ナイフを適当に投げて物音を立てるだけなら、なんとかなるだろう)


(/ さぁて、レイリア君オールベットのお時間です!…いやさすがに何もせずに通してはもらえないような気がしたので、奮発せねばなるまい、と思いまして。 なお、『投げた』とは書いていないので、他の誰かが読んで理論に穴があると思ったら止めてもらって構いません。むしろ誰かもっと良い策を考えついて止めてくだs←)

  • No.73 by 赤髪のナハト  2018-08-30 20:49:22 



【 ダタハ / アザネリア関所 】

>>メリー、レイリア、周辺ALL

(トン、トン、トン。規則的なリズムで、人差し指を膝頭に打ち付け続ける。もう片方の腕の肘は足の上に置いて、頬杖をつくような姿勢だ。辺りは不自然なほどに静か。先ほどから、関所外からの戦闘音も聞こえてこない。もし戦闘が終わったなら、グレルとクーリャンがこちらに戻ってくるはず。仮にあの2体が敗北を喫したとすれば、彼らを撃破した人間がここへ訪れるはずだ。だがそのどちらでもない。相討ち――否、それも考えにくい。急所を貫けば死ぬ人間と違って、己らは不死だ)

どォー……も、キナ臭ぇんだよなア

(メリーがちょうど階段の一段目の足をかけた瞬間、青年は独り言をつぶやいた。まるでメリーの姿が見えているかのような、絶妙なタイミングで。だが正真正銘、青年にメリーの姿は見えていない。……だが。アンの大袈裟な傷口から滴り続ける血が。地面に、誤魔化しようのない存在証明を点々と刻みつつあった。未だ青年はその血痕に気づいてはいないものの、この静寂を訝しんでいる彼が緋色たちの存在に気付かないという保証はどこにもない)

(その時。微かだが、確かな音。金属が関所の壁に当たった僅かな音が青年の耳に届いた――レイリアの放ったナイフの音だ。だが、青年の腰は上がらない。この物音に飛びつくほど、脳筋というわけではない彼は、而してゆっくりとその場で立ち上がった)

……ははーん? あいつら、しくじったのか

(彼の顔に張り付くのは、仲間の失敗を喜ぶ歪んだ笑み――ではなく、立ち昇る会敵の香りを嗅ぎつけて胸が躍る、純粋な笑み。先ほどの物音、十中八九人間の、緋色たちの罠。大方、グレルとクーリャン、ひいてはナハトとの戦闘能力の圧倒的な差を学んだ彼らが、搦め手でこの最終関門を突破しようという魂胆なのだろう。そう判断したダタハは、階段から一歩も動くことなく、その場で魔導を発動させる。突如、足元が、地面が微かに震え始める。否、厳密に言えば足元に敷かれた砂たちが、意志を持っているかのように振動している)

怒らねえから出て来いよ。歓迎するぜ? なア、太陽さんよ

(気配はない。匂いも、もちろん姿も。だが、この関所の中にソレイユ旅団員がいる――ダタハはそう確信していた。愉しそうに弾んだ声音で言葉を紡げば、まずは手始めに物音がたてられた場所である、ポータルの正反対の方向へ狙いを定める。攻撃方法は、砂。足元にある砂を一点に凝縮し、魔力で密度を上げて鉄球と化したそれをぶち当てた…が、無論そこには誰もおらず、回避行動をとったような音や誰かの悲鳴は聞こえてこなかった。その一撃を皮切りに、ダタハは両手をその場で広げる。たちまち空中に顕現していくサッカーボール大の硬い砂の弾を、手当たり次第に関所中に隕石の如く降り注がせ始めた。幸いなのは、メリーとアン、そして自分のいる階段は攻撃対象に入っていない事か。だが、ポータルに続く扉は閉ざされている。こちらから押せば開くだろうが、無音でとはいかない。メリーが階段を上り切ったとしても、アンを背負いながらでは扉を開くのに十秒弱かかってしまうだろう。それに、扉の軋む音もダタハの耳に届いてしまうはずだ。それにプラスして、階段には点々とアンの血痕が刻まれ続け、なおかつ隠匿もあと何分、何秒続くのか分からない)


