---Abandoné【 指名制 】

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xxx  2017-12-05 23:46:58 
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 ある者の目で見れば、
 それは朽ち果てた館の跡。

 またある者の目で見れば、
 それは荘厳なる"ナニカ"の館。
 
 
 「 おいで。 」 「 おいで。 」
 「 ようこそ。 」 「 ようこそ。 」


 反復する囁きが聞こえたなら、
 手招くこの手が見えたなら、


 「 お前は館に 」 「 招かれた。 」
 「 館は 」 「 お前を 」 


 気付いた時には、もう遅い。


 「 「 つ か ま え た ! 」 」





>「 もぉいいかい? 」 「 まぁだだよ! 」


 

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  • No.161 by ファントゥーム  2018-01-09 21:56:25 




>160 マリウス


(似ている。彼は、嘗ての己に何処か似ていた。心の深層、他者の手は決して届かぬ場所…否、時に己の手さえ届かぬ場所に、獣を飼っている。それは怒りであり、悲しみであり、苦しみであり――己の心を喰らい尽くさんと、その牙を突き立てるのだ。鎖を砕き解き放つ、或いは飼い慣らす…獣を飼う人間にとって、其れを叶えるのは決して容易な事ではない。己は途方も無い年月の果てに其れを叶えたが、どうやら、彼にその瞬間が訪れるのは未だ先らしい。そして、其れを叶えぬ内の心にこそ価値があるのだと気付く瞬間もまた…彼には未だ遠いのだと、朽ちた心の欠片が囁いた。紅茶の香りが、その温かさが染み入るのは彼がまだ命ある存在としてこの世に生きている証拠。本来己を語る事を良しとしない筈が、まだ関係の浅い彼を相手にこうも饒舌であったのは、嘗て生きていた頃の己を無意識下で彼に重ね合わせていたからこそ――なのかも知れない。語られる言葉に耳を傾け、思いを馳せ、そして己を省みる。そこに、彼と言う男を構成する数ある要素のひとつを見た様な気がした。嗚呼、優しい男だ。この男は、痛みを知っている。己の痛みを知り、人の痛みを知る事の出来る男なのだ…と。)
…お前は未だ、楽にはなれぬ。だが、それでよい…今は未だ、それで良いのだ。
(彼の一礼を、その誠意を、ただ真っ直ぐに見詰めていた。硬く握り締められた拳も、掌に食い込む爪の感触も、この部屋の冷えた空気を"寒い"と感じる事の出来るだけの体温も――全ては命あればこそ、彼がこの世に生きてこその存在なのだ。彼と言うひとりの命ある者へ、自ら価値ある命を投げ出したひとりの亡者として、敬意を込めて一礼を返す。それからゆっくりと頭を起こし、冷え切ったこの蔵書室に微かながら温もりの欠片を落としてゆく木漏れ日を、彼の視線を追い掛ける様にして眺めた。最早、答える事を拒むべき問いは無い。救いとは何か、簡潔であり単純、それでいて確かな重みのあるその問いにゆっくりと瞼を落とす。深くゆっくりと吸い込んだ冷たい空気で肺を満たした後、は、と微かに零れた吐息の先に言葉が続く。)
…私は未だ、その答えを知らぬ――其れはつまり、その時が訪れるには未だ早いと言う事だ。
訪れるべき時に、訪れるべき者の元へ、訪れるべくして訪れる…救いとはそういうものだと、私は思っている。
なればこそ…私はその時を待たねばならない。もし、その時は訪れないと言うのなら…それを受け入れなければならない。
お前の耳には、嘸かし辛く苦しい事の様に聞こえるだろうが…死にたがり――お前達を迎え、見送る内…必ずしもそればかりではないと、時折俄かに…そう思うのだ。


