司書 2020-03-22 13:34:22 |
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≫ノア
いいって… !皿洗いならできるし俺にまかせろ、!
(もう少しのんびりしたい気持ちあるが、 片付けに立ち上がる先生みると昼休みだった事を思い出した。皿を洗うと言うが、遊びにきてくれた相手にそんな事はさせられないと思い焦った顔でとめて、
キッチンに行かないように手をひろげ、 守りながら言う)
まだおやつが残ってるだろ! 先生はそれ食べながらのんびり休んでてくれよ
≫レオナ
さわ …っ ?!うんまあ そ ー なんだけど… 。
(騒ぎときけば鈍い自分でもなんとなく、ジャミルがオバブロしたときの事を言われてるとわかって少しショックをうけた顔になりつつ
相手なりに気遣ってくれたとわかれば、 嬉しそうに笑いつつも)
そっか! でもやっぱスカラビアの頭脳担当はジャミルだな … !そ ー いえばSTYXに連れてかれたとき2人は一緒に検査うけたんだってな
>>1531 ノア
ハッ!俺に尻尾振ってほしいって?閉じ込められたのはテメェの方だってのに。ああ、うるさくて眠れなさそうだ。
(星空の下で寝そべったノアを見下ろしながら、片眉を上げ、低い笑いが喉奥から零れる。冗談を冗談で返せる余裕が出てきたのは大いに結構──だが、奪われる側になるのは看過できない。寝転ぶ彼女の近くまで歩み寄るとしゃがみ込み、そのまま片手を床について身体を傾けて目線をわざと低く合わせる。「加減しろと言っていた割に大胆だな?」と嘲笑うと伸ばした指先でノアの額を軽く、ちょんと弾いた。彼女の視線の先に映っていた自分が、星空と絵になるなどと言われれば──思わず肩が揺れた。あれだけ自分の言動に振り回される初心な割にこういうお熱い褒め言葉をよくもまぁ照れもせず言ってのけたなと笑ったことに気づかれないよう、乱れた毛並みにそっと手を伸ばす。床に広がったミルクティー色の髪を指でかきあげるようにして撫でる。気怠げに伏せられていた双眸を柔らかく瞬かせて)
夕焼けも悪くねぇが、どうせならお前の瞳に映った俺が一番綺麗だったって言ったほうが口説き文句らしかったんじゃねぇか?
>>1532 カリム
ええ?──別に無理強いはしないけれど、怪我には気を付けて
( ぱっ!ととうせんぼをしてくる生徒に、そういえば家族に歳の幼い子たち何人かいたのだった・・・と思い返す。その行動にどこか微笑ましいものを覚えつつ、ならばしかたないと肩を竦めるだけに留めて。こちらを不思議そうに見ている絨毯を軽く撫でながら、それならばと椅子へ戻りテーブルに残されたままのデザートに手を伸ばして )
とはいえね、キミ。こちらもお邪魔している身だから、何か出来ることがあれば嬉しいのですけれど──
>>1533 レオナ
司書だって人の子ですから。可愛いものは閉じ込めて独占したい・・・もちろんキミも可愛らしいが、手に余るわけで──それを言ったらキミ、今の構図はキミが司書にご執心に見える可能性もあるわけでしょう?早いところ、キミの寮生たちの誤解は解いておいた方が良さそうだ
( 視界に映る景色の大半が生徒に占領されてしまった。弾かれた額に不満げに眉をしかめ、言葉にはしないものの抗議の視線を向けておく。尻尾を振って擦り寄る獅子の子は可愛いだろうが、噛み付かれたらひとたまりも無い。手に余る・・・と緑色の瞳を見上げれば、閉じ込められたのは司書だと揶揄う言葉に目を細めた。先程より近い距離も、髪に伸びる手も受け入れたまま考える・・・己の瞳に映る生徒の姿より、お店で彼に羨望とも独占欲とも嫉妬ともつかない目を向けていた客の瞳に映った生徒の姿の方が綺麗だったはずだろう。麗しい王子様に見えていたはずだし・・・悪戯っぽく、大人びた生徒を揶揄うように目元を緩め )
知っての通り、口説き文句にしたつもりはないのだけど・・・別にキミはいつだって綺麗じゃありませんか。その中で一等、司書は、今日の夕焼けが似合っていたと思っただけですよ──ああもう、キミの影で星が見えない。星に嫉妬でもしましたか、子獅子さん?
≫ノア
嬉しいのか …うーん…
(椅子にすわった相手みるとニッ、 と笑ってとおせんぼをやめてキッチンに鍋とつかった皿を運んだ、
洗ざいのついたスポンジで食器をゴシゞ 洗いながら何か出来ることがあれば嬉しいといわわればすこし考えたあと思い浮かんだ事を提案した)
ならさ放課後の、 かいだし一緒にいかないか?いっしょに美味そうな野菜とか選んでくれ … !
>>1532 カリム
俺は別に、咎めるつもりはねぇよ。むしろ、腹心の本音を早いうちに知れたって意味じゃ、儲けモンだったじゃねぇか。
(カリムの複雑そうな表情に、フンと鼻を鳴らした。まったくもって“らしい”反応だと、やれやれと首を左右にゆるりと振る。その声音はこの場にいない蛇と、それを許した目の前の相手を小馬鹿にするように、皮肉交じりに笑った。わざとらしく肩をすくめると、カリムの口から出た“検査”という言葉に思い出しただけで顔をしかめ、げんなりしたように眉を寄せる。あの黒い無機質な施設、乾いた空気、そしてその後の大乱闘。過去最低といえる環境と労力を使ったと言える思い出に思わず唸り声をあげて)
ま、ジャミルに比べたらテメェが参謀張るのは向いてねぇな。
ああ──カイワレ大根のアレか。グルル……つまらねぇ検査だったな。まともな飯も出なかったしよ。
>>1534 ノア
悪役気取りがしたいなら、王子様を手玉にとるくらいしねぇとだろ。俺に不利益がなきゃ問題ねぇ。気に入らねぇってんなら──主語を逆にしてやろうか?司書が寮長にご執心だってよ。
(床に寝そべる彼女を見下ろす視線は、愉しげに細められている。崖下から落ちてくる姫君たちを眺める……だったか?出かけ先で彼女が吐露したことを思い出す。未知のものにはしゃぎ、こちらの一挙手一投足にキャンキャンとじゃれつく姿はどこにもその要素を見出すことは出来なかったが……先ほどまでの小馬鹿にするような笑みに緩やかな余裕を滲ませる。寮長の部屋でこうして寝っ転がっている姿を見れば、その噂が誤解ではないのだと誰しもが確信することだろう。そっと視線を落とし茶化すように口の端を吊り上げ顎を傾けた。そのまま視線を落として、彼女の髪を一束掬い上げる。まぁまぁ手入れされているらしい毛並みは部屋の明かりと月明かりに照らされ薄らと光沢を煌めかせている。彼女が自分に夕焼けが似合うと自分をよく見て褒めてくれたならば、その素直さに免じて少しは返してやろうじゃないか。自分はどこぞのトカゲと違い、夢に干渉する魔法などは持ち合わせていないが――髪に触れた指先から零れるように魔力を注ぐ。塔の上に幽閉された姫君とまではいかないが、彼女のシルエットに沿うように光の粒が浮かび、流れ星のように空気中へと消えてゆく。暑い夏の日差しを真っ向に受けた彼女も、オレンジ色に染まった姿も、こうして星の色に照らされるのも見た。今度は朝焼けに染まる彼女を見て、自分もどの色が似合ったか教えてやろう。そう胸に秘めて。喉奥で笑うように吐息を漏らしながら、星が見えないという抗議に対して、勝ち誇ったような声色で囁く)
目に焼きついたんなら、少しは良い夢でも見れるかもな。何千光年も前に燃え尽きた石ころに、俺が嫉妬なんざするわけねぇだろ。……それに、テメェの視界を独占してるのは俺だしな。
>>1535 カリム
もちろんですとも──お手数だけれど、買い物に行く前に図書館へ呼びに来ていただけますか?
( デザートを口に運び、水の音を聞きながら、今日の予定を思い返す。この後は貸し出したままの本をいくらか回収する程度で、大きな何かしらがあった覚えは無い。ゆるく快諾すると、少し悩んだようにお迎えの希望を付け足し・・・単純に放課後は生徒による生徒のための時間なので、遊びも学びも全て満足した後で構わないよという意味を含んだものだが、と瞬きを一つ )
そういえば、キミはいつもは放課後に何をしているの?
>>1536 レオナ
参りましたね、キミは己に司書を辞めろと言うらしい・・・おやおや、生意気な!レディの視界を独占するには、些か地面も風も、冷たいがね──お熱いのは君からの言葉と視線だけというところか
( こちらを見下ろす目を眺めて今日一日の始まりを思い返すと・・・随分と優しく、というよりあの冷たくて厳しい目を向けられる回数が少し減った気がする。とはいえ聞こえた台詞に目を細めたのは、この生徒のある種の自信と豪胆さにそろそろ諦めが追いついてきたからだ。司書がこの生徒を邪に欲しいと願っていたとしたら、まずは司書ではなくなって、学園を追い出されて、知識まるっと利用されて・・・不老の身体は何に利用できるか分からないが。この獅子はあのキングスカラーで、生徒だ。どう転んでも司書には実害が及ぶ。まあ全部有り得ないことが大前提だが、困った御人だと挙動をぼんやり眺めていれば──伸ばされた指先が持ち上げた髪が、近くに降ってきた星のように光るから思わず目で追った。それから目の前の生徒の目を見上げ・・・ちらちらと光を反射する宝石みたいなそれをやっぱり綺麗だと褒めるのは、今は少し癪に障るので、髪に触れている手をそっと静止の意味を込めて握るだけにする。魔法は怖いものだ、だって攻撃されたら勝てないし、魔法に慣れてしまったら元の世界になど戻らなくていいと思う日が来てしまいそう──だし、己に向けられた魔法の中で、いくつ傷つけないものがあっただろう。きっと今も含めて片手で収まるくらいだ。その中の一つが、こんなにも綺麗なものならば、司書には勿体無い。まだ無遠慮に傷付けられる方が立場を弁えられるというものだ。許容量を超えた感情を取り繕うようにぎこちなく笑って、もう一方の手も生徒へと伸ばし )
──中に戻りましょう、司書がいるからにはキミを遅刻させられないからね!ついでに起こしてください、実はもう体力的には限界で動くのも億劫なのですよ
( /寮曲と怒涛のディアソガチャに怯えつつお久しぶりの、顔出し失礼します。残りのかたのお返事は近日中に行うのでもう少々お待ちください!)
>1515 ノア
資料が傷むといけない。持ち帰っても問題なければ……何をじっと見ている?今さら目新しいものなど……
(個体差はあれど人間という種族はみな忙しない。驚きが鮮やかに浮かんだ顔が、掛けた言葉を契機に嬉しそうに綻んだと思えば間を置かず不意に、間隔をつめられる。心の変遷に伴い、変わる表情のめまぐるしさにとり残され、表情らしい表情も無く受け答えに応じるが、数分前までは普通に会話していたぶん急に背筋をのばした相手を、不可解に思い。入学して3年。血筋に根ざした身体的特徴は興味を抱くに値しない些事だと捨象したならばつぎに、省みるべきは己の身なり。日頃より、腕に戴く寮章に恥じぬ行いを心がけているつもりだが書物にはのってない、人の世でのみ伝わる暗黙のマナー。それに背いたのだとすれば、斯様に凝視されるのも腑に落ちる「 他人の心を察するのは得意じゃない。至らない所があったのなら、言ってみよ。 」相手の驚き様を思い返せば、今回はよりいっそう慎みをもって。はしたない姿を晒すまいと右半身をひねり視界から遠ざけながらも伏せがちな視線を、しかし完全には落とさぬまま、少々所在なさげに学びを乞うて。)
>1516 アジーム
16時か。では、また………!たしかにお前と共に行けば参加できそうだ。
(近くに佇む柱時計の長針が、静かに6を指し示すのを目の当たりにし、会議まで残された時間が30分しか無い事に気づく。寮長会議然り式典然り。大事な予定が控えている時ほど、さまざまな障害が重なりあって会場に足を運べぬ事が多い。そうした事情を考慮し、一度寮に戻ってから向かうとしても早い事は無いと考え、彼に別れを告げかけたまさにその時。
先んじて投げかけられた心遣いが、予想外の驚きとして胸を打ち発声を中断させる。その一言を聞くまで平行を保てていた感情の波が緩やかに波うつにつられ口角を微かに押しあげ、笑みが浮かぶと親切心に身を委ねる事に。相手は望みを叶えてくれる存在かもしれない。はぐれる事への懸念が、強引な物言いとなって現れて。)
会議で使う資料をとりに戻らなければ。お前もついて来るといい。
>>1537 ノア
モタモタとしてる奴を見るとイラつく性分でな。言うじゃねぇか。お望みなら、態度でも示してやってもいいぜ。朝まで隣でな。
(からかうような彼女の言葉に、眉をわずかに動かした。肩をすくめて視線を逸らす。冷たい地面に横たわる彼女と過ごした一日を思い返すと、いつの間にか彼女の目には冷たさが少し薄れ、代わりに諦念がその奥で燻っているように思えた。王族として背負うものと、選べない運命に苛立つ自分。だからこそ、選べる立場にありながら動かない彼女が、どうにも気にかかるのだ。出しゃばりだったあの蛇のように――全く甘くなったもんだと小さく息を吐いた。彼女の手が自分の動きを制するように重ねられる。その指先は冷たく、こんな所に寝っ転がるからだと温もりを明け渡すように指先を握りこんだ。そのまま指先をゆっくりと反転させ、彼女の手のひらを星空に向けると、指先を優しくほどいた。吐息とともに魔力をフッと吹きかける。先程まで彼女の毛先で遊んでいた淡く光る粒子が、彼女の手の中で舞いはじめる。やがて光は形を取り、一枚ずつ花びらを咲かせながら、小さな花を象った。さっきから彼女に浮かんでいたのは微笑みとも呼び難い、どこか居心地の悪そうな笑顔──気づいてやるなと言わんばかりの表情。だが、それを汲んでやるほどお人好しではない。光の花を彼女の手の上に乗せたまま、「代わりに、持ってろ」とだけ告げて、何の躊躇もなく差し出された手を花の方へと寄せてから、背中に手を回し彼女の抱き上げようとして)
――ったく、よく言うぜ。お前の方がよっぽど遅刻しそうだろ。
>>1538 マレウス
──ああ、違いますよ。キミに非礼があったわけではなくて・・・折角顔を見て話せる距離にいるのに、キミと目を合わせるには司書が些か小さいようでね。
( 本の心配までしてくれる、律儀で優しい生徒だと満足気に目を細めて、そのまま不可思議そうにこちらへと問いを投げかける姿に数度瞬いた。どうやら少し驚かせてしまったらしい。生徒と横並びで話をすることは多いし、普段は司書カウンターにいる身だからそこまで気にしたことは無かったが──他の生徒含め、目を合わせるには少しばかり背伸びをするくらいの心持ちが無くては厳しいというだけなのだが、気を遣わせてしまったらしい。首を振って──それから少し考えて生徒との距離をさらに少し取れば、会計に並ぶ者の距離感にしては遠いが話す上では司書も踵を地に付けられる距離になる。背伸びをやめて、純粋な子供でも眺めるかのように目元を緩めながらレジを指差し )
空でも飛べたらキミともう少し近くで話がしやすかったのだけどね──ほら、前を向きたまえ。キミの順番ですよ
>>1539 レオナ
望みやしないし、もちろん遠慮するとも!生憎と司書の本日の許容量は限界なので──おやおや、太陽が昇る前にキミを叩き起すことも厭いませんが、生意気を言って良いのですか?
( 持つ者こそ与える・・・自然とそれをやってのけるこの生徒に誰が与えられるのだろう。自由だとか、そういうものを──手っ取り早く生徒の国を壊してしまえばと思っても、それが出来る知識が己にあっても、この生徒が国を想う事実を端々から感じればこそ何も出来ない。ゆるく握られた指先がじんわりと温かい、そのまま掌に形を成した花に促されるままもう一方の手も寄せて守るように添える。起こすどころか抱きあげようとする腕に少しだけ驚いたように目を丸くしてから、手元の花を軽く握り込んで生徒に身を預けることにした。手元でちらちらと光をこぼす花のように、綺麗なものはこうして大切に閉じ込めておかないと直ぐに無くなってしまうものだ。どこの世界においても。最後に空の星を見上げると、生徒を見遣り目元を緩めて )
それに、夜明けを見ないといけないからね。見逃すのは惜しいもの、こんなに素敵な場所なのに
>>1541 ノア
そりゃ残念だな……明日のお楽しみってことにしとくか。どうせラギーが品のねぇ起こし方してくるんだ、そう変わりねぇだろ。
(もう勘弁と返され、鼻で笑うとわざとらしく肩を竦めて見せて軽い調子でまた言葉を返す。彼女が花を大切に手のひらへ包む仕草を見て、視線は自然とその指先の方へと向かい――こちらを向いた彼女と目が合う。何かを探られているような気分になって、ぶっきらぼうに「……自分の心配でもしてろ」と溜息混じりに咎めると、体を預けてきた彼女を抱き上げる。驚いた顔が目に入り、思わず口元が緩んだ。この1日で随分と懐かれた。獅子の巣穴まで来て眠るほどに……何も言わずに身を委ねてくる彼女に、少しだけ満たされるような気がした。手の中で煌めく光の花が、彼女の頬を黄金色に染めていく。夜明けを見ないと意気込む彼女に、呆れたように目を伏せる。子どもかと、ぼやくように言いながらも、その言葉を否定はしない。なにせ折角塔から出てきた姫君なのだ。見られるもの全部見て帰ればいい。掛け布団を腕1本で乱暴に引っぺがすと、シーツの海へとそっと下ろして)
……旅行先ではしゃぐガキかよ。
>>1542 レオナ
朝から獅子の子の世話とは、彼も大変ですね・・・ガキとは失礼な、折角の機会を無駄にしない賢明なレディなだけですとも
( 明日も明後日も遠慮します、と言いたいのは山々。言わなかったのは単に降ってきた視線が思っていたよりも穏やかなものだったためであって、生意気な言葉にも言葉を飲み込んで大人しく運ばれることにした。まったく、可愛くない生徒だ。可愛らしいのはキュートだと評するに相応しい耳と、気分屋な尻尾くらいなもので。手の中でちらちらと光る花もそのままに、そっと降ろされた寝床の上で改めて生徒を見上げる・・・しれっとほぼ片腕で支えられた気がしたが、仮にも人間一人をそう易々と運ぶことができるあたり、本格的に己とは持ち得るものが違うらしい。着替えなくては──と持ってきた服のことを思い返しつつ、手に載せたままの花を生徒へと差し出して、少しだけ言いづらそうに唇を引き結んだ後、今日学んだことを復習するようにおずおずと口を開き・・・いくらか、知識を総動員して方法を考えてはみたのだけれど、魔力を持たない司書には魔法の正体が、あるいはその根底にあるものが分からない。下手に弄ったら壊してしまうだろう、それは避けたい・・・綺麗なものは嫌いではないので )
これ、とっても──綺麗なので、その、髪飾りか、何か、身に着けられるものに・・・してほしい、な、と
>>1543 ノア
大変も何も、アイツが好きでしていることだ。では賢明なレディ、呑気に床に寝っ転がって風邪引かれちゃ困る。早く寝ろ。
(皮肉めいた言葉にも、全く悪びれた様子もなく、心底どうでもよさそうな顔で吐き捨てる。実際あのハイエナは自分についてくる事により利益を得ているのだからギブアンドテイクというやつで……まぁ、不満はかなり毎度言われているが、結局離れていかないのだから自分が1番コスパがいい相手なのだろう。やはり同情や慮るような感情ひとつ浮かばない。“賢明なレディ”などと自称したレディにフッと笑みを零し、半ば呆れたように目を細めた。言葉にするより先に、ベッドの上に傍らに置かれた鞄を放る。そして、彼女が差し出してきたその光──花に、少し言いよどむような口調で願いが込められる。その言葉に、一瞬だけ瞳孔を細くし、やがて小さく鼻を鳴らす。この1日で、ねだり方まできちんと覚えることが出来たらしい。何とも姫らしくなってきたではないか。教えたのは他でもなく自分なのだから、聞いてやるのが器量というもの。近くのチェストを乱暴に開き、中に入った小箱から魔道具を取り出す。魔道具と言っても大したものではなく、自分が稀に着ける程度のものだが。床に片膝をつき再び彼女の隣に寄ると、光の花を手のひらの中で消してから、指輪型のソレを彼女の指に通す。自分のサイズの指輪なので当然緩いのだが、その辺は我慢してもらうとして――握りしめた手のひらを指先に翳すと、再び黄金が花開き輪の上で踊るように揺らめいている。いくら魔道具の補助があるとはいえ、魔力の維持を睡眠中まで続ける気はない。という不精な言い訳をしたあと、くぁ、と欠伸をひとつして)
……言っとくが、俺が起きている間だけだからな。
>>1544 レオナ
──少しだけでも楽しめたなら満足です。ありがとうございます、やっぱり綺麗ですねぇ
( 確かに最初から損になるような話には乗らない性分だろう有能な生徒と、働いた分の報酬はきっちり与えられるだろう生徒・・・利害関係的には正しくあるのなら大人の口出しは無用というものだ。鼻から軽く息を吐くだけに留めておく。さて、我儘を言うのは少しばかり疲弊する・・・と言うより、慣れないことはいつだって不安と居心地の悪さを伴うわけだが、茶化すでもなく取り出された──流石の己でも理解出来る、質の良い魔道具が指を通ってどんな宝石よりも可憐にその上で花が咲く。瞳の奥で星が弾けるように、顔の前でそれを翳して・・・まあ、魔法も存外悪いものでは無いのだよなぁとすら思ってみたり。さて、お礼の品は生憎と持ち合わせていない身だ、出来ることといえば言われた通り早く寝ることくらいなもので・・・鞄を開いて、のそのそと過去に生徒たちからお下がりで貰った薄手の部屋着を取り出したなら着替える為にとベッドから立ち上がり )
・・・キミも眠る支度をするでしょう?シャワーでも何でも、司書は大人しくしているから気にしないでもらえたら
>>1545 ノア
ご満足いただけたようで何よりだ。
(手を翳して宝石のような魔道具を見つめる彼女のビターチョコレート色の瞳に、淡い金の光が映り込んで星のように輝いていた。その煌きと、彼女の楽しげな表情に、僅かに口角を上げて満足げにして。随分とオネダリが上手くなった相手への報酬なのだ。見た目相応の反応だけで御礼は十分。くたびれた部屋着を取り出した彼女を見て、自分が邪魔だろうとすぐに察する。丁度この部屋の片付けだのなんだのとラギーがてんやわんやしたおかげで支度はほぼ出来ていない。頃合いだと一言返事で立ち上がる。あれだけ寮生たちにアピールしておいたのだから、わざわざこの部屋に突撃してくる奴はいないと思うが……シャワーのある方向へと足を向けながら、一応と適当な調子で言い残し)
ならお言葉に甘えて。……何かあったら叫べ。誰かしら来るだろ。
>>1546 レオナ
・・・あは、わかりました
( 随分と察しのいいことで──と思うものの、こうも周りを見ている生徒だ。骨の髄までそういう性質なのだろう。おまけ程度に付け足された忠告に思わず軽い笑い声をあげてから、行ってらっしゃいとひらひら手を振っておく・・・さて、己も寝る支度とやらを整えるべく、いやでも着慣れた制服を脱いで丈の余る部屋着に腕を通した。普段は下ろしっぱなしの袖も、指輪をしている手だけは覗くように袖を少し捲くって、ズボンはまあいつもの如く引き摺っておくこととしよう。脱いだ服は一先ず鞄に詰め直し・・・さて、獅子の子の水浴びを急かすつもりは毛頭ないが、勝手に部屋の中を散策するのは些か不敬だし、とはいえ何もせずにいるのも──水でも貰いに行こうか、勝手に出ない方が良いだろうか、良いだろうなそれは。などと、悶々と考えつつ、借りた案の定大きすぎるシャツを上から羽織り、部屋の扉をほんの少しだけ開いてみる。静かな廊下には生徒一人の影もなく、水を取りに行ったとして帰り道を見失う可能性もある、そもそもあの開放的な造りだ、夜目が利かない分危険も伴う・・・ふむ、と扉から僅かに顔を覗かせて先程はじっくり見れなかった寮の様子を眺め )
──まあ、一言断ってから行くのが正解でしょうからね。好奇心に負けずに待ちますとも、司書は偉いので
>>1547 ノア
(蒸気をまとったまま、適当にズボンだけ履き、バスルームから足を運ぶ。濡れた髪から水がしたたり落ち、肩に引っかけたタオルが褐色の肌の上で揺れていた。シャワーの途中、扉の開く音がかすかに聞こえたが閉じる音はなかったため、放っておいていたが、どうやら待てができたらしい。暗がりにノアの後ろ姿が見えている。半開きの扉の隙間から頭だけ覗かせている彼女に、片眉を上げて声をかけた。額に水滴が落ちるのを拭いながら、のそのそと近づくと、わざとらしく少しだけ扉を押し開ける。ドアノブにかかる彼女の手元にはまる指輪をちらりと視線を落とし)
俺は寝ろと言ったんだが?なんのために俺がおもちゃを与えてやったのか、分かってねぇようだな。
>>1548 レオナ
──ぅあ
( 一先ず獅子の子がシャワーを浴び終わってから伝えるのが正解か、と手元で揺れる花で僅かに周囲を照らしながら回し見て、さてそろそろ──と思った矢先。人間、驚きすぎると声が出ないらしい。声の聞こえた方向に慌てて顔を向け、それから一瞬硬直して目を彷徨わせた後、余っている服の袖ごと顔を覆った。寝ろと言われたことも分かっているし、意味合いとしては勝手に部屋から出ることはやめておけと示されたことも理解していたし、ちゃんと大人しく待ってもいたじゃないか・・・などなど、言いたいことは山積みだが、とにもかくにもその服装は如何なものか。いや、確かにここは相手の部屋ではあるけれど、だとしても、である。この場に居たのが己で良かった、その辺の町娘であれば恐らく顔に血が上って倒れていたに違いない──一旦部屋の隅に避難しようと生徒の横を早足ですり抜けて、壁側に小さく身を寄せつつくぐもった声で抗議をするほかない )
・・・水が飲みたかったのだけど、キミのせいで余計に喉が渇いた気がしています!早いところ服を着てください、風邪をひくでしょう!
>>1549 ノア
初心なヒメサマには刺激が強すぎたか。――ほらよ、これで文句ないかよ。
(ピシ、と凍りついたノアの姿に、一瞬怪訝そうな表情を見せたが理解が追いついたのは、自分の髪先から垂れる雫が胸板を撫でた瞬間。風のように横をすり抜けて避難する彼女をしっかりと目で追うのはネコ科の性。部屋の隅でシャーシャーと威嚇してくる子猫の言動に、はん、と鼻で笑う。くぐもった声での抗議に、よほど驚いたのだろうということだけは伝わってくる。からかう声音で悪びれもせず、クローゼットを開けて適当なシャツを一枚手に取り、袖を通す。面倒くさそうに髪をシャツから外へと放り出してガシガシとタオルで水気を拭った。あとは風魔法で乾かしておけばいいだろう。そろそろ壁と一体化しそうな司書に声をかける。文句ないなとほぼ有無を言わせぬ声色でシャツの裾をピラピラとさせたあと、そこだと冷蔵庫を指す。派手な柄が好きな自分がレイアウトした部屋では、無機質な冷蔵庫は完全に後ろの壁と同一化していて分かりづらかったのだろう。そもそも謙遜の化身のような彼女が自分の冷蔵庫を使うとは思えない。冷蔵庫を開けて身を屈める。中には水、トニックウォーター、スポドリ……ある程度の種類は揃っている。口元にかすかに笑みを浮かべながら、壁に寄り添う司書の方を振り返り)
冷蔵庫くらい、部屋にある。ただの水で良かったか?
>>1550 レオナ
キミって人は──普通の水でお願いします。こんなところに冷蔵庫があったのですね、随分と快適なお部屋だことで
( 薄らと光を通す服の向こうで生意気な言葉と、何だかんだ言いつつも着替えてくれているらしい音が聞こえる。僅かに袖から顔を持ち上げれば、仕方がないなとでも言いたげな部屋の主の姿があった。本当にどうかと思う、この獅子が何も思っていないことなど理解しているが司書は司書だ、仮にも大人なのだし、この獅子の子は生徒なのだから無防備過ぎるのは些か問題だろうに!此方に向いた意地悪過ぎる緑色に返事をしてから、不貞腐れたように冷蔵庫へと己も足を向ける。どちらにしても部屋の主の許可なく開ける性格はしていないが、部屋を出ようともしていない司書に対して初心だ何だとまったくもって酷い生徒だ。ため息混じりに山程の文句を言いつつ、どうせ後から魔法で乾かすことくらい分かっているが、後ろからタオルと、少しだけ高い位置にある髪に背伸びをしつつ手を伸ばして──着たばかりのシャツを脱がれても困る、水を吸う前にタオルドライくらいのことは身勝手にしてやろう )
・・・そもそも、寮生含め誰かしらが部屋に来ることもあるでしょう?司書ですらキミの服を借りる肌寒さだというのに、湯冷めもするし、大体キミってば散々司書にあれやこれやともう少し警戒心を云々と言う癖に、司書がもっと悪い大人だったらキミだって丸腰じゃあ危ないのだし、キミ自身も少しは自分の行動を──
>>1551 ノア
俺の部屋だからな。
(不機嫌な足音がこちらを向かってくるのを背に、濡れた前髪を指で梳いていた。他の部屋よりも一段と広くそして何よりも一人部屋であるこの部屋は正しく長である者の部屋といえよう。更に家の財力で便利にパワーアップしているため、自分は寝っ転がっているだけでいい快適な空間と化している。振り返ればこちらに近付いてきた司書は先程までのパニック状態から解放されたらしく、良くもまぁそんなに舌が回ると感心するほどツラツラと文句を並べている。内心やかましいと思いながらも、口に出すことはせず黙って右から左へと聞き流していれば、突然、背後から伸びてきた小さな手に、頭を掴まれる。首元が涼しくなる感覚と、タオルの感触、妙に真面目な司書の声。わざわざ背伸びまでして、怒りながら髪を拭くその様子に、チグハグさを覚え不可解そうに目を伏せる。喉の奥から、不満が滲み出るような唸り声と共に低くぼやくように言いながら少し身を屈め、しばらくそのままされるがままに頭を預けていたがやがて、手が止まるのを見計らってノアからタオルをひょいと取り上げる。代わりに冷たいボトルの水を手渡しながらまったく、と呆れたようにじっとりとした目で見つめ)
……ったく、どいつもこいつもお節介だな。言ったろ、自分の心配だけしておけ。
>>1552 レオナ
・・・キミ、髪が濡れるといくらか幼く見えますね。お耳もあいまってキュートですし、いいじゃありませんか、可愛い可愛い
( まあ、そうか。と一番納得してしまう言葉が飛んできて苦笑混じりに肩を竦めた。まったく大したもんだ・・・と思いつつ、滴らない程度には乾いた髪と心底不満そうに呻く様子に完全に脳内では無理矢理風呂に入れられた飼い猫のようだという感想が過ぎる、が、言ったが最後部屋を追い出される可能性があるので飲み込んでおく。手から離れたタオルにどこか満足そうに背伸びをやめて、代わりに冷えた水を受け取ってキャップを捻った。いつも整えられていたり、あるいは括られている生徒の髪は、今はゆるく顔に沿うように落ちている。性別問わず、水に濡れるといくらか幼く見えるものだが、今日一日散々目にした整った容姿と大人びた雰囲気の普段があるからか、今の姿はある意味新鮮にも映るもの。さて、こちらを見下ろす不満気な目には知らぬ存ぜぬ、先程、否今日の昼間から散々こちらを揶揄ったのだから同じだけのことをしても罰は当たらないというものだろう。緊張がとければいつも通りの毒も口をついて出るというもので、ふん!と拗ねた猫のように踵を返して己の寝床へと足を向けながら──司書は司書だから、生徒であるキミがどう言おうが心配するとも、と心の中でだけ呟いておいて )
あぁ、先程の服装も濡れた髪も、肌寒いからと司書の傍にいる口実だったりしますか?だとしたら申し訳ないことをしましたねぇ、司書はキミ曰く初心なヒメサマらしいものでね!──まあ、お水は、ありがとうございます
>>1553 ノア
そりゃどうも。この姿が見られる奴は限られてる、感謝するんだな。
(可愛い可愛いとペットに言うような褒め言葉に眉を顰めるものの、物珍しげに眺める相手にフンと鼻を鳴らし皮肉った言葉を述べ腕組みをし。感謝しろと言う割にとっとと風の魔力を纏わせて髪へと吹きかける。風が湿った髪をなぞるように流れて、瞬く間に水気が飛ばされた。乾いた髪がふわりと持ち上がり耳の周りを揺らすと、ようやくその鬱陶しさから解放され、僅かに満足げに息をついた。まるで逃げ台詞のように飛んできた言葉を聞きながら、水のボトルを口に運ぶノアの背中を目で追う。肩越しに投げられた煽りに、口の端がピクリと持ち上がった。ゆっくりとタオルを肩に掛け、片手で髪をかき上げながら、彼女の寝床の方へとにじり寄るように歩みを進める。耳をピルピルと揺らしながら、わざとらしく肩をすくめて見せる。彼女の縄張りであれ寝床へとわざとらしく視線を向けまた彼女の方へと目を向けて)
──ああ、俺は可愛い可愛い獅子の子だからな。寒い夜は人間サマの隣で寝ちまうかもしれねぇな。
>>1554 レオナ
貴重なご機会に感謝しなくては──・・・冗談が相変わらず上手だこと。明日、寝坊でもしたらラギーさんの叫び声が寮に響くことになりますよ
( 実際、生徒同士ならまだしもただの人間風情が獅子の子の風呂上がりを見る日は・・・来るわけがなかったし、普通来ないのが正解なのだが、本当にどうしてこうなった。風の揺れる音がして、魔法は便利だなぁと他人事のように思いながら冷たい水を飲み下し・・・身体の中心を通っていく冷たいそれに、冷えた身体の表面とは裏腹に獅子の子に振り回された分の暑さは抜けていなかったらしいと不満げに眉を寄せる。さて、ボトルをベッド脇に置き、お互い眠るのだろうと振り向くと──距離を取ったはずの生徒の影が存外近くにあって一瞬思考が止まり。意味ありげに動く緑色の瞳を漠然と目で追って、冗談だと分かっていても嫌がらせに全力投球しそうな生徒と司書だもの、釘は打っておくに限るというもの。実際問題、触れればあたたかいと思える体温を持つこの生徒は湯たんぽに最適ではあるだろうが、翌朝確実に一騒ぎになる・・・それに、折角シャワーを浴びてインクも古びた紙の匂いも薄れた生徒にタオル越しでもなく近付くのは、他の寮生の為にもよろしくない。ふっと、小さく鼻で笑ってから、皺が増える前に畳んでおこうと借りたままのシャツから腕を抜いて )
それに、キミの寝床の方が広いわけで──はい、司書の今日の寝床は満席です。シャツは匂いが移ってしまっただろうから、洗って返しますね
>>1555 ノア
それはそれで面白そうではあるがな。司書サマの貴重な善意に免じてそういう事にしておいてやる。
(しっかり釘を刺してくるあたり、そういうところは隙がないなと喉の奥で低く笑う。満員御礼らしい布団を一瞥したあと、ゆっくりと首を横に振る。まるで「やれやれ」とでも言いたげな仕草で彼女の布団から目を逸らし、今度は緩慢な動きで腰を曲げ彼女の細腕からシャツをスルリとひったくると軽く放り投げて近くの椅子の背もたれに引っ掛けた。洗濯ものがひとつふたつ増えようがあのハイエナが気にするとは思えない。気にするなと気だるげに手をヒラヒラとさせ、背筋を伸ばし布団脇に置かれたランプに目をやって──指先を軽く弾く。瞬間、部屋の中に残っていた余分な灯りがふっと消え、ぼんやりと残るのは、司書と自分のベッドサイドに置かれたランプのぼんやりとした明かりのみ。先程引っペがした掛け布団を彼女の体に乗っけると、消灯だと静かなトーンで告げて)
どうせ明日の朝にはラギーが黙って洗濯するんだ、そこら辺に置いときゃいい。――お楽しみは夢の中だ、早く追いかけに行け。
≫レオナ
うん… あの出来事がなかったら ずっとジャミルの本音にきづかなったしな … ほんとダメだよな俺
(腹心の本音がしれた、 ときけば頷く、ジャミルの本音にぜんぜんきがつかなった鈍い自分に呆れたようにため息をつく、
不機嫌そうにうなった相手をみて、目をぱちゞさせたあと、きになる様子で聞いた話をはなして)
でもでもみんなでゲームやったんだろ … !
≫ノア
わかった … !
(図書館へ呼びに来て、 といわれればすぐに答えて、
ぴかゞに洗ったさらをスタンドにたてかけつついつも放課後なにをしてるのか聞かれると、過ごしかたは毎日に変わるため少し考えながら)
部活がある日は、そっちいったり宴ひらいたり、会議でたり、いろいろしてるぜ … !
>>1556 レオナ
──楽しかった、今日は。キミのおかげで。ありがとうございました
( ハイエナの生徒の心労を思うと今度甘味を差し入れても良いかもしれない。まったく、と言いたいのはこちらも同じというものだが、するりと腕から抜き取られたシャツに反応するより早く、気にするなと諭されてしまえば取り付く島もない。指先一つで控えめに光る灯り、暗闇でも確かに遠くで揺れる星と月、こちらを見下ろす薄く光る二つの緑色──どれをとっても穏やかで綺麗なものだ。掛けられたあたたかいそれに促されるままにのそのそとベッドに潜り込み、もふっと枕に頭を乗せて・・・ふかふかに包まれてしまうとどうしたって指先一つ動かすことが億劫になる。とんでもない一日だったけれど、楽しかった。明日の朝も楽しみがあって、昼にはおやつもある・・・多分、幸せとはこういうことなのだろう。うと、と瞬きを一つゆっくりとしたなら──着けたままだった指輪を差し出すように片手だけ生徒の方へと伸ばして欠伸を飲み込んだ曖昧な声で何とか言葉を紡ぎ )
これも、ありがとう・・・おやすみなさい、レオナさん
>>1557 カリム
──中々盛り沢山ですね、よくもまあ動けるというか・・・
( これで放課後の予定は決まった、あとはデザートを食べきって司書も司書の仕事に戻るだけ・・・と、生徒の放課後は日によれど中々にパワフルらしい。食べ終えたお皿を今度こそ自分で洗うべく、流しに向かいながら少しばかり驚いた様子で返事を。部活にせよ何にせよ、この生徒のことだから全力投球に違いない、キミの主人はすごいねぇと同意を求めるように絨毯を見遣れば肩を竦めているようにも見えた )
もし、放課後に何かご予定が入ったら教えてください──そうしたら別日にでも買い出しに行きましょうか
>>1557 カリ厶
咎められるべきは、下克上なんざ企んだ蛇野郎の方だろ。ま、そのぬるさのおかげで未だに友達ごっこは続いてるんだ。テメェに不利益は無いんだから良いだろ。
(カリムの自責の言葉に、わざとらしくフンと鼻を鳴らす。その視線はどこか冷めていて。飼い犬に手を噛まれた形とはいえ、主であるカリムの甘さ、監督不行届によるもの。けれどそれがあの蛇の首を繋いだ。これがカリムでなければ今頃ジャミルは良くて実家に強制送還になったことだろう。彼の持ち前の器量のデカさが関係を修復する唯一の道だったのかもしれない──そんな風にも思えた。指先で髪を弄びながら呟くその声は冷静だが、どこか棘を含んでいる。だがそのまま続きを言うときにはほんの少しだけ、柔らかい調子になって。そして話題がゲームに移ると、一転してげんなりとしたように肩を竦める。カリムの問いに、少しだけ間を置いてから仲良くゲームをした、というカリムの想像を片手で振り払うように一蹴する。頭の中であの無駄な時間の一コマが蘇る。リドルを煽り倒したアズールや、マイペースのヴィルは楽しそうではあったが、結局それぞれが自由に楽しみ協調性は木っ端微塵のシーンだった。口元に不満を浮かべながらも、ふと──ある姿を思い出して)
あ?仲良しこよしのレクリエーションなんかじゃなかったぜ……くだらねぇ。……ああ、そういや蛇野郎は”ヒドラの逆襲”に躍起になってたな。お前もやってみりゃいいんじゃねぇか?
>>1558 ノア
どういたしまして。おやすみ、ノア。
(眠気に曖昧な声が滲んだ直後、ふわりと差し出された細い手に視線を落とす。指の根元には黄金色の粒子が舞う花の指輪。言葉よりも先に、そっとその手を包み込み、身をかがめる。おかげで囁くような彼女の挨拶はきちんと自分の耳に届いた。静かに言葉を返すと、指輪に触れる指先に魔力を静かに流し込めば、一瞬だけ光が強まり再び光の粒が踊りだす。子供騙しの玩具ではあるが、1度覚えさせたら寝ている間もコントロール要らずで形状維持してくれる魔道具は便利だ。これで彼女が朝焼けを見るまでは持つだろう。黄金の花を確認して、彼女の手を布団の中にそっと戻して、掛け布団を整える。この辺りはおいたん!と自分を追いかけるあのうざったい甥っ子の面倒を見させられたが末の賜物。腰を上げてふぅ、とひと息つくと、ようやく自分のベッドへと向かう。ゴロリと体を横たわらせれば、見えるのはいつもの素材剥き出しの天井と星空、そして司書の小さな寝息が聞こえてくる。――全く、子守りは面倒だ。と欠伸を噛み殺し、そのまま目を閉じた)
≫マレウス
おお … ッいきたい!!ディアソムニアっていったことないからどんな風なのか気になるぜ … !
(すごく吃驚した顔をしたマレウスにキョトンと頭をかしげたが、一緒についてこいと言われるといいのか?!、 と少しまえのめりになる、
行きたいと迷わず答えたあといつも、仲良くしてる友達の一人が気になってワクゞしつつ)
シルバーにも会えるかな??俺あいつと同じクラスなんだ … !
≫ノア
部活は運動系じゃないし … ほとんどお菓子パーティーしてばっかだせ … ? へへッ 怒られちまうから他のせんせーには内緒な~ !
(軽音部の活動を思い返す、マジメに演奏よりも持ってきたお菓子を食べながらダラダラしてる日がおおく。盛りだくさんだと驚かれるとニヤッ、 とすこし悪い顔しながら指をしーっ、とする
皿をもらおうとしつつ)
たぶんないけどわかった … !
≫レオナ
ごっこ遊びじゃなくて友達になってる途中なんだ … !最近はアイツもいいたいこと言ってくれるようになったし ケンカするぜ … !
(レオナからはっきりごっこ遊びといわれると耳がいたいと、 思いつつも落ち込んでてはジャミルと友達になる目標は叶えられないと思って、強気な顔で言いかえした
相手の否定をきいても楽しそうだと思いつつヒドラの逆襲ときいたことない名前きけば不思議そうにしつつ)
ヒドラ … ?知らないな、 ど ー いうゲームなんだ?
>>1559 レオナ
( 目を閉じて意識を手放して、それから何時間経ったのか・・・いつも揺らぐことのない風が頬を撫でていて僅かに瞼を持ち上げるとまだ外は暗かった。日の出まではまだ時間がある、二度寝をしてしまえばいい──と目を擦るように持ち上げた手にはまだ指輪が残っていて、小さく揺れる花がある。記憶が間違っていなければ、返そうとしたはずだから──これは多分、獅子の子の気遣いなのだろう。寝ている生徒に御礼を言うのは違うし、このままベッドで二度寝をするよりは折角なら外が見える位置にいたいし、邪魔にはならずに風をしのぎつつ二度寝できる場所・・・のそ、と上体を起こすと薄い毛布だけ身体に巻き付けたまま、開放的なバルコニーが見える場所、生徒の大きな寝床のご近所、ベッド横の床に横になることにした。寝心地だって別に悪く無い、床で寝るのは嫌いじゃない。近くに誰かの気配があって、もうじき朝はくるし、気持ちのいい二度寝には最適だ──くあ、と無防備に欠伸を一つして、野良猫が眠るように小さく体を丸めて再び眠ることに )
>>1560 カリム
おやおや──まあ、それも学生の醍醐味というものでしょう。今度呼んでください、お菓子持っていくから
( この学園は中々ユニークな部活が多いように思う、文化部ももちろんのこと運動部は中々に強いものもあるが安定して色々な種類の活動が広まっているのは生徒たち興味の範囲の広さと器量というものなのだろう。悪戯っぽい表情に返すように少しだけ笑って見せてから、デザートの皿くらいは自分で洗うと示すように首を振って )
ほら、これは司書が自分で洗いますから──次の授業の準備をしておいで
>>1561 カリム
主従で友達、な。ま、やれるだけやったらいいんじゃねぇか。オレがどうこう言う話じゃねぇしな。
(強気に言い返してくるカリムの言葉に、ハンと笑った。鼻で笑うでもなく、呆れるでもなく――少しだけ楽しげに。相変わらず危なっかしい理想論を掲げてるが、それでも前を向いて進んでるあたり、根っこが折れねぇのはご立派だと心の中でだけ小さく認める。実際猪突猛進で金という力があるカリムなら成し遂げそうでもある。どの道自分には関係ない話――あの蛇が嫌そうな顔をしているのを見るのも愉快だし、背中を押しているようなそうでないような、無責任な言葉だけを返して。ヒドラの名を聞いて首を傾げた彼に対して、あっさりと返す。あの時イデアが早口で喋っていた内容を思い返し、ついでに煽りに煽られた猫の件も掘り返してしまい盛大な舌打ちを鳴らしながらも、そういやゲーム自体古いもののようなので先程話題に出たイデアに借りてこれば一石二鳥だと目を細めると、少しだけ意地悪そうな笑みを浮かべて)
確かパーティゲームの名作、だったか。俺はつまらなかったが……ああそうだ。ゲーム自体古いものらしいが、カイワレ大根が持ってるぜ。
>>1562 ノア
(何か視界の端で揺れたような気がして、緩やかに瞼を持ち上げた。──おかしい。確かに距離を取ったはずの司書の気配が、やけに近い。寝返りがてら体を横に倒して確認すれば、ベッドのすぐ横、床に丸まった影。薄っぺらい毛布から覗くのは見覚えのあるミルクティーカラーの髪、小さく動く肩の起伏、そして……寝息。いつもならとっとと寝直すところだが、眠気は理性により蹴っ飛ばされている。寝る前の行動もそうだが、コイツは床で転がるのが好きなのか?と額を押さえた。こんなとこで寝られて風邪でも引かれたら面倒だ。なにより、女性を床に寝かせて自分だけベッドでグースカ寝ているなど、知る人が知れば袋叩きにされかねない所業。デカイため息を一つ、思い切り長く吐き出してから、そっとシーツに体を滑らせて床に足をつける。眠りに落ちた司書の身体を毛布ごとひょいと抱き上げるも、いつもだったら文句の一つも言いそうなものだが、今はすっかり寝こけて穏やかな顔ひとつのみ。まったく、隙だらけにも程がある。やはり自分に説教をする立場ではないなとフンと鼻で笑う。彼女のベッドに寝かせ直すかと考えるも、面倒くさいという感情が軍配をあげる。もう横に転がしておくか。と、適当なクッションひとつ相手の頭の下に滑らせ、そのまま自分のベッドに寝かせる。自分もまたすぐ横に寝直す形をとる。横になればすぐに、睡魔が理性を押しやりそのまま微睡みの中に意識を溶かすのだった)
>>1563 レオナ
( 次に意識が浮上したのはそれからまた数時間後のこと、ぱやぱやとまだ霞んだままの思考としょぼしょぼとした目をどうにかしようと目を擦りながら上体をゆっくりと起こす。それから・・・床で寝直したにしては柔らかい地面と、目線の高さに一瞬固まりつつ、横を見ると獅子の子が寝ていた──念の為もう一度目を擦ってみたが、状況は変わらない。持ってきた毛布ごとベッドの上にいるあたり、おそらく気がついたこの生徒が寝床に入れてくれたのだろう。これは御礼が高くつく・・・とベッドに伸びた己の寝癖のついた影を見て、それからその影を伸ばす光を見ようとバルコニーへ目を向けて──綺麗な空と夕暮れよりも黄色く光る太陽に眩しそうに目を細めた後、再び生徒に目を戻し、艶やかにベッドの上で散らばっている獅子の子の髪を指先でゆるく撫でる。指輪の光が弱くなった花も、太陽の光を反射して綺麗だ。バルコニーからの景色はもう少し目が覚めてから堪能するとして、ゆるい滑舌のままぼんやりと感想をこぼす )
──キミは・・・腹立たしいことに朝も似合うんですねぇ
>>1564 ノア
……おはよう。
(夢の境目をふわりと誰かの気配が撫でた気がして、うっすらと意識が浮上する。頬をかすめる髪の感触に、眉がわずかに動いた。やがて耳に届いたのは、恨めしげなぼやき。低く掠れた声でそう返しながら、片目だけを開けてノアの方を見やる。ぼんやりした顔で髪に触れていた相手に目が合えば、眉をひとつ寄せたものの文句の言葉は吐かず、掠れた低い声で呟く。挨拶の言葉が真っ先に出てくるところは腐っても王族というところか。しかし起き上がる気配もなく、肩の力を抜いたまま視線を彼女の手元の指輪へ。まだ淡く光を保っているのを見て、律儀にまだ身につけていることに眠気混じりの顔にかすかな笑みが浮かぶ。彼女の肩からずり落ちた毛布を直すと、朝焼けが見えるようにローマンシェードを中途半端に開けているせいで日差しが顔面に直撃し、そのまま気だるそうに腕で目元を覆った。ベランダは廊下同様ロープで繋いだ簡易な柵しかない。魔法もないただの司書が身を乗り出してうっかり……なんてことないように注意を促してから再び枕に顔を埋めて)
くれぐれもベランダから落ちるなよ。
≫ノア
ああいいぜ … !ついでに一曲きいてってくれ … !
(自分たち部員のなかに、相手が加わった様子をうかべては大歓迎だと嬉しそうにわらった
首をふられるとそっか、 とぬれた手をタオルでふき、勉強道具は教室にあるため皿を洗う相手を見ながらからかうように)
へへッ ノアもう毒の心配はしないのか?
≫レオナ
イデアとオルト誘って4人で、 やるか!1位になった奴には景品用意して……レオナ も来ないか?
(仲良くなりたいと思ってた相手のなまえがでると、ハッと肩がはねて、すぐに借りに行こうときめる。相手はつまらないと言ったが、ゲームが得意な兄弟が対戦相手にはいれば良い勝負になるかもしれないと考えてためしに誘ってみる)
>>1565 レオナ
・・・おはようございます、ご忠告もありがとうございます
( 眠気はまだ去らない、がこちらに向いた緑色を一つ視界の中で捉えては柔らかく返事をした。身に染み付いた癖なのか分からないが、目が覚めて誰かに挨拶をされるなんてどれ程久しぶりだろう。生徒の顔にかかって邪魔になりそうな髪を少しだけ退かすように指先で撫でてから、寝起きの猫を眺めるときのような心持ちでゆっくりとまばたきを一つ。肩に触れた毛布の重さに、こんなときでもこちらを気にかけるのかと驚き半分、呆れともつかない感情半分、どうやら部屋の主はまだ起きないそうなので跳ねたままの寝癖もそのままに毛布を引っ掛けたままベッドから少し冷えた床に足を下ろした。確かに覚束無い足で端へ行くのは危険だろう、と部屋から出て直ぐの壁に背中を預けて毛布にくるまることで暖を取りつつ朝の風景を堪能することとする。まだ上がり切っていない太陽と、まだ暗い部分の残る空、それでもあと一時間もすれば太陽も上がりきってあたたかくなってくる。くあ、と再び欠伸をこぼすと時折瞼を落としながらも少しずつ色付く自然を楽しむことにして )
本当に良い寮──・・・またひっそり勝手に遊びに来るとしましょうか
>>1566 カリム
──心配はしますが、キミの大切な友人達を根こそぎ疑うような大人ではありませんよ
( 水道の蛇口を捻って、思いの外冷たい水でお皿を洗いながら聞こえた声に肩を竦めて笑う。寮は、簡単に言ってしまえば出入りは存外簡単だ。忍び込んで毒でも武器でも仕込もうと思えば出来ないこともないけれど、部で仲のいい仲間たちと居る時まで全てを疑うのは野暮というものだろうから。早く荷物を取りに行きなさい、とでも言いたげに、濡れた手を軽く振って )
ほら、早く戻らないと遅刻しますから・・・荷物を用意してきてください
>>1566 カリム
悪ぃな、そういう騒がしいのは肌に合わねぇんだよ。それに、パーティゲームって4人が基本だろ。
(楽しげに計画を立てる様子に、やれやれとばかりに目を細める。さっきまでしょげていたのに、奮起したり、楽しそうにしたり、よくそんなコロコロ喜怒哀楽が変わるものだと感心すら覚えながらも──予想出来た誘いには苦笑い混じりの緩く左右に振る。さもそれっぽい断りの言葉を並べる。アレだけ煽ってこちらに苦労させたのだ。カリムの天真爛漫ぶりに精々泣くんだなと、ここにいないイデアの未来を予知してフッと鼻で笑う。自分と同じことを恐らく思うであろうジャミルが一緒では、暫くは拘束される。それを見に行くくらいならしてやってもいい。最後に投げた言葉は、少しだけ楽しげな響きで)
ま、気が乗れば見に行くくらいはしてやる、ククク。
>>1568 ノア
(頬を撫でられるように髪が一束、彼女の指によって後ろに撫で付けられる。それに片目だけ開けて少し伏せるように指先を見たあと、逆光の相手の顔を見上げる。なんともぬるい視線を受けても、朝っぱらから嫌味ひとつ言うほど無粋ではない。そのまま再び目を閉じる。毛布のぬくもりがゆるやかに抜けていく気配と、微かに床を踏む音に、微睡みの中で耳がわずかに反応する。意識はまた深い眠りの底に向かう途中、その気配が離れていくことだけがわかって、枕に頬を押しつけたまま無意識に眉がわずかに動く。気配が少し遠ざかって止まったところで、微かに寝息を深くした。
──ベッドの上、寝返りの音がひとつ。ゆるやかに、まぶたの奥の眠気を押しのけるように、呼吸が浅くなる。まだ眠気の余韻を引きずったまま上体をゆっくりと起こす。視界に入ったのは、ベッドの端ではなく、少し離れた壁際。毛布をまきつけ丸くなっている影。誰がそこにいるのかを確認するまでもなく、緩く笑いを含んだ息が漏れる。どうやら言いつけをきちんと守る形はあのミノムシみたいなスタイルに収まったようだ。鬱陶しく垂れてくる前髪をかきあげて、グアッと牙をむき出しにしながら大欠伸をひとつすると、のそのそとベッドから下りる。冷蔵庫から自分用にトニックウォーターを出すと一口含む。冷たさと炭酸が覚醒を手伝ってくれる。ようやくハッキリした意識でそのまま少しだけ視線を遠くにやると、開けたベランダの向こうに朝の風景が見えた。完全に地平線から昇った朝日が部屋の中にまで届き、目を細める。緩慢な足取りのまま、ミノムシみたいな動かぬ彼女の隣に立ち、声を掛ける前にひとつ彼女の様子を見ることにして覗き込むように腰を屈めて)
>>1568 レオナ
──・・・おはよう
( ぼんやりと身体がぽかぽかしてきて、陽が昇ったのだろうなと明るくなっていく瞼の裏側で感じる。とはいえあたたかくなれば眠気は来るし、昨日は沢山動いたのだからまだ寝足りない。薄く瞼を持ち上げようとしたところで、冷蔵庫の閉まる音が聞こえて部屋の主が起きたことを漠然と理解した。耳はさほど良い訳では無い、けれどこちらへと歩いてくる音くらいは拾うことができて、ゆっくりと瞼を持ち上げると思っていたよりも低く近い位置に緑色があった。眠気がまだ残るこちらと、太陽の光を浴びてキラキラしている目の前の瞳とは雲泥の差があるわけだが、ついでに起き抜けのくせに柔らかそうに風に揺れる髪も寝癖のついたこちらとは違うわけだが、それはそれとして。表情筋すらゆるゆるで、効果音にすれば「にこぉ」と間延びしたものがつきそうな笑顔を浮かべてから少し掠れた声で挨拶を。先程も伝えた言葉だが、二度寝だって正しく睡眠なのだから言葉は間違っていないはずだし。未だにいまいち覚めきらない眠気に眉を寄せつつ、冷えた壁から寄りかかる対象を隣に立った生徒に変更することにした。毛布に丸くなったまま、生徒の脚をあたためるように肩を寄りかからせて、欠伸をする。太陽の眩しさと外の風の心地良さにじんわりと滲んだ涙を瞳に行き渡らせれば、眠気がどこかへいかない腹いせに頭をぐりぐりと生徒に押し付けて小さく呻き )
・・・昨夜の記憶が朧気なのだけど、キミが、上に運んでくれたのでしょう?お陰で身体が痛まずに済んだ、ありがとうございました
≫ノア
うん、せんせーはそれでいいと思う … !
(話してるのは部活じゃなくて今のこと、 自分を見はっとけと言ってた相手が皿をあらったり取りにいけと言われたのが意外で、
スカラビアの寮に慣れてくれたのかもしれない、 と思えばにこゞと笑いながら荷物をとりに雑談室にもどる)
≫レオナ
みにきてくれるなら参加してくれてもよくね ~
(部屋にきたのに見てるだけと言うレオナに、頑なだなぁ、 と残念そうに苦笑いをうかべた
しかし相手のいった言葉をよく考えて、大勢でわいわいする遊び以外だったらいいのかなと思いニッと笑って)
レオナ … !マンカラって知ってるか!
>>1570 カリム
( 空になった皿、あとはしまわれるだけの食器たち・・・洗い終わった手をポケットから取り出したハンカチで拭いて、近くにやってきた絨毯を撫でながら思う。もう生徒の口に入るものはないこの場で、暗器でも持っていれば話は別かもしれないけれど──キミの主人は底抜けに明るいけれど、それでもやっぱり富豪の長男としての宿命があるのだね、と困ったように眉尻を下げて後を追うように談話室へ足を向ける。さて、司書も放課後の買い出し前に仕事を片付けなくては・・・何からしようかと考えながら、見えた後ろ姿に声をかけ )
キミ、絨毯さんはどうしようか?
>>1569 ノア
……おはよう。
(覗き込んだ彼女の双眼は閉じていて、寝ているのかと思えばゆっくりと瞼が持ち上がる。眠気に潤んだままの目でこちらを見上げたかと思えば、ほんの少し眩しそうに目を細めて──へにゃと崩れるような笑みが向けられる。屈託も肩の力も抜けた笑顔に、こちらも毒気を抜かれて一瞬間を置いたあと、おはようと返事をしながらつられるように微かに口元に半円を描く。そのまま彼女の隣に腰を下ろせば、毛布に包まったまま飼い猫みたいにこちらの足元へとぴとりと身を寄せてこられて、再び動きを止める。そんな自分のことなど知らぬ存ぜぬとそのままこちらに頭をぐりぐりと押しつけてくる寝癖も抜けきらないその様子に、小さく笑ってため息をひとつ。抱き寄せる代わりにそっと肩へ手を添え、再びこちらに額をぐりぐりと押しつけてきたノアの仕草に、今度は肩の力を抜いて受け入れる。先程から上まぶたと下まぶたが引っ付いては離れてを繰り返す彼女に苦笑を零し、時刻を確認すればまだ早朝も早朝だ。昨日は歩き回って疲労も完全には取れていないだろうに、眠気に抗おうとして負けてを繰り返す彼女の頭を?き撫でる。手のひらに感じる小さな重みと、昇ってきた朝日に目を細めながら、ふと目を伏せて呟いて)
朝焼けが見られたなら、とっととベッドに戻って寝直した方がいいんじゃねぇか。
>>1570 カリム
俺が断るって分かるだろ、健気な奴だぜ。
(食い下がる相手に、小さく鼻を鳴らす。断られる前提で言っておきながら、それでも諦めない辺り、実にカリムらしいとでも言うべきか。椅子の背にもたれて、片眉を上げる。その口調に怒気はない。ただ呆れを含んだ気怠げな響き。だが、続く問いに一瞬だけ目を細める。チェスが趣味なだけあって、その手の戦略性のあるゲームの大体は大まかではあるが把握している。たしかマンカラというやつも、自国の土地で独自に発展していたゲームひとつだ。知育玩具として王宮では置かれていたから、あまり触ることはなかったが。ぼんやりとした記憶を辿るように呟く。懐かしい遊びの名に僅かに興が乗ったのか、口元にはほんのりとした笑みが浮かんでいた)
マンカラか。最古のボードゲームのひとつだったか?陣地から早く石を失くした奴が勝ちだったよな。
>>1572 レオナ
──だってキミがもう起きているから
( 少しだけ驚いた様子の生徒は何だかとってもレアな気がする、どうせならもっとハッキリとした頭で見て揶揄いたかった。隣に腰を下ろして、拒絶するでもなくこちらの好き勝手を受け入れて、迷惑だと押し退けたところで誰が責めるわけでもないというのに。昨日も今も、腹立たしいものだがここまで敵意がないことを示されれば、気紛れに噛み付いて、暇潰しにじゃれついてやろうと思うだけだ。そりゃあ敵意がなくとも司書を揶揄うような言動や行動やらは褒められないが、知識も器量も信念も、その実、人の上に立つ者として素晴らしいものを持っている事実は認めてやらんこともない。それに、寄りかかっても文句一つ無い、あと、頭に触れる手は傷付けるためのものでもない。低く喉を鳴らすように小さく呻いて、眩しそうに細めた目を少しだけちゃんと開いて生徒の姿を見遣り、それから満足したようにまた目を閉じる。図書館で眠る時は、陽の差さない部屋だからか朝日を浴びることは無い。顔があたたかいし、身体もあたたかいし、でも少し足先が冷える感覚はとても素敵でいいものに思える。どこか満足気に口角を緩めながら、まだ多少ぼんやりしている頭でもいい加減体重をかけるのをやめなくてはとゆっくり体勢を整えて )
・・・やっぱり、キミは夕暮れが似合う。あとは、陽が昇り切る前の、薄暗い朝がいい、とても綺麗だった
≫ノア
(セーターのぽっけにスマホなど大切なものをしまい、教室にもどる準備をしてると声をかけられる、
お皿あらうの早いなと、少し驚きながら絨毯をどうするか聞かれれば少ししゃがんで、相手にくっついてる絨毯にこっちに来いするように手を広げつつ)
教室には連れてけないから宝物庫にしまっとく … !絨毯帰るぞ ~ 。今日はたくさんノアに、遊んでもらったんだから良いだろ ー ?
≫レオナ
そ … !熱砂の国でもゆうめいな遊びでさ、 道具はあるからこんど一緒にやらないか? 強いやつ同士が試合してるのみてみたい …!!
(相手はボードゲームが得意だと聞いてたため、返答をきくとやっぱり知ってたか、 とあかるく笑う。相手や従者のほかにもイデアやアズールとかを、呼んだらぜったい白熱するに決まってると思いみたいと子供がわがまま言うように言って)
>>1573 ノア
……へぇ、俺がね。お熱いお言葉をどうも。なら一緒に寝直すか。
(野良猫が懐いたような、甘え下手な相手がじゃれついてくる感覚は、ただあたたかくてぬるま湯に浸かっているようで。ふっと鼻で笑うように吐き出しながら、朝陽に照らされて黄金に輝く相手の髪をひとつ掬い指の腹からハラハラと落ちてゆくのを楽しんでいた。自分が起きているから起きているらしいが、彼女の目は再び閉じてしまっている。それにまたくつりと笑って、膝の上に腕を伸ばして背中を丸めた。寝ぼけた彼女は意外にも饒舌で、つらつらと褒められる言葉に、尻尾を逆撫でされるようなぞわりとした居心地の悪さを感じる。それを誤魔化すように昨夜思ったこと……朝焼けまで見て相手に1番似合う時間帯を独り言のように連ねれば、やはりキャラじゃないと気まずそうに視線を逸らした。先には憎たらしく燦々と輝く朝陽。睨みつけるように目を細めながら、右半身から温もりが遠ざかるのを感じて「甘える時間はもうしまいか?」とゆったりと視線を彼女の方へと戻して)
――テメェは……真昼間にニコニコしながら街を歩いてんのが、お似合いだ。
>>1574 カリム
・・・また遊びに来ます、その時は乗っけてください
( どうやら絨毯さんとはここでお別れらしい。随分と仲良くなって・・・懐いて、が正しい表現なのかは分からないけれど、懐いてくれたものだから少しばかり寂しさはあるけれど。よしよし、と縁を撫でて、主人の元へ戻るようそっと背中・・・背中かは分からないが面のあるところを押してあげて。さて、可愛らしい絨毯にも癒されたことだし、あとは午後を乗り切るだけだ。伸びをしつつ、生徒に視線を戻し、緩く微笑んで )
お昼休みにお邪魔してしまって申し訳なかったね、今度はゆっくりスカラビア寮を探検させてもらえたら嬉しいです──もちろん、絨毯さんも一緒に
>>1575 レオナ
──寝坊しても、一緒に怒られてくれるなら、それも悪くないか
( ぱらぱらと頬やら後頭部やらを柔らかく叩く髪、触り心地のよいものでもないだろうにとは思っても別に減るものでも無いかとされるがままで居た。生徒がこちらを明確に拒絶しないのであれば、こちらも拒絶する必要が無いというものだ。二度寝・・・ならぬ三度寝、四度目をしても良いのなら喜んで眠気に身を任せたいところだが、それに甘んじて他の生徒の絶叫が響くのは避けたいところ。甘い誘惑かリスクを取るかで悩みつつ、聞こえた声にゆっくりと瞼を持ち上げて──まじまじと、気まずそうな生徒の姿を見据えて、眠気を孕んだままでも確かに意地悪くニコリと笑う。取り繕うように揶揄い文句を並べる獅子の子と目を合わせるように、のそのそと生徒の正面に回っては毛布の隙間から少し冷えた片手を差し出し・・・この生徒が言うのだから、きっと司書にも、普通の人間のように街を楽しく歩き回れるだけの価値があるのだ。嬉しいよ、とも、まだじゃれついていいなら喜んでじゃれつくけれどね!とも言わないまま )
・・・あの姿が見られる方は限られていますから、感謝してください──中に戻りましょう、この時間はまだ少し肌寒いですね
≫ノア
いいぜ 、 こんどはオアシスに散歩しにいこう … !
(背中をおされて、とびついてきた魔法の絨毯と抱きしめあいながらコクッとうなずいた。絨毯もノアと散歩したそうに先っちょについたフサフサをひらゞとふる
謝られると頭をふりニッと笑いつつ)
俺もせんせーとめし食えてたのしかった … !そろそろ授業はじまるし戻るか
>>1574 カリム
観戦するならチェスよりそっちの方が理解しやすいだろうな。
(仮にも第二王子である自分に、強い奴同士の戦いがみたいとは……流石は大富豪の子息と思えるようなワガママっぷりにカリムと甥っ子の姿が重なって見える。ふぅとため息つきながら気だるく腕を組む。確かにマンカラならルールも簡潔でカリムでもどちらが優勢かすぐに判別できるだろう。その代わりチェスと比べて戦略性に欠けるが。カリムの誘いとあれば媚びを売るためにアズールあたりは乗りそうだし、まぁまぁ楽しめそうだ。気怠そうに組んでいた腕を解くと、レオナはゆるりと視線を持ち上げる。ちらとカリムを見たその目には、いつも通りの気だるさと……ほんの僅かに、興が乗った色が滲んでいた。カリムが笑顔を向ければ、こちらも口端を持ち上げた。無論、カリムのような天真爛漫な笑みではなく、完全に悪巧みを思いついたヴィラン然とした邪悪な笑みだったが)
……面子によっちゃ、考えてやるよ。
>>1576 ノア
……なんだよ。テメェがご丁寧に褒めそやすから、俺もどれが似合うか考えやったが、少なくともあの陰気臭い図書館に閉じこもってるよりどの景色もよっぽど健全だったな。
(毛布にくるまったまま、のそりと正面に回り込んできた司書を見て、小さく息を吐き眉を片方だけ僅かに持ち上げ差し出された手を見下ろす。楽しそうな笑みに対抗するようにじっと目を細めて相手を見返す。ガンをつけるとも言う。少なくとも自分の立場でウジウジしていた時より今の方が見た目相応に見えるし、余程マシに思える。自分のセリフをそのまま返してきた相手に片眉を上げつつ頼りなさげなその手を取ると、ぞくりとするほどの冷たさを感じて、条件反射で耳の裏まで毛が逆立ち不快そうに眉を顰める。「お前……まさかずっとここに座り込んでたのか」信じらんねぇとばかりに目を見張る。のんびりとまだ寒いねと言う相手に、呆れたと視線をそらすように、目を伏せた。睫毛の影が頬に落ち、静かな嘆息をひとつ。ゆっくりと視線を上げるや否やそのままその細い手を引いて引き寄せ、手荒に抱え上げる。文句を言う間も与えず軽々とベッドに連れ戻すと、ベッド端に引っかかった毛布も被せてやる。広いベッドの余白に腰を下ろす。そろそろジャックなんかは自主トレでその辺を走り出す時間だろう。寮生達がチラホラと起きる気配を感じる。ラギーあたりがマジフトの朝練だと起こしに来るのも時間の問題だろうが、眠いものは眠い。限度いっぱいまで寝られる時に寝る自分のスタイルを崩す気もない。自分も毛布の端を掴み、今度こそ本気で寝直す態勢に入る)
はいはい。サバンナは昼夜の気温差が大きいんだ、か弱い草食動物じゃすぐ風邪を引くぞ。それに、テメェが寝坊したところで怒る奴はいねぇよ。
>>1577 カリム
──はい、司書も楽しかったです。戻りましょう、午後も頑張らないと
( ふさふさのフリンジを振る絨毯に、こちらも軽く手を振っておく。本も絨毯も、人よりも悪意がなくて可愛らしいものたちは好きだし可愛がりたいと思うのは真理だろうから──次回は何かしら、手入れグッズでも持ってくるか、などと考えつつ生徒を見遣る。無邪気に感想を述べられればこちらも素直に言葉を返し、それから来る時に通った道へ先んじて足を向けつつ肩越しに声を掛けて )
キミ、絨毯さんを連れて一度戻るのでしょう?・・・司書は鏡の前でキミを待ちますよ。道は分かります、来る時と同じルートを辿るから
>>1578 レオナ
失礼な、司書はこれでもあの場所を気に入っているし・・・それに、冬の図書館よりまだ今の方があたたかいので──・・・それじゃあキミだけ怒られておいてください
( 不満げにこちらを見据える目も、周りから見れば威嚇に見えるのだろうが獅子の子は子なので司書的には小さなライオンの狩りの練習くらいにしか見えていない。どうやら、生徒的には図書館で大人しくしている司書は好ましくないようで──それも珍しい、大人しく本を愛して誰の害にもならない存在など好ましいことこの上ないだろうと思って過ごしてきたのに。毛を逆立てた耳にきょとんとした顔をして、そんなに冷たかったかとまばたきをしたのも束の間、引かれるままバランスを崩してそのまま運搬されることとなった。少しずつ運ばれることに慣れてきたが、そもそも易々と仮にも司書を運ぶのは如何なものか。不満はあるが、掛けられた毛布も、どうやら寝直すことにしたらしい様子も文句を言うには申し訳ない。軽く息を吐くように笑ってから、のそのそと生徒に背を向ける形で横向きになって目を閉じた。睡魔とやらは存外直ぐにやってきて、柔らかいシーツに頬を寄せて欠伸を一つ。生憎と先程から眠気に負けっぱなしの頭では限りなく無意識に擦り寄ったことも部屋の主のベッドで眠ることも些事なのだ )
>>1579 ノア
あの場所が悪いとは言ってねぇ。ずっと篭ってんのが良くねぇって言ってんだ。街に出たことがないなんざ、赤ん坊以下だ。
(光を避けるように目を伏せ口元がわずかに下がる。見せてもらった彼女の住処は必要最低限の設備はあるようだったし、彼女のお気に入りの場所もまぁまぁいい所だった。とはいえ、ここの生徒が週末出掛けるくらい目と鼻の先にある街すら未踏の地である彼女の境遇は決して良いとは言えない。あーだこーだと減らず口の彼女を黙らせるように日中着けていた目障りなチョーカーがあった首元を指の腹で撫であげた。文句を言う割に素直に身を預けてくる姿は愚かでそれでいて子猫のようで。ふぅんと短く息を吐いてから、毛布越しに優しく手を添え小さな子をあやすようにポンポンと背を撫でてやると、擦り寄ってくる体温が毛布越しにも伝わってきた。そのまま自分も緩やかに睡魔に誘われるがまま目を閉じて。――部屋に満ちる静けさの中、小さくノックの音が響いた。それに続いて扉がわずかに開き、ひょいと覗くように顔を出したのは、見慣れた砂色の髪。「レオナさーん、朝っすよ」と低く囁くように入ってきたハイエナの声で、渋々目を開き、くあ、と欠伸をひとつ漏らしてから体を伸ばし、のそりとベッドから下りようとして一拍。司書が持たれかかるように寝っ転がっているため、起こさないように自分の代わりにその辺のクッションで囲む。クッションの中に埋葬されたようになってしまったが、まぁいいだろう。そんな様子にラギーは「本物?」とド失礼なことを言っているのは後で平たく伸ばしてやるとして、シッシッと手で追い払うような仕草をすれば、ハイエナはからかうような笑みを残して、一足先に部屋を出ていった。扉が静かに閉まる音と入れ替わりに、自分もベッドから抜け出す。未だ眠る彼女の姿をちらりと見やる。毛布に包まれて安心しきったその寝顔を見て、昨夜自分を起こさねばと意気込んでいた相手の姿と重ねてフッと吐息を漏らした。全く……とひとりごち頭を掻きながら、近くのクローゼットへと足を伸ばし、支度を始めて)
……ったく、結局俺が世話してやってるじゃねぇか。
≫レオナ
おぉ 、きてくれるかは俺にかかってるのか … う ー ん …
(挑発っぽい笑みをうかべたレオナを みると責任が大きいと眉をつりあげつつ、 考えるように腕をくんだ、 マンカラが強いときいて1番はじめに浮かんだのはやっぱりジャミル、そこからどんゞ思いついた顔をいう)
呼ぶとしたら … ジャミルだろ?あとボドゲ部のふたりとリドルとかどうだ?
≫ノア
(楽しかった、 ときくとまた遊びにきてもらおうと思いつつ笑った
絨毯を宝物庫に戻しに帰ろうとすれば、鏡のまえまできて待ってるという相手に大丈夫だと言うように頭をふり)
帰りみち知ってるならさき帰ってていいぜ … !また放課後会おうな … !
.
>>1580 レオナ
( そうは言われても、取り立てて外出が好きという訳では無いし・・・と、文句を言いたいところだが口を開くのも億劫だし首元を撫でる指先も特に返事を待っているものでもないのだと判断して口を噤む。そのまま背中を軽く叩く手に小さい子扱いは如何なものかと思うものの、まあ、眠気に罪はないので──そうして次に薄く目を開けると、辺りがふかふかで包まれていたわけだ。小さく呻いて寝返りをうち、背中に触れていたクッションに顔を埋めた後、のそりと上体を起こしてぺたりとベッドに座り込んだまま目を擦る。どうやら部屋の主は一足先にベッドから出ていったらしい、大方ハイエナの彼が起こしに来てくれたのだろうが己の眠りを妨げないままに二人して気遣ってくれたのだろう。どうにも何度も眠り直すと寝すぎてしまう、辺りを見回して部屋の主の姿を探しながら欠伸を口の中で飲み下し・・・喉が乾燥していて声が出しにくい、水を飲みたいところだが寝る前に己が置いたペットボトルまでは少々距離があるものでもう少し足先が温まってから動きたいものなので声も出さないままで )
>>1581 カリム
──わかりました、遅刻はしないようにね
( 聞こえた声に軽く振り向き、頷いてから手を振る。さて、お昼も食べたしあとは図書館に帰ってやるべき事をやって・・・放課後に備えるだけ。鍋というものは存外美味しかったし、記憶の中に眠っていた本は古い割に中々いい物だったのだな──と良い土産を秘めたまま、辿り着いた鏡をくぐって・・・伸びをしつつ、図書館への帰路を辿った )
>>1581 カリム
リドルか……あいつは煽った時の反応が面白くていいな。
(カリムが次々と名前を挙げていくのを、頬杖をついたまま聞いていた。彼の従者がついてくるのは当然のこと、ボードゲーム部の2人の名が挙がるのは予想していたが、年若いハーツラビュル寮の長――珍しい人が挙げられたことに瞳孔をキュッと細めるとククッと低く笑って、口元だけで楽しんでいるような声音で乗り気であることを示した。確かイデアのゲームでも一悶着あったはずだ。彼自体ゲームをすることに消極的なようだったが、またすぐに躍起になることに違いない。真面目で負けず嫌いな性格を思い出してニンマリと牙を剥き出しにしたまま)
>>1582 ノア
まだ寝てんのか。
(マジフトの練習を終えて、額の汗をタオルで乱雑に拭いながら、のそのそと自室の扉を開けた。自分がオバブロしてから一転、真面目に朝練をするようにしてからというもの、まぁまぁな練習成果であった。が、しかし、今日が休日ということもあってあの騒がしいシャワールームに野郎どもの声が飛び交うのを思うと、さっさとここに戻ってきて正解だと感じる。タオルを首に引っかけたまま足を踏み入れた室内に、ふと、目を細めた。視線はベッドの上。毛布に包まったこんもりとした影と、自分の身代わりに置いたクッションが巻き込まれているのをみてまだ本格的に目覚めている様子はないことを察する。呆れ混じりに呟く言葉に、日頃惰眠を貪るお前にだけは言われたくない!と総ツッコミを浴びそうだが、生憎ここにはそんな人物もおらず、つぶやきは空気に溶けてゆくのみだ。そのまま肩にタオル引っ掛けてベッドに近づいてゆけば、毛布の中で相手がぼんやりと座り込んでいる輪郭が鮮明になる。パチパチと瞬く焦げ茶の目がこちらとかち合う。どうやら起きているらしい。結んだ髪を解き、緩く頭を振ればバラバラと髪が散らばって背中を叩く。シャワールームに引っ込む前にまぁ一応声を掛けておくかと口を開いた)
ようやくお目覚めか。
>>1583 レオナ
──起きたら、キミがいないんだもの
( 軽く扉が開く音がして、聞こえた声にやはり部屋の中にはいなかったのかと一人納得をしていた。視線を向けた先にあった呆れたような緑色、夜とは違い明るくなった部屋の中でそもそものベッドの持ち主はすべきことを終えてきたらしい。探した、という意味を言外に含んで──でも何も言わずに。髪を結んだ姿を近くで見たのは初めてだ・・・いつもは学友と歩いている姿を見かけるくらいのものだから、とよく分からない感慨深さを覚えたものの、直ぐに解かれた髪に目を細めて。起きたら生徒がいなかったから、寝惚けた目でも探した己は十分に立派な部屋守りをしたのではなかろうか・・・してないか。汗をかくほど・・・というと、運動だから当然だと言われそうなのだけど、正しくはこの生徒が本気で打ち込める、何かがある事実は大人として嬉しいものなのでやはりあれこれ文句を言うのは辞めておこう。のそのそとクッションの山から抜け出してはベッドの端に腰掛けて生徒を見上げ )
・・・おかえりなさい。ベッドを貸してくれてありがとうございました──キミがシャワーを浴びる間に、帰り支度を整えておきますね
>>1574 ノア
寂しがらせて悪かったな。
(凹んだ身代わりクッション──自分が居なかったことで眠気のままに手探りでこちらを探した痕跡がある。そんな顔を向けられては、刺々しい返しをする気も失せるというもの。ほんの少し、口の端を持ち上げると、軽く肩をすくめてからかい半分の軽口だけ返しておく。おかえりと言われるケースはこの学園生活でほぼ無いこと。一瞬ああそういやそうだったと思い出すように一呼吸置いたあと「ただいま」と返す。のそのそとベッドから這い出てきた相手の血色の良さは回復している。どうやら休養は十分の様子。それが分かればいいと手にしたタオルを肩から外しつつ部屋の奥へ向かう。いそいそと帰り支度を始めた相手を一瞥して、そのままバスルームへと姿を消す。閉まりかけた扉の向こうで、シャワーの音が静かに響き始めた。―― シャワーの音が止み、しばらくして扉がわずかに軋んだ音を立てて開いた。湯気の中から、濡れた髪をぐしゃりと手櫛で掻き上げ外に顔を覗かせる。床に落ちる雫を気にする様子もなく、片肘を扉に預けたまま。おい、とドスの効いた一声が出たのはご愛嬌。濡れた上半身は昨夜同様褐色の肌を惜しげもなく晒したまま。さすがにそのまま出るのはまずいと判断したが、反省している様子はまるでなく、むしろ面倒くさそうな顔すら浮かんでいた)
……おい、シャツ取ってこい!クローゼットの中の適当なのでいい。
>>1585 レオナ
( 別に寂しがってはいませんが、と言ったところで「はいはい」と流されるだろうと分かっているので・・・素直に返された「ただいま」の一言にだけ目を細めて満足気にしておくことにした。背後の扉が閉まる音がして、己も鞄から新しいシャツと昨日着てきた制服と、といつもの服装に着替えていく。顔は拭くだけの洗顔シート的なものを持ってきているし、寝癖も簡単に寝癖直しのスプレーを振れば直る・・・便利な世の中になったものだ。さくさくと進む帰り支度の合間で、借りた寝具を整えて置こうと簡単に掛け布団やら毛布を畳んで──ある程度綺麗になった部屋に満足していれば聞こえた物音は己以外のもの。随分と粗雑な声に一瞬驚いたように目を丸くしたものの、ぱっと視線を向ければ・・・本来なら気にせず外にまで出てきたに違いない相手だ、これでも譲歩して考えてくれた結果なのだろう。相手は生徒・・・まあ、端的に言えば子供なのだが、この無防備さはどうしてくれようか。遠い目をして額を押さえてから、言われた通りにクローゼットへと向かいシワひとつないないシャツを1着手に取った。それから、小走りに生徒の元へと向かうと、一応己は司書なので、生徒を視界に収めないように顔を伏せて・・・小さな水溜まりができつつあるそこに、新しい水滴が落ちていく様を見れば床まで濡らして!と言う文句を飲み込みつつシャツを差し出し )
──着替えを持ってから!入りなさい!キミって子は!あと湯冷めするから!ちゃんと拭きなさい!