【前レスの主文でリーちゃんのことをアーちゃんと書いてしまっていました、申し訳ございません……!
 ダタハは、緋色たちの存在に確信は持っているものの、どこに何人いるのかは分かっていない状況です。立ち位置は、階段から一歩も変わっていません。アーちゃんやイズイズにも何か案があるかと思い待っていましたが、一旦レーさんがナイフを投げたという体でレスを返させて頂きます】

  • No.74 by メリー・スミス  2018-08-31 03:42:47 

【 メリー・スミス / アザネリア関所 】  

>>ALL

(階段に足を掛けた所でナハトの声を耳にする。声こそ堪えたが、静めようと努めていた鼓動が一気に加速する。アタシ達は見えてない、大丈夫、大丈夫と呪文のように繰り返し心の中で唱え。しかし次の階段へと向けて足を上げた所で、自分の居場所をありありと示す血痕にそこで漸く気付き、背筋が凍る。たがアンの止血を出来なかった事を今さら悔やんでも仕方がない。生きて逃げられれば問題は無いのだからと思考を切り替えた所で、ナイフの音が響く。振り返って確認はせず前を向いたまま、仲間達の誰か、獲物が何か一目では分からなかったレイリア辺りがナハトの注意を引き付けようとしたのだろうかと考え。次いでナハトの楽しげな声に再び肝を冷やす。これだけの力があるのに、何故自分達人間と敵対しているのだろうかと疑問がぐるぐると頭の中を巡るが、それも砂を媒介とした魔導に意識は持っていかれ。砂の前では炎も剣も有効とは言い難く、己との相性は最悪だろう。幸い、仲間達の居ない明後日の方向への砂の鉄球での攻撃。だが次は隕石のような広範囲攻撃、しかも当たれば一堪りも無いのは容易に想像出来。他の仲間達は大丈夫だろうか。自分は近くに居た事が幸いして範囲外に居る今、ナハトが見えない自分達に向けての攻撃に集中している内にと、扉の手前まで階段を上り、止めていた息を砂の弾が地面に着弾する音に紛れさせ、静かに吐き出し。何とかここまで来れたがまだ安心は出来ない。魔導の効力の持続時間や、ナハトに完全に発見されるまで残り後どれ程あるか分からないが、急がなくてはとの思いに駆られては、考えも無しに行動する前に、無い知恵を振り絞り頭を働かせ)

(アンを背負いながらも片手は空いている。多少時間を掛ければ扉は開きそうだが、それは単独で行うのでは無く、皆が側に集まってきてから、自分かもしくは両手が空いている他の仲間に任せた方が良さそうな気がする。開くまでの時間稼ぎは、隠匿が発動している今なら不意をつける可能性に賭け、己の魔導で小さな火球を連発すれば、ナハトは砂での防御なりで動きをみせ数秒くらいなら時間を稼げないだろうか。もしくはアメイズやアシュリーの魔導やナイフで多方面から攻撃を仕掛ければもっと有効かもしれない。離れていて話し合いが出来ない現状、まずは振り返り空いている片手を用いて、手招き。次に扉を示し一本指を立て、前方に見えるナハトに向けて片手を何度か角度を変化させて翳し、最後にまた扉を指差すジェスチャーにて、もし此方を見る余裕がある仲間が居ればと、自分の考えを何とか伝えようとし)

(/名前の件は大丈夫ですよー!お気になさらず。
そしてダタハさんも強そうだとは思ってましたが、砂ですか。攻撃も防御も両方お手の物ですね!
突破するには協力プレイが必須ですね。と言うわけで扉側に一番近い5段目くらいの階段右端にて、アンちゃん抱えて血痕から位置がバレないかとヒヤヒヤしながら待機しているメリーからは、こんな感じで案を一つ提示してみました。が、私どもはコレしか思い付かなかったので、他に作戦があればそちらに全力で乗りますし、メリーには先に扉開けて欲しいや、ナハト攻撃して等、指示を頂ければ全力で全う出来るよう働き、ナハトからの逃走を成功させられるよう頑張る所存で御座いますので、皆様よろしくお願いいたします!)