  • No.162 by マリウス  2018-01-09 22:56:44 



>161

未だ楽にはなれぬ、か…。本当に人生とは儘ならぬものらしい。
(人生の先を行く者からの言葉はずっしりと重く、心の琴線に触れる。両極端な望みを抱くからこそ、ぐらぐらと天秤は揺れる。秤の上に乗っていたものは何か、今はそれさえも曖昧になってしまったが。陽光へ翳した手は確かな輪郭を持って、己の顔に影を作る。この手に繋ぎ止めたかった手はとうの昔に雲のようにすり抜け掻き消えてしまった。幻影を求め必死に伸ばした手は、今は脱力したように脇に垂れ下がっているのみ。瞳を射る光の向こう、遥か遠くに一瞬誰よりも大切で失くしたくなかった彼女達の存在を感じた気がする。足元にはきっかりと境界線が引かれ、踏み越えられないラインが存在する。眩しげに瞳を細めほんの少し、愛に包まれていた頃の己に戻る。軈て一つの区切りをつけるべく、窓へ背を向けた。視線を室内へ戻し、瞼を閉じた寡黙な男を見遣る。不思議と心は凪いている。彼の言葉のお陰で、今日この瞬間、本当の意味でこの屋敷で生きていく覚悟が出来た気がする。自分も彼の言う訪れるべき時を待ってみようか。)
…その時を待ってみるのも一興かもしれないな。貴方のおかげで、少しばかりその時を楽しんで待つ余裕が出来た。…と言っても、全てを享受するには時間が必要だが。
(長く話し続けて彼も疲れた事だろう。静かに過ごすつもりで来た蔵書室で思わぬ収穫をしてしまった。話の性質上重くなりがちな空気を断ち切るように最後の一言は力の抜いた声音で呟き、戯けるように軽く肩を竦め。乾いた口を潤すように、カップの中の紅茶を味わいつつ、全て飲みきる。長居した事で彼の手を止めてしまった。娯楽としての読み物を数冊棚から抜き取り、今一度礼を告げては奥の読書スペースへと足を進め、日が暮れるまで読み耽ろうか。)
有難う。今日は貴方と話せて良かった。仕事の邪魔をして悪かったな。少し向こうで本を読ませてもらうよ。




前回の続きより付き合ってくれて感謝する。
これ以上会話をすると貴方に情けない所を見せてしまいそうなんでな、名残惜しいがここで一旦話を区切らせてもらう。

さて次の交流はまた日を改めて。
今日は貴方との会話を余韻に、休む事とするよ。

有難う、貴方に良い夢が訪れる事を願おう。

  • No.163 by ファントゥーム  2018-01-09 23:26:25 




>162 マリウス


何れにせよ、お前は未だ暫く此処から離れられんさ――精々、少しでも気楽な過ごし方を見つける事だ…(窓から差し込む柔らかな光の先、彼が其処に何を見たか。何を思ったか。彼の耳に、それを問う声が響く事は無い。今日この日の会話が彼にとりどの様な意味を生んだか、その確かな答えを知ろうとはしなかったが、ひとつ確かな事がある。死にたがりだけが招かれるこの館で、死にたがりとして暮らしてゆくと言う事…理不尽以外の何ものでも無かった筈のそれを受け入れ、僅かでも楽しもうとするひとつの覚悟。彼の声に、表情に、仕草に、それを見た。何処と無く、息の詰まる様な重さを孕んだ空気がふっと軽くなったのは、彼が此処に来て初めて発した軽さのある一声が響いた時。心なしかその瞬間、薄い唇に微かな笑みが乗せられるのを彼の目は見ただろうか。彼の手が数冊の本をひょいと本棚から抜き取る頃には、既にテーブルの傍を離れて持ち場に戻っている。有難うと、そう言う彼の声には答えない。ただ、明かりが消えたままの暗い読書スペースへと向かっていくその背へちらりと目を遣った後、ふっと小さく振り翳した左手が彼の向かう先に優しい橙色の明かりを灯した。以降、蔵書室には誰の声も聞こえない。とすん、とすん、と時折本棚に本がしまわれていく音だけが、日暮れまで静かに響いていたのであった。)