>>1586 ノア
テメェに合わせてやったってのに、うるせぇな。
(シャツを手に、小走りで小言を飛ばしてくる相手。そのひとつひとつが、水を浴びるよりもよっぽど勢いよく飛びかかってくる。タオルを頭にかぶせながら、けだるげに憎まれ口を叩くものの、相手のわざわざ顔を伏せて視界から外そうとする仕草も、文句を飲み込んだ気配にも目敏く気付いて、自分の今の姿がよっぽど堪えているらしいと察すれば、段々と笑えてきて。シャツを差し出されるなり、わざと手を伸ばす寸前で止めて、にやりと口元を吊り上げる。服を受け取るのものの、そのまま着ずにその辺に放り投げるように引っ掛ける。わざと目の前で肩周りを拭きタオルを肩に適当に掛けると、俯く相手の顎に手を伸ばして挑発的な事を宣い)
そんなに言うならテメェが拭く手伝いをしてくれてもいいんだぜ。
>>1587 レオナ
この、生意気な──ああもう!キミが寝ている間に尻尾にリボンでも結んでやれば良かった!
( うるさいとは何だ、大体部屋とはいえ寮は寮だし・・・とはいえ、お邪魔している身としては何も言えない。さっさと着替えてくれればそれでいい、と手から服が離れればようやく安心したようにその場を離れようと・・・思った、が、服は軽い音を立てて放られてしまうし、随分と悠長な態度で伸ばされた手に顔を上げれば嫌味ったらしいエメラルドが光っている。この生意気な子獅子を檻に放り込んで二度と出て来れないような呪文で封をして海に流してやりたいくらいだ。あるいは今すぐシャワーのコックを捻って冷水を浴びせてやったっていい。毛を逆立てた猫のように目を丸くして、それから鋭く睨みながらこちらを掴む手を離せと爪を立て、ゆるく首を振れば熱を持った耳ごと髪が隠してくれるだろう。ぎゅっと一度口を噤めば、あとは努めていつも通りに毒を吐く )
司書はてっきり、キミは大人扱いしてほしいのだと思っていたのだけど──毛繕いが必要な子供なら、それ相応に振舞ったらどうですか
>>1588 ノア
ま、実際は俺に世話焼かれてお前は寝こけていたけどな。
(桜色の小さな爪がこちらの手の甲に立てられたところで、赤く痕を残るだけ。珍しくグローブも付けていない素手ではあるが、相手の整えられたお綺麗な手では痛みなんてあるはずもなく。つらつらと反撃の言葉を並べて余裕を崩さぬまま、むしろそれを愉しむように片眉を上げると、視線を絡めたまま彼女の顎を自分の方へと向ける。赤くなった耳はイヤイヤと首を振られて髪へと沈んだものの、気取った無表情の下でじわじわと火照りが広がっているのが首の皮膚越しにわかる。緩やかに肩越しへと顎を動かす。親指を向けた先……湿った空気と石鹸の匂いがまだ微かに漂うその奥では、ポタポタと水滴が滴る音がする。元々上裸で刺激が強いと言った相手に配慮してやった結果なのだ。子ども扱いがどうこうというのならば……と、わざとらしく視線をシャワールームへと動かしてから、再び司書の顔を覗き込むようにからかいと観察の入り混じった緑の目を向けて)
一緒に水浴びをする誘いの方が良かったか?それならそうと、言ってくれれば良かったのに──恥ずかしがり屋のレディの心を知るのは難しいな。
≫ノア
また明日な ー !
(相手が帰ったあと絨毯を宝物庫にもどして遅刻しないで教室にもどった、そのまま午後の授業をさいごまで受けて夕方になる。チャイムがなりトレイン先生がでていくとクラスメイトに明るく挨拶して、相手の所に行こうと教室をでた)
≫レオナ
思ったんだけどレオナが戦いたい相手つれてくればよくね… ?!
(ニンマリと牙を剥き出しにしてわらうレオナ を見たまま少し頭をかしげて考える、自分がメンバーを選ぶより戦いたい相手を連れてくれば相手もきてくれるんじゃないかと考えると)
レオナにはぜってー負けたくないやつって、 いないのか?
.
>>1589 レオナ
それはだって昨日の疲れが・・・──生憎ともう寝癖も直したし顔も拭いた、図書館に帰ってからキミの匂いは落とすから有難く遠慮するとも
( 愉しそうに歪められた緑色にぞわぞわと悪寒が走る。今すぐ逃げようと本能が騒ぎ立てるわけだが、意味ありげに動く視線を髪の隙間から見てぎょっと目を見張って。冗談だとわかっている、わかっているがあまりにも・・・なんと言うか、売り言葉に買い言葉だとしても、意地が悪すぎてはなかろうか!嗅覚が鋭いわけでもないけれど、じわじわと湿度を伴って広がっていく石鹸の香りは目の前の生徒と同じものだし、ぽたぽたと時折手に落ちる水はもう冷えている。獅子は大きな猫程度に思っていたが、水浴びは別に嫌いではないらしい・・・などと揶揄う気力すら奪われた気分だ。思考が纏まらなくて心なしか呼吸すらしにくい。再びふるふると力無く首を振って、爪を立てていた手を離すと──普段なら問答無用で肩でも何でも突っぱねていたところなのだが、触れられる場所がなくて宙を彷徨う両手、最終的に嵌めたままだった指輪ごとぎゅっと握り締めては小さな声で限界だと告げるように声を絞り出し )
・・・キミが、風邪を引くのは、困るから。冷えてしまうし、床も濡れてしまうし──目のやり場に困ってしまうし、キミに触れないのも困る、だから
>>1590 カリム
( さて、時は過ぎて放課後。図書館の片付けも粗方終わり、貸し出した本も今日は滞りなく返却されている。明日までに何冊か新作を並べて整えておけばそれで事足りるだろう──とカウンターの中で一人伸びをして。今日の残りの仕事といえば、一先ず明日のために返却された本を戻すことと・・・そうだ、買い物に行くのだった。ぱちり、と瞬きを一つして、生徒が来る前に出る支度をしておこうと図書館のカウンターの上を片付けはじめ )
≫ノア
よ … っ!きたぜ先生 … !
(図書館の入り口からぴょこっと、 元気よく顔だしてみるとカウンターを片付けてる相手がみえてキョトンとした、早く来ちまったかもなと思いつつ相手の仕事の、邪魔をしないように読書する場所の椅子に座るとまって)
>>1590 カリム
(あ?と口の悪さが露呈する相槌もどきが出るが、目を伏せ、渋々考える素振りを見せた。脳内では既に幾人もの顔を思い浮かべている。王族の高等教育を受けた自分と対等に渡りあえて且つ、物怖じしない人物など限られる。──否、“絶対に負けたくない”とまで言える相手といば……一人、まだ名前が挙がっていない人物がいる。が、浮かんだ一人の顔に、わずかに眉間が寄る。強さでは誰もが認める存在。だが、そこに奴が現れれば──場の空気がピリつくのは目に見えていた。そもそも彼奴がこういった催しに参加する事自体がイレギュラーなのだ。寮長会議すらいないアイツが、寮長が集うらしい今回の遊びに参加出来る可能性は著しく低い
。静かに息を吐いて、視線をカリムへ戻す。少年は自分の答えを待っているようだったが、一方こちらは面倒くさそうな顔。候補を口には出して見るが、やはり無理だと言った傍から首を横に振り)
まぁ、ひとりいるっちゃいるが……いや、やめとく。絶対に面倒なことになる。
>>1591 ノア
……洗面所も、ここにある設備は全部使って構わねぇよ。気が利かなくて悪かったな。
(囁くように紡がれた言葉は、かすれて、それでも耳に残る。言葉の端々に困惑した彼女の感情が滲み出ていて、彷徨って握りしめた先は結局自分が渡した指輪という終着点に誰が追い詰めたか分かっているのか?と呆れるものの少しだけやりすぎたなと、彼女からそっと手を離す。そういや、まともにこの部屋の設備に手をつけた様子がなかったことに、彼女の発言で今さら気づいた。ここの寮生であれば好き放題に使っているであろうし、自身の傲慢さもあって忘れていた。目の前の人間が異様なほど謙虚であるということに。少しだけ声の調子を落として、本当に珍しく謝罪をすれば、自分の髪をガシガシと引っ掻いて無言のまま、そっとその手を包み込んだ。彼女が驚いて視線を上げるよりも先に、指輪に魔力を流し込む。指輪の表面がほんのりと輝いたかと思えば──ひとひら、可愛らしい花が咲きこぼれた。赤、黄、緑、青、紫とゆっくりと色が変わる花。子供騙しの指輪だったが、更に子供騙しになったなと思いつつも、これ以上の芸当が出来るほど万能な魔法具ではない。だが、キャパオーバーの彼女の視線を誘導させるには丁度いいだろうとそのまま彼女の手を軽く押して返してやる。濡れた足元にできた水溜まりを遠慮なく踏んづけてそのままシャワールームへと踵を返して)
>>1592 カリム
──お疲れ様です。少しだけ待っていて、出かける支度をしてしまうから
( 手元に置かれたいくつかのメモを整理して、それから明日の分の書類を──と、聞こえた声に顔を上げれば赤い瞳の生徒がいた。おそらく真っ直ぐにこちらへと来てくれたのだろう、外にはまだ複数人の生徒の姿が見えて、放課後が始まったばかりである事を物語っている。少しだけ待たせてしまうけれど、と眉尻を下げたあと、どうやら席に腰掛けて待機してくれるらしい様子にカウンターから出れば窓の施錠だけしてしまおうと早足で図書館の端へと向かい )
>>1593 レオナ
──キミ・・・さては司書に甘いのだね。いや、司書にというより、種族的に女性にが正解か
( 離れた手にいくらか呼吸がしやすくなって、息を吸ったら喉がひゅっと鳴った。それでも、降ってきた声は思っていたよりもしおらしく、再び伸びてきた手は案の定少し冷えているようだけれど今回はこちらを強制するものではなくて──ふわり、と夜には光る花が咲いていたそこに、彩り豊かな花が踊る。ぱちり、と瞬きをしたのはこれが器用で酷く不器用な彼なりの謝罪と気遣いなのだと分かったからで、軽く押された身体に数歩後ろへ下がると・・・言いたいことは山ほどあるし、文句も感想も全部全部を飲み込むようにきゅっと唇を引き結び、今度はこちらが水溜まりを踏んだ。たった数歩の距離を詰めて、精一杯背伸びをして、肩に掛けられていたタオルで雑に髪の毛の水分をわしわしと拭うように手を動かす。タオルの隙間と、髪の隙間から緑色を見上げたなら、生意気な猫に喧嘩でも吹っ掛けるように一言放ち、そのまま直ぐに踵を返して。許容範囲を超えれば絶対に踏み込んで来ないこの生徒は、意外と本当に大きい猫ちゃんなのでは?と失礼なことをおもったりする。それくらいには、司書が弱ると同じように弱るこの生徒は存外可愛らしいのかもしれない──いや、生意気なのかもしれない。 )
仕方がない、司書は大人だから可愛らしい獅子の子の願いくらい叶えてあげようじゃないか・・・ほら、乾いた!満足だろう?
>>1594 ノア
世間ではそれを紳士って言うらしいぜ。
(水溜まりを踏む軽い足音、近付く気配。すぐに察知したが、そのまま背中を向けたまま。相手がタオルを肩から外しちょっと待ってと言わんばかりに己の髪をワシャワシャと撫でつけた。仕方なしに振り返れば、くしゃくしゃと髪を拭かれ続け飛び出された元気な言葉に全く……と口の中で毒を転がしながらも飲み込んで一切抵抗する素振りは見せなかった。ただ、静かに目を伏せていれば、ようやく終わったらしい。わざとらしく鼻を鳴らしながら、満足したのは表情からして子猫の方だろうとゆるく目を伏せて、吐息まじりに肩を揺らす。頭にかけられていたタオルを無造作に剥ぎ取り、カゴに放り投げた。乱れた髪は風魔法によりウェーブしながら一瞬にして乾きを覚え、顎先まで垂れた最後の雫を手の甲で拭った。言いたいだけ言って去って行った子猫の背中をチラリと見たあと、脱衣場の扉をガチャンと閉めると適当に引っ掛けた服を羽織り、苦しくない位置までボタンを留め、魔法で器用にいつもの髪型を作る。そしてその辺の洗面所に適当にバラ撒いてあるアクセサリを腕にはめた。これで大体いつもの姿だ。床に脱ぎ捨てた練習着はラギーがかき集めるだろうが、司書が洗面所を利用する可能性も加味して足で行儀悪くカゴになんとかまぁ入っているような形にすると、扉を開けて)
ふ……大人のレディが満足したようで何よりだ。
>>1595 レオナ
司書の知っている紳士は服を着ずにシャワールームから出てきたりしませんよ・・・──ああでも、余裕ぶって「役得」だとでも言えばよかったのか
( どうせ魔法がある、どうせ呆れたような顔をして、どうでもいいように溜め息をつく、分かっていて手を伸ばしたのは何だかんだ年相応な生徒をほんの一瞬甘やかすつもりだったからだ。嫌がる素振りはないまま、大人しく拭かせてくれたことに満足しつつ、水が跳ねて濡れた服の裾を乾かさなくては・・・と己が本来借りていたベッドに足先だけ外に出したまま、寝転がって天井をぼんやりと眺める。ちらちらと可愛らしい指輪の花を天井との間で翳して見て、それからぱたりと腕を顔の横に下ろして目を閉じる。帰らなくてはならないし、眠たい訳でも無いが、気持ちのいい風と気温に無意識に微睡みたくもなるもので。扉の開く音と聞こえた声に尻尾の代わりに足を揺らし、ふわりと香った石鹸の匂いに僅かに瞼を持ち上げた。いい匂いだなぁと思う、別に図書館と己に染み付いた古い紙とインクの匂いも嫌いではないけれど・・・それはそれ )
キミ、折角シャワーを浴びたのだから司書の近くには寄らないで──ズボンの裾が乾いたら図書館に帰るから、少しだけ待っていて
>1523 シュラウド
( /イデアさんとマレウスの組みあわせ好きなのでお声掛け、とても嬉しいです。ドラコーンくん繋がりで仲良くしていただけると、幸いです!)
おやおや……僕からしてみればお前の方がよほど珍しいが
(雑踏の只中。かすかに耳に届いた呟きは、発言者こそ異なれど、先ほども掛けられた言葉とまったく同じであった。嗜好から外れたジャンルの本を手にとった、ただそれだけの事でこうも立て続けに驚かれるのは不可解であり、心外でもある。且つ己よりも目を惹きつけられる存在が、いま、ここに、居るではないか。軽く顎を引き、視線を足元より這いあがらせていく。やがて、同胞(夜の眷属)か?と思わせるほど血色を欠いた肌と、仄かな翳を纏った顔貌が視界に収まると冷静さを損なう事なく、しかし微細な驚きが滲みでた言葉を伝え。そこから間髪入れず「 人前に姿をさらす事を厭うお前が、公の場に出てくるのは珍しい。報せはうけていないがなにか、特別な行事でもあったのか。 」視線は彼が腕に抱える本へと向かうものの、外出を決意させた理由だと思わず。返答を待たずして、架空の行事へ想いを馳せ無意識のうちに口を結ぶ。)
>1526 キングスカラー
頁によってコマの構図は異なるが基本の読み方さえ覚えれば、問題なく物語を追えるのか。それに画面を複数に区切る事で、資源の節約と……ああ!時間の流れを表現しているんだな。
(言葉の裏を詮索されるのは心地良い気分では無い。とはいえこれしきの些事で、脆く年若い生命相手に感情を波立たせたところで、得るものなどひとつも無い。疑問が解消するのであれば、今回は屈折した物言いに対して、眉をわずかにひそめるだけに収めて。やむなくと言った調子で語られる説明にあわせて、目線を下に落としたのならば頁を滑る指の動きを真摯に追う。なまじ世情に疎く、知識欲が強いために、誰に教えられようとも、未知の知識は糧として素直に吸収し。読み方を確かめるべく、繰った頁の角に添えていた指を離すと「 故郷にはこういった娯楽書は無かったから、興味深い。ジャンルも豊富なようだが人の子らの間では、どんなものが流行っているんだ。 」その真意は胸のうちに秘め。あくまで欲しい情報だけを、自然な形で引き寄せようと、問いかけは淡々と行い。)
≫レオナ
(どすのある声に驚きつつ、 なにかを考えちゅうのレオナの邪魔をしないように静かに見守ってて、
長く考えやめとく、 と言葉をしまった相手に目を開く。途中まで言ったらさいごまで言ってほしいと困った顔うかべつつ)
面倒ってなんだ??そこまで言ったんだ、 教えてくれよ ~ !
≫ノア
急いでないからゆっくりでいいぜ … !
(カウンターの片付けがおわったら図書館の端へ向かう、ぱたゞと動く相手は忙しそうで、そんな相手から少しだけ待っていて、 と言われるとのんびりした優しい笑顔でゆっくりでいいと手をひらつかせた)
>>1596 ノア
テメェの“可愛らしい反応”はそのままでいいと思うがな。
(視線を流すと、ベッドに寝転がる司書の姿が目に入る。ベッドから放り出している足に張り付いた裾は確かにそこだけ色が濃くなっている。だから早く出ろと部屋から出そうとしたというのに。と、文句を飲み込む。ぐだぐだと風に当たっているその姿は──まるでひなたぼっこでもしている猫のようで、先程まで呼吸すらまともに出来ていなかった奴が、腑抜けた姿を晒していることに呆れたようにわずかに目を伏せ、ふ、と喉の奥で笑い、彼女の言葉を皮肉混じりに拾ってやる。自分が言われるのは不服でも、言い返す分には気楽なものだ。近寄ろうとするのを察したのか、彼女から飛び出した制止の言葉に髪を手ぐしで梳きながら片眉を上げる。そういや昨日も自分のシャツを借りた際にそんなような事を言っていたような……確かに自分鼻は司書より余程良いが、この寮にも人間も多く在籍しているのだからわざわざ気にするようなことでもない。人間臭いという発言もした覚えはない。意図が分からず顰めっ面をしたままズカズカと司書の方へと近付いてその顔を覗き込むように腰を曲げた)
今更テメェのニオイがつこうが誰も文句は言わねぇよ。
>>1597 マレウス
テメェの国はどうだかしらねぇが、識字率は国ごとに違う。だが貧困層でも、絵を見れば大体のストーリーが見える。購買層が広いことも、この形式の強みだな。
(マレウスの指が頁の角から離れると、視線はすっと彼に向く。こちらから提供された知識を自分なりに咀嚼し、理解したことに対する確認のようでもあったが、その目はいつもよりも心なしか楽しそうな気もする。さも未知の文明でも発見した歴史研究家のような反応に、少し顎を引いて笑い声をこらえ聞き流す程度に留めておく。マレウスがいたこの辺りのコーナーには多くのコミックスが並んでいる。自分の国でも、街中の本屋の一角はこのようになっており、一際若者が多かった記憶。恐らくラギーのような貧困層にも人気があったはずだ。特にマレウスのようなタイプには、人気の根拠なども説いた方が刺さるだろう。後々説明させられるのも面倒なのだし。と、その情報を付け足しつつ、遠い故郷の風景に目を細めた。やがて、マレウスが手にしている本へと視線を移す。たまたま落ちてきた本だのなんだのと言い訳を並べた割には、仲の悪い自分によく話しかけてくるものだ。その知識欲の高さを内心面白がりながらも、改めて装丁とタイトルを確認した上で、肩を竦めるようにして呟いてからそういえばと顔を上げた。確かマレウスには丁度そういう話が好きそうな年齢の人物がすぐ傍にいるではないか。若様若様とカモの親子のように日頃引っ付いているのだから、そういう話くらいするだろう。というかもうそっちから聞けばいいだろ。と思考の手間を惜しむように、眉間に寄った皺はそのまま)
たまたま見つけた本に対して興味津々だな。……はぁ。俺は漫画なんざ日頃読まねぇが、その本は耳にしたことがある。テメェの側近あたりはそういうの読んでねぇのか?
>>1598 カリム
……わからねぇのか、トカゲ野郎だ。
(えっ!?と驚いた顔の相手に、小さく鼻を鳴らした。問いかけられることすら予期していたが、まるで答えるのが億劫だというように、片手で頭をかく。肩がわずかに落ち、吐き出す息には明らかに億劫だという感情がありありと滲んでおり隠す気がない。そもそも自分のためにカリムが苦心してくれているというのだが、そこは第二王子らしく悪気もない。むしろ参加してやるだけ有難く思えよくらいの傲慢さで。彼奴の名を口にした瞬間、自分がマレウスをゲームに招待させようとしているという事実にゾワッと全身の毛が逆立つ。その感覚を振り払うように腕を組み直し、どっかり座り直す。今の言葉を聞かれでもしたら、面倒どころの騒ぎじゃない。招けば前代未聞のことでも起きそうな予感すらするし、だからといって蚊帳の外にすればそれはそれで雷をバカバカ落としそうだ──思考の行き着く先がどれも厄介すぎて、思わず舌打ちしそうになるのを飲み込んだ)
ああ、やっぱ言うんじゃなかったぜ……面倒臭ぇ。
>>1598 カリム
──・・・お待たせしました、行きましょうか
( ゆっくりでいい、という言葉に甘えて湿気に弱い本の棚側から一つずつ窓を閉めていく。全てを閉めて、カーテンも閉じて、あとは出ていく時に扉に鍵をして・・・閉館の看板を下げれば問題は無い。よし、と生徒の元へ戻ればゆるく首を傾け )
買うものは・・・ええと、お野菜とかですよね主に
>>1599 レオナ
( 小馬鹿にして・・・と分かっているので鼻を一度鳴らすだけで返事をする。こちらに近付くなと言ったのに、まあ生徒の部屋なので我儘を言っているのは重々承知なのだが問答無用とでも言いたげに歩み寄ってきてはこちらを見下ろす緑色を睨むように見据えた。生徒の幾らか長い髪が、カーテンのように風に僅かに揺れる様子を視界に収めたまま・・・少し逡巡する。出自不明、生徒たちよりも長くこの場にいるくせに歳を取らず、魔力も持たない不気味な人間、それだけで疎む存在もいるだろうに、そこにこの学園に居座れるだけの理由があるとしたら──根も葉もない噂にも慣れたものだが最近は比較的静かに暮らせていたのだ。ひっそりと日陰に身を隠して。昨日のことといい、噂話の独り歩きを気にしないこの生徒の豪快さときたら司書とは真逆も真逆。一蹴して、そんなもん気にするなと言われるのが関の山。一度瞬きをしたあと、のそりと上体を起こす。キミが怪しい人間と一緒にいた、そんな噂でキミのこれからに迷惑がかからないというのなら別にいい。丁度目の前にあった生徒の腹部に頭突きをして、不平不満は飲み込んでおく )
──そう。それなら遠慮なく。キミもどうぞご自由に。生意気なキミはレディに近寄ったり、触れたりするのが随分とお得意のようだからね
>>1600 ノア
テメェがそんなに保守的なのは……過去に誰かに傷つけられたからか?
(小さく響いた鈍い振動に、反射的に息を呑んだ。だがそれだけ。頭突き……にしてはぬるい攻撃に、腹の近くにあるつむじをジトリと見て軽く息を吐いた。俯いたままのノアの頭に、自身の長い髪がカーテンのように掛かってストンと直角に落ちる。顔を上げた彼女の顔は生憎と見えない。人と話す時は目を見て~と小うるさく言われた幼少期を思い返しながら、ベッドの端に座ると、足を組み姿勢を崩す。彼女の視線が、ふとこちらに向けられる。彼女の言動の端々に滲むのは、警戒や遠慮。それは凡そ過去の出来事によるものなのだろう。勿論かの鴉に指示されることもあるだろうが、思ったよりも行動派なタイプの彼女であればその気になればどこへでも行けるはずだし、好きな格好をして、好きなように振る舞えるはずだ。ほんのわずかだけ間を置いて、静かな目でノアを見下ろすと、深く息を吐き出すように低い声で尋ねる。いつものニヒルな笑みもなく、ただ真っ直ぐに傲慢な王らしく、ズカズカと──それからようやく彼女の苦情にも近い言葉に口元を緩ませて、「女性の扱いはある程度、教育されているが」と前置きしてから、彼女があの時、自分に触れられずに縋った指輪へと目を落とす。少ししか魔力をチャージしていないため、花は既に薄らとシーツの海を映している。薄手の白いシャツを羽織った今ならば触れるだろうと、「ほら」と犬猫においでと言うような感じで両手を広げて見せた)
──テメェが触れたいって話じゃなかったか?
>>1601 レオナ
・・・まあ長く生きていれば、色々あるのですよ
( 軽くぶつかったくらいではビクともしない、腹立たしい体幹だ。生徒が離れたところで寄りかかっていた訳では無いからこちらも体勢を崩す訳では無い、隣りに腰を下ろす動きを目で追って──静かな問いに、言葉が詰まった。詳しいことは言わない。ただ、魔力を持たないだけで苦労をすること、それは今の監督生と変わらないし。どうしてか時の止まったこの身体では、大人には敵わないし、生徒にも勝てないし、魔法使い相手にそもそも太刀打ちできなかった。事実はどうしようも無い。それでも何も無かったのなら、外出だって自由にして、お守りすらも持たされなかっただろう。司書だけの問題なら何も怖くない、だから匂いでも、気配でも、何かを理由に誰かを巻き込まないように。広げられた腕と変わらない意地悪な言葉に眉を寄せ、何も言わずに手を伸ばしてぺたりと生徒の心臓の辺りに触れる。この生徒や、この寮の今の生徒たちはきっと、司書を傷付けることはないのだろう。分かっていて警戒してしまう己を許して欲しいし、許さないのであれば近付かないままでいてくれたほうがお互いのためだ。でもまあ、流石に頭が痛くなるような長い年月を本と共に過ごしていくのは些か肌寒いものだったもので・・・じわりと指先が他人の体温で熱を持つのは、思いの外悪くなかったりする──が、生意気な子獅子には言ってやらないのだ。少し強めについていた手で生徒の身体を後ろへ押して )
司書はもう満足したのでね──あと!キミを押し退ける時に、キミが服を着ていないことが些か迷惑だっただけであって、別に、キミを猫可愛がりするだけなら、髪だろうが耳だろうがいつでも全力で撫で回してやらんこともないのですから!されないだけ有難いと思っていたまえ!
≫レオナ
あはははッ …! そんな顔すんなよ ~
(ふてくされたように言ったことを後悔する相手をみて兄弟たちを思いだした、レオナにも可愛い所があるな ~ とほわゞしながら楽しそうにわらう、
2人はマジフトとかでも競い合ってるし名前をだすのはわかる、と思い、ムスッとしてる相手をあまり気にせず)
俺もあいつがゲームするの気になるし、誘ってみっか … !
≫ノア
きょう使ったものな … !ま、 ほかにも欲しいものできたら買うかもしれない
(暗い図書館がめずらしくてグルゞみてると、相手がもどってきた、
買う物の確認をされれば忘れないようにメモってきた紙を相手にみせて。ついでにという風に)
先生も必要なもんあったら買ってやるよ … !
>>1602 ノア
魔力は完全にねぇのか?補助があれば扱えるだとか、そういう可能性は?
(濁した言い方に、目を細める。明言を避けるのは、大人特有の言い回し。王宮で何千回と聞いたことのある言わなくても察しろという姿勢。長生きなのは間違いなさそうだ──ふぅん、と喉奥で息を零す。長く生きることで得るものもあるが、擦り減らすものも多いことくらい、耳にタコが出来るほど聞く誰にでもあること。けれどそれに対して、同情も慰めも向ける気はない。相手も求めていないだろう。過去にそういう事実が起きた。それだけ。それ以上でも以下でもない。そうやって自分は生きてきて、心の奥底に放り込んできた。だから「へぇ」と聞いたくせに淡白な返事をする。そんな相手と圧倒的に違うのは立場以前に魔力だ。淡々と問いを重ねる形式はなんだか尋問のようではあるが、強く問い詰めるものではなく、あくまで言いたければ聞いてやるよという何様俺様スタイル。そんなやり取りの最中、不意に触れられた心臓のあたり。指先が胸元にそっと置かれると、身体が反射的に強張り咄嗟に彼女の手首を掴んだ。腐っても第二王子、彼女同様過去の産物による防御反応。けれど掴んだ手首が、一周しても自分の指が余るほどに細く、すぐに緊張は解ける。そのまま、押し返されるようにして緩く後ろに体を預け、ベッドの上へと身を倒す。あえて抵抗もしないまま、視線だけはノアを見上げる形で固定していた。そして、次の瞬間。矢継ぎ早に投げかけられる弁明──最後に感謝しろとまできた。傲慢な口ぶりに、くつくつと喉を鳴らし、握った手首を自分の方に引く)
……ククク、急所に触れる方が、よっぽどお熱いアピールに思えるけどな。
>>1603 カリム
準備がいいことで──え?いやいや、司書はキミよりも大人なのだから
( どうやら暗い図書館は珍しいらしい、確かに不気味さというか・・・生徒のいない暗い図書館は、生徒側からすると面白いものなのかもしれない。肝試しとか、よく物語であったりする訳だし。純粋な様子に目元を緩めていれば、取り出されたメモに少し驚いたように瞬きを・・・鍋というやつは色々放り込むのが醍醐味だったようなので、その分買うべきものも多いはずだ。サムの店に全部あれば言いけれど──と、聞こえた声に肩を竦めるようにして微笑んで )
生徒が司書に言う言葉では無いでしょう、まったくもう!
>>1604 レオナ
もし魔法を使える可能性が少しでもあったなら、司書は今ここにいませんよ──・・・キミって子は、危ない!近い!もう少し自分の力の強さというものを自覚しておくように!
( 深追いはしない、狩の基本を忠実に守るような生徒のこういうところは好ましい。踏み込むようであれば、司書からは二度と近付くことはしなかっただろう。とはいえ、続けられた質問はおそらく同情や好奇心などという一時の快楽のためのものではなく、あくまでも情報整理の機会をこちらに投げ掛けるためのものだ。だから、こちらも当たり障りのない回答を──投げたつもりでいた。指先が触れた生徒の身体が強ばって、掴まれた手首も思いの外、力が入っていたのか一瞬だけ骨が軋む感覚がした、直ぐにそんなものは霧散してしまったのだけど──無抵抗のまま後ろに倒れた姿を見下ろして、ぼんやりとこの生徒の過去を想った。首に触れられても無抵抗な己と、急所に触れられればしっかりと抵抗の意志を見せる生徒では、きっと何もかもが違う・・・が、生き残る意志のある判断は好ましく思う。とはいえ、ベッドに倒れさせるほどの力も持たないであろう己だ、シーツに散らばった柔らかそうな髪に拍子抜けしたのも束の間、掴まれた手首を引かれた勢いそのままに、咄嗟にベッドについたもう一方の手、生徒を潰さないようにと馬乗りの状態で見下ろせば己の影に隠れた生徒は本当に気紛れで大きな猫のようだ。現在の状況にまったく可愛げはないが。 )
それを言うならキミだって、司書の首元に平然と手を伸ばすでしょうが・・・こうして見ると小さい猫のようで悪くない眺めではありますし、宣言通り撫でて差し上げようか──手を離していただいても?
≫ノア
えっ、 べつにいいよ。あの店ぜんぜん高くないだろ??
(驚き、大慌てで遠慮されると目をぱちゞさせて、 なんでそんなに遠慮するんだろう? と不思議におもった、
気分をかえて、パッと相手の手をとると、楽しそうに笑いながら)
面白い魔法道具とか宝石あったらいいな … !
>>1606 カリム
そうではなくて──本当に、キミという子は
( 不思議そうな様子に、本当に分かっていないのだな・・・と理解した、ので軽く額を押さえて文句とお小言を飲み込む。育ちもあるだろうが、性格的なものもあるのだろう。どうしたものか・・・と、取られた手に一度瞬きをして、引かれるままに歩き出す──図書館を出る前に、扉の看板をひっくり返し、それから生徒を見上げ )
キミ、図書館の鍵だけ締めるから少し待って
≫ノア
せんせーは、 えらいな … ! 俺なんかしょっちゅう宝物庫のかぎしめ忘れて怒られるぜ?
(カギをしめたいと言われ手をはなす、さっきもカウンターをテキパキと片付け、看板をさげたりしてた相手は、 自分と全然ちがう。苦笑いしつつ失敗談をはなす)
>>1608 カリム
それは流石に危ないのでは──でもまあ、キミの寮に悪人はいないか
( 図書館の鍵を締め、数度扉を引いて確認をしたあと生徒に向き直る。平然と宝の山への入口を締め忘れるというこの生徒・・・良くも悪くも豪快で、頭を抱える従者の姿が目に浮かんだ。実際、宝の山は図書館にだってあるわけで──禁書が盗まれでもしたら大目玉なのだ。肩を竦め、お待たせしましたと言いたげに・・・少し悩んだ後、先程引かれていた方の手を差し出して )
>>1603 カリム
(眉間に皺を寄せて、わざとらしくため息をひとつ吐く。ケタケタと無邪気に笑うカリムを見て、皺をさらに寄せて低く呟く。おい、と咎める声をかけつつも、その声は諦めが滲んでいる。甥っ子に好き勝手されている時のような感覚に、はぁ。とデカイため息をつきながら視線を横に逸らした。どうやらカリムは乗り気らしい。彼が誰かを除け者にするとは思えなかったが、それはそれとしてあの男を「誘う」という行為の重たさが頭をよぎる。寮長会ですら顔を見ないのに、たかが遊びに呼んだところでまともに成立するとは到底思えない。それに──蛇野郎が、全力で止めるだろうな。脳裏に浮かぶのは、彼の従者の「どうしてこうなった!?」と頭を抱える姿。そもそも本人より、周囲の対応でこっちが疲れる。うんざりしたように瞼を伏せて、片手を振った。面倒は全部カリムに押し付けたような口ぶりだったが、面倒くさがりの獅子にしては参加を取り止めていないだけまだ良い方の答えである)
……ま、テメェが誘うってんなら、好きにしろ。
>>1605 ノア
はん、なるほどな。──魔法、使ってみるか?
(ぽつりと口の中で呟くように言ったあと、片眉を持ち上げるだけで、それ以上何も問わなかった。この学園に閉じこもっているのは彼女が無力の証明。それは、彼女の中ではとうに終わった話なのだろう。淡々と声のトーンも変えない彼女から察するには容易い。彼女がここに閉じこもっている理由の一片と、逆説的に彼女が外を望んでいる心情を手にしただけこちらとしては十分だとそれ以上質問することはなく。こちらに倒れ込むように重心を傾かせた相手の横っ腹に手を添えれば、弾かれたように飛び出した声が頭上から降ってきた。キャンキャンとうるさい。鬱陶しい犬か何かか?と、面倒そうに眉を顰める。油断した方が悪い、と弱肉強食のこの寮の長らしく、文句も何処吹く風。やかましいと苦情の代わりに掴んでいた彼女の手首に指を這わせ、シャツの袖口の下に指を滑らせると素肌に指を押し付けた。ご不満そうな相手と反して薄く笑みを浮かべる。軽々しく告げた言葉は、深淵から覗く悪魔の囁きのように、甘く聞こえることだろう。実際は魔法道具を使用した擬似的な魔法なのでそう構えることも夢もないのだが。答えを待つようにジッと彼女を見つめる。それを言うならお前もだろうと、彼女の首に触れたことを指摘されれば、返す言葉は一つしかない。平然とした面構え。ご立派な肩書きがなければ許されない傲慢さ……いや、それを加味しても有り余る不遜な物言い。鼻で笑うように息を吐いて、彼女を支えるために添えていた手を離し、自分を撫でようとしてくれているらしいお優しい司書様の首元を撫で上げて)
俺は、いいんだよ。可愛い子猫の称号はテメェにやる。
>>1610 レオナ
・・・ねえ、それなら箒に乗って少しだけ地面から浮いてみたい。キミたちがいつも自由に飛び回る姿を見て、羨ましいと思っていたから
( そっと体を支える手はもちろんのこと、本当にこの生徒は司書に平然と触れるものだ。他の生徒でなくとも、友人同士でもこうは近付かないのではなかろうか・・・と思ったところで、比較対象は存在しないのだから仕方がない。己より少しだけ温かい手が肌に触れて、窘められるように押し黙る。こちらを見据える緑色を見返して、諦めた様子でも何でもなく、ただ純粋に悪戯っぽく首を振った。魔法を使いたくないわけじゃないし、興味もある。けれど、その憧れは随分と過去のものだ。司書にとっての魔法は、誰かが使うもの・・・司書が与えた知識は同じでも、相手の技量によって失敗もする実験のようなもの。この生徒のように優秀で有望な人材を使えば、禁忌だって犯せるだろうし──実行犯にはならない綱渡りも楽しいものが、司書にとっての魔法という存在なのだ。さて、そんな司書でも知識があっても、どうしたって叶えられない魔法はいくつかあるわけで、その中の一つが箒で飛ぶことであったりする・・・親しい相手にも、ギブアンドテイクがなくては魔法を使ってくれだなんて強請れやしないわけで、知識があった所で箒は飛ばないし、そもそも金も作れず、薬も作れず、何の得にもならないのに乗せてもらえるものでもない。離れた手が首元を撫でる、急所に触れられたところで抵抗するつもりもなく嫌そうに眉を寄せるだけ──体勢的にも疲れた、と離されないままの手首に諦めたように生徒の腹部から腰のあたりに体重を掛けすぎない程度に腰を下ろし、シーツについたままだった手を離す・・・視界の端でちらりと揺れた可愛らしい尻尾の先を、空いたその手で指さして )
可愛いも子猫も思ってもいないことを言うんじゃありません・・・次に司書を揶揄ったら、このままキミの尻尾を掴んで引き摺り回してやりますからね。
>>1611 ノア
あ?なんだ、そんなことかよ。
(悪戯っぽく首を横に振る彼女に眉をつり上げるものの、次の願いに肩の力を抜かせられる。魔法が使えないやつが魔法でぶっ飛ばすくらいのことをすれば胸がすくような気分になるかと思っていたが、蓋を開けてみれば、ただ空に触れてみたい、それだけだ。ずっと素朴で、魔法を習い始めたばかりの子どものような欲求に、思わず苦笑いが滲んだのは仕方がない。バカにしているだとか呆れているだとかではなく、そういう純粋な発想が、すまし顔のこの司書から出てくる意外性に驚かされたというべきか。あの薄暗い図書館の窓から飛んでいる生徒たちを眺めていたのだろうと思うと、本当に塔の上に幽閉された姫君のようだなと冷めた笑みをひとつ。構わないと言葉にする代わりにニタリと歯を見せた。心にもないことをと何度目かのお咎めに「俺は嘘をつかないぜ」と告げると、顎に伸ばしていた手を顔の輪郭をなぞるように滑らせ、ふわりと頭頂に手のひらを置いた。そこに自分のような耳がある訳ではないが、深く知り合ってからというもの挙動がどう見ても子猫のそれだし、大袈裟なくらい反応してシャーッと威嚇する姿は見ていて飽きない。二の句を継ぐ前に、ピクリと耳が動く。自分の部屋へと慌ただしく走ってくる複数の足音。ああ、そういえば。とデリバリーを頼んでいたのをそこで思い出し、言いかけたセリフを飲み込んだ。──その時だった。廊下と部屋を繋いだ扉が盛大に開いて、数人の寮生が飛び込んでくる。手には街で美味しいと言われているハンバーガー店の名前が刻まれた袋。ノックをするということも忘れ飛び込んだ無作法者たちが目にしたのは、自分たちの長に司書が馬乗りになった状態。騒がしかった生徒たちはあんぐりと口を開けつかの間の沈黙──否ローディング時間を挟んだのち、顔を青と赤に器用に染めながら後退っていく。「し、失礼しましたァーッ!!」とクソデカ挨拶を残し風のように去って行った寮生。扉がバタンと閉まる音と同時に、ハハハッ!と笑い声が漏れた。腹筋に力が入るほど笑うなんていつぶりか。珍しく、本当に気分が良かった。これほど愉快な勘違いをされたのは、なかなかないことだろう。ようやく笑いを収めながら、彼女の頭から背中へと腕を回すとそのまま状態を起こし)
やれるもんならやってみろと言いたいところだが……──ハハハッ!……クク、すげぇ慌てぶりだったな。メシの前に良い余興だったぜ。
≫ノア
なんかとられても気づかね ー かも。
へへッ そのうち絨毯がノアのとこにいくかもしれないな … !逃げないように、捕まえてくれ … !
(手をにぎった。歩きながら自分よりも心配する相手に、あはは、 と危機感なく笑いつつ絨毯は相手のことを気に入ってたからくるかもしれないとはなす)
≫レオナ
やった … ! マレウスには俺から話しとくよ … !
(なんだかんだと自分をとめずに、okをだしてくれた相手に嬉しそうにガッツポーズをして
6寮そろうし、マジフト大会みたいで楽しみだな ~ と思いながら)
当日なんか食いたいものあるか?!
>>1612 レオナ
──び、っくりした。
( そんなこと、と言われると小馬鹿にされたような気がするわけだが・・・眼下の緑色は、馬鹿にしているわけでも、呆れている訳でも無く、ただ純粋に、部活でも授業でも軽々と空を飛んでみせるこの生徒からすると「そんなこと」なのだろう。少しだけ拗ねたように唇を引き結んだものの、撫でていた手が頭に触れる。既にこの獅子は暴力を振るわない・・・と分かっているから、その手の動きを目で追っただけで抵抗はしなかった。言葉も、手も、何もかもがレディ相手に如何なものか──と、文句のひとつでも言おうとした言葉を止めたのは、生徒が言葉を紡がなかったからだ。途中から聞こえてきた足音と開いた扉に、驚いたように身を固くしてそちらを見る。何人かの生徒たちと目が合って、相手の視線がこちらを見つめたまま固まって、それからややこしい顔色で大慌てで姿を消す。閉じた扉の向こうで慌てすぎたのか、何人か踏鞴を踏む音がしていたが大丈夫なのだろうか──心配するより先に、今度は司書の下で笑いだした獅子の子に驚いたように目を丸くして、状況の飲み込めない司書はまばたきを繰り返すばかり。ベッドに転がったままの寮長に、司書が手を掛けていたとでも思われていたら問題だが、そもそもそうであれば全力で彼らは止めにくるだろうし。上体を起こした生徒の肩に手を置いて、何やら届けられた袋と目の前の緑色と、最終的に閉ざされた扉を困惑した目が行き来 )
──司書、何かしました・・・?キミ宛の来客だったのでしょう?キミと彼等の寮だもの、邪魔してしまったのなら申し訳ない
>>1613 カリム
そうならないように鍵を締めておいてください、遊びに来てくれるのは歓迎だけれど──来る途中にどこかに引っ掛かりでもしたら可哀想でしょう
( 取られた手に僅かに目元を緩めて、引かれるままに歩き出す。サムの店まではそこまで遠い訳では無いし、買い物もすぐに済むだろう。楽観的に話をする生徒にこれは本格的に従者の胃が心配だ・・・と若干の諦念を抱きつつ、絨毯については心配の言葉だけを置いておく。実際、自由に遊びに来てくれる分には歓迎なのだ──本を汚すような子ではないだろうし )
≫ノア
へへぇ … なるべく頑張ります … !
(忘れっぽいと自分でも思ってるため、しっかりかぎを閉めてと注意されればすこし、自信なさそうに答えた、
遊びに来てくれるのは歓迎だと聞くと、いつもの思いつきで)
ならこんど絨毯あずけよ ー かな、 せんせーって俺らみたいにここに暮らしてるんだろ??
>>1613 カリム
……ああ。
(無邪気にガッツポーズを決めるカリムを見て、鼻を鳴らした。まったく調子のいい奴だ、と言いたげに口元をゆるめる。短く返事をすると、ぬるい視線でカリムを見やる。宴が好きな彼のことだ。食事まで出してくれるらしい。これは長く居座る羽目になりそうだと尻尾を椅子の足に軽く打ち付けつつ、視線をテーブルに落とすと、自分が獲得したステーキ。喋っていたおかげで冷めかけているが、焼き加減は絶妙で、最高級とはいえない肉質もまぁまぁ食える味付けになっている。手強よくナイフでカットすれば、フォークで軽く突き刺して、カリムに見せるように揺らしたあと、ためらいもなく大口を開けて噛みついた。かなり大きめに切られたが、イデアがドン引きする程度には自分の口の容量はデカイ。そのまま全て口に入れるとペロリと唇を舐める)
肉一択だろ。食い甲斐があるやつな。
>>1614 ノア
驚かせちまったな、ノックをするってのをなかなか覚えないんだよ。
(やれやれと肩を竦め、首を横に振りながらも、目尻を緩める。苦言のようでいて、しょうがねぇなと手のかかる犬の躾でもしているかのような穏やかな表情。少しばかり騒がしく無遠慮でそして懐きまくった犬のように愚直に自分の指示のために突っ走ってくる──そういう我が寮生のマヌケさに喉の奥で笑いながら、その視線をゆっくりと彼女に戻す。司書の顔にはありありと困惑の色が見えていて、そしてまたお得意の謙虚さを披露し始めたため、ストップをかけるべく「お前のせいじゃねぇよ」と遮るように口にしてから、腰に回していた腕に僅かに力を込める。普通ならトキメキポイントではあるが、状況を飲み込めない司書相手には安全バーか拘束具にしかならないだろう。「男子高校生の想像力ってのは、やたらと豊かなんだよ」と、やれやれと気怠げな声でそう言いながらも、先程の慌てようの寮生たちに再びふ、と吐息を漏らして。抵抗する隙も与えず、再び彼女の身体ごと引き寄せる。密着したまま肩口に頭を寄せると、囁くような低い声で彼女へとヒントを与え、最後にわざとらしく指先を、彼女の背骨をなぞるように布越しに滑らせる。意地悪そうに喉奥で再び笑いを漏らしながら)
お前が俺を押し倒す形になって、三文芝居ならどういう展開になると思う?
>>1615 カリム
構わないけれど──ええ、はい。図書館の中に住んでいますから、昼夜問わず居ますよ
( なるべく・・・と眉尻を下げたものの、まあこの生徒のこの寛大というか、大雑把さあってのあの寮なのだろうと思えばこそ責める気にもならない。短く息を吐けば聞こえた言葉に・・・実際構わないし、図書館ならばそこそこ広いから飛び回るくらいのことは出来るだろうとゆるく首を縦に振り──ただ、念の為にと言葉を続けて )
絨毯さんが飛んでいる本達に気をつけてくださるなら、図書館はある程度自由がきくものだからね・・・
>>1616 レオナ
( この寮長は、何だかんだ寮生たちの事が大切なのだろうと思う、し、だから彼らもついてくるのだと思う。思うのだが・・・司書のせいではないというのなら何なのだろう。一先ず退いた方がいいだろうか、と思ったがそれよりも先に身体に回った腕に大人しく動きを止めて生徒の言葉を反芻していた。司書がこの生徒の命を奪おうとでもしていると思われたのでは、という推測は間違っていることを理解していて、それ以外で相手に馬乗りになるシーンなど生きていてあるのだろうか──想像力が豊か、であるのなら、他に該当する場面があるのだろう。と、身を引くより先に随分と近い距離に他人の体温が寄る。散々運ばれた身だ、この温度にも慣れたものだと無抵抗でいたものの、思いの外近くで響いた声と背中に這った指に短く悲鳴を上げて目の前の肩に爪を立てる。一瞬で混濁した思考のなかで、これが大衆の快楽と刺激を満たすための脚本だったならと、与えられた言葉を頼りにぐるぐると考えて・・・あの時の司書は、どちらかと言うと手を引かれた側だったわけだが、扉を開けて見える景色は司書が生徒を押し倒しているように見えるだろうし、司書の片手は掴まれたままだっただけだけれど、この生徒の手は司書の頭に触れていたし──詳しいことを知らなくても、これくらいは分かる。禁断の何ちゃらだなんて名目まで付けられかねない、愛する者同士の距離感、あるいはチープなラブシーン。生徒の指先がそれを肯定するようで、文字ですら潔癖的に避けてきた艶やかな物語の一節として描かれてもおかしくない構図を思い返して最早目眩がする。まずい、と本能が反射的に言う、し、図書館に逃げたいと心の底から思う。ようやく追いついてきた理解に、腕を突っ張ることで生徒と距離を取ろうと )
──キミ、分かっていたのならあの場で否定してください!余計な誤解を、ああもう、キミがされるがままで居るから・・・!もう金輪際キミには近付かないし触れないようにします!
>>1617 ノア
否定しろっつってもそんな暇なかったろ。第一、多くの奴らは最初にお前が切った啖呵で、そういう関係だと邪推してるだろうよ。
(目の前で喚く司書に、ふはと息を吹き出す。距離を取ろうとする彼女は、嫌な時の猫が手足を突っぱねるまさにそれ。笑いを堪えながら背中をポンポンと叩くものの、腰に巻く片方の腕は離す気もなく。もやはそれトドメなのでは?と思われるほどの事実を笑い飛ばすように軽く言う。それこそ早く言ってよ!と言いたいところだが、この獅子は不遜で怠惰な獅子なので。何なら慌てている司書を見て楽しんでいるところまである愉快犯だ。そのまま彼女の身体を、まるで荷物のように軽々と抱き上げた。え?お姫抱っこ?いやぁ第二王子は第二王子だとしてもロイヤルプリンスなどクソ喰らえという獅子なのでそういうサービスはそこになければないですね。図太い獅子はご機嫌のまま持ち上げられた司書の抗議を無視して、そのまま傍のソファへと腰を落とさせる。昨夜獅子が放り投げたシャツはしっかりラギーが回収して今頃ロープに吊るされているだろう。ふわふわのソファが彼女の体重をしっかりと受け止めたあと、ソファとセットで置いてあったローテーブルの上に、さっき寮生たちがデリバリーしてくれた袋を魔法で手元に引き寄せる。どこまでも怠惰である。??この部屋に、誰かと食事を共にすることを前提とした設えはない。しょうがなく手近な椅子の背を掴むと、軽く引きずってソファと対面するように持ってくると、どっかりと腰を下ろして、袋を開けた。紙に包まれたバーガーが二つ。厚みのあるパティとチーズの香りが鼻をくすぐる。揚げたてのポテトが袋の底でカサリと音を立てた。肉々しい香りが部屋に満ちていく。バーガーを相手の前に置くと自分の分をひょいと持ち上げ)
テメェが図書館に戻ろうが箒で空を飛ぼうが勝手にすればいいが、その前にメシだ。腹いっぱいになった後に怒るなりなんなりしろ。見てるだけで余計に腹が減るぜ。
≫レオナ
肉か~ あっ!ゲームおわったら、バーベキューはよくないか?!
(さっきも1番さきに肉をとってたのを見てたので、にく!と聞くとやっぱりか、 と思いつつ
みんなでたのしめる肉料理と考えた結果バーベキューが思い浮かんだため)
≫ノア
あはは … ! なんかいぬの散歩みたいだな … !
(図書館のなかでとびまわる絨毯と見守る先生を想像すると、 公園であそんでる犬と飼いぬしみたいだと思った。楽しそうにわらってるとお店について)
まずは、 鍋でつかった材料を探そうぜ … !
.
>>1618 レオナ
──キミが司書の分まで用意させたことで加速していやしませんか、誤解という誤解が
( 背中を軽く叩く手にさっさと離せと言いたいところ。ついでに本当に心の底から、どうして最初の最初から気が付いていて止めてくれなかったのかと文句も言ってやりたいところ。否、ほぼ口から出かけているところ。けして踏みとどまった訳ではなく、突然身体を持ち上げられたせいで喉奥に詰まっただけだった。この生徒、自分自身の背丈を理解しているのだろうか・・・落とされることはないだろうが、暴れる気力が削がれるくらいには目線は高くなるわけで──おそらく、司書に対するなけなしの配慮というものはゴミ捨てに出されたのだろう。最早己は音のなる玩具だと思われている説が有力だ、いっその事耳元でぷぴぷぴ騒音を奏でてやろうか。さぞそのお耳をイカのように伏せてキュートに振舞ってくれるのでしょうね!・・・とまあ、どうにもご機嫌な生徒とは裏腹にふくれっ面のままの司書は、洗われた後の猫のように無抵抗のままソファに降ろされたのであった。目なぞ合わせてやるものか、と顔を背けツンとした表情をしていたものの、というより、怒っていることが分かっていて愉しげに運んだのかと言いたいことも増えたものの、目の前に置かれた包みは少々気になるものでおずおずと手に取ってみる。思っていたよりも重たい、両手で持っても意外と大きなサイズ感・・・見たことの無い袋だったし、わざわざ買ってこさせたのだろう。不慣れながら、包み紙が重なっている部分を少しずつずらしていって、見えた中身に少し間を置いてからパッと表情を明るくして )
・・・これ、本で見たことあるやつ!
>>1619 カリム
絨毯さんに怒られますよ──そうですね、お野菜だから・・・
( 宝物庫も広かったけれど、図書館の中を自由に飛び回る絨毯の姿を想像すれば意外とアスレチックの多い空間に思える。本も飛んでいるし、本棚も多いし、窓もあるし・・・と、考えつつも辿り着いた店はいつも通りそれなりに人がいた。放課後だし当然のことで、その上そりゃあまあ色々揃っているのである。流石はインストックナウ。聞こえた声に食料が売られているエリアに足を向けつつ )
調味料はまだ沢山残っていましたもんね・・・ついでに、何か気になるお野菜とか買っていきます?
≫ノア
調味料 … !うちの寮にある調味料って熱砂のくにのが多いから、他の国の調味料が気になるな … !
(自分で野菜をみに行こうといったが、調味料と聞けば耳がピクッと動き顔をあげた
もう使った材料を買いにきてること忘れて調味料がうってるとこを見て、すこしみに行かないか?と言う)
>>1619 カリム
(カリムの提案に、眉をつり上げ興味を示したものの、軽い調子で盛り上がるカリムとは対照的に、顎に手を当て少し考える素振りを見せる。無論自分はバーベキューに大賛成であるが……脳裏に浮かぶ数名の顔。アズールの厳しい食事制限に、リドルも確か脂質だのなんだのと口うるさかったはずだ。カリムの肉はジャミルが焼くとして、誰が肉焼きマシンと化すのか?どう見てもこのメンツではジャミル以外やりそうにない……と騒ぐ未来がちらつく。少しうんざりしたように息を吐いた。それこそ稼ぎ時!とニコニコで契約書片手にやってきそうなタコを思い出して、ふと視線をカリムに戻す。声にとくに感情はなかったが、淡々と来賓たちの嗜好を把握しつつ、誰も取りこぼさぬよう考慮するあたり、第二王子としての矜持が覗いていた。これには王宮の人間も涙ものだろう。自分の前に並べられた毒味を兼ねた皿の数々を一瞥し)
俺は構わねぇが……アズールやリドルは食事制限があっただろ。なんならアズールがモストロラウンジを推すだろうが、それじゃ今度はお前が食えねぇな。
>>1620 ノア
客人に飯も出さずに追い返すのは、失礼ってもんだろ。──そういやお前の朝飯は、ラギー達の腹に収まったぜ。
(ぷい、と顔を逸らす司書の様子があまりにも子どもっぽくて、その横顔を一瞥しながら声を殺して笑ったあと、いけしゃあしゃあと悪びれもせずすまし顔で、客人の分も用意するのはマナーと正当化しようと言葉を並べる。食事で思い出したとついでに付け足すと、食堂で奪い合いになったのを思い出してまた少しクスリと笑みを浮かべた。包みをおずおずと開く姿は新しい玩具を渡したよう。ハンバーガーを見てパッと明るくなる表情は大好物を見つけたときの猫のよう。さっきまでツンツンとしていた態度は一変し、今はもうハンバーガーに夢中の相手……耐えきれずクククと肩を震わせた。ひとしきり相手を観察したあと袋の中へと手を入れると、カツンと固い感触が指に触れる。取り出すと緑と赤が綺麗なサラダ。きっちりラッピングされているあたり、オプションで追加したのだろう。自分が大の野菜嫌いであることを知って、サラダはひとつだけ。黙って彼女の前へ置くと、続けて大量のポテトの入った包みを真ん中にドンと置いた。ポテトをひとつ口にして広がる塩味に思い出したように立ち上がると、冷蔵庫へと向かう。扉を開け、冷気を感じながら数本並ぶ缶のラベルを軽く眺めると、背後に向かって声をかけた)
美味いって評判らしいな……今度は何飲む?
>>1621 カリム
・・・少しだけですよ?余計なものを買って帰るとそれはそれで怒られそうです
( ぱっと上げられた顔を見れば何やら楽しげに赤色が揺れている。まず先に野菜を手に入れるべきでは?と思ったものの、荷物が多いままで瓶が並ぶ場所に行くのは危険かもしれない・・・ので、仕方がない、と肩を竦めては釘を刺しつつ先を促し )
>>1622 レオナ
──それなら、有難くいただきます・・・あ、もしあれば、しゅわしゅわしたやつ、飲んでみたいです。
( 食事と呼ばれるものを普段から積極的に取るタイプでは無い、司書の部屋にはお菓子があるし、それと紅茶があれば十分だと思うことも多い・・・のだが、どうやら司書は司書なりに、一客人として扱われていたらしい。邪険にしたところで誰も怒らないというのに律儀な寮生たちだ、と思いつつ、無駄にならなかったなら良かったものの流石に寝過ぎたか・・・と反省も半分。食べ盛りな上に運動の後だったのだろう、今度何が差し入れでもしようかなど折角微笑ましく少しばかり心が穏やかになったというのに。どうやらこちらの様子が面白いらしい、愉快げな緑色に、笑うな、と口にはしないものの一瞬目の前の生徒を睨み、それから置かれたサラダ──己の分だけらしいそれに、一度間を開けてから、からかい文句を飲み込んだ。なるほど、どうやらこの獅子、子供らしい。次回の腹癒せはリーフレタスの植木鉢でもバルコニーに並べてやろう。生徒がポテトをつまんでから冷蔵庫へ向かったのを見て、真似をするようにおずおずと一つつまみ上げ・・・「いただきます」と小さく呟いてから口へ。しょっぱい。でも美味しい。ここまで来ると、目の前に置かれたもの全部が面白く見えるもので、ポテトを飲み下して、サラダの容器はどこから開けるのやらと手に取り見回していれば聞こえた声に振り向く。昨日からずっと、司書にとってはせっかくの初体験尽くしなのだ、ここまできたら最後まで楽しむこととしよう )
・・・キミは司書から初めてを奪うのがお上手だね、昨日からこちらは全部が知らないことばかりで久しぶりに目が回りそうですよ
≫レオナ
そっか … ! リドルとアズールはいろいろ気おつけてるんだよな …
(モストロラウンジの食事をぜんぶ買いとってジャミルに毒味させるのは、できそうだけど食事制限はどうすることもできず肩をしょんぼりさせる、
食事制限→栄養のいい物があればいいのかな、 と考え少し苦そうに笑う)
…野菜とかもいれるからオッケーってならないかな …
≫ノア
だっ 大丈夫だって … !かねもってるし、珍しいものだったらジャミルだってきっと喜ぶはずだ … !!
(相手をかるく引っぱりつつ、釘を刺されると肩をピクッとさせる、余計なものは買うな、 と言われるがもし面白そうなものや珍しいものがあったら買うのを我慢できる気がしなくて
相手に頼むようにすこしあせりながら色々言いわけを言って)
>>1623 ノア
……トニックウォーターでいいな。
(しゅわしゅわ?と頭の中で復唱する。幼い言い方をしているところをみるに、炭酸飲料にはあまり明るくなさそうだ。トニックウォーター、コーラ、ジンジャーエール、とどれか選ばせようかと思ったが、こちらで選んだ方がいいかもしれない。背中越しに届いた声に頷きつつ冷蔵庫の中を覗き込んで、ラベルのついた瓶をゆっくりと視線で追っていく。ハンバーガーにはコーラ!というこだわりの人間もいるが、気分的にはやはりさっきまで飲んでいたトニックウォーターだな。と、トニックウォーターの瓶を手に取った。司書は瓶から直飲みはしないだろうから、グラスも一応用意して……行儀悪く足で扉を閉めて振り返る。数歩離れた場所にいる司書は、サラダのカップを両手で抱え掲げるようにしている。その手元には、簡単に開くはずのカップの蓋──テープでグルグル巻きにされたただのプラスチック容器だ。だが彼女のカップを見つめる視線は真剣そのもの。手伝うか一瞬迷うも、人生トライアンドエラーだ。その方が見ていて面白いし。と薄情にも舵を切り瓶とグラスを片手に持ってテーブルへと戻る。目が回りそうな相手はその様を見ていればわかる……と内心呟きながら、ズバッと斬り捨てる一言。司書は博識かもしれないが、スラムの子どもの方がよっぽど生活の知恵や物事を知っているのだ。にやりと口角を上げて、わざとらしく相手の目を覗き込む。からかい混じりに牙を剥くと、手際よく瓶の栓を開け、相手の元にグラスと瓶を並べ)
お前が物を知らなさすぎるだけだろ。何なら、全部奪ってやってもいいぜ。
>>1624 カリム
却下だ。そんなこと言ったら、網の上が緑一色になるだろ。
(カリムの提案を聞くなり、わずかに肩を引き、まるで虫でも這ったような表情を浮かべた。わざとらしくまぶたを半分まで下ろし、ひたすら面倒事を押し付けられたとき特有のげんなりとした目つきになる。吐き捨てるように低く、嫌悪感がありありと滲んだ却下の返答はあまりにも速かった。呆れたように息をつくと、テーブルに肘をつき、手のひらで頬を支えながらゆっくりと首を振り)
やっぱモストロラウンジ貸し切りが早いか?
>>1625 カリム
・・・買うなら一品までにするように
( これは過去に無駄遣いをして怒られた人間の反応・・・と手を引かれながら思う。ここまで来ると気紛れな犬の散歩に巻き込まれた飼い主の気分だけれど、窘めるのも大人の仕事だと内心で独り言ちた。あのスパイスを鑑みるに、きっと従者の彼もそれなりにこだわりがあるのだろうし・・・無闇矢鱈と在庫が増えるのは勿体ない。再度、これでも譲歩した方だと釘を刺し直しつつ、調味料が並んだ棚の前で足を止めて )
>>1626 レオナ
失礼な、司書は物を知っていても使い方を知らないだけです
( 選ばれたのはトニックウォーターでした。とは言っても、司書にはその飲み物がしゅわしゅわなのか、水なのか、トニックとは何なのか、といった具合だったので一先ず提案をのむことにする。再びサラダに向き直り、冷蔵庫の閉まる音を聞き流したところでようやく、何やら矢印が描かれたつまみのようなものを発見。とりあえず引いてみることとする。ぐるぐるとテープを巻きとっていれば、視界が一瞬暗くなり・・・影の主はそれはもう愉しげに笑っている。生意気な子獅子だ、凄くしょっぱいポテトにあたってしまえ。そんな事を呪詛のように思い続けていたものの、快い小さな音と共に開けられた瓶と置かれたグラス・・・グラスはきっとわざわざ気を回してくれたのだろう。ここまでしてもらっておいて、返せるものが何も無いというのは些か肩身が狭い。目を逸らし、手元のサラダの容器を見ればテープは外れ、フタも開けられるようになっていた。返せるものがないのなら、自力でどうにかするのが道理。ほらね!と容器を少し持ち上げるようにして生徒に見せたなら、ふふんと少しだけ得意気に )
それに、キミの知らないところで司書はちゃんとこうして初めてのことをどうにかこうにかしているのです・・・残念でしたね、司書が自力で初めてリストから一つ消しました!
>>1627 ノア
一人で外に出たこともないような奴が何を言っても説得力がねぇな。
(一生懸命サラダカップと格闘している司書を眺めながら、自分は瓶から直接飲みかけだったトニックを流し込めば、泡の音がぱちぱちと喉を通り抜け心地良い。椅子に深く腰掛け直して、ハンバーガーの包み紙を乱暴に剥がしひと口かぶりつく。評判なだけあってジューシーなパティは食べ応え十分。マスターシェフなら余計なレタスやピクルスを抜いても10点の札を挙げてやってもいいだろう。バーガーに舌鼓をうち、再びポテトに手を伸ばそうとして、目の前にドンとカップの容器が突きつけられる。ほんの一拍だけ目を瞬かせてから、どうやら自力で開けることに成功したらしいと察す。器用さとは無縁なその手つきで、サラダカップの謎を解くのにどれだけの集中を要したのか、想像するだけで微笑ましい。カップの後ろに添えられた司書のドヤ顔がより一層、生温い視線を送る要因になっている。カップひとつでこんなにも喜べるとはおめでたいと、力が抜けたように息をつきほんの少しだけ眉を上げ、止めていた手でポテトを数本掴むとポイッと口の中に放り込んだ)
そりゃ良かったな。初めてを見守った俺は、国民栄誉賞でも貰えそうか?
>>1628 レオナ
・・・キミなんか、パサパサのポテトに3連続で当たってしまえ
( 失礼な、司書だって・・・と思ったところで墓穴だったので押し黙る。ちら、と視線を持ち上げて、豪快に食事に噛み付いた生徒を何となく・・・本当に何となく観察して、ああして食べるのかだとか、包み紙で支えてあげればいいのだな、だとか、そんな事を覚えながら──覗いた牙と、赤い舌に昨日のアイスのことだとか、口紅のことだとか、色々なことが過ぎって──まさかそんなことで思い出すだなんて思っていなかったものだから、ぎょっとしてこちらに向いた生温かい目から逃げるように視線をサラダに移す。聞こえた意地の悪い言葉に吠え返しつつも、目は手元の明るい緑色に落としたまま・・・一旦落ち着こう、サラダを食べて、ハンバーガーを食べて、ポテトも少しもらって、飲み物を飲んで・・・と順序立てをしつつ、同梱されていたフォークを手に取って野菜に刺す。ドレッシングはパウダーとして最初からかかっていたらしく、レモンが効いた野菜は美味しい。美味しいものは嫌いではない、もっと平穏な心だったならきっともっと味わえたに違いは無いけれど )
・・・キミのところの寮生は、皆可愛らしいのですね。わざわざ持ってきてくれるだなんて──可愛らしいので、やはり一人くらい図書館にくださいな
>>1629 ノア
生憎、美味いな。
(ボソボソと恨み節をぶつけてきた相手は、呪いをかけた本人の方が余程口の中がパサついてそうだ。あぁ?とドスの効いた声を出すものの、機嫌は依然として良い。ハンバーガーをもうひと口、わざとらしくかぶりつく。スパイスの効いたソースがより肉とチェダーチーズの濃厚な旨味を引き立てていて美味い。このトマトは水気で肉汁を洗い流して邪魔だと思うが。唇に押し付けるように指先で拭い、満足げな笑みを浮かべる。すると、こちらをジッと見ていた司書が目をひん剥いて、プイと視線を逸らした。そしていじけたようにサラダを突っつき始める。その不自然な挙動に、「あ?なんだよ」と表情を崩さぬまま軽い調子で尋ねる。先ほどの得意気な顔が一転して落ち着きのない様子になったのが、どうにもおかしい。二つの意味で。寮生たちの話にまでギアチェンジしてハンドルを切ってくるので、わずかに首を傾げる。話題を変えようと努めるのは結構だが、一体なんだというのか。気になる、となれば。十割冗談であろう彼女のオネダリの話に、一応乗ってやることにした。寮生たちがお使いをお利口さんにするのは、ちゃんと服従を態度で示しているという証。それだけ“良いリーダー”という事だ。司書では逆に使いっ走りにされるのが関の山だろう。ダメだと二度目の断りの意を込めた一言をいやもう堂々と尊大に言ってのけると、探るような視線をノアのほうへ向け直して)
そりゃ、俺が長だからだろ。どうした、帰るのが惜しくなったか?
>>1630 レオナ
──・・・キミが色っぽかったから見惚れてた。なるほど、街でキミに見惚れていた彼女たちにはこう見えていたのかと理解がいきましたよ
( 低い声はけして怒っているからではないらしい、そもそもハンバーガーを食べている姿すら様になるとは何事か。腹立たしいので、軽く投げられた問いには素直に答えてみることにした。下手に取り繕っても後が薮蛇になりそうだ。し、その実この生徒は聡いから察していることもあるだろう。こういうことは隠すだけ労力の無駄だ。多少脚色したが、嘘偽りはない。先例に倣うようにして、包み紙を両手で支えて、気持ちいつもより頑張って口を開いてハンバーガーに噛み付いてみる・・・口の中いっぱいに広がるお肉の美味しさ、普段なら絶対に口にしないジャンクな味も、指先に伝わるバンズの柔らかさも、全部が素敵。効果音にすれば、はぐっ、もぐもぐといった調子で少しずつ、どうしても不慣れなもので指先が汚れるものの、気にならないくらいには美味しいと思っている。だから、気が緩む。探るような視線に、喜色の滲んだ瞳を向け・・・はっとしたように、いつも通りの表情を取り繕って・・・言い終えたならまた一口、とテンポよくかぶりつく )
良い寮だからね、帰るのは惜しいけれど・・・数日後には高いところから落ちて怪我をするのが目に見えているから。危険を避けて引き篭るなら、図書館が良いし・・・キミは、気紛れに司書の秘密の部屋に閉じ込められてくれるでしょう?
>1540 ノア
ほう?フェルミエ達にはそこまでされた事は無かったが……そんなにも見つめあって、話がしたい、と。それはそれは……ふふ。
(この学舎には彼女と同様に、小さなヒトのなかでもことさら小柄な者が在籍しているものの、身丈に言及される事が稀であったが故に見落としていた盲点だった。不可解に映った一連の行動、その根底にある理を知った今、過去の行動を脳裏で反芻し。そして今なお、わざわざ間合いをとってまで対話を望んでいる。その様子に揶揄を含ませつつ、彼女自身に省察を促し、己が振る舞いを骨髄にまで銘じるよう、言葉をじっくりと編みあげつつ代金を卓上におき。目線を合わせる――それ即ち角との距離を限りなく近づける事を意味する。ドラゴンにとって、そこは急所のひとつであり、公的な場を除いて、己が好き望んでその間合いを許す相手など、この世界では一握りしか存在しない。去りぎわ、それがいかに稀で、特別な行為であるかを、余裕と挑発の気配をもって漂わせたのならその後に返ってくる反応など、知らぬ存ぜぬとばかりにレジ近くの壁際へと早々に身をはけて。)
この距離感が不服だと言うのならそのいじらしさを以て、僕に膝を折らせてみてはどうだ?手管によっては、角に触れる事も許してしまうかもしれないな。
>1560 カリム
どんな……そうだな。ディアソムニアには茨の谷の出身者や「夜の眷属」、と呼ばれる夜行性の妖精が在籍している。そのため太陽が覗く事が少ない。晴れたとしても他の寮より、日照時間が短いのが特徴だ。
(妖精族の十八番である空間転移の魔法を以て、一足飛びに帰寮する予定であったが所属する寮に興味の目を向けられるのは、喜ばしいことで。我が寮の魅力を伝えられるならと、方針を転じて、地道に足を使って帰寮する手段をえらぶ。店をあとにして直ちに仰いだ空は、眩い陽光に満ちた蒼天。されど、ディアソムニアにおいて、このような晴れ渡る空は実に稀有な情景である。常に冷気が漂い、幽暗に沈むそこは光を至上とする他種族にとっては不便かもしれないが、宵闇と月光の加護のもとに生きる我々にとっては快適な棲家だ。手短に寮の特色を話し視線を転じた先、春の陽射しを掬って柔らかにきらめく白銀の髪は、本来陽を拒む目には、少々眩しく映り微かに細めながら。)
熱砂に飽いたときは、我が寮に涼みにくるといい。今日は部活で不在にしているがシルバーも喜ぶだろう。
>>1631 ノア
──へぇ。素直に言えた褒美に、好きなだけ見てくといい。
(視線の主が自分を見惚れていたと素直に告げたことに、へぇと意外そうな相槌をひとつうつのみ。すぐに口端をニヒルにつり上げる。なにせリアルプリンスでヴィルですら“顔がいいだけ”“見た目だけ”“顔だけの男”と言わしめた美貌なので。あんなあからさまな対応してくるなら察さない方が失礼というか、寧ろ今気付いたのかよコイツ。くらいの自己肯定感バリ高の感想を抱き。ハンバーガーの最後の一口をバクリと喰らい尽くすと、包みをグシャリと乱雑に丸めてポイッと紙袋に投げ入れる。照れ隠しも強がりもなく真正面からぶつかってきた事は評価してやると、わざとらしく身体を前に倒して膝の上に肘をつきどうぞご自由にご観覧くださいと見せつけるようにし。対する司書は、どこかぎこちなさを残しつつもハンバーガーに見よう見まねで取り組んでおり、ついでに眺めとくか。とテレビついてるし観ておくか。くらいのノリで無意識に目を細める。もっ、もっ、と懸命に咀嚼している姿にウサギが草食ってる時みてぇだな。とそんなことを考えていると、取り繕ったスンとした表情を浮かべる司書。いや、もう既に遅いが?は?と怪訝な顔をせざるを得ない。どうやら今度は冗談ではなく本音を言ってくれるらしい。彼女の言葉と共にこの寮で泣きを見るの司書の姿が思い浮かぶ。落っこちる前に寒暖差で風邪を引く方が先そうだが……と、今朝方の彼女の行動を思い返して納得のいった嘲笑を浮かべた。オネダリのような確認のようなセリフに、一夜にして随分とまぁ遠慮がなくなり傲慢になったものだ。と、やや意地悪そうに口端を引き上げ、面白がるように下瞼を引き上げた)
鈍臭く足でも捻ってるテメェが目に浮かぶな。……俺が来た時は部屋を譲るって言ってた気がするが……生意気言うようになったな。
>>1632 マレウス
さてはキミ、意地悪ですね?──キミが望まないならそのままで良いとも、ずっと司書の旋毛やら影やらとお話ししていてください!