  • No.75 by √  2018-09-05 02:07:29 


>>メリー本体様、ALL様


【毎度お世話になっております、主です。現在の場面、緋色グループの連係プレーが熱い展開なので他の皆様のレスを待機していましたが、どうやらお忙しいようですので、次の展開へ移行させて頂こうと思います。一番積極的に動いて下さっているメリーちゃんの異議さえなければ、メリーちゃんが献身的なムーブで扉を開いてくださり、なんとか全員無事にポータルへ飛び込めた……という体で全体文を回そうと思っているのですが、いかがでしょうか…?】

  • No.76 by メリー・スミス  2018-09-05 08:51:50 


(/おはようございます、主様。そのようですね、皆さんお忙しいみたいですね…。此方はそのような流れで次に進む事で構いません。よろしくお願いいたします!)

  • No.77 by √  2018-09-05 17:45:22 


【 ダタハ / アザネリア関所 】

>>ALL

(砂の弾丸を関所内に散りばめながら、徐々にダタハの表情は険しくなっていく。それは焦りや恐怖の類ではなく、苛立ちが色濃い。自分が望むのは、一方的な蹂躙では断じてない。血沸き肉躍る“闘い”がしたい。なのに何故だ。どうして姿を現さない?怒りに比例するように、砂による攻撃は激しさを増していく。ゆえに気付かなかった。己の背後で、最終防衛ラインであるポータルへ続く扉が開いたことに)

――!クソが、腰抜けが!俺から逃げるのか!

(気付いた頃には後の祭り。ここにきてようやく隠匿が解除され、緋色たちの姿が見えるようになったが、それは最後の一人がポータルに飛び込んだ瞬間の話で。ダタハは吼えながら感情の荒ぶりに任せて巨大な砂の拳を作り上げ、憂さ晴らしの如くポータルに叩きつけた。賢者イーニェが施した結界すらもビリビリと音を上げるほどの衝撃は、ポータルそのものを破壊することはなかったものの、微細な時空の流れに影響を及ぼしてしまったらしい。運悪く――否、運命と言うべきか。その時空の歪みに呑み込まれたのは、アシュリーだった。魔法都市ソルマーニへの出口へ吸い込まれていく他のメンバーとは別に、アシュリーはぽっかりと空いた時空の穴に放り込まれた)

【 ??? / 時空の狭間 】

>>アシュリー

(そこは、まるで宇宙空間だった。床も空も何もない。が、地に足を突いて立っていることは間違いないし、跳んでもいつもより高く飛べるということもなく重力が正常に働いているし、酸素だってもちろん普通にある。ただ目に映るものが宇宙空間のようなものである点を除けば、先ほどまでいたアザネリアとそれほど差異があるわけではない。そこに佇んでいたのは、人間のように見える何かだった。背を向けているために性別等の仔細は分からないが、夜空を思わせる藍色のマントコートに身を包んだ、真っ白な短髪の長身の人物であることだけは見て取れるだろう)

――――スイ?

(その者は、振り返ることなくアシュリーに問いかけた。それが合言葉なのか、名前なのかは分からないが、アシュリーが己の背後にいるということは知覚している証拠で)

【いよいよ???との初遭遇です。この空間に留まれるのは長くてあと2レス、すぐに皆様に追いつく形でソルマーニへ飛ばされます。???と会話するも自由、敵意を向けるも自由、群像劇は始まっています】


【 ミズホ・ハイエン / 魔法都市ソルマーニ-ハイエン魔導研究部本部- 】

>>メリー、レイリア、アメイズ

(移動ポータルの出口は、ラボ本部の地下に位置する大きな部屋。ポータルの前で旅団員たちの到着を出迎えるのは、ミズホ本人。虹を煮詰めたような艶のある黒髪はストンと胸辺りまで伸ばされており、瞳は夕焼けを思わせる朱色。身長は平均よりやや小柄だろうか。研究者らしい白衣を羽織った彼女は、ポータルの異変に気付いて身を乗り出した。次の瞬間、まるで弾き出されるかのようにメリー、レイリア、アメイズの3人が連続してポータルから出現し、その勢いに多少面食らって。彼らは無事か、と視線を巡らせるまでもなく、メリーが背負っているアンが派手な怪我をしていることを視認。控えていた救護班が、どかどかと担架の類を持ってやってきて)

…………五体無事で、とはいかなかったようでござりまするな。レイはん、お久しゅうござりまする。メリーはんに、アメイズはん……。……おや、シュリは……?