…誰かと過ごすのはあまり得意ではないが…そう悪いものでもないと…今は、そう思う。
私からも感謝しよう…良い時間であった。

暖かくして眠れ…今夜はよく冷える。
館はお前を歓迎する…気が向けば、また此処へ来ると良い…

では、良い夢を――






  • No.164 by xxx  2018-01-09 23:31:43 




>受付継続中 午前1時前後まで滞在予定、御質問御相談等もお気軽にどうぞ


  • No.165 by ファントゥーム  2018-01-10 00:32:29 






館の明かりを落とす。暗闇で迷いたくなければ、早く部屋に戻るが良い…

恐らくは、明日の朝も雪が降っているだろう…
精々、風邪を引かぬことだ…この館に医者は居ない…

お前の部屋は、この廊下を真っ直ぐ進んだ先だ。
…良い夢を。



>これより暫し不在となります。反応までお時間を頂戴致しますが、今暫くお待ち下さいませ。




  • No.166 by モルドル  2018-01-10 17:46:08 






ああ、寒い!
今日は本当に寒いわ、体の芯まで凍り付いてしまいそう。

でもね、今夜の食事は私のリクエストなの。
あつあつのチキンポットパイ。ね、美味しそうでしょう?
どうしても食べたくって、ギャルソンにお願いしたの。

あなたも食べると良いわ。ふふ、幸せになれる味よ。


>これより暫く即レス可能時間帯となりますことをお知らせ致します。参加希望者様のPF提出及び参加者様の交流申込は随時受付中 御質問御要望等もお気軽にどうぞ。




  • No.167 by 夏目 央  2018-01-10 19:29:21 




こんばんは。こうも寒いと部屋から出たくなくなるね。

でも前にヴィペールに案内してもらった蔵書室は好き。冷えた空気の匂いと本の匂いが混じっててね。…だから今日は、あの日居なかった蔵書室の先客さんに会いたいと思って。居るかな?



  • No.168 by ファントゥーム  2018-01-10 20:32:46 






>167 夏目央


蔵書室を気に入った死にたがりが居るのだと、風の噂に聞いていたが…
出入りは勝手にすると良い…騒ぎさえしなければ、私は構わん…

扉を開けて、明かりはつけておく…後は好きにしろ…




(すとん、すとん。天井の高い蔵書室には、分厚い本が棚へとしまわれてゆくその音がよく響く。日頃何かと騒がしいこの館において、恐らくは唯一、常に一定の静寂を保っているのがこの蔵書室。そんな空間で一日中、膨大な数の収容図書の整理に取り掛かっているのは半ば管理人と化した男――そう、今まさに、ふわふわと綿毛宛らに重みを感じさせぬまま宙を漂い、本棚から本棚へと行き来している己である。既にこの世のものではない肉体は、この世のものに触れる事が出来ない。その代わりに、所謂ポルターガイスト…手を触れずに物を動かす、念力の様なものを持ち合わせているのだ。この力こそ、蔵書室の管理役を任されている理由なのである。宙を漂う体の周辺には、大小様々な本が数冊それこそ風船の様にぷかぷかと浮いていた。時折ゆらりと手を動かしたかと思えば、糸でも引かれているかの様に動き出した本が戻るべき本棚へと導かれていく。それを何度も繰り返しながら、今日も今日とて終わりの見えない整理作業に勤しんでいて)




  • No.169 by 夏目 央  2018-01-10 20:59:21 



>ファントゥーム


( 可笑しなこの場所に来てからまだ数日しか経ってはいないものの不思議と居心地がよく感じるのは何だかんだ言いながらも話し相手になってくれて、館の案内もしてくれたあの人のおかげなのだろうか。そしてこの蔵書室もその人が教えてくれたのだ。だからこそ今こんな不思議な現象を目の当たりにしているわけで__。「こんにちは。便利そうな体だね」明かりのついた蔵書室に足を踏み入れてすぐ、宙をふよふよと浮く相手の姿とこれまた何て不思議な事だろう、触れてもいないのに浮かび移動する本の数々をまじまじと見詰めては首が痛くなるくらいに見上げてから一先ずは挨拶を、続けて普通の人間、己自身では梯子や何かを使わなければ届く事の出来ない場所の本を簡単に取れるその便利さにさらりとそう言葉をかけて )