( 他の生徒たちは確かに、意外と気にしないのかもしれない、が、相手の目の動きというのは存外重要なものだ。こちらに対して攻撃的かどうかも分かるし・・・司書にとっては見つめ合うというよりは、睨み合うや牽制が近しいが、この生徒からしてみれば赤子の戯れのようなものなのだろう。さっさと買い物を終えたらしい生徒をちらりと横目で見遣り、それから意地悪を言うのならこちらこそ知らぬ存ぜぬを通してやろうとレジに飴と電球を置いた。いつもより買う量が少ないじゃないかと揶揄う店主には笑みをもって、まだ少し部屋に在庫があるからと返して会計を済ませ、おそらくは待っていてくれたのであろう生徒の前へ行く。さて、本来なら、顔を上げて、目を出来る限り合わせて謝辞でも言う場面だが、顔も上げず目も合わせず、ただ買ったばかりの飴を一つ生徒に差し出して・・・こちらが顔を上げようとしないだけで視線など交わらない、いじらしさなどと全力で揶揄いに来た生徒にこちらもそれ相応の礼儀を持って応えてやろうと、逆に言えば絶対に、キミからも目を合わせて欲しいよだなんて強請ってなどやるものかと若干の意地っ張りを持って対抗を選んだ )
司書はキミの意地悪に報いることに決めましたのでね、頭でも撫でてほしくなったなら、キミから目を合わせにおいで──ただ、これは棚から取ってくれたお礼。どうぞ、受け取って
>>1633 レオナ
──些か胃もたれしそうですので、結構。
( 想像通りというか、何と言うか。全ての、こと容姿においては特にこの生徒は自信家で中々に傲慢で横暴だ。一方の司書はこの生徒の価値をそもそも容姿に見出していなかった・・・いや、景色を写して光る綺麗な目は好ましくあったが、それ以外に興味がないという特殊な感性をしている自覚がある。故に、こちらに平然とその価値を眺めていいなどと、胃痛の原因になりそうな言葉と態度に一瞬動きを止め・・・眉を寄せて行儀は悪いが身体ごと横を向いて食事を再開することにした。ハンバーガーの味が分からなくなっては困るので。とはいえどれだけ顔を背けたところで音声だけはどうしようもなく、変わらず愉しげに響く声にじとりと横目で一瞬その緑色を見遣ってから残りの数口を食べ切る。食べ終わった包み紙はある程度丁寧に折ってから袋へと捨て・・・少し汚れた指先は、袋と一緒に入っていたペーパーナプキンで拭って冷えた瓶に手を伸ばす。もちろん、秘密の部屋に獅子の子が居たら喜んで司書はその場を去るつもりでいるし、踏み込まないつもり──だが、その部屋から出た後のことをこの生徒は考えているのだろうか。魔力を持った禁書たちが逃げないようにと施された魔法に強い扉、壁、ある種の要塞のようなあの場で、司書が扉の鍵を締めて閉じ込めてしまったら、最悪の場合、本格的に檻の中の子獅子になるだろうに。・・・まあそんな夢物語は口にせず、グラスに少しずつ中身を注げばぽつぽつと動く気泡を不思議そうに目で追って )
生意気なのはどちらやら──最初のうちは陰気な草食動物だの何だのと思っていた司書も、多少は明るく愛らしい獣くらいにはなったでしょう?キミの成果だとも、褒めて差し上げようか
>>1634 ノア
そりゃ残念だ。特等席で見られるなんざ、なかなかない機会だってのに。まあ……見惚れた自覚持っただけマシか。
(残念だと低く呟くように吐いた言葉には、全くもって惜しいとも思っていない声色は含まれていない。どこまでも愉しげで、獲物を弄ぶ肉食獣そのもの。口端が意地悪く吊り上がったまま。司書の何度目のもう!と苛立ちを含む視線が逸らされる。喉の奥からククと短い笑いが漏れ、そんな彼女を見つつポテトを数本まとめて摘み、そのままワイルドに口へ放り込んだ。冷め始めたポテトはまだ美味い。指に少し残った塩の粒をペロッと舐めると、前屈していた姿勢を戻し、椅子の背もたれに腕を引っかけ重心を後ろへ。かったるそうないつものスタイルになると、生意気の称号もやっぱり相手に擦り付ける。不思議そうにグラスに注がれたトニックウォーターを見つめる司書を見下げながら、「褒めてあげようか」とのからかいにこめかみをトントンと指で叩きながら少しだけトーンを落として静かに言葉を紡ぎ)
手に余る奴を愛でようとしてるお前。……テメェの素質がそうだっただけだろ。他人と線引いて、関わらねぇようにしてりゃ評価は下がる。
>>1635 レオナ
散々特等席は堪能させていただきました──し、美人は三日で飽きるそうですよ。今日で二日目、あと一日で見慣れます
( けして偏見があったわけではないけれど、れっきとした王族が自室に訳の分からん人間を招き入れてジャンクフードを食べるというこの図は、おそらく歴史を見てもレアケースなのではなかろうか・・・まあ、学生らしくて非常に微笑ましい図ではあるのだが。随分豪快にポテトを口に放り込む様子を視界の隅で捉えながら、そっとグラスに口をつける・・・どうにもこの生徒はジタバタと暴れる小動物を毛糸のように転がして遊ぶ悪い性質がある、けれど転がした後で怪我をしていないか気にかける様子を見せるものだから憎めない。傾いた液体が唇に触れて、少し刺激が走って、次いで口の中でぱちぱちと炭酸が弾ける。驚いたように目を丸くしてから、少し飲み下して──粘膜を突き刺すような刺激に毒かと思った。飲み下した後も特に身体に痺れは無い。こういう飲み物なのか・・・確かにこれは面白いし、スッキリするし、若者も好きそうだこと。グラス半分まで飲んでから、目の前の生徒に身体ごと向き直る。今も尚浮かべたままの、意地の悪い顔は好きではないが・・・その整ったご尊顔が、時折感情豊かに歪む様は素敵だと思う。大人びた言葉を並べた獅子の子に、まだ少し刺激を覚えたままの唇をゆるく指先で拭いながら僅かに微笑んで )
──本当に生意気ですねぇ。お野菜は嫌いなようなのに、揚げたジャガイモは食べられるらしいお子様とは思えない大人びた発言だ
>>1636 ノア
それを言い始めた奴が美男美女なら、少しは信憑性があるだろうな。
(よく聞く慣用句に、鼻先で笑う。それがもし本当ならば、美男美女が持て囃されることもなかったろうに。果たして相手は自分の見目の良さに価値を見いだしてから3日で見慣れることができるのだろうか?どちらに転んでも己になにか損益がある訳でもないため、興味本意ただそれだけでどう転ぶか見ものだなと自信たっぷりのニヒルな笑みとともに長い脚を組む。横にズレたままの相手は炭酸を口にしてから水面を見つめ、こちらを向き直る。どうやらこちらもハジメテだったらしい。向き直ったタイミングで彼女の小さな掌に握られたグラスに視線を落としながら「変えるか?」と別の飲み物の変更を申し出る。言葉に感情の起伏はないが口調は思いのほか柔らかいもので、自分の残り少ないトニックを喉に流し込んだ。野菜食えと耳にタコが出来たセリフを暗に言ってくる相手に、喉の奥でくつくつと笑う。王宮にいた頃から延々と言われた言葉に今更うるせー!知らねー!と波立つようなことも無く、こちとらライオンなんだから草なんか食うわけねーだろと開き直っている始末。自分よりもうんと年上……らしい彼女は、自分の発言に是とも否とも言わず、こちらに矛先を向けてくる社交場で鬼のように見る常套手段に、何も答えないってことは認めたってことでと自己完結をする。とはいえ売られた喧嘩は買う主義なので、意地悪そうに細められた目の奥に挑発的な色を浮かべ)
テメェは見た目に反して都合が悪くなったら話を逸らすところは、大人らしいぜ。
≫レオナ
えぇ ー ? バーベキューって肉とやさいどっちも用意するだろ ー ?
(すぐに却下するレオナをみて、 めずらしくちょっと待ったと口を挟む、相手は網の上が緑一色になるというが肉と野菜どっちも焼けばならなくね?と少しだけ怪しむ、
やっぱと言う相手に)
レオナ そんなにモストロラウンジが好きなのか?
≫ノア
なんかジャミルより厳しい気がするなノアは …
(こういうときジャミルは折れてくれる時もあるが、相手はきっぱり買うものは一品までと言った、そんな相手にすこし驚いたようにつぶやきながら調味料をみる。中から気になったものをとって)
≫マレウス
へ ー !スカラビアとはまぎゃくだな … !
(マレウスからディアソムニアの、説明をきくと自分の寮と全然違うと思い、行くのがたのしみになった
夜行性と聞いて自分にあてはめて考えると大変そうだ、 と思い心配そうにして聞く)
妖精にも色々いるんだなー! でも授業中とかねむくなったり具合悪くなったりしね ー か??
>>1637 レオナ
ちょっとビックリしただけ、美味しいです──ねえキミ、司書は見た目だって十二分に大人でしょうよ、失礼な
( 余裕綽々、座っている椅子も場所が場所なら玉座になるだろうという態度たるや・・・恐ろしい生徒だこと。だというのに、態度とは裏腹に飛び出てくる言葉は毎度想像しているよりも穏やかで優しいので、こちらも毒気が抜かれやすいのだ。もちろん噛み付く時は噛み付くが。グラスを持つ手に少しだけ力を込めて、ふるふると首を横に振る。どう伝えようか悩んだものの、こぼれ出た言葉は思っていたより素直な感想になってしまった。どれだけ知識を蓄えても、中身ばかりが大人になって、時折身体の年齢に引っ張られる。難儀な・・・と思うものの、生徒から見ると司書の思考回路位はどうやら多少大人くさいようだ。きゅっと目元を猫のように細めて、悪戯っぽく笑う。困ったことに見た目はかれこれもう長らく変わっていないもので、どうしようも無いが・・・挑発的な目を見るに、売り言葉に買い言葉なのだろう。グラスの残りを飲み干して、瓶の中の残りをついでしまおうと瓶を傾けてから──思い出したように苦そうな色の瞳を生徒へと向けて )
そういえば、キミたちは毎朝運動を?──勝手に色々と誤解をしたのは彼らだけれど、驚かせてしまった原因は司書にも・・・少しはあるから、どこかでお詫びに差し入れでもさせていただきたいのだけれど
>>1638 カリム
棚の中にはかなりの種類揃っていたもの・・・使用期限とかもあるでしょう?
( 厳しいと言われても、あの棚の中にあった沢山の調味料や、どれも綺麗に減っていた様子を見るに・・・バランスよく使っているだろうに。勝手に増やして怒られるのはキミだよ、と軽く呆れたような目を向けたものの、棚から取り出された調味料──見た事のないそれに視線を落とし )
≫ノア
でもスカラビアはしょっちゅう、 宴するからすぐなくなるぜ
(使用期限があると言われると納得しつつも、宴のことを言って
とくに香辛料なんか買ってもすぐなくなるため多く買い置きしてる
気になった調味料を相手にも、 みせながら)
ほらこれとか薔薇の国で有名な調味料だって … !
>>1640 カリム
だとしても──へえ、随分とキミのところにあったものとは色が違いますね・・・辛くはなさそうな
( だとしても限度というものがあるし、使わなかったらどうするのか!とお節介は程々にするとして、こちらに向けられたそれを眺めることとする。赤いように見えるのは薔薇の花だろうか・・・辛み、というよりは風味付けの意味合いが強そうで、白身魚とかと相性が良さそうだ。へぇ、と感嘆を少々・・・ふと思い出したように生徒を見上げ )
スパイス、とされるものは多そうですから、風味付け程度に味変ができるものなら多少量があっても良いのでは?
≫ノア
珍しいよな … おおッ 、薔薇のいいにおいがする … !
(はじめてみた物に珍しそうにみつつ、 すこしだけ調味料の容器にはなをよせると、 少し花のかおりがした、
多少量があっても良い、 ときけばパッ!と明るいかおをうかべて振り向いた)
買ってもいいのか … ?!
>>1683 カリム
唐揚げを一個ずつ計って食う奴だぞ……イデアの縄張りでも散々うるさかったってのに。
(不思議そうなカリムをちらりと横目に見て、口をへの字に曲げ目を伏せた。リドルは規律を曲げず謎の作法がどーのとやかましいし、アズールは脂質がどうだのとやかましい。イデアは恐らくバーベキュー自体に消極的だし、前途多難な気配を感じてあーめんどくせぇと声に出し。モストロラウンジが好きなのかという純粋な疑問に、むしろ深いため息をつきながら、こめかみに指をあててゆっくり目を閉じた。頭痛すらしてきそうだぜ、と頭をもたげ、「どうしてそうなる」低い声で、言葉を絞り出す。グル……と喉で不快感を示すと、一拍の間を置いて首を横に振る。食にうるさいのはオメーもだろとツッコむ度胸のある者はいない。最後は投げやりな口調で言い捨て、背もたれに体を預け)
違う。ああいう“食にうるせぇ奴ら”の面倒を、進んで引き受けそうな奴がいるなら利用しない手はない。ま、テメェの従者が全部やっても構わねぇが。
>>1639 ノア
うちの国で有名なブランドだ。
(彼女がグラスを握る指先に力を入れたのを見て少しだけ口角を上げる。誰も取り上げる気は無いが、不要であれば回収しようとしていたのは確か。手に持った瓶に貼られた青と金のラベルを、指先でゆっくりと撫でる。自国のブランドが気に入られて悪い気はしない。目元をふと柔らげて、注がれる白銀を見やる。「──毎朝運動を?」ふと投げかけられた疑問に視線を上げ、ああと即答する。視線を司書へ、そしてその後ろの広大な荒野を眺める。あのオーバーブロットの後、己の力と責任に向き合うようになった証──朝早いため自身も寮生たちからも不満の声はあるが、何だかんだ続いている。“お詫び”という言葉に少しだけ首を傾げた。相変わらず細かいことで……とエメラルドの目を向けるものの、彼女も彼女でこの手を引かないとも2日間で察したため、肩を竦め「別に要らねぇと思うが」と、気の抜けたような調子で前置きをした上で予定を述べる。何だかんだときちんとスケジュールは時間まで把握しており、日頃怠惰でぐうたらな獅子ではあるが今だけは部長の顔つきで)
ああ。朝練はほぼ毎日してる。差し入れなら早朝か、放課後ならやってる。テスト期間中はやってねぇ。
>>1642 カリム
・・・二つまでにしましょう
( 多少の分量が多少出ない可能性があるな、と即座に判断して念の為釘を刺す。手に持たれた容器からふわりと香った薔薇は確かに地方ごとの特色を表しているようで興味深いけれど──とはいえ、である。少し考えてから、小さな子供を窘めるような口調で言葉を紡ぎつつ、生徒を見遣り )
それに気になるものを少しずつ買っていった方が後の楽しみも増えるじゃありませんか・・・次は何を買おうって、思えるから
>>1643 レオナ
へえ──・・・そう、わかりました。どこかで何か・・・キミたちの様子を見るに食べ物が良さそうだね、サムに多めに取り寄せてもらっておこう
( グラスに満ちた液体と空になった瓶。上品な色のラベルを撫でる指先を眺めて・・・それから、向けられた緑色と、昨日の綺麗な──勿体ないくらいに綺麗な星空と、異世界のような朝焼けを思い返して一瞬だけ目を伏せる。この生徒はきっと己の国を大切に思っている、民を大切に思っていて、寮生を大切に思っていて・・・けれど、呑み込まれて堕ちた。この学園に居座ってからもう長いけれど、いつまで経っても・・・堕ちた生徒の叫びには慣れないままだ。とはいえ、図書館から出ない司書は詳しいことを知らない、ただあの時図書館に焦った顔をして駆け込んできた幾人かに治療薬やら魔術やら、沢山のメモを、持ちえる限りの全てを渡して──誰がどうして、は、風の噂で聞いただけ、それでも、少しだけでもいいから何かが救われたらいいと思っていた。瞳を持ち上げて、部活の予定を告げる生徒を見据えて・・・柔らかく微笑んで、グラスの中の液体を飲み下す。今目の前にいるのは年相応でとても可愛らしい獅子の子。現サバナクロー寮の長で部活に勤しむ生意気な王子様なのだ )
・・・よし、ご馳走様でした。あとは帰るだけですし──一人で帰れるから、食事の片付けくらいは手伝わせてくださいな
>>1644 ノア
……可愛らしい花って柄じゃねぇことは確かだな。
(見守るような視線を感じて、むず痒そうに眉間に皺を寄せる。痛い勉強になったとは思ってはいるが、他人に思われるのでは話が違う。気持ちを切替えるべく、浅い呼吸をひとつしたあと、差し入れを貰う機会など滅多にないため、当日はきっと大盛り上がりになるに違いないと予見して、口元に笑みを浮かべた。帰宅の旨を聞かれると、ついと足元に視線を落とす。彼女のズボンの裾は、もうすっかり乾いているのが確認できる。流石は風通しナンバーワンの寮である。手伝うという申し出は有難いが、生憎目の前に座っているのは怠惰の王。手を前に出して制止して、紙袋を手に取って無造作に立ち上がる。手馴れた動作で紙ごみをまとめ、ゴミ箱へと放る。空き瓶は玄関近くの棚にまとめて乗せておき、グラスもその横に置く。空き瓶は返却すればいくらかになるらしいし、生憎自分でコップを洗った経験はない。王子である自分に求められたこともない。そちらもハイエナがせっせとやることだろう。そして彼女の方へと振り返る。自分の少し後ろには廊下に面した扉。帰るまでが何とやら。カラスに念押された大事なレディに何かあってはこちらも困る。最後のダメ押しにと図書館に用事があると述べれば、言葉に応じるように、ベッドサイドの方で物音がした。ふよふよと空中を浮かぶそれは、ハートの女王が登場する御伽噺のあの本。まるで生きているかのように羽ばたき、司書の周りを浮かんだと思えば、また移動して自分の肩口でまた無重力のように浮かんでいるのを、鬱陶しそうな顔で軽く払い除けながら「荷物は?」と彼女の前に手を差し出した)
サバナクロー寮からの帰りに何かあれば俺の責任になる。それに……コイツを返却する。
>>1646 レオナ
あは、確かに──本なら司書が連れ帰ったのに、お手数をおかけしますね
( あの日のことを美談にはしない。心持ちが変わっても状況は変わらない・・・いつか足掻くことをやめる日も来るかもしれない。居心地悪そうな顔を浮かべた生徒に、まだまだ子供ですねぇだなんて言ったら本格的に拗ねてしまいそうなのでやめた。手伝うと言ったものの流れるような動作で終えられてしまったらしい片付けに、おろおろとしているだけで終わってしまった──ので、余っていたペーパーナプキンで簡単にテーブルを拭いておくだけのこととする。さて、あっさりと終わった片付けのあと・・・元々借りていたベッド脇へと向かい、荷物を持ち上げる。昨日と何も変わらない重さのそれを持って部屋の主の元へ──差し出された手には平気だと首を振って、なにやら生徒の横を浮遊している本を見て・・・寮から出ればお咎めなしだろうが律儀な生徒だと肩を竦める。何だかんだ世話焼きではあると思う、知らぬ存ぜぬを通したところで司書くらいどうってことないというのに。今度はこちらが居心地悪そうに視線を彷徨わせたあと、思い出したように借りたままだった指輪を外す・・・どこかに軽々しく置いておいていいものだとは思えない、「これ、」と掌にもう光ってはいないそれを乗せて差し出し )
──お借りしました、どこにしまえば・・・この指輪も、暗いところでは見えなかったけれど、装飾部分を見るに腕のいい職人の品なのですね
≫ノア
おっ … ! 増えた!なんでだ?
(さっき、 買うなら1こ!と言われたため、個数がふえると不思議に思いつつ、おもしろそうにそのことを言う、
大富豪の息子であるため相手の言ってることはよく分からず考えるように頭を傾げつつ)
そうなのか … ?いっつも欲しい物はすぐ買っちまうからわかんね ー !
≫レオナ
へ ~ それは大変だな。自由にすきなもの食べればいいのに …
(からあげをはかって食べてるとレオナから、 聞くと驚いた顔をする、 リドルも食事制限してるのを思い出すとみんな苦労してるんだな、 と残念そうにしつつ、
さんかメンバー全員の面倒をたのむのはジャミルがかなり負担がかかるとおもえば)
あいつにも楽しんでほしいしな … 今回はアズールの店をつかうか!
>>1648 カリム
多少、と言ったでしょう?──はいはい、ほらほら、2個選んで・・・司書は先にお野菜見てきますから
( 少しくらい多くても、と言った身で一つだけというのは些か・・・と思ってのことだったが、素直に疑問を呈されると軽く額を押さえる。まったくもう・・・とでも言いたげに、じとりとした目を向けたあと暫くはこの場から動かないのだろう生徒に別行動を提案しつつ繋いでいた手を緩め・・・それから、思い出したように空いていたもう一方の手を出し )
お買い物メモ、くださいな
≫ノア
いいのか … ? 買うものけっこう沢山あるぞ … ?
(ゆるしてもらえた理由を、 きくとそっか! と嬉しそうに納得した、
くださいと言われてメモをわたそうとしたけれど、 自分のかわりに買い物をさせるのは悪い気がして少しためらってしまう)
>>1646 ノア
ああ、特注だからな。
(差し出された掌に乗るはずの重みはなく、代わりに光を失った指輪が乗せられ、ああそういえばと存在をようやく思い出して。なにせこの獅子、金に困ったことがない故に頓着がない。貴重品の扱いも適当。司書が感心するのも頷ける。なにせ王族お抱えの職人が作ったのだから出来栄えは良くて当然だろうとサラッと述べた。王宮にいた頃に制作したもののため、限られた指にしか入らないそれ。魔道具としての性能は玩具同然だったが、今回は意外にもそれが役立ったといえる。鼻を小さく鳴らしてチェストの引き出しを開け、無造作に詰め込まれた装飾品の施された箱に雑にしまった。代わりにいつもの手袋をはめてから、そのままの足で扉まで向かうと、本もふよふよと着いてくる。自分で持たなくて良いのは楽だなと眺めながら、扉を開ける。相変わらず風通しが良すぎる寮は日中ということもあり明るく土や木々の香りを風が運んでくる。必要最低限の安全性しか備わっていない廊下に出ると、司書の方へと振り返り片方だけ空いた手を見下げて)
帰りも俺の補助は必要か?
>>1648 カリム
本人達が一番そう思ってるだろうよ。
(カリムの素朴な感想に、本人達が聞いたらどんな顔をすることやらとどこか意地悪そうな色を宿した目で返し、背もたれに体を預けたまま気だるそうにこめかみに指を添える。食生活は人それぞれ。体質、親の意向など様々な要因で形成される。まぁ自分にその矛先が向かなければ良いので、文句どころか興味もないが。カリムの出した結論に頷くと、腕を組んで、少しだけ目を細めるようにして視線を流す。普段隣いるであろう彼の従者を思い出しながら)
それが無難だろう。蛇野郎も、お前の分の毒味くらいなら負担は少ねぇだろしな。
≫レオナ
アズールの店の料理はぜんぶ買いとるとして … こんどうちでバーベキューもやろうなぁ … ?
(レオナの、ことばを聞いて食事場所をモストロラウンジにきめればコクッとうなずく、
しかし自分のところの寮で、バーベキュー大会もしたいため背のたかい相手みあげると首かしげてさそった)
>>1650 カリム
・・・調味料、直ぐ決められます?
( そういえば・・・と使った野菜を思い返す。確かに量はあったかもしれないが、狭い通路で二人並んで調味料を眺めているよりはいい時間の使い方だと思うのに。己の貧弱さに少しげんなりした様子で眉を寄せ、ぼやくように言葉を続け )
>>1651 レオナ
( さらっと一部生徒を除きひっくり返りそうな台詞が飛ぶ。まあ、この獅子の子が路面店で売っている指輪を大切に保管するとも思えないが、それにしたってである。呆れたような、諦めたような目を向けたあと、良い夢を見せてくれた指輪にお礼を言うようにしまわれたチェストを一瞥して、後を追うように廊下へと踏み出す。明るい寮内は光を取り込んで開放的、風通しもよく図書館とは良くも悪くも正反対。自然の匂いを浴びるように、すん、と一度空気を吸い込んで、降ってきた声に緑色を見上げ・・・昨日の今日、今朝の今、幾らか気掛かりなことはあるけれど、怪我をして迷惑をかけるよりはマシだ。素直に手を任せるのは癪に障る、拗ねたような口調を今更隠すこともせず、空いた手を差し出して )
──キミ、手が空いて寂しいのなら、そう言えば良いのですよ
≫ノア
ははッ わるいわるい… ! 調味料はいいから野菜とこ行こうぜ … !
(相手を困らせてまで、買い物をつづける気はなく、
少しげんなりしてる相手みれば申し訳なさそうに苦笑いしつつ、野菜コーナーを指差しつつ行こうとして)
>>1652 カリム
うるさくねぇメンツなら、考えてやってもいい。
(めげずに自分を誘ってくるのもカリムくらいのものだろう。肩を竦めて“仕方ねぇな”とでも言いたげにダルそうにしながらも、獅子にしては珍しく快い返事を。それから目当ての料理を食べ終えれば、手付かずの余った料理を近くにいた生徒に与える。「寮長~!」と尻尾をブンブン振り喜ぶ姿は見ていて悪くない。わずかに顎を上げて寮生を見て目を細めると、今度はカリムの方へと視線を向けて)
ほら、とっとと食わねぇと昼休みが終わっちまうぜ。
>>1653 ノア
素直じゃねぇのは、どっちだよ。
(口の端をわずかに上げて笑いながら、差し出された小さな手を掬い上げた。肩の力が抜けた所作は自然で、彼の血筋を感じさせる。彼女の手がすっぽりと自分の掌に収まり、その指先を軽く握りしめて歩き出す。彼女の斜め前を歩く形で、悠然と寮内を横切ってゆく。途中寮生とかち合う事もあるものの、勝手に向こうが退いてくれるためスムーズに歩けたことだろう。風が抜けるたび吊り橋の板がリズムに合わせて軽く軋むのもなんのその。箒の上で軽々と立てる優れた体幹により、平地と変わらぬ足取りで渡ってゆく。後ろには人間である司書、そしてさらに後ろには返却予定の本がユラユラと蝶々のように後ろに引っ付いてきており、その光景を見た寮生は高熱の時に見る夢みたいだったという)
>>1654 カリム
──・・・まずは根菜でも見ましょうか
( 途中で切り上げた生徒に一度ゆっくりと瞬きをしてから、軽く頷いて指をさされた方へと歩き出す。けしてこの生徒の楽しみを奪うつもりも、あるいは急かすつもりも無かったが・・・野菜を見てから最後にでも戻ってくれば良い。放課後だって時間は有限で、その実使ってしまった野菜たちを彼の従者が料理を始める前に戻しておきたいのだ。棚にいくらか並んでいる野菜たちを眺めて・・・とは言っても野菜の善し悪しは分かり兼ねる、困ったように生徒を見遣り )
>>1655 レオナ
──どっちも。それでも、司書は存外キミに素直に接したつもり・・・これで足りないと言うのなら、それはキミの責任です
( ダンスにでも誘うかのように触れて、指先を優しく掴む手に引かれるまま歩き出す。昨日よりは、あるいは今朝よりは、驚いた様子の生徒を見かけない・・・見慣れないで欲しかった思いは山々だが、まあ、下手にちょっかいを掛けられるよりよっぽどマシだ。まあ、何人か気分を悪くした生徒の様子も見受けられたが、介抱している生徒が諦めろとでも言いたげに接していたので直に持ち直すことだろう。きょろきょろと辺りを見回して、内装と構造を一通り覚えるように瞬きを繰り返し、記憶の中へとしまっていく・・・これは、今度奇襲をしかけるためのデータとして。さて、来た道を戻り進んできたものの・・・個人的な最難関は鏡を通ること。魔法に包まれるようなあの感覚も、抜けた後の酔った様な気分の悪さも好きじゃない。無意識に強ばった指先を誤魔化すように、おいでと宙に浮かんでいる本を手元に招いて鞄を持っている方の腕で胸元へと抱き寄せて )
・・・ねえ、また遊びに来てもいい?
≫レオナ
なははッ … ! 俺にそれ言うのかぁ~?
(人と盛りあがるのが好きでいつもはしゃいでる自分は、レオナからみるとうるさい奴なのでは?、 と思い、無茶いうぜ、と思いながらご飯をたべる
レオナ からもらったご飯をうれしそうにたべてる サバナクロー生をみて笑いながら)
それに サバナクローもにぎやかな寮だと思うけどな … !
≫ノア
う ー ん、 こっちのほうがピカピカしてて美味そうだ … !
(相手にみられてるのに気づかず台につめられた大根をぐるっとみる、
何個か美味しそうだと思うものつかみ、見比べながら数をへらし残ったやつを相手にみせてみる)
>>1657 カリム
・・・キミの目利きは確かでしょうからね
( 大根にピカピカ・・・?と疑問符を浮かべつつも、掲げられたそれは中々に立派なもの。しなしなもしていないし、煮崩れもしにくそうなそれに良いのではないかとゆるく頷いて──司書には棚に戻されたものとの違いが分からない、本で見ておけばよかった・・・と反省をしつつ、次の棚を指して )
葉物はあちらのようですね・・・あと何が必要でした?
≫ノア
ん、 ちょっと待ってくれ … !
(と大根のとなりにあるにんじんコーナーにいき、 同じように見比べて、大きくていいやつを選んだ
あとはきのこと、肉とヨーグルトにつかったフルーツな … !
(相手からなにが必要かきかれるとメモをじっとみて、まだ買ってないものをどんゞ教えて)
.
>1599 キングスカラー
絵(画)を見ればストーリーを理解できる。という点は、同じでも漫画はテレビより扱いが簡単でいい。僕にはこちらの方が――セベクの事か。
(補足の説明に耳を傾ける折、脳裏に浮かんだのは、寮の談話室に据え置かれた一台の家電機器。映像と音声が織りなす臨場感には心惹かれるものがある反面、その複雑な操作系統を思えば、感嘆よりも先に苦手意識が勝る。一方、漫画という媒体は彼が述べた理屈とは少々異なるにせよ、手にとる事への敷居が低い。感心した面持ちにて語らうその眼差しは、終始変わることなく。よもやその姿が、傍らの獅子の微笑を誘うものであったとは露知らず、次なる問いを口にするまで、伏せられたままであった。
今日もまた、ヒトの粗を見つけだす事に余念がないその姿勢に、じとりと湿り気を帯びた視線を投げつけつつ、ため息にも似た声音で、静かに口を開く。語るうちに、ふと、思考が自然と紐解かれていき、とある蝙蝠の顔が芋蔓を辿るように浮かびあがる。今の今まで、なぜその妖精に思い至らなかったのかと、己の鈍さを訝しみつつ思考する様に獅子から視線を逸らし。)
たしかにアイツは読書家だが、漫画となると………!もしかしたらリリアなら、この手の知識にも詳しいかもしれない。僕より、当世に馴染んでいるからな。
>1634 ノア
べつに。顔など見えずとも、お前のいじらしく、ささやかな足掻きは見ていて面白い―――さて、少々待て。
(生徒が投じた挑発に視線はおろか、顔までも伏せて意固地に抗ってくるその姿は、負けん気の強い幼子の様であり。未熟で不器用な反抗心が、却っていじらしさを浮き彫りにし、胸中にひそやかな微笑を呼び起こす。声を立てぬまま、唇の端を弛めたのならば、泰然とした気配をもって、それは反抗と呼ぶに足らぬものだと伝えて。もとよりここに留まっていたのは、彼女からの贈り物を受けとるためである。ゆえに、差し出された掌に置かれた飴を、受けとると上衣の内ポケットへそっとしまい。なおも顔をあげぬ彼女に、待つように言い付けると自室の机にある羊皮紙を魔法によって瞬時に転移させ。空間を越え、掌中に現れたそれに「 この者の言葉を記し、僕のもとへ届けよ。 」と命じれば、術式により自立性を獲得したそれは、淡い光を発しながら姿を変え。やがて茨の魔女の右腕たるカラスの形を成す。腕にとまったその影を、彼女の眼前に差し出すと、艶やかな嘴が旋毛を優しく啄み。きゅるっと首を傾げる小さき従者から目線をあげ、眼前の人物を見据えると。)
……宛先を命じれば、ふみが届くようにした。急ぎの用がはいった際は、連絡手段に使え。
>>1656 ノア
全ての人間は他人の中に鏡を持っているってヤツか。俺はいつだって素直に接してるがな。
(肩をひとつ竦めてひらりと片手を振る。ドストレートに好意なんてものを渡すほどお綺麗でも真面目でもないが──冗談や皮肉といったやり方で気持ちを伝える。それが“レオナ・キングスカラーの素直”で、大変回りくどいのも承知の上。その上で図太く素直だと言い切るのだから、やはり素直ではないとも言えよう。キョロキョロする相手にちゃんと着いてこいと手を引いて吊り橋を抜け、いつもより人が多い談話室を横切り、学園の校舎へと繋がる鏡へ──。自分と繋がれた手が僅かに強ばった事に気付くと手をしっかりと握り直す。それから彼女には告げずにそっと防御魔法を掛けておく。行きも帰りも鏡を通る際にビビっているようだったのを目敏く記憶しており……あとは鏡を通る際に彼女の周りを安定させればマシにはなるはずだ。彼女の腕の中に大人しく収まった本を目で追って、それから彼女の方へ。余程良い体験だったのだろうその言葉に目を細め、承諾の意を述べて)
面倒事を起こさなきゃ構わねぇよ。
>>1657 レオナ
確かに、テメェもうるせぇが、柔軟性はあるからな。
(自分と彼、物珍しいメンツであることは間違いないだろうと片眉を上げる。しかし相手はあのオンボロ寮に泊り込める逸材。全く空気が読めないという訳でもないし、神経質にキーキー騒ぐなんてこともない。そう思えばマシな部類だと、首の裏を摩る。まぁ、宴で踊ったり歌ったりは絶対にしないが。皿の上に残った肉をひと口で平らげると、付け合せの野菜は見なかったことにしてフォークをテーブルに置く。サバナクローに言及されたことに「あぁ?」と治安の悪い相槌をひとつ。自信ありげに口元を緩めて背筋を伸ばし)
陰気臭ぇ奴は少ねぇが、強さが絶対の寮だからな。俺にとっちゃ、騒がしくねぇよ。
>>1660 マレウス
お前……テレビすらまともに扱えねぇのか。ボタン押すだけだろ。──確か俺んとこのジャックや、ハーツラビュルの一年とつるんでたはずだが。
(マレウスの言葉に一呼吸置いてから応じる。目の端にはうっすらと呆れの色。機械音痴とは知っていたが、まさかそこまでとは。信じられねぇとありありと顔に浮かべたあと、彼の数少ない短所なのだから突っつきたくなるもの──どこか楽しげに皮肉の響きを含ませて腕組みをして顎を上げた。彼の口から知った名前が出てきてああソイツだソイツ。と、自分の寮生であるジャックが1年生伝いでよくつるんでいることを思い出す。特にハーツラビュルのメンツなんかは好きそうだ。自然と漫画も手に取る機会に恵まれると思ったが、そうでもないらしい。流石は相手の従者、生真面目と言ったところだろうか。ふぅんと興味無さげに視線を横に流しつつ、お目当ての本を視界に入れる。その間に何だか自己完結したらしい相手は一人でブツブツ言い始めてしまった。解決したのであれば、御役御免。そもそも犬猿の仲である自分にわざわざ教えを乞うこともないだろうと肩をひとつ竦め、もはや関知しないという態度で軽く指先を払うような仕草を見せ彼を横切り目当ての歴史書を手にして)
なら、ソイツにでも教えてもらえ。
(/ >>1657 宛はレオナではなくカリム君です。アァやってしまった…大変失礼致しました;)
≫レオナ
柔軟性 ~ ? わかんね ー けどみんなと仲良くできたらいいな!って思ってる
(レオナのくちから出た言葉にむずかしいと言うように頭を傾げつつ、 小学生みたいなこと言う
ご飯をたべる サバナクロー生は声が大きくてやっぱり賑やかでそれでもうるさくないと言う相手にニコゞしつつ)
レオナはあいつらが好きなんだな … !
>>1659 カリム
それじゃあ、司書はヨーグルトを持ってきます。カゴはこのままお任せしますね
( 野菜は任せておいていいだろう。流石富豪、と言わんばかりの目利きに内心拍手をしつつ、己はヨーグルトを取りに向かうことにする。なぜならパッケージが分かっているので…目利きは必要なさそうだ。カゴは生徒に預けたまま、冷蔵品の棚にやって来るといくつか並んでいる商品の中からお目当てのラベルを探し──しかし、こう見るとヨーグルトだけでも様々なものがあるというものだ )
>>1660 マレウス
・・・半ば馬鹿にしているでしょう、キミ──わぁ、可愛いですねぇキミ、もふもふだ
( いじらしいだとか、足掻きだとか、なんとまあ生意気なことで・・・飴を受け取って貰えたことに喜ぶべきなのか、明らかに小馬鹿にされている事実に怒るべきなのかなんとも言えない顔をする。実の所、この生徒は種族柄人間に対して人間が小動物を可愛がるような感覚で生きているのだろうから、悪意は無いのだと思──いたいのだが。生徒が普段より幾らか柔らかい表情を浮かべていることすら露知らず、怒っていますよアピールをしていたものの、聞こえた声に不思議そうに少しだけ顔を持ち上げた。何も無かったはずの生徒の手の中に突然紙が現れる、それだけでも宇宙を背負った猫の様な表情をしているというのに、その紙が姿を変えて生命を持ったようにこちらを突くものだから丸く開いた目をまばたきするくらいしかできない。差し出されたカラスをそっと引き取ると、居場所を探すように少しもそもそしたあと無遠慮に頭の上に乗って寛ぎ出したので・・・尊大な態度は親に似るのか、と生徒を見遣る。温かくなった頭と、カラスの役目を聞けば少しばかり嬉しそうに笑った )
──何かあれば、その時に。ありがとうございます、ドラコニアさん
>>1661 レオナ
どの口が・・・まあ、良いとしましょう。気分が変わったと出禁を喰らいたくはないのでね
( 素直の意味を辞書で引いた方がいい、その辞書も図書館にありますよ!とは、言わないまま──この寮は本当に自然が多い、時折聞こえる水の音も心地良いし、この上なく良い環境で、この場を治めるのはこの生徒、素直では無いことくらい今は水に流してやってもいいくらいの体験だったことは事実。続けられた言葉に、次に遊びに来る時はやはりお昼寝用のブランケットを持ち込もうなどと考えながら少し笑った。何となく、握り直された手に力を入れて・・・鏡に向き直ったところで、己の周りから魔法の気配がすることに気がつく。それも・・・散々、昨夜から与えられた施しの魔法からしていたものと同じ気配。司書を害さない優しい魔法。キミは優しいね、などと言ったら鼻で笑われてしまうだろう、故に何も言わないまま一度だけ生徒の腕に頭突きをしてぐりぐりと頭を寄せたあと、ぼさぼさの髪もそのままに少しだけ表情を崩して )
・・・図書館に帰って、昨日買っていただいたクッキーを食べて過ごさなくては
≫ノア
わかった … !
(ヨーグルトいがいの物任せられると、元気よくコクッとうなずいて、 根菜コーナーの近くにあった、 キノココーナーにいく
ジェイドがいたら美味いキノコのみわけ方がわかるのにな、 と少し悩みつつじ ー っと観察した)
.
>>1663 カリム
お前は、商売人の息子らしいってことだ。
(みんなと、は文字通り自分も含めたみんななのだろう。それこそ、彼の器量の大きさの表れ。にこにこと無邪気に笑うその様子に、呆れ混じりの眼差しを向ける。そう言いながらも、声に棘や皮肉は珍しくない。言葉にしないが、自分とは正反対な彼には感心すら覚えていた。自分についてくる者たちを邪険にするほど落ちぶれていない。お前もそうだろ、と相手に確信めいた響きで肯定すれば、周りのサバナクロー寮生たちが色めきたつのが聞こえやはりカリムの言った通り喧しい連中だなと気まずそうに腕組みをして)
寮生が嫌いな寮長なんざ、いねぇだろ。
>>1664 ノア
そもそも寮に立ち入るのに、俺の許可はいらねぇよ。ただし、俺らのテリトリーだってことは忘れんなよ。
(嬉しそうな相手に眉を緩やかに下げる。軽い口調で、いつぞやに言った護衛を連れて来ることだと忠告したように、言葉の端にはちゃんと注意を促すような響きを滲ませて言葉を付け足す。特にこの寮は弱肉強食の世界。自分の寮長が目を掛けている存在というだけでもやっかみが発生しそうだ。特に魔法も使えない彼女には風当たりも厳しいだろう──まぁその辺は相手が一番よく知っているだろうが。ポケットから手を出そうとしたところで、繋いでいた方の腕が押される。「おい」と、ジト目で見ながらもポケットからマジカルペンを取り出す作業を再開すると、グリグリと頭を寄せてくるその動きに、呆れたように旋毛をぎゅむとペンのキャップ部分で押してやる。そんな素直じゃない甘え方にもこの二日間で慣れたもの。ヒョイと腕を回して頭を抱え込むように支えて──そのまま無造作に、鏡の中へ大きく一歩踏み出して)
もうメシの話か?ラギーといい、その食い気には感心するぜ。
>>1665 カリム
( ヨーグルトを一先ず確保し、少し悩んでからフルーツの棚に移動する。普段から多少は好んで果物を食べるからか、何となく・・・野菜よりは美味しそうなものも分かる・・・はず、おそらく。イチゴ、キウイ・・・と使ったものを腕に抱えつつ、ついでに己の買い物も一緒にして帰ろうかと必要なものを探すように辺りを見回して )
>>1666 レオナ
甘いものは別腹というやつで・・・ところでキミ、体勢が完全に傍から見たら連行される図なんですけれども。この話を途中から聞いた人がいたら、司書の最後の晩餐の話だと思われかねない
( キミたちのテリトリーだから、最初に予告したんでしょうよ・・・と思いつつ、再三の注意に頷いた。この寮の生徒の所に本を返せと言いに来ることはあまりない、故にこの寮に己がいれば嫌でも目立つし、昨日今日のことがある・・・特別扱い、だと喜ぶことはない己だが、周りからすればそれが鼻につく生徒もいることだろう。最初から床に転がって寝て、朝から雑用にでも使われればそんなこともなかったのだろうが、生憎と二度寝はしたし、誤解も使いっ走りもどちらも寮生の身に降りかかった災難だ。ぎゅむ、と頭頂部を押されると「うっ」と小さく悲鳴をあげる。離れるより先に捕獲するように腕が回ったので不満を言いながら歩を進めることになった・・・実際、何かに支えられながらの方が鏡も気が楽だ。引かれるままに鏡の中へと踏み込んで、目を閉じたまま鏡の境界線を抜ける。いつもより気持ち悪さがない、のは、この生徒が予め用意してくれた魔法のお陰なのだろう。礼は言わない、気付かないふりをしたままで居るのが大人なのだろうから )
≫レオナ
うん! とーちゃんからも将来のためになるからみんなと仲良くしろって言われたな … !
(商人の息子らしいと言われれば父親にいわれたことを相手に話して最後に まあ、将来とか関係なくみんなと仲良くするけど! と明るくつけたす、
色めきたつ寮生をみて、気まずそうに腕をくんだレオナをみてニコッと笑いつつ)
あははッ レオナがそ ー いうこと言うの珍しいな … !
≫ノア
お … !フルーツももってきてくれたのか … !
(キノコを何個かえらんで肉コーナーに、行こうとしてると先生をみつけた、
ヨーグルトいがいにも果物を持ってきてくれたっぽい相手みるとありがとな! と笑ってカゴをだして)
>>1668 カリム
はい・・・多分これでフルーツも全部ですし、そちらはどうですか?
( カゴを向けられればその中に抱えていた生徒の寮の分のフルーツとヨーグルトを入れる。己の夜食にと買う予定のオレンジは片手に持ったまま・・・さて、カゴの中はかなり溜まってきた、メモの内容的にも恐らくこれで全部だろう。他のものはいかがです?と尋ねつつ、そう言えばと思い出したように )
あ、図書館のインクが切れたのでした。取って来てしまいます、もし買い忘れがないようだったらお会計でもしていて・・・司書につけておいていいから
≫ノア
俺の方も肉かったら終わりだぜ … ! あははッ! なんでお客さんのノアが払うんだよ
(あと必要なものを聞かれると答えて、 つけておいていいと言われると突然の事ですこし驚くが、すぐに笑って断る
相手はオレンジとインクを買うと聞くと逆に)
2つだけならまとめて会計しちまうか!
>>1667 ノア
(甘いものは別腹と、つらつらと言い募る司書に、ため息まじりに「そうかよ」と呟きつつ、浮かべたのは呆れ顔というより半ば諦め顔。彼女が食べ物に目がないのは、今さら驚く話でもない。揶揄するような言葉に「ガタガタうるせぇ」と短く返し終わらぬうちに、そのまま強引に彼女諸共、鏡の中へと踏み込んだ。黒く淀んだ鏡面は、瞬く間に白い光に包まれ、空間がぐにゃりと歪む。手にしていたマジカルペンを媒介に、防御魔法を調整してゆく──人体への魔法行使は丁重でなければ事故を招く。そのあたり、イデアから魔力制御の腕を褒められるだけのことはあり、事前に施していた魔力の膜は、シャボン玉のように繊細であったが、安定して司書を守っていた。空間の揺らぎを抜けた瞬間、目に飛び込んできたのは、松明の灯る学園の景色。捕らえた司書の様子を横目に盗み見る。顔色に変化はない。攻撃から守ることは多々あっても流石にこんな使い方をした事はなかったが、どうやら上手くいったようだ。フッと小さく息を吐いて、マジカルペンをポケットに無造作に放り込んでから、鏡をくぐる前に受けた言葉への返事をようやく寄越す。その表情は相変わらず楽しげに歪められており、彼女の首まわりを囲っていた腕を離し)
……今さら落ちるほどの評判が、残ってるとはな。
>>1668 カリム
テメェも損得勘定ができるようになったかと思えば。
(料理を載せた皿を前に、カリムの言葉に呆れたように片眉を上げた。肉にフォークを突き立て、ゆるく背もたれに体を預けながら、苦笑混じりに低く言葉をこぼす。あっけらかんとしている彼に、そういうところがカリムらしいかと半ば諦めるように目を細めた。珍しいと言われれば、見え見えの演技で眉尻を下げる。どの口が!?とツッコミを入れるハイエナは今は居ない。パフォーマンスはすぐに終わり肉を一切れ口に運ぶ。空いた皿を横に捌ければ、勝手に寮生が回収してゆく。その様はなんともまぁ健気だ。弱肉強食の分かりやすいヒエラルキーが形成された我が寮にとって、ふんぞり返っていれば良いというものでもないのだ。強さは絶対。だが、その分上手く従えていなければ直ぐに反逆が行われる。適度に飴を与えるのも長の務めというもの。騒ぐサバナクロー生たちを遠目に眺め、軽く鼻を鳴らす)
あぁ?そんなに非情に思われてるとは悲しいなぁ。賢く働く奴はそれ相応の評価はする。
≫レオナ
損得 ? … はわかんね ー ! でも仲良くなれば卒業しても会える可能性があるだろ … !
(呆れたように苦笑いをうかべられても、気にしないで話を続けて、その顔はキラゞとしてて楽しそうだ)
レオナを非常と思ったことはないけどお前が素直に、そ ー うこというの珍しいな って思ってさ!
(鼻をならしながらの発言にそこまで思ってないと、キョトンとした顔を浮かべながら否定して、いつも素直じゃない相手が素直に嫌いじゃないと言ったことが少し意外だったと笑って話す)
>>1670 カリム
・・・客人なんだから、お邪魔したお礼くらいさせておくれよ
( 豪快に笑う姿に目を細めて笑って、肩を竦めつつ言い返す。まとめての会計は願ったり叶ったりだが、渡してしまってはきっとこの生徒はお金を受け取ってもくれないだろう。少しだけ悩んだ後、ゆるく手を振って )
別々で支払うか、司書にキミの分も支払いをさせて今度またキミの寮に遊びにお邪魔するか、どちらがいいですかね
>>1671 レオナ
( 甘いものは好きだ。それ以外のものはあまり好んで食べなかった・・・単純に、どれだけ新しいものを知ろうが、生き続けようが、図書館から出られない己には何の意味がなかったからだ。それを新しい物を与えて、好奇心を満たして、そう振る舞うことを許したのは他でもないこの生徒。己の蒔いた種に呆れるとは何事か・・・まあ、文句は言わないこととして。ふっと周りから魔法の気配が薄くなって、少しだけ息がしやすくなる感覚に瞬きをひとつ。離れた腕と、冗談交じりな言葉に、ふんと一つ鼻から息を抜いて生徒に向かって両手を広げた。本がふわりと宙に戻る──とても繊細な魔法を使う獅子だ、綺麗で優しい魔法を使える王子様だ、それなのに、一度堕ちた。司書だもの、知ろうと思えば生徒の身に何があったのかは、学園に来る前の情報からすべて、きっと簡単に知れてしまう。それに・・・本当は、この目で見たことがある、ひび割れた生徒の腕を、症例を確認してくれと連れ出された大会で。裏付けるように、昨日砂になった首輪を見て、ああ、やっぱりと思ってしまった。それでも己は知らないフリをして、生徒の言葉に薄く口角を上げるだけ。なぜなら、大人だから )
・・・キミ、歩き疲れてしまったから運んでおくれ
>>1672 カリム
卒業後か。大富豪のご子息様に、気安く会えんのかねぇ。
(カリムの眩しい笑顔を視界の端に捉えながら、静かにナイフとフォークを扱い、残りの肉を切り分ける。低く抑えた声でそう言う。そのセリフは自分にも当てはまる。御学友に会いたいなどというお綺麗な気持ちなどないが、第二とはいえ王族である自分と会える人など限られるだろう。冷めかけのステーキが乗る皿に視線を落とした。カリムの素直な否定には、僅かに目線を上げ、片眉を跳ね上げて涼しい顔で言ってのけ)
俺は、いつだって素直だ。
>>1673 ノア
(司書の大人びた微笑みに眉間がピクリと動く。彼女の実年齢を思わせるような微笑み――雄弁は銀、沈黙は金ってやつか。何も言わずに受け流されることに、妙な居心地の悪さを覚えながらも、それを態度に出すほど青くもない。視線をかち合わせるのみでいれば、次に投げかけられたのは「運んで」の一言で。「あ?」と眉尻をつり上げたものの、その裏にある優しさを察して一度口を閉じる。同情、憐憫であれば鼻で笑ってやったが……ソレを無碍にするほど無粋ではない。皮肉交じりに冗談の延長線上に言葉を並べなごら、両腕を広げた彼女へ向き直る。膝裏に手を差し込み、軽々と彼女を抱き上げた。歩き出す足取りは、重くもなく軽すぎもせず。ただいつも通りの、怠そうでいて堂々としたもの。腕の中に彼女をすっぽりと収めて図書館への廊下を歩き出し)
──本当に巣穴に連れていかれるみてぇだな。
>>1674 レオナ
( 巣穴・・・何だその動物を呆れながら檻に帰す飼育員のような発言は!──直ぐにそう言い返さなかったのは、少しだけ考え事をしていたから。慣れた様子で持ち上げられて、こちらも慣れた様子で腕の中に収まったわけだが・・・二日間で司書がこうして多少なり気を許せるくらいには、この生徒には害がない。ワガママに応えてくれる、世話だって焼いてくれる、それでいて年齢相応に寮生達を思いやる、不遜で大胆な態度なのは仕方がないとして・・・だからこそ、司書には未だに原因が分からなかった。瞬間的に怒りで爆発するようなタイプじゃない、何が積み重なって、何の為に、優秀なこの生徒に大会で何があったのだろう──知らないままでいた方が互いのためではある。一度目を閉じて、それから心底不満だと言いたげな表情をして緑色をじっとりと睨む。いつも通り、不満げにへの字に曲げながら薄い唇を開いた )
──・・・やっぱり下ろしてください。なんですかその、手のかかる獣を世話する時のような台詞は。レディに向かって失礼な
≫ノア
気にしなくていいのにな ~
(まとめて払ったほうが楽だと思ったが、断られるとすこし困ったように肩を落として言う、
自分がおごるのに抵抗がなくても逆は抵抗がある、 手をふりながらの選択肢にすぐに答えて)
せんせ ー におごらせるのはダメだろ、 まとめて会計しちまうからあとで金くれないか ??
≫レオナ
へへッ 俺は商人の息子だぜ … ! いつか商売でお前の実家に行くことがあるかもしれないだろ
(若干呆れたようにも聞こえる 、レオナの声にかわらず明るい笑顔をうかべ続けて腰に手をあてると会うかもしれない、そうじゃなくても夕焼けの草原に行くことはあると思っていて
皮肉を言ってマレウスやヴィルから怒られてるのをよく見てるため、素直だと言われると笑ってしまいつつ)
え ~ ? ラギーとジャックの前でもさっきのセリフ 言えるか?
>>1676 カリム
・・・ではそのようにしましょう。あと、まとめて支払うのなら先に司書に出させてください──大人を立てると思って、ね?
( 声を背中に受けつつ、必要なものを棚から取った。何だかんだ己の買い物も出来て有意義な放課後になったし、生徒には感謝しておこう。さて、生徒に向き直り・・・考える。持つものが与えるのは確かに素敵な発想だけれど、子供はもう少し大人に我儘で良いのではなかろうか。それに、この生徒のようにこの世界で生きているのならまだしも、己は・・・いつか、この世界から離れられると信じているからこそお金と言うものは使い道がそこまであるわけではない。ふん、と鼻から息を抜くと己の分は腕に抱えたままレジを指さし )
カゴ、レジまでお願いできますか?流石に、その量を運ぶのは腕を痛めそうだ
>>1675 ノア
お前から振った話だったと思うが?
(司書の視線がこちらにようやく向けられる。何やら考え事をしていたらしい。話の流れから察するに自分のことだろうと野生の勘を働かせ、素っ気なく「余計なこと考えてんなよ」とわざとらしく片眉を上げて見せた。ようやくいつもの調子で抗議してくる司書に睨まれようが、文句を言われようが、だからどうしたと何処吹く風でニタニタと笑う。こちらとしては獅子の巣穴に連れてかれた哀れな草食動物くらいのニュアンスだったが、実際相手は手のかかる子猫でもある。その為相手の苦情についても弁解も否定もせず、むしろ下ろす気などないと抱え直してみせる。「じっとしてろよ」と低い声で囁くと、暗く陰気臭い鏡の間を抜け、やがていつもの明るい廊下へと出た。角を曲がる際、後ろをついてきていた本がフワフワと浮かびながら先導するように前へと飛び出してゆく。それに呆れながら、ゆったりとした足取りで図書館へ向かう。人ひとりを抱えていようが、ハードな部活に所属しているだけありその足さばきは変わらないままで)
>>1676 カリム
ま、テメェが一番会う可能性があるだろうな。俺と直接やり取りが出来るかは別だが。
(過去に自分の家族へも無邪気に会いに行こうとした──そんな出来事を思い出し、呆れ半分、諦め半分といった色の視線を向ける。カリムは世界有数の大富豪。山とある財宝をこの学園に適当に保管していても問題ないほどの財力がある。王族とやり取りをしていても不思議ではない。手元の皿から目を離さず、淡々と食事を進めながら肩をすくめる。最後にいつもの皮肉を述べると、ニンマリと笑って。自分の周りをうろちょろするお馴染みのメンツが挙がると、はぁ?と素っ頓狂な声を出す。ジャックはともかく、ラギー辺りは明日は雨かもだとか不敬なことを述べそうではある。やれやれと嫌そうな顔をしながらも肯定すると、後方を親指で指して)
はぁ?なんでラギー達が出てくる。現に寮生共の前で言ってやったろ。
≫ノア
わかった!あとでちゃんと金額おしえてくれよな … !
(あとで自分の買い物の合計をはらえるならそれでよくて、 大人を立てると思ってとまで頼まれるとコクッと頷いた
ならんでる人はいなかった為、スムーズにレジの順番がまわってきて、いつも通りhey!小鬼ちゃんとサムに言われた。カゴを置くとノアをみて)
≫レオナ
レオナと取引するのも楽しみだけど俺 お前のにーちゃんに会ってみたいんだよ ~ !
(相手に兄がいると聞いたときからどんな人物なのか気になっていたが、まえに相手と夕焼けの野原にいったときは会えなかった、 自分が父親のあとを継いだら会えるかもしれないと思うと期待した目で
不機嫌そうなかおをするレオナにキョトンとした顔で)
だってアイツらお前のこと慕ってるからレオナの気持ちをきけたら嬉しいだろ … ?
>>1678 レオナ
・・・色々と納得はいかないが、最も納得がいかないのはこの状態に己が慣れつつある事実ですね
( それは確かに。ついでに思えば、呆れたような顔をして己を持ち上げるだろう所まで何となく分かっていたのかもしれない、生意気な表情すら見慣れてきたものだ・・・別校の眩いばかりの天使の微笑みなんて目にしたら、きっと気絶するくらいにはこの学舎の底意地の悪い気配に毒されている自覚がある。荷物のように位置調整をされつつ、降ってきた言葉と昼間らしく明るく穏やかな廊下に本がしっかりと図書館へ向かっていることを確認して目を閉じた。他の生徒の気配はほとんど無い、この状態にしたってとやかく言われることもないだろう。ついでに、この生徒は少なくとも地面に突然落とすようなことはしない・・・勿論有り得ないこととしても、仮に落とすとしても水の中あたりが妥当そうだ。安全な場所だという刷り込みは十分にされている。学園内で数少ない安全圏に、大人しく、くぁと一つ小さな欠伸をして )
──おやつの前に昼寝かな、流石に早起きの後の二度寝は眠気が抜けないものだこと
>>1679 カリム
──サム、これとあと、こっちも。まとめてよろしく・・・あー、手持ちで帰るよ。この子なら大丈夫だろう
( カゴの横に己の荷物を置き、それからサムにいつも通り声をかける。基本的に現金は持ち歩かない・・・で、月末にサムにまとめて支払うようにしているもので、いつも通り購入の記録だけを取ってもらうためのカードを差し出した。袋は?持って帰るの?運ぼうか?などこちらもいつも通り掛けられる言葉に少し考えてから・・・大量の荷物を生徒に持たせることに決めた。己の分は己で持ち、生徒の分は袋に入れてもらって生徒の方へと出してもらう。カードを受け取り胸元のポケットにしまいつつ、生徒を見遣り )
さて、帰りますか・・・持てます?
≫ノア
ちょっと重いけど大丈夫だ … !
(あんまり買い物や重い荷物をもったことがないので袋をもつときにおでこに少しだけ、 汗を滲ませよろめきそうになるが、 ノアとサムに大丈夫と言って笑った
帰ろうとする相手に)
金はいくらだった?店で買い物するとレシートってものがついてくるんだろ?
>>1679 カリム
……そりゃ、俺より難易度が高ぇな。その分俺と取引するよりよっぽど旨味はあるだろうが。
(その名が出た途端、自然と眉間に皺が寄る。“国王”という肩書きと、そこには至れない自分。吹っ切れたとはいえ、やはりいつまで経っても渇きを覚えている。眉を吊り上げながらそう簡単に顔を合わせられる相手ではないと、低い声で素っ気なく返す。期待に満ちたカリムの言葉に、うげとまた唇を歪めて。ジャックとラギー。それぞれの顔を思い浮かべれば、自然と鼻で笑うような吐息が漏れる。ジャックにとって自分は指標のひとつ。ラギーは「賞賛で腹は膨れねぇッス」と友好の証のひとつでも強請りそうだ。そもそも“そういう馴れ合い”は自分たちの性に合わない。背筋がむず痒くなりそうな光景を想像して、わずかに肩を肩を竦め)
ジャックは力をつけて将来的に俺に牙を向けるつもりだし、ラギーは生存戦略として俺についてきてるだけだ。テメェの期待には応えられねぇよ。
>>1680 ノア
そりゃ贅沢な悩みだな。解決はできそうか?
(不満げに呟かれた言葉に、思わず喉の奥でくぐもった笑い声を漏らした。どこか底意地の悪い響きが混じるのは、気のせいではないだろう。本物の王子であるこの俺を使わせておいてご不満とは──やれやれと心の中で毒を一つ。これがその辺の女性であれば恋愛映画のワンシーンにでもなりそうだが、眼下の相手は何か言いたげな目でこちらを見上げて口をへの字にしているのみ。解決の手助けをする気もサラサラないくせに無責任に解決できそうかなんて言いながら、再びクククと喉を鳴らした。そんなチョコレートの瞳もうつらうつらと睫毛が影を濃く目元に落としている。眠そうに眉が緩んだその横顔。小さく欠伸までして、すっかり気を抜いているのが丸わかりで野良猫が懐いた時のよう。二日つるんだだけで、ここまで無防備になんのはどうかと思うが……──図書館しか居場所が無かった彼女の身の上を考慮すれば、この皮肉はまた今度にしておいてやろうと言葉を飲み込んだ。視線を廊下の先に向ければ、休日だからか他の生徒の姿は少ない。気だるそうな足音を響かせながら、完全に目を閉ざしてしまった司書の提案に賛成を。一日の半分以上を寝て過ごすライオンの血を受け継いでいるだけあって、授業まですっぽかして寝ている身としては今日は朝から部活動と動き過ぎているくらいだ。つられるように欠伸を大きくひとつ)
──昼寝には賛成だな。
≫レオナ
商売もある! けどッ レオナのにーちゃんがどんな人なのか気になってさ … !
(そっけなく返された返事に首をブンゞ振りながら商売とかあんま関係なくただ友達の家族が気になるだけだ、 と明るく答える
気まずそうに肩を竦めるレオナにあったかいものをみるようにニコゞ笑いつつ)
そ ー なのか?? 2人ともいまのレオナみたいな顔しつつ褒め言葉そのものは喜びそうだけどなぁ
>>1681 カリム
ああ、いつも月末に纏めて勝手に引いてもらうようにしているものでね──今は幾らだったか分からないんですよ
( 言っていることは間違いではない、購入量が多かったり、禁書やら高価な物を買ったりするものだから安全性を考慮してそうしているだけ。荷物を何とか持てたらしい相手に、にこりと微笑むとサムに軽く礼を言いつつ店を出て・・・荷物を持っていればそこまで強くも文句は出てこないだろうと見込んでの手持ちだ、司書は悪い大人なので )
>>1682 レオナ
9割方はキミのせいでしょうに──肌触りのいいブランケットとか、今度昼寝用に買おうかな
( 笑うんじゃない、キミのせいなのだから。不満は積み重なるものだけれど、それに強く怒らなかったのは──一重に、この生徒が悪意を持って言っている訳では無いことを理解しているからだった。気の抜けた気怠い声にゆっくりと瞼を持ち上げて、思えば昨日から普段の何倍もこの生徒を酷使したものだと少しだけ申し訳なさを覚えておく。もっともっと、手荒に、粗雑に扱われるとばかり思っていたもので少し想定外だったのだ。昼過ぎの眩しい光が生徒の目やら髪やらに反射して、漠然と王たる風格とはこういうものか・・・と思った。まあ、ここまで間近で見られる機会などあったものではないので、有難い経験として記憶に刻みつけておこうと思う。見えてきた図書館に、のそのそとポケットからいつも通り図書館の鍵を取り出して、生徒の肩をぺしぺしと叩き )
ゆっくり寝てください、昨日から大分世話になってしまって申し訳なかった──で、鍵を開けるのでそろそろ下ろしていただけると助かるのですけど
≫ノア
えッ ……えええ?!それじゃあいつ、せんせ ー に金返せばいいんだッ?!
(買い物のレシートは月末にまとめてもらってる、 と聞くとガーン!とショックを受けた顔になる、
相手の計画に気づかず丸めこまれた、 と思うと落ち込んだように肩を落としすこし困ったように)
レシートきたら早くおしえてくれよ ~ じゃないと金払ってもらったの忘れそうだ…
>>1683 カリム
その辺歩いてる国民にでも聞きゃ済む話だろ。床に伏せた父親を献身的に支える、器量も大きく朗らかな御仁だってな。
(まるで天気の話でもするかのように、実の兄の評価を述べる。王宮で散々聞いた賞賛は今も鮮明に覚えている。カリムに悪気も罪はないこともわかっているが、兄の話になるとどうにも冷たい態度で構えてしまうのは最早条件反射のようなものなので開き直って不機嫌そうに眉を顰めたままで。向けられる笑みのぬるさに、じり、と椅子の背にもたれ直して視線を逸らす。「なんだその顔は」とますます眉間の皺を深く刻んだ。居心地が悪いのを脱しようと、相手の方へと話の矛先を向けようとして)
誰だって褒められりゃ悪い気はしねぇだろ。テメェ、テメェの従者だってそうだろうが。
>>1684 ノア
受け入れるって選んだのはお前の方だろ。あそこに置いとくつもりなら、俺が持ってきてやろうか?
(“キミのせい”なんて言葉を聞いて、口元が自然と綻ぶ。甘える癖はすっかり板についたらしい。だが、慣れるまで受け入れたのは相手の選択による結果なのだから、自分に非はないと軽口混じりに言ってやる。毛布と聞いて、ミノムシになっていた今朝を思い出す。彼女に教えてもらったとっておきのあの書庫に置くのならば、共有物として自分が提供してやってもいい。のそっと目を開け、申し訳なさそうな彼女に目を逸らすことなくいつもより少しだけ柔らかい声で謝罪より礼の方がいいと言って、すぐに視線を図書館の扉へ戻す。実際、自分が好きで動いたのだから司書が罪悪感を抱く必要はないのだ。全く、自分に運べと言っておく不遜な割に妙なところで謙虚なのだと肩を竦めると、その肩をぺしぺしと叩かれる──わざとらしく溜息をひとつ。鍵を出す動作に合わせて、腕の中の司書をそっと下ろす。目まで閉じていた為、てっきり寝こけるかと思ったが杞憂だったらしい。荷物をひっくり返す羽目にならず相手も自分にとっても良かった。解錠作業の相手の背中を軽く腰に手を当てて覗き込むように見やり)
謝るくらいなら、礼の一つでも言っとけ。
>1638 アジーム
睡眠はとっている。だが夜は気分が高ぶるせいかなかなか寝つけない日も多い。先日も、少しオンボロ寮周辺を散策するつもりが気づいたら夜明け近くまで散歩していた……。
(他6つの寮が門戸を広げて交流している中どういうわけかディアソムニアには、人が滅多に訪れない。だからこそ、我が寮に興味をもち、城門をくぐる者あらば、ひそかに嬉しく思うのは自然な情。たとえその喜びが表立つ事は無いとしても。楽し気な横顔を見ていると不意にこちらを仰ぎ見た瞳が、木漏れ日を映しガーネットの様に煌めいている。不調といえば日中は夜より、気分や体の調子が落ちるのだがそれも生活が困難になるほどでは無い。次に難点としてあげるは寝つきの悪さ。時間への頓着が薄い長命種のなかでも、超マイペース揃いと言わしめるドラコニアの血を感じる話をぽつぽつ語るうちに、甲斐甲斐しい彼の従者の顔が浮かび。)
そちらには気配りのよく効く側仕えがいるだろう?速やかに眠りにつけるよい方法は、ないだろうか。
>1661 キングスカラー
違う。録画やぶるーれい?の話だ。
(呆れを湛えた深緑の双眸を静かに受けとめながら、思考は知らぬ間にテレビから逸れ、幼少の頃より胸の奥に沈殿している思索へと舵を切り。己にとっては困難だと思う事柄を、他者はいとも容易くこなす事があればその逆も然り。家電の扱いを「そんなもの」と一蹴されると緩やかに、しかし力強く首を左右に振る。その所作には言葉よりも雄弁に、蓄積された苦労を物語っていて。ぶっきらぼうに投げられし言葉と同様の結論を心にくだし、視線を上げればそこに在ったはずの顰め面は忽然と姿を消していた。視界の端に揺らめく尾を追い、眼を巡らすと獅子は程近い歴史書の棚の傍らに、佇んでいる。購買に並ぶ書籍の多くは、学生向けに取り揃えられた物ばかり。授業で取り扱われる内容は広く浅く抑えられるが目の肥えた子猫には、物足りないのではと思ったが先入観だったようだ。彼の興味心を射止めた一冊を会計へ向かうついでに見て行こうと背後より覗き見たのならば。)
横着なお前が本一冊のために出向くとは……しかし、その手の本なら図書館の方が、豊富に取り揃えているのではないか
>>1685 カリム
・・・んふ、そうですね。また届いたらお声がけしますよ
( 目に見えて困惑した様子の生徒に少し表情を和らげる。丸め込まれて、騙されやすそうに見えてもアジーム家の長男だ──色々な縁あってきっと結局はこの生徒に不利のない形に収まるのだろう。さて、生徒はこのまま鏡舎に戻るのだろうし、司書も荷物を図書館へ持ち帰らねばならない。少し考えたあと、ゆるゆると手を振って )
寮までお気をつけて・・・今度、是非図書館へ遊びに来てくださいと、絨毯さんにお伝えくださいな
>>1686 レオナ
キミが選ぶものはきっと質が良すぎる──礼の一つねぇ、
( この生徒の部屋の調度品を見るに、雑多に物を散らかす部分はあっても一つ一つは非常に質がよく明らかな・・・品のない高級感というよりは、良い素材と確かな腕で作り上げられた最上級品といったもの達の集まりだったように思う。そして、この生徒自身が司書に渡してきた服やらを見ても同じことが言える。昼寝に使うには惜しいものを貰っては、手入れも含め身の程に合わない。小さく首を振って、地面に着いた足を扉に向けた。古びた鍵束のうちの一つを鍵穴へ。いつも通りに解錠をしたところで、軽く顔を上へと上げて緑色と肩越しに目を合わせた。どうせ素直な言葉しか受け取って貰えない獅子相手にわざわざ遠回りの皮肉をいうこともない )
・・・楽しかったし、最高の寝心地でした、誰かが居るというのは存外悪くないものですね──沢山世話をかけました、ありがとう
≫レオナ
あ … ッ ご、 ごめんな! 気になっていろいろ聞いちまった …
(話してくうちに、レオナの態度が冷たくなっていき鈍感な自分でも聞いちゃだめな話だとわかった、傷つけてしまった相手に申し訳なさそうに謝って、
相手は悪い気しないと言ったが、いつも褒めてもジャミルにはそうか、 とクールに流される。喜んでるのを想像できず腕くみ)
ジャミルが …う ー ん……
≫マレウス
そんなにか …ッ ! でも2人は寝てたんじゃないか??
(睡眠はちゃんととってるとききホッとしたが、その後のはなしをききマレウスも夜更かしとかするんだな、 と思いつつ相手が監督生と仲いいのを知ってるため聞いた
よく寝れる方法をきかれると首をかしげて少し考える)
うーん … 眠れないときはあったかいもの飲みといいって聞いたことあるぜ … !あとは運動したり…
≫ノア
ああ … !金はらわせてくれないなら魔法の絨毯で空中散歩はなしだぜ … !
(自分はかなり忘れっぽいからこのことはジャミルにも話そうと決めて、
図書館にさそわれると頷きつつ、相手が魔法の絨毯にのりたがってたのを思い出す、帰る相手にいたずらっぽく笑いながら少し驚かせて)
>>1687 マレウス
録画もブルーレイも、結局は“再生ボタン押すだけ”の話だろ。イデアにでも頼めよ。お前用の“らくらくリモコン”を作ってくれるかもしれないぜ。
(たどたどしく文明の利器の名を挙げたマレウスに、これは道が険しそうだと呆れと笑いが半分混ざった声でピシャリと言い放つ。機械音痴の奴を見たことはある。王宮の老いぼれが文明に置いてかれている様だとか……しかし触ればぶっ壊す、彼の得意な魔法で直しもできないとは呪いでも掛けられているのではなかろうかと疑うレベルだ。かと言って、頼まれても手助けなどしてやらないが。丁度青い頭の彼を思い出す。知り合いの中で一番機械に明るい男……彼奴ならば、マレウスにでも扱えるナンカスゴイキカイでも作れるのではないか。らくらくフォンなんてものがあるくらいなのだから、さらに機能が少ないリモコンくらい作れるだろう。脳内で「いや拙者を巻き込まないでもらえます!?」と悲鳴をあげているカイワレ大根を平たく伸ばしてマレウスに無情にも提案してみる──全ては愉悦の為に。本を手早く捲って内容を一瞥していれば、強い魔力と気配に振り返る。今度は彼の方から近付いてきたらしい。珍しい事もあるものだと、こちらを覗き込む姿になんだよとジト目を返すと、彼の視線の先は自分の手元。相手の意見は最であり、自分もその予定だったのだが、生憎目当ての本は全て貸出中。そりゃ課題に出ているくらいなのだから借りに来る奴は多いとは思ったが、二度三度と図書館に行くのも面倒くさい……かと言ってこれ以上課題を提出せねば教師の堪忍袋の緒は爆発するだろう──とまぁ、「一言余計なんだよテメェは」と言った該当部分もまさに正しくはあったのだか、横着だからこそ金で全てを解決しようとしているのであった。最後に吐いた言葉には本への興味の薄さと、二度手間を食らった苛立ちが滲んでおり。眉尻を跳ね上げながらチラリとマレウスの手元へ目線を流す。彼の肩越しに並んだ書棚を横目に、どこか意地悪げな笑みを浮かべて、問う)
図書館で順番を待つくらいなら、買った方が早い。……で、お前はさっきの漫画は買わなくていいのか?
>>1688 ノア
──良すぎて悪いことはねぇと思うが……使うのはテメェだしな。好きにしろよ。
(質が悪いならよく聞くが、良過ぎてダメとは──先程からなんたる贅沢な。相手らしい言い分にフッと笑みをこぼす。気に入ったものを選ぶことに慣れ、遠慮しない自分としては考えられないことではあるが、だからこそ相手の遠慮に気づいたとしても無理に押しつけることはしない。使うのは相手自身なのだから、意見を尊重するのも当然と言えるだろう。それに、質の良過ぎる物を与えて萎縮されては本末転倒。今回はアッサリ引くことにし、重心を片方の足へと傾ける。扉の前で振り返ったノアの焦げ茶の瞳が、窓から差し込む光を受けて美しく輝く。──やはり、明るい場所の方が彼女にはお似合いだ。そんなことを思っていると、要望通りの素直な言葉が告げられる。孤独だったらしい彼女が、自分といて楽しかったと告げる……これはきっと、彼女にとっての最大限の謝意と信頼の証なのだろう。上出来だと返して、そっとその頭に手を乗せてくしゃりと撫でる。どこか慣れたような穏やかな手つきは、まだ小さい甥っ子に無理やり付き合わされた経験の賜物。それから、刺のない春の日差しのような笑みをひとつ贈る。鍵の開いた扉に手をかけ、そのまま押し開ければ、歴史ある学園らしく扉の蝶番が音を立てた)
……上出来だ。どういたしまして。
>>1689 イデア
( / 本体様、いつもお疲れ様でございます!どうかご無理はなさらずお過ごしください!昼夜の気温の差も激しいので、お体にお気をつけて・・・! )
>>1690 カリム
おや、意地悪を──
( 忘れないようにする努力に合わせて、こちらを脅すことにしたらしい。おやまぁ、と軽く肩を竦めるだけで微笑んでひらひらと手を振った。まあ・・・考えられることとして、生徒の従者に仮に情報共有をされたとて、その従者はこちらの意図と望んでいることを察してくれるだろうから気にはしない。さて、生徒が無事に物を落とさずに寮に戻れればいいけれど── )
>>1691 レオナ
( 緩く口角を緩めてほんの一瞬目を伏せる・・・子供らしくない配慮と気配りだ、呆れるほど察しがいい。それでもまあ、己以外にこの生徒があの部屋を使う時に仮にも使うかもしれないというのなら──少しだけ良いものを用意しておこう。視界の中に捉えていた姿が揺れて、頭の上に手が乗った。どうにもこの生徒は司書を幼い子供のように扱うことがある・・・が、まあ褒める手段がコレなのだろうと前向きに判断をして大人しく受け入れることとする。ぱさりと目にかかった前髪の向こう側・・・優しい笑み、穏やかな緑色、意地の悪さなどない、あたたかな・・・それはまるで、王様が民に向けるそれと酷似していて、一瞬だけこの生徒の過去を覗き見たようで胸が痛くなった。開かれた扉に目を向けて、悟られないように図書館へと踏み入る。インクと古い紙の匂い、ほこりっぽくて、それでも落ち着く馴染みのある空気に、ほっと一息つくと、自ら元の位置へと戻りに行った本を見て告げて・・・それから、いつも通り意地悪く目元を歪め )
──本の返却手続きはしておくよ。ちなみに、歴代の寮長でも、あの本に猛抗議された人はいませんでしたね
≫ノア
ジャミル ー いまちょっといいか 。話があるんだ … !
(相手とわかれて寮にかえると忘れないうちにジャミルにノアから、 買い物の金を払ってもらったことを話した、
ジャミルは驚いたあといつも通り、頭に手をやり。何教師におごられてんだ。 まったく、月末になったら図書館にいこう、 と呆れながらも賛同してくれた。そこから月末になるのを待って)
>>1690 カリム
別に。今さらテメェに言われたくらいで気にするようなタマじゃねぇよ。
(慌てて気遣われると苦虫を噛み潰したように顔を顰めながら首を緩く横に振る。顔こそ険しいものの、それは相手に気を遣わせてしまったという居心地の悪さによるものが大きい。実際実の兄にもこんな感じのつっけんどんな態度をとっているまだまだ青さ残る獅子なので。口調こそいつもの気だるさのまま。「いつもこんなもんだろ」と肩を竦めて付け加える。悩み始めてしまった相手を小さく鼻で笑って、目線をカリムへと上げる。彼の従者の気持ちも理解出来る。彼の比較対象は目の前にいる張本人のカリム──その人に褒められても素直に認められないのだろう。自分は正当評価されていないと他を見下げていた彼のことだ、その根は深い。そう言いながら、フンとこの場にいない彼をからかうように口元をニンマリと歪ませ)
アイツは素直に受け止められねぇだけだろ。
>>1692 ノア
(扉が開かれると、インクや埃臭さが廊下に雪崩込んでくる。その中に身を投じた彼女の肩が落ちるのを見て、改めて彼女の縄張りである事を実感した。やや遅れてその後ろ姿を目で追いながら、静かに息を吐く。頭に手を置いた瞬間、彼女の瞳が揺らめいたことに気付いた──だが、それを言及することはない。そもそも旨味もなさそうだし、思想は自由だ。頭の中ではどんな事を思ったって誰も罰することは出来ない。故に、相手がいつも通りに意地悪く返してくるなら、こちらも応じるまでだ。カウンター越しに戻るその姿に「律儀なやつだな」と胸の内で呟きつつ、さも当然かのような態度でつかつかと図書館の奥……あの部屋へと繋がる扉へと向かいながら、わざとらしく「ああ、それはそれは……」と大袈裟に声のトーンを上げる。花が咲くように指先を広げて掌を上に向けヒラヒラと振ってみせて)
──ああ、頼んだ。お前が管理するものの“初めて”までいただけるとは、光栄だな。
≫レオナ
い ー んだ、 飯中は楽しい話がしたいだろ … !
(気にしてないと言っても兄のはなしをしてる相手の様子は嫌そうでこの話はしないほうがいいと思い、ニパッと笑えばこの話はもうしないと誓う、
口元をニンマリと歪ませる、 レオナにキョトンとしたあと素直じゃないと聞けばまた考える顔になり)
アイツがすごいやつで、感謝してるのも本当だからちゃんと受けとってほしいんだけどな ~
>>1693 カリム
( 月が終わり、新しい月がやって来る頃、図書館にはサムから毎月恒例の手紙が届く。何だかんだ付き合いも長い彼からの手紙は幾らか・・・それこそ、禁書だとかは高くつくので魔法で閉じられた封蝋を、これまた特殊なペーパーナイフで切って開ける。つらつらと並んだ文字を眺めて、月の半ば頃に食材名の並んだ日を見つけ、緩く目を細めて手紙を棚へとしまった。子どもに食べ物を買い与えることくらいは大人として当然ではある、が、あの時の生徒の顔と来たら面白いものだったと )
>>1694 レオナ
──もう少し素敵な形で奪っていただきたいものですけれどね
( 生意気にも手を振る様子に肩を竦めて、勝手知ったる様子で先へと進む生徒を咎めるでもなく・・・まずは己の仕事を片してしまおうと、慣れた様子で小さな引き出しから貸し出し本のタグを取り出して印を押す──本がついて行くことを決めたとき、それは生徒への貸し出しではなく、本の外出に近い。印が押され、さらさらと灰になった紙切れを払った後、1泊分の少ない荷物を持って自室へ・・・とその前に。生徒の背中に声をかけておく、とはいえ生徒が部屋を使うのならば、元々は部屋を譲る約束だもの、己は自室で眠ることにしようか──どちらにしても一先ずはこの身体に染み付いた他者の匂いを落とすことが先だけれど。気にしていなかったものの、図書館に戻るとどうにも落ち着かない )
・・・キミ、司書は一旦荷物を片付けるけれど、好きに過ごしておいてくださいね
≫ノア
ノアいるか ー ?