(独特のイントネーションで紡がれる言葉には、神妙そうなニュアンスが含まれていて。旧知の仲であるレイリアを懐かしさのこもった略称で呼びつつ、彼も骨折していることに気付いて救護班に目配せを。そして、ポータルで此処へ来ると連絡の入っていたメリーとアメイズの顔と名前を一致させ、もう一人――愛弟子とも言えるアシュリーの顔を見ようとしたところで、彼女の姿が見えないことに気付いて怪訝そうに尋ねて)


【というわけで、魔法都市ソルマーニへ無事(?)到着です。ここから群像劇がより色濃くなっていきますので、一緒に楽しんで頂ければ幸いでございます…!】

  • No.78 by メリー・スミス  2018-09-05 19:15:08 

【 メリー・スミス / 魔法都市ソルマーニ-ハイエン魔導研究部本部- 】 

(一か八か。成功するかは運任せに近かったものの、ナハトは攻撃に集中していたお陰もあり此方に気付くのには一歩遅れ。その僅かな隙に扉を開きポータルに駆け込んでは、背後から聞こえる怒声はだんだんと遠ざかり。安堵の吐息を漏らし、次に瞳を開けた先の景色はガラリと変化し。関所を抜け、漸く目的地に着いたのだと理解しては、体の力が抜けそうになるのを何とか堪え。アンに気付き来てくれた救護班の人々に彼女を慎重に託しては「ナハトの攻撃受けてから意識あまり無くて、結構前から血が出てて……あの、アンちゃんをお願いします!」と焦りから当時の状況を上手く説明出来ないものの伝えては、運ばれて行く姿を頭を下げて見送り。再び顔を上げてはそこで緊張の糸が途切れ、腰が抜けてはへなへなと床に座り込み)

アタシ達何とか逃げれたんだね……よかったぁ!あ、えっと、お姉さんが団長さんの言ってたミズホさん?ってアシュちゃん?確か一番最後に通ったと思うけど……え、はぐれちゃったとか無いよね?アシュちゃん大丈夫だよね?
(一息ついてからやや遅れてミズホの姿を視界に入れては、不思議なイントネーションには耳に慣れないが、立ち振舞いや容姿から団長が言っていた人物だろうかと首を傾げ。彼女から指摘され仲間達の姿を見渡しては確かに一人欠けており、あれ?とそこで気付き慌てた声を出しミズホを見上げながら問いかけ)

(/無事来れて良かったです!アシュリーちゃんと謎に包まれた???さんとのやり取りも今後見逃せませんね。皆さんのリアルが落ち着くのをのんびり待ちつつ、これからも楽しみにさせていただきますね!)

  • No.79 by メリー・スミス  2018-09-05 19:26:38 

(/>78
>ALL、付け忘れてしまっておりました。レス消費申し訳御座いません!/蹴り推奨)

  • No.80 by ハイエン魔導部長  2018-09-06 17:07:41 


【 ミズホ・ハイエン / 魔法都市ソルマーニ-ハイエン魔導研究部本部- 】

>>メリー、周辺ALL

ええ、如何にも。ミズホ・ハイエンと申しまする。あなた方のお噂は、賢者殿から伺っておりまする。以後、お見知り置きを
(名を問われれば、ふぅわりと柔らかい笑みを浮かべ、しずしずとした所作で腹の前で手と手を重ね、ゆったりと名を名乗りながら一礼して。顔を上げれば、緋色たちの面々にそれぞれ視線を向けつつ、名前と顔くらいは既知の旨を告げて)