  • No.170 by レノ  2018-01-10 20:59:42 



こんばんは。
のんびりとしたレスペースになってしまうんだけれど…お相手お願いしても良いかな?今日返せなくても時間を見つけて返すからね。


>115からの続きでもいいし、時間を飛ばして新規のはじまりでもいい。
俺と話をしてくれるなら誰でも歓迎する。

君のやりたい姿で来てくれたら嬉しいな。

  • No.171 by ファントゥーム  2018-01-10 21:16:55 




>169 夏目央


――、(はた、と手を止めたのは不意に聞こえた少女の声に反応しての事。一体いつの間にこの部屋へ入って来たのか。その存在に全く気が付かなかったのは、普段とそう代わり映えをしない単調な作業にもそれなりの集中力を割いていた証拠である。"便利そうな体"、その一言を受けて鼻から短く吐息を漏らす様な素っ気ない笑いを零すと、声の主をゆっくりと振り返った。顔立ちは未だ微かなあどけなさを残す少女の其れでありながら、年齢にそぐわぬ妙な落ち着き――度胸とも、ある種の冷たさとも言える其れを孕むその姿を見た時、頭の隅にぷかりと浮かび上がる事がひとつ。つい先日の事だ、この館のとある住人から彼女についての話を聞いていたのである。その住人とは誰か、それは言うまでもないだろう。幾ら死にたがり相手とは言え、彼が人に世話を焼くのは聊か珍しい話。それだけに彼女の存在はある程度印象的に残っていた様で、すうと双眸を細めながら彼女の目線の高さまで下降すると「ヴィペールの話していた死にたがりは、お前の事だな…見ての通り、本を探しているのなら此処には掃いて捨てる程置いてある…好きに使うが良い。」と抑揚のない淡々とした声がそう告げて)


  • No.172 by アンヴィジブル  2018-01-10 21:38:34 




>170 レノ


よっ、また来てくれたんだな!
無理せず楽なペースで楽しんでくれよな、まだまだ此処での暮らしは長くなるだろうからさ。

取り敢えず、館の説明もまだ済んでなかったし、続きから始めさせて貰ったぜ。
場面を変えたくなったり、他の奴と会いたくなったりした時は遠慮無く声掛けてくれよ!



おっ、顔の場所当てんの上手だな!良いセンスしてるぜ。(申し訳無さそうな彼の表情を見れば、此方まで申し訳無い気持ちになってしまう、そんな性格をしていた。今この場で起こる出来事の全ては、彼にとっては驚きと戸惑いとそして理不尽そのもの。恐らくはこの館に住まう者の中で最もニンゲンに近い感覚でそれを察してやれる身として、どうにかして元気づけてやりたいと言う思いがあった。存在と感触を確かめる様にして触れた、温かいニンゲンの手。彼の目に見せられる表情の変化は無くとも、発せられる声には何処か擽ったい様な気分が滲んでいるに違いない。おどけた様な口振りで彼を褒めてみせる頃には、その表情にも自然な笑顔が浮かんでいた事に気が付き、幾許かの安堵を取り戻す。よしよし、少しは慣れてきたらしい。そんな手応えを感じた矢先に勢い良く離れてしまった彼の姿には、特段残念そうな素振りをみせるでもなく寧ろ楽しげにけらけらと笑って見せる。何ともニンゲンらしい反応だと、口には出さぬまま心の内でそんな感想をもちつつ「ばぁか、別に移るようなモンじゃねえよ。」と彼の肩をぱしぱしと叩いて。どうやら、掴みは上々らしい。スコーンの効果も相まって一旦ある程度の落ち着きと元気を取り戻したと思しき彼の姿を今一度確認し、本題を切り出す事にした。握り締められたままの手を引いて歩き出すその足が向かうのは、ゆったりと寛げる談話室。玄関ホールからはそう遠くない。「立ち話もなんだからさ、ゆっくり出来る部屋で説明するよ。こっちだ。」後方の彼へそんな言葉を掛けてやりつつ、中央の階段を通り過ぎて左奥方向へ。幾つか扉が見えていたがそのうちのひとつを開けると、そこには暖炉のある広めの談話室。大きな木製のテーブルを囲む様にして置かれたふかふかと柔らかな質感のソファ、暖炉ではパチパチと音を立てて薪が燃えている。「適当に座れよ、紅茶淹れる。」と、彼に一声掛けてから紅茶の準備に取り掛かり)