(月末になり図書館にいく、 はじめはアタッシュケースにあるだけの金をつめて、もっていこうとしたが、ジャミルにとめられ袋をわたされた。あいつはこれだけあれば足りる、 といってた、
図書館にくると相手を探すように歩いて)
>>1695 カリム
……テメェに気を遣われる日が来るとはな。
(フォークを口元に運びながら、チラリと彼を一瞥し。気を遣ってもらったというのに、相も変わらず皮肉めいた言い回しだが、ハッと笑った表情には内心自分への苦笑も混ざっていて。テンションの下がったままの相手に、フンと吐息を漏らし。そもそも仕事で自分に引っ付いている奴に感謝を述べる必要性すら考えられない。その分の恩恵を従者の方は受けているのだろうし。と考えるも、価値観の違う相手に言った所で暖簾に腕押し──蛇野郎のケツを拭いてやる気はさらさらないが、喜怒哀楽どころか何を考えているのか顔に出るタイプのカリムなのだから、そんなこと言わなくても分かるだろうとそれらしい事を並べて)
聞いてはいるんだからいいじゃねぇか。第一、誰よりお前のこと見てんだから言わなくても分かってるだろ。
>>1696 ノア
(紙が燃え、魔力の匂いが鼻につく。それに視線ひとつもくれないで「もっと素敵に奪ってほしい」という台詞にも聞こえなかったことにしてドアノブに手を掛けた。自分の寮とは正反対の陽の光が届かぬ涼しい空気が足元を抜ける。中に入ろうとしたところで、彼女からの声が背中に届く。気遣いが含まれるその一言に、当然だとふてぶてしく返す。何様俺様レオナ様といった態度であるが、その言葉には“お前も勝手にしろ”という意味を含ませていて。昨夜一度来ただけの道ではあるが、彼女が歩いた形跡が残る棚の隙間を抜け、貰った鍵で手際よく開けると相変わらずさも大きな庭のある家の窓のような景色が平坦な窓から広がっていた。まだ読んだことのない書物にも興味はあるが、今は睡眠の方が優先順位が高い。設置されたソファに横になると、肘掛けに行儀悪く足を乗せ)
お前の縄張りは、俺の縄張りでもあるようになったんだから当然だろ。
>>1697 カリム
──おや、こんにちは
( さて、サムには内容に不都合がなかった旨を伝えている、ついでに何冊か追加で気になっていた本を頼んだし、毎月の事ながらつつがなく終わったと言えよう・・・突然の来客を除いて。聞こえた声に自室と図書館とを繋ぐ扉を開き、姿を覗かせる──月末に、と言った発言を覚えていたのだろう。律儀なことだと肩を竦めつつ、生徒に声をかけ )
>>1698 レオナ
( 暴論だ・・・と呆れたような目をしつつ、自室への扉をくぐった。荷物を片付け、シャワーを浴びようと浴室へと向かって──温かい水を頭から浴びながら、ふと生徒の言葉を己の勝手に咀嚼する。司書の縄張りは生徒のものであったとして、縄張りを守護する矜恃を持つ彼らからして・・・まあ、粗野には扱わない、気遣い無用ということだろう。素直では無いが、素直な言葉だこと。生徒がそう言うのであれば、といつも通りの部屋着に貰い物のブカブカのスウェットを着て、タオルを首に掛けたまま──少し悩んで、クッションと多少なり肌触りがいいブランケットを抱えると別室へと繋がる扉を開けた。案の定、尊大な態度でソファーに横になっている生徒を見遣ると、小走りに近寄り・・・生徒の上にそれらを落とす )
──キミの部屋のものよりは劣るけれど、もし良ければ使って
>>1700 ノア
(ソファに背を預ければ、おやすみ3秒とはこの事。静けさと、窓から差し込む人工的な光に照らされる中、規則的な寝息だけが響きわたる。暫くして、扉の開く気配に耳がピクリとそちらを向く。フッと浮上する意識の中まだ起きたくないと瞼は引っ付いたまま。男とは違う軽やかな足音に、目を開けずとも正体は瞼の裏にクッキリと浮かぶ。ふわりと落ちてくる重みを腕で反射的に受け止め、ようやくゆっくりと瞼を持ち上げる。案の定、こちらを覗き込む人物は司書、その人で。腹に毛布を置く。その手触りは確かに自分が所有するものよりも劣るだろうが、そもそもが自分より良い質のものを取り揃えることが出来る人物などひと握りなのだ。彼女が注釈をわざわざつけることでもない。相変わらずだなと呆れ半分のまま、ソファの背もたれに腕をかけ、半身をゆっくりと起こした。自分にはあれ程早く拭けと言ったくせに、タオル1枚引っ掛けて出てくるとは……意趣返しで、肩に引っかかったタオルに手を掛け毛先を挟みこむように拭って)
言われなくとも、お前に高級品を期待してない。俺には「早く乾かせ」だの言っといて、そっちはそのままか。
≫レオナ
なんだよそれー !相手のきもち無視して話したいこと話さないって … !
(相手の意外そうな言葉きくと、 すこし目をひらいて驚く、 俺ってそんな空気よめない奴にみえるのかと思うとやや複雑な顔になる、
レオナの、それらしい事をききそ ー かな?と、 納得しかけたがすぐにキラゞと光属の笑顔うかべて)
でも言葉にしなくちゃ伝わらないものもあるからな … !
≫ノア
へへッ …! ノアひまなら絨毯で空中散歩しにいかないか … ?
(相手は月末支払いのことを隠してた為もしかしたら自分から金をうけとり辛いのかもしれない、そう考えると小袋をサッとうしろにかくす、
いつも通りニコゞ明るく、笑いながら約束してた散歩にさそってみる)
>>1701 レオナ
キミが拭く手伝いをしてくれても良いのですよ?
( 目を閉じていて、それでも確実にこちらの挙動は理解している動きはある種、普通の人間には出来ない技だ。関心しつつ、ゆっくりと覗いた眠気を孕んだままの瞳を見下ろしていれば少しだけ目線が近くなる──確かに、この生徒の普段使いレベルの品を用意しようと思えば、まずは専門家を呼ぶところから始まるだろう。小さく笑うように息を吐いて・・・これ以上、眠りの邪魔をするつもりもないと去るつもりでいた、が、伸ばされた手に少し動きを止める。頬に落ちた水滴が少しだけ遠回りしながら伝っていく感覚に、言葉を思い出すように冗談を並べて。絨毯を濡らす前に、雑に手の甲で滴を拭いながら目を伏せて、それでもほんの僅かに口角を持ち上げ )
・・・司書が可愛らしい獣を閉じ込めてしまいたいと知っていて、無防備に眠るのはどうかと思いますよ、本当に
>>1702 カリム
・・・それは、素敵なお誘いだこと
( 聞こえた言葉に少しだけ驚いたように固まったあと、ぱっと嬉しそうに頷く。何かを隠したことには気がついていて、言及しない事が己にとっては吉だろうと踏んだのだ・・・いや、それ以上に絨毯には乗ってみたかったし、空も飛んでみたかった。素敵な知らせだと目元を緩めたまま・・・空を飛ぶ、ということは図書館の外に出るということで、風を受けるということは、肌寒いのかもしれない。ストールでも持ってこようと自室へと再度踵を返して )
──羽織を持ってくるから、少し待っていてください
≫ノア
乗ってみたいってまえ言ってただろ … !
(もしかしたら隠しごとはきづかれてしまったかもしれないが、 嬉しそうに頷く相手みると嬉しくなり自分も笑顔をかえした、
羽織をとりにいくと言ったノアにわかった!、 と言って帰ってくるのをまつ)
>>1704 カリム
( よく覚えているものだ・・・と、部屋に戻り適当なストールを手に取りながら思う。少し外に出るだけなら、図書館に鍵を掛けておくだけで十分だろうと鍵をポケットへ放り、元来た道を戻った。小走りに生徒の元へ──それから、ゆるく首を傾けるようにして赤い瞳を見上げ )
司書のこと、落とさないでくださいね
≫ノア
そんなに危ないとびかたすると思われてんのか…
(戻ってきた相手から落とさないでくださいね、 といわれると信用されてないなぁ、 とすこし残念そうに肩をおとした、
おとした肩をあげて心配するノアに)
まえに監督生たち乗せたことあるし大丈夫だって … !!
>>1702 カリム
良くも悪くも、テメェは考えてることがすぐ口に出るだろ。
(そこまでは誰も言ってねぇが……と心の中で思いジト目を向ける──相手に悪気がないのはわかっている。だが、それが余計に厄介なのだ。だから先程のように無碍にできず、こちらの落ち度になる。得な性分というやつだろう。手のひらをヒラヒラと胸元まで掲げながら。ブレーキが掛かったと思えばアクセルを尚も踏み込もうとする相手に、その理論は一理あるだろうと前置きをした上で、ニヤリと口角を上げて意地悪く笑って)
テメェが静かに過ごしてることが、一番の礼になったりしてな。
>>1703 ノア
なら大人しく座れ。
(「拭いてくれてもいい」と素直じゃない物言いに、ククッと喉の奥で笑って肘掛けに引っ掛けていた足を床に下ろす。背もたれに引っ掛けていた腕はそのまま自分の隣を軽く叩き、彼女を見上げる。彼女が自分に甘えたいというのならば、今朝自分の髪を拭いた借りをここで返してやってもいい──睡魔は既に波のように引いており、他生徒から称されている世話焼きが顔を出していた。彼女の毛先から手の甲にタオルの裾を引っ張って当てると、濡れた表面を撫でるように拭い取って。忠告とも取れる戯れの言葉に、そのまま瞼を押し上げ愉快そうに片目を細め、挑発するように司書を正面から見据えて、白い牙を見せニヤリと笑う)
──テメェがそこまで非道になれるのか、見物だな。
≫レオナ
そッ、 そー だけど …… お前の家族のことよく知らなかったんだよ …
(もっともな指摘をうけるとオロゞして、相手の家族関係を知っていたら聞かなかった、 と若干言い訳のようになってしまったがしょんぼりしながら言う
ニヤリと口角を上げて笑うレオナをみたあと静かな自分を想像しては笑って)
それはそれで静かなお前は気味悪い、 って言われそうな気がする … !
.
>>1706 カリム
キミを疑っているわけではないですとも、ただ絨毯で飛ぶだなんて経験──生まれて初めてなものだから
( 監督生・・・というと、あのオンボロ寮の。随分と破天荒なニュースが飛び込んでくる彼の人と司書を一緒くたにしないでいただきたいところだが、魔法が使えない身としては同類なのだろう。くつくつと小さく笑いながら、生徒の顔を下から覗くように見上げ )
楽しい空の旅、期待していますよ
>>1707 レオナ
──おやおや、それを挑発と取って本格的に策を練りましょうかね
( 座れ、と示されたソファーをちらりと見遣る。濡れた手からもそっと水気を取って見せる様子に、これは施しモードだなと勝手に解釈して言われるがままにソファに座った。拭きにくいだろうと、ソファに膝を抱えるように横向きになおれば、特に何を言うわけでもなく──いや、最後に聞こえた言葉に対しては揶揄うように言葉を並べながら目を細めたが、ふるふると首を緩く振って重たく水を含んだ髪を少しだけ乱す。生徒ほど毛艶がいいわけでもなければ、頓着があるわけでもない。あとは任せてしまおうと警戒すらしないまま、くあっと欠伸を一つ )
・・・意図せずキミの睡眠の邪魔が出来たようで何よりだ
>>1708 カリム
別に、悪いとは言ってねぇだろ。怒ってもねぇよ。
(普段は従者を振り回しているというのに、自分の発言に一喜一憂するカリムに対し、どこか呆れたように眉尻を上げた。ニンジンのグラッセは見なかったことにして皿の縁にナイフとフォークを揃えて置く。散々第二王子であるというのはこのような所作や噂などで耳にしていたとは思うが、大家族で仲睦まじいカリムにとってはそんな家庭がある事すら知らなかったのやもしれない。「俺の家族のことを知らねぇのもは当然だ。俺が話した覚えもねぇしな」と、淡々と付け足して。それは咎めるでも、フォローなんて温いものでもない。あくまで事実としての言葉。その上で、「とはいえ、知らねぇくせにズケズケ尋ねるのが“カリム・アルアジーム”だろ」と、どこか愉悦と皮肉とが入り混じった声音で言ってのける。カリム同様、もっと言うことを素直に聞いてくれれば──だのという苦情は散々聞いている身。従順で物静かなカリムがいれば、従者はそうであれと自身が願っているクセに、気味悪がられる姿は想像に易い。だがまぁ現金なのは蛇もこちらのハイエナも同じ。理由が分かれば利用しようとはするはずだ。少しの間マンツーマンで従者のお悩み相談をした自分にとって彼の要領の良さは理解しているつもりだ。まぁ、この獅子は面白そうだからという理由だけその主人のお悩み相談にも乗っているだけなのだが)
確かに不審がられるとは思うが、蛇野郎はいつもより動かなくていいし、悪い案じゃねぇだろ。
>>1709 ノア
テメェの睡眠削ってまで俺の邪魔か。精が出るこったな。
(ソファに横向きにちょこんと収まった司書に合わせるように彼女の背に向いてから、右の足首を左太腿に引っ掛けるようにして緩やかに足を組む。ブルブルと頭が振られると髪が散らばる。その動作は犬が水浴びをしたあとのソレのよう。サバナクロー寮に一晩いただけで野生化したのかと思われる仕草に興味深そうに目やり。毛先の雫が彼女の服を濡らす前に頭をタオルでそっと包み込んだ。レオナ・キングスカラーのイメージとは不似合いなほど丁寧な動きで、タオルは水気を吸っていく。王宮で自分がされていた所作を、今こうして誰かに返しているという事実は不思議な気分になる。ふにゃふにゃの声の彼女を笑うように風魔法が髪を靡かせ、湿度に敏感な書庫の為に手早く水気を飛ばしてゆく。警戒心の無さ丸出しの司書は、自分が急所である首元に触れたとしても丸まったままだ。ひと回りもふた回りも大きい服の襟首が彼女の白い項を剥き出しにさせている。そこにタオルを突っ込んで水気を拭き取ると「おら、終わったぞ」と湿気ったタオルを肘掛けにポイと投げて)
>>1710 レオナ
・・・いつもより、髪がふわふわな気がします
( ええもうそりゃあ嫌がらせほど楽しいことはありませんからね!──だとか、仮にも大人の風上にも置けない言葉は寸出で飲み込み、少し軋んだソファーとそっと触れる大きな手に目を閉じた。このまま首をへし折ることだってやろうと思えばできるだろうに、最初から最後まで手つきは優しく丁寧なまま、柔らかい風が髪を撫でて、何束かがぱたぱたと頬を叩く感触に瞼を持ち上げる。最後に無遠慮に拭かれた首元に、流石に驚いたように肩を揺らしたものの、乾ききった髪に指を通して満足げに口角を持ち上げ──はてさて、髪が乾いたなら司書は昼寝タイムと洒落こもう。のそのそとソファーから降りて自室に戻るべく、畳んでいた脚を伸ばし・・・視界に入ったのは、先程適当に放ったブランケット。思えば、嫌がらせにフリフリのラブリーなものだとか、可愛らしいぬいぐるみだとかを用意しておけば、眠気眼の生徒の腕に抱かせることが出来たかもしれない。撮影でもして、生徒の寮生にでも差入れたら喜んで貰えたかもしれなかった・・・と眠たい目を擦りつつぼやく )
しまった、せっかくキミに渡すのならキュートなうさぎさんの抱き枕だとか用意しておけばよかった──・・・
≫ノア
おう任せとけ!
(絨毯でとぶのは初めてときくと、落ちないか不安に思って当たりまえか、 と納得しつつ、
下から覗かれるとニッ、 と明るく笑って答えては相手のてをつかんで)
絨毯を迎えにいこうぜ … !
≫レオナ
お前ほんとは怒ってないかぁ … ?
(怒ってないというわりにさっきから自分の短所をバンゞ指摘してくる相手に、すこし顔をのぞくようにして言う
ジャミルが喜ぶときき、 相手のいったことをもう一度と考えたあと)
大人しくすごす、 かぁ………むずくね?
>>1711 ノア
そりゃ良かった。
(流石に首裏に触ったらビビるのか。と、大袈裟に肩を震わせた相手にクスクスと笑う。彼女の意識は首裏から直ぐに髪の方へ──本当に意識が色んな方向に向く姫様だと、ご満悦そうな相手に、ふっと息を抜いて笑う。そりゃ第二王子がわざわざ魔法まで使用して仕上げたのだ。均一に風が吹き付けられ、ふんわりと仕上がった髪は、日頃適当に熱風を浴びせるものとは違うだろう。と、原理はあるが、当事者が満足するのであればそれだけで良し。澄まし顔で他人事のように返事をすると、自室へ戻ろうと立ち上がる司書の手に片手を伸ばして軽く触れる。獅子に兎を与えられたら可愛いどころか食物連鎖の図の完成にしかならないと思うが、彼女の中ではさぞかしキュートに思い描かれているらしい。眠気の限度がきてそうだというのに、未だに自分へのちょっかいを止めない彼女は、懸命に眠気に抗いながら飼い主と遊ぼうとするようで、口元だけで笑いながら低く囁く。触れた指先に、己の指先を絡めてほんの少しだけ力を込めて)
キュートな子猫なら、ここにいるな。抱き枕を用意してくれんのか?
>>1712 カリム
心外だな、俺はかなり気が長いほうだぜ。
(こちらを覗き込む大きな瞳に、細い瞳孔を向ける。本当に怒って仕返しをしている訳ではないのだが、まぁ強いて言うなら事実陳列罪にあたるだろうか。心外だと肩を竦めて見せるものの、その発言の信憑性は怪しい。何故ならこの王子はどこぞのウツボ程とは言わないが自分の機嫌優先男なので。しかし外野から有無を言わせぬほど堂々と胸を広げて言うのだから、周りの生徒達の多くが「はいダウト」という顔を浮かべただけなのであった。静かに暮らすことが難しいとハッキリ即答した相手に、はぁ?と冷めた目を向けながら、昼寝でもしてろと投げやりに告げる。しかし言っている張本人が出席単位が足りずに留年までしているので、やはり説得力に欠けるだろう。しかしそこは何様俺様レオナ様、それはそれ、これはこれ……と自分のことは棚に上げ、お坊っちゃんらしくデザートの果実に手を掛けて)
普通に授業受けて、暇な時は昼寝でもしてればいいだろ。
≫レオナ
たしかに … ! レオナが本気でおこったとこ見たことねーや!
(不機嫌そうだったり鬱陶しそうにされたことはあるが怒鳴られたことはないな、 と。そう思うと気が長いという言葉もわかり、素直にうなずく、
てきとうな返答を聞くとすこし困った顔になったあとワガママを言うように)
え ~。 レオナは楽しいかもしんね ー けど眠くないのに寝るってつまんね ー よ!
.
>>1712 カリム
( ぱっと掴まれた手に、きょとんと目を丸くしつつも緩く頷いて引かれるままに歩き出す。図書館を出て、一瞬「鍵だけ締めますね」と片手で扉を施錠して。絨毯を迎えに行く、というのは、何だかとってもロマンチックだ・・・馬車も王子様も迎えに来るものらしいが、届く範囲なら取りに行くのが正しいだろう。僅かに目を細めて、揺れる生徒のカーディガンを眺めながら )
──それにしても、箒以外のものも空を飛ぶとは・・・魔法は面白いものですね
>>1713 レオナ
( 強制力を持たない手つきでその場に留めおくことが上手い生徒だ、とソファーに腰掛けたままの生徒を見下ろして考える。僅かに丸みをおびた耳、揺れる尻尾、艶のある髪の毛に穏やかな森のような瞳・・・司書からすると、尊大な態度も獅子らしく可愛らしいものなので、フリルのついたクッションでも生徒には似合いそうなものだと思うが──その実、重厚なベルベットがこの王子様に誂られるのだろう。絡んだ指先に引かれるように一歩、生徒の方へと進んでから空いている一方の手を伸ばして・・・生徒の頭に触れる。よしよし、と大きな猫を撫でるように手を這わせながら逃げる言い訳をそれとなくグルグルと必死に考えた。シャワーは浴びてしまったし、着替えてしまった、第一この生徒がこの場で寝ていた時点で匂いが移るから、いつものように近寄るなとは言えないわけで・・・ )
──あいにくとキュートではない司書は、抱き心地のいい毛皮もクッション性も持ち合わせておりませんが
≫ノア
ほかの国にも空とぶ〇〇 みたいなのがあるかもしれない … こんどと ー ちゃんに聞いてみるか … !
(カギが閉まるのをまつ、相手と空を散歩するのははじめてなため楽しみにしつつ、驚く相手にそうだったら楽しいな、 と思ったことをニコゞしながら話した)
>>1716 カリム
( 絨毯も箒も、一部生徒はそもそも宙に浮いているし、図書館の本もひとりでに空中を散歩する世界・・・夢でも見ているのかと言われそうだが事実なので。肩を竦め、廊下を進みつつ少しだけ困ったような口振りで笑う )
まあ、本も飛ぶ世界なら有り得ますね──ベッドごと飛んだりしたら面白いのに
≫ノア
あッはは … !空とぶベッドか ー シルバーにプレゼントしてやりたいな!
(空をとぶベッドときけば面白そうに笑いつつ、よく道の途中や庭などで寝てるクラスメ ー トを思い出した、
話してるとスカラビアの鏡がみえてきて)
>>1718 カリム
・・・授業にそのままやって来そうな数名が思い浮かんだので、やっぱり却下で
( シルバー、というとディアソムニアの騎士殿か・・・と少し記憶を探ってみるも、脳内にある彼の姿はどうにも寝ているものばかり。ついでに何名か昼寝常習犯の顔がチラついて、ゆるく首を振って無かったことにした。さて、見えてきた鏡に何となく生徒の手を握っている手に力を込めて、ほんの僅かに目を伏せ──実際、鏡を通り抜ける感覚は何度繰り返しても慣れない )
≫ノア
レオナとかか? アイツは教室じゃなくて植物園に行っちまいそうだけど … !
(授業にそのままやって来そうときくと、シルバーのつぎに寝てるとこをみて、有効活用しそうな先輩の顔がうかんだ、くすゞ笑ってると強く手をにぎられて、
目をふせるノアに心配そうな顔をしつつ)
鏡怖いか??
>>1714 カリム
怒るってのはエネルギーがいるだろ。わざわざ誰かのために使ってやるほど、俺は暇じゃねぇ。それに、リドルみてぇにいちいち噛みついてたら、キリがねぇだろ。
(100人中99人が嘘つけと思うような獅子の発言であったが、どうやら目の前の相手は例外の1人だったらしい。丸め込まれ納得した様子のカリムに気を良くすると、背凭れに体を預けながら、緩やかに片眉を上げてみせた。この学園ではヤンチャな者も多い。特に武力解決するサバナクロー寮だとか、カタギとは思えない悪徳契約を持ちかけてくるオクタヴィネル寮だとか……そんな輩にいちいち目くじらを立て相手にすれば、今度はこちらの身が持たない。何より、怒るというのはまぁある種の愛情表現な訳で……自分はそういった情も持ち合わせてはいない。あくまで他人はどこまでいっても他人であり、合理的主義なのだ。デザートの新鮮なブドウを摘むと口の中には爽やかな甘みが広がる。果実を歯で押し潰しながら、相手の訴えに興味無さそうなまま。雄ライオンは半日以上寝て過ごす──一方、カリムのような人間は精々その半分ほどか。そりゃ寝れないだろう。おやすみ3秒の自分に言われてもコツなどはなく。淡々としたままで)
そんなの俺が知ったことかよ。羊でも数えるなり工夫しろ。
>>1715 ノア
(こちらにふらりと寄ってきた相手の腕を引き、近くなった彼女の髪が頬を撫でるのを眺めていれば、不意に頭を撫でられ何だと耳がピクリと反応する。その仕草に特に意味はないとでも言うように、司書の表情は真剣そのもの出口を噤んでいるのみ──どうやら彼女は自分の頭を撫でるのを気に入ったらしい。だが、生憎ネコのような愛玩動物に収まってやるつもりはない。耳がピルルと不愉快そうに彼女の指先を軽くはたきながら、そのままゴロリと再び横になる。暫くすれば、相手の口から出た言葉はいつもの謙遜……ではなく、狩られまいとする抵抗であった。怖気づきか、それとも、本能的な防御反応なのか。──どちらにせよ、これだけでは、逃がしてやる気分にはならない。まるで獲物の反応を品定めする捕食者のように彼女から視線を外さぬまま、肘掛けに置いた毛布を足で蹴っ飛ばしてそのまま彼女の頭に覆い被せる。彼女が怯んだ瞬間、腹筋だけで上体を起こすと毛布の中で彼女と自分の顔以外は見えなくなり……尻尾を揺らしながら見上げる視線は、どこか楽しげに細められ、それでいて一切の逃げを許さぬ圧を孕んでいて)
テメェのこと言ってんのに、気づいてなかったのか。それとも、俺の価値観を否定できるほどの御仁だったか。
>>1720 カリム
──少しだけ。まあ、魔法を使えない凡人故にですよ・・・上手く言えませんが、軽い乗り物酔いのような感覚がたまぁにね
( 確かに、と中庭やら植物園やらで見かける生徒リストから獣耳の生徒を抽出して、ほんの少し愉快そうに笑う。確かにベッドのまま植物園に直送されそうではあるが・・・クルーウェル辺りが黙っていないことだろう。ふと視線を感じて、目を持ち上げると赤い瞳が心配そうに揺れていた。少し困ったように肩を竦めて、なんてことは無いように首を振る。手を離されなければ迷わない、小さな子供が信じるように掴んだままの手を軽く揺らし )
>>1721 レオナ
──その問いは、少々卑怯だと司書は思うのですけれど
( 手にぺしぺしと不服気に耳が当たる、可愛らしいものだと目を細めていればもう良いだろうと言いたげに生徒の身体は再びソファーに沈んで手元から髪の毛がこぼれるように流れていった。このまま指先が離れて、緑色が瞼の向こうに隠れたなら良かった──のに、ばさりと音を立てて頭に掛かった布の少しの重さに身体が傾いて、反射的にほんの一瞬閉じただけの瞼を持ち上げた時には目の前で心底楽しげな緑色が揺れている・・・逃げ場がない、柔らかくて簡単に崩せる狭い布の檻の中で、立場も価値観もと無下に出来ないものを持ち出されては息が詰まる。言われるがままになるのは癪に障るが、逃亡は諦めろと本能が白旗を挙げた・・・ので、逃げるのではなく迫る方が早そうだ。ソファの空いている場所に片膝をつけて、背もたれの縁に手をかけて支えながら生徒を見遣る。それはもう、心底納得がいかない上に不満だと言いたげな表情で )
狭いという文句は受け付けないし、キミのことを床に蹴落としても責任は取らないし、あるいはキミを端に追いやって窮屈な思いをさせるかもしれないが──後悔する前に、手を引いた方がキミの為だと思うのだけどね
≫レオナ
レオナは大人びてるな ~ 。 俺はムカッとしたらすぐ言っちまうからそんなふうに考えたことないぜ
(相手があんまり怒らない理由をきくとクールな相手らしいと思ったが、自分はエネルギーを使うと思ったことはなかった。ほえー、 とすごいものを見るような目でみた、
べつのアイデアじゃなくいいから寝ろ! と言われるとえ ー と困った顔になりつつ)
でも昼間寝ちゃったらよる寝れなくならね ー か?
≫ノア
もし気持ちわるくなっちまったら言ってくれよ? いろいろ薬あるからさ … !
(手をゆらされて車酔いの感覚、 ときけばそれは辛いだろうと思って鏡にはいるのを一瞬戸惑う、
相手を安心させるように手をきっちり繋ぐと、相手の様子みながら鏡のなかに入った)
>>1722 ノア
相変わらず、よく回る口だな。
(檻の中、目が合う──つかの間の静寂。その視界の隙間から彼女が片膝をつき、檻が広がる代わりに、更に距離が縮まった。全身の毛を逆立てて牽制してくる物言いを、軽く微笑で受け流す。ぐいと、頭に被せられていた毛布を持ち上げる。そして、そのまま──視界に闇を作るように彼女の顔にかぶせてやると、彼女の体に腕を回してと強引に共にソファへとダイブする。彼女の顔面が胸板に当たろうが気にせず、毛布丸ごと彼女の体を包み込みくあ、と欠伸をした。ただでさえ足を外へ放り投げて寝ていたソファに、2人分の空間なんてあるはずもなく──彼女の脚に片膝が引っかかる形でゴロリと横になり、不満気な彼女と顔を見合わせればニタリと笑い)
俺を蹴り出す前に、自分が押し潰されねぇように気を付けておけよ。
>>1723 カリム
そもそも、テメェに楯突くやつがいるとは思えねぇけどな。
(低い声に、揶揄とも称賛ともとれる調子が混ざる。人懐っこい性格、大富豪の子息という立場。その全てが、他者からのやっかみを避ける鎧として働いている上で、相手こそイラつくことが少なそうに見えるが。へぇと相槌をひとつ、耳をそちらへと向けた。──昼寝をした、だからそれがどうしたとでも言いたげに、涼し気な顔のまま。敵地だろうと荒野だろうと、いつ何時でも休息が直ちにとれる。それはこの獅子が持つ強み。それは獣人であるが故に気配も敏感であり、更に磨き上げられた戦闘能力がある気高き獅子であるがゆえ。どこか誇らしげに力を抜いたような言い回しで)
俺は、寝られる。寝る子は育つって言うだろ、テメェも寝たらその分身長も伸びるかもしれねぇぜ。
>1664 ノア
何だその顔は。お前とて、魔法は仕事中に触れているだろうに。
(新たな一面を見たと思えども、それ以外の他意は無くただ一言「 馬鹿になどしていない。 」と添えておく。顔を上げたと思ったら翠緑の粒子を映しとる瞳は、こぼれ落ちんばかりに見開かれたまま凝然として手元から動かず。魔法の恩寵が遍く行き渡るこの箱庭において、図書館もまた、その例外にあらず。そこに施された結界は本に絶対の拘束を与え、如何なる魔法の干渉をもってしても無断の持ちだしを許さない。館外への搬出を可能とする唯一の手立ては、司書がカウンターにて正式な手続きを執り行う事のみ。この一連の行為こそ、司書の権能に基づくれっきとした魔法であり、さればこそ。その驚きようは些か過度に思え、ハイライトを宿さぬ瞳でじっと見つめ。少々魔力を込めすぎたか。一丁前に居場所の選り好みをし、巣を主張する様に羽を小刻みに震わせているそれから自我を摘みとるべく、蝋の様な手を伸ばした。爪先が、その狭い眉間に触れんとする寸前─ 鈴の音を思わせるきゃらきゃらとした声が響き、人差し指の動きがピタッと止まる。明日には消える命には無意味で余計な機能だと思ったがそこにあるのは満更でも無さそうな微笑みだった。)
もとは紙だろう。……それにもって明日までの命だぞ。
>1690 アジーム
招待を受けていないのに、人の家をたずねるわけがないだろう。
(自分より繊弱な存在よりかけられし憂慮の言葉に、当初はただ不可解の念を抱くに留まったが続け様の一言に微かに眉根を寄せては腕をくむ。礼法の中でも、とりわけ招待のマナーに厳格な祖母により諭された教えは今や、己の在り方に深く刻まれた絶対にして不変の規律。ゆえに、それを逸脱するなどありえない、と毅然たる声で言いきってみせる。
然し、いつか。密やかに芽吹いた望みと、それを成就せしめるに足る大義名分とが合致してしまったとき。頑なに守ってきた教えはその重みを失う事になる。その予兆すら知らぬ今、瞳と同じ色を宿した宝石は濁りひとつなく、高尚な輝きを左胸に添えている。やがて人間の生態本にも記されていなかった情報を耳にすると半眼をおさめて。百を超える生の中で、味わった事のない肉体の疲労。その感覚が眠気と結びつくとは想像だにせず。独自に解釈した結果かねてより、体育後の授業中に目にする光景の謎が氷解し。妖精には備わらぬ特性を聞いたその面持ちには、淡くも確かな興味と納得の色が滲んでいた。)
人間は体温が上昇すると眠くなるのか。言われてみれば……体力育成後の授業は眠っているヒトの子をよく目にする。
>>1723 カリム
( しっかりと繋がれた手に一瞬目を向けて、気遣うような言葉に少しだけ目を丸くして生徒を見上げて──それから柔らかく口元に笑みを浮かべる。鏡へと足を進める生徒に倣って己も足を踏み出した・・・気になどしなくていいというのに、困ったことにこの生徒は優しいらしい。鏡を抜け、変わらず異国の匂いのする寮にスンッと鼻を鳴らして )
──放っておけば治るから気にしないで・・・お気遣い、ありがとうございます
>>1724 レオナ
──無駄に大きくて、固い抱き枕め。可愛い耳と尻尾が無かったらお断りするところだった
( 突然視界が暗くなって、咄嗟に身構えた身体ごと想像より強い力に引かれた──強く何かに体を打ちつけるかと身構えていたが、床ではなく顔にぶつかったのは生徒の身体で、ぐえっと潰れた生き物のような声が喉から漏れる。全く、司書の扱いが雑だろうと抗議すべく顔を持ち上げれば心底意地の悪い表情を浮かべた生徒がいた。近い!と腕を伸ばしたいところだが上から回った腕が重い、ソファーから降りようにも脚に絡んだ脚も重い、ついでに毛布が体を縛るようで動きにくい・・・が、あたたかい。少しでも気を許せばもうダメで、欠伸がうつったのか、くあ、と小さくあくびが漏れ出たのを誤魔化すように目の前の身体に額を擦り付け )
・・・少し寝ます。起こしたらソファーから蹴り落としますからね
>>1725 マレウス
──図書館の魔法は“本と司書”のためのものじゃあないもの。こんな素敵なものじゃない、感動だってします
( 馬鹿にしていないのなら、まあいいか・・・いや良くないか。色々と考えてはいるものの、それらの言葉は生徒の不意の一言で喉の奥にしまわれてこちらを見下ろす瞳を仄暗い目で見上げた。図書館の本は、司書があそこに住み着く前からあの場に縛られていたものも多い。そして魔力を持たず魔法も使えない司書は与えられた道具を手順通りに使って管理をする──本がどこにも行かないように、司書が図書館から逃げないように。とはいえ、普段の仕事を魔法だと言われるのは少々嬉しく、頭の上で寛ぐことにしたらしい小さく尊大な生き物を指先で撫でながら僅かに目を細めていたというのに・・・伸ばされた手と、告げられた言葉にぎょっと目を丸くして咄嗟に頭の上の小さな命に手を伸ばす。両手で庇うようにしつつ、少しだけ困ったような表情で )
──それじゃあ、それまでは可愛がります
≫レオナ
楯つくとは違うけど、 ジャミルと喧嘩したときなんかぜってー 許さねえ! って思うしいうぜ … !
(ほかの友達とはあんま喧嘩になったことないが、ジャミルと言い争いになったときはどちらも言いたいことを言ってる、そのことをニコゞしながらレオナに話した、
背が高くてスラッとしてる相手がいうと、 説得力があると思いつつ少し考えて)
身長か ー、 でも俺いまの高さでもそんなに困ってね ー しなぁ
≫マレウス
そッ そ ー じゃなくて… !まえに監督生がツノ太郎っていう友達が遊びにくるって言ってたから … お前のことじゃないのか??
(相手を礼儀しらずと思ったことはないため、マレウスからじと目でみられ言いきられると、慌ててしまう、焦った顔しつつ監督生からきいた話を話した、
あったかくなると眠くなるのは合ってるため、うなずきつつ、眠ってるヒトの子が多いときくと笑って)
あははッ そうだな … ! あとお昼ご飯のあとの授業も眠くなるぜ
≫ノア
ノア大丈夫だったか … ??
(相手に気にしなくていい、 と言われたが性格上やっぱりどうしても心配になり、
闇の鏡を通りスカラビア寮にもどってくるとバッと相手をみて、酔ってしまったか心配そうにきいて)
>>1728 ノア
そんなに褒めてもらえるなんて光栄だな。
(カエルが潰れたような声と、皮肉のようで結局はこちらを許容する言葉──自分の腹の震えが、密着した彼女には伝わったことだろう。そりゃどうも。と、可愛いとお褒めいただいたシッポをソファの外でゆるりとしならせる。固いとかデカいとかの前半のクレームについてはどスルーをかまし、モゾモゾと抵抗を試みる彼女のつむじをしたり顔で見つめながら、彼女の上半身に腕をドンと乗せ、脚もあえて絡めたような配置のまま……彼女がやがて力尽きる様は狩りに成功した構図とよく似ている。捕まえた可愛らしい子猫は尚もこちらに従順になってやるものかと頑張ってはいるものの、薄く開いた口元をエメラルドグリーンの双眼がちゃっかり見つめていた。柔らかくこすりつけられた額と共に艶を取り戻した彼女の髪が開いた胸元に触れて少しくすぐったい。動かなくなった毛布の上から彼女の背を、一定のリズムでポンポンと優しく叩く。書庫の静けさの中、魔法で淡く灯された光が窓辺から差し込んでいて温かいような気さえする。頁の音も、時計の針もない空間。聞こえるのは、すぐそばの柔らかな呼吸音だけ。先程まで息を潜めていた眠気が再び忍び寄ってくる。あやす手も徐々にペースダウンしてゆき、次第に瞼が落ちていった)
はいはい、分かったから寝ろ。
>>1727 カリム
・・・大丈夫。あ、でも水をいただいても?
( こちらを勢いよく向いた生徒に目を少しだけ丸くしてから、大丈夫だと安心させるようにゆるく首を振る。ただ、これから空の旅だと言うし・・・念の為、冷たい水でも飲んでおきたい。少しばかり申し訳なさげに眉尻を下げて )
>>1728 レオナ
( 褒めてないが!と言ったところで、この生徒は鼻で笑うだけだ。重たさを伴ってこちらの身体は拘束したまま、背中を叩かれる振動に徐々に意識が混濁してそのまますとんと眠りに落ちた。腹立たしいことだ、長いこと誰かの傍で眠ることなんてなかったというのに、無防備になってもこの生徒が守ってくれるだろうという傲慢さがこうさせる。そうして何分か、何十分か、あるいは何時間かを偽物の陽の下で眠って・・・ほんの一瞬、眠りと眠りの間で意識が浮上する。僅かに瞼を持ち上げて、生徒の姿をぼんやりと視認すると、ほっとしたように再びうとうととまばたきをする。起きたらクッションになっていた、なんて、己が思っていたより置いていかれたようなあの感覚が苦手だったらしい。念の為、存在を確認するように指先で生徒の服を軽く握って、確かにそこに在ることを証明してから眠気と葛藤するように小さく呻き )
>>1727 カリム
ああ、アイツか。お前ら主従らしい付き合い方じゃないからだろうな。
(言い争いになれるというのは、それだけ互いを認めてる証でもある。ジャミルがカリムに物を言うとき、主従でありながら遠慮は少ない。というかむしろズバズバ歯に衣着せぬ物言い。その理由も、今こうして目の前で笑っている太陽みたいな男を見れば納得だった。自分の立場が立派であればあるほど、物申せる人間は貴重になる。自分が王になった世界でもガミガミ言ってきたキファジの姿を思い浮かべて、口調はぞんざいだが、どこか微笑ましささえ滲む。そして、カリムが身長についての言葉を放つと、鼻で笑った。身長をでかくしようと日々涙ぐましい努力をする生徒からすれば羨ましいことこの上ない発言だろう。だが、恵まれた出自の彼がアレが欲しいといえば他の人間が持ってくるであろうし、カリムの家柄を知った者が喧嘩を売ることも少ないだろう。あまり苦労する場面は少ないのかもしれない。だが商売は取引先に舐められないことも大切。体格に恵まれているというだけで、様々な特典がつくのだから……と、まさに弱肉強食のサバナクロー寮長らしいことを告げ)
“威圧感”ってのは、身長があるだけで違ってくる。……ま、今は必要ねぇかもしれねぇけどな。
>>1729 ノア
(うとうとと微睡みの中、心地よく惰眠を貪っていれば、ツンと服が引っ張られる感覚──その些細な動きすら、密着したこの状態ではしっかりと伝わってくる。それだけであるならば気にも留めないが、小さな呻き声に耳がピクリと動く。夢の底から浮かび上がるように瞼を持ち上げると、毛布の隙間から覗いた違和感の正体──少しシワになったシャツに引っかかった細い指先を目で追えば、口元が僅かに緩む。アレだけ文句タラタラだった割に、自分を離すまいとするその態度は健気で悪い気はしない。呻き声の正体は自分を呼ぶ声なのか、それとも、今にも引っ付きそうなその眠気によるものなのか……。自身の眠気も全く衰えることを知らず、眉間にシワを寄せながら、彼女の方へと自分の顔を寄せ低く声を掛け)
──……何だ。
≫ノア
いいぜ、 キッチン行ってもいいか??
(大丈夫 、と聞けばホッと安心したような顔を浮かべた、
水がほしいと言われるとこれから砂漠にいくことを考えて、水筒を用意しようかな、と思い相手にキッチンにいっていいか聞いて)
≫レオナ
そ、 それは友達っぽくみえるってことか … ?!
(主従らしい付き合い方じゃない、 ときけばおもわずキラッと目を輝かせて勘違いした発言をする、
威圧感ときけばすぐ近くでご飯を、食べてるサバナクロー生をチラッ、とみた、たしかに彼らは立ってるだけでも迫力があると納得しつつすこし考えるように)
たしかに。見た目はだいじかぁ … でもいまから努力して伸びるかな?レオナみたいにスラッと背の高い俺ぜんぜん想像できね ー や
.
>>1730 レオナ
──んん
( 細くなった視界の中で僅かに生徒の身体が揺れる・・・起こしてしまっただろうか、己は起こすなと言っておきながら。蹴り落とされても文句は言えないな、などと思っていたのに近くで響く声は想像よりよっぽど優しくて「何でもない」を伝えるために「ううん」と返そうとした言葉は中途半端になった。意思表示のためにゆるく首を振っておく。別に不意に目が覚めてもキミが居た事実は変わらない、過去を塗り替えるようなくだらなくて小さな結果に満足したので良し。とはいえ、ここまで大人しくこちらに尽くしてくれた獅子の子もまだまだ眠気が抜けないらしい、邪魔をこれ以上する気もなく、そっと指先を離してゆっくりと身体を捻るようにして隣から抜けようと・・・寝直すのなら、窮屈なソファとはいえ多少は広々としたかろう )
>>1731 カリム
もちろん、助かります
( 水については問題ないらしい、どこか安心したような表情を浮かべている生徒にこちらも何となくやんわりと笑みを返して、キッチン・・・は場所が分かる、のでそちらへと足先を向ける。飲み物くらい持って来ればよかったのだけど、そこまで頭が回らなかった。軽く肩を竦めて )
・・・手間をかけさせるね
>>1731 カリム
……トレイとリドルみてぇな、ケツ拭きとその対象くらいには見えるかもな。
(“友達”、なぁ……。言葉の意味を咀嚼するような呟きは、皮肉のような、どこか呆れのような響きを帯びていた。カリムの瞳が無邪気に輝いているのを見て、そういやこいつはそういう風にジャミルを扱っていたんだっけかと思い返す。彼らの主従関係は自分にとっては有り得ないほど距離の近いものではある。だが、自身にも世話を焼こうとあれこれと口出ししてきたジャミルの様子も鑑みて──嫌味な言い回しではあるが、この獅子なりの評価を下した。 それをカリムがどう捉えるかは自由だ。彼の視線がふと、サバナクロー生へと向かう。体を鍛えている生徒達が多いこともあり、草食動物たちからはやはりある程度距離を置かれている。──いや、まぁ気性の荒さだとか素行の悪さに所以するものかもしれないが……。かと言ってカリムが言うように、彼自身が誰かに威圧的に接している姿は確かに想像がつかない。さて、自分がカリムくらいの年齢の時はどうだったか……多少は身長も伸びていたような。とあやふやな記憶を引っ張り出しながら、わざわざ焚きつけるように彼の従者の名前を出す。表情はニヤニヤと楽しげに意地の悪さが見え隠れし)
まだ成長期だろ。ジャミル的にも、目線が同じくらいの方が話しやすいだろうな。いっつも見下ろしてばっかりじゃ、アイツも首が疲れんだろ。
>>1732 ノア
(短くくぐもった声が返ってきて、細い首がゆるく左右に揺れるのを薄く開けた目で見やりながら、気怠げに息を吐いた。自分に用か、それとも眠いだけか不明だったが、後者だったようだ。拍子抜けだが不測の事態が起きるなど面倒事がないなら良い。唸り声のような返事に相当眠そうだと悟り、自分も寝直すかと目を閉じれば、モゾモゾと自らの睡眠を邪魔をするように動く気配に、うんざりしたように「おい」と不機嫌な声を洩らす。肩のあたりに腕を回し、脚は彼女の利き足を真っ直ぐに引き伸ばすと、少し出来た隙間をすぐさま埋めにかかる。獅子の両の眼は既に閉じているというのに手に取るように獲物の自由を取り上げる……全くもって傲慢この上ないが、己は眠いのだ。誰も寝てはならぬ、ではなく、誰も起こしてはならぬ──お姫様への熱烈な愛情というよりは強烈な眠気の方が意味合いに近いが、彼女を抱え込むような姿勢はそう見えなくもない。低く、掠れたままの声で就寝時と同様寝ろと告げて)
……おい、大人しく寝てろ。
>>1733 レオナ
( 足先が床の絨毯に触れるよりも先、さらに言えば身体を起こすよりも先に上半身に重みが加わってそのまま元いた場所に戻る。咄嗟にソファを軽く蹴った足すら曲げられないように固定されれば不満げに顔を顰めるほかできることはない。寝起きにこの瞬発力はいかがなものか・・・いや、寝起きだからかもしれない。しっかりと目が覚めていたなら面白いものでも見るように余裕綽々に振る舞いそうな御仁だ。そもそも眠気に負けかけていた身体はそのまま抵抗する意欲をなくして、代わりに何とも言えない不満感だけが胸中に残るがいたしかたない。目の前で呼吸に合わせて僅かに動く身体に小さく鼻から息を抜いて、生徒よりは短い腕を生徒の背中に回しておくこととする。心臓の位置に手を伸ばした時の、一瞬の強ばりを知っている分、ここまで傍に寄っても構わないとされたのなら今さら逃げるのもおかしな話か、と、ゆっくり目を閉じて )
≫ノア
気にすんな … !なんか食い物も持ってくか!
(歩きながら申し訳なさそうにいわれるとゆるゞと首をふって気にしてないと、言った。キッチンにはお菓子がたくさんある、あまりたくさんは持ってけないが、持っていったらピクニックが出来ると思い楽しそうな顔をノアにむけつつ)
≫レオナ
リドルとトレイ …… 仲いいだろアイツら。それに2人とも俺よりしっかりしてるぜ … !
(リドルとトレイの名前をきくと少し考え。レオナはケツふきと言うが、2人ともしっかり者で自分たちより仲がいいような気がする、
にやにやしながら身長をからかわれるとすこしキョトンとするもいつものポジティブな考えになり。ジャミルより背の高い相手に)
なら俺ともふつ ー に話してくれるレオナは、 優しいな … !
>>1734 ノア
(ピタッと固まった小柄な身体が、しばらくしてからゆっくりと力を抜く──どうやら脱走を諦めたのだと察する。細腕が背に回されて背中に手が掛かる姿は、先程自分のシャツを握り締めていたことといい、自分をここに留めようとしているようで……眠りに落ちかけていた意識は少しだけ浮上し、可愛らしい子猫の引き留めに眉間のシワが薄くなる。片目だけ開けば、睫毛が柳のように下がっている様子を確認して、彼女を拘束していた脚を広げて彼女の体を跨ぐように膝を曲げて肘掛けに踵を引っ掛けてから、再び目を閉じた。──穏やかな時間は流れ、ゆっくり部屋の色を変えてゆく。白昼の光は徐々に夕方のそれへと変わり、陽の光に染められた本の背表紙が、淡く茜色を帯びる頃……薄く開いた緑の目が、長い睫毛の隙間から覗く。ぼんやりと毛布越しに感じる温もりを確かめながら、声も出さずに欠伸をひとつ。顔だけ上げれば、毛布に包んだ彼女の方が抱き枕のように見える。いや、ミノムシのようにしたのは自分なのだが。背中には相変わらず腕が回っており、動くのは叶わなさそうだ。背中には人工的な西日が当たり、まだまだ寝られそうな温さではある。そのままぐるりと視線だけを動かして、さてどうするかと考えを巡らせる。折角の蔵本があるが、寝起きの頭ではまともに読む気も起きない。とりあえず眼下にあるロイヤルミルクティー色の髪を一束掬いとる。彼女の項のあたりで指を傾けると、川の流れのように光が上から下へと落ちてゆく。それを見て──丁度良い。健やかに眠りに落ちている司書でも眺めているか。と、睫毛が時折ピクリと動く微動さえボーッと見つめていて)
>>1735 カリム
仲の良さについては知らねぇが、ブチギレて顔真っ赤にしてるリドルのフォローにトレイが青い顔して回ってんだろ。
(椅子の背もたれに体を預けながら、目を伏せて思い出すように鼻で笑う。特にリドルが寮長に就任したての頃は統制を取るために圧政という最短ルートを爆走していたおかげで副寮長のトレイがどれだけ神経すり減らしていたか──荒れに荒れていたあの頃はサバナクロー寮にも話が流れてきたほど。そして今でも寮長会議やら、不測の事態が起こる度にンギーッと瞬間湯沸かし器のリドルにまぁまぁとトレイが仲裁に入っている姿を毎度目撃している。それがカリムの奔放さに振り回されているジャミルと見事に一致しており、やや呆れた様子で手をヒラヒラとさせながら。煽ったはずが、帰ってきたのはまさかの自身への賞賛で調子が狂う。どうしてそうなった、と奇天烈な思考回路に、一拍分遅れて口を開いた。今は食事中、座っている。だからたまたま目線が合ってる、それだけの話だ。短く、つまらなさそうに言い放つ。全くからかい甲斐のない奴め。逆に面倒だとでも言いたげに、額を指で押さえた)
……座ってるからな。
≫レオナ
リドルもすげ ー 真面目だよな、 ハートの女王の法律ぜんぶ暗記してて、破ったことないらしいぜ … !
(顔をあかくして怒ってるリドルと、自分におこるジャミルを浮かべるとたしかに真面目なとこが似ててもう少し気楽に生きればいいのに、 と思う。まえに勉強をおしえてもらったときに聞いた話を話して、
ポカ ー ンとしたあと額を指で押さえるレオナにニコゞしたまま)
立ってるときもお前なんも言わないだろ
>>1735 カリム
思っていたよりも豪華なお出かけじゃありませんか
( キッチンに向かう生徒の足取りはしっかりしていて、こういう所で魔法を使える者とそうでない者と、この世界に居るべきでは無い者の違いを痛感する。一度まばたきをして、いつも通りの表情に戻りながら楽しそうな様子を見遣り──まあ、本人が楽しいのが一番なので。目を緩く弓なりに歪ませて笑いながら、生徒の寮内へとお邪魔する )
──まあ、怒られない程度にね
>>1736 レオナ
( あたたかくて、穏やかで、本当に・・・本当にどうしてかこんなにもゆっくりと眠ることができる。長い間こんなにも気を許して無防備に眠ったことがかったか──いや、少なくともこの数年は記憶が無い、今朝起きてから、そう振り返れるくらいには己の眠りは浅かったはずなのに。どれくらい経ったのか、僅かに睫毛を震わせてからゆっくりと瞼を持ち上げて、目に入ってきたのは変わらず生徒の服だった。皺になると言えばよかった。生徒の起床を確認する前に、くぁと小さく欠伸をして、それから伸びをするように生徒の背中側に回したままの腕とソファに収まっていた脚をぐっとそのまま前に伸ばすようにして猫じみた伸びをする──すとん、と体の力を抜いて、ようやく瞳をゆるゆると巡らせて・・・起きていたらしい生徒を視界に捉えると、そのまま居心地悪そうに再び視線を逸らして目の前の丁度いい固い生きた抱き枕に額を当てて顔を隠した。どうかと思う、寝起きのレディの姿を眺める悪趣味さは )
>>1737 カリム
へぇ……あの意味不明な法律を、ねぇ。好きな時に好きなことができないなんざ、ご苦労なこった。
(ブドウをもう一粒口元に運びながら、心底呆れたようにぼやいた。脳裏には、ハートの女王の法律が書かれた辞典のような異常な代物が浮かぶ。どんな物かと昔覗いた時があったが、理解し難い条例の数々に頭痛を覚えたものだ。自分には到底耐えられない生き方であり、リドルがその方が楽に生きやすく、それを誇りにしているのも、理解はできても共感は出来ない。それ故にご苦労さんとしか言うこともなく、同情的でも、凄いと持て囃す気にもなれなかった。ただ気だるそうに足を組んで、ウゲ、と辟易とした顔を見せるのみで。カリムはまだまだ己を褒めるターンを継続中らしい。「はぁ?」と短く吐いた声は呆れと鋭さが半々だった。額を押さえた手をおろし、テーブル越しにカリムをジト目を向ける。そもそも自分は彼と仲良く話している認定な事に驚いてさえいるので、どうこう言われてもピンと来ない。まぁ実際この獅子は友達と呼べるような間柄の人間は少ないので……カリム以外とも話す機会など少ないのだが)
そもそも、日頃お前とそんなに話してねぇだろ。
>>1738 ノア
おはよう。
(目の前でふわりと揺れる睫毛。ゆっくりと開いたノアの瞳が、自分のシャツを映して瞬くのを、何も言わずに見下ろしていた。続けざまに身体をぐっと伸ばすその様は、まるで日向ぼっこ明けの猫だ。そしてやはりそのまま自分の脇腹に置かれる腕。相当この位置がお気に召したらしい。──彼女の瞳には黄昏の中の自分の顔がハッキリと映っていた。そして瞬時に再び胸元に額を押しつけるようにされる。寝る前の甘えたような仕草ではなく、赤く染まった耳がちらりと見えて、口元がほんの少しだけ緩んだ。「お早う」は、もう夕暮れなので正しいかは些か不明ではあるが、他に良い言葉を思いつかないのでそう軽く挨拶を済まして。無料の司書の寝姿展覧会は終了のようなので、ソファの縁にかけていた足を絨毯へと下ろす。ついでに、抱き締めていた腕からも彼女を解放して、お互いの熱が伝わらなくなる。それにしても、2日連続出ずっぱりは、日頃図書館から出ない彼女にとっては相当負担だったのだろう。無防備にも全身の力を抜き、自分の視線にも気付くことなくグースカ寝ていたのだから。ゴロリと頬に手を当て横向きに寝っ転がりながら、からかい口調で不満気な彼女の顔を見やり)
よく寝てたな。引きこもりにはハードスケジュールだったか。
>>1739 レオナ
──おはようございます・・・キミが寝ろと言ったのでしょう、言うことを聞いた司書は褒められて然るべきだとも
( 納得がいかないままに降ってきた言葉は今朝と変わらない挨拶で、今度こそ自由になった体は重さに慣れたせいかやけに軽く思えすらする・・・微妙に身体が寝ているらしく、じんわりと熱を持って身体が痺れているが寝過ぎたゆえの弊害だ。変わらず怠惰な態度のまま、生意気な言葉を吐く生徒を横目にソファから降りるとソファを背もたれにするように絨毯に腰を下ろし。座面に頭を預けながら、渋々と言った具合に返事をする。もちろん育ちのいい生徒に合わせて挨拶も忘れずに・・・その引きこもりを連れ出したのはキミだろうと思えども、好き勝手に遊び回ったのは己なので何も言うまい。キミこそ寝ていただろうと思えども、この生徒の場合は体力面の問題ではなく、そういう生き方なのだし。傾いた偽物の光に照らされた高い天井を見上げながら──半ば諦めてはいるが、一応大人として言っておこうと薄い唇を開き )
・・・キミ、次に司書をからかったら、マジカルペンを取り上げて、首から「司書に生意気を言いました」って書いた看板をかけさせて、図書館前に正座させますからね
>>1740 ノア
俺は優しいから、倒れそうなくらい眠たそうだった姫様を寝かせただけなんだがな。優しさが伝わってなくて悲しいぜ。
(文句を言いつつも挨拶を返してくるような律儀すぎる反応が、やはり何度突っついても飽きない。自分の体を避けるようにソファから降り、絨毯に腰を下ろしたノアの頭が視界の端に入る。毎度よく床に座り込むが、冷たく硬い地べたが好きなのだろうかと理解に苦しむ。自分の足元に放置された抜け殻の毛布を彼女の膝の方へ放り投げながら悲しいなんて心にもない事を吐いて悲しげにゆるゆると首を振って。──寝起きからしっかりと毒気のある言葉を吐くあたりが彼女らしい。それをハッと笑いながら、ポケットから自分のマジカルペンを取り出す。学園で支給されるこれは、魔法を上手く扱うための媒介でもあるし、魔力を使う際に排出される不純物を自分の体の代わりに溜めてくれるものでもある。……が、王宮で偉大な教師までつけられ修行させられた身としては凶悪な魔法をバンバカ使うならまだしも、ペンひとつ奪われる程度では勿論どうにかなるようなヤワな作りをしていない。というか腕1本でも恐らく彼女の動きを止められるであろう。彼女も無論それを承知の上で教師陣のひとりとして釘をさしているのだとは分かってはいるが……嫌味と皮肉、からかいの応酬の我々にそれこそ今更な話ではないか。そのままマジカルペンをクルリと指で回せば、サバナクロー寮の黄金色が嵌った石に西日が反射し煌めく。見せびらかすように指先で弄べば、まるで花1輪でも渡すかのように彼女の肩口に差し出して)
ペン1本で俺をどうこう出来るなら、やってみろよ。
≫ノア
え ~ 。お前、そらの上でお菓子とか食ったことあるか?? せっかくだしさ 楽しいことしたいじゃん … !
(はしゃぐ自分とちがって冷静に怒られない程度に、 といわれてしまうと相手は楽しみじゃないのかと思いすこし頬をぷくっとふくらませて、
歩いてるうちにキッチンについて、棚から水筒とろうとつま先だちになりつつ)
そこの棚にお菓子あるから好きにみてくれ … !
≫レオナ
サバナクローにはそ ー いうルール? みたいのないのか??
(たしかにハーツラビュルの法律には細かくて変わった法律が多くうげ、 と顔を歪めるレオナ の気持ちもわかると思いつつ。ハーツラビュルには法律、 スカラビアにはオアシスの行進があるが相手の寮には特別な掟やイベントはないのか気になりきく、
そんなに話さない、 ときくとそうかな? と不思議そうな顔になりつつ)
でもレオナは 思ったことは結果ハッキリ言うだろ??
>>1741 レオナ
優しい王子様の底意地と足癖の悪さを知っている身なのでね──では、一瞬お借りしてみましょうか
( 多分きっとこの生徒は考えたこともないのだろうな、と思う・・・例えば、椅子から突き落とされる怖さとか。床に足が着いていれば逃げられるし、とか。まあ、それはそれとして単純に最も簡単に生徒たちとの距離を自然に開ける方法が床に座ることなのだけど。優しいのは多少なり事実として、それで意地悪な言葉も散々こちらを捕縛よろしく閉じ込めた腕も脚もチャラにできると思うな・・・と、嘘発見器にかけたなら爆速で赤表示を出しそうな言葉と共に降ってきた布を、肩から羽織ると半分に分けるようにして片側を生徒の身体にも少しだけ掛けて。さて、売り言葉に買い言葉なのだろう、こんなにも敵意なく差し出されたマジカルペンは初めてで少し逡巡したあと、そっと手に取る。己が持ったところで何にもならないが、ゆっくりと立ち上がり毛布から抜けると、部屋の中でも少し影になっている隅の本棚へと向かい・・・本と一緒に並べられていたガラスケースの中へ、ペンをそっと置いて蓋を閉じた )
──大昔の魔道具です。魔力が少しでもある者は蓋も開けられず、傷も付けられないそうで・・・まあ、司書には関係ないわけですが。キミはどうせ優秀だから違うかもしれないけれどね、これ、ペンを使い慣れてる悪餓鬼には結構怖い罰だったのですよ?
>>1742 カリム
そりゃあ無いですけれどね、絨毯さんだって気が気じゃないでしょう?上でお菓子パーティーされるなんて
( 拗ねたような様子に軽く笑ってから、踏み込んだキッチンで言われた通りに棚の方へと向かった。サムの店で見たことがあるやつもあれば、郷土のお菓子なのだろうというものもある。へえ・・・と頭の中の本と名前を見比べながらいくつかに目星をつけ )
>>1742 カリム
強い奴に従う。それだけだ。
(サバナクロー寮におけるルール……というより在り方は弱肉強食。強い者に弱い者が従うまさに強固なヒエラルキーが築かれている場所。だからこそ自分はこの寮が気に入って王に君臨しているのだ。驕りでも誇りでもない“当然の掟”とでも言うように淡白な響きで告げると次の問いに、眉間に皺を寄せた。ゆるく椅子に背を預けながら、はぁ……と息を吐く。そこに怒気も苛立ちもない。ただ、何度も同じやりとりを経てきた者の“慣れ”と“達観”があるだけ。相変わらず言い方は皮肉っぽく口が悪いが、諭すでもなく、叱るでもなく、ただ他人に期待しないことだけだと告げて)
俺が文句言ったら、テメェは180cmになれんのか?──さっき言ったろ。余計なエネルギーは使わねぇ。
>>1743 ノア
その割にしがみついて甘えてたけどな。
(嫌味ったらしく得意げにニタニタとした笑みを貼り付けながら、彼女の肩から滑り落ちた毛布を片手で拾い上げる。彼女がマジカルペンを手に取った瞬間から、視線はジッと彼女を追っていた。自分にも毛布を分けようとしたらすぐに立ち上がって本棚の犇めく角でなにやらして……ちょこまかと動き回る姿はまさに小動物を彷彿とさせた。そして影の差したガラスケースから発せられる魔力の澱む気配に眉を寄せる。毛布をソファの背もたれに預け立ち上がると、ガラスケースの方へとのっそりと近付き。ガラスケースの中にはこれみよがしに重要そうな本と共に自分のマジカルペンが入っている。懐から手袋を取り出し手早く装着すればガラスの蓋部分に触れた。どこかで読んだ古めかしい呪文を低く呟くと共に、手袋越しにじわりと魔力を伝わせる。瞬間、触れた箇所を中心に古代文字が浮かび上がる。右から左へと素早く眼球を動かすものの読み切る前に、ジュッと音と共に焦げ臭い臭いが鼻をついた。簡単には解明させないということか……上等だと、ガラスケースと手のひらを眺めてから小さく笑って、司書のどうせ開けられちゃうんでしょう?という予想をハッキリと否定する。接地していた部分の革が見事に焼かれて露出した指の腹が僅かに赤くなっていた。年代物の魔道具が今世紀にまで残っているとくれば、それはそれは強烈な魔法が掛けられているのだろう。恐らくトカゲ野郎あたりでも手こずるような。より興味が湧いたものの、皮膚を焼き切られては困る。穴の空いた手袋を再び懐にしまいながら感心した様子でガラスケースを見つめ)
……いや、俺でも開けられない。なるほど、こんな時代まで残ってるわけだ。
≫ノア
ん、 じゃあ絨毯用のブラシも一緒にもってくか … !
(上でお菓子パーティーされるなんて気が気じゃないと言われればそうかも、 と納得して
もしお菓子をたべこぼした時と、自分たちを乗せてくれるお礼にと手入れ用のブラシをもってくことをノアにいってみる、)
≫レオナ
それはしってる、 ほかにないのか?
(喧嘩で勝ったサバナクロー生がよく口にしてるため、相手の寮の在り方はしってる。相手のところには広い水浴び場やマジフト場もあると聞いたし、そ ー いうのを活用しないのかと思い
息をはいたあとに言われたことをじっと聞いたあとへらッ、と笑っておなじことを言った)
身長のばす魔法薬があったらイケるかもな、 でもやっぱお前は優しいやつだと思うぜ … !
>>1744 レオナ
──と、いうわけです。度を過ぎた時には、キミのペンはこちら行きだと分かった上で司書に発言するように!
( 断じて甘えてなどいない・・・いないのだが、ここで怒っては大人の威厳というものがなくなってしまう。さて、蓋の閉まったこのケース、己には何の感覚もまったくもってないわけだが、生徒にとっては違うらしい。近付いてきた生徒の影を見上げれば、しっかりと未知の魔道具に触れる時の対応をして──聞こえた言葉の羅列は、一言一句違わずに、刻みつけられた術式を確認するためのものだ。素晴らしい、と思う。現れた文字列を己も横目に眺めて、このケースを預けられた時から変わらないその文字列に目を伏せて・・・案の定、焦げた匂いに踵を返して別の本棚から軽い火傷なら丁度いいであろう冷却剤を持ってくる。どうやら無理矢理開けることはしないらしい生徒に、賢明だと目を細めて笑いつつ、己は簡単に片手でケースを開けた。冷却剤と合わせてペンを手に取り、持ち主へと差し出す──一瞬しか浮かび上がらない文字列も、己の特性を生かせば簡単なこと・・・だが、最後の方は製作者の想いが強いが故に、あまり読んでいて気持ちのいい呪ではないので公言はしないが。悪戯っぽく微笑んで、パンドラの匣を閉ざすようにそっとケースの蓋をしめた )
・・・だって図書館は、司書のテリトリーですからね。獅子の子に痛い目を見せるのだって、ちょちょいのちょいなのだよ
>>1745 カリム
それがいい!そうしましょう、乗せていただくのにお礼の一つも出来ないのは些か申し訳なかったのでね・・・
( 聞こえた提案に、ぱっと目を向ければ名案だと言うように目を細めて笑う。それはいい、あとはあまり絨毯さんに迷惑をかけないように一口で食べ切れるようなお菓子にすればなおのこと。この辺りかな・・・と目星を付け、2袋ほど手に取ると生徒に向き直り )
ブラシはどこか別の場所に?
≫ノア
よしっ 決まりだな … !
(嬉しそうにOKをもらえると、自分もほめられたみたいでうれしくなって、 にぱっと笑う、
ブラシの場所をきかれるといったん水筒の準備をやめて、 自分の部屋の場所を指さしつつ行き方をおしえる)
ブラシなら俺の部屋の、 クローゼットに入ってるぜ … !場所はキッチンでて右にまっすぐいけばつくぜ
>>1745 カリム
他?マジフトも強制参加じゃねぇし、ポムフィオーレみてぇに素行や身なりにも言及しない。自由に過ごさせてる。その代わり、全部自己責任だがな。
(首を傾げながら相手の発言の意図を汲み取ろうと頭を回す。在り方はあるが、生徒たちで何かやることもない。自分が誕生日の時には勝手に部屋に飛び込んで来られるが、それは別に行事でもなんでもない生徒たちの独断で行われていることだし、何より年間行事のようなものが歴代にあったとしても自分がやるわけが無い。自由で気楽な反面、誰も尻拭いをしてくれない。まさにサバンナの掟。腕組みをして悪役さながらの笑みで。自分が本気で嫌がれば相手は本当に魔法薬を探して奔走しそうではある。苦笑のような呆れのような乾いた笑みを浮かべながら、彼の結論自体には異を唱えず寧ろそうだと肯定した。恐らく99%は首を傾げるか異議あり!と物申したくなるだろうが、本人は寧ろ当たり前だろとでも言いたげに自信満々で尊大な態度で)
毎度クルーウェルのとこに駆け込むのか……滑稽だな。今の流れで出てくる結論としてはゼロ点だが、俺が優しいってのは正解だ。
>>1746 ノア
──わかった。俺も、二度目はないだろうからな。
(マジカルペンだけを受け取り、保冷剤は魔法でやるからと彼女の手に握らせたまま。いつもの人を食ったような態度も、さっきまでの楽しげな笑みも消え、スンッ……と真顔で彼女の忠告を素直に受け止める素振りをとる。魔力保有量も高度な魔法も、そして負の感情も持っている自分はまさしくオーバーブロットしやすいタイプといえる。前回はなんとか叩きのめされて正気を取り戻したが、次どうなるか分からない。それに、まず目の前の司書を真っ先に八つ裂きにして亡きものにするかもしれない。マジカルペン無しで過ごすリスクには人一倍理解しているつもりだった。よって、司書の脅しの内容的にはかなり嫌な部類ではある。告げた言葉たちに皮肉も自虐もない。天才司令塔と謳われた獅子の恐ろしいまでの客観的な事実と可能性は、淡々としている口調もあって部屋の温度がちょっと下がったような気さえした。マジカルペンを手の中で転がしながら、顔を上げる。ちょちょいのちょい!と胸を張る相手にいつもならそりゃ怖いだの、仕置きするために奔走する姿が楽しみだのと、皮肉のひとつやふたつ頭から振りかけてやるのだが、ひとつも言い返さず納得したように彼女の方へと視線を向けるのみ。代わりに出てきたのは寝る前に楽しみにしていた彼女の姿への謝罪だった。抑揚のない声なので、申し訳なさそうな感じは全く感じ取れないが。叱られて拗ねた子どもの態度というよりは、日頃他の生徒たちから見た誰とも群れる気のない冷淡な獅子の姿そのもの。ソファに引っ掛けた毛布を2つ折りにしてテーブルへと放ると、またソファに寝転がった。──と、まぁ長々シリアスそうな事を述べたが、要は自分が大人しくなったら司書が本当に満足するのだろうか?という興味本位で殊勝な態度をとってやってるだけで、1ミリも反省してないどころかいつもの調子の獅子なのであった)
そういや、お茶するんだったか。……邪魔して悪かったな。
≫レオナ
寮長のレオナが練習でてんのに、 他のやつがこないことなんてあるのか … ?
(素行や服いがいにもマジフトも強制参加じゃないと聞けばすこし意外そうなかおを浮かべた、
相手が練習をやるといえばみんな喜んで参加しそうなイメージがあるため、ちかくにいる サバナクロー生にも聞くようにレオナに聞く
呆れたわらいを浮かべるレオナと、 反対に背がのびた自分を想像するとあははッ と笑いクルーウェル先生のとこに駆けこむと聞けば)
それもいいかもな 、 今の寮長ってみんな背が高くてスラッとしたやつが多いだろ。ヴィルなんてとくに
>>1748 カリム
──キミの従者殿はやはり気が気ではないかもしれない
( 選んだお菓子はテーブルに一旦置いた。と、こちらに向いた生徒の顔にきょとんとしてから、軽く額を押さえて小さく溜息をつく。軽々しく司書を部屋に入れるんじゃあない、もちろん何か盗むわけでも仕掛けるわけでもないけれど。とはいえ、何かを言っても納得はしないであろうことは明白・・・なので、大人しく廊下へと足を向けて )
クローゼットですね、少し待っていてください
>>1749 レオナ
( 手元には少し冷えた塊だけが残った。使わないのならそれはそれで構わない、と──ほんの一瞬だけ、二度目という単語に指先に力が入る。この生徒のことだ、どうせいつもの調子で接しなければ、それはそれで司書が不思議がるだろうとでも思っているはず・・・だけれど、この言葉だけは、多分きっと本当だ。脳裏を過ぎったのは、生徒が乾涸びていく事象と吐き気がするほどの魔力量が蔓延った過去の出来事。小馬鹿にする様子もない、少し平坦な、そんな声も相俟って反応が遅れた。何か言おうとして口を噤んで、曖昧に下手くそに笑う。キミは邪魔なんかしていないよ、と言いたかったのかもしれない。し、あるいは、キミは同じ轍を踏まないじゃないかとか、それか・・・いや多分、仮にキミがまた暴走しても、司書の持ち得る全部で今度は止めてあげるよ、と思ったのかもしれないけれど。ソファへと再び戻った生徒をぼんやりと眺めて、昨日の今日で、今の今で、よくもまあ定位置だと言わんばかりに司書の前で眠れるな・・・と軽い尊敬を覚えつつ、手にしたままの冷却剤を元あった場所へしまう。さて、生意気半分とはいえ気を回してくれたのなら、己はお茶でもしに行こうか──と、自室に繋がる扉に手をかけて、最後にちらりと生徒へ目を向けてから意地悪く微笑んだ )
ミントティー、キミの分も用意してきますね。生憎とマタタビは切らしているものだから!
>>1759 カリム
ある。病欠だとか真っ当な理由以外のやつだろ。才能のねぇ奴が尻尾巻いて逃げてくれるなら、選別の手間が省けて寧ろ助かる。
(カリムの問いにごく当然のことのように答えた。その言葉に一切の慈悲はなく、オクタヴィネルならなんて非情なんでしょうとさめざめと泣き真似をするだろう。合理主義は向こうも負けてと思うが。マジフト以外でもサバナクロー寮からの転寮だとか、特に新入りが入ったときはよくあることだ。誰もいちいち追いかけたりしない。態度が気に食わないとボコボコにされるかもしれないが。すぐ近くに座っていたサバナクローの上級生も、カリムの視線と獅子の発言に反応し「根性無しはどこ行ってもいる」と小馬鹿にすると他の生徒もそれに頷いた。「という訳だ」と寮生達からカリムへと視線を戻す。まぁこれはこれでカリムの想定していた寮生たちの連帯感と、脱落すれば劣等生とレッテルをバチバチに貼られるという逆らう気を起こさせない絶対的な王政制度ではあるかもしれない……たぶん。そして、カリムが魔法薬で背を伸ばす案にまで乗り気になったのを見て、やっぱコイツって思考回路が違いすぎて読めねーわと興味無さげに聞いていたものの、彼の口からウマの合わない生徒の名前が飛び出してきて一転、声がわずかに低くなる。眉間にはほんの僅かな皺。別にどこを目指していようが自分は関係ないが、心底理解できない、というド失礼な顔で)
ヴィルだァ?……おいおい、まさかお前“ああいう”タイプになりてぇのか?
>>1751 ノア
俺に構うな。
(ソファの肘掛けに頭を預けながらゆっくりと背を沈める。長い脚はソファから放り出し、鳩尾辺りで腕組みをして寝る最適なポジションを陣取ると、彼女の弾んだ声とは対照的に温度を落としながらハッキリと即答する。ミントティーも飲む気がないし、彼女が一瞬見せた下手くそな笑顔の下で何を考えているか全てを読み取った訳ではないが、言えることはただひとつ。自分が次オーバーブロットした時はシッポ巻いてとっとと逃げろということだ。どうせこの野蛮で恐ろしいユニーク魔法で全部砂にするのだから。それは彼の優しさなどではなく、生物としての生存率を考えたどこまでも超合理主義な答え。残念ながらこの獅子は愛されることがド下手くそなので、端からどうにかしてもらえるなど計算に入れてないのだ。自分の手で司書を八つ裂きにしたくないという心情もあるが。扉が閉まる音が聞こえる前に早々目を閉じ、吐息を小さく漏らして)
>>1752 レオナ
( つれないなぁ、と思うだけに留めて再度眠るらしい生徒を横目に扉を閉ざす。しっかりと扉を閉め切って──最初から生徒の睡眠は邪魔をしない約束だものと、己の分の紅茶をいれるべくキッチンへと向かった。戸棚から適当な茶葉を出して、適当にポットに放り込み、お湯を沸かして注いで・・・そうして、その途中で手が僅かに震えていることに気がついて困惑した。生徒が怖いわけでも、寒いわけでもない、ただ・・・この目で生徒の寮を見て、どれだけこの生徒が慕われているかも、国を愛しているかも見て、その上で──先程の言葉に、どうしてこの生徒に与えられた魔法がコレだったのかと勝手に全部を恨んだ。ぼたた、とどうしてか涙が出てきて驚く。まったくもって同情でもなんでもないのだけど、己も全く理解出来ていない状態なのだけど。大人失格、なんて独り言を言う頃には紅茶は随分と苦く煮出されていた。ので、嫌がらせということでこの苦い液体と、甘いクッキーを小さな盆に載せて持っていくこととする。冷めたらもっとお茶は不味くなるだろうがミントティーでは無いからいいとして欲しいし、クッキーは変わらずどうせなら生徒と共有したい。足音を消そうがどうせ気付かれるだろうと分かっているからこそ、正々堂々扉を開けて、ソファの近くのサイドテーブルに盆ごと置いて──それから、何も言わずに扉に足を向ける。起きて気が向いたら食べてくれたらいいし、要らないなら残しておいてくれたらいいし・・・とにかく上手く言えないが、この生徒が望むように今日くらいはしてやってもいい。ほら、昨日のお礼もあることだし! )
>>1753 ノア
(──夢も見なかった。ただ、夢と現実の境界線のところで意識は漂いながら、重く沈む身体をソファへ預けていた。微かな扉の軋み音と、隠す気もない堂々たる足取りとその度胸は司書のものだろうとすぐに察知し、耳がピクリとそちらを向いた。何か忘れ物かと思っていれば、ズンズンと近付いてくる確かな気配と、紅茶の香りと甘い焼き菓子の匂い。まさかここで茶会するつもりじゃないだろうなと、意志よりも先に瞼が緩く持ち上がった。眼球だけ動かして見れば、テーブルにトレーを置いて去ろうとする細い背中に自分用の茶菓子セットだと気付く。不要だと呼び止めようと口を開いたが、その言葉は途中で止まった。下から覗き見えた彼女の横顔──赤く充血した目と濡れた睫毛。それが喋るというコマンドを上書きして喉が詰まるような感覚に襲われた。口を開きかけたまま上体を起こして、苦言の言葉よりも先に引き止める言葉が勝手に口から飛び出す。脚を彼女の方へと向けて近付けば、彼女からは他者の臭いも魔力なんかも感じ取れない。いくら賢いとはいえ、何もない状況から推理というのは、この獅子をもってしても無理な話で。続いた自分の声は思いの外、柔らかかった)
──おい。何があった。
>1691 キングスカラー
……必要ない。いま早急に欲しい物は、僕にも簡単に作れるものだ。
(親切心の仮面を纏いながらも、その内側に潜む揶揄の色を隠しきれぬ提案を、言葉で一閃。容赦なく斬り捨てつつふむ、と静かに顔を寄せ対象を観察する。切れ長の蛇眼が鋭く捉えるは、揶揄の色を滲ませたまま、半弧を描き続ける唇の曲線に他ならない。魔法の源泉はイマジネーション力。精密機器においては知識の乏しさが露呈し残念ながら機能が伴わない張りぼてしか再現出来ない。けれども、言葉を発するたびにちらつく鋭い牙覗くその口に、しかるべき枷を誂える程度の芸当ならば容易く。脳内で白紙のスケッチブックを広げつつ、じっと据わった目は揺るがず。吐きだされた言葉は行間にすべてを預けるかの様に簡潔で。そういった思考の深度も意図の方向性もつかめぬ言動は、獅子の感性に照らして言えば「 スカしたトカゲ野郎 」の一言に尽きるだろう。体躯を顧みずひょいと顔を覗かせた先で、返ってきたのは眉間に皺を寄せた煩わし気な一瞥と唸り声じみた音がひとつ。それでも意識は揺らがず、頁を見ているうちにふと思い出した。その本は、先日出された課題のテーマに触れていた事を。そちらの抱える事情をうっすらと感じとり「 ほう? 」と小さくこぼれた一言。その声の調子から口角がわずかにつり上がった気配が伝わるだろう。古の幻獣が浮世を楽しむ姿は、そんなに面白いのか。細められた瞳の前に、購入の意思を示す様にコミックを軽くヒラつかせてみせれば一言余計だ、と顰蹙を買ったこの口で。)
サバナクローの寮長ともあろう者が狩りで遅れを取るとは、百獣の王の名が泣こう。……それで。自業自得とはいえその様に、読み応えのない物に時間を費やすのは癪とは思わぬのか。
>1726 ノア
お前にかけられた祝福はすでに、意味を成してないように思えるが……ふむ、ひとりで外出するのは心許ないか。ならば平野の獣かアジームの跡取りにでも手をひいてもらえ。
(別離は瞬きの間に。その儚さを承知のうえでの判断であるならば、その意思を尊重し腕をおろすのみ。授けられた力に対する賛美の声には魔法士の卵の様に喜ぶでもなく、熟練者の様に誇るでもない。仏頂面がこびりついたままではあったが扉が開いたカゴの前でどこにも行けぬと怖気づく小鳥を見たとき、内心「 なるほど。 」と多数の寮長が彼女を、気にかける訳を少し知るのであった。この混雑の中でも迸る雷鳴の様に、よく通る大声に名を呼ばれ反射的に顔を動かす。そこにいたのは今にも泣きそうな顔で己を探す混血児だった。その迷子の子犬を彷彿とさせる姿にこのあとの予定を思い出しつつ、自然と顎に手が伸びる。やや伏し目がちに、欣然たる面持ちで思索を巡らすその容貌は、かつて己の臣下を無茶振りとワガママで振り回しては愉しんでいた母の姿とまるで鏡面に映したかのごとく、瓜二つであった。)
……思うに前者は建前をこねつつ結局、首をたてに振る。後者は、二つ返事でお前を外に連れだす。に氷菓を賭けるとしよう。ふふ。
>>1754 レオナ
──何もないとも。強いていえば紅茶がすこぶる不味かった
( 気付いた瞬間に飛んでくるのは不要だという言葉だろうから、無視して置き去れる速度で動いていたつもりだった・・・のだが。視界の端で確かにこの行動をしようとしていると捉えていたはずなのに、何があってこの生徒はこんなにもこちらを気にかけているのか。理解が追いつかないのは己も同じだったのだが、聞こえた言葉の柔らかさに納得がいけば、空いた手で己の頬に指先を当てる・・・まだ少し濡れているが、別に大泣きした訳でもないのに。とはいえ、どう説明をしたものか──勝手にやるせなくなって泣かれるのは、誰だって好きではないだろう。ここは一つ、大人の権限の黙秘を使うこととして、飲んではいないが間違ってはいないこと、と、冗談でお茶を濁すこととした。胡散臭い泣き真似は得意である、嫌という程鴉に見せられてきたので )
あー、あとは、キミが気まぐれで司書に冷たい態度を取ったからかも。やっぱり司書のような不気味な人間はお嫌いなんですねぇ、しくしく
>>1755 マレウス
・・・そこにキミがいないあたり、物事をよく見ていらっしゃる。が、そうですね──司書は負け戦はしたくない主義ですが、キミにその可愛らしい賞品を渡すために乗るのもやぶさかでは無いね
( どうやら頭の上の命とはまだしばらく一緒にいられるらしい。ビバ、可愛い生き物・・・よろしくね、と再度指先で羽を撫でてやれば満足気にしていたので流石は元紙、相性がいいのだ。その柔らかい感触を楽しむ合間で、肖像画の如く口元に僅かな弧を描く生徒をじっと見上げ──きっと、この生徒自身は・・・いや、大抵の生徒や大人が気にしたことは無いのだと言葉を飲み込んだままニコリと笑った。一度居場所を檻だと認識すると腰が重くなる。外へ出て、戻る先が檻だと分かっていて希望を得ようと思わない・・・そういうものだと思う。とはいえ、その檻がなくては己は路頭に困るわけで、難儀なものなのだ・・・もちろん、図書館は大好きなのだけど、その点は疑いようのない事実だし、天職ではある。さて、そろそろ生徒を解放してやらねばならない。落雷のような声がこちらの耳にも入ってきているし、実際のところその声の圧とは裏腹にあの生徒は子犬のような顔をするもので。くっくっと喉で小さく笑いながら、早く行っておいでと幼子が遊びに誘われた時を見守るような目で生徒を見上げたあと、あとは明日またゆっくり話せば良いだろうと──残りのもう一つの飴も生徒に差し出して )
これ、彼にも渡してやって。キミを長く借りてしまったからね、それに明日も借りることになるわけだから
>>1755 マレウス
お前……それはオクタヴィネルのヤツらにマジフトで優勝しろっつってるようなもんだろ。
(作るという単語に一瞬は?と怪訝な顔をしたが、どれだけ相手と犬猿の仲でいようが灰色の脳細胞がすぐさま彼の話の真意を理解して。皮肉やからかいという感情より先に呆れたようにジト目でマレウスを見やる。彼が構造を理解できない馬鹿だと言っている訳ではない。聞き及ぶ範囲でこちらが下したのは才能無し。という結果だけだ。そして、その欠点は致命傷である。共にディスられたオクタヴィネルもとんだとばっちりである。「まぁ、何百年後にはひとつくらいはできるんじゃねぇか」と、全く期待していない無責任な言葉をひとつ、懸命な竜に手向けて。まさに売り言葉に買い言葉……日頃口数が多い方ではないくせによく口が回ることだと、更に眉間に皺を寄せる。コミックを片手に意気揚々と煽り返してくる相手に、ハンと鼻で笑いながら声を荒らげる事もなく返すと、読み応えがないと気の毒な言われようの本を一瞥してまぁ、確かにそうではあるがと英才教育を受けた者同士その辺りの価値観は同意をして。だからといえ、復習というミリは役に立つ本と、一銭の得にもならないような説教ならば前者の方がまだ価値はある。と、前半の耳障りな言葉は流しながらかったるそうに告げて)
知らねぇようだから教えてやるが、ライオンのオスは狩りには参加しねぇ。それに、教師の長ったらしい説教聞くよりマシだ。
>>1756 ノア
……そうか。
(嘘だとすぐに分かった。皿に乗せられたクッキーよりよっぽど甘ったるい嘘。言い訳も、泣き真似も、何もかもが下手くそ過ぎてクスリとも笑えない。さっきの笑みもそうだった。言いかけてやめた中途半端な無理やり曲げた唇と、揺れたブラウンの瞳。聞こえないフリでもすればいいのに、まともに対応しようとして見ていられないくらい不器用な彼女。彼女の泣き真似の返事のようにポツリとそうかと呟いたものの、その声に色も温度もなかったせいで彼女の意図とは違う汲み取り方をしたのはすぐに分かってしまうだろう。「俺のせいか 」という言葉が、次に自然と口から零れ落ちる。悲しみでも、困惑でも、驚きでもない。むしろもう無意識のうちにどこかでそう思っていたんだろう。言葉が空気に溶けると同時に、ストンと腑に落ちる感覚さえあった。ゆっくりと腰を上げ、彼女の気遣いと優しさをソファに置き去りにして彼女の前に立った。偽物の夕陽が彼女が涙を零した証拠をくっきりと浮かび上がらせていて、そっと手を伸ばす。涙の跡を辿るように、指の背で彼女の頬を撫であげ、涙袋の下で止めた。今日は休日で、一昨日とは違ってハンカチを持っていない)
……そういや、一昨日も泣いてたな。
>>1757 レオナ
( 賢くて優しくて器用なのに不器用なこの生徒、てっきりいつもの様に呆れた顔をするのだと思っていたら零れ落ちた音は思ったよりも弱々しいものだった。ぱち、と目を丸くして瞬きを一つ。それからやっぱり上手く言語化できないままに苦しくなってしまって、頬に伸ばされた指先を受け入れておく。今ここで、違うよと言ったところで、この生徒は受け入れないだろう。こんなにも尊大で、偉そうで、いや実際のところ偉いというか、身分相応なのだろうけれど、持っている能力も一流で、自他共にその点は認めておきながら、どうしたっていつもこの生徒は生徒自身の価値を低く置くのか・・・なるほど、このもどかしさがあって、寮生たちは全力でぶつかっていくのか。ソファに並んでいないと、やはり随分高い位置に顔があるものだ──と、生徒の頬をぺちんと両側から押さえようと両手を伸ばす。よし、わかった。キミの寮生たちに倣って、司書もちゃんと一旦は素直に全部考えていたことを言ってやろうではないか。別に何かが変わる訳じゃないが、この生徒が自分のせいだと言うくらいなら、安いものである──何てったって、司書は大人のレディなので。少し背伸びをして、この生徒が煩いと音を上げるまで言っておこう。キミに非はないが、それでもキミのせいだと思うのなら、それは司書がキミという生徒を大切に思った証拠として受け止めておいてくれないか )
小馬鹿にされるのは癪に障るが、生意気なのはキミの可愛らしいところなのだから度を越さない限りは怒らない。あと、キミがいつかまた暴走しても、司書が止める。嫌なら真っ先に司書を消しに来ればいい。それから──それから、勝手に、キミが抱えていたものを想像してやるせなくなって泣いた。それは申し訳ないと思ってる、二度と、もうしない。紅茶はいれるの失敗したから多分すごく不味い。クッキーはキミと共有したかった、食べてもらえたら凄く嬉しい。それから・・・
≫ノア
おう、 もしわからなかったらジャミルに聞いて … あいつの部屋となりだからさ 、
(軽く額を押さえて小さくため息をつく相手をみてもけろっとした顔をしつつ、ノアが部屋をでるまえにジャミルの部屋の場所も教えとく
ひとりになると水筒に氷と水をいれてフタする、相手が選んだお菓子はもっていきやすいように布につつんだ)
≫レオナ
うぅ … なんか聞いてるだけで、横っ腹いたくなってくる話だな 。
(バッサリと選別の手間が省けると言う相手のことだから練習もめちゃくちゃ厳しそうだと思い、軽音部でゆるゞ活動してる自分がもし一緒に練習したらついてけないだろうなと思いつつ苦しそうな顔をする
低い声でタイプといわれキョトン、 とわからなそうな顔をしつつ思ったことを素直にはなした)
タイプ? っていうのはわかんね ー けどヴィルって背たかいし姿勢もいいからピシッとしててカッコいいだろ … !
