√ 2018-08-13 18:48:53 |
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【レイリア・ウィリーデ / アザネリア平原】
>>周辺ALL
(世界が血眼になって弱点を探している相手に、『弱視』でなにか見えるわけがない、と予想はしていたが、実際全くもって何も見えないとさすがに気落ちは否めない。
眼の前の女型ナハト、後方の少年型ナハト、そして響いてくる轟音から推測される、関所内のナハト。絶望のオンパレードといっても過言ではない)
重力操作…いや、指パッチン…今は声…音波を利用して衝撃を作ってる可能性もあるか。
どちらにせよ不可視なのはどうしようもない、な。
(それでも思考は止めない。自分にできることはもはやこれだけだ、下手にナイフを投げたところで、もしも敵の能力が『落とす』だけでないのなら、フレンドリーファイアになりかねない。
瞬間、女型ナハトが声を張り上げた)
大声…同心円…!
(もし『音』がトリガーになっているのなら、という推測が当たっているのかどうかなどもはや関係なく、明らかなる破壊の衝撃波が全方位に向けて広がっているのがわかる。
前衛はもはや戻ってこれる場所にいない。しかしアンを放っておけばあの怪我に追い打ちだ、およそ間違いなく、死ぬ)
……こんで保身なんかに走ったら、ぜってー怒られるもんなぁ!
(一瞬だけ思い浮かんだのは、自分を育ててくれた、二人の顔。ああそうとも、生きるにせよ死ぬにせよ、あの両親に顔向けのできない行動なんてできるものか。
全方位攻撃である以上抱えて退避は無理だ、防げるような都合のいい魔導でもない。ならば身を挺する他に道はない。
アンと女型ナハトの間に割り込んで、頭と心臓等自分の急所だけをカバーするように構える。腕が折れようと足が折れようと、まずは生きてさえいればいい、それでいて、アンへの衝撃をいくらか和らげられれば御の字だ)
(/ 良い絶望具合で心が踊りますなぁ。あ、一応庇いに入りましたがレイリア君は所詮ひょろい研究者ですので、主様のさじ加減ひとつで無様に吹き飛ばしてもらってもかまいませんのでー)
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