  • No.173 by 夏目 央  2018-01-10 21:52:36 



>ファントゥーム


( 己の発した言葉で作業の手が止められれば音として相手にきちんと届いたのだろう事が見て取れ
。それに続くようにして降りてきた相手との視線が交わるとぱちり、一度控えめな瞬きを落とした後に首を縦に動かしつつ「特別探してる本は無いんだけど此処が気に入ったから。__ヴィペールに此処には先に先客が居るんだって教えて貰ってたからね、どんな人なんだろうって興味があったんだ」紛れも無くヴィペールによって話題に出された人は己だと肯定を、続けてこれと言った明確な目的を持って此処に来た訳ではなく、どちらかと言えば今回はお目当ての本を探すより目の前の相手に会ってみたかったのだという純粋な好奇心を口にして、一歩、歩みを進めると同時に後は出した前足に釣られるようにして歩みを進めぽつんと置かれた小さなテーブルの前で椅子を引き腰を下ろして )



  • No.174 by ファントゥーム  2018-01-10 22:08:36 




>173 夏目央



…私が興味に値するとは思えんが――此処が好きだと言うのなら、追い出しはすまいよ…寛いでゆくと良い…(文字通り、此処には到底数える事など出来そうもない膨大な数の本が収容されている。裏を返せば、それ以外には何もない場所なのだ。興味のある者には嘸かし充実した、それこそ夢の様な場所なのだろうが…特別探している本も無いのなら、静寂が確保されていると言う点くらいしか魅力が思いつかない。まして、自己卑下精神の強い性分であれば、己に興味を抱いて訪ねに来る者が居るなどとは想像もしていなかった。だからこそ、口から零れ落ちるのは愛想の無い捻くれた言葉だったが、彼女がこの部屋で過ごす時間そのものを妨害する意思は無いと言う事を伝える。世辞にも優しい男とは言えないが、冷え切った室内で女性が暖を取らずに過ごすには辛かろうと察してやる程度の事は出来るらしい。一体何処から呼び出して来たのか、蔵書室の奥からふわふわと漂う様にして運ばれて来たティーセットが彼女の前にあるテーブルの上へと並ぶ。まるで目に見えない誰かがその場に居るかの様な自然さで、ティーポットからは温かな紅茶が注がれ、ふっと立つ湯気からは微かなストロベリーの香りがするのを彼女は感じただろうか)


  • No.175 by 夏目 央  2018-01-10 22:40:15 



>ファントゥーム


__此処って不思議な人がたくさん居るんだね。ヴィペールもそうだけも、貴方も。…あ、あんまりじろじろ見られるの好きじゃなかったらゴメン。
( 本を目的として来た訳ではないのに追い出されなかった事は酷く心を温めるもので視線を少しも外す事なくまじまじとそれこそ不躾なまでに見詰め続けながらぽつり、一番初めに出会った彼といい目の前の相手といいどうやら今までの常識が通用しない容姿や出来事に素直に驚愕の意を示して。それからは相手の邪魔をする気はない。再び作業に戻るため宙に浮かんでしまうにしろ何にしろただただ観察をしてみたいのだ。と、そこまで思ってふと視線落としたテーブルの上、至極自然な動作で以てティーセットが用意されればカップの中で緩やかにたゆたう紅から香るストロベリーの香りに自然と溜息が漏れ。これを用意した人物は簡単に想像が付くと言うもの。だって宙に浮かぶ本を見たのだから。「いい匂いの紅茶だね。ありがとう」もう一度すん、と鼻を鳴らして匂いを嗅いだ後に口元に穏やかでどことなく年相応の笑みを浮かべると相手の居る方へと視線を向けつつお礼の言葉を紡いで )