>>1758 ノア
(頬に伸ばされた手はどこかくすぐったくもあるものの、大人しく両手の間に収まっていた。自分より少し低い体温が頬に伝わってくる。夏場にはちょうどいい温度で。ただ彼女の顔を見下げ、ハイライトのない目に光が射し込んでいるのを眺めていた。彼女が危惧しているようなことは何もない。悲しかった訳でも、自分を責めていた訳でもない。理由が自分だったという事実をいつもの様に受け取って奥底に投げ入れようとしていただけだ。それでも、彼女はこちらに手を伸ばしてきて、優しさという光を掲げて見せてくる。その姿はやはり健気だ。そして、呆れるほどお人好しだ。彼女の紡ぐ言葉はどれもどうしようもなく真っ直ぐで、そのひとつずつに「ああ」と短く返事をした。流石にオーバーブロットした自分を止めてやると言い出した時は少し笑ってしまったが。──言葉の区切りを感じて、そっと、彼女の手を頬から外し、掴むように握って目尻を少し和らげる。傲慢な物言いではあるが、声色は酷く穏やかなまま)
お前が俺をどう思おうが思想は自由だし、泣こうが許してやる。ただ、紅茶を飲んでほしいなら淹れ直せ。
>>1759 カリム
お前も砂漠の中歩くなら、そこそこの体力はあんだろ。運動神経も悪くねぇし、案外マジフトに向いてるかもしれねぇぞ。
(脅し文句とも取れる発言を獅子がしたせいで、どうやらカリムは自分が同じ土俵に立たせれた時のことを想像してしまったのかもしれない。弱った顔の相手と反面、楽しげにからかい半分、本音半分でマジフトを勧めてみる。一方、カリムの口から披露された彼の価値観には首をひねらざるを得ない。肩を竦め、後ろで寮生たちが筋肉アピールを始めているのを視界に入れながらあくまで「俺の基準ではな」だがと返す。価値観の押しつけをするつもりはないが……フェアリーガラの地獄の指導が頭をよぎる。アレはもう、“拷問”に近かった。思い出すだけでゲンナリする。そんな訓練をヴィルは延々とやっているのだ。やはり、自分が憧れることはないだろうと怠惰な獅子は欠伸をひとつして)
カッコイイってのは、実用的な筋肉がついてて、腕っ節が強いことだろ。フェアリーガラの時を思い出せよ、大変だったろ。
>>1759 カリム
──分かりました
( それでいいのか寮長殿・・・ともはや突っ込みを入れるのも諦めて、流石に副寮長の手助けを借りるのは忍びないので大人しく言われた通りの部屋へと向かう。一際分かりやすい・・・というか、こう、学園内で言うのであれば学園長室のような立ち位置なので、見ただけで何となくの察しはついた。一応・・・念の為、ノックをして、扉を開ける──うん、まあ予想はしていたが豪奢な部屋だこと。部屋の中をぐるりと見渡して、クローゼットを見つけると中からブラシを・・・多分これだろうと目星を付けて手に取った。絨毯用のブラシなんて、そうそう見る機会がないものだから )
>>1760 レオナ
・・・仕方のない子獅子ですね!この司書が、美味しい紅茶を今度こそいれてみせましょう
( その日の出来事を一息に喋る子供に、優しく頷く親のようなやり取りだ。それでもちゃんとこの生徒は受け取ってくれるという確信があった、何故って・・・どうやら、寮生含め素直で実直な存在には弱いらしいので。そっと離れた己よりも少し温かい肉体が、今度はしっかりと存在を確かめる間でもなく手を握る。司書がそうであるように、言葉も態度も信用出来ないまま生きてきた瞬間が一時でもあればこそ、必死に伝えようとする相手は分かるものだから。少しだけやわらかく揺れた緑色を見上げて、満足気に──一周まわってそれはもう偉そうにそのオーダーを受け入れる。偽物の太陽の光がぼんやりと生徒の背中側を照らしていて、ふわふわと流れる髪も、周りをちらちらと揺れる図書館特有の空気も、本当に絵画みたいだ。そう、黙っていれば。あとついでに、ちゃんとしていれば。ふん、と鼻から息を抜いて目を逸らす──仕方がない、先日入ったばかりのちょっと良い茶葉を使ってあげよう・・・と、己の握られた手を離しておくれと言うように軽く揺らして )
≫レオナ
走るとすぐつかれちまうから俺、 体力ないんだと思う。それにスカラビアはマジフトの順位そんなによくないし …
(みんなで走ってるとき体力がつきて置いてかれることが多くそこそこの体力はありそう、 と言われると否定する、マジフトの話がでれは毎年練習してるものの微妙な順位で終わるためすこし残念そうに言う
自分とジャミルはそこまで厳しく指導されなかったため、大変だったと言われてもあまりわからず。筋肉アピールするサバナクロー生をみて笑いつつ)
おれらはそこまで大変じゃなかったけど、 ランウェイ歩くレオナ はすげ ー 綺麗だったぜ …!
≫ノア
ノアと散歩にいきたいんだ、 力かしてくれないか??
(お菓子と飲み物は準備し、出かける用意はおわったためつぎは魔法の絨毯をよびにいこうと宝物庫にいく、
話しかけるとすぐに絨毯は宝の山から出てきて、ノアと散歩に行きたいと話すと嬉しそうに絨毯はぴょんゞ跳ねた)
>>1763 カリム
──よし
( 一先ず見つけたそれを持ち、部屋を出る。一応クローゼットは来た時のまま、特に他のものにも触れていないから問題は無いだろう・・・と元いた場所に戻ってきたものの、生徒の姿は無い。待っていてくださいと、言ったのに。むっと膨れたところで生徒が戻ってくる訳でもない、仕方なしに近くの壁に背中を預けて待機することにした )
>>1762 ノア
ああ、期待してやってもいい。
(つい先刻のように興味本位だけ優等生のフリをするわけではなく、彼女が本心を剥き出しにしたことに敬意を評して、穏やかな口調のままに頷いた。そして、彼女に倣って尊大な口調で少しおかしそうに目を細めながら、可愛らしい子どもの獅子とは似ても似つかぬ傲慢な態度を続けた。彼女の小さな手が、了承だと合図のようにクイと揺れる。けれど、離すどころか逆に指先に力を込めて。彼女の手の甲を上に向けるようにそっと小さな日に焼けていない白い手を柔らかく握る。ミルクティー色の髪が夕陽でオレンジ色に染まるのを眩しそうに見ながら、薄い唇を開いた。その言葉には押しつけるつもりも、義務も何もなかった。未来への細い糸をひとつ、彼女の手元に残すような。力のない草食動物のクセに、自分に立ち向かって止めると言ってのけたノアの勇気を讃えて選択肢を与えるとしよう。相手はどこぞのトカゲのように長い年月を過ごす羽目になるのかもしれないが、こうして己と過ごすという時間は互いの直線と直線が交わった点であり、ごく僅かな短い時間だ。自分の卒業後、彼女は再び外に出られなくなるかもしれない。なにより、彼女の人生の直線と交わった一昨日、彼女は今日のように瞳を濡らしていたから。これは女性をリスペクトしているからではなく、彼女が可哀想だと同情した訳でもない。ノアというひとりの人間に向けての敬愛を込めて)
……此処が嫌になったら、いつでも俺の国に来い。
>>1763 カリム
ペース配分考えねぇからだろ。……ああ、筋は良さそうなのに順位は奮わねぇな。優勝争いに絡まねぇと、やる気も起きねぇか。
(カリムの「体力ないんだと思う」という言葉に、一瞥をくれる。恐らく体力がないというよりかは、最初から全力ダッシュでもしているのだろう。自分の限界突破ペース配分が理解出来ていない。無論、彼が持久走しているところなど興味もないので知りはしないが。付け足されたスカラビア寮のマジフトの結果に、ああ確かにと背筋を伸ばし。体格、身体能力特化のサバナクローや、魔法特化のディアソムニアなど、フィジカルギフテッドモンスター連中と比べれば、器用貧乏という枠組みに収まるのだろう。そして順位も。カリムの賞賛は素直に受け取り、自身の見目への評価についてそりゃそうだろと思っていることが筒抜けなくらい自信ありげに口角を上げて。言われてからそういえばクルーウェルとヴィルによる地獄の特訓にスカラビアの2人が常にいた訳じゃなかったなと、やや恨めしそうな目を向けて)
そりゃどうも。そういや貧乏くじにも限りがあったんだったな。
≫ノア
おまたせ、 絨毯用のブラシみつかったか … ?!
(つかまえた絨毯を両手でだっこしながら談話室にもどってくると、壁によりかかってる相手がいて、
自分のへやはほかの寮生の部屋よりひろいため、説明しても難しかったかもしれない、 とすこし心配になりつつ聞いて)
≫レオナ
いやいやそんな事ないって … !ちゃんと毎年練習してる!お前らが強すぎるんだよ!
(やる気もおきないか、 ときかれるとそんなことないとぶんゞ首をふって否定する、マジフトは好きだし毎年寮生みんなで練習してるがやっぱり、 サバナクローやディアソムニアが強すぎるとすこし悔しそうにさけび
恨めしそうな目をむけてくるレオナに、 あははッ と苦笑いをうかべて)
レオナはたしか姿勢のことすげ ー 言われてたな??
>>1765 レオナ
( 己だってまさか失敗するとは思っていなかったのだもの、本当なら美味しい紅茶が出来ていたはずなのに。期待してもらえるのならこれ幸い・・・と、用意するように言ったはずの生徒が、どうしてか真っ直ぐにこちらを見るものだから軽く首を傾けつつ取られるがままに手を預けておく。緑色の瞳が夜の森のように光っている、服や髪の境界線も光って見える。紡がれた他意もなく穏やかなたった一言、相手が相手だったらプロポーズだろう、キミのところの寮生が心臓を押さえて倒れるぞ、なんて揶揄い文句も消えるくらいには一瞬呼吸が止まった。とんでもない生徒だ、本当に。どうしようもない生徒だ、本当に。外に出る理由と一緒に、逃げ場を与えた自覚があるのだろうか・・・あるのだろうな、聡明な獅子だから。唇を引き結んで、咄嗟に下を向く。掴まれたままの指先に力が入って、折角引っ込んだ涙が絨毯に落ちていく。ああ、もう、こんなところで王族らしく振る舞うんじゃない )
──これはキミのせいだよ。ああもう、どうにかしてくださいよ、本当、また紅茶失敗しちゃうでしょう
>>1766 カリム
・・・キミ、司書は待っているようにと言いましたよね
( お待たせじゃない!と頭ごなしに文句を言うことは辞めておいた、司書は大人なので。とはいえ、お菓子を用意して、取りに行くよう促されたものだから勝手の知らない部屋に入り、待っていてと言ったのに戻ってきたらそこに居ないだなんて酷いじゃないか!と、いう思いを込めて、ムッと膨れっ面をしておくことにした。一応手に持っているブラシは生徒に差し出して )
≫ノア
うッ … さ、 さきに絨毯とりにいけば早く出発できると思って … ご、ごめんなさい!
(相手の言ってたことを忘れてたため、ムッとした顔でおこられると、やばい!と心のなかで焦って。絨毯は自分の足に隠れていて、素直にあやまりながらブラシをもって、)
>>1767 カリム
なら、お前が奮起してみればいいんじゃねぇか。サバナクローもディアソムニアも、寮長が司令塔でありエースだからな。
(目の前の彼がマジフトかぁと渋ったからそう言っただけで、別段スカラビア全体を示した訳では無かったのだが……悔しげに訴えるカリムの姿を見て、視線を細めた。正直優勝争いに絡んでいないため彼の寮のことはリサーチ不足。ついでに情報収集するかとちゃっかり司令塔として耳を動かしつつ。実際努力で埋められない才能分の伸びしろがあるのは明白ではあるものの、こればかりはすぐには解決できない。あと俺のチームは強いのも仕方ない。と堂々と構えたまま、とりあえずお前を中心としてやるしかない。と無茶を承知で発案する。なにせ自分とマレウスは3年だが、彼には猶予があるのだから。姿勢について指摘されれば、わずかに眉間を寄せて表情を曇らせた。肩で風を切らない、メンチ切らないと、言われたい放題だったが、あれがサバナクローでの威厳ある歩き方なので大変癪だったし、体に染み付いたクセを直すのにとんでもなく苦労したのを思い出してやはりゲンナリとして)
お上品に歩く必要なんざ日頃ねぇんだ。二度と御免だ。
>>1769 ノア
(絨毯に落ちる音はないが、確かに涙が落ちているのがわかった。彼女が下を向こうが、揺れる睫毛の隙間から零れる雫は隠しようがなくて、視線はより一層和らぐ。そうして、彼女が顔を伏せたその高さに合わせるように、ゆっくりと涙の染み込んだ絨毯に膝をつき、握ったままの手を顔まで持ち上げる。魔法石と同じ黄金の光の中で姫様に王子が傅くような、物語の一場面のような構図。本物の王子は彼女の視界から消えないように彼女の顔を見上げるのと、涙を拭うものが無い代わりに掴まれた力の分だけ手を握り返して……紅茶も、司書が司書でなくなる時も、自分たちの人生が再び交わる未来まで付き合おう。チョートゥー石のようにオレンジ掛かった彼女の瞳を見つめながら、唇の端をほんの少しだけ上げて再び傲慢に許しを与え)
俺のせいに、何度でもすりゃいい。──いつまでも付き合ってやるよ。
>>1769 カリム
──司書は、あまり図書館以外の場所に居ることを好まれませんから。一人でフラフラと、生徒の寮を歩いていたと思われたら困ってしまうのですよ
( まったくもう、と、ある程度怒っていることは伝わったのだろう。慌てた様子で謝る生徒に、ふん、と一度鼻から息を抜いて──それで良しとする。ちゃんと謝れるのは良い事なので。ブラシを受け取って貰えたなら、ちらりと絨毯を見遣り、もう怒っていないですよと言うように肩を竦めて )
>>1770 レオナ
・・・本当、横柄な態度ですねぇ、キミ
( この数日間で何度この生徒は己の前に膝をついただろう、何度こうして覗き込むようにして己を見失わないようにしてくれただろうか。いつかきっとこの生徒は、生徒の国でこうして誰かに跪いて、誰かの祝福を受けて、この部屋よりももっと広くて煌びやかで素敵な場所で沢山の誇りを抱えて生きていく。今日のことを忘れてくれて構わないし、そうであってくれたならその方が良いことだってある。でも、多分この生徒は忘れずに、この手がしわくちゃになって、司書のことを置いていくとしてもこうして尊大な言葉で笑うのだろう。それにレディだからとか、そんな理由ではなく目の前に膝を折っていることくらい司書でも分かる。
生意気だ、という前に、まずは涙を止めなくては・・・拭いたいのに、手を取られていては拭えない。不満げに緩く首を振って、すんっと鼻を鳴らし )
紅茶、いれて来たいし、目元が拭えない──
>>1771 ノア
忍耐強いにも限度ってモンがあるぜ、お姫様。
(どの童話でも幸せになる前の姫君は不幸で、中には灰被りなんて名前まで付けられている姫までいたのだから、多少の忍耐というのは誰にでもあるものだといえる。──……が、しかし。毒殺された姫や呪いで眠りこけた姫、彼女を例えた塔に幽閉された姫だって、気の遠くなるほど時間、辛酸を舐め続けたことはない筈だ。だからこそ、彼女が一昨日泣いて、今日二度も涙を流したとしても、自分には何ら不思議に思わなかった。どうにもならない理不尽な目に遭うことについては身に覚えがあったから。だから、性根が腐り堕落し喚き嘆いて自分を見失ってしまう前に、例え傷付いてもどうしたいのか、他人にとって他愛のない夢でも、泣き言でも話すべきだと。苦笑交じり示すと、最後にギュと手を握り、そして彼女の頬へと手を伸ばした。……先程彼女が自分にそうしてくれたように。少し乱れた涙の道筋を指で辿って、涙の粒を払うように親指を横に撫でつける。さっきよりも高い体温は泣くほど感情が高ぶったからだろう。スンと鼻を鳴らした彼女の丸い目からは再びジワリと涙が零れ落ちると立ち上がり、中腰をとるような形で顔を近付けると、左右の頬を伝う涙を掬いとるように指で撫でて。再び睫毛に引っかかって零れ落ちそうそうになった涙を拭うように目尻にキスを落とすと、いつものように人を食ったような笑顔を浮かべて)
キスで姫は生き返るらしいが、王子様のキスで涙は止まりそうか?
>1727 アジーム
とも、だち……?本当にアイツはそんな事、を―――アジーム!!!
(友達。それは独りを極めたドラゴンにとって、あまりにも眩しくそしてこの上なく温かな響きであった。無邪気な一言が耳に触れた瞬間、驚愕にすくみ、きゅっと収縮する瞳孔。それとは正反対に目は言葉の衝撃に呆然とするように大きく見開かれ、まんまるな円を描く。言い慣れぬ言葉を鸚鵡の様にか細く、たどたどしくなぞっていたが、言葉の一片一片がゆっくりと胸に染み入り、やがてそれがどのような意味を持つのかを理解した時―ぶわっと湧きあがったのは、抑えがたく膨れあがった感情。何気なく舌にのせた一言は、無意識のうちに言語の体裁を捨て、鋭利な不可視の刃として周囲に牙を剥く。まるで見えぬ神の一振りの様に風も、植物も、生い茂る木々すらも、その一閃で容赦なく両断していき。ようやくその破壊音が耳に届いた時、伏せていた目をゆるやかに上げる。立ち上る塵煙の向こうに横たわる光景―あられもなく倒れ伏した木々の列に、一瞬、脳が追いつかず呆然としたまま、目を瞬かせ。だが次の瞬間、意識は隣に向く。己が迸らせた感情の奔流が、隣にいた彼にいかなる影響をもたらしたのか、その小さき存在が、無事であるかどうかを確かめる為に。)
>1756 ノア
僕……?ついてきても構わないが、その場合は賭け自体なしだ。
(自分自身は連れ歩く者がひとり増えるだけであって彼女の同行に思う所は無く、来たければ来い―それだけの話である。この応答が、彼女の予想に添ったものであるかは知らぬ存ぜぬだが、こちらを見上げる目に角を揺らし淡々とレスポンスを投げた後、ひとつだけ条件を添える。万が一こちらの読みが見当違いであった場合ほかの寮長たちの埋め合わせとして立たされるなど癪に触る。プライドが高いナイトレイブンカレッジ生らしいと言えば、あまりにもらしい動機から発露した条件だった。ところで彼女には贈り物を介して、思いを伝える癖でもあるのだろうか。今回もまた菓子を差し出され、小さく肩をすくめつつもそっと掌に収め「 ではまた明日。 」と言いその場から離れる。合流した混血児に貰い物だと添えて飴を渡してやると「 僕はもう子どもではありません!!! 」といちどは拒絶するも、自分も同じ色の包装紙に包まれた、同じ味のそれを貰った事を示してやると、彼の眉間に刻まれた反発の色は次第に和らぎ。佇む相手に直角に頭を垂れたあと、背を追ってくる幼子から視線を外すと根城へと足を進めるのであった。)
>>1772 レオナ
( 我慢していたのだろうか・・・と思えど、もうよく分からない。それはもうずっと、長く生きてきて・・・ここに居る目的なんて、元いた場所に帰りたい、だけだというのに、生徒たちが新しく入学してきて昔の知り合いが歳を重ねるごとにきっと己の居場所はもう消え去ったのだろうと思ったりもするし。ただ・・・ただ、この生徒は多分、もっと嘆いて喚いて足掻いてもいいんじゃないかと、明るい場所を教えるように手を引いているのだろう。自分にはできないこともあると、影に立ちながら。伸ばされた手を濡らしてしまって申し訳ない、でもこれはキミのせいだから仕方ない。水を吸わない皮膚同士が塩水を薄く広げて、少しだけ涙の跡がひりつく──と、立ち上がった生徒にようやく手が離れると油断したのが運の尽き、薄い唇が目元から離れると混乱し固まった猫のように目を丸くして生徒を見据え・・・ぴっ!?と驚いたそれのように体を固くして、それから素早く壁際まで後退る。何が起きたのか理解ができず、頭の上にいくつか疑問符が浮いている気分だが、辛うじてわかった事を口にして )
──涙より先に驚きで心臓が止まるかと思った
>>1773 マレウス
( おや残念、とは言わなかった。そもそもの話、この生徒のことだから共に出かけるにしたって難易度が・・・いや、彼の祖国にいつか彼が帰った時に、遊びに行かせてもらう形ならばあるいは。飴はしっかりと己よりも大きな手に預けることが出来、かけられた言葉には「はい、また明日」とだけ。くるりと踵を返し、手には電球、頭には元紙の睡眠中の鴉──部屋の電気を買えたあとは、この子が紙に戻ってしまうまで沢山遊ぼう。あとは明日の支度も少しはしておいた方がいいに違いない、取ってもらった本を固定する台を持ってこなければまた好き勝手に動き回ることだろうし。図書館への帰路は想像よりも楽しいもので、頭上の鴉もどこか満足気だった )
≫レオナ
俺 ? いろいろ言っていいならエースは俺じゃなくてほかのやつにするなぁ
(司令塔ときけば考えたことなかったため、すこし驚いた顔をする、 しかし頭を使うことや魔法の腕もジャミルの方が得意で自分がエースときけばしっくりこない顔をうかべる、
相手のだら ~ んとした座り方をみるとすこしからかうような言い方をしつつ)
あんなにヴィルにビシバシしごかれてたのにレオナ 、 姿勢もどっちまったな
≫ノア
俺はべつにノアが寮をフラフラしてても気にしない … !また飯くいにきてくれていいぜ … !
(許してもらえて、安心したからか困ってしまうと聞いても自分はぜんぜん困らない! と自分の気持ちを押しつけてしまう
魔法の絨毯を相手に渡そうとしながら)
こいつも喜ぶぜ … !
≫マレウス
わぁ ! なッ なんだ ?!
(かなり驚いてるマレウスに本当だ、 と言おうとしたが、いきなりキーン!って音がして衝撃波みたいなものがとんできてビックリして尻もちをついた、
怪我はしてないが倒れたきやふしぎな力に驚いたまま珍しくあせってるマレウスに)
ちょっと驚いたけど、 俺は大丈夫だ … !
>>1774 ノア
ぬるい場所にしたのが悪かったのか、それとも俺が原因か……。
(彼女の体温がまだ唇に残っている間に、手の中のお姫様は子猫に早変わりしていた。獅子の己も驚くほどの速さで後退した彼女に、俺でなきゃ見逃しちゃうねと目尻をはね上げ楽しげに目を細める。風呂場の時といい、わざわざ自分から逃げ場のない場所に行くあたりが実に草食動物らしい。ようやく言葉を絞り出せたらしいショート寸前の相手は、ときめきのドキドキというより心臓のドキドキ(物理)が勝っているらしく普段のご丁寧な話し方も崩壊している。そんな余裕のない彼女とは対照的に自分が第二王子だからなのか、それともキスの場所が王道から外れていたからか、ありもしない空想の効果について神妙そうな顔でそう呟いて、自身の唇に褐色の指を押し当てて見せる。まぁ、先刻までの穏やかさとは打って変わって、どこか悪戯っぽい光がその瞳の奥には宿っているのだが……──。壁を背にする彼女の方へ一歩、また一歩と詰め寄りながら、挑発するように数時間前の彼女の言葉を引用して。獲物に詰寄る獅子の後ろには、この部屋の数少ない避難口がある。が、当然行かせる気もない。いつまでも待ってやるとの宣言通り、美味しい紅茶だってすぐ出てこなくたって構わないのだ)
俺をこの書庫に閉じ込めて可愛がってくれんだろ?お前の目論見は見事成功したんだ、壁の花になってる暇なんてねぇぞ。
>>1775 カリム
確かに器量は蛇野郎のほうが断然上だ。だが、エースに必要な要素はそこだけじゃねぇ。
(相手が言う通り、魔法の腕も判断力も彼の従者の方が上。それはこの学園の誰に聞いてもそう返って来る事実なのだが──点を決めた瞬間、スカラビア寮生や、スタンドが最も沸くのは間違いなくカリムの方だろう。団体競技において試合の流れを変えるのは、戦術だけじゃない。チーム全体の士気が上がるかどうか。それを担えるのは、周囲を自然と引っ張れる存在。勝利が狙えると思わせてくれる、太陽のようなカリスマ性のある相手はまさに適任と言えよう。ハーツラビュルの彼奴も言っている通り、エースは切り札なのだから。──自分が打ち込んでいるマジフトの話ということもあって、普段の気だるい雰囲気ではなく、司令塔としての冷静沈着さが顔を出していて。涼し気な目元で相手をしっかりと見据えていた。からかうような視線を向けてきた相手にお喋りな鳥に話しかけられているかのようにウンザリだと喉の奥で小さく唸り声を上げ、不満を滲ませつつ背もたれに身体を預けふんぞり返り)
グルル……ヴィルみたいな事をテメェまで言うな、気が滅入る。俺に最も相応しい姿勢がこうなんだよ。
≫レオナ
必要な要素 … ?って言うと?
(マジフトは魔法の才能や運動神経があるほうが有利になるとおもってるため、必要な要素と聞くとすこし気になる表情になり。授業をきくときのように姿勢をのばすとレオナに きいて 。
うんざりした顔でわざとなのか。 椅子にふんぞり返ってるレオナにあははッ とかるく笑いつつ)
気持ちはわかるよ、 学校のなかでくらいだらっとしたいよな ~
>>1775 カリム
──キミは、ね
( 確かにキミは困らないだろうね!と呆れ混じりでも何でもなく、ただ純粋に、そうだろうとも、と肩を竦める。この寮の生徒たちは友好的な方々が多いが・・・まあそれでも、仮にも学園の関係者がふらふらと出入りされては気も休まらないだろうし。おずおずとこちらを見ていた絨毯に手を伸ばして、房飾りを指先で撫でながら少し眉尻を下げて )
ところで・・・どこからどう出発するのですか?
>>1776 レオナ
──前提条件が違う!第一、可愛がられる存在がする発言じゃないでしょうが!あと司書を壁のシミにしようとしているのはキミですよ!
( ただでさえ泣いたせいで呼吸が不安定だったところにこの仕打ち、短い呼吸を繰り返して何とか酸欠にならないように目の前の生徒を睨む。が・・・うーわ、心底愉しそうな表情ですこと。聞こえた呟きに思わずツッコミだって飛び出るというもの。確かに、素晴らしい魔女の手にかかって糸車の眠りに落ちた姫も、毒林檎を口にした姫も、眠りから醒めるときには現実味のない口付けなんてものが鍵だったに違いないが、大前提として己は起きているし姫ではない。それから──冷静に考えて、目の前の獅子の子は可愛らしい生徒で、かつ、第二王子で、街に出れば周りの人の子は頬を染める者もいて、あのシェーンハイトが美貌を認める存在で、そんな相手が軽々しく触れるとは、今ですら腹立たしい表情であることは間違いないものの、一般通過の彼の寮生が見たら心臓あたりを押さえて蹲りそうな艶やかさがあるときた。そりゃあ、逃げるだろう、普通に考えて。だって己はただの司書なのだから。とはいえ広くもない部屋では壁に背を預けてギリギリまで距離をとるくらいしか術もなく、最悪一発殴るか脛でも蹴るかしなくては隙を作れない可能性もある。ぎゅっと握りこぶしを威嚇の代わりに胸元辺りまで持ち上げて。花だなんてとんでもない、せいぜいクロスの汚れが妥当だ、と )
・・・驚いて涙もしっかり引っ込んだとも。ついでにそれ以上近付いたら、暴力行使にでます
≫ノア
ああ、 こんどは他のやつも呼んで宴しようぜ … !!
(肩を竦めるノアにキョトンとしつつまえはふたりで他の寮生がいなかったため、こんどはみんなで宴をやろうと誘った、どこから出発するのか聞かれると抱っこした魔法の絨毯をゆかに置く)
もう出発できるぜ、 お菓子と飲み物もってくるから待ってくれ … !
>>1779 カリム
( そうですね、彼らが嫌でないのなら。何を言ったところで、己の価値観を信じて疑わないこの生徒に司書の立場を理解してもらうことは難しいだろう・・・と諦めた。床に置かれた絨毯に目線を合わせるように少し屈むと、一応確認するように絨毯に向けて「あの、司書も乗っても良いですか?」と念の為。大丈夫だ、と言いたげに角を持ち上げられたので、それならばと生徒の戻りを待つこととして )
≫ノア
もってきた、 出発しようぜ … !
(キッチンにおいてた水筒と布にいれたお菓子セットをもってきて、魔法の絨毯にのればフワッと少し浮いて
出発しよう、 と言いながら相手ものってほしそうに見上げて)
>>1777 カリム
選手のやる気を高めることだ。
(椅子に深く身を預けたまま、即答する。その実、敵に塩を送るような行為ではあるが、勿論自分が不利になるようなことはしない。彼に渡すヒントは必要最低限のピースだけ。具体的な提案などはする気がない。かと言って無碍にまではしない。絶妙なバランスで。そう締めてから、ふと向けれた笑顔に瞬きを数度。常に自由奔放に振る舞っている男だと思っていたが、まさか跡取り息子でもあるというのに家が最も快適ではないのかと意外性を覚えつつ。どこか自分と似たような匂いを感じ視線が一瞬、探るような色を帯びた)
……テメェも実家じゃ羽を伸ばせねぇのか。
>>1778 ノア
可愛がられる獅子であるのと同時に、王子だからな。……壁の花って言ったんだが……もう一度耳元で聞かせてやろうか。
(膨れっ面も睨みをきかせようとした目も、涙で潤んでいれば怖くもない。むしろ可愛げさえ感じられて思わず笑みが深まった。前提と言われ、王子なんだから言う権利があると権力を振りかざす。物語の王子様とはかけ離れたロイヤルさである。先程……というか出会った頃から獅子の発言に自分はそんな立場にないと延々と訂正してくる姿に、よくもまぁ飽きずに卑下してくるものだとも感心すら覚える。が、その辺りをスルーすれば認めていることと同義になる。それは自分のポリシーに反する為、こちらもまた延々と言ったことを復唱するのだ。よく聞こえるように改善点まで引っ提げて、自分の価値観が本物だと当然のように言ってのける。握りこぶしを胸元に掲げてられても、日光を浴びていない白い肌に細い腕というのもあるが、拳の握り方、構え、重心のかけ方、ありとあらゆるものが素人丸出しであり、招き猫のポーズにすら見えてくる。全く脅威を感じないが、狩る時はまだと一応その場からは動かず気怠げに片方の足に重心を移しながら、小首を傾げ。ゆるく肩を落として、悲しげなポーズをとって)
俺を閉じ込めておいて、暴力まで振るうのか? お前の為を思ってやってやったってのに。
>>1781 カリム
ど、どうやって?
( ピクニックセット、それから生徒・・・軽々と乗せた絨毯はふわりと僅かに浮いていて、当然のようにこちらを見上げる赤い瞳に少し困惑したように目を泳がせる。宙に浮いた何かに座ることはもちろん、それが布だなんて経験は如何せんないのだ )
──このまま座ってしまって大丈夫・・・?
>>1782 レオナ
キミが王子でも、司書は姫じゃないのだから破綻しているでしょうが──
( キミが王子だとして、己の条件を度外視していやしないか・・・有難くない提案は首を横に振って丁寧にお断りをしておきつつ、一先ずは動きを止めた生徒にほっとしたように腕を下ろしてゆるゆると緑色を見上げた。騙されんぞ、その心底傷付きましたといった姿も、この生徒の場合は己の可愛さを自覚している犬猫と同じ場合があるからな・・・とは思っているが、確かに涙を拭ってくれようとしたことは事実であり・・・その方法が割と問題だらけだったわけなのだが、生徒の文化的には通常運転の可能性もあるので強く言うのは忍びない。と言うより、そもそもこの生徒の距離の近さがそういう文化なのか、生徒の性格なのか、こちらを揶揄っているのか判別がつかない。本に書かれている事柄は一般的で、そのうえで王族に関する情報はほぼシークレットだ。んぐぐ、となんとも言えない顔をすること数秒、諦めたように息を吐いて目を逸らす。威嚇もした、これだけの距離があれば最悪走って自室に逃げるくらいは出来るだろう──部屋が少し暗くなって、傾いた陽に雲が一瞬掛かったのだと窓に視線を向ける。昨日の夕暮れにも似た少し物悲しくなるような空気を吸って・・・そういえば言っていなかった、と、先程の涙の原因に小さな声でお礼を言っておくこととした。普通の人間ならば聞き取ることは難しいかもしれない声量でも、この生徒ならば簡単に拾うのだろう )
──拭ってくれて、ありがとう。あと、司書に選択肢をくれて、ありがとう・・・キミには不要かもしれませんが、この場所がキミの生涯の居場所の一つになればいいなと思います・・・でも、さっきの、あの、あれは、どうかと
≫レオナ
選手のやる気を高める … ? みんなを応援してやるってことか??
(選手のやる気を高めること、 ときけばそのまま不思議そうに相手のいったことを真似する
テメェも実家じゃ羽を伸ばせねぇのかと聞かれると、 そんなことないと少し困ったような顔して笑いつつ)
羽を伸ばせねぇほどじゃないけど、 よくヤンチャするとアジーム家の跡取りらしく落ち着け ~ って叱られるな
≫ノア
ああ、大丈夫だ … !
(このまま座ってしまって大丈夫?ときかれると優しく笑いながらうなずいた、
荷物は自分が持つことにして あぐらをかきつつ座るのに迷ってるノアに)
前にこいよ、 景色がよくみてキレ ー だぞ…!
>>1784 カリム
──それじゃあ、失礼します
( 頷く生徒と、構わないと言うように角を振る絨毯・・・に、頷いてそっと絨毯の上に膝を乗せてみる。思ったよりしっかりとしている・・・体感的には薄い布、ただベッドのマットレスのような安定感というか。そのままぺたりと両脚を乗せて座ると。招かれるままに少しだけ前の方に身体を寄せて )
≫ノア
ちゃんと、 乗ったな? へへッ それじゃあしゅっぱーつ … !
(相手がしっかりまえに座ったのをみると手をあげて、 絨毯にこえをかける、
スカラビの談話室は壁とまどがないため、自分の声をきいた絨毯はそのまま青空にとびだした)
≫ノア
ちゃんと、 乗ったな? へへッ それじゃあしゅっぱーつ … !
(相手がしっかりまえに座ったのをみると手をあげて、 絨毯にこえをかける、
スカラビの談話室は壁とまどがないため、自分の声をきいた絨毯はそのまま青空にとびだした)
>>1783 ノア
多くの物語では王子側の血統は重視されても、姫様の血統は重視されてない事が多いだろ。
(拳が下ろされ、睨みつける視線の熱が少し和らいだのを見て、またビビって逃げ出さないよう動きを止め休めの姿勢を続けながら、彼女の異議あり!に、待った!を掛けた。有名な寓話には自分の出自を知らなかったどころからただの読書家の村娘やウェイトレスだったりと割とその辺りの幅は大きい。そこから葛藤なんかのドラマが生まれることが醍醐味のようなのだし、多くの女性は自分がプリンセスになるのを夢見る起因にもなっているのであろう。なんなら王子側が盗人の時もあるのだし、破綻というほどの綻びがあるようには思えないと淡々とカウンターをして……まぁこの獅子自体が血筋や年功序列というルールが嫌いなせいもあるが。人間である彼女にも伝わりやすいように改善策を申し出たのだがあえなく却下されてしまったが、この結果になると分かっていた上での発言だったので当然全くガッカリもしていない。残念だと肩を竦めるだけに留めるとそれ以上は言及せず、口をすぼめてボソボソと話し出した相手に耳を傾ける。彼女の方へとピンと向いた丸い耳は、獣人らしくしっかりと聞き取っており、彼女の視線がこちらへと向くと柔らかく微笑んで「どういたしまして」と、昨日ショッピングで彼女に様々なものを買い与えた時のように軽い調子言う……彼女は一挙手一投足に糸をピンと張ったようなところがあるから。──それでもって彼女はギブアンドテイクを重んじる。それは、対等であろうとする誠実な矜持であり礼法で、感謝の言葉だけでなく態度や行動で示そうとするこの司書の"与え方"なのだろう。フッと吐息をひとつ。力を抜いて、視線を窓の夕暮れへと一度だけ移す。太陽が傾き、濃い影を落とす窓辺を見つめたあと、再びチョコレートブラウンの瞳に視線を真っ直ぐと向けて。きっともう、あの悪夢のように自分が国をめちゃくちゃにして放り投げることはないのだろう。けれど、自分が変わったところで周りはすぐには変わらない。王宮でどれだけ恐れられようと、嘆かれようと、心の拠り所というだけで人は前を向けるものだというのは彼女の涙に教えてもらった。だから、冗談の形でしか返せないし、現実的ではないことも承知の上で、懸命にこちらへ手を伸ばそうとしてくれる彼女の気持ちを受け入れることを選んだ。さっきのアレ、と言い淀む彼女に吹き出しそうになるのを堪えて、あまりにも堂々たる悪びれない姿で小首をコテンと傾げたままで)
──どういたしまして。……ああ、ここならサボってても臣下にバレなさそうだな。"アレ"に何か問題があったか?
>>1784 カリム
そんなとこだな。無理だなんだって空気より、全員がやる気に溢れてる方が成功する気がするだろ。
(頭を傾けた相手に、特に押し付けるような言い方もせずに尚も落ち着いた声で答える。根性論というヤツはバルガスのように暑苦しくて嫌いな部類ではあるが、サバナクローは血の気も多い上に脳筋なメンバーが多いので、そういう鼓舞だとかやる気元気勇気みたいなものが案外効果テキメンなのだ。最も、熟慮の精神を重んじるスカラビア寮生徒の心に響くかまでは、責任を取れないが。実家で羽を伸ばせないのかという問いへの返答を聞き、アッ……と察しがついたというように短く声を漏らすと視線を相手からやや下へと逸らして。だがまぁ、相手の言い分もよく分かる。なにせ自分も第二王子なのだからだとか、弟なら兄を見習えだとかが枕詞かと思うほど言われた経験がある。言いながら、どこかうんざりしたように眉を寄せて最後には嘲笑混じりの皮肉を炸裂させて)
ああ……。周りのヤツは、本人よりもそういう“心配”をしてくれるもんだよな。
>>1787 カリム
うわっ──
( 乗り心地自体は悪くは無い、とはいえ掴む場所のない不安定さに身体を支えるために手をしっかりと絨毯について・・・いたけれど、ふわふわというよりは、思いのほかギュン!と飛んだ絨毯に驚いたように声を漏らして。それでも、頬を撫でる風は心地よく、目を細めるようにして少し冷えた空気を吸い込んで )
>>1788 レオナ
( なるほど、納得はしたくないが一理どころか百理ある。献身的な灰被りが、あるいはお茶目な町娘が、王子様に見初められてプリンセスになる話は確かに存在していて、王子様にしたって最初からその立場を得ていたわけでないわけで。そう言われるとぐうの音も出ない。が、生憎と司書は姫よりも悪役の使い捨ての道具くらいが丁度いいのだが。言い返したところで勝ち目は無い、それならば早々に降参しておこう。・・・案の定、生徒の耳はしっかりとこちらの言葉を捉えていたらしく、柔らかい声がした。態度と言葉尻だけを見れば心底生意気で仕方がないが、ごく稀に飛び出すこの声色が優しいものだから怒り切るに怒れないのだ──まったく、困ったことである。貰ったものに報いたい、そう思ってもこの学園を出た後の生徒のことはきっと知る術も、基本的には謁見すらも許されないことだろう・・・立場的にはもちろん、司書の持つ知識を見ても。話の節々、あるいは噂に聞く第二王子に対する怯えの声は確かに存在していて、そこに己が会いに行った、あるいは生徒が会いに来ただなんてなったとしたら、何か悪い企てでもあるのでは無いかと邪推を招くオチだ。それでも──まあ、この生徒の気遣いに免じて何も言うまい・・・言うまいと!思ったのに!問題しかないだろう!と、ぱくぱくと口を動かして、言葉が出てこないままじわじわと顔が熱を持つ。言うべきことを纏めようと・・・司書に軽々しく触れるんじゃない!は、今更だし、ああいうことはいつか本当に生徒が出会うだろう姫君に!は、何だかお節介だし、近いだろう!は、先程まで寝ていた奴が何を言うかと丸め込まれるだろう。自由な両手の緩い服の袖で雑に頬と目元をごしごしと拭いながら、小さな歩幅で自室への扉へ足を向け )
・・・もしキミが泣くようなときが来たのなら、同じ目に合わせてついでに鼻先を噛んでやりますから。どれだけ恥ずかしかったか思い知ればいいのですよ
≫レオナ
ことしも声掛けて練習したけど … でもやっぱ才能は関係あるだろ。 おっきな動物にちいさい動物は勝てねぇ…みたいな??
(自分の回答が当たっていて、レオナ の言葉も正しいと思うが去年ディアソムニアと対戦したときのことを思い出すと、すこし残念そうにしょぼんとして。でもやっぱと珍しく弱気なことを言う、
自分はこんな性格なのであんま気にしたことないが、1人が好きなレオナがきいたら かなり嫌がりそうなことをさらっと笑顔で教えた)
あとあと、 俺の家は観光スポットになってるから毎日知らないやつがい ー っぱい遊びにくるぜ … !
≫ノア
大丈夫か … ?!
(おどろきの声をきいてはあわてて、 うしろにいるノアに声をかけた、
乗り慣れてる自分は普通に思うが、はじめて絨毯に乗る相手にはスピードが速かったかもしれないと思いつつ)
絨毯もうちょっとスピード落としてくれ … !
.
>>1789 ノア
ご納得いただけて嬉しいぜ、お姫様。
(彼女の目が雄弁に語りたがってそうだが、春色の唇が動くことはなく白旗が振られる。こちらは余裕の笑みを浮かべながら、仰々しく手を胸の前に当てて見せると、“お姫様”という部分を、わざと強調して。彼女の顔がじわじわと熱を帯びてゆき、口を開いたり閉じたりしている姿は酸欠の金魚のようで思わず喉がクククと震えた。まるで狩りの成果を愛でるような目で見つめていれば、彼女の中で纏まりがつかなかったらしく典型的な捨てセリフを吐き捨てられる。彼女は自覚しているのだろうか、獅子を辱めるがために目元にキスをすると宣言していることに。自覚があろうがなかろうが拒む理由もなく、軽い調子のままやってみろと笑みを深くした。彼女の赤くなった目元が服で隠された。布越しでも力の加減がわかるほど、遠慮のない擦り方に、眉根を寄せる。目元の皮膚は薄くて繊細だ。ヴィルのような皮膚へのダメージが云々と講釈を垂れる気も知識も無いものの、自分の左目に刻まれた傷跡に嫌というほど教えられているため、つい「おい、そんなに擦るな」と口をついて出た。彼女の視線が自分から自分の後ろにある扉へと向けられる。チョコチョコと歩く彼女の進行経路に上体を捻らせ、緩くしならせた尻尾がどうぞと手を差したよう)
その時は夕焼けの草原まで走って来いよ。
>>1790 カリム
ああ、それくらい差があるだろうな。だが、小さい生き物が必ずしも負けるとは限らねぇ。ジャングルで一番恐れられてるのは、肉食獣でも巨大な蛇でもなく蟻だ。
(人生は不公平だと口癖のように言う自分だからこそ、相手の言い分は最もであると理解を示す。恐らく逆立ちしても今のスカラビアがディアソムニアとかいうチートチームに勝てるとは思えない。が、窮鼠猫を噛むと諺があるように一矢報いることが出来るかもしれない。何があるかわからない、それがスポーツの世界だ。だが、そこで思考を止めたら何も変わらない。寮長であるカリムその人が、最初から諦めているのなら、それ以上の未来は決して訪れないだろう。あっけらかんと告げるカリムに呆れたようにジトッとした目を向け。自国にも観光区画は存在するが、それはあくまで市民向け。王族と接触できる環境では到底なく、もし謁見するとなると数多のセキュリティと屈強な女性の衛兵とやり合う羽目になる。これは王族と市民の差なのだろうかと不思議そうに首を横に傾けて)
(/ セリフが抜けておりました、失礼しました;)
>>1790 カリム
ああ、それくらい差があるだろうな。だが、小さい生き物が必ずしも負けるとは限らねぇ。ジャングルで一番恐れられてるのは、肉食獣でも巨大な蛇でもなく蟻だ。
(人生は不公平だと口癖のように言う自分だからこそ、相手の言い分は最もであると理解を示す。恐らく逆立ちしても今のスカラビアがディアソムニアとかいうチートチームに勝てるとは思えない。が、窮鼠猫を噛むと諺があるように一矢報いることが出来るかもしれない。何があるかわからない、それがスポーツの世界だ。だが、そこで思考を止めたら何も変わらない。寮長であるカリムその人が、最初から諦めているのなら、それ以上の未来は決して訪れないだろう。あっけらかんと告げるカリムに呆れたようにジトッとした目を向け。自国にも観光区画は存在するが、それはあくまで市民向け。王族と接触できる環境では到底なく、もし謁見するとなると数多のセキュリティと屈強な女性の衛兵とやり合う羽目になる。これは王族と市民の差なのだろうかと不思議そうに首を横に傾けて)
お前……よく命狙われてんのに、そんな環境でいいのか。
≫レオナ
うぅ~ …ッ レオナは俺のこと買いかぶりすぎだ… !!
(弱気な言葉をきいても諦めるな! と励ましてくれる レオナ にさすがは不屈の寮の寮長だ、 と思いつつもどんなに練習してもマレウスやレオナに勝てる予感がしないため困ったようにさけんだ、
相手の、 もっともな言葉を聞いたあとでもやっぱりあっけらかんとしたままで)
たしかに出入り自由だけどちゃんと警備の人はいるぜ、 それに家ではいっつもgpsつけてるし …
>>1791 カリム
──すみません、まさか、いや、思ったより飛ぶもので
( 慌ててこちらに視線を寄越した生徒に大丈夫だと言うように僅かに眉尻を下げて、それから同じように慌ててスピードを落としてくれた絨毯を軽く手で撫でておく。空を飛ぶ経験なんて滅多にするものでも無い、し、普段から箒などで飛び慣れている生徒とはわけが違う。一応落ちないように座り方を変えつつ )
でも、風が気持ちいいですね
>>1792 レオナ
もちろん、キミがどこに居ようと──紅茶持ってきます、ソファに座って毛繕いでもしていてください
( 嫌がらせ世界大会があったのならきっとこの生徒は優勝するのだろう、王子様らしい振る舞いと発せられる言葉が司書からすればチグハグで背筋がぞわぞわとする。人の様子を面白そうに見るだなんて、趣味が悪いぞと言いたいところだが、己にも当てはまる節が幾つかあるため慎むこととして──目元が完全に乾くことはなくとも、服の袖に吸い込まれた水と聞こえた言葉に仕方なしといった具合で手を離した。ヒリヒリする頬も、今日ばかりは全部この生徒のせいなので。揺れる尻尾も、こちらを見る意地が悪いくせに穏やかな緑色も、心の中では威嚇対象だが先程の生徒の言葉を曲解するのなら、生徒が嫌になるほど可愛がっていいということなのだろう。今この時も、いつかの未来も、生徒は生徒で司書からすれば子獅子のままだ。会いに行きますとも、という言葉は少し気恥しいので言わないまま。よし、と自室のドアノブに手をかけたなら、言い逃げのように部屋の中へ )
カップの底がジャリジャリするくらい、砂糖を入れておいてあげましょう!
>>1794 カリム
過大評価してる訳じゃねぇ。あくまでも可能性の話だ。ディアソムニアの戦力は結局トカゲ野郎一人によるものが大きい。お前が3年になる頃には、多少は現実的な勝算が見えてくるだろ。
(買い被ったつもりも、ヨイショするつもりも毛頭ない。なにせ人の顔色など窺う人生ではなかった王子なので……。面倒そうにしながらも、何だかんだと補足説明までしてやり。肩肘ついた姿勢のまま、じっとカリムを見据えた。だが優しく手を差し伸べるようなタイプではない。これはあくまで机上の空論であり、未だに夢物語の域を出ないのだからと、元気付けたいのか貶したいのか、些か判断に困るような物言いで。平然と告げる相手に、不快感を隠そうともせず、眉間に皺を寄せた険しい顔つきでハァ?とドスの効いた声が口から飛び出した。客側にGPSをつけるならまだしも、なぜその家に住む人間が窮屈な思いをしなければならないのだ。これなら国民に理想の像を押し付けられる王族のほうが自由がまだあるかもしれない。カリムではなく、カリムが置かれているその環境や、それを良しとする周りの人間に白い目を向け、その声音にはどこか本気で理解ないという拒否感が滲んでいて)
家主がなんで、首輪嵌めさせられなきゃならねぇんだ。相変わらずつくづく価値観が合わねぇな。
>>1795 ノア
ああ、カリムは相手を思う分砂糖を入れるらしいな。俺への愛情がどれほどのものか楽しみだ。
(勿論と、はっきりとした声音に、ほんの一瞬だけ、優しげな眼差しが宿る。昨日まで自分が外に連れ出す際にもたたらを踏んでいた籠の鳥が、今や自分の涙を拭う為だけに“どこに居ようと”来ると宣言したのだ。その成長ぶりは目を見張るものがあるし、同時に誇らしくもある。扉に手をかけた彼女の背中を、どこか晴れやかな気持ちで見つめて。──が、次に聞こえたのは犯行予告だった。思わず鼻で笑い飛ばしそうになる。お茶に砂糖、と言えば、真っ先に思い浮かぶのはカリムの顔だ。確か、熱砂の国では厳しい環境下でも動けるようにお茶にはとんでもない量の砂糖を入れるのだとか。以前カリムに声を掛けられた際の会話を思い出してそう言えばと相手に意地の悪いことを告げる。が、実は割と構わないという姿勢でもある。もし彼女が本当に砂糖を盛った紅茶を持ってきても口にはしないが、その分量が可視化される点においては興味深いと思っているからだ。相変わらず可愛げのない獅子である。扉が閉まる前に、命令のような凛とした口調で言葉を投げた。なにせ彼女が紅茶を持ってきた時よりも目は真っ赤に充血し、更に擦ったせいで目の周辺まで赤が拡がってしまっているのだ。たとえ泣いた理由が嬉し泣きだとしても、そんな顔のまま紅茶を飲まれても美味いものも不味くなる。ゆっくりで構わないと言う代わりに毛繕い……はしないが、適当な本を手に取りソファにどっかりと座って)
……それから、淹れるのは目元を冷やしてからでいい。
≫ノア
ノアは、高いとこは平気なのか …??
(相手の返事をききこのままのスピードで飛ぼう、 と思いつつスピードにはびっくりしてたみたいだが、空の上にきても平気そうなかおをしている相手に気になり聞いて)
≫レオナ
そっか ー 来年はお前たちは4年生だもんなぁ。 たしかにそれなら勝てそう、 かも … ??
(レオナの話をきいて2人の学年をおもいだした、マレウスがいるディアソムニアには絶対かてる気しないが、そうじゃないならと少しだけ自信をとりもどす、
何でか怒ってるレオナ にそんなに怒ることかな、 と不思議に思いつつ)
客人側にgpsつけてたらキリがないだろ、 それにじっとしてるの苦手だし俺にgpsつけたほうがいいだろ … !
>>1796 レオナ
( キミのそういうところが生意気なんだ!と言い返したいのを我慢して、きゅっ!と言いたいことを全部飲み込んだ顔をした。目元を冷やせ、という言葉の一つにこちらへの配慮が見て取れる・・・まったく、可愛げがない。ぷんすこと擬音が付くような怒り方をしながら部屋の扉の向こうに消えて、備え付けのキッチンへと足を進めた。適当に保冷剤でも目元に当てておけば多少はマシになるだろうし、お湯を沸かして、蒸らしている間には事が済むだろう。ティーカップを・・・一つはあちらの部屋に置いたままなので、別のものを2つ出して、生徒の分はセイロンを、己の分はアールグレイにする・・・嫌がらせとかではなく、香りの強いものも嫌いではないので。さて、目元を冷やし、紅茶を用意し、残りは砂糖・・・砂糖ね、と少し考えた。山ほど入れてしまってはきっとあの生徒は飲まないのだろう。それは本末転倒、なので・・・──愛情を測ろうというのなら、もっといい方法がある。瓶の中にはみちみちに詰まった角砂糖、今この場にある全て。それごとトレーに乗せて持っていくことにした。流石に液体の入ったカップ2つと瓶が乗ったトレーは重たい。片手は無理だと判断し、行儀は悪いがドアノブを足先で押して開けることとして )
──あ、ねえキミ、ミルクは必要でした?
>>1797 カリム
・・・まあ、そこそこ、ですかね。ほら、図書館の本棚、上の方の本とかは結構高いでしょう?
( 問いに辺りを見回せば、確かに身一つで来る場所では無い高さにいる・・・少し考えてから、軽く首を傾けて。高いところは得意ではないが、嫌いでもない。確かにぞわぞわというか、そわそわはするけれど・・・それに )
それに、絨毯さんが落とすわけないと思っているので。安心している部分はありますね
≫ノア
ノアは度胸があるな … !
(本棚でなれてると言うが、 絨毯は本棚とちがって揺れるし、高さもあるしで怖いハズ、 落ち着いてる相手に度胸があるな、 とほめて、
操ってるのは自分なので落とすわけない! と言われると、慣れてても緊張した表情になり)
へへッ … わるい、 動かしてるのは俺なんだ
>>1797 カリム
4年になりゃ、学園にいる時間は極わずかだしな。スカラビアがどれだけ爪を研いでくるのか、今から楽しみにしてるぜ。
(顎に手を添えて気だるげに言いながらも、そのエメラルドの瞳には強者の余裕と勝ちへの執着がギラギラと輝いており。当然自分の寮が勝ち上がることを当然とした堂々たる態度で、挑発的に白く鋭い牙を見せて笑った。のほほんとした相手を見てさっきから何度も感じていた不可解さがついに臨界点を越える──確かに自分や兄が家の人間たちに監視されているような気配や視線に囲まれて過ごしてきたものの、だからといって嫌悪感はあるし、プライバシーはある程度守られるべきだと考えているため、なんかもうこれは別の生き物として考えた方が良いのではなかろうか。こめかみに手を当て、重く息を吐いた。カリムが動き回るから家族が首輪を着けている側面もあるのかもしれない。だとしても、人権や倫理観的にどうなんだそれは……と、心底理解出来ないと冷めた目で)
入場制限でも設けりゃいいだろ。そもそもアルアジーム家の長男坊がなんでそんな割食ってんだ。
>>1798 ノア
アールグレイなら構わねぇが、セイロンならストレートの方が良い。
(ガチャガチャと二度、三度と不自然に続く音がドアノブが上下する音が聞こえ、読んでいた本から視線を上げる。ノックという訳でもなくただ苦心しているのだろうと察し──ソファから立ち上がって扉に歩み寄った瞬間……目の前に扉が迫る。それを反射的に上半身を捻り避け、扉と壁の隙間の死角になる位置につける。ひょっこりと頭を出した相手は自分がいるはずのソファの方を向いており、こちらからは相手の旋毛が丁度見えた。思わず鼻で笑いつつ、扉をの縁に手をかけて開くのを手伝ってやり。マスターシェフの審査員時でも分かるようにかなり食へのこだわりがある。故に香りだけで2つのティーカップの中身をすんなりと当てると、茶葉の香りと渋みを損なわない組み合わせを告げた。それよりも──目を奪われたのは、その隣に堂々と鎮座していた瓶詰めの砂糖だ。ミッチミチに詰まった角砂糖がまるで供物のようで、一瞬だけ虚をつかれて白い塊を見つめる。だが次の瞬間には声をあげ白い牙を剥き出しにして大口で笑う。この愛情の物量は流石に予想していなかった──数日前の彼女なら「何をバカなことを」と言って相手にしていなかったであろうに。彼女の手元から盆を奪い取るように片手で持ち上げると、お礼とでも言うかのように彼女の頬に口づけた。甘過ぎる四角い愛情に見合うだけのお返しを、自称悪役のお姫様へ)
ハッハッハ!まさか、そんなに貰えるとは思ってなかったぜ。なら、俺も返さなきゃだよなァ。
≫レオナ
うん、 できればトップ3に入りたい … !おれらにも出来そうな練習ってなんかないかな??
(楽しみにしてくれるらしいレオナ に目標を宣言しつつ、マジフト部の部長である相手にアドバイスをきいてみる、
レオナ はいろいろ気にかけてくれるが、 自分のいえは警備員100人いても足りないくらい広いため、gpsをつけてないとジャミルや家族が探せない。広さを伝えるように腕をいっぱい広げつつ)
でも俺のいえすっげ ー デカくて広いんだよ!レオナ もきてみたらわかるぜ、
>>1799 カリム
だとしたら、落ちた時にしっかり助けていただかないと
( 度胸は人並み以上にはあるだろう、と思う──まあ山ほど厄介事に巻き込まれてきたわけなので。と、不意に困ったような何とも言えない表情を浮かべた生徒に、きょと・・・とした後、けらけらと何でもないように笑って。別に落ちたとしても、あるいは何か問題が起きたとしても、生徒が無事ならばそれで事は済む問題なので )
ねえ、それならキミ、目的地は何処なんです?
>>1800 レオナ
キミ──部屋に戻ります、探さないでください
( 開いた扉の向こうに生徒の姿はなく、おや?と首を傾けるよりも早く頭上から声が降ってきた。振り向くように声の方を見上げれば緑色の目があって、本当に鼻がいいのだなと・・・仮に己の目の前に出されたとして、アールグレイは分かってももう一方は判別不可能だろう。素晴らしいね、と感想を言いかけて、その目が何かを見ていることに気がついて手元に視線を落とす──ぎちぎちの角砂糖。これだけでは足りないし、カップの紅茶でこの量は溶けきらない、仮に本当にこの生徒が飲むというのなら砂糖の詰まった瓶に紅茶を注いだ方が効率がいい。まあ、飲みやしないし、受け取りもせずに呆れたように笑いそうなものだが・・・とそんな思考を止めたのは紛れもなく無邪気な飾り気のない笑い声で、その事実に驚いてしまった固まった己の手から盆は消える。軽くなった手を宙に置き去りにしたまま、代わりに降ってきた戯れはどうにもこうにも砂糖の量なんかよりも持て余すもの。開きかけていた口をそのままポカンと開くこと数秒、ぺと・・・と己の頬に指先を当てて、それから再び驚いたように生徒を見上げる。何をしているんですかキミは!と声を荒げたいのは山々、でも口からどうにも声が出ていかず、顔を苦いものでも食べたかのように歪めては来た道を戻るように身を捻る。口にしたセリフはあまりにも混乱に満ちて早口だ )
≫ノア
子供のころから乗ってるし最近は墜落してないぜ …!
(落ちたときの話をされると、すこし困ったように笑いつつ、操縦はなれてると伝えた、
目的地をきかれると相手の意見がききたいと思いつつ)
俺たちがよく行くオアシスにいこうと思ってるけど、 ノアは行きたい場所あるか??
>>1803 カリム
──いや、キミのオススメならそこがいいです
( 最近は・・・とは突っ込まず、生徒がそう言うのならと気にするのを辞めた。まあ落ちる時は落ちるので、その時はその時だ。さて、行先はどうやら行きつけの場所らしいと分かれば、それなら良いと緩く口角を上げて再び視線を絨毯の下へと移す・・・知らない土地に行って帰りが分からなくなりそうな寮だもの、土地勘のある場所ならば安心だ。頬を撫でていく風に気持ちよさそうに目を細め )
≫ノア
わかった … !でもせっかくオアシスにいくなら濡れてもいいようにタオルとか、 もってくればよかったな …
(お気に入りの場所を賛同してもらえるとうれしそうに笑ってうなずいた、
砂漠をみてるノアにつられて自分もしたをみつつ、いつもオアシスにいくときは遊び道具や食べ物をもっていくため、忘れてしまってすこし残念そうにため息ついた)
>>1805 カリム
それでは、それはまた今度・・・楽しみは先々にもあった方がいい、でしょ?
( オアシスと言うからにはきっと水が綺麗に残った砂漠の一区画・・・なのだろう。それこそ旅人が幻を求めてさ迷うような。何やら本当に行き慣れているのか、いつもの装備が無いことを嘆く生徒にからりと少しだけ笑って見せて、それから首を傾ける。夏の水辺は心地いいだろうし、冬の砂漠もさぞ星が綺麗だろうし、この寮も楽しみは尽きないだろう )
≫ノア
ならこんどオアシスまで行進しないか … ?! あるくの苦手ならゾウに乗せてやる … !
(また今度寮にあそびにきてくれるとわかれば ぱぁあっ、 と嬉しそうな顔をしてノアをみた、
自分がジャミルに洗脳されたせいで、 めっちゃ厳しいみたいなイメージをもたれてしまったが、いつもは休みをとってるし暑さ対策はしてる。相手も行かないか?と誘ってみた)
>>1807 カリム
・・・噂は本当だったのか。いや、何、その、キミが寮生達と遠征というか──パレードをしているとね、小耳に挟んだものだから
( こちらを向いた顔にきょとんとした後、そういえば風の噂で聞いたような・・・と少し記憶を探る。あれは確か、彼の従者が──いや、でも今は状況が違うわけだから、おそらくあの時とは関係なく普段からそうなのだろう。つまり、あれは恒例行事ということになる。おおよそ学生がする遊びでは無い気もするが、この生徒らしいといえばらしいか・・・と肩を竦めて軽く苦笑をこぼし )
(/ 残りはまた後ほど返させていただきます)
>>1801 カリム
そこは優勝じゃねぇのかよ。
俺はスカラビアの選手構成まで把握してねぇしな。──ま、テメェのとこの選手1人ずつデータくれるってんなら考えてやる。
(あれだけ焚きつけられた結果が3位以内とは。相変わらず欲のないヤツだと言いたげな顔でカリムを一瞥し、呆れたように鼻で笑いながら一応言及しつつ。アドバイスを求められると、欠伸でもしそうな調子で、そこまで塩を送るつもりはないと気怠げな態度で示す。自分の寮にとって脅威になることは避けたい、そして自分の頭脳がサバナクローを勝利に導いていると自負しているのだ。そう易々と自分の頭脳を動かすことはない。が……椅子に肘を引っ掛けながら、顎をあげる。情報とは黄金に等しい。それをくれるなら、相応のものはやろう。と、獲物の弱いところを見つけ近付く狡猾な肉食獣のように、そしてどこまでも百獣の王らしく傲慢な態度で。そのあとに続いた、鳥のように両腕を広げた相手に、わざとらしく目を細めて見下ろすように笑う。真意が伝わってないことにも目を瞑ろうではないか。所詮はカリムの問題であって、本人が気にならないならば自分がどうこう言う必要も無い話なのだ。それはそれとして、自分が来訪する時にGPSを着けられでもすれば……想像しただけでうんざりだ。目線だけを横に逸らして溜め息ひとつ。言葉を発することもなく、ただその無言の表情が行かないと語っていて)
……この俺に家の広さを自慢するヤツは、テメェが初めてだぜ。お前の家行く時は俺にもGPSつけられそうだな。
≫ノア
パレ ー ド?? そんなすごくないぞ、地元でやる祭りの方がもっと豪華で賑やかだ … ! ノアもいつかみにこいよ … !
(遠足みたいなものだが、 パレードときけば顔をゆるゞふって、そんなにすごくないという
故郷のパレードはたくさんの音楽隊や動物がいるためすごく豪華で。比べると寮の行進は普通だとわらって、答えつつ相手を故郷にさそった)
≫レオナ
いつも全体でやってるトレーニングあったら教えてほしいな ー って思ってたんだけど
(毎年微妙な順位でおわるため、 3位にはいれたら嬉しくうん、 と頷きつつ。そこまで細かい練習方法を考えてくれると思わなくて、すこしおどろいた顔をしてレオナをみた、
いきたくなさそうに溜め息をつくレオナをみて、すこし残念そうな顔をしつつもgpsを心配するレオナに)
ん ~ おれの近くにいたらつけられないと思うぜたぶん … !まえ皆と里帰りしたときもそ ー だったし …!
>>1802 ノア
(彼女の頬が熱を持つ前にすぐに唇を離すと、こちらをぽかんと見上げて固まった彼女の先程の紅茶と同じ色の瞳とかち合った。その瞳の中に緑が移り込むと同時に、彼女が声を発した──ように思えたものの、その顔が、目が、忙しなく動くが、本来聞こえるはずの音だけ耳に届いていない。まるでサイレント映画でも観ているかのよう。その間抜け面を見つめているにつれ、こちら側は口角が悪戯好きに吊り上がりはじめる。エメラルドグリーンの瞳は弓なりに歪められ、王子らしさの欠片もなく悪役顔負けの悪どい笑みを浮かべていて。彼女がようやく少しの余裕を取り戻し、混乱を言葉にし終える前に──その予備動作を細長く見開かれた瞳孔が捉え、足が動いていた。彼女が自室へと戻ろうとした出口の木枠に足裏を打ちつける。ドンッと威圧するような音が響く。彼女の体の前には斜めに伸びる無駄に長い獅子の脚。俗に言う足ドンの体勢は、王子サマとは思えぬ態度。更にどっちが紅茶を恵んだのか分からない何様俺様の物言いと同時に、手に持っていた盆から、フワリとティーカップが浮かび始める。自身の脚のみならず、ティーカップまでもがお姫様の動きを阻むようにゆらゆらと向かって行って。琥珀色の液面が揺れ、ほんのりとセイロンとアールグレイの香りが入り交じり空中で溶け合った)
──そう冷たいこと言うなよ。せっかくいれたんだ、紅茶でも飲んで落ち着いたらどうだ?
>>1810 カリム
キミの──そうですね、いつか。キミの故郷で、んー・・・あ、お祭りはもちろんですけれど、郷土料理とか、あとお洋服とか着てみたいです。どれも文献で知識はあるけれど、実際には見たことがないから
( いつか見に来ればいい、と無邪気な声にゆっくりとまばたきをした。そもそも、寮・・・否、学園生活で着飾った動物が出てくることの方がレアケースであり、それを小規模扱いするこの生徒の価値観がある意味とんでもないことは理解しているが。それでも、まあ、百万分の一くらいの確率で、もし旅行のようにこの生徒の故郷に行くことを許されたなら・・・その時は、この生徒の言うように思い切り満喫してみたい。緩く返事を返しながら、未だ平然と飛び続ける絨毯の毛並みを掌で優しく整え )
>>1810 カリム
……ストレッチでも入念にしとけ。いきなり俺らを真似しても体壊すのがオチだ。
(カリムの言葉に一応耳を傾けていたが、すぐに目を伏せ耳はあらぬ方を向いている。自分の打算を見抜くとは思わなかったが、流石欲のない男。黄金は今回掴めそうに無さそうだ。となればやはりこの重い腰が動くことはない。少しだけ間を置いて、重たい口を開くと、興味を失ったように足を組み直す。怠慢に膝に乗せた片方のサンダルが太腿からはみ出し、隣の生徒が慌てて身を引いたが、そんな気遣いなどこのふてぶてしい獅子は気にする様子もない。むしろもう次に出されたカリムの発言の方に意識が向いていてアウトオブ眼中である。一緒に観光だァ?と、仲良しこよし前提の提案に全身の鳥肌が立つような気さえする。何かを払い落とすように手首をだらりと下げたまま手のひらはシッシッと空を切り、彼の提案も一刀両断して)
──めんどくせぇ。
>>1811 レオナ
──・・・キミのせいだろうに
( 心底腹立たしいのは、理解を放棄した思考の中でも確かに愉しそうに歪められた生徒の笑みが残っていることだ。そもそもは世話焼きで寮生たちからの信頼も厚い御人だろう、それがどうしてこうも司書は意地悪で生意気な獅子の子に振り回されているのか──考えるのはやめておこう、心が磨り減る音がする。視界に収めた来た道の向こう側は見慣れた自室で、巣穴に戻るだけだったはずだと言うのに思いの外大きな音で掛かった邪魔な枷に肩が跳ね──咄嗟に半歩下がって心底不愉快そうに生徒を睨めば、体幹の良さと魔法の恩恵か、一滴も中身がこぼれていないカップが目の前で揺れる。紅茶を入れたのは己だし、そんな己を小馬鹿にして落ち着かなくさせたのはキミだよ・・・と言ってはまた笑みを深めるのだろう。ふいっと目をそらし、目の前のアールグレイの入ったカップを手の中におさめれば、ツンとそっぽを向きつつ紅茶を口へ。もちろんしっかりと恨み節もお忘れなく )
ああ、それともアレ、お子様特有の好きな相手ほど虐めたいというヤツか──随分可愛らしい引き止め方をするものですね、砂糖の山より余っ程甘くて胃もたれしそうじゃありませんか
>>1814 ノア
意地悪で女性の頬にキスなんかしねぇよ。──それとも、答えが必要か?
(彼女の手にアールグレイのカップがすっぽり収まるのを見届けると、魔法を掛けるのを止める。重力に逆らう必要のなくなったカップは、今度は彼女に導かれ桜色の口元へ……──。子供らしいのはどちらなのか。そっぽを向く彼女にふ、と喉奥で小さく笑い肩をひとつ揺らし、彼女の赤く染まった頬を見つめながら不正解だと残酷にも告げる。無意識か戯れか知らないが、すんなりと“好きな相手”と形容した彼女の言葉に、内心驚かされつつも、それすら興味深い。獅子の子どもが戯れに狩りの練習をするような、ぬるい返事をずっと彼女にしているが、やはり意地の悪さが口をついて出て。思考を投げ出して逃げ道を選んでもいいように、わざとらしく余白のある問い方で低く囁いた。自分のカップも盆もそのままテーブルへ獅子の魔力に乗って運ばれてゆく。残されたセイロンが、嗅覚の鋭い自分に配慮したチョイスであると目敏く気づいても口にはしないまま。代わりに、自分の横で浮いた砂糖瓶を片手で持ち上げると、目元だけで笑いながら彼女のティーカップと対のソーサーだけテーブルに遅れて向かわせて)
そんなとこに突っ立ってないで座って飲め。
≫ノア
もしうちの国にきたらそんときは俺の家に寄ってくれよ … !ご馳走様とか服とか、たくさん準備してまってるから …!
(熱砂の国でいろいろしてみたいと聞けばうんゞと楽しそうにうなずきながら話をきく
自分のいえだったら郷土料理とか服とか、相手が体験できると思いもし故郷にきたら、 と話して)
≫レオナ
おれと一緒に里帰りすればの話だって … !ひとりだったら自由にいろいろみて回れるんじゃね
(ストレッチだけでつよくなれるのか、 とすこし疑うがそっぽむくレオナを、みると聞いても答えてくれなさそう、 と諦めた、
めんどくさいと言いながら自分を追い払うみたいに手のひらを動かす相手に、そんなにイヤなのか~ 、と苦笑いを浮かべつつ)
>1757 キングスカラー
僕も同じ課題をだされて、実家から資料を取り寄せた事を思い出した。なかなか興味深い内容だったから態度次第では、貸すのもやぶさかではないと思ったが……
(教師でもなければ、面倒見のいいハイエナでも無い。彼の行く末がどう転ぼうと自分には関わりの無い事。ゆえに、怠惰を厭わぬ気質に言及こそすれど、諭す意図は無く繰り広げられる血筋の解説を「 そうではない。 」と言い、静かに首を横にふる。蛇蝎のごとく嫌悪する男の弱みに触れた途端、ここぞとばかりに好き放題並べ立てた言葉の数々を今いちど脳内で反芻すればふむ、とあからさまな意図を込めて、芝居がかった視線を獅子へと滑らせる。いずれ己が治める事になるその国は、永きにわたり鎖国していた歴史的経緯から、諸外国にとっては今なお霧に包まれた謎深き土地。そんな閉鎖的な国からもたらされる情報や技術は、人間達にとって貴重な文化遺産だ。実際、資料を寄贈した折にはあらゆる魔法史の文献を渉猟したと豪語していたトレインが柄にもなく大興奮していたと聞く。その手の分野に関心がある者であれば、即座に首を横に振る言葉を聞きこの獅子はプライドを貫くのか。あるいは知的好奇心を優先するのか。その選択の刻を、密やかな好奇心とともに待ち構え。)
>1774 ノア
……お前は伝書鴉より、看板鴉の方が向いているのかもしれないな。
(昇った月が沈み太陽が覗いても鴉は戻らず。軽い眠気を抱えながら粛々と一日を送るうち、放課後の刻が訪れ足は図書館へと向かう。開放時間内の訪問であれば、形式ばった礼儀も無用と判断し、扉を引き開けては中へ。すると、どこからともなく飛来してきた鴉に迎えられ、差し出した腕に爪を掛ける。絵空事の命に囁く声は身内宛でもなければ公務の一環でもない。私信のやりとりという、稀有な体験を知りたかったゆえか、どこか落胆の翳を纏っていて。カウンターの向こう、孤座する相手の前へ歩み寄ると自然と腕が組まれ。いつものすました面持ちでその日、はじめて相まみえる顔に対し、一介の生徒として、ごくありふれた日常の挨拶を交わす。)
こんにちは。何事もない、平々凡々な一日を過ごしているようだな。
>1775 アジーム
っ………すまなかったアジーム。怪我はしていないか?