それはまた……面妖な。仔細は分かりかねまするが、このポータルの次元構造は極めて単純でありまする。水が高きから低きへ流るる如く、すぐにあの子も現れましょう。心配は無用でござりまする
(メリーの話によれば、アシュリーも間違いなくポータルに飛び込んだらしい。ミズホの脳内を様々な可能性の憶測が駆け巡るが、至った結論は一つ、心配は無用。それに、アシュリーはまだ若いが賢く強い娘であることはミズホも重々承知。一先ずはメリーを安心させるためにも、緩やかな口調ではっきりと安堵を促して)

ともあれ、生きて此処へ辿り着かれたことをお祝い申し上げまする。粗茶ですが、まずはゆるりと休まれてくださいませ
(立ち話もなんだから、とすぐ近い位置にある円卓へと緋色たちを誘う。振舞われたのは、非常に珍しい緑色の温かい飲み物で。味は少し苦く、鼻腔を葉のような香りが擽るだろう。御茶菓子として出されたのも、まず見たことがないであろう半透明の立方体という不思議な甘い食べ物で)

【そうですね、リアルが最優先ですのでまたお時間がある時に戻ってきていただければ幸いです。前の投稿から日数が空いてしまった場合でも、すぐにストーリーに復帰できますのでその点はご安心くだされば幸いです】

  • No.81 by アシュリー・クレスト  2018-09-07 17:03:31 

【アシュリー・クレスト/アザネリア平原→時空の狭間】

>>ダタハ、メリー、周辺all

(己の肩から離れたレイリアのナイフの音を聞き、ダタハの魔導で砂が意思を持ったかのように動き出す。そこから弾丸を形成した流れから砂を操る魔導だろうと推測し。それらは隕石のように放たれるが、レイリアに肩を貸していた場合は時間はかかるだろうが、幸い腕の負傷で済んだため脚はまだ元気な方であり、身軽な状態かつ、ダタハが此方の位置も正確に把握しておらず、さらに自身のいる方向よりもレイリアの放ったナイフの方向に打っていたのが多いこともあり回避も容易であり、なんとか避けながらもダタハの横を静かに通り過ぎ。メリーに続いて関所に到着し、彼女の活躍で扉が開いた頃には全員揃っただろうか、メリーに続いてポータルに飛び込み、最後のメンバーが飛び込んだ瞬間、ダタハの魔導による砂の拳がイーニェの結界を介してポータル内に衝撃を与え、時空の穴がぽっかりと開いてしまい。不幸なのか運命なのか、穴からの流れに飲み込まれたのは近くにいた自分で。他のメンバーがソルマーニへの出口へ吸い込まれたのを見ながら、己は時空の穴からの流れに身を任せて)


>>???

(時空の穴に吸い込まれ、辿り着いたのは宇宙空間のような場所で、床も空もないのに足は地のような場所について立っており、呼吸も普通に出来ることから、重力も酸素も先程まで居たアザネリア等と何ら変わり無いことが分かるだろう、辺りを見回しながら、眉をひそめて呟き)

此処はいったい……?

(その呟きに対しての反応は無いが、目の前には夜空を思わせる藍色のマントコートの人物が立っており、後ろ姿のため性別は分からないが、白い短髪に長身であることが辛うじて分かる部分で。彼もしくは彼女の言葉は、誰かの名前なのか合言葉なのか、己を知覚していることは分かるが何の言葉かは分からずにいて。何を話せば良いか、どう答えれば良いかは分からないが、一先ず名前は名乗っておいてから、相手について問いかけ)

えっと……スイ、というのはどなたかのお名前でしょうか?……あ、わたしはアシュリー、アシュリー・クレストと申します。あなたは……?