  • No.176 by ファントゥーム  2018-01-10 23:03:43 




>175 夏目央



…確かに、お前達の目にはこの館で見るもの聞くもの…全てが異質に映るだろうな……此処はそう言う場所だ。(不思議、それは此処へ招かれた死にたがりの多くが口にする言葉のひとつだった。何しろ、彼らが暮らしていた世界では到底存在し得ないものが在り、起こり得ない事が起こるのだ。そんな印象も無理は無いと言う事を、この館に住まう者の誰もが知っている。とは言え、彼女の様な年頃の少女がこうもあっさりとこの館での暮らしを受け入れようとしていると言う点ではやや特殊な例だった。経験上、齢18の頃と言えば、幼子の様に見るもの聞くもの全てを無条件に信じ受け入れる素直さも成熟しきった大人の様に物事を客観視し先ずは冷静であろうとする余裕もそれぞれ不十分、難しい年頃である。故に、この館における扱いも難儀する事も少なくないのだが…彼女は例外らしい。成る程、あの男が言っていた事はどうやら真の様だ――口には出さぬ内心にそんな思いを巡らせながら、此方を観察する様な彼女の眼差しをちらりと見返すと「…好きにするが良い。」と簡単な返事をした。紅茶への礼が聞こえて来る頃には既に彼女に背を向け、再び整理作業を再開させていたが耳は未だ意識は幾らか彼女の方へと向けられたままである。暫しの沈黙の後、重たく閉ざされがちな口をゆっくりと開いたかと思えば「…死にたがり、お前は此処での暮らしをどう思う…」とそんな問いを投げ掛けて)


  • No.177 by モルドル  2018-01-11 00:07:41 






まあ、もうこんな時間だったのね。
あんまり夜更かししてるとお腹が空いてきちゃうから、そろそろ寝なくちゃ。
館の明かりを落とさないと…お部屋に戻る準備は出来てるかしら?

ふふ、寄り道しちゃ駄目よ。私、見張ってるんだから。

それじゃあ、良い夢見てね。おやすみなさい。



>これより暫し不在となります。反応までお時間を頂戴致しますが、今暫くお待ち下さいませ。尚、参加希望者様のPF提出及び御質問御要望等は随時受付中ですので、お気軽にどうぞ。




  • No.178 by アンヴィジブル  2018-01-11 23:05:23 







なあ、見てくれよっ。
マダムがマフラーくれたんだ、似合ってるだろ?
これ巻いてると頭の位置が分り易いってさ。確かにそうかもな。

でもヴィペールは、外に出てる訳でも無いのにマフラーなんか可笑しいって言うんだぜ。
年中あんな寒そうな格好してる奴に言われたかねえよってな!

俺は気に入ってるから、意地でも巻いといてやんだ。



>やや短めとなる見込みですが、これより暫く即レス可能時間帯となります事をお知らせ致します。参加希望者様のPF提出及び参加者様の交流申込は随時受付中です。御質問御要望等もお気軽にどうぞ。




  • No.179 by アンヴィジブル  2018-01-11 23:39:36 






おっと、悪い悪い。大事な事を忘れてた。
館からのお知らせをちゃんと載せろって、マダムに言われてたんだよ。

改めて、この下に書いておくから、まだ読んでなかったら忘れずに読んでおいてくれよな!



>25 当トピックにおける『PCとPL』について
>47 トピック方針の改定について
>64 提供キャラクター追加のお報せ
>123 当トピックにおける『結末』について
>153 当トピックにおける『交流システムの変更』について



>午前2時頃までを目安に滞在中 引き続き受付継続しております




  • No.180 by アンヴィジブル  2018-01-12 01:08:30 






よっし――今夜はそろそろ館の明かりを落とすぜ、寝る準備は済んでるか?
冷え込みそうだからな、ちゃんと暖かくしろよ。

さあ、行った行った。部屋はもうすぐそこだろ。

おやすみ、良い夢見ろよな!



>予定より早めですが、これより暫し不在となります。反応までお時間を頂戴致しますが、今暫くお待ち下さいませ。尚、参加希望者様のPF提出及び御質問御要望等は随時受付中ですので、お気軽にどうぞ。




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