(尻もちをついたまま、驚きの色を湛えた眼差しでこちらを見上げる相手を目にした瞬間、反射的に開きそうになった唇を、咄嗟に手で覆い隠す。この胸に渦巻く動揺を抱えたまま、言葉を発すれば祝福を帯びた声はさらに事態を悪化させる。ゆえに、幼き頃より繰り返してきた対処法に則り、もう一方の手を胸にもっていくと、深く息を吸い込み、そして吐き出す。胸中を吹き荒れる波を、呼吸によって少しずつ鎮める様に。彼は「 大丈夫。 」と告げたがそれは、おそらく突発的な反応に過ぎず、真に安堵するには心許なかった。鼓動がようやく平穏な律動をとり戻すとともに、声帯に宿っていた魔術が完全に霧散した感覚を奥底で確かに捉えるとまずは謝罪の言葉を紡ぐ。怪我の有無をたずねつつ、同時に己の目を細めて。自分の方でもどこにも怪我を負わせていないか、その身体を観察するのであった。)
>>1815 レオナ
──どうせキミのことだもの、答えも行動原理も「司書が困っているところが見たい」くらいのものでしょう
( 手の中のカップが重みを取り戻すのとほぼ同時に、口の中に緩やかに香り高い液体を含んだ。今回は中々いい線にいったのではないか、これは美味しい・・・と少しだけ目元を緩めて、唇をカップから離す。何やら僅かに笑っている気配がしているが、それに突っ込んだら負けると理解しているので大人しくそっぽを向いたまま──低く響いた声に、ぴっ!と僅かに肩を揺らして恨めしそうに生徒を睨んだ。要らないと言えば「そうか」と笑い、欲しいと言えば「そうか」と笑うのだろう、この生徒はそういう獅子の子だ。その上で、要らないと言えば「意味を理解したのなら答えよ」だとか、言い出しそうなものなので正解は口を噤むである。・・・とはいえ、いつまでも不満気な顔をしていては、せっかくの紅茶も、クッキーも台無しになってしまうので・・・ふん、とツンケンした態度はそのままに盆が運ばれていった先、その近くに鎮座する見慣れたソファに向かい、もう行儀もなにもあったものではないと部屋履きを適当に脱いで裸足になった足を乗せるようにソファに膝を折って座れば背もたれに頭を預け )
・・・その瓶に紅茶をひっくり返した方が手っ取り早いでしょう?一思いにやって差し上げましょうか──それとも不敬罪にでもなるかな。もちろんまだ渡したりないとは思っているけれど、甘味も摂り過ぎれば毒ですしね
>>1816 カリム
そうですね、もしいつか、そんな機会に恵まれたならキミの元を訪ねましょう──あ、そんなに用意は不要です。先に言っておかないとね、キミは多分きっと本当に沢山が沢山な子だもの
( 実際のところ、この生徒の家に遊びに行けば大抵の事は出来てしまうのだろうが・・・忘るることなかれ、司書は司書でこの生徒は仮にも次期当主なわけで。そもそも、下手に歩き回ること自体が危険な身なのはお互い様だろう。この生徒はその身に価値があって、司書は下手をすれば最悪の武器になるわけで。このいつか、がせめてこの生徒の生きている間に叶えばいいと思いつつ、ふと眼下に見えた影を指さし )
オアシスって、あそこですか?
>>1817 マレウス
こんにちは──本当は、キミ宛に招待状を書こうかと思ったのだけれどね。この子がいなくなると思ったら、出来なかった
( 今日一日、図書館でできる範囲の事をしようと低い位置の本を整理したり、虫干ししたりしていた・・・が、時折この鴉は己をつつきにやって来た。さながら、鴉のことを忘れちゃいないかとでも言いたげな態度に、何度か筆を取ろうと試みたのだけれど──送り返してしまったら、二度と会えないというのは少しばかり寂しかったもので、結局頭に乗せて仕事をすることにしたのだ。持ち主がやってくれば、そちらへと飛んで行ったその姿に満足気に目元を緩めながらゆったりと立ち上がり。素敵な子を貸してくれてありがとう、とわざわざ言うのも何だか違う気がしたのでぐっと伸びをしておくだけに留める──さて、生徒がわざわざ足を運んでくれたのだから、早くお願いごとを片してしまった方がいいだろう。寮長のお迎えにと稲妻のような声が図書館に響く可能性がある )
──どうにも飛んでいる本を捕まえられなくて。ほら、数冊あるでしょう?・・・司書も頑張ってはみたのだけど、物の見事に脚に擦り傷を作ったし、背中を床に打ったものだから、これはキミに頼もうと思いましてね
≫マレウス
そんなに心配しなくても大丈夫 だぜ … !! どこもケガしてないだろ!
(話しかけて、いいのかわからなくて、 深呼吸するマレウス のことをみてることしか出来なかったが、大丈夫かきかれると腕などをみせてケガしてないことを笑顔で伝えた、
世界中に名前をしられてる魔法士の相手が魔法を暴走?させたのにかなり驚いたように)
マレウスどっか具合悪いのか??
≫ノア
へへッ 1人分って難しいからノア用のものはジャミルにみてもらうよ。
(もし相手が遊びにきたらたくさん遊び道具など準備しようと思ってたため、考えを見抜かれるとすこし恥ずかしそうに笑いつつ約束した、
絨毯からかおをだして、青いオアシスをみると)
そ ー そ ー !絨毯!オアシスのちかくにおろしてくれ … !
>>1820 カリム
( おやおや先手を打っておいて正解だった──と緩く目元を細めて笑うに留めて、少しづつ下降を始めた絨毯の影が地面に近づく様子を眺める・・・実際、空を飛んだ機会など過去を見てみても片手で収まる程度しかない。レアな体験をさせてもらったものだ、と絨毯の上で降りるために体勢を整えるように脚を崩して )
すっかり忘れていたのだけど、砂の上を歩くならサンダルで来れば良かった──初めての事ばかりで上手くいかないのは、久しぶりです
≫ノア
たしかにそうだな … そんなに遠くないしいったん寮にもどるか??
(砂漠におりれるとこまで降りてくると、ノアの言葉をきいてたしかに、 と気づいて。くつがよごれたり砂がなかに入ったりするのは気にしないが、歩きづらいのは困る。顔を上げるとオアシスにきたが相手に戻るかと聞いてみた)
>>1822 カリム
──いえ、脱いでしまえば気にもなりませんよ
( 靴が汚れるのも、靴に砂が入るのも何も気にならない・・・足が傷付くのも、なんなら構わない。絨毯に浅く腰掛けて、後は地面に降りるだけという所まで来ると慣れた様子で靴と靴下を脱いでそれぞれを片手ずつ手に持った。ね?とどこか楽しげにそのまま絨毯から降りると砂に足先を埋めて )
・・・うん、熱くもないですね
≫ノア
石とか埋まってるかもだし気をつけろよ … !!
(ノアが気にならないならいいや、 ともどるのをやめ。相手が絨毯から降りてね? とするとパチゞ、 とたのしそうに拍手をしつつ心配して、
はだしになった相手にせっかくならと)
オアシスにあしだけ入ってみたらどうだ??
>>1824 カリム
はーい──あ、え、思っていたより冷たいのですね
( 石に気を付けろと言う生徒は、なんと言うか長男らしくて笑ってしまう。まさか生徒に心配されるとは・・・と思いつつ、脱いだ靴を適当な位置において、長いズボンの裾を捲ると水の際に足を浸けて軽く水を蹴った。てっきりこんな場所にあるものだから、もっとぬるいのだと思っていた・・・が、ひやりとした感触が指の間を抜けていくのは何だか心地がいい。気持ちよさそうに目を伏せて )
水も随分綺麗ですね
≫ノア
うう、 俺も入る … !
(ジャミルの面倒をかけないようにくつをはいてみてようかと思ったが、水場で楽しそうに遊ぶノアをみてるとだんだん我慢できなくなってきて、カーディガンとくつ脱ぐとオアシスにジャンプして入った、
相手のマネをして水を蹴りながら楽しそうに笑いつつ)
あははッ なんかプールの授業思い出す … !水鉄砲あったらお前とゲームができたのに
>>1826 カリム
おわっ──流石に、司書は大人なので、キミたちのように無邪気に遊んだりはしませんが
( 思いの外勢いよく飛んできた生徒に目を丸くして、飛んできた水の飛沫を避ける。頬に飛んだ水は軽く服の袖で拭って、なにやら楽しそうな生徒に「やれやれ」とも「可愛らしい」ともつかない表情を向けつつ、あくまで司書は大人であるという意思表明はしておくこととして。絨毯は濡れないようにと離れた位置にいる、ようなので、そちらへと歩み寄り )
キミ、荷物は何処に置いておこうか?
≫ノア
リドルとアズールも同じこと言ってたけどさいごはフロイドと3人でじゃれあってたぜ … !仲いいよな … !
(無邪気に遊んだりしない、 ときけば前のプールの授業を思い出した、2人ともノアとおなじことを言ってたが、プールに突き落とされ顔を真っ赤にしながらフロイドに水をかけてた。あの時のことを思い出して楽しそう笑いつつ、話す
荷物の置き場所をきかれると絨毯の方をみて)
あいつの横に置いとけば平気だろ
>>1828 カリム
・・・ノーコメント
( 出てきた面々の顔を思い浮かべたところで、それはじゃれあいではないし・・・おそらく、巻き込み事故というやつではなかろうか、と思い至り言葉は飲み込んだ。実際にその現場を見た訳では無い以上、この生徒の肌感覚が正しい可能性も1ミリくらいはある・・・ので。絨毯の横、と言われればそちらへと足を向けて、荷物の中からブラシを手に取った。こちらを見やる絨毯に、おいでと手招きをしつつ、己は水辺の縁に腰を下ろし直して──足先だけでも、水の中に浸かっているとかなり涼しい )
キミの寮の周りは随分と乾燥しているイメージだったから、こう水辺があると・・・何だか本当に異国のようで素敵ですね
>>1829 イデア
( / お世話になっております!顔出しありがとうございますー!ヤバいですね(ヤバいですね)(本当にヤバい)(どうしてこんな事を)。日々どうかご無理はなさらずお過ごしください・・・! / 蹴 )
≫ノア
熱砂の国もこんな感じだぜ、 それに異国みたいって言うならほかの寮もだろ … !
(ノーコメントといわれて首をコテッとさせつつ、音をたてながら絨毯のほうへ行くノアをみ続けて、
荷物からブラシをとったノアにすこし嬉しそうに笑って、 あしで軽く水をけって遊びながら自分の寮のイメージをきくと)
.
>>1831 カリム
それは確かに──なんと言うか、こう、上手く言えないのだけれどね。異国情緒というか、ううん・・・
( 聞こえた言葉に「確かに」と緩く頷く。図書館から見れば外の世界はどこもかしこも異国だし、ただ、上手く言えないのだけど・・・ほら、なんとなく、知らない世界に来た時のような感覚がして。近くに寄ってきた絨毯を膝の上に招き、水に濡れないように注意しつつブラシをかけてやり )
衣服とか、雰囲気とか・・・司書は学園での生活に慣れ切っているから、図書館にない雰囲気のものはどれも目新しくて
≫ノア
わかるぜ … ! 他の寮にいくとスカラビアじゃ見れないものたくさんあるから楽しいよな … !
(図書館にない雰囲気のものはどれも目新しい、 ときけば相手の気持ちはわかり、 コクッゞとうなずきつつ、
相手は長くここにいると聞いたため、 他の寮にも遊びにいってそうだと思えば)
寮ごとに気温って違うんだろ??ノア的にはどの寮がすごしやすいみたいなのはあるのか?
>>1833 カリム
──・・・そうですね、気候だけで言えばイグニハイドでしょうか。ほら、図書館とちょっと似ているから
( 司書からしてみれば図書館の外の世界は未知の領域だが、生徒からして見ても他寮は興味深いものらしい。へえ・・・とゆるく頷きつつ、絨毯のほこりを落としてやっていれば聞こえた言葉に少しだけ間を置いて・・・思うままに感想を述べる。甘いものならハーツラビュル、景色ならサバナクロー、夜を過ごすならオクタヴィネル・・・などなど )
キミは、もしスカラビアでなければ、気になる寮はあった?
≫ノア
そ ー なのか … ?? ハーツとポムフィオーレとイグニは過ごしやすそうだな … !
(イグニハイドは温度が図書館とにてる、 とノアからきけばすこし意外そうな反応しつつ、 似てるなら3つの寮はちょうどいい温度で暮らしやすそうだと言った、
こんどは自分が気になる、寮をきかれると腕をくんですこし考えながら)
うーん、 ハーツラビュルかな … ! 行ったことないけど、 どんな料理でてくるのか宴の参考になりそうだ
(/ 残りはまた後ほど返信させていただきます。今暫くお待ちくださいませ)
>>1817 マレウス
学校の課題如きに、熱心なことで。──お優しいご提案をどうも。……なら、俺からはテメェに“招待状”をやる。
(あからさまに面倒そうに顰めっ面を隠そうともせず。けれど反論されたことでこの話題がしっぽ切りされないとわかると、息を吐いて渋々口を開く。好き好んで口出すことでもないが、彼奴の知識欲とやらは人間同様貪欲なのだ。彼が手にしている漫画がそれを示している。ならば──「なら、やっぱりイデアに相談した方がいい。学習はどんだけ優れた教師を捕まえられるかで決まるからな」と、至極真っ当な意見を出す。なにせイデア以上に機械に詳しい人間などいないのだ。学習の近道は、如何に学びの深い者から教わるか。とびきりの教師が手とり足とり教えられた身としてそれが最善であると尻尾を静かにユラユラと揺らして。あからさまなマレウスの演技に目を細めてジトリと見やったあと、こちらもフンと鼻で笑う。本当に彼が欲しいと言い出せば、城中ひっくり返してでも資料を引っ張ってでもきそうだと内心毒づきつつ──持ち出された歴史資料の話題には、癪だが反応せずにはいられない。自身の誕生日に贈られた本は非常に知見が広がるものであったし、実際欲しいと言えばそれなりのものを用意してくるのだろう。ただこんな風に甘い罠を張ってくるあたり、相変わらず上からだな、と己の棚の高さを棚に上げたまま嫌味をひとつ。彼の思惑にそのまま乗ってやる気にもならず、代わりにとマレウスを見上げる。その視線も口調も気怠さ全開だが、反応を試すような目でじっと見据え)
──先日、カリムと流れでゲーム大会ってのが開かれることになってな。開催者はカリムだが、参加者としてテメェを推薦したのは俺だ。
>>1835 カリム
・・・あの寮はキミの寮とはまた違った種類の甘いものが多く出てきそうだものね
( ハーツラビュルは・・・まあ、悪くない。ポムフィオーレは・・・少しばかり圧がある。そう思うとやはりイグニハイドは居心地がいい・・・手元の絨毯はぴかぴかに、満足気な絨毯を撫でてから立ち上がり、ブラシを元の場所へ戻しに向かう。生クリームの乗ったケーキはあまりこの生徒の量では見ないし、きっと所謂異文化交流なのだろう。とはいえ、今回持ってきたのはこの生徒の寮にあったシンプルなビスケットだ・・・お菓子を2つ、持ってきた荷物の中から取り出して、生徒の近くへと歩み寄り )
>>1816 カリム
言っておくが、嘘じゃねぇぞ。柔軟性がねぇ奴ほど、ケガもするしな。
(カリムの視線に疑いの色が混じったのを目敏く気付き軽く片眉を上げる。低く呟くその声には、わずかに苦言めいた響きが混じっていた。真面目に忠告してるつもりではあるのだが、態度が態度なだけに信憑性がないように見えるのも確かだろう。そう付け加えながらも、目線はカリムを捉えることなく、テーブルの上に乗せられたカゴいっぱいのフルーツを眺めている。カリムが苦笑いを浮かべるのも無理はない。1人だったら……と提案する彼に、手のひらを払う仕草をまたしても繰り返す。お互い自分の身に何かあれば大事になるような立場だ。そう簡単にはいかないだろうと、計算の早い頭がすぐに答えを出していた。そもそもカリムの友人となれば着けられそうでもある。椅子にもたれた姿勢のまま、片目を閉じて嘲笑するように鼻で笑うと、喧騒の残る生徒たちを見やり)
結局お互いこの学園にいる時が、1番自由ってことだな。
>>1818 ノア
もっと単純な話だ。お前を気に入ってるから……それだけだ。
(ピシリとした視線がこちらを見た瞬間に、イタズラが成功したかのように笑みを深めて。恨めしげな睨みを正面から悠々と受け止める。恨み節と共に投げ捨てられた言葉たちに、違うと言う代わりにソファへ向かう彼女の髪をひと束、指の腹にふわりと乗せた。絹のような髪は指の隙間からサラサラと落ちてゆくのを見届けると、ドストレートな答えを彼女に投げて──彼女の巣穴へと続く扉を背後で閉じた。ガチャンと外界から閉ざされた合図が部屋の静けさの中で響く。テーブルへと戻ると、ソファの上で縮こまっている彼女にクツリと笑みをひとつ。そしてその先にあるテーブルの上には瓶に詰まった白い愛の山。そして、その傍らにある──出しすぎた濃い琥珀色。瓶の中に突っ込むならば、この紅茶でさえも甘すぎて飲みきれないだろう。彼女の提案に緩く首を横に振りながらフッと吐息を漏らすと視線だけでそれらを順に追い、最後に彼女へと戻す。素直な声音が、ポツリと口をついて出た。この獅子にしては戯れも棘もない、本心。最も、その口調は相変わらず憎たらしさを含んではいるが……。緩やかに目をふたたび瓶に視線を落とす。喜色の浮かんだ瞳──緑豊かな大地を思わせる色が傷のついた瞼によって細められて。目の前の愛の象徴に視線を向けると、指の腹で瓶の蓋の側面を、軽く撫でた)
俺とお前しかいないってのに、誰が咎めるんだ?そこまで想ってくれて光栄だな。この俺に表立ってそこまで言う奴なんざいなかったんでね。
>>1838 レオナ
──瓶ではなく司書を撫でては?可視化できる今の最大限はキミの手の中だとしても、余り余った分はまだ司書の中に腐るほどあるというのに
( 冗談ばかり口にするのだ、この生意気な生徒ときたら。司書には生徒に気に入られる理由がない、鴉の報酬のためと手を掴んだ後、今はただの気まぐれで未だにこの場にいるだけなのだろうに──流れきった髪には気づかないまま、しっかりと閉ざされた扉の音に一瞬だけ指先に力が入る。折角の効率的な飲み方は好ましくないようで、視界の中で首を振る様を漠然と捉えていた・・・が、不意に耳をついた言葉に緑色の瞳をまじまじと眺めてカップをソーサーへ戻す。そんな小瓶で満足されては困る、この生徒はこれから先受け止めきれないほどの愛を、多くの人から声にして品にして渡されていくのだろう。きっと、これまで渡されなかった分も。ソファーに深く腰掛けて、脚を組むと膝に肘を預けるように頬杖をついて意地悪く口角を歪ませ )
・・・手の中に収まる程度の表立った形で嬉しそうにするだなんて、随分と獅子の子らしいところがあるじゃありませんか。初めて玩具を与えられた子猫みたいで可愛らしいですよ
>>1839 ノア
……そりゃ、テメェに触ってもいいって許しか。
(彼女の言葉にパッと顔を上げると、勝気な笑みを浮かべた彼女の瞳とかち合った。それにわざとらしく眉を釣りあげて、鼻で笑う。まるで今の台詞を確認するように小首を傾げて見せると、疑問形でも確認でもなく、ただ事実を羅列するようなトーンで鋭い瞳孔を細める。ほんの少し前には、女性には安易に触れるなと言っていたくせに、随分な物言いと態度ではないか。挑発の火種を投げてきたのはそっちなのだからと、元々なかった遠慮を捨て……瓶の縁から指を離すと、ツカツカと彼女のすぐ側へ──彼女が背を預けるソファの背もたれに肘下を押し込みながら、挟み込むように覆い被さった。組まれた脚の膝に手を這わせ、逃げ道などどこにもないと示し。ただ彼女の視界を奪うように更に近付く。そのまま低い声で、耳元スレスレで囁いて)
なら──“玩具”にされてもらおうか。
>>1840 レオナ
──・・・紅茶が冷めてしまうじゃありませんか
( おっと藪蛇。言葉よりよっぽど素直な生徒の瞳が真っ直ぐに物騒な色を帯びるので、否定の言葉を紡ぐつもりがその隙がなかった。いや、いつもその隙を与えてくれていたのかと今更ながら気が付く。許しも何もないくらいには、随分好き勝手していたように思えるが、指摘して手加減とやらを無しにされては早々に逃げる羽目に──視線を巡らせても自室の扉は先程閉められたし、図書館に繋がる扉に向かうにも若干距離がある。組んだ脚を解こうにも片手で動きは制されているし、揚げ足を取るような台詞に悪寒にも似た感覚が走る──頬杖をやめて身を引いたところで意味がない距離感だ、まったくもって近い。言いたいことも文句も山ほどあるのでその中からひとつ厳選したうえで・・・頬杖を解き、近付いた生徒の頬に擦り寄るように頬を寄せて直ぐに離れる。匂いを気にしないというのなら、何よりあんな瓶いっぱいの角砂糖で喜ぶいじらしさがあるのなら、少しは態度で足りない分を示してやるのが大人というやつではないか )
それにキミは直ぐに玩具を壊しそうだから、こちら側から遠慮しますよ
>>1841 ノア
──テメェから誘ったくせに。
(紅茶を言い訳に使われると、彼女の手元にある水面を見つめて……ニンマリと悪い笑みを浮かべながら、誰が許したせいかと咎めるように見つめて。頬を擦り寄せられた瞬間、耳をピクリと動かして、彼女の動向を静かに見守っていればすぐに離れてゆく彼女に、不満げに眉をつり上げ離れてゆく彼女の耳元に軽く息を吹きかけながら、指先で軽く彼女の肩を押して引き寄せる。そこから、少しだけ頬をすり寄せ返しながら口を開く──その言葉にはからかう意味を込めて、目を細めながら玩具で遊んでいると形容された通りの楽しげな表情を浮かべる。どう見ても子猫というよりは立派な獅子の狩りそのものだろう……ゆったりとソファの上に片膝を乗せ距離をますます縮ませると、到底可愛らしいとは言えない邪悪な笑みのまま彼女を見下ろして)
偏見がひでぇな。可愛らしい子猫みたいなんだろ?
>>1852 レオナ
( 司書が悪いと言われたなら、乗ったキミも同罪だと言えたのに、司書が誘ったと言われれば事実ではあるためぐうの音も出ない。耳元を掠めた息に眉を寄せて小さく不満げに呻きつつも、頬に触れた体温に本当に猫のようだと・・・まあ猫より手はかかるし生意気だしそりゃあもうルチウスの方が可愛らしく思えてくるレベルではあるが。猫らしく少しずつ距離を詰めるつもりらしい生徒に──最終的には抵抗も視野に入れて、身軽な方がいいだろうと──ソファーが二人分の体重で少し軋んだ音を聞きながら、少し身体を前へ傾けてわざと生徒との間を埋めて・・・三割ほど紅茶が残ったままのカップをソーサーごとテーブルへ。直ぐに距離を取るように元の位置、よりも距離を取るように僅かに身を引く。空いた両手で生徒の肩を押すように突っ張って、ようやくいつも通りに恨めしそうな目を向け )
・・・口達者なのも困りものだこと。頬を寄せるついでに噛んでやればよかった、生意気な子猫への躾だと言い逃れが出来たのに
≫ノア
そうだな~、スカラビアのおやつは果物が多いし … ん? ど ー した??
(ケイトがよくマジカメにあげてるハーツのお茶会写真を思い出しつつ、ノアのことばに頷いた
絨毯の毛をキレイにしてた相手がなにかを持ってもどってくれば絨毯はもういいのかな、 と思いつつ、どうしたと聞いて)
≫レオナ
ぁ、 レオナのこと疑ってないけど、 ストレッチってなんか、ふつーだと思ったってゆーか……
(変わった表情と低い声に肩がピクッとはねる、 マジフトならでは練習がしてみたいと言おうとするがそんな強くないのに早いと言われるかも、と思いこえが小さくなる、
学園にいる時が、1番自由と聞くとすこし眉をさげるがすぐに笑顔にかわって)
レオナはどっか行きたい場所とかないのか … ?!
>>1844 カリム
これ、折角なら持ってきたお菓子でも食べながら話しませんか?
( 確かに言われてみればフルーツの在庫が沢山あったような・・・水分補給も兼ねるのかもしれない、と思考を巡らせつつ、手の先でお菓子の袋を揺らす。そもそもここへはピクニックに来ているのだから、と小首を傾けては、生徒の明るい色の瞳を見下ろして )
──毒味が必要でしたら、お任せ下さいね
(/かなり遅れてしまいすみませんでした…!)
>ノア
あー…今用意しますから叩かないで…
(出来ているかどうか分からないフォローに対する反応は良くホッとしたように目を伏せて。ネットや身内以外ではほとんど対話をしない自分にとって他愛のないやり取りは不思議と落ち着くと感じつつ背中を叩かれ気持ちを切り替え立ち上がり手早く2人分のホットミルクを用意して)
>カリム
どうしてって、パンを買いに食堂に行く途中なだけだけど
(話を聞きなるほどと納得しつつこの時間は食堂にいるだろうと予測して。その後の問いかけに目を伏せながら答え「一緒に食堂行きます…?ジャミル氏も居るかも知れないし」とついでだからと話し視線を向けて)
>レオナ
一局だけならいいですぞ…ああ、言っておくけど拙者結構強いんで後で後悔しても知らないからね
(相手から感心の言葉が聞こえ目を瞬かせた後このくらい得意分野なんでと少し得意げに返し端末を渡して。その後の誘いの言葉に少し考えた後口角を上げ告げて)
>マレウス
あー…別に特別な行事とかある訳じゃないです…
(どうやら呟きが聞こえていたらしく聞こえた言葉に目を瞬かせた後視線を逸らしながら告げて。本だけ受け取ってさっさと帰ればよかったと内心後悔しつつ「ちょっと本を買いに来ただけなんで…」と少し口篭りながら話し様子を伺うように少し顔を上げて)
>>1846 イデア
おおー・・・人並な感想ですが、お兄様と呼ばれるに相応しい動きですね
( すっと立ち上がった生徒の後ろ姿を見上げながら、揺れる薄青色を眺める。何だかんだ言いつつも世話を焼くところだとか、司書の我儘に応えてしまうところだとか、己には無いものだが兄がいたのならこういうものなのだろうと気の抜けた表情を浮かべつつ、どこか満足げに温かいそれがやって来るのを鼻歌交じりに待ち )
( / 毎日本当にお疲れ様でございます!今後とも気負わず無理せずどうぞよろしくお願いいたします / 蹴 )
>1819 ノア
………そういうものか。
(ふと伏せた目が、胸元に忍ばせたドラコーンを捉える。私情に傾くほど愛着を抱いているものを、かくも容易く手放せるのか。その疑問は魔法の様に想像さえすれば即座に答えが抽出されるものではなく、思考という行為が虚空をさまようのみ。ただあの夜を境に、胸の奥に沈殿している名もしれぬ騒めきが蘇る。いずれ学園生活を共にしたすべての者が星に還ろうとも、あいつだけは必ず、最期までそばにいるのだろう─なのに。茨の棘が肌を擦るような不快感が心を侵す。理解を示す返答とは裏腹にその声はどこか宙を漂うような虚ろさが滲み、結論を得られぬまま思巡に沈んでいた顔をあげて。ツノよりもうんと高み。ふわふわと不規則に留まる書の群を自力で手繰り寄せようとしていた事を伺うと、無茶をすると心中で呟きながら瞬きをひとつ。ぱち、と睫毛が震えたその瞬間宙を揺蕩うすべての書が瞬きの間に掌へと集い。どさっと質量を伴って端然と積み重なった山を不足も過不足もないかを問うように、相手の眼前へと差しだしては。)
どこに運べばいい。
>1820 アジーム
こちらは問題無い。お前はお前自身の事を、もう少し気にした方がいい。
(たとえ血の香りが立たずとも、人間の身とは斯くも儚く弱い種族である。だからこそ、念には念を重ねて足から始まり腕、そして首。肌が露わとなった箇所をひとつひとつ、丹念に観察し無事を確かめていた最中。思いも寄らぬ心配の声が、耳朶を打った為つい、と視線をあげて。クラスメイトのシルバーや部活を共にするリリアの話を介して、彼の人となりについては大まかに知っているつもりだった。だがよもや自分の命が危ぶまれる事態に陥りながら、その原因となった張本人の身を案じるような人物とは思わなかった。気にかけるべきは果たして、そこなのか。呆れと困惑がないまぜとなった感情が言葉にもならぬまま胸中に渦巻き、眉間にうっすらと浅い皺を刻ませる。鼻からはひと筋の嘆息が洩れて。力の抜けた肩をそっと落としながら、唇からこぼれた声には己を顧みないカリムの在り方に対する、淡くも確かな憂慮の翳が宿っており。視線を前へと戻すと地に臥した木へと、歩を進めるのだった。)
≫ノア
ごめんなぁ … 大丈夫だとおもうけど、 荷物借りていいか??
(ノアの方から毒味するといいだされてポカンと口をあける、新品だったら断っていたが、みるとクッキーは誰かが食べてたので申し訳ないが、相手に食べてもらおうと決めた、
ジャミルがつくってくれた解毒薬をだしておこうと手を出しつつ)
≫イデア
いく … ! イデアは1人か?ジャミルみつかったら一緒に食事しないか??
(理由をきけばなるほど、 と思いつつ。めずらしくイデアの方から誘われるとパッ! と顔をきらめかせながら嬉しそうにうなずく、
歩きながら同じ場所でごはんを食べるなら、と相手を昼食に誘ってみる)
≫マレウス
よくいわれる、けどッ 、 それってマレウスの魔法を防げってことだろう??
(よくお人よしや跡取りの自覚がたりないといわれるが、マレウスにも似たことをいわれ、体にグサッ!と言葉が刺さった、
言ってることは正しいが、 相手の魔法をふせげると思えないため無理だよ!、 とつっこみながらついてく)
>>1848 マレウス
──ありがとうございます。こちらの机にお願いを・・・なんでしょうね、わかってはいたことなのですが、少し悔しいと思ってしまって
( 大切なものを最初からそういうものだと諦めることが上手くなったのは、歳をとった弊害だ。失望をしないように、苦しんだり悲しんだりしないように・・・そういった防衛本能なのだと割り切れたならよかった。整った顔がついと上を向く。つられるようにその視線の先を追って目が宙を向く──ふよふよと自由気ままに飛ぶ本は、いつだってこちらを嘲るようにそこにいる。手を煩わせてしまう事実に少しだけ申し訳なさがあったものの、ぱっと視界から消えた本はその一瞬の間に生徒の手の中に大人しく収まっているのだから、きゅっと唇を引き結び。本め、いつも己が手に取ろうとすると散々暴れるくせに。差し出された本はいくらか量がある・・・ので、受け取ろうと手を伸ばそうとして辞めた、確実に何冊かは落としてしまうだろう。近くの机を指さしては、不満とも諦念とも取れない表情で微笑んで )
せっかくご足労いただいたのに、思っていたよりも早く片が付いてしまいましたね
>>1849 カリム
もちろん──
( 生徒の思いも重々承知の上、誰が好き好んで寮生たちを疑っていたいと思うのだろう。頷きながら少し来た道を戻ると荷物をまるっと拾い上げて生徒の元へ。持ってきた荷物を生徒へと差し出すように傍に置くと、クッキーの袋の紐を解いて中を覗き・・・いくつかのジャムクッキーが入っているようだ )
どれがいいとか、ありますか?
>>1843 ノア
どの道、テメェが戯れてんのに変わりはねぇよ。
(ふいに寄せられた頭に、躊躇いもなく指を伸ばす。乾いた手がふわりと柔らかな髪をすくい上げるように撫でた。ミルクティーを溶かしたような色が指の間を流れ、まるで毛並みを整えるみたいに梳くたびに薄らと笑みを深める。顰め面の彼女を悠々と見下ろしなかもら、彼女の突っぱねる腕へ額を預けるように寄せる。わざと目線を合わせるように、緑の瞳が彼女の方を向いて。彼女の頬にかかる一房の髪を指に引っ掛けると、クシャリと?き撫でた。彼女の顎先へ指の腹をそっと添えるとゆるりと持ち上げ、先程の彼女の言葉を口にする。その表情はどうみても愉しそうで)
──で、司書を撫でろって言ったな。
>>1844 カリム
ったく、テメェの宴じゃねぇんだからそんな派手なことやらねぇよ。フィジカルトレーニングがお気に召さねぇなら、パス練でもしとけ。
(カリムの肩がピクリと動いたのを視界の端で捉えながら、気だるげに首裏に手を当てる。その表情は相変わらずの仏頂面だが、声にはわずかに呆れが混じっている。そう言いつつも、ついつい助言しようとしてしまうのはおじたんおじたんと甥っ子に追い回されて培われた面倒見の良さ故か……。やれやれといった態度を取りながらも再び提案だけはして。そして、カリムの問いに対しては「あ?」と一瞬眉間に皺を寄せるも、返事は即答に近いほどに間を置かず放って。授業をサボってまで惰眠を貪る獅子にとっては最適とも言える場所──それがカリムが求めるような回答でないことも折り込み済みの上で、背もたれにドッカリと身体を預けていて)
静かで、寝心地がいい場所。オマケに誰にも邪魔されねぇんなら、言うことなしだ。
>>1846 イデア
相変わらず煽る時だけは口達者だな。だが今日はその挑発に乗ってやる。
(彼の挑発的な態度を軽く鼻で笑って眉尻を高くつり上げる。視線は呆れたような色が浮かんでいるが、口元には楽しげな笑みが滲んでいる。丁度歯応えのない相手ばかりで辟易していたところなのだ。まさに格好の獲物を見つけたと言えよう──ということで、煽られて不機嫌になるどころか、珍しくご機嫌である。白い牙をちらつかせ、ニッと唇を片方だけ吊り上げる。お返しとばかりにこちらも獲物を狩る気満々の鋭い双眸を向けながら、イデアから渡された増設ホヤホヤの端末を開いて)
少しくらい骨がなきゃ、勝っても面白くねぇからな。
>>1851 レオナ
──・・・言ってません、やっぱりナシ、キミの聞き間違いに違いないとも
( 時間にして数秒、不意の行動でも当然のように髪に触れる様は完全に気紛れに飼い主に擦り寄る猫のようなのだが、現状どちらが主かは定かではない。威嚇も兼ねた腕に平然とご尊顔を預け、愉しげに歪んだ緑色はそれはもう生意気で──困りものだが相手が己でよかった、寮生か街のうら若い少女であったなら確実に顔に血がのぼって倒れていただろうし。かくいう司書はどちらかと言うと冷や汗が滲む心地がする・・・揶揄うように伸ばされた指から離れるように、ずり、とソファの背もたれから座面へ体を少しずらして、生徒から目を離さないように睨みつつ考える。脚に触れる手に拘束力はそこまで無いし、ソファに触れている腕と生徒の身体の間を抜ければここから離れることは出来るだろう──多分 )
( / >>1852 が、何故かトップ画面だと投稿が更新されず、投稿数も時間も更新されない状態となっております・・・無事に投稿されておりますように・・・ )
>>1852 ノア
発言に責任持てよ。大人のレディなんだろ。
(こちらを射抜くような視線すら、愉しむように薄く笑う。ズリズリと下がってゆく彼女の動向を観察するようにジッと見つめた。彼女の髪が手から完全に滑り落ちると、ソファの背もたれに回していた片腕を離して座面へと手をつく。片膝はソファのクッションを沈めたまま、もう一方を彼女を挟んで反対側へ……彼女の体を跨ぐように重心を移した。誘ったのはそちらなのだ。今更やっぱり無し!なんてことに今更させるつもりもなく。状況を打破しようと蠢く相手を逃すまいと嫌味ったらしい言葉を返す──戯れつくような距離感から覆い被さる形へと移行させると、そのまま彼女の目を真正面から覗き込むように上体を屈めて。捕まえた獲物を見るように、少しの悪意と好奇心が入り混じる視線は変わらずに)
>>1854 レオナ
──大人のレディに対して逃げる隙くらい与えたらどうですか、キティ?
( どこまでいっても視線が突き刺さる。間を埋めるように身体の左右のソファが沈んで、嫌でも視界に入り込む生徒はそれはもう意地が悪いのだ。突然距離を詰められては驚きで呼吸が止まる、少しずつ距離を詰められては息も詰まる・・・狩りが無駄に上手いらしいこの生徒、真正面から見据えられるのはどうにも懐いたフリをした獅子の前に立たされているような心地がして落ち着かない。微力ながら生徒の身体を押していた手を少し緩めて、心底不満気に顔を顰め )
軽率に「よし」だなんて言わなければ良かった・・・猫可愛がりは嫌いなのですけれどね
>>1855 ノア
もう十分与えたろ。無碍にしたのは、テメェだぜ。
(低く嗤うような声が静かな部屋に響く。意地悪く唇の端を吊り上げて、顰められた顔を真上から覗き込むと、彼女の抵抗の手に寄りかかるように重心を預けた。ソファの底面につけた手を浮かせ「諦めろ、お姫様」と軽口を叩くと、彼女の頭にそっと手を乗せる。拒絶されないと知ったような驕った掌が、滑らかなミルクティ色の髪をわざと大振りな手つきでクシャリと掻き回した。優しい手つきでも甘さたっぷりな撫で方でもない。あくまでも戯れの延長線のような、甥っ子を撫でる時と同じそれ。猫可愛がりが嫌いな割に擦り寄ってきたり、隙を見せる向こうが悪いのだと、悪びれる素振りもなくニンマリと下瞼を引き上げて)
>>1856 レオナ
──心底意地が悪いですね、キミは
( 悪役さながら・・・いやもう完全に悪役なのだが、悪役らしい笑い方に眉間の皺が濃くなる感覚がする。手に乗る体重と、こちらへと伸ばされた大きな手──勝ち目がないものは怖い、と思考とは裏腹に、どうにも身体は平気なようで大人しく撫でられた。その事実に誰より驚いたのは己。何が起きたか理解するまでに少し時間がかかって・・・この生徒は本当に害がない、と体に遅れて思考が追いついたので、不満気に口を曲げつつも突っ張っていた手をゆっくりと離す。慣れてしまったものは仕方がない、悔しいというか、納得はいかないが。離した手を、頭に触れている生徒の手に伸ばすと、こっちだとでも言いたげに撫でられる位置を調整して )
≫ノア
俺のためにごめんなぁ
(荷物を持ちつつ、 自分のために危ないことをさせてしまい、すこし申し訳なさそうに謝ったあと袋をのぞいて、
味をきかれてすこし考えそうになるが、毒入りじゃないことがわかればそれでいいため、ニコッと笑いつつ)
どれでもいいぞ … !
≫レオナ
うーん … バスケとかサッカーでも走りこみとかより試合の方が楽しいじゃん?? そんな感じ … !
(呆れられてしまおうと、どう言おうか考えようと腕をくんですこし考えた、つまり地味なトレーニングより楽しい試合がしたいと言いたいが、わがままな自覚はあって苦笑いして、
レオナらしい返答だが、ききたかったのはそうじゃなくて。言葉が悪かったのかな、と思いつつ首を軽くふると)
そ ー じゃなくて … んん、 レオナは旅行してみたい国とかないのか?!
>>1858 カリム
お気になさらず、使えるものは使っておいた方が得ですよ──じゃあ、これで
( 生徒のために、は確かに生徒同士であれば後ろめたさはあるだろうけれど・・・司書は司書、生徒の為に何かを差し出すのは道理だろうと思う。ので、気にしなくても構わないと緩く首を振って1枚を摘み上げる。特に変色もなく、匂いもない、問題はなさそうに見えるけれど・・・まあ、生徒を不安にさせるのはよろしくないので、さっさと安全性を証明するとしよう。半分ほど、口に放り込み、咀嚼して飲み込む・・・その後、残りも放り込み )
・・・うん。とてつもない遅効性だったなら分からないかもしれませんが、味に違和感も、身体に痺れや痛みもありませんよ
>>1857 ノア
お褒めに預かり、光栄だな。
(眉を寄せながらも撫でられるままにされることにされたらしい相手。それが例え諦めに分類される理由だとしても、肩口に添えられていた手が遠ざかるのを感じると、満足げに目を細める。見上げる視線に導かれて、彼女の頭が傾けられるのを見やると一瞬、意外そうに目を瞬かせた。すぐにその意図を面白がるようにククッと低く喉を鳴らしてから軽く肩をすくめて応じてやる。そういうところがつけ上がらせる要因となるのだが、言ってやるつもりは毛頭ない。悪態のような呟きとは裏腹に、指先は実に楽しそうに彼女の示した場所へ潜り込みワシャワシャとあえて乱すように髪を掻き撫でる動作は、加減こそしているものの遠慮はない。指の背に髪をひと掬い乗せると、クルクルと指先で巻いてはほどき、また絡ませる。ひとしきり弄んだあと、唇近くまで持ち上げた髪に軽く息を吹きかけてから、わざとらしく名残惜しそうに手を離す。ふわりと揺れながらキラキラと光の波を起こす髪が持ち主の肩へ戻るのを見つめながら、昨日出かけた彼女の姿を思い出して目を伏せて)
姫様の御髪は光の色に染まるな。昼間は天使の輪が出来るって知ってたか?
>>1858 カリム
模擬戦とかって話か?ったく、ステップ飛ばしすぎだろ。地味な練習を嫌がるようじゃ、どの競技でもモノにならねぇぞ。
(腕を組んでカリムを見下ろすように視線を向けると、顎とこめかみに指先を当てて首を横に振る。語調はいつも通りぶっきらぼうだが、突き放すわけでもなくあくまで冷淡に、だが事実を突きつけるような口調で。その後に向けられた追求には、一拍の沈黙ののち、少しだけ視線を窓の向こうの空へと向けた。興味があるというよりは、強いて言うならという程度の温度。文化が蓄積された街並みや、文明の香りが色濃く残る遺跡。そういった“重み”に触れる方が、糧にはなるだろうという思考のもと。最後には少し肩の力を抜いたように目を細めて)
プライベートで行くって話なら歴史ある国がいい。それか、景色が良いところ。
>>1860 レオナ
──知りませんでした
( 無抵抗の意思は正しく伝わったのだろう、満足気に髪を弄ぶ生徒の手は乱暴では無くてこのまま髪をバッサリいかれるのではないかだとか、引かれてソファから落とされやしないかとか、そんな心配が薄れるくらいには心地がいい。猫であれば喉を鳴らしていただろうな、だとか・・・思ったところで鳴る喉はないので、生徒の手元からぱらぱらと落ちる髪をぼんやり目で追って──不意に降ってきた言葉に苦いものでも食べたかのような表情をしてから、自由な腕で顔を隠す。本人にその気は無いのだろうが、己には少しばかり手に余る毒を飲まされた気分だ。己のことは隅に置いておくが、髪にこうも飽きずに触れられて、おそらく前向きな感想を述べられれば望まなくとも好意を向ける輩もいるだろうに──何より、一緒に居た瞬間を思い出すように伝えられるのは落ち着かない。先程やはり逃げておくべきだった、と後悔半分にもごもごと小さい声で付け足し )
そういう、その・・・キミがそういう意味で言っていないこともわかっていて、言いますが、口説き文句のような言葉選びは言う相手を間違えない方がいいと思いますよ、司書は──相手方の心臓にも悪いので
≫ノア
なら大丈夫だな … ! いただきまーす!
(クッキーをぱくゞたべる相手のことを心配そうにみてたが、 何もおこらないとわかると少しホッとする、本当に自分狙いだったら誰かたべるか分からない物に毒はいれないはずと思い自分もクッキーをたべて
美味しそうに口をうごかしながら)
美味しいけど、 砂漠でクッキーでちょっと喉乾くな … !
≫レオナ
あははッ やっぱそ ー だよなぁ…やっぱじみちにストレッチからはじめるかぁ
(予想してたとおりステップを飛ばしすぎだと、叱られては自分でもわかってたので頬をかきつつ反省。アドバイスどおりストレッチや魔法を特訓するとこから始めるという、
つられて、同じく窓のほうを見るが、話がはじまると顔を戻して聞きつつ)
どの国にもめずらしい遺跡とかはありそうだけど … ハーツの庭は綺麗だし薔薇の国は景色がキレーそうな気がする
>>1862 カリム
・・・確かに。キミの寮なら、クッキーにはチャイですかね
( もう一枚、とクッキーに手を伸ばしながら同じように食べ始めた生徒を見て思う。これを言い出してはキリがないのだろうけど、司書が毒に耐性があったり、あるいは仕掛けた相手が無差別に消すつもりだったり、司書が敵である可能性だってあるはずで・・・この生徒のこういうところが美点であって、このまま育って欲しいとは思うけれど。聞こえた声に笑って、荷物の中を覗き )
ああ、でもアイスティーがありますね
>1836 キングスカラー
首だけじゃ飽き足らず、次は口を刎ねられたいと……?そうじゃないなら、済んだ話を掘り返すのはよせ。
(話題をそらそうと試みても、結局は同じ話へと引き戻される。思うようにいかぬやりとりへの不満が、無意識のうちに片頬へと空気を溜めさせ、図体に似つかわしくない稚拙な仕草となってじわじわと滲みでて。助言そのものに異を唱えるつもりは無い。ただこのまま誤解を黙認していては、いつまでも弄りの種として擦られ続ける事になりそうだ。そう判断し、己の唇を指でさす。その仕草が視線を引き寄せたのなら、彼も理解したはずだ。妖精が本当に欲している物はらくらくリモコンでもなければ、機械に関する知識でもない事を。ただそうは言っても、彼が取引に応じた今となってはその欲求はもはや消えかけていて。このまま無益な口論へと発展させるよりは、余計な言葉は飲み込み、互いに相手の望むものを差し出した方が建設的で穏便と言える。不満気に組んでいた腕を解くと刺々しかった雰囲気もなりを潜め、「招待」の二文字を反芻する。まさか、獅子の方から招かれるとは──草陰からじっくりと獲物の動向をうかがう様な、仄暗い目が此方を射抜いている。それに気づいていながらも、物珍しさのあまり鋭さの削がれた眼差しで彼と向きあい。その手の娯楽にろくに触れた事が無い自分が、果たしてその場にふさわしいのか。そんな逡巡が、一抹の懸念とともに広がるなかでふと脳裏に浮かんだのは、身近にいるゲーマーの顔。招待自体は疑いようもなく嬉しかったものの僕よりも遥かに適任だと、そう言い添える様に名を口にしては小首を傾けた。)
これはこれは珍しいな。しかし僕は、ゲームの事はよくわからない。それよりもリリアを呼んだ方がみな楽しめると思うが……。
>1846 シュラウド
そうか……それなら良かった。
(もしも彼があの問いに頷いていたなら、その瞬間青空はたちまち翳り、彼方では雷鳴がゴロゴロと唸り始めていた事だろう。学校行事に参加しそびれたわけではなかったと知り、安堵感から人知れずほくそ笑みながらもういちど彼の手元に視線をやる。タイトルには見覚えがなかったが表紙を飾るキャラクターのイラストには、どこか既視感があった。少しの間、曖昧な記憶の頁をめくるように思い返していると─ああ、と霞んでいた記憶が、ふいに明瞭な輪郭を取り戻し口を開いて「 その作品は知ってるぞ。先日、飲み物を購入したらオマケにそれの玩具……きーほるだー?と言ったか、がついてきた。 」そして言葉を置く間も無くすっと指を伸ばし、ヒロインらしき女性キャラクターを指し示しては。)
確かこいつだ。
≫ノア
あー 、 アイスティーもってきてたか … !
(チャイも好きだけど、 いまはスッキリしたつめたい物がのみたいかも、 と思っていたらノアのことばで水筒をもってきてたのをおもいだし、顔がパッ! と輝いた、
荷物からアイスティーをとると)
ミルクとかレモン忘れちまったけど、 ノアも飲むか … ??
>>1865 カリム
・・・はい、いただきます。熱中症は怖いですし
( 水筒が取り出された荷物は少し軽い。己もせっかくならいただこうかと生徒の近くに腰を下ろし直すように整えて、それから頭上で平然と輝く太陽をぼんやりと見上げた──少し暑い、いくら水に肌をつけていたとしても、普段外に出ない身には少しばかり肌がいたくなる暑さだ。日陰に逃げるように宙に浮いた絨毯の下に頭を寄せて )
こんなに外にいることはないから・・・今日一日で肌が焼けてしまいそうですね
( / 皆様・・・熱中症にはくれぐれもお気をつけて・・・エアコンの中にいてもなりますからね・・・ご自愛ください・・・ / 再びセーブデータが消えてしょんぼりしている司書より )
(/顔出し失礼します…!暑い日が続いて熱中症対策をしなければですね…皆さん、気をつけてください!そして返信はもう少しお待ちください)
>>1868 イデア
( / 顔出しありがとうございます!暑くなってまいりましたね、どうかご無理のないようにお過ごしください! / 蹴 )
(/ 顔出しのみで失礼致します。本日は七夕ですね!獅子からは肉と書いた短冊を、私からはこのスレが長く続くことを星に願って!返信はまた後日改めて致しますのでもう少々お待ちいただければと存じます)
>>1870 レオナ
( / 顔出しありがとうございます!肉狩ってきますね!!このトピは守り続けますね!!!???暑い日々が続きますのでお気をつけてお過ごしくださいませ / 蹴 )
【すいません、 返事が遅れました!!】
≫ノア
ちょっと待っててな … !
(コクッ 、 と頷きつつノアが近くにすわったのみるともってきてた紙コップに飲み物を、おそるおそる注ぎはじめて、
紅茶をこぼさないようにみてたが、 肌がやけそうだと聞くとすこしだけチラッと 、 みながら笑いつつ)
日焼けしたノアか … ! いいな ! みてみたい … !!
>>1872 カリム
ありがとうございます・・・ええ?まあ、少しくらいは日に焼けた方が健康的に見えるかな
( 目の前には冷たいオアシスの水が光っていて、傍には影を作ってくれている絨毯が浮かんでいて、隣には何やら真剣そうに紅茶を用意してくれる生徒がいて──本当にこれは日常か?といつもと違いすぎる光景に苦笑を一つ。注がれた暗い琥珀色の液体から目を持ち上げて、己の青白くも見える肌をぼんやりと太陽の光に透かして )
でも、日に焼けたら焼けたで口煩いのがいそうですね。日焼け止めは塗らなかったのかとか、色々
( / お疲れ様です!水分補給などお忘れなく、ご無理のない範囲で引き続きよろしくお願いいたします! / 蹴 )
≫ノア
う ー ん … たしかに。 日焼けどめもってくればよかったかもな
(口うるさいきくと何だかんだ世話してくれるジャミルの顔がうかんでたしかに、 とうなずきつつ。 コップのひとつをノアの前に移動させると、 腕を太陽に透かしてるノアに笑顔で)
日焼けしちまったらアロエクリーム、 届けにいくよ … !
>>1874 カリム
──気が利くじゃありませんか。紅茶もありがとう・・・今日はそれこそ絨毯さんにお任せしたけれど、いつもはここまで歩いて?
( 透かした手の向こうでやはりジリジリと太陽は光っているわけで、これは帰ったら冷やさないと・・・と思っていれば寄せられたコップと元気な言葉。善意の塊のような声にもちろんこの学園で過ごしている以上臆さない訳ではないけれど、少しだけ微笑んで有難く受け取っておくこととしてコップを手に取った。ヒヤリとした冷たさが気持ちいい、のでピトリと頬にコップを押付けつつ、思い出したように目の前のオアシスを見遣り。いくら生徒たちが年若いといえど、ここまで徒歩は大変なことだろう )
≫ノア
他のみんなは歩いてるけど 、 俺はいつも象の背中にのせてもらってる
(お礼をいわれるとニコッ、 と笑って返して、 オアシスの行き方をきかれ、喋るがみんな大変な思いをしてるのに、 自分だけラクしてしまい顔は気まずそうで。すこし困ったように)
主人だから体力とかいらないって言われるけど、 それでももう少し体力ほしい …
>>1876 カリム
なるほど──寮長に歩かせるという心労を負わなくて良いのだから、寮生のためではあるでしょうがね
( 頬に当てていたコップを離して口元へ、液体を嚥下しても身体に変化はなく・・・もちろん毒なんて入ってもないのだけれど念の為。半分程飲んだ後、聞こえた言葉に少し考えるように視線を遠くへやり──いや、生徒に体力があったとして身体のためにはもちろん大事だけれど・・・寮生の気が休まらないかもしれない、特に副寮長あたりが。深くは言及しないまま、緩く口角を上げるように微笑んで )
まあ、バルガスの授業についていけているのだから十分だろう
( / あまりこういったことをトピ主として書くべきでないと避けてきたのですが、流石に笑いすぎて腹痛になったので書かせてください。
寝る時も服を着ていたことで速報になる寮長さすがに面白すぎませんか
皆様体調にはくれぐれもお気を付けてお過ごしください )
(/長く顔がだせずすみません。真夏日が続きますので、皆様体調にはどうかお気をつけを……そしてオバブロ組のソロ曲が出揃いましたね!)
>1849 アジーム
そうは言ってない。お前はケガを負わされそうになったのだから、僕に対して思うことはないのか、という話だ。
(倒れた木。激しい衝撃により地面は大きくめくれ上がり、土塊が散乱している。その光景を前にして、胸の奥にじわりと広がってゆくのは、自らの制御しきれぬ悪癖がもたらした失態への、拭いきれぬ嫌悪感。その思いを抱えたまま木の根元へと歩みより。幹はふたつに折れてしまったが露わとなった断面の具合を見るかぎり、祝福を与えれば癒せる範囲にとどまっていて、手遅れでは無い。腕をそっと差し出し、折れる前の木の姿を心に描きながら、魔力を練りあげてゆく?と。ふいに、「 なぜそうなる? 」と聞き返したくなる様な言葉が耳に届き、思わず気を取られてしまう。その一瞬の揺らぎに、束ねていた魔力は形をなす前にほどけて霧散して。魔法になり損ねた残滓だけが、淡い光の粒となって宙を舞い、辺りをかすかに照らしていて。言葉の意図を取り違えているカリムにわずかに戸惑いながらも、首をよこに振る。その仕草には、ただまっすぐに真意を伝えんとする意志がこもっていて。改めて真意を伝えるとそれ以上なにも加えようとはせず、彼の反応をじっと待つ。視線を逸らす事なく、赤い目を見据えながら。)
>1850 ノア
なんの変哲も無い本かと思っていた。大人しいのは僕を恐れているからか?それとも虫干ししてもらえるからか?
(掌の上で微動だにしないその者たちは無害そうに見えて、手のかかる存在の様だ。言葉は通じず、意思の疎通も図れぬ以上、なぜ反発するのかを知るすべは無い。ただ無機質で感情の読めない外見とは裏腹に、まるで生きているかの様な愛嬌を知ってしまえば、自然と本を見つめる視線はやわらぎ、目元には微かな笑みが浮かんで。崩れを避けるべく書物を二分し、指定された机上へ据える。役目を終えたカラスもその姿をほどき、滑らかに胸のポケットへと収まりゆく。本の移動は片付いても肝心の虫干しにはまだ手がつけられていない。今日の研究会の活動はひとまず控え、夜が訪れるまで部屋で過ごそう。と予定を立てながら微笑む相手へ、視線をやる。)
問題が片付いたのならこれで。本を元の場に戻すときは……、ここを訪れた者に命じるがいい
≫ノア
心労?! あははッ ノアまでジャミルみたいなこと言わないでくれよ ~ !
(みんなの心労の原因みたいに言われてしまうと脳天気な性格でもええっ?、 とすこしショックを受けた声が出つつ
みんなに体力がないと思われてそうなのがすこし悔しくてキリッ、とした顔で腕あげると)
よし!かえりは俺歩いて帰るぞ !
≫マレウス
わざとじゃないだろ … ?NRCって喧嘩早いやつ多いけど、 マレウスはそんなやつじゃないってわかるぜ
(ビックリはしたが、 わざとじゃないと分かってるので怒ったり嫌な気持ちになったりはしなくて、じっとみてくる相手に答えて、
魔法を使おうとしてるマレウスの邪魔をしないように静かにしてることにして、治るかな?、 とおもいながら木をみて)
>>1879 マレウス
( / 毎日お疲れ様でございます!オバブロ組出揃いましたね・・・もう心臓が口からごぽぉしそうになりながら聞きました・・・どうかお身体にお気を付けてお過ごしください!今後もお手隙の際に登校していただけましたら嬉しく思います! / 蹴 )
本当に助かりました──キミが怖いのもあるだろうけれどね、司書だとこうなってしまうのですよ。その点についてはキミが羨ましい
( ゆったりと余裕の笑み、王様らしい傲慢で優しいそれに目を細めて机の上に置かれた本を見下ろした。どれもこれも普段から生徒の役に立っている本たちで、手元にあるときに干してしまわないといけないもの。一度下に降りてきてしまえば、あとは魔法のかけられた栞を挟んでおけば暫く大人しい・・・もちろんこの栞は己が用意したものではないのだけど、ポケットから取り出したそれをサクサクと簡易的に表紙と紙の間に挟んでいけば聞こえた言葉に手に持っていた一冊もそのまま高い位置にある瞳を見上げ。まあ・・・この本の手入れはまた今度でも良いか、と一瞬の思案。ご覧なさい、とでも言いたげに手を離せば、本は心底不満げに司書の周りをグルグルと回ったあと、角を軽く額にぶつけてから再び本棚の上へと飛んでいき──額を軽く手で擦りつつ、肩を竦めて )
折角だから、もし時間が許すのであればお茶でもいかが?──館内飲食を気にするのなら、図書館の外にでも座って、少し日向ぼっこスタイルにしますし
>>1880 カリム
・・・キミが歩いたら司書は絨毯で帰れなくなってしまいませんか?
( 寮長である以前にアルアジームの嫡男だもの、そりゃあ体調不良で倒れられても困るだろうし・・・だとか、色々と思うところはあるが、この生徒はこの生徒なりに一般的でありたいのだろう、この狭い学園という箱の中で終わりが来るまでは。肩を竦めて、おろおろと揺れる絨毯を見上げれば、くつくつと肩を震わせながら言葉を続け、コップの中身を飲み干して )
司書にも歩けというのなら、それはそれで楽しいけれどね
(/顔出し失礼します!暑い日が続いていますが水分補給等夏バテ対策をしましょう…!そして返信はゆっくり書いていますのでもう少しお待ちください)
>>1882 イデア
( / 顔出しありがとうございます!本当に暑いですね・・・お身体にお気を付けてお過ごしください!くれぐれもご自愛ください! / 蹴 )
>皆様宛
( / 熱中症はもちろんのこと、津波警報が発令されているエリアにお住まいのご参加者様、どうかくれぐれもお気を付けてお過ごしください。また皆様がご無事で、元気に、登校してきてくださることをお待ちしております! )
≫ノア
絨毯にのったまま、 低くとんだら平気かなって思ったけど …
(ちゃんと相手のことは考えてて、自分の腰のあたりまで手を持って行くとこのくらいの低さでとべば何かあっても助けられる、 と会話して、
無理強いするきはない為、そのままノアにニコッ、 と笑えば)
でも心配なら帰りも、 絨毯でかえろう … !!
>>1884 カリム
キミを歩かせて、司書が歩かないというのも些か問題でしょう・・・それと、体力をつけたいのならバルガスを頼れば良い
( 心配なら・・・という言葉に曖昧に首を振ってから肩を竦める。この生徒の魔法の精度だとかを疑っているわけでも、己の身を案じているわけでもないけれど──どちらかというと、己と共にいる時にこの生徒に何かあっても助けてあげられないことを気にしている本音はある。一先ずは無事に帰れそうだと目星がつくと、飲み終えたコップをその場に置いて生徒に空いた片手を差し出し )
折角遊びに来たんです、水遊びを満喫しないと損ですよ
≫ノア
そ ー か … ??俺がかってに言ったことだから気にしなくていいのにぃ …
(自分の性格的に相手のように深いとこまで、 考えがまわらなくて上のセリフを答えて、ただアドバイスをもらえた為、こんどバルガス先生に頼んでみようと思った、
手を差し出されるとコップをおき、手をとりながら楽しそうに)
俺はいつでも入れるけど、 ノアは先生だし学校のプールは入れないじゃないか??
>>1886 カリム
そうだとも──だから今満喫するんですよ、そもそも図書館だって水厳禁だしね!
( 重ねられた手を軽く握って引きながら一足先に水に踏み入る、元々長かったズボンの裾を跳ねた水が濡らして変色していくのだって滅多に見る景色じゃない。図書館に籠っている上に立場もある、雨に濡れることもほとんどない。楽しそうに笑いながら眩しそうに目を細め、水面を軽く持ち上げた足先で蹴飛ばしては )
こんなに綺麗な砂ばかりの景色をみることもなかった、水に入ることもなかった、知らないことばかりで楽しいものですね
≫ノア
あははッ … ! 気にいってくれたならよかった … !
(いつもよりはしゃぐノアをみると、すこし子供みたいだな~ 、 と思わず笑ってしまった
楽しそうな様子をみてるとこっちまで嬉しくなり、なので図書館は水禁止ときけば残念で。それならと思いついたことを話す)
図書館のなかは水禁止でも外だったら、い ー んじゃないか??
(/ また後日と言っておいて一ヶ月も間が開いてしまい申し訳ありませんでした!
そしてレオナ寮長のルームウェア~ 流石に肌見せはキファジNGだったんでしょう笑 皆さんもクーラーのつけた部屋は冷えやすいので服を着て夏風邪引かないようになさってください)
>>1861 ノア
俺が考えなしで言っていると思ってんのか?――だがまぁ、誰かさんの心臓に悪いってんなら……言うタイミングぐらいは、一考してやるよ。
(顰めっ面をしたと思えばそれはすぐに腕で覆い隠される。袖口から覗く彼女の白い肌よりも随分と血色が良くなった顔色をちゃっかりと目で捉えており。更によく見てやろうとソファに乗った膝の角度を前へと傾けると、柔らかな座面が更に深く沈んだ。試すような、さも当然とでも自信満々な声色で“俺が誰彼構わず言っているとでも?”と、その問いは問いの形を成していない。自身の脚の間にはすっぽりと彼女の体が挟まっており、他者が見れば小動物を獅子が追い詰めているように見えるだろう。伏せられていた睫毛を持ち上げると、その毛並みの上を夕陽が跳ねる。緑の瞳の底にはわずかに熱を帯びていた。その熱も引っ込んで、再び長い睫毛が影を落とす。彼女はもっと遠くへと羽ばたけるのだ、どこへだって行けるのだ。何より、ジメジメした場所に閉じ籠もっているよりも、自分が知る彼女の方が良いと思うから。籠から引っ張り出すような傲慢さでお節介な言葉を送り)
……お前は、もっと外に出ろ。それから自分のことを知るべきだ。
>>1862 カリム
自チームで少人数の簡易試合をするなら有りかもしれねぇが。ま、基礎的なトレーニングをこなした後に試合はキツイが、体力を作るにはもってこいだしな。
(気落ちしたような相手を見て、眉間に皺を寄せる。それはリアクションが気に食わなかったからとかではなく、次の一手を考える時の癖。その証拠に、余計な意地の悪い言葉の尾鰭はついているものの、獅子なりのフォローの提案を続ける。対戦相手を呼ぶには手続きだの日程調整だのが面倒ではあるが、自分のチームだけで完結させるなら時間も短く済むし、すぐに選手に指導が出来ることが魅力だと、以前したサバナクローの簡易試合を思い出して少し表情を和らげた。何より基礎練習がつまらないのは大抵の生徒たちがそうだろうし、楽しむという点においてもカリムとは相性がいいトレーニング方法だろう。他国の景色を思い出して煌めく笑顔を向ける相手に目を細めながら、ああ……と頷いて腕組みをし。王族らしく薔薇の王国の景観を思い浮かべながら良い点だけを挙げ連ねると、カラフルなフラッグガーランドに色鮮やかでおもちゃの家のような建築物は、賑やかなことが好きなカリムにピッタリだと気付くと、彼の口から一番に出てくるだけはあると納得しながら面白がるように笑みを深め、軽く肩を竦めて応じて)
遺跡もそうだが、歴史の文献が残っているかはまた別だろ。薔薇の王国か……真面目な国民性は買う。景色もそうだな、緑が多いし、手入れもよくされている。テメェが好きそうな派手な町並みだな。
>>1864 マレウス
わかったわかった。そう拗ねなよ、家臣が心配して飛んできそうだぜ。
(頬をふくらませる幼い仕草に、奇妙なものを見たようにギョッと眉をつり上げるが、三桁の歳を重ねていようと妖精界ではまだまだ子ども扱いなのだったと思い出して納得をひとつ。すぐに眉を下げ代わりに口角を上げ、甥っ子に宥めるような口調で肩を竦めて見せた。招待という言葉に、態度が明らかに軟化した彼に、近づきがたいと言われている世間のイメージはない。王族という立場同士だからか、それとも人間換算では自分のほうが年上だからか、自分の前では割と喜怒哀楽がわかりやすいような気がする――今だって、ライムグリーンの瞳が満月のように真ん丸になっている。今日はやけに珍しい表情ばかり見せるなと興味半分、呆れ半分で眺める。そうして挙げられた名前に、眉間に皺が寄り怪訝そうな表情を向ける。いつもは傲慢な王子サマ全開の物言いなのに、どうしてこうも謙虚になるのか理解しがたい。ましてや、目の前に欲しいものがあるのに手を伸ばさないというのは常に乾きを覚えている自分にとってなおさら不可解だ。きっと耳聡い彼なら、購買の騒がしさの中、強調するように再度告げた誘いの言葉を聞き届けるだろう。棚に背中をゆったりと預けながら、ヒラヒラッと手を天井に向けて)
俺が誘ったのはお前だ。それに、今回はゲームっつってもマンカラだ。ついでにテメェの国のボードゲームでも持って来るといい。
>>1888 カリム
外でなら構わないのですがね、ほら、司書は皆さんのように直ぐ乾かせないものだから
( 返された言葉に少し困ったように笑いながら足首を水が撫でていく感覚に目を伏せる。ここまで濡れてしまっても、これだけ乾燥して暖かい場所なら直ぐに乾くから問題ない・・・が、魔法が使えるわけではない己は、服やら身体が乾くまで住処に立ち入り厳禁は少しばかり不便なのだ。頬に伝った汗を片手で適当に拭いながら、思い出したように首を傾け )
キミ、この後の予定は何も無かった?ごめんなさい、長く拘束してしまって
>>1889 レオナ
( / お疲れ様でございます!体調などお変わりございませんでしょうか!?ルームウェア、普通こういうものは水着とかで肌見せが多くなった時にトレンド入りするはずなのに、服を着ていたことでトレンド入りしていたの本当に笑いました・・・さすがおじたん。今後とも引き続きご無理のない範囲でよろしくお願いいたします! / 蹴 )
──・・・年若い獅子のくせに生意気ですよ
( 一考の時点で善処も配慮もひったくれもないのはこの生徒の通常運転なのだろう。おずおずと腕をずらしてみれば、思ったよりも近くに緑色が揺れていてこの状況でも逃げ場を用意しない周到さに目が回りそうだ。ただ、頭上から落とされた「お前は」だなんて一言で勝手に置いていかれたような気がして──己達はお互いのことをよく知らない、この数日分の知見しかない。故に、この世界になんの痕跡も残さず元の世界に戻りたい司書の傲慢さも、知られているはずもなく。ふん、と鼻から息を抜いて、近くに落ちている生徒の影を拾うように両腕を伸ばし、生徒の首裏で指を組む。指先に当たった柔らかい髪を撫でながら揶揄うような声が出た )
外ね・・・それじゃ、今度の旅行先はキミの国でよろしく頼みます。司書として、ご家族にキミの普段の様子を手紙にでもしてお伝えして差し上げましょう
>>1890 ノア
(/ ご心配痛み入ります。暑いですのでスレ主様もどうぞお身体にはお気をつけて!)
年若いからだろ。
(腕からズラして覗いた瞳は目まぐるしく自分の後ろや顔やらを行ったり来たりしていて、見ていて飽きない。傲慢で自信満々で、生意気な低い声と混じって、ソファのわずかに軋む音が部屋に響いた。血色の良いそのご尊顔をもっと拝んでやろうと伸ばしかけた手は、彼女の反応を読むように途中で止まる。警戒心の強い彼女のことだ。触れればすぐさま強張るだろう──そんな予測を裏切るように、首裏にふわりと回された腕を目で素早く捕捉すした。思いがけない自発的な接触に、唇の端がゆるやかに上がり、目尻に沿った睫毛が跳ねる。彼女の手のひらが髪の中を潜れば、少しのくすぐったさと、彼女と自分との間にはほんの数十センチの距離しかない。さっきまでオロオロしていた目はもう真っ直ぐこちらを向いている。その目と、そして首に回されて引き寄せる細腕が、自分を求めているようで……その視線に視線を絡めるように見つめて。彼女の鈴を転がすような声を、旅行プランを大人しく最後まで聞いてやれば、スッと目を細めてから、ソファの背もたれに手を這わせ耳元に声を落とした。囁く間合いは、息が耳をかすめるほど近い。自分のようなタイプが彼女を国に連れて戻れば、良くも悪くも国中の噂になることには間違いないだろう。彼女がその情景を思い浮かべて困惑するだろう様を、容易に想像できて、くつくつと喉を震わせて)
──……お前が俺の国に来たら、賓客として丁重にもてなされた挙句、国中の噂になるだろうな。
>>1891 レオナ
ええ?──それは少し困るというか・・・精一杯男の子らしくしますから、学友として、目立たないように連れて行ってください
(無抵抗にこちらの手を受け入れて、嫌がる素振りすら見せずに真っ直ぐ見下ろしてくる緑色の瞳に随分と許されたことだと呆れとも満足感ともつかない感情を抱いて小さく息を吐く。肩を撫でて落ちてきた生徒の髪の毛が頬を撫でて少し擽ったい。近くで響いた声も寝起きに平然と拘束された先程のことを思えば慣れたもので、指先で己とは質の違う髪を弄りながら、確かに──確かに、仮にも第二王子が学園から出自不明の、それも魔法も使えないのに勤めている人物が同伴となれば、あまりよくはない目立ち方をしてしまうだろうかと目を伏せて。であれば、生徒の一人として、他の子達同様に出歩くくらいならば、それならば目立たないでしょう?と少しだけ口角を上げてから、指の間から髪を落とすようにして引き寄せるように回していた指先を少しだけ緩める。傲慢で生意気な態度はそのままだが、心臓に指先を伸ばした数刻前の緊張を思えばこの距離に踏み込むことを認められたのは・・・意外と嬉しいものなので、冷たくなった紅茶は仕方がないから目を瞑ろう )
まったく──紅茶が冷めると文句を言うつもりだったのに。怒る気が失せてしまったじゃありませんか
>>1892 ノア
第一に男装させたなんて知られたら、それこそ大騒ぎになる。ま、精々俺の隣に釣り合うくらいの格好をするんだな。
(彼女が俯いたのを見て、また見当違いなこと考えてんだろうなと呆れた眼を向ける。ミルクティー色の睫毛が涙袋まで影を落としたその表情は見づらい……が、昨日平然と男装で現れた時──緊張と、不安と、心配が入り交じったあの顔と同じ顔をしているのが、今の自分には手に取るように分かる。あの時からずっと余計な心配だと教えたはずだというのに、長年の積み重ねはすぐには直らないらしい。同時に脳裏に浮かぶのは、本国の強き女性たち──特に、毎回電話を真剣に聞かざるを得ない義姉を思い出し、思わず心の底からげんなりとした吐息が漏れた。自国なら尚更彼女の気遣いは不要なのだ。視線を再びノアに戻すと、自分の身体の影にすっぽり収まっているその姿は、大目に見ても男には見えそうにない。それを望んでいるようにも見えない。緑の双眸が細められ、唇の端がほんの少し吊り上がる。精々この自信満々の獅子の顔を見て、小難しい考えを放り投げるといい……そう思って頭をくしゃりと撫でてから、獲物を巣に持ち帰った獅子のように見下ろし、彼女がこれから服で悩むこともお見通しの上で強制力を込めた声色で告げた。──ふと、視線がテーブルのカップに落ちる。自分がちょっかいをかけた結果であることなど、忘れているかのように棚に上げて。彼女の指が少し解けたのを見計らって半身をひねって片手を伸ばし、カップを手に取る。柔らかな髪から硬いティーカップへと指先が触れると、すっかり温くなってしまった温度が伝わってくる。紅茶を口元へと寄せると、ただ水面に息を吹きかける。吐息が星のように煌めき、冷えていた紅茶の水面が揺らしたと思えば、薄く湯気が立ち上り始めた)
元々は紅茶を入れるのに失敗したお前のせいだったろ。
>>1893 レオナ
・・・制服が礼服ってことで許してもらえると有難いのだけれどね──結果的にはこの状況にしたキミと、勝手に冷めていく紅茶のせいだよ
( 吐き出された溜息はこちらへの文句ではないこと、底意地の悪い笑みと台詞はこの獅子なりの気遣いであること、無遠慮に撫でる手は無愛想な優しさであること・・・そもそも、連れていかない前提で話が進んでいないこと。この第二王子の故郷は女性の方が強いのだと言う、己には縁のない話だが時折耳にする話によると女性に頭が上がらない男性がほとんどなのだとか。この小生意気な獅子がげんなりするような強い女性がいるとはあまり想像はできないが、それはそれとして釣り合うような服は生憎と贈られた一着のみなので、冠婚葬祭でも不自由ない、いつも通りの制服で許されることを願っておくこととする。少し離れた影がカップの中身に魔法をかけるさまを下から見上げ、溢れ落ちた小さな煌めきに目を輝かせてから・・・腹筋を使って起き上がれるほど筋力はないので、のそのそとうつ伏せになりつつ少し身体を起こす。確かに失敗したのは己だが、折角美味しくいれた紅茶を前に待てをさせたのはこの獅子の子だ。もし、本当にこの生徒の家族に手紙を書くとしたならば、この生意気な態度の報告を山ほど脚色して書いてやろうと口をへの字に曲げつつ、テーブルへと手を伸ばす。指先で摘んだのは白くて四角い角砂糖一つ、ただの甘い塊をそのまま食べろとでも言うように生徒へと向け )
──生意気で可愛らしいキミには胃もたれするほど食べさせたいところだけれど、キミの寮生たちに怒られそうだから一つで勘弁してあげよう
≫レオナ
体力 … ッ!! つけたいと思ってたからちょうどいいな … !
(レオナは気にかけてくれたらしい、さらにアドバイスをもらうとヘェ~、 と相槌うち。体力の話がでると興味があるようにすこし前のめりになって 、
楽しそうと言う理由で薔薇の国をあげた自分と、 違った理由をきけば物知りな相手らしいな~、 と感心しつつ思い出したように)
あッ 歴史なら … イデアの家はどうだ?! 珍しい本とかたくさんありそう … !
≫ノア
… ビニールプールに、足つけるんだよ 。足だけでもけっこう涼しくないか… ??
(諦めようとするノア見ると足だけでも冷やせる方法はあるため、 違くって!、 と言い返し、足でかるく水を蹴りながら涼しくない?ときいてみて
次にへら、 と困ったような顔してとんできた方を遠い目でみつつ)
あははッ もし用事があったらジャミルがすっとんでくるよ~
>>1895 カリム
なるほど──購買部の裏か、植物園かをお借りしたらそれくらいの場所は得られそうですね
( ビニールプール・・・というと、そういえば購買部に水鉄砲やら花火やらと一緒に売られていたような。生徒たちが買うにしては小さいし、寮で遊ぶものでもなかろうに、と思っていたが己には案外ちょうどいい可能性がある。ふんふん、と緩く頷いて、足の指の間を抜けていく水を握り込むように数度指を握りこんでは──続いた言葉に苦笑いを浮かべ、肩を竦めて。それはそうとしても、そろそろ生徒を寮に帰さなくては寮生が気にするだろう )
彼にあまり負担をかけるものでもないでしょう?──もう少ししたら戻りましょうか
>>1895 カリム
なるほど──購買部の裏か、植物園かをお借りしたらそれくらいの場所は得られそうですね
( ビニールプール・・・というと、そういえば購買部に水鉄砲やら花火やらと一緒に売られていたような。生徒たちが買うにしては小さいし、寮で遊ぶものでもなかろうに、と思っていたが己には案外ちょうどいい可能性がある。ふんふん、と緩く頷いて、足の指の間を抜けていく水を握り込むように数度指を握りこんでは──続いた言葉に苦笑いを浮かべ、肩を竦めて。それはそうとしても、そろそろ生徒を寮に帰さなくては寮生が気にするだろう )
彼にあまり負担をかけるものでもないでしょう?──もう少ししたら戻りましょうか
>>1895 カリム
なるほど──購買部の裏か、植物園かをお借りしたらそれくらいの場所は得られそうですね
( ビニールプール・・・というと、そういえば購買部に水鉄砲やら花火やらと一緒に売られていたような。生徒たちが買うにしては小さいし、寮で遊ぶものでもなかろうに、と思っていたが己には案外ちょうどいい可能性がある。ふんふん、と緩く頷いて、足の指の間を抜けていく水を握り込むように数度指を握りこんでは──続いた言葉に苦笑いを浮かべ、肩を竦めて。それはそうとしても、そろそろ生徒を寮に帰さなくては寮生が気にするだろう )
彼にあまり負担をかけるものでもないでしょう?──もう少ししたら戻りましょうか
>>1895 カリム
なるほど──購買部の裏か、植物園かをお借りしたらそれくらいの場所は得られそうですね
( ビニールプール・・・というと、そういえば購買部に水鉄砲やら花火やらと一緒に売られていたような。生徒たちが買うにしては小さいし、寮で遊ぶものでもなかろうに、と思っていたが己には案外ちょうどいい可能性がある。ふんふん、と緩く頷いて、足の指の間を抜けていく水を握り込むように数度指を握りこんでは──続いた言葉に苦笑いを浮かべ、肩を竦めて。それはそうとしても、そろそろ生徒を寮に帰さなくては寮生が気にするだろう )
彼にあまり負担をかけるものでもないでしょう?──もう少ししたら戻りましょうか
>>1895 カリム
なるほど──購買部の裏か、植物園かをお借りしたらそれくらいの場所は得られそうですね
( ビニールプール・・・というと、そういえば購買部に水鉄砲やら花火やらと一緒に売られていたような。生徒たちが買うにしては小さいし、寮で遊ぶものでもなかろうに、と思っていたが己には案外ちょうどいい可能性がある。ふんふん、と緩く頷いて、足の指の間を抜けていく水を握り込むように数度指を握りこんでは──続いた言葉に苦笑いを浮かべ、肩を竦めて。それはそうとしても、そろそろ生徒を寮に帰さなくては寮生が気にするだろう )
彼にあまり負担をかけるものでもないでしょう?──もう少ししたら戻りましょうか
( / !?!?!?!?!?デバイスがおバグり申し上げて大量送信してしまっている!?!?!?!?!?申し訳ございません!?!?!?!?!?凄い混声合唱みたいな量の同じ文言を・・・アア・・・ / 蹴 )
≫ノア
ビニールプール買ったらみせてくれ … !
(自分のことばが役だったみたいで頷くノアみてはよかった、 と思いながら自分は大きなプールしかみたことがない為みたい!、 と頼んで
戻ろうと言われると相手と話したい気持ちがまだ、ありすこし残念そうに肩落としつつ頷いて)
暗くなりすぎるとノアが危ないもんな … わかったよ
(/返信が遅くなってしまいすみませんでした!そしてオルトくんの可愛いくつろぎ衣装がきましたね…ビジュ見ているだけでも癒されます…それはともかく、少し涼しくなってきましたが体調管理等気をつけてください…!)