(/背後多忙によりレスが大変遅くなってしまい、申し訳ございませんでした!
メリーちゃん、レイリアさん大活躍!そして娘以外が無事にソルマーニに到着してホッとしてます←
さて、2レスまでとのことでしたが、???さんが一体何者なのか、聞くだけ聞き出してみようかと思い、とりあえず名前から……!←)

  • No.82 by メリー・スミス  2018-09-07 21:15:48 

【 メリー・スミス / 魔法都市ソルマーニ-ハイエン魔導研究部本部- 】 

>>周辺ALL

……あ、あぁこっちこそ宜しくお願いします!えっと……うん、アシュちゃんは大丈夫なんだね?なら良かったぁ!
(相手のゆったりと流れるような上品な仕草に目を奪われれば、団長の言っていた通り美人さんだなぁ。あ、後でサイン貰わなきゃと感想を抱きつつ、体にイマイチ力が入りづらくては床に座り込んだまま、ぺこりと頭を下げ返し。相手の独特な言い回しに理解がワンテンポ遅れてはきょとんと瞬きを一つ落とすも、偉い方が心配ないと言っているなら大丈夫なんだろうと素直に受け止め、ほっと胸を撫で下ろし)

わっ、ありがとーございますミズホさん。安心したらお腹空いてきちゃった!
(円卓へと誘われては、現金な物で腹の虫がぐぅっと鳴り。クスクスと自分で軽く笑っては、まだ一日も終えていない、王都や関所での目まぐるしい出来事から重たく感じる体に力を込めゆっくりと立ち上がり、手前の席へと腰を下ろし。目の前に広がる初めて見る品々とその香りを視界に捉えては瞳を輝かせ、早速お茶菓子を一つ手に取り口へと運び。透明な見た目から味の想像がつかなかったが、途端に口内に満ちる程よい甘さを感じては、頬に両手を宛がい「んーっ!すごい、これとっても美味しい!」と先ほどの疲れはどこへやら、満面の笑みを浮かべては舌鼓を打ち)

(/アシュリーちゃんの背後様、おかえりなさい!そしてお疲れ様でした。他のお二人のお帰りも私ものんびりとお待ちしておりますので!/蹴り可)

  • No.83 by √  2018-09-08 15:42:36 


【 イリヤ / 時空の狭間 】

>>アシュリー

(スイ、という単語に関する問いかけには無言でもって答える。背中でアシュリーが名乗るのを聞けば、ゆっくりと振り返って。肝心の顔はと言えば、上半分、つまり額から鼻は、白磁のような光沢のある白い素材で作られたヴェネチアンマスクで隠されていた。しかし普通に仮面と違うのは、目出しの部分に穴が開いておらず、代わりにあまりにも細すぎる横一線の溝が空いている。それだけではあまりに視界不良だと思われるが、それでも不自由を感じさせない雰囲気はどこか神秘的で圧倒的。凹凸の乏しい体つき、紡がれる声から、恐らくは男性だろうと推定できる程度で)

…………ヴォイド、ホロウ、イレイザー。……ああ、一番気に入ってるのはイリヤかな

(アシュリーの問いかけから数秒の沈黙を置いて、ゆっくりと口を開く。緩やかな弧が描かれた口元からは、“空虚”“虚無”“消しゴム”などを意味する単語が紡がれる。その後に付け加えた言葉でようやく、今言ったそれらがすべて己の呼び名であることが推察されるだろう。この男に、単一の名前というものは存在しないのだろうか)

アシュリー、早くあっちへ帰った方が良いよ

(一応彼女の名前は覚えたらしく、柔らかくその名を呼べば唐突な警告を。ここはあまりにも特殊すぎる空間。ただの人間が長居できるような場所ではなく、その証拠にアシュリーの身体はまるで切れかかった蛍光灯が点滅するかのように、ジジジ、と嫌な音を立てて周囲との境界線を失いつつあって。このままでは、魔族と同じように消え失せてしまう、と本能的に理解するだろう。しかし常識の範疇を超えたこの空間から、一体どうやって帰れと言うのだろうか)

(/おかえりなさいませ!雲を掴むようなイリヤ(暫定ネーム)との会話も、残すところあと1レスです。次に遭遇する時まで悔いを残しませんよう…!)