>ノア
……お待たせ、ちょっと熱いから気をつけてください
(部屋を出る寸前に掛けられた言葉にこの位慣れてるんでと返しホットミルクを入れに行って。誰もいない事を確認した後慎重に二人分の飲み物を用意し部屋に戻ってカップを1つ司書に渡し「これで満足ですか、お嬢様…なんて…」とジョークを交え自分の分のカップを持ちながら隣に座って)
>カリム
え、いや、別に1人で食べるし…
(彼と鉢合わせた時点で嫌な予感がしていたが案の定昼食に誘われ少し視線をさ迷わせて。いつもなら理由をつけてさっさと離れるが一緒に食堂に行くと言った手前断ったら申し訳ないと考え「…いいよ、一緒に食べよう」と返し視線を逸らして)
>レオナ
褒められているのか貶されているのか分からないけど…お手並み拝見といきますかね…
(挑発に乗った彼に少し目を瞬かせた後口角を上げて。やるからには手は抜かないと考えつつ自分の端末を開き「先攻はそっちからで構わないよ」と告げ余裕そうな表情で様子を見て)
>マレウス
え、知ってるの…って、キーホルダー!?それってアニメ化記念キャンペーンの限定コラボのやつ…しかも欲しかったけどゲット出来なかったやつ…あ、すみません…
(催し物についてはそもそも式典やら大事な時以外はあまり参加しないと考えつつ相手の機嫌を損ねたくないと目を伏せて。その後の言葉に思わず食いつくように早口になってしまい他に誰もいないのを確認した後気まずそうに視線を逸らして)
>>1902 カリム
ついでに浮き輪も買って枕代わりにするのも良いですね──また連れてきてください、オアシスにも、キミの寮にも
( まず買ったとして何処に置くかを考えなくては・・・生徒たちのように私有地的に使える寮は無いし、図書館の近くはメインストリートやら鏡舎やらがあるから気軽に水浴びともいかないし。とはいえ、そのあたりはきっと学園長に言えば多少はどうにかなるに違いない。続いた明らかに気落ちした声には肩を竦めて、手を引いたまま再び岸の方へと歩みを進め、持ってきた荷物の中から空いた片手でタオルを取り出して )
キミに風邪でも引かれたら困ってしまうから、ちゃんと足を拭いてくださいね
>>1903 イデア
( / 毎日お疲れ様でございます!体調などお変わりございませんでしょうか!?オルトくんあまりにも可愛いがてんこ盛りでしたね・・・一家に一台・・・いや、せめてぬいぐるみで欲しいところです・・・まだ夏は続きますのでくれぐれもご自愛くださいませ! / 蹴 )
・・・んふ、くるしゅうない
( 揺れる青い髪の毛を見送って、統一感のある壁色や家具で整えられた部屋の中に視線を巡らせる。無機質で無駄のないデザインに寮らしさがあるというか──そんなことを思うこと数分、帰ってきた生徒から己の分を両手で受け取って、温度の注意には小さく頷くことに。面倒見のいいことで・・・。弟がいて、寮長として取り纏める立場の生徒は皆こうかのだろうか、と、思考を巡らせるものの、指先をじんわり温めるカップの中身に軽く息を吹き掛けながら、悪戯っぽく目元を弓形に歪めて笑った。少し冷めた液体の縁に唇をつけて、甘い液体を飲み込んで、ほっとしたように目を伏せ )
──甘くて美味しいです、とても
≫イデア
やった ー !お前と飯くえるの嬉しいぜ … !(いつも会議後等に宴にさそっても断られてしまうことが多いため、返事をまつ間どきゞしてたが、OKもらえると腕あげてよろこんだ、
その後もとこゞと歩きつつ、たなりにいるイデアに)
イデア って細いよな~、 ちゃんとご飯くってるか??
≫ノア
寮にはいつでも、遊びにきていいぜ … !
(つぎ相手とオアシスで遊ぶときは浮き輪もってこようと考えつつ、また連れてきて、 と言われると出入り自由だと満面の笑顔でいってのける 、
かぜの心配されるとすこし眉下げてわらい、 タオル欲しそうに手をだして)
この暑さだったら すぐ乾くよ~
>>1905 カリム
寮長殿にそう言ってもらえると助かるよ──乾くとはいえ、ほら少しは拭いて
( スカラビアは歴代の寮長を見てみてもその性質からか、あるいは雰囲気からか、司書に対して冷たい生徒が多いわけではないと思う。実際、この生徒が寮長になってからは何だかんだ・・・事故に巻き込まれたことも少ないのではないか。ふらりと遊びに行っても酷く邪険にはされないだろう、であれば少しだけ気楽に・・・もちろん、司書である以上、必要以上に踏み込むことはしないけれど、遊びに来ようかと漠然と思う。タオルを己より少し大きな手に渡し、こちらはこちらで己の分を手に取る。ふわふわとやってきた絨毯に片手を預けてバランスを取りながら足先を拭いつつ、目を細めて )
ねえキミ、寮に戻ったらミントティーが飲みたいな
≫ノア
へへッ すき有り ~ !!
(タオルを受けとった後、しゃがんで足をふいてるノアみるとニヤッ、 と悪い笑いをうかべタオルを広げつつそ ~ と近づく、
そのまま頭に被せると、わしゃゞと水をとりながらミントティーが飲みたい、 とおねがいされると)
飲み物だけじゃなくて、夕飯もたべてかないか ... ?!
>>1907 カリム
わ、ぁ──・・・キミのところの寮生達が気を使ってしまうでしょう?折角の憩いの時間だというのに
( ふっと視界が少し暗くなって、頭の上に降って来た肌触りの良いタオルと好き勝手掻き乱す己よりも大きな手に一瞬身体を固くしたものの、すぐに揺れるタオルの隙間から紅玉のような瞳を見上げて悪戯っぽく目を細めて笑って。折角のお誘いだ、乗りたいのは山々だが生徒の従者殿はもちろんのこと、寮生達からしても司書がいると言うのは落ち着かないものだろう。申し訳ないよ、とでも言いたげに、気ままな手を止めるように己の少し体温の低い手を伸ばし )
ちゃんと数日前から計画を立てて、というのなら話は別かもしれないけれど
(/ 続きはまた後ほど返させていただきます!)
……制服で観光に行くやつがあるか。第一がテメェの洋服を買いに行くこと、俺の国に観光はその次だ。──テメェが挑発してきたのは忘れちまったのか?
(あらぬ方向の心配をしている彼女に、訝しげに片眉を上げる。制服のまま観光など正気を疑うとでも言いたげに、視線が司書を斜めに撫でる。深い緑が呆れを隠そうともせず、まるで子供に言い聞かせるような口調で言葉を重ねてゆく。その間に蛹が羽化でもするかのように自分の股の下で動いてひっくり返った相手をジッと見つめると、念押しと共に人差し指で丸見えになったつむじをムギュッ!と押さえた。呆れたように告げながらも、口元に浮かんだ笑みは獅子が我が子を崖から落とすような厳しさとは程遠い。逆に彼女が両の手で抱えきれないくらい買ってやってもいいくらいに思っていた。それに、彼女がわざと挑発めいたことを言ったのを忘れたわけではない──緩く目を細め、口元は楽しげに弧を描く。手元の紅茶は再び熱を帯び、未だにダイヤモンドダストのような結晶を煌めかせている。蒸気の粒がきらめくのと同じくらい、司書の瞳が子供のように無邪気な光を宿した瞬間──その輝きを愉しむように一拍置く。それからようやく、差し出された角砂糖に目を留める。呪文の詠唱もなく、指をクイと動かすと、自分用の冷えきったカップがふわりと宙に浮かび、するりと彼女の手元へと引き寄せられていく。ちょうど、角砂糖の真下にぴたりと止まるように調節されたカップは一滴も零すことなく空中で留まり)
すっかりうちの寮の虜だな。お気遣いどうも。
>>1909 レオナ
ええ?頻繁に着るわけでもなしに勿体ないもの。それに、挑発を買ったのはキミじゃありませんか──キミの寮を気に入って、その上気遣いもできる素晴らしい司書から一つ、お願いが。頼むから、もう少し司書のことは雑に扱ってほしい
( 無遠慮に降ってくる呆れたような目、言って含んで教えようとする声、端々から己よりも己を丁寧に扱おうとしてくれているのが何となく分かって心臓とも胃ともつかない内蔵がギュッと痛む。生徒的には当然のことなのだろうと理解はしているが慣れない。我儘で振り回して困らせるのは嫌いではない、が、それを当然のことだと甘やかされるのは苦手。言葉を口にしたあと、これは我儘の中でもきっと生徒的には好ましくない我儘だろうな、と、唇を引き結んで、目の前で揺れる生徒の分のセイロンに視線と角砂糖を落とす。押されたせいで少し痛んだ旋毛を髪ごとゆるく梳き、深呼吸を一つ。少しだけ口角を持ち上げてから、角砂糖を失って空いた片手を差し出し )
野良犬に気紛れに餌をやるようなことはしない方がいい。聡明な群れの長であるキミなら知っていることでしょう・・・それはそれとして、温めてくれた紅茶は有難くいただくけれどね
>>1895 カリム
チーム分けはジャミルにでも考えてもらえ。ま、テメェが決めたきゃ決めればいいが。
(大食堂のざわめきが減ってゆく中、空になった皿を前に肘をつく。向かいでカリムが体力づくりだなんだと前のめりに話すのを、気のない眼差しで見つつ、この状況になった発端の人物──カリムの従者の名前を出す。彼はよく人を見ているから適任であろうという推測だ。そして同級生の名が出た途端、机の上のカゴに伸ばしかけた手を止めて、鼻を鳴らす。口元をわずかに歪め、うんざりした様子をまざまざと見せつけるようにする。なにせ強制送還で嘆きの島に向かい、その後とんでもない目に遭ったのだ。それから、と付け足すように目を伏せると、あの事件の時彼がベラベラと内情を筒抜けにしていた引っかかりを思い出してポツリと呟き)
嘆きの島か。確かに資料は山ほどあるだろうが──あんな薄暗くてジメジメした所、御免だ。それに……イデアがなにか隠していたのも気になる。
>>1903 イデア
好きに取ればいい。俺は今、機嫌がいいからな。
(ソファにどっかりと腰を沈め、片腕を背凭れに投げ出すと、イデアにも好きに座れと目配せをする。と言っても、座れる場所は勉強机の椅子か、ベッドか、自分の前の椅子しかないのだが。褒めてんの?貶してんの?という問いに対しては、自分の機嫌がいいのでどうでもいい、と何様俺様レオナ様といった態度でふてぶてしく。先行を譲られると、瞳を細めてニヤリと口角を上げる。相手の挑発に売り言葉に買い言葉と煽り返すと、指先で軽く画面を弾くように“先行”のボタンをタップした)
これはこれは、お優しいことで。後で譲らなきゃ良かったと吠え面かくなよ。
>>1910 ノア
なら、うちで着せ替え人形になるが──そっちの方がお望みか?売られた喧嘩は買う主義でな。それくらいの気質は読めそうなもんだが、秘書殿?
(肩を竦めて言う声音には、乾いた冗談めいた響き。頭の中には、あれよあれよと口を出してくる王宮の連中の顔が浮かぶ。親族が口を出し、家臣たちが蝶よ花よと彼女に服を設えるが目に浮かぶ。着飾ると言えば聞こえがいいが、実際は王室に連れ込まれた挙句ヘトヘトになるまで行われる着せ替え人形だ。実際、自分も家臣にいつもファッションについて派手すぎるもっと王子らしいものをと口出しされている身。その光景を思い出すだけで、頭が重たくなる──初めての海外と言うだけでも目がまわるだろうに、そんな騒動に巻き込まれる羽目になったら。こいつはさぞおもしろ……気の毒だろう。ああ言えばこう言う。お互い一歩も譲らぬ責任転嫁は、やはりこちらも譲る気はなく。仮にもここの司書をしているのなら、生徒たちをよく見ているだろうと。仕事においては真面目な気質の相手を仰々しく呼ぶと、白い牙を見せた。曇りがかった相手の表情に、わざとらしく大げさに息をついてから、残念そうに目を伏せる。芝居がかっているのは明らかだろうが──それくらい、自分にとってはなんて事ない話。人に優しくされて、それを素直に受け取れない野良犬みたいな奴というのは、寮生にもいる。例えばこのまま紅茶を床に飲ませたり、椅子から蹴り落として自分だけが座れるようにしたら、それはそれできっと相手は傷つくのだろう。不器用な人間に、施しを──差し出された小さな手にカップを着地させると、水面は小さく揺れるのみでスッポリと収まった)
なら、箒で空を飛ぶのも旅行も無しだな。今日は夜空が綺麗だろうに、見られないなんて残念だ。
>>1911 レオナ
──それは・・・ぁ、う゛、ん・・・ぐ
( うち、はつまりは王宮であって、売られた喧嘩を高値で買う悪癖はお互い様で、煽るように・・・いや半分くらいは嘲っているだろうが、生意気にも笑ってみせる生徒が紅茶と共に差し出した言の葉はあまりにも意地が悪い。先の買い物でそれなりのことをしてもらっている側からすると、これ以上のことは、と断りたいところだが、確実に王宮はまずい。この生徒が止めに入らないことは確定で、司書にも止められない何かが起きる気がする。こう、良くも悪くも司書は生徒の国の多くの女性陣とはまた違った容姿をしているようだから。そもそも──確かにこの生徒には言っていないけれど、隠しているつもりでもないけれど、司書はこの世界の人間ではないし曰く付きだろう。王宮に軽々しく連れていくのは如何なものか・・・前半を拒否すれば、後半を与えられず、どちらか一方は無理なわけで、それはつまり、つまるところ──司書が負けるほかない訳で。手の中のカップを見下ろして、へなへなと諦めたように身体の力を抜く。強欲に生き続けられるほど司書は強くない、が、仕方がない、この生徒が卒業するまではこの甘味を有難く享受して、これから先、生き抜く時の都合の良い思い出にさせてもらおう。カップにもう一方の手も添えて、恨めしそうに生徒を見やる。ふん、と鼻を鳴らして・・・冷えた己の脚を、そのまま生徒の脚を踏むようにファーの上に投げ出して、ふんぞり返ったまま紅茶に口をつけることにして )
夜空も箒も、旅行も、あとキミの国の古い文献も──それから、どうせ着るなら、司書はキミが選んだ服がいい
≫ノア
みんな気にしないとおもうけど …(拭きつつノアの話を聞く、 自分が細かなことを気にしないのでほかの寮生が気にすると聞くとそー かなぁ、 とよく分からなくて
けど約束してれば行く、 と聞くと今日一緒に夕ごはんを食べるのは諦め。髪の先をタオルで優しくはさみつつ話す)
んーー じゃあ明後日は?! みんなにもノアがくること、 伝えるぜ … !
≫レオナ
そ ー する、 アドバイスありがとな … !
(チーム決めは自分だけじゃ自信ないためジャミルと話して決めよう、 と思いつついろんな話を聞かせてくれたレオナに礼お伝え、
自分は行けなかったので 嘆きの島がどんな場所なのか気になってると、 レオナの顔が暗くなり。事情はわからないけど、 自分だったらこうするなってことをそのまま話し)
隠しごと … ? 気になるならイデアにきいてみればいいじゃね ー か
>>1913 カリム
・・・それなら、喜んでご相伴に預かろうかな。司書も何かお菓子でも持っていきますね
( まあ確かにこの寮長あっての寮生だ、きっと嫌な顔ひとつせず受け入れてくれるのだろうけれど・・・こう、嫌な顔をしない相手だからこそ、迷惑はなるだけかけたくないのも本音。ぱらぱらと髪が頬を撫でる感覚に目を伏せて、それからにこりと微笑んで招待を受け取った。気候的には暖かいどころか暑い寮だから、持っていくのならぜりーなどがいいだろうか・・・などと、思いながら、生徒の頬に落ちた汗をゆるく拭うように指先を伸ばし )
はじめまして、
当方、セイチャット様の利用が初めてになる為ご迷惑をおかけするかもしれませんが、ツイステの文字を見つけ投稿失礼します!
空いておりましたら監督生で参加させて頂くことは可能でしょうか?ご一考頂けると幸いです
>>1915 様
( / 初めまして!トピ主のノアと申します、ネットの海からはるばるようこそおいでくださいました!
監督生の方、もちろん歓迎でございます!・・・ちなみに、創作監督生さんでよろしかったでしょうか?!
当トピの設立が古いため、情報が昔のものになってしまい恐縮なのですが、詳細が>>1にございます。
コミカライズ版発表前のトピでして、監督生さんは創作大歓迎仕様となっておりますことを、まずはお伝えさせていただきます!
上記内容にご不明な点がございましたら、お気軽にお申し付けくださいませ。また、当トピ独自のルールなどはございませんので、その点ご心配なくご参加いただけますと甚だ幸いです。
お手隙の際にご確認のほど、よろしくお願いいたします!)
名前/文月 悠 (フヅキ_ユウ)
性別/♀
性格/控えめでふわっとした性格。これといった取り柄もないので舐められやすいが、NRCに負けず劣らずのレベルで芯が強い
コミュニケーション能力は高めで誰とでも不思議と会話が続く社交性を持つ。
容姿/黄色みのあるクリームの髪は眉や目の茶色と異なるため自前ではなく、染めているのだと分かる。ぱっちりとした大きなたれ目以外の顔のパーツは小振り
身長157センチ。エペルやリリア同様リボン結びの制服スタイル、ベストの色はグリムの魔法石カラー
備考/NRCでは1年生のクラスだが、実年齢は21歳。前世は普通の女子大生だった。就職活動の最終面接に向かう途中謎の黒い馬車にはねられ目をさますとナイトレイブンカレッジにいた。
魔法が求められる科目、たとえば飛行術や実験などの成績はあまりよくないが魔法を使わない科目の成績は中の上くらい。趣味は手芸、可愛い雑貨探し、カフェ巡り
ーーー
ご返事ありがとうございます!
創作監督生でお願いします!
当方、ストーリーは7章まで読破済みなのですがプレイ歴そのものは浅く知識面で不安な点がありますので、
誤りがありましたらご指摘頂ければと思います
「今回のテストは85点...、補習回避できてよかったぁ」
「グリム新しいリボンつくってみたの。つけてみてくれない」
名前/文月 悠 (フヅキ_ユウ)
性別/♀
性格/控えめでふわっとした性格。これといった取り柄もないので舐められやすいが、NRCに負けず劣らずのレベルで芯が強い
コミュニケーション能力は高めで誰とでも不思議と会話が続く社交性を持つ。
容姿/黄色みのあるクリームの髪は眉や目の茶色と異なるため自前ではなく、染めているのだと分かる。ぱっちりとした大きなたれ目以外の顔のパーツは小振り
身長157センチ。エペルやリリア同様リボン結びの制服スタイル、ベストの色はグリムの魔法石カラー
備考/NRCでは1年生のクラスだが、実年齢は21歳。前世は普通の女子大生だった。就職活動の最終面接に向かう途中謎の黒い馬車にはねられ目をさますとナイトレイブンカレッジにいた。
魔法が求められる科目、たとえば飛行術や実験などの成績はあまりよくないが魔法を使わない科目の成績は中の上くらい。趣味は手芸、可愛い雑貨探し、カフェ巡り
ーーー
すみません、
セリフをつけ忘れてました!
>>1917(>>1918)様
( / お返事遅くなりまして申し訳ございません!ご提出いただきありがとうございます、プロフィールを拝受しました。可愛らしい~!?と膝から崩れ落ちました、ありがとうございます。
基本的には現在置きレス気味でして、お返事を急かすものはございませんのでプライベートを最優先にご参加いただけましたら幸いです。
初回絡み文なのですが、特にスタートの場面や文章の形式などに制約はございませんので、もしよろしければご希望のシーンからご投稿いただくことは可能でしょうか・・・ご負担になりますようでしたら、お知らせください!
お手隙の際にご検討いただけますと幸いです )
「..!」
裏庭で手芸の材料を探していると、見たことない青い花を見つけた。その綺麗な色に惹かれ押し花やハーバリウムにしたりしたら、きっとすてきな物が作れるだろう、、と想像しては顔が微笑み。しかし思い出すのは担任のクルーウェル先生の言葉。知らない植物には触るなと何度も教わったことが頭をよぎって、
そこで、まずはこの花が安全かどうかを確かめるため、持ってきてた植物図鑑で調べることにしてページをめくり
ーーー
ご親切に教えて頂きありがとうございます!
はじめの文は上記のような感じで大丈夫だったでしょうか...
不慣れですが、皆さまよろしくお願い致します...!
>>1920 悠
( あの寮生からはこの本を、あの教師からはこっちの本を・・・と、方々の寮や教室から返却期限が過ぎた本を回収していたとある日のこと。未回収の本もなくなり、両手には数冊の本を抱え・・・図書館に戻る前に散歩でもするかと学園の無駄に広い敷地内をふらふらと歩いていればいくつかの草花の中に明るい髪色が見えた。何となくそちらへ足を向け、驚かせないように配慮をしつつ声を──それはその手の中の本と視線の先にある花に、いつもの余計なからかい文句は慎みつつだったが )
・・・珍しいですね、屋外で自習ですか?
( / 絡み文をいただきありがとうございます!早速絡ませていただきましたが、もし絡みにくい点などございましたら御手数ですがお知らせくださいませ!また、既にご対応いただくご予定でしたら大変恐縮なのですが、次回以降の投稿時にはお名前を変更いただけますと甚だ幸いでございます・・・!それでは、引き続きよろしくお願いいたします! / 蹴 )
ノアさま宛
ページをめくっていると、ふと声がかかり顔をあげる。声の主は司書のノアさん、彼女のことはもとの世界に帰る手がかりを探したり、課題の調べものをしたりする時に見かけたことがあり、男子校の中で見かける女性として自然と印象に残っていた、
自習かと聞かれると私は少し照れくさくなってしまい、苦笑いを浮かべながら答えた。「いえ、少しお散歩してたら、知らない花を見つけまして...」そう言って、足もと近くに視線を移す。風にそよそよと揺れる青い花を観察しながら
「最初はブルースターかと思ったんです。でも葉っぱの形が違くて、、、分からないから調べていたんです」
ーーー
わ、、早速申し訳ございません!以降つけ忘れないように気をつけます!
>>1922 悠
・・・摘む前にちゃんと調べるあたり、クルーウェルの教育が行き届いているようで素晴らしいことですよ
( こちらを向いた澄んだ双眸、この学園においては己同様に珍しい別の世界からやって来たオンボロ寮の監督生──苦笑いを浮かべてはいるものの、本の扱いが丁寧であること、勤勉であること、何よりも・・・生徒らしくしていること、優しくしない理由はないか、と近くに歩み寄ると隣に同じように膝を折り。小さな青い花は植物園で見たものと同じもの、確かに花弁の形からしてブルースターだと思うのも当然だと、少しだけ目元を和らげながら生徒を悪戯っぽく見遣り )
キミの目は間違ってはいませんよ、これはブルースターの種が混じっているからね・・・ついでに、素手では触らない方が懸命ということも伝えておきましょう
ノアさま宛
「勝手に触ってケガしたら..反省文何枚、書かされるか...」
近くにきた貴女は、思ったよりも小柄で少し驚いた。自分とそんなに年が変わらないように見える人が先生としてここに立っているのは少し不思議
教育が行き届いていると言われると、担任の先生の顔が頭に浮かんで。何かにつけては鞭を持ち出し、厳しくも愛ある叱責を飛ばす様子を思い出すと『先生の言うことは守ったほうが身のためなんです』と苦笑いを浮かべて答え
目のさきにはブルースターに似た花がある、貴女がそっと語る解説が授業のようで自然と『へぇ』と小さく声がでて。素手で触ると危ないってことはこの花はたぶん毒をもっているのかもしれない、触ったらどうなるのか。
肌がただれる?痺れる?
少し怖くて、でもそれ以上に気になり図鑑を閉じ
「押し花とか作ったらやっぱり危ないでしょうか...」
>>1924 悠
それは確かに・・・ああ、なるほど。それで見ていたのですね、キミは
( 反省文で済めばいいけれど・・・何だかんだ、あのダルメシアンみたいな教師は生徒に対して熱い奴なのだ。良い奴か悪い奴かで言えば、この学園に良い奴と呼ばれるような奴はいないのだろうが。確かに、彼の言いつけは守っておいた方が良いに違いない・・・くすくすと笑いながら、聞こえた言葉と閉じられた本に頬杖をつくようにしながら一瞬目を宙に泳がせるように動かして、それから思い出すようにして目を伏せる。それこそ、話題の教師に多少ドヤされるかもしれないが、そもそも植物園の外に生えたこの花が悪いのだからどうしようがこちらの勝手だろうということで )
──その本の、248頁の植物が、この花の一方の親に当たります・・・植物園で管理されていたものですし、こちらまで来てしまったのでしょう。押し花にするのなら、一晩程月の光の下に置いておく必要がありますが魔力が無くても安全に作れるから──作ってみます?
>1880 アジーム
そこまで信用される謂れは無いが。寧ろ詫びと案内の礼になにか……ふむ
(此方を見据えながらあまりに、明るく断言されれば思わず口を閉ざして。口外していないとはいえ─人間の凶星であれ、と望まれ生まれたこの身に向かって、なんてのんきな言葉だろう。その無償の信頼には多少の呆れと、嘆息を返すほか無い。されど深くは知らずとも漠然と抱くカリムの人物像と、鷹揚な言葉とを重ねればアジームらしい 、と腑に落ちて。気を取りなおして意識を再度折れた幹へと向け、手のひらを翳す。呪文を紡ぎ魔力を注げば傷は癒え、たちまち木は元通りとなるだろう。復元魔法は使い慣れた魔法のひとつ、力の塊が掌の内に凝縮してゆくさまを感じながらそのまま、視線を隣へ流しおもむろにたずねる「 アジームよ。お前趣味や好きなものは? 」相手の反応を待つより先に、とんとん拍子で話を進めるのは、表には出にくい機嫌の良さのあらわれである。)
>1881 ノア
……お前に言いたい事があるのかもしれないな。
(恐れられていると知りながらも、なおも反応を望み。光を反射しない目でじぃ~と無意識のうちに、本に圧をかけていたおり。物音が聞こえ尖った耳がぴくっと呼応する。本から感じるのは良いとは言えず、かといって邪悪とも言えない領主の男の魔力。一連のやり取りの直後に見せていた、不満げな様子を思えばこの者たちなりの訴えと解すべきか。視線をそばの本棚へと転じる。拗ねた幼子の様に背表紙をこっちに向ける本、魔法のしおりを挟まれ動かぬ本、最後に四角い大窓に目がいき。そこより差しこむ陽は昼間に比べ、光も熱も優しく和らいでいてしばらく放置しても紙が日焼けする心配は無さそうだ。)
今日は風が心地よい。休憩してる間に干せば臭いもとれるだろうさ。
>1889 キングスカラー
分かった。その招待、謹んで受けとろう。
(このイナズマ坊や。齢二桁の存在を総じて産まれて間もない幼子だと見做している為、唐突に子供扱いを受けても、ヘソを曲げるより先にまずもって困惑が勝ち。怪訝そうに「 ?…??? 」と疑問符を並べたものの招待を受けた、という事実がそんな逡巡をあっさりと押し流して。文明が発達した今の世。精密機械を用いたゲームをするのかと思えば挙がったのは、熱砂の国の伝統的なテーブルゲームの名。意外ではあったが機械を壊してしまう心配は薄れて。こちらをじっと射抜く翠眼。繰り返される言葉は、まるで「 三度目はねえぞ 」と告げるかのようで。ここでもし、気後れしてもういちど確認しようものなら─今度こそ彼は己に見切りをつけて、会計へと行ってしまうに違いない。そんな予感と念押しされた言葉に背中をおされ、誘いを受け「 ゲームの事はあまり詳しくないがみなで、楽しめる物を見繕うとしよう。ふふ、マンカラの勉強もせねばな。 」そう告げた口元に浮かんだのはいつもの澄ました薄笑い─もっと言うなら、どこか己を押し殺した様な笑みでは無く。にこにこと効果音が添えられそうな笑顔がこぼれる様に広がっていて。大勢で遊ぶこと。それも寮の垣根を越えてゲームをするなど初めての経験であり、当日が楽しみだ…!と今の気持ちをそのまま口に出して。)
>1903 シュラウド
いや見覚えがある程度だ。一時期、妙に品切れになっている事が多かったが……その漫画は人気なのだな!
(実のところ、イデアの目の前にいるドラゴンもまた根っからのオタク気質なのである。そしてひとたび好きなものの話となると、マシンガントークを繰り広げるのはオタクに共通する性であり、マレウスも例外ではない。ゆえに、別ジャンルのオタクが同じ様に熱弁をふるったところで、気圧される事は無い。寧ろすんっとした顔で、静かに話を聞いていて。耳に届くのはいつもより大きな声と昂ぶりに駆られた早口。その語りぶりと感に堪えぬと言った表情の端々から、話し手の作品への愛情がひしひしと伝わってきて。そこで掌底をひらりと見せ、なぜか萎縮する彼に切り出す「 お前にはいつもドラコーンが世話になっている。欲しいならくれてやろう。 」相変わらず尊大な物言い。だが己がドラコーンを壊すたびに、自分からすれば魔法よりも魔法めいた未知の力で修理してもらっている。そんな相手にだったらキーホルダーを譲ってもいい、そう思ったがゆえに紡がれた言葉で。)
>1920 ユウ
やはりお前だったかヒトの子よ。こんな所で立ったまま読書か。
(新たに見つけた廃墟を心ゆくまで隅々堪能し、ほくほくとした満足感を抱えながら、帰路は風をも追い越す速度で空を翔けていた。風は耳を鳴らし、眼下には緑濃い景色が勢いよく流れていく。その中に、不意にクリーム色がふっと差し込んだ。一瞬見間違いかと思ったが速度を緩め、目を凝らせば確かに人影─しかも、あれはオンボロ寮に住まうヒトの子じゃないか。ベンチがあるにもかかわらず、庭の中心で立ったまま読書に没頭している姿はやや奇妙で。好奇心に駆られるまま寄り道を決めると、ためらう事なく空間転移の魔法を行使した。足元に広がっていた森の景色が一瞬で切り替わり、代わりにあらわれたのは読書に耽る頭頂部。すとん、と静かに地面に降り立つ。突然襲来したドラゴンに驚き、ぴちちと鳴きながら枝葉を離れてゆく小鳥たちには目もくれず彼女に声を掛け。)
(/お声掛け失礼します…!オンボロ寮コンビには相変わらず、馴れ馴れしいツノ太郎ですがこれからどうぞ仲良くしていただけますと幸いです。)
(/五月雨式の投稿で失礼しました…!)
≫ノア
決まりだな … !じゃあそろそろ帰るか … ッ!
(また相手が寮に遊びにきてくれると思えばいまから、楽しみで仕方なくて。 フンフ ~ ン、 と鼻うた歌いながら髪をかわかしてると汗をふかれ笑った、
そのあと自分の髪や体をふき終えると夜が近くなってきたため、帰るかと言って)
≫悠
お ~ い監督生 ~ 錬金術の宿題か ??
(今日は軽音部が休みでなにしよ ー かなぁ、 と周りをみながらブラ)ゞ歩いてると、庭でなにかしてる監督生をみつけて。
近くによると本読んでるのがわかり、集中してる様子に驚かさないようにといつもより、小声で話しかけつつ)
【/よろしければ絡ませて頂きます … !よろしくお願いしますッ!】
≫マレウス
え~~? 気にしなくていいのになぁ …
(呆れる相手にVDCの会場なおしてくれた!、 と返すまえにつぎはお礼したいといわれ、 そこまで深刻に思っていなかった為、マレウスは律儀だなぁ、 と思いつつ。けどなにをしてくれるのか気になり
どんゞなおっていく木を見つめながら、好きを思い浮かべた)
趣味は 踊ったり絨毯で散歩すること … !楽器演奏するのも好きだぜ … !
>>1926 マレウス
──司書に何か言ったところで、何もしてはあげられないというのに・・・名案ですね、また小突かれる前に窓辺に置いてしまいましょう
( 本は様々な所を巡り巡って、不運なことにこの図書館へと辿り着く。己にはその道筋を辿ることも、本の記憶なんてものを見る力も勿論ないけれど・・・ここにはもう存在しない本も、破れたり汚れたりしてしまって読めなくなってしまった本も、燃やされてしまった本も、その内容を全て記憶しているから──小突いてきた本が、どのような内容かは知っているのに、言いたいことも汲み取れない。もしこの生徒のように魔法が使えたなら、真っ先に本に話しかけに行くに違いないのだけど。切れ長の目、長いまつ毛に囲まれた瞳が大きな窓へと目を移し、カーテンを開けていたそこはあたたかな光が差し込んでいる。窓辺に置いておくだけでも風は通るし、十分な虫干しになるだろう。抱えられるだけの大人しくなった本を腕に乗せて、バランスを取るようにしながら高い位置にある双眸を見上げて微笑んで )
お茶の好みは何かあります?──司書は、アールグレイが好き。香りが強いお茶、好きなの
>>1928 カリム
はい──忘れ物のないようにしなくてはね
( マシになった濡れ具合にゆるく髪を揺らしながら、脱いで置いていた靴の方へと向かう。ゆらゆらと浮かびながらついてきた絨毯に腕を預けるようにして立ったまま靴を履きながら、帰る時間ですって、と絨毯にも話しかけたりしながら。少しずつ日が落ちて、広い砂漠の向こうに太陽が沈もうとしていて、こんなにも広い空を見ることは・・・ほとんどないことだから。一瞬惚けたようにその景色を見たあと、生徒を振り返り )
連れてきてくれて、ありがとう
ノアさま宛
「本当だ、、」
言われて248ページをめくると、そこにのっていたのは小さな黄色の花、視線を青い花へもどせばその中心の黄が図鑑の花と同じ色をしていることに気づき声をあげて
そしてさすが異世界ファンタジーだ、、、毒を消す方法が私のもといた世界では聞いたことない方法で『幻想的だ....』と呟き
そんな世界で趣味の話ができる相手が見つかると嬉しくなりこの世界に来てから一緒に趣味を楽しめる人は少なかったから余計に。貴女から誘われると思わず体が前へ傾き嬉しそうにして
「ぜひ、好きな色とかお花ってありますか?持ってきます」
マレウスさま宛
「わ、、ぁ、ううん、今は可愛い物探し中!」
鳥たちの羽ばたきが頭上を通り過ぎていったかと思うと、落ち着いた男性の声が降ってきた。驚いて顔を上げると、先ほどの羽の音は貴女の仕業か、、、と思いつつ優雅に舞い降りてきた姿に私は恐怖よりも見とれてしまう、
そんなが彼が不思議そうな目で見ていることに気づくと、視線を足元に落として
「綺麗な花を見つけたから何の花か調べてた。似た花はあったけどこれだ!っていうのが見つからなくて、」
正体がわからない花を見やり、己の無知っぷりに思わず眉が下がってる
ーーー
ありがとうございます、セイチャット初心者なのでご迷惑を掛けてしまったら申し訳御座いません!
カリムさま宛
「いいえ、宝探しの最中です!」
学生たちのおしゃべりする声に紛れて聞こえた声の主は私より1つ上の学年の先輩のもの
朗らかで顔見知りの中でも話しやすい印象がある貴方に声を掛けられると自然と笑顔がほころび、軽く手をふり
実験の宿題かと聞かれると持ったバスケットを見せ、中には花だけでなく形の良い色付きの石や木の実などを入れてて『見て下さい!』と言うが、貴方の家業思い出すと少し恥ずかしくなりえへへ、と笑って
「ダイヤとかではないけど私的にはお宝でして、、、、」
ーーー
セイチャット初心者なのでご迷惑を掛けてしまったら申し訳御座いません!こちらこそ宜しくお願いします、
>>1930 悠
好きな色…白と紫と緑と…橙も、緋色も好きだし…なんて。司書は何色でも、すぐに手折れそうな可愛らしい小ぶりな花が好きです
( ぱらぱらと白魚のような指が本を捲る、記憶通りの写真と説明と共に目の前の風に揺られる花の親の片割れの詳細はそこにあった。魔法が実在し、当然のように行使される世界できっと己と同じであろう魔法を知らない生徒が興味深そうに話を聞くのを横目に見ながら、嬉しそうに揺れる相貌を見て少しだけ表情を崩し。そんないたいけな少女を揶揄うような、悪戯っぽい台詞は司書の本性というものなので、許していただくとしてポケットからハンカチを取り出すと )
この花は、司書が摘んでしまっても?もちろんキミにお渡しするけれど、まずはクルーウェルに連絡をしておかないと
(/ 残りは後ほど返させていただきます!)
>>1912 ノア
──……よく言えました。
(呻き声を上げて抗う相手を、ただ黙って見やる。緑の眼差しは、ひたすらに相手の降伏を待ち続ける獣のそれ。口を挟むこともなく、ただじっと──彼女がへなへなと力を抜き白旗をあげると、フッと吐息をひとつ。「素直なことは良い事だ」と付け足す。それは慰めではない。人の気持ちをおもしろがるような軽い響きは──甘い毒を含んだ悪魔の囁きに近い。アレもソレもコレも!と、次々と夢を膨らませる相手を楽しげ見ていれば、片脚にかかる重みを感じて視線を落とす。彼女のもうどうにでもなれという心理を写したように投げ出された脚は、遠慮なく自分の脚の上にドンと乗っかっている。これがサバナクロー寮生が見たら卒倒するかもしれない。王族である自分の上に伸し掛るとは……と興味深そうに一瞥し、彼女らしいと鼻で笑った。ズボンの横幅を随分と余らせた脚にオイと言うようにペシと手を乗せる。それでも脚を退けようとはせず、相手が望む以上に、その“欲”を叶えてやろうとでも言いたげに喉を鳴らした。紅茶のカップを傾け、一口で残りを飲み干す。透き通った液体が喉を通ると同時にカップの底に残った白い粒。溶けきらなかったくせに、紅茶は酷く甘く感じて「甘い」と一言、唇を舌で濡らした。彼女のシルクのような髪は、オレンジから銀色へと光の色を変えている。人工的な景色を移した窓から見える景色はもう夜で、今なら魔法が見せる空よりも綺麗な星空が見えることだろうと顔を上げて)
なら、次の休みも街に行かねぇとな。……紅茶を飲んだら、次は箒だ。そんな服だと冷えるぞ。
>>1913 カリム
たまには敵に塩を送らねぇと相手にならねぇからな。そういや、ジャミルに弁当は作ってもらったりしていないんだな。
(素直に御礼を言われると当然とばかりに鼻を鳴らす。周りのスカラビア寮生達がこの獅子は……と見てきても何様俺様でお構い無しに憎まれ口を叩くと、ジャミルと口にしてふと、今のこの状況を作った原因とも言える人物について疑問を挙げる。どこまでも晴れた空のように素直な相手に、あのなぁ……と思わずジト目で呆れて見せて)
人に言えないから隠し事なんだろ。テメェだって……いや、なさそうだな。
>>1920 悠
その花なら安全だ。量が必要なら植物園にあったはずだ。
(裏庭の大きな木の下。いつものようにゴロリと横になって惰眠を貪っていれば、人が近付いてくる気配……。それも、すぐ傍で立ち止まったり、行ったり来たりしていると思えば、なにやらガサガサと物音がする。一体何だと片目を開けると、コチラにヒラリと何かが飛んできた。空中で見事キャッチしたそれは、サテンのリボンだ。光沢のあるそれは、その辺の菓子の箱についているものではなく、綺麗なステッチが施され、魚の模様まで縫われている。なぜ魚?と思って裏返せば、ご丁寧に「GRIM」と刺繍されている。あの毛玉か。と合点がゆくも、さっきからある気配は小動物のそれではない。立ち上がれば、十中八九持ち主であろう少女が蹲っていた。腹でも痛いのかと思って近づけば、彼女の膝上には分厚い図鑑が乗っかっており、足元には見た事がある青い花が咲いていることが見える。点と点が繋がると、恐らく彼女の知りたがっていた情報と、拾ったリボンを掲げてしゃがんだ彼女を影で覆うように屈んで声をかけ)
ついでに、コレはテメェのか?
(/ ご入学おめでとうございます!早速絡ませていただきました。不遜な獅子ですが仲良くして下されば幸いです!これから宜しくお願い致します)
>>1932 レオナ
──そりゃあキミ、熱砂の国式司書の愛だもの・・・甘くないと困ってしまう
( 街でもそう満足気にされた気がするが、まったくレディに向かって生意気では・・・今更過ぎるか。態々追い詰めてから素直させるのは、喉笛を噛み切るのを楽しむただの狩りだもの。悪趣味なことには変わりない。とはいえ・・・と、不満気な顔を隠すこともせずに生徒を見遣る。伸ばした脚に乗った手は暴力的でもないし、こちらの我儘に毎度文句もなく、それどころか愉しげにして見せる器。まるで底なしの井戸に欲に塗れた水を流し込み続けているだけの様な──叶えられれば叶えられるだけ、不意に怖くなる心理なんてものは恐らくご理解いただけないだろう。考えたところで負け戦だと獅子の子に倣う様に己の紅茶を飲み干すと、生徒からもソファーからも脚を下ろして立ち上がる。クッキーは後でじっくりいただくとして、先ずは羽織るものを・・・とその前に、先程まで己の脚の上にあった生徒の手を両手で捕まえる。ほんの少し身を屈め、目を僅かに伏せて、己より大きな手の甲に下唇を軽く押し当てるようにして、ご丁寧にリップ音を響かせる──街で、寮で、この部屋で与えられた砂糖より持て余すそれを、とりあえずは返却しておかねばならない。ほんの一瞬の間の後、直ぐに顔を上げて )
・・・羽織るものを持って来ます、図書館の入口で待っていてください──置いていかないでくださいね
ノアさま宛
「橙色わたしも好きです!毒の抜きかた教えてもらいましたしお花奮発しちゃいます」
会話の中で相手と好きな色が同じだと分かるとなんだか共通点を見つけたようで嬉しくなる、それに具体的な大きさまで教えてもらうと頭の中はもうアイディアのことで一杯になって
『赤は〇〇◯にしようかな、、』とか『いつもは野花を使ってるけど、お花屋さんに行ってみようかな』なんて、あれこれ考えが浮かんではきえて
ニマニマと口元が嬉しさで緩んでしまいながら担任への連絡は貴女に託して、
貴女は先生であり、立場上私の希望が負担になるかもしれない、おずおずとした様子で活動場所の話をきりだして
「あの、、ご迷惑でなければ部室はオンボロ寮でどうでしょうか、、」
レオナさま宛
「び、吃驚した、、、下から見るレオナ先輩って迫力がありますね、」
あれでもないこれでもないと夢中でページをめくってると後方からスッ、、と影が差して。驚いて振り返ると、2つ上の先輩がそこに立っていた
あとから冷静になって考えれば、親切にしてくれた人に悲鳴をあげるなんて失礼だと反省するだろう。だが思った以上にすぐ近くに貴方がいたことと、太陽を背にした堂々たる立ち姿に少々驚き。体のバランスを崩しそうになるが何とか踏みとどまり、事なきを得て
大きくてゴツゴツした手が握っていた物に気づくとまた驚き、見間違えるはずがない、生地に縫ってある名前とマグロは私が縫ったもので。きっと走り回ってるうちに気づかず落としてしまったのだろう.....予想はついても時間をかけて作った物を落とされると胸の奥がチクッとする
「よく分かりましたね、それグリムの親分印なんです」
『まったくもう!』と心の中でため息つきながら、リボンを預かろうと貴方の前に手を出して
ーーー
ご丁寧なご挨拶ありがとうございます、ご迷惑を掛けてしまうかもしれませんが宜しくお願いします!
>>1934 悠
あは・・・そのお誘いよろこんでお受けします、キミのご迷惑でないのであれば
( 同じ色が好き、あるいは同じ性別で、同じように魔法が使えずに、多分きっと何かの縁あってこの世界にやって来てしまった生徒・・・共通点が多いと人間は親しみを感じやすいというけれど、それは存外事実なのかもしれない。聞こえた言葉に一度ゆっくりまばたきをしたのは・・・司書に対して警戒心がなさすぎやしないかと、驚いたからでもあり、今回使う材料を鑑みて水は図書館に持ち込めないし、実際作業をするには生徒の寮が適していると判断したからでもあり。どこか嬉しそうに、楽しそうに、ぽわぽわと案を練る生徒に向けていた目を下に向けて、ハンカチでそっと花を手折る。白黒の教師に報告すべく、もう一方の手で取りだしたスマホで摘んだ花の写真を撮りながらほんの僅かに微笑み )
司書を寮に招いてくれる方は、あまり多くないからね。嬉しいです、とても・・・今度美味しいお菓子を差し入れましょう、ケーキと焼き菓子ならどちらがお好き?
ノアさま宛
「迷惑だなんて、そんな....みんな男子だからかな、こうゆうことにあまり興味ないみたいで」
同級生に作ったものを見せると褒めてくれるけれど、それで終わり、、、一緒になにか作ろうって流れにはならなくて、少しさみしい日々をすごしてた、
そんな時だった、貴女から誘いを受けたのは、いきなり寮に呼んだからか、吃驚させてしまったみたいだけど、久しぶりに女性同士で遊べて私は『嬉しいです』と笑って伝え
中腰になって膝に手を置き、ケータイを覗く。ピントがぴったりと合った画面に例の花が映っていて。その花を見ながら『お茶請けは何がいいかな....』と考えていたら、貴女も同じことを考えていたみたいで、
「うわ~究極の選択ですね、食べたいもの持ち寄って」
言いかけて冷静になる、食べてる間は間違いなくハッピーでお腹も心も、一杯になるだろう。でもその後に後悔する未来も簡単に想像出来ちゃって、悔しそうにお腹を見おろして
>>1936 悠
・・・まあ、実際のところ司書たちがイレギュラーであることに変わりはありませんしね。折角“初めて”のお遊びなのに、気にしていていいの?
( 確かに、とはいっても司書とこの生徒とでは過ごしてきた時間も環境も異なるわけだが、それはそれとしてこの学園で異種族、あるいは性別も異なる存在と過ごすのは中々先が暗く思えることもあるわけで。ぱちり、と簡単に撮った写真はそのまま別の教師へと送る・・・ご丁寧にムッとした顔文字を一つだけ添えて。どうやら悩みは悩みで尽きないらしい生徒を見遣り、くすくすと笑いながら立ち上がると小首を傾け )
多分、この写真の送り先が申し訳なさそうにどちらも用意してくれるでしょうから。贅沢は言っておくだけ得ですよ・・・ほら、日持ちするものもあるでしょう?
>>1937 イデア
( / ありがとうございます!季節の変わり目、体調にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください! / 蹴 )
ノアさま宛
「クルーウェル先生のお菓子かぁ、、糖分控えめなお菓子多そう、、、ふふっ」
写真の上にプンプン顔の絵文字が、、貴女のお茶目な行動にクスッと笑って
知りあって間もないため、あの人が申しわけ無さそうにしている姿はどうしても想像できない。むしろこの学園で1、2を争うほど美意識が高い人だ、きっと『一気ぐいは厳禁だ!』『ニキビに気をつけろ!』なんて...お小言がとんでくる方がしっくりきて。下手うったらジョギングに連れていかれるかもしれない。そこまで妄想して私は手で口を隠しながらふたたび笑って
あとあとが少し怖い気もするけれど、男も女も度胸だ。
「そうですね、試しにお願いしてみましょうか」
>>1939 悠
それでも彼の選ぶものにハズレはないですからねえ・・・それじゃあ、焼き菓子、は、マドレーヌとクッキーあたりを所望しておいて、生モノはプリンかケーキかでも強請っておくとしましょう
( 生徒の反応に一瞬不思議そうに瞬きをして、それから納得がいったように目を細めて笑う。そうか、生徒はこの学園に来てまだ、まだ、日が浅いのだった。そりゃあ、厳しくも生徒思いで美意識が高く理不尽なあの教員に対しては正当な評価だろう。くつくつと笑いながらポポポンとメッセージを送り、ハンカチに包んでいた花を生徒に差し出すとゆるゆるとズボンの裾をはたき )
いずれにしても、水にさらして一晩かかってしまいますし・・・一旦これをキミの寮で軽く処理して、加工は明日以降ですかね
ノアさま宛
「もし先生からお返事返ってきたら教えてくださいな,,,,,ノアさんはいつお時間、あいていますか?」
具体的にマドレーヌやケーキの名前があがると私はワクワクしてしまう、クルーウェル先生からのメールはまだ返ってきてないのに、、、
お花を受け取ろうとポケットから猫の絵が描かれたハンカチを出すと上から優しく包んで、花びらが千切れないように細心の注意を祓いながら手に移し
加工は明日以降にしようと言う貴女に少し考える。もし、、グリムが当日いたら部屋はすぐにしっちゃかめっちゃか、女子会どころではなくなってしまう、、。貴女が遊びに来る日はエースたちにグリムを預かってもらおうと考えていて貴女に予定を伺い
>>1941 悠
いつでも・・・放課後であれば、図書館も閉まっていますから。ああでも、生徒を放課後に付き合わせるのは、あまりよくないのかな
( 広げられたハンカチをぼんやりと見て、あ、猫、と思うなどする。そういえば、生徒の使い魔・・・使い魔?同居人、同居猫?は猫だったはずなので、きっと元から好きか、あるいは好きになっていったのかもしれない。これは、ルチウスと気兼ねなく話し始める生徒が増えるのも時間の問題かしら・・・などといかにも大人のようなことを考えながら、聞こえた言葉に少し目を上に。スケジュール的には問題がなかったはず、とゆるゆる再び視線を生徒に戻しながら微笑んで )
でも、折角なので二日後でどうでしょう?ほら、二日もあれば、美味しいものがきっと手に入りますからね
>1928 アジーム
そうは言っても受けた厚意には報いねば。次期領主の名も廃ろう。
(横目にカリムが何かを告げんとする気配は捉えていた。だが声を掛けるまでも無く視線が垂れた為、あえて言及は控え。滔々とした口調で語られる趣味嗜好は自分にも馴染みのあるものもあれば、逆に未知のものもあって。ほう、と興味深そうに相槌を挟みながら頭の中で楽器、ダンス、魔法の絨毯─と単語を反芻し、思考の糸口を探して。やがてひらめいた返礼の案を口にだし、「 楽器であれば弦楽器とオルガンは嗜みがある。興味があれば手解きを、あるいは……箒を使わずとも飛べる魔法の靴など、どうだろう。 絨毯と並走飛行したら楽しそうだ。 」もちろん、今挙げたものに限らず、望むところがあればそれに応じよう。しかし、ここで悠長に言葉を交わしていると寮長会議に遅れてしまう。歩道へ戻ろうとカリムへ軽く視線を送り。)
>1929 ノア
ではそれで……並べるだけでよいならこの場は見ていよう。
(虫干しが思いがけず先送りとなり、揃って悄気る住人たち。そんな彼らの心情を思うとどうにも他人事と思えなかった。ゆえに先刻と打って変わり静かに抱きかかえられる姿を見やれば、硬く結ばれた面差しの奥で人知れず安堵し。質問の真意は理解しているがもとより飲食に頓着が無い身。ならば好みがある相手に円卓に並ぶ一切を委ねようかと返答し、テーブルに残っていた本に軽く触れ。たちまちカドを支えとし、まるで二足歩行でもするかの様な足取りで相手の足の間をすばしこく抜け、窓辺へ向かってゆく。いちばん初めに辿り着いた一冊が、自力では届かぬ高さを前にして振り返ったため、ステッキを振るう様に指をひらめかせ。あらわれた棚板を斜めに立てかけては即席のスロープをこしらえてやり。)
>1930 ユウ
植物のことはあまり詳しく無いが───ではないか。ただ断言は出来ない、クルーウェルに訊ねた方が正確な情報を得られるだろう。
(可愛い物…?と疑問に思いながら近づくと花よりもまず先に目を奪ったのは、彼女の身なりであった。頭にはたんぽぽの綿毛がつき、ジャケットにはくっつき虫が張りついていて。身なりを物ともせず、自然を遊び場にする姿はどうにも幼い頃のシルバーを想起させ。目の前の彼女と重ね合わせ思わず唇に微笑が宿りつつ、指を払えば仕草と連動して体にくっついた物が払われて。腕をおろすと自ずと視線は風に揺らぐ花に移ろい。知識があり花に見覚えがあっても、自分はあくまで素人に過ぎず、前置きを添えては花弁の色や苞の形状。さらに今の季節と周辺の土壌を踏まえたうえで告げたのは街の花屋でも見かける、危険性の無い品種。それはそれとして、花を愛でる姿を見ているうちにふと思い出した事があり「 ところで、 」と話を切りだし「 花が好きなら我が寮に来るといい。バルコニーで育てている藤がようやく花を咲かせたんだ。 」薄暗いバルコニーにて。談話室の光を浴びて浮かびあがる薄紫の美しさと言ったら、東方の国にある提灯を思わせる趣がある。あの幽玄な姿をぜひヒトの子にも見せたい─そんな思いから花見に誘い。)
ノアさま宛
親しい仲でもグリムを急に預けるのには抵抗があった。自分の中でもだいたい明後日くらいがいいなぁ、と考えていて貴女から『2日後はどう?』と提案されるとうなずいて
しかし貴女の表情は晴れやかではなかった。提案の言葉とは反対にその表情には迷いの感情が浮かんでいて、、、其のことに気づいていたけれど、担任の先生にメールを送ってしまったし女子会自体を中止にしたくない気持ちがある
口元にいたずらっぽい笑みを浮かべ私は下記を告げた。
「フフ、ではノアさんを1日だけ手芸部の顧問ってことにしちゃうのは、?部室に顧問の先生がいるのは全然可笑しなことじゃないでしょう?」
マレウスさま宛
「直ぐ花の名前が出てくるだけですごいよ、..そうする、万が一何かあったら大変だものね」
貴方が指をふると服についた物が飛んでいき、それを見て私ははじめて自分の状態に気づき。さらに子供に向けるような優しい笑顔を向けられ、私は照れくさそうに笑いながらアドバイス通りお花から離れ、、
この世界に転移してから聞くお花の名前はカタカナばかりだったからそんな懐かしい名前を聞くと思わず『藤...?』と聞き返し、転移する前テレビで藤の花畑を見たことがある、一面に広がるあの綺麗な景色は覚えていて、いつか見てみたいと思っていた。それがこんな形で叶うなんて、、。私は迷わずお誘いにのり、かばんに図鑑をしまい
帰る準備をまとめると貴方を見上げて
「あのね元の世界にも藤の花の名所があるの!ライトアップされた花が綺麗だって人気の観光地なんだ」
>>1943 マレウス
( さて、重たい本を抱え上げ、軽くよろつきつつも窓辺に向かえばその足元を文字通り足取り軽く抜けていく何か。きょとん、と視界は本で占領されているため、仕方なく先を行ったそれを目で追えばどうやらそれは本らしかった。状況だけすれば非常にメルヘンだ。本が角を使って走っていく姿なんて滅多にお目にかかれるものでもないし・・・ただ。己の抱えていた本も窓辺へと運び終え、自力で窓辺に辿り着き満足気にしている本を見下ろしつつ、一冊ずつ簡単に頁を捲っては並べていく。並べながら、むむ、と眉間に若干しわが寄るのもご愛敬。だって、こちらがどうしたって手に入らない魔法というもので、大変なことをさも簡単なことのように済ませられては、己が愚かしいじゃないか。本を整え終えたなら、何とも言えない表情のまま速足で生徒の元へと戻り、ぴっと右手人差し指で生徒の胸元を突き )
キミの善意は受け取りましょう、歩く本だなんてとってもキュートでしたから・・・紅茶を用意してきますから少しだけ待っていてください
>>1944 悠
・・・おやおや、随分ワルい計画だけれどとっても素敵
( 若干の悩みを気取られていたらしい。鼓膜を揺らした悪戯っぽい声にまばたきを一つして、それからくすくすと笑いながら頷いた。さすがはオンボロ寮の監督生、というよりこの世界でそれなりにやれているだけのことはある。悪戯と悪いことと、都合の良いことについては貪欲でなくては成り立たないものだから。ぶぶ、と震えたスマホをチラリとみると、案の定気まずそうな様子の連絡が入っており、満足気にハンカチをポケットにしまいながら微笑んで )
それでは、二日後の放課後に。お手数だけれど、授業が終わったら図書室までお迎えをお願いしても・・・?どうやらお菓子を持っていけそうなのだけど、一人で運ぶには少し多いかもしれないから
ノアさま宛
「そ、そんなに沢山、?嬉しいような少し怖いような...お菓子のかわりに成績アップとか言われないといいけど..」
スマホをしまった貴女の報告を聞いたとたん私は得意気に胸を張っていた顔からポカンと口を開け、それから直ぐに不安気な顔へとクルクル表情を変えて
1人で運ぶのが難しいとあれば用意される量は予想よりも沢山、あるのかもしれない、、そう思うと私はいやな予感を感じた。なにしろ、ここは優秀だけど問題児ばかりが集まるナイトレイブンカレッジだ。彼のお詫びが純粋な善意からくるものだと信じられるほど、此の学園は平和ではない、、、
心配そうに上記の続きを述べながら、手伝うこと自体には了承し頷いて
「分かりました、!寮に荷物置いたらすぐ伺いますね」
>>1946 悠
( 大丈夫大丈夫、だって今回の非はあちらにあるからね!という感情と、まあヤツなら可能性はあるか、という感情が八割。残りの二割は、仮にそうなったとしても、司書は司書なので特に困ることはないな、とこの世界に十分に染まった思考回路だったため、にこりと曖昧に微笑むだけにしておく。百面相をする相手をゆるゆると眺めながら、聞こえた返事に満足気に笑って、今日は一旦お開きとして・・・あとは二日後のお楽しみということにしよう )
良い返事です。そのお花、窓辺に水にさらして置いておけばそれだけで十分ですから、くれぐれもキミの同居人に食べられないようにだけご注意を
(/分割失礼します。残りの返信は出来次第返しますのでお待ちください…!)
>ノア
口に合ったみたいで良かった…
(ココアを飲む様子を見守った後安心したように目を伏せて。普段あまり周りと話さず冷たいイメージを持たれがちだが面倒見がいいのはクラスメイトや同じ部活の後輩によく言われる為自分のもてなしで喜んでくれるのは悪くないと考えつつ静かな時間を楽しんでいて)
>カリム
これでも一応食べてるよ、パンとかカップ麺とか…
(眩しいくらいに嬉しげにする彼に少し目を細めながら話して。宴は苦手だが食堂で昼食を食べるのはたまになら構わないと考えつつ歩幅を合わせながら歩いて)
ノアさま宛
「フフ、大丈夫です、ゴーストさんにも協力して貰います!」
お話がまとまり帰ろうとした其の時....最後にもう1回お花の保存方について、念をおされて私は口元を手で隠して、
貴女にも警告されるなんて、、グリムの食いしんぼうぶりがすっかり共通認識となっていることにクスッと笑ってしまう実際、大切にとっておいたものを食べられた経験は数知れずでそのあたりの対策はちゃんと作ってある。上記を言いながら親指と人差し指で小さな輪を作って見せ
花とほかの荷物をまとめると下記を述べ、グリムが待つ寮へ帰って
「それじゃあ、、また明後日」
>>1948 イデア
・・・キミ、噂によるとボードゲームができるのでしょう?
( 口元に残った甘さを軽く舌先で舐めとって、それから薄っすらと浮かべた笑みを向けると青い髪が揺れている。物静かな・・・というよりは、おそらく積極的に距離を詰めようというタイプでないこの生徒のそばは存外落ち着くもので、ずりずりとベッドのフレーム部分に背中を預けながら床に足を伸ばし。この寮の噂はかねがね、その生徒の噂もかねがね・・・個人的に興味は尽きないもので、指先を温めるようにカップを握りなおしながら )
眠るまで・・・まだキミの時間が許すなら、司書と勝負をしませんか?
>>1949 悠
・・・はい、また明後日
( 実際のところ、この生徒の寮には色々な生き物がいる。魔獣・・・魔獣でいいのだろうか?まあ、そんな感じの猫・・・多分、猫に、ゴーストに、時々生徒の友人たちが足を運んでいる姿も見るものだし。そんなゆかいな仲間たちの中に、司書を加えてくださるというのなら恐れ多くも嬉しいことだ。寮へと向かう背中に軽く手を振ってから、図書館への道を進む・・・途中、どのケーキがいいのかと写真が送られてくれば喉の奥で笑いながら「全部」と返信をして。明後日・・・生徒がおびえずに甘味にありつけることを願いつつ、辿り着いた図書館の扉を閉めた )
ノアさま宛
約束の時間が近づいてきたため部屋の掃除にとりかかる。大掃除は無理でも、目につく所のホコリを祓い、散らかった物を隠し、軽く部屋の見栄えを整えてから『これから向かいます!』と一言、貴女にメールで伝え
身支度を済ませた後、私はエース達にグリムを預け学園内を移動する、行く所は貴女の図書館。今日まで担任の先生から何も言われず、ハラハラした気持ちはすっかり消えていて...残ったのは少しウキウキした気分、
外から貴女が見えると窓ガラスをコンコンと叩いて、、
>>1951 悠
・・・おやまあ、そんな、手袋を買いに来たわけでもないでしょうに
( 放課後とはいえ夕暮れまではもう少しだけ時間があり、外からはなんだかんだ部活に精を出す生徒たちの声が聞こえてくる。放課後の図書館は勉強や補習のために場所を間借りする生徒たちくらいなものだが、今日は運の良いことに生徒は誰もやってこなかった。先日の混み様から見るに、課題がひと段落したというところなのだろう。これなら、閉館にするのも問題ないだろうし・・・と、聞こえた物音にまばたきを一つ。目を向けると生徒が一人・・・小さく微笑んでカウンターから立ち上がると、少し待っていてくれとジェスチャーを。自室へとつながる扉に消えて・・・一先ず第一陣、焼き菓子がどっさり入った紙袋を持つと生徒の元へ )
こんばんは、生菓子は別にあるものだから・・・これ、持っていてもらえます?
ノアさま宛
「わ、、すごい量!ハロウィンでもこんなに沢山貰ったことないです」
貴女が何か言っているようだったが、窓越しで言葉は聞き取れなかった。ただその手振りから、『待っていて』と言う意図は読み取れ、、言われた通りドアの直ぐそばで待っていると内側から開く音がして
差し出された紙袋は底まで物がミッチリ入っているようで、私は目をパチパチさせながらそれを受け取り、、。ズシッとした重さが手に伝わり、『こんなに…!』と驚きがこみあげる
貴女は直ぐに次のお菓子を取りに戻っていき...私は袋の中身に興味津々になりながら、貴女が戻ってくるのを待ち、
>>1953 悠
・・・はい、これで全部だそうです
( のしっと預けた袋の重みで細い腕が若干揺れるのを見ながら、ほれみろやっぱりあの教師は何だかんだ山ほど持ってくると思った!と心の中でぼやく。もう一度部屋に踵を返せば、今度は片手に白い紙の箱を持って生徒の元へ・・・焼き菓子は日持ちするが、こちらの生菓子はいかんせん難しいものなので違う店でわざわざ入手してくれたらしい。しかも、生徒に渡した分は生徒の分であって、己の分はまた別にあるのだ・・・ブランデーの香りが強い、大人向けのものが。図書館の扉を出て、慣れた手つきで扉の鍵を閉めながら肩を軽くすくめて )
そっちの焼き菓子は、薔薇の王国のものだそうですよ。こっちの生菓子は、麓で買ってきてくれたらしい・・・ので、今日はこちらの消費をして、そちらは全部キミが食べるといい。勉強の合間にでも、友人と一緒に
( / ※こちらは定期連絡です※
急に寒くなりましたね!?
皆様体調にはおかわりございませんでしょうか・・・どうかご無理なくお過ごしくださいませ。
そしてハロウィンが来てしまいました/遠い目
現在無事にお迎えできずにおります。そういうものです。
★
現在の参加者様、どうか私生活を最優先に引き続きご無理のない範囲でご登校いただけますと甚だ幸いです!
過去の参加者様におかれましては、ゲームは離れてしまったけれど推しへの愛はあって・・・あるいは世界観は好きで・・・という方、大歓迎でございます!
また、どのような形でも、場面切り替えや新たな場面からスタートなど、ご希望ございましたらお気軽にご相談くださいませ
新たな参加希望者様につきましても、大歓迎でございます。
置レス基本、遅レス大歓迎のため、参加者が不在(あるいはキャラリセ)なのか、お休み期間なのかの判断が難しい部分がございますので
お気軽に「〇〇での参加はできるかな!?」とお声がけくださいませ
皆様が素敵なハロウィンを迎えられることを
心からお祈り申し上げております!
司書 ノア )
ノアさま宛
「うおお、、、ありがと、うございます」
しばらくその場で待機していると、ふたたび貴女が戻ってきた。手にしていたのは思っていたより、ずっと小さな箱。密かに『どのくらいの量を持ってくるんだろう』と身構えていた私は、持っていた袋よりも小さな其のサイズに、少しだけ安心した。
わざわざ麓へ行き買ってきた、と聞いたときには少し申しわけなくなり。思わず苦笑いがこぼれる、、まさかこの学園に、ここまで律儀な人間がいると思っていなかったから、
「まさかお花を見つけただけで、こんなに沢山お菓子をもらえると思いませんでしたよ..。運ぶものはこれで全部ですか?他になければ、行きましょう」
>>1956 悠
・・・んふ、あは、花のこともあるだろうけれどね、きっとこれはキミという仔犬へのご褒美も兼ねているのだと思いますよ、司書は
( あからさまにほっとした表情を浮かべた生徒に小さく笑う。美容にうるさい教師のことだ、一度に消費して不都合のない量くらいはわきまえていることだろうが、それにしたってやっぱり焼き菓子が多すぎやしないか。くっくっと肩を揺らして笑いながら、生徒の寮に向かうためゆるく頷いて、図書館の扉脇に置いてあった小さな荷物を手に、鍵を閉める・・・なんだかんだ、生徒は可愛いものなのだ。生徒が何歳であれ、どこから来た存在であれ、問題児であれ・・・我々にとっては、それこそ些事というもので )
はい、今日はよろしくお願いしますね
ノアさま宛
「、ご、ご褒美、かあ....」
戸締りをしている貴女を見ながら言葉をぎこちなく繰りかえして。ご褒美をもらえるほどのことはしていない、、、そう思う一方で貰えるものなら素直に貰っておこう、とちゃっかりした面もあって、
鍵をしめた貴女から『よろしくお願いします』と言われると、私は前にでて『こっちです』と道をしめし。夕方の校舎にはまだ人が残っている。
制服姿で談笑する生徒もいれば、部活着の生徒が横を走り抜けていく。そんな彼らをちらりと見送りつつ、足を止めることなく進ませつつ
「司書さんって部活の顧問はやられないんですか?」
>1944 ユウ
お前の世界にも藤が?……異なる世界の者と感覚を共有するのは、奇妙な気分だ。
(念のため、己も花を記憶に留めておこうと暫し見つめていた目をゆるやかに宙へと放つ。静かな空間だからだろうか。驚きが色濃く滲んだ呟きは、この耳にやけにハッキリと響き、様子をうかがう間も無く語られたのはヒトの子の故郷の話。初めこそ瞳をまん丸くして驚きを露わにしていたのだが世界線の隔たりを越え、同じ物を綺麗だと感じる心の情緒にふ、と微かに笑みを洩らして。その声音は、何処か柔らかく。彼女の故郷の話は幾ら金を積もうとも、世界の隅々を探しまわろうとも、いかなる書物にも記されることのない、彼女だけが持つ財産である。また後ほど話を聞かせてもらおうと心に留めつつ、懐かしそうに遠い─故郷に想いを馳せる彼女を見ると、自然と唇が言葉を紡ぎ。)
今夜、夕食のあと時間はあるか?食後の甘味も用意しよう。
>1945 ノア
よせ。今のは、僕の魔法じゃない。
(順調に傾斜をのぼる行列を見守っていると胸のあたりに細やかな衝撃が。自身の力を知悉していればこそ、予見できない接近は冷や汗を呼び。さらには臓器を圧する一指の力に、口にした言葉を凌ぐ深い含意を感じずにはいられない。己には如何ともしがたい事でありながら、こうも不満めいた気配を向けられてはどうしたものかと困惑する。眉間に浅くしわを寄せ、胸に置かれた指先を手の甲で弱々しく押しやりながら。)
その手の話はサムに。あの男ならお前にも扱える物のひとつやふたつ、用意してみせるだろう
>>1958 悠
ああ・・・司書はほら、魔法が使えないものだからね。仮に生徒たちに魔法関連で何かがあっても救ってはあげられないでしょう?もちろん、魔法が一切絡まないのなら話は別だろうが、喧嘩なんて起きたら困ってしまうし、何より──ほら、放課後も図書館は開いているものだから
( 多分きっと、ご褒美というものの価値を生徒なりに探しているのだろうなと思う。実際、グッドだのバッドだの言うが、あの教師が、教師陣が、生徒のことを可愛がっているのは疑いようのない事実なのだ。だってほら、部活の顧問だってやるくらいなのだし。大人しく受け取っておくのが吉、と生徒も考えたのだろう。特に返却の意思がないことを確認して、少し肩をすくめて。示された道を辿るように、少なくとも不思議の国に向かうよりは軽い足取りで生徒の寮へと足を向けつつ、聞こえた声にゆるく笑う。司書が生徒に教えられることは、何もない。あったとしても、教えてはいけないことの方が多いし、何より・・・と目を隣へ向け )
キミにも覚えがあるだろう?この学園は、あるいはこの世界は、司書たちのような異分子にあまり優しくない・・・から、できる限り危険な場所には近づかない方針なんですよ、司書はね
>>1959 マレウス
──ああ・・・ドラコニアさん、あのね。司書は、今、魔法が使えなかったことを悔しがったんじゃなくて・・・キミにとってはくだらないかもしれないけれど、キミのこの手で、司書のところに本を持ってきてくれたら嬉しかったなと思ったから、突いたんですよ
( 今のは違う、魔法についてはサムに・・・言い方を変えれば、同じようなことをしたいのなら、きっとどうにかしてくれる相手に。そう慌てたような、焦ったような、どことなく怯えたような、そんな動作と言葉でこちらの手にできる限り触れないようにする生徒を見上げて一つまばたきをした。長命で、他の生徒よりも大人びた冷たい空気を持ってはいるが、そういえば、この生徒も「生徒」なのだ。なるほど、力があれど、しっかりと相応にまだまだヒヨコなのだ。少なくとも、司書のこの理不尽な我が儘をどうにかこうにかしようと上手くあしらえない程度には。ふん、と鼻から息を抜いて、冷たい手を軽く指を突いていた手で握ったなら、すぐに離し )
図書館の椅子を二脚ほど、外に出しておいてください。すぐにお茶とお菓子を持って行くから、外で待っていて
マレウスさま宛
「、うん。だからもしもとの世界に戻っても藤を見たらツノ太郎のこととかお花見したこと、思い出すだろうなぁ、」
この世界の人は彼のことを怖い魔法士のように語るけれど、、私にはどうしてもそうは思えない、
皆んなが言うような『恐ろしい人物』ではなく、むしろ穏やかな人だと感じている。穏やかな微笑みを浮かべながら言葉をかけられるとそのことをいっそう、強く感じ。貴方の言葉に同意するように笑い返しながら上記を述べて
夜に友達のお家でお花見だなんてしたこと無い。考えるだけでワクワクしその楽しみと嬉しさを抑え切れず、夕食後の予定を聞かれると私は直ぐに答えて
「フフッあるある、、!夕飯おわったらディアソムニアに行くね」
と伝えれば、貴女の返事を聞いたあと私はオンボロ寮へ、戻ろうと考えていて
ノアさま宛
「、否定でき、、でも同級生の皆んな困っていたら助けてくれるし、勉強会したりしますよ、最近はいっしょに帰る方法を探してくれるんです」
放課後も図書館が開いていることを失念していた、『ああ!』と思い出したあと貴女がどの部活の管理もしていない理由にも、納得がいき、
すぅ、と流れた視線が此方を捉えて貴女と目があう。この学園は優しくない....其の言葉には身に覚えがあり転生したばっかりの頃に受けた洗礼の記憶があふれだして。自然と苦笑いが浮かんでしまうけれど今となっては皆んな良いお友達、、直ぐに『でも、』と続け彼らの優しい面を話して。
内緒話をするように口に手あてると『皆んな真剣に考えてくれるので、学園長より頼りになります』と半分くらい本気で喋っては冗談っぽく笑い
(/顔出し失礼します!ハロウィン復刻&カード来ましたね…スカリーくんがかっこよ過ぎてヤバいですね(?)そして返信はもう少しお待ちください…!)
(/ 顔出し失礼いたします。返信大変遅くなっており申し訳ございません!後日また返させていただきますので、何卒ご容赦くださいませ!)
( / お返事にお時間をいただき恐れ入ります!ハッピーハロウィン! )
>1961 悠
・・・それはそれは、素敵なことですね
( 茶色い目がこちらを捉えて、何とも言えない顔をする・・・実際のところ、この生徒が学園にやってきたときはこちらもてんやわんやで、一応学園側に立つ己も頭を軽く抱えたものだったが。ふっと目を再び前へと戻した後、聞こえた言葉に一瞬喉の奥で何かが詰まって、それからいつものようにどことなく意地悪な微笑みを浮かべて頷いた。そうか、この生徒にはいるのだ、帰り道を共に探してくれる仲間が。なるほど、と目を細めて )
キミもそうだけれど、キミの周りの子たちも存外勤勉な子がいるものね・・・たまに図書館で見かけますよ
>1962 イデア
>1963 レオナ
( / お二方まとめてのお返事となり大変恐れ入ります。本体様方、顔出しありがとうございます!ハッピーハロウィン!冷え込む日が続いておりますのでお身体にお気をつけて、ご無理のないようにお過ごしくださいませ! )
ノアさま宛
ヴィランの魂を持っていると言っても、成績を気にしたり、、先生からの叱咤を恐れていたりするここの生徒たちは微笑ましく思える。自分より年下の同級生なんかはとくに。
「、何だか皆んな意外と、可愛いとこがあるって言うか....あんまり上手く言えないけど、」
貴女の言葉に、彼らの年相応な所を思い出した私はクスッ、と笑い上記を返して。
その後もいろいろなお話をしているうちに時間が過ぎ、気づいたら寮に帰ってきていて
>1965 悠
・・・まあ年相応に、子供は子供らしいのだなと思うことは多いですね
( この生徒のことをよく知っているわけではないが・・・時折見せる表情や、この世界の勉強はもちろん知らないのだからヒヨコだとしても振る舞いであったりが同級生であろう彼らと異なって見えることがままある。漠然とした片鱗を、ぼんやりと感じ取りながら辿り着いたオンボロ寮に少しだけ楽し気に口角を持ち上げて。まずは土産をしまわせていただいてから、時間はゆっくりあるのだし )
それじゃあ、お邪魔します
>1960 ノア
くだらないと言うより……よく、わからない。手渡しする事でお前に何か恩恵があるわけでもあるまい。で、あるのなら慣れた手段を使う。
(ときどき、自分は人間という種族の事が分からなくなる。自らの手を使おうとあるいは魔法を用いようと、何方にせよ《本を渡す》という目的は果たせる。にも関わらず彼女は、ひいては人間達は、その過程にこそ重きを置く時がある。軽率な行いに映らないでも無いがそこに邪な意図が感じられない以上、邪険にする理由も無く。一瞬だけ触れては離れた手を声音と同じく、どこか朧げな目付きで眺め。身分のわりに自ら動くことを厭わず未知のものには、強い好奇心を示す性質も手伝ってか、指示されれば聞き分けよく応え。視線を適当な二脚に向けるや、そのままパッと椅子もろとも姿を消すのであった。)
ああ分かった。
>1961 ユウ
そうか……今夜の花見楽しみにしてる。
(ヒトの子はすっかりこの学園の空気に馴染んでいる様に見えた。故に、その口から何気なくこぼれた一言を聞くと漠然と─ああ帰るのかと思い。もっとも長きにわたり、感情を揺らさぬよう努めて、生きてきた末に表情の変化さえ乏しくなった己の顔は幸か不幸かこの動揺を映しだす事は無く。何時もと変わらぬ、平板な声音で応じるその姿は内面に秘めた複雑な思いとは裏腹に友人の目には、冷淡と映ったかも知れない。そんな最中、誘いに対する相手の返答は弾むようで。胸の奥に小さな不快の棘を残すも悲観を引き摺るのはここまで、自らもほんのりと笑みを象り。もとより日照時間が少ない土地柄、平均気温が低いが日が落ちたディアソムニア寮はより一層冷え込む。妖精であり、亜寒帯出身の己にとっては些事に過ぎぬ冷気も、ヒトである彼女には堪えるかもしれないと考え。立ち去ろうとする彼女に最後にひとつ忠告を添え。)
夜のディアソムニアは冷える。そんな薄着では身体を冷やすぞ。
ノアさま宛
「どうぞ..!」
ガチャ、と軽い音をたててドアを閉め
何度か工事をお願いしてきれいになった寮はピカピカキラキラで帰ってくる度嬉しくなる。そんな綺麗に生まれ変わった部屋をお客さまに見て貰えるのが嬉しいくて。ニコニコ笑って、私はさっそく貴女を談話室に通し
入学したばかりのころ、此の部屋のソファーは布がボロボロで使える物じゃなかった。しかし今はピンクの布にはりかえ、少しは可愛いお部屋になったと思う、、そのソファーを示しながら
「いま、お茶持ってくるので座ってて下さい。飲み物は緑茶と紅茶どちらがいいですか?」
マレウスさま宛
表情は変わらないけれど『そうか』と返した其の声はいつもよりハリない気がして、、その後に生まれた不思議な間も私には何か言いたいように思え、
服について指摘されると我にかえり。其れこそ間が空いて貴方にヘンに思われないように少し慌てて反応して。
貴方の様子が引っかかるけれど。今夜はいつも神出鬼没な貴方と確実にあえる。また後で話そう、そんな風に思いながら貴方に笑い掛け『バイバイ!』と手を振ると寮に戻っていき
「分かった...!それじゃあまた後で ツノ太郎!」
>1967 マレウス
( ぱっと姿を消した椅子と生徒を見送って、己も自室へと入る。紅茶はお気に入りのアールグレイで、お茶菓子はこれまたお気に入りのクッキー・・・カップとそれらを適当なバスケットに放り込みながら生徒の言葉と困惑したような表情を思い返して一つ息を吐いた。魔法を使える者、使えない者が共存して生きるこの世界で、確かに慣れていて便利ならばそれを使うのは道理だと司書も思う。ただ・・・、まあ、考えても仕方がない。し、何よりも可愛らしいじゃないか、素直にこちらのいうことに耳を傾ける生徒なんて!出来上がった紅茶を保温機能の付いたポットに入れて、バスケットを抱えると自室を後にして・・・図書館を出ると、その目立つ姿を探すようにあたりを見回して )
>1968 悠
・・・内観と外観が随分と異なるものだね、綺麗にしているじゃないですか
( さて、名前も歴史も名実ともにオンボロ寮・・・なわけなので、床に穴が空いていても慣れたものだし、と思っていたのだけれども。通された部屋は随分と、可愛らしくて、いい意味で己の部屋とは似ても似つかない装飾は非常に素敵に思える。おお、と感嘆したような声を漏らしつつ、適当にテーブルに置かせてもらおうと手に持っていた食料品の一部を乗せれば、所謂男子生徒や、司書のインクや古書の匂いとはまた違う気配に少しだけ目を細めて。と、聞こえた声にそちらへと目を向ければ、ぱっと嬉しそうに微笑んで )
緑茶、というのは、あれでしょう?綺麗な若葉のような色の・・・それが飲みたいです、司書は
ノアさま宛
「じつは色々あって工事費用が手にはいって、、改築して貰いました、、!」
貴女が感嘆の声をあげるとコツコツと模様がえに取り組んできた日々が報われたように感じ。達成感と貴女の反応を待っていたように私はニコッ、と笑いながら上記を語り
話の流れのままキッチンへ移動すると貴女がリクエストを返してくる、緑茶と聞きパッと表情が明るくなったのが印象的で、、『緑茶って、珍しいのかな』と考えつつlHコンロにケトルを乗せ
口にあうかはこれから分かるけれど、緑茶に興味をもつ貴女に下記を言い
「サムさんにお願いしたら取り寄せてくれましたよ。お店の棚に置いてあるのでノアさんもよかったら買ってみて下さい」
>1970 悠
サムってば、本当にどこから集めて来ているのやら
( 改装と一口に言ってもマドルも材料も労力もかかるわけで一介の生徒がパッとどうにかできるものでもないだろう。少しずつ、たとえこの世界にどれだけ残るかが分からなくとも痕跡を残すようにこの場を整えたのだと思えば一学園の関係者として悪い気分ではない。ふんふん、と壁紙やら調度品やらを興味深そうに見て回りながら緑茶の出処に肩を竦めてみせる。今更驚くことでもないが、本当にどうなっているのやら。せっかくのお茶だというのに準備も何もしないのは少々申し訳ないので生菓子の入った箱に手をかけつつ )
生菓子だけ先に食べてしまおうか・・・キミ、使っても構わないお皿はありますか?
のあさま宛
「言えてる....いま行きます!!」
キッチンで準備していると聞こえてきた貴女の一人言に共感し。品揃えのよさもさることながら欲しい時に欲しい物がでてくるサムさんの準備のよさは便利を超えて少し怖い時も、、、、
お皿の場所をたずねられて私は気づく。お皿だけではなく、フォークとスプーンどちらが必要か、、。切り分けも必要かもしれないと考えると全部のお土産をキッチンに持ってきた方がいいかもしれない、と考え。リビングルームに戻ってくると眉を下げながら貴女に下記を頼み
「キッチンで準備した方が早いかと思って、、先生にこんなことを頼むのは失礼ですけど、お菓子を運ぶの手伝って貰っていいですか?」
>1972 悠
もちろんですとも・・・あまり司書の立場は気にしないでくださいな、キミと同じ異邦人なのだから
( 流石に先に箱を開けることはしないものの、重さ的にプリンと何かケーキ類か・・・と思考を巡らせていれば聞こえた声に目を向ける。なにもそんなに申し訳なさそうな顔をしなくてもいいのに、と言ったところで生徒は生徒なわけで余計な気をつかわせてしまうやも。ということで、ここは惜しみなくカードを切ろう・・・とおそらくはやってきた場所が異なるだろうが、この世界の住人ではないことを表に出すこととして。箱を持ってそちらへと向かい )
誰かのキッチンに招かれるというのは悪い気がしないもので──ほら、毒も薬も、入れないと信用されているようで気分がいい
>1968 ユウ
(散策を終えて寮へ戻ったのならば普段は夜にこなしているルーティンを前倒しして行う事に。明日提出の課題に手をつけ、授業の復習を終えた頃にはまだ空は青と茜の混淆を湛えており。その明るさが残っているうちに夕食を済ませ、今夜の花見に向けて支度を整えている間に、空は群青へと沈み藤を賞翫するには絶好の時刻となった。約束の時間が迫ってきた為、客人を迎えに城門へと降り立てば門衛の寮生から心遣いを受け、室内で待つ事を勧められたが首を横に振り。このあとの予定が楽しみだからこそ友人を待つこの時間も存外、苦では無い。城門脇に佇み、寮と校舎を繋ぐ鏡を眺める。視力も背丈も、恵まれているのに待ち遠しい念が背を押し時折背伸びをしてみたり、その場を行き来してみたり。待ち人の影を探す挙動は見目不相応に幼く。子供の様であると同時にその嬉しそうな姿には、17年ほど前まで人間を嫌悪していた影は微塵も無い。)
>1969 ノア
(彼女の日光浴がしたいと言う要望を満たしつつ、己の涼を求める欲求を叶えるため歩いていると理想的な場所を見つける。そこは日当たりの良いエリアでありながら、一本の銀杏が影を落とす─その下に設置されたテーブルを茶会の場に定め。天板に散った葉や埃を風魔法で軽やかに吹き払うと、持ってきていた椅子に脚を組んで腰かけ。現状思い付く限りの準備は全てやり尽くし、手持ち無沙汰を紛らわせる様に束の間、ドラコーンの世話を焼いていた最中。草葉を踏む何者かの足音が耳朶を打った。周囲を見渡す相手の姿を認め、おもちゃをポケットへと納める。その人物は、こちらに気付かぬまま偶然にも近傍に歩み寄ってきた為声を張る労は要さず。自分達以外誰も居ない空間にあっては、己の静かな声掛けも届くだろう。)
……こっちだ、司書。
>1974 マレウス
( そこまで遠くへは行っていないだろう、人目につく場所に向かうとも思えないしこの時間には既に多くの生徒が部活に精を出すか寮へ戻っているものだ。再度くるりと辺りを見回そうとしたほんの一瞬、風が一際強く吹いて葉を足元に回しながら声が届く。子守唄にも似た、低く穏やかで静かな声が。導かれるように視線を巡らせれば、黄色の下に新緑のような瞳があった。その色合いが、或いは備え付けの簡素なテーブルと図書館の質素な椅子ですら玉座のように見せてしまう姿が、どうにも浮世離れして美しく、絵画のようで──その中に己も向かうのか、と思うとどうにも。ギュッと苦いものでも食べたかのような顔を一瞬、直ぐにいつも通りのすまし顔に戻りつつ生徒へと歩み寄り )
・・・椅子を運んでくれてありがとう。キミの声は随分と心地よく響くものだね、風の中でもちゃんと司書に届いた
ノアさま宛
「そ..でしたか...、私この学園で異世界人は自分だけかと。全然知りませんでした」
快諾を得た有り難みよりも貴女からサラッと告げられた内容の重さに私はかなり、驚いた表情を浮かべてしまった。自分と同じ魔法が使えない人、、当初はそれを不思議に思っていたけれど、まさか彼女も同じ境遇だったとは予想だにしていなくて
それなら『一緒に帰る方法を、、』疎外感を共有できる仲間を見つけた喜びの勢いに任せて上記を言いそうになったけれどキュッ、と口を閉じて。私は元の世界に帰りたくても貴女は違う考えを持っているかもしれない、、貴女の意思を聞かず同じ境遇ってだけで、調査隊に誘うのは傲慢だ。まずは貴女の意思を聞こうと思い。話が話なので少し言葉を探しつつ下記を聞いてみて
「、、あのノアさんは元の世界に帰りたい、って思いますか?」
マレウスさま宛
夜ごはんをすませてお出かけの準備をする。ディアソムニアは寒いと聞いた為、下は動きやすいパンツにもこもこセーターを重ねその上からトレンチコートを羽織り、いつもよりラフな服装にお着替えをし。それと貴方が自分の世界に興味を持ってくれたのが思いのほか、忘れられなくて。実験の授業で作ったカイロを持つと家を出ると、ディアソムニア寮に向かい
鏡をぬけると荘厳なお城の門のまえに人が立っているのが見えて、、長身痩躯と、頭に生えた2本のツノ。景色は暗いけれど、そのシルエットは迷いようがなく『ツノ太郎、!』と思わず手をふり。
道を歩きはじめたものの道の両端を見て息を呑む、、底の見えない深さまでビッシリ生えた茨が物物しく、『落ちたら怪我じゃ済まないな』と思うと歩くスピードが落ち
>1976 悠
・・・正直に言えば「この世界の生まれではないと思っているだけ」で実際どうなのか、もうあまり記憶もないのですがね!帰りたいとは思っているけれど、随分と前に足掻くことは辞めることにしたのだよ
( 驚いた顔をする生徒を見て、きょとんとした表情を浮かべた。おやまあ、悪い噂でも吹聴されているだろうと思っていたが、今代の生徒たちは随分としっかり者が多いらしい。どうやら言葉を選んでいる様子に、何となく・・・想像はついていて。慣れた様子で肩を竦めるとキッチン内の作業スペースに箱を置いて。わけあってこの学園にやって来て、いつの間にか体は成長をやめ、多くの生徒を見送っていたある日、やって来た似たような境遇の生徒は己より随分と年若く知らない文化を持っていた・・・クロウリーが言っていた通り、彼にとっても「こんなことは初めて」だったのだ。もちろん、すべてを諦めたきっかけは別のことだったような気がするけれど。ふんふん、と鼻歌交じりに箱をつつきながら、意地悪な笑みを浮かべ )
キミはせいぜい無事に帰る努力をしたらいい、必要な資料があれば図書館司書として力を貸すとも。それに・・・もし、キミの世界とこちらが双方向で行き来できるようにでもなれば、それはすごく素敵なことでしょう?お別れをしなくて済むのだから
ノアさま宛
「そうですね、強く願うと夢は叶うって、、聞きましたから希望は捨てないでおきます、」
情報網は多いに越したことはないけれどもう諦めてしまった人を奮起させられるだけの演説力は、、、仮にあったとしても断られてしまった手前これ以上はやめておこう、
残念そうに肩を落とした私に返ってきたのはおとぎばなしのような夢のあるお話で
この学園には人の心が宿ったヒューマノイドがいて。気が遠くなる歳月をかけて母親の愛がないと孵らない竜の卵を孵した人もいる。異世界同士で行き来できる奇跡も起こるかもしれない、、、、確証はない為、曖昧に笑いつつ残りの荷物を置き。箱を見ては
「開けてもいいですか?」
>1978 悠
( そう、何ていったって「魔法」がある世界なのだから。いつだって魔法の源は想像力で、星にだって願って見せる純朴さが残る場所だ、きっとどのような形であれ物事は誰かから見て丸く収まるようにできている。曖昧に笑った生徒を見て、随分大人びた表情をする子だと・・・まあ己の見目は置いておいて、そんな感想を抱きつつも聞こえた声に喜々として箱を寄せて )
・・・もちろんですとも!だってこれは、キミのための贈り物なのだから。司書は、あくまでもキミが偶然見つけた脱走花の恩恵を受ける身ですからね
ノア様宛
蓋を開けた瞬間色とりどりの、愛らしいケーキが宝石のように並んでいて私の口からは思わず感嘆の息が漏れた。こんな綺麗な光景を目の前にしたら、女の子なら誰でも胸が高鳴ってしまう、
背伸びして戸棚から、可愛いケーキにあいそうなお皿を選んで持ってきて。そしてキラキラと輝く視線をケーキに釘付けにしたまま
「美味しそう...ノアさんはどの、ケーキにしますか?」
たとえ自分がキッカケだとしてもまず客人である貴女に選んで貰おう、と聞いて
>1980 悠
・・・司書はとりあえず、このプリンタルトをいただこうかな
( キラキラのケーキを見て、キラキラの生徒の目がさらに輝いた。おお、流石何だかんだデキる男じゃないか、いたいけな少女のハートをしっかり掴んでいるぞ・・・と贈り主にしれっと内心でくだらないメッセージを想いながら、聞こえた声に己も箱の中身を覗き込み。タルト、スポンジとクリームが添えられた定番の品、瓶に詰められた透き通ったゼリー・・・この生徒は随分と大人びた、というより遠慮しがちなところがあって可愛らしいので、司書も仮にも年上として接しようじゃあないか。しれっと二つ同じものが入っていたタルトを一切れ選び、ぽんぽんと生徒の背を叩きながら )
司書の分もお皿に載せておいてくださいな、お湯を沸かすからポットを借りても?
ノア様宛
「ハイ!緑茶と湯のみはうえの戸棚にしまっています」
貴女のさりげない気遣いは察していたけれど言葉には出さず、心の中でそっと貴女に感謝するだけにして。ポットを借りてもいいか、と聞かれると上記を返答しつつ、貴女の頭上にあるキャビネットを見上げ、
貴女がお茶の支度をはじめると、私もケーキの準備をはじめ。プリンタルトをお皿にのせたあと私は再び、残りの洋菓子が入っている中身を見て。クッキー生地が美味しいタルトも捨てがたいし、生クリームたっぷりの苺ケーキも大好きで甘い誘惑の間で、目をウロウロさせながら...
「チーズタルトか苺ケーキ、、、でもここのお店ってシュークリームも有名なんだよね、、」
>1982 悠
・・・へえ。一つしかないものは、半分にしてしまえばキミも沢山食べれるのでは?
( 水を火にかけて、お湯になるのを待ちながら茶葉の入った缶と、湯のみと呼ばれた陶器を二つ。湯を飲むでもあるまいに・・・とツッコミは一旦置いておいて、茶葉をポットに適量・・・はあやしいので、一旦紅茶と大体同じくらい入れておくことにして、沸いた湯を・・・葉の性質的に熱すぎるとよくなさそうだ、少しだけ冷ましてから注ぐとしよう。手元で開く茶葉を興味深そうに眺めながら、何やら幸せな悩みの中にいる生徒に小さく笑い )
残りは明日の朝にでも食べれば良い・・・折角の楽しみは長ければ長いほど良いものだから
>>1926 マレウス
(彼の言葉に嘘はなく、皮肉もなく、ただ真っ直ぐに感情を吐露する姿に、珍しいものもあるものだと思うものの、砂をかけるような真似は流石に無粋。「そりゃ良かったな」とフッと息を吐くと眉をつり上げるだけに留めた。さて自分の手に取った本と共にレジに向かう。相変わらず購買付近からは人がおらず、遠くから「お前が行けよ」「いやお前が先に行けよ」となんとも情けない譲り合いの声まで聞こえる。まぁ草食動物の都合など知ったとこではないのだが、痺れを切らしたサムが「Hey!」と片手を挙げたので仕方なくノロノロとレジへと向かう。会計途中、レジの周りに置かれた商品に目がゆく。そういえばもうすぐそんな季節かと、クリスマスツリーやらプレゼントの箱やらが描かれたカードたち。その中で彼の色を持つツリーと、これでもかと雪の結晶が箔押しされたド派手……煌びやかな一枚を手にとった。あの竜のお坊っちゃんの電化製品クラッシャーぶりを考えれば、こういった原始的な方法が一番であろう。この場で招待状を書いてしまおうとペンを出そうとすると、サムが「食堂でね」とこれ以上営業妨害すんなよと釘を刺してきたため、仕方なくマレウスの元へと戻り、袋にも入ってないカードを手にしたままオイと声を掛け)
ついて来い。時間は取らせねぇ。
>>1933 ノア
──テメェは引きこもりの癖に、他の草食動物と関わりが多いよな。俺の前で他所の国の話するなんざ、妬けちまうぜ。
(自分の手を包み込むように触れる彼女の手は、静脈が透けて見えるほど皮膚が薄くそして白い。ついと視線を落とし、自分の手の甲に彼女が頭を垂れるように近づいたのを黙って見ていた。この薄暗い図書館から出ようとしない籠の鳥程度に思っていたが、彼女が自分よりもずっと交流が広いことを今は知っている。チュッと小鳥の鳴き声が部屋に響く。唇が離れた手の甲には、彼女の熱がまだ残っている。彼女がこうも積極的に愛情を示すタイプだとは思っていなかったため、興味深そうに血管が波打つ手の甲を眺め、低く、唸るように喉を震わせる。けれどいつもの気怠げさも、刺もなく。からかいの色を含ませて口角を上げる。陽気で踊り好きなあの寮長の国の茶はエネルギー補給という観点からとびきり甘い。たしかに、その甘さはあった。だが、獅子はいつだって貪欲だ、渇きを覚えている。自分もゆっくりと立ち上がると「確認しなくとも置いてかねぇよ」と鼻で笑い、エメラルドグリーンの瞳をギラリと向けると自分の手の甲をもう一度持ち上げ、彼女に倣って同じ場所に──唇を押し付けた。音もなく手の甲を顔から離すと、主張するようにヒラリと振った)
今度は俺の国に倣って“愛情”とやらを示してくれると嬉しいんだがなァ。
>>1934 悠
あ゙?どこから見ても威厳があんだろ。
(目を見開いて悲鳴をあげた後輩の姿は、サバンナの真ん中でライオンにでも出会った時のよう。それにククと意地悪く喉を鳴らし眉をつり上げて見せた。群れの長なら恐れられて上等とばかりに高慢な物言いではあったが、後輩の体の軸が揺れたことも目聡く気付いて、リボンを持っていない方の手を背中を支えるように回す。幸い自力で立て直した彼女に短く息を吐く。目の前で驚かさた挙句すっ転ばせたとあれば面目丸潰れである。女性に気安く触れるものでもないとサッと手を離すと、差し出された手にリボンを乗せた。彼女の薄ピンクかかる掌の上でリボンが艶やかに光る。そこにあしらわれた獣の好物とそして名前。彼女からの愛情たっぷりといったところか。珍しく褒め言葉を口にすると、親分印……と一瞬は?と疑問符を浮かべるも、毛玉が子分と呼んで彼女を振り回していることを思い出し。どの口が、と寮生たちにツッコまれそうであるが、目の前で女性が悲しむのも放っておけず。こっぴどく絞ってやろうかと雑巾絞りのジェスチャーをして」
毛玉には勿体ねぇくらいの出来だな。子分を悲しませるなんざ親分失格だな、ひとこと叱ってやろうか。
>1984 レオナ
──キミが教えたんでしょう、ソレもコレも。それに、司書に尻尾はないもの
( 些かハードルが高いコレは生徒が教えたことだ。ソレ・・・甘ったるい砂糖漬けの紅茶は生徒が何気なく口にした異国の文化で、生徒の国なりの表現はまあロクに知らない。妬いた素振りも冗談だろうに、と咎めるように目を向けても、今この時だけは置いて行かれない安心感が勝る。目元を緩めた後──流れるように動いた手と向こうに消えた口に、ギョッとした顔をして慌てて宙を彷徨う両手、行き場のない二つを結局己の口元を隠すように当ててから、もごもごと「上着取ってきます」のようなことを言って小走りに自室の扉へと消える。意地悪な獅子の子め!箒に尻尾が絡まってしまえば良いんだ!なんて悪態を心の中でついても、羽織り・・・と手が伸びたのは、買い与えてもらったカーディガンで、部屋着の上に着るにはと、中も適当なブラウスに変えたところでハッとする。納得いかないが待たせるのもいただけない、ストールも掴むと再び小走りに部屋を後にして図書館側へと続く扉へ。落ち着いていなくては、大人なのだから、あと箒から落ちるようなことは避けたいところなのだから )
>レオナ
負ける事はないんでご安心を…
(ベッドに座り端末を操作しながら告げ目を細めて。彼の機嫌がいいうちにこのゲームを終わらせようと考えつつ相手の出方を伺うように手元の端末の画面に集中して)
>ユウ
はぁー、早く課題終わらせて帰りたい…
(昼休みに植物園に魔法薬学の課題使う薬草を取りに行った帰りに裏庭を通りがかって。外に出る授業なんて面倒だと目を伏せふと見えた姿に目を瞬かせた後邪魔しないようにゆっくりと近づいて)
(/初めまして、イデアの性格上声をかけない形の絡み文になってしまいましたが絡ませていただきました。絡みにくい等ありましたら伝えてください。宜しくお願いします!)
>マレウス
え、あ…うん、人気だよ
(見覚えがある程度でも共通の話が出来るのは嬉しい。だからこそテンションが上がりすぎてつい相手を置いてきぼりにしてしまいがちだと目を伏せて引かれたかと恐る恐る視線を向ければ話を聞いてくれている様子にホッとして。そういえば彼もオタク気質なところがあったなと思い出した後告げられた言葉に目を瞬かせ「そんなお返しなんて…でも、良いのなら欲しい…」と視線を向けて)
>ノア
あぁ、まあ、出来ますけど。と言うか出来なきゃボドゲ部の部長やってませんし…
(黙々と自分の分のホットミルクを飲んでいてふと問われた言葉に目を伏せながら告げて。幼い頃から暇つぶし程度にやっていたのもありボードゲームは得意で司書の誘いに少し考えた後「別に構いませんけど、司書殿ボドゲ出来るんです?」と視線を向けて。勝負に誘ってくるくらいだから多少は出来るのだろうが念の為にと確認して)
>1986 イデア
・・・多少の心得はありますとも、頭脳戦は嫌いではなくてね
( それは確かに仰る通りで。くぴ、とカップを傾けて優しい温かさに満たされながらボドゲ部・・・のメンバーをぼんやりと思い出し、ああそういえば個性の強い秀才揃いだったなと瞬きをした。眠気が訪れるまでの暇潰し程度に誘ったつもりではあるが、白熱したらそれはそれで面白いのだし、何よりこの寮長様の負けて悔しがる面を見てみたい気もする。冷えた指先に熱を取り戻すようにカップに押し当てたまま、どことなく悪戯っ子のような光を瞳に宿して生徒を見遣り )
普段はチェスで生徒を虐め・・・遊ぶのだけどね、もしキミのオススメがあればそれでも構わない。眠気が来るまでの暇潰しができたなら満足なのです
>>1986 ノア
成長著しいな。教師として鼻が高いぜ。
(自分が教えたと言われれば、悪い気はしない。それに、それはライオンの子が大人の狩りを見て学ぶ姿に似ている。そうすれば、自然と笑みも浮かぶというもので。成長した、だなんて軽口を叩いた。実際、彼女の表情がコロコロと変わり、外に出ることに興味を示したのは良い兆候と言える。──尻尾が無い分、表情が如実に語っているが。あんまりにもからかうと拗ねられても困ると、思うだけに留めて。部屋の扉に消えていく背を、肩越しに一度だけ振り返って目で追い、鼻で短く笑った。扉を押して狭い通路を通り、カウンター横の扉から出る。そのまま出入口の扉を開けると、閉館時間をとうに過ぎていることもあり廊下には誰もいない。月明かりだけが光源の青白く照らされた廊下は、特に新入生は怖がって通らない。静かな空間に満足して、壁にもたれかかる。腕を組み、片足の踵を壁に預けて目を閉じて。ただその扉が開くのを待っていた)
>>1986 イデア
ますます負けた時の面を拝めるのが楽しみだな。
(普段気弱でマイナスなことしか言わない彼にしては強気な言葉──いや、コイツは煽ることに関しては一流なんだった。と、眉をつんとつり上げた。余裕綽々な相手の鼻っ柱をへし折るのが乙というもの。その態度にますます機嫌良く、まずは一手。好戦的なサバナクロー寮とは思えぬ慎重さ。なにせイデアが出来るというのだから、かなり腕がたつには違いないのだ。どんな戦略でどういう攻め方が得意なのか。彼の一手一手すべてが情報。非常に癪だが、ボードゲーム部の彼の相棒と呼べる蛸に似ている形かもしれない。手元の切り札になり得るカードを視界に入れながら、楽しげに口端をつりあげた)
ノア様宛
「なるほど、、」
ケーキの前で迷っているうちに、ふと気づけばもう時間が経っていて、隣では貴女がお茶を入れ終えていて、
こちらを見て『半分にしてしまえばキミも沢山食べれるのでは?』と微笑まれる、、うちの寮長はかなりの食いしん坊で明日の朝まで箱の中身が残っているかどうか怪しい、、そう思うと今のうちに気になるものは食べておいた方が良さそうな気がして。ナイフを手にとり、迷っていたケーキを次々半分にしていきながら貴女の言葉を聞いて浮かんだアイディアをニコニコと笑いながら話して
「ノアさん、こんなにあるしスイーツバイキングしませんか?」
レオナ様宛
「ありがとうございます、そんな、、素人が作った物に対して過分ですよ」
危機を瞬時に判断し対応した動体視力のよさに私は完全に呆気にとられつつ、助けてくれた御礼を伝え。
普段のふるまいからすれば良い人とは言いきれないけれど、素人の作った物をこんなにまっすぐ褒めて、親身になってくれる貴方からは威圧感は感じない。私が知らなかっただけで、思ったより褒め上手で世話焼きな人なのかもしれない、、、雑巾をギュッ!とするような動作にクスッと笑う口を手で隠しつつ
今日の貴方からはいつもの気だるげなオーラが見えなく、軽口を言う声音も柔らかく。だから試しに、と自分の鼻のてっぺんをツンと指で押しながらほんの少しだけ期待を含んだ視線を向けて
「お叱りもありがたいけど、今は先輩のよくきくお鼻を貸していただけませんか?」
イデア様宛
「イデア先輩…?』
静かな森のなか、ページをめくる音だけが響いていて。ふと向こうからガサガサ、と小さな物音がする。思わず顔を上げて振り返ると、そこにいたのは今日も合同授業を一緒に受けた同級生のお兄さんで、
彼はまるで音を立てないようにゆっくりと、慎重な歩き方でこちらに近づいてくる。その様子が少し不自然で私は首をかしげ『この学園のことだし、またおかしなトラブルに巻き込まれて逃げている最中だったりして…?』そこまで考えたら 自然と「どうかされましたか?』と小声で話しかけてしまっていて
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全然 大丈夫です…!
ご迷惑でなければ絡ませてください、こちらこそ宜しくお願いします!/蹴推奨
>1988 レオナ
──お待たせ、し、ました
( この時間に外に出ることはあまりない。あってもサムのところに行くか、少しだけ散歩に出るか・・・それも一月に片手で収まる程度の頻度のこと。夜目が利くわけでもないし、何よりどれだけ長く時を過ごそうが不気味なものは不気味だから。二日連続で外にでるだなんて、レアケースもいいところ。図書館の鍵を掴み、ストールは一旦腕にかけたまま、古い扉を出れば静かな廊下に馴染むように生徒の姿があった。一先ず扉に鍵をかけて、ポケットにしまいながら下から覗き込むように顔を見上げて──本当に、黙っていれば美術品のような御人ですこと。声をかけることが何となく憚られたものの、待たせたのは事実・・・なので、揶揄うように口元を歪めて言葉を付け足しておく。お生憎様、煽り文句のボキャブラリを増やしたのも目の前の生意気な教師にほかならないので過去の自身を恨むとしていただこう )
・・・起きて、キュートな王子様。生憎とキミを目覚めさせるキスは品切れでね
>1989 悠
・・・最高、素敵、キミってば、さては天才なのでしょう?
( お湯を注いで待つこと三分ほど。紅茶と似たような要領でいれてしまったがあっていただろうか・・・と小さな器にポットの中身を注げば、透き通るような緑色が流れ出て目を細め。柔らかい匂いがする、と興味深そうに湯気ののぼるそれらを見下ろしていれば聞こえた声、目を向ければ次々と切られていくケーキたちに瞬きを一つ。ぱっと表情を明るくすれば、生徒の提案に嬉しそうに頷いて。素敵な提案だ、だってほら、誰かの手が入ったものを警戒せずに好きなだけ互いに食べられるというのは中々レアケースなわけだから!嬉しそうに近くの棚からトレーを取り出し、緑茶を二人分そのトレーに載せれば、近くの引き出しに入っていたフォークとスプーンも手に取って )
ぜひともそうしましょう!・・・カトラリーも一緒に司書があちらに持って行ってしまいますね
>1975 ノア
声?……ああ。最近は毎日、歌の稽古をしているからその成果だろう
(こちらに気づいた一瞬、相手はまるで苦虫を噛みつぶしたかの様に表情を硬くする。その刹那の変化を不審に思うも、図書館に退く気配が無いのを見て余計な詮索は控える事とする。視線で対面の席へ座るように促すと着席するより先に彼女は、己の声を褒めてきた。唐突な賛辞に思考が一拍遅れ、きょとんとした面持ちで喉仏に触れ。声─との連想は、誕生の際に授けられた力を想起するがそれは祝福とは名ばかりの代物、どの種族にも安らぎを与える類のものでは無い。連想を排し次に浮かんだのは秋ごろに行われる、とある大切な行事だった。四人で臨む、最初にして最後の大舞台。思うほどに胸奥は待ち遠しい気持ちが積もり、滅多に緩む事の無い表情が頬の端から自然とほどけてゆく。補足を告げる声はいつもより弾みを帯び、石壁に手形を刻む様に虚空に己の手を押し付けてみせた。)
お前もグルーヴィー・アリーナで開かれる音楽祭の話は聞いているだろう。優勝した寮は音楽堂に手形を刻めるそうだ。
>1976 ユウ
よく来たな。ヒトの子よ!
(鏡面は淡く白み、微細な波紋が静かに広がる。その揺らぎの中から現れた待ち人の姿に顔がぱっと輝いた。手を振る彼女に応じる寸暇すら惜しみ転移魔法を行使し。門番の驚愕の声が掠める間に、瞬く間に賓客の目前へと身を移した。喜びから小さな牙をも見せて笑い友人の訪問を心から歓迎する─はずが、どうにも視線が合わない。何故こちらを見ないと唇をへの字に曲げるがその足取りがひどく心許なげに竦んでいるのに気づき、ふと視線の先へ目を遣る。そこには渦を巻くかの如く繁りあう茨の群生。自分と同行している限り彼女が奈落に転落する事はまずもってあり得ぬ事であり、茨達もまた、己の命令なくして彼女に危害を加える事など無い。それでも月光さえ差さぬこの夜。夜目の利かないうえに翼を持たぬ彼女が怯えるのも仕方のない事だった。なおも俯いている彼女へ手を差し伸べる。相変わらず尊大な物言いながら魔法植物に熱中している友人への、ほんの僅かな気に食わない感情も含んでいて。)
茨ばかり見ていないで隣にこい。顔を上げるのなら……触れる事を許す。
>>1989 悠
どういたしまして。……俺がそう思ったから言っただけだ。素直に受けとっておけ。それとも、俺の褒め方が気に食わなかったか?
(お礼を言われれば実際自分が手を貸すまでもなかったことなのだし、なんて事ないと返事をして。彼女の茶色の目が、サテンのリボンと自分の緑の目を行き来する。そして、困ったように眉を下げられれば、今度はこちらが眉を顰める番だった。女性陣はどうも謙遜する気がある。少しは他の寮生共にも見習ってほしいものだと、お前が言うなと総ツッコミを受けそうなことを思いつつ──白い牙を剥き出しにしてニッと悪そうに笑って見せた。俺の褒め方が気に食わなかったかなんて、微塵も思っていない。本当に彼女の爪の垢でも煎じて飲んだ方が良いほど傲慢な態度であるが、それは彼女にこれ以上謙遜させないようにする手法のひとつで。そんな中での彼女の申し込みに、「は?」とでも言いたげに瞬きをし、視線だけで問い返した。今しがた見ていた薬草の調合でもするのか、毛玉の尻尾を追いかける羽目になるのか……頭の中で数秒ほど、面倒臭さとメリットとに天秤が揺れる。この後クルーウェルにガミガミ言われながら錬金術をするか、彼女の手伝いをするかならば……後者の方が早く済みそうだし、楽そうだ。天秤はメリットの方へと傾いた。スルリと立ち上がると、彼女の方へと手を伸ばして)
後輩の頼みとあれば断れねぇな。いいぜ、貸してやる。
>>1990 ノア
(こちらに近づく足音、扉がギィと開く音と、鍵の回る音──ピクリと動いた耳はそれらを全て聞き取っている。彼女が近付いてジッと顔を見つめてくる気配も。ようやく声をかけてきたと思えば、からかい半分の声に瞼を持ち上げる。睫毛の影に覆われた緑の双眼が彼女の方を向いて、楽しげなブラウンの彼女の瞳とかち合った。慌てたらしく少し乱れたミルクティー色の髪に、普段使いしやすいようにと選んだブルーグレーのカーディガンは、日頃黒い制服に身を包んでいるからか、彼女に馴染んでいる。カーディガンだけと思ったが、ご丁寧にシャツまで着替えてシンプルなブラウスになっており、自分の横に立つことに関してああだここだと言ったのが効いたのか、それともおめかししたい気分だったのだろうか。どちらにせよ、自分に感化されたという点は気分が良い。目を細めながら背中を壁から離すと、次はなんて意地悪をひとつ。パチンッと指を鳴らせば自分たちの頭の上に星がふよふよと浮かびそれぞれ光り始める。これで夜目が利かない人間でも多少は見えるようになっただろう。その辺に立てかけておいたバカ高い特注の箒を手にし)
次からは用意しておけよ、お姫様。とりあえず学園一周でもするか?
(/ すみませんよくよく考えたら図書館の入口って外ですね;廊下ではなく外で待っていたということにしてください~お手数お掛け致します)
>1991 マレウス
・・・気を悪くしないでもらえたらと思うのだけど、キミはそういうことに興味がないのだと思っていました
( 勧められるがまま椅子に腰を下ろす。馴染みのあるはずの図書館椅子が、場所を帰るだけでこんなにも違って見える──荷物を目の前のテーブルに置き、カップと紅茶の入った容器を取り出しながら生徒の話をふんふんと聞いていた。どこか、嬉しそうに楽しそうに口にされる言葉は無邪気で・・・誰かと協力したりだとか、前向きに何かに取り組んだりだとか、そういう姿よりはいかに相手を貶めるかを考える話ばかりを耳にすることが多かったからか、宙に置かれた大きな手を少しだけ驚いた顔で見てしまって。特に、この生徒はある意味高潔なものだから余計に。お菓子はクッキーとチョコレート、個包装のそれを生徒の前に置きながら素直な感想を一つこぼせば、どこか可愛らしい生徒を見守る大人の表情で続け )
なるほど──楽しみなのだね、その日が。うん、とても素敵なことだと思う、キミたちの姿が短い誰かの一生にも最高の思い出として刻まれるのだし
>1992 レオナ
しばらく入荷の予定はありませんね──わ、あ、ええと
( ゆっくりと長い睫毛が揺れて、覗いたエメラルドは真っ直ぐこちらを見据えていた。昨夜も思ったことではあったけれど、月明かりとは別に何となく光って見えるもので不思議と美しい。壁から離れた身体に倣うように己も姿勢を戻す。夜の影に隠れたそれを暴くようにして頭の上に小さな光が揺れ、思わず顔を上げれば青白く、時折黄色や虹にチラつく星のまたたきが瞳に反射して・・・絵本の中のような光景に、反応が遅れた。視線を戻して、生徒の声に追いつくように何とか頷く。行先はどこでも構わない、ただ純粋に今より少しだけ空に魔法の力で近付いてみたいだけ。咄嗟に「ごめんなさい」と言葉を選びそうになって、そうではなくて、と途中で方向を切りかえた結果若干甘噛みになったが )
夜にごめ・・・んぁ、あ、りがとう、ございます。滅多にこの時間は出歩かないので、嬉しいです
( / ご丁寧にありがとうございます!本当に訳分からん立地に図書館が鎮座しておりお手数をお掛けいたします!本当、どうしてあの位置なのでしょうね・・・ /蹴 )
>>1993 ノア
なら、リクエストでも出しておく。
(人工の星々に照らされたノアの瞳に星の色がチラチラと映り込み、淡い揺らぎを眺めていたふと唇の端を上げた。入荷してほしい本のリクエストするように、彼女のなんて事ない日常風景っぽく言っておく。──謝罪じゃなくお礼を選んだという、小さな変化。出会った頃は謝ってばかりだったというのに。口をもにょ、と窄めて言い直す彼女に何も言わず手を伸ばし、そっと頭を撫でる。優しく髪を梳く指先は、褒め言葉よりずっと雄弁だろう。それに、えらいえらいと言えば、それはそれで萎縮しそうだ。彼女の肩に引っかかったストールへ視線を落とし、「ちゃんと巻いておけよ」と話題を切りかえて。そのまま箒の柄から手を離すと、木製の身体がひとりでに横向き倒れ、腰辺りまでの高さにふわりと浮かび上がった。授業用のものよりしなやかで丈夫、なにより乗り心地が良いものではあるが、魔力のない人間が跨れば、十中八九すぐ落ちるだろう。彼女の頭から腰へと腕を回した。彼女を抱え込むように乗るのが妥当であろう。自分は手離しで箒くらい操れる。最悪安全バーの如く抱えておけばいい。乗れ、と宙に浮いた箒を顎で指して)
抱えたまま乗る。どっか掴まっとけよ。
>1994 レオナ
( 受け付け拒否の赤いスタンプを思い描いたところで口にはせずにおくのが大人というやつだ。相変わらず無遠慮かつ慣れたように髪を梳く指に音はないのに、褒められていると自覚するには十分でどうやら判断は間違っていなかったらしいと少しだけ得意げな表情を零しておくこととした。言われるままにストールの端を解けないように結び直して、しっかりと暖をとるように身に纏いながら視界の端で浮かび上がった──何度見ても宙に浮かんでいる様子には「魔法だ」とありきたりな感動を覚えずにはいられないが──箒と、恐らく落ちないように支えてくれるつもりらしい生徒の腕を視線が一往復して。確か、こうして、こうで・・・と飛行術の授業を遠くから眺めていた時のことを思い返しながら箒を掴んで跨るようにして座り──若干爪先が地面から浮く感覚に、それだけで何だかもう嬉しくて眩しいものを見るように目を細めて。指先にしなやかな木の感触がする、大切にされてきた本の背表紙のようで好ましい・・・もちろん粗野に扱わずに、ある程度の手入れがされていなくては保てない質であることくらいは、仕事柄分かるものだから余計に )
──上等なものですね。造った職人と使い手の質が良ければ、こんなにも・・・キミ、実は己のテリトリー内のものは存外大切に出来る御人だったりするのかしら
>>1995 ノア
(ふふん!と得意げな顔を見せる司書は、可愛く結んだストールもあってまるで甥っ子が見て見ておじたーんと絵を見せびらかしてくる姿を彷彿とさせる。大人のレディと言い張っている割には幼い仕草にクスリと笑みがこぼれた。彼女が箒に跨るのを確認すると、その後ろへ跨り、そのまま腕を彼女の腹元を遮るようにして安全バーのように抱え込む。覆い被さるようにすれば、彼女の小さな体はすっぽりと収まってしまい体格差は歴然だ。腕に少しだけ力を入れて……箒がゆっくりと空へと上ってゆく。彼女の褒め言葉に、本当はアクセサリーの管理も箒の手入れもラギーの仕事だ。だが、それを任せているのは自分であるため管理してあるという点において頷くのに何の抵抗もない。何様俺様レオナ様なので。そうだなと答えると、余っている方の手でノアの顎先に触れた。指先でそっと掬うようにして上を向かせ、顔を覗き込みながら、低く笑う。何も大切にしてやるのは物だけではない)
そうだな。流石当事者、よくお分かりで。
>1996 レオナ
( しっかりと箒を握ったとはいえ怖くないと言えばまあまあの嘘になる、未知なことはいつだって怖い。知らず身体が強ばっていたことを腹部に回った腕と背に当たる体温に突き付けられて、外の世界も、知らない場所から見る星空もこの生徒の傍なら怖くなかったじゃあないかと・・・箒は握ったままふっと肩の力を抜き、生徒に委ねることにした。少しだけ背を預けるように、後ろに重心を調整していればふわりと身体が浮く。見上げるばかりだった景色と目が合い出す。凄い、と変わる景色に目を奪われて──指先だけで意識と視界を占領するとは、相変わらず随分生意気な生徒である。両手を離してもなお安定している体幹にも文句を言ってやろうかと口を開いたというのに、告げられた言葉に声が音にならなかった。なわばり内の相手への面倒見の良さは、対寮生の様子や、己の身を持って知っている。その上で・・・箒を例に示したテリトリー内の“もの”は“所有物”の意をはらんで口にした言葉だったから。分かっていて冗談を言いそうな生徒ではあるが。いつものように大きな手に爪を立てることもできずに、何とか絞り出した言葉は動揺しきった胸中がそのまま飛び出したようで。近い距離で光るエメラルドを見据える勇気はなく、すすっと目を逸らし )
──いや待った、ここで動揺するのが一番の悪手だった。全面的に司書が悪い・・・キミの“所有物”に対する評価だったものでね・・・キミが司書をなわばりに招き入れてくれたことは、お国柄と一時の気の迷いとはいえずっと嬉しく思っているし、大切にされている自覚を持つには十分なのだけど、その切り返しは想定外で──顔を伏せてもいいですか、ちょっと今は動揺した己がいたたまれなさすぎてキミの目を見れない
ノア様宛
「ふふ、ノアさんなら一緒に冒険してくれるって信じていました、」
普段は博識で大人っぽい貴女が子供のようにシンプルな感想を口にする、、あまりに嬉しさが溢れているのが一目で分かり、私までつられてクスッと笑ってしまって、
モクモクと湯気をあげる緑茶は透き通った緑をしていて素人の自分から見てもはじめて淹れたと思えないほど綺麗な色だと思い。お茶の味に期待が高まりつつルンルンで貴女がキッチンから出て行くとまた笑ってしまいながら私もストップしていた作業に戻り。全てを切って盛りつけた大皿を持つとリビングへ移動し、フォークや食器を並べてくれた貴女に下記を言い
「お待たせしました....!」
マレウス様宛
高い場所はどうしても苦手で早く彼のもとへ行きたいのに足がすくむ。息は浅く速くなり、視線を下へ落としたまま歩いていると、すぐ近くから貴方の声が響いた。『いつの間に...?』と驚いて顔を上げれば、大きくて手が差し伸べられていて、、膨れた顔で『となりへ来て顔を見ろ』と言われると怖かった気持ちがフワッと軽くなって、もしかしたら私の勘違いかもしれないけれど、、、なんて思えば王子様らしい尊大な言い方も可愛く思えてくる、
ニコニコしながら近くへいくと見上げるだけじゃ足りず背伸びをしてみて。まだまだ遠い目線の高さに、屈んでほしいと手で合図しながら
「ツノ太郎もうちょっと頭下げて!」
レオナ様宛
「いえっ、、あんな風にストレートに褒めてくれるイメージがあまりなかったから少し意外で、、嬉しかったです」
『褒め方が気に食わなかった』と聞く貴方の表情だけ見れば人を困らせる側なのに、声音は優しいためきっと私を気遣ってくれたのだろう、、、そう考えると謙遜はやめて照れくさそうに指を擦りあわせつつ思ったまま伝えて、
なにかを考えたあと手を出す貴方を見て私の言葉が貴方の予定を乱してしまったのではないかと不安になり、目尻を下げながら一応『あの先輩もしかして他に予定があったりとかは、、』と聞いてみることにして。
貴方といえば授業中でも植物園でスヤスヤしている場面を見かける自由人で、、さっき黙った間に ひょっとすると私と貴方の事情を天秤にかけていたのではないかと勘が働いて
>1998 悠
・・・会場はここで構わなかった?
( ああ、今さては容姿に引っ張られた反応を微笑ましいとでも思ったな?と、相手が相手であれば嫌味の一つでも言うものだが、大人なので飲み込んだ。先程の部屋に戻れば一先ず目に付いたテーブルに盆を置いてお茶をそれぞれ下ろしておく──また片付けで使うだろうと、盆はテーブルの端に置いておいて。よし、と、聞こえた声に目を向ければその手元に集まった甘味たちにぱっと再び瞳の奥で光が散って。無様に小分けにされてしまったケーキたちには申し訳ないが、頭を働かせるためのエネルギーとなってもらおうじゃないか!それにしても生菓子でこの量だというのなら、焼き菓子の方は一体どれ程の量だったのだろう・・・重たいとは思っていたが、己の部屋にある分と生徒の分、下手をしたらまんまるの生徒の親分が爆誕する量だったかもしれない。軽く肩を竦めて )
これは焼き菓子も早めに消費しないと・・・食べ切れる適切な量というものを度外視して渡された可能性が出てきましたね
>>1997 ノア
(丁度胸付近に彼女の肩が触れる。小さくて軽い重み。目は口ほどに物を言うとはいうが……箒と共に気分も上昇する。普段なら箒の上に仁王立ちして適当にかっ飛ばすが、無駄に揺れたりしないように重心がブレないように繊細に魔力を調節する。ふわっと高度が上がって、彼女の長い髪が頬をかすめた。そして──自身の台詞に、普段の10倍は話し始める。もし抱えていなければ地上へ落ちそうな勢いで動揺しているのが丸わかりで。隠す余裕もないのだろう。その姿にクククと喉を鳴らす。頭上には地上より近くなった星々。高度は更にあがり、先程までいた図書館の屋根が真上から見えるまでになっている。ビターチョコレートの瞳が揺れ、逸らされるのを見て、ダメだという代わりによくお喋りする頬を挟むように片手でムニムニと挟んだ。わざわざ俺が飛んでやっているというのに、下を見てばかりではいつもと同じだろうにと、意地悪く頬を引き上げて)
クク、まるで物語の主人公だな。胸中を全部語ってくれるなんざ。
>>1998 悠
俺はいつも素直だろ。
(イメージにない、と言われればあ?と眉を顰めるものの、続く素直な御礼に面食らったように目を瞬かせた。照れたように笑う悠の顔を見れば、さっきまでの遠慮がちな空気が嘘のように柔らかくなっている。ようやく言葉通りに受け取る気になったらしいと分かれば、胸の奥がひとつ満足げに鳴るのを隠すようにフンと短く鼻を鳴らし、息をするように嘘をつく。なにせ根っこが歪んでいる獅子の子なので。不安げに目尻を下げて今後の尋ねられると片眉を上げた。どうやら彼女は思った以上に察しが良いらしい。ならばと、わざわざ“してやった”と言わんばかりの、恩着せがましい言い方で。けれど、手を差し伸べた手首は軽く返事を促すように曲げられ、大変王子様らしい仕草だけは妙に優しいくチグハグだ)
可愛い後輩のお願いなんだ、予定くらい変更しておく。……で、何するんだ。とっとと済ますぞ。
>2000 レオナ
──キミはいつも通り意地悪な王子様ですよ!生意気な獅子の子め、まったくもう!
( 頬を撫でていく風がずっと冷たくなって随分と高い場所に居るのだと思い知る。下を向くことを咎めるように固定された両頬に、そんなことでと己も思ったものの・・・いつも通りのその傲慢さに少し落ち着きを取り戻して、一度だけゆっくりと瞬きをしてから生徒を睨んだ。それから、視線を空へ。夜のしんとして冷えた空気の中で、昨夜は少しだけ違う場所から、いつもは小さな窓のガラス越しに眺めていた星が、目の前に、いつもよりも少しだけ近くにある。綺麗だ、し、多分この先の長い生涯でもきっとこれ以上はないだろう。遠くに街の灯りが少し見えて、広くて持て余す図書館はどうにも小さくて、魔力のない己が飛んでいて、後ろにはこの場に連れてきてくれた生徒がいる。返せるものなんて何も無い身に抱えきれないくらいの献身を受けて、もうどうしたらいいかも分からないままこの数日を過ごしているけれど、夢みたいだ。バランスを保ったまま、片手をそっと箒から離して頬を掴んでいる方の生徒の手首を握り )
・・・我儘を聞いてくれてありがとう。想像していたよりずっと、ずっと綺麗だった──キミに何も返せないことだけが心残りだけれどね
>>2001 ノア
大人の余裕はどうしたレディ?
(高度を上げるにつれて夏場だというのに冷えた風が頬を撫でる。彼女に贈ったカーディガンは質の良いもののため、温かいだろう。頬を掴んでいた手首をノアに取られても払い除けたりせず、目線を向けるのみで大人しく受け入れる。むしろその体温に彼女が元気いっぱいであると安心して。全くもう!とプンスカ怒っている彼女の小言も右から左。耳は後ろを向いている。お喋りな口を咎めるようにムニムニとふた押しすると、ようやく頬から手を離して。彼女のすぐ後ろには視界いっぱいに広がる星の海。返すものが無いと嘆く声は、その光景に似つかわしくないと感じる。ゆっくりと箒の向きを変えて滑るように、図書館より小高い場所にある校舎へと近づいてゆく。学園長室はあの辺りだろうか。暗い窓を見下ろしながら、昼間はいたであろうカラスのことを思い出しながら、ハン、と嗤う。返さずとも良いと言った言葉は、彼女の悩みと反比例して軽い調子で、その問題を提起するのもバカバカしいというくらい、笑い飛ばしてやる)
こんな景色見てまだうだうだ言ってんのか。親鳥から貰うから、テメェは返さなくていい。
>2002 レオナ
──意地悪め
( そのレディの頭のみならず、頬すら無遠慮に掴む御人は誰だとお思いか。キュートなお耳をそっぽ向けて、なおも軽い口調で端的に言えば「気にする必要はない」と告げる様はやはり横暴で掴んでいた手首を離してもとの通り箒へとゆっくり戻す。眼下に見えるのは普段なら絶対に目にできない校舎の頭、流石に高度が身に染みて少しだけ生徒に身体を寄せ直すことで有難く背もたれ代わりに安心感を得ておく──これ以上、今は嘆くことはやめておいて、いつかこの生徒が望んだ時に逃げ場でも今はもうない禁術でも何でも差し出せるようにしておこうと小さな約束を心中でひとつ。さて、吹っ切れてしまえばこっちのもので、ぱっと楽しげにエメラルドを見上げ )
ねえキミ、しっかり掴まっているからマジフトの時のように一回だけスピードを出してほしいのだけれど・・・少しだけ、あそこの木まで、ね、お願い
>>2003 ノア
そうされたくてワザと突っかかってくるのかと思ってたぜ。
(意地悪、生意気、上等だ──余裕を滲ませながら、相手を覗き込む。ここ数日で自分がああ言えばこう言うタイプであることは、優秀な頭脳をお持ちの司書様はご理解いただけていると思っていたが、やはり反応せざるを得なくなるのだろう。ネコが猫じゃらしを無意識に目で追いかけるのと同じで……。風で吹き上がる前髪を、指で掻き上げながら愉快そうに口端を持ち上げた。さっきまでの動揺を引きずりながらも、彼女の目はもう別の熱を帯びている。その変わり身の早さに、思わず喉奥で笑った。彼女のこういう豪胆なところは気に入っている。ぱっと顔を上げたノアが指した方へと視線を向ければ、雑木林の中から飛び出している高い木がある。距離的にもスピードを出せばあっという間に着く距離だろう。勿論彼女の希望を叶えるのは朝飯前なのだが──こちらに体重を掛けた彼女の背中を顎で示す。本当に大丈夫かこいつという目を向けながらも、拒む気はない。重心を少し前へ移しながら、長い脚を箒の柄に沿うようにして)
既に怖がってるクセに度胸だけは一丁前だな。
>2004 レオナ
怖がっていませんし、別に。こんな機会滅多にないでしょうから、キミの有効活用ですよ
( 仕方がないじゃないか、どんなに頭で無駄なエネルギーを消費せずとも・・・と思ってみても、生徒が意地悪ばかり言うのと同じようにこちらも吠えてしまう性格なのだから。余裕たっぷりにこちらを覗く相変わらずの目から逃れるように顔を逸らし、笑うなとでも言いたげに、ついでに一応お気遣いとやらをいただいているらしい表情にすまし顔で図々しく──何というか、飼い猫が花瓶をひっくり返した後の悪びれもしない顔をして。少しだけ脚をぷらぷらと揺らしてみても、微動だにしない箒に己の魔力のなさと生徒の腕の良さを実感する。気持ち安定感を得るように箒の下で足首を絡めるように組んで・・・何だかんだと言いながら、大人しく生徒の腕の中に納まって、今この場の景色を覚えるように空と遠くの灯りと静かな校舎を視界に捉えてしまうのも、これでも少しは素直になった証明で、半ば頭突きをするつもりでぐりぐりと頭を背もたれ代わりの肩に押し付け )
──それに、さっきの口振りからするに、今日くらいまでなら親鳥とやらから報酬を巻き上げられるんでしょう?なら、司書もそれを有難く利用させてもらわないと
>>2005 ノア
そういうことにしておいてやるよ。
(スンとしたすまし顔で、私何もしてませんけど?としっぽを振るように足を揺らす相手に、彼女の奥底にある自分への甘えを見付ける。ほぉーと何か言いたげな顔をしながらも、それ以上突っつき回すこともせずあくまで成人らしく眉尻を上げるのみに留める。何せ20歳を超えているのは相手だけじゃないので。一体どれだけぶんどってやろうかと、今頃くしゃみと寒気に襲われている学園長に悪い笑みを浮かべながら……空いた手は相手の体の横を抜け、箒の柄を握り込む。自分の体にスッポリと収まった彼女を確認すると、彼女の腹に巻いた腕に力を入れる。箒は急速に加速し、風が前髪どころか髪を全て巻き上げる。そのまま箒は屋根瓦スレスレへガクンと急下降し、瓦に影が被るほど低空を滑空する。器用に建物を避けると一気に開けた景色の中、速度を落とさぬまま、背の高い木々の影へ駆け抜ける)
上等な口説き文句だな。──口を閉じろ舌を噛むぞ。
ノアさま宛
「はい、!お手伝いありがとうございました」
まずはお客さまなのにおやつの準備を一緒に手伝ってくれた貴女に感謝を伝え。ケーキ皿とフォークを並べながら、肩をすくめる貴方の横で、テーブルいっぱいにズラーと並んだスイーツを眺めて
クルーウェル先生ならこうした場面でもきっと計算して行動する大人の余裕を見せるだろうと私も思っていて、この量は確かに意外で、、、授業であった先生はいつもと何処も変わらなかったけれど、じつは浮かれていたのかもしれないと思うと軽く挙手したあと下記を聞き
「あー多分あのお花が珍しくってテンションあがってたくさん買っちゃったとか。あのお花って珍しい品種ですか?」
レオナ様宛
「優しい優しいレオナ先輩、後輩から質問です!、 先約の相手はどなたですか?勉強系の用事なら少し興味があって、」
自分から本音を引き出したさっきまでの貴方は気配りのきく頼もしい王子様だったけれど、、いつもの面倒臭がりな王子様に戻ってしまった貴方には、もう、と思う。 サバナクローの寮生たちが『やれやれ』と貴方を気にかけたくなる気持ちがなんとなく分かった気がして、
差し伸べられた手を私は笑顔でそのままキュッ、と握り。私だってこの学園に来てそこそこ経った。先約の相手から貴方の事情はなんとなく推理できると思い、自分の用事はいったん置いて逆に質問して
>2006 レオナ
( 目が口ほどに何か言っていますよキミ、という言葉を生徒と同じように飲み込んだ。ここで騒ぐのは折角大人らしい対応を選んでくれた生徒に対してよろしくない。おそらく己にではなく、脳内の己の今の保護者枠・・・保護者というには適切な年齢の生徒が今は別にいるのだから、本当はどちらかというと飼い主か管理係が意味合いとしては近そうなものだが・・・に悪い表情をしつつ、己の手よりも少し先の箒の柄に手が沿う。自然と押される形で前に傾いた体に、ちらと影の主を見上げ──続いた言葉に返事をするより先、ドッと一瞬重たく抵抗がかかって、咄嗟に口を閉じて手に力を入れた。風の音がすごい、景色の変わる様もすごい、無遠慮な浮遊感は下手なアトラクションなんかより爽快で、下から見ていた姿よりもよっぽど速く感じる。目的地の木が見えて、もちろん怖いことはないのとわかっていても、自力ではどうにもできない少しの恐怖にぎゅっと目を瞑り )
>2007 悠
いいや、あの花は随分昔に植物園にあったものだから──ああ、あるいは
( 手伝いだなんてほどのことでもないですよ、とゆるく首を振りながら並んだスイーツたちを見る。うん、まあ二人で食べきれる量であることは確かだが、如何せん男子生徒の食欲に並べてもおかしくない量を渡してきていやしないだろうか・・・まるで発表するときのように一度手を挙げた生徒を少しだけ面白そうに眺めた後、聞こえた仮説には否を唱える。仮に浮かれていたのなら、あの日あの場で電話でもかけてきそうな御人だから。近くの椅子を引いて、腰を下ろしながら湯呑を一つ手元へと招き・・・まあ、つまるところ、少ない量で遠慮されたり、奪い合いになるくらいなら好きなだけ食べて分け与えればいいと大人びた配慮なのだろう──おそらく司書の分のものは、単純に口止め料だろうが )
・・・キミのような可愛い仔犬のために、仔犬が気兼ねなく過ごせるだけの量を選んできたんですよ
ノア様宛
「変な意味は無いんですけど、ノアさんはクルーウェル先生と仲良しですね」
貴方が湯のみをそっと引き寄せたのを見ると私も自然と同じように湯のみを手に取り、温もりを感じながらお話を聞いて。大人の男性としては隠しておきたかったはずの事をスラスラと、言い当てられてしまったクルーウェル先生に思わずクスッと笑ってしまって。先生の連絡先も知っているようだし、貴方と担任の先生が親しくしている様子がわかり、私は微笑ましく思い
お話を聞きながらそういえば彼はこの学校の卒業生だと聞いたことを思い出し。 長くこの場所に勤めている貴女なら学生だった頃の彼を知っているかもしれない、、、頬杖をつき、私は興味津々といった様子で貴女を見つめ
「クルーウェル先生は NRCの卒業生って聞きました、結構やんちゃな生徒だったって本当ですか?」
>2009 悠
仲良くはないのだけど・・・それはそれとして、面白い噂があるのですね
( そう、仲良くは無い・・・というより、この学園の教師陣は生徒と同じくらい灰汁が強いのだ、まるでこちらまで染められているかのような言葉に梅干しのように顔を顰めた後、まあこの生徒にそこまでの意味はなく──こうして連絡を取り合うくらいだ、という意味合いなのだろう。何かあった時に情報は役に立つのだから、邪険にする理由もない。こちらを見据える好奇心旺盛な目、ゴシップとは言わないけれどいつの時代だって気になる話題というものはあるもので・・・少しだけ口角を緩めてはケーキを指して )
答えてあげたいのだけど、口止め料をもらってしまっているものでね──ただ、ハッピービーンズデーが今の形になったのは、彼の在学中なものだから・・・何となく、当時の学園の様子は想像できるでしょう?何をどうしたら伝統行事がサバイバルゲームになるのやら、しかもあの時今と違って魔法可だったし
ノア様宛
「ウワァ、、、魔法なしの状態でもやばいのに魔法OKなら怪獣映画みたいなことになりそうですね。」
酸っぱいものを食べたような顔をして、『仲良くない!』と即否定する貴女を見れば照れ隠しかな、と勝手に思って
ところが、昔のハッピービーンズデーの話を聞いたら今度は私の方が苦い物を丸かじりしたみたいな顔になってしまい。魔法なしの今のハッピービーンズデーですら、逃げ回りながら『保健室送りになるのでは、』と怯えているのにそこへ魔法ありとか恐ろしくて、とてもじゃないが参加したいなどと思えない。
来年もきっと避けられないあの行事のせいで気持ちが沈んでいき。それをやわらげるようにお茶を一口飲み貴女の方を見ると思い出したように下記を聞いて
「お茶の味、お口に合いましたか?」
>2011 悠
でしょう?あの時は図書館から出ないようにとさすがに注意が──・・・美味しいですね、コレ
( さては要らぬことを考えているな、と思っても口にはしない。藪蛇が一番恐ろしいのだから。と、そのまま苦々しげに顔を歪める生徒を見ると「ふはっ」と軽く笑い・・・まあ気持ちはわかる、肉弾戦と頭脳戦で現時点でもとんでもないというのに、魔法を持ち出されてはもう己たちのような存在にはどうしようもないわけなのだから。と、何とか持ち直したらしい視線にそういえば・・・と適温になった手元の飲み物をそっと一口。紅茶とは違った苦みがあるものの、あっさりとした味は随分と好みにあう。すん、と香りを吸い込んでも華やか・・・というよりは、優しい匂いがする )
飲みやすくて好きです・・・今度サムのところで買ってみます
ノア様宛
「おお~...外国の人は苦いから苦手って人もいるから凄いです!緑茶がへいきなら抹茶も好きになって貰えるかも」
軽い笑い声が聞こえてくると安全なところから、あの恐ろしい行事を眺めていられる先生が少し羨ましい、、 と思い肩を落としつつ。
テレビの中では人によっては緑茶の苦味が苦手な人もいる、 という紹介されていたので『飲みやすい』と聞くと小さく拍手し
湯のみに鼻を近付けて、香りを楽しんでいる貴女を見ていると顔がゆるみ。自分の世界の飲み物に興味を持ってもらえたことがただ嬉しくて邪魔をしないように黙ることにして、
>1984 キングスカラー
……?
(日頃の相手といえば、顰めっ面に語れば必ず棘を含ませる応対が常であり、今日のように毒気の無い反応を返してくるのは非常に珍しい。相手もまったく同じ感慨を抱いているとは露ほど思わず、相変わらず不思議とヒト数の疎らな道をその背を追ってついて行き。支払いを済ませ、紙袋を抱え直すと前にいたはずの獅子の姿が消えていて。偶々鉢合わせただけとはいえその行方がどうにも気になり自然と視線が周囲を彷徨う。思いもよらぬ方向から呼び掛けられると身を捻じり、靴先を揃えて対面する。彼が先ほどクリスマスカードを眺めていた事は記憶に新しい。身に付けた装飾品の嗜好を鑑みれば、あの愛らしいカードを手に取った姿には物珍しさを覚えた。だが、彼には年端の離れた甥がいると風聞に聞いた事がある。あのカードはきっとその幼子の為の物だろう、と自然に思い込んでいて。だからこそ今こうして自分が呼び止められた理由は皆目見当がつかず瞳はぱちぱちと瞬きを重ね。状況を呑み込めぬまま表情はごく僅かに曇る。歩みはいつもより重く、躊躇いを帯びながらも呼ばれた以上は応じないわけにもいかず己を呼んだ者の元へ。)
文をしたためるのはよいが僕までは同席する必要は無いだろう?お前の親族の事は、顔どころか人となりすら知らないぞ。
>1986 シュラウド
では付いて来い。
(この手の局面に於いてはこちらへの畏れなのか。相手から一歩引かれる事が殆どだ。故にぎくしゃくとした挙措を見せながらも最終的には己の欲望に正直であろうとする姿は好ましく映る。顔を前へと戻す直前目許をうっすらと細めては声を掛け。軽やかな足取りに合わせてグラデーションの掛かった長い襟足が微かに揺れ、そのまま寮へと歩み始める。もし彼が後を追ってきたのならば、こう切りだすだろう「 そういえば以前、小さいシュラウドから誕生祝いに異世界を旅できるゴーグルをもらったのだが、何も見えなかったぞ。 」と。血の繋がりこそ無いものの、好きな事を語るときのあの弾むような面差しは、あの明るい弟とよく似ていた気がする。その一瞬が、とある日のやりとりを呼び覚まし。寮を訪ねてきたのは弟の方のみだったが兄さんとふたりで選んだ、と聞かされた以上あの日自身の中に生じた落胆を伝えてみる。)
>1993 ノア
もしそうならこの学園に籍を置いていない。
(教職者視点で印象を言い渡されると己の普段の振る舞いを棚に上げ、不可解に思い。傍目には無愛想とも取れるほどに表情から熱が引く。視線を目の前に置かれた茶菓子へ落とし。それは対座する者の好みを反映した物なのだろうと一瞥をくれるのみで、手を伸ばす事はしない。主宰が席に着き、対座の配置が整ったのを確認するとテーブルの下で手袋を指先からひとつひとつ抜いてゆく。革が擦れる音を最大限抑え外したそれを膝の上に重ね。しかし尚も眼前にある物には触れない。主宰がカップに口をつけるまで、マレウスは卓上の物─ひいてはテーブルにすら触れる事は決して無い。その静謐な待ち時間の間、枝葉の隙間から差し込む木漏れ日を仰ぎ見ながら口を開く。)
お前たちの文化をくだらない、と思った事は無い。マジカルシフト大会や、今回の音楽祭にしても……それから。こうして陽の下で他種族の者と茶を共にする事も国に居ては出来ない事だ。得難い経験だと思っている。
>1998 ユウ
この僕にこうべを垂れろ、と命じるか……ふふ。よい、許す。
(こちらへ向けられた顔色こそ未だ青さを残しているものの先刻よりは幾分か表情が柔らかだ。自らの言葉が必ず受け入れられると信じて憚らぬかの様に揺れる彼女の手を生意気だと感じる一方で風評─力量差─身分といった世俗のしがらみに囚われない率直な物言いは、嫌悪を催すどころかむしろ新鮮にして愉快。むふん、と瞳を半月に細めいつもの如く傲慢上位種仕草で応じ。マジカメモンスターの様にべたべたと纏わりつかれ、好奇の見世物として扱われる事はあるまいと信頼のもと腰を落とし。動作に伴い頭部に生えた急所と彼女との間にあった距離も自然と縮まってゆく。遠方で発生している寮生たちの動揺の気配を感じながらも構う事は無く、彼女の顔が最もよく拝見できる高さで動きをとめ。指示されたわけでも無いのに、期待に目を閉じたのなら戯れを受け止める準備は万端だ。)
マレウス様宛
いつも見上げることが多いからなのか顔を近づけられると心臓が不思議とざわめいてなにも言えなく、、、無言で目をキョロキョロ動かしてる内に夢で見た、産まれたばっかりの貴方が頭に浮かんで
あんなに可愛い竜の赤ちゃんがこんな、見目麗しい美青年になる妖精族の成長のしかたがとにかく不思議でたまらない、そんなことを思っていたら寮生のざわめく声に気づいて我に返って
ハッ、 と肩を跳ねさせ慌てて持ってきてた、カイロをかばんから出して。まず自分の頬にあてやけどしない温度か確かめたあと貴方の頬へ優しく触れさせて
「お土産あげる」
>2013 悠
抹茶・・・は、アレでしょう?よく、お菓子に混ざっているアレ
( 小さな拍手にふふんと得意げな顔をしておく。紅茶は香りが強いものも多いので食事というよりはおやつに飲むことが多かったけれど・・・これなら、食事にも合うのではなかろうか。もう一口、と湯呑に口をつけながら、聞こえた言葉にぼんやりと脳内のイメージを洗い出す。確かサムの店に何点か置かれていたような・・・クッキーだとか、ブラウニーだとか、アイスだとかの種類の一つにあったような・・・。うん、緑茶美味しい──と再確認をしたあと、湯呑は一度テーブルへと戻しつつ、手近なフォークを手に取って。一先ずは手元のデザートを片づけてしまおう )
抹茶は苦いものも多いと聞きました、司書は苦いものはちょっと・・・なのだけれど、オススメはある?
>2014 マレウス
・・・嬉しい言葉だこと──はい、どうぞ。もし毒だとかが気になるようであれば、気にせず捨て置いてくださいね
( すっと冷えた表情も、まるで食事の礼節をわきまえるかのような行動も、視界に捉えたままで紅茶をカップに注いで生徒の前に置く。さて、と己のカップに手をかけたところで・・・告げられた言葉たちに、ぼんやりと生徒の生きてきた世界のことを想った。統べる者にはいつの時代も最後に座る椅子が用意されていて、きっと長く生きるこの生徒にとってこの数年間は瞬きの間で・・・そんな生徒がこの場を選んでいる事実は、一応この学園に居座っている身としてまあ悪い気はしないもので。流れるように、慣れた様子で相手への毒見も兼ねてカップに口をつけて一口飲み下せば、ぽかぽかと暖かい陽の下でわずかに目を細め )
キミにとっての経験という点で思い出しました、キミの貸出カードも更新しておかなくてはいけませんね。お手伝いいただいたから、お礼はしっかりしなくては
ノア様宛
「はい、よくお菓子に混ざっているアレです!私も本物の抹茶は飲んだことなくて、、、」
貴女のお話をまとめると、ツイステッドワンダーランドでは緑茶はまだ未知の飲み物で反対に抹茶は広く知られているみたいで。 その不思議さに興味を覚えつつ、転生した世界の謎がまた一個増えたように思い、
もといた世界では抹茶ラテや抹茶ミルクといった近しいものを楽しんだことはあったけれど、本物の抹茶を口にしたことは自分にもなく、、
話を振っておきながら貴女の力になれず苦笑いを浮かべていたけれど、同級生のお友達から聞いた話を思い出し下記を話して
「東の国のお茶菓子が売ってるお店が期間限定で Openするそうです、よかったら一緒に行きませんか?」
>2017 悠
司書も文献とか、あとは生徒たちの流行り云々とか、そういう知識しか・・・
( 結局のところ、どこから出てきた情報なのか出典元が記憶をよぎることはなく、それこそ誰かからの又聞きには違いないのだけど・・・と、目の前の生徒を見る。それこそ、根っこを辿ってみたら随分と前にこの生徒から発っした情報かもしれない、とか。己の分、と取り分けていた生菓子に躊躇なくカトラリーを差し込んで、口に運ぶ前に続いた言葉に少しだけ瞳を輝かせ。行ってみたい、けれど、相手は人の子だ、しかも魔法の使えない生徒・・・ついでにれっきとした異世界人。逡巡するような間の後、ぱくりと菓子を口に放り込み )
──行きたい、のですけれど、普段図書館から出ないもので。少し、準備にお時間をいただいてしまうやも・・・なのですけれど
ノア様宛
「えぇ?!、そんなの全然気にしません!ノアさんと女子会できる楽しみの方がおっきいですから...!」
目を輝かせた貴女を見て誘いに乗ってくれる予感がしたので、まるで希望の光が消えるようにシュンとした雰囲気になってしまうとつられて私も、残念そうに肩を落として
いつもと違い、迷いの感じる声で事情を話す、貴女の負担にならないように静かに見守り
『準備』というのはきっと身支度だけでなく心のことも言っているのだろう、、と私は思う。
私的には誘いそのものが貴女の迷惑にならないなら心配ごとは他になくて。ニコッ と明るく笑えば上記を伝えて
>2019 悠
・・・であれば、うん。ちょっと勇気を出して、頑張ってみますね
( 己と同じように若干しゅんとした生徒を眺めつつ、口に生菓子を放り込む。甘くて美味しい、ついでに高いデザートの味がする・・・さてはイイところのものを買ってきたな、デキるじゃないか!と内心満足気にグッドボーイの称号を与えながら、もう一口に向かう前にきゅっと猫のように目を弓なりに歪めて微笑んだ。オンボロ寮の監督生はまあ、噂に聞く程度だけれどトラブルメーカーであって・・・まあ、大抵は目の前の生徒というよりは相棒である親分のせいではあるのだけど、とはいえ彼女とのお出かけを鴉に報告したら泡を吹いて倒れそうだ。説得に骨が折れるとしても、その光景は何となく見てみたい、ので頑張るとして、手にしたカトラリーで目の前の皿を差し )
まあ、まずはコレを消費しなくてはね・・・なんだかとってもお高い味がしますよ
>2015 ユウ
土産……?これは、どこの国の魔法道具だ。
(じっとこちらを凝視する眼差しの熱は薄い瞼を隔てて尚、確かに伝わってくる。あのハロウィンの日に遭遇した人間達と同じ─好奇心に満ちていながらも彼らとは異なり、無知であってもこちらの尊厳を脅かす悪意は持たない眼差し。熱心なものだから思わずふふ、と喉奥で微笑を転がし、受け止めていると頬に物理的なぬくもりを感じ。反射的に瞼を開けば、頬の形状を僅かに変形せしめる「なにか」の存在を視認し。微弱ながら魔力の気配を纏う奇妙な長方形─素材の見当はつくもののこれが何であるかまでは掴め無い。手に取れば、内容物が小気味よい音を奏でて好奇心をさらに焚きつけた。まじまじと凝視し、その不可思議な物体の正体を探らんとするのであった。)
>2016 ノア
お前が僕を失望させない限り、茨の谷の次期当主として、招待を無碍にする事はしない。
(繊指が磁器の把手を支えるのに倣い、己もまた曲線をつまむ。ひとつのティーポットを共有する以上、内容物に疑念など持つはず─そもそもこの身には無用の斟酌であり、毒の有無は信用を量る秤にはなり得ない。他の生命とは根本から造りが異なる己の肉体に向け、鼻腔より吐き捨てられた一息が、カップの表面を軽く撫でて。揺れる琥珀からたつ湯気には、茶葉の芳香が溶け込み。この紅茶─聞けば相手が気に入っている品と言う。ならば最初の一杯は素の味わいを楽しむ事にして、喉を伝うぬくもりが体内に広がるのを感じていると張りきった声が鼓膜を揺らし。陶器から唇を離した顔はほんのりと不満気だ。)
感謝こそするが定期的に行う手続きを得難い経験と呼ぶのは……違う、だろう。
ノアさま宛
「一緒にお出かけできるの、楽しみです!」
『頑張ってみますね』と微笑んでくれた貴女に自分の気持ちが伝わったと思うと嬉しいくて。私もフニャ と笑い返してはいまの心境を、ストレートに言葉に詰めこんで
お皿を手前へ引っぱりケーキを口に運ぶと甘やかな味が口いっぱいに広がる、ケーキで言えば、この世界ではトレイ先輩が作ってくれる物が1番お気に入りだけれど、さすがは有名店のケーキ、貴女の言う通りお高い味がしてとっても美味しい!
『、美味しいですねぇ』と喜びと美味しさで表情がトロトロと緩みつつ話題は引き続きお出かけの話へ続き下記を述べ
「ノアさんお茶屋さんの他に行ってみたいお店とかってありますか?」
マレウス様宛
「これはですね『ホッカイロ』っていう保温具です!私のもといた世界では冬はみんなこれ持って憂鬱な通学とか通勤を乗りこえるの、、!」
肩を跳ねさせて驚く反応を少し期待していたけれど、こんな時でさえ貴方は落ち着いたまま。
けれどその後の様子はまさに私の狙い通りで、異世界の道具に興味津々な視線を向ける貴方に私は小さな満足感を感じて。えっへん!、 と胸を張りながら自慢げに上記を話し。
カイロを手にのせたまま不思議そうにじっと見続ける貴方。そこで使い方を教えるようにそっと貴方の手を包み込み、指先に力を込めてギュッと閉じさせ、『あったかいでしょ?』と貴方を見上げて
>2021 マレウス
──キミは難しいことを言う・・・ふふ、司書はキミと仲の良いヒトの子たちとは随分と違うから、失望まで秒読みかもしれない
( 招かれた側の存在は招いた側の礼儀に倣う、らしい。手袋を取って、こちらがカップに手を付けるまで動かなかった目の前の生徒を無礼にならない程度に観察しながら、ふと目を伏せて喉を通っていった紅茶の香りに小さく息を吐いた。サムのところで相対したときには随分と高い位置に顔があったものだから、時折影になって見えなかったのだけれど、こうして見るとこの生徒は随分素直な表情をする。不満げな表情をする様も、随分と子供染みた様子も、歳・・・は妖精に当てはめるものではないので、学年相応ということにして、カップをテーブルへ戻すと小さく笑いながら片手で頬杖をつき )
でも、きっとキミがキミの玉座に帰ってしまったら、本を借りることなんてなくなってしまうでしょう?・・・まあ、実を言うと、他に返せるお礼を考えてもみたのですがね。司書がキミにできることなんて、たかが知れていたものだから。これを一つ、キミの得難い経験ということにしておいてくださいな
>2022 悠
──本屋に行ってみたい、あと、肌触りの良い部屋着が欲しい
( 素直なのは美徳だと思う、たとえこの学園であったとしても。裏表のない言葉に多少面食らったものの、ほんの少し嬉しそうに目元をゆるめて己も再びカトラリーを手元のそれに突き刺した。基本的に甘いものはサムのところか・・・時折、生徒が差し入れてくれたものを食べたりだとか、その程度の娯楽でしかない。すべての贈り物を信用して食べられるほど純粋な心を持ち合わせてはいなかった結果ではあるけれど──と、続いた問いかけに、ふむ、と少し考えるように口を開き。所謂ガールズトークというやつは久々すぎる、もので、ついでに思い浮かんだものが若干実用性に寄りすぎている気がしないでもないけれど、それは年の功ということで )
普段の部屋着が、卒業していった生徒たちのおさがりなもので、大きくてね・・・一人でいる分には良いのだけど、夜の急な来客に困ってしまうものだから
>2024 イデア
( / 本体様、顔出しありがとうございます!本体様もくれぐれもご自愛くださいませ! )
>皆様
( / 皆様がどうかご無事で、可能な限り普段通りの生活を送れていますよう陰ながら祈っております。くれぐれもお気をつけて、ご自愛ください!今日が少しでも平穏なものでありますように! )
ノア様宛
「部屋着ですか、、!いいですね、私も冬物の私服増やしたい。本屋さんも皆んなにおすすめの場所きいてきますねっ!」
同じ制服に同じくらいの背格好で。周囲からは同級生のように見えても実際には私たちは生徒と先生という立場だ。そのため、どうしても遠慮されてしまうのではないか....と心のどこかで思っていた為彼女がためらうことなく行きたい場所を口にしてくれたことが意外でありながらも嬉しく思って
とくにお洋服の話は興味がわき、フォークから口を離すと貴女の言葉を繰り返して。自分のお気に入りのお店を紹介してせっかくなら、貴女が喜んでくれそうな場所も探そう、、、そんな計画が自然と浮かび気持ちはルンルンと弾んでいて。そのまま目をお皿へ戻しケーキのてっぺんに乗ったフルーツを口に運んで
>2026 悠
助かります、どうにも服には頓着がないのだけれどね・・・うん、キミが一緒ならきっと素敵なものが手に入るでしょうから
( 生徒の手元にあるケーキ、フルーツがどれもキラキラとしていてつくづく・・・所謂映えだとか、流行だとかに敏感な奴なだけのことはあると鼻から息を抜く。ケーキと同じくらいにキラキラとした目を向けられれば、驚いた猫のように目をまん丸くして、そのまますいっと目を手元のデザートに移してぺろりと平らげて。どうにも毒気がない、というか、己の気質的な歪みを知覚している以上、ここまで純粋無垢な反応をされてしまうとこの学園での反応に慣れ切った己的に一瞬思考が止まってしまう。むぐ、と少し言葉を選ぶようにしてから )
・・・楽しみです
ノアさま宛
「お店に入ったら楽しくなってくるかも。 可愛いお洋服いっぱい見つけましょう、!」
まるで早送りのようなスピードでデザートを次から次へと口へ運ぶ貴女は少しだけ、困っているように見えて、内緒で『カワイイ人だなぁ、、』 と心のなかで呟いて。そのままの様子で貴女が『楽しみです』と言えば私も自然と笑顔になり、噛んでいたフルーツを飲み込んで上記を言って
カワイイ貴女にピッタリの服を探したいなぁ、、、想像するだけでお出かけの日がますます待ち遠しくなり。考えは自然とお出かけする日を決める方向へと流れ下記を聞いて
「今週の土日のなんかどうでしょうか、」
>2028 悠
土日・・・少し待ってくださいね
( 一先ず手元からなくなったデザートを補充しようと、切り分けられたうちの一つを更に盛る。イチゴのムースケーキ、らしい。ふるふるとフォークでつつくだけで揺れるそれを軽く弄びながら、可愛いお洋服という単語にぼんやりと思考を巡らせ・・・普段機能性重視の己のクローゼットの中に、その単語が似合う服はほぼないわけだけれど・・・多分きっと、この生徒は可愛いだとか、綺麗だとか、そういうものを好むのだろう。この寮をここまで変貌させたわけなのだから、きっと。予定を思い出すように少し宙を眺めてから、外出許可を得るためのスケジュールも鑑みて・・・ふむ、とまばたきを )
土曜の午後、か、日曜日なら・・・大丈夫だと、思います
ノア様宛
「とりあえず、日曜日にしましょうか。もしむずかしかったらまた予定あわせしましょう」
ノアさんの視線が上へと泳ぎ、まるで脳内にあるカレンダーをめくるみたいに予定を探っているように見えた。そのあいだ私はただ黙ってケーキを頬張っていて。ふわふわと軽いスポンジに、甘さを含んだクリーム、一口ごとに美味しさを確かめるように味わいながら。
しばらくして目が戻り、貴女の考え込むような話しぶりと、『外に出るには心の準備が必要、』と口にしていたことを思いだしながら土曜よりも日曜のほうが良いかな、、 と考えをそのまま言葉にして。待ち合わせも外より学校の敷地のほうが安心かもしれない、、と気づかいを込め下記を提案して
「今日みたいに図書館まで迎えにいった方がいいですか、?」
( / お返事にお時間をいただいており申し訳ございません・・・!年末の・・・繁忙期に突入しております・・・
落ち着き次第、年内中には登校できるよう頑張ってまいります!
皆様、素敵なクリスマスをお過ごしくださいませ )
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