【 ミズホ・ハイエン / 魔法都市ソルマーニ-ハイエン魔導研究部本部- 】

>>メリー、周辺ALL

ふふ、お口に合ったようで何よりでござりまする。飲み物は「リョクチャ」、菓子の方は「ミズヨウカン」と呼ばれるものでありまする。どちらも、疲労回復効果のある優れものでござりまする

(全身を使って味わい、喜んでくれたメリーの姿にはつられるように此方も表情が緩む。ここにきて今しがた振舞ったものの名称を説明するが、それはこの大陸に存在するかどうかも分からない奇妙なものばかりで。ミズホという名の珍しさも相まって、ますます彼女の持つ独特の雰囲気は謎へと昇華されていくだろうが、しかして怪しげな印象はまったく与えないのが一番の不思議と言うべきか)

……早速ですが。夜陣との接触、何か感じることや気付いたことはござりましょうや?

(そしてようやく本題に入る。ミズホが賢者から与えられた任務は、ナハトの殺し方の解明。まずはその足掛かりとして、実際に先ほどナハトと交戦したばかりの生の声を聞いてみたい。ナハトのことを“夜陣”という独特の呼称に置き換えつつ、緋色たちの顔を見ながら問いかけて)


>>ALL参加者様

【毎度お世話になっております。私事なのですが、明日から10月の頭にかけて、海外へ出張へ行かなければならなくなりました。レス頻度の低下ならびに、恐らくスマホからの書き込みになりますゆえロルが短くなってしまう恐れがあります。ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承いただければ幸いです。こちらへ帰ってきてからは、今までと変わりなくお相手させて頂くことが出来ると思いますので、今後ともゆるりとよろしくお願いいたします…!】

  • No.84 by メリー・スミス  2018-09-08 21:39:02 

【 メリー・スミス / 魔法都市ソルマーニ-ハイエン魔導研究部本部- 】 

>>ミズホ、周辺ALL

へぇ!……うん、お茶も不思議な味。疲れも取れるなんてすごいね、気に入っちゃった!ソルマーニの名物なの?それともミズホさんが作ったの?
(今しがた食べた物の説明を受けては、ぱちぱちと瞬きを繰り返し。白い湯気が立ち上る飲み物にも手を伸ばし、ふーっと息を吹きかけてから口をつけ。自然の香りと少し苦味のある味わいが喉を通っては、体の芯から温まるような、体が少し軽くなり疲れが癒えていくような感覚を抱き。生まれ故郷からあまり外に出た事が無ければ、世界の広さを改めて実感しつつ、瞳を輝かせては興味津々に問いかけ)

夜陣?ってナハトの事?別の呼び名もあるの?
えっと何か感じた事……兎に角強かった。アタシ達じゃ足元にも及ばないなって。後、言葉が通じてビックリした。三人居たけど、アタシと同じくらいの女の子が軽々と重たそうな武器を使ってたり、その……別のナハトは肉片になっても生きてたり、砂の魔導が強力だったり。でもアシュちゃんの魔導が効いたのか少し動きが鈍くなった時もあったかな。それから、関所を襲ったナハト達は先遣隊って言ってた
(相手が本題に入れば"夜陣"と聞きなれない単語にはきょとんと首を傾げ。実際にナハトと遭遇し何か発見があったかと聞かれては、少し前まで居た関所での一連の流れを思い返し、自分が感じたままの感想を伝え。何か忘れている事は無いかと記憶を巡らせ、ウィルの事が気になっては、自分の胸元をトントンと叩いてはそれについても述べから、他の仲間へとバトンを渡すように視線を向け)
あっ、後ウィルさんって人の魔導のお陰でアタシ達関所を抜けられたんだけど、その人が亡くなってからも魔導の力が続いてたり、胸のこの辺りがこう……ぼんやり光ってたみたいに見えたんだ。アタシ魔導についてってあんまり知らないんだけど、アレって普通の事なのかな?って気になったかな。アタシからは以上です!

(/海外への出張ですか!大変ですね、今後のレスやロルについてもかしこまりました。主様もリアルを優先し、体調を崩されませんようお気をつけ下さい!もしお忙しければ十月までお帰りをお待ちしておりますので。此方こそ今後とも宜しくお願いいたします!)

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